JP2008290821A - 糸条巻取機 - Google Patents

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Abstract

【課題】パッケージの巻太りに応じてコンタクトローラをスムーズに移動させることができ、パッケージに付与される接圧のばらつきを抑制することが可能な、糸条巻取機を提供すること。
【解決手段】糸条巻取機1は、本体フレーム10に支持されるとともに、ボビン20が装着されるボビンホルダ13と、本体フレーム10に上下方向に移動可能に支持された昇降枠11と、ボビンホルダ13と平行に配置され、ボビン20又はボビン20に形成されたパッケージ21の外周面に接触するコンタクトローラ15と、昇降枠11に上下方向に移動可能に設けられ、且つ、コンタクトローラ15を回転自在に支持する支持プレート22と、支持プレート22を昇降枠11に対して上下方向に案内する案内ユニット25とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、連続的に供給される糸を巻取る糸条巻取機に関する。
従来から、紡糸機等から連続的に供給される糸を、ボビンホルダに装着されたボビンに巻取る糸条巻取機が知られている。このような糸条巻取機は、ボビンホルダと平行な状態で、ボビンに巻取られた糸層に接触しながら回転することにより、ボビンに形成されたパッケージに所定の接圧を付与するコンタクトローラを一般的に備えている。
コンタクトローラは、ボビンに糸が巻取られてパッケージの径が増大しても、パッケージに一定の接圧を付与することができるように、パッケージの巻太りに応じて、パッケージに接触した状態で昇降できるように構成されている。例えば、特許文献1に記載されている糸条巻取機においては、機台フレームに対して昇降可能なスライドボックスに、コンタクトローラが揺動アームを介して取り付けられている。そして、エアシリンダによって揺動アームが揺動駆動されることにより、揺動アームの遊動端に設けられたコンタクトローラが、ボビンに形成されたパッケージに対して上下方向に移動するように構成されている。
特開2002−338141号公報
しかし、特許文献1に記載されているような従来の糸条巻取機の構成では、コンタクトローラが上下方向に移動する際にがたつきやすい。そのため、パッケージの巻太りに応じてコンタクトローラをスムーズに上下に移動させることが難しく、パッケージに付与される接圧がばらついてしまうという問題があった。
本発明の目的は、パッケージの巻太りに応じてコンタクトローラをスムーズに移動させることができ、パッケージに付与される接圧のばらつきを抑制することが可能な、糸条巻取機を提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
第1の発明の糸条巻取機は、本体フレームに支持されるとともに、ボビンが装着されるボビンホルダと、前記本体フレームに、前記ボビンホルダに対して接離する方向に移動可能に支持された支持枠体と、前記ボビンホルダと平行に配置され、前記ボビンの外周面、又は、前記ボビンに糸が巻取られることにより形成されるパッケージの外周面に接触して回転する、コンタクトローラと、前記支持枠体に、前記ボビンホルダに対して接離する方向に移動可能に設けられ、且つ、前記コンタクトローラを回転可能に支持するローラ支持体と、前記ローラ支持体を前記支持枠体に対して前記ボビンホルダに対して接離する方向に案内する案内ユニットとを備え、
前記案内ユニットは、前記ローラ支持体を案内する方向に延びる断面略V字状の第1V溝を有し、且つ、前記支持枠体に固定された第1案内部材と、前記ローラ支持体を案内する方向に延びる断面略V字状の第2V溝を有し、且つ、前記第2V溝が前記第1V溝に対向した状態で前記ローラ支持体に固定された第2案内部材と、前記第1案内部材の前記第1V溝と前記第2案内部材の前記第2V溝との間に回転可能に配置された、複数の円柱状のローラを有し、
前記複数のローラは、それぞれの外側面の、回転軸に関して対称な2つの位置において、前記第1V溝と前記第2V溝の両方に接触するように、且つ、隣接するローラ間で軸心方向が互いに直交するように配置されていることを特徴とするものである。
本発明の構成によれば、支持枠体に固定された第1案内部材とローラ支持体に固定された第2案内部材との間に、複数の円柱状のローラが、隣接するローラ間で軸心方向(回転軸方向)が互いに直交するように配置された、いわゆる、クロスローラ形式の案内ユニットである。そのため、支持枠体の移動方向と直交する方向に関するローラ支持体の支持枠体に対する変位(がたつき)が、2種類のローラにより規制されるため、コンタクトローラが、支持枠体、ひいては、ボビンホルダに対して傾きにくくなる。従って、コンタクトローラとボビンホルダの平行関係を厳密に維持した状態で、コンタクトローラをボビンホルダに対して接離する方向に移動させることが可能になる。また、本発明の案内ユニットを採用することにより、ローラ支持体(コンタクトローラ)の支持枠体に対する移動抵抗が小さくなり、コンタクトローラを支持枠体に対してスムーズに移動させることができる。
また、ローラ支持体は、ボビンホルダに対して接離する方向に移動可能に、支持枠体に支持されていることから、ローラ支持体の移動距離は支持枠体の長さによって制約を受ける。しかし、本発明においては、ローラ支持体が、剛性の高いクロスローラ形式の案内ユニットで支持されているため、コンタクトローラとボビンホルダの平行関係を厳密に維持しつつ、ローラ支持体の移動抵抗が小さい状態で、限られた距離内においてローラ支持体を移動させることが可能である。
第2の発明の糸条巻取機は、前記第1の発明において、前記コンタクトローラの軸方向において、前記ローラ支持体の両端部に、前記案内ユニットがそれぞれ設けられていることを特徴とするものである。
この構成によれば、コンタクトローラのボビンホルダに対する平行関係を一層厳密に維持しつつ、コンタクトローラを、ボビンホルダに対して接離する方向にスムーズに移動させることができる。
第3の発明の糸条巻取機は、前記第2の発明において、前記ローラ支持体の両端部の各々において、2組の前記案内ユニットが隣接して配置されていることを特徴とするものである。
このように、1組でも十分に高い剛性を有する案内ユニットが、ローラ支持体の両端部の各々において2組隣接して配置されることで、剛性が一層高まり案内ユニットの弾性変形がさらに抑制される。従って、移動方向と直交する水平方向に関するコンタクトローラの変位がより確実に防止される。
本発明の実施の形態について説明する。図1は、本実施形態の糸条巻取機の側面図、図2は、糸条巻取機の正面図である。図1に示すように、糸条巻取機1には、図示しない紡糸機から複数本(本実施形態では6本)の糸Yが連続的に供給される。そして、糸条巻取機1は、紡糸機から供給された複数本の糸Yを、複数のボビン20にそれぞれ巻取って複数のパッケージ21を形成するように構成されている。
図1、図2に示すように、糸条巻取機1は、本体フレーム10と、この本体フレーム10に上下方向に移動可能(昇降可能)に設けられた昇降枠11と、本体フレーム10に回転可能に設けられた円板状のターレット12と、ターレット12を介して本体フレーム10に支持されるとともに、複数のボビン20が装着される2本のボビンホルダ13と、ボビン20に巻取られる糸Yを綾振るトラバース装置14と、巻取位置P1(図2参照)にあるボビンホルダ13に装着されたボビン20に接触するコンタクトローラ15等を備えている。
円板状のターレット12は、本体フレーム10の鉛直面に平行な姿勢で、本体フレーム10に回転可能に設けられている。ターレット12の回転中心に対して互いに対称な2つの位置には、ターレット12と直交する水平方向に延びる2本のボビンホルダ13がそれぞれ回転可能に突設されている。また、これら2本のボビンホルダ13は、ターレット12と一体的に回転するようになっている。図1に示すように、2本のボビンホルダ13には、それぞれ複数(本実施形態では6つ)のボビン20が、ボビンホルダ13の軸方向に並べて装着される。
ターレット12は、図示しないモータにより回転駆動される。ターレット12が回転することにより、2本のボビンホルダ13が、コンタクトローラ15に接触してボビン20に糸Yを巻取る巻取位置P1と、巻取位置P1とターレット12の回転中心に関して点対称な位置である待機位置P2とにわたって移動可能である。巻取位置P1にあるボビンホルダ13に装着されたボビン20に満巻状態のパッケージ21が形成されると、この巻取位置P1に位置するボビンホルダ13と待機位置P2に位置するボビンホルダ13とが切り換えられる。
ターレット12に支持された2本のボビンホルダ13は、図示しないモータによりそれぞれ回転駆動される。そして、巻取位置P1にあるボビンホルダ13が回転することによって、このボビンホルダ13に装着された複数のボビン20に複数の糸Yがそれぞれ巻取られる。
昇降枠11(支持枠体)は、ボビンホルダ13の軸方向に延びる長尺なフレームである。この昇降枠11は、ボビンホルダ13と平行な姿勢で、その長手方向基端部において上下方向(ボビンホルダ13に対して接離する方向)に移動可能(昇降可能)に本体フレーム10に支持されている。より詳細には、図2に示すように、昇降枠11の長手方向基端部は、本体フレーム10に固定された2本のガイド軸26によって上下方向に移動可能に支持されている。さらに、昇降枠11は、昇降駆動モータ27を含む昇降機構28により上下方向に駆動される。このような構成の糸条巻取機1は、パッケージ21に比較的低い接圧を付与しながら糸Yを巻取る場合に特に適している。
図2に示すように、昇降枠11は、トラバース装置14を備えている。このトラバース装置14は、巻取位置P1にあるボビンホルダ13に装着された複数のボビン20にそれぞれ対応する、複数のトラバースガイド14aを備えている。複数のトラバースガイド14aに複数の糸Yがそれぞれ掛けられた状態で、トラバース装置14が、ボビンホルダ13の軸方向(図2の紙面垂直方向)に関して、複数のトラバースガイド14aを所定のトラバース範囲で往復移動させることで、複数の糸Yをそれぞれ綾振りながら対応するボビン20に巻取られる。
昇降枠11には、コンタクトローラ15を支持する支持プレート22(ローラ支持体)が連結されている。より具体的には、この支持プレート22は、昇降枠11の長手方向に長尺であり、その長手方向両端部に設けられた案内ユニット25を介して、昇降枠11に対して上下方向に移動可能に連結されている。また、支持プレート22の長手方向両端部には2つの枢支部22aがそれぞれ設けられている。
図1に示すように、コンタクトローラ15は、ボビンホルダ13とほぼ同じ長さを有する筒状体であり、ボビンホルダ13と平行な状態で、前述した支持プレート22の2つの枢支部22aにより回転可能に支持されている。また、コンタクトローラ15は、巻取位置P1にあるボビンホルダ13に装着された全てのボビン20、又は、ボビン20に形成されたパッケージ21の外周面に接触可能である。コンタクトローラ15は、ボビン20への糸巻取時には、パッケージ21に所定の接圧を付与しながら回転して、パッケージ21の形状を整える。また、支持プレート22とコンタクトローラ15は、案内ユニット25により案内されながら、巻取位置P1にあるボビン20に近接する方向(下方向)及びこのボビン20から離れる方向(上方向)へ、昇降枠11に対する相対位置を変えることができる。
ここで、パッケージ21の軸方向に関する巻き径のばらつきを小さくして、より一層品質の高いパッケージ21を形成するには、コンタクトローラ15が、パッケージ21に対し、その軸方向に関して常に均一な接圧を付与することが要求される。そのためには、支持プレート22(コンタクトローラ15)を上下方向に案内する案内ユニット25には、(1)コンタクトローラ15とボビンホルダ13(ボビン20)との平行関係を厳密に維持するために、コンタクトローラ15の上下方向移動時に、移動方向と直交する水平方向の変位を確実に規制できること、及び、(2)パッケージ21の巻太りに応じてコンタクトローラ15が一層スムーズに上昇できるように、支持プレート22が移動する際の移動抵抗が小さいこと、の両方が求められる。
上述した(1),(2)の両方を実現できる、本実施形態の案内ユニット25について詳細に説明する。尚、本実施形態においては、図1に示すように、支持プレート22の長手方向両端部にそれぞれ案内ユニット25が設けられている。さらに、支持プレート22の両端部の各々に、2組の案内ユニット25が隣接して配置されている。つまり、支持プレート22は、両端側それぞれ2組ずつ、計4組の案内ユニット25を介して昇降枠11に連結されている。
図3は、支持プレート22の一方の端部に互いに隣接して設けられた2組の案内ユニット25の拡大図である。また、図4は、1組の案内ユニット25の斜視図である。さらに、図5(a),(b)は、案内ユニット25の水平断面図である。
図3〜図5に示すように、案内ユニット25は、上下方向(支持プレート22及びコンタクトローラ15を案内する方向)に延びるとともに昇降枠11に固定された第1案内部材30と、同じく上下方向に延びるとともに支持プレート22に固定された第2案内部材31と、第1案内部材30と第2案内部材31との間においてそれらの長手方向(上下方向)に回転可能に並べて配置された複数のローラ32とを有する。即ち、本実施形態の案内ユニット25は、いわゆるクロスローラ形式の案内ユニットである。
図3に示すように、昇降枠11には、上下方向に延びる凸部40aとこの凸部40a両側の2つの取付部40bとを有する固定具40が、凸部40aにおいてボルトで固定されている。そして、この固定具40の2つの取付部40bに、2組の案内ユニット25の第1案内部材30がそれぞれボルトで固定されている。図4、図5に示すように、第1案内部材30の、一方の側面(図3における凸部40aと反対側の面)には、第1案内部材30の全長にわたって上下方向に延びる、断面V字状の第1V溝30aが形成されている。
図3に示すように、支持プレート22の背面(コンタクトローラ15と反対側の面)には、2組の案内ユニット25の第2案内部材31がそれぞれボルトで固定されている。これら2本の第2案内部材31は、昇降枠11に固定された2本の第1案内部材30を外側から挟むように配置されている。図4に示すように、第2案内部材31の一方の側面(第1案内部材30と対向する面)には、第2案内部材31の全長にわたって上下方向に延びる、断面V字状の第2V溝31aが形成されている。つまり、図3の左右2組の案内ユニット25のそれぞれにおいて、第1案内部材30の第1V溝30aと第2案内部材31の第2V溝31aとが対向している。
図4、図5に示すように、相対向する第1V溝30aと第2V溝31aにより形成される空間には、複数の円柱状のローラ32が回転可能に収容されている。但し、これら複数のローラ32は、隣接するローラ間で軸心方向(回転軸方向)が互いに直交するように配置されている。即ち、両案内部材30,31の対向方向(図5における上下方向)に対して回転軸C1が右に45°傾いたローラ32(図5(a))と、前記対向方向に対して回転軸C2が左に45°傾いたローラ32(図5(b))が、第1、第2案内部材31の長手方向に沿って交互に配置されている(図4参照)。
また、第1案内部材30と第2案内部材31との間には、ローラ保持具33が介装されている。このローラ保持具33は、複数の貫通穴33aと、これら複数の貫通穴33aにそれぞれ対応した複数の保持爪33bとを有する。複数のローラ32は、ローラ保持具33の複数の貫通穴33aに挿通された状態で、複数の保持爪33bによりそれぞれ抜け止めされている。
第1案内部材30と第2案内部材31は、両者の間に所定の挟持荷重(プレロード)が作用した状態で、昇降枠11及び支持プレート22にそれぞれ組み付けられている。そのため、図5に示すように、両案内部材30,31間に配置された複数のローラ32は、それらの外側面の、回転軸C1,C2に関して対称な2つの位置(A,B)において、第1V溝30aと第2V溝31aの両方にそれぞれ接触した状態となる。従って、第1案内部材30と第2案内部材31との間に相対移動が生じたときに、両案内部材30,31とローラ32との間に摺動が生じにくく、各ローラ32が回転軸C1又はC2を中心に滑らかに回転する。そのため、支持プレート22(コンタクトローラ15)と昇降枠11との間の移動抵抗が、ローラ32のころがり抵抗のみとなり、移動抵抗が非常に小さくなる。
また、ローラ32は第1V溝30aと第2V溝31aの両方と接触していることから、その軸心方向と直交する方向に関してのずれが規制される。その上で、隣接するローラ32間で軸心方向が直交している。そのため、図5(a)の回転軸C1の方向に関する両案内部材30,31間のずれが図5(b)のローラ32により規制されるとともに、図5(b)の回転軸C2の方向に関する両案内部材30,31間のずれが図5(a)のローラ32により規制される。その結果、移動方向と直交する水平方向(図5の紙面に平行な方向)に関する、支持プレート22の昇降枠11に対する変位(がたつき)が規制される。これにより、支持プレート22に支持されるコンタクトローラ15が、昇降枠11、ひいては、本体フレーム10に支持されたボビンホルダ13に対して傾いてしまうのが確実に防止される。
さらに、第1案内部材30と第2案内部材31との間に、多数の円柱状のローラ32が2つのV溝30a,31aの両方と接触した状態で配置されていることにより、1組の案内ユニット25の剛性は非常に高いものとなっている。また、図3に示すように、第1案内部材30と第2案内部材31は、ともに、それらの長手方向両端部だけでなく、長手方向途中部においても、ボルトで固定されている。そのため、巻取中に案内ユニット25に外力や衝撃が作用しても、第1案内部材30や第2案内部材31が水平方向に弾性変形しにくく、たわみにくい。この点からも、支持プレート22に支持されるコンタクトローラ15の変位が確実に抑制される。
これらに加えて、本実施形態においては、図1に示すように、支持プレート22の両端部に、案内ユニット25がそれぞれ設けられている。従って、コンタクトローラ15のボビンホルダ13に対する平行関係を一層厳密に維持しつつ、コンタクトローラ15を上下方向にスムーズに移動させることができる。
さらに、1組でも十分に高い剛性を有する案内ユニット25が、図3に示すように、支持プレート22の両端部の各々に対して、隣接して2組配置されている。そのため、剛性が一層高まって案内ユニット25の弾性変形がさらに抑制され、その弾性変形に起因する、水平方向に関するコンタクトローラ15の変位が確実に防止される。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明を適用可能な形態はこれに限られるものではなく、前記実施形態に対して、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変更を加えることも可能である。
例えば、コンタクトローラ15を昇降枠11に対して上下方向に案内する案内ユニット25の数は、コンタクトローラ15の長さや重量、あるいは、昇降長さなどの設計条件に応じて適宜変更可能である。
本発明の実施形態に係る糸条巻取機の側面図である。 糸条巻取機の正面図である。 支持プレートの一方の端部に互いに隣接して設けられた2組の案内ユニットの拡大図である。 1組の案内ユニットの斜視図である。 案内ユニット25の水平断面図であり、(a)は、軸心方向が案内部材の対向方向に対して一方に傾いたローラを含む断面図、(b)は、軸心方向が案内部材の対向方向に対して(a)とは逆方向に傾いたローラを含む断面図である。
符号の説明
1 糸条巻取機
10 本体フレーム
11 昇降枠
13 ボビンホルダ
14 トラバース装置
15 コンタクトローラ
20 ボビン
21 パッケージ
22 支持プレート(ローラ支持体)
25 案内ユニット
30 第1案内部材
30a 第1V溝
31 第2案内部材
31a 第2V溝
32 ローラ

Claims (3)

  1. 本体フレームに支持されるとともに、ボビンが装着されるボビンホルダと、
    前記本体フレームに、前記ボビンホルダに対して接離する方向に移動可能に支持された支持枠体と、
    前記ボビンホルダと平行に配置され、前記ボビンの外周面、又は、前記ボビンに糸が巻取られることにより形成されるパッケージの外周面に接触して回転する、コンタクトローラと、
    前記支持枠体に、前記ボビンホルダに対して接離する方向に移動可能に設けられ、且つ、前記コンタクトローラを回転可能に支持するローラ支持体と、
    前記ローラ支持体を前記支持枠体に対して前記ボビンホルダに対して接離する方向に案内する案内ユニットとを備え、
    前記案内ユニットは、
    前記ローラ支持体を案内する方向に延びる断面略V字状の第1V溝を有し、且つ、前記支持枠体に固定された第1案内部材と、
    前記ローラ支持体を案内する方向に延びる断面略V字状の第2V溝を有し、且つ、前記第2V溝が前記第1V溝に対向した状態で前記ローラ支持体に固定された第2案内部材と、
    前記第1案内部材の前記第1V溝と前記第2案内部材の前記第2V溝との間に回転可能に配置された、複数の円柱状のローラを有し、
    前記複数のローラは、それぞれの外側面の、回転軸に関して対称な2つの位置において、前記第1V溝と前記第2V溝の両方に接触するように、且つ、隣接するローラ間で軸心方向が互いに直交するように配置されていることを特徴とする糸条巻取機。
  2. 前記コンタクトローラの軸方向において、前記ローラ支持体の両端部に、前記案内ユニットがそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1に記載の糸条巻取機。
  3. 前記ローラ支持体の前記両端部の各々において、2組の前記案内ユニットが隣接して配置されていることを特徴とする請求項2に記載の糸条巻取機。
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