JP2008290015A - 気体溶解器および気泡発生装置 - Google Patents

気体溶解器および気泡発生装置 Download PDF

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Abstract

【課題】液体中に十分な量の気体を溶解させることができる気体溶解器およびそれを備えた気泡発生装置を提供する。
【解決手段】気泡発生装置は、気泡発生器および気体溶解タンク200を有する。気泡発生器には、気体溶解タンク200において気体が溶解された液体が供給される。気体溶解タンク200は、上部空間205および下部空間206を有する。上部空間205の上方には噴出ノズル251が設けられ、下部空間206の上方には噴出ノズル252が設けられる。噴出ノズル251から上部空間205内にむけて水701が噴出される。それにより、上部空間205内において水701の加圧および攪拌が行われる。上部空間205内の水701は、噴出ノズル252から下部空間206内に向けて噴出される。それにより、下部空間206内において水701の加圧および攪拌が行われる。
【選択図】図3

Description

本発明は気体を液体中に溶解させる気体溶解器およびそれを備える気泡発生装置に関する。
従来より、液体中に微細な気泡を発生させる気泡発生装置が開発されている(例えば、特許文献1参照)。
図20は、浴槽と一体的に設けられる従来の気泡発生装置の一例を示す図である。
図20に示す気泡発生装置3000は、ポンプ3001、気体溶解器3002および液体噴出ノズル3003を含む。ポンプ3001には、液体吸入管3004および液体供給管3005が設けられている。液体吸入管3004の一端は、浴槽4000内の液体4001に浸漬されている。気体溶解器3002内には、仕切り壁3006が設けられている。この仕切り壁3006により、気体溶解器3002内が1次槽3007および2次槽3008に分けられている。なお、仕切り壁3006の上端および下端は、気体溶解器3002の上面および下面からそれぞれ所定の距離を隔てた位置に設けられている。
気体溶解器3002内において、1次槽3007の上方には、液体噴出ノズル3009が設けられている。液体噴出ノズル3009は、液体供給管3005に接続されている。2次槽3008の下部には、液体供給管3010の一端が接続されている。液体供給管3010の他端には、液体噴出ノズル3003が接続されている。液体噴出ノズル3003は、浴槽4000の側面の下部に取り付けられている。
この気泡発生装置3000においては、ポンプ3001が起動されることにより、液体吸入管3004の一端から浴槽4000内の液体4001が吸引される。ポンプ3001により吸引された液体4001は、液体供給管3005を介して液体噴出ノズル3009に供給される。
液体噴出ノズル3009に供給された液体4001は、液体噴出ノズル3009の先端から1次槽3007内に向けて噴出される。それにより、1次槽3007において液体4001中に複数の気泡が発生される。液体噴出ノズル3009から液体4001が継続的に噴出されることにより、1次層3007内において複数の気泡(空気)が液体4001に溶解される。
1次槽3007内において空気が溶解された液体4001は、仕切り壁3006の下方の空間を通過して2次槽3008内に流入する。2次槽3008内に流入した液体4001は、液体供給管3010および液体噴出ノズル3003を介して浴槽4000内に供給される。このとき、1次槽3007において液体4001に溶解された空気が複数の微細気泡となって出現する。これにより、浴槽4000内の液体4001中に複数の微細気泡を発生させることができる。
特開2005−205326号公報
ところで、浴槽4000内において発生する気泡の数を増加させるためには、液体噴出ノズル3003から噴出される液体4001に溶解される空気量を増加させなければならない。しかしながら、上記の気体溶解器3002の構成では、十分な量の空気を液体4001に溶解させることができない。そのため、上記の気泡発生装置3000においては、浴槽4000内の液体4001中に十分な量の微細気泡を発生させることができない。
本発明の目的は、液体中に十分な量の気体を溶解させることができる気体溶解器およびそれを備えた気泡発生装置を提供することである。
(1)第1の発明に係る気体溶解器は、気体を液体に溶解させる気体溶解器であって、第1および第2の加圧室と、液体を第1の加圧室内に向かって噴出する第1の噴出部と、第1の加圧室内の液体を第2の加圧室内に向かって噴出する第2の噴出部とを備えるものである。
この気体溶解器においては、第1の噴出部から第1の加圧室内に向かって液体が噴出される。それにより、第1の加圧室内において液体の加圧および攪拌が行われる。その結果、第1の加圧室内において気体を液体に溶解させることができる。
また、第1の加圧室内において気体が溶解された液体は、第2の噴出部により第2の加圧室内に向かって噴出される。それにより、第2の加圧室内において液体の加圧および攪拌が行われる。その結果、第2の加圧室内においてさらに気体を液体に溶解させることができる。
以上の結果、液体中に十分な量の気体を溶解させることができる。
(2)第1の加圧室は互いに対向する第1および第2の面を有し、第1の噴出部は第1の加圧室の第1の面に設けられ、第2の噴出部は第1の加圧室の第2の面に設けられ、第2の面において第2の噴出部は、第1の噴出部による液体の噴出方向の中心軸から離間されてもよい。
この場合、第1の噴出部から噴出された液体が直接的に第2の噴出部に到達することを防止することができる。したがって、第1の噴出部から液体が噴出された際に第1の加圧室において液体中に発生した気泡が液体の流れに乗って移動する場合にも、その気泡が短時間で第2の噴出部に到達することを防止することができる。それにより、第1の加圧室内において液体中に気泡を十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が第2の噴出部から第2の加圧室へと流出することを防止することができる。その結果、第1の加圧室内において十分な量の気体を液体に溶解させることができ、気泡発生器における微細気泡の発生量を向上させることができる。
(3)気体溶解器は、第1の加圧室内の第1の噴出部と第2の噴出部との間に設けられ、第1の噴出部から噴出された液体の流れ方向を変更させる第1の変更板をさらに備えてもよい。
この場合、第1の加圧室内において気泡が液体の流れに乗って第1の噴出部から第2の噴出部に向かって流れる場合にも、その気泡の移動方向を第1の変更板において変更させることができる。それにより、第1の加圧室内において液体中に気泡をさらに十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が第2の噴出部から第2の加圧室へと流出することを確実に防止することができる。その結果、第1の加圧室内において気体を確実に液体に溶解させることができる。
(4)第1の変更板は、第1の噴出部による液体の噴出方向の中心軸に対して略平行に設けられてもよい。
この場合、第1の噴出部から噴出された液体が、第1の加圧室内において第1の噴出部による液体の噴出方向と異なる方向に流れる場合にも、第1の変更板によりその液体の流れ方向を確実に変更させることができる。それにより、第1の噴出部から噴出された液体が直接的に第2の噴出部に到達することを確実に防止することができる。
(5)第1の変更板は、第1の噴出部による液体の噴出方向の中心軸に対して略垂直に設けられてもよい。
この場合、第1の変更板により、第1の噴出部から噴出された液体が第1の加圧室内において直進することを防止することができる。それにより、第2の噴出部が第1の噴出部の軸線上に設けられている場合にも、第1の噴出部から噴出された液体が直接的に第2の噴出部に到達することを確実に防止することができる。
(6)第1の変更板は、第1の噴出部による液体の噴出方向の中心軸に対して傾斜するように設けられてもよい。
この場合、第1の噴出部から噴出された液体が、第1の加圧室内において第1の噴出部による液体の噴出方向と異なる方向に流れる場合にも、第1の変更板によりその液体の流れ方向を確実に変更させることができる。それにより、第1の噴出部から噴出された液体が直接的に第2の噴出部に到達することを確実に防止することができる。
(7)気体溶解器は、第2の加圧室内から液体を流出させる液体流出部をさらに備えてもよい。この場合、液体流出部に気泡発生器等の外部装置を容易に連結させることができる。
(8)第2の加圧室は、液体流出部に連通し液体流出部に液体を供給する液体供給空間を有し、液体流出部による液体の流出方向に垂直な方向における液体供給空間の断面積は、液体流出部側に向かって減少してもよい。
この場合、第2の加圧室内において液体流出部へ流れる液体の流速は、液体供給空間内において緩やかに上昇する。それにより、液体流出部の近傍において液体の流速が急激に上昇することを防止することができる。その結果、液体中の気泡が液体の流れに乗って液体流出部から流出することを確実に防止することができる。また、液体流出部に気泡発生器を連結させる場合には、その気泡発生器において確実に微細気泡を発生させることができる。
(9)気体溶解器は、第2の加圧室内の第2の噴出部と液体流出部との間に設けられ、第2の噴出部から噴出された液体の流れ方向を変更させる第2の変更板とをさらに備えてもよい。
この場合、第2の加圧室内において気泡が液体の流れに乗って第2の噴出部から液体流出部に向かって流れる場合にも、その気泡の移動方向を第2の変更板により変更させることができる。それにより、第2の加圧室内において液体中に気泡をさらに十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が液体流出部から流出することを確実に防止することができる。その結果、第2の加圧室内において気体を確実に液体に溶解させることができる。また、液体流出部に気泡発生器を連結させる場合には、その気泡発生器における微細気泡の発生量を確実に向上させることができる。
(10)第2の変更板は、第2の噴出部による液体の噴出方向の中心軸に対して略平行に設けられてもよい。
この場合、第2の噴出部から噴出された液体が、第2の加圧室内において第2の噴出部による液体の噴出方向と異なる方向に流れる場合にも、第2の変更板によりその液体の流れ方向を確実に変更させることができる。それにより、第2の噴出部から噴出された液体が直接的に液体流出部に到達することを確実に防止することができる。
(11)第2の変更板は、第2の噴出部による液体の噴出方向の中心軸に対して略垂直に設けられてもよい。
この場合、第2の変更板により、第2の噴出部から噴出された液体が第2の加圧室内において直進することを防止することができる。それにより、液体流出部が第2の噴出部の軸線上に設けられている場合にも、第2の噴出部から噴出された液体が直接的に第2の噴出部に到達することを確実に防止することができる。
(12)第2の変更板は、第2の噴出部による液体の噴出方向の中心軸に対して傾斜するように設けられてもよい。
この場合、第2の噴出部から噴出された液体が、第2の加圧室内において第2の噴出部による液体の噴出方向と異なる方向に流れる場合にも、第2の変更板によりその液体の流れ方向を確実に変更させることができる。それにより、第2の噴出部から噴出された液体が直接的に液体流出部に到達することを確実に防止することができる。
(13)第2の発明に係る気泡発生装置は、第1の発明に係る気体溶解器と、気体溶解器に連結され気体溶解器から供給される液体に微細気泡を発生させる気泡発生器とを備えたものである。
この気泡発生装置においては、上記の気体溶解器により気体が溶解された液体が気泡発生器に供給される。そして、気泡発生器により液体中に微細気泡が発生される。ここで、上記の気体溶解器においては、十分な量の気体を液体に溶解させることができる。それにより、気泡発生装置において十分な量の微細気泡を発生させることが可能となる。
(14)気泡発生器は、液体が流入する流入口および液体が流出する流出口を有する筒状の本体部と、本体部内で上流側空間と下流側空間とを仕切るように設けられ、上流側空間から下流側空間に液体を導く第1の流通孔を有する第1の気泡発生板と、本体部の下流側空間において本体部の軸方向に移動可能に設けられる移動部材と、移動部材を軸方向における上流側に向かって付勢する付勢部材とを備え、第1の流通孔の断面積は流入口の面積より小さく、移動部材は、第1の流通孔に対向する一面を有してもよい。
この気泡発生器においては、流入口から本体部内の上流側空間に流入した液体は、第1の気泡発生板の第1の流通孔を通って下流側空間に流入する。ここで、第1の流通孔の断面積は流入口の面積より小さい。そのため、液体が上流側空間から第1の流通孔に流入する際に液体の流速が上昇し、液体の圧力が低下する。それにより、液体中に溶解されている気体が気泡となって出現する。
また、液体が第1の流通孔から下流側空間へ流出する際に液体の流速が低下し、液体の圧力が上昇する。それにより、液体中の気泡が圧壊される。その結果、液体中の気泡が微細化される。
また、移動部材は、第1の流通孔に対向する一面を有するとともに、付勢部材により上流側に向かって付勢されている。この場合、第1の気泡発生板と移動部材との間の距離は、第1の流通孔から流出する液体の流速および圧力によって変化する。
ここで、第1の気泡発生板と移動部材との間において液体中に発生される微細気泡の量および大きさは、液体の流速および圧力と第1の気泡発生板および移動部材の間の距離との関係により変化する。
したがって、第1の流通孔から流出する液体の流速および圧力に応じて第1の気泡発生板と移動部材との間の距離が適切な大きさに調整されるように、適切な付勢力を有する付勢部材を設けることにより、適切な量および適切な大きさの微細気泡を発生させることができる。それにより、液体の流速および圧力が変動する場合にも、微細気泡を安定して発生させることができる。
また、この気泡発生器においては、微細気泡を発生させるために網部材が用いられていない。それにより、本体部内に液体中の浮遊物等が堆積されることを防止することができる。その結果、気泡発生器における微細気泡の発生量が低下することを防止することができるとともに、微細気泡の大きさが不均一になることを防止することができる。
以上の結果、液体中に微細気泡を安定して発生させることができる。
(15)付勢部材は、コイルスプリングであってもよい。この場合、気泡発生器の製造が容易になるとともに、気泡発生器の製造コストを低減できる。
(16)気泡発生装置は、本体部内において移動部材の下流側に設けられ、移動部材側から流出口側へ液体を導く第2の流通孔を有する第2の気泡発生板をさらに備え、第2の流通孔の断面積は流入口の面積より小さくてもよい。
この場合、液体が本体部内の移動部材側から第2の流通孔に流入する際に液体の流速が上昇し、液体の圧力が低下する。それにより、液体中に溶解されている気体が気泡となって出現する。
また、液体が第2の流通孔から流出口側へ流出する際に液体の流速が低下し、液体の圧力が上昇する。それにより、液体中の気泡が圧壊される。その結果、液体中の気泡が微細化される。
これらの結果、液体中に微細気泡を確実に発生させることができる。
(17)気泡発生器は、液体が流入する流入口および液体が流出する流出口を有する筒状の本体部と、本体部内で上流側空間と下流側空間とを仕切るように設けられ、上流側空間から下流側空間に液体を導く第1の流通孔を有する第1の気泡発生板と、本体部の下流側空間に設けられる螺旋状部材とを備え、第1の流通孔の断面積は流入口の面積より小さくてもよい。
この気泡発生器においては、流入口から本体部内の上流側空間に流入した液体は、第1の気泡発生板の第1の流通孔を通って下流側空間に流入する。ここで、第1の流通孔の断面積は流入口の面積より小さい。そのため、液体が上流側空間から第1の流通孔に流入する際に液体の流速が上昇し、液体の圧力が低下する。それにより、液体中に溶解されている気体が気泡となって出現する。
また、液体が第1の流通孔から下流側空間へ流出する際に液体の流速が低下し、液体の圧力が上昇する。それにより、液体中の気泡が圧壊される。その結果、液体中の気泡が微細化される。
また、下流側空間に螺旋状部材が設けられている。この場合、第1の貫通孔から下流側空間に流出する液体の一部は、螺旋状部材に沿って螺旋状に流れる。それにより、下流側空間において液体の一部が旋回流となって流れる。その結果、下流側空間において液体にキャビテーションが発生し、微細気泡が発生する。
また、この気泡発生器においては、微細気泡を発生させるために網部材が用いられていない。それにより、本体部内に液体中の浮遊物等が堆積されることを防止することができる。その結果、気泡発生器における微細気泡の発生量が低下することを防止することができるとともに、微細気泡の大きさが不均一になることを防止することができる。
以上の結果、液体中に微細気泡を安定して発生させることができる。
(18)螺旋状部材は、コイルスプリングであってもよい。この場合、気泡発生器の製造が容易になるとともに、気泡発生器の製造コストを低減できる。
(19)気泡発生装置は、本体部内において螺旋状部材の下流側に設けられ、螺旋状部材側から流出口側へ液体を導く第2の流通孔を有する第2の気泡発生板をさらに備え、第2の流通孔の断面積は流入口の面積より小さくてもよい。
この場合、液体が本体部内の螺旋状部材側から第2の流通孔に流入する際に液体の流速が上昇し、液体の圧力が低下する。それにより、液体中に溶解されている気体が気泡となって出現する。
また、液体が第2の流通孔から流出口側へ流出する際に液体の流速が低下し、液体の圧力が上昇する。それにより、液体中の気泡が圧壊される。その結果、液体中の気泡が微細化される。
これらの結果、液体中に微細気泡を確実に発生させることができる。
(20)第1の流通孔は、上流側から下流側にかけて不連続に拡大する断面を有してもよい。この場合、第1の流通孔内の面積拡大部において液体の流速が低下し、液体の圧力が上昇する。それにより、液体中の気泡が圧壊される。その結果、液体中の気泡を十分に微細化することができる。
(21)第1の流通孔は、円形状の断面を有してもよい。この場合、第1の流通孔における液体の圧力変化を大きくすることができる。それにより、より確実に液体中に微細気泡を発生させることができる。
(22)第1の流通孔は、スリット状の断面を有してもよい。この場合、第1の流通孔に液体中の浮遊物等が堆積されることを防止することができる。それにより、より安定して液体中に微細気泡を発生させることができる。また、第1の流通孔の形成が容易になるので、気泡発生器の製造コストを低減することができる。
(23)第1の気泡発生板は、複数の第1の流通孔を有してもよい。この場合、第1の気泡発生板により十分な量の微細気泡を発生させることが可能となる。
(24)気泡発生装置は、本体部の下流端に設けられる筒状部材をさらに備えてもよい。この場合、本体部内において発生された微細気泡の状態を筒状部材内において安定させることができる。それにより、気泡発生器において生成された微細気泡が短時間で消失することを防止することができる。
本発明によれば、気体溶解器の第1および第2の加圧室において、液体の加圧および攪拌が行われる。それにより、第1および第2の加圧室において、気体を液体に確実に溶解させることができる。また、気体溶解器において十分に気体が溶解された液体が気泡発生器に供給されるので、気泡発生器において液体中に微細気泡を確実に発生させることができる。
以上の結果、液体中に微細気泡を安定して発生させることができる。
以下、本発明の実施の形態に係る気体溶解器および気泡発生装置について図面を用いて説明する。なお、以下の説明においては、気体溶解器の一例として気体溶解タンクについて説明する。
<第1の実施の形態>
(1)気泡発生装置の構成
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る気体溶解タンクおよびそれを備えた気泡発生装置の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施の形態に係る気泡発生装置1000は、気泡発生器100および気体溶解タンク200を含む。気体溶解タンク200には空気弁250が設けられている。
気泡発生器100と気体溶解タンク200とは液体流通管300により連結されている。気泡発生器100は、浴槽700内の下部において水701に浸漬されている。気体溶解タンク200には、液体供給管400の一端が接続されている。液体供給管400の他端は、水道の蛇口500に接続されている。
本実施の形態に係る気泡発生装置1000においては、水道の蛇口500から液体供給管400、気体溶解タンク200、液体流通管300および気泡発生器100を介して浴槽700内に水701が供給される。
気体溶解タンク200においては、水701に空気が溶解される。気泡発生器100は、気体溶解タンク200において水701に溶解された空気を微細気泡にする。それにより、浴槽700内の水701に微細気泡が供給される。
以下、気体溶解タンク200および気泡発生器100について図面を用いて説明する。
(2)気体溶解タンク
まず、気体溶解タンク200について説明する。
図2は、気体溶解タンク200を示す外観斜視図であり、図3は、気体溶解タンク200を示す概略断面図である。
図2および図3に示すように、気体溶解タンク200は、円筒状の筐体201を有する。筐体201の上端には、円板状の上蓋202が設けられ、筐体201の下端には、円板状の下蓋203が設けられている。また、筐体201内の略中央部には、円板状の仕切り板204が設けられている。筐体201内は、この仕切り板204により上部空間205と下部空間206とに分割されている。
上蓋202の上面には、上方に向かって延びるように円筒状の継管部221,231が形成されている。継管部221には、図1の液体流通管400が接続されている。また、継管部221内には、下端が上部空間205内に突出するように噴出ノズル251が設けられている。
継管部231には、図1の空気弁250が取り付けられている。図3に示すように、空気弁250は、円筒状の本体部521およびその本体部521の上端に取り付けられる蓋部522を有する。蓋部522の内部には円柱状の貫通孔530が形成されている。本体部521の内部空間と本体部521の外部とは、貫通孔530により連通されている。また、本体部521の内部空間と気体溶解タンク200の上部空間205とは、継管部231の内部空間により連通されている。
本体部521内には、本体部521の内周面に沿うように略L字状の4本の誘導部材523(図3では3本のみ図示)が設けられている。また、本体部521内には、円板状の移動部材524が誘導部材523に対して上下に摺動可能に設けられている。なお、移動部材524の直径は本体部521の内径よりも小さく、移動部材524の外周面と本体部521の内周面との間には空間が形成されている。
移動部材524は、気体溶解タンク200の上部空間205内の圧力に応じて上下動される。詳細には、上部空間205内の圧力が高い場合には、移動部材524が上方に移動される。それにより、貫通孔530の下端の開口が移動部材524により閉塞される。その結果、上部空間205内の空気が気体溶解タンク200の外部へ流出することを阻止することができる。
また、上部空間205内の圧力が低い場合には、移動部材524が下方に移動され、貫通孔530の下端の開口が開放される。それにより、気体溶解タンク200の外部の空気が貫通孔530を介して上部空間205内に供給される。その結果、上部空間205内に十分な量の空気を供給することができる。
仕切り板204には、下端が下部空間206内に突出するように噴出ノズル252が設けられている。また、仕切り板204の上面には、気泡上昇板271が設けられている。気泡上昇板271は、噴出ノズル251と噴出ノズル252との間で、噴出ノズル252の近傍に位置する。本実施の形態では、気泡上昇板271は仕切り板204上に垂直に取り付けられている。
筐体201の下部には、筐体201の外部と下部空間206とを連通させるように、液体流出管261が設けられている。液体流出管261には、図1の液体流通管300が接続されている。
下蓋203の上面には、気泡上昇板272が設けられている。気泡上昇板272は、噴出ノズル252と液体流出管261との間で液体流出管261の近傍に位置する。本実施の形態では、気泡上昇板272は下蓋203上に垂直に取り付けられている。下蓋203の略中央部には、水701から加えられる圧力の大きさに応じて開閉する水抜き弁262が設けられている。
以上のような構成により、水道の蛇口500から液体供給管400を解して気体溶解タンク200に供給される水701(図1)は、噴出ノズル251の下端の開口から上部空間205内に噴出される。これにより、上部空間205内において水701が加圧および攪拌され、上部空間205内の空気が水701に溶解される。
次に、上部空間205内に噴出された水701は、噴出ノズル252の下端の開口から下部空間206内に噴出される。これにより、下部空間206内において水701が加圧および攪拌され、下部空間206内の空気および上部空間205から水701とともに下部空間206内に噴出された空気(気泡)が水701に溶解される。その後、水701は液体流出管261から液体流通管300へと流出する。
ここで、本実施の形態に係る気体溶解タンク200においては、噴出ノズル251と噴出ノズル252とは、上部空間205内において水平方向(上蓋202および仕切り板204に平行な方向)に十分に離間されている。それにより、噴出ノズル251から上部空間205内に噴出された水701が直接的に噴出ノズル252に到達することを防止することができる。
したがって、噴出ノズル251から水701が噴出された際に上部空間205内において水701中に発生した気泡が水701の流れに乗って移動する場合にも、その気泡が短時間で噴出ノズル252に到達することを防止することができる。それにより、上部空間205内において水701中に気泡を十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が噴出ノズル252から下部空間206へと流出することを防止することができる。その結果、上部空間205内において気泡を十分に水701に溶解させることができる。
また、仕切り板204の上面において噴出ノズル251と噴出ノズル252との間には気泡上昇板271が設けられている。この場合、図3に矢印で示すように、噴出ノズル251から噴出ノズル252に向かって流れる水701は、気泡上昇板271に衝突する。それにより、水701の流れ方向は気泡上昇板271において上方に変えられる。
したがって、上部空間205内において気泡が水701の流れに乗って噴出ノズル251から噴出ノズル252に向かって流れる場合にも、その気泡を気泡上昇板271において上方に浮上させることができる。それにより、上部空間205内において水701中に気泡をさらに十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が噴出ノズル252から下部空間206へと流出することを確実に防止することができる。その結果、上部空間205内において気泡を確実に水701に溶解させることができる。
また、噴出ノズル252と液体流出管261とは、下部空間206内において水平方向(仕切り板204および下蓋203に平行な方向)に十分に離間されている。それにより、噴出ノズル252から下部空間206内に噴出された水701が直接的に液体流出管261に到達することを防止することができる。
したがって、噴出ノズル252から水701が噴出された際に水701中に発生した気泡および上部空間205から下部空間206に流入した気泡が水701の流れに乗って移動する場合にも、その気泡が短時間で液体流出管261に到達することを防止することができる。それにより、下部空間206内において水701中に気泡を十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が液体流出管261から流出することを防止することができる。その結果、下部空間206内において気泡を十分に水701に溶解させることができる。
また、下蓋203の上面において噴出ノズル252と液体流出管261との間には気泡上昇板272が設けられている。この場合、図3に矢印で示すように、噴出ノズル252から液体流出管261側に向かって流れる水701は、気泡上昇板272に衝突する。それにより、水701の流れ方向は気泡上昇板272において上方に変えられる。
したがって、下部空間206内において気泡が水701の流れに乗って噴出ノズル252側から液体流出管261側に向かって流れる場合にも、その気泡を気泡上昇板272において上方に浮上させることができる。それにより、下部空間206内において水701中に気泡をさらに十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が液体流出管261から流出することを確実に防止することができる。その結果、下部空間206内において気泡を確実に水701に溶解させることができる。
また、本実施の形態においては、噴出ノズル251,252の下端の開口は、上端の開口に比べて小さく形成されている。この場合、噴出ノズル251,252から噴出される水の速度を十分に高くすることができる。それにより、上部空間205および下部空間206内において水701を十分に加圧および攪拌することができる。
以上の結果、気体溶解タンク200内において水701中に空気を確実に溶解させることができる。
なお、水道の蛇口500(図1)が閉じられている場合には、水701から水抜き弁262に十分な圧力が加わらない。それにより、水抜き弁262が開放される。したがって、本実施の形態においては、蛇口500を閉じることにより、水抜き弁262から気体溶解タンク200内に容易に空気を供給することができる。
(3)気泡発生器
図4は、図1の気泡発生器100の組み立て斜視図であり、図5は、図1の気泡発生器100の縦断面図である。
図4および図5に示すように、気泡発生器100は、液体流入部101、円環状のガスケット102、円板状の気泡発生プレート103、移動プレート104、スプリング105、固定プレート106、円筒状の収容管107および略L字状の気泡安定管108を含む。
液体流入部101は、内部に円柱状の空間を有する鍔部11およびその鍔部11から上方に延びるように形成される円筒部12を有する。鍔部11の内部空間と円筒部12の内部空間とは連通している。
気泡発生プレート103には、複数の貫通孔31が形成されている。図5に示すように、貫通孔31は第1の貫通孔311およびその第1の貫通孔311より大径の第2の貫通孔312を有する。なお、気泡発生プレート103の中央部には貫通孔31は形成されていない。
移動プレート104は、内部に円柱状の空間を有する円板状の鍔部41およびその鍔部41から下方に突出するように形成される円筒部42を有する。鍔部41の内部空間と円筒部12の内部空間とは連通している。
なお、本実施の形態においては、水平面内において、鍔部41の内側に複数の第2の貫通孔312が位置するように鍔部41の外径が設定されている。したがって、収容管107の内周面と鍔部41の外周面との間の距離は、収容管107の内周面と第2の貫通孔312との間の最短距離より小さい。なお、収容管107の内周面と鍔部41の外周面との距離は、例えば、0.5mm以上であることが好ましく、1.0mm以上であることがより好ましい。
スプリング105としては、例えば、外径が5.5mmであり、線径が0.4mmであり、自由長が5.0mmのコイルスプリングを用いることができる。
固定プレート106は、円板状の鍔部61およびその鍔部61から上方に延びるように形成される円柱部62を有する。鍔部61には、複数の貫通孔63が形成されている。
図5に示すように、収容管107の下部の内周面には、内方に向かって突出する環状の係止部71が形成されている。
本実施の形態に係る気泡発生器100においては、収容管107の係止部71上に固定プレート106、スプリング105、移動プレート104、気泡発生プレート103およびガスケット102が順に設けられている。そして、ガスケット102の上面と鍔部11の下面とが当接するように、収容管107の上端に液体流入部101が固定されている。これにより、収容管107内において、ガスケット102、気泡発生プレート103および固定プレート106が固定されている。
移動プレート104の内部空間には、固定プレート106の円柱部62が挿通されている。また、円柱部62の先端は、気泡発生プレート103の中央部に当接している。これにより、移動プレート104は、気泡発生プレート103と固定プレート106との間を移動可能に設けられている。
また、スプリング105は、移動プレート104の円筒部42の外周面を取り囲むように設けられている。スプリング105の上端は移動プレート104の鍔部41の下面に当接し、下端は固定プレート106の上面に当接している。それにより、移動プレート104が上方に付勢されている。
気泡安定管108は、収容管107の下端に取り付けられている。
液体流入部101の円筒部12には、液体供給管400(図1参照)が接続される。気体溶解タンク200(図2)において空気が溶解された水701は、液体供給管400を介して液体流入部101の内部空間に供給される。液体流入部101の内部空間に供給された水701は、ガスケット102の内部空間、気泡発生プレート103の貫通孔31、移動プレート104の外周面と収容管107の内周面との間の空間、固定プレート106の貫通孔63、および気泡安定管108の内部空間を通過した後、浴槽700(図1)内に吐出される。
ここで、気泡発生プレート103の複数の貫通孔31の断面積の合計は、ガスケット102の内部空間の断面積に比べて十分に小さい。この場合、水701がガスケット102の内部空間から複数の貫通孔31に流入する際に水701の流速が上昇し、水701の圧力が低下する。それにより、水701内に溶解されている空気が気泡となって出現する。
また、各貫通孔31において、第2の貫通孔312の断面積は第1の貫通孔311の断面積に比べて十分に大きい。この場合、水701が第1の貫通孔311から第2の貫通孔312へと流入する際に水701の流速が低下し、水701の圧力が上昇する。それにより、水701中の気泡が圧壊される。その結果、水701中の気泡が微細化される。
また、収容管107の内部空間の断面積は、複数の第2の貫通孔312の断面積の合計に比べて十分に大きい。この場合、水701が第2の貫通孔312から流出する際に水701の流速が低下し、水701の圧力が上昇する。それにより、水701中の気泡が圧壊される。その結果、水701中の気泡がさらに微細化される。
また、固定プレート106の複数の貫通孔63の断面積の合計は、収容管107の内部空間の断面積に比べて十分に小さい。この場合、水701が貫通孔63に流入する際に水701の流速が上昇し、水701の圧力が低下する。それにより、水701内に溶解されている空気が気泡となって出現する。
また、収容管107の係止部71の内部空間の断面積は、複数の貫通孔63の断面積の合計に比べて十分に大きい。この場合、水701が貫通孔63から流出する際に水701の流速が低下し、水701の圧力が上昇する。それにより、水701中の気泡が圧壊される。その結果、水701中の気泡が十分に微細化される。
また、収容管107内において発生された微細気泡は、気泡安定管108を通過した後に気泡発生器100から吐出される。この場合、収容管107内において発生された微細気泡を、気泡安定管108内において十分に安定させることができる。それにより、気泡発生器100から浴槽700(図1)内に供給された微細気泡が短時間で消失することを十分に防止することができる。その結果、浴槽700内の微細気泡の数を十分に増加させることができる。
また、移動プレート104は、上下動可能に設けられるとともに、スプリング105により上方に付勢されている。この場合、気泡発生プレート103の下面と移動プレート104の鍔部41の上面との間の距離L(図5)は、第2の貫通孔312から流出する水701の流速および圧力に応じて増減される。
ここで、気泡発生プレート103と移動プレート104の鍔部41との間において水701に発生される微細気泡の量および大きさは、第2の貫通孔312から流出する水701の流速および圧力と上記の距離Lの大きさとの関係により変化する。したがって、水701の流速および圧力に応じて距離Lが適切な大きさに調整されるように適切なバネ定数のスプリング105を設けることにより、適切な量および適切な大きさの微細気泡を発生させることができる。それにより、水701の流速および圧力が変動する場合にも、微細気泡を安定して発生させることが可能となる。
(4)本実施の形態の効果
(4−1)気体溶解タンクの効果
以上のように、本実施の形態に係る気体溶解タンク200においては、2つの空間(上部空間205および下部空間206)において、水701の加圧および攪拌が行われるる。この場合、上部空間205および下部空間206においてそれぞれ水701中に空気を溶解させることができるので、水701中に十分な量の空気を溶解させることができる。したがって、気体溶解タンク200に供給される水701の圧力が低い(例えば、0.02MPa〜0.2MPa)場合にも、水701中に確実に空気を溶解させることが可能となる。
また、本実施の形態に係る気体溶解タンク200においては、噴出ノズル251と噴出ノズル252とが上部空間205内において水平方向に十分に離間されている。また、仕切り板204の上面において噴出ノズル251と噴出ノズル252との間に気泡上昇板271が設けられている。
この場合、噴出ノズル251から水701が噴出された際に水701中に発生した気泡が噴出ノズル252に到達することを防止することができる。それにより、上部空間205内において、水701中に気泡を十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が噴出ノズル252から下部空間206へと流出することを防止することができる。その結果、上部空間205内において気泡を確実に水701に溶解させることができる。
また、本実施の形態に係る気体溶解タンク200においては、噴出ノズル252と液体流出管261とが下部空間206内において水平方向に十分に離間されている。また、下蓋203の上面において噴出ノズル252と液体流出管261との間に気泡上昇板272が設けられている。
この場合、噴出ノズル252から下部空間206内に水701が噴出された際に水701中に発生した気泡が液体流出管261に到達することを防止することができる。それにより、下部空間206内において、水701中に気泡を十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が液体流出管261から流出することを防止することができる。その結果、下部空間206内において気泡を確実に水701に溶解させることができる。
また、本実施の形態に係る気体溶解タンク200においては、上部空間205において十分な量の空気が溶解された水701が下部空間206へ流入する。それにより、下部空間206内における水701の空気溶解量を十分に増加させることができる。
以上の結果、気体溶解タンク200において十分な量の空気を確実に水701に溶解させることができる。それにより、気泡発生器100において水701中に十分な量の微細気泡を確実に発生させることができる。また、気体溶解タンク200から気泡発生器100に大きな気泡が流入することを確実に防止することができる。それにより、気泡発生器100において水701中に微細気泡をより安定して発生させることが可能となる。
(4−2)気泡発生器の効果
本実施の形態に係る気泡発生器100においては、内部の水701の流速および圧力に応じて移動プレート104が移動される。それにより、水701の流速および圧力に応じて距離L(図5参照)を最適な大きさに調整することができる。その結果、種々の条件下(例えば、水701の流速および圧力が小さい場合、水701の流速および圧力が大きい場合、または気泡発生器100に供給される水701の流速および圧力が変動する場合等)において、水701中に適切な量および適切な大きさの微細気泡を安定して発生させることができる。
また、種々のバネ定数のスプリング105を選択的に用いることにより、気泡発生器100において発生される微細気泡の量および大きさを調整することができる。したがって、気泡発生器100において発生される微細気泡の量および大きさを種々の目的に応じて容易に調整することができる。
また、本実施の形態に係る気泡発生器100においては、微細気泡を発生させるために網部材が用いられていない。この場合、気泡発生器100内に水701中の浮遊物等が堆積されることを防止することができる。それにより、気泡発生器100における微細気泡の発生量が低下することを防止することができるとともに、微細気泡の大きさが不均一になることを防止することができる。
以上の結果、気泡発生器100において水701中に十分な量の微細気泡を安定して発生させることができる。
(5)気泡発生器の構成要素の他の例
上記実施の形態においては、移動プレート104の鍔部41の下面側にスプリング105を設けることにより移動プレート104を上方に付勢しているが、他の方法により移動プレート104を上方に付勢してもよい。例えば、気泡発生プレート103と移動プレート104との間にスプリング105を設けてもよい。この場合、気泡発生プレート103の下面にスプリング105の上端を取り付け、鍔部41の上面にスプリング105の下端を取り付けることにより、移動プレート104を上方に付勢することができる。
また、移動プレート104を上方に付勢するための部材は、スプリング105に限定されない。例えば、弾性ゴム等の弾性部材により移動プレート104を上方に付勢してもよい。
また、上記実施の形態においては、略L字状の気泡安定管108を設けた場合について説明したが、他の形状の気泡安定管108を設けてもよい。例えば直管形状の気泡安定管108を設けてもよい。
また、気泡安定管108の下流側の開口端に鍔状部を形成してもよい。この場合、その鍔上部により水701中の微細気泡が浴槽700内に流出することを防止することができる。それにより、収容管107内において発生された微細気泡を気泡安定管108内により長時間滞留させることができるので、微細気泡をより確実に安定させることができる。
また、液体流入部101に水701中の浮遊物を除去するための取り外し可能なフィルタを設けてもよい。なお、フィルタの濾材としてゲルマニウムを用いた場合には、浴槽700における温浴効果を向上させることができる。
また、上記実施の形態においては、断面円形の貫通孔31が形成された気泡発生プレート103について説明したが、気泡発生プレート103の代わりに他の構成の気泡発生プレートを用いてもよい。
図6は、気泡発生プレートの他の例を示す図である。なお、図6において(a)は気泡発生プレートの上面図を示し、(b)は(a)のA−A線断面図を示す。
図6(a)に示すように、本例における気泡発生プレート109は、一方向に延びかつ互いに平行に形成される2つの貫通孔91を有する。図6(b)に示すように、貫通孔91は、幅狭部911およびその幅狭部911より広い幅を有する幅広部912からなる。
この気泡発生プレート109を図4および図5の気泡発生器100に設けた場合、気泡発生プレート103と同様に、幅狭部911および幅広部912における水701の圧力変化により、水701中に効率よく微細気泡を発生させることができる。
また、本例における気泡発生プレート109においては、一方向に延びるように貫通孔91が形成されるので、貫通孔91の加工が容易である。それにより、気泡発生器100の製造コストを低減することができる。
また、本例においては、十分な大きさを有する貫通孔91を形成することができるので、水701中の浮遊物等により貫通孔91が閉塞されることを防止することができる。それにより、より安定して水701中に微細気泡を発生させることが可能となる。
(6)気泡発生器の他の例
本実施の形態に係る気泡発生装置1000において用いられる気泡発生器は上記の例に限定されない。以下、気泡発生器の他の例について説明する。
(6−1)構造
図7は、気泡発生器の他の例を示す組み立て斜視図であり、図8は、図7の気泡発生器の縦断面図である。図7および図8に示す気泡発生器が図4および図5の気泡発生器100と異なるのは以下の点である。
図7および図8に示すように、本例における気泡発生器600は、液体流入部101、ガスケット102、円板状の気泡発生プレート603、スプリング105、円板状の固定プレート606、円筒状の収容管607および気泡安定管108を含む。なお、液体流入部101、ガスケット102、スプリング105および気泡安定管108としては、図4および図5の液体流入部101、ガスケット102、スプリング105および気泡安定管108と同様のものを用いることができる。
気泡発生プレート603には、複数の貫通孔31が形成されている。なお、貫通孔31は、図4および図5の貫通孔31と同様に、小径の第1の貫通孔311および大径の第2の貫通孔312を有する。また、本例の気泡発生プレート603においては、貫通孔31が中央部にも形成されている。
固定プレート606には、複数の貫通孔63が形成されている。図8に示すように、収容管607の下部の内周面には図5と同様に係止部71が形成され、収容管607の略中央部の内周面には係止部72が形成されている。
本例の気泡発生器600においては、収容管607の係止部71上に固定プレート606が設けられ、係止部72上に気泡発生プレート603およびガスケット102が順に設けら、固定プレート606と気泡発生プレート603との間にスプリング105が設けられている。そして、ガスケット102の上面と鍔部11の下面とが当接するように、収容管607の上端に液体流入部101が固定されている。これにより、収容管607内において、ガスケット102、気泡発生プレート603、スプリング105および固定プレート606が固定されている。
液体流入部101の円筒部12には、液体供給管400(図1参照)が接続される。気体溶解タンク200(図2)において空気が溶解された水701は、液体供給管400を介して液体流入部101の内部空間に供給される。液体流入部101の内部空間に供給された水701は、ガスケット102の内部空間、気泡発生プレート103の貫通孔31、気泡発生プレート603と固定プレート606との間の空間、固定プレート606の貫通孔63、および気泡安定管108の内部空間を通過した後、浴槽700(図1)内に吐出される。
ここで、気泡発生プレート603の複数の貫通孔31の断面積の合計は、ガスケット102の内部空間の断面積に比べて十分に小さい。この場合、水701がガスケット102の内部空間から複数の貫通孔31に流入する際に水701の流速が上昇し、水701の圧力が低下する。それにより、水701内に溶解されている空気が気泡となって出現する。
また、各貫通孔31において、第2の貫通孔312の断面積は第1の貫通孔311の断面積に比べて十分に大きい。この場合、水701が第1の貫通孔311から第2の貫通孔312へと流入する際に水701の流速が低下し、水701の圧力が上昇する。それにより、水701中の気泡が圧壊される。その結果、水701中の気泡が微細化される。
また、収容管607の内部空間の断面積は、複数の第2の貫通孔312の断面積の合計に比べて十分に大きい。この場合、水701が第2の貫通孔312から流出する際に水701の流速が低下し、水701の圧力が上昇する。それにより、水701中の気泡が圧壊される。その結果、水701中の気泡がさらに微細化される。
また、固定プレート606の複数の貫通孔63の断面積の合計は、収容管607の内部空間の断面積に比べて十分に小さい。この場合、水701が貫通孔63に流入する際に水701の流速が上昇し、水701の圧力が低下する。それにより、水701内に溶解されている空気が気泡となって出現する。
また、収容管607の係止部71の内部空間の断面積は、複数の貫通孔63の断面積の合計に比べて十分に大きい。この場合、水701が貫通孔63から流出する際に水701の流速が低下し、水701の圧力が上昇する。それにより、水701中の気泡が圧壊される。その結果、水701中の気泡が十分に微細化される。
また、収容管607内において発生された微細気泡は、気泡安定管108を通過した後に気泡発生器100から吐出される。この場合、収容管607内において発生された微細気泡を、気泡安定管108内において十分に安定させることができる。それにより、気泡発生器100から浴槽700(図1)内に供給された微細気泡が短時間で消失することを十分に防止することができる。その結果、浴槽700内の微細気泡の数を十分に増加させることができる。
また、気泡発生プレート603と固定プレート606との間には、スプリング105が設けられている。この場合、第2の貫通孔312から流出した水701の一部はスプリング105に沿って螺旋状に流れる。それにより、気泡発生プレート603と固定プレート606との間の空間において水701の一部が旋回流となって流れる。その結果、水701にキャビテーションが発生し、微細気泡が発生する。
(6−2)効果
以上のように、本例の気泡発生器600においては、スプリング105により水701にキャビテーションを発生させることができる。それにより、収容管607内において水701中に十分な量の微細気泡を発生させることができる。
また、本例の気泡発生器600においては、種々の形状のスプリング105を選択的に用いることにより、キャビテーションによる微細気泡の発生量を調整することができる。したがって、気泡発生器600において発生される微細気泡の量および大きさを種々の目的に応じて容易に調整することができる。
また、本例の気泡発生器600においては、微細気泡を発生させるために網部材が用いられていない。この場合、気泡発生器600内に水701中の浮遊物等が堆積されることを防止することができる。それにより、気泡発生器600における微細気泡の発生量が低下することを防止することができるとともに、微細気泡の大きさが不均一になることを防止することができる。
以上の結果、気泡発生器600において水701中に十分な量の微細気泡を安定して発生させることができる。
(6−3)構成要素の他の例
図7および図8の気泡発生器600においては、コイルスプリング105を用いて水701に旋回流を発生させているが、他の構成により水701に旋回流を発生させてもよい。例えば、コイルスプリング105の代わりに、螺旋羽根を設けて旋回流を発生させてもよい。
<第2の実施の形態>
以下、第2の実施の形態に係る気体溶解タンクについて説明する。
(1)構造
図9は、第2の実施の形態に係る気体溶解タンクを示す断面図である。
第2の実施の形態に係る気体溶解タンク800が図3の気体溶解タンク200と異なるのは以下の点である。
図9に示すように、本実施の形態に係る気体溶解タンク800は、図3の気体溶解タンク200と同様に、筐体201、上蓋202、下蓋203および仕切り板204を有する。筐体201内は、図3の気体溶解タンク200と同様に、仕切り板204により上部空間205と下部空間206とに分割されている。
上蓋202の略中央部には、継管部221が形成されている。継管部221には、噴出ノズル251が設けられている。仕切り板204には、2つの噴出ノズル252が設けられている。上部空間205内において噴出ノズル251の下方には、噴出ノズル251と2つの噴出ノズル252との間を遮蔽するように気泡上昇板871が設けられている。
下蓋203の略中央部には、液体流出管261が設けられている。下部空間206内において2つの噴出ノズル252の下方には、噴出ノズル252と液体流出管261との間を遮蔽するように気泡上昇板872が設けられている。
なお、図9に示すように、気泡上昇板871と筐体201の内周面との間、および気泡上昇板872と筐体201の内周面との間には、水701を流通させるための空間が設けられている。
(2)効果
以上のように、本実施の形態に係る気体溶解タンク800においては、噴出ノズル251の下方に気泡上昇板871が設けられている。この場合、図9に矢印で示すように、噴出ノズル251から噴出された水701は気泡上昇板871に衝突する。それにより、水701の流れ方向は気泡上昇板871において上方に変えられる。
したがって、噴出ノズル251から水701が噴出された際に上部空間205内において水701中に発生した気泡が水701の流れに乗って移動する場合にも、その気泡を気泡上昇板871において上方に浮上させることができる。それにより、上部空間205内において水701中に気泡を十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が噴出ノズル252から下部空間206へと流出することを防止することができる。その結果、上部空間205内において気泡を確実に水701に溶解させることができる。
また、本実施の形態に係る気体溶解タンク800においては、噴出ノズル252の下方に気泡上昇板872が設けられている。この場合、図9に矢印で示すように、噴出ノズル252から噴出された水701は気泡上昇板872に衝突する。それにより、水701の流れ方向は気泡上昇板872において上方に変えられる。
したがって、噴出ノズル252から水701が噴出された際に水701中に発生した気泡および上部空間205から下部空間206に流入した気泡が水701の流れに乗って移動する場合にも、その気泡を気泡上昇板872において上方に浮上させることができる。それにより、下部空間206内において水701中に気泡を十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が液体流出管261から流出することを防止することができる。その結果、下部空間206内において気泡を確実に水701に溶解させることができる。
また、本実施の形態に係る気体溶解タンク800においては、上部空間205において十分な量の空気が溶解された水701が下部空間206へ流入する。それにより、下部空間206内における水701の空気溶解量を十分に増加させることができる。
以上の結果、気体溶解タンク800において十分な量の空気を確実に水701に溶解させることができるとともに、気泡発生器100(図1参照)に大きな気泡が流入することを確実に防止することができる。
<第3の実施の形態>
以下、第3の実施の形態に係る気体溶解タンクについて説明する。
図10は、第3の実施の形態に係る気体溶解タンクを示す断面図である。
第3の実施の形態に係る気体溶解タンク900が図9の気体溶解タンク800と異なるのは以下の点である。
図10に示すように、第3の実施の形態に係る気体溶解タンク900においては、気泡上昇板871(図9)が設けられておらず、上部空間205が仕切り板207によりさらに2つの空間51,52に分割されている。仕切り板207には、中心から十分に離間した位置に2つの噴出ノズル253が設けられている。なお、噴出ノズル253として噴出ノズル251,噴出ノズル252と同様の形状のものを用いることができる。
本実施の形態に係る気体溶解タンク900においては、3つの空間(空間51,52および下部空間206)において水701の加圧および攪拌が行われるので、水701に空気をより確実に溶解させることができる。
また、噴出ノズル251は上蓋202の略中央部に設けられ、2つの噴出ノズル253は仕切り板207の中央部に設けられていない。この場合、噴出ノズル251から噴出された水701が噴出ノズル253に直接的に到達することを防止することができる。
したがって、噴出ノズル251から水701が噴出された際に空間51内において水701中に発生した気泡が水701の流れに乗って移動する場合にも、その気泡が短時間で噴出ノズル253に到達することを防止することができる。それにより、空間51内において水701中に気泡を十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が噴出ノズル252から空間52へと流出することを防止することができる。その結果、空間51内において気泡を確実に水701に溶解させることができる。
<第4の実施の形態>
以下、第4の実施の形態に係る気体溶解タンクについて説明する。
図11は、第4の実施の形態に係る気体溶解タンクを示す断面図である。
第4の実施の形態に係る気体溶解タンク920が図3の気体溶解タンク200と異なるのは以下の点である。
図11に示すように、本実施の形態に係る気体溶解タンク920においては、下部空間206の側部に補助空間921が設けられている。補助空間921は、鉛直方向における断面積が外方に向かって漸次減少するように形成されている。液体流出管261は、補助空間921の先端部すなわち補助空間921の上記断面積が最も小さくなる部分に接続されている。
この場合、下部空間206から液体流出管261へ流れる水701の流速は、補助空間921内において緩やかに上昇する。したがって、本例における気体溶解タンク920においては、液体流出管261の近傍において水701の流速が急激に上昇することを防止することができる。それにより、水701中の気泡が水701の流れに乗って液体流出管261から流出することを確実に防止することができる。その結果、気泡発生器100において微細気泡を確実に発生させることができる。
<第5の実施の形態>
以下、第5の実施の形態に係る気体溶解タンクについて説明する。
図12は、第5の実施の形態に係る気体溶解タンクを示す断面図である。
第5の実施の形態に係る気体溶解タンク930が図3の気体溶解タンク200と異なるのは以下の点である。
図12に示すように、本実施の形態に係る気体溶解タンク930においては、噴出ノズル251と噴出ノズル252との間を遮蔽するように、気泡上昇板271が噴出ノズル252側に傾斜して設けられている。この場合、噴出ノズル251から水701が噴出された際に水701中に発生した気泡が噴出ノズル252に到達することを確実に防止することができる。それにより、上部空間205内において、水701中に気泡を十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が噴出ノズル252から下部空間206へと流出することを確実に防止することができる。その結果、上部空間205内において気泡を確実に水701に溶解させることができる。
また、本実施の形態に係る気体溶解タンク930においては、噴出ノズル252と液体流出管261との間を遮蔽するように、気泡上昇板272が液体流出管261側に傾斜して設けられている。この場合、噴出ノズル252から下部空間206内に水701が噴出された際に水701中に発生した気泡が液体流出管261に到達することを確実に防止することができる。それにより、下部空間206内において、水701中に気泡を十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が液体流出管261から流出することを確実に防止することができる。その結果、下部空間206内において気泡を確実に水701に溶解させることができる。
<第6の実施の形態>
以下、第6の実施の形態に係る気体溶解タンクについて説明する。
図13は、第6の実施の形態に係る気体溶解タンクを示す断面図である。
第6の実施の形態に係る気体溶解タンク940が図3の気体溶解タンク200と異なるのは以下の点である。
図13に示すように、本実施の形態に係る気体溶解タンク940においては、噴出ノズル251と噴出ノズル252との間を遮蔽するように、気泡上昇板271の上部が噴出ノズル252側に傾斜されている。この場合、噴出ノズル251から水701が噴出された際に水701中に発生した気泡が噴出ノズル252に到達することを確実に防止することができる。それにより、上部空間205内において、水701中に気泡を十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が噴出ノズル252から下部空間206へと流出することを確実に防止することができる。その結果、上部空間205内において気泡を確実に水701に溶解させることができる。
また、本実施の形態に係る気体溶解タンク940においては、噴出ノズル252と液体流出管261との間を遮蔽するように、気泡上昇板272の上部が液体流出管261側に傾斜されている。この場合、噴出ノズル252から下部空間206内に水701が噴出された際に水701中に発生した気泡が液体流出管261に到達することを確実に防止することができる。それにより、下部空間206内において、水701中に気泡を十分な時間滞留させることができるとともに、気泡が液体流出管261から流出することを確実に防止することができる。その結果、下部空間206内において気泡を確実に水701に溶解させることができる。
<気体溶解タンクの構成要素の他の例>
気体溶解タンク200,800,900,920,930,940の筐体201が複数部に分離される構成であってもよい。この場合、筐体201内を容易に洗浄することができるので、気体溶解タンク200,800,900,920,930,940の信頼性を向上させることができる。
また、仕切り板204または仕切り板207が上下動可能に設けられてもよい。この場合、仕切り板204または仕切り板207の位置を調整することにより、上部空間205内および仕切り板207内の水701の圧力を調整することができる。それにより、気体溶解タンク200,800,900,920,930,940に供給される水701の圧力が変動する場合および水701の圧力が低い場合等においても、安定して水701に空気を溶解させることができる。
また、上記実施の形態に係る気体溶解タンク200,800,900,920,930,940において用いられる噴出ノズル251,252,253の形状は、図3、図9および図10〜図13に示される形状に限定されない。以下、噴出ノズルの形状例について図面を用いて説明する。
図14は、噴出ノズルの他の形状例を示す図である。図14において、(a)は斜視図であり、(b)は下面図である。
図14に示すように、本例における噴出ノズル254は、鍔部541および鍔部541から下方に延びるように設けられる円筒部542を有する。また、噴出ノズル254には、鍔部541および円筒部542を貫通する円柱状の貫通孔543が形成されている。
この噴出ノズル254においては、円柱状に貫通孔543が形成されるので、噴出ノズル254の製造が容易である。それにより、気体溶解タンク200,800,900,920,930,940の製造コストを低減することができる。
図15は、噴出ノズルのさらに他の形状例を示す図である。図15において、(a)は斜視図であり、(b)は下面図である。
図15に示すように、本例における噴出ノズル255は、鍔部551および鍔部551から下方に延びるように設けられる円筒部552を有する。また、噴出ノズル255には、鍔部551および円筒部552を貫通する貫通孔553が形成されている。
この噴出ノズル255においては、貫通孔533の断面形状は、上部の円形から下部の楕円形に漸次移行する。この場合、水701は噴出ノズル255の下端の開口から広範囲に拡がるように噴出される。それにより、図3、図9または図10の上部空間205および下部空間206内の広い領域において、水701を攪拌することができる。その結果、十分な量の空気を水701に溶解させることができる。
また、噴出ノズル255においては、下方に向かって断面積が漸次小さくなるように貫通孔533が形成されているので、噴出ノズル255の下端の開口から噴出される水701の流速を十分に高くすることができる。それにより、上部空間205および下部空間206において水701を効率よく攪拌することが可能となる。
図16は、噴出ノズルのさらに他の形状例を示す図である。図16において、(a)は斜視図であり、(b)は下面図である。
図16の噴出ノズル256が図14の噴出ノズル254と異なるのは以下の点である。
図16に示すように、本例における噴出ノズル256においては、円筒部542の下面に断面長方形状の複数の貫通孔56が放射状に形成されている。この噴出ノズル256においては、複数の貫通孔56から水701を高速で噴出させることができる。それにより、上部空間205および下部空間206内において、水701を十分に加圧および攪拌することができる。その結果、空気を確実に水701に溶解させることができる。
図17は、噴出ノズルのさらに他の形状例を示す図である。
図17に示すように、本例における噴出ノズル257は、流入管571および流入管571の下端において分岐する2つの分岐管572,573を有する。この噴出ノズル257においては、流入管571に流入する水701を分岐管571の下端の開口および分岐管572の下端の開口からそれぞれ噴出することができる。それにより、上部空間205および下部空間206内において、水701を効率よく加圧および攪拌することができる。その結果、空気を確実に水701に溶解させることができる。
なお、上記においては、仕切り板204および仕切り板207に噴出ノズルを設けた場合について説明したが、仕切り板204および仕切り板207に円形状の断面またはスリット状の断面を有する貫通孔を形成してもよい。
<気泡発生装置の他の構成例>
図18は、気泡発生装置の他の構成例を示す図である。
図18に示す気泡発生装置2000が図1の気泡発生装置1000と異なるのは以下の点である。
図18に示すように、本例における気泡発生装置2000においては、液体供給管400により、気体溶解タンク200と浴槽700とが連結されている。また、液体供給管400には、ポンプ450が介挿されている。
本例における気泡発生装置2000においては、ポンプ450が起動されることにより、浴槽700内の水701が液体流通管400を介して気体溶解タンク200に供給される。上述したように、気体溶解タンク200においては、水701に空気が溶解される。
気体溶解タンク200において空気が溶解された水701は、液体流通管300を介して気泡発生器100に供給される。上述したように、気泡発生器100において、水701に微細気泡が発生される。それにより、浴槽700内の水701に微細気泡が供給される。したがって、本例における気泡発生装置2000においては、浴槽700内の水701を循環させつつ、浴槽700内の水701に十分な量の微細気泡を発生させることができる。
また、本例における気泡発生装置2000においては、気体溶解タンク200が気泡発生器100より上方に配置されている。この場合、浴槽700内の水701の水位が気泡発生器100より下方に下がることにより、気体溶解タンク200内の水が気泡発生器100から排出される。したがって、本例においては、浴槽700内の水701を排出することにより、気体溶解タンク200内に空気を容易に供給することができる。
また、本例においては、気体溶解タンク200に空気弁250が設けられている。この場合、気泡発生装置2000の稼動中に気体溶解タンク200内の空気量が減少した場合には、空気弁250を開放することにより、気体溶解タンク200内に空気を容易に供給することができる。
<気泡発生装置の他の使用例>
図19は、気泡発生装置の他の使用例を説明するための図である。図19に示す気泡発生装置1000の使用例が図1の気泡発生装置1000の使用例と異なるのは以下の点である。
図19に示すように、本例においては、液体流通管300とシャワーヘッド122との間に気泡発生器100が設けられている。本例では、水道の蛇口500から供給される水が気体溶解タンク200および気泡発生器100を通ってシャワーヘッド122から噴出される。
この場合、気泡発生器100において十分な量の微細気泡が発生されるので、シャワーヘッド122からは霧状の水が吐出される。したがって、例えば、浴室のシャワーヘッド122、洗面台のシャワーヘッド122、および台所のシンクのシャワーヘッド122等に気泡発生装置1000を設けた場合には、水の洗浄効果を向上させつつ、水の使用量を低減することができる。
なお、本例においては、シャワーヘッド122と注水管123との間に気泡発生器100を設けた場合について説明したが、注水管123に介挿されるように気泡発生器100を設けてもよい。
また、気泡発生器100をシャワーヘッド122に取り付ける場合には、気泡安定管108は設けなくてもよい。
また、図19においては、気泡発生器100にシャワーヘッド122を取り付けた場合について説明したが、シャワーヘッド122を取り付けずに気泡発生器100から直接水を噴出させてもよい。
<請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応>
以下、請求項の各構成要素と実施の形態の各要素との対応の例について説明するが、本発明は下記の例に限定されない。
上記実施の形態では、収容管107,607が本体部の例であり、貫通孔31が第1の流通孔の例であり、気泡発生プレート103,109,603が第1の気泡発生板の例であり、移動プレート104が移動部材の例であり、スプリング105が付勢部材の例であり、貫通孔63が第2の流通孔の例であり、固定プレート106,606が第2の気泡発生板の例であり、スプリング105が螺旋状部材の例であり、気泡安定管108が筒状部材の例であり、気体溶解タンク200,800,900,920,930,940が気体溶解器の例であり、上部空間205が第1の加圧室の例であり、下部空間206が第2の加圧室の例であり、液体流出管261が液体流出部の例であり、噴出ノズル251,254,255,256,257が第1の噴出部の例であり、噴出ノズル252,254,255,256,257が第2の噴出部の例であり、補助空間921が液体供給空間の例であり、気泡上昇板271,871が第1の変更板の例であり、気泡上昇板272,872が第2の変更板の例である。
請求項の各構成要素として、請求項に記載されている構成または機能を有する他の種々の要素を用いることもできる。
本発明は、種々の気泡発生器および気泡発生装置等に有効に用いることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る気泡発生器およびそれを備えた気泡発生装置の一例を示す図である。 気体溶解タンクを示す外観斜視図である。 気体溶解タンクを示す概略断面図である。 図1の気泡発生器の組み立て斜視図である。 図1の気泡発生器の縦断面図である。 気泡発生プレートの他の例を示す図である。 気泡発生器の他の例を示す組み立て斜視図である。 気泡発生器の他の例を示す縦断面図である。 第2の実施の形態に係る気体溶解タンクを示す断面図である。 第3の実施の形態に係る気体溶解タンクを示す断面図である。 第4の実施の形態に係る気体溶解タンクを示す断面図である。 第5の実施の形態に係る気体溶解タンクを示す断面図である。 第6の実施の形態に係る気体溶解タンクを示す断面図である。 噴出ノズルの他の形状例を示す図である。 噴出ノズルのさらに他の形状例を示す図である。 噴出ノズルのさらに他の形状例を示す図である。 噴出ノズルのさらに他の形状例を示す図である。 気泡発生装置の他の構成例を示す図である。 気泡発生装置の他の使用例を説明するための図である。 浴槽と一体的に設けられる従来の気泡発生装置の一例を示す図である。
符号の説明
31,63 貫通孔
100,600 気泡発生器
103,109,603 気泡発生プレート
104 移動プレート
105 スプリング
106,606 固定プレート
107,607 収容管
108 気泡安定管
200,800,900,920,930,940 気体溶解タンク
205 上部空間
206 下部空間
250 空気弁
251,252,253,254,255,256,257 噴出ノズル
261 液体流出管
271,272,871,872 気泡上昇板
1000,2000 気泡発生装置

Claims (24)

  1. 気体を液体に溶解させる気体溶解器であって、
    第1および第2の加圧室と、
    液体を前記第1の加圧室内に向かって噴出する第1の噴出部と、
    前記第1の加圧室内の液体を前記第2の加圧室内に向かって噴出する第2の噴出部とを備えることを特徴とする気体溶解器。
  2. 前記第1の加圧室は互いに対向する第1および第2の面を有し、前記第1の噴出部は前記第1の加圧室の前記第1の面に設けられ、前記第2の噴出部は前記第1の加圧室の前記第2の面に設けられ、前記第2の面において前記第2の噴出部は、前記第1の噴出部による液体の噴出方向の中心軸から離間されていることを特徴とする請求項1記載の気体溶解器。
  3. 前記第1の加圧室内の前記第1の噴出部と前記第2の噴出部との間に設けられ、前記第1の噴出部から噴出された液体の流れ方向を変更させる第1の変更板をさらに備えることを特徴とする請求項1または2記載の気体溶解器。
  4. 前記第1の変更板は、前記第1の噴出部による液体の噴出方向の中心軸に対して略平行に設けられることを特徴とする請求項3記載の気体溶解器。
  5. 前記第1の変更板は、前記第1の噴出部による液体の噴出方向の中心軸に対して略垂直に設けられることを特徴とする請求項3記載の気体溶解器。
  6. 前記第1の変更板は、前記第1の噴出部による液体の噴出方向の中心軸に対して傾斜するように設けられることを特徴とする請求項3記載の気体溶解器。
  7. 前記第2の加圧室内から液体を流出させる液体流出部をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の気体溶解器。
  8. 前記第2の加圧室は、前記液体流出部に連通し前記液体流出部に液体を供給する液体供給空間を有し、
    前記液体流出部による液体の流出方向に垂直な方向における前記液体供給空間の断面積は、前記液体流出部側に向かって減少することを特徴とする請求項7記載の気体溶解器。
  9. 前記第2の加圧室内の前記第2の噴出部と前記液体流出部との間に設けられ、前記第2の噴出部から噴出された液体の流れ方向を変更させる第2の変更板とをさらに備えることを特徴とする請求項7または8記載の気体溶解器。
  10. 前記第2の変更板は、前記第2の噴出部による液体の噴出方向の中心軸に対して略平行に設けられることを特徴とする請求項9記載の気体溶解器。
  11. 前記第2の変更板は、前記第2の噴出部による液体の噴出方向の中心軸に対して略垂直に設けられることを特徴とする請求項9記載の気体溶解器。
  12. 前記第2の変更板は、前記第2の噴出部による液体の噴出方向の中心軸に対して傾斜するように設けられることを特徴とする請求項9記載の気体溶解器。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の気体溶解器と、
    前記気体溶解器に連結され前記気体溶解器から供給される液体に微細気泡を発生させる気泡発生器とを備えたことを特徴とする気泡発生装置。
  14. 前記気泡発生器は、
    液体が流入する流入口および液体が流出する流出口を有する筒状の本体部と、
    前記本体部内で上流側空間と下流側空間とを仕切るように設けられ、前記上流側空間から前記下流側空間に液体を導く第1の流通孔を有する第1の気泡発生板と、
    前記本体部の前記下流側空間において前記本体部の軸方向に移動可能に設けられる移動部材と、
    前記移動部材を前記軸方向における上流側に向かって付勢する付勢部材とを備え、
    前記第1の流通孔の断面積は前記流入口の面積より小さく、
    前記移動部材は、前記第1の流通孔に対向する一面を有することを特徴とする請求項13記載の気泡発生装置。
  15. 前記付勢部材は、コイルスプリングであることを特徴とする請求項14記載の気泡発生装置。
  16. 前記本体部内において前記移動部材の下流側に設けられ、前記移動部材側から前記流出口側へ液体を導く第2の流通孔を有する第2の気泡発生板をさらに備え、
    前記第2の流通孔の断面積は前記流入口の面積より小さいことを特徴とする請求項14または15記載の気泡発生装置。
  17. 前記気泡発生器は、
    液体が流入する流入口および液体が流出する流出口を有する筒状の本体部と、
    前記本体部内で上流側空間と下流側空間とを仕切るように設けられ、前記上流側空間から前記下流側空間に液体を導く第1の流通孔を有する第1の気泡発生板と、
    前記本体部の前記下流側空間に設けられる螺旋状部材とを備え、
    前記第1の流通孔の断面積は前記流入口の面積より小さいことを特徴とする請求項13記載の気泡発生装置。
  18. 前記螺旋状部材は、コイルスプリングであることを特徴とする請求項17記載の気泡発生装置。
  19. 前記本体部内において前記螺旋状部材の下流側に設けられ、前記螺旋状部材側から前記流出口側へ液体を導く第2の流通孔を有する第2の気泡発生板をさらに備え、
    前記第2の流通孔の断面積は前記流入口の面積より小さいことを特徴とする請求項17または18記載の気泡発生装置。
  20. 前記第1の流通孔は、上流側から下流側にかけて不連続に拡大する断面を有することを特徴とする請求項14〜19のいずれかに記載の気泡発生装置。
  21. 前記第1の流通孔は、円形状の断面を有することを特徴とする請求項14〜20のいずれかに記載の気泡発生装置。
  22. 前記第1の流通孔は、スリット状の断面を有することを特徴とする請求項14〜20のいずれかに記載の気泡発生装置。
  23. 前記第1の気泡発生板は、複数の前記第1の流通孔を有することを特徴とする請求項14〜22のいずれかに記載の気泡発生装置。
  24. 前記本体部の下流端に設けられる筒状部材をさらに備えることを特徴とする請求項14〜23のいずれかに記載の気泡発生装置。
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