JP2008289712A - 照明装置及び内視鏡装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】光源部から蛍光部材に励起光を照射して蛍光部材から照明光を射出させるに際して、光源部や蛍光部材に異常があった場合には、異常な状態で被検体に照明光を照明してしまうことを確実に防止することが可能な照明装置及び内視鏡装置を提供する。
【解決手段】照明装置1aは、励起光を発する光源部11と、光源部11に電流を供給する光源駆動部12と、励起光によって照明光を射出する蛍光部材14と、蛍光部材14に励起光を導光する光伝送部材13と、励起光または照明光の光量を検出する光検出手段20と、光検出手段20からの検出結果に基づいて光量が異常な状態かどうかを検知し、異常な状態と認められた場合に光量異常信号を出力する制御部6と、制御部6から一度、光量異常信号が出力されると、光源部11からの励起光の照射を停止した状態を維持させる規制手段22とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、被検体の内部に挿入して内部を照明する照明装置、及び、被検体の内部を観察する内視鏡装置に関する。
従来から、工業用分野においては機械構造の内部など、医療用分野においては患者の体内など、被検体の内部を観察するために、内視鏡装置が広く用いられている。このような内視鏡装置は、被検体の内部に挿入する挿入部を有し、挿入部の先端に観察手段が設けられていることで被検体の内部を観察することが可能となっている。一方、内視鏡装置によって観察する被検体の内部は、観察手段によって観察するのに十分な明るさを有していないことが多い。このため、内視鏡装置には、被検体の内部を照明するための照明装置が内蔵されている。
このような照明装置としては、挿入部の基端側に設けられたメタルハライドランプなどの光源部から発せられる照明光を、挿入部に配設された光伝送部材であるライトガイドによって導光して、挿入部の先端側を照明するものがある(例えば、特許文献1参照)。また、励起光としてレーザ光を発する光源部と、挿入部に配設されて光源部からのレーザ光を導光する光伝送部材であるライトガイドと、ライトガイドの先端に設けられてレーザ光によって励起されて照明光を射出する蛍光部材とを備える照明装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。このような照明装置では、特許文献1のような光源部から照明光を発してライトガイドによって導光して照明する場合と比較して、装置全体を小型化することができるとともに、低電圧で駆動できて効率的に照明光を発することができるとされている。
特開平5−27184号公報 特開2006−296499号公報
しかしながら、特許文献2の照明装置において、光源部が損傷を受けた場合、供給される電流量と対応して予定される光量よりも大光量のレーザ光を発してしまう場合がある。このような場合には、大光量のレーザ光によって励起されることで、蛍光部材からは大光量の照明光が外部に照射されてしまうとともに、蛍光部材が損傷してしまうおそれもある。また、蛍光部材が損傷してしまった場合には、光源部からのレーザ光が透過して外部に直接照射されてしまう場合がある。そして、このように光源部や蛍光部材が異常な状態で照明を継続すれば、大光量のレーザ光や照明光が外部に照射されて被検体に物理的に影響を及ぼしてしまうおそれがあった。
この発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであって、光源部から蛍光部材に励起光を照射して蛍光部材から照明光を射出させるに際して、光源部や蛍光部材に異常があった場合には、異常な状態で被検体に照明光を照明してしまうことを確実に防止することが可能な照明装置及び内視鏡装置を提供するものである。
上記課題を解決するために、この発明は以下の手段を提案している。
本発明は、被検体の内部に挿入される挿入部を有して前記被検体の内部を照明する照明装置であって、供給される電流に応じて励起光を発する光源部と、該光源部に電流を供給する光源駆動部と、前記励起光によって照明光を射出する蛍光部材と、該蛍光部材に前記励起光を導光する光伝送部材と、前記励起光または前記照明光の少なくとも一方の光量を検出する光検出手段と、該光検出手段からの検出結果に基づいて前記励起光または前記照明光の光量が異常な状態かどうかを検知し、異常な状態と認められた場合に光量異常信号を出力する制御部と、該制御部から一度、前記光量異常信号が出力されると、該光量異常信号に基づいて前記光源部からの前記励起光の照射を停止した状態を維持させる規制手段とを備えることを特徴としている。
この発明に係る照明装置によれば、光源駆動部から供給される電流に応じて光源部から励起光を発し、光伝送部材によって導光して蛍光部材に照射することで、蛍光部材は励起して照明光を射出することとなる。この際、光検出手段によって励起光または照明光の光量を検出していて、その検出結果を制御部に出力している。そして、光源部や蛍光部材が損傷するなどして、出力される励起光または照明光の光量に異常が生じた場合には、制御部は、検出結果に基づいて光量異常信号を規制手段に出力する。規制手段は、この光量異常信号に基づいて光源部からの励起光の照射を停止させ、この状態を維持させることで、光量異常信号の出力後は蛍光部材から照明光が射出されてしまうことが一切無くなる。
また、上記の照明装置において、前記光検出手段は、前記光源部から発せられる前記励起光の光量を検出する入力側光検出部と、前記蛍光部材から射出される前記照明光の光量を検出する出力側光検出部とを有することがより好ましいとされている。
この発明に係る照明装置によれば、光検出手段の入力側光検出部及び出力側光検出部によって励起光及び照明光の光量をともに検出することで、制御部は、この検出結果に基づいて光源部及び蛍光部材の異常をより詳細に検知することができる。
また、上記の照明装置において、前記規制手段は、前記光源部と前記光源駆動部との間に介挿されていて、前記制御部から出力される光量異常信号によって切断されるヒューズを有していることがより好ましいとされている。
この発明に係る照明装置によれば、制御部から光量異常信号が出力されることによって規制手段のヒューズが切断されることで、光源駆動部から光源部への電流の供給を行うことが不可能となり、光量異常信号出力後は、光源部からの励起光の照射を停止した状態を維持させることができる。
また、上記の照明装置において、前記光源部の温度を検出する温度検出部を備え、前記制御部は、該温度検出部からの検出結果に基づいて前記光源部の温度状態が異常な状態かどうか検知し、異常な状態と認められた場合に温度異常信号を出力し、前記規制手段は、前記制御部から前記温度異常信号が出力されている間、前記光源部からの前記励起光の照射を停止した状態を維持させることがより好ましいとされている。
この発明に係る照明装置によれば、光源部は、光源駆動部から供給される電流によって温度変化しながら励起光を発する。ここで、光源部の温度変化は、温度検出部によって検出されて制御部に出力されている。そして、制御部は、この検出結果から光源部の温度状態が異常であると検知した場合には、温度異常信号を規制手段に出力する。規制手段は、この温度異常信号が出力されている間、光源部からの励起光の照射を停止し、この状態を維持させることで、光源部が異常な温度状態によって劣化、損傷してしまうことを防止することができる。一方、光源部の温度状態が適正な状態に戻った場合には、制御部からの温度異常信号の出力が停止することで、規制手段による停止状態が解除され、光源部から再び励起光を発し、これにより蛍光部材から照明光を射出して被検体を好適に照明することができるようになる。
また、本発明は、上記の照明装置と、前記挿入部の先端側に設けられ、被検体の内部を観察する観察手段とを備えることを特徴としている。
この発明に係る内視鏡装置によれば、上記照明装置によって光源部や蛍光部材が異常な状態で照明してしまうことを防止しつつ被検体の内部を照明して、観察手段によって観察することができる。
本発明の照明装置によれば、規制手段を備えていることで、光源部から蛍光部材に励起光を照射して蛍光部材から照明光を射出させるに際して、光源部や蛍光部材に異常があった場合には、異常な状態で被検体に照明光を照明してしまうことを防止することができる。
また、本発明の内視鏡装置によれば、上記照明装置を備えていることで、照明装置によって照明するのに際して、異常な状態で照明することを防止しつつ、被検体の内部を照明して、観察することができる。
本発明に係る実施形態について、図1から図6を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態に係る内視鏡装置1は、被検体の内部に挿入される細長の挿入部2と、挿入部2の基端と接続された装置本体部3と、装置本体部3に接続されたモニタ4とを備える。挿入部2は、可撓性を有する軟性タイプのものでも良いし、一定の形状を保持する硬性タイプのものでも良い。また、挿入部2の先端には、着脱可能なアダプタ2aが接続されている。
挿入部2及び装置本体部3には、挿入部2の先端側に位置する検査対象を観察する観察手段5と、該検査対象を照明する照明手段10と、観察手段5及び照明手段10を制御する制御部6とが設けられていて、内視鏡装置1は、挿入部2と照明手段10と制御部6とを有する照明装置1aを備えた構成となっている。制御部6は、互いに送受信可能なメインCPU6a及びサブCPU6bと、サブCPU6bと接続されたメモリ6cとで構成されている。メモリ6cは、後述するように異常が発生した場合に、サブCPU6bによって異常発生を記録することが可能である。また、制御部6のメインCPU6aには、メインスイッチ7aと、ランプスイッチ7bとが接続されている。メインスイッチ7aは、装置全体のオン・オフを行う。また、ランプスイッチ7bは、後述する光源駆動部12からレーザダイオード11への電流の供給のオン・オフを行い、照明手段10による照明の点灯、消灯のみを切り替えることが可能となっている。
また、観察手段5は、アダプタ2aで外部に露出して設けられた対物光学系5aと、挿入部2の内部において対物光学系5aの結像位置に設けられた撮像素子であるCCD(Charge Coupled Device)5bとを有し、CCD5bは、制御部6のメインCPU6aと接続されている。このため、観察手段5は、制御部6のメインCPU6aによる制御の下、CCD5bを駆動し、対物光学系5aによって結像された被検体の観察像をCCD5bによって電気信号に変換して制御部6のメインCPU6aに出力し、メインCPU6aは、この電気信号に基づいてモニタ4に映像を映し出すことが可能である。
また、照明手段10は、装置本体部3に内蔵されていて励起光としてレーザ光を発する光源部であるレーザダイオード11と、レーザダイオード11に電流を供給する光源駆動部12と、挿入部2に基端側から先端側へ配設された光伝送部材である照明用ライトガイド13と、挿入部2の先端内部に設けられた蛍光部材14と、アダプタ2aで外部に露出して設けられた照明用光学系15とを備える。光源駆動部12は、制御部6のメインCPU6aとDAコンバータ16を介して接続されている。このため、光源駆動部12は、制御部6のメインCPU6aから出力されてDAコンバータ16によってDA変換された照明信号の電圧値に応じた電流量でレーザダイオード11に電流を供給することが可能であり、レーザダイオード11からは、供給される電流量に応じた光量で特定波長のレーザ光を発することが可能である。また、レーザダイオード11は、照明用ライトガイド13の基端とコネクタ13aによって光学的に接続されていて、これによりレーザ光を照明用ライトガイド13よって先端側まで導光して、蛍光部材14に照射することが可能である。このため、蛍光部材14は、励起されて、レーザ光の光量に応じた光量の白色光である照明光を先端側に射出することとなり、照明用光学系15によって集束して先端側を照明することが可能である。なお、光源駆動部12からレーザダイオード11に供給される電流量は、センサ17によって検出され、検出結果は制御部6のサブCPU6bへ出力されていて、サブCPU6bは、光源駆動部12によって供給される電流量の監視を行っている。
また、照明手段10は、装置本体部3に内蔵されて、レーザダイオード11から発せられるレーザ光及び蛍光部材14から射出される照明光の光量を検出する光検出手段20と、レーザダイオード11の温度を検出する温度検出部21と、光源駆動部12からレーザダイオード11への電流の供給を規制する規制手段22とを備える。
光検出手段20は、レーザダイオード11から発せられるレーザ光の光量を検出する入力側光検出部20aと、蛍光部材14から射出される照明光の光量を検出する出力側光検出部20bとを有する。ここで、入力側光検出部20a及び出力光検出部20bは、例えばフォトダイオードである。入力側光検出部20aは、より詳しくは、装置本体部3に内蔵されていて、照明用ライトガイド13によって導光されるレーザ光の光量を検出している。また、出力側光検出部20bは、より詳しくは、装置本体部3に内蔵されていて、アダプタ2aから挿入部2を介して装置本体部3まで配設された検出用ライトガイド20cの基端に接続されている。検出用ライトガイド20cの先端は、照明用光学系15に接続されている。また、照明用光学系15の先端面の一部には反射板20dが設けられていて、蛍光部材14から射出されて照明用光学系15に到達した照明光の一部を反射させて検出用ライトガイド20cに入光させることが可能である。そして、出力側光検出部20bは、検出用ライトガイド20cによって基端側まで導光された光を検出することで、照明光の光量を検出することを可能としている。
光検出手段20の入力側光検出部20a及び出力側光検出部20bは、マルチプレクサ23及びADコンバータ24を介して制御部6のサブCPU6bと接続されている。このため、光検出手段20の入力側光検出部20a及び出力側光検出部20bからマルチプレクサ23に入力される各検出結果は、サブCPU6bからの切替信号に応じて、ADコンバータ24を介してAD変換してサブCPU6bへ出力されることとなる。ここで、サブCPU6bは、後述するように、検出されたレーザ光及び照明光の光量を監視し、いずれかが予め設定された閾値を超えた場合には、光量異常信号を出力する。
また、照明手段10において、温度検出部21は、上記DAコンバータ16と、定電圧部25とを介して制御部6のメインCPU6aと接続されている。このため、制御部6のメインCPU6aから出力されDAコンバータ16によってDA変換された照明信号は定電圧部25にも出力され、温度検出部21には、定電圧部25に入力された照明信号の電圧値に応じた電圧が入力される。これにより温度検出部21は、駆動し、レーザダイオード11で発生した熱を伝達させてレーザダイオード11を冷却するとともに、レーザダイオード11の温度を検出することが可能である。なお、図2において、2点鎖線は、レーザダイオード11で発生した熱の伝達経路を示している。ここで、温度検出部21は、ファン26による送風で冷却されていて、これによりレーザダイオード11から温度検出部21に伝達された熱を外部に輸送し、レーザダイオード11の冷却を促進させることが可能となっている。ファン26は、制御部6のメインCPU6aと接続されていて、メインCPU6aによって回転数が制御されているとともに、自らの回転数を検出し、メインCPU6aへ出力することが可能である。
また、温度検出部21によって検出されたレーザダイオード11の温度は、温度信号としてADコンバータ27によってAD変換されてメインCPU6aへ出力される。そして、制御部6のメインCPU6aは、後述するように、検出されたレーザダイオード11の温度を監視し、予め設定された閾値を超えた場合は、温度異常の情報をサブCPU6bに送信し、サブCPU6bは、温度異常信号を出力する。
また、照明手段10において、規制手段22は、光源駆動部12とレーザダイオード11との間に介挿されたリミッタ回路28及びスイッチ回路29を有する。リミッタ回路28は、レーザダイオード11と接続されていて、レーザダイオード11に供給される電流量を所定範囲に制限するものである。また、スイッチ回路29は、リミッタ回路28と光源駆動部12との間に設けられているとともに、サブCPU6bと接続されている。そして、サブCPU6bから出力される光量異常信号、温度異常信号に基づいて光源駆動部12からレーザダイオード11へ供給する電流を停止させるものである。
図3は、スイッチ回路29の詳細を示している。図3に示すように、スイッチ回路29は、三つのFET(Field Effect Transistor)30a、30b、30cと、三つの抵抗31a、31b、31cと、ヒューズ32とで構成されている。FET30a及びヒューズ32は、光源駆動部12とレーザダイオード11との間に介挿されている。また、FET30bは、ゲート側に上記温度異常信号が入力されるように、サブCPU6bと接続されている。また、FET30cは、ゲート側に上記光量異常信号が入力されるようにサブCPU6bと接続されている。また、抵抗31cの抵抗値は、後述するようにヒューズ32を切断させるのに必要な大きさでヒューズ32に電流を供給可能に設定されている。
次に、内視鏡装置1の作用及び制御部6による制御の詳細について図1から図6に基づいて説明する。図1及び図2に示すように、メインスイッチ7a及びランプスイッチ7bをオンとすると、メインCPU6aから照明信号が出力され、光源駆動部12からレーザダイオード11へ電流が供給される。これにより、供給される電流量に応じた光量のレーザ光がレーザダイオード11から発せられて蛍光部材14が励起され照明光を射出し、外部を照明することとなる。
この際、図4に示すように、温度検出部21によってレーザダイオード11が冷却されるとともに、レーザダイオード11の温度状態が検出され、制御部6のメインCPU6aは、レーザダイオード11の温度が予め設定された閾値以下どうかの確認を行う(ステップS1)。レーザダイオード11の温度が閾値以下である場合は、制御部6のメインCPU6aは、レーザダイオード11の温度状態が正常な範囲であるものとして、温度状態に応じて照明信号を変更し、また、ファン26の回転数を調整して、レーザダイオード11が最適な温度状態となるようにフィードバック制御する(ステップS2)。次に、光検出手段20によってレーザ光及び照明光の光量が検出され、制御部6のサブCPU6bは、レーザ光の光量が予め設定された閾値以下かどうか、照明光の光量が予め設定された閾値以下かどうかについてそれぞれ確認を行う(ステップS3、ステップS4)。そして、レーザ光及び照明光の光量がともにそれぞれの閾値以下である場合には、上記フローを繰り返し行う。
一方、レーザダイオード11の温度が閾値を超えている場合(ステップS1)、図5に示すように、制御部6のメインCPU6aは、ファン26の回転数を増大させてレーザダイオード11の冷却を促進させるとともに、サブCPU6bに温度異常発生情報を送信する(ステップS10)。制御部6のサブCPU6bは、受信した温度異常発生情報をもとに、異常温度発生の事実をデータとしてメモリ6cに記録する(ステップS11)とともに、図3に示す規制手段22のFET30bへの温度異常信号の出力を開始する(ステップS12)。
これより、図3に示すように、規制手段22においてFET30bは温度異常信号の電圧値に基づいてオンとなって、光源駆動部12からレーザダイオード11への電流の供給が停止した状態となる。このため、レーザダイオード11が供給される電流によってさらに温度上昇して損傷してしまうのを防止するとともに、レーザダイオード11は、自然冷却並びに温度検出部21及びファン26による強制冷却によって冷却されることとなる。
この間、制御部6のサブCPU6bがメモリ6cに異常温度発生の事実が記録されているのに基づいて温度異常信号を出力しつつけることによって、レーザダイオード11からのレーザ光の照射を停止した状態を維持させるとともに、メインCPU6aは、レーザダイオード11の温度が閾値以下か監視を行う(ステップS13)。そして、レーザダイオード11の温度が閾値以下となった場合には、制御部6のメインCPU6aは、レーザダイオード11の温度が正常な状態に戻ったとして、サブCPU6bに温度異常解除情報を送信する(ステップS14)。制御部6のサブCPU6bは、受信した温度異常解除情報をもとに、メモリ6cから異常温度発生の事実についてのデータの削除を行う(ステップS15)とともに、規制手段22のFET30bへの温度異常信号の出力を停止する(ステップS16)。これにより、光源駆動部12からレーザダイオード11へ再び電流が供給され、レーザダイオード11からレーザ光を発して蛍光部材14から射出される照明光によって外部を照明可能な状態となる。
また、図4においてレーザ光または照明光の光量が閾値を超えている場合(ステップS3、S4)、図6に示すように、制御部6のサブCPU6bは、規制手段22のFET30cへ光量異常信号を出力する(ステップS20)。これにより図3に示すように、規制手段22においてFET30cは光量異常信号の電圧値に基づいてオンとなって、抵抗31cの抵抗値に応じた大きさの電流がヒューズ32に流れることで、ヒューズ32は切断されることとなる。このため、これ以降、ランプスイッチ7bがオンの状態であったとしても、光源駆動部12からレーザダイオード11へ電流を供給することができなくなる。このため、レーザダイオード11からのレーザ光の照射を停止した状態が維持されることとなり、異常な光量のレーザ光や照明光が外部に照射されてしまうことが一切無くなる。
また、図4に示すように、制御部6のサブCPU6bは、メモリ6cに異常光量発生の事実をデータとして記録する(ステップS21)とともに、メインCPU6aに光量異常発生情報を送信する(ステップS22)。制御部6のメインCPU6aは、受信した光量異常発生情報をもとに、異常の原因となった部品及び切断されたヒューズ32の交換をモニタ4に表示させる。以降、制御部6のメインCPU6aは、これら部品の交換が完了したかどうかの監視を行い(ステップS23)、交換が完了した場合には、サブCPU6bに光量異常解除情報の送信を行う(ステップS24)。そして、制御部6のサブCPU6bは、受信した光量異常解除情報をもとに、メモリ6cから異常光量発生の事実についてのデータの削除を行う(ステップS25)。これにより光源駆動部12からレーザダイオード11へ電流を供給することが可能な状態となり、レーザダイオード11からレーザ光を発して蛍光部材14から射出される照明光によって外部を照明可能な状態となる。
以上のように、本実施形態の内視鏡装置1では、規制手段22のスイッチ回路29を備えることで、レーザダイオード11や蛍光部材14に異常があった場合には、異常な状態で被検体に照明光を照明してしまうことを防止しつつ、被検体の内部を、照明手段10によって照明し、また、観察手段5によって好適に観察することができる。さらに本実施形態の内視鏡装置1では、温度検出部21によってレーザダイオード11の温度状態を監視し、異常である場合には規制手段22によってレーザダイオード11からのレーザ光の照射を停止することで、レーザダイオード11が異常な温度状態によって劣化、損傷してしまうことを防止することができ、より好適である。
なお、本実施形態では、光検出手段20は、入力側光検出部20aと出力側光検出部20bによってレーザ光及び照明光の光量をともに検出するものとしたが、これに限るものでは無く、一方のみを検出し、監視するものとしても良い。しかしながら、レーザ光及び照明光の光量をともに検出し、監視することで、レーザダイオード11や蛍光部材14の異常をより詳細に検知し、異常な状態で照明してしまうことをより確実に防止することができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の実施形態の内視鏡装置の外部構成を示す全体構成図である。 本発明の実施形態の内視鏡装置の内部構成を示す全体構成図である。 本発明の実施形態の内視鏡装置において、規制手段の詳細を示す回路図である。 本発明の実施形態の内視鏡装置において、正常状態における光量及び温度の監視手順を示すフロー図である。 本発明の実施形態の内視鏡装置において、温度が異常状態と確認された場合おける制御部による制御手順を示すフロー図である。 本発明の実施形態の内視鏡装置において、光量が異常状態と確認された場合における制御部による制御手順を示すフロー図である。
符号の説明
1 内視鏡装置
1a 照明装置
2 挿入部
5 観察手段
6 制御部
11 レーザダイオード(光源部)
12 光源駆動部
13 照明用ライトガイド(光伝送部材)
14 蛍光部材
20 光検出手段
20a 入力側光検出部
20b 出力側光検出部
21 温度検出部
22 規制手段
32 ヒューズ

Claims (5)

  1. 被検体の内部に挿入される挿入部を有して前記被検体の内部を照明する照明装置であって、
    供給される電流に応じて励起光を発する光源部と、
    該光源部に電流を供給する光源駆動部と、
    前記励起光によって照明光を射出する蛍光部材と、
    該蛍光部材に前記励起光を導光する光伝送部材と、
    前記励起光または前記照明光の少なくとも一方の光量を検出する光検出手段と、
    該光検出手段からの検出結果に基づいて前記励起光または前記照明光の光量が異常な状態かどうかを検知し、異常な状態と認められた場合に光量異常信号を出力する制御部と、
    該制御部から一度、前記光量異常信号が出力されると、該光量異常信号に基づいて前記光源部からの前記励起光の照射を停止した状態を維持させる規制手段とを備えることを特徴とする照明装置。
  2. 請求項1に記載の照明装置において、
    前記光検出手段は、前記光源部から発せられる前記励起光の光量を検出する入力側光検出部と、
    前記蛍光部材から射出される前記照明光の光量を検出する出力側光検出部とを有することを特徴とする照明装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の照明装置において、
    前記規制手段は、前記光源部と前記光源駆動部との間に介挿されていて、前記制御部から出力される光量異常信号によって切断されるヒューズを有していることを特徴とする照明装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の照明装置において、
    前記光源部の温度を検出する温度検出部を備え、
    前記制御部は、該温度検出部からの検出結果に基づいて前記光源部の温度状態が異常な状態かどうか検知し、異常な状態と認められた場合に温度異常信号を出力し、
    前記規制手段は、前記制御部から前記温度異常信号が出力されている間、前記光源部からの前記励起光の照射を停止した状態を維持させることを特徴とする照明装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の照明装置と、
    前記挿入部の先端側に設けられ、被検体の内部を観察する観察手段とを備えることを特徴とする内視鏡装置。
JP2007139142A 2007-05-25 2007-05-25 照明装置及び内視鏡装置 Pending JP2008289712A (ja)

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