JP2008289076A - スピーカ用フレーム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スピーカ用フレーム100は、スピーカを構成する振動板のエッジが、前面1aに取り付けられる枠状のエッジ取付部1と、エッジ取付部1の枠状内でエッジ取付部1に対して後方に配置されて、振動板と接続されたボイスコイルを振動させるための磁気回路が取り付けられる磁気回路取付部2と、エッジ取付部1と磁気回路取付部2との間に架設され、エッジ取付部1と磁気回路取付部2とを連結する脚部3と、を備える。脚部3は、エッジ取付部1と磁気回路取付部2との架設方向に対して垂直な面で切断した際の切断面において、前側に突出する先端部を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、音質の歪みを低減して、高品質な音質とすることのできるスピーカ用フレームを提供することを目的としている。
前記エッジ取付部の枠状内で前記エッジ取付部に対して後方に配置されて、前記振動板と接続されたボイスコイルを振動させるための磁気回路が取り付けられる磁気回路取付部と、
前記エッジ取付部と前記磁気回路取付部との間に架設され、前記エッジ取付部と前記磁気回路取付部とを連結する脚部と、を備えたスピーカ用フレームにおいて、
前記脚部は、前記エッジ取付部と前記磁気回路取付部との架設方向に対して垂直な面で切断した際の切断面において、前側に突出する先端部を有することを特徴とする。
前記脚部の前記先端部は、尖った形状であることを特徴とする。
前記脚部の前記切断面は、三角形状であることを特徴とする。
前記脚部の前記切断面は、半円形状であることを特徴とする。
前記脚部が、内部に空洞を有する中空体であることを特徴とする。
前記空洞内に弾性部材が挿入されていることを特徴とする。
前記脚部を形成するための板状部が、前記エッジ取付部と前記磁気回路取付部との間に
架設され、前記エッジ取付部と前記磁気回路取付部とを連結するように設けられ、
前記板状部の周方向に互いに対向する左右側縁部を前側に折り曲げて互いに当接させることによって、前記脚部が形成されることを特徴とする。
前記板状部に、前記左右側縁部を前側に折り曲げ自在とする複数の穴が前記折り曲げ方向に沿って形成されていることを特徴とする。
図1は、スピーカ用フレーム100を前側から見た際の斜視図である。なお、以下の説明において、前後方向とは図1中に示す方向を言うものとする。
スピーカ用フレーム100は、コーン型振動板(図示しない)を使用したスピーカに用いられるもので、鉄板、アルミニウム板、ステンレス板、銅板等によりプレス形成されている。スピーカ用フレーム100は、振動板のエッジが取り付けられるエッジ取付部1と、磁気回路(図示しない)が取り付けられる磁気回路取付部2と、エッジ取付部1と磁気回路取付部2とを連結する複数の脚部3,3、…と、を備えている。
図2〜図4は、突条部32の形成手順を示したスピーカ用フレーム100の斜視図であり、図2及び図3はスピーカ用フレーム100を後ろ側から見た場合で、図4はスピーカ用フレーム100を前側から見た場合を示している。
まず、図2に示すように、予め金属板を所定形状に成形したフレーム本体101に、プレス成形によって、周方向に複数の穴102,102、…を所定間隔で打ち抜くことによってエッジ取付部1及び磁気回路取付部2との間に、平面視略八角形状の第二の板状部103を形成する。
次いで、図3に示すように、形成された第二の板状部103において、第二の板状部103の左右側縁部104,105を前側に折り曲げ加工し易いように穴加工を施す。詳細には、第二の板状部103のうち、エッジ取付部1に連結される第一の連結部106と、磁気回路取付部2に連結される第二の連結部107とにおいて、第一の連結部106の一端部と、これに対向する第二の連結部107の一端部とが同一直線上に配置されるように所定間隔に複数の穴108,108、…を形成する。同様に、第一の連結部106の他端部と、これに対向する第二の連結部107の他端部とが同一直線上に配置されるように所定間隔に複数の穴109,109、…を形成する。
次いで、図4に示すように、穴加工が施された第二の板状部103において、左右両側縁部104,105を直線上に配置された複数の穴108,108、…、109,109、…に沿ってそれぞれ前側に折り曲げる。
最後に、折り曲げた左右側縁部104,105の各端部104a,105a同士を当接させて固定する。なお、固定手段としては、接着剤等によって接着固定しても良いし、各側縁部104,105の端部104a,105a同士を互いにかしめることによって固定しても良い。以上のようにして、左右側縁部104,105の各端部104a,105a同士の当接部分(先端部34)が前側に尖った形状の突条部32となる。
また、平面視八角形状の第二の板状部103の周方向に互いに対向する左右側縁部104,105を前側に折り曲げて互いに当接固定することによって脚部3が形成されるので、脚部3を容易に形成することができる。
さらに、第二の板状部103に、左右側縁部104,105を前側に折り曲げ自在とする複数の穴108,108、…、109,109、…が折り曲げ方向に沿って形成されているので、左右側縁部104,105を容易に折り曲げることができる。
例えば、上記実施の形態における脚部3は、その長手方向に対して垂直な面で切断した断面が三角形状であるとしたが、三角形状に限らず、図5に示すように切断面が半円形状の脚部3Aとしても良い。このような脚部3Aの突条部32Aは、折り曲げた時に切断面が半円形状となるように、金属板からなるフレーム板に所望形状の複数の穴を打ち抜いて、形成された第二の板状部の左右側縁部を前側に折り曲げることによって形成することができる。また、図5において、図1と同様の構成部分については同様の数字に英字を付してその説明を省略する。
2,2A 磁気回路取付部
3,3A 脚部
33,33A 空洞
100,100A スピーカ用フレーム
103 第二の板状部
104,105 側縁部
108,109 穴
Claims (8)
- スピーカを構成する振動板のエッジが、前面に取り付けられる枠状のエッジ取付部と、
前記エッジ取付部の枠状内で前記エッジ取付部に対して後方に配置されて、前記振動板と接続されたボイスコイルを振動させるための磁気回路が取り付けられる磁気回路取付部と、
前記エッジ取付部と前記磁気回路取付部との間に架設され、前記エッジ取付部と前記磁気回路取付部とを連結する脚部と、を備えたスピーカ用フレームにおいて、
前記脚部は、前記エッジ取付部と前記磁気回路取付部との架設方向に対して垂直な面で切断した際の切断面において、前側に突出する先端部を有することを特徴とするスピーカ用フレーム。 - 前記脚部の前記先端部は、尖った形状であることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用フレーム。
- 前記脚部の前記切断面は、三角形状であることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用フレーム。
- 前記脚部の前記切断面は、半円形状であることを特徴とする請求項1に記載のスピーカ用フレーム。
- 前記脚部が、内部に空洞を有する中空体であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載のスピーカ用フレーム。
- 前記空洞内に弾性部材が挿入されていることを特徴とする請求項5に記載のスピーカ用フレーム。
- 前記脚部を形成するための板状部が、前記エッジ取付部と前記磁気回路取付部との間に
架設され、前記エッジ取付部と前記磁気回路取付部とを連結するように設けられ、
前記板状部の周方向に互いに対向する左右側縁部を前側に折り曲げて互いに当接させることによって、前記脚部が形成されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載のスピーカ用フレーム。 - 前記板状部に、前記左右側縁部を前側に折り曲げ自在とする複数の穴が前記折り曲げ方向に沿って形成されていることを特徴とする請求項7に記載のスピーカ用フレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007134375A JP2008289076A (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | スピーカ用フレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007134375A JP2008289076A (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | スピーカ用フレーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008289076A true JP2008289076A (ja) | 2008-11-27 |
Family
ID=40148347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007134375A Pending JP2008289076A (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | スピーカ用フレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2008289076A (ja) |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59121996U (ja) * | 1983-02-07 | 1984-08-16 | 松下電器産業株式会社 | スピ−カ用フレ−ム |
JPS61123393A (ja) * | 1984-11-20 | 1986-06-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | スピ−カ |
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JP2002142290A (ja) * | 2000-10-30 | 2002-05-17 | Kenwood Corp | スピーカフレーム及びスピーカ |
-
2007
- 2007-05-21 JP JP2007134375A patent/JP2008289076A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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