JP2008288844A - 基地局間同期方式及び基地局 - Google Patents
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Abstract
【課題】 基地局間の同期をとる処理の負荷が中央装置に集中しない基地局間同期方式及び基地局を得る。
【解決手段】 中央装置と複数の基地局とがループを構成して接続される無線システムにおける基地局間同期方式であって、上記中央装置は上記複数の基地局に対し二つの接続回線にて基準タイミング信号を各々送信し、上記基地局は受信した上記基準タイミング信号に基づき無線送信タイミングを決定し、この無線送信タイミングに従い移動局へ無線送信データを送信するよう構成した。
【選択図】 図4
【解決手段】 中央装置と複数の基地局とがループを構成して接続される無線システムにおける基地局間同期方式であって、上記中央装置は上記複数の基地局に対し二つの接続回線にて基準タイミング信号を各々送信し、上記基地局は受信した上記基準タイミング信号に基づき無線送信タイミングを決定し、この無線送信タイミングに従い移動局へ無線送信データを送信するよう構成した。
【選択図】 図4
Description
この発明は、列車無線等の無線システムにおける基地局間同期方式に関する。
従来技術として、中央装置において、基地局への上りフレームを送出してから下りフレームを受信するまでの時間(以下、伝送時間)を全ての基地局について測定し、最も伝送時間が大きい基地局と各基地局との伝送時間差の1/2を遅延時間として各基地局に設定することにより、各基地局の無線フレームの時間軸を一致させることができる基地局間同期方式がある(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1の基地局間同期方式においては、中央装置が、中央装置と全基地局間の伝送時間を測定し、測定した伝送時間に基づき各基地局での遅延時間を設定していたので、基地局間の同期をとる処理の負荷が中央装置に集中してしまうという問題点があった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、基地局間の同期をとる処理の負荷が中央装置に集中しない基地局間同期方式及び基地局を得ることを目的とするものである。
この発明の請求項1に係る基地局間同期方式は、中央装置と複数の基地局とがループを構成して接続される無線システムにおける基地局間同期方式であって、上記中央装置は上記複数の基地局に対し二つの接続回線にて基準タイミング信号を各々送信し、上記基地局は受信した上記基準タイミング信号に基づき無線送信タイミングを決定し、この無線送信タイミングに従い移動局へ無線送信データを送信するよう構成したものである。
この発明の請求項1に係る基地局間同期方式は、中央装置は複数の基地局に対し二つの接続回線にて基準タイミング信号を各々送信し、上記基地局は受信した上記基準タイミング信号に基づき無線送信タイミングを決定し、この無線送信タイミングに従い移動局へ無線送信データを送信するよう構成したので、中央装置が全基地局との伝送遅延時間を測定することなく、各基地局間での無線送信タイミングを一致させることができる効果がある。
実施の形態1.
図1は、列車無線システム等の無線システムの中央装置1及び基地局2の接続形態を示すシステム構成図であり、中央装置1と複数の基地局2とは2芯の光ファイバーでループ状に接続されている。
図1は、列車無線システム等の無線システムの中央装置1及び基地局2の接続形態を示すシステム構成図であり、中央装置1と複数の基地局2とは2芯の光ファイバーでループ状に接続されている。
図2は、基準タイミングを保持している中央装置1から送信された基準タイミング信号を基地局2が受信する受信経路を示すイメージ図である。図において、中央装置1は、接続回線の両方向のルートA及びBを使用し、保持している基準タイミングに従って各基地局2に対して同時に基準タイミング信号を送信する。ここで、ルートAを使用して送信する基準タイミング信号を基準タイミング信号A、ルートBを使用して送信する基準タイミング信号を基準タイミング信号Bとする。また、無線送信データも基準タイミング信号と同様に、中央装置1からルートA及びルートBを使用して同時に基地局2へ送信される。そして、ルートAを使用して送信する無線送信データを無線送信データA、ルートBを使用して送信する無線送信データを無線送信データBとする。
図3は、中央装置1から基地局2へ送信する基準タイミング信号の送信基準タイミング、基地局2が中央装置1から受信した基準タイミング信号を受信する受信タイミング、及び基地局2が中央装置1から受信した無線送信データを移動局へ送信するための無線基準タイミングの関係を示すタイミング図である。
図4は、図3の無線基準タイミングに同期させて、実際に基地局2が中央装置1から受信した無線送信データを送信するタイミングを示すタイミング図である。
次に、基地局2が各基地局と同期をとって無線送信データを移動局へ送信する動作について、図3及び図4を用いて説明する。
まず、中央装置1が接続回線のルートA及びルートBを使用して基準タイミング信号を各基地局2へ送信すると(図3(1)、図4(1))、基地局2の中央装置送信データ受信部はルートAを使用して送信された基準タイミング信号Aと(図3(2)、図4(2))、ルートBを使用して送信された基準タイミング信号Bとを受信する(図3(3)、図4(4))。中央装置1と基地局2はループ構成を形成しているためルートA及びルートBを介した場合の伝送時間がそれぞれ異なり、中央装置1から同時に送信された基準タイミング信号はルートAでは遅延時間a、ルートBでは遅延時間b(a<b)後に基地局2へ到達する。
そして、基地局2の無線送信タイミング生成部は、中央装置送信データ受信部の受信した受信タイミング信号A及びBの中間のタイミングを無線基準タイミングとして決定する(図3(4)、図4(6))。中央装置1及び各基地局2はループ構成となっているため、受信した基準タイミング信号A及びBの受信タイミングの中間のタイミングが各基地局間で同タイミングとなる。
そして、基地局2の無線送信タイミング生成部は、中央装置送信データ受信部の受信した受信タイミング信号A及びBの中間のタイミングを無線基準タイミングとして決定する(図3(4)、図4(6))。中央装置1及び各基地局2はループ構成となっているため、受信した基準タイミング信号A及びBの受信タイミングの中間のタイミングが各基地局間で同タイミングとなる。
次に、中央装置1がルートA及びルートBを使用して基準タイミング信号とともに無線送信データを基地局2へ送信すると、基地局2はルートAを使用して送信された無線送信データを無線送信データAとして受信し(図4(3))、ルートBを使用して送信された無線送信データを無線送信データBとして受信する(図4(5))。
基地局2の無線送信部は、基準タイミング信号A及びBの受信タイミングに基づき決定した無線基準タイミングに従い、無線送信データA又はBを移動局へ送信する(図4(7))。
基地局2の無線送信部は、基準タイミング信号A及びBの受信タイミングに基づき決定した無線基準タイミングに従い、無線送信データA又はBを移動局へ送信する(図4(7))。
このように、実施の形態1では、各基地局2において受信した基準タイミング信号A及びBの受信タイミングの中間のタイミングを無線送信タイミングとして移動局へ無線送信データを送信するようにしたので、中央装置1で全基地局2間との遅延時間を測定することなく、各基地局2間の高精度な同期をとることが可能になる。
実施の形態2.
実施の形態1では、基地局2から移動局への実際の無線送信データは、決定した無線基準タイミングの次のタイミングでしか送信できないが、実施の形態2では、中央装置1から無線送信データを受信してから移動局へ送信するまでの時間を実施の形態1より短縮する手段について説明する。
実施の形態1では、基地局2から移動局への実際の無線送信データは、決定した無線基準タイミングの次のタイミングでしか送信できないが、実施の形態2では、中央装置1から無線送信データを受信してから移動局へ送信するまでの時間を実施の形態1より短縮する手段について説明する。
図5は、中央装置1から基地局2へ送信する基準タイミング信号の送信基準タイミング、基地局2が中央装置1から受信した基準タイミング信号を受信する受信タイミング、基地局2が中央装置1から受信した無線送信データを移動局へ送信するための無線基準タイミング、及び実際に無線送信データを移動局へ送信する無線送信タイミングの関係を示すタイミング図であり、図5(1)〜(4)は図3(1)〜(4)と同様である。
図6は、図5の無線送信タイミングに同期させて、実際に基地局2が中央装置1から受信した無線送信データを送信するタイミングを示すタイミング図であり、図6(1)〜(5)は図4(1)〜(5)と同様である。
次に、基地局2が各基地局2と同期をとって無線送信データを移動局へ送信する動作について、図5及び図6を用いて説明する。
まず、中央装置1の両側に接続されている2つの基地局2においてルートA及びルートBによる基準タイミング信号A及びBの伝送時間を測定する。両基地局2におけるルートA及びルートBの各伝送時間において、受信した基準タイミング信号A及びBの受信タイミングの中間の無線基準タイミングと、各基地局2において最も長い伝送時間との差をループ構成に属する全基地局2の遅延補正基準値として決定し、ループ構成に属するすべての基地局2の遅延補正基準値設定部に予め設定しておく。
各基地局2の無線送信タイミング生成部は、実施の形態1にて決定した無線基準タイミングに対して各基地局2の遅延補正基準値設定部に設定しておいた遅延補正基準値分を遅らせた時間を無線送信タイミングとする(図5(5)、図6(6))。
そして、基地局2の無線送信部は、無線基準タイミング及び遅延補正基準値から決定した無線送信タイミングに従って、無線送信データA及びBのいずれかのデータを移動局へ送信する(図6(7))。
このように、実施の形態2では、基準タイミング信号A及びBの受信タイミングに基づき決定した無線基準タイミングから、予め設定された遅延補正時間分だけ遅らせて無線送信タイミングとしたので、ループ構成を有するネットワーク毎に異なる最大遅延時間を考慮して、中央装置1から受信した無線送信データを移動局へ送信するまでの遅延時間を短縮化することができる。また、実施の形態1よりも遅延時間が短くなるので、中央装置1から受信して移動局へ無線送信データを送信するまで格納しておく基地局2の無線送信データのバッファ容量を削減することができる。
実施の形態3.
実施の形態2では、予め基地局2に設定した遅延補正基準値を用いて中央装置1から無線送信データを受信してから移動局へ送信するまでの遅延時間を短縮したが、実施の形態3では、中央装置1から受信した遅延補正基準値を用いて中央装置1から無線送信データを受信してから移動局へ送信するまでの遅延時間を短縮する場合について説明する。
実施の形態2では、予め基地局2に設定した遅延補正基準値を用いて中央装置1から無線送信データを受信してから移動局へ送信するまでの遅延時間を短縮したが、実施の形態3では、中央装置1から受信した遅延補正基準値を用いて中央装置1から無線送信データを受信してから移動局へ送信するまでの遅延時間を短縮する場合について説明する。
図7は、中央装置1から基地局2へ送信する基準タイミング信号の送信基準タイミング、中央装置1から基地局2へ送信する遅延補正基準値データ、基地局2が中央装置1から受信した基準タイミング信号を受信する受信タイミング、基地局2が中央装置1から受信した無線送信データを移動局へ送信するための無線基準タイミング、及び実際に無線送信データを移動局へ送信する無線送信タイミングの関係を示すタイミング図であり、図7(1)、(3)〜(6)はそれぞれ図5(1)〜(5)と同様である。
次に、基地局2が各基地局2と同期をとって、無線送信データを移動局へ送信する動作について、図7を用いて説明する。
まず、中央装置1の両側に接続されている2つの基地局2においてルートA及びルートBによる基準タイミング信号A及びBの伝送時間を測定する。両基地局2におけるルートA及びルートBの各伝送時間において、受信した基準タイミング信号A及びBの受信タイミングの中間の無線基準タイミングと、各基地局2において最も長い伝送時間との差をループ構成に属する全基地局2の遅延補正基準値として決定し、中央装置1に設定しておく。
次に、中央装置1からルートA及びルートBを使用して基準タイミング信号とともに遅延補正基準値データを基地局2へ送信し(図7(1)及び(2))、各基地局2の遅延補正基準値設定部が受信すると、各基地局2の無線送信タイミング生成部は実施の形態1にて決定した無線送信タイミングに対して遅延補正基準値設定部の受信した遅延補正基準値分を遅らせた時間を無線送信タイミングとする(図7(6))。
そして、基地局2の無線送信部は、無線基準タイミング及び遅延補正基準値から決定した無線送信タイミングに従って、無線送信データA及びBのいずれかのデータを移動局へ送信する。
そして、基地局2の無線送信部は、無線基準タイミング及び遅延補正基準値から決定した無線送信タイミングに従って、無線送信データA及びBのいずれかのデータを移動局へ送信する。
このように、実施の形態3では、遅延補正基準値を予め各基地局2に設定しておく必要がなく、遅延補正基準値の変更も中央装置1の設定変更で容易に全基地局2に反映することができる。
実施の形態3では、中央装置1に設定する遅延補正基準値を中央装置1に接続されている2つの基地局2で測定した結果としたが、中央装置1から基準タイミング信号を送信し一周して戻ってきた時間を測定し、その時間の1/2を最大遅延時間としてもよい。この場合、上記実施の形態3の場合より遅延時間が若干長くなるものの、実施の形態1の場合より遅延時間を短縮することができる。
この発明は、各基地局の無線送信タイミングの同期をとる必要がある列車無線等の移動体通信無線システムの中央装置及び基地局に利用することができる。
1 中央装置
2 基地局
2 基地局
Claims (4)
- 中央装置と複数の基地局とがループを構成して接続される無線システムにおける基地局間同期方式であって、
上記中央装置は上記複数の基地局に対し二つの接続回線にて基準タイミング信号を各々送信し、
上記基地局は受信した上記基準タイミング信号に基づき無線送信タイミングを決定し、この無線送信タイミングに従い移動局へ無線送信データを送信する
よう構成したことを特徴とする基地局間同期方式。 - 移動局へ無線送信データを送信する無線送信部と、
中央装置が送信した基準タイミング信号を当該中央装置との二つの接続回線にて各々受信する中央装置送信データ受信部と、
この中央装置送信データ受信部の受信した二つの上記基準タイミング信号に基づき上記無線送信部から送信する無線送信データの送信タイミングを生成する無線送信タイミング生成部と
を備えたことを特徴とする基地局。 - 遅延補正基準値を設定する遅延補正基準値設定部を備え、
無線送信タイミング生成部は、中央装置送信データ受信部の受信した基準タイミング信号と上記遅延補正基準値設定部に設定した上記遅延補正基準値とに基づき無線送信部から送信する無線送信タイミングを生成する
ことを特徴とする請求項2記載の基地局。 - 中央装置から送信される遅延補正基準値を受信する遅延補正基準値受信部を備え、
無線送信タイミング生成部は、中央装置送信データ受信部の受信した基準タイミング信号と上記遅延補正基準値受信部の受信した遅延補正基準値とに基づき無線送信部から送信する無線送信タイミングを生成する
ことを特徴とする請求項2記載の基地局。
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---|---|---|---|
JP2007131443A JP2008288844A (ja) | 2007-05-17 | 2007-05-17 | 基地局間同期方式及び基地局 |
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