JP5282618B2 - 無線基地局装置及びその同期方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線制御装置と複数の無線装置を複数のリンクで接続しフレームでデータの送受信を行う無線基地局装置及びその同期方法に関する。
近年の携帯電話のサービスにおいて、携帯端末(UE:User Equipment)を使用したMBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)等の放送サービスが行われる方向に進んでいる。携帯端末による放送サービスを行うためには、携帯端末が他の無線装置(RE:Radio Equipment)のエリアに移動してもハンドオーバーで同一データを送信する機能を要求されている。このため、無線制御装置(REC:Radio Equipment Control)に接続されたケーブル長の異なる複数の無線装置のアンテナ位置で同一のデータを送信する必要がある。
無線制御装置と無線装置とのインタフェースとしては、例えば、CPRI(Common Public Radio Interface)が用いられる。CPRIを用いて、無線制御装置と無線装置を光ケーブルで接続した場合、光ケーブル長により無線制御装置と無線装置との間の伝送遅延時間は異なる。一方で、無線システムとしては無線装置出力のタイミングを揃えるために、光ケーブル長の違いによる遅延時間の補正が行われる。遅延時間の測定方法については、非特許文献1に記載されている。非特許文献1に記載のCPRI規格では、無線制御装置側で調整を行う。
図1(A),(B)に無線基地局装置の構成例を示す。図1(A)では、無線制御装置1に複数の無線装置2−1,2−2がスター接続されて無線基地局装置を構成している。図1(B)では、無線制御装置1に無線装置2−3が接続され、無線装置2−3に更に別の無線装置2−4がカスケード接続(縦続接続)されて無線基地局装置を構成している。
図2に、遅延測定に関するポイントの定義を示す。遅延測定を実施するためのポイントとして、R1、R2、R3、R4、Tx,Rxを定義している。ここで、ポイントR1は無線制御装置1の出力端、ポイントR4は無線制御装置1の入力端である。ポイントR2は無線装置2のCPRIインタフェース側入力端、ポイントR3はCPRIインタフェース側出力端である。また、ポイントTx,Rxはアンテナの入出力端である。
また、各ポイント間の遅延時間として、T14、T12、Toffset、T34、X、Yを定義している。ここで、遅延時間T14は無線制御装置出力端R1から出力したCPRIフレームタイミングと無線制御装置入力端R4に入力されるCPRIフレームタイミングとの時間差である。遅延時間T12は無線制御装置出力端R1から無線装置入力端R2までの遅延時間である。遅延時間Toffsetは無線装置入力端R3から入力されたCPRIフレームタイミングを無線装置出力端R4に出力するまでの遅延時間である。
遅延時間T34は無線装置出力端R3から無線制御装置入力端R4までの遅延時間である。また、下り装置内遅延Xは無線装置入力端R2に入力されたベースバンド信号がアンテナ端から出力されるまでの遅延時間、上り装置内遅延Yはアンテナ端の入力が無線装置出力端R3に出力されるまでの遅延時間である。
ここで、無線制御装置1から出力したCPRIフレームが無線装置2で折り返されて戻ってくる遅延時間T14を測定する。遅延時間T14から無線装置2側での折り返し時間Toffset値を減算した結果を1/2した値がケーブル遅延時間T12,T34である。無線制御装置1が周波数122.88MHzで動作している場合、遅延時間T14自体はTc/32(Tcは1チップ=260.42nsec=1/3.84MHz)の測定が可能であるが、遅延時間Toffset値に誤差が含まれる。
図3に示すように、無線制御装置1内では、ベースバンド処理部(BB)1aとCPRI処理部1b間のBB−CPRI処理部間内部遅延と、CPRI処理部1b内の遅延補正部3によるCPRI処理部内部遅延がある。無線制御装置1と無線装置2間ではケーブル(CPRI LINK)によるケーブル遅延がある。また、無線装置2内ではCPRI処理部2bと無線送受信部2bによる下り装置内遅延Xがある。
無線制御装置1での遅延補正は、図4に示すように、無線制御装置1からアンテナ端Txまでの最大遅延量として定めた値から、算出したケーブル遅延時間{(T14−Toffset)÷2}と無線装置2側での下り装置内遅延Xを減算した値を、遅延補正部3での遅延補正値とする。
そして、算出した遅延補正値分だけIQデータ送信を遅らせることにより、無線制御装置1−無線装置2のアンテナ位置までの時間を各リンク1,2(無線装置2−1,2−2)で最大遅延量となるように補正する。これにより、無線制御装置1のベースバンド処理部1aでIQデータを最大遅延量分の時間だけ先出しすることで、無線装置2のアンテナ3の位置でIQデータの先頭がほぼ同時となる。
CPRIフレームは、ベーシックフレーム(1チップ=260.42nsec=1/3.84MHz)が最小単位であるため、ベーシックフレーム時間(1チップ=260.42nsec)より短い時間の補正はできないので、±1チップ≒±260nsecの誤差が生じる。無線装置2がカスケード接続される場合は、更に±1チップの誤差が加算される。
なお、CPRIインタフェースを用いた無線制御装置と無線装置の間の遅延補正方法については、各種の提案がなされている(例えば特許文献1参照)。
特表2008−516503号公報
CPRI Specification v4.0 sec.6.1 Delay caribration example(Informative)
図3に示すBB−CPRI処理部間内部遅延とCPRI処理部内部遅延は、ハードロジック処理なので固定遅延となる。固定遅延分の遅延調整は無線制御装置1側のCPRI処理部1bの遅延補正部3にて調整を行うため、誤差はなくなる。
CPRIは一般に無線制御装置1と無線装置2の間を光ファイバで接続しており、光ファイバにも温度による遅延変動があり、その遅延変動は31psec/°C/kmというデータがある。この場合、距離20km、温度変化20℃であれば、12.4nsecの変動になる。この変動により遅延時間T14の測定値が変わり、遅延補正値が変わるため、IQデータのデータスリップが発生してしまう。
ケーブル遅延は、測定誤差、光ケーブル遅延変化、SERDES(SERializer/DESerializer)の受信誤差が含まれるためバラツキが生じる。また、遅延補正は1チップ(260nsec)単位となるためバラツキが生じる。また、下り無線装置装置内遅延もSERDESを含むためバラツキが生じる。この結果、アンテナ出力では±1チップくらいのバラツキが生じる。
従来の構成では、ベースバンド処理部1aから10msec無線フレームをアンテナ(ANT)までの最大遅延分だけ早く出力し、無線制御装置1側のCPRI処理部1bの遅延補正部3で遅延補正量(最大遅延−ケーブル遅延−下り装置内遅延X)だけ遅延させることでアンテナでの10msec無線フレームを同期させている。
図5に示す10msec無線フレームは無線制御装置1での時間であり、無線装置2では伝送時間分遅延した10msec無線フレームしか分からないため、送信タイミングを無線装置2で定めることはできない
このように、従来では、Toffset,CPRIベーシックフレーム分の誤差(±1チップ)が発生してしまうため、今後、MBSFN(MBMS Single Frequency Network:MBMS単一周波数ネットワーク)や4x4MIMO(Multiple Input Multiple Output)では位相、時間、周波数の全てが同期している必要があり、無線制御装置だけでの遅延補正では、アンテナ端までの遅延誤差が生じ、無線装置のアンテナ端における無線フレームの同期がとれない場合が出てくるという問題があった。
開示の無線基地局装置は、複数のアンテナ端における無線フレームの同期をとることを目的とする。
開示の一実施形態による無線基地局装置は、無線制御装置と複数の無線装置を複数のリンクで接続しフレームでデータの送受信を行う無線基地局装置において、マスタとなる無線制御装置又は無線装置のクロックのカウントを行う第1基準カウンタと、スレーブとなる無線装置のクロックのカウントを行う第2基準カウンタと、前記マスタから前記スレーブに第1特定フレームを送信したとき前記第1基準カウンタのカウント値を第1送信値として保持する第1送信値保持手段と、前記スレーブで前記第1特定フレームを受信したとき前記第2基準カウンタのカウント値を第1受信値として保持する第1受信値保持手段と、前記スレーブから前記マスタに第2特定フレームを送信したとき前記第2基準カウンタのカウント値を第2送信値として保持する第2送信値保持手段と、前記マスタで前記第2特定フレームを受信したとき前記第1基準カウンタのカウント値を第2受信値として保持する第2受信値保持手段と、前記第1送信値及び前記第2受信値を前記フレームのユーザが使用可能な所定領域に格納して前記マスタから前記スレーブに送信する送受信値送信手段と、前記第1,第2送信値及び前記第1,第2受信値から前記第1基準カウンタと前記第2基準カウンタ間の差分を算出し、前記差分で前記第2基準カウンタのカウント値を補正して前記第1基準カウンタに同期させる同期手段と、を有する。
本実施形態によれば、複数のアンテナ端における無線フレームの同期をとることができる。
無線基地局装置の構成例を示す図である。 遅延測定に関する定義を示す図である。 遅延測定に関する定義を示す図である。 従来の遅延補正を説明するための図である。 従来の遅延補正を説明するための図である。 無線基地局装置の第1実施形態の構成図である。 CPRIのフレームフォーマットを示す図である。 第1実施形態の動作シーケンスである。 第1実施形態の遅延補正を説明するための図である。 第1実施形態における信号タイミングチャートである。 第1実施形態における信号タイミングチャートである。 第1実施形態における信号タイミングチャートである。 第1実施形態における信号タイミングチャートである。 無線基地局装置の第2実施形態の構成図である。 時刻カウント値の生成を説明するための図である。 第2実施形態の動作シーケンスである。 第2実施形態の遅延補正を説明するための図である。 第2実施形態における信号タイミングチャートである。 第2実施形態における信号タイミングチャートである。 第2実施形態における信号タイミングチャートである。 第2実施形態における信号タイミングチャートである。 無線基地局装置の第3実施形態の構成図である。 無線基地局装置の第4実施形態の構成図である。 無線基地局装置の第5実施形態の構成図である。
以下、図面に基づいて実施形態を説明する。
<第1実施形態>
図6は無線基地局装置の第1実施形態の構成図を示す。この実施形態では、データフレームにCPRIフレームを使用した形式で記載している。無線制御装置10に複数の無線装置20−1,20−2がスター接続されて無線基地局装置を構成している。
マスタとしての無線制御装置10内のベースバンド処理部(BB)11は、無線フレームを生成し、CPRI処理部12に無線フレームの先頭位置通知を行う。
基準カウンタ13は、クロックをカウントしてシステムフレームナンバー(SFN)に同期した基準カウント値の生成を行う。
送信タイムスタンプ保持部14は、CPRIフレームをハイパーフレームナンバー値(HFN)=0,ベーシックフレームナンバー値(B_NO)=0で送信したときの基準カウント値を保持する。
返送タイムスタンプ保持部15は、ハイパーフレームナンバー値(HFN)=0/ベーシックフレームナンバー値(B_NO)=0のCPRIフレームを受信したときのマスタ側基準カウント値を保持する。
CPRI処理部12は、CPRIフレームの送受信を行って同期制御部16に通知し、また、ベースバンド処理部11より受信した無線フレーム先頭位置をベンダースペシフィック領域に格納して無線装置20−1に送信する。
同期制御部16は、送信タイムスタンプ保持部14及び返送タイムスタンプ保持部15それぞれにタイムスタンプ値の保持を指示する。また、同期制御部16はCPRI処理部12に対し送信タイムスタンプ保持部14及び返送タイムスタンプ保持部15に保持しているタイムスタンプ値をCPRIのベンダースペシフィック領域に格納して無線装置20−1に送信するよう指示する。
図7にCPRIのフレームフォーマットを示す。図7において、1ハイパーフレームは例えば256ベーシックフレームを有する。1ベーシックフレームのフレーム長は1チップ(=260.42nsec=1/3.84MHz)であり、制御データ送受信のための制御ワード領域(Control Word:CW)と、ベースバンド信号送受信のためのIQデータ領域(IQ Data Block:IQ)を含んでいる。
また、制御ワードでは周期的に同期バイト(Sync byte)を送信する。ハイパーフレームの先頭ベーシックフレームの制御ワードでは同期コード(K28.5)が送信され、ハイパーフレームの先頭であることを示している。また、ハイパーフレームにおける所定番目の制御ワードはユーザが自由に使用できるベンダースペシフィック領域(図7にVSで示す)とされている。
図6において、スレーブとしての無線装置20−1内のCPRI処理部21は、CPRIフレームの送受信を行って同期制御部27に通知する。CPRI処理部21は受信したCPRIフレーム内のベンダースペシフィック領域に格納されているタイムスタンプ値を基準カウンタ22に通知する。また、ベンダースペシフィック領域に格納されている無線フレーム先頭位置より無線フレーム格納メモリ23にIQデータの書込みを行う。
基準カウンタ22は、クロックをカウントして非同期時には自走で基準カウント値を生成する。また、基準カウンタ22は同期制御部27から基準カウント値を補正される。
受信タイムスタンプ保持部24は、HFN値=0,B_NO値=0のCPRIフレームを受信したときの基準カウンタ22の基準カウント値を保存する。
送信タイムスタンプ保持部25は、スレーブ側がHFN値=0,B_NO値=0でマスタ側にCPRIフレームを送信時の基準カウンタ22値を保存する。
無線フレーム格納メモリ23は、CPRI処理21で抽出された無線フレームデータの保存を行い、無線送受信部26からの要求で無線フレームデータの読み出しを行う。
同期制御部27は、受信タイムスタンプ保持部24及び送信タイムスタンプ保持部25それぞれのタイムスタンプ値の保持を指示する。また、CPRI処理部21から通知されたタイムスタンプ値と、受信タイムスタンプ保持部24及び送信タイムスタンプ保持部25に格納されているタイムスタンプ値から、基準カウンタ22と基準カウンタ13とのカウント値の差分を算出し、差分に応じて基準カウンタ22の補正を行う。
ところで、無線送信ロジック遅延量は、無線送受信部26からアンテナ28までのロジック遅延とケーブル遅延で決まる。無線送受信部26は、アンテナ28に送信開始するタイミングよりも無線送信ロジック遅延量だけ早く無線フレーム格納メモリ23から無線フレームデータを読み出してアンテナ28に供給する。なお、無線装置20−2も無線装置20−1と同一構成である。
<第1実施形態の動作シーケンス>
図8は第1実施形態の動作シーケンスを示す。図8において、無線制御装置10は、ハイパーフレームナンバー値(HFN)=0,ベーシックフレームナンバー値(B_NO)=0のCPRIフレーム、つまり、ハイパーフレームの先頭ベーシックフレームを送信する際に、基準カウンタ13のタイムスタンプ値を送信タイムスタンプ値(1b)として送信タイムスタンプ保持部14に保存する(S1)。
無線装置20−1は、HFN値=0,B_NO値=0のCPRIフレームを受信したときの自走する基準カウンタ22のカウント値を受信タイムスタンプ値(1d)として受信タイムスタンプ保持部24に保存する(S2)。そして、無線装置20−1は無線制御装置10に対しHFN値=0,B_NO値=0のCPRIフレームを送信する際に、基準カウンタ22のタイムスタンプ値を送信タイムスタンプ値(1e)として送信タイムスタンプ保持部25に保存する(S3)。
無線制御装置10は、HFN値=0,B_NO値=0のCPRIフレームを受信したときの基準カウンタ13のカウント値を返送タイムスタンプ値(1h)として返送タイムスタンプ保持部15に保持する(S4)。この後、無線制御装置10の同期制御部16はCPRI処理部12に、送信タイムスタンプ保持部14の送信タイムスタンプ値(1b)と返送タイムスタンプ保持部15の返送タイムスタンプ値(1h)をベンダースペシフィック領域に格納して無線装置20−1に送信する(S5)。
無線装置20−1のCPRI処理部21では、無線制御装置10からの送信タイムスタンプ値(1b)と返送タイムスタンプ値(1h)受信する。同期制御部27は受信タイムスタンプ保持部24の受信タイムスタンプ値(1d)と送信タイムスタンプ保持部25の送信タイムスタンプ値(1e)とを用いて基準カウンタ13と基準カウンタ22の差分とケーブル遅延を算出する。なお、ケーブル遅延は必ずしも求める必要はない。
差分={(1d−1b)−(1h−1e)}÷2
ケーブル遅延={(1d−1b)+(1h−1e)}÷2
同期制御部27は算出した差分を基準カウンタ22にセットすることで基準カウンタ22のカウント値を基準カウンタ13のカウント値に一致させ同期させる(S6,S7)。
無線装置20−1がアンテナ28の位置で無線フレームの先頭位置に合わせるためには、CPRIフレームのどの位置に無線フレームの先頭が格納されているかを知る必要がある。このため、ベースバンド処理部11は、CPRI処理部12に対して無線フレーム先頭位置を通知する。CPRI処理部12はベンダースペシフィック領域を使用して無線フレームの先頭位置が格納されている無線フレーム先頭のIQデータが格納されるCPRIフレームのHFN値,N_NO値を無線装置20−1に送信する(S8)。
無線装置20−1のCPRI処理部21は無線フレーム先頭のIQデータが格納されるCPRIフレームのHFN値,N_NO値を抽出して同期制御部27に通知する。これにより、同期制御部27は無線フレーム先頭のIQデータを無線フレーム格納メモリ23の先頭アドレス(0番地)に位置付けて無線フレーム格納メモリ23に順に書き込むことが可能となる(S9)。
無線制御装置10は、アンテナ28までの最大遅延に加えて、無線装置20−1でバラツキを吸収するための余裕を持って、数チップ分先行してIQデータを無線装置20−1に送信する。このとき、無線フレーム先頭のIQデータが格納されるCPRIフレームのHFN値,N_NO値はステップS8で送信した通りである(S10)。
無線装置20−1は受信したCPRIフレームのIQデータを無線フレーム格納メモリ23に一時格納する。このとき、無線フレーム先頭のIQデータ(HFN値,N_NO値は先に同期制御部27に通知されている)は無線フレーム格納メモリ23の先頭アドレス(0番地)に格納する(S11)。
無線送受信部26は、10msec毎の無線フレーム送信周期(基準カウンタ22を基準として生成)に合わせて、無線フレーム格納メモリ23の先頭アドレスから順にIQデータを読み出して無線フレームを生成し、この無線フレームの送信を行う(S12)。
このように、無線制御装置10にスター接続された全ての無線装置20−1,20−2の基準カウント値を無線制御装置10の基準カウント値に同期させることにより、全ての無線装置20−1,20−2のアンテナ位置での送信タイミングを同期化することができる。このため、従来は、無線制御装置1側で遅延量を調整していたので、図5に示すように、アンテナ出力の無線フレームでは時間のバラツキがあったが、上記実施形態では、図9に示すように、アンテナ28出力の無線フレームで時間のバラツキを低減することができる。
この実施形態では、第1送信値保持手段の一例として送信タイムスタンプ保持部14を用い、第1受信値保持手段の一例として受信タイムスタンプ保持部24を用い、第2送信値保持手段の一例として送信タイムスタンプ保持部25を用い、第2受信値保持手段の一例として返送タイムスタンプ保持部15を用い、送受信値送信手段の一例としてCPRI処理部12を用い、同期手段の一例として同期制御部27を用い、先頭位置送信手段の一例としてCPRI処理部12を用いている。
<第1実施形態における信号タイミングチャート>
図10乃至図13に、第1実施形態における信号タイミングチャートを示す。ここで、タイムスタンプは、各ベーシックフレームの最終データ位置で取得するものとする。
まず、図10に示すように、マスタ側の無線制御装置10のCPRI処理部12から基準カウンタ13のカウント値が0の時にHFN=0,B_NO=0でCPRIフレームを送信する。HFN=0,B_NO=0のフレームの最終データ送信時のカウント値「31」を送信タイムスタンプ保持部14に送信タイムスタンプ(1b)として保存する。
スレーブ側の無線装置20−1は、図11に示すように、マスタ側が送信したHFN=0,B_NO=0のフレームの最終データ受信時に自走する基準カウンタ22のカウント値「1416」を受信タイムスタンプ保持部24に受信タイムスタンプ(1d)として保存する。
この後、無線装置20−1は、CPRI処理部21からHFN=0,B_NO=0でCPRIフレームを送信する。このHFN=0,B_NO=0のフレームの最終データ送信時の基準カウンタ22のカウント値「1485」を送信タイムスタンプ保持部25に送信タイムスタンプ(1e)として保存する。
無線制御装置10は、無線装置20−1が送信したHFN=0,B_NO=0のフレームの最終データ受信時の基準カウンタ13のカウント値「354」を返送タイムスタンプ保持部15に返送タイムスタンプ(1h)として保存する。
その後、図11に示すように、無線制御装置10のCPRI処理部12は、送信タイムスタンプ保持部14の送信タイムスタンプと返送タイムスタンプ保持部15の返送タイムスタンプをCPRIフレームのベンダースペシフィック領域に格納してスレーブ側に送信する。図12では、HFN=0,B_NO=16のCPRIフレームのベンダースペシフィック領域を用いて送信タイムスタンプと返送タイムスタンプを送信している。
無線装置20−1は、図12に示すように、無線制御装置10が送信したベンダースペシフィック領域に格納されている送信タイムスタンプ(1b)と返送タイムスタンプ(1h)を受信する。このとき、無線装置20−1には、マスタ側送信タイムスタンプ(1b)、マスタ側返送タイムスタンプ(1h)、スレーブ側受信タイムスタンプ(1d)、スレーブ側送信タイムスタンプ(1e)が揃う。これらのタイムスタンプが揃ったことで、基準カウンタ13と基準カウンタ22の差分[{(1d−1b)−(1h−1e)}÷2]を得ることができる。
図12の例では、上記差分の演算を基準カウンタ22の値が「1929」のときに行っている。ここでは、(1d)=1416、(1b)=31、(1h)=354、(1e)=1485 であるため、差分=[{(1416−31)−(354−1485)}÷2]=1258となる。
よって、基準カウンタ22の現在のカウント値−差分=1929−1258=671となり、次のクロックで「671」を「1」だけインクリメントして基準カウンタ22のカウント値を「672」にする。その結果、基準カウンタ13と基準カウンタ22が同期化される。
基準カウンタ13,22の同期後、無線装置20−1での無線フレームの送出タイミングを合わせるには、無線フレームを10msecフレームよりも先行してフレームを生成する必要がある。無線フレームの先頭位置はCPRI処理部12では分からないため、ベースバンド処理部11が無線フレームの先頭位置を通知する必要がある。
図13に示す例では、HFN=149,B_NO=250の位置を無線フレームの先頭として出力している。この情報をCPRI処理部12がCPRIフレームのベンダースペシフィック領域を使用して無線装置20−1に送信する。
無線フレームが無線装置20−1のCPRI処理部21に到達するまでに、BB−CPRI処理部処理遅延、無線制御装置−無線装置間ケーブル遅延、無線装置側CPRI処理遅延分が遅延することになる。無線制御装置10でフレームを先行して生成した時間から上記各遅延を差し引いた残りの時間は、無線フレーム格納メモリ23で調整を行う。
無線フレームの先頭位置は、HFN=149,B_NO=250であるため、このタイミングの無線フレームデータを無線フレーム格納メモリ23のライトアドレス0番地として格納する。
10msec毎の無線フレーム送信周期より、無線送信ロジック遅延量分前のタイミングで、無線フレーム格納メモリ23のリードアドレス0番地として無線フレームデータを読み出す。無線送受信部26で処理後、アンテナ28に無線フレームが到達したときに、10msec毎の無線フレーム送信周期と無線フレームの先頭が高精度に一致する。
<第2実施形態>
図14は無線基地局装置の第2実施形態の構成図を示す。この実施形態では、データフレームにCPRIフレームを使用した形式で記載している。無線制御装置30に複数の無線装置40−1,40−2がスター接続されて無線基地局装置を構成している。
マスタとしての無線制御装置30内のベースバンド処理部31は、無線フレームを生成し、CPRI処理部32に無線フレームの先頭位置通知を行う。
GPS部33は、GPS(Global Positioning System)から取得した図15に示すGPSTIME(1秒周期でカウント)をSFN34に通知する。
SFN(System Frame Number)部34は、GPS部33から取得したGPSTIME(1秒周期でカウント)を10msec周期でカウントアップし、GPSから受信した図15に示す1PPS(1秒周期のパルス)信号のアサート時にGPSTIME×100の値の下位10ビットをSFN値として時刻カウンタ35に供給する。
時刻カウンタ35は、SFN34で生成したカウント値(10msec周期でカウント)をベースとして、122.88MHzのクロックでカウントアップするカウンタである。時刻カウンタ35のカウント範囲は0〜1228799であり、カウント値が0のときにSFN値がインクリメントする。時刻カウンタ35で生成したカウント値とSFN値を合わせて時刻カウント値とする。この様子を図15に示す。
なお、この実施形態ではGPSTIMEからSFNを生成しているが、自無線基地局のSFN値が他の無線基地局のSFN値と同期していれば、同期手段はどのようなものであっても良い。
Sync開始フレーム送信タイムスタンプ保持部36は、Sync開始フレームを送信するときの時刻カウンタ35の時刻カウント値(2f)を保持する。
Sync時刻タイムスタンプ保持保持部37は、Sync時刻問い合わせフレームを受信したときの時刻カウンタ35の時刻カウント値(2m)を保持する。
CPRI処理部32は、CPRIフレームの送受信を行って同期制御部38に通知する。また、CPRI処理部32はベンダースペシフィック領域に格納して送受信を行うフレームであるSync開始フレーム、Sync時刻1フレーム、Sync時刻2フレームを無線装置40−1に送信する。また、ベースバンド処理部31より受信した無線フレーム先頭位置をベンダースペシフィック領域に格納して無線装置40−1に送信する。
同期制御部38は、Sync開始フレーム送信タイムスタンプ保持部36及びSync時刻タイムスタンプ保持保持部37それぞれに時刻カウント値の保持を指示する。また、同期制御部38はCPRI処理部32に対しSync開始フレーム、Sync時刻1フレーム、Sync時刻2フレームを生成して無線装置40−1に送信するよう指示する。
なお、Sync開始フレームは、ベンダースペシフィック領域に同期開始を指示するコードを格納して無線制御装置30から無線装置40−1に送信するフレームである。
Sync時刻1フレームは、ベンダースペシフィック領域にSync開始フレーム送信タイムスタンプ保持部36の時刻カウント値(2f)を格納して無線制御装置30から無線装置40−1に送信するフレームである。
Sync時刻2フレームは、ベンダースペシフィック領域にSync時刻タイムスタンプ保持保持部37の時刻カウント値(2m)を格納して無線制御装置30から無線装置40−1に送信するフレームである。
スレーブとしての無線装置40−1内のCPRI処理部41は、CPRIフレームの送受信を行う。CPRI処理部41は受信したCPRIフレームがSync開始フレーム、Sync時刻1フレーム、Sync時刻2フレームを受信したときに時刻カウンタ42及び同期制御部50に通知し、Sync時刻問い合わせフレームを生成して送信を行うと共に、時刻カウンタ42への通知を行う。また、CPRI処理部41はベンダースペシフィック領域に格納されている無線フレーム先頭位置より、無線フレーム格納メモリ23にIQデータの書込みを行う。
Sync時刻問い合わせフレームは、ベンダースペシフィック領域にSync時刻問い合わせタイムスタンプを格納して無線装置40−1から無線制御装置30に送信するフレームである。
時刻カウンタ42は、122.88MHzのクロックをカウントして非同期時には自走でカウント値の生成を行う。また、時刻カウンタ42は同期制御部50から時刻カウント値を補正される。
Sync開始タイムスタンプ保持部44は、Sync開始フレームを受信したときの時刻カウンタ42の時刻カウント値(2h)を保持する。
Sync時刻1保持部46は、Sync時刻1フレームに格納されているSync開始フレーム送信タイムスタンプ(2f)を保持する。
Sync時刻問い合わせタイムスタンプ保持部45は、Sync時刻問い合わせフレーム送信時に時刻カウンタ42の時刻カウント値(2l)を保持する。
Sync時刻2保持部47は、Sync時刻2フレームに格納されているSync時刻タイムスタンプ(2m)を保持する。
無線フレーム格納メモリ43は、CPRI処理部41で抽出された無線フレームデータの保存を行い、無線送受信部48からの要求で無線フレームデータの読み出しを行う。
同期制御部50は、CPRI処理部41からSync開始フレームの受信通知を受けたとき時刻カウンタ42の時刻カウント値をSync開始タイムスタンプ保持部44に格納させ、Sync時刻問い合わせフレームの送信通知を受けたとき時刻カウンタ42の時刻カウント値をSync時刻問い合わせタイムスタンプ保持部45に格納させる。
また、同期制御部50はSync時刻1フレームの受信時にそのSync開始フレーム送信タイムスタンプ(2f)をSync時刻1保持部46に格納させ、Sync時刻2フレームの受信時にそのSync時刻タイムスタンプ(2m)をSync時刻2保持部47に格納させる。
また、同期制御部50はSync時刻2フレーム受信時に、Sync開始タイムスタンプ保持部44、Sync時刻問い合わせタイムスタンプ保持部45、Sync時刻1保持部46、Sync時刻2保持部47に格納されたタイムスタンプ値より、マスタ側時刻カウンタ35との差分を算出し時刻カウンタ42の補正を行う。
無線送信ロジック遅延量は、無線送受信部48からアンテナ49までのロジック遅延とケーブル遅延で決まる。無線送受信部48は、アンテナ49に送信開始するタイミングよりも無線送信ロジック遅延量だけ早く無線フレーム格納メモリ43から無線フレームデータを読み出してアンテナ49に供給する。なお、無線装置40−2も無線装置40−1と同一構成である。
<第2実施形態の動作シーケンス>
図16は第2実施形態の動作シーケンスを示す。図16において、無線制御装置30では、GPS部33より受信したGPSTIME値を基にSFN部34でSFN値を生成し、時刻カウンタ35はSFN値と合わせて時刻カウント値を生成する。無線制御装置30はCPRIフレーム内のベンダースペシフィック領域にSync開始フレームのコードを格納して無線装置40−1に送信すると共に、そのときの時刻カウント値をSync開始フレーム送信タイムスタンプ(2f)としてSync開始フレーム送信タイムスタンプ保持部36に保持する(S21)。
無線装置40−1は、Sync開始フレームを受信したとき、時刻カウンタ42の時刻カウント値をSync開始タイムスタンプ(2h)としてSync開始タイムスタンプ保持部44に保持する(S22)。
無線制御装置30は、Sync開始フレームの送信後、続けてSync開始フレーム送信タイムスタンプ保持部36のSync開始フレーム送信タイムスタンプ(2f)を格納したSync時刻1フレームを生成して無線装置40−1に送信する(S23)。
無線装置40−1は、Sync時刻1フレームを受信すると、Sync時刻1フレームに格納されているタイムスタンプをSync開始フレーム送信タイムスタンプ(2j)としてSync時刻1保持部46に保持する(S24)。
無線装置40−1は、Sync時刻1フレームの受信後、Sync時刻問い合わせフレームを生成して無線制御装置30に送信し、そのときの時刻カウンタ42の時刻カウント値をSync時刻問い合わせタイムスタンプ(2l)としてSync時刻問い合わせタイムスタンプ保持部45に保持する(S25)。
無線制御装置30は、Sync時刻問い合わせフレームを受信したとき、時刻カウンタ35の時刻カウント値をSync時刻タイムスタンプ(2m)としてSync時刻タイムスタンプ保持部37に保持する(S26)。その後、Sync時刻タイムスタンプ保持部37の値(2m)をSync時刻2フレームに格納して無線装置40−1に送信する(S27)。
無線装置40−1は、Sync時刻2フレームを受信すると、Sync時刻2フレームに格納されているタイムスタンプをスレーブ側Sync時刻2保持部47にSync時刻タイムスタンプ(2o)として保持する。そして、既に保持部44,45,46に保持しているSync開始タイムスタンプ(2h)、Sync開始フレーム送信タイムスタンプ(2j)、Sync時刻問い合わせタイムスタンプ(2l)、Sync時刻2タイムスタンプ(2o)を使用して、時刻カウンタ35と時刻カウンタ42の差分とケーブル遅延を算出する。なお、ケーブル遅延は必ずしも求める必要はない。
差分={(2h−2j)−(2o−2l)}÷2
ケーブル遅延={(2h−2j)+(2o−2l)}÷2
同期制御部41は算出した差分を時刻カウンタ42にセットすることで時刻カウンタ42の時刻カウント値を時刻カウンタ35のカウント値に一致させ同期させる(S28,S29)。
無線装置40−1がアンテナ49の位置で無線フレームの先頭位置に合わせるためには、CPRIフレームのどの位置に無線フレームの先頭が格納されているかを知る必要がある。このため、ベースバンド処理部31は、CPRI処理部32に対して無線フレーム先頭位置を通知する。CPRI処理部32はベンダースペシフィック領域を使用して無線フレームの先頭位置が格納されている無線フレーム先頭のIQデータが格納されるCPRIフレームのHFN値,N_NO値を無線装置40−1に送信する(S30)。
無線装置40−1のCPRI処理部41は無線フレーム先頭のIQデータが格納されるCPRIフレームのHFN値,N_NO値を抽出して同期制御部50に通知する。これにより、同期制御部50は無線フレーム先頭のIQデータを無線フレーム格納メモリ43の先頭アドレス(0番地)に位置付けて無線フレーム格納メモリ43に順に書き込むことが可能となる(S31)。
無線制御装置30はアンテナ49までの最大遅延に加えて、無線装置40−1でバラツキを吸収するための余裕を持って、数チップ分先行してIQデータを無線装置40−1に送信する(S32)。このとき、無線フレーム先頭のIQデータが格納されるCPRIフレームのHFN値,N_NO値はステップS30で送信した通りである。
無線装置40−1は受信したCPRIフレームのIQデータを無線フレーム格納メモリ43に一時格納する。このとき、無線フレーム先頭のIQデータ(HFN値,N_NO値は先に同期制御部50に通知されている)は無線フレーム格納メモリ43の先頭アドレス(0番地)に格納する(S33)。
無線送受信部46は、10msec毎の無線フレーム送信周期(時刻カウンタ42に同期している)に合わせて、無線フレーム格納メモリ43の先頭アドレスから順にIQデータを読み出して無線フレームを生成し、この無線フレームの送信を行う(S34)。
このように、無線制御装置30にスター接続された全ての無線装置40−1,40−2の時刻カウント値を無線制御装置30の時刻カウント値に同期させることにより、全ての無線装置40−1,40−2のアンテナ位置での送信タイミングを同期化することができる。このため、図17に示すように、アンテナ49出力の無線フレームで時間のバラツキを低減することができる。
この実施形態では、第1送信値保持手段の一例としてSync開始フレーム送信タイムスタンプ保持部36を用い、第1受信値保持手段の一例としてSync開始タイムスタンプ保持部44を用い、第2送信値保持手段の一例としてSync時刻問い合わせタイムスタンプ保持部45を用い、第2受信値保持手段の一例としてSync時刻タイムスタンプ保持部37を用い、送受信値送信手段の一例としてCPRI処理部32を用い、同期手段の一例として同期制御部50を用い、先頭位置送信手段の一例としてCPRI処理部32を用いている。
<第2実施形態における信号タイミングチャート>
図18乃至図21に、第1実施形態における信号タイミングチャートを示す。ここで、タイムスタンプは、各ベーシックフレームの最終データ位置で取得するものとする。
無線制御装置30の時刻カウンタ35は、図18に示すように、SFN値(0〜1023)と10msecカウンタ(0〜1228799)を合わせて生成する。時刻カウント値の表示は、SFN値=122,10msecカウンタ=1228671の場合は、(122,1228671)と表記する。
まず、図18に示すように、無線制御装置30のCPRI処理部32から、Sync開始フレームを送信する。Sync開始フレームの最終データ位置の時刻カウンタ35の時刻カウント値「122,1228671」をSync開始タイムスタンプ保持部36に保存する。
無線装置40−1は、図19に示すように、無線制御装置30が送信したSync開始フレームの最終データ受信時の時刻カウンタ42(現状は自走)の時刻カウント値「10,1256」をSync開始タイムスタンプ保持部44に保存する。
その後、無線制御装置30は続けてSync開始タイムスタンプ保持部36のSync開始タイムスタンプを乗せたSync時刻1フレームを送信する。
無線装置40−1は、Sync時刻1フレーム内に格納されたSync開始タイムスタンプ「122,1228671」を抽出し、Sync時刻1保存部46に保存する。
無線装置40−1は、図20に示すように、Sync時刻問い合わせフレームを送信する。また、Sync時刻問い合わせフレームの最終データ位置の時刻カウンタ42の時刻カウント値「10,1485」をSync時刻問い合わせタイムスタンプ保持部45に保存する。
無線制御装置30でSync時刻問い合わせフレームの最終データを受信したときの時刻カウンタ35の時刻カウント値「123,354」をSync時刻タイムスタンプ保持部37に保存する。
その後、図21に示すように、無線制御装置30はSync時刻タイムスタンプ保持部37のSync時刻タイムスタンプをSync時刻2フレームに乗せて送信する。
無線装置40−1は、受信したSync時刻2フレーム内のSync時刻タイムスタンプ「123,354」をSync時刻2保存部47に保存する。
これにより、無線装置40−1には、Sync開始タイムスタンプ(2h)、Sync時刻1保存部46のSync開始タイムスタンプ(2j)、Sync時刻問い合わせタイムスタンプ(2l)、Sync時刻2保存部47のSync時刻タイムスタンプ(2o)が揃う。これらのタイムスタンプが揃ったことで、時刻カウンタ35と時刻カウンタ42の差分[{(2h−2j)−(2o−2l)}÷2]を得ることができる。
図21の例では、上記差分の演算を時刻カウンタ42が「10,1801」のときに行っている。ここでは、(2h)=「10,1256」、(2j)=「122,1228671」、(2l)=「10,1485」、(2o)=「123,354」であるため、
差分=[{(「10,1256」−「122,1228671」)−(「123,354」−「10,1485」)}÷2]=−(112,1227542)となる。
よって、時刻カウンタ42の現在のカウント値−差分=「10,1801」−(−「112,1227542」)=「122,1229343」=「123,543」となり、次のクロックで「123,543」を1だけインクリメントして、時刻カウンタ42の時刻カウント値を「123,544」にする。その結果、時刻カウンタ35と時刻カウンタ42が同期化される。
時刻カウンタ35,42が同期した後の無線装置40−1での無線フレームの送出タイミングを合わせる方法は第1実施形態で説明したものと同様であるため、その詳細な説明は省略する。
なお、CPRIのビットレートによって1ベーシックフレームの制御ワードのバイト数が異なる。例えば614.4Mbit/sでは1バイトであり、1228.8Mbit/sでは2バイトであり、2457.6Mbit/sでは4バイトであり、3072.0Mbit/sでは5バイトである。
このため、タイムスタンプを1ベーシックフレームのベンダースペシフィック領域で送信できない場合がある。このような場合には、複数のベンダースペシフィック領域を用いて送信し、受信側で複数のベンダースペシフィック領域の情報からタイムスタンプを再生する。これは基準カウント値を送信する実施形態についても同様である。
<第3実施形態>
図22は無線基地局装置の第3実施形態の構成図を示す。図22において図6と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。この実施形態では、データフレームにCPRIフレームを使用した形式で記載している。無線制御装置10に無線装置20−1が接続され、更に無線装置20−1に無線装置20−2が接続され、無線制御装置10に無線装置20−1,20−2がカスケード接続されている。
この場合、まず、マスタとなる無線制御装置10の基準カウンタ13とスレーブとなる無線装置20−1の基準カウンタ22とを同期させる。この基準カウンタ13と基準カウンタ22との同期化は第1実施形態で説明した通り(図8のS1〜S9)である。
無線制御装置10の基準カウンタ13と無線装置20−1の基準カウンタ22の同期後、無線装置20−1の基準カウンタ22と無線装置20−2の基準カウンタ22を同期化させる。このとき、基準となるカウンタを持っている無線装置20−1をマスタとし、カウント値を合わせられる無線装置20−2をスレーブとする。この場合も第1実施形態と同様(図8のS1〜S9)にして同期化を行う。このとき、無線装置20−1の受信タイムスタンプ保持部24,送信タイムスタンプ保持部25を送信タイムスタンプ保持部14,返送タイムスタンプ保持部15として使用する。
この後、無線装置20−1,20−2それぞれのアンテナ28位置で無線フレームの先頭位置を合わせるには、CPRIフレームのどの位置に無線フレームの先頭が格納されているかを知る必要がある。このため、無線制御装置10のベースバンド処理部11は、CPRI処理部12に対して無線フレーム先頭位置を通知し、CPRI処理部12はCPRIフレームのベンダースペシフィック領域を使用して無線フレームの先頭位置が格納されている無線フレーム先頭HFN値,B_NO値を無線装置20−1,20−2に通知する(図8のS8,S9)。
無線装置20−1のアンテナ28と無線装置20−2のアンテナ28までの距離が異なり、無線装置20−1と無線装置20−2では、無線フレームを送信するタイミングが異なるため、無線装置20−1と無線装置20−2で別の無線フレーム先頭のIQデータが格納されるCPRIフレームのHFN値,N_NO値を無線装置20−1,20−2に通知する。
このようにして、カスケード接続された無線装置20−1のアンテナ28位置と、無線装置20−2のアンテナ28位置において同一無線フレームの送信タイミングを同期化することができる。
<第4実施形態>
図23は無線基地局装置の第4実施形態の構成図を示す。図23において図14と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略する。この実施形態では、データフレームにCPRIフレームを使用した形式で記載している。無線制御装置30に無線装置40−1が接続され、更に無線装置40−1に無線装置40−2が接続され、無線制御装置30に無線装置40−1,40−2がカスケード接続されている。
この場合、まず、マスタとなる無線制御装置30の時刻カウンタ35とスレーブとなる無線装置40−1の時刻カウンタ42とを同期させる。この時刻カウンタ35と時刻カウンタ42との同期化は第2実施形態で説明した通り(図16のS21〜S28)である。
無線制御装置30の時刻カウンタ35と無線装置40−1の時刻カウンタ42の同期後、無線装置40−1の時刻カウンタ35と無線装置40−2の時刻カウンタ42を同期化させる。このとき、基準となるカウンタを持っている無線装置40−1をマスタとし、カウント値を合わせられる無線装置40−2をスレーブとする。この場合も第2実施形態と同様(図16のS21〜S28)にして同期化を行う。このとき、無線装置40−1のSync開始タイムスタンプ保持部44,Sync時刻問い合わせタイムスタンプ保持部45をSync開始フレーム送信タイムスタンプ保持部36,Sync時刻タイムスタンプ保持保持部37として使用する。
この後、無線装置40−1,40−2それぞれのアンテナ49位置で無線フレームの先頭位置を合わせるには、CPRIフレームのどの位置に無線フレームの先頭が格納されているかを知る必要がある。このため、無線制御装置30のベースバンド処理部31は、CPRI処理部32に対して無線フレーム先頭位置を通知し、CPRI処理部32はCPRIフレームのベンダースペシフィック領域を使用して無線フレームの先頭位置が格納されている無線フレーム先頭HFN値,B_NO値を無線装置40−1,40−2に通知する(図16のS30,S31)。
無線装置40−1のアンテナ49と無線装置40−2のアンテナ49までの距離が異なり、無線装置40−1と無線装置40−2では、無線フレームを送信するタイミングが異なるため、無線装置40−1と無線装置40−2で別の無線フレーム先頭のIQデータが格納されるCPRIフレームのHFN値,N_NO値を無線装置40−1,40−2に通知する。
このようにして、カスケード接続された無線装置40−1のアンテナ49位置と、無線装置40−2のアンテナ49位置において同一無線フレームの送信タイミングを同期化することができる。
<第5実施形態>
ビットレート20Mbpi帯域で4×4MIMOを行う場合、1台の無線装置にCPRI_LINKが2本必要となる。これは、CPRI_LINKが1本では、ビットレート20Mbpi帯域のアンテナ2本分の情報しか伝送できないためである。
この場合、CPRI_LINK毎に無線装置の基準カウンタを無線制御装置の基準カウンタに合わせて調整することも可能である。しかし、基準カウンタを複数持つのは回路規模等で無駄となるので、無線装置の基準カウンタを共通化して1つとし、片側のCPRI_LINKを用いて無線装置の基準カウンタを無線制御装置の基準カウンタに同期させ、2本のCPRI_LINKで共通の基準カウンタを用いる。
図24は無線基地局装置の第5実施形態の構成図を示す。図24において図6と同一部分には同一符号を付す。この実施形態では、データフレームにCPRIフレームを使用した形式で記載している。
無線制御装置10に無線装置60がCPRI_LINK#1,#2を用いて接続されることでMIMO用の無線基地局装置を構成している。
マスタとしての無線制御装置10内のベースバンド処理部11は、無線フレームを生成し、CPRI処理部12に無線フレームの先頭位置通知を行う。
基準カウンタ13は、クロックをカウントしてシステムフレームナンバー(SFN)に同期した基準カウント値の生成を行う。
送信タイムスタンプ保持部14は、CPRIフレームをハイパーフレームナンバー値(HFN)=0,ベーシックフレームナンバー値(B_NO)=0で送信したときの基準カウント値を保持する。
返送タイムスタンプ保持部15は、ハイパーフレームナンバー値(HFN)=0/ベーシックフレームナンバー値(B_NO)=0のCPRIフレームを受信したときのマスタ側基準カウント値を保持する。
CPRI処理部12は、CPRI_LINK#1,#2を用いてCPRIフレームの送受信を行って同期制御部16に通知し、また、ベースバンド処理部11より受信した無線フレーム先頭位置をベンダースペシフィック領域に格納して無線装置60に送信する。
同期制御部16は、送信タイムスタンプ保持部14及び返送タイムスタンプ保持部15それぞれにタイムスタンプ値の保持を指示する。また、同期制御部16はCPRI処理部12に対し送信タイムスタンプ保持部14及び返送タイムスタンプ保持部15に保持しているタイムスタンプ値をCPRIのベンダースペシフィック領域に格納して無線装置60に送信するよう指示する。
スレーブとしての無線装置60内のCPRI処理部61は、CPRI_LINK#1,#2を用いてCPRIフレームの送受信を行って同期制御部67に通知する。CPRI処理部61は受信したCPRIフレーム内のベンダースペシフィック領域に格納されているタイムスタンプ値を基準カウンタ62に通知する。また、ベンダースペシフィック領域に格納されている無線フレーム先頭位置より無線フレーム格納メモリ63a,63bにIQデータの書込みを行う。
基準カウンタ62は、クロックをカウントして非同期時には自走で基準カウント値を生成する。また、基準カウンタ62は同期制御部67から基準カウント値を補正される。
受信タイムスタンプ保持部64は、HFN値=0,B_NO値=0のCPRIフレームを受信したときの基準カウンタ62の基準カウント値を保存する。
送信タイムスタンプ保持機能65は、スレーブ側がHFN値=0,B_NO値=0でマスタ側にCPRIフレームを送信ときの基準カウンタ62値を保存する。
無線フレーム格納メモリ63aは、CPRI処理61で抽出されたCPRI_LINK#1の無線フレームデータの保存を行い、無線送受信部66aからの要求で無線フレームデータの読み出しを行う。
無線フレーム格納メモリ63bは、CPRI処理61で抽出されたCPRI_LINK#2の無線フレームデータの保存を行い、無線送受信部66bからの要求で無線フレームデータの読み出しを行う。
同期制御部67は、受信タイムスタンプ保持部64及び送信タイムスタンプ保持部65それぞれのタイムスタンプ値の保持を指示する。また、CPRI処理部61から通知されたタイムスタンプ値と、受信タイムスタンプ保持部64及び送信タイムスタンプ保持部65に格納されているタイムスタンプ値から、基準カウンタ62と基準カウンタ13とのカウント値の差分を算出し、差分に応じて基準カウンタ62の補正を行う。
ところで、無線送信ロジック遅延量は、無線送受信部66aからアンテナ68aまでのロジック遅延とケーブル遅延、無線送受信部66bからアンテナ68bまでのロジック遅延とケーブル遅延で決まる。無線送受信部66は、アンテナ68a,68bそれぞれに送信開始するタイミングよりもそれぞれの無線送信ロジック遅延量だけ早く無線フレーム格納メモリ63a,63bそれぞれから無線フレームデータを読み出してアンテナ68a,68bに供給する。
この場合、まず、マスタとなる無線制御装置10の基準カウンタ13とスレーブとなる無線装置60の基準カウンタ62とを同期させる。この基準カウンタ13と基準カウンタ62との同期化は第1実施形態で説明した通り(図8のS1〜S9)であり、例えばCPRI_LINK#1を用いて行う。
この後、無線装置60のアンテナ68a,68b位置で無線フレームの先頭位置を合わせるには、CPRIフレームのどの位置に無線フレームの先頭が格納されているかを知る必要がある。
このため、無線制御装置10のベースバンド処理部11は、CPRI処理部12に対してCPRI_LINK#1,#2それぞれの無線フレーム先頭位置を通知し、CPRI処理部12はCPRI_LINK#1,#2それぞれのCPRIフレームのベンダースペシフィック領域を使用して無線フレームの先頭位置が格納されている無線フレーム先頭HFN値,B_NO値を無線装置60に通知する(図8のS8,S9)。
無線装置60のアンテナ28aとアンテナ28bまでの距離が異なり、アンテナ28aとアンテナ28bでは、無線フレームを送信するタイミングが異なるため、アンテナ28aとアンテナ28bでCPRI_LINK#1,#2それぞれの無線フレーム先頭のIQデータが格納されるCPRIフレームのHFN値,N_NO値を無線装置60に通知する。
このようにして、アンテナ28a位置と、アンテナ28b位置においてそれぞれの無線フレームの送信タイミングを同期化することができる。
10,30 無線制御装置
11,31 ベースバンド処理部
12,21,32,41,61 CPRI処理部
13,22,62 基準カウンタ
14 送信タイムスタンプ保持部
15 返送タイムスタンプ保持部
16,27,38,50,67 同期制御部
20−1,20−2,40−1,40−2,60 無線装置
21,61 CPRI処理部
23,43,63a,63b 無線フレーム格納メモリ
24,64 受信タイムスタンプ保持部
25,65 送信タイムスタンプ保持部
26,48,66a,66b 無線送受信部
28,49,68a,68b アンテナ
33 GPS部
34 SFN部
35,42 時刻カウンタ
36 Sync開始フレーム送信タイムスタンプ保持部
37 Sync時刻タイムスタンプ保持保持部
44 Sync開始タイムスタンプ保持部
45 Sync時刻問い合わせタイムスタンプ保持部
46 Sync時刻1保持部
47 Sync時刻2保持部

Claims (9)

  1. 無線制御装置と複数の無線装置を複数のリンクで接続しフレームでデータの送受信を行う無線基地局装置において、
    マスタとなる無線制御装置又は無線装置のクロックのカウントを行う第1基準カウンタと、
    スレーブとなる無線装置のクロックのカウントを行う第2基準カウンタと、
    前記マスタから前記スレーブに第1特定フレームを送信したとき前記第1基準カウンタのカウント値を第1送信値として保持する第1送信値保持手段と、
    前記スレーブで前記第1特定フレームを受信したとき前記第2基準カウンタのカウント値を第1受信値として保持する第1受信値保持手段と、
    前記スレーブから前記マスタに第2特定フレームを送信したとき前記第2基準カウンタのカウント値を第2送信値として保持する第2送信値保持手段と、
    前記マスタで前記第2特定フレームを受信したとき前記第1基準カウンタのカウント値を第2受信値として保持する第2受信値保持手段と、
    前記第1送信値及び前記第2受信値を前記フレームのユーザが使用可能な所定領域に格納して前記マスタから前記スレーブに送信する送受信値送信手段と、
    前記第1,第2送信値及び前記第1,第2受信値から前記第1基準カウンタと前記第2基準カウンタ間の差分を算出し、前記差分で前記第2基準カウンタのカウント値を補正して前記第1基準カウンタに同期させる同期手段と、
    を有することを特徴とする無線基地局装置。
  2. 請求項1記載の無線基地局装置において、
    前記マスタから前記スレーブに無線フレーム先頭位置を送信する先頭位置送信手段を有し、
    前記スレーブの無線装置で受信した前記無線フレーム先頭位置を所定の無線フレーム送信周期に合わせて無線フレームを送信することを特徴とする無線基地局装置。
  3. 請求項1又は2記載の無線基地局装置において、
    前記無線制御装置の第1基準カウンタは、グローバルポジショニングシステムから取得した信号に基づいたカウント値を出力することを特徴とする無線基地局装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線基地局装置において、
    前記無線制御装置と前記複数の無線装置は、スター接続されていることを特徴とする無線基地局装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線基地局装置において、
    前記無線制御装置と前記複数の無線装置は、カスケード接続されていることを特徴とする無線基地局装置。
  6. 請求項1記載の無線基地局装置において、
    前記無線制御装置と前記無線装置を複数のリンクで接続したことを特徴とする無線基地局装置。
  7. 請求項6記載の無線基地局装置において、
    前記無線制御装置から前記無線装置にリンク毎に無線フレーム先頭位置を送信する先頭位置送信手段を有し、
    前記無線装置でリンク毎に受信した前記無線フレーム先頭位置を所定の無線フレーム送信周期に合わせて無線フレームを送信することを特徴とする無線基地局装置。
  8. 無線制御装置と複数の無線装置を複数のリンクで接続しフレームでデータの送受信を行う無線基地局装置の同期方法において、
    マスタとなる無線制御装置又は無線装置は第1基準カウンタでクロックのカウントを行い、
    スレーブとなる無線装置は第2基準カウンタでクロックのカウントを行い、
    前記マスタは、前記マスタから前記スレーブに第1特定フレームを送信したとき前記第1基準カウンタのカウント値を第1送信値として保持し、
    前記スレーブは、前記スレーブで前記第1特定フレームを受信したとき前記第2基準カウンタのカウント値を第1受信値として保持し、
    前記スレーブは、前記スレーブから前記マスタに第2特定フレームを送信したとき前記第2基準カウンタのカウント値を第2送信値として保持し、
    前記マスタは、前記マスタで前記第2特定フレームを受信したとき前記第1基準カウンタのカウント値を第2受信値として保持し、
    前記第1送信値及び前記第2受信値を前記フレームのユーザが使用可能な所定領域に格納して前記マスタから前記スレーブに送信し、
    前記スレーブは、前記第1,第2送信値及び前記第1,第2受信値から前記第1基準カウンタと前記第2基準カウンタ間の差分を算出し、前記差分で前記第2基準カウンタのカウント値を補正して前記第1基準カウンタに同期させる
    ことを特徴とする同期方法。
  9. 請求項8記載の同期方法において、
    前記マスタから前記スレーブに無線フレーム先頭位置を送信し、
    前記スレーブは、前記スレーブの無線装置で受信した前記無線フレーム先頭位置を所定の無線フレーム送信周期に合わせて無線フレームを送信することを特徴とする同期方法。
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