JP2008287932A - リチウムイオンポリマー電池 - Google Patents

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Abstract


【課題】 高エネルギー密度を有し、レート特性、充放電サイクル特性を改善したリチウムイオンポリマー電池を提供する。
【解決手段】 溶媒と少なくとも1種のアクリレートモノマーを重合してなるゲル電解質を用いたリチウムイオンポリマー電池において、電極バインダーが、フッ素含有樹脂とアクリル系樹脂との混合物であり、その配合比を変化させることにより、電極活物質に応じた結着性と屈曲性を得ることができる。
【選択図】 なし

Description

本発明は、リチウムイオンポリマー電池に関し、さらに詳しくは、前記正極および負極の活物質がバインダーで結着され、かつゲル電解質を有するリチウムイオンポリマー電池に関する。
リチウムイオンポリマー電池は、薄型化が可能であること、形状選択の自由度の高さ、電解液を用いないことに依る安全性の高さなどから、モバイル機器用の電源などとして注目されている。最近では、用いられるモバイル機器の機能の増加に伴い、高エネルギー化とそれに伴う電池特性の改善が技術開発の目標となっている。こうした中で重要な技術課題として1)安全性の向上、2)サイクル特性の改善、3)高エネルギー密度化などが挙げられる。
このなかで、1)安全性の向上において、可燃性の有機電解液をゲルポリマーにトラップすることで漏液を防止しすることが提案されている。例えば、特許文献1には、2種類の低分子量アクリレートモノマーから構成されるゲル電解質が提案され、特許文献2では、繰り返し単位数が2〜4のポリプロピレングリコールアクリレートで構成されるゲル電解質が提案されている。また、特許文献3には、分子量5000〜500000のアクリル系樹脂と架橋用モノマーから構成されるゲル電解質が提案され、特許文献4には分子量10000〜25000のオリゴマーなどが記載されている。
次に、2)のサイクル特性の改善については、電極のサイクルに伴う膨張・収縮による電極活物質、さらに集電体との密着性の低下による容量低下を抑制するために、種々のバインダーが検討されている。特許文献5には、ポリフッ化ビニリデン系樹脂の接着性と耐熱・耐薬品性の向上のためフッ化ビニリデンとアクリルビニルの共重合体が提案されている。また、特許文献6には、含フッ素系重合体とアルキル基の炭素数が12〜22のアルキル(メタ)アクリレートとの混合物からなる共重合体が提案されている。その他のバインダーとしては、特許文献7、8には、アクリレート系化合物からなるバインダーが提案されている。
さらに、3)の高エネルギー密度化については、特許文献9において、物理ゲルを用いたリチウムイオンポリマー電池において、ゲル電解質−活物質複合電極の多孔度を適切に規定することで容量密度が向上することが提案されている。
特開2000−306604号公報 特開2001−338690号公報 特開2001−243835号公報 特開2003−197262号公報 特開2003−155313号公報 特開2002−141068号公報 特開2005−44681号公報 特開2000−344838号公報 特開平11−307100号公報
従来、リチウムイオン電池またはリチウムイオンポリマー電池の電極活物質のバインダーとして、ポリフッ化ビニリデン系樹脂や、スチレンブタジエンラバー(SBR)が一般的に用いられている。ポリフッ化ビニリデン系樹脂は、耐薬品性、耐汚染性等に優れているが、電極活物質と金属集電体との結着性が劣るという問題点がある。また、SBRは耐薬品性を有するものの電極活物質とバインダーとの均一分散が困難で界面活性剤などの添加剤を必要とし、電池の充放電効率を低下させるなどの問題点がある。
代表的な含フッ素系樹脂(フッ素含有樹脂)としては、ポリフッ化ビニリデン系樹脂がある。これは、耐薬品性に優れ幅広く利用されている材料であり、リチウム二次電池の電極バインダーとしても利用されてきている。しかしながら、金属などの基材との結着強度が小さいという問題があり、バインダー濃度を上げることで決着強度を強化していた。しかしながら、バインダー濃度を上げることは、電極活物質量が減ることになり、電池のエネルギー密度が減少する原因となる。
また、含フッ素系樹脂をバインダーとした場合、結着強度が小さいためサイクルに伴う電極の膨張・収縮などの体積変化を繰り返すことにより、電極活物質と導電補助材との接触面積が低下する、または集電体から剥がれ落ちることにより、容量の低下が起こる。
また、電極の高エネルギー密度化において、電極の密度を高める方法があるが、その場合、密度を上げすぎると、電解液の含浸不足やイオン伝導経路の減少により、電極活物質の利用効率低下による容量低下、レート特性の低下の原因となる。
また、ゲル電解質を用いたリチウムイオンポリマー電池においては、電解液に比べ、ゲル電解質前駆体(プレゲル溶液)の粘度が高いため、電極への含浸性に問題があった。そのため、特に電極密度を高めた場合には、プレゲル溶液の含浸性が低下し、電極活物質とゲル電解質との接触面積が電解液と比べて低下し、容量出現率、レート特性が低下する原因となる。
プレゲル溶液にはアクリレートモノマーが含有されており、アクリレートモノマーやオリゴマー成分は、フッ化ビニリデンなどフッ素含有樹脂、または電極材料自身との反発力により含浸性が低い。
アクリル系樹脂は結着力が強いが、電極乾燥後に電極が硬くなる性質があり、電極の湾曲時や切断時の応力により、電極の剥離、割れ、脱離などの問題が起こりやすく、歩留まり低下の原因となる。
電極活物質の種類、粒径、表面状態により、バインダーの種類、最適量、電極スラリー粘度、塗布速度、乾燥条件などが異なる。特許文献5、6で提案されたフッ化ビニリデンとアクリル系材料との共重合体は、バインダーの種類を変える場合は共重合体の配合比を変えた重合体を適用する必要があり、電極活物質の種類に応じたバインダーの在庫を管理する必要がある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものである。本発明の課題は、高エネルギー密度を有し、レート特性、充放電サイクル特性を改善したリチウムイオンポリマー電池を提供することにある。
前記課題を解決するため本発明のリチウムイオンポリマー電池は、正極、負極、セパレータおよびゲル電解質を有するリチウムイオンポリマー電池において、前記正極および前記負極の少なくとも一方のバインダー成分がフッ素含有樹脂とアクリル系樹脂の混合物であり、かつ前記ゲル電解質が、溶媒と少なくとも一種以上のアクリレートモノマーを重合して構成される。
また、本発明に用いるフッ素含有樹脂は、ポリフッ化ビニリデンおよび置換基を導入したポリフッ化ビニリデンから選択される少なくとも一種を含むフッ素含有樹脂である。
また、本発明に用いるアクリル系樹脂は、10重量部から80重量部のアクリレート系単量体またはメタクリレート系単量体から形成され、かつN−メチル−2−ピロリドン(NMP)または、ジメチルホルムアミド(DMF)に溶解可能な高分子である。
また、前記アクリル系樹脂のガラス転移点が−20℃以上25℃以下であり、かつ前記フッ素含有樹脂とアクリル系樹脂の混合比が、1/99質量比から99/1質量比である。
本発明によれば、正極および負極の少なくとも一方の活物質がフッ素含有樹脂とアクリル系樹脂の混合物により結着されることで、フッ素含有樹脂による電極の柔軟性を維持しつつ、より結着強度の高いアクリル系樹脂を混合することで、フッ素含有樹脂の低い結着性を補うことができる。
上記効果により、所定の接着強度を得るために必要なバインダー量が少なくてよい。したがって、電極のバインダー量を減少させることができ、電極活物質の割合が増加し、電池のエネルギー密度を向上させることができる。
バインダー成分にアクリル系樹脂を混合することにより、プレゲル溶液中に含有されるアクリレートモノマーとの相互作用により、電極細孔内への含浸性が向上する。そのため、電極活物質とゲル電解質との接触面積が増加し、容量出現率が向上する。また、含浸量も増加するため、レート特性を向上させることができる。
また、プレゲル溶液の含浸性が良いため、電極密度を高めた場合においても、容量の低下が抑制でき、レート特性も維持される。よって、フッ化ビニリデンのみを用いた電極よりも、電極密度を高めることができ、電池のエネルギー密度を向上させることができる。
また、結着強度の高いアクリル系樹脂を混合することで、サイクルに伴う電極の膨潤、収縮などの体積変化をある程度抑制できることで電極活物質が導電補助材と接触できなくなることを防ぎ、また、電極活物質が集電体から剥離することを抑制できるため、サイクル維持率を向上させることができる。
フッ素含有樹脂とアクリル系樹脂との混合比を調整することにより、電極活物質の種類に応じたバインダーの調整が可能であるため、電極の種類が増えた場合においても配合比を変えるだけでよいため、材料管理が簡便で効率的である。
本発明は、溶媒と少なくとも1種のアクリレートモノマーを重合してなるゲル電解質を用いたリチウムイオンポリマー電池において、電極バインダーが、フッ素含有樹脂とアクリル系樹脂との混合物であり、配合比を変化させることにより、電極活物質に応じた結着性と屈曲性を得ることができ、さらに電池のエネルギー密度とレート特性、サイクル特性を改善できることを見出したものである。
本発明において、アクリル系樹脂は、NMPまたはDMFに溶解可能な樹脂を用いることができる。たとえば、特許文献7記載の分子末端が(メタ)アクリロイル基であるウレタン(メタ)アクリレート系化合物および/または分子末端の少なくとも1つが(メタ)アクリロイル基で残りが炭化水素基であるポリイソシアネート系化合物からなるバインダーや、特許文献8記載のエポキシ基を有する(メタ)アクリレートおよびニトリル基を有する(メタ)アクリレートからなるバインダーなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明に用いるアクリル系樹脂は、10重量部から80重両部のアクリレート系単量体またはメタクリレート系単量体から形成されるものであるが、アクリレート系単量体またはメタクリレート系単量体が10重量部に満たないと電解液などの有機溶媒により膨潤しやすくなるためバインダーとしての結着力が低下し、電極剥離やサイクルに伴う電池の膨れが大きくなる。反対に80重量部を越えるとアクリル系樹脂が硬くなりすぎて電極を巻回したときなどに電極の割れが生じやすくなる、つまり電極の屈曲性を得ることができない。また、電極のスラリーを作製する上で最適な溶解度が求められるが、常温においてNMPまたはDMFに対して2質量%以上溶解することが好ましい。
また、各ガラス転移点のアクリル系樹脂とフッ素含有樹脂の質量比を3/1としたときの、バインダー成分を8質量%用いたときのLiMn24正極(電極密度3.6g/cc)と、10質量%用いたときの塊状黒鉛電極(電極密度1.55g/cc)における成膜性と、エチレンカーボネート(EC)30質量%とジエチルカーボネート(DEC)58質量%に、リチウム塩としてLiPF612質量%を含む電解液に25℃で24時間浸漬した後の電極厚み変化量を測定したところ、表1の結果となった。なお成膜性で成膜可能で問題ないものを○、成膜は可能だが湾曲により割れや剥離を生じるものを△、成膜できない、すなわち乾燥後剥離、プレス後剥離するものを×で表した。ガラス転移点が−20℃よりも低いと成膜性が低下し、ガラス転移点が高いと電極の膨潤度が増加する傾向にあった。また、アクリル系樹脂とフッ素含有樹脂の質量比を1/3としたときは、3/1と比較して製膜性は向上したが膨潤度が増加する傾向があったが、これはフッ素含有樹脂がやや膨潤しやすい傾向にあるためである。したがって、ガラス転移点−20℃以上25℃以下のアクリル系樹脂の使用が好ましい。さらに詳しくは、ガラス転移点−20℃以上、10℃以下が好ましい。
Figure 2008287932
また、アクリル系樹脂は、フッ素含有樹脂よりも乾燥後に電極が硬くなる傾向があるため、電極を湾曲させる場合には、電極の柔軟性を持たせるためにある程度のフッ素含有樹脂が存在することが有効となる。また、積層型の電池においても、電極切断時の応力により、電極活物質が集電体よりはがれやすい。したがって、この場合にも、フッ素含有樹脂を添加することで、電極活物質のはがれ、脱離を抑制することができる。したがって、本発明においては、フッ素含有樹脂とアクリル系樹脂の混合比が、1/99質量比から99/1質量比であることが好ましい。
本発明において、ゲル電解質に含まれるゲル化成分として、たとえば熱重合可能な重合基を一分子あたり2個以上有するモノマー、またはオリゴマー、共重合オリゴマーなどが挙げられる。
上記ゲル化成分としては、エチレングリコールジアクリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、プロピレンジアクリレート、ジプロピレンジアクリレート、トリプロピレンジアクリレート、1,3−ブタンジオールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレートなどの2官能アクリレート、また、トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレートなどの3官能アクリレート、また、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、ペンタエリスリトールテトラアクリレートなどの4官能アクリレート、および、上記メタクリレートモノマーなどが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
上記ゲル成分の他に、ウレタンアクリレート、ウレタンメタクリレートなどのモノマー、これらの共重合体オリゴマーやアクリロニトリルとの共重合体オリゴマーが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
上記ゲル成分としては、記載されたモノマー、オリゴマー、またはポリマーに限定されるものではなく、ゲル化可能なものであれば、使用できる。また、ゲル化には一種類のモノマー、オリゴマーまたはポリマーに限定されるものではなく、必要に応じて複数種のゲル化成分を混合しても使用できる。
これらモノマーは、ゲル電解質を形成するポリマーの95〜30質量%が好ましく、さらに90〜40質量%が好ましく、さらに60〜45質量%が好ましい。また、2官能アクリレートモノマーまたはメタクリレートモノマー、3官能以上のアクリレートモノマーまたはメタクリレートモノマーをそれぞれ単独、または2種以上を併用してもよい。
本発明において、ゲル電解質に含まれる可塑剤として、上記ゲル電解質に含まれる溶媒としては、エチレンカーボネート(EC)、ブチレンカーボネート(BC)、ビニレンカーボネート(VC)等の環状カーボネート類、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(DEC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ジプロピルカーボネート(DPC)等の鎖状カーボネート類、ギ酸メチル、酢酸メチル、プロピオン酸エチル等の脂肪族カルボン酸エステル類、γ−ブチロラクトン等のγ−ラクトン類、1,2−エトキシエタン(DEE)、エトキシメトキシエタン(EME)等の鎖状エーテル類、テトラヒドロフラン、2−メチルテトラヒドロフラン等の環状エーテル類、ジメチルスルホキシド、1,3−ジオキソラン、ホルムアミド、アセトアミド、ジメチルホルムアミド、ジオキソラン、アセトニトリル、プロピルニトリル、ニトロメタン、エチルモノグライム、リン酸トリエステル、トリメトキシメタン、ジオキソラン誘導体、スルホラン、メチルスルホラン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、3−メチル−2−オキサゾリジノン、プロピレンカーボネート誘導体、テトラヒドロフラン誘導体、エチルエーテル、1,3−プロパンスルトン、アニソール、N−メチルピロリドン、フッ素化カルボン酸エステルなどの非プロトン性有機溶媒を一種又は二種以上を混合して使用できるが、これらに限定されるものではない。
本発明において、ゲル電解質に含まれる電解質は、LiPF6、LiBF4、LiAsPF6、LiCF3SO3、LiN(CF3SO22など一般的にリチウムイオン電池に用いられる電解質が使用できるが、これらに限定されるものではない。
本発明において、必要に応じて、熱重合開始剤としてベンゾイン類、パーオキサイド類などが使用できるが、これらに限定されるものではない。
本発明において、正極活物質として、リチウムイオンを吸蔵、放出し得る酸化物、例えば、LiCoO2(Co)、LiNi1-xCox2、LiMn24(Mn)、LiNixMn2-x4など金属酸化物正極材料が使用できるが、これらに限定されるものではない。
本発明において、負極活物質として、例えば、リチウムを吸蔵する黒鉛、非晶質炭素、ダイヤモンド状炭素、カーボンナノチューブ、カーボンナノホーンなど、あるいはこれらの複合物や金属リチウムが挙げられるが、これらに限定されるものではない。また、ラミネート外装のため安全性を考慮すると前者が望ましい。
本発明において、必要に応じて電極皮膜形成能を有する添加剤、たとえば、スルホニル基を有する化合物あるいはビニレンカーボネート化合物を加えることができるが、これらに限定されるものではない。
本発明において、セパレータは、不織布、ポリオレフィン微多孔膜など一般的にリチウムイオンポリマー電池で使用されるものであれば特に限定はされるものではない。材質はポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、ポリテトラフルオロエチレンなど、多孔質を有するものであれば得に限定されるものではない。好ましくは、ポリエチレン製の微多孔膜で膜厚が5〜25μm、さらに好ましくは7〜16μmである。
本発明を実施例により図面を参照して説明する。図1は、本発明のリチウムイオンポリマー電池の正極の構成を説明する図であり、図2は本発明のリチウムイオンポリマー電池の負極の構成を説明する図であり、図3は本発明のリチウムイオンポリマー電池の巻回後の電池要素の構成を説明する図である。
(実施例1)
本実施例の正極を、図1を用いて説明する。本実施例における正極1は次のように作製した。LiMn24を85質量%、導電補助材としてアセチレンブラックを7質量%、バインダーとして呉羽化学社製W#7200(ポリフッ化ビニリデン)を8質量%混合したものに、NMPを加えてさらに混合して正極スラリーを作製した。これを集電体となる厚さ20μmのAl箔2の両面にカレンダー処理後の厚さが160μm、電極密度3.6g/ccになるように塗布し、120℃で乾燥させた。電極は、長さ185mm、幅42mmの正極活物質塗布部3、さらに塗布部に接続した正極活物質非塗布部4、5を作り、正極活物質非塗布部4に超音波溶接によりアルミタブ6を取り付け正極1とした。
本実施例の負極を、図2を用いて説明する。本実施例における負極7は、黒鉛90質量%、バインダーのフッ素含有樹脂として呉羽化学社製W#9200(ポリフッ化ビニリデン:PVDF)を7.5質量%と、アクリル系樹脂としてガラス転移温度が−10℃であるアクリル樹脂を2.5質量%混合したものに、NMPを加えてさらに混合して負極スラリーを作製した。これを集電体となる厚さ10μmのCu箔8両面にカレンダー処理後の厚さが120μm、電極密度1.55g/ccになるように塗布し120℃で乾燥させた。電極は、長さ187mm、幅44mmの負極活物質塗布部9と、さらに塗布部に接続した負極活物質片面塗布部10と負極活物質非塗布部11を作り、超音波溶接によりニッケルタブ12を取り付け負極7とした。
正極をセパレータ13で挟み、負極を対向させて巻回し、図3に示した電池要素(J/R)を作製した。
本実施例におけるセパレータ13は、膜厚12μm、気孔率35%のポリエチレン製の微多孔膜でのものを使用した。
本発明におけるプレゲル溶液は、エチレンカーボネート(EC)30質量%とジエチルカーボネート(DEC)58質量%に、リチウム塩としてLiPF612質量%を含む電解液に対して、ゲル化材としてトリエチレングリコールジアクリレートとトリメチロールプロパントリアクリレートをそれぞれ3.4質量%、0.6質量%を加え、よく混合した後に、重合開始剤として、t‐ブチルパーオキシピバレートを0.5質量%混合することで作製した。
続いて、J/Rをエンボス加工したラミネートへ収容し、エンボス加工ラミネート外装体の一辺を折り返し、プレゲル溶液注液用の部分を残して熱融着を行った。
次に、プレゲル溶液を注液部分から注液し真空含浸を行い、その後、減圧下で残りの部分を熱融着した。
ラミネート封止した電池を80℃で2時間おくことでゲル化させ、目的のリチウムイオンポリマー電池を作製した。
(実施例2)
実施例2は、実施例1の負極のデポジション(塗布量)を一定とし、密度を1.65g/ccになるように調整した以外は、実施例1と同様にリチウムイオンポリマー電池を作製した。
(実施例3)
実施例3は、実施例2の負極のバインダー量を10質量%から6質量%にした以外は、実施例2と同様にリチウムイオンポリマー電池を作製した。
(実施例4)
実施例4は、実施例3の負極バインダーとして、前記のW#9200(ポリフッ化ビニリデン)を2.5質量%と、アクリルバインダーとしてガラス転移温度が−10℃であるアクリル樹脂を7.5質量%混合して調整した以外は、実施例3と同様にリチウムイオンポリマー電池を作製した。
(実施例5)
実施例5は、実施例4の負極バインダー量を6質量%から5質量%にした以外は、実施例4と同様にリチウムイオンポリマー電池を作製した。
(実施例6)
実施例6は、実施例5の負極の密度を1.7g/ccとした以外は、実施例5と同様にリチウムイオンポリマー電池を作製した。
(実施例7)
実施例7は、実施例6の正極のバインダーを呉羽化学社製W#7200(ポリフッ化ビニリデン)を4.5質量%と、ガラス転移温度が−10℃であるアクリル樹脂を1.5質量%混合して、電極密度を3.7g/ccにした以外は、実施例6と同様にリチウムイオンポリマー電池を作製した。
(実施例8)
実施例8は、実施例7の正極のバインダーをW#7200(ポリフッ化ビニリデン)を1.5質量%と、ガラス転移温度が−10℃であるアクリル樹脂を4.5質量%混合した以外は、実施例7と同様にリチウムイオンポリマー電池を作製した。
(実施例9)
実施例9は、実施例8の負極活物質を塊状黒鉛から燐片状黒鉛に変えた以外は実施例8と同様にリチウムイオンポリマー電池を作製したが、負極の密度を1.7g/ccまで上げることができず、1.65g/ccにとどまった。
(実施例10)
実施例10は、実施例8の正極活物質をLiMn24からLiCoO2に変更し、カレンダー処理後の厚さが120μm、電極密度3.7g/ccとなるように調整した以外は、実施例8と同様にリチウムイオンポリマー電池を作製した。
(比較例1)
比較例1は、実施例1の負極バインダーとして、W#9200(ポリフッ化ビニリデン)を10質量%混合した以外は、実施例1と同様にリチウムイオンポリマー電池を作製した。
(比較例2)
比較例2は、実施例2の負極バインダーとして、W#9200(ポリフッ化ビニリデン)を10質量%混合した以外は、実施例2と同様にリチウムイオンポリマー電池を作製した。
(比較例3)
比較例3は、実施例6の負極バインダーとして、ガラス転移温度が−10℃であるアクリル樹脂を5質量%混合した以外は、実施例6と同様にリチウムイオンポリマー電池を作製した。
(比較例4)
比較例4は、比較例1の正極バインダーとして、ガラス転移温度が−10℃であるアクリル樹脂を6質量%混合し、電極密度を3.7g/ccにしたが、J/R作製時に正極のはがれが起こり、J/Rの作製ができなかった。
(比較例5)
比較例5は、実施例9の負極活物質を塊状黒鉛から燐片状黒鉛に変更したが、この場合も、J/R作製時にはがれが起こり、J/Rの作製ができなかった。
上記の実施例1〜10、比較例1〜5の作製条件を表2に、レート特性とサイクル試験結果を表3にまとめた。なお、レート特性は、20℃において、充電電流値0.2Cで電池電圧4.2Vまで充電し4.2Vで1.5時間定電圧充電を行った後、0.2Cで電池電圧3.0Vまで放電したときの放電容量に対して、同様に充電した後、2Cで電池電圧3.0Vまで放電したときの放電容量の割合とした。また、容量は、20℃において、充電電流値1Cで電池電圧4.2Vまで充電し4.2Vで1.5時間定電圧充電を行った後、1Cで電池電圧3.0Vまで放電したときの放電容量とし、同一条件で200サイクル充放電した後の放電容量比を容量維持率とした。また、サイクル前のセル厚みに対する200サイクル後のセル厚みの比をセル厚み変化率とした。
Figure 2008287932
Figure 2008287932
実施例1は、比較例1に対して容量は同等であるが、レート特性とサイクル維持率と厚み変化が抑制されており、アクリル系樹脂によるゲル電解質の含浸性が向上した効果と、サイクルに伴う体積変化抑制効果による。
実施例2では、負極密度を上げた状態でもゲル電解質の含浸性が高く、比較例2でレート特性が低下しているのに対して、実施例2ではレート特性が維持されている。また比較例2はフッ素含有樹脂のみで負極密度を向上させているため、サイクルに伴う体積変化が大きく維持率も大きく低下したが、実施例2では体積変化、維持率ともに実施例1と同等であり、電極密度を向上させた効果により、電池のエネルギー密度が向上した。
実施例3〜6は、アクリル系樹脂の混合または増量により、バインダー量低減と電極密度向上が可能となり、容量とレート特性を維持しつつ、負極活物質を増加させることができたためサイクル維持率が向上した。さらに電極密度を向上させた効果により、電池のエネルギー密度が向上した。比較例3では、容量、レートともに高特性が得られたが、サイクル特性が低下した。
実施例7と8では、正極にアクリル系樹脂を混合した。正極でも、負極同様にバインダー量低減と電極密度向上が可能であり、電池のエネルギー密度が向上した。ただし、正極活物質量が増加したため負極活物質量に対する比率が上がり、サイクル維持率がやや低下した。
実施例9では、負極活物質として燐片状黒鉛を使用したが、比較例5で発生した活物質の剥離が抑制され、J/Rを成形できたが黒鉛の性質上、膨潤しやすく、サイクル維持率が低下している。
実施例10では、正極活物質としてコバルト酸リチウムを用いたが、容量、レート特性、維持率ともに良好であった。アクリル系樹脂を混合した効果がコバルト系正極の場合でもマンガン系正極の場合と同様の効果が得られた。
以上より、溶媒と少なくとも1種のアクリレートモノマーを重合してなるゲル電解質を用いたリチウムイオンポリマー電池において、電極バインダーが、フッ素含有樹脂とアクリル系樹脂との混合物であり、その配合比を変化させることにより、電極活物質に応じた結着性と屈曲性を得ることができ、さらに電池のエネルギー密度とレート特性、サイクル特性を改善できることを確認した。
本発明のリチウムイオンポリマー電池の正極の構成を説明する図。 本発明のリチウムイオンポリマー電池の負極の構成を説明する図。 本発明のリチウムイオンポリマー電池の巻回後の電池要素の構成を説明する図。
符号の説明
1 正極
2 Al箔
3 正極活物質塗布部
4、5 正極活物質非塗布部
6 アルミタブ
7 負極
8 Cu箔
9、10 負極活物質塗布部
11 負極活物質非塗布部
12 ニッケルタブ
13 セパレータ

Claims (4)

  1. 正極、負極、セパレータおよびゲル電解質を有するリチウムイオンポリマー電池において、前記正極および前記負極の少なくとも一方のバインダー成分がフッ素含有樹脂とアクリル系樹脂の混合物であり、かつ前記ゲル電解質が、溶媒と少なくとも一種のアクリレートモノマーを重合してなることを特徴とするリチウムイオンポリマー電池。
  2. 前記フッ素含有樹脂が、ポリフッ化ビニリデンおよび置換基を導入したポリフッ化ビニリデンから選択される少なくとも一種を含むことを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオンポリマー電池。
  3. 前記アクリル系樹脂が、10重量部から80重量部のアクリレート系単量体またはメタクリレート系単量体から形成され、かつN−メチル−2−ピロリドンまたは、ジメチルホルムアミドに溶解可能な高分子であることを特徴とする請求項1または2に記載のリチウムイオンポリマー電池。
  4. 前記アクリル系樹脂のガラス転移点が−20℃以上25℃以下であり、かつ前記フッ素含有樹脂とアクリル系樹脂の混合比が、1/99質量比から99/1質量比である請求項1から3のいずれか1項に記載のリチウムイオンポリマー電池。
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