JP2008287761A - 記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法 - Google Patents
記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008287761A JP2008287761A JP2007129275A JP2007129275A JP2008287761A JP 2008287761 A JP2008287761 A JP 2008287761A JP 2007129275 A JP2007129275 A JP 2007129275A JP 2007129275 A JP2007129275 A JP 2007129275A JP 2008287761 A JP2008287761 A JP 2008287761A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording layer
- disk substrate
- recording
- data
- substrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
【解決手段】 記録層2にデータが記録された追記型光ディスクODからディスク基板1を引き剥がし、引き剥がしたディスク基板1に対し、一方面1a側から再生用レーザー光を照射し、照射した光の反射光を受光し、受光した反射光に基づいて記録層2に記録されたデータを再生する。データの再生は、記録層2への記録時に反応部2aに対応してディスク基板1の一方面1a側に形成されたピット1eの列に再生用レーザー光を照射して再生信号を得ることにより達成される。これによれば、再生不能となった追記型光ディスクODのデータを再生することが可能となる。
【選択図】 図3
Description
(1)記録層の一方面に隣接した反射層が経時的に劣化することにより反射層の反射率が変化し、これによりデータの再生が不能になる(反射層の物性の経時的変化の速度は記録層の物性の経時的変化の速度ほど速くないが、長期間のうちに変化することには変わりはない)。
(2)記録層の他方面に隣接したディスク基板の材質として透明なポリカーボネート樹脂がよく使われるが、ポリカーボネート樹脂は湿気により加水分解するため、斯かる加水分解によりディスク基板が徐々に白濁する傾向にある。よって、長期間経つとこの白濁によってディスク基板の反射率が小さくなり、やがては再生装置が受光する記録層からの反射光の強度が非常に弱くなってデータの再生が不能になる。
(3)ディスク基板は傷が付きやすく、取り扱い中の不注意により傷が付くと、この傷により再生用のレーザー光や反射光が散乱してしまってデータの再生が不能になる。小さな傷であれば、研磨やコーティングで傷を消去することによりデータの再生が可能となるが、深い傷が付いた場合にはこの傷を研磨やコーティングで消去することができず、データを再生可能にすることはできない。
まず、通常の再生方法では再生不能となった追記型光ディスクODが用意され、この追記型光ディスクODからディスク基板1が引き剥がされる。具体的には、図3(a)に示すように作業者が追記型光ディスクODのディスク基板1と記録層2の間にマイナスドライバーなどの平板部品Hを差し込み、差し込み方向と垂直な方向に力を加える。この力によって、追記型光ディスクODはディスク基板1と記録層2との間から裂け、図3(b)に示すようにディスク基板1が追記型光ディスクODから引き剥がされる。引き剥がされたディスク基板1の一方面1aの反応部2aが形成されていた部分に対応する箇所には、上述した現象によりピット1eが形成されている。
剥離工程にて追記型光ディスクODから引き剥がしたディスク基板1には、図3(b)に示すように記録層2を構成する有機色素化合物が部分的に付着している。特に、ディスク基板1のピット1eとそれ以外の部分との境界に記録層2が残っている場合が多い。この付着した記録層2を除去するため、図4(a)に示すように追記型光ディスクODから引き剥がしたディスク基板1がイソプロピルアルコール(IPA)などのアルコールのような有機溶剤に浸されるなどして、少なくともディスク基板1の一方面1a側が洗浄される。この洗浄工程により、図4(b)に示すようにディスク基板1に付着した記録層(色素)2が除去される。
洗浄工程にて付着した記録層(色素)が除去されたディスク基板1は、その一方面1a側にランド1cおよびグルーブ1dによって周方向に沿って螺旋状の溝が形成され、且つ、図4(b)からわかるように、グルーブ1d内にピット1eが形成されている。このようなディスク基板1は次に図5に示すような再生装置Sにセットされる。この再生装置Sは、駆動装置10と、光ピックアップ装置20と、制御回路30と、コントローラ40と、入力装置41と、表示装置42とを備えて構成される。駆動装置10はターンテーブル13を備え、このターンテーブル13上には上記洗浄工程にて洗浄されたディスク基板1がその一方面1a(ピット1eが形成されている面)を図において下方向に向けた状態でセットされる。ターンテーブル13上にセットされたディスク基板1は、スピンドルモータ制御回路14によって回転駆動制御されるスピンドルモータ11によりターンテーブル13とともに回転駆動されるとともに、フィードモータ制御回路17によって回転駆動制御されるフィードモータ12により直動駆動されるスクリューロッド15によってターンテーブル13とともに径方向に移動される。
再生用レーザー光は、ディスク基板1の一方面1a側に形成されているグルーブ1dに照射され、この部分にて光スポットを形成する。この場合において、ディスク基板1は透明なポリカーボネート樹脂により形成されているため、照射された再生用レーザー光はその多くが透過するが、一部反射する。反射光は、対物レンズ25、1/4波長板24、偏向ビームスプリッタ23、集光レンズ26、ナイフ27を経由してフォトセンサ28に受光される。フォトセンサ28は受光した反射光の光量に応じた受光信号を増幅回路31に出力する。増幅回路31は受光信号を増幅してトラッキングエラー信号生成回路32、フォーカスエラー信号生成回路37および再生信号生成回路35に出力する。
Claims (5)
- 光ディスクの本体を構成するディスク基板と、前記ディスク基板の一方面側に配置され、光の照射によって変形あるいは変形を伴った変質を起こすことによりデータを記録する記録層とを備える記録型光ディスクの前記記録層に記録されたデータの再生方法であって、
前記記録層にデータが記録された記録型光ディスクから引き剥がされた前記ディスク基板に対し、前記一方面側から光を照射する照射工程と、
前記照射工程にて前記一方面側から前記ディスク基板に照射した光の反射光を受光するとともに、受光した反射光に基づいて前記記録層に記録されたデータを再生する再生工程と、
を含むことを特徴とする、記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法。 - 請求項1に記載の再生方法において、
前記ディスク基板は光を透過可能であり、
前記記録型光ディスク内の前記記録層は前記ディスク基板の前記一方面に密着して配置され、前記ディスク基板の他方面側から入射して前記ディスク基板を透過した光の照射により変形あるいは変形を伴った変質を起こすことによりデータを記録するものであることを特徴とする、記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法。 - 請求項1または2に記載の再生方法において、
前記記録層は色素を含むことを特徴とする、記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の再生方法において、
前記記録層にデータが記録された前記記録型光ディスクから前記ディスク基板を引き剥がす剥離工程をさらに含むことを特徴とする、記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法。 - 請求項4に記載の再生方法において、
前記剥離工程により前記記録層にデータが記録された前記記録型光ディスクから引き剥がされた前記ディスク基板の少なくとも前記一方面側を洗浄することにより前記一方面側に付着している前記記録層を除去する洗浄工程をさらに含むことを特徴とする、記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007129275A JP2008287761A (ja) | 2007-05-15 | 2007-05-15 | 記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007129275A JP2008287761A (ja) | 2007-05-15 | 2007-05-15 | 記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008287761A true JP2008287761A (ja) | 2008-11-27 |
Family
ID=40147365
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007129275A Pending JP2008287761A (ja) | 2007-05-15 | 2007-05-15 | 記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008287761A (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03120635A (ja) * | 1989-10-04 | 1991-05-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | 再生用情報記録媒体およびその製造方法 |
JPH10208303A (ja) * | 1997-01-20 | 1998-08-07 | Mitsubishi Chem Corp | 光記録媒体 |
JP2005100600A (ja) * | 2003-09-01 | 2005-04-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光記録媒体 |
-
2007
- 2007-05-15 JP JP2007129275A patent/JP2008287761A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH03120635A (ja) * | 1989-10-04 | 1991-05-22 | Fuji Photo Film Co Ltd | 再生用情報記録媒体およびその製造方法 |
JPH10208303A (ja) * | 1997-01-20 | 1998-08-07 | Mitsubishi Chem Corp | 光記録媒体 |
JP2005100600A (ja) * | 2003-09-01 | 2005-04-14 | Fuji Photo Film Co Ltd | 光記録媒体 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4379748B2 (ja) | 光学的情報記録再生媒体 | |
US7787334B2 (en) | Optical recording method on multilayer optical recording medium, optical recording apparatus, and multilayer optical recording medium | |
JP2003168221A (ja) | 多層光記録媒体、記録データの記録方法、および記録装置 | |
US7929390B2 (en) | Optical recording method on multilayer optical recording medium and optical recording apparatus | |
JP5429238B2 (ja) | Bca用情報記録装置,およびbca用情報記録方法 | |
TW200805363A (en) | Optical data recording medium and method of manufacturing the same | |
JP2009289386A (ja) | ガラスディスク、ガラスディスクのデータ再生方法、および、ガラスディスクの製造方法 | |
US20060114807A1 (en) | Information storage medium, stamper, disc apparatus, and management information playback method | |
EP1843332A1 (en) | Optical disc device | |
US20050195731A1 (en) | Optical recording medium, method for manufacturing the same, recording/playback method, and recording/playback apparatus | |
JP2006040446A (ja) | 光ディスク及び情報再生装置 | |
US7613091B2 (en) | Method for identifying double-layer disc and optical disc apparatus | |
TW200522055A (en) | Optical information recording medium and method for manufacturing the medium | |
WO2003069608A1 (fr) | Reproduction d'information depuis un support d'enregistrement optique, appareil et support a cet effet | |
JP2006351120A (ja) | Romディスクとその製造方法、及び光ディスク | |
US8174943B2 (en) | Optical disk device | |
JP2008287761A (ja) | 記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法 | |
US8315134B2 (en) | Optical disk containing information about usability of recording layers and optical disk apparatus for reproducing the optical disk | |
WO2003067582A1 (en) | Method for initializing optical recording medium | |
JP2007133970A (ja) | 光記録媒体およびその製造方法 | |
JP2005346769A (ja) | 光記録媒体及び情報記録再生装置 | |
US20070214466A1 (en) | Self-cleaning data storage disk | |
WO2003091992A1 (fr) | Dispositif et procede d'estimation pour un support d'enregistrement optique | |
JP2008287793A (ja) | 光情報記録媒体および光情報処理装置 | |
JP2002150610A (ja) | 情報記録担体及び情報記録担体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100415 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110328 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110811 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20111019 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120228 |