JP2008287761A - 記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法 - Google Patents

記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 通常手段で再生不能となった記録型光ディスクの記録データを再生させること。
【解決手段】 記録層2にデータが記録された追記型光ディスクODからディスク基板1を引き剥がし、引き剥がしたディスク基板1に対し、一方面1a側から再生用レーザー光を照射し、照射した光の反射光を受光し、受光した反射光に基づいて記録層2に記録されたデータを再生する。データの再生は、記録層2への記録時に反応部2aに対応してディスク基板1の一方面1a側に形成されたピット1eの列に再生用レーザー光を照射して再生信号を得ることにより達成される。これによれば、再生不能となった追記型光ディスクODのデータを再生することが可能となる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法に係り、特に、通常の手段で再生不能となった記録型光ディスクの記録層に記録されたデータを再生する方法に関する。
データを1回記録するライトワンス型(追記型)の光ディスクの多くは記録層に色素が使用されている。記録層に色素が使用されている光ディスクは、一般的に図1に示すようにディスク基板1、記録層2、反射層3、保護層4、印刷層5を備え、これらの層がこの順で積層されている。ディスク基板1はポリカーボネート樹脂などの透明な樹脂で形成されている。このような光ディスクにデータを記録する際には、ディスク基板1側から記録用レーザー光がパルス状に照射される。すると、この記録用レーザー光は透明なディスク基板1を透過して記録層2に照射される。記録層2は色素を含むため、この色素が記録用レーザー光を吸収することによって記録層2に物理的変化または化学的変化が生じ、記録用レーザー光が照射された部分に例えば穴あき状のピットが形成される。このピットの形成つまり記録層2の変形により記録層2にデータが記録される。記録されたデータを読み出す再生時には、再生用レーザー光がディスク基板1側から記録層2に照射される。光ディスクに照射された再生用レーザー光は記録層2にて反射し、反射光が再生装置に受光される。ここで、記録層2にピットが形成されている部分と形成されていない部分とでは反射率が異なる。したがって、再生装置は、受光した受光信号から低反射率部分と高反射率部分とを検出することにより記録されたデータを読み出し、デジタルデータを再生する。
ところで、記録層に用いられる色素は経時的に劣化する場合が多い。色素が劣化すると記録層の反射率が変化し、ピットが形成されている部位の反射率と形成されていない部位の反射率との差が小さくなる。この場合はデータを再生したときの再生信号の振幅が小さくなっていき、やがて再生不能に陥る。
特許文献1には、記録層に記録されたデータ中のデータ部の同期パターンで同期引き込みを行う場合と行わない場合との2つのモードを選択し得るようにして、データ部の同期パターンに不良部分が存在してもデータの再生が可能となる光ディスクの再生装置が提案されている。しかし、この特許文献1に示された光ディスクの再生装置では、データ部自体の劣化の程度が進行した場合には記録データの再生が不可能になる。
また、特許文献2には、記録層と反射層との間に再生信号強調層を設けた光ディスクが記載されている。この光ディスクの記録層(色素)が経時的に劣化して未記録マーク領域の反射率と記録マーク領域の反射率との差が小さくなり、データの再生が不能となった場合には、所定のレーザーパワーのレーザー光が光ディスクに照射される。このレーザー光の照射により、記録層の未記録マーク領域に対応する位置における再生信号強調層の物性が変化する。再生信号強調層の物性の変化によって未記録マーク領域の反射率が改善され、未記録マーク領域の反射率と記録マーク領域の反射率との差が大きくなってデータの再生が可能となる。このような劣化に対する処置により特許文献2に記載の光ディスクは長期保管が可能となる。
特開平5−342770号公報 特開2006−344282号公報
しかし、特許文献2に記載の光ディスクは再生不能になるまでの時間を上記再生信号強調層の物性変化により延ばすことはできるものの、再生信号強調層自体が劣化してしまったり、さらに記録層の劣化が進行するとやはり再生不能になってしまうという問題がある。また、特許文献2に記載の光ディスクは再生信号強調層を追加するために、光ディスクの製造コストが高くなるという問題がある。
また、記録型光ディスクが再生不能になる要因として、上記したような記録層(色素)の劣化以外に以下の原因が考えられる。
(1)記録層の一方面に隣接した反射層が経時的に劣化することにより反射層の反射率が変化し、これによりデータの再生が不能になる(反射層の物性の経時的変化の速度は記録層の物性の経時的変化の速度ほど速くないが、長期間のうちに変化することには変わりはない)。
(2)記録層の他方面に隣接したディスク基板の材質として透明なポリカーボネート樹脂がよく使われるが、ポリカーボネート樹脂は湿気により加水分解するため、斯かる加水分解によりディスク基板が徐々に白濁する傾向にある。よって、長期間経つとこの白濁によってディスク基板の反射率が小さくなり、やがては再生装置が受光する記録層からの反射光の強度が非常に弱くなってデータの再生が不能になる。
(3)ディスク基板は傷が付きやすく、取り扱い中の不注意により傷が付くと、この傷により再生用のレーザー光や反射光が散乱してしまってデータの再生が不能になる。小さな傷であれば、研磨やコーティングで傷を消去することによりデータの再生が可能となるが、深い傷が付いた場合にはこの傷を研磨やコーティングで消去することができず、データを再生可能にすることはできない。
従って、今後、記録型光ディスクの開発が進み、記録型光ディスクが再生不能になるまでの時間をさらに延ばすことが可能になったとしても、記録型光ディスクが再生不能にならないようにすることは困難である。また、現在普及している記録型光ディスクは劣化に対する処置がなされていないものも多く、そのような記録型光ディスクが再生不能になった場合に、これを再生可能にすることは困難である。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、通常手段で再生不能となった記録型光ディスクの記録データを再生させる方法を提供することにある。
本発明者は、記録型光ディスクにデータを記録するときに、記録用レーザー光により、記録層に物理的変化または化学的変化が発生するときに起こる変形に応じて記録層が直接あるいは間接にコーティングされているディスク基板も変形することに着目し、以下の発明を完成した。
すなわち、本発明の特徴は、光ディスクの本体を構成するディスク基板と、前記ディスク基板の一方面側に配置され、光の照射によって変形あるいは変形を伴った変質を起こすことによりデータを記録する記録層とを備える記録型光ディスクの前記記録層に記録されたデータの再生方法であって、前記記録層にデータが記録された記録型光ディスクから引き剥がされた前記ディスク基板に対し、前記一方面側から光を照射する照射工程と、前記照射工程にて前記一方面側から前記ディスク基板に照射した光の反射光を受光するとともに、受光した反射光に基づいて前記記録層に記録されたデータを再生する再生工程と、を含む再生方法とすることにある。
上記発明によれば、記録層にデータが記録された記録型光ディスクから引き剥がされたディスク基板が用意され、このディスク基板に再生光(例えば再生用レーザー光)が一方面側から照射される。ここで、ディスク基板の一方面は、当該ディスク基板が記録型光ディスクを構成していたときに記録層が配置していた面である。そのためディスク基板の一方面には記録層の変形に対応して変形した変形部分が形成されている。つまり、ディスク基板にも記録層に形成された記録列に対応したピット列が形成されている。したがって、ディスク基板に一方面側から照射された光の反射光を受光し、受光した反射光に基づいてディスク基板に形成された上記変形部分を認識することにより、再生不能であったデータが再生される。
本発明に用いる記録型光ディスクは、1回のみ記録が可能なライトワンス型(追記型)の光ディスクであるとよい。また、ディスク基板は光を透過可能な光透過基板であるのがよい。この場合、記録型光ディスク内の記録層はディスク基板の一方面に密着して配置され、ディスク基板の他方面側から入射してディスク基板を透過した光の照射により変形あるいは変形を伴った変質を起こすことによりデータを記録するものであるのがよい。なお、ディスク基板は記録用の光が透過する程度の透過率を有していればよい。ディスク基板は、好ましくはポリカーボネート樹脂やポリアクリル樹脂のような透明樹脂により形成された透明基板であるとよい。また、本発明の対象となる記録型光ディスクの記録層には色素が含まれているものであるのがよい。
また、本発明に用いる記録型光ディスクの記録層は記録用の光の照射により変形するものである。この場合、ディスク基板の一方面側に記録層が密着して配置していれば、記録層の変形がディスク基板に転写され易くなる。なお、この記録層の変形は、記録層とディスク基板とが界面で混合する反応部の形成を含むものとする。反応部が形成されると記録層とディスク基板の界面が変形し、ディスク基板には記録層の反応部が型となってピット列が形成される。このピット列に再生用の光を照射してその反射光を受光することにより、受光した反射光に基づいてデータを再生することができる。
また、上記照射工程においては、再生用の光がディスク基板に形成されたピット列に直接照射される。この点、通常の再生型光ディスクを再生する場合のように再生用の光がディスク基板を透過して記録層のピット列に照射される場合とは異なる。つまり、通常の再生型光ディスクを再生する場合に照射する光は対物レンズを経てディスク基板により屈折した後に集光するのに対し、本発明の照射工程にて照射する光はそのまま集光する。したがって、通常の再生型光ディスクを再生するために用いられる対物レンズのように、ディスク基板により屈折した後に集光する光に球面収差が発生しない仕様になっている対物レンズを本発明に適用すると、この対物レンズによりそのまま集光した光に球面収差が発生する。このため、本発明の照射工程にて通常の再生型光ディスクを再生する際に用いられる再生装置を利用する場合には、対物レンズの仕様を変更して球面収差が発生しないようにする必要がある。
なお、光ディスクの製造に用いるスタンパー(金型)には金属原盤に形成された凹凸が転写されており、光ディスクを製造する際にはこのスタンパーに形成された凹凸がディスク基板に転写される。つまりスタンパーにはディスク基板に形成されている凹凸と反対形状の凹凸が形成されている。また、本発明に適用可能なディスク基板の一方面側には記録層の記録列(凹凸形状の列)に対応する変形、つまり記録層の凹凸と反対形状の凹凸が転写されている。したがって、本発明に用いるディスク基板はスタンパーと同じように型としての凹凸が形成されているものであるので、このようなディスク基板を用いてデータを再生するためにはスタンパーを検査するためなどに用いる再生装置を用いればよい。
また、本発明に用いる記録型光ディスクの記録方式は、グルーブ記録方式(グルーブに記録する方式)であってもよく、またランド・グルーブ記録方式(グルーブおよびランドに記録する方式)であってもよい。いずれの記録方式であっても、再生工程では、記録層の記録列が形成されている部位のディスク基板における対応箇所に沿って光スポットが追従するようにトラッキングサーボ制御を行う必要がある。
また、本発明は、記録層にデータが記録された記録型光ディスクからディスク基板を引き剥がす剥離工程をさらに含むものであるとよい。これによれば、再生不能となった記録型光ディスクを回収し、その光ディスクからディスク基板のみを引き剥がすことにより、引き剥がしたディスク基板を用いて記録データを再生することができる。記録型光ディスクからディスク基板を引き剥がすためには、例えば作業者が記録型光ディスクの縁部分の1箇所からマイナスドライバーなどの平板状の部品をディスク基板と記録層との間またはディスク基板と反射層との間に差し込み、差し込んだ方向とは垂直な方向に力を加えればよい。これによりディスク基板が記録型光ディスクから引き剥がされる。
この場合、剥離工程により記録層にデータが記録された記録型光ディスクから引き剥がされたディスク基板の少なくとも一方面側を洗浄することによりディスク基板の一方面側に付着している記録層を除去する洗浄工程をさらに含むものであるとよい。剥離工程にてディスク基板を引き剥がす際に、ディスク基板の一方面側に密着していた記録層が付着してくるおそれがある。付着した記録層は、ディスク基板を用いてデータを再生するときの障害となる。このため洗浄工程によって付着した記録層を除去することにより、再生時におけるデータの再生の可能性が高められる。この洗浄工程では、有機溶剤を用いてディスク基板を洗浄するのがよい。記録層に用いられる色素は有機色素化合物である場合が多いので、洗浄の際に有機溶剤を用いて洗浄すれば、付着した記録層を十分に除去することができる。
以下、本発明の実施形態を図面を用いて説明する。本実施形態の再生方法を行うにあたり、まず、円板形状の追記型光ディスクODを用意する。上述の図1は、公知の追記型光ディスクODの径方向に沿った断面構造を概略的に示す図である。
この追記型光ディスクODは、ディスク基板1、記録層2、反射層3、保護層4、印刷層5を備え、これらの層がこの順で積層配置している。ディスク基板1は追記型光ディスクODの本体をなす部分であり、円板形状を呈しており、一方面1aおよびこの一方面1aと反対側の面である他方面1bを有する。ディスク基板1の一方面1aにはランド1cおよびグルーブ1dが周方向に沿って螺旋状に形成されている。このディスク基板1は、ポリカーボネート樹脂からなり、透明である。追記型光ディスクODにデータを記録する際には記録用レーザー光がディスク基板1の他方面1b側から入射される。
記録層2は、本実施形態ではフタロシアニン系あるいはシアニン系などの有機色素化合物(色素)を主要構成物とする。この記録層2はディスク基板1の一方面1a側にスピンコートや蒸着、スパッタリングなどによりコーティングされる。このコーティングにより記録層2がディスク基板1の一方面1a側に密着配置され、記録層2はランド1cおよびグルーブ1dによるディスク基板1の一方面1a側の凹凸を転写したように形成される。このような記録層2にデータを記録する際には、ディスク基板1を透過した記録用レーザー光がこの記録層2に照射される。記録層2は照射されたレーザー光を吸収し、吸収により発生する熱により非可逆的な変形を起こす。図2は、ディスク基板1のグルーブ1dの周方向に沿った追記型光ディスクODの断面形状を示す図であるが、この図2に示すように、記録層2は、記録用レーザー光が照射された部分にてそのレーザー光を吸収し、吸収の際に生じる熱によって変形および変質し、反射率が変化した反応部2aを形成する。記録用レーザー光がグルーブ1dの形成方向に沿ってパルス状に照射されることにより、グルーブ1dに沿って反応部2aの列である記録列が形成される。この記録列の形成によりデータが記録される。
また、記録用レーザー光の照射により記録層2にて発生する熱はディスク基板1に伝達される。このためディスク基板1はこの熱により軟化する。そして、記録層2に反応部2aが形成される際、記録層2とディスク基板1とが界面で混合することにより界面が変形し、ディスク基板1の他方面1b側を下面にして見た場合に記録層2の反応部2aが型となって凹状の列(ピット列)がディスク基板1の一方面1a側に形成される。
反射層3は、記録層2に隣接して設けられており、例えばアルミニウムや金により形成されている。この反射層3は、記録層2に照射されたレーザー光が透過しないようにレーザー光を反射する。保護層4は反射層3に隣接して配置され、例えばポリカーボネート樹脂により形成される透明な層であり、外部から記録層2や反射層3を保護する。印刷層5は保護層4に貼付され、その表面がレーベル面とされる。
上記構造の追記型光ディスクODに記録されたデータは、通常は市販の再生装置により再生できる。具体的には、再生装置に追記型光ディスクODをセットし、再生装置から再生用レーザー光を追記型光ディスクODに照射する。再生用レーザー光はディスク基板1の他方面1b側からディスク基板1を透過して記録層2に入射し、記録層2上で光スポットを形成する。この光スポットはディスク基板1のグルーブ1dに追従するようにトラッキングサーボ制御される。記録層2に照射される再生用レーザー光の反射光は再生装置内の受光器に受光される。この場合において、反応部2aが形成されている部分の反射率と形成されていない部分の反射率の差を受光器にて受光する反射光の光量に基づいて検出することにより、記録データの再生がなされる。
ところで、データが記録された追記型光ディスクODの記録層中の色素は経時的に徐々に劣化する。また、追記型光ディスクODの保管環境が悪く、例えば記録面(記録層)に長時間強い光が照射されるようなことがあると、記録層中の色素が比較的早く組織変化を起こす。そして、劣化や組織変化がある程度以上進行すると、反応部2aが形成されている部分と形成されていない部分との区別が付かなくなって、両部分間の反射率の差が小さくなり、通常の再生装置では再生不能となる。また、ディスク基板1に深刻な傷が付いたり、反射層3が劣化したりした追記型光ディスクODも、通常の再生装置では再生不能となる。このように再生不能となった追記型光ディスクODは、以下の手順を採ることにより再生することができる。
(1)剥離工程
まず、通常の再生方法では再生不能となった追記型光ディスクODが用意され、この追記型光ディスクODからディスク基板1が引き剥がされる。具体的には、図3(a)に示すように作業者が追記型光ディスクODのディスク基板1と記録層2の間にマイナスドライバーなどの平板部品Hを差し込み、差し込み方向と垂直な方向に力を加える。この力によって、追記型光ディスクODはディスク基板1と記録層2との間から裂け、図3(b)に示すようにディスク基板1が追記型光ディスクODから引き剥がされる。引き剥がされたディスク基板1の一方面1aの反応部2aが形成されていた部分に対応する箇所には、上述した現象によりピット1eが形成されている。
(2)洗浄工程
剥離工程にて追記型光ディスクODから引き剥がしたディスク基板1には、図3(b)に示すように記録層2を構成する有機色素化合物が部分的に付着している。特に、ディスク基板1のピット1eとそれ以外の部分との境界に記録層2が残っている場合が多い。この付着した記録層2を除去するため、図4(a)に示すように追記型光ディスクODから引き剥がしたディスク基板1がイソプロピルアルコール(IPA)などのアルコールのような有機溶剤に浸されるなどして、少なくともディスク基板1の一方面1a側が洗浄される。この洗浄工程により、図4(b)に示すようにディスク基板1に付着した記録層(色素)2が除去される。
(3)照射工程
洗浄工程にて付着した記録層(色素)が除去されたディスク基板1は、その一方面1a側にランド1cおよびグルーブ1dによって周方向に沿って螺旋状の溝が形成され、且つ、図4(b)からわかるように、グルーブ1d内にピット1eが形成されている。このようなディスク基板1は次に図5に示すような再生装置Sにセットされる。この再生装置Sは、駆動装置10と、光ピックアップ装置20と、制御回路30と、コントローラ40と、入力装置41と、表示装置42とを備えて構成される。駆動装置10はターンテーブル13を備え、このターンテーブル13上には上記洗浄工程にて洗浄されたディスク基板1がその一方面1a(ピット1eが形成されている面)を図において下方向に向けた状態でセットされる。ターンテーブル13上にセットされたディスク基板1は、スピンドルモータ制御回路14によって回転駆動制御されるスピンドルモータ11によりターンテーブル13とともに回転駆動されるとともに、フィードモータ制御回路17によって回転駆動制御されるフィードモータ12により直動駆動されるスクリューロッド15によってターンテーブル13とともに径方向に移動される。
また、光ピックアップ装置20はレーザー光源21を備える。レーザー光源21からは再生用レーザー光が出射される。レーザー光源21とターンテーブル13上にセットされたディスク基板1との間の光学経路中には、コリメートレンズ22、偏向ビームスプリッタ23、1/4波長板24、対物レンズ25が配設されている。また、光ピックアップ装置20はフォトセンサ28を備えている。フォトセンサ28とターンテーブル13上にセットされたディスク基板1との間の光学経路中には、上記対物レンズ25、上記1/4波長板24、上記偏向ビームスプリッタ23、集光レンズ26、ナイフ27がこの順で配設されている。フォトセンサ28は増幅回路31に受光信号を出力する。増幅回路31は入力信号を増幅してトラッキングエラー信号生成回路32、再生信号生成回路35およびフォーカスエラー信号生成回路37に出力する。トラッキングエラー信号生成回路32はトラッキングエラー信号をトラッキングサーボ回路33に出力する。トラッキングサーボ回路33はドライブ回路34を介してトラッキングアクチュエータ29aを制御する。フォーカスエラー信号生成回路37はフォーカスエラー信号をフォーカスサーボ回路38に出力する。フォーカスサーボ回路38はドライブ回路39を介してフォーカスアクチュエータ29bを制御する。再生信号生成回路35は再生信号を生成するとともに生成した再生信号を復号回路36に出力する。復号回路36は再生信号を復号し、復号信号をコントローラ40に出力する。また、コントローラ40は、入力装置41からの入力に応じてスピンドルモータ制御回路14、フィードモータ制御回路17、レーザー光源21に指令を出力する。
このような構成の再生装置Sにおいて、作業者が入力装置41を介してコントローラ40に再生指示を入力すると、コントローラ40がレーザー光源21に再生用レーザー光の出射指令を出力する。これによりレーザー光源21から再生用レーザー光が出射される。再生用レーザー光はコリメートレンズ22、偏向ビームスプリッタ23、1/4波長板24、対物レンズ25を介してターンテーブル13上にセットされたディスク基板1の一方面1aに照射される。また、ターンテーブル13上のディスク基板1は、コントローラ40からの指令に応じて各制御回路14,17により制御されるスピンドルモータ11およびフィードモータ12によって回転および径方向位置が制御される。よって、ディスク基板1は、回転および径方向移動しながらその一方面1a側から再生用レーザー光が照射される。
(4)再生工程
再生用レーザー光は、ディスク基板1の一方面1a側に形成されているグルーブ1dに照射され、この部分にて光スポットを形成する。この場合において、ディスク基板1は透明なポリカーボネート樹脂により形成されているため、照射された再生用レーザー光はその多くが透過するが、一部反射する。反射光は、対物レンズ25、1/4波長板24、偏向ビームスプリッタ23、集光レンズ26、ナイフ27を経由してフォトセンサ28に受光される。フォトセンサ28は受光した反射光の光量に応じた受光信号を増幅回路31に出力する。増幅回路31は受光信号を増幅してトラッキングエラー信号生成回路32、フォーカスエラー信号生成回路37および再生信号生成回路35に出力する。
トラッキングエラー信号生成回路32は、入力した受光信号に基づいてトラッキングエラー信号を生成し、トラッキングサーボ回路33に生成したトラッキングエラー信号を出力する。トラッキングサーボ回路33は、入力したトラッキングエラー信号に基づいて、ドライブ回路34を介してトラッキングアクチュエータ29aを駆動制御する。このようなトラッキングサーボ制御によって、再生用レーザー光の光スポットがディスク基板1の一方面1aに形成されたグルーブ1dに追従するように、対物レンズ25が駆動制御される。また、フォーカスエラー信号生成回路37は、入力した受光信号に基づいてフォーカスエラー信号を生成し、フォーカスサーボ回路38に生成したフォーカスエラー信号を出力する。フォーカスサーボ回路38は、入力したフォーカスエラー信号に基づいて、ドライブ回路39を介してフォーカスアクチュエータ29bを駆動制御する。このようなフォーカスサーボ制御によって、再生用レーザー光がディスク基板1の一方面1aに集光して光スポットを形成する。
再生信号生成回路35は、フォトセンサ28から入力した受光信号に基づいて記録データを再生する。ここで、光スポットが照射されるグルーブ1d内において、ピット1eが形成されていない部分は平坦であるので、この部分に照射された再生用レーザー光において一部反射する光は乱反射が抑えられる。よって比較的多くの光がフォトセンサ28に受光され、検出する反射光の光量が比較的多くなる。一方、ピット1eが形成されている部分は凹状となっているために、この部分に照射された再生用レーザー光において一部反射する光はほとんど乱反射し、この乱反射によってフォトセンサ28に受光される反射光は減少し、受光光量が比較的少なくなる。このような光量の違いを検出することによりピット1eが形成されている部分と形成されていない部分とを認識し、再生信号が生成される。この再生信号は復号回路36に入力される。復号回路36は入力した再生データ(再生信号)を復号して光ディスクに記録するデータに変調する前の元のデータに相当するデータにする。復号の際、記録データと共に記録されている訂正符号によりエラー訂正も行われる。復号したデータはコントローラ40内のメモリに記憶され、必要に応じて表示装置42に表示し、また別の光ディスクや記録媒体に記録できるようにする。
なお、上記した再生装置Sの構成は一例を示したものであり、その他の構成(例えばチルト制御に必要な構成など)を付加してもよい。また、上記した再生装置Sの構成は公知であり、通常の光ディスクを再生するための再生装置が利用され得る。この場合において、通常の再生装置を用いて本実施形態のディスク基板1に再生用レーザー光を照射する場合には、以下の点に留意する。
A.本実施形態の再生装置Sにおいてはターンテーブル13上にディスク基板1のみがセットされているので、再生用レーザー光の光スポットはディスク基板1の一方面1a上に直接形成される。これに対して通常の再生装置により追記型光ディスクを再生するときは、再生用レーザー光はディスク基板を透過し、このディスク基板で屈折した後に記録層上に光スポットを形成する。したがって、本実施形態におけるディスク基板1を通常の再生装置にて再生する場合には、ディスク基板1による屈折分を考慮しないときに球面収差が発生しない対物レンズの仕様にする。端的に言えば、非球面レンズの仕様にする。
B.ターンテーブル13上にセットされたディスク基板1のグルーブ1dに沿って形成されるピット1eの列は、引き剥がされた追記型光ディスクの記録層に形成された記録列を転写したものであるので、このピット1eの列を読み出す方向は追記型光ディスクの記録列を読み出す方向と反対方向になる。よって、ターンテーブル13上にセットしたディスク基板1の回転方向は、通常の追記型光ディスクを再生する場合の光ディスクの回転方向とは逆方向とされる。
C.ピット1eはディスク基板1の一方面1a側に形成されているため、ターンテーブル13には一方面1a側が光ピックアップ装置20に対向するようにディスク基板1がセットされる。
D.ディスク基板1にピット1eが形成されているグルーブ1dに光スポットが追従するように、トラッキングサーボ制御が行われる。この場合において、光ピックアップ装置20側から見てグルーブ1dはランド1cに対して窪んだ溝状の部分となるので、この溝状の部分に光スポットが追従するようにトラッキングサーボ制御が行われる。また、ピット1eの列がランド1cおよびグルーブ1dに形成されている場合は、ランド1cおよびグルーブ1dの双方に光スポットが照射されるようにトラッキングサーボ制御が行われる。
なお、ターンテーブル13にセットされるディスク基板1は、光ディスクを製造する際の型として用いるスタンパーと同じように光ディスクに記録すべきデータが転写された状態になっている。したがって、スタンパーを検査する再生装置にディスク基板1をセットして再生用レーザー光を照射することにより、ディスク基板1に記録されたデータを再生することもできる。
図6は、再生不能となった追記型光ディスクODから引き剥がしたディスク基板1を上記再生装置Sにセットして再生を行った場合における、再生信号生成回路35にて生成された再生信号をタイムインターバルアナライザにより処理することにより得られるそれぞれの信号長の信号のゆらぎを示すヒストグラムである。このヒストグラムからジッタ値J(%)(標準偏差/信号長の単位T)を計算すると、J=11.7(%)となった。図7は、通常の追記型光ディスクODを通常の再生装置にセットして再生を行った場合における再生信号をタイムインターバルアナライザにより処理することにより得られるそれぞれの信号長の信号のゆらぎを示すヒストグラムである。このヒストグラムからジッタ値J(%)を計算すると、J=9.4(%)であった。本実施形態におけるディスク基板1を再生したときのジッタ値(J=11.7%)は、通常の追記型光ディスクODを再生したときのジッタ値(J=9.4%)よりも若干劣るものの、再生不能となることはなく、十分に再生することができた。これにより、ディスク基板1のみからでも、再生不能となった追記型光ディスクODに記録されていたデータが再生可能となることが検証された。
以上のように、本実施形態の再生方法は、記録層2にデータが記録された追記型光ディスクODから引き剥がされたディスク基板1に対し、一方面1a側から光を照射する照射工程と、照射工程にてディスク基板1の一方面1a側から照射した光の反射光を受光するとともに、受光した反射光に基づいて記録層2に記録されたデータを再生する再生工程とを含んでいる。この方法によれば、ディスク基板1の一方面1a側に形成されているピット1eの列を再生用レーザー光の照射により読み出すことにより、再生不能となった追記型光ディスクODのデータを再生することが可能となる。
なお、本発明は様々な変形が可能である。例えば、上記実施形態においては、単層構造の追記型光ディスクのディスク基板から記録データを再生する例を示したが、記録層とディスク基板で形成される個々のディスクを接着剤層で貼り合わせて製造される多層構造の記録型光ディスクについても本発明を適用することができる。このような光ディスクは、例えば図8に示すような2層構造の記録型光ディスクODであり、この記録型光ディスクODから、第1記録層が一方面に密着配置する第1ディスク基板と、第2記録層が第2反射層を介して一方面側に配置する第2ディスク基板とを引き剥がし、第1ディスク基板を用いて第1記録層に記録されたデータを、第2ディスク基板を用いて第2記録層に記録されたデータをそれぞれを再生することができる。なおこのような多層構造の記録型光ディスクにおいては、第2記録層は第2ディスク基板に密着配置しておらず、第2反射層を介して第2ディスク基板の一方面側に配置しているが、このような場合においても第2ディスク基板は第2記録層の反応部によりピット列が形成される。すなわち、第2記録層への記録においては、第2記録層へのレーザー光の照射により第2記録層にて発生する熱が第2ディスク基板に伝達し、第2ディスク基板はこの熱により軟化し、第2記録層に反応部が形成される際に第2記録層が第2反射層とともに第2ディスク基板と混合する。この混合によって第2ディスク基板にピット列が形成されるのである。このように、記録層の反応部がディスク基板の一方面に変形をもたらすものであれば、記録層がディスク基板の一方面に密着配置していない場合でも本発明が適用できる。
追記型光ディスクの径方向断面概略図である。 追記型光ディスクのディスク基板のグルーブに沿った周方向断面概略図である。 本実施形態における剥離工程を示す図であり、(a)は追記型光ディスクからディスク基板を引き剥がす状態を示す図、(b)は引き剥がされたディスク基板のグルーブに沿った周方向断面形状を示す図である。 本実施形態における洗浄工程を示す図であり、(a)は剥離工程にて引き剥がされたディスク基板を洗浄している状態を示す図、(b)は洗浄後のディスク基板のグルーブに沿った周方向断面形状を示す図である。 本実施形態における照射工程および再生工程にて使用する再生装置の概略図である。 本実施形態におけるディスク基板を再生したときに得られるそれぞれの信号長の信号のゆらぎを示すヒストグラムである。 通常の追記型光ディスクを再生したときに得られるそれぞれの信号長の信号のゆらぎを示すヒストグラムである。 多層構造の記録型光ディスクの径方向断面概略図である。
符号の説明
1…ディスク基板、1a…一方面、1b…他方面、1c…ランド、1d…グルーブ、1e…ピット、2…記録層、2a…反応部、3…反射層、4…保護層、5…印刷層、10…駆動装置、20…光ピックアップ装置、21…レーザー光源、25…対物レンズ、28…フォトセンサ、30…制御回路、35…再生信号生成回路、OD…追記型光ディスク、S…再生装置

Claims (5)

  1. 光ディスクの本体を構成するディスク基板と、前記ディスク基板の一方面側に配置され、光の照射によって変形あるいは変形を伴った変質を起こすことによりデータを記録する記録層とを備える記録型光ディスクの前記記録層に記録されたデータの再生方法であって、
    前記記録層にデータが記録された記録型光ディスクから引き剥がされた前記ディスク基板に対し、前記一方面側から光を照射する照射工程と、
    前記照射工程にて前記一方面側から前記ディスク基板に照射した光の反射光を受光するとともに、受光した反射光に基づいて前記記録層に記録されたデータを再生する再生工程と、
    を含むことを特徴とする、記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法。
  2. 請求項1に記載の再生方法において、
    前記ディスク基板は光を透過可能であり、
    前記記録型光ディスク内の前記記録層は前記ディスク基板の前記一方面に密着して配置され、前記ディスク基板の他方面側から入射して前記ディスク基板を透過した光の照射により変形あるいは変形を伴った変質を起こすことによりデータを記録するものであることを特徴とする、記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法。
  3. 請求項1または2に記載の再生方法において、
    前記記録層は色素を含むことを特徴とする、記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の再生方法において、
    前記記録層にデータが記録された前記記録型光ディスクから前記ディスク基板を引き剥がす剥離工程をさらに含むことを特徴とする、記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法。
  5. 請求項4に記載の再生方法において、
    前記剥離工程により前記記録層にデータが記録された前記記録型光ディスクから引き剥がされた前記ディスク基板の少なくとも前記一方面側を洗浄することにより前記一方面側に付着している前記記録層を除去する洗浄工程をさらに含むことを特徴とする、記録型光ディスクの記録層に記録されたデータの再生方法。
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