JP2008287629A - 通信調停方法および通信調停部ならびに画像形成装置 - Google Patents

通信調停方法および通信調停部ならびに画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008287629A
JP2008287629A JP2007133788A JP2007133788A JP2008287629A JP 2008287629 A JP2008287629 A JP 2008287629A JP 2007133788 A JP2007133788 A JP 2007133788A JP 2007133788 A JP2007133788 A JP 2007133788A JP 2008287629 A JP2008287629 A JP 2008287629A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
transmission
priority
communication arbitration
device unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007133788A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Koyama
弘 小山
Kenji Izumiya
賢二 泉宮
Yumiko Azuma
由美子 東
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Business Technologies Inc
Original Assignee
Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Business Technologies Inc filed Critical Konica Minolta Business Technologies Inc
Priority to JP2007133788A priority Critical patent/JP2008287629A/ja
Publication of JP2008287629A publication Critical patent/JP2008287629A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Bus Control (AREA)

Abstract

【課題】デバイスユニット単位で通信調停を行っている場合、デバイスユニットで一つの伝達情報に関し緊急送信要求がなされた場合、遅延時間を小さくして送信を可能にすることで迅速な処置を可能にする。
【解決手段】情報受信側(制御CPU5)とシリアルバス10により接続された複数のデバイスユニット1〜3と送受信可能に通信調停部(通信調停回路6)を接続し、該通信調停部によって前記デバイスユニットからの通常の送信要求に応じて予め定められた通常の優先度に基づいてデバイスユニット単位で送信権を与え、前記デバイスユニットのいずれかから該デバイスユニットにおける伝達情報に関し緊急送信要求がなされると、予め定められたデバイスユニット単位毎および伝達情報別からなる緊急送信要求時の優先度に基づいてデバイスユニット単位毎および伝達情報別に送信権を与える。
【選択図】図1

Description

この発明は、シリアルバスに接続された複数のデバイスユニットのデータ送信を優先度に従って通信調停する通信調停方法および通信調停部ならびに該通信調停部を備える画像形成装置に関するものである。
画像データに基づいて転写紙に画像形成を行う画像形成装置では、多数の制御対象負荷を有している。該画像形成装置では、複数の負荷駆動基板をデバイスユニット化して機内に分散配置した制御構成とし、マスターと各基板との情報伝達手段としてCLK同期式シリアルバスでデイジーチェーン接続する方式が一般に採用されている。この方式は、機内省配線化、負荷制御機能分散化の手段として有効である。各負荷駆動基板からの情報伝達はCLKエッジに同期してシフトレジスタから1bit単位でデータ転送を行う。
従来は、上記各デバイスユニットとマスター間の通信を行う際に、通信を調停する通信調停部(アービター)を設けるとともに、デバイスユニット単位で優先度を定めておき、通信調停部ではデバイスユニットからの送信要求に応じて前記優先度に従って送信許可を与える調停制御を行っている。
ところで、各デバイスユニットからマスターへの伝達情報には、デバイスユニット毎に複数の伝達情報を有している場合があり、さらに一つのデバイスユニット内でも伝達緊急度の低い「通常入力信号情報」や伝達緊急度の高い「片寄り検知データ」「レジストセンサデータ」等の複数情報が混在している。
従来の画像形成装置では、各デバイスユニットからマスターへ情報伝達する際、マスター側の通信調停部に対して「データ送信要求(リクエスト)」を出し「データ送信許可(アクノリッジ)」を受けて情報伝達を行うが、現状は一つのデバイスユニットに対して1つの「送信要求」信号しかないため、アービターでは制御ユニット単位での調停しか出来ない。
複数の上り送信要求が重なった場合、ユニット単位で低優先度のI/O制御デバイスからのデータ送信はアービターによる遅延時間(送信待ち時間)が大きくなり、「片寄り検知データ」などの緊急度の高いデータの送信が遅延してしまう。
つまり「複数デバイス取りまとめ」と「緊急送信データ遅延」のトレードオフとなる問題がある。
これに対し、緊急送信要求がなされる場合、デバイスユニット間の優先度に拘わらず緊急送信が必要なデバイスユニットにユニット単位で割り込みの許可を与えて緊急を要する処理を早期に行うことを可能にした装置が提案されている(特許文献1参照)。
特開平10−232852号公報
しかし、上記した提案技術では、あくまでデバイスユニット単位での調停を行うため、デバイスユニットで緊急度の異なる複数の伝達情報を扱う場合、ユニット単位のみの優先度管理では、緊急で送信したいデータを必ずしも最小限の遅延時間で送信することができず、情報単位を含めた最適の送信データ調停は実施できないという問題がある。
本発明は、上記事情を背景としてなされたものであり、デバイスユニットで緊急処理を行いたい伝達情報が発生した場合に、最小限の遅延時間でマスター側に送信することができる通信調停方法および通信調停制御部ならびに画像形成装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の通信調停方法のうち、請求項1記載の発明は、情報受信側とシリアルバスにより接続された複数のデバイスユニットを、該デバイスユニット単位で通常の優先度を定めて通信調停するとともに、前記デバイスユニットのいずれかで該デバイスユニットにおける伝達情報に関し緊急送信要求がなされると、該デバイスユニットに対し、前記通常の優先度に拘わらず割り込みで前記緊急送信を行うことを許可する通信調停を行うことを特徴とする。
請求項1記載の通信調停方法の発明によれば、通常時には、デバイスユニット単位で通常の優先度に従って調停がなされ、ユニット内に複数有る伝達情報の一つに関し緊急送信要求がなされると、デバイスユニット単位毎ではなく、その伝達情報自体を割り込みによって送信することが許可され、遅延時間を極力小さくして情報受信側に緊急性の有るデータを早期に送信することができる。
なお、デバイスユニットは、特定の機能を果たすために一つの構成単位にまとめられて作用をするものであり、機械構造としてひとまとまりのデバイスにされているものの他、ソフト的に複数のデバイスが結合されてひとまとまりにされているものであってもよい。該デバイスユニットには、通常は個別にユニット制御部が備えられて該デバイスの制御がなされるとともに、そのデバイスユニットに関する伝達情報が管理されて本体制御部などの情報受信側に伝達情報が必要に応じて送信される。ユニット制御部は、駆動回路やCPUとこれを動作させるプログラムなどによって構成することができる。
各デバイスユニット側では、上記ユニット制御部によって伝達情報の送信要求が情報受信側になされ、情報受信側から送信許可がなされると、通常時にはデバイスユニット単位でシリアルバスを通したデータの送信がなされる。なお、複数のデバイスユニットで送信要求が重なる場合には、情報受信側で認められた優先順位に従って送信がなされるように送信許可がなされる。これらの通信調停は、通常は情報受信側に備える通信調停部によってなされる。通信調停部は、通信調停回路などにより構成することができる。また、デバイスユニットで緊急性のある伝達情報に関し、緊急送信要求が情報受信側になされると、デバイスユニット単位毎の優先度に拘わらず、緊急性のある伝達情報に対し送信許可がなされ、割り込みによる送信が可能になる。
請求項2記載の通信調停方法の発明は、請求項1記載の発明において、前記デバイスユニット単位での通常送信要求時の優先度と、前記デバイスユニット単位毎および前記伝達情報別からなる緊急送信要求時の優先度とを定め、通常は前記ユニット単位毎の通常送信要求時の優先度に基づいて通信調停を行い、前記緊急送信要求がなされた場合に、前記緊急送信要求時の優先度に基づいて通信調停を行うことを特徴とする。
請求項2記載の通信調停方法の発明によれば、各デバイスユニットで緊急送信が必要でない通常送信要求時には、デバイスユニット単位で定めた通常優先度に従ってデバイスユニット単位で調停が行われる。すなわち、複数のデバイスユニットで送信要求が重なる場合には、通常優先度の高いデバイスユニットに優先的に送信することが許可される。一方、デバイスユニットのいずれかで伝達情報に関し緊急送信が必要になると、該デバイスユニットからは緊急送信要求が情報受信側になされる。この緊急送信要求時には、デバイスユニット単位毎および前記伝達情報別の緊急送信要求時の優先度に基づいてデバイス単位の優先度と伝達情報別にによる優先度を総合的に判断し送信優先度を決定し、送信許可がなされる。すなわち、デバイスユニット単位と伝達情報別とが同列で優先度が定められており、伝達情報に関する優先度が高い場合には、デバイスユニット単位の優先度に拘わらず、優先的に送信を行うことが許可される。
請求項3記載の通信調停方法の発明は、請求項1または2に記載の発明において、複数の伝達情報を管理、送信する前記デバイスユニットでは、通常時における前記複数の伝達情報がユニット内で優先度を定めて管理されていることを特徴とする。
請求項3記載の通信調停方法の発明によれば、デバイスユニットで複数の伝達情報を扱う場合に、通常時における伝達情報をデバイスユニット内で優先度を高めて管理することができ、受信情報側での管理が不要になり、管理処理を複雑にすることなく行うことができる。また、デバイスユニット側で複数の伝達情報を管理することで、遅延時間を少なくして円滑に伝達情報を情報受信側に送信することができる。
請求項4記載の通信調停方法の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記デバイスユニット単位での通常時の通信調停および、前記緊急送信時の通信調停を前記デバイスユニットに接続された通信調停部で行うことを特徴とする。
請求項4記載の通信調停方法の発明では、通信調停をデバイスユニットに接続された通信調停部によって行う。通信調停部は、調停回路などにより構成することができる。
請求項5記載の通信調停部の発明は、情報受信側とシリアルバスにより接続された複数のデバイスユニットと送受信可能に接続され、前記デバイスユニットからの通常の送信要求に応じて予め定められた通常の優先度に基づいてデバイスユニット単位で送信権を与えるとともに、前記デバイスユニットのいずれかから該デバイスユニットにおける伝達情報に関し緊急送信要求がなされると、予め定められたデバイスユニット単位毎および伝達情報別からなる緊急送信要求時の優先度に基づいてデバイスユニット単位毎および伝達情報別に送信権を与えることを特徴とする。
請求項5記載の通信調停部の発明によれば、通信調停部によってデバイスユニットの通常送信要求時と緊急送信要求時の調停がそれぞれの場合の優先度に従って行われる。すなわち、デバイスユニットから通常の送信要求がなされると、通常送信要求の優先度に基づいて通信調停部からデバイスユニットに対し送信許可がなされる。デバイスユニットでは、この送信許可に従って情報受信側にデバイスユニット単位で伝達情報を送信する。デバイスユニットで複数の伝達情報を有する場合には、通常時における複数の伝達情報を順次送信する。また、デバイスユニットから緊急送信要求がなされると、通常の優先度に変わって緊急送信要求時の優先度に基づいてデバイスユニット単位毎または伝達情報別に送信許可がなされ、デバイスユニットから情報受信側に伝達情報が送信される。これにより緊急送信が必要な伝達情報が最小限の遅延時間によって情報受信側に送信される。
請求項6記載の通信調停部の発明は、請求項5記載の発明において、前記デバイスユニット単位毎で発行される通常送信要求および、伝達情報別に発行される緊急送信要求に対する優先度管理テーブルを有し、前記通常送信要求時に前記デバイスユニット単位毎の優先度に基づいて通信調停を行い、前記緊急送信要求時に、前記優先度管理テーブルで定めた優先度に従って通信調停を行うことを特徴とする。
請求項6記載の通信調停部の発明によれば、通常送信要求および緊急送信要求時の優先度が管理テーブルによって管理されており、これを参照することで直ちに優先度を取得して通信調停を行うことができる。すなわち、通常送信要求時には、デバイスユニット毎の優先度のみを用いて通信調停を行い、緊急送信要求時には、デバイスユニット毎および伝達情報別に定めた優先度に基づいて通信調停がなされる。優先度管理テーブルは、適宜の記憶媒体に記憶させておくことができる。記憶媒体としてはフラッシュメモリやROM、HDDなどを用いることができる。
請求項7記載の通信調停部の発明は、請求項6記載の発明において、前記優先度管理テーブルを複数持ち、情報受信側および各デバイスユニットを含む装置の動作状態に応じて通信調停に使用する前記優先度管理テーブルの切り替えが可能となっていることを特徴とする。
請求項7記載の通信調停部の発明によれば、装置全体の動作状態によって異なる優先度で通信調停を行うことができ、装置全体の動作状態に応じた最適の通信調停を行うことができる。これは動作状態によって伝達情報の緊急度が異なる場合があるためであり、動作状態による緊急度に応じた制御を行うことができる。
請求項8記載の画像形成装置の発明は、複数のデバイスユニットと、請求項5〜7のいずれかに記載の通信調停部と、前記デバイスユニットとシリアルバスにより接続され、該デバイスユニットから送信される伝達情報を受信する本体制御部とを備えることを特徴とする。
請求項8記載の画像形成装置の発明によれば、画像形成を行うデバイスユニットを含む複数のデバイスユニットから本体制御部に送られる伝達情報が通信調停部で調停され、緊急送信が必要な伝達情報が生じた場合には、その優先度に従って、最小限の遅延時間で本体制御部に伝達情報が送信され、必要な処理を迅速に行うことができる。
以上説明したように、本発明の通信調停方法および通信調停部によれば、緊急送信が必要な伝達情報がある場合、ニット単位での優先度に縛られず最小限の遅延時間で該伝達情報を割り込み送信することができ、通常時には予め定めたデバイスユニット毎の優先度に基づいて通信調停を行うことができる。
すなわち、シリアルバスに接続された情報受信側に、通常のユニット単位での送信要求信号の他に、リクエスト割り込みが可能な緊急送信要求を出し、通常のプライオリティに対して割り込みでデータ送信権利を取得することができる。
また、本発明の画像形成装置によれば、装置に備えるデバイスユニットで緊急送信が必要な伝達情報がある場合、最小限の遅延時間で該伝達情報を割り込み送信することができ、画像形成処理を円滑かつ障害を少なく実行することを可能にし、障害発生時の対処も迅速に行うことを可能にする。
特に画像形成装置の動作状態に応じて、必要性の高いデータの優先度をテーブル管理することにより、常に最適なデータ転送管理が可能になる。
以下に、本発明の一実施形態を説明する。
図1は、画像形成装置において情報受信側である制御CPU5、通信調停部である通信調達回路6および各デバイスユニット1、2、3の接続状態を示すブロック図であり、各デバイスユニット1〜3と制御CPU5とはシリアルバス10によってシリアルバス接続され、各デバイスユニット1〜3と通信調停回路6とがパラレル接続されている。制御CPU5では、シリアルバス10に信号線RXDが接続されている。
デバイスユニット1では、UNIT1_TXD信号線が前記シリアルバス10に接続され、REQ_UNIT1信号線がパラレルバスを介して通信調停回路6のREQ1信号線に接続され、ACK_UNIT1信号線がパラレルバスを介して通信調停回路6のACK1信号線に接続されている。
UNIT1_TXD信号線では、デバイスユニット1で送信が許可された通常入力信号変化データが伝達情報としてシリアルバス10に出力される。
REQ_UNIT1信号線では、デバイスユニット1から通常入力信号変化データに関する伝達情報を出力する送信要求1がパラレルバスを介して通信調達回路6のREQ1信号線に送信される。ACK_UNIT1信号線では、通信調達回路6のACK1信号線から送信許可データがパラレルバスを介して入力される。デバイスユニット1では、ACK_UNIT1信号線を通して送信許可1を受けると、送信要求1を行った伝達情報に関し、上記のように前記UNIT1_TXD信号線より送信がなされる。これらの送信要求1、送信許可1の入力、伝達情報の送信に関しては、例えば、デバイスユニット1に備えるユニット制御部(図示しない)により行うことができ、該ユニット制御部は、例えばCPUとこれを動作させるプログラムとによって構成することができる。
デバイスユニット2では、UNIT2_TXD信号線が前記シリアルバス10に接続され、REQ_UNIT2信号線がパラレルバスを介して通信調停回路6のREQ2信号線に接続され、ACK_UNIT2信号線がパラレルバスを介して通信調停回路6のACK2信号線に接続されている。
UNIT2_TXD信号線では、デバイスユニット2で送信が許可された通常入力信号変化データが伝達情報としてシリアルバス10に出力される。
REQ_UNIT2信号線では、デバイスユニット2から通常入力信号変化データに関する伝達情報を出力する送信要求2がパラレルバスを介して通信調達回路6のREQ2信号線に送信される。ACK_UNIT2信号線では、通信調達回路6のACK2信号線から送信許可2がパラレルバスを介して入力される。デバイスユニット2では、送信許可2を受けると、送信要求2を行った伝達情報に関し、上記のように前記UNIT2_TXD信号線より送信がなされる。
さらに画像形成装置では、画像形成がなされた転写紙が排紙される排紙部(図示しない)を有しており、デバイスユニット2は、該排紙部に排紙された転写紙の片寄りを検知する片寄り検知センサ2aを備えており、該片寄り検知センサ2aの検知結果が伝達情報として生成されている。片寄り検知センサ2aによる検知結果で片寄りが検知されると、排紙処理で不具合が生じる可能性があり、早期に必要な処理を行う必要がある。
そして デバイスユニット2では、緊急送信を行うためのSENS2_TXD信号線が前記シリアルバス10に接続され、REQ_SENS2信号線がパラレルバスを介して通信調停回路6のREQ5信号線に接続され、ACK_SENS2信号線がパラレルバスを介して通信調停回路6のACK5信号線に接続されている。
SENS2_TXD信号線では、デバイスユニット2で送信が許可された片寄り検知センサデータが緊急送信要求2の伝達情報としてシリアルバス10に出力される。
REQ_SENS2信号線では、デバイスユニット2から緊急送信要求2の伝達情報を出力する送信要求データがパラレルバスを介して通信調達回路6のREQ5信号線に送信される。ACK_SENS2信号線では、通信調達回路6のACK5信号線から送信許可5がパラレルバスを介して入力される。デバイスユニット2では、緊急送信要求2に対する送信許可5を受けると、緊急送信要求2を行った伝達情報に関し、前記SENS2_TXD信号線より送信がなされる。
デバイスユニット2における通常時および緊急時の送信要求、送信許可の入力、伝達情報の送信に関しては、例えば、デバイスユニット2に備えるユニット制御部(図示しない)により行うことができ、該ユニット制御部は、例えばCPUとこれを動作させるプログラムとによって構成することができる。
デバイスユニット3では、UNIT3_TXD信号線が前記シリアルバス10に接続され、REQ_UNIT3信号線がパラレルバスを介して通信調停回路6のREQ3信号線に接続され、ACK_UNIT3信号線がパラレルバスを介して通信調停回路6のACK3信号線に接続されている。
UNIT3_TXD信号線では、デバイスユニット3で送信が許可された通常入力信号変化データが伝達情報としてシリアルバス10に出力される。
REQ_UNIT3信号線では、デバイスユニット3から通常入力信号変化データに関する伝達情報を出力する送信要求3がパラレルバスを介して通信調達回路6のREQ3信号線に送信される。ACK_UNIT3信号線では、通信調達回路6のACK3信号線から送信許可3がパラレルバスを介して入力される。デバイスユニット3では、送信許可3を受けると、送信要求を行った伝達情報に関し、上記のように前記UNIT3_TXD信号線より送信がなされる。
さらに画像形成装置では、画像形成を行う転写紙を搬送路において位置合わせするためにレジストローラ(図示しない)を有しており、該レジストローラ近傍における転写紙を検知するレジストセンサ3aを備えている。該レジストローラ3aの検知結果は、デバイスユニット3において伝達情報として生成される。レジストローラ3aによる検知結果によっては、緊急送信を行って転写紙への画像形成のタイミング調整などを行うことが必要になる。
そして デバイスユニット3では、SENS3_TXD信号線が前記シリアルバス10に接続され、REQ_SENS3信号線がパラレルバスを介して通信調停回路6のREQ4信号線に接続され、ACK_SENS2信号線がパラレルバスを介して通信調停回路6のACK4信号線に接続されている。
SENS3_TXD信号線では、デバイスユニット3で送信が許可されたレジストセンサデータが緊急送信要求3の伝達情報としてシリアルバス10に出力される。
REQ_SENS3信号線では、デバイスユニット3から緊急送信要求3の伝達情報を出力する送信要求データがパラレルバスを介して通信調達回路6のREQ4信号線に送信される。ACK_SENS3信号線では、通信調達回路6のACK4信号線から送信許可4がパラレルバスを介して入力される。デバイスユニット3では、緊急送信要求3に対する送信許可4を受けると、緊急送信要求3を行った伝達情報に関し、前記SENS3_TXD信号線より送信がなされる。
デバイスユニット3における通常時および緊急時の送信要求、送信許可の入力、伝達情報の送信に関しては、例えば、デバイスユニット3に備えるユニット制御部(図示しない)により行うことができ、該ユニット制御部は、例えばCPUとこれを動作させるプログラムとによって構成することができる。
なお、各デバイスユニットでは、複数の通常時伝達情報を管理して、デバイスユニット内で通常時伝達情報別の送信優先度を定めておき、デバイスユニットに対する送信許可が通信調停回路6によってなされた場合に、該優先度に従って通常時伝達情報別に送信を行うものであってもよい。
通信調停回路6では、図2(a)(b)に示すように、デバイスユニット毎および伝達情報別の優先度を定めた優先度管理テーブルを有しており、該優先度管理テーブルは画像形成装置の動作状態に応じて複数を有している。この実施形態では、図2に示すように、両面印刷動作時の優先度テーブルと片面印刷動作時の優先度テーブルをそれぞれ有するものとして説明する。本発明としては、さらに詳細に定める動作状態に応じてより多くの管理テーブルを有するものであってもよい。これらの管理テーブルは、図示しないフラッシュメモリやHDD、ROMなどの記憶媒体に記憶しておくことができる。なお、画像形成装置の動作状態は、制御CPU5より通信調停回路6に通知することができる。
両面印刷動作時の優先度テーブルでは、緊急送信要求時を含む場合、優先度順に、デバイスユニット1におけるADU系信号データを通常時の伝達情報とする送信要求UNIT_REQを優先度1、デバイスユニット3におけるレジスト検知信号データを緊急送信要求時の伝達情報とする送信要求SESN3_REQを優先度2、デバイスユニット2における片寄り検知信号データを緊急送信要求時の伝達情報とする送信要求SESN2_REQを優先度3、デバイスユニット2におけるトナー補給系信号を通常時の伝達情報とする送信要求UNIT2_REQを優先度4、デバイスユニット3における定着系信号を通常時の伝達情報とする送信要求UNIT3_REQを優先度5として定められている。
そして、これらの送信要求では、図3(a)に示すように、通常時には、デバイスユニット毎において、UNIT1_REQを優先度1、UNIT2_REQを優先度2、UNIT3_REQを優先度3とする優先度に従って通信調停を行う。すなわち、これらの送信要求が重複する場合、通信調停回路6では、上記優先度に従って送信許可をすることになる。
また、デバイスユニット2またはデバイスユニット3において上記で説明をした緊急送信要求が発生する場合、例えば、送信要求SESN3_REQがデバイスユニット3で発生すると、上記優先度テーブルに従って該送信要求は通信調停回路6に送信される。通信調停回路6では、この送信要求に応じて、送信要求UNIT1_REQを優先度1、送信要求SESN3_REQを優先度2、送信要求UNIT2_REQを優先度3、送信要求UNIT3_REQを優先度4として通信調停を行う。この場合、送信要求SESN2_REQはなされていないので優先度からは除外されており、この送信要求がなされる場合、該送信要求を含めて優先度が決定される。
したがって、レジスト検知信号データにおいてデバイスユニット3におけるユニット制御部で該データに基づいて緊急送信を必要であると判定をすると、通信調停回路6に対し、送信要求SESN3_REQを行う。通信調停回路6で、該緊急送信要求を受けると、デバイスユニット2における送信要求UNIT2_REQに優先して、送信要求SESN3_REQに対し送信許可を行う。これにより、送信要求UNIT1_REQには遅れるものの、レジストセンサデータを最小限の遅延時間によってシリアルバス10を通して制御CPU5に送信することができる。制御CPU5では、緊急送信の伝達情報としてレジストセンサデータを受信することで画像形成のタイミング等の必要な処理を迅速に行うことができる。
また、デバイスユニット2における片寄り検知センサデータに関し、デバイスユニット2で重複して緊急送信要求がなされると、通信調停回路6で、デバイスユニット2における送信要求UNIT2_REQに優先して、送信要求SESN3_REQに次いで送信要求SESN2_REQ対し送信許可を行う。これにより、片寄り検知センサデータを最小限の遅延時間によってシリアルバス10を通して制御CPU5に送信することができる。制御CPU5では、緊急送信の伝達情報として片寄り検知センサデータを受信することで片寄りの警告を行うなどの必要な処理を迅速に行うことができる。
また、画像形成装置の動作状態が片面印刷動作時である場合、優先度テーブルでは、送信要求UNIT2_REQを優先度1、送信要求SESN2_REQを優先度2、送信要求UNIT1_REQを優先度3、送信要求SESN3_REQを優先度4、送信要求UNIT3_REQを優先度5として定められている。
そして、これらの送信要求では、通常時には、デバイスユニット毎に、UNIT2_REQを優先度1、UNIT1_REQを優先度2、UNIT3_REQを優先度3とする通信調停を行う。すなわち、これらの送信要求が重複する場合、通信調停回路6では、上記優先度に従って送信許可をすることになる。
また、デバイスユニット2またはデバイスユニット3において上記で説明をした緊急送信要求が発生する場合、例えば、送信要求SESN2_REQがデバイスユニット2で発生すると、該送信要求は通信調停回路6に送信される。通信調停回路6では、この送信要求に応じて、送信要求UNIT2_REQを優先度1、送信要求SESN2_REQを優先度2、送信要求UNIT1_REQを優先度3、送信要求UNIT3_REQを優先度4として通信調停を行う。この場合、送信要求SESN3_REQはなされていないので優先度からは除外されており、この送信要求がなされる場合、該送信要求を含めて優先度が決定されることになる。片面印刷動作時には、片寄り検知信号データをより優先度が高い緊急送信要求として扱うことにより、片寄り時の不具合発生を未然に防止する。
上記のように動作状態に従って使用する優先度管理テーブルを変更することで、動作状態に適した優先度によって通信調停を行うことができる。
各デバイスユニットにおける送信要求が重複すると、通信調停回路6では、通常時または緊急送信要求時の上記優先度に従って、送信許可を送信要求がなされたデバイスユニットを送る。送信許可を得たデバイスユニットでは、許可がなされた事項の伝達情報を制御CPU5にシリアルバス10を通して送信する。送信要求がなされている各伝達情報について順次、上記処理を行うことで各デバイスユニットの伝達情報が制御CPU5に順次送られる。伝達情報を受けた制御CPU5では、必要な処理を行って画像形成処理等を行う。緊急時の伝達情報を受信する場合には、必要な処理を迅速に行うことで不具合の発生などを回避する。例えば、片寄り検知結果を受ける場合には、当該事項を表示部などに表示して操作者に通知したり、不具合発生を回避するために画像形成を中止するなどする。
次ぎに、図4にデバイスユニットをより具体的に示した画像形成装置のブロック図を示す。
該画像形成装置100では、本体制御部101と、デバイスユニットとしての定着ユニット110、搬送ユニット120、反転ユニット130、本体給紙ユニット140、オプション給紙ユニット150を備えており、本体制御部101には、制御CPU102と通信調停部103を備えている。通信調停部103は、CPUとこれを動作させるプログラムによって構成することができる。また、各デバイスユニットには、各ユニットを制御する制御部111、121、131、141を有しており、各制御部111、121、131、141では、ユニットで発生する伝達情報の送信を通信調停部103に要求し、また、通信調停部103からの送信許可に従って、該当する伝達情報を前記制御CPU102に送信する。このため、各制御部111、121、131、141は、シリアルバス10を通して制御CPU102に接続されており、さらに、通信調停部103にパラレルバスにより接続されている。なお、図4では、通信調停部103からの送信許可を受けるパラレルバスは図示が省略されている。
本体制御部101は、各種デバイスユニット間通信データを送受信する司令部として機能する。定着ユニット110は、転写紙へのトナー定着を制御するユニットである。搬送ユニット120は、転写紙の搬送を制御するユニットであり、片寄り検知センサデータによって緊急送信要求が可能になっている。反転ユニット130は、転写紙搬送のうち表裏反転動作を制御するユニットである。本体給紙ユニット140は、本体の転写紙を格納して給紙に供するユニットである。オプション給紙ユニット150は、オプションの転写紙を格納して給紙に供するユニットであり、転写紙が重ねて給紙されることを検知する重送検知センサデータによって緊急送信要求が可能になっている。
上記通信調停部103では、各ユニットデバイスからの通常送信要求と、緊急送信要求とに対応する優先度管理テーブルによって優先度の管理がなされており、緊急送信要求がなされない通常送信要求時には、各ユニットデバイス毎に定められた優先度によって送信要求に応じて送信許可を行う通信調停がなされる。また、搬送ユニット120またはオプション給紙ユニット150において緊急送信要求がなされると、ユニットデバイス毎および片寄り検知センサデータおよび重送検知センサデータ別の優先度に従って送信要求に応じて送信許可を行う通信調停がなされる。
以上、本発明について上記各実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の説明の内容に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りは当然に適宜の変更が可能である。
本発明の一実施形態の画像形成装置を示すブロック図である。 同じく、通信調停における動作状態別の優先度テーブルを示す図である。 同じく、通常送信要求時と緊急送信要求時の優先度を示す図である。 本発明の他の実施形態の画像形成装置を示すブロック図である。
符号の説明
1 デバイスユニット
2 デバイスユニット
2a 片寄り検知センサ
3 デバイスユニット
3a レジストセンサ
5 制御CPU
6 通信調停回路
10 シリアルバス
100 画像形成装置
101 本体制御部
102 制御CPU
103 通信調停部
110 定着ユニット
120 搬送ユニット
130 反転ユニット
140 本体給紙ユニット
150 オプション給紙ユニット

Claims (8)

  1. 情報受信側とシリアルバスにより接続された複数のデバイスユニットを、該デバイスユニット単位で通常の優先度を定めて通信調停するとともに、前記デバイスユニットのいずれかで該デバイスユニットにおける伝達情報に関し緊急送信要求がなされると、該デバイスユニットに対し、前記通常の優先度に拘わらず割り込みで前記緊急送信を行うことを許可する通信調停を行うことを特徴とする通信調停方法。
  2. 前記デバイスユニット単位での通常送信要求時の優先度と、前記デバイスユニット単位毎および前記伝達情報別からなる緊急送信要求時の優先度とを定め、通常は前記ユニット単位毎の通常送信要求時の優先度に基づいて通信調停を行い、前記緊急送信要求がなされた場合に、前記緊急送信要求時の優先度に基づいて通信調停を行うことを特徴とする請求項1記載の通信調停方法。
  3. 複数の伝達情報を管理、送信する前記デバイスユニットでは、通常時における前記複数の伝達情報がユニット内で優先度を定めて管理されていることを特徴とする請求項1または2に記載の通信調停方法。
  4. 前記デバイスユニット単位での通常時の通信調停および、前記緊急送信時の通信調停を前記デバイスユニットに接続された通信調停部で行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の通信調停方法。
  5. 情報受信側とシリアルバスにより接続された複数のデバイスユニットと送受信可能に接続され、前記デバイスユニットからの通常の送信要求に応じて予め定められた通常の優先度に基づいてデバイスユニット単位で送信権を与えるとともに、前記デバイスユニットのいずれかから該デバイスユニットにおける伝達情報に関し緊急送信要求がなされると、予め定められたデバイスユニット単位毎および伝達情報別からなる緊急送信要求時の優先度に基づいてデバイスユニット単位毎および伝達情報別に送信権を与えることを特徴とする通信調停部。
  6. 前記デバイスユニット単位毎で発行される通常送信要求および、伝達情報別に発行される緊急送信要求に対する優先度管理テーブルを有し、前記通常送信要求時に前記デバイスユニット単位毎の優先度に基づいて通信調停を行い、前記緊急送信要求時に、前記優先度管理テーブルで定めた優先度に従って通信調停を行うことを特徴とする請求項5記載の通信調停部。
  7. 前記優先度管理テーブルを複数持ち、情報受信側および各デバイスユニットを含む装置の動作状態に応じて通信調停に使用する前記優先度管理テーブルの切り替えが可能となっていることを特徴とする請求項6記載の通信調停部。
  8. 前記複数のデバイスユニットと、請求項5〜7のいずれかに記載の通信調停部と、前記デバイスユニットとシリアルバスにより接続され、該デバイスユニットから送信される伝達情報を受信する本体制御部とを備えることを特徴とする画像形成装置。
JP2007133788A 2007-05-21 2007-05-21 通信調停方法および通信調停部ならびに画像形成装置 Pending JP2008287629A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007133788A JP2008287629A (ja) 2007-05-21 2007-05-21 通信調停方法および通信調停部ならびに画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007133788A JP2008287629A (ja) 2007-05-21 2007-05-21 通信調停方法および通信調停部ならびに画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008287629A true JP2008287629A (ja) 2008-11-27

Family

ID=40147273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007133788A Pending JP2008287629A (ja) 2007-05-21 2007-05-21 通信調停方法および通信調停部ならびに画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008287629A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8719476B2 (en) Communication system, master device and slave device, and communication method, configured to handle plural concurrent requests
US8140727B2 (en) Bus arbitration apparatus and method
JP5397739B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
TWI578235B (zh) 系統晶片及其功率控制方法以及多核心系統
US7376853B2 (en) Network apparatus, method for controlling the same, and program for the same
JP2007026021A (ja) バス制御システム及びバス制御方法
JP2008176360A (ja) マルチプロセッサシステム
JP5576918B2 (ja) 画像形成システム及び給紙装置
JP5111017B2 (ja) 画像形成システム及び給紙装置
JP2008287629A (ja) 通信調停方法および通信調停部ならびに画像形成装置
JP2011065630A (ja) データ転送制御装置及びデータ転送制御方法
EP1895429B1 (en) Transmission control device and transmission control method
JP2009083449A (ja) 画像形成システム
JP2009193504A (ja) フォルトトレラントコンピュータ、同期制御方法、及びプログラム
JP2009043089A (ja) バス制御装置及びバス制御方法
US8090915B2 (en) Packet transmission control apparatus and method
EP2141606B1 (en) Apparatus and method for processing high speed data using hybrid DMA
JP3985085B2 (ja) Dma制御装置
JP2005004563A (ja) Dma転送制御装置
JP2015014962A (ja) 演算装置、演算方法、及びプログラム
EP4220420A1 (en) Efficient and precise event scheduling for improved network performance, chip reliability and reparability
JP2004334840A (ja) システムバスの制御方法及び関連装置
JP2001195217A (ja) 通信制御システム、給排紙制御装置および通信制御方法
JP2011180766A (ja) 半導体装置
JP3882888B2 (ja) 用紙供給装置およびその方法