JP2008286891A - 画像信号補正方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1色盲を患う者は「濃い赤」(R=255、G=0、B=0)は、ほとんど「黒」に見えて、「黒」と見分けられない。さらに暖色系の「濃い緑」は、「茶色」とほとんど見分けることが困難である。
【解決手段】入力信号が「濃い赤」の場合は、「濃い赤」を検出する検出手段と、その検出結果に基づき補正信号を生成する補正信号生成手段と、その補正信号により入力信号を補正して出力する補正手段とにより、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」(R=255、G=51、B=51)や短波長(オレンジ)寄りの「朱色」(R=255、G=51、B=0)に補正した画像信号とすることを実行する画像信号補正手段の動作方法。

Description

本発明は、表示装置等に利用されている画像信号の信号補正方法に関する。
従来の表示装置は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号を、被写体の色を忠実に再現する処理が行われていた。
又、画質調整処理として所望の色を調整することが可能であったが、一定の割合で補正を行うことや特定の色を特定の色に変換することが行われている。
尚、表示装置にて一般的に採用されている画像信号としてR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号や、Y(輝度信号)、CbCr(色)信号等がある。これらのR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号等の表し方としては、デジタルで表した一例として8bitで表すと0から255、アナログで表すと0から1の実数、さらに0%から100%等の表し方がある。さらには、xvYCC規格の様な、さらに広い色域を表すことも規格化されている。つまりアナログで表すと0以下の負の実数、若しくは1以上の実数で表わされる色域も利用されている。
この3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を、忠実に再現することは健常者にとっては好ましいことである。
しかし色盲を患う者には、必ずしも色を忠実に再現するのが良いとは限らない。例えば第1色盲を患う者は「濃い赤」(R=100%、G=0%、B=0%)は、ほとんど「黒」に見える。さらに緑は、黄色みがかった暖色系の緑から青みがかった寒色系の緑まで、様々な色あいがある。この中で暖色系の濃い緑は、色盲の人には茶色とほとんど見分けがつかない。鮮やかな緑である抹茶色は、色盲の人には真っ茶色に見えることがある。日本の夏の広葉樹林の深い緑も、茶色と見分けがつかない。
さらに、視覚の基本特性である分光視感度特性は加齢とともに短波長側、すなわち青色系統の感度が低下する。このため高齢者は青色系統の色画像が見づらいものである。
又、あらかじめ登録された色盲 および色弱者にとって誤認傾向のある色に関する情報を参照して、入力された画像データに誤認要因となる色が含まれているか判断し画像データの色を所定の色に変換する考案がされている。
特開2004−266821 特開2006−246072
3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を、忠実に再現することは健常者にとっては好ましいことである。
しかし色盲を患う者には、必ずしも色を忠実に再現するのが良いとは限らない。
例えば第1色盲を患う者は「濃い赤」(R=100%、G=0%、B=0%)は、ほとんど「黒」に見える。この「濃い赤」は使わずに、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」(R=100%、G=20%、B=20%)や短波長(オレンジ)寄りの「朱色」(R=100%、G=20%、B=0%)を使うと,同じ赤でも緑視物質や青視物質を刺激することが可能となり、黒と分別が可能になる。例えば黒い文字列の中でも「明るい赤」の文字であれば強調され、暗い背景の中でも文字が読めるようになる。
さらに緑は、黄色みがかった暖色系の緑から青みがかった寒色系の緑まで、様々な色あいがある。この中で暖色系の濃い緑は、色盲の人には茶色とほとんど見分けがつかない。鮮やかな緑である抹茶色は、色盲の人には真っ茶色に見えることがある。日本の夏の広葉樹林の深い緑も、茶色と見分けがつかない。一方道路標識の緑のように青みが強い緑は、茶色と間違えにくい。また明るい緑は,暖色系だと黄色や赤と間違えることがあるが、青みが強ければ間違えにくい。道路標識や交通信号は。同じ緑でも青みの強い色に限ることが定められている。
又、視覚の基本特性である分光視感度特性は加齢とともに短波長側、すなわち青色系統の感度が低下する。このため高齢者は青色系統の色画像が見づらいものである。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、視覚に病を患う者に見やすい画像に補正して表示することや、高齢者の青色系統の色画像が見づらいものを補正して表示すること、が可能な表示装置のための信号補正方法の提供を目的とする。
つまり、画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望の条件に合致するとき、それぞれの信号の値に応じて補正量を変えて補正することができる信号補正方法である。
本発明は、入力される画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、視覚に病を患う者が認識し難い色の条件に合致するかを検出し、その条件に合致することが検出された際は、入力される画像信号の値にに応じて補正をかけるための補正信号を生成し、入力の画像信号に補正を行い出力することを最も主要な特徴とする。その詳細は以下に示す。
請求項1に記載の発明は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
R(赤)信号用の所望する基準電圧を生成するR基準電圧生成手段と
G(緑)信号用の所望する基準電圧を生成するG基準電圧生成手段と
B(青)信号用の所望する基準電圧を生成するB基準電圧生成手段と
前記R入力端子とR基準電圧生成手段とに接続されたR比較手段と
前記G入力端子とG基準電圧生成手段とに接続されたG比較手段と
前記B入力端子とB基準電圧生成手段とに接続されたB比較手段と
それぞれの比較手段の結果の論理積の演算を行う論理積手段とを備え、
前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準電圧生成手段にて生成された基準電圧とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記検出手段に接続され、検出結果に基づき補正をかけるための、G(緑)信号用の補正信号を生成するG補正信号生成手段と、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段と、を備える補正信号生成手段と、
前記G入力端子と検出手段とG補正信号生成手段とに接続され、検出結果と補正信号とに基づきG入力端子から入力されるG(緑)信号の補正を行うG補正手段と、
前記B入力端子と検出手段とB補正信号生成手段とに接続され、検出結果と補正信号とに基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段と、を備える補正手段と、
前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
前記G補正手段に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段が、所望する条件である
入力されるR(赤)信号がR基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より大きく且つ
入力されるG(緑)信号がG基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さく且つ
入力されるB(青)信号がB基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段のG補正信号生成手段とB補正信号生成手段とが、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、それぞれ補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のG補正手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果とG補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力信号のG(緑)信号を前記G補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のG(緑)信号を出力するステップ、
当該補正手段のB補正手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果とB補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力信号のB(青)信号を前記B補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、それぞれの信号の値に応じて補正を加えることができる。
従って、「濃い赤」であるR(赤)信号=100%、G(緑)信号=0%、B(青)信号=0% を検出して、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」例えば、R(赤)信号=100%、G(緑)信号=20%、B信号(青)=20% や、短波長(オレンジ)寄りの「朱色」(R(赤)信号=100%、G(緑)信号=20%、B(青)信号=0%)に補正することができる。
請求項2に記載の発明は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
R(赤)信号用の所望する基準電圧を生成するR基準電圧生成手段と
G(緑)信号用の所望する基準電圧を生成するG基準電圧生成手段と
B(青)信号用の所望する基準電圧を生成するB基準電圧生成手段と
前記R入力端子とR基準電圧生成手段とに接続されたR比較手段と
前記G入力端子とG基準電圧生成手段とに接続されたG比較手段と
前記B入力端子とB基準電圧生成手段とに接続されたB比較手段と
それぞれの比較手段の結果の論理積の演算を行う論理積手段と、を備え、
前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準電圧生成手段にて生成された基準電圧とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記検出手段に接続され、検出結果に基づき補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段を備える補正信号生成手段と、
前記B入力端子と検出手段とB補正信号生成手段とに接続され、検出結果と補正信号とに基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段を備える補正手段と、
前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
前記G入力端子に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段が、所望する条件である、
入力されるR(赤)信号がR基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さく且つ
入力されるG(緑)信号がG基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より大きく且つ
入力されるB(青)信号がB基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のB補正手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果と補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力信号のB(青)信号を前記B補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、それぞれの信号の値に応じて補正を加えることができる。
従って、「濃い緑」であるR(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=0%を検出して、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=20%に補正することができる。
請求項3に記載の発明は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
G(緑)信号用の所望する基準電圧を生成するG基準電圧生成手段と
B(青)信号用の所望する基準電圧を生成するB基準電圧生成手段と
前記G入力端子とG基準電圧生成手段とに接続されたG比較手段と
前記B入力端子とB基準電圧生成手段とに接続されたB比較手段と、を備え、
前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準電圧生成手段にて生成された基準電圧とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記R入力端子とG入力端子と検出手段のG比較手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号とG(緑)信号と検出結果とにより補正をかけるための、G(緑)信号用の補正信号を生成するG補正信号生成手段と、
前記R入力端子とB入力端子と検出手段のB比較手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号とB(青)信号と検出結果とにより補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段と、を備える補正信号生成手段と、
前記G補正信号生成手段とG入力端子とに接続され、G補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきG入力端子から入力されるG(緑)信号の補正を行うG補正手段と、
前記B補正信号生成手段とB入力端子とに接続され、B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段と、を備える補正手段と、
前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
前記G補正手段に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段のG比較手段が、所望する条件である入力されるG(緑)信号がG基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さいことを検出し、その検出結果をG補正信号生成手段に出力するステップと、
当該検出手段のB比較手段が、所望する条件である入力されるB(青)信号がB基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さいことを検出し、その検出結果をB補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段のG補正信号生成手段が、前記検出手段のG比較手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、入力されるG(緑)信号がG(緑)信号用の基準電圧より大きい場合には補正信号は生成せず、入力されるG(緑)信号がG(緑)信号用の基準電圧より小さい場合には補正信号を生成し、且つ、入力されるR(赤)信号の値とG(緑)信号の値とに応じて一意に値が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記検出手段のB比較手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、入力されるB(青)信号がB(青)信号用の基準電圧より大きい場合には補正信号は生成せず、入力されるB(青)信号がB(青)信号用の基準電圧より小さい場合には補正信号を生成し、且つ、入力されるR(赤)信号の値とB(青)信号の値とに応じて一意に値が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のG補正手段が、前記G補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたG(緑)信号を前記G補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のG(緑)信号を出力するステップ、
当該補正手段のB補正手段が、前記B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたB(青)信号を前記B補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、画像信号の3原色信号であるR(赤)、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、それぞれの信号の値に応じて補正量を変えて補正することができる。
つまりB(青)信号=40%以下を検出したときには、R(赤)信号の値とB(青)信号の値とに応じた値の補正を行う事ができる。
さらにG(緑)信号=40%以下を検出したときには、R(赤)信号の値とG(緑)信号の値とに応じた値の補正を行う事ができる。
請求項4に記載の発明は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
R(赤)信号用の所望する基準電圧を生成するR基準電圧生成手段と
G(緑)信号用の所望する基準電圧を生成するG基準電圧生成手段と
B(青)信号用の所望する基準電圧を生成するB基準電圧生成手段と
前記R入力端子とR基準電圧生成手段とに接続されたR比較手段と
前記G入力端子とG基準電圧生成手段とに接続されたG比較手段と
前記B入力端子とB基準電圧生成手段とに接続されたB比較手段と
それぞれの比較手段の結果の論理積の演算を行う論理積手段と、を備え、
前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準電圧生成手段にて生成された基準電圧とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記G入力端子とB入力端子と検出手段とに接続され、入力端子から入力されるG(緑)信号とB(青)信号と検出結果とに基づき補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段を備える補正信号生成手段と、
前記B入力端子とB補正信号生成手段とに接続され、B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段を備える補正手段と、
前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
前記G入力端子に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、
を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段が、所望する条件である、
入力されるR(赤)信号がR基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さく且つ
入力されるG(緑)信号がG基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より大きく且つ
入力されるB(青)信号がB基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記入力端子から入力されたG(緑)信号とB(青)信号と検出手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、検出手段からの所望する条件が満たされており、且つ、入力されるB(青)信号がB(青)信号用の基準電圧より大きい場合には補正信号は生成せず、入力されるB(青)信号がB(青)信号用の基準電圧より小さい場合に補正信号を生成し、且つ、入力されるG(緑)信号の値とB(青)信号の値とに応じて一意に値が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のB補正手段が、前記B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたB(青)信号をB補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、その補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、画像信号の3原色信号であるR(赤)、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、それぞれの信号の値に応じて補正量を変えて補正することができる。
つまりB(青)信号=40%以下を検出したときには、R(赤)信号の値とB(青)信号の値とに応じた値の補正を行う事ができる。
請求項5に記載の発明は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
B(青)信号用の所望する基準電圧を生成するB基準電圧生成手段と、
前記B入力端子とB基準電圧生成手段とに接続された比較手段と、を備え、
B入力端子から入力されたB(青)信号と、B基準電圧生成手段にて生成された基準電圧とを比較し、入力されたB(青)信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記R入力端子とG入力端子とB入力端子と検出手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からY(輝度)信号に変換する変換手段と、その変換手段により変換したY(輝度)信号とB(青)信号と前記検出手段の検出結果とに基づき補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段と、を備える補正信号生成手段と、
前記B補正信号生成手段とB入力端子とに接続され、B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段を備える補正手段と、
R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
G入力端子に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、
を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段が、所望する条件である入力されるB(青)信号がB基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段のB補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記検出手段のB比較手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、入力される画像信号のB(青)信号がB(青)信号用の基準電圧より大きい場合には補正信号は生成せず、入力される画像信号のB(青)信号がB(青)信号用の基準電圧より小さい場合に補正信号を生成し、且つ、入力される画像信号のR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換して得られたY(輝度)信号の値とB(青)信号の値とに応じて一意に値が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のB補正手段が、前記B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたB(青)信号を前記B補正信号生成手段が生成した補正信号にて補正して、その補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、画像信号の3原色信号であるR(赤)、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、それぞれの信号の値に応じて補正量を変えて補正することができる。
つまりB(青)信号=40%以下を検出したとき、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換したY(輝度)信号の値とB(青)信号の値とに応じた値の補正を行う事ができる。
請求項6に記載の発明は、入力される画像信号を表す量子化bit数は、8bit以外の所望するbit数であること、若しくは8bit以外の所望するbit数であり、且つ負を表すことが可能なサインビットを備えること、を特徴とする特許請求の範囲第1項から第5項の画像信号補正手段の動作方法である。
つまり、デジタルで8bitで量子化して表される0から255の範囲以外のより広い色域を表現する場合にも、特許請求の範囲第1項から第5項の画像信号補正手段の動作方法が可能である。
請求項7に記載の発明は、補正信号生成手段は、ルックアップテーブル方式であるデジタル化された階調のデータを任意の階調に補正するための入力と出力の対照表、つまり補正信号生成手段に入力されるR(赤)信号若しくはG(緑)信号若しくはB(青)信号若しくは検出手段からの検出結果の情報である入力値に対して一意に出力値を定める対応表、を利用することによる所望の補正値により、入力に対する所望の出力特性とする補正信号値の生成が可能であることを特徴とする特許請求の範囲第1項から第5項の補正信号生成手段の動作方法である。
つまり前記特許請求の範囲第1項から第5項の補正信号生成手段で生成される補正信号は、入力信号値に対して任意の出力特性である出力信号値を得られる補正信号の生成が可能である。
本発明は、画像信号の3原色信号であるR(赤)、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が所望の条件を満たすかを検出する検出手段と、その検出手段の検出結果と前記入力の画像信号の値に応じて補正をかけるための補正信号を生成する補正信号生成手段と、その補正信号生成手段の補正信号に基づき前記入力の画像信号に補正を加え出力する補正手段と、を備えた画像信号の信号補正手段の動作方法であるため、
「濃い赤」であるR(赤)信号=100%、G(緑)信号=0%、B(青)信号=0% を検出して、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」例えば、R(赤)信号=100%、G(緑)信号=20%、B信号(青)=20% や、短波長(オレンジ)寄りの「朱色」(R(赤)信号=100%、G(緑)信号=20%、B(青)信号=0%)に補正することができる。
さらにB(青)信号=40%以下を検出したときの、R(赤)信号の値に応じたB(青)信号の補正を行う事や、G(緑)信号=40%以下を検出したときの、R(赤)信号の値に応じたG(緑)信号の補正を行う事もできる。
さらに「濃い緑」であるR(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=0%を検出して、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=20%に補正する事もできる。
さらにB(青)信号=40%以下を検出したときの、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換したY(輝度)信号の値に応じたB(青)信号の補正を行う事もできる。
従って、第1色盲を患う者でも上記の条件では判別が困難であったが、補正を行う事により判別が可能な表示とすることができ、健常者にも上記の条件以外では補正を行わないため違和感のない表示を可能とすることを特徴とする画像信号補正手段を提供できる。
又、加齢ととも低下した青色系統の感度を補うため、輝度の低い場合にはB(青)信号を補正し、輝度の高い場合にはB(青)信号を補正しないことにより、高齢者には低い輝度の場合ではB(青)信号を補正しているため見やすくなり、輝度の高い場合にはB(青)信号補正しないため高齢者以外の者にも違和感の少ない画像を表示することができることを特徴とする画像信号補正手段を提供できる。
3原色の入力信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号が、所望する条件に合致するかを検出し、その検出結果に基づき補正信号を生成し、その前記補正信号に基づき前記入力の画像信号に補正を加え出力することで実現した。
以下に、本発明の実施の形態例を詳細に説明する。しかし、この実施の形態例によって、この発明が限定されるものではない。先ず、最初に図面について簡単に説明を行う。
図1は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10の構成を説明するブロック図である。
図2は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Aの構成を説明するブロック図である。
図3は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Bの構成を説明するブロック図である。
図4は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Cの構成を説明するブロック図である。
図5は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Dの構成を説明するブロック図である。
図6は、本発明に係る実施例1と実施例2との補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す図である。
図7は、本発明に係る実施例3の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す一例の図である。
図8は、本発明に係る実施例3の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す図7以外の一例の図である。
図9は、図8の例の際の補正信号値の代表値の表である。
先ず図1を参照して、画像信号補正手段10を例に説明を行う。
画像信号補正手段10は、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の緑色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子20、30、40と後段の補正信号生成手段60と補正手段70とに接続された検出手段50と、
検出手段50と後段の補正手段70との間に介在し接続された補正信号生成手段60と、
前記入力端子30、40と検出手段50と補正信号生成手段60と出力端子90、100とに接続された補正手段70と、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、前記補正手段70に接続された出力端子90、100とが備えられている。
検出手段50は、R基準信号生成手段51と、G基準信号生成手段52と、B基準信号生成手段53と、
入力端子20とR基準信号生成手段51と後段の論理積手段57とに接続された比較手段54と、
入力端子30とG基準信号生成手段52と後段の論理積手段57とに接続された比較手段55と、
入力端子40とB基準信号生成手段53と後段の論理積手段57とに接続された比較手段56と、
前記それぞれの比較手段54、55、56と後段の補正信号生成手段60と補正手段70とに接続された論理積手段57とを、備える。
比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51にて生成されたR用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号がR用の基準信号値以上である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52にて生成されたG用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号がG用の基準電圧値以下である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53にて生成されたB用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用の基準電圧値以下である検出結果を論理積手段57に出力し、
論理積手段57は、前記それぞれの比較手段からの結果を論理積(AND)の演算を行い、その演算結果を補正信号生成手段60と補正手段70とに出力する。
補正信号生成手段60は、
前記検出手段50の論理積手段57と後段の補正手段70のG補正手段71とに接続されたG補正信号生成手段61と、
前記検出手段50の論理積手段57と後段の補正手段70のB補正手段72とに接続されたB補正信号生成手段62とを備え、
論理積手段57からの検出結果に基づき、G補正信号生成手段61が補正信号を生成してG補正手段71に出力し、B補正信号生成手段62が補正信号を生成してB補正手段72に出力する。
補正手段70は、
入力端子30と検出手段50の論理積手段57と補正信号生成手段60のG補正信号生成手段61と出力端子90とに接続されたG補正手段71と、
入力端子40と検出手段50の論理積手段57と補正信号生成手段60のB補正信号生成手段62と出力端子100とに接続されたB補正手段72とを備え、
G補正手段71は、入力端子30からのG(緑)信号に、論理積手段57からの検出結果の信号とG補正信号生成手段61からの補正信号とに基づき補正を行い補正後の信号を出力端子90に出力し、
B補正手段72は、入力端子40からのB(青)信号に、論理積手段57からの検出結果の信号とB補正信号生成手段62からの補正信号とに基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10に、「濃い赤」であるR(赤)信号=100%、G(緑)信号=0%、B(青)信号=0%が入力された際に、
R(赤)信号はそのままで、G(緑)信号=20%、B(青)信号=20%に補正する場合を、図1を参照して説明を行う。
尚、8bitで量子化し四捨五入し表すと、信号=100%は255、信号=0%は0、信号=20%は51(0.2×255=51)のデジタル値で表される。
又、R基準信号生成手段51は90%の基準電圧を生成し、G基準信号生成手段52とB基準信号生成手段53とは20%の基準電圧を生成する例とする。
従って、
比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51にて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号が90%以上の値である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52にて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号が20%以下の値である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53にて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が20%以下の値である検出結果を論理積手段57に出力する。
さらに、G補正信号生成手段61は20%の補正信号を生成し、B補正信号生成手段62も20%の補正信号を生成するものとする。
画像信号補正手段10の入力端子20、30、40には、それぞれR(赤)信号=100%、G(緑)信号=0%、B(青)信号=0%が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の緑色成分であるB(青)信号が入力される。
従って、
R(赤)信号は、検出手段50の比較手段54とに入力されと共に出力端子80にて出力され、
G(緑)信号は、検出手段50の比較手段55と補正手段70のG補正手段71とに入力され、
B(青)信号は、検出手段50の比較手段56と補正手段70のB補正手段72とに入力される。
検出手段50には、前記入力端子20、30、40からの画像3原色信号であるR(赤)信号とG(緑)信号とB(青)信号とが入力される。
比較手段54は、R基準電圧生成手段51からの基準電圧(90%)と入力されたR(赤)信号とを比較し、R(赤)信号が基準電圧である90%より大きい場合には”H”の信号を出力し、小さい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段54は、入力されているR(赤)信号は基準電圧である90%より大きいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段55は、G基準電圧生成手段52からの基準電圧(20%)と入力されたG(緑)信号とを比較し、G(緑)信号が基準電圧である20%より小さい場合には”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段55は、入力されているG(緑)信号は基準電圧である20%より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段56は、B基準電圧生成手段53からの基準電圧(20%)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準電圧である20%より小さい場合には”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号は基準電圧である20%より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
論理積手段57は、前記それぞれの比較手段の結果が全て”H”であるため、全ての条件が満たされたことを検出しその結果を補正信号生成手段60のG補正信号生成手段61とB補正信号生成手段62と補正手段70のG補正手段71とB補正手段72とに出力する。
補正信号生成手段60のG補正信号生成手段61は、前記検出手段50の論理積手段57からの信号が”H”である検出結果に基づき、20%の補正信号を生成し、補正手段70のG補正手段71に出力する。
補正信号生成手段60のB補正信号生成手段62は、前記検出手段50の論理積手段57からの信号が”H”である検出結果に基づき、20%の補正信号を生成し、補正手段70のB補正手段72に出力する。
補正手段70のG補正手段71は、入力端子30からのG(緑)信号に、前記検出手段50の論理積手段57からの検出結果の情報とG補正信号生成手段61からの補正信号とに基づき補正を行い、補正後の20%の信号を出力端子90に出力する。
補正手段70のB補正手段72は、入力端子40からのB(青)信号に、前記検出手段50の論理積手段57からの検出結果の情報とB補正信号生成手段62からの補正信号とに基づき補正を行い、補正後の20%の信号を出力端子100に出力する。
その結果、「濃い赤」であるR(赤)信号=100%、G(緑)信号=0%、B(青)信号=0%が入力された際に、G(緑)信号=20%、B(青)信号=20%に補正することができる。
尚、画像信号補正手段10による入力G(緑)信号と出力G(緑)信号との関係、若しくは、入力B(青)信号と出力B(青)信号との関係である、補正前の入力信号と補正後の出力信号との関係を図6に示す。
次に図2を参照して、画像信号補正手段10Aを例に説明を行う。
画像信号補正手段10Aは、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の緑色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子20、30、40と後段の補正信号生成手段60Aと補正手段70Aとに接続された検出手段50Aと、
前記検出手段50Aと後段の補正手段70Aとの間に介在し接続された補正信号生成手段60Aと、
前記入力端子40と検出手段50Aと補正信号生成手段60Aと出力端子100とに接続された補正手段70Aと、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、
前記入力端子30に接続された出力端子90と、
前記補正手段70Aに接続された出力端子100とが備えられている。
検出手段50Aは、R基準信号生成手段51Aと、G基準信号生成手段52Aと、B基準信号生成手段53Aと、
入力端子20とR基準信号生成手段51Aと後段の論理積手段57Aとに接続された比較手段54と、
入力端子30とG基準信号生成手段52Aと後段の論理積手段57Aとに接続された比較手段55と、
入力端子40とB基準信号生成手段53Aと後段の論理積手段57Aとに接続された比較手段56と、
前記それぞれの比較手段と後段の補正信号生成手段60Aと補正手段70Aとに接続された論理積手段57Aとを、備える。
比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51Aにて生成されたR用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号がR用の基準信号値以下である検出結果を論理積手段57Aに出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Aにて生成されたG用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号がG用の基準電圧値以上である検出結果を論理積手段57Aに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Aにて生成されたB用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用の基準電圧値以下である検出結果を論理積手段57Aに出力し、
論理積手段57Aは、前記それぞれの比較手段の結果を論理積(AND)の演算を行い、その演算結果を補正信号生成手段60Aと補正手段70Aとに出力する。
補正信号生成手段60Aは、
前記検出手段50Aの論理積手段57Aと後段の補正手段70AのB補正手段72Aとに接続されたB補正信号生成手段62Aを備え、
検出手段50Aの論理積手段57Aからの検出結果に基づき、B補正信号生成手段62Aが補正信号を生成して補正手段70AのB補正手段72Aに出力する。
補正手段70Aは、
入力端子40と検出手段50Aの論理積手段57Aと補正信号生成手段60AのB補正信号生成手段62Aと出力端子100とに接続されたB補正手段72Aを備え、
B補正手段72Aは、入力端子40からのB(青)信号に、論理積手段57からの検出結果の信号とB補正信号生成手段62Aからの補正信号に基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10Aに、「濃い緑」であるR(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=0%が入力された際に、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=20%に補正する場合の説明を行う。
尚、R基準信号生成手段51Aは20%の基準電圧を生成し、G基準信号生成手段52Aは90%の基準電圧を生成し、B基準信号生成手段53Aは20%の基準電圧を生成する例とする。
従って、 比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51Aにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号が20%以下の値である検出結果を論理積手段57Aに出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Aにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号が90%以上の値である検出結果を論理積手段57Aに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Aにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が20%以下の値である検出結果を論理積手段57Aに出力する。
さらに、B補正信号生成手段62Aは20%の補正信号を生成するものとする。
画像信号補正手段10Aの入力端子20、30、40には、それぞれR(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=0%が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の緑色成分であるB(青)信号が入力される。
従って、
R(赤)信号は、検出手段50Aの比較手段54に入力されると共に出力端子80にて出力され、
G(緑)信号は、検出手段50Aの比較手段55に入力されると共に出力端子90にて出力され、
B(青)信号は、検出手段50Aの比較手段56と補正手段70のB補正手段72Aとに入力される。
検出手段50Aには、前記入力端子20、30、40からの画像3原色信号であるR(赤)信号とG(緑)信号とB(青)信号とが入力される。
比較手段54は、R基準電圧生成手段51Aからの基準電圧(20%)と入力されたR(赤)信号とを比較し、R(赤)信号が基準電圧である20%より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段54は、入力されているR(赤)信号は基準電圧である20%より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段55は、G基準電圧生成手段52Aからの基準電圧(90%)と入力されたG(緑)信号とを比較し、G(緑)信号が基準電圧である90%より大きい場合には、”H”の信号を出力し、小さい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段55は、入力されているG(緑)信号は基準電圧である90%より大きいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段56は、B基準電圧生成手段53Aからの基準電圧(20%)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準電圧である20%より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号は基準電圧である20%より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
論理積手段57Aは、前記それぞれの比較手段の結果が全て”H”であるため、全ての条件が満たされたことを検出しその結果を補正信号生成手段60AのB補正信号生成手段62Aと補正手段70AのB補正手段72Aとに出力する。
補正信号生成手段60AのB補正信号生成手段62Aは、前記検出手段50Aの論理積手段57Aからの信号が”H”である検出結果に基づき、20%の補正信号を生成し、補正手段70AのB補正手段72Aに出力する。
補正手段70AのB補正手段72Aは、入力端子40からのB(青)信号に、前記検出手段50の論理積手段57からの検出結果の情報とB補正信号生成手段62Aからの補正信号とに基づき補正を行い出力端子100に出力する。
その結果、「濃い緑」であるR(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=0%を検出して、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=20%に補正することができる。
尚、画像信号補正手段10Aによる入力B(青)信号と出力B(青)信号との関係である、補正前の入力信号と補正後の出力信号との関係を図6に示す。
次に図3を参照して、画像信号補正手段10Bを例に、R(赤)信号の値に対応してG(緑)信号を補正し、R(赤)信号の値に対応してB(青)信号を補正する場合の説明を行う。
画像信号補正手段10Bは、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の緑色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子30、40と後段の補正信号生成手段60Bとの間に介在し接続された検出手段50Bと、
前記入力端子20、30、40と検出手段50Bと後段の補正手段70Bとに接続された補正信号生成手段60Bと、
前記入力端子30、40と補正信号生成手段60Bと出力端子90、100とに接続された補正手段70Bと、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、
前記補正手段70Bに接続された出力端子90、100とが備えられている。
検出手段50Bは、G基準信号生成手段52Bと、B基準信号生成手段53Bと、
入力端子30とG基準信号生成手段52Bと後段の補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61Bとに接続された比較手段55と、
入力端子40とB基準信号生成手段53Bと後段の補正信号生成手段60BのB補正信号生成手段62Bとに接続された比較手段56と、を備える。
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Bにて生成されたG用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号がG用の基準電圧値以下の値である検出結果を補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61Bに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Bにて生成されたB用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用の基準電圧値以下の値である検出結果を補正信号生成手段60BのB補正信号生成手段62Bに出力する。
補正信号生成手段60Bは、
前記入力端子20、30と検出手段50Bの比較手段55と後段の補正手段70BのG補正手段71Bとに接続されたG補正信号生成手段61Bと
前記入力端子20、40と検出手段50Bの比較手段56と後段の補正手段70BのB補正手段72Bとに接続されたB補正信号生成手段62Bとを備え、
G補正信号生成手段61Bは、R(赤)信号とG(緑)信号と検出手段50Bの比較手段55からの検出結果とに基づき補正信号を生成してG補正手段71Bに出力し、
B補正信号生成手段62Bは、R(赤)信号とB(青)信号と検出手段50Bの比較手段56からの検出結果とに基づき補正信号を生成してB補正手段72Bに出力する。
補正手段70Bは、
入力端子30とG補正信号生成手段61Bと出力端子90とに接続されたG補正手段71Bと、
入力端子40とB補正信号生成手段62Bと出力端子100とに接続されたB補正手段72Bとを備え、
G補正手段71Bは、入力端子30からのG(緑)信号にG補正信号生成手段61Bからの補正信号に基づき補正を行い補正後の信号を出力端子90に出力し、
B補正手段72Bは、入力端子40からのB(青)信号にB補正信号生成手段62Bからの補正信号に基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10Bに、それぞれR(赤)信号=100%、G(緑)信号=0%、B(青)信号=0%が入力された際に、
G(緑)信号とB(青)信号とを補正する場合を、図3を参照して説明を行う。
又、G基準信号生成手段52BとB基準信号生成手段53Bとは40%の基準電圧を生成する例とする。
従って、比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Bにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号が40%以下の値である検出結果をG補正信号生成手段61Bに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Bにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が40%以下の値である検出結果をB補正信号生成手段62Bに出力する。
さらにG補正信号生成手段61Bは、R(赤)信号とG(緑)信号の値に応じた補正信号を生成し、B補正信号生成手段62Bは、R(赤)信号とB(青)信号との値に応じた補正信号を生成する。
画像信号補正手段10Bの入力端子20、30、40には、それぞれR(赤)信号=100%、G(緑)信号=0%、B(青)信号=0%が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の緑色成分であるB(青)信号が入力される。
従って
R(赤)信号は、補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61BとB補正信号生成手段62Bとに入力され、さらに出力端子80にて出力される。
G(緑)信号は、検出手段50Bの比較手段55と補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61Bと補正手段70BのG補正手段71Bとに入力される。
B(青)信号は、検出手段50Bの比較手段56と補正信号生成手段60BのB補正信号生成手段62Bと補正手段70BのB補正手段72Bとに入力される。
検出手段50Bには、前記入力端子30、40からのG(緑)信号とB(青)信号が入力される。
比較手段55は、G基準電圧生成手段52Bからの基準電圧(40%)と入力されたG(緑)信号とを比較し、G(緑)信号が基準電圧である40%より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段55は、入力されているG(緑)信号が基準電圧である40%より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段56は、B基準電圧生成手段53Bからの基準電圧(40%)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準電圧である40%より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号が基準電圧である40%より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61Bは、前記検出手段50の比較手段55からの信号が”H”である検出結果と入力されているR(赤)信号とG(緑)信号の値に基づき、一意に値が決定される補正信号を生成し、補正手段70BのG補正手段71Bに出力する。
尚、G補正信号生成手段61Bが生成する補正信号の一例として、
GK1は所望する係数であり一例として2.5、
GK2は所望する係数であり一例として5、
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜100%、
入力されるG(緑)信号をG、ただしGは0〜100%とするとき、
(R―(G×GK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Gは0%、
(R―(G×GK1))が正の値の場合では、
補正信号G=(R―(G×GK1))÷GK2%、
である補正信号Gを生成する。
この例の補正前の信号と補正後の信号との関係を図7に示す。
補正信号生成手段60BのB補正信号生成手段62Bは、前記検出手段50の比較手段56からの信号が”H”である検出結果と入力されているR(赤)信号とB(青)信号の値に基づき、一意に値が決定される補正信号を生成し、補正手段70BのB補正手段72Bに出力する。
尚、B補正信号生成手段62Bが生成する補正信号の一例として、
BK1は所望する係数であり一例として2.5、
BK2は所望する係数であり一例として5、
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜100%、
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜100%とするとき、
(R―(B×BK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Bは0%、
(R―(B×BK1))が正の値の場合では、
補正信号B=(R―(B×BK1))÷BK2%、
である補正信号Bを生成する。
又、補正信号の値を決める別な一例として、
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜100%とするとき、
補正信号B=20÷100×(100―B)%、である補正信号Bを生成する場合でも、入力されているB(青)信号の値に基づき、一意に値が決定される補正信号を生成できる。
さらに又、補正信号の値を決める別な一例として、
logは、10を低とする対数とし、
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜100%、
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜100%とするとき、
(1−log((B+10)÷10))が負の値の場合では、生成される補正信号Bは0%、
(1−log((B+10)÷10))が正の値の場合では、
補正信号B=20×R÷100×(1−log((B+10)÷10))%、
である補正信号Bを生成する。従って、入力されているR(赤)信号とB(青)信号の値に基づき、一意に値が決定される補正信号を生成できる。
この例の補正前の信号と補正後の信号との関係を図8に、補正信号の代表値を図9に示す。
さらに又、補正信号の値を決める別な一例として、
ルックアップテーブル方式、つまりデジタル化された階調のデータを任意の階調に補正するために使用される、入力と出力の対照表を利用することによる所望の補正値により入力に対する所望の出力特性とする補正値の生成が可能であることであっても一意に値が決定される補正信号を生成できる。
補正手段70BのG補正手段71Bは、入力端子30からのG(緑)信号に、G補正信号生成手段61Bからの補正信号に基づき補正を行い出力端子90に出力する。
補正手段70BのB補正手段72Bは、入力端子40からのB(青)信号に、B補正信号生成手段62Bからの補正信号に基づき補正を行い出力端子100に出力する。
その結果、R(赤)信号=100%、G(緑)信号=0%、B(青)信号=0%が入力された際に、G(緑)信号=20%、B(青)信号=20%に補正することができる。
従って、図7のごとくR(赤)信号の値に対応したG(緑)信号、若しくはB(青)信号に補正することができる。
次に図4を参照して、画像信号補正手段10Cを例に説明を行う。
画像信号補正手段10Cは、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の緑色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子20、30、40と後段の補正信号生成手段60Cとに接続された検出手段50Cと、
前記入力端子30、40と検出手段50Cと後段の補正手段70Cとの間に介在し接続された補正信号生成手段60Cと、
前記入力端子40と補正信号生成手段60Cと出力端子100とに接続された補正手段70Cと、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、
前記入力端子30に接続された出力端子90と、
前記補正手段70Cに接続された出力端子100とが備えられている。
検出手段50Cは、R基準信号生成手段51Cと、G基準信号生成手段52Cと、B基準信号生成手段53Cと、
入力端子20とR基準信号生成手段51Cと後段の論理積手段57Cとに接続された比較手段54と、
入力端子30とG基準信号生成手段52Cと後段の論理積手段57Cとに接続された比較手段55と、
入力端子40とB基準信号生成手段53Cと後段の論理積手段57Cとに接続された比較手段56と、
前記それぞれの比較手段と後段の補正信号生成手段60Cとに接続された論理積手段57Cとを、備える。
比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51Cにて生成されたR用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号がR用の基準信号値以下である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Cにて生成されたG用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号がG用の基準電圧値以上である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Cにて生成されたB用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用の基準電圧値以下である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
論理積手段57Cは、前記それぞれの比較手段の結果を論理積(AND)の演算を行い、その演算結果を補正信号生成手段60Cに出力する。
補正信号生成手段60Cは、
前記入力端子30、40と検出手段50Cの論理積手段57Cと後段の補正手段70CのB補正手段72Cとに接続されたB補正信号生成手段62Cを備え、
入力されるG(緑)信号とB(青)信号と検出手段50Cの論理積手段57Cからの検出結果とに基づき、B補正信号生成手段62Cが補正信号を生成して補正手段70CのB補正手段72Cに出力する。
補正手段70Cは、
入力端子40と補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cと出力端子100とに接続されたB補正手段72Cを備え、
B補正手段72Cは、入力端子40からのB(青)信号に、B補正信号生成手段62Cからの補正信号に基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10Cに、「濃い緑」であるR(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=0%が入力された際に、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=20%に補正する場合の説明を行う。
尚、R基準信号生成手段51Cは20%の基準電圧を生成し、G基準信号生成手段52Cは90%の基準電圧を生成し、B基準信号生成手段53Cは40%の基準電圧を生成する例とする。
従って、
比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51Cにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号が20%以下の値である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Cにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号が90%以上の値である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Cにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が40%以下の値である検出結果を論理積手段57Cに出力する。
さらに、B補正信号生成手段62Cは入力されたG(緑)信号と(青)信号との値に応じた補正信号を生成するものとする。
画像信号補正手段10Cの入力端子20、30、40には、それぞれR(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=0%が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の緑色成分であるB(青)信号が入力される。
従って、
R(赤)信号は、検出手段50Cの比較手段54に入力されると共に出力端子80にて出力され、
G(緑)信号は、検出手段50Cの比較手段55と補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cに入力されると共に出力端子90にて出力され、
B(青)信号は、検出手段50Cの比較手段56と補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cと補正手段70CのB補正手段72Cとに入力される。
検出手段50Cには、前記入力端子20、30、40からの画像3原色信号であるR(赤)信号とG(緑)信号とB(青)信号とが入力される。
比較手段54は、R基準電圧生成手段51Cからの基準電圧(20%)と入力されたR(赤)信号とを比較し、R(赤)信号が基準電圧である20%より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段54は、入力されているR(赤)信号は基準電圧である20%より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段55は、G基準電圧生成手段52Cからの基準電圧(90%)と入力されたG(緑)信号とを比較し、G(緑)信号が基準電圧である90%より大きい場合には、”H”の信号を出力し、小さい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段55は、入力されているG(緑)信号は基準電圧である90%より大きいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段56は、B基準電圧生成手段53Cからの基準電圧(40%)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準電圧である40%より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号は基準電圧である40%より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
論理積手段57Cは、前記それぞれの比較手段の結果が全て”H”であるため、全ての条件が満たされたことを検出しその結果を補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cに出力する。
補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cは、検出手段50Cの論理積手段57Cからの信号が”H”である検出結果と入力されるG(緑)信号とB(青)信号との値に応じ一意に値が決定される補正信号を生成し、補正手段70CのB補正手段72Cに出力する。
尚、B補正信号生成手段62Cが生成する補正信号の一例として、
BK1は所望する係数であり一例として2.5、
BK2は所望する係数であり一例として5、
入力されるG(緑)信号をG、ただしGは0〜100%
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜100%とするとき、
(G―(B×BK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Bは0%、
(G―(B×BK1))が正の値の場合では、
補正信号B=(G―(B×BK1))÷BK2%、
である補正信号Bを生成する。
この例の補正前の信号と補正後の信号との関係を図7に示す。
補正手段70CのB補正手段72Cは、入力端子40からのB(青)信号に、前記B補正信号生成手段62Cからの補正信号に基づき補正を行い出力端子100に出力する。
その結果、「濃い緑」であるR(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=0%を検出して、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=20%に補正することができる。
次に図5を参照して画像信号補正手段10Dを例に、入力されたR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換し、そのY(輝度)信号の値に応じて、B(青)信号を補正する場合の説明を行う。
画像信号補正手段10Dは、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の緑色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子40と後段の補正信号生成手段60Dとの間に介在し接続された検出手段50Dと、
前記入力端子20、30、40と検出手段50Dと後段の補正手段70Dとに接続された補正信号生成手段60Dと、
前記入力端子40と補正信号生成手段60Dと後段の出力端子100とに接続された補正手段70Dと、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、前記入力端子30に接続された出力端子90と、
前記補正手段70Dに接続された出力端子100とが備えられている。
検出手段50Dは、B基準信号生成手段53Dと、
入力端子40とB基準信号生成手段53Dと後段の補正信号生成手段60Dとに接続された比較手段56と、を備える。
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Dにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用基準電圧値以下の値である検出結果を補正信号生成手段60Dに出力する。
補正信号生成手段60Dは、入力端子20、30、40と後段のB補正信号生成手段62Dとに接続され、入力されたR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換する変換手段63Dと、その変換手段63Dと入力端子40と検出手段50Dの比較手段56と後段の補正手段70DのB補正手段72Dとに接続されたB補正信号生成手段62Dと、を備える。
B補正信号生成手段62Dは、検出手段50Dの比較手段56からの検出結果と変換手段63DからのY(輝度)信号と入力端子40から入力されたB(青)信号とに基づき、補正信号を生成して補正手段70DのB補正手段72Dに出力する。
補正手段70Dは、前記入力端子40と補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dと出力端子100とに接続されたB補正手段72Dを備え、
入力端子40からのB(青)信号に、補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dからの補正信号に基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
出力端子80は、前記入力端子20に接続され、入力端子20からの信号を出力する。
出力端子90は、前記入力端子30に接続され、入力端子30からの信号を出力する。
出力端子100は、前記補正手段70DのB補正手段72Dに接続され補正後の信号を出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10Dに、それぞれR(赤)信号=50%、G(緑)信号=40%、B(青)信号=30%が入力された際に、
B(青)信号を補正する場合を、図5を参照して説明を行う。
又、B基準信号生成手段53Dは40%の基準電圧を生成する例とする。
従って、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Dにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が40%以下の値である検出結果をに出力する。
さらにB補正信号生成手段62Dは、Y(輝度)信号とB(青)信号の値に応じて一意に値が決定される補正信号を生成する。
画像信号補正手段10Dに、それぞれR(赤)信号=50%、G(緑)信号=40%、B(青)信号=30%が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の緑色成分であるB(青)信号が入力される。
R(赤)信号は、補正信号生成手段60Dの変換手段63Dに入力されると共に出力端子80にて出力される。
G(緑)信号は、補正信号生成手段60Dの変換手段63Dに入力されると共に出力端子90にて出力される。
B(青)信号は、検出手段50Dの比較手段56と補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dと変換手段63Dと補正手段70DのB補正手段72Dとに入力される。
検出手段50Dの比較手段56は、B基準電圧生成手段53Dからの基準電圧(40%)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準電圧である40%より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号が基準電圧である40%より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
補正信号生成手段60Dの変換手段63Dは、入力端子20、30、40からのR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換し、B補正信号生成手段62Dに出力する。
尚、8bit量子化にて表したRGB信号を、YCbCr信号に変換する変換式の一例としてITU−R BT.601に規定されている、色変換式のY信号に関する式を例として次に示す。
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜100%、
入力されるG(緑)信号をG、ただしGは0〜100%、
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜100とするとき、
Y=(77×R/256)+(150×G/256)+(29×B/256)
従って、R(赤)信号=50%、G(緑)信号=40%、B(青)信号=30%が入力された際のY信号の値は、約42%である。
補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dは、前記検出手段50Dの比較手段56からの信号(”H”)に基づき、変換手段63DからのY(輝度)信号と入力端子40からのB(青)信号との値に応じて一意に値が決定される補正信号を生成し補正手段72Dへ出力する。
尚、B補正信号生成手段62Dが生成する補正信号の一例として、
BK1は所望する係数であり一例として2.5、
BK2は所望する係数であり一例として5、
入力端子20、30、40からのR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換したY(輝度)信号をY、ただしYは0〜100%、
入力されるB(青)信号をBとするとき、
(Y―(B×BK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Bは0%、
(Y―(B×BK1))が正の値の場合では、生成される補正信号Bは、
補正信号B=(Y―(B×BK1))÷BK2%、
である補正信号を生成する。
補正手段70Dの補正手段72Dは、入力端子40からのB(青)信号に、B補正信号生成手段62Dから入力した補正信号に基づき補正を行い出力端子100へ出力する。
その結果、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号を変換したY(輝度)信号の値とB(青)信号との値とに応じた補正信号で、B(青)信号が40%以上の場合には補正を行わず、B(青)信号が40%未満の低い場合には補正してB(青)信号を補正することができる。
尚、入力3原色信号を表す量子化bit数は、8bit以外の所望のbit数であること、若しくは8bit以外の所望のbit数であり、且つ負を表すことが可能なサインビットを備える量子化方法であっても同様な効果が得られる。
さらに、実施例で説明に使用したBK1とBK2とGK1とGK2等の係数は、他の所望する値であっても同様な効果が得られる。
補正信号生成手段は、ルックアップテーブル方式であるデジタル化された階調のデータを任意の階調に補正するために入力と出力の対照表を利用することによる所望の補正値により、入力に対する所望の直線的な出力特性とする補正値、さらに入力に対する所望の曲線的な出力特性とする補正値の生成が可能であることであっても一意に値が決定される補正信号を生成でき同様な効果が得られる。
又、画像信号で表わされる色空間がsRGB表色系と、一意に変換が可能な表色系、例えばRGBA表色系、若しくはYIQ表色系、若しくはYCbCr表色系、若しくはYPbPr表色系、若しくはXYZ表色系、若しくはxyY表色系、若しくはxvYCC表色系、で補正を行うことであっても同様な効果が得られる。
本発明は、画像信号の3原色信号であるR(赤)、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が所望の条件を満たすかを検出する検出手段と、その検出手段の検出結果と前記入力の画像信号の値に応じて補正をかけるための補正信号を生成する補正信号生成手段と、その補正信号生成手段の補正信号に基づき前記入力の画像信号に補正を加え出力する補正手段と、を備えた画像信号の信号補正手段の動作方法であるため、
「濃い赤」であるR(赤)信号=100%、G(緑)信号=0%、B(青)信号=0% を検出して、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」例えば、R(赤)信号=100%、G(緑)信号=20%、B信号(青)=20% や、短波長(オレンジ)寄りの「朱色」(R(赤)信号=100%、G(緑)信号=20%、B(青)信号=0%)に補正することができる。
さらにB(青)信号=40%以下を検出したときの、R(赤)信号の値に応じたB(青)信号の補正を行う事や、G(緑)信号=40%以下を検出したときの、R(赤)信号の値に応じたG(緑)信号の補正を行う事もできる。
さらに「濃い緑」であるR(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=0%を検出して、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0%、G(緑)信号=100%、B(青)信号=20%に補正する事もできる。
さらにB(青)信号=40%以下を検出したときの、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換したY(輝度)信号の値に応じたB(青)信号の補正を行う事もできる。
従って、第1色盲を患う者でも上記の条件では判別が困難であったが、補正を行う事により判別が可能な表示とすることができ、健常者にも上記の条件以外では補正を行わないため違和感のない表示を可能とすることを特徴とする表示装置を提供できる。
又、加齢ととも低下した青色系統の感度を補うため、輝度の低い場合にはB(青)信号を補正し、輝度の高い場合にはB(青)信号を補正しないことにより、高齢者には低い輝度の場合ではB(青)信号を補正しているため見やすくなり、輝度の高い場合にはB(青)信号補正しないため高齢者以外の者にも違和感の少ない画像を表示することができることを特徴とする表示装置を提供できる。
本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10の構成を説明するブロック図である。(実施例1) 本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Aの構成を説明するブロック図である。(実施例2) 本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Bの構成を説明するブロック図である。(実施例3) 本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Cの構成を説明するブロック図である。(実施例4) 本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Dの構成を説明するブロック図である。(実施例5) 本発明に係る実施例1と実施例2との補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す図である。 本発明に係る実施例3の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す一例の図である。 本発明に係る実施例3の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す図7以外の一例の図である。 図8の例の際の補正信号値の代表値の表である。
符号の説明
10 画像信号補正手段
10A 画像信号補正手段
10B 画像信号補正手段
10C 画像信号補正手段
10D 画像信号補正手段
20 入力信号R用入力端子
30 入力信号G用入力端子
40 入力信号B用入力端子
50 検出手段
50A 検出手段
50B 検出手段
50C 検出手段
50D 検出手段
51 R基準電圧生成手段
51A R基準電圧生成手段
51C R基準電圧生成手段
52 G基準電圧生成手段
52A G基準電圧生成手段
52B G基準電圧生成手段
52C G基準電圧生成手段
53 B基準電圧生成手段
53A B基準電圧生成手段
53B B基準電圧生成手段
53C B基準電圧生成手段
53D B基準電圧生成手段
54 比較手段
55 比較手段
56 比較手段
57 論理積手段
57A 論理積手段
57C 論理積手段
60 補正信号生成手段
60A 補正信号生成手段
60B 補正信号生成手段
60C 補正信号生成手段
60D 補正信号生成手段
61 G補正信号生成手段
61B G補正信号生成手段
62 B補正信号生成手段
62A B補正信号生成手段
62B B補正信号生成手段
62C B補正信号生成手段
62D B補正信号生成手段
63D 変換手段
70 補正手段
70A 補正手段
70B 補正手段
70C 補正手段
70D 補正手段
71 G補正手段
71B G補正手段
72 B補正手段
72A B補正手段
72B B補正手段
72C B補正手段
72D B補正手段
80 出力信号R用出力端子
90 出力信号G用出力端子
100 出力信号B用出力端子
本発明は、表示装置等に利用されている画像信号の信号補正方法に関する。
従来の表示装置は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号にて、被写体の色を忠実に再現する処理が行われていた。
又、画質調整処理として所望の色を調整することが可能であったが、一定の割合で補正を行うことや、特定の色を特定の色に変換すること等が行われている。
尚、表示装置にて一般的に採用されている画像信号としてR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号や、Y(輝度信号)、CbCr(色)信号等がある。これらのR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号等の表し方としては、デジタルで表した一例として8bitで表すと0から255、アナログで表すと0から1の実数、さらに0%から100%等の表し方がある。さらには、xvYCC規格の様な、さらに広い色域を表すことも規格化されている。つまりアナログで表すと0以下の負の実数、若しくは1以上の実数で表わされる色域も利用されている。
以後表記は、特にことわり無き場合は、デジタル8bitで量子化した0〜255で表記する。小数点以下は四捨五入して整数で表すものとする。
この3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を、忠実に再現することは健常者にとっては好ましいことである。
しかし色盲を患う者には、必ずしも色を忠実に再現するのが良いとは限らない。例えば第1色盲を患う者は「濃い赤」(R=255、G=0、B=0)は、ほとんど「黒」に見える。さらに緑は、黄色みがかった暖色系の緑から青みがかった寒色系の緑まで、様々な色あいがある。この中で暖色系の濃い緑は、色盲の人には茶色とほとんど見分けがつかない。鮮やかな緑である抹茶色は、色盲の人には真っ茶色に見えることがある。日本の夏の広葉樹林の深い緑も、茶色と見分けがつかない。
さらに、視覚の基本特性である分光視感度特性は加齢とともに短波長側、すなわち青色系統の感度が低下する。このため高齢者は青色系統の色画像が見づらいものである。
又、あらかじめ登録された色盲 および色弱者にとって誤認傾向のある色に関する情報を参照して、入力された画像データに誤認要因となる色が含まれているか判断し画像データの色を所定の色に変換する考案がされている。
特開2004−266821 特開2006−246072
3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を、忠実に再現することは健常者にとっては好ましいことである。
しかし色盲を患う者には、必ずしも色を忠実に再現するのが良いとは限らない。
例えば第1色盲を患う者は「濃い赤」(R=255、G=0、B=0)は、ほとんど「黒」に見える。この「濃い赤」は使わずに、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」(R=255、G=51、B=51)や短波長(オレンジ)寄りの「朱色」(R=255、G=51、B=0)を使うと,同じ赤でも緑視物質や青視物質を刺激することが可能となり、黒と分別が可能になる。例えば黒い文字列の中でも「明るい赤」の文字であれば強調され、暗い背景の中でも文字が読めるようになる。
さらに緑は、黄色みがかった暖色系の緑から青みがかった寒色系の緑まで、様々な色あいがある。この中で暖色系の濃い緑は、色盲の人には茶色とほとんど見分けがつかない。鮮やかな緑である抹茶色は、色盲の人には真っ茶色に見えることがある。日本の夏の広葉樹林の深い緑も、茶色と見分けがつかない。一方道路標識の緑のように青みが強い緑は、茶色と間違えにくい。また明るい緑は,暖色系だと黄色や赤と間違えることがあるが、青みが強ければ間違えにくい。
道路標識や交通信号は、同じ緑でも青みの強い色に限ることが定められている。
又、視覚の基本特性である分光視感度特性は加齢とともに短波長側、すなわち青色系統の感度が低下する。このため高齢者は青色系統の色画像が見づらいものである。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、視覚に病を患う者に見やすい画像に補正して表示することや、高齢者の青色系統の色画像が見づらいものを補正して表示し、且つ健常者にとっても違和感の少ない表示を可能とすること、が可能な表示装置のための信号補正方法の提供を目的とする。
つまり、画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望の条件つまり上記の不具合の条件に合致するとき、それぞれの信号の値に応じて補正量を変えて補正することができる信号補正方法である。
本発明は、入力される画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、視覚に病を患う者が認識し難い色の条件に合致するかを検出し、その条件に合致することが検出された際は、入力される画像信号の値に応じて補正をかけるための補正信号を生成し、入力の画像信号に補正を行い出力することを最も主要な特徴とする。その詳細は以下に示す。
請求項1に記載の発明は、
3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
R(赤)信号用の所望する基準信号を生成するR基準信号生成手段と
G(緑)信号用の所望する基準信号を生成するG基準信号生成手段と
B(青)信号用の所望する基準信号を生成するB基準信号生成手段と
前記R入力端子とR基準信号生成手段とに接続されたR比較手段と
前記G入力端子とG基準信号生成手段とに接続されたG比較手段と
前記B入力端子とB基準信号生成手段とに接続されたB比較手段と
それぞれの比較手段の結果の論理積の演算を行う論理積手段とを備え、
前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準信号生成手段にて生成された基準信号とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記検出手段に接続され、検出結果に基づき補正をかけるための、G(緑)信号用の補正信号を生成するG補正信号生成手段と、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段と、を備える補正信号生成手段と、
前記G入力端子と検出手段とG補正信号生成手段とに接続され、検出結果と補正信号とに基づきG入力端子から入力されるG(緑)信号の補正を行うG補正手段と、
前記B入力端子と検出手段とB補正信号生成手段とに接続され、検出結果と補正信号とに基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段と、を備える補正手段と、
前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
前記G補正手段に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段が、所望する条件である
入力されるR(赤)信号がR基準信号生成手段で生成される基準信号の値より大きく、且つ、
入力されるG(緑)信号がG基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さく、且つ、
入力されるB(青)信号がB基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段のG補正信号生成手段とB補正信号生成手段とが、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、それぞれ補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のG補正手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果とG補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力信号のG(緑)信号を前記G補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のG(緑)信号を出力するステップ、
当該補正手段のB補正手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果とB補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力信号のB(青)信号を前記B補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、補正を加えることができる。
従って、「濃い赤」であるR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0を検出して、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」例えば、R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B信号(青)=51や、短波長(オレンジ)寄りの「朱色」(R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=0)に補正することができる。
請求項2に記載の発明は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
R(赤)信号用の所望する基準信号を生成するR基準信号生成手段と
G(緑)信号用の所望する基準信号を生成するG基準信号生成手段と
B(青)信号用の所望する基準信号を生成するB基準信号生成手段と
前記R入力端子とR基準信号生成手段とに接続されたR比較手段と
前記G入力端子とG基準信号生成手段とに接続されたG比較手段と
前記B入力端子とB基準信号生成手段とに接続されたB比較手段と
それぞれの比較手段の結果の論理積の演算を行う論理積手段と、を備え、
前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準信号生成手段にて生成された基準信号とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記検出手段に接続され、検出結果に基づき補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段を備える補正信号生成手段と、
前記B入力端子と検出手段とB補正信号生成手段とに接続され、検出結果と補正信号とに基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段を備える補正手段と、
前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
前記G入力端子に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段が、所望する条件である、
入力されるR(赤)信号がR基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さく、且つ、
入力されるG(緑)信号がG基準信号生成手段で生成される基準信号の値より大きく、且つ、
入力されるB(青)信号がB基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のB補正手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果と補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力信号のB(青)信号を前記B補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、補正を加えることができる。
従って、「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0を検出して、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正することができる。
請求項3に記載の発明は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
G(緑)信号用の所望する基準信号を生成するG基準信号生成手段と
B(青)信号用の所望する基準信号を生成するB基準信号生成手段と
前記G入力端子とG基準信号生成手段とに接続されたG比較手段と
前記B入力端子とB基準信号生成手段とに接続されたB比較手段と、を備え、
前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準信号生成手段にて生成された基準信号とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記R入力端子とG入力端子と検出手段のG比較手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号とG(緑)信号と検出結果とにより補正をかけるための、G(緑)信号用の補正信号を生成するG補正信号生成手段と、
前記R入力端子とB入力端子と検出手段のB比較手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号とB(青)信号と検出結果とにより補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段と、を備える補正信号生成手段と、
前記G補正信号生成手段とG入力端子とに接続され、G補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきG入力端子から入力されるG(緑)信号の補正を行うG補正手段と、
前記B補正信号生成手段とB入力端子とに接続され、B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段と、を備える補正手段と、
前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
前記G補正手段に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段のG比較手段が、所望する条件である入力されるG(緑)信号がG基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さいことを検出し、その検出結果をG補正信号生成手段に出力するステップと、
当該検出手段のB比較手段が、所望する条件である入力されるB(青)信号がB基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さいことを検出し、その検出結果をB補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段のG補正信号生成手段が、前記検出手段のG比較手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、入力されるG(緑)信号がG(緑)信号用の基準信号より大きい場合には補正信号は生成せず、入力されるG(緑)信号がG(緑)信号用の基準信号より小さい場合には補正信号を生成し、且つ、入力されるR(赤)信号の値とG(緑)信号の値とに応じて一意に値が決定される、つまりR(赤)信号の値とG(緑)信号の値との大小に関連して補正信号の値の大小が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記検出手段のB比較手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、入力されるB(青)信号がB(青)信号用の基準信号より大きい場合には補正信号は生成せず、入力されるB(青)信号がB(青)信号用の基準信号より小さい場合には補正信号を生成し、且つ、入力されるR(赤)信号の値とB(青)信号の値とに応じて一意に値が決定される、つまりR(赤)信号の値とB(青)信号の値との大小に関連して補正信号の値の大小が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のG補正手段が、前記G補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたG(緑)信号を前記G補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のG(緑)信号を出力するステップ、
当該補正手段のB補正手段が、前記B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたB(青)信号を前記B補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、画像信号の3原色信号であるR(赤)、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、それぞれの信号の値に応じて補正量を変えて補正することができる。
つまりB(青)信号が所望する基準信号値以下を検出したときには、R(赤)信号の値とB(青)信号の値とに応じた値の補正を行う事ができる。
さらにG(緑)信号が所望する基準信号値以下を検出したときには、R(赤)信号の値とG(緑)信号の値とに応じた値の補正を行う事ができる。
請求項4に記載の発明は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
R(赤)信号用の所望する基準信号を生成するR基準信号生成手段と
G(緑)信号用の所望する基準信号を生成するG基準信号生成手段と
B(青)信号用の所望する基準信号を生成するB基準信号生成手段と
前記R入力端子とR基準信号生成手段とに接続されたR比較手段と
前記G入力端子とG基準信号生成手段とに接続されたG比較手段と
前記B入力端子とB基準信号生成手段とに接続されたB比較手段と
それぞれの比較手段の結果の論理積の演算を行う論理積手段と、を備え、
前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準信号生成手段にて生成された基準信号とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記G入力端子とB入力端子と検出手段とに接続され、入力端子から入力されるG(緑)信号とB(青)信号と検出結果とに基づき補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段を備える補正信号生成手段と、
前記B入力端子とB補正信号生成手段とに接続され、B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段を備える補正手段と、
前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
前記G入力端子に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、
を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段が、所望する条件である、
入力されるR(赤)信号がR基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さく、且つ、
入力されるG(緑)信号がG基準信号生成手段で生成される基準信号の値より大きく、且つ、
入力されるB(青)信号がB基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記入力端子から入力されたG(緑)信号とB(青)信号と検出手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、検出手段からの所望する条件が満たされており、且つ、入力されるG(緑)信号の値とB(青)信号の値とに応じて一意に値が決定される、つまりG(緑)信号の値とB(青)信号の値との大小に関連して補正信号の値の大小が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のB補正手段が、前記B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたB(青)信号をB補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、その補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、それぞれの信号の値に応じて補正量を変えて補正することができる。
つまりB(青)信号が所望する基準信号値以下を検出したときには、G(緑)信号の値とB(青)信号の値とに応じた値の補正を行う事ができる。
請求項5に記載の発明は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
B(青)信号用の所望する基準信号を生成するB基準信号生成手段と、
前記B入力端子とB基準信号生成手段とに接続された比較手段と、を備え、
B入力端子から入力されたB(青)信号と、B基準信号生成手段にて生成された基準信号とを比較し、入力されたB(青)信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記R入力端子とG入力端子とB入力端子と検出手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からY(輝度)信号に変換する変換手段と、その変換手段により変換したY(輝度)信号とB(青)信号と前記検出手段の検出結果とに基づき補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段と、を備える補正信号生成手段と、
前記B補正信号生成手段とB入力端子とに接続され、B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段を備える補正手段と、
R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
G入力端子に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、
を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段が、所望する条件である入力されるB(青)信号がB基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段のB補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段の変換手段が、入力端子から入力されるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換し、その変換したY(輝度)信号を出力するステップと、
当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記検出手段のB比較手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、入力される画像信号のB(青)信号がB(青)信号用の基準信号より大きい場合には補正信号は生成せず、入力される画像信号のB(青)信号がB(青)信号用の基準信号より小さい場合に補正信号を生成し、且つ、入力される画像信号のR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換して得られたY(輝度)信号の値とB(青)信号の値とに応じて一意に値が決定される、つまりY(輝度)信号の値とB(青)信号の値との大小に関連して補正信号の値の大小が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のB補正手段が、前記B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたB(青)信号を前記B補正信号生成手段が生成した補正信号にて補正して、その補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、B(青)信号が所望する基準信号値以下を検出したとき、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換したY(輝度)信号の値とB(青)信号の値とに応じた値の補正を行う事ができる。
請求項6に記載の発明は、入力される画像信号を表す量子化bit数は、8bit以外の所望するbit数であること、若しくは8bit以外の所望するbit数であり、且つ負を表すことが可能なサインビットを備えること、を特徴とする特許請求の範囲第1項から第5項の画像信号補正手段の動作方法である。
つまり、デジタルで8bitで量子化して表される0から255の範囲以外のより広い色域を表現する場合にも、特許請求の範囲第1項から第5項の画像信号補正手段の動作方法が可能である。
請求項7に記載の発明は、補正信号生成手段は、ルックアップテーブル方式であるデジタル化された階調のデータを任意の階調に補正するための入力と出力の対照表、つまり補正信号生成手段に入力されるR(赤)信号若しくはG(緑)信号若しくはB(青)信号若しくはY(輝度)信号若しくは検出手段からの検出結果の情報である入力値に対して一意に出力値を定める対応表、を利用することによる所望の補正値により、入力に対する所望の出力特性とする補正信号値の生成が可能であることを特徴とする特許請求の範囲第1項から第5項の補正信号生成手段である。
つまり前記特許請求の範囲第1項から第5項の補正信号生成手段で生成される補正信号は、入力信号値に対して任意の出力特性である出力信号値を得られる補正信号の生成が可能である。
本発明は、画像信号の3原色信号であるR(赤)、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が所望の条件を満たすかを検出する検出手段と、その検出手段の検出結果と前記入力の画像信号の値に応じて補正をかけるための補正信号を生成する補正信号生成手段と、その補正信号生成手段の補正信号に基づき前記入力の画像信号に補正を加え出力する補正手段と、を備えた画像信号の信号補正手段の動作方法であるため、
「濃い赤」であるR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0を検出して、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=51や、短波長(オレンジ)寄りの「朱色」R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=0に補正することができる。
さらに「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0を検出して、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正する事もできる。
さらにB(青)信号が所望する基準信号値以下を検出したときの、R(赤)信号の値に応じた補正信号を生成してB(青)信号の補正を行う事や、G(緑)信号が所望する基準信号値以下を検出したときの、R(赤)信号の値に応じた補正信号を生成してG(緑)信号の補正を行う事もできる。
さらにR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号がそれぞれ所望する基準値との比較により、例えば「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0を検出したとき、G(緑)信号の値に応じた補正信号を生成してB(青)信号の補正を行い、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正する事もできる。
さらにB(青)信号が所望する基準信号値以下を検出したときの、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換したY(輝度)信号の値に応じたB(青)信号の補正を行う事もできる。
3原色の入力信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号が、所望する条件に合致するかを検出し、その検出結果に基づき補正信号を生成し、その前記補正信号に基づき前記入力の画像信号に補正を加え出力することで実現した。
以下に、本発明の実施の形態例を詳細に説明する。しかし、この実施の形態例によって、この発明が限定されるものではない。先ず、最初に図面について簡単に説明を行う。
図1は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10の構成を説明するブロック図である。
図2は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Aの構成を説明するブロック図である。
図3は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Bの構成を説明するブロック図である。
図4は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Cの構成を説明するブロック図である。
図5は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Dの構成を説明するブロック図である。
図6は、本発明に係る実施例1と実施例2との補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す図である。
図7は、本発明に係る実施例3の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す一例の図である。
図8は、本発明に係る実施例3の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す図7以外の一例の図である。
図9は、本発明に係る実施例4の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す一例の図である。
先ず図1を参照して、画像信号補正手段10を例に説明を行う。
画像信号補正手段10は、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子20、30、40と後段の補正信号生成手段60と補正手段70とに接続された検出手段50と、
検出手段50と後段の補正手段70との間に介在し接続された補正信号生成手段60と、
前記入力端子30、40と検出手段50と補正信号生成手段60と出力端子90、100とに接続された補正手段70と、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、前記補正手段70に接続された出力端子90、100とが備えられている。
検出手段50は、R基準信号生成手段51と、G基準信号生成手段52と、B基準信号生成手段53と、
入力端子20とR基準信号生成手段51と後段の論理積手段57とに接続された比較手段54と、
入力端子30とG基準信号生成手段52と後段の論理積手段57とに接続された比較手段55と、
入力端子40とB基準信号生成手段53と後段の論理積手段57とに接続された比較手段56と、
前記それぞれの比較手段54、55、56と後段の補正信号生成手段60と補正手段70とに接続された論理積手段57とを、備える。
比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51にて生成されたR用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号がR用の基準信号値以上である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52にて生成されたG用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号がG用の基準信号値以下である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53にて生成されたB用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用の基準信号値以下である検出結果を論理積手段57に出力し、
論理積手段57は、前記それぞれの比較手段54、55、56からの結果を論理積(AND)の演算を行い、その演算結果を補正信号生成手段60と補正手段70とに出力する。
補正信号生成手段60は、
前記検出手段50の論理積手段57と後段の補正手段70のG補正手段71とに接続されたG補正信号生成手段61と、
前記検出手段50の論理積手段57と後段の補正手段70のB補正手段72とに接続されたB補正信号生成手段62とを備え、
論理積手段57からの検出結果に基づき、G補正信号生成手段61が補正信号を生成してG補正手段71に出力し、B補正信号生成手段62が補正信号を生成してB補正手段72に出力する。
補正手段70は、
入力端子30と検出手段50の論理積手段57と補正信号生成手段60のG補正信号生成手段61と出力端子90とに接続されたG補正手段71と、
入力端子40と検出手段50の論理積手段57と補正信号生成手段60のB補正信号生成手段62と出力端子100とに接続されたB補正手段72とを備え、
G補正手段71は、入力端子30からのG(緑)信号に、論理積手段57からの検出結果の信号とG補正信号生成手段61からの補正信号とに基づき補正を行い補正後の信号を出力端子90に出力し、
B補正手段72は、入力端子40からのB(青)信号に、論理積手段57からの検出結果の信号とB補正信号生成手段62からの補正信号とに基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10に、「濃い赤」であるR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0が入力された際に、R(赤)信号はそのままで、G(緑)信号=51、B(青)信号=51に補正する場合を、図1を参照して説明を行う。
又、R基準信号生成手段51は230の基準信号を生成し、G基準信号生成手段52とB基準信号生成手段53とは51の基準信号を生成する例とする。
従って、
比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51にて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号が230以上の値である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52にて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号が51以下の値である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53にて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が51以下の値である検出結果を論理積手段57に出力する。
さらに、G補正信号生成手段61は51の値の補正信号を生成し、B補正信号生成手段62も51の値の補正信号を生成するものとする。
画像信号補正手段10の入力端子20、30、40には、それぞれR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される。
従って、
R(赤)信号は、検出手段50の比較手段54に入力されと共に出力端子80にて出力され、
G(緑)信号は、検出手段50の比較手段55と補正手段70のG補正手段71とに入力され、
B(青)信号は、検出手段50の比較手段56と補正手段70のB補正手段72とに入力される。
検出手段50には、前記入力端子20、30、40からの画像3原色信号であるR(赤)信号とG(緑)信号とB(青)信号とが入力される。
比較手段54は、R基準信号生成手段51からの基準信号(230)と入力されたR(赤)信号とを比較し、R(赤)信号が基準信号である230より大きい場合には”H”の信号を出力し、小さい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段54は、入力されているR(赤)信号は基準信号である230より大きいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段55は、G基準信号生成手段52からの基準信号(51)と入力されたG(緑)信号とを比較し、G(緑)信号が基準信号である51より小さい場合には”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段55は、入力されているG(緑)信号は基準信号である51より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段56は、B基準信号生成手段53からの基準信号(51)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準信号である51より小さい場合には”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号は基準信号である51より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
論理積手段57は、前記それぞれの比較手段54、55、56の結果が全て”H”であるため、全ての条件が満たされたことを検出しその結果を補正信号生成手段60のG補正信号生成手段61とB補正信号生成手段62と補正手段70のG補正手段71とB補正手段72とに出力する。
補正信号生成手段60のG補正信号生成手段61は、前記検出手段50の論理積手段57からの信号が”H”である検出結果に基づき、51の値の補正信号を生成し、補正手段70のG補正手段71に出力する。
補正信号生成手段60のB補正信号生成手段62は、前記検出手段50の論理積手段57からの信号が”H”である検出結果に基づき、51の値の補正信号を生成し、補正手段70のB補正手段72に出力する。
補正手段70のG補正手段71は、入力端子30からのG(緑)信号に、前記検出手段50の論理積手段57からの検出結果の情報とG補正信号生成手段61からの補正信号とに基づき補正を行い、補正後の51の値の信号を出力端子90に出力する。
補正手段70のB補正手段72は、入力端子40からのB(青)信号に、前記検出手段50の論理積手段57からの検出結果の情報とB補正信号生成手段62からの補正信号とに基づき補正を行い、補正後の51の値の信号を出力端子100に出力する。
その結果、「濃い赤」であるR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0が入力された際に、R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=51に補正することができる。
尚、画像信号補正手段10による入力G(緑)信号と出力G(緑)信号との関係、若しくは、入力B(青)信号と出力B(青)信号との関係である、補正前の入力信号と補正後の出力信号との関係を図6に示す。
次に図2を参照して、画像信号補正手段10Aを例に説明を行う。
画像信号補正手段10Aは、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子20、30、40と後段の補正信号生成手段60Aと補正手段70Aとに接続された検出手段50Aと、
前記検出手段50Aと後段の補正手段70Aとの間に介在し接続された補正信号生成手段60Aと、
前記入力端子40と検出手段50Aと補正信号生成手段60Aと出力端子100とに接続された補正手段70Aと、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、
前記入力端子30に接続された出力端子90と、
前記補正手段70Aに接続された出力端子100とが備えられている。
検出手段50Aは、R基準信号生成手段51Aと、G基準信号生成手段52Aと、B基準信号生成手段53Aと、
入力端子20とR基準信号生成手段51Aと後段の論理積手段57Aとに接続された比較手段54と、
入力端子30とG基準信号生成手段52Aと後段の論理積手段57Aとに接続された比較手段55と、
入力端子40とB基準信号生成手段53Aと後段の論理積手段57Aとに接続された比較手段56と、
前記それぞれの比較手段54、55、56と後段の補正信号生成手段60Aと補正手段70Aとに接続された論理積手段57Aとを、備える。
比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51Aにて生成されたR用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号がR用の基準信号値以下である検出結果を論理積手段57Aに出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Aにて生成されたG用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号がG用の基準信号値以上である検出結果を論理積手段57Aに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Aにて生成されたB用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用の基準信号値以下である検出結果を論理積手段57Aに出力し、
論理積手段57Aは、前記それぞれの比較手段54、55、56の結果を論理積(AND)の演算を行い、その演算結果を補正信号生成手段60Aと補正手段70Aとに出力する。
補正信号生成手段60Aは、
前記検出手段50Aの論理積手段57Aと後段の補正手段70AのB補正手段72Aとに接続されたB補正信号生成手段62Aを備え、
検出手段50Aの論理積手段57Aからの検出結果に基づき、B補正信号生成手段62Aが補正信号を生成して補正手段70AのB補正手段72Aに出力する。
補正手段70Aは、
入力端子40と検出手段50Aの論理積手段57Aと補正信号生成手段60AのB補正信号生成手段62Aと出力端子100とに接続されたB補正手段72Aを備え、
B補正手段72Aは、入力端子40からのB(青)信号に、論理積手段57Aからの検出結果の信号とB補正信号生成手段62Aからの補正信号とに基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10Aに、「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0が入力された際に、少しだけ青を混ぜた色、R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正する場合の説明を行う。
尚、R基準信号生成手段51Aは51の値の基準信号を生成し、G基準信号生成手段52Aは230の値の基準信号を生成し、B基準信号生成手段53Aは51の値の基準信号を生成する例とする。
従って、比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51Aにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号が51以下の値である検出結果を論理積手段57Aに出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Aにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号が230以上の値である検出結果を論理積手段57Aに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Aにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が51以下の値である検出結果を論理積手段57Aに出力する。
さらに、B補正信号生成手段62Aは51の値の補正信号を生成するものとする。
画像信号補正手段10Aの入力端子20、30、40には、それぞれR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される。
従って、
R(赤)信号は、検出手段50Aの比較手段54に入力されると共に出力端子80にて出力され、
G(緑)信号は、検出手段50Aの比較手段55に入力されると共に出力端子90にて出力され、
B(青)信号は、検出手段50Aの比較手段56と補正手段70のB補正手段72Aとに入力される。
検出手段50Aには、前記入力端子20、30、40からの画像3原色信号であるR(赤)信号とG(緑)信号とB(青)信号とが入力される。
比較手段54は、R基準信号生成手段51Aからの基準信号(51)と入力されたR(赤)信号とを比較し、R(赤)信号が基準信号である51より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段54は、入力されているR(赤)信号は基準信号である51より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段55は、G基準信号生成手段52Aからの基準信号(230)と入力されたG(緑)信号とを比較し、G(緑)信号が基準信号である230より大きい場合には、”H”の信号を出力し、小さい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段55は、入力されているG(緑)信号は基準信号である230より大きいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段56は、B基準信号生成手段53Aからの基準信号(51)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準信号である51より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号は基準信号である51より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
論理積手段57Aは、前記それぞれの比較手段54、55、56の結果が全て”H”であるため、全ての条件が満たされたことを検出しその結果を補正信号生成手段60AのB補正信号生成手段62Aと補正手段70AのB補正手段72Aとに出力する。
補正信号生成手段60AのB補正信号生成手段62Aは、前記検出手段50Aの論理積手段57Aからの信号が”H”である検出結果に基づき、51の値の補正信号を生成し、補正手段70AのB補正手段72Aに出力する。
補正手段70AのB補正手段72Aは、入力端子40からのB(青)信号に、前記検出手段50の論理積手段57Aからの検出結果の情報とB補正信号生成手段62Aからの補正信号とに基づき補正を行い出力端子100に出力する。
その結果、「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0を検出して、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正することができる。
尚、画像信号補正手段10Aによる入力B(青)信号と出力B(青)信号との関係である、補正前の入力信号と補正後の出力信号との関係を図6に示す。
次に図3を参照して、画像信号補正手段10Bを例に、R(赤)信号の値に対応してG(緑)信号を補正する、若しくはR(赤)信号の値に対応してB(青)信号を補正する場合の説明を行う。
画像信号補正手段10Bは、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子30、40と後段の補正信号生成手段60Bとの間に介在し接続された検出手段50Bと、
前記入力端子20、30、40と検出手段50Bと後段の補正手段70Bとに接続された補正信号生成手段60Bと、
前記入力端子30、40と補正信号生成手段60Bと出力端子90、100とに接続された補正手段70Bと、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、
前記補正手段70Bに接続された出力端子90、100とが備えられている。
検出手段50Bは、G基準信号生成手段52Bと、B基準信号生成手段53Bと、
入力端子30とG基準信号生成手段52Bと後段の補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61Bとに接続された比較手段55と、
入力端子40とB基準信号生成手段53Bと後段の補正信号生成手段60BのB補正信号生成手段62Bとに接続された比較手段56と、を備える。
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Bにて生成されたG用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号がG用の基準信号値以下の値である検出結果を補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61Bに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Bにて生成されたB用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用の基準信号値以下の値である検出結果を補正信号生成手段60BのB補正信号生成手段62Bに出力する。
補正信号生成手段60Bは、
前記入力端子20、30と検出手段50Bの比較手段55と後段の補正手段70BのG補正手段71Bとに接続されたG補正信号生成手段61Bと
前記入力端子20、40と検出手段50Bの比較手段56と後段の補正手段70BのB補正手段72Bとに接続されたB補正信号生成手段62Bとを備え、
G補正信号生成手段61Bは、R(赤)信号とG(緑)信号と検出手段50Bの比較手段55からの検出結果とに基づき補正信号を生成してG補正手段71Bに出力し、
B補正信号生成手段62Bは、R(赤)信号とB(青)信号と検出手段50Bの比較手段56からの検出結果とに基づき補正信号を生成してB補正手段72Bに出力する。
補正手段70Bは、
入力端子30とG補正信号生成手段61Bと出力端子90とに接続されたG補正手段71Bと、
入力端子40とB補正信号生成手段62Bと出力端子100とに接続されたB補正手段72Bとを備え、
G補正手段71Bは、入力端子30からのG(緑)信号にG補正信号生成手段61Bからの補正信号に基づき補正を行い補正後の信号を出力端子90に出力し、
B補正手段72Bは、入力端子40からのB(青)信号にB補正信号生成手段62Bからの補正信号に基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10Bに、それぞれR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0が入力された際に、G(緑)信号とB(青)信号とを補正する場合を、図3を参照して説明を行う。
又、G基準信号生成手段52BとB基準信号生成手段53Bとは102の値の基準信号を生成する例とする。
従って、比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Bにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号が102以下の値である検出結果をG補正信号生成手段61Bに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Bにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が102以下の値である検出結果をB補正信号生成手段62Bに出力する。
さらにG補正信号生成手段61Bは、R(赤)信号とG(緑)信号の値に応じた補正信号を生成し、B補正信号生成手段62Bは、R(赤)信号とB(青)信号との値に応じた補正信号を生成する。
画像信号補正手段10Bの入力端子20、30、40には、それぞれR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される。
従って
R(赤)信号は、補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61BとB補正信号生成手段62Bとに入力され、さらに出力端子80にて出力される。
G(緑)信号は、検出手段50Bの比較手段55と補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61Bと補正手段70BのG補正手段71Bとに入力される。
B(青)信号は、検出手段50Bの比較手段56と補正信号生成手段60BのB補正信号生成手段62Bと補正手段70BのB補正手段72Bとに入力される。
検出手段50Bには、前記入力端子30、40からのG(緑)信号とB(青)信号が入力される。
比較手段55は、G基準信号生成手段52Bからの基準信号(102)と入力されたG(緑)信号とを比較し、G(緑)信号が基準信号である102より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段55は、入力されているG(緑)信号が基準信号である102より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段56は、B基準信号生成手段53Bからの基準信号(102)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準信号である102より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号が基準信号である102より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61Bは、前記検出手段50Bの比較手段55からの信号が”H”である検出結果と入力されているR(赤)信号とG(緑)信号の値に基づき、一意に値が決定される補正信号を生成し、補正手段70BのG補正手段71Bに出力する。
尚、G補正信号生成手段61Bが生成する補正信号の例1Bとして、
GK1は所望する係数であり一例として2.5、
GK2は所望する係数であり一例として5、
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜255、
入力されるG(緑)信号をG、ただしGは0〜255とするとき、
(R−(G×GK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Gは0、
(R−(G×GK1))が正の値の場合では、
補正信号G=(R−(G×GK1))÷GK2、
である補正信号Gを生成する。
この例1Bの補正前の信号と補正後の信号との関係の代表値例を図7に示す。
補正信号生成手段60BのB補正信号生成手段62Bは、前記検出手段50の比較手段56からの信号が”H”である検出結果と入力されているR(赤)信号とB(青)信号の値に基づき、一意に値が決定される補正信号を生成し、補正手段70BのB補正手段72Bに出力する。
尚、B補正信号生成手段62Bが生成する補正信号の例2Bとして、
BK1は所望する係数であり一例として2.5、
BK2は所望する係数であり一例として5、
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜255、
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜255とするとき、
(R−(B×BK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Bは0、
(R−(B×BK1))が正の値の場合では、
補正信号B=(R−(B×BK1))÷BK2、
である補正信号Bを生成する。
この例2Bの補正前の信号と補正後の信号との関係の代表値例を図7に示す。
補正手段70BのG補正手段71Bは、入力端子30からのG(緑)信号に、G補正信号生成手段61Bからの補正信号に基づき補正を行い出力端子90に出力する。
補正手段70BのB補正手段72Bは、入力端子40からのB(青)信号に、B補正信号生成手段62Bからの補正信号に基づき補正を行い出力端子100に出力する。
その結果、R(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0が入力された際に、R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=51に補正することができる。
従って、図7のごとくR(赤)信号の値に対応したG(緑)信号、若しくはB(青)信号に補正することができる。
さらに又、補正信号の値を決める別な例3Bとして、
比較手段の結果とは無関係に、入力されるR(赤)信号と入力されるB(青)信号とに基づき、
logは、10を低とする対数とし、
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜100、
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜100とするとき、
(1−log((B+10)÷10))が負の値の場合では、生成される補正信号Bは0、
(1−log((B+10)÷10))が正の値の場合では、
補正信号B=(20×(R÷100))×(1−log((B+10)÷10))、
である補正信号Bを生成する。
従って、入力されているR(赤)信号とB(青)信号の値に基づき、一意に値が決定される補正信号を生成できる。
この例3Bの補正前の信号と補正後の信号との関係の代表値例を図8に示し、さらに入力されているR(赤)信号とB(青)信号の値に基づき生成される補正信号の代表値例を表1に示す。
Figure 2008286891
さらに又、補正信号の値を決める別な例4Bとして、
ルックアップテーブル方式、つまりデジタル化された階調のデータを任意の階調に補正するために使用される、入力されるR(赤)信号とB(青)信号と、出力である補正信号との対照表を利用することによる所望の補正値により、入力に対する所望の出力特性とする補正値の生成が可能であることであっても一意に値が決定される補正信号を生成できる。
尚、上記例はB補正信号生成手段62Bの例であるが、G補正信号生成手段61Bも同様である。
次に図4を参照して、画像信号補正手段10Cを例に説明を行う。
画像信号補正手段10Cは、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子20、30、40と後段の補正信号生成手段60Cとに接続された検出手段50Cと、
前記入力端子30、40と検出手段50Cと後段の補正手段70Cとの間に介在し接続された補正信号生成手段60Cと、
前記入力端子40と補正信号生成手段60Cと出力端子100とに接続された補正手段70Cと、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、
前記入力端子30に接続された出力端子90と、
前記補正手段70Cに接続された出力端子100とが備えられている。
検出手段50Cは、R基準信号生成手段51Cと、G基準信号生成手段52Cと、B基準信号生成手段53Cと、
入力端子20とR基準信号生成手段51Cと後段の論理積手段57Cとに接続された比較手段54と、
入力端子30とG基準信号生成手段52Cと後段の論理積手段57Cとに接続された比較手段55と、
入力端子40とB基準信号生成手段53Cと後段の論理積手段57Cとに接続された比較手段56と、
前記それぞれの比較手段54、55、56と後段の補正信号生成手段60Cとに接続された論理積手段57Cとを、備える。
比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51Cにて生成されたR用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号がR用の基準信号値以下である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Cにて生成されたG用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号がG用の基準信号値以上である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Cにて生成されたB用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用の基準信号値以下である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
論理積手段57Cは、前記それぞれの比較手段54、55、56の結果を論理積(AND)の演算を行い、その演算結果を補正信号生成手段60Cに出力する。
補正信号生成手段60Cは、
前記入力端子30、40と検出手段50Cの論理積手段57Cと後段の補正手段70CのB補正手段72Cとに接続されたB補正信号生成手段62Cを備え、
入力されるG(緑)信号とB(青)信号と検出手段50Cの論理積手段57Cからの検出結果とに基づき、B補正信号生成手段62Cが補正信号を生成して補正手段70CのB補正手段72Cに出力する。
補正手段70Cは、
入力端子40と補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cと出力端子100とに接続されたB補正手段72Cを備え、
B補正手段72Cは、入力端子40からのB(青)信号に、B補正信号生成手段62Cからの補正信号に基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10Cに、「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0が入力された際に、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正する場合の説明を行う。
尚、R基準信号生成手段51Cは51の値の基準信号を生成し、G基準信号生成手段52Cは230の値の基準信号を生成し、B基準信号生成手段53Cは102の値の基準信号を生成する例とする。
従って、比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51Cにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号が51以下の値である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Cにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号が230以上の値である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Cにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が102以下の値である検出結果を論理積手段57Cに出力する。
さらに、B補正信号生成手段62Cは入力されたG(緑)信号とB(青)信号との値に応じた補正信号を生成するものとする。
画像信号補正手段10Cの入力端子20、30、40には、それぞれR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される。
従って、
R(赤)信号は、検出手段50Cの比較手段54に入力されると共に出力端子80にて出力され、
G(緑)信号は、検出手段50Cの比較手段55と補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cに入力されると共に出力端子90にて出力され、
B(青)信号は、検出手段50Cの比較手段56と補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cと補正手段70CのB補正手段72Cとに入力される。
検出手段50Cには、前記入力端子20、30、40からの画像3原色信号であるR(赤)信号とG(緑)信号とB(青)信号とが入力される。
比較手段54は、R基準信号生成手段51Cからの基準信号(51)と入力されたR(赤)信号とを比較し、R(赤)信号が基準信号である51より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段54は、入力されているR(赤)信号は基準信号である51より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段55は、G基準信号生成手段52Cからの基準信号(230)と入力されたG(緑)信号とを比較し、G(緑)信号が基準信号である230より大きい場合には、”H”の信号を出力し、小さい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段55は、入力されているG(緑)信号は基準信号である230より大きいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段56は、B基準信号生成手段53Cからの基準信号(102)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準信号である102より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号は基準信号である102より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
論理積手段57Cは、前記それぞれの比較手段54、55、56の結果が全て”H”であるため、全ての条件が満たされたことを検出しその結果を補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cに出力する。
補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cは、検出手段50Cの論理積手段57Cからの信号が”H”である検出結果と入力されるG(緑)信号とB(青)信号との値に応じ一意に値が決定される補正信号を生成し、補正手段70CのB補正手段72Cに出力する。
尚、B補正信号生成手段62Cが生成する補正信号の一例として、
BK1は所望する係数であり一例として2.5、
BK2は所望する係数であり一例として5、
入力されるG(緑)信号をG、ただしGは0〜255
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜255とするとき、
(G−(B×BK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Bは0、
(G−(B×BK1))が正の値の場合では、
補正信号B=(G−(B×BK1))÷BK2、
である補正信号Bを生成する。
この例の補正前の信号と補正後の信号との関係の代表値例を図9に示す。
補正手段70CのB補正手段72Cは、入力端子40からのB(青)信号に、前記B補正信号生成手段62Cからの補正信号に基づき補正を行い出力端子100に出力する。
その結果、「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0を検出して、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正することができる。
次に図5を参照して画像信号補正手段10Dを例に、入力されたR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換し、そのY(輝度)信号の値に応じて、B(青)信号を補正する場合の説明を行う。
画像信号補正手段10Dは、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子40と後段の補正信号生成手段60Dとの間に介在し接続された検出手段50Dと、
前記入力端子20、30、40と検出手段50Dと後段の補正手段70Dとに接続された補正信号生成手段60Dと、
前記入力端子40と補正信号生成手段60Dと後段の出力端子100とに接続された補正手段70Dと、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、前記入力端子30に接続された出力端子90と、
前記補正手段70Dに接続された出力端子100とが備えられている。
検出手段50Dは、B基準信号生成手段53Dと、
入力端子40とB基準信号生成手段53Dと後段の補正信号生成手段60Dとに接続された比較手段56と、を備える。
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Dにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用基準信号値以下の値である検出結果を補正信号生成手段60Dに出力する。
補正信号生成手段60Dは、入力端子20、30、40と後段のB補正信号生成手段62Dとに接続され、入力されたR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換する変換手段63Dと、その変換手段63Dと入力端子40と検出手段50Dの比較手段56と後段の補正手段70DのB補正手段72Dとに接続されたB補正信号生成手段62Dと、を備える。
B補正信号生成手段62Dは、検出手段50Dの比較手段56からの検出結果と変換手段63DからのY(輝度)信号と入力端子40から入力されたB(青)信号とに基づき、補正信号を生成して補正手段70DのB補正手段72Dに出力する。
補正手段70Dは、前記入力端子40と補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dと出力端子100とに接続されたB補正手段72Dを備え、
B補正手段72Dは、入力端子40からのB(青)信号に、補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dからの補正信号に基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
出力端子80は、前記入力端子20に接続され、入力端子20からの信号を出力する。
出力端子90は、前記入力端子30に接続され、入力端子30からの信号を出力する。
出力端子100は、前記補正手段70DのB補正手段72Dに接続され補正後の信号を出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10Dに、それぞれR(赤)信号=128(50%)、G(緑)信号=128(50%)、B(青)信号=26(10%)が入力された際に、B(青)信号を補正する場合を、図5を参照して説明を行う。
又、B基準信号生成手段53Dは102(40%)の値の基準信号を生成する例とする。
従って、比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Dにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が102(40%)以下の値である検出結果を、補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dに出力する。
さらにB補正信号生成手段62Dは、Y(輝度)信号とB(青)信号の値に応じて一意に値が決定される補正信号を生成する。
画像信号補正手段10Dに、それぞれR(赤)信号=128(50%)、G(緑)信号=128(50%)、B(青)信号=26(10%)が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される。
R(赤)信号は、補正信号生成手段60Dの変換手段63Dに入力されると共に出力端子80にて出力される。
G(緑)信号は、補正信号生成手段60Dの変換手段63Dに入力されると共に出力端子90にて出力される。
B(青)信号は、検出手段50Dの比較手段56と補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dと変換手段63Dと補正手段70DのB補正手段72Dとに入力される。
検出手段50Dの比較手段56は、B基準信号生成手段53Dからの基準信号(102)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準信号である102より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号が基準信号である102より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
補正信号生成手段60Dの変換手段63Dは、入力端子20、30、40からのR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換し、B補正信号生成手段62Dに出力する。
尚、8bit量子化にて表したRGB信号を、YCbCr信号に変換する変換式の一例としてITU−R BT.601に規定されている、色変換式のY信号に関する式を例として次に示す。
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜255、
入力されるG(緑)信号をG、ただしGは0〜255、
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜255とするとき、
Y=(77×R/256)+(150×G/256)+(29×B/256)
従って、R(赤)信号=128、G(緑)信号=128、B(青)信号=26が入力された際のY(輝度)信号の値は、約116である。
補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dは、前記検出手段50Dの比較手段56からの信号(”H”)と変換手段63DからのY(輝度)信号と入力端子40からのB(青)信号とに基づき、変換手段63DからのY(輝度)信号と入力端子40からのB(青)信号との値に応じて一意に値が決定される補正信号を生成し補正手段72Dへ出力する。
尚、B補正信号生成手段62Dが生成する補正信号の一例として、
BK1は所望する係数であり一例として2.5、
BK2は所望する係数であり一例として5、
入力端子20、30、40からのR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換したY(輝度)信号をY、ただしYは0〜255、
入力されるB(青)信号をBとするとき、
(Y−(B×BK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Bは0、
(Y−(B×BK1))が正の値の場合では、生成される補正信号Bは、
補正信号B=(Y―(B×BK1))÷BK2、
である補正信号を生成する。
従って、補正信号B=((116−(26×2.5))÷5)=約10の補正信号を生成する。
補正手段70Dの補正手段72Dは、入力端子40からのB(青)信号に、B補正信号生成手段62Dからの補正信号に基づき補正を行い出力端子100へ出力する。
その結果、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号を変換したY(輝度)信号の値とB(青)信号との値とに応じた補正信号で、B(青)信号が102以上の場合には補正を行わず、B(青)信号が102未満の低い場合にはB(青)信号を補正することができる。
この一例の入力信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号と変換したY(輝度)信号と補正信号との代表値を表2から表12に示す。
表2は、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号が、0から255まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表3は、R(赤)信号=約26(10%)、G(緑)信号=約26(10%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表4は、R(赤)信号=約51(20%)、G(緑)信号=約51(20%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表5は、R(赤)信号=約77(30%)、G(緑)信号=約77(30%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表6は、R(赤)信号=約102(40%)、G(緑)信号=約102(40%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表7は、R(赤)信号=約128(50%)、G(緑)信号=約128(50%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表8は、R(赤)信号=約153(60%)、G(緑)信号=約153(60%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表9は、R(赤)信号=約179(70%)、G(緑)信号=約179(70%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表10は、R(赤)信号=約204(80%)、G(緑)信号=約204(80%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表11は、R(赤)信号=約230(90%)、G(緑)信号=約230(90%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表12は、R(赤)信号=約255(100%)、G(緑)信号=約255(100%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
尚、入力3原色信号を表す量子化bit数は、8bit以外の所望のbit数であること、若しくは8bit以外の所望のbit数であり、且つ負を表すことが可能なサインビットを備える量子化方法であっても同様な効果が得られる。
さらに、実施例で説明に使用したBK1とBK2とGK1とGK2等の係数は、他の所望する値であっても効果が得られる。
補正信号生成手段は、ルックアップテーブル方式であるデジタル化された階調のデータを任意の階調に補正するために入力と出力の対照表を利用することによる所望の補正値により、入力に対する所望の直線的な出力特性とする補正値、さらに入力に対する所望の曲線的な出力特性とする補正値の生成が可能であることであっても一意に値が決定される補正信号を生成でき同様な効果が得られる。
又、画像信号で表わされる色空間がsRGB表色系と、一意に変換が可能な表色系、例えばRGBA表色系、若しくはYIQ表色系、若しくはYCbCr表色系、若しくはYPbPr表色系、若しくはXYZ表色系、若しくはxyY表色系、若しくはxvYCC表色系、で補正を行うことであっても同様な効果が得られる。
本発明は、画像信号の3原色信号であるR(赤)、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が所望の条件を満たすかを検出する検出手段と、その検出手段の検出結果と前記入力の画像信号の値に応じて補正をかけるための補正信号を生成する補正信号生成手段と、その補正信号生成手段の補正信号に基づき前記入力の画像信号に補正を加え出力する補正手段と、を備えた画像信号の信号補正手段の動作方法であるため、
「濃い赤」であるR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0を検出して、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=51や、短波長(オレンジ)寄りの「朱色」R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=0に補正することができる。
さらに「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0を検出して、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正する事もできる。
さらにB(青)信号が所望する基準値以下の値を検出したとき、R(赤)信号の値に応じた補正信号を生成してB(青)信号の補正を行う事や、G(緑)信号が所望する基準値以下の値を検出したとき、R(赤)信号の値に応じた補正信号を生成してG(緑)信号の補正を行う事もできる。
さらにR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号がそれぞれ所望する基準値との比較により、例えば「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0を検出したとき、G(緑)信号の値に応じた補正信号を生成して、B(青)信号の補正を行い、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正する事もできる。
従って、第1色盲を患う者でも上記の条件では判別が困難であったが、補正を行う事により判別が可能な表示とすることができ、健常者にも上記の条件以外では補正を行わないため違和感の少ない表示を可能とすることを特徴とする表示装置を提供できる。
さらにB(青)信号が所望する基準値以下を検出したとき、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換したY(輝度)信号の値に応じた補正信号を生成して、B(青)信号の補正を行う事もできる。
従って、加齢ととも低下した青色系統の感度を補うため、B(青)信号の値が所望する基準値より低い場合にはB(青)信号を補正し、B(青)信号の値が所望する基準値より高い場合にはB(青)信号を補正しないことにより、高齢者にはB(青)信号の値が低い場合ではB(青)信号を補正しているため見やすくなり、B(青)信号の値が高い場合にはB(青)信号補正しないため高齢者以外の者にも違和感の少ない画像を表示することができることを特徴とする表示装置を提供できる。
本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10の構成を説明するブロック図である。(実施例1) 本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Aの構成を説明するブロック図である。(実施例2) 本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Bの構成を説明するブロック図である。(実施例3) 本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Cの構成を説明するブロック図である。(実施例4) 本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Dの構成を説明するブロック図である。(実施例5) 本発明に係る実施例1と実施例2との補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す例の図である。 本発明に係る実施例3の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す代表値の例の図である。 本発明に係る実施例3の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す図7以外代表値の例の図である。 本発明に係る実施例4の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す一例の図である。
符号の説明
10 画像信号補正手段
10A 画像信号補正手段
10B 画像信号補正手段
10C 画像信号補正手段
10D 画像信号補正手段
20 入力信号R用入力端子
30 入力信号G用入力端子
40 入力信号B用入力端子
50 検出手段
50A 検出手段
50B 検出手段
50C 検出手段
50D 検出手段
51 R基準信号生成手段
51A R基準信号生成手段
51C R基準信号生成手段
52 G基準信号生成手段
52A G基準信号生成手段
52B G基準信号生成手段
52C G基準信号生成手段
53 B基準信号生成手段
53A B基準信号生成手段
53B B基準信号生成手段
53C B基準信号生成手段
53D B基準信号生成手段
54 比較手段
55 比較手段
56 比較手段
57 論理積手段
57A 論理積手段
57C 論理積手段
60 補正信号生成手段
60A 補正信号生成手段
60B 補正信号生成手段
60C 補正信号生成手段
60D 補正信号生成手段
61 G補正信号生成手段
61B G補正信号生成手段
62 B補正信号生成手段
62A B補正信号生成手段
62B B補正信号生成手段
62C B補正信号生成手段
62D B補正信号生成手段
63D 変換手段
70 補正手段
70A 補正手段
70B 補正手段
70C 補正手段
70D 補正手段
71 G補正手段
71B G補正手段
72 B補正手段
72A B補正手段
72B B補正手段
72C B補正手段
72D B補正手段
80 出力信号R用出力端子
90 出力信号G用出力端子
100 出力信号B用出力端子
本発明は、画像信号の3原色信号であるR(赤)、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が所望の条件を満たすかを検出する検出手段と、その検出手段の検出結果と前記入力の画像信号の値に応じて補正をかけるための補正信号を生成する補正信号生成手段と、その補正信号生成手段の補正信号に基づき前記入力の画像信号に補正を加え出力する補正手段と、を備えた画像信号の信号補正手段の動作方法であるため、
「濃い赤」であるR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0を検出して、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=51や、短波長(オレンジ)寄りの「朱色」R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=0に補正することができる。
さらに「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0を検出して、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正する事もできる。
さらにB(青)信号が所望する基準値以下の値を検出したとき、R(赤)信号の値に応じた補正信号を生成してB(青)信号の補正を行う事や、G(緑)信号が所望する基準値以下の値を検出したとき、R(赤)信号の値に応じた補正信号を生成してG(緑)信号の補正を行う事もできる。
さらにR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号がそれぞれ所望する基準値との比較により、例えば「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0を検出したとき、G(緑)信号の値に応じた補正信号を生成して、B(青)信号の補正を行い、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正する事もできる。
従って、第1色盲を患う者でも上記の条件では判別が困難であったが、補正を行う事により判別が可能な表示とすることができ、健常者にも上記の条件以外では補正を行わないため違和感の少ない表示を可能とすることを特徴とする表示装置を提供できる。
さらにB(青)信号が所望する基準値以下を検出したとき、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換したY(輝度)信号の値に応じた補正信号を生成して、B(青)信号の補正を行う事もできる。
従って、加齢と共に低下した青色系統の感度を補うため、B(青)信号の値が所望する基準値より低い場合にはB(青)信号を補正し、B(青)信号の値が所望する基準値より高い場合にはB(青)信号を補正しないことにより、高齢者にはB(青)信号の値が低い場合ではB(青)信号を補正しているため見やすくなり、B(青)信号の値が高い場合にはB(青)信号補正しないため高齢者以外の者にも違和感の少ない画像を表示することができることを特徴とする表示装置を提供できる。
本発明は、表示装置等に利用されている画像信号の信号補正方法に関する。
従来の表示装置は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号にて、被写体の色を忠実に再現する処理が行われていた。
又、画質調整処理として所望の色を調整することが可能であったが、一定の割合で補正を行うことや、特定の色を特定の色に変換すること等が行われている。
尚、表示装置にて一般的に採用されている画像信号としてR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号や、Y(輝度信号)、CbCr(色)信号等がある。これらのR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号等の表し方としては、デジタルで表した一例として8bitで表すと0から255、アナログで表すと0から1の実数、さらに0%から100%等の表し方がある。さらには、xvYCC規格の様な、さらに広い色域を表すことも規格化されている。つまりアナログで表すと0以下の負の実数、若しくは1以上の実数で表わされる色域も利用されている。
以後表記は、特にことわり無き場合は、デジタル8bitで量子化した0〜255で表記する。小数点以下は四捨五入して整数で表すものとする。
この3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を、忠実に再現することは健常者にとっては好ましいことである。
しかし色盲を患う者には、必ずしも色を忠実に再現するのが良いとは限らない。例えば第1色盲を患う者は「濃い赤」(R=255、G=0、B=0)は、ほとんど「黒」に見える。さらに緑は、黄色みがかった暖色系の緑から青みがかった寒色系の緑まで、様々な色あいがある。この中で暖色系の濃い緑は、色盲の人には茶色とほとんど見分けがつかない。鮮やかな緑である抹茶色は、色盲の人には真っ茶色に見えることがある。日本の夏の広葉樹林の深い緑も、茶色と見分けがつかない。
さらに、視覚の基本特性である分光視感度特性は加齢とともに短波長側、すなわち青色系統の感度が低下する。このため高齢者は青色系統の色画像が見づらいものである。
又、あらかじめ登録された色盲 および色弱者にとって誤認傾向のある色に関する情報を参照して、入力された画像データに誤認要因となる色が含まれているか判断し画像データの色を所定の色に変換する考案がされている。
特開2004−266821 特開2006−246072
3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を、忠実に再現することは健常者にとっては好ましいことである。
しかし色盲を患う者には、必ずしも色を忠実に再現するのが良いとは限らない。
例えば第1色盲を患う者は「濃い赤」(R=255、G=0、B=0)は、ほとんど「黒」に見える。この「濃い赤」は使わずに、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」(R=255、G=51、B=51)や短波長(オレンジ)寄りの「朱色」(R=255、G=51、B=0)を使うと,同じ赤でも緑視物質や青視物質を刺激することが可能となり、黒と分別が可能になる。例えば黒い文字列の中でも「明るい赤」の文字であれば強調され、暗い背景の中でも文字が読めるようになる。
さらに緑は、黄色みがかった暖色系の緑から青みがかった寒色系の緑まで、様々な色あいがある。この中で暖色系の濃い緑は、色盲の人には茶色とほとんど見分けがつかない。鮮やかな緑である抹茶色は、色盲の人には真っ茶色に見えることがある。日本の夏の広葉樹林の深い緑も、茶色と見分けがつかない。一方道路標識の緑のように青みが強い緑は、茶色と間違えにくい。また明るい緑は,暖色系だと黄色や赤と間違えることがあるが、青みが強ければ間違えにくい。
道路標識や交通信号は、同じ緑でも青みの強い色に限ることが定められている。
又、視覚の基本特性である分光視感度特性は加齢とともに短波長側、すなわち青色系統の感度が低下する。このため高齢者は青色系統の色画像が見づらいものである。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、視覚に病を患う者に見やすい画像に補正して表示することや、高齢者の青色系統の色画像が見づらいものを補正して表示し、且つ健常者にとっても違和感の少ない表示を可能とすること、が可能な表示装置のための信号補正方法の提供を目的とする。
つまり、画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望の条件つまり上記の不具合の条件に合致するとき、それぞれの信号の値に応じて補正量を変えて補正することができる信号補正方法である。
本発明は、入力される画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、視覚に病を患う者が認識し難い色の条件に合致するかを検出し、その条件に合致することが検出された際は、入力される画像信号の値に応じて補正をかけるための補正信号を生成し、入力の画像信号に補正を行い出力することを最も主要な特徴とする。その詳細は以下に示す。
請求項1に記載の発明は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
R(赤)信号用の所望する基準信号を生成するR基準信号生成手段と
G(緑)信号用の所望する基準信号を生成するG基準信号生成手段と
B(青)信号用の所望する基準信号を生成するB基準信号生成手段と
前記R入力端子とR基準信号生成手段とに接続されたR比較手段と
前記G入力端子とG基準信号生成手段とに接続されたG比較手段と
前記B入力端子とB基準信号生成手段とに接続されたB比較手段と
それぞれの比較手段の結果の論理積の演算を行う論理積手段とを備え、
前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準信号生成手段にて生成された基準信号とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記R入力端子とG入力端子と検出手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号とG(緑)信号と検出結果とに基づき補正をかけるための、G(緑)信号用の補正信号を生成するG補正信号生成手段と、
前記R入力端子とB入力端子と検出手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号とB(青)信号と検出結果とに基づき補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段と、を備える補正信号生成手段と、
前記G入力端子と検出手段とG補正信号生成手段とに接続され、検出結果と補正信号とに基づきG入力端子から入力されるG(緑)信号の補正を行うG補正手段と、
前記B入力端子と検出手段とB補正信号生成手段とに接続され、検出結果と補正信号とに基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段と、を備える補正手段と、
前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
前記G補正手段に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段が、所望する条件である
入力されるR(赤)信号がR基準信号生成手段で生成される基準信号の値より大きく、且つ、
入力されるG(緑)信号がG基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さく、且つ、
入力されるB(青)信号がB基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段のG補正信号生成手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、検出手段からの所望する条件が満たされない場合には補正信号は生成せず、検出手段からの所望する条件が満たされた場合には補正信号を生成し、且つ、入力されるR(赤)信号の値とG(緑)信号の値とに応じて一意に値が決定される、つまりR(赤)信号の値とG(緑)信号の値との大小に関連して補正信号の値の大小が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、検出手段からの所望する条件が満たされない場合には補正信号は生成せず、検出手段からの所望する条件が満たされた場合には補正信号を生成し、且つ、入力されるR(赤)信号の値とB(青)信号の値とに応じて一意に値が決定される、つまりR(赤)信号の値とB(青)信号の値との大小に関連して補正信号の値の大小が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のG補正手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果とG補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力信号のG(緑)信号を前記G補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のG(緑)信号を出力するステップ、
当該補正手段のB補正手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果とB補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力信号のB(青)信号を前記B補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、R(赤)信号の値とG(緑)信号の値とに応じた補正や、R(赤)信号の値とB(青)信号の値とに応じた補正を、行う事ができる。
従って、「濃い赤」であるR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0を検出して、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」例えば、R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B信号(青)=51や、短波長(オレンジ)寄りの「朱色」(R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=0)に補正することができる。
請求項2に記載の発明は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
G(緑)信号用の所望する基準信号を生成するG基準信号生成手段と
B(青)信号用の所望する基準信号を生成するB基準信号生成手段と
前記G入力端子とG基準信号生成手段とに接続されたG比較手段と
前記B入力端子とB基準信号生成手段とに接続されたB比較手段と、を備え、
前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準信号生成手段にて生成された基準信号とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記R入力端子とG入力端子と検出手段のG比較手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号とG(緑)信号と検出結果とにより補正をかけるための、G(緑)信号用の補正信号を生成するG補正信号生成手段と、
前記R入力端子とB入力端子と検出手段のB比較手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号とB(青)信号と検出結果とにより補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段と、を備える補正信号生成手段と、
前記G補正信号生成手段とG入力端子とに接続され、G補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきG入力端子から入力されるG(緑)信号の補正を行うG補正手段と、
前記B補正信号生成手段とB入力端子とに接続され、B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段と、を備える補正手段と、
前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
前記G補正手段に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段のG比較手段が、所望する条件である入力されるG(緑)信号がG基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さいことを検出し、その検出結果をG補正信号生成手段に出力するステップと、
当該検出手段のB比較手段が、所望する条件である入力されるB(青)信号がB基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さいことを検出し、その検出結果をB補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段のG補正信号生成手段が、前記検出手段のG比較手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、入力されるG(緑)信号がG(緑)信号用の基準信号より大きい場合には補正信号は生成せず、入力されるG(緑)信号がG(緑)信号用の基準信号より小さい場合には補正信号を生成し、且つ、入力されるR(赤)信号の値とG(緑)信号の値とに応じて一意に値が決定される、つまりR(赤)信号の値とG(緑)信号の値との大小に関連して補正信号の値の大小が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記検出手段のB比較手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、入力されるB(青)信号がB(青)信号用の基準信号より大きい場合には補正信号は生成せず、入力されるB(青)信号がB(青)信号用の基準信号より小さい場合には補正信号を生成し、且つ、入力されるR(赤)信号の値とB(青)信号の値とに応じて一意に値が決定される、つまりR(赤)信号の値とB(青)信号の値との大小に関連して補正信号の値の大小が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のG補正手段が、前記G補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたG(緑)信号を前記G補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のG(緑)信号を出力するステップ、
当該補正手段のB補正手段が、前記B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたB(青)信号を前記B補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、画像信号の3原色信号であるR(赤)、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、それぞれの信号の値に応じて補正量を変えて補正することができる。
つまりG(緑)信号が所望する基準信号値以下を検出したときには、R(赤)信号の値とG(緑)信号の値とに応じた値の補正を行う事ができる。
さらにB(青)信号が所望する基準信号値以下を検出したときには、R(赤)信号の値とB(青)信号の値とに応じた値の補正を行う事ができる。
請求項3に記載の発明は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
R(赤)信号用の所望する基準信号を生成するR基準信号生成手段と
G(緑)信号用の所望する基準信号を生成するG基準信号生成手段と
B(青)信号用の所望する基準信号を生成するB基準信号生成手段と
前記R入力端子とR基準信号生成手段とに接続されたR比較手段と
前記G入力端子とG基準信号生成手段とに接続されたG比較手段と
前記B入力端子とB基準信号生成手段とに接続されたB比較手段と
それぞれの比較手段の結果の論理積の演算を行う論理積手段と、を備え、
前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準信号生成手段にて生成された基準信号とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記G入力端子とB入力端子と検出手段とに接続され、その入力端子から入力されるG(緑)信号とB(青)信号と検出結果とに基づき補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段を備える補正信号生成手段と、
前記B入力端子とB補正信号生成手段とに接続され、B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段を備える補正手段と、
前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
前記G入力端子に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、
を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段が、所望する条件である、
入力されるR(赤)信号がR基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さく、且つ、
入力されるG(緑)信号がG基準信号生成手段で生成される基準信号の値より大きく、且つ、
入力されるB(青)信号がB基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、検出手段からの所望する条件が満たされない場合には補正信号は生成せず、検出手段からの所望する条件が満たされた場合には補正信号を生成し、且つ、入力されるG(緑)信号の値とB(青)信号の値とに応じて一意に値が決定される、つまりG(緑)信号の値とB(青)信号の値との大小に関連して補正信号の値の大小が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のB補正手段が、前記B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたB(青)信号をB補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、その補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、入力されるG(緑)信号の値とB(青)信号の値とに応じて補正量を変えて補正することができる。
つまり、「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0を検出したとき、G(緑)信号とB(青)信号との値に応じた補正信号を生成してB(青)信号の補正を行い、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正する事もできる。
請求項4に記載の発明は、3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
B(青)信号用の所望する基準信号を生成するB基準信号生成手段と、前記B入力端子とB基準信号生成手段とに接続された比較手段と、を備え、
B入力端子から入力されたB(青)信号と、B基準信号生成手段にて生成された基準信号とを比較し、入力されたB(青)信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
前記R入力端子とG入力端子とB入力端子と検出手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からY(輝度)信号に変換する変換手段と、その変換手段により変換したY(輝度)信号とB(青)信号と前記検出手段の検出結果とに基づき補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段と、を備える補正信号生成手段と、
前記B補正信号生成手段とB入力端子とに接続され、B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段を備える補正手段と、
R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
G入力端子に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、
を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
当該検出手段が、所望する条件である入力されるB(青)信号がB基準信号生成手段で生成される基準信号の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段のB補正信号生成手段に出力するステップと、
当該補正信号生成手段の変換手段が、入力端子から入力されるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換し、その変換したY(輝度)信号を出力するステップと、
当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記検出手段のB比較手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、入力される画像信号のB(青)信号がB(青)信号用の基準信号より大きい場合には補正信号は生成せず、入力される画像信号のB(青)信号がB(青)信号用の基準信号より小さい場合に補正信号を生成し、且つ、入力される画像信号のR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換して得られたY(輝度)信号の値とB(青)信号の値とに応じて一意に値が決定される、つまりY(輝度)信号の値とB(青)信号の値との大小に関連して補正信号の値の大小が決定される補正信号を生成するステップと、
当該補正手段のB補正手段が、前記B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたB(青)信号を前記B補正信号生成手段が生成した補正信号にて補正して、その補正後のB(青)信号を出力するステップ、
を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法である。
この発明により、B(青)信号が所望する基準信号値以下を検出したとき、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換したY(輝度)信号の値とB(青)信号の値とに応じた値の補正を行う事ができる。
本発明は、画像信号の3原色信号であるR(赤)、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が所望の条件を満たすかを検出する検出手段と、その検出手段の検出結果と前記入力の画像信号の値に応じて補正をかけるための補正信号を生成する補正信号生成手段と、その補正信号生成手段の補正信号に基づき前記入力の画像信号に補正を加え出力する補正手段と、を備えた画像信号の信号補正手段の動作方法であるため、
画像信号の3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、R(赤)信号の値とG(緑)信号の値とに応じた補正信号を生成してG(緑)信号の補正を行う事や、R(赤)信号の値とB(青)信号の値とに応じた補正信号を生成してB(青)信号の補正を行う事ができる。従って、「濃い赤」であるR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0を検出して、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)号=51や、短波長(オレンジ)寄りの「朱色」R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=0に補正することができる。
さらにG(緑)信号が所望する基準信号値以下を検出したとき、R(赤)信号の値とG(緑)信号の値とに応じた補正信号を生成してG(緑)信号の補正を行う事や、B(青)信号が所望する基準信号値以下を検出したとき、R(赤)信号とB(青)信号の値との値に応じた補正信号を生成してB(青)信号の補正を行う事もできる。
さらにR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号がそれぞれ所望する基準値との比較により、例えば「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0を検出したとき、G(緑)信号とB(青)信号との値に応じた補正信号を生成してB(青)信号の補正を行い、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正する事もできる。
さらにB(青)信号が所望する基準信号値以下を検出したときの、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換したY(輝度)信号の値に応じたB(青)信号の補正を行う事もできる。
3原色の入力信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号が、所望する条件に合致するかを検出し、その検出結果に基づき補正信号を生成し、その前記補正信号に基づき前記入力の画像信号に補正を加え出力することで実現した。
以下に、本発明の実施の形態例を詳細に説明する。しかし、この実施の形態例によって、この発明が限定されるものではない。先ず、最初に図面について簡単に説明を行う。
図1は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10の構成を説明するブロック図である。
図2は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Bの構成を説明するブロック図である。
図3は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Cの構成を説明するブロック図である。
図4は、本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Dの構成を説明するブロック図である。
図5は、本発明に係る実施例1と実施例2の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す一例の図である。
図6は、本発明に係る実施例2の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す図5以外の一例の図である。
図7は、本発明に係る実施例3の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す一例の図である。
先ず図1を参照して、画像信号補正手段10を例に説明を行う。
画像信号補正手段10は、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子20、30、40と後段の補正信号生成手段60と補正手段70とに接続された検出手段50と、
入力端子20、30、40と検出手段50と後段の補正手段70とに接続された補正信号生成手段60と、
前記入力端子30、40と検出手段50と補正信号生成手段60と出力端子90、100とに接続された補正手段70と、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、前記補正手段70に接続された出力端子90、100とが備えられている。
検出手段50は、R基準信号生成手段51と、G基準信号生成手段52と、B基準信号生成手段53と、
入力端子20とR基準信号生成手段51と後段の論理積手段57とに接続された比較手段54と、
入力端子30とG基準信号生成手段52と後段の論理積手段57とに接続された比較手段55と、
入力端子40とB基準信号生成手段53と後段の論理積手段57とに接続された比較手段56と、
前記それぞれの比較手段54、55、56と後段の補正信号生成手段60と補正手段70とに接続された論理積手段57とを、備える。
比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51にて生成されたR用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号がR用の基準信号値以上である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52にて生成されたG用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号がG用の基準信号値以下である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53にて生成されたB用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用の基準信号値以下である検出結果を論理積手段57に出力し、
論理積手段57は、前記それぞれの比較手段54、55、56からの結果を論理積(AND)の演算を行い、その演算結果を補正信号生成手段60と補正手段70とに出力する。
補正信号生成手段60は、
前記入力端子20と入力端子30と検出手段50の論理積手段57と後段の補正手段70のG補正手段71とに接続されたG補正信号生成手段61と、
前記入力端子20と入力端子40と検出手段50の論理積手段57と後段の補正手段70のB補正手段72とに接続されたB補正信号生成手段62とを備え、
G補正信号生成手段61が、入力端子20から入力されるR(赤)信号と入力端子30から入力されるG(緑)信号と論理積手段57からの検出結果とに基づき、補正信号を生成してG補正手段71に出力し、
B補正信号生成手段62が、入力端子20から入力されるR(赤)信号と入力端子40から入力されるB(青)信号と論理積手段57からの検出結果とに基づき、補正信号を生成してB補正手段72に出力する。
補正手段70は、
入力端子30と検出手段50の論理積手段57と補正信号生成手段60のG補正信号生成手段61と出力端子90とに接続されたG補正手段71と、
入力端子40と検出手段50の論理積手段57と補正信号生成手段60のB補正信号生成手段62と出力端子100とに接続されたB補正手段72とを備え、
G補正手段71は、入力端子30からのG(緑)信号に、論理積手段57からの検出結果の信号とG補正信号生成手段61からの補正信号とに基づき補正を行い補正後の信号を出力端子90に出力し、
B補正手段72は、入力端子40からのB(青)信号に、論理積手段57からの検出結果の信号とB補正信号生成手段62からの補正信号とに基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10に、「濃い赤」であるR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0が入力された際に、R(赤)信号はそのままで、G(緑)信号=51、B(青)信号=51に補正する場合を、図1を参照して説明を行う。
又、R基準信号生成手段51は230の基準信号を生成し、G基準信号生成手段52とB基準信号生成手段53とは51の基準信号を生成する例とする。
従って、
比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51にて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号が230以上の値である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52にて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号が51以下の値である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53にて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が51以下の値である検出結果を論理積手段57に出力する。
さらにG補正信号生成手段61は、R(赤)信号とG(緑)信号の値に応じた補正信号を生成し、B補正信号生成手段62は、R(赤)信号とB(青)信号との値に応じた補正信号を生成する。
画像信号補正手段10の入力端子20、30、40には、それぞれR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される。
従って、
R(赤)信号は、検出手段50の比較手段54と補正信号生成手段60のG補正信号生成手段61とB補正信号生成手段62とに入力されと共に出力端子80にて出力され、
G(緑)信号は、検出手段50の比較手段55と補正信号生成手段60のG補正信号生成手段61と補正手段70のG補正手段71とに入力され、
B(青)信号は、検出手段50の比較手段56と補正信号生成手段60のB補正信号生成手段62と補正手段70のB補正手段72とに入力される。
検出手段50には、前記入力端子20、30、40からの画像3原色信号であるR(赤)信号とG(緑)信号とB(青)信号とが入力される。
比較手段54は、R基準信号生成手段51からの基準信号(230)と入力されたR(赤)信号とを比較し、R(赤)信号が基準信号である230より大きい場合には”H”の信号を出力し、小さい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段54は、入力されているR(赤)信号は基準信号である230より大きいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段55は、G基準信号生成手段52からの基準信号(51)と入力されたG(緑)信号とを比較し、G(緑)信号が基準信号である51より小さい場合には”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段55は、入力されているG(緑)信号は基準信号である51より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段56は、B基準信号生成手段53からの基準信号(51)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準信号である51より小さい場合には”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号は基準信号である51より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
論理積手段57は、前記それぞれの比較手段54、55、56の結果が全て”H”であるため、全ての条件が満たされたことを検出しその結果を補正信号生成手段60のG補正信号生成手段61とB補正信号生成手段62と補正手段70のG補正手段71とB補正手段72とに出力する。
補正信号生成手段60のG補正信号生成手段61は、前記検出手段50の論理積手段57からの信号が”H”である検出結果と入力されているR(赤)信号とG(緑)信号の値とに基づき、一意に値が決定される補正信号を生成し、補正手段70のG補正手段71に出力する。
尚、G補正信号生成手段61が生成する補正信号の例として、
GK1は所望する係数であり一例として2.5、
GK2は所望する係数であり一例として5、
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜255、
入力されるG(緑)信号をG、ただしGは0〜255とするとき、
(R−(G×GK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Gは0、
(R−(G×GK1))が正の値の場合では、
補正信号G=(R−(G×GK1))÷GK2、
である補正信号Gを生成する。
補正信号生成手段60のB補正信号生成手段62は、前記検出手段50の論理積手段57からの信号が”H”である検出結果と入力されているR(赤)信号とB(青)信号の値とに基づき、一意に値が決定される補正信号を生成し、補正手段70のB補正手段72に出力する。
尚、B補正信号生成手段62が生成する補正信号の例として、
BK1は所望する係数であり一例として2.5、
BK2は所望する係数であり一例として5、
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜255、
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜255とするとき、
(R−(B×BK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Bは0、
(R−(B×BK1))が正の値の場合では、
補正信号B=(R−(B×BK1))÷BK2、
である補正信号Bを生成する。
補正手段70のG補正手段71は、入力端子30からのG(緑)信号に、前記検出手段50の論理積手段57からの検出結果の情報とG補正信号生成手段61からの補正信号とに基づき補正を行い、補正後の信号を出力端子90に出力する。
補正手段70のB補正手段72は、入力端子40からのB(青)信号に、前記検出手段50の論理積手段57からの検出結果の情報とB補正信号生成手段62からの補正信号とに基づき補正を行い、補正後の信号を出力端子100に出力する。
その結果、「濃い赤」であるR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0が入力された際に、R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=51に補正することができる。
尚、画像信号補正手段10による入力G(緑)信号と出力G(緑)信号との関係、若しくは、入力B(青)信号と出力B(青)信号との関係である、補正前の入力信号と補正後の出力信号との関係を図5に示す。
次に図2を参照して、画像信号補正手段10Bを例に、R(赤)信号の値に対応してG(緑)信号を補正する、若しくはR(赤)信号の値に対応してB(青)信号を補正する場合の説明を行う。
画像信号補正手段10Bは、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子30、40と後段の補正信号生成手段60Bとの間に介在し接続された検出手段50Bと、
前記入力端子20、30、40と検出手段50Bと後段の補正手段70Bとに接続された補正信号生成手段60Bと、
前記入力端子30、40と補正信号生成手段60Bと出力端子90、100とに接続された補正手段70Bと、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、
前記補正手段70Bに接続された出力端子90、100とが備えられている。
検出手段50Bは、G基準信号生成手段52Bと、B基準信号生成手段53Bと、
入力端子30とG基準信号生成手段52Bと後段の補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61Bとに接続された比較手段55と、
入力端子40とB基準信号生成手段53Bと後段の補正信号生成手段60BのB補正信号生成手段62Bとに接続された比較手段56と、を備える。
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Bにて生成されたG用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号がG用の基準信号値以下の値である検出結果を補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61Bに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Bにて生成されたB用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用の基準信号値以下の値である検出結果を補正信号生成手段60BのB補正信号生成手段62Bに出力する。
補正信号生成手段60Bは、
前記入力端子20、30と検出手段50Bの比較手段55と後段の補正手段70BのG補正手段71Bとに接続されたG補正信号生成手段61Bと
前記入力端子20、40と検出手段50Bの比較手段56と後段の補正手段70BのB補正手段72Bとに接続されたB補正信号生成手段62Bとを備え、
G補正信号生成手段61Bは、R(赤)信号とG(緑)信号と検出手段50Bの比較手段55からの検出結果とに基づき補正信号を生成してG補正手段71Bに出力し、
B補正信号生成手段62Bは、R(赤)信号とB(青)信号と検出手段50Bの比較手段56からの検出結果とに基づき補正信号を生成してB補正手段72Bに出力する。
補正手段70Bは、
入力端子30とG補正信号生成手段61Bと出力端子90とに接続されたG補正手段71Bと、
入力端子40とB補正信号生成手段62Bと出力端子100とに接続されたB補正手段72Bとを備え、
G補正手段71Bは、入力端子30からのG(緑)信号にG補正信号生成手段61Bからの補正信号に基づき補正を行い補正後の信号を出力端子90に出力し、
B補正手段72Bは、入力端子40からのB(青)信号にB補正信号生成手段62Bからの補正信号に基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10Bに、それぞれR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0が入力された際に、G(緑)信号とB(青)信号とを補正する場合を、図2を参照して説明を行う。
又、G基準信号生成手段52BとB基準信号生成手段53Bとは102の値の基準信号を生成する例とする。
従って、比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Bにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号が102以下の値である検出結果をG補正信号生成手段61Bに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Bにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が102以下の値である検出結果をB補正信号生成手段62Bに出力する。
さらにG補正信号生成手段61Bは、R(赤)信号とG(緑)信号の値に応じた補正信号を生成し、B補正信号生成手段62Bは、R(赤)信号とB(青)信号との値に応じた補正信号を生成する。
画像信号補正手段10Bの入力端子20、30、40には、それぞれR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される。
従って
R(赤)信号は、補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61BとB補正信号生成手段62Bとに入力され、さらに出力端子80にて出力される。
G(緑)信号は、検出手段50Bの比較手段55と補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61Bと補正手段70BのG補正手段71Bとに入力される。
B(青)信号は、検出手段50Bの比較手段56と補正信号生成手段60BのB補正信号生成手段62Bと補正手段70BのB補正手段72Bとに入力される。
検出手段50Bには、前記入力端子30、40からのG(緑)信号とB(青)信号が入力される。
比較手段55は、G基準信号生成手段52Bからの基準信号(102)と入力されたG(緑)信号とを比較し、G(緑)信号が基準信号である102より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段55は、入力されているG(緑)信号が基準信号である102より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段56は、B基準信号生成手段53Bからの基準信号(102)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準信号である102より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号が基準信号である102より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
補正信号生成手段60BのG補正信号生成手段61Bは、前記検出手段50Bの比較手段55からの信号が”H”である検出結果と入力されているR(赤)信号とG(緑)信号の値に基づき、一意に値が決定される補正信号を生成し、補正手段70BのG補正手段71Bに出力する。
尚、G補正信号生成手段61Bが生成する補正信号の例1Bとして、
GK1は所望する係数であり一例として2.5、
GK2は所望する係数であり一例として5、
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜255、
入力されるG(緑)信号をG、ただしGは0〜255とするとき、
(R−(G×GK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Gは0、
(R−(G×GK1))が正の値の場合では、
補正信号G=(R−(G×GK1))÷GK2、
である補正信号Gを生成する。
この例1Bの補正前の信号と補正後の信号との関係の代表値例を図5に示す。
補正信号生成手段60BのB補正信号生成手段62Bは、前記検出手段50の比較手段56からの信号が”H”である検出結果と入力されているR(赤)信号とB(青)信号の値に基づき、一意に値が決定される補正信号を生成し、補正手段70BのB補正手段72Bに出力する。
尚、B補正信号生成手段62Bが生成する補正信号の例2Bとして、
BK1は所望する係数であり一例として2.5、
BK2は所望する係数であり一例として5、
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜255、
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜255とするとき、
(R−(B×BK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Bは0、
(R−(B×BK1))が正の値の場合では、
補正信号B=(R−(B×BK1))÷BK2、
である補正信号Bを生成する。
この例2Bの補正前の信号と補正後の信号との関係の代表値例を図5に示す。
補正手段70BのG補正手段71Bは、入力端子30からのG(緑)信号に、G補正信号生成手段61Bからの補正信号に基づき補正を行い出力端子90に出力する。
補正手段70BのB補正手段72Bは、入力端子40からのB(青)信号に、B補正信号生成手段62Bからの補正信号に基づき補正を行い出力端子100に出力する。
その結果、R(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0が入力された際に、R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=51に補正することができる。
従って、図5のごとくR(赤)信号の値に対応したG(緑)信号、若しくはB(青)信号に補正することができる。
さらに又、補正信号の値を決める別な例3Bとして、
比較手段の結果とは無関係に、入力されるR(赤)信号と入力されるB(青)信号とに基づき、
logは、10を低とする対数とし、
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜100、
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜100とするとき、
(1−log((B+10)÷10))が負の値の場合では、生成される補正信号Bは0、
(1−log((B+10)÷10))が正の値の場合では、
補正信号B=(20×(R÷100))×(1−log((B+10)÷10))、
である補正信号Bを生成する。
従って、入力されているR(赤)信号とB(青)信号の値に基づき、一意に値が決定される補正信号を生成できる。
この例3Bの補正前の信号と補正後の信号との関係の代表値例を図6に示し、さらに入力されているR(赤)信号とB(青)信号の値に基づき生成される補正信号の代表値例を表1に示す。
Figure 2008286891
尚、上記例はB補正信号生成手段62Bの例であるが、G補正信号生成手段61Bも同様である。
次に図3を参照して、画像信号補正手段10Cを例に説明を行う。
画像信号補正手段10Cは、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子20、30、40と後段の補正信号生成手段60Cとに接続された検出手段50Cと、
前記入力端子30、40と検出手段50Cと後段の補正手段70Cとの間に介在し接続された補正信号生成手段60Cと、
前記入力端子40と補正信号生成手段60Cと出力端子100とに接続された補正手段70Cと、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、
前記入力端子30に接続された出力端子90と、
前記補正手段70Cに接続された出力端子100とが備えられている。
検出手段50Cは、R基準信号生成手段51Cと、G基準信号生成手段52Cと、B基準信号生成手段53Cと、
入力端子20とR基準信号生成手段51Cと後段の論理積手段57Cとに接続された比較手段54と、
入力端子30とG基準信号生成手段52Cと後段の論理積手段57Cとに接続された比較手段55と、
入力端子40とB基準信号生成手段53Cと後段の論理積手段57Cとに接続された比較手段56と、
前記それぞれの比較手段54、55、56と後段の補正信号生成手段60Cとに接続された論理積手段57Cとを、備える。
比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51Cにて生成されたR用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号がR用の基準信号値以下である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Cにて生成されたG用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号がG用の基準信号値以上である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Cにて生成されたB用の基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用の基準信号値以下である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
論理積手段57Cは、前記それぞれの比較手段54、55、56の結果を論理積(AND)の演算を行い、その演算結果を補正信号生成手段60Cに出力する。
補正信号生成手段60Cは、
前記入力端子30、40と検出手段50Cの論理積手段57Cと後段の補正手段70CのB補正手段72Cとに接続されたB補正信号生成手段62Cを備え、
入力されるG(緑)信号とB(青)信号と検出手段50Cの論理積手段57Cからの検出結果とに基づき、B補正信号生成手段62Cが補正信号を生成して補正手段70CのB補正手段72Cに出力する。
補正手段70Cは、
入力端子40と補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cと出力端子100とに接続されたB補正手段72Cを備え、
B補正手段72Cは、入力端子40からのB(青)信号に、B補正信号生成手段62Cからの補正信号に基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10Cに、「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0が入力された際に、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正する場合の説明を行う。
尚、R基準信号生成手段51Cは51の値の基準信号を生成し、G基準信号生成手段52Cは230の値の基準信号を生成し、B基準信号生成手段53Cは102の値の基準信号を生成する例とする。
従って、比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51Cにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号が51以下の値である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52Cにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号が230以上の値である検出結果を論理積手段57Cに出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Cにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が102以下の値である検出結果を論理積手段57Cに出力する。
さらに、B補正信号生成手段62Cは入力されたG(緑)信号とB(青)信号との値に応じた補正信号を生成するものとする。
画像信号補正手段10Cの入力端子20、30、40には、それぞれR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される。
従って、
R(赤)信号は、検出手段50Cの比較手段54に入力されると共に出力端子80にて出力され、
G(緑)信号は、検出手段50Cの比較手段55と補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cに入力されると共に出力端子90にて出力され、
B(青)信号は、検出手段50Cの比較手段56と補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cと補正手段70CのB補正手段72Cとに入力される。
検出手段50Cには、前記入力端子20、30、40からの画像3原色信号であるR(赤)信号とG(緑)信号とB(青)信号とが入力される。
比較手段54は、R基準信号生成手段51Cからの基準信号(51)と入力されたR(赤)信号とを比較し、R(赤)信号が基準信号である51より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段54は、入力されているR(赤)信号は基準信号である51より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段55は、G基準信号生成手段52Cからの基準信号(230)と入力されたG(緑)信号とを比較し、G(緑)信号が基準信号である230より大きい場合には、”H”の信号を出力し、小さい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段55は、入力されているG(緑)信号は基準信号である230より大きいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段56は、B基準信号生成手段53Cからの基準信号(102)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準信号である102より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号は基準信号である102より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
論理積手段57Cは、前記それぞれの比較手段54、55、56の結果が全て”H”であるため、全ての条件が満たされたことを検出しその結果を補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cに出力する。
補正信号生成手段60CのB補正信号生成手段62Cは、検出手段50Cの論理積手段57Cからの信号が”H”である検出結果と入力されるG(緑)信号とB(青)信号との値に応じ一意に値が決定される補正信号を生成し、補正手段70CのB補正手段72Cに出力する。
尚、B補正信号生成手段62Cが生成する補正信号の一例として、
BK1は所望する係数であり一例として2.5、
BK2は所望する係数であり一例として5、
入力されるG(緑)信号をG、ただしGは0〜255
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜255とするとき、
(G−(B×BK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Bは0、
(G−(B×BK1))が正の値の場合では、
補正信号B=(G−(B×BK1))÷BK2、
である補正信号Bを生成する。
この例の補正前の信号と補正後の信号との関係の代表値例を図7に示す。
補正手段70CのB補正手段72Cは、入力端子40からのB(青)信号に、前記B補正信号生成手段62Cからの補正信号に基づき補正を行い出力端子100に出力する。
その結果、「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0を検出して、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正することができる。
次に図4を参照して画像信号補正手段10Dを例に、入力されたR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換し、そのY(輝度)信号の値に応じて、B(青)信号を補正する場合の説明を行う。
画像信号補正手段10Dは、
画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力される入力端子20と、
画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力される入力端子30と、
画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される入力端子40と、
その入力端子40と後段の補正信号生成手段60Dとの間に介在し接続された検出手段50Dと、
前記入力端子20、30、40と検出手段50Dと後段の補正手段70Dとに接続された補正信号生成手段60Dと、
前記入力端子40と補正信号生成手段60Dと後段の出力端子100とに接続された補正手段70Dと、
前記入力端子20に接続された出力端子80と、前記入力端子30に接続された出力端子90と、
前記補正手段70Dに接続された出力端子100とが備えられている。
検出手段50Dは、B基準信号生成手段53Dと、
入力端子40とB基準信号生成手段53Dと後段の補正信号生成手段60Dとに接続された比較手段56と、を備える。
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Dにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号がB用基準信号値以下の値である検出結果を補正信号生成手段60Dに出力する。
補正信号生成手段60Dは、入力端子20、30、40と後段のB補正信号生成手段62Dとに接続され、入力されたR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換する変換手段63Dと、その変換手段63Dと入力端子40と検出手段50Dの比較手段56と後段の補正手段70DのB補正手段72Dとに接続されたB補正信号生成手段62Dと、を備える。
B補正信号生成手段62Dは、検出手段50Dの比較手段56からの検出結果と変換手段63DからのY(輝度)信号と入力端子40から入力されたB(青)信号とに基づき、補正信号を生成して補正手段70DのB補正手段72Dに出力する。
補正手段70Dは、前記入力端子40と補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dと出力端子100とに接続されたB補正手段72Dを備え、
B補正手段72Dは、入力端子40からのB(青)信号に、補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dからの補正信号に基づき補正を行い補正後の信号を出力端子100に出力する。
出力端子80は、前記入力端子20に接続され、入力端子20からの信号を出力する。
出力端子90は、前記入力端子30に接続され、入力端子30からの信号を出力する。
出力端子100は、前記補正手段70DのB補正手段72Dに接続され補正後の信号を出力する。
上記のように構成された画像信号補正手段10Dに、それぞれR(赤)信号=128(50%)、G(緑)信号=128(50%)、B(青)信号=26(10%)が入力された際に、B(青)信号を補正する場合を、図4を参照して説明を行う。
又、B基準信号生成手段53Dは102(40%)の値の基準信号を生成する例とする。
従って、比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53Dにて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が102(40%)以下の値である検出結果を、補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dに出力する。
さらにB補正信号生成手段62Dは、Y(輝度)信号とB(青)信号の値に応じて一意に値が決定される補正信号を生成する。
画像信号補正手段10Dに、それぞれR(赤)信号=128(50%)、G(緑)信号=128(50%)、B(青)信号=26(10%)が入力される。
入力端子20には、画像信号の赤色成分であるR(赤)信号が入力され、
入力端子30には、画像信号の緑色成分であるG(緑)信号が入力され、
入力端子40には、画像信号の青色成分であるB(青)信号が入力される。
R(赤)信号は、補正信号生成手段60Dの変換手段63Dに入力されると共に出力端子80にて出力される。
G(緑)信号は、補正信号生成手段60Dの変換手段63Dに入力されると共に出力端子90にて出力される。
B(青)信号は、検出手段50Dの比較手段56と補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dと変換手段63Dと補正手段70DのB補正手段72Dとに入力される。
検出手段50Dの比較手段56は、B基準信号生成手段53Dからの基準信号(102)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準信号である102より小さい場合には、”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。
従って比較手段56は、入力されているB(青)信号が基準信号である102より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
補正信号生成手段60Dの変換手段63Dは、入力端子20、30、40からのR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換し、B補正信号生成手段62Dに出力する。
尚、8bit量子化にて表したRGB信号を、YCbCr信号に変換する変換式の一例としてITU−R BT.601に規定されている、色変換式のY信号に関する式を例として次に示す。
入力されるR(赤)信号をR、ただしRは0〜255、
入力されるG(緑)信号をG、ただしGは0〜255、
入力されるB(青)信号をB、ただしBは0〜255とするとき、
Y=(77×R/256)+(150×G/256)+(29×B/256)
従って、R(赤)信号=128、G(緑)信号=128、B(青)信号=26が入力された際のY(輝度)信号の値は、約116である。
補正信号生成手段60DのB補正信号生成手段62Dは、前記検出手段50Dの比較手段56からの信号(”H”)と変換手段63DからのY(輝度)信号と入力端子40からのB(青)信号とに基づき、変換手段63DからのY(輝度)信号と入力端子40からのB(青)信号との値に応じて一意に値が決定される補正信号を生成し補正手段72Dへ出力する。
尚、B補正信号生成手段62Dが生成する補正信号の一例として、
BK1は所望する係数であり一例として2.5、
BK2は所望する係数であり一例として5、
入力端子20、30、40からのR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号をY(輝度)信号に変換したY(輝度)信号をY、ただしYは0〜255、
入力されるB(青)信号をBとするとき、
(Y−(B×BK1))が負の値の場合では、生成される補正信号Bは0、
(Y−(B×BK1))が正の値の場合では、生成される補正信号Bは、
補正信号B=(Y―(B×BK1))÷BK2、
である補正信号を生成する。
従って、補正信号B=((116−(26×2.5))÷5)=約10の補正信号を生成する。
補正手段70Dの補正手段72Dは、入力端子40からのB(青)信号に、B補正信号生成手段62Dからの補正信号に基づき補正を行い出力端子100へ出力する。
その結果、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号を変換したY(輝度)信号の値とB(青)信号との値とに応じた補正信号で、B(青)信号が102以上の場合には補正を行わず、B(青)信号が102未満の低い場合にはB(青)信号を補正することができる。
この一例の入力信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号と変換したY(輝度)信号と補正信号との代表値を表2から表12に示す。
表2は、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号が、0から255まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表3は、R(赤)信号=約26(10%)、G(緑)信号=約26(10%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表4は、R(赤)信号=約51(20%)、G(緑)信号=約51(20%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表5は、R(赤)信号=約77(30%)、G(緑)信号=約77(30%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表6は、R(赤)信号=約102(40%)、G(緑)信号=約102(40%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表7は、R(赤)信号=約128(50%)、G(緑)信号=約128(50%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表8は、R(赤)信号=約153(60%)、G(緑)信号=約153(60%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表9は、R(赤)信号=約179(70%)、G(緑)信号=約179(70%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表10は、R(赤)信号=約204(80%)、G(緑)信号=約204(80%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表11は、R(赤)信号=約230(90%)、G(緑)信号=約230(90%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
表12は、R(赤)信号=約255(100%)、G(緑)信号=約255(100%)で、B(青)信号が、0から約102(40%)まで10%刻みで増加した場合の、Y(輝度)信号と補正信号との値である。
Figure 2008286891
尚、入力3原色信号を表す量子化bit数は、8bit以外の所望のbit数であること、若しくは8bit以外の所望のbit数であり、且つ負を表すことが可能なサインビットを備える量子化方法であっても同様な効果が得られる。
さらに、実施例で説明に使用したBK1とBK2とGK1とGK2等の係数は、他の所望する値であっても効果が得られる。
補正信号生成手段は、ルックアップテーブル方式であるデジタル化された階調のデータを任意の階調に補正するために入力と出力の対照表を利用することによる所望の補正値により、入力に対する所望の直線的な出力特性とする補正値、さらに入力に対する所望の曲線的な出力特性とする補正値の生成が可能であることであっても一意に値が決定される補正信号を生成でき同様な効果が得られる。
又、画像信号で表わされる色空間がsRGB表色系と、一意に変換が可能な表色系、例えばRGBA表色系、若しくはYIQ表色系、若しくはYCbCr表色系、若しくはYPbPr表色系、若しくはXYZ表色系、若しくはxyY表色系、若しくはxvYCC表色系、で補正を行うことであっても同様な効果が得られる。
本発明は、画像信号の3原色信号であるR(赤)、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が所望の条件を満たすかを検出する検出手段と、その検出手段の検出結果と前記入力の画像信号の値に応じて補正をかけるための補正信号を生成する補正信号生成手段と、その補正信号生成手段の補正信号に基づき前記入力の画像信号に補正を加え出力する補正手段と、を備えた画像信号の信号補正手段の動作方法であるため、
R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号のそれぞれの値が、所望する条件であるとき、R(赤)信号の値とG(緑)信号の値とに応じた補正信号を生成してG(緑)信号の補正を行う事や、R(赤)信号の値とB(青)信号の値に応じた補正信号を生成してB(青)信号の補正を行う事ができる。
従って、「濃い赤」であるR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0を検出して、少しだけ白を混ぜた「明るい赤」R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=51や、短波長(オレンジ)寄りの「朱色」R(赤)信号=255、G(緑)信号=51、B(青)信号=0に補正することができる。
さらにG(緑)信号が所望する基準信号値以下を検出したとき、R(赤)信号の値とG(緑)信号の値とに応じた補正信号を生成してG(緑)信号の補正を行う事や、B(青)信号が所望する基準信号値以下を検出したとき、R(赤)信号とB(青)信号の値との値に応じた補正信号を生成してB(青)信号の補正を行う事もできる。
さらにR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号がそれぞれ所望する基準値との比較により、例えば「濃い緑」であるR(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=0を検出したとき、G(緑)信号とB(青)信号との値に応じた補正信号を生成して、B(青)信号の補正を行い、少しだけ青を混ぜた色R(赤)信号=0、G(緑)信号=255、B(青)信号=51に補正する事もできる。
従って、第1色盲を患う者でも上記の条件では判別が困難であったが、補正を行う事により判別が可能な表示とすることができ、健常者にも上記の条件以外では補正を行わないため違和感の少ない表示を可能とすることを特徴とする表示装置を提供できる。
さらにB(青)信号が所望する基準値以下を検出したとき、R(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換したY(輝度)信号とB(青)信号の値との値に応じた補正信号を生成して、B(青)信号の補正を行う事もできる。
従って、加齢と共に低下した青色系統の感度を補うため、B(青)信号の値が所望する基準値より低い場合にはB(青)信号を補正し、B(青)信号の値が所望する基準値より高い場合にはB(青)信号を補正しないことにより、高齢者にはB(青)信号の値が低い場合ではB(青)信号を補正しているため見やすくなり、B(青)信号の値が高い場合にはB(青)信号補正しないため高齢者以外の者にも違和感の少ない画像を表示することができることを特徴とする表示装置を提供できる。
本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10の構成を説明するブロック図である。(実施例1) 本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Bの構成を説明するブロック図である。(実施例2) 本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Cの構成を説明するブロック図である。(実施例3) 本発明に係る実施の形態例の画像信号補正手段10Dの構成を説明するブロック図である。(実施例4) 本発明に係る実施例1と実施例2の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す代表値の例の図である。 本発明に係る実施例2の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す図5以外代表値の例の図である。 本発明に係る実施例3の補正前の入力信号に対する補正後の出力信号の関係を表す一例の図である。
符号の説明
10 画像信号補正手段
10B 画像信号補正手段
10C 画像信号補正手段
10D 画像信号補正手段
20 入力信号R用入力端子
30 入力信号G用入力端子
40 入力信号B用入力端子
50 検出手段
50B 検出手段
50C 検出手段
50D 検出手段
51 R基準信号生成手段
51C R基準信号生成手段
52 G基準信号生成手段
52B G基準信号生成手段
52C G基準信号生成手段
53 B基準信号生成手段
53B B基準信号生成手段
53C B基準信号生成手段
53D B基準信号生成手段
54 比較手段
55 比較手段
56 比較手段
57 論理積手段
57C 論理積手段
60 補正信号生成手段
60B 補正信号生成手段
60C 補正信号生成手段
60D 補正信号生成手段
61 G補正信号生成手段
61B G補正信号生成手段
62 B補正信号生成手段
62B B補正信号生成手段
62C B補正信号生成手段
62D B補正信号生成手段
63D 変換手段
70 補正手段
70B 補正手段
70C 補正手段
70D 補正手段
71 G補正手段
71B G補正手段
72 B補正手段
72B B補正手段
72C B補正手段
72D B補正手段
80 出力信号R用出力端子
90 出力信号G用出力端子
100 出力信号B用出力端子
上記のように構成された画像信号補正手段10に、「濃い赤」であるR(赤)信号=255、G(緑)信号=0、B(青)信号=0が入力された際に、R(赤)信号はそのままで、G(緑)信号=51、B(青)信号=51に補正する場合を、図1を参照して説明を行う。
又、R基準信号生成手段51は230の基準信号を生成し、G基準信号生成手段52とB基準信号生成手段53とは102の基準信号を生成する例とする。
従って、
比較手段54は、入力端子20から入力されたR(赤)信号とR基準信号生成手段51にて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子20からのR(赤)信号が230以上の値である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段55は、入力端子30から入力されたG(緑)信号とG基準信号生成手段52にて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子30からのG(緑)信号が102以下の値である検出結果を論理積手段57に出力し、
比較手段56は、入力端子40から入力されたB(青)信号とB基準信号生成手段53にて生成された基準信号とを比較し、その比較結果、つまり所望する条件である入力端子40からのB(青)信号が102以下の値である検出結果を論理積手段57に出力する。
さらにG補正信号生成手段61は、R(赤)信号とG(緑)信号の値に応じた補正信号を生成し、B補正信号生成手段62は、R(赤)信号とB(青)信号との値に応じた補正信号を生成する。
検出手段50には、前記入力端子20、30、40からの画像3原色信号であるR(赤)信号とG(緑)信号とB(青)信号とが入力される。
比較手段54は、R基準信号生成手段51からの基準信号(230)と入力されたR(赤)信号とを比較し、R(赤)信号が基準信号である230より大きい場合には”H”の信号を出力し、小さい場合は”L”の信号を出力する。従って比較手段54は、入力されているR(赤)信号は基準信号である230より大きいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段55は、G基準信号生成手段52からの基準信号(102)と入力されたG(緑)信号とを比較し、G(緑)信号が基準信号である102より小さい場合には”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。従って比較手段55は、入力されているG(緑)信号は基準信号である102より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
比較手段56は、B基準信号生成手段53からの基準信号(102)と入力されたB(青)信号とを比較し、B(青)信号が基準信号である102より小さい場合には”H”の信号を出力し、大きい場合は”L”の信号を出力する。従って比較手段56は、入力されているB(青)信号は基準信号である102より小さいことを検出し”H”の信号を出力する。
論理積手段57は、前記それぞれの比較手段54、55、56の結果が全て”H”であるため、全ての条件が満たされたことを検出しその結果を補正信号生成手段60のG補正信号生成手段61とB補正信号生成手段62と補正手段70のG補正手段71とB補正手段72とに出力する。

Claims (7)

  1. 3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
    R(赤)信号用の所望する基準電圧を生成するR基準電圧生成手段と
    G(緑)信号用の所望する基準電圧を生成するG基準電圧生成手段と
    B(青)信号用の所望する基準電圧を生成するB基準電圧生成手段と
    前記R入力端子とR基準電圧生成手段とに接続されたR比較手段と
    前記G入力端子とG基準電圧生成手段とに接続されたG比較手段と
    前記B入力端子とB基準電圧生成手段とに接続されたB比較手段と
    それぞれの比較手段の結果の論理積の演算を行う論理積手段とを備え、
    前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準電圧生成手段にて生成された基準電圧とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
    前記検出手段に接続され、検出結果に基づき補正をかけるための、G(緑)信号用の補正信号を生成するG補正信号生成手段と、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段と、を備える補正信号生成手段と、
    前記G入力端子と検出手段とG補正信号生成手段とに接続され、検出結果と補正信号とに基づきG入力端子から入力されるG(緑)信号の補正を行うG補正手段と、
    前記B入力端子と検出手段とB補正信号生成手段とに接続され、検出結果と補正信号とに基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段と、を備える補正手段と、
    前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
    前記G補正手段に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
    前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
    当該検出手段が、所望する条件である
    入力されるR(赤)信号がR基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より大きく且つ
    入力されるG(緑)信号がG基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さく且つ
    入力されるB(青)信号がB基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段に出力するステップと、
    当該補正信号生成手段のG補正信号生成手段とB補正信号生成手段とが、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、それぞれ補正信号を生成するステップと、
    当該補正手段のG補正手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果とG補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力信号のG(緑)信号を前記G補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のG(緑)信号を出力するステップ、
    当該補正手段のB補正手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果とB補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力信号のB(青)信号を前記B補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のB(青)信号を出力するステップ、
    を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法。
  2. 3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
    R(赤)信号用の所望する基準電圧を生成するR基準電圧生成手段と
    G(緑)信号用の所望する基準電圧を生成するG基準電圧生成手段と
    B(青)信号用の所望する基準電圧を生成するB基準電圧生成手段と
    前記R入力端子とR基準電圧生成手段とに接続されたR比較手段と
    前記G入力端子とG基準電圧生成手段とに接続されたG比較手段と
    前記B入力端子とB基準電圧生成手段とに接続されたB比較手段と
    それぞれの比較手段の結果の論理積の演算を行う論理積手段と、を備え、
    前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準電圧生成手段にて生成された基準電圧とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
    前記検出手段に接続され、検出結果に基づき補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段を備える補正信号生成手段と、
    前記B入力端子と検出手段とB補正信号生成手段とに接続され、検出結果と補正信号とに基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段を備える補正手段と、
    前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
    前記G入力端子に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
    前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
    当該検出手段が、所望する条件である、
    入力されるR(赤)信号がR基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さく且つ
    入力されるG(緑)信号がG基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より大きく且つ
    入力されるB(青)信号がB基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段に出力するステップと、
    当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、補正信号を生成するステップと、
    当該補正手段のB補正手段が、前記検出手段の所望する条件が満たされた情報である検出結果と補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力信号のB(青)信号を前記B補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のB(青)信号を出力するステップ、
    を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法。
  3. 3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
    G(緑)信号用の所望する基準電圧を生成するG基準電圧生成手段と
    B(青)信号用の所望する基準電圧を生成するB基準電圧生成手段と
    前記G入力端子とG基準電圧生成手段とに接続されたG比較手段と
    前記B入力端子とB基準電圧生成手段とに接続されたB比較手段と、を備え、
    前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準電圧生成手段にて生成された基準電圧とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
    前記R入力端子とG入力端子と検出手段のG比較手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号とG(緑)信号と検出結果とにより補正をかけるための、G(緑)信号用の補正信号を生成するG補正信号生成手段と、
    前記R入力端子とB入力端子と検出手段のB比較手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号とB(青)信号と検出結果とにより補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段と、を備える補正信号生成手段と、
    前記G補正信号生成手段とG入力端子とに接続され、G補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきG入力端子から入力されるG(緑)信号の補正を行うG補正手段と、
    前記B補正信号生成手段とB入力端子とに接続され、B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段と、を備える補正手段と、
    前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
    前記G補正手段に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
    前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
    当該検出手段のG比較手段が、所望する条件である入力されるG(緑)信号がG基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さいことを検出し、その検出結果をG補正信号生成手段に出力するステップと、
    当該検出手段のB比較手段が、所望する条件である入力されるB(青)信号がB基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さいことを検出し、その検出結果をB補正信号生成手段に出力するステップと、
    当該補正信号生成手段のG補正信号生成手段が、前記検出手段のG比較手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、入力されるG(緑)信号がG(緑)信号用の基準電圧より大きい場合には補正信号は生成せず、入力されるG(緑)信号がG(緑)信号用の基準電圧より小さい場合には補正信号を生成し、且つ、入力されるR(赤)信号の値とG(緑)信号の値とに応じて一意に値が決定される補正信号を生成するステップと、
    当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記検出手段のB比較手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、入力されるB(青)信号がB(青)信号用の基準電圧より大きい場合には補正信号は生成せず、入力されるB(青)信号がB(青)信号用の基準電圧より小さい場合には補正信号を生成し、且つ、入力されるR(赤)信号の値とB(青)信号の値とに応じて一意に値が決定される補正信号を生成するステップと、
    当該補正手段のG補正手段が、前記G補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたG(緑)信号を前記G補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のG(緑)信号を出力するステップ、
    当該補正手段のB補正手段が、前記B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたB(青)信号を前記B補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、補正後のB(青)信号を出力するステップ、
    を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法。
  4. 3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
    R(赤)信号用の所望する基準電圧を生成するR基準電圧生成手段と
    G(緑)信号用の所望する基準電圧を生成するG基準電圧生成手段と
    B(青)信号用の所望する基準電圧を生成するB基準電圧生成手段と
    前記R入力端子とR基準電圧生成手段とに接続されたR比較手段と
    前記G入力端子とG基準電圧生成手段とに接続されたG比較手段と
    前記B入力端子とB基準電圧生成手段とに接続されたB比較手段と
    それぞれの比較手段の結果の論理積の演算を行う論理積手段と、を備え、
    前記それぞれの入力端子から入力された画像信号と、それぞれの基準電圧生成手段にて生成された基準電圧とをそれぞれ比較する、つまり入力された画像信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
    前記G入力端子とB入力端子と検出手段とに接続され、入力端子から入力されるG(緑)信号とB(青)信号と検出結果とに基づき補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段を備える補正信号生成手段と、
    前記B入力端子とB補正信号生成手段とに接続され、B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段を備える補正手段と、
    前記R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
    前記G入力端子に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
    前記B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、
    を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
    当該検出手段が、所望する条件である、
    入力されるR(赤)信号がR基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さく且つ
    入力されるG(緑)信号がG基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より大きく且つ
    入力されるB(青)信号がB基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段に出力するステップと、
    当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記入力端子から入力されたG(緑)信号とB(青)信号と検出手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、検出手段からの所望する条件が満たされており、且つ、入力されるB(青)信号がB(青)信号用の基準電圧より大きい場合には補正信号は生成せず、入力されるB(青)信号がB(青)信号用の基準電圧より小さい場合に補正信号を生成し、且つ、入力されるG(緑)信号の値とB(青)信号の値とに応じて一意に値が決定される補正信号を生成するステップと、
    当該補正手段のB補正手段が、前記B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたB(青)信号をB補正信号生成手段で生成した補正信号にて補正して、その補正後のB(青)信号を出力するステップ、
    を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法。
  5. 3原色信号であるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からなる画像信号を入力するR入力端子、G入力端子、B入力端子と、
    B(青)信号用の所望する基準電圧を生成するB基準電圧生成手段と、
    前記B入力端子とB基準電圧生成手段とに接続された比較手段と、を備え、
    B入力端子から入力されたB(青)信号と、B基準電圧生成手段にて生成された基準電圧とを比較し、入力されたB(青)信号が所望する条件を満たすかを検出する検出手段と、
    前記R入力端子とG入力端子とB入力端子と検出手段とに接続され、その入力端子から入力されるR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号からY(輝度)信号に変換する変換手段と、その変換手段により変換したY(輝度)信号とB(青)信号と前記検出手段の検出結果とに基づき補正をかけるための、B(青)信号用の補正信号を生成するB補正信号生成手段と、を備える補正信号生成手段と、
    前記B補正信号生成手段とB入力端子とに接続され、B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づきB入力端子から入力されるB(青)信号の補正を行うB補正手段を備える補正手段と、
    R入力端子に接続されたR(赤)信号を出力するR出力端子と、
    G入力端子に接続されたG(緑)信号を出力するG出力端子と、
    B補正手段に接続されたB(青)信号を出力するB出力端子と、
    を備えた画像信号補正手段の動作方法であって、
    当該検出手段が、所望する条件である入力されるB(青)信号がB基準電圧生成手段で生成される基準電圧の値より小さいことを検出し、その検出結果を補正信号生成手段のB補正信号生成手段に出力するステップと、
    当該補正信号生成手段のB補正信号生成手段が、前記検出手段のB比較手段からの所望する条件が満たされた情報である検出結果に基づき、入力される画像信号のB(青)信号がB(青)信号用の基準電圧より大きい場合には補正信号は生成せず、入力される画像信号のB(青)信号がB(青)信号用の基準電圧より小さい場合に補正信号を生成し、且つ、入力される画像信号のR(赤)信号、G(緑)信号、B(青)信号から変換して得られたY(輝度)信号の値とB(青)信号の値とに応じて一意に値が決定される補正信号を生成するステップと、
    当該補正手段のB補正手段が、前記B補正信号生成手段にて生成された補正信号に基づき、入力されたB(青)信号を前記B補正信号生成手段が生成した補正信号にて補正して、その補正後のB(青)信号を出力するステップ、
    を実行することを特徴とする画像信号補正手段の動作方法。
  6. 入力される画像信号を表す量子化bit数は、8bit以外の所望するbit数であること、若しくは8bit以外の所望するbit数であり、且つ負を表すことが可能なサインビットを備えること、を特徴とする特許請求の範囲第1項から第5項の画像信号補正手段の動作方法。
  7. 補正信号生成手段は、ルックアップテーブル方式であるデジタル化された階調のデータを任意の階調に補正するための入力と出力の対照表、つまり補正信号生成手段に入力されるR(赤)信号若しくはG(緑)信号若しくはB(青)信号若しくは検出手段からの検出結果の情報である入力値に対して一意に出力値を定める対応表、を利用することによる所望の補正値により、入力に対する所望の出力特性とする補正信号値の生成が可能であることを特徴とする特許請求の範囲第1項から第5項の補正信号生成手段の動作方法。
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