JP2008286673A - 停電検知回路、停電検知方法、及び電源システム - Google Patents

停電検知回路、停電検知方法、及び電源システム Download PDF

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Abstract

【課題】交流電圧の停電を半周期よりも短い時間で検出すると共に、停電した際の電源の位相を検出することができる停電検知回路、停電検知方法、及び電源システムを提供する。
【解決手段】プラス側ゼロクロス信号ACpとマイナス側ゼロクロス信号ACmとを生成するゼロクロスタイミング検出部61と、ACpの立下りからACmの立下りまで、及びACmの立下りからACpの立下りまでの時間に関する情報として、タイマ64で位相判定時間T2をそれぞれ計時させるマイナス側ゼロクロス間隔取得部621、プラス側ゼロクロス間隔取得部622と、ACpの立下りACmの立下りから停電判定時間t1後にACp、ACmがローレベルのときそれぞれ停電を検知すると共に位相判定時間T2を停電の生じた位相を示す情報として取得する第1、第2停電検知部623,624とを備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、停電を検知する停電検知回路、停電検知方法、及び停電検知回路を備える電源システムに関する。
従来、交流電源の停電を検出する方法として、例えば、ゼロクロス点を検出後、所定時間の間、次のゼロクロス点が検出されないときに、入力交流電源の瞬時停電と判断する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、ゼロクロス点の検出から所定時間後の電圧値を計測し、検出電圧値の所定範囲内である回数がn回、すなわちn/2周期の間、連続して繰り返されない場合に入力交流電源の瞬時停電と判断することによって、ノイズによる停電の誤検知を防止する方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
一方、特に信頼性を要求される装置、例えばサーバ装置への電力供給には、無停電電源装置が用いられている。無停電電源装置は、二次電池と、二次電池の直流電圧を交流電源電圧に変換するインパータ回路とを備えており、上述のような方法で停電を検知すると、二次電池の直流電圧を交流電源電圧に変換してサーバ装置等の負荷装置に供給することで、停電時においても負荷装置を継続して動作させることが可能となっている。このような無停電電源装置では、停電の発生後、停電を検知して電源供給を切り替えるまでの間、負荷装置への電源供給が途絶えてしまい、負荷装置の誤動作やリセットが発生するおそれがあるので、電源供給が途絶える時間を短縮するために、速やかに停電を検知することが要求される。
特開平9−281160号公報 特開平11−337596号公報
しかしながら、特許文献1に記載の停電検出方法では、ゼロクロス点の有無により瞬時停電を判定しているため、停電を検出するには、ゼロクロス点の検出後、少なくとも次のゼロクロス点が検出されると考えられるまでの期間、すなわち半周期が必要となり、停電検知時間を半周期以下に短縮することができないという不都合があった。また、特許文献2に記載の停電検出方法では、複数回の半周期に渡って電圧を検出する必要があり、なおさら停電検知時間が長くなるという不都合があった。
さらに、このような停電検出方法を無停電電源装置に適用した場合には、交流電圧のどの位相で停電したかを判断できないため、停電をバックアップするインバータ回路からの出力電圧を停電前の交流電圧の位相に合わせることができない。そうすると、負荷装置は、一定周期の交流電圧が供給される前提で設計されているため、バックアップ電源に切り替えられたときに位相が不連続になると、誤動作するおそれがあるという不都合があった。特に、交流電圧の停電した位相が不明であると、バックアップ電源に切り替わったときに、プラス側もしくはマイナス側の電圧が連続して負荷装置に供給するおそれがある。そうすると、負荷装置は、一定周期の交流電圧が供給される前提で設計されているため、プラス側もしくはマイナス側の電圧が連続して供給されると故障するおそれがあるという不都合があった。
本発明は、このような事情に鑑みて為された発明であり、交流電圧の停電を半周期よりも短い時間で検出すると共に、停電した際の電源の位相を検出することができる停電検知回路、停電検知方法、及びこの停電検知回路を用いた電源システムを提供することを目的とする。
本発明に係る停電検知回路は、交流電圧が、0Vを横切って低下するタイミングである第1ゼロクロスタイミングを検出する第1ゼロクロスタイミング検出部と、前記交流電圧が、0Vを横切って上昇するタイミングである第2ゼロクロスタイミングを検出する第2ゼロクロスタイミング検出部と、前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって第2ゼロクロスタイミングが検出される都度、当該第2ゼロクロスタイミングから前記第1ゼロクロスタイミング検出部によって第1ゼロクロスタイミングが検出されるまでの時間に関する情報を、プラス側ゼロクロス間隔情報として取得するプラス側ゼロクロス間隔取得部と、前記第1ゼロクロスタイミング検出部によって前記第1ゼロクロスタイミングが検出されてから前記交流電圧の1/2周期より短い時間に設定された停電判定時間が経過したタイミングにおける前記交流電圧が、負の電圧に予め設定された負側閾値電圧より高い電圧である場合、停電を検知すると共に、前記プラス側ゼロクロス間隔取得部により直近に取得されたプラス側ゼロクロス間隔情報を、前記交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得する第1停電検知部とを備える。
この構成によれば、第1ゼロクロスタイミング検出部によって、交流電圧が0Vを横切って低下するタイミングである第1ゼロクロスタイミングが検出され、第2ゼロクロスタイミング検出部によって、交流電圧が0Vを横切って上昇するタイミングである第2ゼロクロスタイミングが検出される。また、プラス側ゼロクロス間隔取得部によって、第2ゼロクロスタイミングが検出される都度、当該第2ゼロクロスタイミングから第1ゼロクロスタイミングが検出されるまでの時間に関する情報が、プラス側ゼロクロス間隔情報として取得される。そして、第1停電検知部によって、第1ゼロクロスタイミング検出部により第1ゼロクロスタイミングが検出されてから交流電圧の1/2周期より短い時間に設定された停電判定時間が経過したタイミングにおける交流電圧が、負側閾値電圧より高い電圧である場合、停電が検知されると共に、プラス側ゼロクロス間隔取得部により直近に取得されたプラス側ゼロクロス間隔情報が、交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得される。
この場合、第1停電検知部によって、交流電圧のゼロクロスタイミングから、1/2周期より短い時間に設定された停電判定時間が経過したときの交流電圧に基づいて、停電が検知されるので、交流電圧の停電を半周期よりも短い時間で検出することができる。また、交流電圧が正の位相で停電が生じた場合、プラス側ゼロクロス間隔取得部によって、第2ゼロクロスタイミングから停電によるゼロクロスが生じるまでの時間に関する情報が、プラス側ゼロクロス間隔情報として取得される。そして、第1停電検知部によって、プラス側ゼロクロス間隔情報が、交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得されるので、停電した際の電源の位相を検出することができる。
また、前記第1ゼロクロスタイミング検出部によって第1ゼロクロスタイミングが検出される都度、当該第1ゼロクロスタイミングから前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって第2ゼロクロスタイミングが検出されるまでの時間に関する情報を、マイナス側ゼロクロス間隔情報として取得するマイナス側ゼロクロス間隔取得部と、前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって前記第2ゼロクロスタイミングが検出されてから前記停電判定時間が経過したタイミングにおける前記交流電圧が、正の電圧に予め設定された正側閾値電圧より低い電圧である場合、停電を検知すると共に、前記マイナス側ゼロクロス間隔取得部により直近に取得されたマイナス側ゼロクロス間隔情報を、前記交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得する第2停電検知部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、マイナス側ゼロクロス間隔取得部によって、第1ゼロクロスタイミングが検出される都度、当該第1ゼロクロスタイミングから第2ゼロクロスタイミングが検出されるまでの時間に関する情報が、マイナス側ゼロクロス間隔情報として取得される。さらに、第2停電検知部によって、第2ゼロクロスタイミング検出部で第2ゼロクロスタイミングが検出されてから停電判定時間が経過したタイミングにおける交流電圧が、正の電圧に予め設定された正側閾値電圧より低い電圧である場合、停電が検知されると共に、マイナス側ゼロクロス間隔取得部により直近に取得されたマイナス側ゼロクロス間隔情報が、交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得される。この場合、交流電圧が負の位相で停電が生じると、マイナス側ゼロクロス間隔取得部によって、第1ゼロクロスタイミングから停電によるゼロクロスが生じるまでの時間に関する情報が、マイナス側ゼロクロス間隔情報として取得される。そして、第2停電検知部によって、マイナス側ゼロクロス間隔情報が、交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得されるので、停電した際の電源の位相を検出することができる。
また、前記停電判定時間を計時する判定時間計時部と、経過時間を計時する経過時間計時部とをさらに備え、前記第1停電検知部は、前記第1ゼロクロスタイミング検出部によって第1ゼロクロスタイミングが検出される都度、前記判定時間計時部によって前記停電判定時間を計時させることにより、当該第1ゼロクロスタイミングから前記停電判定時間が経過したタイミングを取得し、前記マイナス側ゼロクロス間隔取得部は、前記第1停電検知部により取得されたタイミングから、前記経過時間計時部による計時を開始させ、前記第2ゼロクロスタイミング検出部により第2ゼロクロスタイミングが検出されたとき、前記経過時間計時部の計時を停止させることにより、当該経過時間計時部の計時時間をマイナス側ゼロクロス間隔情報として保持させ、前記第2停電検知部は、前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって第2ゼロクロスタイミングが検出される都度、前記判定時間計時部によって前記停電判定時間を計時させることにより、当該第2ゼロクロスタイミングから前記停電判定時間が経過したタイミングを取得し、前記プラス側ゼロクロス間隔取得部は、前記前記第2停電検知部により取得されたタイミングから、前記経過時間計時部による計時を開始させ、前記第1ゼロクロスタイミング検出部により第1ゼロクロスタイミングが検出されたとき、前記経過時間計時部の計時を停止させることにより、当該経過時間計時部の計時時間をプラス側ゼロクロス間隔情報として保持させることが好ましい。
この構成によれば、第1停電検知部によって、第1ゼロクロスタイミングが検出される都度、判定時間計時部による停電判定時間の計時が開始され、当該第1ゼロクロスタイミングから停電判定時間が経過したタイミングが取得される。そして、マイナス側ゼロクロス間隔取得部によって、当該停電判定時間が経過したタイミングからの計時が開始される。さらに、第2ゼロクロスタイミング検出部により第2ゼロクロスタイミングが検出されたとき、マイナス側ゼロクロス間隔取得部によって、当該経過時間計時部の計時が停止されることにより、当該経過時間計時部の計時時間がマイナス側ゼロクロス間隔情報として保持される。また、第2停電検知部によって、第2ゼロクロスタイミングが検出される都度、判定時間計時部による停電判定時間の計時が開始され、当該第2ゼロクロスタイミングから停電判定時間が経過したタイミングが取得される。そして、プラス側ゼロクロス間隔取得部によって、経過時間計時部による当該停電判定時間が経過したタイミングからの計時が開始される。さらに、第1ゼロクロスタイミング検出部により第1ゼロクロスタイミングが検出されたとき、プラス側ゼロクロス間隔取得部によって、当該経過時間計時部の計時が停止されることにより、当該経過時間計時部の計時時間がプラス側ゼロクロス間隔情報として保持される。
この場合、経過時間計時部は、マイナス側ゼロクロス間隔取得部によって計時が停止されてから停電判定時間が経過して、プラス側ゼロクロス間隔取得部により計時が開始されるまで計時動作を行わないので、当該停電判定時間が経過したタイミングにおいて、第2停電検知部によって停電が検出され、経過時間計時部に保持されている計時時間がマイナス側ゼロクロス間隔情報として取得されるまで、計時時間を保持することができる。同様に、経過時間計時部は、プラス側ゼロクロス間隔取得部によって計時が停止されてから停電判定時間が経過して、マイナス側ゼロクロス間隔取得部により計時が開始されるまで計時動作を行わないので、当該停電判定時間が経過したタイミングにおいて、第1停電検知部によって停電が検出され、経過時間計時部に保持されている計時時間がプラス側ゼロクロス間隔情報として取得されるまで、計時時間を保持することができる。これにより、マイナス側ゼロクロス間隔情報を計時するための計時部と、プラス側ゼロクロス間隔情報を計時するための計時部とを、別途設けることなく一つの経過時間計時部を用いて第1及びプラス側ゼロクロス間隔情報を取得することができるので、回路を簡素化することが容易となる。
また、前記第1ゼロクロスタイミング検出部は、前記交流電圧が前記正側閾値電圧より高い場合、第1レベルの信号を第1ゼロクロス信号として出力し、前記交流電圧が前記正側閾値電圧より低い場合、前記第1レベルとは異なる第2レベルの信号を前記第1ゼロクロス信号として出力することによって、当該第1ゼロクロス信号が前記第1レベルから前記第2レベルへと変化するタイミングを前記第1ゼロクロスタイミングとして示し、前記第2ゼロクロスタイミング検出部は、前記交流電圧が前記負側閾値電圧より低い場合、第3レベルの信号を第2ゼロクロス信号として出力し、前記交流電圧が前記負側閾値電圧より高い場合、前記第3レベルとは異なる第4レベルの信号を前記第2ゼロクロス信号として出力することによって、当該第2ゼロクロス信号が前記第3レベルから前記第4レベルへと変化するタイミングを前記第2ゼロクロスタイミングとして示し、前記第1停電検知部は、前記第1ゼロクロスタイミング検出部によって前記第1ゼロクロスタイミングが検出されてから前記停電判定時間が経過したタイミングにおいて、前記第2ゼロクロス信号が前記第4レベルである場合、停電を検知すると共に、前記プラス側ゼロクロス間隔取得部により取得されたプラス側ゼロクロス間隔情報を、前記交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得し、前記第2停電検知部は、前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって前記第2ゼロクロスタイミングが検出されてから前記停電判定時間が経過したタイミングにおいて、前記第1ゼロクロス信号が前記第2レベルである場合、停電を検知すると共に、前記マイナス側ゼロクロス間隔取得部により取得されたマイナス側ゼロクロス間隔情報を、前記交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得することが好ましい。
この構成によれば、第1ゼロクロスタイミング検出部によって、交流電圧が正側閾値電圧より高い場合、第1ゼロクロス信号が第1レベルにされ、交流電圧が正側閾値電圧より低い場合、第1ゼロクロス信号が第1レベルとは異なる第2レベルにされ、第1ゼロクロス信号が第1レベルから第2レベルへと変化するタイミングによって、第1ゼロクロスタイミングが示される。また、第2ゼロクロスタイミング検出部によって、交流電圧が負側閾値電圧より低い場合、第2ゼロクロス信号が第3レベルにされ、交流電圧が負側閾値電圧より高い場合、第2ゼロクロス信号が第3レベルとは異なる第4レベルの信号にされ、第2ゼロクロス信号が第3レベルから第4レベルへと変化するタイミングによって、第2ゼロクロスタイミングが示される。そして、第1停電検知部によって、第1ゼロクロスタイミング検出部で第1ゼロクロスタイミングが検出されてから停電判定時間が経過したタイミングにおいて、第2ゼロクロス信号が第4レベルである場合、停電が検知されると共にプラス側ゼロクロス間隔取得部により取得されたプラス側ゼロクロス間隔情報が、交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得される。また、第2停電検知部によって、第2ゼロクロスタイミング検出部で第2ゼロクロスタイミングが検出されてから停電判定時間が経過したタイミングにおいて、第1ゼロクロス信号が第2レベルである場合、停電が検知されると共にマイナス側ゼロクロス間隔取得部により取得されたマイナス側ゼロクロス間隔情報が、交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得される。この場合、第1ゼロクロスタイミング検出部によって、交流電圧が正側閾値電圧より高いか低いかが、第1ゼロクロス信号の信号レベルとして二値化して表され、第2ゼロクロスタイミング検出部によって、交流電圧が負側閾値電圧より高いか低いかが、第2ゼロクロス信号の信号レベルとして二値化して表される。そして、第1及び第2停電検知部によって、二値化された第1及び第2ゼロクロス信号のレベルに応じて、停電発生の有無が判定されるので、第1及び第2ゼロクロスタイミング検出部と、第1及び第2停電検知部とが、それぞれ個別に交流電圧を検出する検出回路を備える必要がない結果、回路を簡素化することが容易となる。
また、本発明に係る停電検知回路は、交流電圧が、0Vを横切って低下するタイミングである第1ゼロクロスタイミングを検出する第1ゼロクロスタイミング検出部と、前記交流電圧が、0Vを横切って上昇するタイミングである第2ゼロクロスタイミングを検出する第2ゼロクロスタイミング検出部と、前記第1ゼロクロスタイミング検出部によって第1ゼロクロスタイミングが検出される都度、当該第1ゼロクロスタイミングから前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって第2ゼロクロスタイミングが検出されるまでの時間に関する情報を、マイナス側ゼロクロス間隔情報として取得するマイナス側ゼロクロス間隔取得部と、前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって前記第2ゼロクロスタイミングが検出されてから前記停電判定時間が経過したタイミングにおける前記交流電圧が、正の電圧に予め設定された正側閾値電圧より低い電圧である場合、停電を検知すると共に、前記マイナス側ゼロクロス間隔取得部により直近に取得されたマイナス側ゼロクロス間隔情報を、前記交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得する第2停電検知部とをさらに備える。
この構成によれば、第2停電検知部によって、交流電圧のゼロクロスタイミングから、1/2周期より短い時間に設定された停電判定時間が経過したときの交流電圧に基づいて、停電が検知されるので、交流電圧の停電を半周期よりも短い時間で検出することができる。また、交流電圧が負の位相で停電が生じた場合、マイナス側ゼロクロス間隔取得部によって、第1ゼロクロスタイミングから停電によるゼロクロスが生じるまでの時間に関する情報が、マイナス側ゼロクロス間隔情報として取得される。そして、第2停電検知部によって、マイナス側ゼロクロス間隔情報が、交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得されるので、停電した際の電源の位相を検出することができる。
また、本発明に係る電源システムは、上述のいずれかに記載の停電検知回路と、交流電圧を受電する受電端子と、負荷が接続される出力端子と、電池と、前記停電検知回路によって停電が検知された場合、当該停電検知回路により取得された前記停電の生じた位相を示す情報に基づいて、当該停電の生じた位相に続く位相の交流電圧を前記電池の出力電圧から生成する交流電圧生成部と、前記停電検知回路によって停電が検知されないときは、前記受電端子によって受電された交流電圧を前記出力端子へ出力し、前記停電検知回路によって停電が検知されたときは、前記交流電圧生成部によって生成された交流電圧を前記出力端子へ出力する切替部とを備える。
この構成によれば、停電検知回路によって停電が検知されないときは、切替部によって、受電端子により受電された交流電圧が、負荷が接続される出力端子へ出力される。また、停電検知回路によって停電が検知されたときは、停電検知回路によって当該停電の生じた位相を示す情報が取得されるので、交流電圧生成部は、当該停電の生じた位相を示す情報に基づいて、停電の生じた位相に続く位相の交流電圧が生成され、切替部によって、交流電圧生成部によって生成された交流電圧が出力端子へ出力される結果、負荷への供給電圧が切り替えられた際の位相が不連続になることが低減され、負荷が誤動作したり故障したりするおそれが低減される。
また、本発明に係る停電検知方法は、第1ゼロクロスタイミング検出手段と、第2ゼロクロスタイミング検出手段と、マイナス側ゼロクロス間隔取得手段と、プラス側ゼロクロス間隔取得手段と、第1停電検知手段と、第2停電検知手段とを備える停電検知回路を用いて停電を検知する停電検知方法であって、前記第1ゼロクロスタイミング検出手段が、交流電圧が0Vを横切って低下するタイミングである第1ゼロクロスタイミングを検出する工程と、前記第2ゼロクロスタイミング検出手段が、前記交流電圧が0Vを横切って上昇するタイミングである第2ゼロクロスタイミングを検出する工程と、前記プラス側ゼロクロス間隔取得手段が、前記第2ゼロクロスタイミング検出手段によって第2ゼロクロスタイミングが検出される都度、当該第2ゼロクロスタイミングから前記第1ゼロクロスタイミング検出手段によって第1ゼロクロスタイミングが検出されるまでの時間に関する情報を、プラス側ゼロクロス間隔情報として取得する工程と、前記第1停電検知手段が、前記第1ゼロクロスタイミング検出手段によって前記第1ゼロクロスタイミングが検出されてから前記交流電圧の1/2周期より短い時間に設定された停電判定時間が経過したタイミングにおける前記交流電圧が、負の電圧に予め設定された負側閾値電圧より高い電圧である場合、停電を検知すると共に、前記プラス側ゼロクロス間隔取得手段により直近に取得されたプラス側ゼロクロス間隔情報を、前記交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得する工程とを備える。
この構成によれば、第1停電検知手段によって、交流電圧のゼロクロスタイミングから、1/2周期より短い時間に設定された停電判定時間が経過したときの交流電圧に基づいて、停電が検知されるので、交流電圧の停電を半周期よりも短い時間で検出することができる。また、交流電圧が正の位相で停電が生じた場合、プラス側ゼロクロス間隔取得手段によって、第2ゼロクロスタイミングから停電によるゼロクロスが生じるまでの時間に関する情報が、プラス側ゼロクロス間隔情報として取得される。そして、第1停電検知手段によって、プラス側ゼロクロス間隔情報が、交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得されるので、停電した際の電源の位相を検出することができる。
このような構成の停電検知回路及び停電検知方法は、交流電圧のゼロクロスタイミングから、1/2周期より短い時間に設定された停電判定時間が経過したときの交流電圧に基づいて、停電が検知されるので、交流電圧の停電を半周期よりも短い時間で検出することができる。また、交流電圧が正の位相で停電が生じた場合、第2ゼロクロスタイミングから停電によるゼロクロスが生じるまでの時間に関する情報が、プラス側ゼロクロス間隔情報として取得される。そして、プラス側ゼロクロス間隔情報が、交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得されるので、停電した際の電源の位相を検出することができる。
また、このような構成の電源システムは、停電検知回路によって停電が検知されないときは、切替部によって、受電端子により受電された交流電圧が、負荷が接続される出力端子へ出力される。また、停電検知回路によって停電が検知されたときは、停電検知回路によって当該停電の生じた位相を示す情報が取得されるので、交流電圧生成部は、当該停電の生じた位相を示す情報に基づいて、停電の生じた位相に続く位相の交流電圧が生成され、切替部によって、交流電圧生成部によって生成された交流電圧が出力端子へ出力される結果、負荷への供給電圧が切り替えられた際の位相が不連続になることが低減され、負荷が誤動作したり故障したりするおそれが低減される。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係る停電検知方法及び停電検知回路を用いた電源システムの構成の一例を示すブロック図である。図1に示す電源システム1は、いわゆる無停電電源装置を構成し、停電時に電力を供給する二次電池2、二次電池2を充電する充電回路3、二次電池2からの直流電力を交流電圧(電力)に変換するインバータ4(交流電圧生成部)、負荷100へ供給する電力経路を切り替えるスイッチング素子5(切替部)、これらを制御するECU(Electric Control Unit)6、例えば商用交流電源101に接続され、交流電圧Vpsを受電する接続端子7(受電端子)、及び負荷100が接続される接続端子8(出力端子)を備えて構成されている。
スイッチング素子5は、例えばトランジスタやリレースイッチ等を用いて構成された切替スイッチであり、ECU6からの制御信号に応じて、接続端子7により受電された交流電圧Vpsと、インバータ4によって生成された交流電圧Vivとのうちいずれかを、接続端子8へ出力する。充電回路3は、接続端子7により受電された交流電圧Vpsに基づき、二次電池2を充電する。ECU6は、停電検知回路の一例に相当している。また、ECU6は、ゼロクロスタイミング検出部61と、制御部62と、タイマ63,64とを備えている。
ゼロクロスタイミング検出部61は、交流電圧Vpsの瞬時値が0Vを横切って低下するタイミングである第1ゼロクロスタイミングを示すプラス側ゼロクロス信号ACp(第1ゼロクロス信号)と、交流電圧Vpsの瞬時値が0Vを横切って上昇するタイミングである第2ゼロクロスタイミングを示すマイナス側ゼロクロス信号ACm(第2ゼロクロス信号)とを生成する。この場合、ゼロクロスタイミング検出部61は、第1及び第2ゼロクロスタイミング検出部の一例に相当している。
具体的には、例えばゼロクロスタイミング検出部61は、交流電圧Vpsの瞬時値が、正の電圧に予め設定された閾値電圧Vthp(正側閾値電圧)より高い場合、プラス側ゼロクロス信号ACpをハイレベル(第1レベル)で出力し、交流電圧Vpsの瞬時値が、閾値電圧Vthpより低い場合、プラス側ゼロクロス信号ACpをローレベル(第2レベル)で出力する。この場合、プラス側ゼロクロス信号ACpの立下りタイミングが、第1ゼロクロスタイミングとなる。
また、例えばゼロクロスタイミング検出部61は、交流電圧Vpsの瞬時値が、負の電圧に予め設定された閾値電圧Vthm(負側閾値電圧)より低い場合、マイナス側ゼロクロス信号ACmをハイレベル(第3レベル)で出力し、交流電圧Vpsの瞬時値が、閾値電圧Vthmより高い場合、マイナス側ゼロクロス信号ACmをローレベル(第4レベル)で出力する。この場合、マイナス側ゼロクロス信号ACmの立下りタイミングが、第2ゼロクロスタイミングとなる。
ゼロクロスタイミング検出部61は、例えばコンパレータを用いて構成し、その比較電圧として閾値電圧Vthp,Vthmを設定してもよく、例えばフォトカプラやトランジスタを用いて構成し、例えばフォトカプラにおけるLED(Light Emitting Diode)の順方向電圧やトランジスタのオン電圧を用いて閾値電圧Vthp,Vthmを設定するようにしてもよい。閾値電圧Vthp,Vthmは、交流電圧Vpsの瞬時値が閾値電圧Vthp,Vthmを横切るタイミングと、交流電圧Vpsの瞬時値が0Vを横切るゼロクロスタイミングとのずれが小さくなるように、極力小さな電圧が設定されている。
接続端子7は、ゼロクロスタイミング検出部61の入力側と充電回路3の入力側、及びスイッチング素子5の切替先の一端に接続される。ゼロクロスタイミング検出部61の出力側は、制御部62の入力側へ接続される。充電回路3の出力側は、二次電池2のプラス側に接続され、さらにはインバータ4の入力側に接続される。二次電池2のマイナス側は接地される。インバータ4の出力側はスイッチング素子5の切替先のもう一端と接続される。スイッチング素子5の切替元は接続端子8に接続される。すなわち負荷100はスイッチング素子5を介して、インバータ4または交流電源101と接続される。充電回路3、インバータ4、スイッチング素子5は制御部62に各々接続されて、制御部62によって制御される。
交流電源101から接続端子7によって受電された交流電圧Vpsがゼロクロスタイミング検出部61へ入力されると、2系統のゼロクロス信号であるプラス側ゼロクロス信号ACpとマイナス側ゼロクロス信号ACmとがゼロクロスタイミング検出部61から制御部62へ出力される。制御部62は、これら2系統のゼロクロス信号の入力から停電(例えば瞬時停電)の有無を検出する。
制御部62は、例えば所定の演算処理を実行するCPU(Central Processing Unit)と、所定の制御プログラムが記憶されたROM(Read Only Memory)と、データを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)と、これらの周辺回路等とを備えて構成され、ROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、電源制御部620、マイナス側ゼロクロス間隔取得部621、プラス側ゼロクロス間隔取得部622、第1停電検知部623、及び第2停電検知部624として機能する。
マイナス側ゼロクロス間隔取得部621は、ゼロクロスタイミング検出部61から出力されるプラス側ゼロクロス信号ACp及びマイナス側ゼロクロス信号ACmに基づいて、第1ゼロクロスタイミング毎に、第1ゼロクロスタイミングから第2ゼロクロスタイミングまでの時間に関する情報を、マイナス側ゼロクロス間隔情報として取得する。
プラス側ゼロクロス間隔取得部622は、ゼロクロスタイミング検出部61から出力されるプラス側ゼロクロス信号ACp及びマイナス側ゼロクロス信号ACmに基づいて、第2ゼロクロスタイミング毎に、第2ゼロクロスタイミングから第1ゼロクロスタイミングまでの時間に関する情報を、プラス側ゼロクロス間隔情報として取得する。
第1停電検知部623は、第1ゼロクロスタイミング、すなわちプラス側ゼロクロス信号ACpの立下りタイミングから交流電圧Vpsの1/2周期より短い時間に設定された停電判定時間t1が経過したタイミングにおいて、マイナス側ゼロクロス信号ACmがローレベルのとき、停電を検知すると共に、プラス側ゼロクロス間隔取得部622により取得されたプラス側ゼロクロス間隔情報を、交流電圧Vpsにおける停電の生じた位相を示す情報として電源制御部620へ出力する。
第2停電検知部624は、第2ゼロクロスタイミング、すなわちマイナス側ゼロクロス信号ACmの立下りタイミングから停電判定時間t1が経過したタイミングにおいて、プラス側ゼロクロス信号ACpがローレベルのとき、停電を検知すると共に、マイナス側ゼロクロス間隔取得部621により取得されたマイナス側ゼロクロス間隔情報を、交流電圧Vpsにおける停電の生じた位相を示す情報として電源制御部620へ出力する。
電源制御部620は、停電が発生していない通常状態、すなわち第1停電検知部623及び第2停電検知部624のいずれによっても停電が検知されていないときは、負荷100への供給電力が交流電源101から供給されるように、スイッチング素子5を制御する。そうすると、電源制御部620からの制御信号に応じて、スイッチング素子5によって、接続端子7と接続端子8とが接続され、交流電源101から出力された交流電圧Vpsがスイッチング素子5を介して負荷100へ供給される。このとき、電源制御部620は、停電が発生した場合に二次電池2からインバータ4へバックアップ用の電力を供給可能とするために、充電回路3によって、予め二次電池2を充電させる。
そして、停電が発生すると、負荷100は交流電源101から電力供給を受けることができなくなる。また、停電が発生すると、第1停電検知部623、及び第2停電検知部624のいずれかによって停電が検出され、交流電圧Vpsにおける停電の生じた位相を示す情報が電源制御部620へ出力される。そうすると、電源制御部620は、第1停電検知部623、及び第2停電検知部624のいずれかから出力された停電の生じた位相を示す情報に基づいて、インバータ4によって、二次電池2から出力される直流電力に基づき停電の生じた位相に続く位相の交流電圧Vivを出力させる。これにより、停電前の交流電圧Vpsと略同位相の交流電圧Vivを生成することが可能となっている。
また、電源制御部620は、スイッチング素子5を切り替えて、インバータ4と接続端子8とを接続させ、インバータ4によって、スイッチング素子5を介して負荷100へ、交流電圧Vivを供給させる。これにより、電源システム1は、停電が発生した場合であっても、負荷100へ、停電前の交流電圧Vpsと略同位相の交流電圧Vivをバックアップ電力として供給することができる。
次に、図1に示す電源システム1の動作について説明する。図2は、図1に示すECU6による交流電圧Vpsの停電の検出動作を説明するための説明図である。図2は、交流電圧Vps、マイナス側ゼロクロス信号ACm、及びプラス側ゼロクロス信号ACpの一例を示し、ECU6の動作を概念的に示している。ECU6は、プラス側ゼロクロス信号ACp及びマイナス側ゼロクロス信号ACmの立下りタイミングからの停電判定時間t1の経過を、タイマ63によって計時させる。また、ECU6は、タイマ63の計時時間T1が停電判定時間t1になったときのマイナス側ゼロクロス信号ACm及びプラス側ゼロクロス信号ACpの信号レベルに基づき停電、例えば瞬時停電を検知する。そして、ECU6は、タイマ63の計時時間T1が停電判定時間t1になってから、マイナス側ゼロクロス信号ACm及びプラス側ゼロクロス信号ACpが次に立下がるまでの時間を、タイマ64によって計時させ、タイマ64の計時時間を位相判定時間T2として取得する。
以下、図2におけるタイミングEp1以降の動作について詳細に説明する。図3は、図1に示す制御部62の動作の一例を示すフローチャートである。図3(A)は、プラス側ゼロクロス信号ACpが立ち下がったときの処理の一例を示し、図3(B)は、マイナス側ゼロクロス信号ACmが立ち下がったときの処理の一例を示している。制御部62は、プラス側ゼロクロス信号ACpの立下りを検出したとき図3(A)のフローを開始し、マイナス側ゼロクロス信号ACmの立下りを検出したとき図3(B)のフローを開始するようになっている。
まず、図2に示すタイミングEp1において、交流電圧Vpsの瞬時値が閾値電圧Vthpを下回ると、ゼロクロスタイミング検出部61によって、プラス側ゼロクロス信号ACpがローレベルにされる(タイミングEp1)。
そうすると、タイミングEp1において、プラス側ゼロクロス間隔取得部622によって、プラス側ゼロクロス信号ACpの立下りが検出され、タイマ64による位相判定時間T2の計時が停止されて保持される(ステップS21)。そして、第1停電検知部623によって、タイマ63による時間T1の計時が開始される(ステップS22)。
次に、タイマ63の計時時間T1が、停電判定時間t1以上になると(ステップS23でYES)、第1停電検知部623によって、マイナス側ゼロクロス信号ACmの信号レベルが確認され(ステップS24)、マイナス側ゼロクロス信号ACmがハイレベル(Hi)であれば停電は生じていないと判断されてステップS25へ移行する(ステップS24でYES)一方、マイナス側ゼロクロス信号ACmがハイレベル(Hi)でなければ停電が検知されてステップS26へ移行する(ステップS24でNO)。
停電判定時間t1は、交流電圧Vpsの1/2周期より短い時間であって、かつ、停電が生じていなければ、交流電圧Vpsの瞬時値が閾値電圧Vthpを下回ってプラス側ゼロクロス信号ACpが立下がったタイミングから停電判定時間t1経過後に、交流電圧Vpsの瞬時値が閾値電圧Vthmを下回ってマイナス側ゼロクロス信号ACmがハイレベルになる条件を満たすような時間が予め設定されている。また、停電判定時間t1は、この条件に加えて、停電が生じていなければ、交流電圧Vpsの瞬時値が閾値電圧Vthmを上回ってマイナス側ゼロクロス信号ACmが立ち上がったタイミングから停電判定時間t1経過後に、交流電圧Vpsの瞬時値が閾値電圧Vthpを上回ってプラス側ゼロクロス信号ACpがハイレベルになる条件を満たすような時間に設定されている。
今、タイミングEp1から停電判定時間t1が経過したタイミングTp1では、マイナス側ゼロクロス信号ACmがハイレベル(Hi)であるから停電は生じていないと判断されて(ステップS24でYES)ステップS25へ移行し、マイナス側ゼロクロス間隔取得部621によって、タイマ64による位相判定時間T2の計時がゼロから開始され(ステップS25)、プラス側ゼロクロス信号ACpの立ち下がり検出時処理を終了する。ステップS26については後述する。
次に、図2に示すタイミングEm2において、交流電圧Vpsの瞬時値が閾値電圧Vthmを上回ると、ゼロクロスタイミング検出部61によって、マイナス側ゼロクロス信号ACmがローレベルにされる(タイミングEm2)。
そうすると、タイミングEm2において、マイナス側ゼロクロス間隔取得部621によって、マイナス側ゼロクロス信号ACmの立下りが検出され、タイマ64による位相判定時間T2の計時が停止されて保持される(ステップS31)。そして、第2停電検知部624によって、タイマ63による時間T1の計時がゼロから開始される(ステップS32)。
次に、タイマ63の計時時間T1が、停電判定時間t1以上になると(ステップS33でYES)、第2停電検知部624によって、プラス側ゼロクロス信号ACpの信号レベルが確認され(ステップS34)、プラス側ゼロクロス信号ACpがハイレベル(Hi)であれば停電は生じていないと判断されてステップS35へ移行する(ステップS34でYES)一方、プラス側ゼロクロス信号ACpがハイレベル(Hi)でなければ停電が検知されてステップS36へ移行する(ステップS34でNO)。
今、タイミングEm2から停電判定時間t1が経過したタイミングTm2では、プラス側ゼロクロス信号ACpがハイレベル(Hi)であるから停電は生じていないと判断されて(ステップS34でYES)ステップS35へ移行し、プラス側ゼロクロス間隔取得部622によって、タイマ64による位相判定時間T2の計時が開始され(ステップS35)、マイナス側ゼロクロス信号ACmの立ち下がり検出時処理を終了する。
ここで、マイナス側ゼロクロス信号ACmの立ち下がり検出時処理が終了した後も、タイマ64による位相判定時間T2の計時は継続している。そして、図2に示すタイミングEp2において停電が発生し、交流電圧Vpsの瞬時値が閾値電圧Vthpを下回ると、ゼロクロスタイミング検出部61によって、プラス側ゼロクロス信号ACpがローレベルにされる(タイミングEp2)。
そうすると、タイミングEp2において、プラス側ゼロクロス間隔取得部621によって、プラス側ゼロクロス信号ACpの立下りが検出され、タイマ64により計時された位相判定時間T2が停止されて保持される(ステップS21)。そして、第1停電検知部623によって、タイマ63による時間T1の計時がゼロから開始される(ステップS22)。
このとき、タイマ64により保持されている位相判定時間T2は、タイミングTm2から停電が発生したタイミングEp2までの経過時間を示している。また、タイミングEm2からタイミングTm2までの時間は、停電判定時間t1で一定である。そうすると、タイミングEm2から停電が発生したタイミングEp2までの経過時間は、停電判定時間t1とタイマ64により保持されている位相判定時間T2との加算値(t1+T2)として得られる。ここで、タイミングEm2は、交流電圧Vpsの瞬時値が、閾値電圧Vthmを上回ったタイミング、すなわち交流電圧Vpsの瞬時値が0Vを横切って上昇するタイミングである第2ゼロクロスタイミングを示しており、交流電圧Vpsにおける一定の位相を示すタイミングである。
そうすると、加算値(t1+T2)は、マイナス側ゼロクロス間隔情報の一例であって、交流電圧Vpsにおける一定の位相を示すタイミングから停電が発生したタイミングまでの時間を示しているから、交流電圧Vpsにおける停電の生じた位相を示す情報として用いることができる。さらに、加算値(t1+T2)のうち、停電判定時間t1が一定の固定値であることに鑑みれば、タイマ64により保持されている位相判定時間T2を、交流電圧Vpsにおける停電の生じた位相を示すマイナス側ゼロクロス間隔情報として用いることができる。
なお、停電によって、マイナス側ゼロクロス信号ACmの立ち下がりが検出された場合には、ステップS31においては、ステップS21と同様に、加算値(t1+T2)は、プラス側ゼロクロス間隔情報の一例であって、交流電圧Vpsにおける一定の位相を示すタイミングから停電が発生したタイミングまでの時間を示すことになるから、交流電圧Vpsにおける停電の生じた位相を示す情報として用いることができる。さらに、加算値(t1+T2)のうち、停電判定時間t1が一定の固定値であることに鑑みれば、ステップS31においてタイマ64により保持されている位相判定時間T2を、交流電圧Vpsにおける停電の生じた位相を示すプラス側ゼロクロス間隔情報として用いることができる。
そして、タイマ63の計時時間T1が、停電判定時間t1以上になると(ステップS23でYES)、第1停電検知部623によって、マイナス側ゼロクロス信号ACmの信号レベルが確認され(ステップS24)、マイナス側ゼロクロス信号ACmがハイレベル(Hi)であれば停電は生じていないと判断されてステップS25へ移行する(ステップS24でYES)一方、マイナス側ゼロクロス信号ACmがハイレベル(Hi)でなければ停電が検知されてステップS26へ移行する(ステップS24でNO)。
今、タイミングEp2において停電が生じているから、タイミングEp2以降、交流電圧Vpsは0Vになっており、交流電圧Vpsの瞬時値が閾値電圧Vthmを下回ることはないから、タイミングEp2から停電判定時間t1が経過したタイミングTp2では、マイナス側ゼロクロス信号ACmはゼロクロスタイミング検出部61によってローレベルにされたままになっており、マイナス側ゼロクロス信号ACmがハイレベル(Hi)ではないので(ステップS24でNO)、停電が検知されてステップS26へ移行する。
次に、ステップS26において、第1停電検知部623によって、停電が検知された旨の情報が電源制御部620へ出力されると共に、タイマ64によって保持されている位相判定時間T2が、交流電圧Vpsにおける停電の生じた位相を示す情報として、電源制御部620へ出力されて、プラス側ゼロクロス信号ACpの立ち下がり検出時処理を終了する。なお、ステップS36においては、第2停電検知部624によって、停電が検知された旨の情報が電源制御部620へ出力されると共に、タイマ64によって保持されている位相判定時間T2が、交流電圧Vpsにおける停電の生じた位相を示す情報として、電源制御部620へ出力されることとなる。
ここで、背景技術に係る停電検出方法では、ゼロクロス点の有無等により停電を判定しているため、少なくとも次のゼロクロス点が検出される半周期以上経過後でないと、停電の判定ができない。これに対し、図1に示すECU6は、第1ゼロクロスタイミングを示すプラス側ゼロクロス信号ACpの立下りタイミング、及び第2ゼロクロスタイミングを示すマイナス側ゼロクロス信号ACmの立下りタイミングから、交流電圧Vpsの半周期より短い時間に設定された停電判定時間t1の経過後において停電を検知することができるので、背景技術に係る停電検出方法よりも、停電が発生してから停電を検知するまでの時間を短縮することができる。
この場合、ECU6は、タイマ63の計時時間T1が停電判定時間t1となったタイミング以降の時間をタイマ64によって位相判定時間T2として計時するので、位相判定時間T2や加算値(t1+T2)を交流電圧Vpsにおける停電の生じた位相を示す情報として用いることで、二つのタイマ63,64を用いて、停電の検知と停電の生じた位相を示す情報の取得とを行うことが可能となっている。
なお、直接、プラス側ゼロクロス信号ACpの立ち下がりタイミングからマイナス側ゼロクロス信号ACmの立ち下がりタイミングまでの時間を計時するタイマと、マイナス側ゼロクロス信号ACmの立ち下がりタイミングからプラス側ゼロクロス信号ACpの立ち下がりタイミングまでの時間を計時するタイマとを備え、これを交流電圧Vpsにおける停電の生じた位相を示す情報として用いるようにしてもよい。
この場合、プラス側ゼロクロス信号ACpの立ち下がりタイミングからマイナス側ゼロクロス信号ACmの立ち下がりタイミングまでの時間と、マイナス側ゼロクロス信号ACmの立ち下がりタイミングからプラス側ゼロクロス信号ACpの立ち下がりタイミングまでの時間とは連続しているから、もし仮に一つのタイマを用いてこれらの時間を計時しようとすると、上述のタイマ64のように、停電判定時間t1が経過するまでタイマの計時時間を保持しておくことができない。そのため、プラス側ゼロクロス信号ACpの立ち下がりタイミングからマイナス側ゼロクロス信号ACmの立ち下がりタイミングまでの時間を計時するタイマと、マイナス側ゼロクロス信号ACmの立ち下がりタイミングからプラス側ゼロクロス信号ACpの立ち下がりタイミングまでの時間を計時するタイマとを、時間T1を計時するためのタイマと別に、備える必要があり、すなわちタイマが三つ必要となる。
次に、電源制御部620によって、第1停電検知部623から出力された、停電が検知された旨の情報と交流電圧Vpsにおける停電の生じた位相を示す情報とが受信される。そして、電源制御部620からの制御信号に応じて、インバータ4によって、二次電池2から出力される直流電力に基づき停電の生じた位相に続く位相の交流電圧Vivが出力される。これにより、停電前の交流電圧Vpsと略同位相の交流電圧Vivが生成される。
また、電源制御部620からの制御信号に応じて、スイッチング素子5が切り替えられてインバータ4と接続端子8とが接続され、インバータ4によって、スイッチング素子5を介して負荷100へ、交流電圧Vivが供給される。これにより、電源システム1は、停電が発生した場合であっても、負荷100へ、停電前の交流電圧Vpsと略同位相の交流電圧Vivをバックアップ電力として供給することができる。
なお、交流電圧Vpsが正の位相において停電が生じた場合の動作を説明したが、交流電圧Vpsが負の位相において停電が生じた場合は、電源制御部620によって、第2停電検知部624から出力される、停電が検知された旨の情報と交流電圧Vpsにおける停電の生じた位相を示す情報とに基づいて、上述と同様にインバータ4とスイッチング素子5とが制御されて、負荷100へ、停電前の交流電圧Vpsと略同位相の交流電圧Vivをバックアップ電力として供給することができる。
上述のように、図1に示すECU6は、制御部62によって、位相判定時間T2と、プラス側ゼロクロス信号ACp及びマイナス側ゼロクロス信号ACmのうちどちらのゼロクロス信号による立下りエッジで瞬時停電判定を実施したかにより、交流電源101が停電(例えば瞬時停電)したタイミングを一意に特定することができる。これにより、負荷100に交流電源101と同じ位相の交流電圧を、インバータ4で供給することが可能となる。結果として、プラス側もしくはマイナス側の電圧が連続して負荷に供給されることを回避でき、電源システムの信頼性を高めることが可能となる。
なお、本発明に係る停電検知回路を、無停電電源システムに用いる例を示したが、本発明に係る停電検知回路は、どのような電源システムに適用してもよい。
本発明にかかる停電検出方法は、短時間で瞬時停電を検出でき、また停電した瞬間における交流電源の位相を検出し、負荷に対して適切な位相の交流電源を供給できるため、電源システム等の信頼性向上に対して有用である。
本発明の一実施形態に係る停電検知回路を用いた電源システムの構成の一例を示すブロック図である。 図1に示すECUによる交流電圧の停電の検出動作を説明するための説明図である。 図1に示す制御部の動作の一例を示すフローチャートである。(A)は、プラス側ゼロクロス信号ACpが立ち下がったときの処理の一例を示し、(B)は、マイナス側ゼロクロス信号ACmが立ち下がったときの処理の一例を示している。
符号の説明
1 電源システム
2 二次電池
3 充電回路
4 インバータ
5 スイッチング素子
6 ECU
7,8 接続端子
61 ゼロクロスタイミング検出部
62 制御部
63,64 タイマ
100 負荷
101 交流電源
620 電源制御部
621 マイナス側ゼロクロス間隔取得部
622 プラス側ゼロクロス間隔取得部
623 第1停電検知部
624 第2停電検知部
ACp プラス側ゼロクロス信号
ACm マイナス側ゼロクロス信号
T2 位相判定時間
Viv 交流電圧

Claims (7)

  1. 交流電圧が、0Vを横切って低下するタイミングである第1ゼロクロスタイミングを検出する第1ゼロクロスタイミング検出部と、
    前記交流電圧が、0Vを横切って上昇するタイミングである第2ゼロクロスタイミングを検出する第2ゼロクロスタイミング検出部と、
    前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって第2ゼロクロスタイミングが検出される都度、当該第2ゼロクロスタイミングから前記第1ゼロクロスタイミング検出部によって第1ゼロクロスタイミングが検出されるまでの時間に関する情報を、プラス側ゼロクロス間隔情報として取得するプラス側ゼロクロス間隔取得部と、
    前記第1ゼロクロスタイミング検出部によって前記第1ゼロクロスタイミングが検出されてから前記交流電圧の1/2周期より短い時間に設定された停電判定時間が経過したタイミングにおける前記交流電圧が、負の電圧に予め設定された負側閾値電圧より高い電圧である場合、停電を検知すると共に、前記プラス側ゼロクロス間隔取得部により直近に取得されたプラス側ゼロクロス間隔情報を、前記交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得する第1停電検知部と
    を備えることを特徴とする停電検知回路。
  2. 前記第1ゼロクロスタイミング検出部によって第1ゼロクロスタイミングが検出される都度、当該第1ゼロクロスタイミングから前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって第2ゼロクロスタイミングが検出されるまでの時間に関する情報を、マイナス側ゼロクロス間隔情報として取得するマイナス側ゼロクロス間隔取得部と、
    前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって前記第2ゼロクロスタイミングが検出されてから前記停電判定時間が経過したタイミングにおける前記交流電圧が、正の電圧に予め設定された正側閾値電圧より低い電圧である場合、停電を検知すると共に、前記マイナス側ゼロクロス間隔取得部により直近に取得されたマイナス側ゼロクロス間隔情報を、前記交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得する第2停電検知部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1記載の停電検知回路。
  3. 前記停電判定時間を計時する判定時間計時部と、
    経過時間を計時する経過時間計時部とをさらに備え、
    前記第1停電検知部は、
    前記第1ゼロクロスタイミング検出部によって第1ゼロクロスタイミングが検出される都度、前記判定時間計時部によって前記停電判定時間を計時させることにより、当該第1ゼロクロスタイミングから前記停電判定時間が経過したタイミングを取得し、
    前記マイナス側ゼロクロス間隔取得部は、
    前記第1停電検知部により取得されたタイミングから、前記経過時間計時部による計時を開始させ、前記第2ゼロクロスタイミング検出部により第2ゼロクロスタイミングが検出されたとき、前記経過時間計時部の計時を停止させることにより、当該経過時間計時部の計時時間をマイナス側ゼロクロス間隔情報として保持させ、
    前記第2停電検知部は、
    前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって第2ゼロクロスタイミングが検出される都度、前記判定時間計時部によって前記停電判定時間を計時させることにより、当該第2ゼロクロスタイミングから前記停電判定時間が経過したタイミングを取得し、
    前記プラス側ゼロクロス間隔取得部は、
    前記前記第2停電検知部により取得されたタイミングから、前記経過時間計時部による計時を開始させ、前記第1ゼロクロスタイミング検出部により第1ゼロクロスタイミングが検出されたとき、前記経過時間計時部の計時を停止させることにより、当該経過時間計時部の計時時間をプラス側ゼロクロス間隔情報として保持させること
    を特徴とする請求項2記載の停電検知回路。
  4. 前記第1ゼロクロスタイミング検出部は、
    前記交流電圧が前記正側閾値電圧より高い場合、第1レベルの信号を第1ゼロクロス信号として出力し、前記交流電圧が前記正側閾値電圧より低い場合、前記第1レベルとは異なる第2レベルの信号を前記第1ゼロクロス信号として出力することによって、当該第1ゼロクロス信号が前記第1レベルから前記第2レベルへと変化するタイミングを前記第1ゼロクロスタイミングとして示し、
    前記第2ゼロクロスタイミング検出部は、
    前記交流電圧が前記負側閾値電圧より低い場合、第3レベルの信号を第2ゼロクロス信号として出力し、前記交流電圧が前記負側閾値電圧より高い場合、前記第3レベルとは異なる第4レベルの信号を前記第2ゼロクロス信号として出力することによって、当該第2ゼロクロス信号が前記第3レベルから前記第4レベルへと変化するタイミングを前記第2ゼロクロスタイミングとして示し、
    前記第1停電検知部は、
    前記第1ゼロクロスタイミング検出部によって前記第1ゼロクロスタイミングが検出されてから前記停電判定時間が経過したタイミングにおいて、前記第2ゼロクロス信号が前記第4レベルである場合、停電を検知すると共に、前記プラス側ゼロクロス間隔取得部により取得されたプラス側ゼロクロス間隔情報を、前記交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得し、
    前記第2停電検知部は、
    前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって前記第2ゼロクロスタイミングが検出されてから前記停電判定時間が経過したタイミングにおいて、前記第1ゼロクロス信号が前記第2レベルである場合、停電を検知すると共に、前記マイナス側ゼロクロス間隔取得部により取得されたマイナス側ゼロクロス間隔情報を、前記交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得すること
    を特徴とする請求項2又は3記載の停電検知回路。
  5. 交流電圧が、0Vを横切って低下するタイミングである第1ゼロクロスタイミングを検出する第1ゼロクロスタイミング検出部と、
    前記交流電圧が、0Vを横切って上昇するタイミングである第2ゼロクロスタイミングを検出する第2ゼロクロスタイミング検出部と、
    前記第1ゼロクロスタイミング検出部によって第1ゼロクロスタイミングが検出される都度、当該第1ゼロクロスタイミングから前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって第2ゼロクロスタイミングが検出されるまでの時間に関する情報を、マイナス側ゼロクロス間隔情報として取得するマイナス側ゼロクロス間隔取得部と、
    前記第2ゼロクロスタイミング検出部によって前記第2ゼロクロスタイミングが検出されてから前記停電判定時間が経過したタイミングにおける前記交流電圧が、正の電圧に予め設定された正側閾値電圧より低い電圧である場合、停電を検知すると共に、前記マイナス側ゼロクロス間隔取得部により直近に取得されたマイナス側ゼロクロス間隔情報を、前記交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得する第2停電検知部とをさらに備えること
    を特徴とする停電検知回路。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の停電検知回路と、
    交流電圧を受電する受電端子と、
    負荷が接続される出力端子と、
    電池と、
    前記停電検知回路によって停電が検知された場合、当該停電検知回路により取得された前記停電の生じた位相を示す情報に基づいて、当該停電の生じた位相に続く位相の交流電圧を前記電池の出力電圧から生成する交流電圧生成部と、
    前記停電検知回路によって停電が検知されないときは、前記受電端子によって受電された交流電圧を前記出力端子へ出力し、前記停電検知回路によって停電が検知されたときは、前記交流電圧生成部によって生成された交流電圧を前記出力端子へ出力する切替部と
    を備えることを特徴とする電源システム。
  7. 第1ゼロクロスタイミング検出手段と、第2ゼロクロスタイミング検出手段と、マイナス側ゼロクロス間隔取得手段と、プラス側ゼロクロス間隔取得手段と、第1停電検知手段と、第2停電検知手段とを備える停電検知回路を用いて停電を検知する停電検知方法であって、
    前記第1ゼロクロスタイミング検出手段が、交流電圧が0Vを横切って低下するタイミングである第1ゼロクロスタイミングを検出する工程と、
    前記第2ゼロクロスタイミング検出手段が、前記交流電圧が0Vを横切って上昇するタイミングである第2ゼロクロスタイミングを検出する工程と、
    前記プラス側ゼロクロス間隔取得手段が、前記第2ゼロクロスタイミング検出手段によって第2ゼロクロスタイミングが検出される都度、当該第2ゼロクロスタイミングから前記第1ゼロクロスタイミング検出手段によって第1ゼロクロスタイミングが検出されるまでの時間に関する情報を、プラス側ゼロクロス間隔情報として取得する工程と、
    前記第1停電検知手段が、前記第1ゼロクロスタイミング検出手段によって前記第1ゼロクロスタイミングが検出されてから前記交流電圧の1/2周期より短い時間に設定された停電判定時間が経過したタイミングにおける前記交流電圧が、負の電圧に予め設定された負側閾値電圧より高い電圧である場合、停電を検知すると共に、前記プラス側ゼロクロス間隔取得手段により直近に取得されたプラス側ゼロクロス間隔情報を、前記交流電圧における停電の生じた位相を示す情報として取得する工程と
    を備えることを特徴とする停電検知方法。
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