JP2008286054A - アクチュエータ駆動制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】内燃機関の可変動弁機構においてコントロールシャフトを軸力方向に移動させる際の騒音を防止する。
【解決手段】可変動弁機構において軸力方向へのコントロールシャフトの移動速度fx(NA)が基準移動速度Xhより高いあるいは高くなると判定した場合には(S104でyes)、駆動速度NAに移動速度制限値nLを設定することで(S106)、軸力方向へのコントロールシャフトの移動速度fx(NA)を基準移動速度Xhより低く制限している。このためコントロールシャフトに与えられている軸力の低減程度が抑制されて軸力の方向が変化する状態にはなり難い。したがってコントロールシャフトとアクチュエータの駆動軸との接続部分、あるいはアクチュエータ側の内部構造においてスプライン構造などの接触部材間の離脱と接触とが繰り返されるのを抑制できる。こうして課題が達成される。
【選択図】図5

Description

本発明は、コントロールシャフトの軸方向での位置調節に応じて内燃機関のバルブ特性を可変とする内燃機関の可変動弁機構に用いられ、バルブ駆動時の反力を軸力として受けるコントロールシャフトの軸方向移動を行うアクチュエータに対する駆動制御装置に関する。
内燃機関のバルブ特性を可変とする可変動弁機構が知られている(例えば特許文献1,2,3参照)。特許文献1ではコントロールシャフト(制御軸)をアクチュエータにより回転させることで可変バルブ機構を駆動してバルブ特性(バルブリフト量、バルブ作用角)を可変としている。特許文献2ではカムシャフトがコントロールシャフトを兼ね、カムシャフトを軸方向に移動させることによりバルブ特性を可変として吸入空気量を調節している。特許文献3ではロッカーシャフトをバルブ特性調節機構の中心軸位置に挿通している。このことでバルブ駆動時にはバルブ特性調節機構がロッカーシャフトに支持された状態で揺動する。このロッカーシャフトの内部にはコントロールシャフトが配置されており、このコントロールシャフトの軸方向移動を、コントロールシャフトの一端側に配置されたアクチュエータにて行うことで、バルブ特性を所望の状態に調節している。
特開2003−3900号公報(第4−5頁、図2) 特開2004−183591号公報(第7頁、図2) 特開2001−263015号公報(第7−8頁、図5−20)
特許文献2,3のごとく、コントロールシャフトを軸方向に移動させることによりバルブ特性を可変としている場合には、通常、バルブスプリング等からバルブ駆動時の反力を軸力として受ける。したがってコントロールシャフトからアクチュエータ側の駆動軸は軸力を受けていることになる。
アクチュエータはこの軸力に抗してコントロールシャフトを移動させることによりバルブ特性であるバルブ作用角を拡大して吸入空気量を増加したり、逆に軸力方向へコントロールシャフトを移動させることによりバルブ作用角を縮小して吸入空気量を減少したりしている。
このようなコントロールシャフトの軸方向移動処理において、軸力方向へ移動させている場合に移動速度が高まると騒音が発生することが判明した。この原因は次に述べるごとくである。
すなわちコントロールシャフトを軸力方向に移動させるとアクチュエータ側がコントロールシャフトから受けている軸力の全体的な大きさが低下する。この軸力はバルブカムシャフトの回転に伴ってバルブスプリングからの反力が変動することにより周期的に増減している。コントロールシャフトを軸力方向に移動させる程度が大きくなり、アクチュエータが受けている軸力レベルの低下が大きい場合には、単に軸力の大きさが変動するのではなく軸力の方向が変化するようになる。
このような軸力変動が生じると、コントロールシャフトとアクチュエータ側の駆動軸との接続部分、あるいはアクチュエータの内部構造においてスプライン構造などの接触部材間の離脱と接触とが繰り返され、このことにより騒音が生じるのである。
本発明は、このような内燃機関の可変動弁機構においてコントロールシャフトを軸力方向に移動させる際の騒音を防止することを目的とするものである。
以下、上記目的を達成するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載のアクチュエータ駆動制御装置は、コントロールシャフトの軸方向での位置調節に応じて内燃機関のバルブ特性を可変とする内燃機関の可変動弁機構に用いられ、バルブ駆動時の反力を軸力として受ける前記コントロールシャフトの軸方向移動を行うアクチュエータに対する駆動制御装置であって、前記コントロールシャフトを前記軸力方向へ移動させる際に生じる騒音の許容レベルに対応する基準移動速度を設定し、前記軸力方向への前記コントロールシャフトの移動速度を、前記基準移動速度より高い場合又は高くなる場合には抑制処理する軸力方向移動速度抑制手段を備えたことを特徴とする。
このように軸力方向移動速度抑制手段は、軸力方向へのコントロールシャフトの移動速度が基準移動速度より高い場合又は高くなる場合には抑制処理している。このため軸力の低減程度が抑制されて軸力方向が変化する状態にはなりにくくなる。
したがってコントロールシャフトとアクチュエータ側の駆動軸との接続部分、あるいはアクチュエータの内部構造においてスプライン構造などの接触部材間の離脱と接触とが繰り返されるのを抑制できる。こうして内燃機関の可変動弁機構においてコントロールシャフトを軸力方向に移動させる際の騒音を防止することができる。
請求項2に記載のアクチュエータ駆動制御装置では、請求項1において、前記軸力方向移動速度抑制手段による前記抑制処理は、前記軸力方向への前記コントロールシャフトの移動速度を、前記基準移動速度より低く制限することを特徴とする。
このことにより、より確実な騒音防止を実現することができる。
請求項3に記載のアクチュエータ駆動制御装置では、請求項1又は2において、前記可変動弁機構はドライバーの加速操作量に基づいて吸気バルブのバルブ作用角を可変とするものであり、前記軸力方向移動速度抑制手段による前記抑制処理は、前記加速操作量の低減時に、該加速操作量の低減速度が前記基準移動速度に対応する基準低減速度よりも高い場合又は高くなる場合に実行することを特徴とする。
このように加速操作量の低減速度が基準移動速度に対応する基準低減速度よりも高い場合又は高くなる場合に抑制処理を実行するようにしても良い。
請求項4に記載のアクチュエータ駆動制御装置では、請求項1又は2において、前記コントロールシャフトの目標位置が現在位置より前記軸力方向へ基準距離より大きく離れて設定されている場合を、前記軸力方向への前記コントロールシャフトの移動速度が前記基準移動速度より高くなる場合であるとすることを特徴とする。
目標位置が現在位置より軸力方向へ離れれば離れるほど、コントロールシャフトの軸力方向への移動速度が基準移動速度より高くなる傾向が強まる。したがって目標位置が現在位置より軸力方向へ基準距離より大きく離れて設定されている場合を、軸力方向へのコントロールシャフトの移動速度が基準移動速度より高くなる場合であるとすることができる。このことにより現在位置と目標位置との関係にて容易に騒音発生可能性の高さが判定でき、コントロールシャフトを軸力方向に移動させる際の騒音を効果的に防止できる。
請求項5に記載のアクチュエータ駆動制御装置は、コントロールシャフトの軸方向での位置調節に応じて内燃機関のバルブ特性を可変とする内燃機関の可変動弁機構に用いられ、バルブ駆動時の反力を軸力として受ける前記コントロールシャフトの軸方向移動を行うアクチュエータに対する駆動制御装置であって、前記軸力方向への前記コントロールシャフトの移動速度を、前記軸力方向とは逆方向への移動速度よりも抑制処理する軸力方向移動速度抑制手段を備えたことを特徴とする。
このように基準移動速度を用いずに、軸力方向へのコントロールシャフトの移動速度に対し、軸力方向とは逆方向への移動速度よりも抑制処理することによっても、軸力の低減程度が抑制されて軸力方向が変化する状態にはなりにくくなる。
したがってコントロールシャフトとアクチュエータ側の駆動軸との接続部分、あるいはアクチュエータの内部構造においてスプライン構造などの接触部材間の離脱と接触とが繰り返されるのを抑制できる。こうして内燃機関の可変動弁機構においてコントロールシャフトを軸力方向に移動させる際の騒音を防止することができる。
請求項6に記載のアクチュエータ駆動制御装置では、請求項5において、前記可変動弁機構はドライバーの加速操作量に基づいて吸気バルブのバルブ作用角を可変とするものであり、前記軸力方向移動速度抑制手段による前記抑制処理は、前記加速操作量の低減時に前記コントロールシャフトの移動速度を抑制することにより実行することを特徴とする。
加速操作量の低減時はコントロールシャフトも軸力方向へ移動することになるので、加速操作量の低減時にコントロールシャフトの移動速度を抑制することとしても良い。
[実施の形態1]
図1,2は、上述した発明が適用された多気筒内燃機関(ここでは直列4気筒のガソリンエンジン:以下、「エンジン」と略す)2における可変動弁機構4の構成を示している。この図1では1つの気筒における縦断面を表している。図2はエンジン2上部における主としてカムキャリア6の平面構成及び可変動弁機構4の制御構成の説明図である。尚、カムキャリア6が存在せず、可変動弁機構4が直接シリンダヘッド上に構成されていても良い。
本実施の形態のエンジン2は車両用であり、シリンダブロック8、ピストン10及びシリンダブロック8上に取り付けられたシリンダヘッド12を備えている。
シリンダブロック8には、複数の気筒、本実施の形態では4つの気筒2a(#1気筒),2b(#2気筒),2c(#3気筒),2d(#4気筒)が直列で形成され、各気筒2a〜2dには、シリンダブロック8、ピストン10及びシリンダヘッド12にて区画された燃焼室14が形成されている。尚、気筒数は1〜3でも良く、5以上の気筒数でも良い。又、直列でなくV型などの複数バンク構成でも良い。
各気筒2a〜2dには、それぞれ2つの吸気バルブ16及び2つの排気バルブ18の4バルブが配置されている。吸気バルブ16は吸気ポート20を、排気バルブ18は排気ポート22を開閉する。全ての吸気ポート20は、吸気マニホールドを介してサージタンクに接続され、サージタンク側から供給された空気を各気筒2a〜2dに分配している。尚、各気筒2a〜2dの吸気ポート20に対して燃料を噴射するように、各吸気ポート20又は吸気マニホールドにはそれぞれフューエルインジェクタが配置されている。尚、このように吸気バルブ16の上流側にて燃料噴射する構成以外に、直接、各燃焼室14内に燃料を噴射する筒内噴射型ガソリンエンジンを用いることもできる。
本実施の形態のエンジン2は、吸気バルブ16のバルブ作用角の変化により吸入空気量を調節できる。ただし実際には最大バルブリフト量も同時に変化しているので、以下、バルブ作用角に対する説明は最大バルブリフト量の説明を兼ねている。
尚、サージタンク上流側の吸気通路にはスロットルバルブが配置されている。このスロットルバルブは、吸気バルブ16のバルブ作用角調節にて吸入空気量が調節されている時には、通常、全開状態とされている。スロットルバルブの開度制御としては、例えば、エンジン2の始動時にスロットルバルブを全開にし、エンジン2の停止時にスロットルバルブを全閉にする制御を行う。そして何らかの原因で吸気バルブ16のバルブ作用角調節が不能となった場合や、吸気バルブ16のバルブ作用角調節では十分に吸入空気量調節ができない運転状態にある場合には、スロットルバルブの開度制御により吸入空気量を制御する。
吸気バルブ16のリフト駆動は、仲介駆動機構24及びローラロッカーアーム26を介して、吸気カムシャフト28に設けられた吸気カム30の回転によるバルブ駆動力が伝達されることにより可能となっている。このバルブ駆動力伝達において、アクチュエータ32の機能により仲介駆動機構24による伝達状態が調節されることで吸気バルブ16のバルブ作用角の大きさが調節される。尚、吸気カムシャフト28は、一端に配置されたバルブタイミング可変機構34に設けられたタイミングスプロケットとタイミングチェーン36とを介してエンジン2のクランクシャフト38の回転に連動している。このバルブタイミング可変機構34により吸気バルブ16のバルブ作用角の進角・遅角が調節される。
各気筒2a〜2dの排気バルブ18は、エンジン2の回転に連動して回転する排気カムシャフト40に設けられた排気カム42により、ローラロッカーアーム44を介して一定の大きさのバルブ作用角で開閉されている。尚、排気カムシャフト40は、一端に配置されたバルブタイミング可変機構46に設けられたタイミングスプロケットとタイミングチェーン36とを介してエンジン2のクランクシャフト38の回転に連動している。このバルブタイミング可変機構46により排気バルブ18のバルブ作用角の進角・遅角が調節される。そして各気筒2a〜2dの各排気ポート22は排気マニホルドに連結され、排気を浄化用触媒コンバータやマフラーを介して外部に排出している。
上述した吸気カムシャフト28、排気カムシャフト40、アクチュエータ32、仲介駆動機構24及びバルブタイミング可変機構34,46は、カムキャリア6に一体に組み込まれている。このカムキャリア6は、シリンダヘッド12に取り付けられてエンジン本体の一部を形成する。
仲介駆動機構24は図3,4の部分破断斜視図に示すごとくである。図3の(A)は仲介駆動機構24の正面側の部分破断斜視図、(B)は背面側の部分破断斜視図、図4は更にスライダギヤ48の内部に至る部分破断斜視図を示している。
仲介駆動機構24は、中央に設けられた入力部50、入力部50の一端側に配置された第1揺動カム52、第1揺動カム52とは反対側に入力部50を挟んで配置された第2揺動カム54及び内部に配置されたスライダギヤ48を備えている。これらの構成は中央を貫いて配置されているロッカーシャフト56にてカムキャリア6上に揺動可能に支持されている。
管状のロッカーシャフト56の内部にはコントロールシャフト58が配置され、このコントロールシャフト58に取り付けられているピン60は、ロッカーシャフト56に形成された長孔62を通過して先端がスライダギヤ48に形成された周方向の溝に係止している。このことによりスライダギヤ48はコントロールシャフト58に対して揺動可能であるが、軸方向移動には連動する。
スライダギヤ48は3つのヘリカルスプライン部48a,48b,48cを有している。中央のヘリカルスプライン部48aは入力部50内面のヘリカルスプラインに噛合し、両側のヘリカルスプライン部48b,48cはそれぞれ揺動カム52,54内面のヘリカルスプラインに噛合している。
入力部50で噛合するヘリカルスプラインと揺動カム52,54で噛合するヘリカルスプラインとはねじれ角が異なる。ここではねじれ方向が逆となっている。具体的には入力部50では左ネジ、揺動カム52,54では右ネジとされている。このことにより吸気バルブ16の開弁時におけるバルブスプリング16aの反力により、コントロールシャフト58にはアクチュエータ32とは反対方向(図3のL方向)への軸力が生じている。
アクチュエータ32にて軸力に抗してコントロールシャフト58をロッカーシャフト56からアクチュエータ32側へ引き出す方向(図3のH方向)に移動させると入力部50のローラ50dが揺動カム52,54のカム部52d,54dから離れる方向に相対揺動する。逆に軸力方向へコントロールシャフト58をアクチュエータ32側からロッカーシャフト56内へ戻す方向(図3のL方向)に移動させると入力部50のローラ50dが揺動カム52,54のカム部52d,54dに近づく方向に相対揺動する。
したがってコントロールシャフト58をロッカーシャフト56から引き出す方向(図3のH方向)に移動させることによりバルブ作用角を連続的に大きくすることができる。逆に、コントロールシャフト58をロッカーシャフト56内へ戻す方向(図3のL方向)に移動させることによりバルブ作用角を連続的に小さくすることができる。
このように吸気バルブ16を開駆動させる際には、前述したごとくバルブスプリング16aの反力により図3のL方向の軸力が発生するが、この軸力は4気筒分が合成されて周期的に変動する軸力としてアクチュエータ32側に作用することになる。
アクチュエータ32は、遊星差動ネジ型回転−直動変換機構やボールネジ機構などの回転−直動変換機構と回転駆動源との組み合わせが用いられる。本実施の形態では遊星差動ネジ型回転−直動変換機構と電動モータとの組み合わせが用いられている。このアクチュエータ32の回転制御は、エンジン制御用のECU(電子制御ユニット)64により、アクチュエータ32に付属しているEDU(電子制御ドライバーユニット)32aに対してなされる。尚、アクチュエータ32の駆動軸32bは接続部分32cにてコントロールシャフト58に接続している。そしてこの駆動軸32bの軸方向位置をストロークセンサ32dがコントロールシャフト58のストロークStとして検出している。
ECU64は、ストロークセンサ32dにより検出されるコントロールシャフト58のストロークSt、アクセルペダル66に設けられたアクセル開度センサ68により検出されるアクセル開度ACCP(ドライバーの加速操作量に相当)や他の各種データを入力している。そしてこれらのデータに基づいて、EDU32aに駆動指令を発して、ドライバーの加速指示に対応して適切なバルブ作用角となるようにアクチュエータ32を駆動している。
次にECU64により実行されるアクチュエータ32の駆動制御処理を図5のフローチャートに示す。本処理は2msec毎に繰り返し実行される処理である。尚、個々の処理内容に対応するフローチャート中のステップを「S〜」で表す。
まずアクチュエータ32の駆動速度NAが算出される(S102)。この駆動速度NAは、ここではアクチュエータ32内に設けられた電動モータの回転数設定値(rpm)に相当する。この駆動速度NAの値は、ストロークセンサ32dにて検出されているコントロールシャフト58の現在のストロークStと、アクセル開度ACCPに基づいて算出されている目標ストロークTstとの差に基づいて算出される。この差が大きいほど駆動速度NAの絶対値は大きく設定される。すなわち差が大きいほど駆動速度NAの絶対値を大きくして、コントロールシャフト58を迅速に目標ストロークTstの位置に到達させるようにしている。尚、駆動速度NAは、軸力方向、すなわちアクチュエータ32とは反対方向にコントロールシャフト58が移動する場合をプラスとしている。又、駆動速度NAは、直接、回転数として算出しなくても、電動モータをデューティ制御にて駆動するためのデューティ値でも良い。
次に、この駆動速度NAに対応するコントロールシャフト58の軸力方向の移動速度fx(NA)が予め設定してある基準移動速度Xhより高いか否かが判定される(S104)。この基準移動速度Xhは、標準の可変動弁機構において、あるいは平均的な可変動弁機構において、コントロールシャフト58を軸力方向へ移動させる際に発生する騒音の許容レベルに対応するものである。この基準移動速度Xhより高い移動速度にてコントロールシャフト58が軸力方向へ移動する場合には、騒音が許容レベルを越えることになる。
ここでfx(NA)≦Xhであれば(S104でno)、ECU64はEDU32aに対してステップS102にて算出された駆動速度NAにて電動モータを駆動させる指令信号を出力する(S108)。
fx(NA)>Xhであれば(S104でyes)、駆動速度NAには移動速度制限値nLを設定する(S106)。この移動速度制限値nLは、基準移動速度Xhに対応するアクチュエータ32の駆動速度、あるいはこの駆動速度よりも少し低い値が設定されている。
そしてECU64はEDU32aに対して、ステップS106にて制限された駆動速度NAにて電動モータを駆動させる指令信号を出力する(S108)。
こうして軸力方向へのコントロールシャフト58の移動速度に対して抑制処理がなされる。
図6のタイミングチャートに本実施の形態及び比較例による制御の一例を示す。コントロールシャフト58には図6の(A)に実線Laにて示すごとくエンジン2の運転時に軸力の変動が生じる。
比較例として、コントロールシャフト58を急速に軸力方向に移動させた場合には、実際にコントロールシャフト58に作用する軸力はレベル低下を引き起こし破線Lcに示すごとく軸力方向が部分的にマイナス、すなわち部分的に大きく反転する。4気筒のエンジン2では正負の逆転が1サイクル(吸気カムシャフト28の1回転)に付き8回生じることになる。このためコントロールシャフト58とアクチュエータ32の駆動軸32bとの接続部分32c(図2)、あるいはアクチュエータ32側の内部構造においてスプライン構造などの接触部材間の離脱と接触とが1サイクルに付き8回生じて、図6の(C)に示すごとく振動音による騒音が高まる。
しかし本実施の形態のごとく、コントロールシャフト58の急速な軸力方向移動を制限すると、実際にコントロールシャフト58に作用する軸力のレベル低下は、実線Lbのレベルまでに止まる。このため軸力の反転が生じない。このためコントロールシャフト58とアクチュエータ32側の駆動軸32bとの接続部分32cあるいはアクチュエータ32側の内部構造においてスプライン構造などの接触部材間の離脱と接触とが生じることがなく、図6の(B)に示すごとく振動音が防止されて騒音抑制が可能となる。
上述した構成において請求項との関係は、ECU64における駆動制御処理(図5)のステップS104,S106の処理が軸力方向移動速度抑制手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態1によれば、以下の効果が得られる。
(イ).駆動制御処理(図5)では、軸力方向へのコントロールシャフト58の移動速度fx(NA)が基準移動速度Xhより高くなる場合あるいは高くなった場合を判定して(S104)、高いと判定した場合には(S104でyes)、抑制処理(S106)を実行している。ここでは駆動速度NAに移動速度制限値nLを設定することで(S106)、軸力方向へのコントロールシャフト58の移動速度fx(NA)を基準移動速度Xhより低く制限している。
このため図6にて説明したごとく、コントロールシャフト58に与えられている軸力の低減程度が抑制されて軸力の方向が変化する状態にはなり難い。したがってコントロールシャフト58とアクチュエータ32側の駆動軸32bとの接続部分32c(図2)、あるいはアクチュエータ32側の内部構造においてスプライン構造などの接触部材間の離脱と接触とが繰り返されるのを抑制できる。こうして可変動弁機構4においてコントロールシャフト58を軸力方向に移動させる際の騒音を防止することができる。
[実施の形態2]
本実施の形態では、ECU64により実行されるアクチュエータ32の駆動制御処理として図7の処理が実行される。他の構成は前記実施の形態1と同じであるので、図1〜4を参照して説明する。
まずアクチュエータ32の駆動速度NAが算出される(S202)。この処理は前記ステップS102にて述べたごとくである。
次にストロークセンサ32dにより検出されているコントロールシャフト58の現在のストロークStをECU64に設けられた作業メモリ内に読み込む(S204)。
次に今回検出されているストロークStから前回の制御周期時に検出されているストロークStoldを減算した値(St−Stold)が基準移動速度に対応する基準値dsより大きいか否かが判定される(S206)。ストロークStの値は軸力方向をプラスとしている。したがって「St−Stold」は制御周期2msecにおいてコントロールシャフト58が軸力方向(アクチュエータ32とは反対側)へ移動した距離、すなわち軸力方向への移動速度を表している。
このコントロールシャフト58の軸力方向の移動速度(St−Stold)が基準移動速度(ds)より高い場合には(S206でyes)、前記図5のステップS106にて説明したごとくアクチュエータ32の駆動速度NAには移動速度制限値nLが設定される(S208)。
そして前回ストロークStoldの値に、今回検出されているストロークStの値が設定される(S210)。
コントロールシャフト58の軸力方向の移動速度(St−Stold)が基準移動速度(ds)より高くない場合は(S206でno)、ステップS208の処理はなされずに、直ちにステップS210の処理に移る。
ステップS210の次にECU64は、EDU32aに対してステップS202又はステップS208にて設定された駆動速度NAにて電動モータを駆動させる指令信号を出力する(S212)。
こうして軸力方向へのコントロールシャフト58の移動速度に対する抑制処理がなされる。
図8のタイミングチャートに本実施の形態及び比較例による制御の一例を示す。吸気バルブ16の作用角が図8の(A)に示すごとく大作用角(例えば245°CA:クランク角)から小作用角(例えば106°CA)に変更される場合、図8の(A)に破線で示す比較例では、コントロールシャフト58を急速に軸力方向に移動させることで、作用角が急激に変化されている。この場合には、前記実施の形態1の図6の(C)にて説明したごとくであり、図8の(C)に示すごとく振動音による騒音が高まる。
しかし本実施の形態のごとく、コントロールシャフト58の急速な軸力方向移動を制限すると、前記実施の形態1の図6の(B)にて説明したごとくであり、図8の(B)に示すごとく振動音が防止されて騒音抑制が可能となる。
上述した構成において請求項との関係は、ECU64における駆動制御処理(図7)のステップS206,S208の処理が軸力方向移動速度抑制手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態2によっても、前記実施の形態1の効果を生じる。
[実施の形態3]
本実施の形態では、ECU64により実行されるアクチュエータ32の駆動制御処理として図9の処理が実行される。他の構成は前記実施の形態1と同じであるので、図1〜4を参照して説明する。
まずアクチュエータ32の駆動速度NAが算出される(S302)。この処理は前記ステップS102にて述べたごとくである。
次にアクセル開度センサ68により検出されているアクセル開度ACCP、すなわちアクセルペダル66によるドライバーの加速操作量をECU64に設けられた作業メモリ内に読み込む(S304)。
次に前回の制御周期時に検出されているアクセル開度ACCPoldから今回検出されているアクセル開度ACCPを減算した値(ACCPold−ACCP)がコントロールシャフト58の基準移動速度に対応する基準低減速度daccpより大きいか否かが判定される(S306)。
ACCPold−ACCP>daccpである場合には(S306でyes)、前記図5のステップS106にて説明したごとくアクチュエータ32の駆動速度NAには移動速度制限値nLが設定される(S308)。
そして前回アクセル開度ACCPoldの値に、今回検出されているアクセル開度ACCPの値が設定される(S310)。
ACCPold−ACCP≦daccpである場合には(S306でno)、ステップS308の処理はなされずに、ステップS310の処理に移る。
そしてECU64は、EDU32aに対してステップS302又はステップS308にて設定された駆動速度NAにて電動モータを駆動させる指令信号を出力する(S312)。
こうした軸力方向へのコントロールシャフト58の移動速度に対する抑制処理により、前記図8と同様な制御が実行されて騒音抑制が可能となる。
上述した構成において請求項との関係は、ECU64における駆動制御処理(図9)のステップS306,S308の処理が軸力方向移動速度抑制手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態3によっても、前記実施の形態1の効果を生じる。
[実施の形態4]
本実施の形態では、ECU64により実行されるアクチュエータの駆動制御処理として図10の処理が実行される。他の構成は前記実施の形態1と同じであるので、図1〜4を参照して説明する。
まずアクチュエータ32の駆動速度NAが算出される(S402)。この処理は前記ステップS102にて述べたごとくである。
次に、アクセル開度ACCPに基づいて算出されている目標ストロークTstと、ストロークセンサ32dにて検出されているコントロールシャフト58の現在のストロークStとの差(Tst−St)が、予め設定してある基準距離Xsより大きいか否かが判定される(S404)。ここでストロークStの値は軸力方向をプラスとしているので、「Tst−St」は、今からコントロールシャフト58が軸力方向(アクチュエータ32とは反対側)へ移動される距離を表している。
この基準距離Xsは、標準の可変動弁機構あるいは平均的な可変動弁機構において、目標ストロークTstと現在のストロークStとが離れたことによりアクチュエータ32に設定される駆動速度NAが大きくなって、前記実施の形態1にて述べたごとく騒音の許容レベルを越えるか否かの限界値を示すものである。
ここでTst−St≦Xsであれば(S404でno)、ECU64は、EDU32aに対してステップS402にて算出された駆動速度NAにて電動モータを駆動させる指令信号を出力する(S408)。
Tst−St>Xsであれば(S404でyes)、駆動速度NAには移動速度制限値nLを設定する(S406)。この移動速度制限値nLは、現在のストロークStと目標ストロークTstとが基準距離Xsである時に設定されるアクチュエータ32駆動速度、あるいはこの駆動速度よりも少し低い値が設定されている。
そしてECU64は、EDU32aに対して、ステップS406にて制限された駆動速度NAにて電動モータを駆動させる指令信号を出力する(S408)。
こうした軸力方向へのコントロールシャフト58の移動速度に対する抑制処理により、前記図6と同様な制御が実行されて騒音抑制が可能となる。
上述した構成において請求項との関係は、ECU64における駆動制御処理(図10)のステップS404,S406の処理が軸力方向移動速度抑制手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態4によっても、前記実施の形態1の効果を生じる。
[実施の形態5]
本実施の形態では、ECU64により実行されるアクチュエータの駆動制御処理として図11の処理が実行される。他の構成は前記実施の形態1と同じであるので、図1〜4を参照して説明する。
まずアクチュエータ32の駆動速度NAが算出される(S502)。この処理は前記ステップS102にて述べたごとくである。
次にストロークセンサ32dにて検出されているコントロールシャフト58の現在のストロークStよりもアクセル開度ACCPに基づいて算出されている目標ストロークTstが大きいか否か、すなわちこれからコントロールシャフト58が軸力方向に移動させるのか否かが判定される(S504)。
ここでTst≦Stであれば(S504でno)、すなわちコントロールシャフト58が軸力方向とは逆方向に移動する場合には、ECU64はEDU32aに対してステップS502にて算出した駆動速度NAにて電動モータを駆動させる指令信号を出力する(S508)。
Tst>Stであれば(S504でyes)、すなわちコントロールシャフト58が軸力方向に移動する場合には、式1に示すごとく駆動速度NAを再設定する(S506)。
[式1] NA ← Min(nL,NA)
ここでMin()は()内の数値の内、小さい方を抽出する演算子である。したがって移動速度制限値nLより大きい駆動速度NAがステップS502にて設定されると、移動速度制限値nLに制限され、移動速度制限値nL以下の駆動速度NAがステップS502にて設定されるとそのまま用いられる。尚、移動速度制限値nLについては前記実施の形態1にて説明したごとくである。
そしてECU64は、EDU32aに対して、ステップS506にて制限された駆動速度NAにて電動モータを駆動させる指令信号を出力する(S608)。
こうした軸力方向へのコントロールシャフト58の移動速度に対する抑制処理により、前記図6と同様な制御が実行されて騒音抑制が可能となる。
上述した構成において請求項との関係は、ECU64における駆動制御処理(図11)のステップS504,S506の処理が軸力方向移動速度抑制手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態5によっても、前記実施の形態1の効果を生じる。
[実施の形態6]
本実施の形態では、ECU64により実行されるアクチュエータの駆動制御処理として図12の処理が実行される。他の構成は前記実施の形態1と同じであるので、図1〜4を参照して説明する。図12においてステップS602,S606,S608は前記図11のステップS502,S506,S508と同じである。異なるのはステップS604にて前回アクセル開度ACCPoldが現在のアクセル開度ACCPより大きいか否かを判定している点である。
したがってアクチュエータ32の駆動速度NA算出(S602)の次にACCPold>ACCPか否かが判定される(S604)。すなわちドライバーがアクセルペダル66を戻すことにより、加速操作量を低減しているか否かが判定される。
ここでACCPold≦ACCPであれば(S604でno)、すなわちコントロールシャフト58が軸力方向とは逆方向に移動される場合には、ECU64はEDU32aに対してステップS602にて算出した駆動速度NAにて電動モータを駆動させる指令信号を出力する(S608)。
ACCPold>ACCPであれば(S604でyes)、すなわちコントロールシャフト58が軸力方向に移動される場合には、前記式1に示すごとく駆動速度NAを再設定する(S606)。
そしてECU64はEDU32aに対して、ステップS606にて制限された駆動速度NAにて電動モータを駆動させる指令信号を出力する(S608)。
こうした軸力方向へのコントロールシャフト58の移動速度に対する抑制処理により、前記図6と同様な制御が実行されて騒音抑制が可能となる。
上述した構成において請求項との関係は、ECU64における駆動制御処理(図12)のステップS604,S606の処理が軸力方向移動速度抑制手段としての処理に相当する。
以上説明した本実施の形態6によっても、前記実施の形態1の効果を生じる。
[その他の実施の形態]
(a).前記各実施の形態において、コントロールシャフト58に生じている軸力方向はアクチュエータ32とは反対方向であったが、仲介駆動機構24におけるヘリカルスプラインの関係によりアクチュエータ32に向かう軸力であっても良い。この場合も軸力方向へのコントロールシャフト58の移動において、その移動速度を前記各実施の形態のごとく抑制することにより、騒音を防止することができる。
実施の形態1のエンジン縦断面図。 実施の形態1のカムキャリア上の構成説明図。 実施の形態1の仲介駆動機構の部分破断斜視図。 実施の形態1の仲介駆動機構の部分破断斜視図。 実施の形態1のECUが実行する駆動制御処理のフローチャート。 実施の形態1及び比較例の制御の一例を示すタイミングチャート。 実施の形態2のECUが実行する駆動制御処理のフローチャート。 実施の形態2及び比較例の制御の一例を示すタイミングチャート。 実施の形態3のECUが実行する駆動制御処理のフローチャート。 実施の形態4のECUが実行する駆動制御処理のフローチャート。 実施の形態5のECUが実行する駆動制御処理のフローチャート。 実施の形態6のECUが実行する駆動制御処理のフローチャート。
符号の説明
2…エンジン、2a〜2d…気筒、4…可変動弁機構、6…カムキャリア、8…シリンダブロック、10…ピストン、12…シリンダヘッド、14…燃焼室、16…吸気バルブ、16a…バルブスプリング、18…排気バルブ、20…吸気ポート、22…排気ポート、24…仲介駆動機構、26…ローラロッカーアーム、28…吸気カムシャフト、30…吸気カム、32…アクチュエータ、32a…EDU、32b…駆動軸、32c…接続部分、32d…ストロークセンサ、34…バルブタイミング可変機構、36…タイミングチェーン、38…クランクシャフト、40…排気カムシャフト、42…排気カム、44…ローラロッカーアーム、46…バルブタイミング可変機構、48…スライダギヤ、48a,48b,48c…ヘリカルスプライン部、50…入力部、50d…ローラ、52,54…揺動カム、52d,54d…カム部、56…ロッカーシャフト、58…コントロールシャフト、60…ピン、62…長孔、64…ECU、66…アクセルペダル、68…アクセル開度センサ。

Claims (6)

  1. コントロールシャフトの軸方向での位置調節に応じて内燃機関のバルブ特性を可変とする内燃機関の可変動弁機構に用いられ、バルブ駆動時の反力を軸力として受ける前記コントロールシャフトの軸方向移動を行うアクチュエータに対する駆動制御装置であって、
    前記コントロールシャフトを前記軸力方向へ移動させる際に生じる騒音の許容レベルに対応する基準移動速度を設定し、前記軸力方向への前記コントロールシャフトの移動速度を、前記基準移動速度より高い場合又は高くなる場合には抑制処理する軸力方向移動速度抑制手段を備えたことを特徴とするアクチュエータ駆動制御装置。
  2. 請求項1において、前記軸力方向移動速度抑制手段による前記抑制処理は、前記軸力方向への前記コントロールシャフトの移動速度を、前記基準移動速度より低く制限することを特徴とするアクチュエータ駆動制御装置。
  3. 請求項1又は2において、前記可変動弁機構はドライバーの加速操作量に基づいて吸気バルブのバルブ作用角を可変とするものであり、前記軸力方向移動速度抑制手段による前記抑制処理は、前記加速操作量の低減時に、該加速操作量の低減速度が前記基準移動速度に対応する基準低減速度よりも高い場合又は高くなる場合に実行することを特徴とするアクチュエータ駆動制御装置。
  4. 請求項1又は2において、前記コントロールシャフトの目標位置が現在位置より前記軸力方向へ基準距離より大きく離れて設定されている場合を、前記軸力方向への前記コントロールシャフトの移動速度が前記基準移動速度より高くなる場合であるとすることを特徴とするアクチュエータ駆動制御装置。
  5. コントロールシャフトの軸方向での位置調節に応じて内燃機関のバルブ特性を可変とする内燃機関の可変動弁機構に用いられ、バルブ駆動時の反力を軸力として受ける前記コントロールシャフトの軸方向移動を行うアクチュエータに対する駆動制御装置であって、
    前記軸力方向への前記コントロールシャフトの移動速度を、前記軸力方向とは逆方向への移動速度よりも抑制処理する軸力方向移動速度抑制手段を備えたことを特徴とするアクチュエータ駆動制御装置。
  6. 請求項5において、前記可変動弁機構はドライバーの加速操作量に基づいて吸気バルブのバルブ作用角を可変とするものであり、前記軸力方向移動速度抑制手段による前記抑制処理は、前記加速操作量の低減時に前記コントロールシャフトの移動速度を抑制することにより実行することを特徴とするアクチュエータ駆動制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103006429A (zh) * 2013-01-05 2013-04-03 马惠祥 一种不需要电源的碳酸泉的生成装置

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