JP2008285981A - 橋桁の分割撤去工法 - Google Patents
橋桁の分割撤去工法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008285981A JP2008285981A JP2007159517A JP2007159517A JP2008285981A JP 2008285981 A JP2008285981 A JP 2008285981A JP 2007159517 A JP2007159517 A JP 2007159517A JP 2007159517 A JP2007159517 A JP 2007159517A JP 2008285981 A JP2008285981 A JP 2008285981A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- girder
- cut
- bridge
- removal
- bridge girder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
Abstract
【課題】都市連続高架橋や立体交差橋の分割解体撤去において、仮支柱を不要とし、大型クレーンの作業時間を短縮し安全性を高め、工事費用の低減を目指した橋桁の解体撤去方法を提供する。
【解決手段】橋桁をゲルバーヒンジ部11近傍の機械切断可能な桁切断部分12で切り離し撤去する際、該桁切断部分12を中心として撤去桁と桁柱頭部9の断面上部に梁1を渡し、それと該撤去桁の端部を固定金具2と鋼棒3及びナット4で締め付け一体とし、反対側の桁柱頭部9の梁端部には受け台5及び調整用クサビ6を取り付け安定させることによって、桁切断部分12で切断後も桁は落下しない。 また、桁切断部分12の切断面は、従来のように垂直にせず逆ハの字状の傾斜角にすることによって吊り上げ撤去作業の効率を上げ、吊金具が万一機能しない場合の安全装置としての役割を提供する。
【選択図】図1
【解決手段】橋桁をゲルバーヒンジ部11近傍の機械切断可能な桁切断部分12で切り離し撤去する際、該桁切断部分12を中心として撤去桁と桁柱頭部9の断面上部に梁1を渡し、それと該撤去桁の端部を固定金具2と鋼棒3及びナット4で締め付け一体とし、反対側の桁柱頭部9の梁端部には受け台5及び調整用クサビ6を取り付け安定させることによって、桁切断部分12で切断後も桁は落下しない。 また、桁切断部分12の切断面は、従来のように垂直にせず逆ハの字状の傾斜角にすることによって吊り上げ撤去作業の効率を上げ、吊金具が万一機能しない場合の安全装置としての役割を提供する。
【選択図】図1
Description
本発明は、橋桁の撤去に関するものである。
桁橋の撤去工法の中で、急速施工を必要とする場合に大型クレーンを用いて1径間の桁をそのまま撤去する大型分割解体工法がある。単純桁の場合は支承構造にもよるが比較的容易に撤去が可能であるが、連続桁の中間支点部分及びラーメン橋の柱頭部また、ゲルバーヒンジ部分については桁の内部に補強用の大口径鉄筋やアンカーボルトなどが密に配置されているために、これらの部分の解体作業はハンドブレーカーによる人力解体となり作業工程のネックとなっている。したがって大型分割解体においては、比較的容易にワイヤソーや超高圧水によって切断・撤去できる場所は橋脚から外れた位置となる。
したがってその位置に仮支柱を設けて撤去部分の桁を支持するか大型クレーン車又はクレーン船で撤去部の桁を仮吊りした状態で切断作業が採用されている。
これには以下のような欠点があった。
(例えば、非特許文献1参照、特許文献1 )
したがってその位置に仮支柱を設けて撤去部分の桁を支持するか大型クレーン車又はクレーン船で撤去部の桁を仮吊りした状態で切断作業が採用されている。
これには以下のような欠点があった。
(例えば、非特許文献1参照、特許文献1 )
仮支柱を設ける場合、高架橋の場合は街路の通行制限などが必要となり又、河川橋の場合は渇水期施工に限定されなどの制約があった。
トラッククレーンやクレーン船の場合も立地条件によって左右され工事費用が高額となることであった。
「橋梁撤去技術マニュアル」北陸橋撤去技術協会 2000年p.46 特許第3861100号
「橋梁撤去技術マニュアル」北陸橋撤去技術協会 2000年p.46
本発明は、橋桁の分割解体作業において、仮支柱を不要とし、大型クレーンの作業時間を短縮し作業の安全性を高め工事費用の低減を目指した撤去作業を実施することを目的としたものでる。
そして、本発明は上記目的を達成するための工法として、都市連続高架橋や立体交差橋の撤去などの時間の制約から急速解体を要求される現場の有力工法としても提供する。
本工法は連続桁の支承部分や連続ラーメン橋、特殊な構造としてゲルバーヒンジを有する桁橋の解体において支柱が設置できない場合やクレーン作業の時間短縮を必要とする現場に威力を発揮することを特徴とする。
本工法は連続桁の支承部分や連続ラーメン橋、特殊な構造としてゲルバーヒンジを有する桁橋の解体において支柱が設置できない場合やクレーン作業の時間短縮を必要とする現場に威力を発揮することを特徴とする。
作業の手順は以下の通りである。
橋桁の切断部分を中心として撤去桁と柱頭部の断面上部に梁を渡し、それと撤去桁の端部を固定金具と鋼棒及びナットで締め付け一体とし、反対側の柱頭部の梁端部には受け台及び調整用クサビを取り付け安定させる。
橋桁の切断部分を中心として撤去桁と柱頭部の断面上部に梁を渡し、それと撤去桁の端部を固定金具と鋼棒及びナットで締め付け一体とし、反対側の柱頭部の梁端部には受け台及び調整用クサビを取り付け安定させる。
ワイヤソーや超高圧水で桁を切断する。なお、切断側面は従来のように垂直にせず逆ハの字状の傾斜角で切断する。
トラッククレーンやクレーン船により桁を吊り上げ中央径間桁の撤去を完了する。
なお、柱頭部は補強用の大口径鉄筋やアンカーボルトなどが密に配置されているために、解体作業はハンドブレーカーによる人力解体撤去を行う。
上述したように本発明の橋桁撤去工法は、従来の工法に比較し短時間で安全性の高い施工法を提供する。さらに切断後も固定金具により落下しない構造で安定しているのでクレーンによる仮吊や仮支柱が不要となり作業効率及び安全性が向上し工事費用の大幅な低減が出来る。
側面の切断が逆ハの字形状となっているためクレーン吊り上げ時に切断面の干渉を減少させ、万一固定金具が何らかの原因で外れた場合でも楔作用により桁の落下を防止できる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
撤去する桁8の端部上面に配置した梁1と、桁の端部下面に配置した固定金具2を鋼棒3及びナット4で緊結する。
張出し状態となった梁1と柱頭部桁9の間に受け台5及び調整用クサビ6で梁1と固定する。
予め指定した桁の切断予定面12に沿って、ワイヤソーや超高圧水を用いて逆ハの字状に傾斜角をつけ切断する。
切断した撤去桁8をトラッククレーン7にて撤去する。
連続桁の中間支点部分及びラーメン橋の柱頭部桁9の解体作業はハンドブレーカーによる人力解体となる。
1 梁
2 固定金具
3 鋼棒
4 ナット
5 受け台
6 調整用クサビ
7 トラッククレーン
8 撤去桁
9 桁柱頭部
10 桁径間中央部
11 ゲルバーヒンジ部
12 桁切断部分
13 仮支柱
2 固定金具
3 鋼棒
4 ナット
5 受け台
6 調整用クサビ
7 トラッククレーン
8 撤去桁
9 桁柱頭部
10 桁径間中央部
11 ゲルバーヒンジ部
12 桁切断部分
13 仮支柱
Claims (2)
- 橋桁の解体撤去における切断部分を中心として橋桁の上面に渡した梁の一端と撤去桁とを固定金具及び鋼棒とナットで締め付け一体とし、梁の一端は柱頭部上面の間に受け台及び調整用クサビを取り付け締め付け安定した状態で桁を切断する。
したがって予め仮支柱の設置やクレーンによる仮吊状態での切断が不要となることを特徴とする橋桁の解体工法。 - 撤去桁が逆梯形となるように切断側面は逆ハの字状にすることによって抜け勾配が形成され桁吊上撤去が容易となると同時に、切断形状が楔状となっているためクレーンや吊装置の故障等で桁が落下する危険を防止することが出来ることによってクレーン作業の安全率を向上させることを特徴とする橋桁の解体工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007159517A JP2008285981A (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | 橋桁の分割撤去工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007159517A JP2008285981A (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | 橋桁の分割撤去工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008285981A true JP2008285981A (ja) | 2008-11-27 |
Family
ID=40145973
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007159517A Pending JP2008285981A (ja) | 2007-05-21 | 2007-05-21 | 橋桁の分割撤去工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008285981A (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101899815A (zh) * | 2010-06-24 | 2010-12-01 | 武汉一冶交通工程有限责任公司 | 架桥机安装桥梁过渡跨t型边梁防架桥机侧翻装置 |
CN110409314A (zh) * | 2019-08-15 | 2019-11-05 | 中国五冶集团有限公司 | 连续刚构桥合龙段自动单向限位锁定装置以及方法 |
CN111549688A (zh) * | 2020-04-29 | 2020-08-18 | 贵州省公路工程集团有限公司 | 一种整跨拆除连续桥梁梁体的静力提吊装置及施工方法 |
JP2021067078A (ja) * | 2019-10-23 | 2021-04-30 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 橋梁の落橋防止構造 |
CN113737662A (zh) * | 2021-10-14 | 2021-12-03 | 中铁六局集团有限公司 | 大跨度、大截面人行天桥上跨既有高速铁路快速施工工法 |
CN113832868A (zh) * | 2021-11-04 | 2021-12-24 | 中铁三局集团有限公司 | 一种铁路临时支架的拆除装置及施工方法 |
CN113944114A (zh) * | 2021-11-10 | 2022-01-18 | 上海市基础工程集团有限公司 | 用于大跨径预应力混凝土斜拉桥的拆除施工方法 |
CN114457708A (zh) * | 2022-02-23 | 2022-05-10 | 浙江交工金筑交通建设有限公司 | 高速公路拓宽天桥群拆除支架体系的施工方法 |
JP7383847B1 (ja) * | 2023-07-25 | 2023-11-20 | オリエンタル白石株式会社 | コンクリート床版の切断・撤去方法 |
-
2007
- 2007-05-21 JP JP2007159517A patent/JP2008285981A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101899815A (zh) * | 2010-06-24 | 2010-12-01 | 武汉一冶交通工程有限责任公司 | 架桥机安装桥梁过渡跨t型边梁防架桥机侧翻装置 |
CN110409314A (zh) * | 2019-08-15 | 2019-11-05 | 中国五冶集团有限公司 | 连续刚构桥合龙段自动单向限位锁定装置以及方法 |
CN110409314B (zh) * | 2019-08-15 | 2023-10-10 | 中国五冶集团有限公司 | 连续刚构桥合龙段自动单向限位锁定装置以及方法 |
JP2021067078A (ja) * | 2019-10-23 | 2021-04-30 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 橋梁の落橋防止構造 |
JP7100006B2 (ja) | 2019-10-23 | 2022-07-12 | 公益財団法人鉄道総合技術研究所 | 橋梁の落橋防止構造 |
CN111549688A (zh) * | 2020-04-29 | 2020-08-18 | 贵州省公路工程集团有限公司 | 一种整跨拆除连续桥梁梁体的静力提吊装置及施工方法 |
CN113737662A (zh) * | 2021-10-14 | 2021-12-03 | 中铁六局集团有限公司 | 大跨度、大截面人行天桥上跨既有高速铁路快速施工工法 |
CN113832868A (zh) * | 2021-11-04 | 2021-12-24 | 中铁三局集团有限公司 | 一种铁路临时支架的拆除装置及施工方法 |
CN113944114A (zh) * | 2021-11-10 | 2022-01-18 | 上海市基础工程集团有限公司 | 用于大跨径预应力混凝土斜拉桥的拆除施工方法 |
CN114457708A (zh) * | 2022-02-23 | 2022-05-10 | 浙江交工金筑交通建设有限公司 | 高速公路拓宽天桥群拆除支架体系的施工方法 |
JP7383847B1 (ja) * | 2023-07-25 | 2023-11-20 | オリエンタル白石株式会社 | コンクリート床版の切断・撤去方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2008285981A (ja) | 橋桁の分割撤去工法 | |
JP3861100B1 (ja) | 橋桁の解体撤去工法 | |
CN104005338B (zh) | 一种大跨斜拉桥塔梁三向临时固结结构 | |
CN106436583B (zh) | 一种大悬臂盖梁临时张拉锚固支护装置及其施工方法 | |
JP2010007365A (ja) | 型枠支保装置及び型枠装置 | |
CN102182150B (zh) | 高架桥外侧防撞护栏施工用外挂式钢模板的安装方法 | |
KR20060099484A (ko) | 교각 코핑면에 블럭아웃을 실시하여 매립한 케미컬앵커와고장력 장 볼트와 일체형의 철제선반구조물을 이용한 교량상부슬라브 인상공법 | |
CN112252212A (zh) | 预应力混凝土变截面连续梁桥的拆除方法 | |
CN106499201A (zh) | 一种可拆卸的安全绳工具式固定卡具及其使用方法 | |
CN106758883B (zh) | 用于钢管桁架混凝土拱桥吊杆更换的钢丝绳临时兜吊装置及其用于吊杆更换的方法 | |
CN113863166B (zh) | 一种先转体后安装支座的逆序施工方法 | |
CN101725114B (zh) | 一种大跨度斜拉桥缆索吊装方法及其设备 | |
CN202174638U (zh) | 铁路箱梁预应力用的钢绞线放线装置 | |
CN203866711U (zh) | 一种大跨斜拉桥塔梁三向临时固结结构 | |
KR101131079B1 (ko) | 교량공사용 멀티유헤드 서포트장치 | |
CN105442453A (zh) | 悬索桥桥塔横梁组合支架施工方法 | |
JP2018145668A (ja) | 既設コンクリート床版の切断装置 | |
CN101368372A (zh) | 承重托架 | |
JP2009097197A (ja) | 柱頭部の構築方法 | |
JP6969909B2 (ja) | 鋼合成桁の補強方法 | |
CN202881854U (zh) | 桥梁施工支撑托架 | |
KR100487574B1 (ko) | 강연선과 새들로 지지되는 거더형 브라켓을 이용한상부구조물 인상공법 및 장치 | |
CN110374006B (zh) | 一种拆除空间异性大吨位钢梁托架的施工方法 | |
CN211228056U (zh) | 一种斜拉桥装配式组合挡块 | |
CN109972734B (zh) | 一种钢结构梁柱节点 |