JP2008285955A - 貫通孔形成用型枠装置及び貫通孔の施工方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】廃棄物を生じず、主要部分は再利用可能で、施工性と経済性をバランスよく備えた貫通孔形成用型枠装置と、該装置を用いた貫通孔の施工方法を提供する。
【解決手段】本発明の貫通孔形成用型枠装置1は、コンクリート構造体(基礎梁62)の厚さの略半分の長さで両端が開口した略筒状のホルダ2と、ホルダ2の一端に嵌装される有底短筒状のパッキン3と、コンクリート構造体の厚さと略同寸の長さで略筒状又は中実の棒状をなし、その片半部がホルダ2内に嵌挿されるスリーブ4と、スリーブ4の他半側の開口端面を閉塞するキャップ5とを具備する。ホルダ2及びスリーブ4はテーパ状に形成される。ホルダ2及びパッキン3がコンクリート内に埋め殺しとなり、脱型時にはホルダ2からスリーブ4が抜き取られて、スリーブ4のみ再利用される。
【選択図】図3

Description

本発明は、型枠内にコンクリートを打設して形成される基礎や梁、壁等の構造体に配管用の貫通孔を形成するための貫通孔形成用型枠装置と、該装置を用いた貫通孔の施工方法に関する。
従来、基礎や梁、壁等を構成するコンクリート構造体に配管用の貫通孔を施工する場合、例えば特許文献1等に記載されているように、硬質の厚紙からなるスリーブ(紙製ボイド管)が広く利用されてきた。紙製のスリーブは、コンクリート打設前に型枠内の所定位置に取り付けられ、コンクリート打設後に、鋭利な工具等で突き崩すなどしてコンクリートから剥がし取られる。つまり、使い捨ての部材であり、使用後は産業廃棄物として処分する必要があった。
他方、産業廃棄物の発生を回避するために、硬質塩化ビニル等からなるスリーブをコンクリート内に埋め殺す施工方法が採用される場合もあるが、これについては資源の有効利用という観点からの改善が求められていた。
複数回の再利用が可能な型枠装置としては、特許文献2に、硬化後のコンクリートから容易に離型することができるスリーブ装置が提案されている。該文献記載のスリーブ装置は、硬質の中空パイプ芯材と、該パイプ芯材の外側に挿装される変形自在なフレキシブル筒とからなる二重構造のもので、フレキシブル筒の内外表面には離型処理が施されている。そして、コンクリート打設後に、まず中空パイプ芯材をフレキシブル筒から抜き取り、その度、フレキシブル筒を、その柔軟性を利用して内側に変形させることにより、コンクリートから容易に剥がし取るというものである。
また、特許文献3には、適度な強度を有するプラスチック製の筒状体に、軸方向のテーパを付与して、コンクリート打設後の抜き取りを容易にしたスリーブ装置が提案されている。
特開平3−17352号公報 特開2001−47803号公報 特開2001−279926号公報
本発明者の検証実験によると、特許文献2記載のスリーブ装置は、コンクリート打設後に中空パイプ芯材を抜き取るのは比較的容易であるものの、フレキシブル筒を内側に変形させながら剥がし取るのは、やはり面倒であり、その際にフレキシブル筒を損傷して再利用に支障を来す場合があることが確認された。
また、特許文献3記載のスリーブ装置も、現実にはスリーブ装置の外周面とコンクリートとの摩擦が大きいので、テーパの角度を相当、大きくしなければ、容易にはコンクリートから抜き取れないことが確認された。しかし、テーパの角度を大きくすると、コンクリートの強度が低下するおそれがあり、また、配管との隙間を充填する作業手間が増えるという不都合も生じて、あまり好ましくない。
本発明は、上記のような事情に鑑みてなされたもので、廃棄物を生じず、少なくとも主要部分は再利用が可能で、型枠内への取り付けや脱型時の抜き取りも容易な、施工性と経済性をバランスよく備えた貫通孔形成用型枠装置と、該装置を用いた貫通孔の施工方法を提供するものである。
上記した目的を達成するため、本発明の貫通孔形成用型枠装置は、コンクリート構造体の厚さの略半分の長さを有して両端が開口した略筒状のホルダと、上記ホルダの一端側開口に嵌装される有底短筒状のパッキンと、コンクリート構造体の厚さと略同寸の長さを有する略筒状又は中実の棒状をなし、その先端側片半部が上記ホルダの他端側開口からホルダ内に嵌挿されるスリーブと、上記スリーブの後端側の開口端面を閉塞するキャップとを具備し、上記ホルダ及びスリーブは、先端側よりも後端側が拡径するテーパ状に形成されたことを特徴とする。
ここで、本発明におけるスリーブとは、ホルダー内に嵌装する貫通孔形成部材を指し、略筒状又は中実の棒状のいずれかの形状で良い。本発明においては、ホルダ及びパッキンがコンクリート内に埋め殺しとなり、脱型時にはホルダからスリーブが抜き取られて、スリーブのみ再利用される。埋め殺しになるホルダは、コンクリート構造体の厚さの略半分の長さしかないので、コンクリート構造体の厚さと同じ長さの部材を埋め殺す場合に比べれば、消費する材料を半減させることができる。また、スリーブの周部のうち、コンクリートに直接、接触するのは、ホルダからはみ出す後端側、つまりスリーブの全長の約半分だけしかないので、テーパの角度が小さくてもスリーブの抜き取りが容易になり、したがってスリーブの再利用もしやすくなる。
さらに、本発明の貫通孔形成用型枠装置は、上記ホルダが、スリーブが嵌挿される側の開口端近傍から外方に張り出すアームを具備し、アームの先端には鉄筋を挟持しうるクリップが形成されたことを特徴とする。この構成によれば、クリップを鉄筋に挟持させることにより、型枠内にホルダを精度良く位置決めして、容易に固定することができる。また、ホルダの周囲には、アームの長さに相当するコンクリートのかぶり厚が好適に確保される。
さらに、本発明の貫通孔形成用型枠装置は、上記ホルダ及びスリーブが、その断面が略D字状となるように、周部の一部が中心軸と平行な平面によって形成されたことを特徴とする。平面状の部分を下向きに配置すれば、形成された貫通孔に配管を挿入するときに、その高さを維持したままで横方向の位置調整をしやすくなる。また、D字状のスリーブをフーチング近傍に形成する場合は、スリーブの周部の一部が中心軸に平行に形成されるので、円錐状のスリーブを形成した場合と比較すると、スリーブ形成位置がフーチングにおよぶのを避けることができる。
さらに、本発明の貫通孔形成用型枠装置は、上記パッキンが、合成ゴム、エラストマーその他の柔軟な弾性材料からなり、ホルダに嵌装される筒状部の周縁に鍔状張出部を備えるとともに、ホルダの開口端面を塞ぐ底部に配管挿通孔が形成されてなることを特徴とする。鍔状張出部は、その周囲がコンクリートによって囲まれることにより、パッキンの抜け出しを防ぐ。底部に形成される配管挿通孔の大きさを、挿通されるパイプの外径よりもやや小さくして、そこにパイプを嵌挿させるようにすれば、貫通孔とパイプとの間の水密性が確保されるので、隙間にモルタルやシーリングを充填する作業を省くことが可能になる。
また、本発明の貫通孔の施工方法は、上記した貫通孔形成用型枠装置を用いてコンクリート構造体に貫通孔を施工する方法であって、ホルダの一端に予めパッキンを嵌装し、ホルダの他端側にはスリーブの先端側片半部を嵌挿した状態で、コンクリート打設用型枠の一方の堰板にパッキンを当接させるようにしてホルダを型枠内の鉄筋に固定し、次いで、スリーブの後端側開口端面と当接するようにして他方の堰板を建て込んだ後、型枠内にコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後に堰板を取り外して、コンクリート内に埋設されたホルダからスリーブを抜き取ることにより、コンクリート構造体に貫通孔を形成することを特徴とする。
上述のように構成される本発明の貫通孔形成用型枠装置、及び該装置を用いた貫通孔の施工方法によれば、ホルダ及びパッキンはコンクリート内に埋め殺しとなり、スリーブは再利用されるので、装置自身に係る産業廃棄物は生じない。埋め殺しになるホルダは、その長さがコンクリート構造体の厚さの略半分しかなく、さらに、その内側にはスリーブが嵌挿されてコンクリート圧に対する強度が確保されるので、成形に要する材料を長さ及び厚さについて節約することができる。
スリーブは、その全長の略半分しかコンクリートに接触せず、しかもホルダ及びスリーブにはテーパが設けられているので、コンクリートからの抜き取りも容易である。テーパの傾斜角については、従来よりも小さくすることができる。
ここで、スリーブを略筒状に形成した場合には、軽量で且つ積み重ねて使用できることから作業性とスリーブの保管性に優れる特徴があり、これに対して中実の棒状に形成した場合は、スリーブが変形しにくく耐久性に優れるものとなる。
こうして、貫通孔の施工における施工性と経済性とをバランスよく両立させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は本発明の実施形態に係る貫通孔形成用型枠装置の構成を示し、図2、3は該装置を用いて布基礎に貫通孔を施工する方法を示す。図2、3において、図示右側が屋外側、図示左側が屋内側である。
貫通孔形成用型枠装置1は、両端が開口した略筒状のホルダ2と、ホルダ2の一端開口に嵌装されるパッキン3と、ホルダ2の内側に嵌挿されるスリーブ4と、スリーブ4の端面を閉塞するキャップ5とによって構成される。
ホルダ2は、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレン等の合成樹脂からなる薄肉の部材で、その軸方向に沿う長さが、図2に示すように、基礎梁の厚さの略半分になっている。ホルダ2は、一端側(各図における右側)よりも他端側(同、左側)が拡径したテーパ状をなすとともに、下側に位置する周部の下部が中心軸10と平行な平面により形成されて、軸方向に直交する断面が略D字状をなしている。ホルダ2の他端側には、軸方向に直交して外方へ張り出すアーム21が形成されている。アーム21の先端には、鉄筋61を挟持しうる断面略C字状のクリップ22が設けられている。図2に示すように、型枠の厚さ方向における略中心部に水平配置された鉄筋(主筋)61をクリップ22で挟持すると、ホルダ2が基礎梁62の厚さ方向における屋外側寄りの片半部に位置決めされ、細径側の開口端面が図示右側の堰板(型枠パネル)63に臨む。同時に、ホルダ2と鉄筋61との間には、アーム21の長さに相当するコンクリートのかぶり厚が確保される。
パッキン3は、合成ゴム、エラストマーその他の耐水性を有する柔軟な弾性材料からなる有底短筒状の部材で、ホルダ2の細径側の開口端面を塞ぐようにしてホルダ2に嵌装される。ホルダ2の外周面に合致するように、パッキン3の筒状部31の内周面も断面略D字状に形成されている。筒状部31の周縁には、外方に張り出す鍔状張出部32が形成されている。ホルダ2の開口端面を塞ぐ底部33には、貫通孔に挿通されるパイプ7の外径よりも僅かに小径の配管挿通孔34が形成されている。さらに、底部33の周囲には、断面略V字状のリブ35が全周にわたって突設されている。ホルダ2に嵌装されたパッキン3は、底部33のリブ35を堰板63に密着させた状態で、ホルダ2とともに型枠内に保持される。
スリーブ4は、塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリスチレン等の合成樹脂からなる部材で、例示形態は略筒状をなし、ホルダ2よりも周部41の肉厚や強度がやや大きくなるように成形されている。スリーブ4の軸方向に沿う長さは、基礎梁62の厚さと略同寸になっている。スリーブ4の周部41も、ホルダ2と同じ傾斜角のテーパを有し、先端側、つまり細径側の片半部がホルダ2の太径側からホルダ2内に嵌挿される。ホルダ2の内周面に合わせて、スリーブ4の周部41も、その一部が中心軸10と平行な平面により形成されて、断面が略D字状をなしている。スリーブ4の細径側の端面は、周部41と一体成形された底部42によって閉塞されている。底部42には、その中心に小孔43が形成されるとともに、小孔の周囲から同心円状及び放射状に拡がる補強用のリブ44が形成されている。
キャップ5は略D字状をなす板状の部材で、スリーブ4の後端側、つまり太径側の開口端面の内側に嵌挿されて、開口端面を閉塞している。このキャップ5は、スリーブ4の、特に太径側の剛性を担保して、コンクリート圧によりスリーブ4が潰れるのを防ぐ。キャップ5の中心には、スリーブ4からキャップ5を取り外す際の便利のために、適当な大きさの小孔51が形成されている。
図2に示すように、ホルダ2に嵌挿されたスリーブ4は、基礎梁6の厚さ方向一杯にわたる位置に保持される。スリーブ4の太径側の開口端面と、そこに嵌挿されたキャップ5は、図示左側の堰板64に当接する。これで、貫通孔を形成するための型枠が完成し、型枠内にコンクリートが打設される。パッキン3に形成されたリブ35は、図示右側の堰板63との間を水密的に封止して、コンクリートのノロがパッキン3の内側に浸入するのを防ぐ。
脱型に際しては、両側の堰板63、64を取り外した後、図3に示すように、ホルダ2からスリーブ4を抜き取る。スリーブ4を抜き取るには、パッキン3の底部33に形成された配管挿通孔34を通じて、細径側(図示右側)から、プラスチックハンマ等でスリーブ4の底部42を軽く叩く。スリーブ4は、その太径側の片半部しかコンクリートに接触しておらず、先端側はホルダ2の内周面に接触しているので、例えば特許文献3記載のようなスリーブ装置と比較した場合、抜き取り時の摩擦抵抗は大幅に低減される。その結果、スリーブ4は損傷や変形等を生じることなく容易に抜き取られ、その再利用率も向上する。なお、スリーブ4の抜き取りを容易にする実用的なテーパの傾斜角θは、概ね3〜5°程度である。
アーム21を介して鉄筋61に取り付けられたホルダ2と、ホルダ2に嵌装されてコンクリートとの間に挟み込まれたパッキン3は、コンクリート内に埋め殺しになる。パッキン3は、ホルダ2の外側に嵌装されているので、肉厚が薄くてもコンクリート打設時の圧力で潰れることなく安定した形状を保持する。また、パッキン3の筒状部31からは鍔状張出部32が張り出しているので、パッキン3がコンクリートから抜け出すこともない。
そして、パッキン3の底部33に形成された配管挿通孔34に、配管用のパイプ7が挿し込まれる。柔軟な弾性材料からなるパッキン3の底部33は、変形しつつパイプ7の周囲に密着して、パイプ7の周囲を水密的に封止する。通常であれば、このパッキン3によって屋内外の水密区画が形成されるので、貫通孔とパイプ7との隙間にモルタルやシーリングを充填する作業は省くことができる。
パッキン3が弾性を有することは、貫通孔内でパイプ7の位置を微調整するにも好都合である。特に、本発明の貫通孔形成用型枠装置1は、中心軸10に直交する断面が略D字状となるように、下側に位置する周部の一部が中心軸10と平行にカットされて、底面が水平になっているから、パイプ7の高さを一定に維持したままで、パイプ7の横方向の位置を調整することができる。もし、貫通孔の断面形状が円形であれば、パイプ7の位置を横方向にずらそうとすると、貫通孔の底面に沿ってパイプ7の高さも変わってしまう。したがって、本発明に係る略D字状の断面形状は、施工精度の向上にも大きく寄与する。とりわけ、貫通孔が基礎のフーチング65に接して設けられるような態様にあっては、特に上記の効果も大きくなる。
本発明に係る貫通孔形成用型枠装置1は、例示のような垂直に設けられるコンクリート構造体に水平方向の貫通孔を形成する態様だけでなく、スラブ等の水平な構造体に垂直方向の貫通孔を形成する態様にも適用可能である。また、本発明の他の実施形態としては、図示は省略するが、ホルダ2に設けるアーム21を、上向きにではなく、横方向に張り出して、縦筋(あばら筋)66を挟持させるようにしてもよい。また、スリーブ4を中実の棒状に形成して、変形に対する強度や耐久性を高めるようにしてもよい。
本発明の実施形態に係る貫通孔形成用型枠装置の構成を示す分解斜視図である。 上記貫通孔形成用型枠装置を用いて基礎に貫通孔を施工する方法を示す基礎の縦断面図である。 同じく、脱型時の基礎の縦断面図である。
符号の説明
1 貫通孔形成用型枠装置
2 ホルダ
21 アーム
22 クリップ
3 パッキン
32 鍔状張出部
33 底部
34 配管挿通孔
4 スリーブ
5 キャップ
61 鉄筋
62 基礎梁(コンクリート構造体)

Claims (5)

  1. コンクリート構造体の厚さの略半分の長さを有して両端が開口した略筒状のホルダと、
    上記ホルダの一端側開口に嵌装される有底短筒状のパッキンと、
    コンクリート構造体の厚さと略同寸の長さを有する略筒状又は中実の棒状をなし、その先端側片半部が上記ホルダの他端側開口からホルダ内に嵌挿されるスリーブと、
    上記スリーブの後端側の開口端面を閉塞するキャップとを具備し、
    上記ホルダ及びスリーブは、先端側よりも後端側が拡径するテーパ状に形成されたことを特徴とする貫通孔形成用型枠装置。
  2. ホルダは、スリーブが嵌挿される側の開口端近傍から外方に張り出すアームを具備し、アームの先端には鉄筋を挟持しうるクリップが形成されたことを特徴とする請求項1に記載の貫通孔形成用型枠装置。
  3. ホルダ及びスリーブは、その断面が略D字状となるように、周部の一部が中心軸と平行な平面によって形成されたことを特徴とする請求項1又は2に記載の貫通孔形成用型枠装置。
  4. パッキンは、合成ゴム、エラストマーその他の柔軟な弾性材料からなり、ホルダに嵌装される筒状部の周縁に鍔状張出部を備えるとともに、ホルダの開口を塞ぐ底部に配管挿通孔が形成されてなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の貫通孔形成用型枠装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の貫通孔形成用型枠装置を用いてコンクリート構造体に貫通孔を施工する方法であって、ホルダの一端側開口に予めパッキンを嵌装し、ホルダの他端側開口にはスリーブの先端側片半部を嵌挿した状態で、コンクリート打設用型枠の一方の堰板にパッキンを当接させるようにしてホルダを型枠内の鉄筋に固定し、次いで、スリーブの後端側開口端面と当接するようにして他方の堰板を建て込んだ後、型枠内にコンクリートを打設し、コンクリートの硬化後に堰板を取り外して、コンクリート内に埋設されたホルダからスリーブを抜き取ることにより、コンクリート構造体に貫通孔を形成することを特徴とする貫通孔の施工方法。
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