JP2008285305A - 塵芥収集車 - Google Patents

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Abstract

【課題】塵芥収集車において、簡単な構造で確実に安全棒を格納位置にロックすると共に、容易に安全棒のロックを解除して支持位置に切り換えることができるようにする。
【解決手段】塵芥投入箱7が閉じるのを規制する安全棒10の基端側に長孔11を設け、その長孔11に後方開口部3の左右縁部3aに設けた安全棒支持軸13を挿通させ、安全棒10を格納位置Aと塵芥投入箱7を支持する支持位置との間で回動可能に支持し、安全棒10をその格納位置Aにロックする外れ止め手段16を設ける。この外れ止め手段16を、格納位置Aにおいて安全棒10の基端を押し付けるロック部材17と、安全棒10がロック部材17によって押し付けられたときに安全棒10の係止用切欠10aを係止する係止部材20とで構成する。安全棒10を格納位置Aから支持位置に切り換えるときには、安全棒10を基端側へ押し付けて外れ止め手段16のロックを解除する。
【選択図】図1

Description

本発明は、塵芥収集車に関し、特にその塵芥投入箱の落下を防止する安全棒の支持構造に関するものである。
従来より、車体上に搭載され、後方開口部を有する塵芥収集箱と、該後方開口部の上縁に設けた回動軸を中心に該後方開口部を開閉可能に覆う、塵芥押込用の塵芥投入箱とを備えた塵芥収集車は知られている。このような塵芥収集車において、塵芥投入箱を開いた状態で、油圧機器の故障等により、塵芥投入箱が意図せず降りてきて閉じるのを規制する安全棒を設けることが知られている。
このような塵芥収集車において、例えば、特許文献1に示すように、塵芥収集箱の後端外周に設けた補強枠の後面上部には、塵芥投入箱支持用の安全棒が上下回動可能に設けられている。この安全棒に補強枠内に位置するアームを固定し、アームの自由端に補強枠内にて垂下させたロッドを連結している。このロッドの下部には、補強枠前方に突出させた上下方向に操作可能な操作レバーが設けられている。
特許文献2では、塵芥収集箱の後方枠に起倒自在にヒンジ結合され、通常時には安全棒シリンダ装置が駆動されてロッドが伸長し、格納位置に付勢される安全棒が記載されている。また、塵芥収集箱は、車体に設けたダンプシリンダ装置により、後方の枢支軸を中心に回動されてダンプ可能に構成されている。
特許文献3のものでは、安全棒に対して起き上がり方向のバネ力を付勢する起立付勢手段と、この安全棒の最大起き上がり角度で安全棒を停止させるストッパと、安全棒の自由端を抑えるロック位置と開放するアンロック位置との間を揺動できるように塵芥収集箱の後端面に枢支された抑えレバーとを備えている。このことで、塵芥投入箱を開状態とするのに連動して安全棒が支持位置に自動で起き上がるようにしている。
実開昭63−178202号公報 特開昭63−8102号公報 実開昭61−78105号公報
しかしながら、特許文献1のような塵芥収集車では、安全棒を格納したときの固定構造が設けられていないので、安全棒を使用する意図のないときに誤って安全棒が降りてきて危険である。特に、塵芥収集箱が特許文献2のように、後方の枢支軸を中心にダンプ可能に構成されている場合には、安全棒が確実に格納位置に固定されていないと、意図せず自重で倒れてくるという問題があった。
一方、特許文献2のものでは、安全棒シリンダ装置によって安全棒を格納位置に固定することができるが、油圧を用いた複雑な構造でコストが高いという問題がある。
特許文献3のものでは、塵芥投入箱を開いていても安全棒を格納位置に保持したいような場合があっても、塵芥投入箱を開くと連動して安全棒が支持位置に変わるので、不便である。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡単な構造で確実に安全棒を格納位置にロックすると共に、容易に安全棒のロックを解除して支持位置に切り換えることができるようにすることにある。
上記の目的を達成するために、この発明では、安全棒をその格納位置にロックする外れ止め手段を設け、安全棒を基端側へ押し付けることで、そのロックを解除するようにした。
具体的には、第1の発明では、車体上に搭載され、後方開口部を有する塵芥収集箱と、該後方開口部の上縁に設けた回動軸を中心に該後方開口部を開閉可能に覆う塵芥投入箱と、該塵芥投入箱が閉じるのを規制する安全棒とを備えた塵芥収集車を対象とする。
上記安全棒は、その基端側に設けた長孔に上記後方開口部の左右の少なくとも一方の縁部に設けた安全棒支持軸を挿通させることで、該安全棒支持軸を中心に格納位置と支持位置との間で回動可能に支持され、該支持位置において、その先端側で上記塵芥投入箱を支持可能に構成され、
上記安全棒を上記格納位置にロックする外れ止め手段が設けられ、
上記外れ止め手段は、
上記格納位置において安全棒の基端を押し付けるロック部材と、
上記安全棒が上記ロック部材によって押し付けられたときに該安全棒の先端を係止する係止部材と、
を備え、
上記安全棒を格納位置から支持位置に切り換えるときには、上記安全棒を基端側へ押し付けて上記外れ止め手段のロックを解除するように構成されている。
上記の構成によると、安全棒の基端側には長孔が設けられているので、安全棒は、その長孔に挿通した安全棒支持軸を中心に回動可能に支持されると共に、長孔の長手方向にスライド可能となっている。安全棒は、ロック部材によって係止部材側へ押し付けられた状態で、その先端を係止部材に係止させることにより、確実に格納位置に保持される。このため、安全棒は意図せず回動することはない。一方、格納状態を解除するには、安全棒を基端側へ押し付けてスライドさせ、先端の係止を外してロックを解除すればよい。ロックを解除した後、安全棒を回動させることで、安全棒が支持位置に切り換えられる。支持位置にすることで、塵芥投入箱が開いているときに意図せず降りてきても、安全棒によって支持される。
第2の発明では、第1の発明において、
上記安全棒は、その基端側に、支持位置において上記後方開口部の左右の少なくとも一方の縁部に当接して、それ以上回動するのを規制する回動規制用傾斜面を有し、
上記ロック部材は、上記安全棒支持軸の基端側に回転自在に設けられると共に、上記回動規制用傾斜面が当接する安全棒押付面を有し、該安全棒押付面の径方向反対側には、上記後方開口部周縁に設けられて上記安全棒を係止する方向へ付勢する付勢部材が連結されている。
上記の構成によると、安全棒は、その基端側の回動規制用傾斜面が後方開口部の左右の少なくとも一方の縁部に当接することにより、さらに回動させようとしてもそれ以上回動することはない。このため、塵芥投入箱が意図せず降りてきても、安全棒により、その自重が確実に支えられる。
第3の発明では、第2の発明において、
上記ロック部材は、板状部材の一部に上記安全棒押付面が形成されたものよりなる。
上記の構成によると、簡単且つ安価な構成で安全棒が格納位置に保持される。
第4の発明では、第3の発明において、
上記付勢部材は、一端が上記後方開口部の左右の少なくとも一方の縁部に連結され、他端が上記ロック部材の周縁部に連結された引っ張りバネである。
上記の構成によると、ロック部材は、常に引っ張りバネによって引っ張られることで、回転するように付勢され、その安全棒押付面によって安全棒の回動規制用傾斜面が押し付けられるので、安全棒が格納位置に保持される。
第5の発明では、第1乃至第4のいずれか1つの発明において、
上記一対の安全棒のうち少なくとも一方の長手方向中間部には、回動時に把持されるハンドルが形成され、
上記一対の安全棒の基端側には、下方に延びる上下連結棒がそれぞれ連結され、
上記各上下連結棒の下端部が左右連結棒によって連結されており、
上記ハンドルを操作することで、上記一対の安全棒が連動するように構成されている。
上記の構成によると、一方の安全棒に設けたハンドルを操作するだけで、左右連結棒が回転されて他方の安全棒も連動して回動される。このため、安全棒の切換操作が容易に行われる。
以上説明したように、上記第1の発明によれば、安全棒を、その長孔に挿通した安全棒支持軸を中心に回動可能に且つ長孔の長手方向にスライド可能に支持し、ロック部材によって押し付けた状態で、その先端を係止部材に係止させることにより、確実に格納位置に保持して意図せず回動するのを防止している。また、安全棒を基端側へ押し付けてスライドさせ、ロックを解除して格納状態を解除して回動させることで、支持位置に切り換え、塵芥投入箱が開いているときに意図せず降りてきても、安全棒によって支持されるようにしている。このため、簡単な構造で確実に安全棒を格納位置にロックすると共に、容易に安全棒のロックを解除して支持位置に切り換えることができる。
上記第2の発明によれば、安全棒の回動規制用傾斜面を後方開口部の左右の少なくとも一方の縁部に当接させて安全棒が回動するのを規制し、支持位置に保持するようにしている。このため、塵芥投入箱の自重を確実に支持することができるので、油圧機器等の故障により塵芥投入箱が意図せず降りてきても、それ以上降りることはなく、作業員の安全を確保することができる。
上記第3の発明によれば、板状部材の一部に安全棒押付面を形成してロック部材としたことにより、簡単な構成で安全棒を格納位置に保持することができるので、コストが削減される。
上記第4の発明によれば、ロック部材を常に引っ張りバネによって引っ張って回転するように付勢して、その安全棒押付面によって安全棒の回動規制用傾斜面を押し付けるようにしている。このため、安全棒を容易且つ確実に格納位置に保持することができるので、安全棒が意図せず降りてくるのが防止され、作業員の安全を確保することができる。
上記第5の発明によれば、一方の安全棒に設けたハンドルを操作して他方の安全棒も連動して回動させるようにしている。このため、安全棒の切換操作を極めて容易に行うことができるので、切換時間の短縮化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
−塵芥収集車の構成−
図2は本発明の実施形態の塵芥収集車1を示し、この塵芥収集車1は、その車体2上に後方開口部3を有する塵芥収集箱4を搭載している。この塵芥収集箱4は、図3に示すように、ダンプ用シリンダ5によって後方のダンプ回動軸(図示せず)を中心に回動可能(ダンプ可能)に構成されている。
上記塵芥収集箱4の後方開口部3の上縁には、塵芥投入箱7が後方開口部3を開閉可能に覆うように設けられている。具体的には、塵芥投入箱7は、その回動軸8を中心に回動可能に支持され、塵芥投入箱開閉用シリンダ9を伸縮させることで後方開口部3を開閉可能となっている。図示しないが、この塵芥投入箱7内には、塵芥を塵芥収集箱4に押し込むための押し込み装置が内蔵されている。塵芥を収集するときには、塵芥投入箱7を閉じて押し込み装置により、塵芥収集箱4内に塵芥を押し込み、収集した塵芥を排出するときには、塵芥投入箱7を開いて塵芥収集箱4をダンプさせて内部の塵芥が排出されるようになっている。
上記後方開口部3は、矩形状を有し、その左右縁部3aには、左右外側に隆起する隆起部が形成され、その左右縁部3aが塵芥投入箱7の周縁前面と当接するように構成されている。
図1、図4〜図7に示すように、本実施形態の塵芥収集車1は、塵芥投入箱7が開いているときに、意図せず閉じるのを規制する左右一対の安全棒10を備えている。この一対の安全棒10は、細長い板状の部材で構成され、その基端側がそれぞれ後方開口部3の左右縁部3aに回動可能に支持されている。図1に示すように、安全棒10の基端側には、安全棒10の長手方向に長い長孔11が形成されている。一方、後方開口部3の隆起部後面3bには、それぞれ安全棒支持用ブラケット12(図5及び図6では、見やすくするために2点鎖線で示す)が設けられ、この安全棒支持用ブラケット12には、安全棒支持軸13が設けられている。この安全棒支持軸13を安全棒10の長孔11に挿通させることで、この安全棒支持軸13を中心に安全棒10が格納位置Aと支持位置Bとの間で回動可能に支持されている。
上記安全棒10の基端は、切り欠かれて回動規制用傾斜面14が形成されている。この回動規制用傾斜面14は、安全棒10が図4及び図6に示す支持位置Bにあるときに、後方開口部3の左右縁部3aの隆起部の後面3bに面接触して、安全棒10がそれ以上回動するのを規制する役割を担っている。安全棒10が支持位置Bにあるときに、その先端側で意図せず降りてきた塵芥投入箱7を支持可能に構成されている。
上記安全棒支持軸13の下方には、安全棒10をその格納位置Aにロックする外れ止め手段16が設けられている。この外れ止め手段16は、安全棒10の格納位置Aにおいて、その基端を押し付けるロック部材17を備えている。このロック部材17は、板状部材の一部に安全棒押付面17aが形成されたものよりなり、安全棒支持用ブラケット12に設けたロック部材支持軸18を中心に回転自在に支持されている。安全棒押付面17aは、安全棒10の格納位置Aにおいて、その回動規制用傾斜面14の先端が当接するようになっている。
上記安全棒支持用ブラケット12の下方には、付勢手段としての引っ張りコイルバネ19が設けられている。引っ張りコイルバネ19の一端は、後方開口部3の隆起部後面3bに設けたのバネ取付ブラケット26に連結され、他端は、ロック部材17の安全棒押付面17aの周縁部に連結されている。このことで、引っ張りコイルバネ19は、ロック部材17を図1の反時計回りに回転するように付勢し、安全棒押付面17aで安全棒10の回動規制用傾斜面14を押し付けるように構成されている。なお、支持位置Bでは、安全棒押付面17aが図示しないストッパ部に当接することにより、それ以上ロック部材17が回転しないようになっている。
上記安全棒10の先端側は切り欠かれ、係止用切欠10aが形成されている。一方、後方開口部3の左右縁部3aの上側には、それぞれ安全棒10がロック部材17によって押し付けられたときに安全棒10の係止用切欠10aを係止する係止部材20が設けられている。この係止部材20は、丸棒を折り曲げて後方開口部3の左右縁部3aに溶接等により固定されている。なお、隆起部の後面3bの上下中間部には、先端にゴム部材27aが設けられ、このゴム部材27aに格納位置Aにある安全棒10の側面が当接する箱側当接部27が設けられている。一方、塵芥投入箱7の前面側には、支持位置Bにおいて、安全棒10の先端が当接する板状の塵芥投入箱側当接部28が設けられている。
安全棒10を格納位置Aから支持位置Bに切り換えるときには、引っ張りコイルバネ19の付勢力に抗して安全棒10を基端側へ押し付けてロック部材17を時計回りに回動させて係止用切欠10aと係止部材20との係止を解き、外れ止め手段16のロックを解除するように構成されている。
一対の安全棒10のうち少なくとも一方(両方に設けてもよい)の長手方向中間部には、回動時に把持されるハンドル21が形成されている。ハンドル21は、例えば、丸棒を折り曲げたものよりなる。また、安全棒10の基端側には、三角形状の取付部22が突設され、この取付部22には、下方に延びる上下連結棒23が回動可能に連結されている。左右の上下連結棒23の下端部には、アーム部材24の一端がそれぞれ連結されている。図8に示すように、両アーム部材24の他端側には、左右連結棒25が連結されている。このことで、一方のハンドル21を操作すると、一対の安全棒10が連動するように構成されている。
−作動−
次に、本実施形態にかかる塵芥収集車1の作動について説明する。
塵芥収集車1に塵芥を収集するときには、図2に実線で示すように、塵芥投入箱7で後方開口部3を閉じた状態で、塵芥投入箱7内に塵芥を投入して押し込み装置により、塵芥収集箱4内に押し込む。また、塵芥収集箱4を車体2上に載せたまま、塵芥投入箱開閉用シリンダ9を伸ばし、2点鎖線で示すように、塵芥投入箱7を開いて塵芥収集箱4内の清掃点検等を行う場合もある。
収集した塵芥を排出するときには、図3に示すように、塵芥投入箱7を開いて塵芥収集箱4をダンプさせて内部の塵芥を排出する。
ここで、図5に示すように、安全棒10の基端側には長孔11が設けられているので、安全棒10は、その長孔11に挿通した安全棒支持軸13を中心に回動可能に支持されると共に、長孔11の長手方向にスライド可能となっている。格納位置Aでは、ロック部材17は、常に引っ張りバネによって引っ張られることで、回転するように付勢され、その安全棒押付面17aによって安全棒10の回動規制用傾斜面14を押し付ける。安全棒10の係止用切欠10aを係止部材20に係止させることにより、確実に安全棒10が格納位置Aに保持される。このため、安全棒10は意図せず回動することはない。
一方、格納状態を解除するには、安全棒10を基端側へ押し付けてスライドさせ、係止用切欠10aと係止部材20との係止を解き、ロックを解除すればよい。このとき、一方の安全棒10に設けたハンドル21を引っ張りコイルバネ19の張力に抗して下方に押し下げるだけで、左右連結棒25が回転されて他方の安全棒10も連動して押し下げられ、ロックが解除される。
ロックを解除した後、一方の安全棒10に設けたハンドル21を操作して後方側へ安全棒10を回動するだけで、左右連結棒25が回転されて他方の安全棒10も連動して回動する。そして、安全棒10の基端側の回動規制用傾斜面14が後方開口部3の左右縁部3aに当接することにより、それ以上回動するのを規制されるので、安全棒10が支持位置Bに保持される。
塵芥投入箱7は、通常、図2及び図3に示すように、点検時やダンプ時などには、大きく後方に回動されて開かれる。このように、塵芥投入箱7を開いているときに、油圧機器の故障等により、塵芥投入箱開閉用シリンダ9が縮んで塵芥投入箱7が意図せず降りてきたとしても、安全棒10により、その自重が確実に支えられる。
このように、一方の安全棒10に設けたハンドル21を操作するだけで、左右連結棒25が回転されて他方の安全棒10も連動して回動されるので、安全棒10の切換操作が容易に行われる。
−実施形態の効果−
したがって、本実施形態にかかる塵芥収集車1によると、安全棒10を、その長孔11に挿通した安全棒支持軸13を中心に回動可能に且つ長孔11の長手方向にスライド可能に支持し、ロック部材17によって上方へ押し上げた状態で、その先端を係止部材20に係止させることにより、確実に格納位置Aに保持して意図せず回動するのを防止している。また、安全棒10を基端側へ押し付けてスライドさせ、係止部材20とのロックを解除して格納状態を解除して回動させることで、支持位置Bに切り換え、塵芥投入箱7が開いているときに意図せず降りてきても、安全棒10によって支持されるようにしている。このため、簡単な構造で確実に安全棒10を格納位置Aにロックすると共に、容易に安全棒10のロックを解除して支持位置Bに切り換えることができる。
また、安全棒10の回動規制用傾斜面14を後方開口部3の隆起部後面3bに当接させて回動するのを規制し、安全棒10を支持位置Bに保持するようにしている。このため、塵芥投入箱7の自重を確実に支持することができるので、油圧機器等の故障により塵芥投入箱7が意図せず降りてきても、それ以上降りることはなく、作業員の安全を確保することができる。
また、板状部材の一部に安全棒押付面17aを形成してロック部材17としたことにより、簡単な構成で安全棒10を格納位置Aに保持することができるので、コストを削減することができる。
また、ロック部材17を常に引っ張りバネによって引っ張って回転するように付勢し、その安全棒押付面17aによって安全棒10の回動規制用傾斜面14を押し上げるようにしている。このため、安全棒10を容易且つ確実に格納位置Aに保持することができるので、安全棒10が意図せず降りてくるのが防止され、作業員の安全を確保することができる。
さらに、一方の安全棒10に設けたハンドル21を操作して他方の安全棒10も連動して回動させるようにしている。このため、安全棒10の切換操作を極めて容易に行うことができるので、切換時間の短縮化を図ることができる。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態について、以下のような構成としてもよい。
すなわち、上記実施形態では、外れ止め手段16は、安全棒10の下方に設けているが、安全棒10の上方に設けてもよい。その際、安全棒10を上記実施形態と上下逆に取り付けるようにすればよい。
上記実施形態では、塵芥収集箱4をダンプ回動軸を中心にダンプ可能に構成しているが、必ずしもダンプ可能にする必要はない。但し、上記実施形態のようにダンプしたときに、安全棒10が自重で降りて来やすいので、安全棒10の保持効果が顕著に発揮される。
上記実施形態では、一対の安全棒10を、その下方の左右連結棒25を介して連結しているが、必ずしも連結する必要はない。
上記実施形態では、左右縁部3aにそれぞれ安全棒10を設けたが、必ずしも一対設ける必要はなく、一方の左右縁部3aにのみ設けてもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物や用途の範囲を制限することを意図するものではない。
本発明の実施形態にかかる塵芥収集車における、格納位置にある安全棒及びその周辺を示す側面図である。 塵芥収集車の全体を示す側面図である。 塵芥投入箱を開いて塵芥収集箱をダンプする様子を示す図2相当図である。 安全棒が支持位置にある様子を示す図1相当図である。 安全棒が格納位置にあるときの外れ止め装置を拡大して示す側面図である。 安全棒が支持位置にあるときの図5相当図である。 図4のVII−VII線断面図である。 図1のVIII−VIII線断面図である。
符号の説明
1 塵芥収集車
2 車体
3 後方開口部
3a 左右縁部
4 塵芥収集箱
7 塵芥投入箱
8 回動軸
10 安全棒
10a 係止用切欠(先端)
11 長孔
13 安全棒支持軸
14 回動規制用傾斜面
16 外れ止め手段
17 ロック部材
17a 安全棒押付面
19 コイルバネ(付勢手段)
20 係止部材
21 ハンドル
23 上下連結棒
25 左右連結棒

Claims (5)

  1. 車体上に搭載され、後方開口部を有する塵芥収集箱と、該後方開口部の上縁に設けた回動軸を中心に該後方開口部を開閉可能に覆う塵芥投入箱と、該塵芥投入箱が閉じるのを規制する安全棒とを備えた塵芥収集車であって、
    上記安全棒は、その基端側に設けた長孔に上記後方開口部の左右の少なくとも一方の縁部に設けた安全棒支持軸を挿通させることで、該安全棒支持軸を中心に格納位置と支持位置との間で回動可能に支持され、該支持位置において、その先端側で上記塵芥投入箱を支持可能に構成され、
    上記安全棒を上記格納位置にロックする外れ止め手段が設けられ、
    上記外れ止め手段は、
    上記格納位置において安全棒の基端を押し付けるロック部材と、
    上記安全棒が上記ロック部材によって押し付けられたときに該安全棒の先端を係止する係止部材と、
    を備え、
    上記安全棒を格納位置から支持位置に切り換えるときには、上記安全棒を基端側へ押し付けて上記外れ止め手段のロックを解除するように構成されている
    ことを特徴とする塵芥収集車。
  2. 請求項1に記載の塵芥収集車において、
    上記安全棒は、その基端側に、支持位置において上記後方開口部の左右の少なくとも一方の縁部に当接して、それ以上回動するのを規制する回動規制用傾斜面を有し、
    上記ロック部材は、上記安全棒支持軸の基端側に回転自在に設けられると共に、上記回動規制用傾斜面が当接する安全棒押付面を有し、該安全棒押付面の径方向反対側には、上記後方開口部周縁に設けられて上記安全棒を係止する方向へ付勢する付勢部材が連結されている
    ことを特徴とする塵芥収集車。
  3. 請求項2に記載の塵芥収集車において、
    上記ロック部材は、板状部材の一部に上記安全棒押付面が形成されたものよりなる
    ことを特徴とする塵芥収集車。
  4. 請求項3に記載の塵芥収集車において、
    上記付勢部材は、一端が上記後方開口部の左右の少なくとも一方の縁部に連結され、他端が上記ロック部材の周縁部に連結された引っ張りバネである
    ことを特徴とする塵芥収集車。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1つに記載の塵芥収集車において、
    上記一対の安全棒のうち少なくとも一方の長手方向中間部には、回動時に把持されるハンドルが形成され、
    上記一対の安全棒の基端側には、下方に延びる上下連結棒がそれぞれ連結され、
    上記各上下連結棒の下端部が左右連結棒によって連結されており、
    上記ハンドルを操作することで、上記一対の安全棒が連動するように構成されている
    ことを特徴とする塵芥収集車。
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