JP2018193221A - 塵芥収集車 - Google Patents

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裕起 平田
Yuki Hirata
裕起 平田
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Abstract

【課題】小型化を図り、耐荷重性において有利な安全棒を備える塵芥収集車を提供する。
【解決手段】後部補強枠5を有する塵芥収容箱3と、塵芥収容箱3の後方に開閉自在な塵芥投入箱4と、塵芥収容箱3に備えられた回動自在な安全棒11と、安全棒11を回動操作すべくロッド13を介して連動連結された操作レバー12と、を備え、安全棒11は、収納位置において後部補強枠5の領域内に位置し、安全棒11を回動させるための回動軸15が、後部補強枠5の領域のうちの後半分の領域内に配置され、安全棒11には、前方に突出してロッド13と接続され後部補強枠5の領域内に位置する安全棒側ロッド接続部分が設けられ、ロッド13は、後部補強枠5の領域内に位置し、操作レバー12の回動軸14及びロッド13との接続部分となる操作レバー側ロッド接続部分が、後部補強枠5の領域内に位置している。
【選択図】図1

Description

本発明は、後方開口部を有する塵芥収容箱と、該塵芥収容箱の後方に上部の回動軸を中心に前記後方開口部を開閉自在に覆う塵芥投入箱と、を備えた塵芥収集車に関する。
従来から、油圧シリンダを駆動させて塵芥投入箱を後方斜め上方へ持ち上げることで開放状態にし、塵芥収容箱の後端と持ち上げられた塵芥投入箱の前端との隙間に作業者が入り込んで塵芥収容箱の清掃や点検を行っている。その清掃や点検時に、前記油圧シリンダの故障や作動不良等の原因により塵芥投入箱が閉じてしまうことを阻止する安全棒が設けられている。
上記安全棒は、塵芥収容箱の後部を補強する後部補強枠の上部の後面に沿った状態で格納されている。そして、前記安全棒の下端に、後部補強枠に回動自在に取り付けられたアームの一端が接続され、そのアームの他端が後部補強枠から前方へ突出され、その突出した他端にロッドの一端が接続されている。また、塵芥収容箱の側壁の下部には、後部補強枠よりも前方に位置する直線状の操作レバーの一端が揺動自在に取り付けられ、その操作レバーの長手方向中間部に前記ロッドの他端が接続されている。従って、後部補強枠よりも前方に配置された操作レバーを上方へ揺動操作することによって、格納されている安全棒がロッドを介して後方へ倒れ込むように回動する。これにより、安全棒の先端が塵芥投入箱の前部に当接することで前述の原因により塵芥投入箱が閉じてしまうことを阻止することができる(例えば、特許文献1参照)。
実開昭63−178203号公報
特許文献1の構成では、安全棒が後部補強枠から後方に突出した状態で格納されているだけでなく、ロッド及び操作レバーが後部補強枠の前方に配置されている。そのため、安全棒、ロッド、操作レバーを設置するためのスペースを後部補強枠の前後にそれぞれ確保しなければならず、塵芥収集車の大型化を招くという不都合があった。
また、塵芥投入箱を安全棒で支える場合に、安全棒が長いと耐荷重性において不利になり、安全棒の長さをできるだけ短くしたいという要望もある。
そこで本発明は、小型化を図るとともに、耐荷重性において有利な安全棒を備える塵芥収集車を提供することを目的とする。
本発明の塵芥収集車は、後方開口部を有し、かつ、後部を補強する後部補強枠を有する塵芥収容箱と、該塵芥収容箱の後方に上部の回動軸を中心に前記後方開口部を開閉自在に覆う塵芥投入箱と、を備え、前記塵芥収容箱には、開放状態の前記塵芥投入箱が閉じられることを阻止する阻止位置と前記塵芥収容箱側に位置して収納される収納位置とに回動自在に構成された安全棒と、該安全棒を回動操作すべくロッドを介して連動連結された操作レバーと、を備えている塵芥収集車であって、前記安全棒は、前記収納位置において車体前後方向における前記後部補強枠の領域内に位置し、該安全棒を回動させるための回動軸が、車体前後方向における前記後部補強枠の領域のうちの後半分の領域内に配置され、前記安全棒には、前方に突出して前記ロッドと接続されるとともに前記後部補強枠の領域内に位置する安全棒側ロッド接続部分が設けられ、前記ロッドは、前記後部補強枠の領域内に位置し、前記操作レバーの回動軸及び前記ロッドとの接続部分となる操作レバー側ロッド接続部分が、前記後部補強枠の領域内に位置していることを特徴としている。
上記構成によれば、収納位置の安全棒、安全棒側ロッド接続部分、ロッド、操作レバーの回動軸、操作レバー側ロッド接続部分が、車体前後方向における後部補強枠の領域内に位置しているので、それらの設置スペースを後部補強枠外に確保する構成に比べて、塵芥収集車の小型化を図ることができる。また、安全棒の回動軸が、後部補強枠の領域のうちの後半分の領域内に位置しているので、後部補強枠の領域のうちの前半分の領域に位置している場合に比べて、開放状態の塵芥投入箱までの距離が短くなるので、その分、安全棒を短くすることができ、耐荷重性において有利になる。
また、本発明の塵芥収集車は、前記操作レバーが前記安全棒よりも下方に配置され、前記操作レバー側ロッド接続部分が、該操作レバーの回動軸よりも前方に位置していてもよい。
上記のように、操作レバー側ロッド接続部分が、操作レバーの回動軸よりも前方に位置していれば、安全棒から前方に突出している安全棒側ロッド接続部分と同一側の前方に位置している操作レバー側ロッド接続部分とを短い距離で接続することができる。
本発明によれば、車体前後方向における後部補強枠の領域内の空間を、収納位置の安全棒、安全棒側ロッド接続部分、ロッド、操作レバーの回動軸、操作レバー側ロッド接続部分の収容空間に利用し、安全棒の回動軸を、車体前後方向における後部補強枠の領域のうちの後半分の領域内に位置させることによって、小型化を図りながらも、耐荷重性において有利な安全棒を備える塵芥収集車を提供することができる。
本発明の一実施形態による塵芥収集車の後部の側面図である。 同塵芥収集車の後部の一部省略した斜視図である。 図1におけるIII−III線矢視図である。 図1におけるIV−IV線断面図である。 図1におけるV−V線断面図である。 図1において安全棒を収納位置から阻止位置までの半分の位置まで操作した状態を示す図である。 図1において安全棒を阻止位置まで操作した状態を示す図である。 安全棒を示し(a)は側面図、(b)は背面図である。 ブラケットを示し、(a)は背面図、(b)は側面図である。 操作レバーの側面図である。
本発明の塵芥収集車の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の方向の説明において、前後の方向は、塵芥収集車の車体の前後を基準とした方向である。また、幅方向とは、塵芥収集車を前方または後方から見た場合の左右方向のことである。
図1は、塵芥収集車1の後部の側面図である。この塵芥収集車1は、車体2上に搭載された塵芥収容箱3と、その後部に連結される塵芥投入箱4とを備えている。塵芥投入箱4の後部には、塵芥が投入される投入口(図示せず)が形成されている。塵芥投入箱4の前方下部には、塵芥投入箱4に投入された塵芥を塵芥収容箱3に収容するための前方開口部4Aが設けられている。尚、塵芥収容箱3の後端が車体の左右方向視において前上がり傾斜面(前上がり傾斜面と車体2とのなす角度が略70度の角度になっているが、どのような角度に設定してもよいし、場合によっては、傾斜面ではなく垂直面であってもよい)に形成されている。
塵芥収容箱3は、塵芥投入箱4からの塵芥を受け取る後方開口部3Aを備えている。また、図2に示すように、塵芥収容箱3の後部には、後部を補強するための後部補強枠5を備えている。この後部補強枠5は、後部スチフナとも言い、上側部補強枠(上側部スチフナ、図1参照)6と、左側部補強枠(左側部スチフナ)7と、右側部補強枠(右側部スチフナ、図示せず)と、下側部補強枠(下側部スチフナ)8と、を備えている。塵芥投入箱4は、図示していない油圧シリンダの伸縮作動により開閉自在に構成され、ここでは塵芥収容箱3の後端に対して略30度開放した状態になっているが、開放する角度は自由に変更できる。上側部補強枠6、左側部補強枠7、右側部補強枠、下側部補強枠8のそれぞれは、塵芥収容箱3側となる内側が開放された断面形状コの字状に構成されている。左側部補強枠7について説明すれば、左側部補強枠7が、図2及び図4に示すように、塵芥収容箱3の左側の側壁3Bに平行な外側板部7Aと、外側板部7Aの前後端から塵芥収容箱3の左側の側壁3Bに延びる前側板部7B及び後側板部7Cと、を備えている。後側板部7Cの上下方向略中央部から上部にかけて安全棒11が左側部補強枠7から後方に突出するための開口7Kが形成されている(図2参照)。
塵芥投入箱4は、塵芥収容箱3の後方に上部の(ここでは、塵芥収容箱3の後部の上端に設けられた車体左右方向に延びる)回動軸9(図1参照)を中心に後方開口部3Aを開閉自在に覆うように取り付けられ、前述した図示していない油圧シリンダの伸縮により開閉される。
前記のように塵芥投入箱4を油圧シリンダにより開放にした状態で、塵芥収容箱3の後端と塵芥投入箱4の前端との隙間に作業者が入り込んで塵芥収容箱3の清掃や点検を行っている。その清掃や点検時に、前記油圧シリンダの故障や作動不良等の原因により塵芥投入箱4が閉じてしまうことを阻止するための安全装置10を備えている。
安全装置10は、開放状態の塵芥投入箱4が閉じられることを阻止する阻止位置(図7参照)と塵芥収容箱3側に位置して収納される収納位置(図1参照)とに回動自在に構成された安全棒11と、安全棒11を回動操作する操作レバー12と、安全棒11と操作レバー12とを連動連結するロッド13と、を備えている。尚、図6では、安全棒11を収納位置から阻止位置までの角度の半分となる中間位置を示している。安全棒11が阻止位置に位置している状態では、上端側ほど前方に位置する前傾姿勢になって安全棒11が自重で阻止位置に付勢されている。図2では、左側に配置された安全棒11とロッド13と操作レバー12とを示しているが、塵芥収容箱3の右側にも、同一構成の安全棒とロッドと操作レバーとが配置される。そして、左側の操作レバー12と図示していない右側の操作レバーとが図2に示す連結ロッド14により連動連結され、一方の操作レバーを操作することによって、他方の操作レバーが同一方向に同一操作量だけ操作されるように構成されている。尚、以下において左側の安全棒11、ロッド13、操作レバー12についてのみ詳述する。
安全棒11は、図8(a),(b)に示すように、車体前後方向の幅(前後幅)が全長に亘って同一幅の長方形の板状体からなり、安全棒11の先端部(上端部)には、先端側ほど厚みが細くなる先細り部11Aを備え、安全棒11の基端には、後述する回動軸15が入り込む半円状の溝11Mが形成されている。また、安全棒11の基端よりも少し先端側に、安全棒11と後述するブラケット19とを連結するボルト20(図1参照)が挿通する貫通孔11Bが形成されている。尚、収納位置の安全棒11の車体前後方向の寸法(前後寸法)は、左側部補強枠7の前後幅の寸法の半分以下に設定されている。
また、安全棒11を回動させるための回動軸15を、車体前後方向における左側部補強枠7の領域内に配置している。具体的には、図3及び図4に示すように、塵芥収容箱3の左側の側壁3Bの後端部から左側部補強枠7の外側板部7A側に突設した突出板16の突出端部と左側部補強枠7の前側板部7Bの左右方向中間部とに亘って第1板部材17を掛け渡し、この第1板部材17と左側部補強枠7の外側板部7Aの内面に取り付けられた第2板部材18とに回動軸15を貫通した状態で固定している。この回動軸15は、後述するブラケット19に形成された溝19M(図9(a),(b)参照)と安全棒11の溝11M(図8(a),(b)参照)とで挟み込んだ状態においてブラケット19と安全棒11とをボルト20により連結することによって、ブラケット19と安全棒11とが回動軸15回りに回動するように構成されている。尚、第1板部材17は、図3に示すように、上端部が90度折り曲げられて安全棒11の上方を覆う天板部17Aを備えている。
また、安全棒11が取り付けられるブラケット19は、図9(a),(b)に示すように、回動軸15の下側半円を受け止める半円状の溝19Mが形成された底板部19aと、底板部19aの前後端から上方に立ち上がる前側板部19b及び後側板部19cと、を有するブラケット本体19Aと、ブラケット本体19Aの前方及び下方から前方側ほど下方に位置するように傾斜した板部19Bと、を備えている。この板部19Bには、前記ロッド13が接続される安全棒側ロッド接続部分である孔19dが形成されている。ブラケット本体19Aの前側板部19b及び後側板部19cのうちの一方にボルト20の挿通孔21が形成され、他方に挿通孔21及び安全棒11に形成されている貫通孔11Bに挿通したボルト20の先端を螺合させるための螺子孔22が形成されている。
操作レバー12は、図10に示すように、略への字状に形成された棒状体でなり、具体的には、前記連結ロッド14(図2参照)の一端が内嵌合する嵌合孔12aが一端部に形成されたレバー本体12Aと、レバー本体12Aの他端から略45度折れ曲がった操作部12Bと、を備えている。前記レバー本体12Aの長手方向略中央部に、前記ブラケット19に一端が接続されたロッド13の他端部が接続される操作レバー側ロッド接続部分を構成する貫通孔12bが形成されている。従って、図1に示す左側の操作部12Bを掴んで上方に回動させることによって、左側のロッド13を上方へ押し上げることで、左側の安全棒11を図1に示す収納位置から図7に示す阻止位置まで回動操作することができる。これと同時に、連結ロッド14も一体的に回動されることによって、右側の安全棒も収納位置から阻止位置まで回動操作される。また、安全棒11が収納位置において、操作レバー12のレバー本体12Aの先端部分が、左側部補強枠7の下部から前方斜め下方へ突出し、その突出したレバー本体12Aの先端部分から操作部12Bが後方斜め下方へ延びているため、操作部12Bを掴み易いだけでなく、操作部12Bを回動操作中に塵芥投入箱4が閉じられる事態になった場合でも、操作部12Bを掴んでいる手が閉じている塵芥投入箱4に当接するといったことがない。また、操作レバー12を左側部補強枠7の下端部から突出させる構成とすることによって、塵芥収容箱3の左側の側壁3Bの横側部に操作レバーが位置することがないだけでなく、左側部補強枠7の下端部に操作レバー12が回動する範囲の切欠き23(図2参照)を形成するだけで済む。
また、図1に示すように、安全棒11の収納位置において、操作レバー12の重心位置を操作レバー12の回動軸である連結ロッド14の真下よりも車体前後方向少し前方に位置させている。このように操作レバー12を配置することによって、操作レバー12が後方へ回動する側へ操作レバー12の自重により付勢される。その結果、収納状態の安全棒11及びロッド13の自重に加えて、操作レバー12の自重も加わることにより、安全棒11を収納位置側へ付勢することができるので、走行中の振動を受けて安全棒11が収納位置から阻止位置側に不測に回動することを防止することができる。尚、安全棒11が取り付けられているブラケット19が左側部補強枠7に設けられた当接部材24に下方から当接する位置(図7参照)が、安全棒11の阻止位置となる。
また、図7の安全棒11の阻止位置において、安全棒11の長手方向と塵芥投入箱4の前端面とのなす角度が90度になっている。このように阻止位置を設定することによって、安全棒11の回動軸15の中心から塵芥投入箱4の前端面までの距離を最短距離にして塵芥投入箱4を安全棒11で支持することができる。つまり、安全棒11を短くすることができるので、塵芥投入箱4を支持する時の安全棒11のしなりを抑制できる。また、図6の安全棒11の位置(収納位置から阻止位置までの角度の半分となる中間位置)において、安全棒11の回動軸15とロッド13の安全棒側ロッド接続部分である孔19dとを結ぶ線と、ロッド13の軸心とのなす角度が90度となる。従って、収納位置から阻止位置までの安全棒11の回動範囲内に、前記なす角度が90度となる時点が含まれるため、前記なす角度が90度付近の安全棒11の回動範囲が、操作レバー12からの操作力を安全棒11へ伝達する際の力の伝達効率を高めることができる安全棒11の回動範囲になる。
ロッド13の一端(図1では上端)には、図9(a),(b)に示すように、ブラケット19の板部19Bの孔19dに連結する連結具25を備えている。この連結具25は、ロッド13の上端部がねじ込まれる螺子孔25Nが下端部に形成された連結具本体25Aと、連結具本体25Aに連接して二股状に延びる連結部25Bと、を備えている。連結部25Bには、貫通孔25b,25bが形成され、連結部25Bにブラケット19の板部19Bを挟み込んだ状態で貫通孔25b,25b及び板部19Bの孔19dに貫通するピン25Pで連結具25とブラケット19とを連結している。また、ロッド13の他端(図1では下端)と操作レバー12との連結は、図5に示している。つまり、ロッド13の下端に、該ロッド13の下端がねじ込まれる螺子孔(図示せず)が形成された操作レバー側連結具26を備えている。この操作レバー側連結具26の先端部には、操作レバー12に形成の貫通孔12b(図10参照)に貫通するボルト27が突設されている。このボルト27を貫通孔12bに貫通した後、ボルト27の先端にナット28を螺合させることによって、操作レバー側連結具26と操作レバー12とを連結している。
安全棒11は、図1に示す収納位置において車体前後方向における左側部補強枠7の領域内に位置する、つまり左側部補強枠7の後端に最も寄せた位置に位置するとともに、安全棒11の回動軸15が、車体前後方向における左側部補強枠7の領域のうちの後半分の領域内に配置している。また、安全棒11から前方に突出してロッド13と接続され、かつ、車体前後方向における左側部補強枠7の領域内に位置する安全棒側ロッド接続部分である孔19d(図9(a),(b)参照)を備えている。また、ロッド13が車体前後方向における左側部補強枠7の領域内に位置し、操作レバー12の回動軸14及び操作レバー12とロッド13との操作レバー側ロッド接続部分である貫通孔12bが、車体前後方向における左側部補強枠7の領域内に位置している。また、安全棒11の回動軸15の中心からロッド13の安全棒側ロッド接続部分である孔19dまでの距離が、操作レバー12の回動軸である連結ロッド14の中心からロッド13の操作レバー側ロッド接続部分である貫通孔12bまでの距離よりも短く設定している。これにより、操作レバー12の回動角度に対して安全棒11の回動角度を大きくすることができ、操作レバー12の操作性において有利となる。
上記のように、収納位置の安全棒11、安全棒側ロッド接続部分である孔19d、ロッド13、操作レバー12の回動軸である連結ロッド14、操作レバー側ロッド接続部分である貫通孔12bが、車体前後方向における左側部補強枠7の領域内に位置しているので、それらの設置スペースを後部補強枠である左側部補強枠7外に確保する構成に比べて、塵芥収集車の小型化を図ることができる。これは、安全棒11の回動軸15と孔19d及び操作レバー12の回動軸14と貫通孔12bが、左側部補強枠7内の領域内に位置しているので、回動軸15,14と孔19d,12bとの間に邪魔となる部材が存在しない。そのため、該部材を跨ぐ必要がなく、回動軸15,14と孔19d,12bとの距離を短くすることができる。これにより、回動軸15回りに孔19dが動く範囲や回動軸14回りに貫通孔12bが動く範囲を小さくすることができるので、回動軸15,14や孔19d,12bに連結された部材の可動範囲も小さくなる。従って、小さくなった可動範囲の分だけ塵芥収集車の小型化を図ることができる。また、安全棒11の回動軸15が、車体前後方向における左側部補強枠7の領域内の領域のうちの後半分の領域内に位置しているので、車体前後方向における左側部補強枠7の領域のうちの前半分の領域に位置している場合に比べて、安全棒11を短くすることができ、耐荷重性において有利になる。更に、安全棒11を左側部補強枠7の後方に配置することにより、安全棒11を短くすることができるため、安全棒11の重心から回動軸15までの距離が短くなり、安全棒11を動かすための操作力を小さくできる。このため、回動軸15と孔19dとの距離を近づけて、可動範囲を小さくでき、塵芥収集車の小型化を図ることができる。
また、前記操作レバー12が安全棒11よりも下方に配置され、操作レバー側ロッド接続部分である貫通孔12bが、該操作レバー12の回動軸である連結ロッド14よりも前方に位置している。このように、操作レバー側ロッド接続部分である貫通孔12bが、操作レバー12の回動軸である連結ロッド14よりも前方に位置していれば、安全棒11から前方に突出している安全棒側ロッド接続部分である孔19dと同一側の前方に位置している操作レバー側ロッド接続部分である貫通孔12bとを短い距離で接続することができる。
また、安全棒11の収納位置において、ブラケット19の板部19Bが前下がり傾斜姿勢になるとともに、操作レバー12のレバー本体12Aも同様に前下がり傾斜姿勢になっている。
本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではない。
上記実施形態では、ロッド13の操作レバー側ロッド接続部分(ここでは孔19d)を、操作レバー12の回動軸(ここでは連結ロッド14)よりも前方に配置したが、操作レバー12の回動軸よりも後方に配置して実施することもできる。
また、上記実施形態では、操作レバー12をへの字状に構成したが、円弧状や一直線状の形状に構成してもよい。
また、上記実施形態では、安全棒11を左右両側に設けてそれらの一方の安全棒11を回動すれば、他方の安全棒を同一方向に回動できるように連動連結したが、連動連結しないでもよい。また、安全棒11を左右一方側にのみ設けて実施することもできる。
また、上記実施形態では、操作レバー12を後部補強枠である左側部補強枠7の下端部に設けたが、左側部補強枠7の上下方向中間部又は上端部に設けてもよい。
また、上記実施形態では、安全棒11にブラケット19を介してロッド13を連結したが、安全棒11とブラケット19とを一体形成して実施してもよい。
また、上記実施形態では、後部補強枠5を、上側部補強枠6、左右側部補強枠7、下側部補強枠8とから構成したが、少なくとも左右側部補強枠を備えた構成であってもよい。尚、これら補強枠の断面形状をコの字状に形成する他、半円状又は環状に構成して実施してもよい。
1…塵芥収集車、2…車体、3… 塵芥収容箱、3A…後方開口部、3B…側壁、4…塵芥投入箱、4A…前方開口部、5…後部補強枠、6…上側部補強枠、7…左側部補強枠、7A…外側板部、7B…前側板部、7C…後側板部、7K…開口、8…下側部補強枠、9…回動軸、10…安全装置、11…安全棒、11A…先細り部、11B…貫通孔、11M…溝、12…操作レバー、12A…レバー本体、12B…操作部、12a…嵌合孔、12b…貫通孔(操作レバー側ロッド接続部分)、13…ロッド、14…連結ロッド(回動軸)、15…回動軸、16…突出板、17…第1板部材、17A…天板部、18…第2板部材、19…ブラケット、19A…ブラケット本体、19B…板部、19M…溝、19a…底板部、19b…前側板部、19c…後側板部、19d…孔(安全棒側ロッド接続部分)、20…ボルト、21…挿通孔、22…螺子孔、23…切欠き、24…当接部材、25…連結具、25A…連結具本体、25B…連結部、25N…螺子孔、25P…ピン、25b…貫通孔、26…操作レバー側連結具、27…ボルト、28…ナット

Claims (2)

  1. 後方開口部を有し、かつ、後部を補強する後部補強枠を有する塵芥収容箱と、該塵芥収容箱の後方に上部の回動軸を中心に前記後方開口部を開閉自在に覆う塵芥投入箱と、を備え、前記塵芥収容箱には、開放状態の前記塵芥投入箱が閉じられることを阻止する阻止位置と前記塵芥収容箱側に位置して収納される収納位置とに回動自在に構成された安全棒と、該安全棒を回動操作すべくロッドを介して連動連結された操作レバーと、を備えている塵芥収集車であって、
    前記安全棒は、前記収納位置において車体前後方向における前記後部補強枠の領域内に位置し、該安全棒を回動させるための回動軸が、車体前後方向における前記後部補強枠の領域のうちの後半分の領域内に配置され、前記安全棒には、前方に突出して前記ロッドと接続されるとともに前記後部補強枠の領域内に位置する安全棒側ロッド接続部分が設けられ、前記ロッドは、前記後部補強枠の領域内に位置し、前記操作レバーの回動軸及び前記ロッドとの接続部分となる操作レバー側ロッド接続部分が、前記後部補強枠の領域内に位置していることを特徴とする塵芥収集車。
  2. 前記操作レバーが前記安全棒よりも下方に配置され、前記操作レバー側ロッド接続部分が、該操作レバーの回動軸よりも前方に位置していることを特徴とする請求項1に記載の塵芥収集車。
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