JP2008285261A - エレベーターの地震管制運転制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】地震以外の振動による誤動作を阻止するとともに、地震発生の判定の迅速化を図り得るエレベーターの地震管制運転制御システムの提供。
【解決手段】上記課題は、所定地域内の複数の拠点のそれぞれに、地震感知器と、この地震感知器の作動情報を少なくとも検知する遠隔監視端末装置2と、この遠隔監視端末装置2に連結されて前記作動情報に基づき地震発生の有無を判定する地震判定装置3とを設け、かつ、遠隔監視端末装置2を、この遠隔監視端末装置2が設けられた拠点以外の残りの他の拠点に設けた地震感知器の作動情報を検知できる構成とし、しかも、地震判定装置3を、所定地域内の複数の拠点のうちの1つの拠点における地震感知器の作動情報及び残りの他の拠点からの地震感知器の作動情報に基づき地震発生の有無を判定し、地震発生ありの場合のみ地震管制運転指令をエレベーター運転制御装置4に送信する構成とすることで、達成できる。
【選択図】図2

Description

本発明は、エレベーターの地震管制運転制御システムに関するものである。
従来、エレベーターの地震管制運転制御システムとしては、複数の地震感知器のうち所定レベル以上の地震を検出した地震感知器が生じると、エレベーターに対して地震管制運転を指令するとともに、この地震感知器の作動情報を監視センター(保守センター)に自動通報して、その自動通報された地震感知器の作動情報から自動通報されなかった地震感知器に対応するエレベーターに対して地震管制運転を指令する必要の有無を監視センターに設けた判定手段により行うようにしたものが知られていた。しかも、地震管制運転を指令する必要の有無を、判定手段としては所定地域内の地震感知器の作動数若しくは所定地域内の地震感知器の作動数の全地震感知器数に対する割合が、一定値を超えているか否かを監視センターで判定して、一定値を超えていると判定した場合には、作動していない地震感知器に対応するエレベーターに監視センターから地震管制運転を指令し、かつ、一定値を超えていないと判定した場合には、作動した地震感知器に対応するエレベーターに監視センターから地震管制運転の解除の指令を発するようにしたものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−46953号公報
しかしながら、上述した特開2002−46953号公報に記載された従来のエレベーターの地震管制運転制御システムでは、地震感知器が作動するとその作動した地震感知器に対応するエレベーターが無条件に地震管制運転が行われるようにしているため、エレベーターの設置現場の近隣に工事現場などができたことにより、その大きな振動によって地震感知器が作動してしまい、エレベーターが地震発生以外の理由で、地震管制運転に移行してしまうという問題があった。
さらに、上述した特開2002−46953号公報に記載されたエレベーターの地震管制運転制御システムでは、地震感知器が作動するとその作動情報を監視センターに自動通報して、その自動通報された地震感知器の作動情報から、地震感知器の作動情報が自動通報されなかった他のエレベーターに対して地震管制運転を指令する必要があるかどうかを監視センターに設けた判定手段により、地域情報を分析するなどして判定するため、その判定に時間がかかり、他のエレベーターでは、地震の主振動到達に対し危険回避動作が遅くなり乗客の安全確保にとって十分とは言えない問題があった。
本発明は、上述した従来技術における実状からなされたもので、その目的は、地震感知器が地震以外の振動で作動するのを阻止するとともに、地震が発生したか否かの判定を円滑に行わせることを可能にするエレベーターの地震管制運転制御システムを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は、所定地域内の複数の拠点に、地震感知器と、この地震感知器の作動情報を少なくとも検知する遠隔監視端末装置と、この遠隔監視端末装置に連結されて前記作動情報に基づき地震が発生したか否かを判定する地震判定装置を設けるとともに、前記遠隔監視端末装置を、この遠隔監視端末装置が設けられた拠点以外の他の拠点に設けた地震感知器の作動情報を検知できる構成とし、かつ、前記地震判定装置を、自拠点の地震感知器の作動情報と所定地域内の複数の他拠点の地震感知器の作動情報に基づき地震が発生したか否かを判定し、地震が発生したと判定された場合に地震管制運転指令をエレベーター運転制御装置に送信する構成したことを特徴としている。
さらに、本発明は、前記所定地域内の複数の拠点を、複数の基準拠点と、これら基準拠点に設置された遠隔監視端末装置にそれぞれ管轄される複数の一般拠点とに区分し、前記複数の基準拠点の地震感知器による作動情報に基づき地震発生の判定を行い、その判定の結果、地震発生と判定された場合には、前記複数の各基準拠点の遠隔監視端末装置の管轄地域内に設置されている一般拠点に、前記複数の各基準拠点の遠隔監視端末装置から地震管制運転指令を送信することにより前記一般拠点に設置されたエレベーターの運転を地震管制運転に切り替えるようにしたことを特徴としている。
本発明によれば、所定地域内の複数の拠点の地震感知器の作動情報に基づき地震が発生したか否かを前記複数の拠点それぞれが判定して、その判定結果、地震が発生したと判定された場合に、前記複数の拠点それぞれで地震管制運転指令がエレベーター運転制御装置に送信されて、エレベーターの運転が地震管制運転に切り替えられるので、従来のように監視センターにて地震感知器の作動情報を収集し通報されなかったエレベーターに対して地震管制運転を指令する必要の有無につき地域情報を収集分析するなどして判定しなくともよくなるため、地震が発生したか否かの判定が迅速に行われ、かつ、地震感知器が地震以外の局所的振動による誤動作によってエレベーターの運転が地震管制運転に切り替えられるのを阻止することのできるエレベーターの地震管制運転制御システムが得られる。
以下、本発明に係るエレベーターの地震管制運転制御システムの実施形態を、図1〜図7に、基づいて具体的に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係り、エレベーターの地震管制運転制御システムの拠点間における地震感知器の作動情報の伝達経路説明図である。図2は、本発明の一実施形態に係り、エレベーターの地震管制運転制御システムの機能ブロック図である。図3は、本発明の一実施形態に係り、エレベーターの地震管制運転制御システムによる地震判定例を示す図である。図4は、本発明の一実施形態に係り、所定地域内の複数の拠点のうちの1つの拠点の地震感知器が作動した場合におけるエレベーターの地震管制運転制御システムによる地震判定手順を示すフローチャートである。図5は、本発明の一実施形態に係り、所定地域内の複数の拠点のうちの1つの拠点の地震感知器が作動せずに残りの他の拠点からの作動情報を受信した場合におけるエレベーターの地震管制運転制御システムによる地震判定手順を示すフローチャートである。図6は、本発明の一実施形態に係り、エレベーターの地震管制運転制御システムにおける地震感知器の作動情報を取得する場合の信号通信手順の説明図である。図7は、本発明の他実施形態に係り、所定地域内の拠点数が多くなった場合でも効率的に効果を得るためのエレベーターの地震管制運転制御システムの拠点間における地震感知器の作動情報の伝達経路説明図である。
本発明の一実施形態に係るエレベーターの地震管制運転制御システムは、図1及び図2に示すように、所定地域Z1内の複数の拠点X1、X2、X3に設置された地震感知器1が作動したか否かの作動情報をお互い相手拠点に電話発信P、Q1、Q2することのみより通知しあう。すなわち電話発信を受けた拠点では電話の呼び出し信号(通常の電話機が接続されて居る場合は呼び出し音を鳴らすための信号)を受信時に同時に通信会社設備より自動的に送信されてくる発信者識別情報(発信元の電話番号)を取得し、その発信者識別情報が地震感知器1の作動情報を通知し合うべき他拠点からのものであることを相手拠点との通信接続開始前に識別することができ、相手拠点の地震感知器が作動したこととして知ることができるのでその電話発信があったことだけでそれに応答することなく受信拠点では発信元拠点の地震感知器1が作動したとする作動情報として通知を受けたことになる。尚、所定地域Z1内の複数の拠点X1、X2、X3は自拠点の地震感知器1が作動した時のみ所定地域Z1内の他拠点電話発信するよう設定されている。その所定地域Z1内の複数の拠点X1、X2、X3ではお互い他拠点からの電話発信P、Q1、Q2の有無による地震感知器1の作動情報(以下作動情報P、Q1、Q2と記す)を基に所定地域Z1内に地震が発生したか否かを判定して、その判定結果によってエレベーターの運転方法を切り替え制御するようにしたものであって、所定地域Z1内の複数の拠点X1、X2、X3の建物A、B、Cのそれぞれに、地震感知器1と、この地震感知器1の作動の有無情報を少なくとも検知する遠隔監視端末装置2と、この遠隔監視端末装置2に連結されて前記作動情報P、Q1、Q2に基づき地震が発生したか否かを判定する地震判定装置3を設け、しかも、前記遠隔監視端末装置2を、この遠隔監視端末装置2が設けられた拠点X1以外の残りの他の拠点X2、X3に設けた地震感知器の作動情報Q1、Q2を検知できる構成とし、かつ、自拠点の地震感知器1の作動を検知した場合、自拠点の地震判定情報Rおよび他拠点の地震感知器1の作動情報Q1、Q2を検知した場合に、他拠点の地震判定情報U1、U2を生成し、前記地震判定装置3に通知する構成とし、かつ、前記地震判定装置3を、所定地域Z1内の複数の拠点のうちの1つの拠点X1における地震判定情報Rと残りの他の拠点X2、X3の地震判定情報U1、U2とに基づき地震が発生したか否かを判定し、地震が発生したと判定された場合に地震管制運転指令Eをエレベーター運転制御装置4に送信する構成としてある。なお、ここで、所定地域Z1内の複数の拠点X1、X2、X3の建物A、B、Cのそれぞれは、近隣の場所に設置されているものとする。
地震感知器1は、地震の初期微動の段階で所定レベル以上の地震の発生を検出すると、作動し、作動信号を図示しない外部端子に出力し、その作動信号を遠隔監視端末装置2が検知する構成にしてある。残りの他の拠点X2、X3に設けられた地震感知器も、地震の初期微動の段階で所定レベル以上の地震の発生を検出すると、作動信号を外部端子に出力し、残りの他の拠点X2、X3に設けられた遠隔監視端末装置が検知する構成にしてある。
遠隔監視端末装置2は、図2示すように、拠点X1(建物A)に設けた地震感知器1が接続されてその地震感知器1の作動信号を検知、及び通常のエレベーター異常情報信号を検出する異常検知入力部2Aと、地震感知器1からの作動信号を検知すると監視センター5並びに所定地域Z1内の他の拠点X2(建物B)及びX3(建物C)に設けた遠隔監視端末装置との間の通信を行う通信部2Bと、異常検知入力部2Aが検知した通常のエレベーター異常情報信号を具体的な異常内容を示す情報(以下、異常情報という。)に変換し、かつ、自拠点の感知器1の作動信号を遠隔監視端末2が検知とそれを自拠点の地震判定情報Rに変換する情報処理部2Cと、異常検知入力部2Aが通常のエレベーター異常情報信号を検出した際に情報処理部2Cで変換された異常情報を監視センター5に送信するとともに、異常検知入力部2Aが地震感知器1の作動信号情報Pを検知出した際に所定地域Z1内の他の拠点X2、X3に設けた遠隔監視端末装置に通信部2Bより電話通信要求を発信し、所定地域Z1内の他の拠点X2、X3に設けた遠隔監視端末装置から地震感知器の作動情報Q1、Q2及び発信者識別番号等の受信情報を通信部2Bで受信した際にその作動情報P、Q1、Q2より前記情報処理部2Cで生成された地震判定情報、U1、U2を地震判定装置3に送信する通信制御部2Dと、地震判定情報R、U1、U2を地震感知情報保持部3Aに送信するために地震判定装置3に接続されたインターフェース部2Eを、少なくとも具備している。なお、地震判定受信情報Rには、自拠点の地震感知器1の作動信号検知を示す情報、検知時刻などが包含されている。また、地震判定情報U1,U2には、他拠点の地震感知器1の作動情報Q1、Q2の取得を示す情報、取得時刻などが包含されている。遠隔監視端末装置2は、一般電話回線やインターネツトなどの電気通信回線などによって、監視センター5に接続されている。また、検知時刻、取得時刻などの付加情報は、地震判定装置3側で付与するようにしてもよい。
地震判定装置3は、図2示すように、遠隔監視端末装置2のインターフェース部2Eから送信されてくる地震判定情報R、U1、U2を一定時間保持する地震感知情報保持部(作動情報保持部)3Aと、地震判定情報R、U1、U2の取得時刻を管理するタイマー部3Bと、地震判定情報R,U1、U2に基づき地震が発生したか否かを判定する地震判定部3Cと、地震判定装置3の各機能部を制御する制御部3Dと、少なくともエレベーター運転制御装置4との入出力を行うインターフェース部3Eを、最低限具備している。地震判定装置3は、地震判定部3Cによって地震が発生したと判定されると、地震管制運転指令Eがエレベーター運転制御装置4にインターフェース部3Eから送信されるようにしてある。地震管制運転指令Eがエレベーター運転制御装置4に送信されると、エレベーター6の運転が地震管制運転に切り替えるようにしてある。
次に、地震判定装置3の地震判定部3Cによる地震が発生したか否かの判定方法を、図3に基づき、説明する。図3において、建物A地震判定とは、図1の拠点X1の建物Aに設置されている地震判定装置3の判定結果の内容を表している。建物A作動状態とは、図1の拠点X1の建物Aに設置された地震感知器1の作動の内容を表している。建物B作動状態とは、図1の拠点X2の建物Bに設置された地震感知器の作動の内容を表している。建物C作動状態とは、図1の拠点X3の建物Cに設置された地震感知器の作動の内容を表している。図3において、「作動」とは、地震感知器が所定レベル以上の地震の発生を検出して作動情報P、Q1、Q2が送信されていることを、かつ、「不作動」とは、地震感知器が所定レベル以上の地震の発生を検出することなく、作動情報P、Q1、Q2が送信されていないことを、それぞれ表している。
地震判定装置3の地震判定部3Cでは、図3に示すように、図1の拠点X1、X2、X3の作動状況が、いずれも、「作動」である場合には、「地震」が発生したと判定される。また、図3に示すように、図1の拠点X1、X2の作動状況が「作動」であって、かつ、図1の拠点X3の作動状況が「不作動」である場合には、「地震」が発生したと判定される。また、図3に示すように、図1の拠点X1、X3の作動状況が「作動」であって、かつ、図1の拠点X2の作動状況が「不作動」である場合には、「地震」が発生したと判定される。また、図3に示すように、図1の拠点X1の作動状況が「作動」であって、かつ、図1の拠点X2、X3の作動状況が「不作動」である場合には、「局所的振動(誤動作)」と判定される。
地震判定装置3の地震判定部3Cでは、図3に示すように、図1の拠点X1(建物A)の作動状況が「不作動」であって、かつ、図1の拠点X2(建物B)及びX3(建物C)の作動状況が「作動」である場合には、「地震(地震感知器の故障)」が発生したと判定される。また、図3に示すように、図1の拠点X1及び拠点X3の作動状況が「不作動」であって、かつ、図1の拠点X2の作動状況が「作動」である場合には、「地震(地震感知器の故障)」が発生したと判定される。また、図3に示すように、図1の拠点X1及び拠点X2の作動状況が「不作動」であって、かつ、図1の拠点X3の作動状況が「作動」である場合には、「地震(地震感知器の故障)」が発生したと判定される。また、図3に示すように、図1の拠点X1、X2、X3の作動状況が「不作動」である場合には、「異常なし」と判定される。
そして、地震判定装置3は、地震判定部3Cによって、図1の拠点X1(建物A)で「地震」が発生したと判定されると、図1の拠点X1(建物A)に設置されたエレベーター6を運転制御するエレベーター運転制御装置4に地震管制運転指令Eを送信することで、そのエレベーター6の運転方法が地震時管制運転に切り替えられる。また、地震判定装置3の地震判定部3Cによって、図1の拠点X1(建物A)で「局所的振動(誤動作)」若しくは「異常なし」と判定された場合には、エレベーター運転制御装置4に地震管制運転指令Eが送信されることなく、エレベーター6の通常運転制御が続行させる。なお、ここで、地震時管制運転とは、地震感知器1が所定レベル以上の地震を検知すると、走行中のエレベーターを最寄り階に自動停止等させて乗客の安全を確保する運転をいう。
次に、図1の拠点X1(建物A)の地震感知器1が作動した場合における上記一実施形態に係るエレベーターの地震管制運転制御システムによるところの地震判定手順を、図4に基づき、具体的に説明する。
まず、図4のステップS1に示すように、図1の拠点X1(建物A)の地震感知器1が作動すると、図1の拠点X1(建物A)に設置された遠隔監視端末装置2が地震感知器1の作動信号を、図4のステップS2に示すように、検知する。
次いで、遠隔監視端末装置2が地震感知器1からの作動信号を検知すると、図4のステップS3に示すように、その作動信号検出により情報処理部2Cで生成された地震判定情報Rが遠隔監視端末装置2から地震判定装置3に送信される。すると、地震判定装置3では、図4のステップS4に示すように、他の拠点X2(建物B)及び拠点X3(建物C)からの作動情報の監視を開始するためにタイマー部3Bをセットする。その後、遠隔監視端末装置2では、図4のステップS5に示すように、他の拠点X2(建物B)及び拠点X3(建物C)に通信制御部2Dから通信部2Bを介して電話発信することにより他拠点に地震感知器1の作動情報Pを伝達する。
次いで、図4のステップS6に示すように、遠隔監視端末装置2では、他の拠点X2(建物B)及び拠点X3(建物C)からの電話発信をタイマー部3Bにセットされた監視開始時刻より予め決められた時間監視を継続する。図4のステップS7に示すように、他の拠点から電話発信があった場合、他の拠点X2、拠点X3のいずれか一方からの電話発信があつたと判定された場合には、図4のステップS8に進み、その電話発信した者の発信者識別情報を、拠点X1が取得し、その取得時刻が図4のステップS9で示す通り、タイムリミット内の場合は図4のステップS10、S11、S12に示す通り他拠点の地震判定情報として地震感知情報保持部3Aに記録する。また、他の拠点X2または拠点X3からの電話発信ではないと図4のステップS7において、判定された場合には、その電話発信者の発信者識別情報を拠点X1は取得することなく図4のステップS6に戻り、他拠点からの電話発信の監視が継続される。そして、他の拠点X2、X3からの地震判定情報および自拠点の地震判定情報Rの全てがそろった場合、また他拠点からの電話発信が全くない場合はタイマー3Bに予め設定された経過時間に達すると図4のステップS13に示す通り、地震感知情報保持部3Aの情報に基づき地震判定部3Cは地震判定を実施する。
次いで、図4のステップS13において、地震が発生したと判定された場合には、図4のステップS14に進み、地震判定装置3のインターフェース部3Eからエレベーター運転制御装置4に地震管制運転指令Eが送信されて、エレベーター6の運転方法が地震時管制運転に切り替えられる。また、図4のステップS13において、地震が発生しないと判定された場合には、エレベーター運転制御装置4に地震管制運転指令Eが送信されることなく、エレベーター6の通常運転制御を続行する。
次に、図1の拠点X1(建物A)の地震感知器1が作動せずに、所定地域Z1内の他の拠点X2(建物B)からの作動情報Q1及び拠点X3(建物C)からの作動情報Q2を、図1の拠点X1(建物A)に設置されている遠隔監視端末装置2が受信した場合における上記一実施形態に係るエレベーターの地震管制運転制御システムによるところの地震判定手順を、図5に基づき、具体的に説明する。
まず、図5のステップS15は通常の他拠点からの電話発信がない状態から初めて他拠点から電話発信があった状態を示す。他拠点からの電話発信ががあると、図5のステップS16に進み、その電話発信を発信した者(拠点X1、X2)の発信者識別情報を取得する。
図5のステップS16にて、発信者識別情報を取得したならば、図5のステップS17に進み、取得した発信者識別番号により発信元がわかるので所定地域Z1内の他の拠点X2、X3からの電話発信(他拠点作動情報)であるか否かが判定される。図5のステップS17において、所定地域Z1内の他の拠点X2、またはX3からの電話発信であると判定された場合には、図5のステップS18に進み、所定地域Z1内の他の拠点X2、またはX3からの電話発信があったことにより地震感知器の作動情報Q1、またはQ2が図1の拠点X1に設置された遠隔監視端末装置2の地震判定装置3に送信される。なお、図5のステップS17において、所定地域Z1内の他の拠点X2、またはX3からの電話発信ではないと判定された場合には、地震判定情報以外通信要求(例えば監視センターからの制御情報等)であるため本手順は終了となる。
図5のステップS18において、所定地域Z1内の他の拠点X2、またはX3からの作動情報Q1、またはQ2が図1の拠点X1(建物A)に設置された遠隔監視端末装置2の地震判定装置3に送信されると、図5のステップS19に進み、他の拠点X2または拠点X3からの作動情報の監視を開始するためにタイマー部3Bをセットする。その後、遠隔監視端末装置2では、図5のステップS20に示すように、他の拠点X2または拠点X3からの電話発信を監視を開始する。さらに地震判定装置3に送信された他の拠点X2、またはX3からの作動情報Q1、またはQ2を、図5のステップS21に示すように、地震判定装置3の地震感知情報保持部(作動情報保持部)3Aに記録(格納)させる。
図5のステップS22に示すように他の拠点X2およびX3の作動情報U1、U2を取得したか、またはタイマー部3Bのタイムリミットに達した場合図5のステップS23に進み、地震感知情報保持部(作動情報保持部)3Aに記録(格納)した拠点X2、X3からの作動情報Q1、Q2及び自拠点の作動情報Rを地震判定部3Cに送信して地震が発生したか否かの判定が行われる。なお、図5のステップS22において、タイムリミットに達していないと判定された場合には、図5のステップS20に戻り、タイムリミットに達していると判定されるまで、ステップS20〜ステップS22が繰り返し実行される。
次いで、図5のステップS23において、地震が発生したと判定された場合には、図5のステップS24に進み、地震判定装置3のインターフェース部3Eからエレベーター運転制御装置4に地震管制運転指令Eが送信されて、エレベーター6の運転方法が地震時管制運転に切り替えられる。また、図5のステップS23において、地震が発生しないと判定された場合には、エレベーター運転制御装置4に地震管制運転指令Eが送信されることなく、エレベーター6の通常運転制御が続行する。
次に、所定地域Z1内の拠点X1の建物Aに設置されている遠隔監視端末装置2が、所定地域Z1内の他の拠点X2の建物Bに設置されている遠隔監視端末装置から発信される地震感知器の作動情報Q1を取得する場合の信号通信手順を、図6に基づいて、説明する。
まず、始めに、図6に示すように、所定地域Z1内の他の拠点X2の建物Bに設置されている遠隔監視端末装置が、所定地域Z1内の拠点X1の建物Aに設置されている遠隔監視端末装置2宛の電話発信信号K1を、通信事業者設備7に送信すると、その通信事業者設備7から拠点X1の建物Aに設置されている遠隔監視端末装置2に対して、呼び出し信号(RT)K2及び発信者識別情報として発信者電話番号K3が送信される。
電話発信信号K1が通信事業者設備7に送信されると、その通信事業者設備7から所定地域Z1内の他の拠点X2の建物Bに設置されている遠隔監視端末装置に、呼び出し信号(RBT)K4が返信される。なお、この場合、所定地域Z1内の拠点X1の建物Aに設置されている遠隔監視端末装置2が、所定地域Z1内の他の拠点X2からの発信者識別情報として発信者電話番号K3を受信するとそれは所定地域Z1内の他の拠点X2からの作動情報と認識されるので、電話回線を接続して応答信号K5を通信事業者設備7に返信しなくても目的は達成できる。
所定地域Z1内の他の拠点X2の建物Bに設置されている遠隔監視端末装置では、呼び出し信号K4が返信されてから一定時間、応答信号K5が無い場合、所定地域Z1内の他の拠点X2の建物Bに設置されている遠隔監視端末装置から切断信号K6(応答無しの場合)が通信事業者設備7に送信されることで、通信処理時間(応答無し処理時間)T1にて所定地域Z1内の拠点X1の建物Aに設置されている遠隔監視端末装置2の、所定地域Z1内の他の拠点X2からの作動情報Q1の取得が完了する。なお、この場合、図6に示すように、電話発信信号K1に対して応答して通信事業者設備7が、応答信号K5を受信することで、所定地域Z1内の他の拠点X2の建物Bに設置されている遠隔監視端末装置(発信者側)との通信回線を開通して所定地域Z1内の他の拠点X2の建物Bに設置されている遠隔監視端末装置からの切断信号K7(応答有りの場合)を通信事業者設備7が受信して通信回線を切断する場合の通信処理時間(応答有り処理時間)T2よりも短時間で通信処理を終了させることができるので、地震が発生したか否かの判定の迅速化が図られる。
以上のように、上記構成のエレベーターの地震管制運転制御システムによれば、所定地域Z1内の複数の拠点X1〜X3のうちの1つの拠点X1における地震感知器1の作動情報と、残りの他の拠点X2〜X3からの地震感知器の作動情報に基づき地震が発生したか否かを判定し、地震が発生したと判定された場合に地震管制運転指令Eをエレベーター運転制御装置に送信することで、エレベーター6の運転方法を地震時管制運転に切り替えることができる。この場合、所定地域Z1内の複数の1つの拠点X1に設けた地震判定装置3に、その拠点X1の地震感知器1の作動情報とともに、残りの他の拠点X2〜X3からの地震感知器の作動情報を送信して地震の発生が判定されるので、監視センター5に所定地域Z1内の複数の拠点から地震感知器の作動情報を送信し、その複数の拠点の場所等の分析を行った後に、地震が発生したか否かを判定するようにしたものに比べて、判定時間を短縮することができ、エレベーターの乗客を安全に退避させる上でより大きな効果を得ることができる。
さらに、上記構成のエレベーターの地震管制運転制御システムによれば、所定地域Z1内の拠点X1の地震感知器1が作動した場合、所定地域Z1内の他の残りの拠点X2と拠点X3のいずれか1つ若しくは両方からの作動情報を、所定地域Z1内の拠点X1の遠隔監視端末装置2が受信した場合に地震が発生したとして地震時管制運転が実行され、かつ、所定地域Z1内の拠点X1の地震感知器1が作動しても、所定地域Z1内の他の残りの拠点X2と拠点X3のいずれからも作動情報を、所定地域Z1内の拠点X1の遠隔監視端末装置2が受信しない場合に、局部的微振動によるものとしてとして通常運転が実行される。したがって、所定地域Z1内の拠点X1の地震感知器1が、地震以外の振動、例えば、工事現場などの局部的振動によって作動して、エレベーター6が地震管制運転に移行してしまうことを阻止できる。
さらに、上記構成のエレベーターの地震管制運転制御システムによれば、所定地域Z1内の拠点X1の地震感知器1の地震の初期微動に相当する段階で、地震以外の振動を感知して、エレベーター6を地震管制運転に移行させてしまうことが阻止されるので、急遽、所定地域Z1内の拠点X1の近隣に大きな振動を発生させる工事現場が設置された場合であっても、その拠点X1の地震感知器1の設置場所を変更させる作業を行わなくてもよいため、エレベーターの保守点検のコストを低減させることができる。
次に、本発明の他実施形態に係るエレベーターの地震管制運転制御システムを、図7に基づき、説明する。
図7に示す他実施形態に係るエレベーターの地震管制運転制御システムでは、所定地域Z2内の複数の拠点を、基準拠点M1〜M4と一般拠点N1〜N10とに区分するようにしている。基準拠点M1〜M4の建物Y1〜Y4及び一般拠点N1〜N10の建物Y5〜Y14には、それぞれエレベーターが設置されている。
基準拠点M1〜M4にそれぞれ設置された地震判定装置3によってそれぞれの管轄地域F1、F2、F3、F4の地震発生の有無を判定し、地震が発生したと判定された場合には、それぞれの管轄地域F1、F2、F3、F4の一般拠点N1〜N10に地震管制運転指令Eを、エレベーター運転制御装置に送信するようにしてある。すなわち、例えば、図7に示す基準拠点M1の管轄地域F1内では、基準拠点M1に設置された地震判定装置により地震が発生したと判定されるとその地震判定装置から一般拠点N1〜N3に対して地震管制運転指令Eが送信されて、一般拠点N1〜N3に設置されているエレベーターの運転が地震管制運転に切り替えられる。
図7の二重線矢印V1は、基準拠点M1から一般拠点N1〜N3に地震管制運転指令Eを伝達する経路を、実線矢印V2は、基準拠点M1から基準拠点M2〜M4への地震感知器の作動情報の発信伝達経路を、点線矢印V3は、基準拠点M1での地震判定のために基準拠点M2〜M4からの地震感知器の作動情報の受信伝達経路を、それぞれを表している。なお、所定地域Z2に内の複数の拠点のうちのどの拠点を基準拠点にするかは、地域情報、例えば、工事現場の有無や駅舎、鉄道近接マンションなどの建物の有無を考慮して、予め地震以外の振動が発生しにくい場所にある拠点を選定する。これにより、基準拠点の地震感知器の誤動作による無効な作動情報の伝達を抑止することができる。
図7に示す他実施形態において、一般拠点N1〜N10には、基準拠点M1〜M4と同じく、地震感知器1及び地震判定装置3を設けるようにしてもよいし、地震感知器1及び地震判定装置3を設けないようにしてもよい。一般拠点N1〜N10に地震感知器1及び地震判定装置3を設けた場合には、基準拠点M1〜M4からの地震管制運転指令Eを優先的に採用するようにする。すなわち、一般拠点N1〜N10に設置された地震感知器1の作動情報よりも基準拠点M1〜M4からの地震管制運転指令Eが優先し、この地震管制運転指令Eによってエレベーターの運転が地震管制運転に切り替えられるようにしてある。また、一般拠点N1〜N10に地震感知器1及び地震判定装置3を設けない場合には、基準拠点M1〜M4からの地震管制運転指令Eを一般拠点N1〜N10に設置されたエレベーターのエレベーター運転制御装置に直接送信することで、そのエレベーターの運転を地震管制運転に切り替えられるようにしてある。
上記他実施形態では、例えば、所定地域Z2内の基準拠点M1の地震感知器が作動した場合、所定地域Z2内の他の残りの基準拠点M2〜M4からの作動情報を、基準拠点M1の遠隔監視端末装置が受信し、その受信した基準拠点M2〜M4からの作動情報と基準拠点M1の地震感知器による作動情報によって地震発生の判定を基準拠点M1で行い、その判定の結果、地震発生と判定された場合には、基準拠点M1の遠隔監視端末装置の管轄地域F1内に設置されている一般拠点N1〜N3に、基準拠点M1の遠隔監視端末装置から地震管制運転指令Eが送信されて一般拠点N1〜N3に設置されたエレベーターの運転を地震管制運転に切り替えられる。
また、所定地域Z2内の基準拠点M4の地震感知器が作動した場合、所定地域Z2内の他の残りの基準拠点M1〜M3からの作動情報を、基準拠点M4の遠隔監視端末装置が受信し、その受信した基準拠点M1〜M3からの作動情報と基準拠点M4の地震感知器による作動情報によって地震発生の判定を基準拠点M4で行い、その判定の結果、地震発生と判定された場合には、基準拠点M4の遠隔監視端末装置の管轄地域F4内に設置されている一般拠点N8〜N10に、基準拠点M4の遠隔監視端末装置から地震管制運転指令Eが送信されて、一般拠点N8〜N10に設置されたエレベーターの運転を地震管制運転に切り替えられる。なお、所定地域Z2内の基準拠点M2の地震感知器が作動した場合及び所定地域Z2内の基準拠点M3の地震感知器が作動した場合も、所定地域Z2内の基準拠点M1の地震感知器が作動した場合と同様にして、地震感知器の作動情報が基準拠点M2若しくは基準拠点M3に集められて地震発生の判定を行い、その判定の結果、地震発生と判定された場合には、基準拠点M2の管轄地域F2内に設置されている一般拠点N4〜N5に設置されたエレベーターの運転が、若しくは基準拠点M3の管轄地域F3内に設置されている一般拠点N6〜N7に設置されたエレベーターの運転が、それぞれ地震管制運転に切り替えられる。
上記他実施形態によれば、所定地域Z2内の拠点数を増大させても、予め設定した基準拠点のみの作動情報で、地震が判定したか否かの判定をすればよいので、その判定を迅速に行わせることができる。また、上記他実施形態によれば、基準拠点からの地震管制運転指令Eによって一般拠点に設置されたエレベーターの運転を地震管制運転に切り替えられるようにしたので、一般拠点に地震判定装置3などの設置を省くことができ、エレベーターの保守点検のコストを低減させることができる。
上記実施形態例では、地震判定装置3を、遠隔監視端末装置2と独立させて設けるようにしているが、これに限定されない。遠隔監視端末装置2やエレベーター運転制御装置4に地震判定装置3を組み込むようにすることも可能である。また、上記実施形態例では、地震発生の判定を、地震感知器が作動した作動拠点の数で判定するようにしているが、所定地域内の全拠点に対する作動拠点の比率若しくは各拠点の地域条件で重み付けをした作動拠点数を基に判定するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係り、エレベーターの地震管制運転制御システムの拠点間における地震感知器の作動情報の伝達経路説明図である。 本発明の一実施形態に係り、エレベーターの地震管制運転制御システムの機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係り、エレベーターの地震管制運転制御システムによる地震判定例を示す図である。 本発明の一実施形態に係り、所定地域内の複数の拠点のうちの1つの拠点の地震感知器が作動した場合におけるエレベーターの地震管制運転制御システムによる地震判定手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係り、所定地域内の複数の拠点のうちの1つの拠点の地震感知器が作動せずに残りの他の拠点からの作動情報を受信した場合におけるエレベーターの地震管制運転制御システムによる地震判定手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係り、エレベーターの地震管制運転制御システムにおける地震感知器の作動情報を取得する場合の信号通信手順の説明図である。 本発明の他実施形態に係り、エレベーターの地震管制運転制御システムの拠点間における地震感知器の作動情報の伝達経路説明図である。
符号の説明
1 地震感知器
2 遠隔監視端末装置
2A 異常検知部
2B 通信部
2C 情報処理部
2D 通信制御部
2E インターフェース部
3 地震判定装置
3A 地震感知情報保持部(作動情報保持部)
3B タイマー部
3C 地震判定部
3D 制御部
3E インターフェース部
4 エレベーター運転制御装置
5 監視センター
6 エレベーター
7 通信事業者設備
A、B、C 建物
E 地震管制運転指令
P、Q1、Q2 電話発信(地震感知器の作動情報)
R、U1、U2 地震判定情報
X1、X2、X3 拠点
Z1、Z2 所定地域
K1 電話発信信号
K2 呼び出し信号
K3 発信者電話番号
K4 呼び出し信号
K5 応答信号
K6 切断信号(応答無しの場合)
K7 切断信号(応答有りの場合)
T1 通信処理時間(応答無し処理時間)
T2 通信処理時間(応答有り処理時間)
M1〜M4 基準拠点
N1〜N10 一般拠点
Y1〜Y14 建物
F1、F2、F3、F4 管轄地域

Claims (2)

  1. 所定地域内の複数の拠点に設置された地震感知器が作動したか否かの作動情報を基に所定地域内に地震が発生したか否かの判定を行い、その判定結果、地震が発生したと判定された場合に、エレベーターの運転を地震管制運転に切り替え制御するエレベーターの地震管制運転制御システムにおいて、
    所定地域内の複数の拠点に、地震感知器と、この地震感知器の作動情報を少なくとも検知する遠隔監視端末装置と、この遠隔監視端末装置に連結されて前記作動情報に基づき地震が発生したか否かを判定する地震判定装置を少なくとも設けるとともに、
    前記遠隔監視端末装置を、この遠隔監視端末装置が設けられた拠点以外の残りの他の拠点に設けた地震感知器の作動情報を検知できる構成とし、かつ、前記地震判定装置を、所定地域内の複数の拠点のうちの1つの拠点における地震感知器の作動情報と残りの一つ以上の他の拠点からの地震感知器の作動情報とに基づき地震が発生したか否かを判定し、地震が発生したと判定された場合に地震管制運転指令をエレベーター運転制御装置に送信する構成としたことを特徴とするエレベーターの地震管制運転制御システム。
  2. 前記所定地域内の複数の拠点を、複数の基準拠点と、これら基準拠点に設置された遠隔監視端末装置にそれぞれ管轄される複数の一般拠点とに区分し、前記複数の基準拠点のうちの一つの基準拠点の地震感知器が作動した場合、他の残りの基準拠点からの作動情報と前記一つの基準拠点の地震感知器による作動情報とに基づき地震発生の判定を行い、その判定の結果、地震発生と判定された場合には、前記一つの基準拠点の遠隔監視端末装置の管轄地域内に設置されている一般拠点に、前記一つの基準拠点の遠隔監視端末装置から地震管制運転指令を送信することにより前記一般拠点に設置されたエレベーターの運転を地震管制運転に切り替えるようにしたことを特徴とする請求項1記載のエレベーターの地震管制運転制御システム。
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