JP2008284361A - Rfパルス設計における振幅低減のためのシステム及び方法 - Google Patents

Rfパルス設計における振幅低減のためのシステム及び方法 Download PDF

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Abstract

【課題】MR撮像シーケンスにおいてRFパルス及び傾斜波形を調整し、B磁場の大きさを低減するためのシステム及び方法を提供する。
【解決手段】MR撮像シーケンスにおいてRFパルス及び傾斜波形を調整してB磁場の大きさを低減するためのシステム及び方法を提供する。最大Bの大きさを超える高振幅セグメントを有するRFパルスが現れると、本明細書により提供するシステム及び方法は可変スルーレート設計技法を適用することができる。RFパルスの高振幅セグメントの送信の間に、B磁場の大きさを低減させるように少なくとも1つの傾斜波形のスルーレートを変更することができる。計算した最大許容可能スルーレート関数に従って非デカルトk空間軌道に関する傾斜波形のスルーレートを制御することによって、本システム及び方法の実施形態は、傾斜振幅の低減を実施することができる。
【選択図】図3

Description

本発明は、全般的には磁気共鳴(MR)撮像に関し、またより具体的には、RFパルス設計においてB振幅低減を提供するシステム及び方法に関する。RFパルス及び対応する傾斜波形のピークまたは高振幅部分を調整することによって、RF送信パワー全体を低減させることができ、かつパルスの比吸収率(SAR)を制御することができる。こうした振幅の低減は、うずまき型で非均一の軌道に関するなど非線形のk空間軌道に関して拡張することが可能である。
MR撮像は一般に核磁気共鳴の原理に基づく。人体組織などの物質を均一な磁場(偏向磁場B)にかけると、組織内のスピンの個々の磁気モーメントはこの偏向磁場と整列しようとして、この周りをラーモアの特性周波数によってランダムな秩序で歳差運動することになる。物質または組織に、x−y平面内にありラーモア周波数に近い周波数をもつB励起磁場などの磁場がかけられると、正味の整列モーメント(すなわち、「縦磁化」)Mは、x−y平面内に来るように回転させられ(すなわち、「傾けられ(tipped)」)、正味の横方向磁気モーメントMが生成される。励起信号Bを停止させた後、励起したスピンにより信号が放出され、さらにこの信号を受信し処理して画像を形成することができる。
これらの信号を用いて画像を作成する際には、磁場傾斜(G、G及びG)が利用される。典型的には、撮像しようとする領域は、使用する具体的な位置特定方法に従ってこれらの傾斜を変更させている一連の計測サイクルによりスキャンを受ける。得られた受信NMR信号の組は、k空間データとして知られるデータ組が収集されるように、ディジタル化され、エンコードされかつ処理される。次いでこのデータは、よく知られた多くの再構成技法のうちの1つを用いた画像の再構成のために使用される。磁場傾斜波形の形状は、そのk空間データを収集する方式及び順序(k空間軌道とも呼ぶ)に寄与する。
送信シーケンスの間に、MRシステムはまた、磁場傾斜を付与しながら特殊設計の周波数及び振幅プロフィールを有するRFパルスを送信する。例えばMRシステムは、スキャン対象の原子核内に正味の横方向磁化を誘導するためにある特定の周波数及び振幅である特定の時間にわたって励起パルスを送信することがある。システムにより送信される後続のパルスは、同じまたは同様の周波数を有することがあるが、磁化(または、「フリップ角」)の異なる変化を生じさせるように異なる利得、振幅または持続時間属性を有することもあり得る。さらにRFパルスの属性は、スキャン対象の所与の2Dまたは3D部分内のスピンだけが影響を受けるように調整することが可能である。このことは、撮像域低減撮像や空間選択的撮像などの技法において有用である。したがって一般に、送信シーケンス内のRFパルスの具体的形状はスキャン対象の原子核内の正味の磁化を操作するために変更されている。
目下のところ、RFパルスは直接方式と近似方式の両方を介して多種多様な技法を用いて設計されている。例示的な設計技法の幾つかには、Shinnar−LeRoux技法、微小先端角(small tip angle:STA)近似、線形クラス大先端角(linear class large tip angle:LCLTA)近似、EPI軌道に基づく技法、並びにブロッホ(Bloch)方程式に基づく別の決定法が含まれる。しかしこれらのRFパルス設計技法は、望ましくない高振幅をもつ1つまたは複数のセグメントを備えたプロフィールを有するRFパルスを生成することが多い。例えば、2Dまたは3D空間選択的RFパルスに関連する複雑なRFパルス形状は、時として所望のSAR制限を超えるピーク振幅セグメントを有する可能性がある。さらにこうしたRFパルスは、所与のシステムに関する最大達成可能な送信パワーを超えるRF送信パワーを生じさせるような高振幅部分を有することがあり得る。ピーク振幅セグメントは、励起k空間の原点の近傍に対応するパルス部分に関連付けされることが多い。したがって、RFパルスのこれらの部分に関する送信特性を向上させるような適応を実施すべきであることが理解されよう。
ピークRF振幅及びSARを低減させるための一方法は、傾斜波形に対して同じ動作を実行させながらRFパルス全体の振幅を低減させると共に、パルスを比例して長くし、これにより同じ磁化またはフリップ角プロフィールを生成することである。例えばRFパルスの振幅を4分の1にすると共に、持続時間を4倍にすることが可能である。しかしこうした方式は多くの状況において実用的でないと見なされる、というのはこの結果RFパルスの持続時間がかなり長くなる可能性があるためである。RFパルスの持続時間が長くなると、緩和、オフレゾナンス周波数、その他のために画質が低下する可能性がある。
RFパルス設計の高振幅または高送信パワー部分を制限するような別のタイプのパルス修正は可変速度選択励起(VERSE)技法と呼ばれるものである。VERSE技法の実現形態は、最大傾斜振幅やスルーレート(slew−rate)などのハードウェア制約条件を満足させる一方でピークB振幅を低減するためにRFパルス及び傾斜波形の局所的形状を「時間膨張(tie−dilate)」させている。VERSE技法は時間膨張関数を使用することによって、従来設計のパルスまたは伸展パルスと比較して、ピークB振幅及びSARに対するより実用的な制御を提供する。すなわち、VERSEパルスはパルスの高振幅部分に対するピークパワーを低減するための一技法として利用されるのが一般的である。しかし現在に至るまで、VERSE技法は単に、一定傾斜をもつ共通の単一次元(1D)の空間選択的RFパルスに関してだけ実用可能であると知られるのみである。
一般にVERSEパルスは、既存の従来設計のRFパルスから導出されたRFパルスである。従来設計のRFパルスは所望のフリップ角、持続時間、バンド幅、その他に関する多種多様な設計方法のうちのいずれかによって生成することができる。RFパルスの一部分の振幅が望ましくなく高い場合、RFパルスのうち望ましくなく高い部分だけについて比例して低減させかつ長くするような設計後処理の中でVERSE技法を利用することができる。一方、スライス選択傾斜波形の対応する部分は、所望のスライス選択を維持するために同様に低減させかつ長くさせている。
図1に示すように、例示的な大きさが一定のスライス選択傾斜波形100は実施時において、例示的な1DのRFパルスによる送信のために全体的に1つの台形の形態となっている。関連するRFパルス102は一般にsincパルスとすることがある。この傾斜波形は、一定振幅セグメント110まで増大する第1の傾斜112を有し、その後に減少傾斜114が続くように設計される。RFパルス102は、第1のサイドローブ106、より振幅が大きい主ローブ104、並びに第2のサイドローブ108を有する。VERSE技法によれば、パルス102及び波形100を、RFパルス100の主ローブ104の間にSARが制御されるように調整することができる。
一般に、VERSE技法を用いてピークRF振幅を低減させかつSARを制御するために、パルス102を最初に設計した後でRFパルスの高振幅セグメント104を形状変更することができる。したがって、VERSE式RFパルス118は一般に、主ローブセグメント120の延長または伸展により特徴付けされる一方、サイドローブ122、124は比較的不変に維持される。したがってピークRF振幅が低減されると共に、従来設計のパルス102のピークセグメント104からのRFパワーはVERSEパルス118内で長くなったセグメント120にわたって拡がる。次いで、実効B磁場及びSARを制御しながら正味の所望のフリップ角を維持するように延長し低減したスライス選択(Gz)傾斜116の存在下でVERSE式RFパルス118の伸展させたセグメント118が送信される。したがって、傾斜波形のうち伸展させた主ローブ120と時間的に対応する中心部分132は低減されかつ伸展される。傾斜パルス116の一定振幅セクションの残りの部分128及び136、並びに傾斜126及び138は同じままである。したがってVERSE技法によって、パルス全体の持続時間を延長することなくSARを制御するための設計後方法が提供される。
しかし目下のところVERSE技法は、2次元(2D)空間選択的RFパルスで使用されるシーケンスなどうずまき型やその他の非線形あるいは非均一なk空間軌道を用いたシーケンスには直接適用できないことが分かっている。非デカルトk空間軌道(例えば、うずまき型)にVERSEを適用する際の困難の1つは、時間膨張関数及びその導関数が連鎖法則の微分法を介して傾斜及びスルーレート表現まで拡げられていることである。したがって傾斜振幅制約条件及びスルーレート制約条件を実施すると複素微分不等式となり、解くのが困難となる。
非デカルト軌道にVERSEを直接適用する際の別の困難は、ハードウェア制約条件により課せられる波形形状に関する制約である。例えば図2には、非デカルトでうずまき型のk空間軌道を実現している例示的な周波数エンコード(Gx)傾斜波形140を示している。上述のようにVERSE技法を波形140に直接適用した場合、高振幅RFセグメントに対応する部分144は持続時間が伸展されかつ振幅が低下することになる一方、パルスの残りの部分148は不変となる。しかし図のように、こうした技法では2つのセグメント144、148が出合う箇所において波形の急峻な変化または不連続146が生じることになる。こうした不連続146はスルーレート制約条件のために傾斜コイルアセンブリにより実現可能でないことが知られている。このため、VERSEタイプのSAR低減の利点が非均一や非デカルトのk空間軌道では利用されないことになる。
したがって、非デカルトk空間軌道に従って設計したRFパルスの一部分の間においてBパワーの低減が可能なシステム及び方法があることが望ましい。さらに、こうしたシステム及び方法の実施形態は、既存のRFパルスプロフィール及び傾斜波形に対する調整値を迅速かつ効率的に計算し、パルスの送信持続時間を比較的短く維持することが望ましい。
本発明の実施形態は、上述の欠点を克服したMRシステムの設計及び実現形態を提供する。具体的には、本発明の様々な実施形態は、Bパワーを低減させることが可能であり、またこのためにSARを低減させることが可能な調整済みRFパルス及び/または傾斜波形を生成する。非デカルトk空間軌道に従って規定されたRFパルスでは、本発明の実施形態は波形に実施不可能な不連続を生じさせることなくBパワー低減を実現するように振動式傾斜波形を調整することができる。
したがって本発明の一態様では、MRIシステムは、マグネットのボアの周りに位置決めされた複数の傾斜コイルと、RF送受信器システム及びスイッチと、パルスモジュールと、RFコイルアセンブリと、制御器と、を含む。RF送受信器システム及びRFスイッチは、MR画像を収集させるためのRF信号をRFコイルアセンブリに送信させるようにパルスモジュールによって制御されている。制御器は、パルスモジュールと動作可能に接続されていると共に、RFパルスプロフィールを決定しその高振幅セグメントを特定するようにプログラムされている。制御器はさらに、RFパルスプロフィールの高振幅セグメントの送信の間にB磁場の大きさを低減させるようにその波形のスルーレートが変更されているような少なくとも1つの傾斜波形を設計するようにプログラムされている。この制御は、RFコイルアセンブリによる送信のためにRFパルスプロフィールを出力すること、並びに複数の傾斜コイルの少なくとも1つによる送信のために少なくとも1つの傾斜波形を出力することを行うようにプログラムされている。
本発明の別の態様では、RFパルス振幅を低減するための方法を提供する。本方法は、非デカルトk空間軌道を実現するような傾斜波形を設計する工程と、波形のスルーレート制限セグメントのうちの少なくとも一部の間に傾斜波形のスルーレートを変更するように最大スルーレート関数を決定する工程と、を含む。次いで本方法は、最大スルーレート関数に従って傾斜波形を再設計する工程を含む。この再設計傾斜波形は、MR画像データを収集するためにRFパルスと共に繰り出される。このMR画像データは、少なくとも一時的にメモリ内に格納される。
本発明のさらに別の態様では、コンピュータ読み取り可能記憶媒体上に命令の組が格納されている。これらの命令は、コンピュータによって実行したときに該コンピュータに対して数多くの動作を実行させている。このコンピュータは、許容可能なスルーレート関数を決定し、該許容可能スルーレート関数に従って少なくとも1つの振動式傾斜波形を再設計する。次いでこのコンピュータは、撮像シーケンスによる送信のために振動式傾斜波形及びRFパルスプロフィールを出力する。さらにこれらの命令はコンピュータに対して、撮像シーケンスから得たMRデータに基づいて画像を再構成し表示させている。
本発明に関する別の様々な特徴及び利点は、以下の詳細な説明及び図面から明らかとなろう。
図面では、本発明を実施するために目下のところ企図されている実施形態を図示している。
図3を参照すると、本発明の実施形態を組み込める磁気共鳴撮像(MRI)システム10の主要コンポーネントを表している。このシステムの動作は、キーボードその他の入力デバイス13、制御パネル14及び表示画面16を含むオペレータコンソール12から制御を受けている。コンソール12は、オペレータが画像の作成及び表示画面16上への画像表示を制御できるようにする単独のコンピュータシステム20と、リンク18を介して連絡している。コンピュータシステム20は、バックプレーン20aを介して互いに連絡している多くのモジュールを含んでいる。これらのモジュールには、画像プロセッサモジュール22、CPUモジュール24、並びに当技術分野でフレームバッファとして知られている画像データアレイを記憶するためのメモリモジュール26が含まれる。コンピュータシステム20は、画像データ及びプログラムを記憶するためにディスク記憶装置28及び着脱可能記憶装置30とリンクしており、さらに高速シリアルリンク34を介して単独のシステム制御部32と連絡している。入力デバイス13は、マウス、ジョイスティック、キーボード、トラックボール、タッチ作動スクリーン、光学読取り棒、音声制御器、あるいは同様な任意の入力デバイスや同等の入力デバイスを含むことができ、また入力デバイス13は対話式幾何学指定のために使用することができる。
システム制御部32は、バックプレーン32aにより互いに接続させたモジュールの組を含んでいる。これらのモジュールには、CPUモジュール36や、シリアルリンク40を介してオペレータコンソール12に接続させたパルス発生器モジュール38が含まれる。システム制御部32は、実行すべきスキャンシーケンスを指示するオペレータからのコマンドをこのリンク40を介して受け取っている。パルス発生器モジュール38は、各システムコンポーネントを動作させて所望のスキャンシーケンスを実行させ、発生させるRFパルスのタイミング、強度及び形状、並びにデータ収集ウィンドウのタイミング及び長さを指示するデータを発生させている。パルス発生器モジュール38は、スキャン中に発生させる傾斜パルスのタイミング及び形状を指示するために1組の傾斜増幅器42と接続させている。パルス発生器モジュール38はさらに、生理学的収集制御器44から患者データを受け取ることができ、この生理学的収集制御器44は、患者に装着した電極からのECG信号など患者に接続した異なる多数のセンサからの信号を受け取っている。また最終的には、パルス発生器モジュール38はスキャン室インタフェース回路46と接続されており、スキャン室インタフェース回路46はさらに、患者及びマグネット系の状態に関連付けした様々なセンサからの信号を受け取っている。このスキャン室インタフェース回路46を介して、患者位置決めシステム48はスキャンのために患者を所望の位置に移動させるコマンドを受け取っている。
パルス発生器モジュール38が発生させる傾斜波形は、Gx増幅器、Gy増幅器及びGz増幅器を有する傾斜増幅器システム42に加えられる。各傾斜増幅器は、収集した信号の空間エンコードに使用する磁場傾斜を生成させるように全体を番号50で示す傾斜コイルアセンブリ内の物理的に対応する傾斜コイルを励起させている。傾斜磁場コイルアセンブリ50は、偏向マグネット54及び全身用RFコイル56を含むマグネットアセンブリ52の一部を形成しており、また表面または並列RFコイルアセンブリ57を含むことがある。システム制御部32内の送受信器モジュール58は、RF増幅器60により増幅を受けて送信/受信スイッチ62によりRFコイル56またはコイルアセンブリ57に結合されるようなパルスを発生させている。患者内の励起された原子核が放出して得られた信号は、同じRFコイル56またはコイルアセンブリ57により検知し、送信/受信スイッチ62を介して前置増幅器64に結合させることができる。増幅したMR信号は、送受信器58の受信器部分で復調され、フィルタ処理され、さらにディジタル化される。送信/受信スイッチ62は、パルス発生器モジュール38からの信号により制御し、送信モードではRF増幅器60をコイル56またはコイルアセンブリ57と電気的に接続させ、受信モードでは前置増幅器64をコイル56またはコイルアセンブリ57に接続させている。
RFコイル56またはコイルアセンブリ57により取り込まれたMR信号は送受信器モジュール58によりディジタル化され、システム制御部32内のメモリモジュール66に転送される。未処理のk空間データのアレイをメモリモジュール66内に収集し終わると1回のスキャンが完了となる。この未処理のk空間データは、各画像を再構成させるように別々のk空間データアレイの形に配置し直しており、これらの各々は、データをフーリエ変換して画像データのアレイにするように動作するアレイプロセッサ68に入力される。この画像データはシリアルリンク34を介してコンピュータシステム20に送られ、コンピュータシステム20において画像データはディスク記憶装置28内などの記憶装置内に格納される。この画像データは、オペレータコンソール12から受け取ったコマンドに応じて、着脱可能記憶装置30上などの長期記憶内にアーカイブしたり、画像プロセッサ22によりさらに処理してオペレータコンソール12に伝達しディスプレイ16上に表示させたりすることができる。
RFコイル56などのRFコイルまたはコイルアレイによって送信するようにRFパルスが設計されると、パルス設計技法によっては時として、望ましくない高振幅を有するセグメントをもつパルスを発生させる可能性がある。こうしたパルスが非デカルトまたは非均一k空間軌道から設計されている場合、単に局所的伸展を適用するだけではRFパルスの振幅低減を実現することは困難である可能性がある(関連する傾斜波形に関する対応する低減によって生成される傾斜波形の不連続が大きくなり過ぎることがあるため)。傾斜波形のこうした突然の変化または不連続は、周知の傾斜増幅器やコイルに関するスルーレート制限のために実現不可能であることが多い。
設計しようとするRFパルスをユーザが選択したときに、ユーザは典型的には、所望のパルスの様々な特性を、達成させるRFパルス形状を計算するためのコンピュータ上で該所望の特性を指定することになる。例えば図4は、ある所望のRFパルスに対応するような例示的な磁化またはフリップ角プロフィール200、並びにk空間軌道202を示している。幾つかの実施形態では、ユーザはこうしたプロフィール200及び軌道202をRFパルス設計技法に従ってRFパルスを発生させるための入力として直接指定することがある。別法としてユーザは、全般的フリップ角、撮像域、関心対象の解剖構造、パルス持続時間、パルスシーケンスタイプ、その他などの所望のRFパルスを記述する別のパラメータまたは特性を指定することがある。図4に示した例示的なフリップ角プロフィール200は、x及びyの物理的寸法方向の2D空間選択性パルスを記述している。したがって図のようにプロフィール200は、z寸法方向204に延びるシリンダまたはビームの形でスピンを励起する。
図のようにk空間軌道202は、うずまき型であり、本来的にリフォーカシング性の軌道である。すなわちk空間軌道202はk空間中心206で外方に向かううずまき型で始まり、次いで中心206まで戻るようにシフトして終わっている。うずまき型軌道202などの軌道は2D空間選択的パルスで通常使用されるものである。しかし本発明の実施形態は3D空間選択的パルスなど別の次元設定を有するRFパルスにも拡張して等しく適用可能であることを理解されたい。同様の実施形態はまた、図示したのと異なる軌道で利用することもできる。例えば軌道は、内方に向かうようにすることや外方に向かうようにすることができ、また異なる分解能でk空間をサンプリングすることもできる。当業者であれば本明細書に記載した特徴及び利点は非デカルトや非均一の別の複数のk空間軌道に拡張できることを理解されよう。
ここで図5を参照すると、例示的なスルーレートグラフ208、傾斜波形210及びRFパルス形状212を表している。これらの波形は一般に、図4を参照しながら記載したようなパラメータを与えたときに通常の条件下でRFパルス設計技法から得た結果を表している。すなわちうずまき型k空間軌道を実現するためのG傾斜波形210は振動しており、また一般に時間の経過と共に振幅が増加することになる。同様にG傾斜波形(図示せず)もまた振動しており、また一般に時間の経過と共に振幅が増加することになる。
うずまき型k空間軌道から設計した2D空間選択的RFパルスに典型的な持続時間がより短いRFパルスでは、対応するx傾斜及びy傾斜は使用中のMRシステムの最大スルーレートによってだけ制限されるのが通常となる。すなわち送信期間が制限されると、k空間軌道内で実現されるうずまきの周回数が少なくなり、またこのためx及びy傾斜振動の振幅がMRシステムにより達成可能な最大傾斜磁場強度まで到達しないことになる。したがって傾斜波形210のスルーレートに関するグラフ208は最大達成可能なスルーレートにおいて一定となるように表している。
傾斜波形210により実現させたk空間軌道は外方に向いたうずまき型であるため、RFパルス212のうちのk空間中心または該k空間中心の近傍位置に対応する(すなわち、振幅が最大の)部分はパルス214の開始時点にある。このB振幅レベルは、目下市販されているMRIスキャナに関する既存のRFパワー増幅器では通常は達成することが不可能である。さらに正味のSARは所望の制限を大幅に超える可能性がある。
ここで図6を参照すると、図5に表したSARの問題を軽減するための一技法を示している。すなわち単に傾斜波形216とRFパルス形状218の両者を伸展または延長させることのみによって、SARを低減させることができ、かつフリップ角分布を維持することができる。しかし設計解法などの方式はパルス218の持続時間が増加するため望ましくない。図のように傾斜波形216では、図5の傾斜波形と比較して持続時間が概ね2倍となりかつ振幅は半分になっている。同様に図6のRFパルス218も、図5に示したRFパルスと比較して持続時間が概ね2倍となりかつ振幅は半分になっている。図6はさらに、傾斜波形216のスルーレート214は、一定に維持される一方で、傾斜波形216の振動が遅くなるために実質的に低減されている。したがって、ある種の状況下ではスルーレートの低減が事実上SARの低減と相関することが理解できよう。
図7は、非デカルトk空間軌道に関連する多次元空間選択的RFパルスにおいてSARを低減するための別の技法を示している。図7に表した技法を本明細書において可変スルーレート設計と呼ぶことにする。ピークRFパワーを低減させるようにRFパルス220が調整されていることが理解できよう。すなわち、RFパルス220のうち図5のピーク部分214に対応するセグメント222は振幅が低減されると共に持続時間が延長され、セグメント222に対する実効フリップ角が維持されている。したがって、図7の傾斜波形234に対して同様の調整が実施されることが理解できよう。しかし傾斜波形234に対する調整によって図2を参照しながら記載した問題は回避される。
振動式傾斜波形の低減し延長したセグメントと波形の残りの部分との間の滑らかな遷移を実現するために最大許容可能スルーレート関数を決定することができる。振動式傾斜波形234で使用される最大スルーレートを動的に変更することによって、波形内で実施不可能な不連続性を回避することができる。図7に示すように、最大許容可能スルーレート224がプロットされる。初めは最大スルーレートをより低いある値230に保持させている。セグメント228における最大スルーレートの再開前に、許容可能スルーレート関数224によってしばらくの間最大スルーレートを中間値232まで変化させる。別のRFパルス及び/またはk空間軌道では、その許容可能スルーレート関数は直線的に増加する初期セグメントを有し、次に最大スルーレートにある一定セグメントが続くことがある。許容可能スルーレート関数は所望のRFパルスプロフィール及びk空間軌道に応じて計算することができる(これについては以下で検討することにする)。最大許容可能スルーレート関数を適用して得られた傾斜波形234は部分238において大きな不連続性を示すことがない。すなわち傾斜波形234は、最低スルーレート部分236と、中間部分238と、不変のセグメントすなわち最大スルーレートセグメント240と、を有する。したがって傾斜波形234は大部分の傾斜コイル及び増幅器によって実現することができる。
図7に示すような可変スルーレート傾斜波形方式は、2D RFパルス送信中に繰り出されるGx傾斜とGy傾斜の両方に関する傾斜振幅を間接的に低減させる、またしたがって総Bパワーを低減させる。振動増大式傾斜波形のうちの高振幅RF送信に対応する部分に関する最大許容可能スルーレートを低減させることによって、振動増大式傾斜波形は事実上、持続時間が延長されると共に振幅はより低く保持される。振動増大式傾斜波形の残りの部分は、利用可能な最大スルーレートを全部利用することが許容されると共に、これによって典型的な設計技法とほとんど不変に維持される。可変スルーレートうずまき型及びその傾斜波形に対する解法に関する数学的な規定は以下のように与えられる。
先ず初めに、例示的なうずまき型k空間軌道の定義は次式で与えられる。
Figure 2008284361
(式1)
上式において、λ=Nint/Dは、Nintをうずまき型の交互配置数すなわち周回数としかつDを撮像域のサイズとしたときに放射状標本間隔を決定する定数である。θ(t)は極座標で表したk空間軌道k(t)の方位方向角度である。したがって対応する傾斜波形は次式から決定することができる。
Figure 2008284361
(式2)
上式において
Figure 2008284361
はθ(t)の導関数を意味している。式2に従って決定した傾斜に関する複素スルーレートは次式から見出すことができる。
Figure 2008284361
(式3)
上式において
Figure 2008284361
は、θ(t)の第2導関数を意味している。式2及び3により与えられる傾斜波形の大きさ及びスルーレートは次式となる。
Figure 2008284361
(式4)
Figure 2008284361
(式5)
ハードウェア制限に関しては、発明者らは最大傾斜振幅をGmaxと表し、最大スルーレートを
Figure 2008284361
と表し、かつ最大B振幅をBmaxと表した。可変スルーレートうずまき型に関しては、|S(t)|は上側が
Figure 2008284361
により境界される時間変動する最大許容可能スルーレートSmax(t)の制約条件に従う。
RFパルスB(t)の必ずしもすべての部分がBmaxを超えないことが多いため、正味のB(t)がBmaxを超えている場合にだけ傾斜波形のスルーレートを変更する一方、傾斜波形の残りの部分は最大スルーレート
Figure 2008284361
を維持することが可能である。例えば
Figure 2008284361
のスルーレート制約条件を有する一定スルーレートうずまき型軌道並びにこれに対応するRFパルスを設計した後、一定スルーレートプロフィールを最大許容可能スルーレート関数Smax(t)に合わせて局所スケール調整することができる。Smax(t)は、B(t)がBmaxを超えない場合は
Figure 2008284361
に設定することができ、またB(t)がBmaxを超える場合は(対応する時間スケール調整を用いて)スケール調整した
Figure 2008284361
に設定することができる。
数学的には、Smax(t)を次式のように記述することができる。
Figure 2008284361
(式6)
上式において、φ−1(t)は時間ワープ関数φ(t)
Figure 2008284361
(式7)
の逆関数であり、またη(t)は振幅スケール調整関数である。φ(t)はVERSEに関する時間膨張関数とφ(t)がスルーレート波形に対して直接作用する点において異なることに留意すべきである。したがって、スルーレートが
Figure 2008284361
に反しないことは比較的単純明快に保証される。これに対してVERSEの膨張関数は傾斜波形自体に対して作用する。さらに可変スルーレート技法におけるη(t)の選択はかなり柔軟とすることができる。
η(t)を選択する方法の1つが次式である。
Figure 2008284361
(式8)
上式において、
Figure 2008284361
は、小数値からの補間誤差を回避するために実施されるxの直近の整数値への切り上げを意味している。式8におけるη(t)の形態はかなりギザギザとなり、これが望ましくないギザギザのRFパルス波形に変換されることがある。したがって幾つかの実施形態は、区分的に一定または線形のモデルに基づくものなど式8の「平滑化した」バージョンを含む。例えば、区分的定数η(t)を生成する一方法は、B(t)≦Bmaxである領域において単元値を割り当て、次いでB(t)>Bmaxである領域をセクションに分割して各セクションに対してその定数が当該セクションの最大値
Figure 2008284361
であるような一定値を割り当てることである。
したがって、可変スルーレートうずまき型設計は厳密には局所的スケール調整と等価でないことを理解されたい。η(t)の形状(例えば、区分一定モデルにおけるある特定のセグメントの振幅)、またしたがってSmax(t)は、所望のRFパルス波形を得るための数回の反復によって調整することができる。幾つかの実施形態では、所望のRFパルス波形を与えるSmax(t)関数を得るのに通常は1〜4回の反復で十分である。
非デカルトk空間軌道が傾斜振幅制限領域を有するだけの十分な長さがある場合、|G(t)|がGmaxに到達した後はGmaxに留まるように保証することが望ましい。これを行うためには、傾斜振幅制限のケースの間は十分に高い値にSmax(t)を維持することができる。この条件は、傾斜波形が傾斜振幅制限セグメントに到達する前にSmax(t)が
Figure 2008284361
に到達することを保証し、また次いでSmax(t)をその後
Figure 2008284361
に維持することを保証することによって充足させることができる。うずまき型k空間軌道に関する傾斜波形の傾斜振幅制限セグメントは該波形のうちk空間の周辺に対応する端部の近傍に生じるため、こうしたケースが多くなる。したがってこうした例では、最大許容可能スルーレートをより低い傾斜及びRFパルス振幅まで低減することは不要である。
max(t)が与えられると一定スルーレートうずまき型に対する微分と同様の微分に従って、可変スルーレートうずまき型軌道の傾斜波形を設計するための1対の微分方程式は次式となる。
Figure 2008284361
(式9)
上式において、
Figure 2008284361
(式10)
である。
式6及び7は、θ(0)=0及び
Figure 2008284361
=0を境界条件として標準的な数値方法によって解くことができる。通常では、うずまき型k空間軌道を実現する傾斜波形は、例えば傾斜の大きさが図5に示すようにGmaxに到達する前に最大スルーレートで振動することになる。波形の振幅が利用可能な最大傾斜強度Gmaxまで増大した後、該波形は振幅の増大が止むと共に、そのスルーレートがある値だけ低下することになる。
max(t)を解くための別の方法は、解析方式を用いることによる。傾斜波形の高速計算が必要となるか、k空間軌道が比較的多くの数のうずまき型周回を有するような例では、解析解が望ましいことがある。先ず、スルーレートにより制限された傾斜波形のセグメントに関する解析解を提示する。θ(t)>>1では、式5は次式となる。
Figure 2008284361
(式11)
式11を解くと次式が得られる。
Figure 2008284361
(式12)
上式において、
Figure 2008284361
(式13)
及び
Figure 2008284361
(式14)
である。
小さいt(t→0)では、θ(t)がゼロに近づくため式12は成り立たない。したがって、式5においてt=0のときは、境界条件θ(0)=0及び
Figure 2008284361
=0を適用することによって次式が得られる。
Figure 2008284361
(式15)
この式を用いて次式
Figure 2008284361
(式16)
に関して式11を解くことができる。
上式において、qは0と1の間にあるユーザ規定の定数である。異なるq値を選択すると得られる最大許容可能スルーレート関数の形状及び傾斜波形に影響を与えることが可能である。より大きなq値に対応するスルーレートの大きさ|S(t)|の曲線は指定されたSmax(t)までより急速に傾斜上昇する一方、目標S(t)に対する初期オーバーシュートがより低いq値に対応する曲線と比べて大きくなる。しかし、初期傾斜波形セグメントにおける指定Smax(t)は通常
Figure 2008284361
よりかなり小さいため、こうしたオーバーシュートが実際のハードウェア制限
Figure 2008284361
を侵害する可能性は低い。これと対照的に、より小さいq値に対応する|S(t)|曲線は指定されたSmax(t)をオーバーシュートさせないか、若干オーバーシュートさせるのみであるが、その傾斜は緩やかになり、これによって傾斜波形の全長が若干増大する可能性がある。2D RFパルス設計では、パルス長を大幅に増大させることなく予測可能なRF振幅低下の生成に関してq=0.4〜0.6などの値を用いるのが適当である。したがって一般的なケースでは、スルーレート制限の傾斜波形(または、そのセグメント)は次式に従って見出すことができる。
Figure 2008284361
(式17)
式9及び13は一般に、t→0及びt→∞に関してP(t)が概ねt(ここで、n<3)に等しい場合に真である。したがって、t→0及びt→∞に関してSmax(t)は約t(ここで、m<4)である。これらの条件は、Smax(t)に2次までの項を含めることによって満足させることができる。スルーレート制限のケースの傾斜波形はしたがって、式2のθ(t)を式17のθ(t)で置き換えることによって得ることができる。波形全体がスルーレート制限されている場合の傾斜波形の総時間または持続時間は、
Figure 2008284361
(ここで、Nは所望のマトリックスサイズ)について式17を解くことによって決定することができる。
スルーレート制限セグメントと傾斜振幅制限セグメントの両方を有するより長い傾斜波形に関しては、セグメント間で波形が遷移する時間tも計算することができる。換言するとtは、|G(t)|=Gmaxに至るまでの全過程でその傾斜がSmax(t)で動作しているときに|G(t)|がGmaxに到達する時間であり、次式に従って見出すことができる。
Figure 2008284361
(式18)
傾斜波形のうち最大達成可能な傾斜強度により制限されるセグメントは、Smax(t)が
Figure 2008284361
に到達したことを前提として計算することができる。このことは、時間t後における、うずまき型軌道様の非デカルト軌道について言えることである。したがってある波形の傾斜振幅セグメントは次式によって決定することができる。
Figure 2008284361
(式19)
上式において、θ≡θ(t)であり、また終了時間tは次式で与えられる。
Figure 2008284361
(式20)
したがって、可変スルーレート傾斜波形設計の一般的ケースについて式14及び16は次式のように簡略化及び集約化することができる。
Figure 2008284361
(式21)
<tであれば、波形はスルーレート制限のみを受けることになり、またT>tであれば、波形はスルーレート制限セグメント及び傾斜振幅制限セグメントを有することになる。
実際には、可変スルーレート設計技法は多種多様な具体例により実現することが可能である。ここで図8を参照すると、可変スルーレート設計技法に関する例示的な実用上の一実現形態の工程について表している。先ずブロック250において、ユーザが実現させる所望の磁化を指定する。ユーザは、MRシステムのユーザワークステーションまたはシステム制御部においてその磁化自体を、グラフ式、テキスト式または数値式で記述することがあり、あるいは所望のパルスシーケンス、RFパルスタイプ、所望のk空間軌道、所望のパルスシーケンスタイプ、FOV、所望の分解能、所望のフリップ角、その他などの所望の磁化を指示する多くのパラメータを指定することがある。例えばユーザは、20周回の単一ショットうずまき型軌道では30cmのFOVに関する2D空間選択的RFリフォーカシングパルスが望ましいことを指定することがある。次にブロック252において、システムは
Figure 2008284361
及びGmaxを受ける適当なk空間軌道を実現するように傾斜波形を設計する。k空間軌道のタイプは別のユーザ指定パラメータに基づいて推定されることや、あるいはユーザによって具体的に選択されることがある。傾斜波形の計算はさらに、撮像域または励起プロフィール、分解能、及び別のパラメータに依存する可能性がある。k空間軌道が決定された後、ブロック254においてRFパルスプロフィールを計算することができる。この計算は、直線近似など多種多様な周知のパルス設計技法に従って実行することができる。
ユーザ規定のまたは事前選択のSAR制約条件に基づいて、システムはブロック256において傾斜波形及びRFパルスにより生成されるB磁場の大きさが大きすぎるか否かを判定することができる。最大B磁場強度を超えていなければ(258)、ブロック266においてシステムは送信の準備をする。しかし最大B強度を超えていれば(260)、システムは可変スルーレート設計技法に従って調整を開始することができる。ブロック262ではシステムは、最大許容可能スルーレート関数を決定する。Smax(t)の決定に際してシステムは、デフォルトのq値を使用することがあり、あるいは所望のq値を選択するようにユーザに対してテキストやグラフックでプロンプトを出すことがある。最大許容可能スルーレート関数が決定された後、ブロック264においてシステムは次いでこれに応じて傾斜波形を再設計することになる。RFパルスのうち最大所望のBを超える範囲に応じて、傾斜波形の少なくとも一部分が変動スルーレートを反映することになる。これに対応して、RFパルスの高振幅部分も振幅の低減及びパルスの当該部分の延長によって調整することができる。
RFパルス及び傾斜波形をB及び/またはSAR制限に一致するように満足に調整させた後、ブロック268においてパルスシーケンスの間に関心対象のスピンを励起するRFパルス及び傾斜波形を発生させることができる。ブロック268では、MRシステムによる検出により得られたMR信号が収集されると共に、少なくとも一時的にMRデータとして保存される。次いでシステムはブロック270において、周知の再構成技法に従ってデータからMR画像を再構成しこの画像をユーザに対して表示させる。
したがって、本発明の実施形態によれば関連付けした非デカルトk空間軌道を有するRFパルスに関する実現可能な振幅低減が提供されることを示してきた。RFパルスの送信中に加えられる傾斜波形の許容可能スルーレートを制御することによって、傾斜波形の振幅を間接的に制限することができる。RFパルスに対する相補的な低減及び伸展も実施することができる。したがって実施時における本発明の実施形態の現実の技術的効果は、非デカルトk空間軌道を利用する際にB強度の選択的制御を提供できる能力である。
したがって本発明の一実施形態のMRシステムは、マグネットのボアの周りに位置決めされた複数の傾斜コイルと、RFコイルアセンブリに対してMR画像を収集させるRF信号を送信するようにパルスモジュールによる制御を受けるRF送受信器システム及びスイッチと、パルスモジュールと動作可能に接続された制御器と、を含む。この制御器は、RFパルスプロフィールを決定し、その高振幅セグメントを特定するようにプログラムされている。この制御器はさらに、RFパルスプロフィールの高振幅セグメントの送信の間にB磁場の大きさを低減させるためにそのスルーレートを変化させるように少なくとも1つの傾斜波形が設計されるようにプログラムされている。次いでこの制御器は、RFコイルアセンブリと傾斜コイルの少なくとも1つとのそれぞれによる送信のために、RFパルスプロフィール及び傾斜波形を出力する。
本発明の別の実施形態はRFパルス振幅低減のための方法を含む。非デカルトk空間軌道に関する少なくとも1つの傾斜波形が設計される。次いで、そのスルーレート制限セグメントの少なくとも一部分の間に傾斜波形のスルーレートを変動させるように最大スルーレート関数が決定される。次いで最大スルーレート関数に従って傾斜波形が再設計されると共に、MR画像データを収集するためのRFパルスによって傾斜波形が繰り出される。次いでMR画像データが少なくとも一時的に保存される。
本発明のさらに別の実施形態では、コンピュータ読み取り可能記憶媒体は、その上に格納されたある特定の命令組を有する。この命令がコンピュータによって実行されると、この命令に従って該コンピュータに対して許容可能スルーレート関数の決定及び振動式傾斜波形の再設計をさせている。次いでこの命令はコンピュータに対して、撮像シーケンスにおける送信のために振動式傾斜波形及びRFパルスプロフィールを出力させている。撮像シーケンスから得られたMRデータを受け取ると、該MRデータに基づいてコンピュータに対して画像を再構成させかつ表示させている。
本発明を好ましい実施形態に関して記載してきたが、明示的に記述した以外に等価、代替及び修正が可能であり、これらも添付の特許請求の範囲の域内にあることを理解されたい。また、図面の符号に対応する特許請求の範囲中の符号は、単に本願発明の理解をより容易にするために用いられているものであり、本願発明の範囲を狭める意図で用いられたものではない。そして、本願の特許請求の範囲に記載した事項は、明細書に組み込まれ、明細書の記載事項の一部となる。
典型的なRFパルスとVERSEパルスの比較グラフである。 うずまき型軌道の典型的な周波数エンコード傾斜とVERSEうずまき型軌道の周波数エンコード傾斜の比較グラフである。 本発明の実施形態で使用するためのMR撮像システムのブロック概要図である。 例示的なRFパルスを記述している所望のフリップ角プロフィール及びk空間軌道のグラフである。 対応する周波数エンコード傾斜及びRF波形を有する例示的なスルーレートのグラフである。 図5のスルーレート、周波数エンコード傾斜及びRF波形のスケール調整済みバージョンのグラフである。 対応する周波数エンコード傾斜及びRF波形を有する例示的な可変スルーレートのグラフである。 可変スルーレート設計技法の一実現形態を記述した流れ図である。
符号の説明
10 磁気共鳴撮像(MRI)システム
12 オペレータコンソール
13 キーボードその他の入力デバイス
14 制御パネル
16 表示画面
18 リンク
20 単独のコンピュータシステム
20a バックプレーン
22 画像プロセッサモジュール
24 CPUモジュール
26 メモリモジュール
28 ディスク記憶装置
30 取外し可能記憶装置
32 単独のシステム制御部
32a バックプレーン
34 高速シリアルリンク
36 CPUモジュール
38 パルス発生器モジュール
40 シリアルリンク
42 傾斜増幅器組
44 生理学的収集制御器
46 スキャン室インタフェース回路
48 患者位置決めシステム
50 傾斜コイルアセンブリ
52 マグネットアセンブリ
54 偏向マグネット
56 全身用RFコイル
57 表面または並列のRFコイルアセンブリ
58 送受信器モジュール
60 RF増幅器
62 送信/受信スイッチ
64 前置増幅器
66 メモリモジュール
68 アレイプロセッサ
200 フリップ角プロフィール
202 k空間軌道
204 z寸法
206 k空間の中心
208 スルーレートグのラフ
210 傾斜波形
212 RFパルス
214 パルスの開始時点
216 傾斜波形
218 RFパルス
220 RFパルス
222 低減された振幅セグメント
224 最大許容可能スルーレート
228 最大スルーレートセグメント
230 より低いスルーレート値
232 中間値
234 傾斜波形
236 最低スルーレート部分
238 不連続部分
240 最大スルーレートセグメント
250 所望の磁化プロフィールを規定する
252 傾斜波形を設計する
254 RFパルスを計算する
256 最大B1を超えるか否かを判定する
258 最大B1を超えていない
260 最大B1を超えている
262 Smax(t)を設計する
264 傾斜波形を再設計する
266 RFパルス及び傾斜波形を送信する
268 MRデータを収集する
270 画像を再構成する

Claims (10)

  1. マグネット(52)のボアの周りに位置決めされた複数の傾斜コイル(50)と、
    RF信号をRFコイルアセンブリ(56、57)に送信しMR画像を収集するようにパルスモジュール(38)による制御を受けるRF送受信器システム(58)及びスイッチ(62)と、
    パルスモジュール(38)と動作可能に接続された制御器(32)であって、
    非デカルトk空間軌道(82)を実現するための予備的傾斜波形(210)を設計すること、
    前記予備的傾斜波形(210)を用いてRFパルスプロフィール(212)を決定すること、
    前記RFパルスプロフィール(212)の高振幅セグメントを特定すること、
    前記予備的傾斜波形(210)の解析再設計のためのq値を決定すること、
    目標傾斜波形(220)を得るためのq値に従った予備的傾斜波形(210)の解析再設計であって、該目標傾斜波形(220)のスルーレートはRFパルスプロフィール(212)の高振幅セグメントの送信中のB1磁場の大きさを低下させるように変更される解析再設計と、
    RFコイルアセンブリによる送信のためにRFパルスプロフィール(212)を出力すること、並びに複数の傾斜コイル(50)のうちの少なくとも1つによる送信のために目標傾斜波形(220)を出力すること、
    を行うようにプログラムされた制御器(32)と、
    を備える磁気共鳴(MR)撮像装置(10)。
  2. 前記RFパルスプロフィール(212)は多次元空間選択的RFパルスプロフィール(212)である、請求項1に記載のMR撮像装置(10)。
  3. 前記RFパルスプロフィール(212)の高振幅セグメントは、該プロフィールの開始時点の近くで発生しており、かつk空間の中央領域に対応する、請求項2に記載のMR撮像装置(10)。
  4. 前記制御器はさらに、前記目標傾斜波形(220)のスルーレート制限部分の間に時間変動するスルーレートを有するように該目標傾斜波形(220)が設計されるようにプログラムされている、請求項1に記載のMR撮像装置(10)。
  5. 前記目標傾斜波形(220)は振動式傾斜波形であると共に、前記制御器はさらに前記RFパルスプロフィール(212)の高振幅部分の間に該振動式傾斜波形を低い振幅に維持するために最大スルーレート未満の低減されたスルーレートを有するように振動式傾斜波形が設計されるようにプログラムされている、請求項4に記載のMR撮像装置(10)。
  6. 前記制御器は、前記RFパルスプロフィール(212)の高振幅部分の間に生じないスルーレート制限部分にあるときは最大スルーレートを有しかつ傾斜振幅制限部分の間では低減されたスルーレートを有するように前記目標傾斜波形(220)が設計されるようにプログラムされている、請求項5に記載のMR撮像装置(10)。
  7. 前記制御器はさらに、うずまき型k空間軌道が実現されるように前記予備的傾斜波形(210)を決定するようにプログラムされている、請求項1に記載のMR撮像装置(10)。
  8. 前記制御器はさらに、前記目標傾斜波形(220)のスルーレート制限セグメントと概して同じ広がりをもつように前記RFパルスプロフィール(234)の高振幅セグメントを低減及び伸展するようにプログラムされている、請求項1に記載のMR撮像装置(10)。
  9. 前記制御器はさらに、前記目標傾斜波形(220)のスルーレート制限セグメントの間に発生する階段状に増加するスルーレートセクションを有する最大スルーレート関数を設計することによって前記予備的傾斜波形(210)を再設計するようにプログラムされている、請求項8に記載のMR撮像装置(10)。
  10. 前記制御器はさらに、
    θ1(t)=((β/2)t)/((1/q)+((1/q)+((βt)/(2α(P(t))2/3)))
    に従って前記予備的傾斜波形(210)を再設計するようにプログラムされている、請求項1に記載のMR撮像装置(10)。
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