JP5289011B2 - 磁気共鳴イメージング装置および画像再構成方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置および画像再構成方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5289011B2
JP5289011B2 JP2008301349A JP2008301349A JP5289011B2 JP 5289011 B2 JP5289011 B2 JP 5289011B2 JP 2008301349 A JP2008301349 A JP 2008301349A JP 2008301349 A JP2008301349 A JP 2008301349A JP 5289011 B2 JP5289011 B2 JP 5289011B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
shape
space
magnetic resonance
data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008301349A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009183685A (ja
Inventor
好男 町田
由守 葛西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Canon Medical Systems Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Medical Systems Corp
Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Medical Systems Corp, Toshiba Medical Systems Engineering Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP2008301349A priority Critical patent/JP5289011B2/ja
Priority to US12/349,648 priority patent/US20090182222A1/en
Publication of JP2009183685A publication Critical patent/JP2009183685A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5289011B2 publication Critical patent/JP5289011B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

この発明は、核磁気共鳴現象を利用して被検体内に関するk空間データを収集し、収集したk空間データから画像を再構成する磁気共鳴イメージング装置および画像再構成方法に関し、特に、k空間データに対して施されるフィルター処理に関する。
従来、磁気共鳴イメージング装置は、核磁気共鳴現象を利用して被検体内に関するデータを収集し、収集したデータから画像を再構成する。具体的には、磁気共鳴イメージング装置は、静磁場中に置かれた被検体にRF(Radio Frequency)波を照射することによって当該被検体内の水素原子核を励起するとともに、励起によって被検体から発せられる磁気共鳴信号を検出し、その磁気共鳴信号をもとに生成したデータから画像を再構成する。
かかる磁気共鳴イメージング装置では、磁気共鳴信号から生成したデータは、読み出し方向(以下、「RO(Read Out)方向」と呼ぶ。)および位相エンコード方向(以下、「PE(Phase Encode)方向」と呼ぶ。)をそれぞれ座標軸とするk空間に配置される。k空間に配置されたデータは「k空間データ」と呼ばれ、このk空間データに対してフーリエ変換を含む所定の再構成処理を施すことによって、実空間を表す画像が得られる。
通常、画像の再構成処理では、リンギングなどのアーチファクトを抑えるため、フーリエ変換が行われる前に、k空間データに対してフィルター処理が施される(例えば、特許文献1参照)。例えば、2次元のk空間データに対して施されるフィルター処理の方法としては、等方的にフィルターを施す「円形フィルター」や、収集座標に従ってフィルターを施す「直積型フィルター」などがある。
具体的には、円形フィルターは、k空間の原点から対称的(等方的)にフィルターを施す方法である。磁気共鳴イメージング装置では、データ収集領域が長方形である場合も多いが、その場合には、楕円形状にフィルターが施される。この方法では、磁気共鳴イメージング装置における任意のk空間軌跡(トラジェクトリ)に対応することが可能である。なお、3次元のk空間データに対しては、円形状ではなく球形状にフィルターが施される。
一方、直積型フィルターは、2次元フーリエ変換法(2DFT法)の処理の流れに沿った、最も標準的な方法である。この方法では、RO方向、PE方向それぞれに対して、1次元のフィルター処理が順に施される。なお、3次元フーリエ変換法(3DFT法)では、さらにスライス方向(以下、「SE(Slice Encode)方向」と呼ぶ。)に対しても1次元のフィルター処理が施される。
また、磁気共鳴イメージング装置では、TE(Echo Time)を短縮するためにエコーの前半を短めに収集する方法や、撮像時間を短縮するためにRO方向またはPE方向のいずれか片方についてデータを少なめに収集したりする方法など、各種のデータ収集方法が用いられている。このようなデータ収集方法が用いられるとき、ハーフフーリエ法を適用する場合もしない場合もあるが、その適用の有無にかかわらず、データの不足領域については、スロープ状に加工したフィルターを施すなど、追加の工夫が行われることが多い。
特開平6−327649号公報
しかしながら、上述した従来の円形フィルターでは、特性が等方的であるためリンギングアーチファクトを抑制しやすいが、もともと矩形状のデータ収集領域から収集されているk空間のデータが十分に活用されているとは言えず、分解能の低下を伴う。また、直積型フィルターでは、k空間の各座標軸方向と対角線方向とで特性が異なるため、アーチファクトが引き起こされる。特に、フィルター処理に用いられるフィルター関数の波形が中域強調の特性を有する波形である場合には、体格成分方向に中域がさらに強調される特性をもつためアーチファクトが顕著に発生する。また、前述した各種のデータ収集方法においては、それぞれの方法に対応してフィルターを加工する際に、個別に何らかの工夫を施す必要があった。
この発明は、上述した従来技術による課題を解決するためになされたものであり、収集されたk空間データを有効に活用するとともに、再構成される画像の画質を向上させることができる磁気共鳴イメージング装置および画像再構成方法を提供することを目的とする。
本発明にかかる磁気共鳴イメージング装置は、核磁気共鳴現象を利用して被検体内に関するk空間データを収集するデータ収集部と、k空間におけるデータ収集領域の形状に合わせて、当該データ収集領域に充填されるk空間データに重畳されるフィルターの形状を設定するフィルター設定部と、前記フィルター設定部によって形状が設定されたフィルターを用いて、前記データ収集部によって収集されたk空間データに対してフィルター処理を施すフィルター処理部と、前記フィルター処理部によって前記フィルター処理が施されたk空間データから画像を再構成する再構成処理部と、を備える。
また、本発明の他の態様にかかる磁気共鳴イメージング装置は、核磁気共鳴現象を利用して被検体内に関するk空間データを収集するデータ収集部と、k空間におけるデータ収集領域を表す矩形に近付くように円形を変形させた形状のフィルターを用いて、前記データ収集部によって収集されたk空間データに対してフィルター処理を施すフィルター処理部と、前記フィルター処理部によって前記フィルター処理が施されたk空間データから画像を再構成する再構成処理部と、を備える。
また、本発明の他の態様にかかる画像再構成方法は、核磁気共鳴現象を利用して収集された被検体内に関するk空間データを取得し、k空間におけるデータ収集領域の形状に合わせて、当該k空間に充填されるk空間データに重畳されるフィルターの形状を設定し、形状が設定されたフィルターを用いて、取得されたk空間データに対してフィルター処理を施し、前記フィルター処理が施されたk空間データから画像を再構成する、ことを含む。
また、本発明の他の態様にかかる画像再構成方法は、核磁気共鳴現象を利用して収集された被検体内に関するk空間データを取得し、k空間におけるデータ収集領域の形状に近付くように形状を変化させたフィルターを用いて、取得されたk空間データに対してフィルター処理を施し、前記フィルター処理が施されたk空間データから画像を再構成する、ことを含む。
本発明によれば、収集されたk空間データを有効に活用するとともに、再構成画像の画質を向上させる効果がある。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る磁気共鳴イメージング装置および画像再構成方法の好適な実施例を詳細に説明する。なお、本実施例では、磁気共鳴イメージング装置を「MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置」と呼ぶ。
まず、本実施例に係るMRI装置の説明に先立ち、MRI装置における従来のデータ収集方法およびフィルター処理について詳細に説明しておく。
最初に、従来のデータ収集方法について説明する。図10は、MRI装置における従来のデータ収集方法を説明するための図である。従来、MRI装置では、各種のデータ収集方法が用いられている。最も標準的な方法としては、同図の(a)に示すような正方形の直交座標収集(2次元フーリエ変換法)や、(b)に示すような長方形の直交座標収集(2次元フーリエ変換法)などがある。
また、MRI装置では、傾斜磁場の波形制御によって、原理的には任意のk空間トラジェクトリでデータを収集することも可能である。その方法としては、同図の(c)に示すようなスパイラル収集や、(d)に示すようなラジアル収集や、(e)に示すようなプロペラ収集などがある。さらに、MRI装置では3次元のデータ収集も可能であり、(f)に示すような3次元フーリエ変換法と呼ばれる直交座標収集などがある。
ところで、MRI装置では、図10に例示した空間が画像のk空間(波数空間)に相当する。そのため、画像に対して線形フィルターを重畳することは、収集データ空間において「フィルター関数」を乗じることと等価であることが広く知られている。以下、このことを前提として説明を進めていく。
次に、従来のフィルター処理について説明する。従来のフィルター処理で用いられている標準的なフィルターの形状としては、前述したように、円形フィルターおよび直積型フィルターがある。図11および12は、MRI装置における従来の円形フィルターの形状を示す図であり、図13は、MRI装置における従来の直積型フィルターの形状を示す図である。
円形フィルターは、図11の(a)に示すように、k空間の原点に対して対称なフィルターであり、例えば、同図の(b)に示すような1次元の線形フィルターを、(c)に示すようにk空間の原点を中心として回転させることによって得られる。前述したデータ収集方法のいずれの方法を用いた場合でも、k空間の性質から、フィルター形状は、原点に対して対称である円形フィルターであることが最も自然なものといえる。
特に、円形フィルターは、放射状にデータを収集するラジアル収集では極めて自然なものになる。また、円形フィルターは、k空間で長方形状にデータを収集した場合には、図12の(a)に示すように楕円状にフィルターを施す場合と、(b)に示すように円形を打ち切る場合とがある。
一方、直積型フィルターは、図13の(a)に示すように、k空間の座標軸に沿って施されるフィルターであり、例えば、同図の(b)に示すような1次元の線形フィルターを、(c)に示すように各座標軸の方向へ乗じることによって得られる。MRI装置における画像の再構成処理として行われる2次元あるいは3次元のフーリエ変換処理は、実装上は、1次元のフーリエ変換処理を座標軸ごとにシリアルに施すことによって行われる場合が多い。したがって、フィルター処理も座標軸ごとに施すと好都合で、その場合には、直積型フィルターが用いられる。
かかる直積型フィルターでは、フィルター関数の値がある点で例えば1.2の値を持っていたとすると、同一形状のフィルターを2軸にかけた場合、同図の(c)に示すように、対角線方向ではその2乗の1.44倍の波数強調となって対照性が崩れる。特に3次元では、波数強調は1.2の3乗の1.73倍にもなり、対称性が大きく崩れる。
また、前述したように、MRI装置では、TE(Echo Time)を短縮するためにエコーの前半を短めに収集する場合や、撮像時間を短縮するためにエンコード方向の片方を少なめに収集する場合もある。このような場合、k空間におけるデータ収集領域は非対称となる。図14は、MRI装置における従来の非対称なデータ収集方法を説明するための図である。同図において、(a)はRO方向の前半部の収集を少なくした場合を、(b)はPE方向の収集を一部省略した場合を、(c)はSE方向の収集を一部省略した場合をそれぞれ示している。
このようなデータ収集方法が用いられるとき、ハーフフーリエ法を適用する場合もしない場合もあるが、収集したデータをそのまま用いるとリンギングなどのアーチファクトが顕著になる。そのため、従来は、打切り前の領域で、同図の(d)に示すような、台形状あるいはシグモイド状のスロープをつけた関数を乗じるなどの処理が施されている。
以上、従来のMRI装置におけるデータ収集方法およびフィルター処理について説明した。ここで、上述した従来のデータ収集方法およびフィルター処理における課題についてまとめると、円形フィルターでは、特性が等方的であるためリンギングアーチファクトは抑制しやすいが、もともと矩形に収集されたk空間データを十分に活用しているとはいえず、分解能低下を伴う。特に、3次元の球形状フィルターではデータの不要部分が大きい。また、直積型フィルターでは、各軸方向と対角線方向とで特性が異なるため、アーチファクトが発生する。特に、中域強調の特性を持つ波形の場合には、対角線方向に中域がさらに強調される特性を持つため、アーチファクトが発生しやすくなる。また、非対称なデータ収集では、データの不足領域について、スロープ状に加工したフィルターを施すなど、追加の工夫を行う必要があった。
このような課題を解決するため、本実施例に係るMRI装置では、k空間におけるデータ収集領域の形状に合わせてフィルターの形状を変更することによって、収集されたk空間データを有効に活用するとともに、再構成される画像の画質を向上させることができるようにしている。
以下、かかるMRI装置について具体的に説明してゆく。なお、以下の説明では、k空間における座標をk(k,k,k)と表し、k空間データをF(k,k,k)と表す。データFは、基本的には、実空間の画像に相当するデータf(x,y,z)とフーリエ変換対の関係にある。また、フィルター関数はH(k,k,k)と記述する。
まず、本実施例に係るMRI装置の全体構成について説明する。図1は、本実施例に係るMRI装置の全体構成を示す図である。同図に示すように、このMRI装置100は、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、傾斜磁場電源3、寝台4、寝台制御部5、送信RFコイル6、送信部7、受信RFコイル8、受信部9、シーケンス制御装置10および計算機システム20を備える。
静磁場磁石1は、中空の円筒形状に形成された磁石であり、内部の空間に一様な静磁場を発生する。この静磁場磁石1としては、例えば永久磁石、超伝導磁石等が使用される。
傾斜磁場コイル2は、中空の円筒形状に形成されたコイルであり、静磁場磁石1の内側に配置される。この傾斜磁場コイル2は、互いに直交するX,Y,Zの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成されており、これら3つのコイルは、後述する傾斜磁場電源3から個別に電流供給を受けて、X,Y,Zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生させる。なお、Z軸方向は、静磁場と同方向とする。傾斜磁場電源3は、傾斜磁場コイル2に電流を供給する装置である。
ここで、傾斜磁場コイル2によって発生するX,Y,Z各軸の傾斜磁場は、例えば、スライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびリードアウト用傾斜磁場Grにそれぞれ対応している。スライス選択用傾斜磁場Gsは、任意に撮像断面を決めるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Geは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために利用される。リードアウト用傾斜磁場Grは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させるために利用される。
寝台4は、被検体Pが載置される天板4aを備えた装置であり、後述する寝台制御部5による制御のもと、天板4aを、被検体Pが載置された状態で傾斜磁場コイル2の空洞(撮像口)内へ挿入する。通常、この寝台4は、長手方向が静磁場磁石1の中心軸と平行になるように設置される。寝台制御部5は、寝台4を制御する装置であり、寝台4を駆動して、天板4aを長手方向および上下方向へ移動する。
送信RFコイル6は、傾斜磁場コイル2の内側に配置されたコイルであり、送信部7から高周波パルスの供給を受けて、高周波磁場を発生する。送信部7は、ラーモア周波数に対応する高周波パルスを送信RFコイル6に送信する装置である。
受信RFコイル8は、傾斜磁場コイル2の内側に配置されたコイルであり、上記の高周波磁場の影響によって被検体Pから放射される磁気共鳴信号を受信する。この受信RFコイル8は、磁気共鳴信号を受信すると、その磁気共鳴信号を受信部9へ出力する。
受信部9は、受信RFコイル8から出力される磁気共鳴信号に基づいてk空間データを生成する装置である。具体的には、この受信部9は、受信RFコイル8から出力される磁気共鳴信号をデジタル変換することによって、k空間データを生成する。このk空間データには、前述したスライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびリードアウト用傾斜磁場Grによって、PE方向、RO方向、SE方向の空間周波数の情報が対応付けられている。k空間データを生成すると、受信部9は、そのk空間データをシーケンス制御装置10へ送信する。
シーケンス制御装置10は、計算機システム20から送信されるシーケンス情報に基づいて、傾斜磁場電源3、寝台制御部5、送信部7および受信部9を駆動することによって、被検体Pのスキャンを行う装置である。ここで、シーケンス情報とは、傾斜磁場電源3が傾斜磁場コイル2に供給する電源の強さや電源を供給するタイミング、送信部7がRFコイル6に送信するRF信号の強さやRF信号を送信するタイミング、受信部9が磁気共鳴信号を検出するタイミングなど、スキャンを行うための手順を定義した情報である。
なお、シーケンス制御装置10は、傾斜磁場電源3、寝台制御部5、送信部7および受信部9を駆動して被検体Pをスキャンした結果、受信部9からk空間データが送信されると、そのk空間データを計算機システム20へ転送する。
計算機システム20は、MRI装置100の全体制御や、データ収集、画像再構成などを行う装置であり、インタフェース部21、画像再構成部22、記憶部23、表示部24、入力部25および制御部26を有している。
インタフェース部21は、シーケンス制御装置10との間で授受される各種信号の入出力を制御する処理部である。例えば、このインタフェース部21は、シーケンス制御装置10に対してシーケンス情報を送信し、シーケンス制御装置10からk空間データを受信する。k空間データを受信すると、インタフェース部21は、各k空間データを被検体Pごとに記憶部23に格納する。
画像再構成部22は、記憶部23によって記憶されたk空間データに対して、後処理、すなわちフーリエ変換等の再構成を施すことによって、被検体P内における所望核スピンのスペクトラムデータあるいは画像データを生成する処理部である。記憶部23は、インタフェース部21によって受信されたk空間データと、画像再構成部22によって生成された画像データなどを、被検体Pごとに記憶する記憶部である。
表示部24は、制御部26による制御のもと、スペクトラムデータあるいは画像データ等の各種の情報を表示する装置である。この表示部24としては、液晶表示器などの表示デバイスを利用可能である。入力部25は、操作者からの各種指示や情報入力を受け付ける装置である。この入力部25としては、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスを適宜に利用可能である。
制御部26は、図示していないCPUやメモリ等を有し、MRI装置100の全体制御を行う処理部である。具体的には、この制御部26は、入力部25を介して操作者から入力される撮像条件に基づいてシーケンス情報を生成し、生成したシーケンス情報をシーケンス制御装置10に送信することによってスキャンを制御したり、スキャンの結果としてシーケンス制御装置10から送られるk空間データに基づいて行われる画像の再構成を制御したりする。
以上、本実施例に係るMRI装置の全体構成について説明した。このような構成のもと、本実施例に係るMRI装置100では、計算機システム20において、制御部26および画像再構成部22の構成に特徴がある。具体的には、計算機システム20において、制御部26が、k空間におけるデータ収集領域の形状に合わせて、k空間データに重畳されるフィルターの形状を設定し、画像再構成部22が、画像を再構成する際に、当該フィルターを用いて、k空間データに対してフィルター処理を施すようにしている。
以下、かかる制御部26および画像再構成部22について、具体的に説明してゆく。図2は、図1に示した制御部26および画像再構成部22の構成を示す機能ブロック図である。同図に示すように、制御部26は、本発明に関連する機能部として、撮像条件設定部26aと、フィルター設定部26bとを有する。
撮像条件設定部26aは、入力部25を介して操作者から入力された撮像条件を受け付け、受け付けた撮像条件に基づいてシーケンス情報を生成する処理部である。この撮像条件設定部26aによって生成されたシーケンス情報は、図1に示したインタフェース部を介してシーケンス制御装置10に送信される。
フィルター設定部26bは、撮像条件設定部26aによって受け付けられた撮像条件に基づいて、k空間データに重畳されるフィルターの形状を設定する処理部である。具体的には、このフィルター設定部26bは、撮像条件設定部26aによって、操作者から入力された撮像条件が受け付けられると、その撮像条件に基づいて、データ収集領域の形状に合わせたフィルター関数Hを生成し、生成したフィルター関数Hを用いてフィルターの形状を設定する。
例えば、データ収集領域が2次元空間の領域であった場合には、フィルター設定部26bは、以下に示すように、k空間における原点からの距離を定義し、その距離に対応付けて所定の1次元のフィルター関数を拡張することによって、データ収集領域の形状に合うようにフィルターの形状を設定する。
本実施例では、1次元のフィルター関数として、図11の(b)に示した1次元の線形フィルターと同様のフィルター関数を用いる。このフィルター関数を、以下では、H0(k),k≧0と表す。
ここで、通常、フィルター関数H0は、リンギングの抑制を目的として、データ収集打切りの周波数(通常は、ナイキスト周波数に相当)でダンプする形状となるように定義しておく。このような形状にフィルター関数H0を定義した場合、副作用として画像のボケが大きくなるので、あらかじめ、画像の性質あるいは診断の目的に合わせて中間周波数領域が少し強調されるようにフィルター関数H0を定義しておくようにする。
また、本実施例では、k空間における原点からの距離を、k空間の原点を始点とするベクトルのノルムを用いて定義する。このノルムは、以下に示す式(1)で定義する。
Figure 0005289011
上記の式(1)において、αは、撮像条件に基づいて、撮像の種類や撮像の目的などに応じて設定される。この式(1)によって定義されるノルムを、以下では「αノルム」と呼ぶ。
そして、本実施例では、以下に示す式(2)のように、1次元のフィルター関数H0をαノルムと対応付けることによって、フィルター関数Hを定義する。
Figure 0005289011
例えば、従来の円形フィルターは、上記の式(2)においてα=2とした場合に相当し、以下に示す式(3)および(4)によって定義される。
Figure 0005289011
Figure 0005289011
また、従来の直積型フィルターは、以下に示す式(5)で定義される。
Figure 0005289011
このような定義のもと、フィルター設定部26bは、撮像条件設定部26aによって撮像条件が受け付けられると、その撮像条件に基づいて、撮像の種類や撮像の目的などに応じてデータ収集領域の形状に合わせてαの値を決定する。その後、フィルター設定部26bは、決定したαの値を上記で定義した式(1)および(2)に代入することによって2次元のフィルター関数Hを生成し、生成したフィルター関数Hを用いて、k空間データに重畳されるフィルターの形状を設定する。
図3は、フィルター設定部26bによって設定されるフィルターの形状を示す図である。同図において、上段に示す各図は、原点からαノルムが一定の値となる曲線(円を少し矩形に変形したもの)を示しており、下段に示す各図は、フィルター関数Hの俯瞰図を示している。
同図の(a)に示すように、α=2とした場合には、従来の円形フィルターと同様にフィルターの形状は円形となる。そして、同図の(b)および(c)に示すように、αの値を3、4とした場合には、αの値が大きくなるにつれて、フィルターの形状が円形から矩形に近付いてゆく。
このように、フィルター設定部26bが、円形から矩形に近付くようにフィルターの形状を設定することによって、k空間データを対角線方向にも有効に使うことができるようになる。また、従来の直積型フィルターのように、対角線方向に中域が強調されることもない。また、αの値を変えることによって、容易にフィルターの形状をデータ収集領域に合わせた形状に合わせることができる。
なお、ここでは、フィルター設定部26bは、撮像に際して設定された撮像条件に基づいてフィルターの形状を設定することとした。通常、MRI装置による撮像では、撮像に際して各種の撮像条件が設定される。この撮像条件には、撮像部位や、撮像に用いるパルスシーケンスの種類、FOV(Field Of View:撮像領域)、撮像断面の種類、撮像断面の枚数、撮像断面の厚さなど、各種の情報が設定される。フィルター設定部26bは、これらの情報に応じてフィルターの形状を設定する。
撮像部位に応じてフィルターの形状を設定する場合には、フィルター設定部26bは、例えば、撮像部位が頭部であれば、フィルターの形状が円形となるようにα=2とし、腹部であれば、フィルターの形状が頭部の場合よりもさらに矩形に近付くようにα=4とする。
また、撮像断面の種類に応じてフィルターの形状を設定する場合には、フィルター設定部26bは、例えば、撮像断面がアキシャル(axial)断面であれば、フィルターの形状が円形となるようにα=2とし、サジタル(sagittal)断面またはコロナル(coronal)断面であれば、フィルターの形状がアキシャル断面の場合よりもさらに矩形に近付くようにα=3もしく4とする。なお、このとき、αの値を3または4のどちらにするかは、FOVに対する撮像対象の充填率を利用して決定する。例えば、FOVに対して充填率が高い場合には、α=4とする。
また、ここでは、データ収集領域が2次元空間の領域であった場合について説明したが、データ収集領域が3次元空間の領域であった場合でも、以下に示す式(6)および(7)により3次元のフィルター関数を定義することによって、3次元のフィルターも同様に設定することができる。
Figure 0005289011
Figure 0005289011
図2にもどって、画像再構成部22は、本発明に関連する機能部として、データ補正処理部22aと、フィルター処理部22bと、フーリエ変換処理部22cとを有する。データ補正処理部22aは、画像が再構成される際に、記憶部23によって記憶されたk空間データに対して、所定の補正処理を施す処理部である。
フィルター処理部22bは、データ補正処理部22aによって補正処理が施されたk空間データに対してフィルター処理を施す処理部である。具体的には、このフィルター処理部22bは、画像が再構成される際に、フィルター設定部26bによって形状が設定されたフィルターを用いて、k空間データに対してフィルター処理を施す。
このように、フィルター処理部22bが、フィルター設定部26bによってデータ収集領域の形状に合うように形成されたフィルターを用いてフィルター処理を行うことによって、収集されたk空間データが有効に使われて画像が再構成されるようになる。
フーリエ変換処理部22cは、フィルター処理部22bによってフィルターが施されたk空間データに対して2次元または3次元のフーリエ変換処理を施すことによって、被検体P内における所望核スピンのスペクトラムデータあるいは画像データを生成する処理部である。
次に、本実施例に係るMRI装置100の処理手順について説明する。図4は、本実施例に係るMRI装置100の処理手順を示すフローチャートである。なお、ここでは、計算機システム20において行われる処理の処理手順を中心に説明する。
同図に示すように、本実施例に係るMRI装置100では、計算機システム20において、撮像条件設定部26aが、入力部25を介して操作者から撮像条件を受け付けると(ステップS101,Yes)、フィルター設定部26bが、撮像条件設定部26aによって受け付けられた撮像条件に基づいて、k空間データに重畳されるフィルターの形状を設定する(ステップS102)。
その後、撮像条件設定部26aによって生成されたシーケンス情報に基づいて、シーケンス制御装置10からの指示に従って、傾斜磁場電源3、送信部7および受信部9がそれぞれ駆動して被検体Pをスキャンする(ステップS103)。すなわち、インタフェース部21が、受信部9によって得られた磁気共鳴信号をシーケンス制御装置10を介して受信し、k空間データとして記憶部23に格納する(ステップS104)。
続いて、データ補正処理部22aが、k空間データに対してデータ補正処理を実施し(ステップS105)、フィルター処理部22bが、そのk空間データに対してフィルター処理を実施する(ステップS106)。
そして、フーリエ変換処理部22cが、フィルター処理が施されたk空間データに対して2次元または3次元のフーリエ変換処理を実施することによって、2次元または3次元画像を再構成し(ステップS107)、再構成された画像を記憶部23に記憶させる(ステップS108)。
上述してきたように、本実施例では、フィルター設定部26bが、k空間におけるデータ収集領域の形状に合わせて、k空間データに重畳されるフィルターの形状を設定し、フィルター処理部22bが、画像が再構成される際に、形状が設定されたフィルターを用いて、k空間データに対してフィルター処理を施すので、収集されたk空間データを有効に活用するとともに、再構成される画像の画質を向上させることができる。
なお、本実施例では、k空間におけるデータ収集領域の形状が座標軸に対して対称な形状である場合について説明した。しかしながら、前述したように、データ収集方法の種類によっては、k空間におけるデータ収集領域は非対称な形状となる場合もある。そのような場合にも、本発明は同様に適用することが可能である。図5および6は、非対称な形状のフィルターを設定する場合を説明するための図である。
この場合、例えば、フィルター設定部26bが、k空間の座標軸に対して非対称な形状のフィルターを設定する。具体的には、例えば、RO方向の前半部についてデータが少なく収集されるような場合には、フィルター設定部26bは、図5に示すように、データが不足気味となる前半部については、データが収集された部分の長さで座標を正規化し、かつ、αノルムを求める際にαの値を大きめに設定する。同図の例では、αの値を、前半部についてはα=6とし、後半部についてはα=2とした場合を示している。
または、フィルター設定部26bは、図6の(a)に示すように、非収集部分も含めてαノルムを求め、そのうえで、生成したフィルター関数に、同図の(b)に示すような従来から用いられているスロープ状の関数を乗じる。同図の例では、αの値をα=4とした場合を示している。
なお、データが不足気味となる前半部の打切りによって生じるリンギングは、再構成された画像で目立つことが多い。そのため、中域強調はせずに単純にダンプのみを行うようにフィルターを設定することが望ましい。そこで、例えば、前半部と後半部とで、1次元のフィルター関数の形状を変えるようにしてもよい。
図7、8および9は、データ収集の前半部と後半部とで1次元のフィルター関数を変える場合を説明するための図である。この場合には、フィルター設定部26bは、k空間におけるRO方向の前半部については、図7の(a)に示すようなダンプのみのフィルター関数H1を、後半部については、(b)に示すような中域強調などの工夫を施したフィルター関数H0を、それぞれ用いてフィルターを設定する。
これら2つのフィルター関数を用いてk空間全体で連続的なフィルター関数を設定するため、フィルター設定部26bは、いったん、k空間の座標を−1≦k≦1、−1≦k≦1と「正規化」する。
そして、フィルター設定部26bは、図8に示すように、u=k/2+(1/2)として、以下に示す式(8)でフィルター関数Hを定義する。
Figure 0005289011
または、フィルター設定部26bは、図9に示すように、θ=arg(k)、u=cosθ/2+(1/2)として、以下に示す式(9)でフィルター関数Hを定義してもよい。
Figure 0005289011
こうして、フィルター設定部26bは、いったん正規化された空間でフィルター関数を求めたのちに、そのフィルター関数を非対称空間に移して用いる。すなわち、本例においては、フィルター設定部26bは、kx<0の空間(前半部の空間)において、座標をリスケールすることによってH(k,k)を作り直す。
上記のように、フィルター設定部26bが、RO方向でデータ収集領域の形状が非対称な場合でも、円形からk空間の座標軸に関して非対称な矩形に近付くようにフィルターの形状を設定することによって、k空間をより有効に活用することができるようになる。
なお、上記ではRO方向の前半部分のデータが不足気味となる場合について説明したが、本発明はこれに限られるわけではなく、前述したPE方向に不足気味な場合や、3次元の場合でも同様にデータ処理を行うことが可能である。
また、3次元のフィルター生成においては、2次元分を上記のステップで生成し、残り1次元(通常は、SE方向)については直積型としてもよい。この場合には、1次元フィルターの形状を、2次元方向については図7の(b)に示したような中域を少し強調した形状とし、SE方向については、(a)に示したような中域強調を伴わない形状とするのが好ましい。
また、本実施例では、k空間におけるデータ収集領域が直交座標で表される場合を中心に説明したが、例えば、プロペラ法と呼ばれるデータ収集方法(図10に示した(e)を参照)では、各ブレードは回転した矩形の直交座標収集であるので、それぞれのブレードに対して、αノルムにより距離を定義したフィルター関数を適用することによって、上述してきた方法を適用することが可能である。
このように、本実施例に係るMRI装置では、αノルムを用いて1次元フィルターを多次元に拡張することによって、さまざまなデータ収集方法において、収集されたk空間データを有効に活用するとともに、再構成される画像の画質を向上させることができる。
なお、例えば、図10の(c)に示したスパイラル収集や、(d)に示したラジアル収集、(e)に示したプロペラ収集などでは、収集されたデータはk空間の中心に関して対称となるようにk空間内に充填されてゆく。そのため、これらの方法では、α=2とすることによってフィルターの形状を円形にするのが好ましい。一方、図10の(a)や(b)に示した直交座標収集では、収集されたデータは直交座標の座標軸に関して対称となるように収集されるので、例えばα=3やα=4とすることによって、フィルターの形状を矩形に近い形状にするのが好ましい。このように、例えば、フィルター設定部26bが、撮像条件として設定されたk空間へのデータの充填方法に応じてフィルターの形状を設定するようにしてもよい。
上述してきたように、本実施例に係るMRI装置では、データ収集方法にバリエーションがある場合でも、収集されたk空間データを有効に活用するために、フィルター形状をフレキシブルに生成することが可能になり、アーチファクトの抑制とボケの低減に寄与でき、ひいては、画質の向上を通して診断能の向上に寄与することができる。
なお、本実施例において図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
以上のように、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置および画像再構成方法は、画像の再構成においてk空間データにフィルターが施される場合に有用であり、特に、収集されたk空間データを有効に活用して、再構成される画像の画質向上が求められる場合に適している。
本実施例に係るMRI装置の全体構成を示す図である。 図1に示した制御部および画像再構成部の構成を示す機能ブロック図である。 フィルター設定部によって設定されるフィルターの形状を示す図である。 本実施例に係るMRI装置の処理手順を示すフローチャートである。 非対称な形状のフィルターを設定する場合を説明するための図(1)である。 非対称な形状のフィルターを設定する場合を説明するための図(2)である。 データ収集の前半部と後半部とで1次元のフィルター関数を変える場合を説明するための図(1)である。 データ収集の前半部と後半部とで1次元のフィルター関数を変える場合を説明するための図(2)である。 データ収集の前半部と後半部とで1次元のフィルター関数を変える場合を説明するための図(3)である。 MRI装置における従来のデータ収集方法を説明するための図である。 MRI装置における従来の円形フィルターの形状を示す図(1)である。 MRI装置における従来の円形フィルターの形状を示す図(2)である。 MRI装置における従来の直積型フィルターの形状を示す図である。 MRI装置における従来の非対称なデータ収集方法を説明するための図である。
符号の説明
1 静磁場磁石
2 傾斜磁場コイル
3 傾斜磁場電源
4 寝台
4a 天板
5 寝台制御部
6 送信RFコイル
7 送信部
8 受信RFコイル
9 受信部
10 シーケンス制御装置
20 計算機システム
21 インタフェース部
22 画像再構成部
22a データ補正処理部
22b フィルター処理部
22c フーリエ変換処理部
23 記憶部
24 表示部
25 入力部
26 制御部
26a 撮像条件設定部
26b フィルター設定部
100 MRI装置(磁気共鳴イメージング装置)

Claims (20)

  1. 核磁気共鳴現象を利用して被検体内に関するk空間データを収集するデータ収集部と、
    k空間におけるデータ収集領域の形状に合わせて、当該データ収集領域に充填されるk空間データに重畳されるフィルターの形状を設定するフィルター設定部と、
    前記フィルター設定部によって形状が設定されたフィルターを用いて、前記データ収集部によって収集されたk空間データに対してフィルター処理を施すフィルター処理部と、
    前記フィルター処理部によって前記フィルター処理が施されたk空間データから画像を再構成する再構成処理部と、
    を備える、磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記フィルター設定部は、円形から矩形に近付くように、前記フィルターの形状を設定する、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記フィルター設定部は、円形から前記k空間の座標軸に関して非対称な矩形に近付くように、前記フィルターの形状を設定する、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記フィルター設定部は、前記データ収集領域の形状に合わせて二次元のフィルター関数を生成し、生成したフィルター関数を用いて、前記フィルターの形状を設定する、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記フィルター設定部は、前記データ収集領域の形状に合わせて二次元のフィルター関数を生成し、生成したフィルター関数を用いて、前記フィルターの形状を設定する、
    請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 前記フィルター設定部は、前記データ収集領域の形状に合わせて三次元のフィルター関数を生成し、生成したフィルター関数を用いて、前記フィルターの形状を設定する、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記フィルター設定部は、前記データ収集領域の形状に合わせて三次元のフィルター関数を生成し、生成したフィルター関数を用いて、前記フィルターの形状を設定する、
    請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記フィルター設定部は、前記データ収集領域の形状に合わせて、二次元のフィルター関数と一次元のフィルター関数との直積となるフィルター関数を生成し、生成したフィルターを用いて、前記フィルターの形状を設定する、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 前記フィルター設定部は、前記データ収集領域の形状に合わせて、二次元のフィルター関数と一次元のフィルター関数との直積となるフィルター関数を生成し、生成したフィルターを用いて、前記フィルターの形状を設定する、
    請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  10. 前記フィルター設定部は、前記k空間における原点からの距離を定義し、当該距離に対応付けて一次元のフィルター関数を拡張することによって、前記フィルターの形状を設定する、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  11. 前記フィルター設定部は、前記k空間における原点からの距離を定義し、当該距離に対応付けて一次元のフィルター関数を拡張することによって、前記フィルターの形状を設定する、
    請求項2に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  12. 前記フィルター設定部は、前記距離に対応付けて一次元のフィルター関数を多次元に拡張する、
    請求項10に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  13. 前記フィルター設定部は、前記k空間の原点を始点とするベクトルのノルムを定義し、当該ノルムにより前記距離を定義する、
    請求項10に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  14. 前記フィルター設定部は、撮像に際して設定された撮像条件に基づいて前記フィルターの形状を設定する、
    請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  15. 前記フィルター設定部は、前記撮像条件として設定された撮像部位に応じて前記フィルターの形状を設定する、
    請求項14に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  16. 前記フィルター設定部は、前記撮像条件として設定された撮像断面の種類に応じて前記フィルターの形状を設定する、
    請求項14に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  17. 前記フィルター設定部は、前記撮像条件として設定された前記k空間へのデータの充填方法に応じて前記フィルターの形状を設定する、
    請求項14に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  18. 核磁気共鳴現象を利用して被検体内に関するk空間データを収集するデータ収集部と、
    k空間におけるデータ収集領域を表す矩形に近付くように円形を変形させた形状のフィルターを用いて、前記データ収集部によって収集されたk空間データに対してフィルター処理を施すフィルター処理部と、
    前記フィルター処理部によって前記フィルター処理が施されたk空間データから画像を再構成する再構成処理部と、
    を備える、磁気共鳴イメージング装置。
  19. 核磁気共鳴現象を利用して収集された被検体内に関するk空間データを取得し、
    k空間におけるデータ収集領域の形状に合わせて、当該k空間に充填されるk空間データに重畳されるフィルターの形状を設定し、
    形状が設定されたフィルターを用いて、取得されたk空間データに対してフィルター処理を施し、
    前記フィルター処理が施されたk空間データから画像を再構成する、
    ことを含む、画像再構成方法。
  20. 核磁気共鳴現象を利用して収集された被検体内に関するk空間データを取得し、
    k空間におけるデータ収集領域の形状に近付くように形状を変化させたフィルターを用いて、取得されたk空間データに対してフィルター処理を施し、
    前記フィルター処理が施されたk空間データから画像を再構成する、
    ことを含む、画像再構成方法。
JP2008301349A 2008-01-10 2008-11-26 磁気共鳴イメージング装置および画像再構成方法 Active JP5289011B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008301349A JP5289011B2 (ja) 2008-01-10 2008-11-26 磁気共鳴イメージング装置および画像再構成方法
US12/349,648 US20090182222A1 (en) 2008-01-10 2009-01-07 Magnetic resonance imaging appatatus and image reconstruction method

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008003480 2008-01-10
JP2008003480 2008-01-10
JP2008301349A JP5289011B2 (ja) 2008-01-10 2008-11-26 磁気共鳴イメージング装置および画像再構成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009183685A JP2009183685A (ja) 2009-08-20
JP5289011B2 true JP5289011B2 (ja) 2013-09-11

Family

ID=41067582

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008301349A Active JP5289011B2 (ja) 2008-01-10 2008-11-26 磁気共鳴イメージング装置および画像再構成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5289011B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4820441B2 (ja) 2009-09-30 2011-11-24 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 磁気共鳴イメージング装置
JP5815384B2 (ja) * 2011-11-30 2015-11-17 ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー 磁気共鳴装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63212336A (ja) * 1987-02-28 1988-09-05 株式会社島津製作所 Mri装置
JPH0475637A (ja) * 1990-07-17 1992-03-10 Toshiba Corp 磁気共鳴映像装置
JP5248010B2 (ja) * 2006-02-17 2013-07-31 株式会社東芝 データ補正装置、データ補正方法、磁気共鳴イメージング装置およびx線ct装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009183685A (ja) 2009-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5048052B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置および磁気共鳴イメージング方法
US9103898B2 (en) Motion correction in accelerated T1-weighted magnetic resonance imaging
US10145923B2 (en) Resonance imaging apparatus and diffusion weighted image acquiring method thereof
EP2831611B1 (en) Through-plane navigator
JP6595393B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置、及び、画像処理方法
US9274197B2 (en) Magnetic resonance imaging data sampling methods and systems
JP4380867B2 (ja) 磁気共鳴スペクトロスコピー装置
US20240138700A1 (en) Medical image processing apparatus, method of medical image processing, and nonvolatile computer readable storage medium storing therein medical image processing program
US8143891B2 (en) System for image acquisition with fast magnetic resonance gradient echo sequences
JP2006021023A (ja) 磁気共鳴診断装置
US10509089B2 (en) Method and magnetic resonance apparatus to acquire trace-weighted magnetic resonance data with anisotropic diffusion directions
JP5289011B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置および画像再構成方法
US20090182222A1 (en) Magnetic resonance imaging appatatus and image reconstruction method
JP2008054738A (ja) 磁気共鳴イメージング装置
US11828824B2 (en) System and method for deep learning-based accelerated magnetic resonance imaging with extended field of view coil sensitivity calibration
US11918335B2 (en) Magnetic resonance imaging method, apparatus, and computer storage medium
US10317494B2 (en) Method and system for generating a magnetic resonance image
JP2009131623A (ja) Mri装置
US10928473B2 (en) Methods and systems for reduced shading and blurring in magnetic resonance imaging
JP6809870B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置、および、信号処理方法
JP5566587B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置およびリンギング低減方法
JP2009207755A (ja) 磁気共鳴撮像装置
JP5571907B2 (ja) 磁気共鳴イメージング装置及びシェーディング補正方法
JP5360757B2 (ja) 磁気共鳴画像法および磁気共鳴画像装置
EP4246169A1 (en) Augmenting diffusion-weighted magnetic resonance imaging data using a trained artificial neural network

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20111025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130501

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130514

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5289011

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350