JP6809870B2 - 磁気共鳴イメージング装置、および、信号処理方法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置、および、信号処理方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気共鳴装置及び信号処方法に係り、詳細には、磁気共鳴イメージング装置における画像再構成時間を高速化する技術に関する。
磁気共鳴イメージング装置(以下、MRI装置という)は、静磁場に置かれた被検体に高周波磁場、傾斜磁場を印加し、核磁気共鳴により被検体から発生する信号を計測し、画像化する医用画像診断装置である。MRI装置では一般に、撮像面を特定するスライス傾斜磁場を印加すると同時に、その面内の磁化を励起させる励起パルス(高周波磁場パルス)を与え、これにより励起された磁化が収束する段階で発生する核磁気共鳴信号(エコー)を取得する。このとき、磁化に位置情報を与えるため、励起からエコーを得るまでの間に撮像面内で互いに垂直な方向の位相エンコード傾斜磁場とリードアウト傾斜磁場とを印加する。計測されたエコーは、横軸をkx、縦軸をkyとするk空間に配置され、k空間のエコーの逆フーリエ変換を施すことによって画像再構成が行われる。また、位相エンコード傾斜磁場とリードアウト傾斜磁場とに加え、スライスエンコード傾斜磁場の印加を加えることで、3D撮像及び画像再構成を行うことも可能である。このとき計測されたエコーは横軸をkx、縦軸をky、奥行方向の軸をkzとするk空間に配置される。3D画像は、MIP(Maximun Inetnsity Projection)やMPR(Multi
Planar Reconstruction)による画像処理によって、空間的な位置の把握が可能であるが、撮像時間が長くなってしまうという課題がある。
MRI装置における撮像時間を短縮する技術として、Parallel
Imaging等の手法が一般的である。Parallel Imagingは、位相エンコード数やスライスエンコード数を間引くことにより撮像時間を短縮する。位相エンコード及びスライスエンコードの間引きにより折り返しが発生するが、画像再構成によってこの折り返りを除去する。しかしながら、Parallel Imagingでは倍速率に応じてSNRが低下するといった画質劣化が発生する。
一方、近年、特許文献1に示す圧縮センシング(Compressed
Sensing;以下、CSと略す)と呼ばれる手法のMRI装置への応用が研究されており、MRIの撮像時間を更に短縮できるものとして期待されている。CSにより、信号の持つ疎性を利用し、疎な観測結果から本来の信号を高精度に復元することが可能である。疎な観測とは、画像再構成に用いられるデータ量よりも少ないデータ量で観測を行うことである。また、CSを計算機で実施する場合には、繰り返し演算を実施する手法が一般的である。
米国特許第7646924号公報
しかしながら、上述の繰り返し演算は計算量が膨大である。MRI装置でCSを実施する場合、従来の画像再構成処理に繰り返し演算を含むCS再構成処理を追加する必要があり、累計の再構成処理量が増える。その結果、処理時間が大幅に延長してしまう。MRI装置を使用するユーザのワークフローを鑑みると、ユーザは撮像終了後に再構成画像を確認し、診断に用いることができる画像かどうかを確認することが一般的である。例えば、ユーザは被検体の動きによるアーチファクトがないか、外来ノイズによるアーチファクトが発生していないか等に着目し、再構成画像の確認を行う。そして診断に用いることができない画像であると判断した場合は、再度撮像を実施する。このため、画像再構成処理時間が大幅に延長してしまうと、これらの再構成画像の確認を実施するまでの時間が延長し、再撮像の要否を判断するまでの時間も延長する。更に、再構成画像を用いてMIP画像作成等の解析処理を行う場合もあり、解析処理を開始するまでの時間が延長することとなる。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、撮像終了から画像再構成処理終了までの時間を短縮することが可能な磁気共鳴イメージング装置及び信号処理方法を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、静磁場の中に置かれた被検体に高周波磁場及び傾斜磁場を印加して前記被検体から発生する核磁気共鳴信号を検出する撮像部と、前記撮像部の動作制御を行う主プロセッサと、前記主プロセッサとは異なる演算器である付加プロセッサと、を備え、前記撮像部により検出された核磁気共鳴信号を受取り、前記核磁気共鳴信号に基づき画像を生成し、生成した画像を表示する処理を前記主プロセッサ及び前記付加プロセッサが分担して行うことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置である。
第2の発明は、静磁場の中に置かれた被検体に高周波磁場及び傾斜磁場を印加して前記被検体から発生する核磁気共鳴信号を検出する撮像部と、前記撮像部の動作を制御する制御部と、前記撮像部により検出された核磁気共鳴信号を受取り、前記核磁気共鳴信号に基づき画像を生成し、生成した画像を表示する処理を行う画像処理部と、を備え、前記撮像部は前記核磁気共鳴信号を間引いて収集し、前記画像処理部は、前記撮像部により間引いて収集された核磁気共鳴信号から画像生成に必要なデータを復元する圧縮センシング処理及び復元されたデータに基づいて画像を再構成する画像再構成処理を含む処理を実行することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置である。
第3の発明は、静磁場の中に置かれた被検体に高周波磁場及び傾斜磁場を印加して前記被検体から発生する核磁気共鳴信号を検出する撮像部と、前記撮像部の動作を制御する制御部と、を備えた磁気共鳴イメージング装置における信号処理方法であって、前記撮像部が前記核磁気共鳴信号を間引いて収集し、前記撮像部の動作制御を行う主プロセッサと前記主プロセッサとは異なる演算器である付加プロセッサとが、前記撮像部により収集された核磁気共鳴信号を受け取る処理、受け取った核磁気共鳴信号から画像生成に必要なデータを復元する圧縮センシング処理、復元されたデータに基づいて画像を生成する画像再構成処理、及び生成した画像を表示する画像表示処理を分担して行うことを特徴とする信号処理方法である。
本発明により、撮像終了から画像再構成処理終了までの時間を短縮することが可能な磁気共鳴イメージング装置及び信号処理方法を提供できる。
医用画像処理装置100の全体構成を示す図 信号処理系7の機能構成を示す図 信号処理系7Aの装置構成図 信号処理系7Aにおける処理の割り当ての具体例を示す図 横軸を時間軸とするタイムチャート。(a)主プロセッサ(CPU)8のみで信号処理系7の各処理を逐次処理した場合、(b)CS再構成処理を付加プロセッサ(GPU)24で実施した場合、(c)CS再構成処理部53と画像再構成処理部54の一部の処理とを並列に実施した場合 信号処理系7Bの装置構成図 信号処理系7Bにおける処理の割り当ての具体例を示す図 分割された処理単位毎に付加プロセッサ24によりCS再構成処理を実施し、CS再構成処理が完了した処理単位のデータから順に主プロセッサ8で画像再構成処理を実施する場合のタイムチャート 信号処理系7Cの装置構成図 信号処理系7Cにおける処理の割り当ての具体例を示す図 (a)CS再構成処理の前後にデータ転送時間が必要となる場合のタイムチャート、(b)転送するデータを複数の処理単位に分割可能な場合のタイムチャート 信号処理系7Dの装置構成図 信号処理系7Dにおける処理の割り当ての具体例を示す図 Wavelet変換の一般的なアルゴリズムの概要を説明する図 転置または回転処理によりメモリアクセスを高速化したWavelet変換のアルゴリズムの概要を示す図 付加プロセッサ24の高速アクセス可能なメモリのサイズに応じて画像を分割しWavelet変換を実施する手法の概要を示す図 CSの圧縮率を操作者に入力させるためのGUI61の一例を示す図 CSの倍速率を操作者に入力させるためのGUI62の一例を示す図 CS再構成処理を実施するか否かを操作者に選択入力させるためのGUI63の一例を示す図
以下図面に基づいて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
[第1の実施の形態]
まず、図1を参照して、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置(以下、MRI装置1という)の全体構成について説明する。
図1は、本実施形態のMRI装置1の全体構成を示すブロック図である。本実施形態のMRI装置1は、NMR現象を利用して被検体30の断層画像を得るものであり、撮像部と、撮像部の動作を制御する主プロセッサ(CPU;Central Processing Unit)8と、撮像部により計測したデータを受取り画像再構成等の処理を行う信号処理系7とを備える。撮像部は、静磁場発生系2、傾斜磁場発生系3、シーケンサ4、送信系5、及び受信系6、信号処理系7と、静磁場発生系2、傾斜磁場発生系3、シーケンサ4、送信系5、及び受信系等から構成される。
静磁場発生系2は、垂直磁場方式であれば、被検体30の周りの空間にその体軸と直交する方向に均一な静磁場を発生させる。水平磁場方式であれば、被検体30の体軸方向に均一な静磁場を発生させる。被検体30の周りに配置される永久磁石方式、常電動方式、或いは超電導方式の静磁場発生源により実現される。
傾斜磁場発生系3は、MRI装置1の座標系(静止座標系)であるX,Y,Zの3軸方向に巻かれた傾斜磁場コイル9と、それぞれの傾斜磁場コイル9を駆動する傾斜磁場電源10とを備える。後述のシーケンサ4からの命令に従ってそれぞれの傾斜磁場コイルの傾斜磁場電源10を駆動することにより、X,Y,Zの3軸方向に傾斜磁場Gx、Gy、Gzを印加する。撮影時には、スライス面(撮影断面)に直交する方向にスライス方向傾斜磁場パルス(Gs)を印加して被検体30に対するスライス面を設定し、そのスライス面に直交し、かつ互いに直交する残りの2つの方向に位相エンコード方向傾斜磁場パルス(Gp)と周波数エンコード方式傾斜磁場パルス(Gf)とを印加して、エコー信号にそれぞれの方向の位置情報をエンコードする。
送信系5は、被検体30の生体組織を構成する原子の原子核スピンに核磁気共鳴を起こさせるために、被検体30の高周波磁場(RF)パルスを照射する。高周波磁場パルスは、高周波発振器11と変調器12により振幅変調され、高周波増幅器13で増幅され、被検体30に近接して配置された高周波コイル(送信コイル)14aから被検体30に照射される。
受信系6は、被検体30の生体組織を構成する原子の原子核スピンの核磁気共鳴により放出されるエコー信号(核磁気共鳴信号;以下NMR信号という)を検出する。受信側の高周波コイル(受信コイル)14bと信号増幅器15と直交位相検波器16と、A/D変換器17とを備える。送信コイル14aから照射されたRFパルスによって誘起された応答のNMR信号は、被検体30に近接して配置された受信コイル14bで検出され、信号増幅器15で増幅され、後述するシーケンサ4からの指令によるタイミングで直交位相検波器16により直交する2系統の信号に分割され、それぞれがA/D変換器17でディジタル量に変換されて、計測データとして信号処理系7に送られる。
シーケンサ4は、所定のパルスシーケンスに従ってRFパルスと傾斜磁場パルスとを繰り返し印加するよう制御する。シーケンサ4は主プロセッサ(CPU)8の制御で動作し、計測データ収集に必要な種々の命令を送信系5、傾斜磁場発生系3、及び受信系6に送る。
信号処理系7は、各種データ処理と処理結果の表示及び保存等を行う装置である。信号処理系7は、撮像部の動作を制御する主プロセッサ(CPU)8と、ROM、RAM等の記憶装置18と、光ディスク、磁気ディスク等の外部記憶装置19と、表示装置20、及び付加プロセッサ(GPU等)24等を備える。信号処理系7では、撮像部の受信系6から計測データを受け取り、信号処理や画像再構成等の処理を実行し、その結果である被検体30の断層画像を表示装置20に表示するとともに、記憶装置18または外部記憶装置19に記録する処理を行う。
本発明に係るMRI装置1は、信号処理、画像再構成処理、及び画像表示等の処理を、主プロセッサ(CPU)8と付加プロセッサ24とで分担して実行する。付加プロセッサ24は、主プロセッサ(CPU)8とは別に設けられる付加的なプロセッサであり、GPU(Graphics Processing Unit)やマルチコアCPU等が用いられる。主プロセッサ(CPU)8と付加プロセッサ24との処理の分担の仕方の具体例や信号処理系7の具体的構成例については後述する。
操作部23は、MRI装置1自体の各種制御情報及び信号処理系7で行う処理の各種制御情報の入力を受け付ける。操作部23は、トラックボールまたはマウス等のポインティングデバイス21、及びキーボード22等を備える。操作部23は表示装置20に近接して配置され、オペレータは、表示装置20をみながら操作部23を介してMRI装置1の各種処理に必要な情報を入力する。
信号処理系7は1つの装置で構成してもよいが、図3に示す信号処理系7Aのように、画像再構成処理系101、画像補正処理系102、画像表示処理系103等として処理毎に複数の装置を配置する構成としてもよい(図3参照)。その場合、各装置はそれぞれ少なくとも主プロセッサ(CPU)8及び記憶装置18を備えるものとするが、外部記憶装置19、表示装置20、及び付加プロセッサ24等については、処理の内容に応じて配置する場合と配置しない場合とがあってよい。
次に、信号処理系7が実施する各処理について、図2を参照して説明する。
図2に示すように、信号処理系7は、計測データ受取処理部51、信号処理部52、CS再構成処理部53、画像再構成処理部54、画像補正処理部55、画像表示処理部56、及び画像解析処理部57を備える。
計測データ受取処理部51は、撮像部の受信系6から計測データ(核磁気共鳴信号)を受け取る。
信号処理部52は、受け取った計測データに対して各種の信号処理を実施する。
CS再構成処理部53は、信号処理部52により所定の信号処理が施された計測データに対してCS再構成処理を実施する。CS再構成処理は、圧縮センシング(Compressed Sensing)処理ともいい、撮像部において間引いて収集された計測データから画像生成に必要なデータを復元する処理である。
画像再構成処理部54は、CS再構成処理部53により復元されたデータに基づいて画像再構成処理を実施する。
画像補正処理部55は、画像再構成処理により得られた画像に対して各種補正処理を実施する。
画像表示処理部56は、画像補正処理部55により補正された画像を表示装置20に表示するとともに、外部記憶装置19に保存する。
画像解析処理部57は、表示または保存された画像に対して画像解析を実施する。
上述の信号処理系7の各処理は、主プロセッサ(CPU)8のみで逐次処理することも可能であるが、特にCS再構成処理は演算量が多く負荷が大きい。そこで、本発明のMRI装置1では、信号処理系7が実施する各処理を主プロセッサ8と付加プロセッサ24とで分担して行う。以下、本発明に好適な信号処理系7の構成例について説明する。
図3に示す信号処理系7Aは、信号処理及び画像再構成処理を主に実施する画像再構成処理系101と、画像再構成処理系101で再構成された画像に対して各種の補正を実施する画像補正処理系102と、画像補正処理系102で補正された画像に対して表示処理と記録処理を実施する画像表示処理系103とを備える。
画像再構成処理系101は、主プロセッサ(CPU)8、記憶装置18、外部記憶装置19、及び付加プロセッサ(GPU)24で構成される。
画像補正処理系102は、主プロセッサ(CPU)8、記憶装置18、及び外部記憶装置19で構成される。
画像表示処理系103は、主プロセッサ(CPU)8、記憶装置18、外部記憶装置19、及び表示装置20で構成される。
図3に示す構成の信号処理系7Aの画像再構成処理系101、画像補正処理系102、及び画像表示処理系103に割り当てる処理の例を図4に示す。
図4に示すように、画像再構成処理系101は、計測データ受取処理部51、信号処理部52、CS再構成処理部53、及び画像再構成処理部54として機能する。画像補正処理系102は、画像補正処理部55として機能する。画像表示処理系103は、画像表示処理部56、及び画像解析処理部57として機能する。
図5は、横軸を時間軸としたタイムチャートである。図5(a)は信号処理系7が実施する各処理(図2参照)を主プロセッサ(CPU)8のみで逐次処理した場合のタイムチャートを示している。図5(b)、(c)は図4に示すように信号処理系7の各処理を、主プロセッサ(CPU)8と付加プロセッサ(GPU)24とで分担し並列に実施した場合のタイムチャートを示している。なお、図5(b)のタイムチャートは、CS再構成処理部53と信号処理部52との間、及びCS再構成処理部53と画像再構成処理部54との間に依存関係がある場合の例であり、図5(c)のタイムチャートは、CS再構成処理部53と信号処理部52との間に依存関係があり、CS再構成処理部53と画像再構成処理部54の一部の処理との間に依存関係がある場合の例である。
CS再構成処理部53と信号処理部52との間、及びCS再構成処理部53と画像再構成処理部54との間に依存関係がある場合とは、CS再構成処理部53の処理を開始するためには、CS再構成処理部53で用いる全てのデータが信号処理部52で処理されていることが必須であり、かつ、画像再構成処理部54の処理を開始するためには、画像再構成処理部54で用いる全てのデータがCS再構成処理部53で処理されていることが必須の場合である。具体的には、3D撮像のような場合である。
この場合、CS再構成処理部53の処理を画像再構成処理系101の付加プロセッサ(GPU)24で処理することができるため、主プロセッサ(CPU)8で逐次処理する場合(図5(a))と比較して、図5(b)に示すように、CS再構成処理部53の処理時間を短縮することが可能である。これにより撮像終了から再構成終了までの時間を短縮することができる。
また、CS再構成処理部53と信号処理部52との間に依存関係があり、CS再構成処理部53と画像再構成処理部54の一部の処理との間に依存関係がある場合とは、CS再構成処理部53の処理を開始するためにはCS再構成処理部53で用いる全てのデータが信号処理部52で処理されていることが必須であり、かつ、画像再構成処理部54の処理を開始するためには、画像再構成処理部54で用いる全てのデータがCS再構成処理部53で処理されている必要があるものと、画像再構成処理部54で用いるデータがCS再構成処理部53で処理されている必要がないものとがある状態である。具体的には、3D撮像におけるCS再構成処理と、Parallel Imagingを併用するような場合である。この場合、図5(c)に示すように、付加プロセッサ(GPU)24でCS再構成処理を実施中であっても、画像再構成処理部54で用いるデータがCS再構成処理部53で処理されている必要がないデータについては、主プロセッサ(CPU)8で平行して画像再構成処理を開始することが可能である。そのため、図5(b)の場合と比較して、更に処理時間を短縮することができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、信号処理系7の別の構成例(信号処理系7B)について説明する。なお、以下の説明において、第1の実施の形態のMRI装置1と同一の各部は同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図6は、第2の実施の形態における信号処理系7Bの構成例である。
図6に示すように、第2の実施の形態の信号処理系7Bは、信号処理、画像再構成処理、及び各種の補正を実施する画像再構成処理系201と、画像再構成処理系201で再構成された画像に対して、表示処理と記録処理を実施する画像表示処理系202を備える。
画像再構成処理系201は、主プロセッサ(CPU)8、記憶装置18、外部記憶装置19、付加プロセッサ24で構成される。
画像表示処理系202は、主プロセッサ(CPU)8、記憶装置18、外部記憶装置19、表示装置20で構成される。
図7は、図6に示す信号処理系7Bを持つMRI装置1が信号処理系7の各処理を実施する場合の画像再構成処理系201、及び画像表示処理系202に割り当てられる役割を示す図である。
図7に示すように、画像再構成処理系201は、計測データ受取処理部51、信号処理部52、CS再構成処理部53、画像再構成処理部54、画像補正処理部55として機能する。
画像表示処理系202は、画像表示処理部56、画像解析処理部57として機能する。
第2の実施の形態の構成の信号処理系7Bも第1の実施の形態と同様に、特に演算量が多く負荷が大きいCS再構成処理を含む信号処理を付加プロセッサ(GPU)24で行う。
CS再構成処理部53と信号処理部52との間、及びCS再構成処理部53と画像再構成処理部54との間に依存関係がある場合は、図5(b)に示すタイムチャートのように、CS再構成処理部53を付加プロセッサ(GPU)24で実施するため、処理時間を短縮することが可能である。また、CS再構成処理部53と信号処理部52との間に依存関係があり、CS再構成処理部53と画像再構成処理部54の一部の処理との間に依存関係がある場合は、図5(c)に示すタイムチャートのように、付加プロセッサ(GPU)24でCS再構成処理を実施中であっても、画像再構成処理部54で用いるデータがCS再構成処理部53で処理されている必要がないものについては、主プロセッサ(CPU)8で画像再構成処理を開始することが可能である。そのため、図5(b)の場合と比較して更に処理時間を短縮可能である。
[第3の実施の形態]
第3の実施の形態では、第1の実施の形態の信号処理系7A(図3)または第2の実施の形態の信号処理系7B(図6)を有するMRI装置1において、CS再構成処理部53と、信号処理部52及び画像再構成処理部54の間に依存関係があるが、信号処理部52、CS再構成処理部53、画像再構成処理部54の各処理を複数の処理単位に分割することができる場合の処理手順の例を示す。
CS再構成処理部53と、信号処理部52及び画像再構成処理部54の間に依存関係がある場合とは、上述したように、CS再構成処理部53の処理を開始するためには、CS再構成処理部53で用いる全てのデータが信号処理部52で処理されていることが必須であり、かつ、画像再構成処理部54の処理を開始するためには、画像再構成処理部54で用いる全てのデータがCS再構成処理部53で処理されていることが必須である状態である。
ただし、信号処理部52の処理を複数の処理単位に分割することができる場合は、CS再構成処理部53と、画像再構成処理部54も同様に複数の処理単位に分割することができる。具体的には、2D撮像におけるMulti Slice計測の場合にMulti Array Channel Coilを使用する場合や、NSA加算を実施する場合や、複数の時相で計測を実施する場合等である。
第3の実施の形態における処理の流れを図8のタイムチャートに示す。
図8に示すように、GPU(付加プロセッサ24)では、主プロセッサ(CPU)8により分割された処理単位((1)、(2)、(3))毎にCS再構成処理を実施する。そして、CS再構成処理が完了した処理単位のデータから順に、主プロセッサ(CPU)8で画像再構成処理を実施する。そのため、主プロセッサ(CPU)8で信号処理を実施している間にGPU(付加プロセッサ24)でCS再構成処理を開始したり、付加プロセッサ(GPU)24でCS再構成処理を実施中に主プロセッサ(CPU)8で画像再構成処理を開始することが可能である。その結果、付加プロセッサ(GPU)24が実施するCS再構成処理の時間は、主プロセッサ(CPU)で実施する信号処理または画像再構成処理の時間内に収まる。これにより撮像終了から再構成終了までの時間を短縮することが可能となる。
[第4の実施の形態]
次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態では、信号処理系7の別の構成例(信号処理系7C)について説明する。
図9に示す信号処理系7Cは、信号処理及び画像再構成処理及び各種の補正を実施する装置である画像再構成処理系301と、画像再構成処理系301で再構成された画像に対して表示処理と記録処理を実施する装置である画像表示処理系302と、高負荷な処理であるCS再構成処理を実施する装置である高負荷処理系303とを備える。
画像再構成処理系301は、主プロセッサ(CPU)8、記憶装置18、外部記憶装置19を備えて構成される。
画像表示処理系302は、主プロセッサ(CPU)8、記憶装置18、外部記憶装置19、表示装置20を備えて構成される。
高負荷処理系303は、主プロセッサ(CPU)8、記憶装置18、外部記憶装置19、付加プロセッサ(GPU)24を備えて構成される。
図10は、図9に示す信号処理系7Cを持つMRI装置1が信号処理系7の各処理を実施する場合の画像再構成処理系301、画像再表示処理系302、及び高負荷処理系303に割り当てられる役割を示す図である。
図10に示すように、画像再構成処理系301は、計測データ受取処理部51、信号処理部52、CS再構成処理部53、画像再構成処理部54、画像補正処理部55として機能する。そして、CS再構成処理については、画像再構成処理系301から高負荷処理系303へデータ転送され、高負荷処理系303でCS再構成処理部53の処理が実施される。CS再構成処理が実施されると処理済みのデータが高負荷処理系303から画像再構成処理系301へ転送される。
画像表示処理系302は、画像表示処理部56、画像解析処理部57として機能する。
第4の実施の形態の信号処理系7Cを有するMRI装置1において、CS再構成処理部53と、信号処理部52及び画像再構成処理部54の間に依存関係があるが、信号処理部52、CS再構成処理部53、画像再構成処理部54の各処理を複数の処理単位に分割することができる場合の処理手順について図11を参照して説明する。
CS再構成処理を高負荷処理系303で実施する場合、画像再構成処理系301から高負荷処理系303へデータを転送する時間を要する。また高負荷処理系303から画像再構成処理系303へデータを転送する時間も必要である。すなわち、図10に示す構成の信号処理系7Cを用いる場合、図11(a)に示すようにCS再構成処理の前後にデータ転送時間が必要となる。
このような場合、信号処理部52、CS再構成処理部53、画像再構成処理部54の各処理を複数の処理単位に分割可能な場合は、データ転送を行うデータも分割するものとする。図11(b)は、データ転送を行うデータを複数の処理単位に分割した場合のタイムチャートである。
図11(b)に示すように、信号処理部(主プロセッサ(CPU)8)は分割した処理単位毎にデータを高負荷処理系303へ転送し、付加プロセッサ24(高負荷処理系303)でCS再構成処理を実施する。そして、CS再構成処理が完了したデータから順に、画像再構成処理系301へデータを転送し、主プロセッサ(CPU)8で画像再構成処理を実施する。
そのため、画像再構成処理系301(主プロセッサ(CPU)8)で信号処理を実施している間に、分割された処理単位毎に高負荷処理系303(付加プロセッサ24)にデータを転送してCS再構成処理を開始したり、高負荷処理系303(付加プロセッサ24)でCS再構成処理が終了したデータから順に画像再構成処理系301(主プロセッサ(CPU)8)へデータを転送し、画像再構成処理を開始することが可能である。このため、データ転送に要する時間も分割される。図11(a)の場合と比較して撮像終了から再構成終了までの時間を短縮することができる。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。
第5の実施の形態では、信号処理系7の別の構成例(信号処理系7D)について説明する。
図12に示す信号処理系7Dは、信号処理を実施する装置である信号処理系401と、画像再構成処理及び各種の補正を実施する装置である画像再構成処理系402と、表示処理と記録処理を実施する装置である画像表示処理系403と、高負荷な処理を実施する装置である高負荷処理系404とを備える。
信号処理系401は、主プロセッサ(CPU)8、記憶装置18、外部記憶装置19を備える。
画像再構成処理系402は、主プロセッサ(CPU)8、記憶装置18、外部記憶装置19を備える。
画像表示処理系403は、主プロセッサ(CPU)8、記憶装置18、外部記憶装置19、表示装置20を備える。
高負荷処理系404は、主プロセッサ(CPU)8、記憶装置18、外部記憶装置19、付加プロセッサ(GPU)24を備える。
図13は、図12に示す信号処理系7Dを持つMRI装置1が信号処理系7の各処理を実施する場合の信号処理系401、画像再構成処理系402、画像表示処理系403、及び高負荷処理系404に割り当てられる役割の例を示す図である。
図13に示すように、信号処理系401は、計測データ受取処理部51、信号処理部52として機能し、画像再構成処理系402は画像再構成処理部54、画像補正処理部55として機能し、画像表示処理系403は、画像表示処理部56、画像解析処理部57として機能する。そして、高負荷処理系404がCS再構成処理部53として機能する。
第5の実施の形態の信号処理系7Dを有するMRI装置1において、CS再構成処理部53と、信号処理部52及び画像再構成処理部54の間に依存関係があるが、信号処理部52、CS再構成処理部53、画像再構成処理部54の各処理を複数の処理単位に分割することができる場合は、第4の実施の形態と同様に図11(b)に示すタイムチャートのような動作となる。
すなわち、第5の実施の形態の信号処理系7Dを用いる場合、第4の実施の形態と同様に、信号処理部52、CS再構成処理部53、画像再構成処理部54を、複数の処理単位に分割できることを利用し、信号処理系401と高負荷処理系間のデータ転送を行うデータも分割する。そして、分割された処理単位で高負荷処理系404へデータ転送しCS再構成処理を順次開始し、CS再構成処理が完了したデータから順に、画像再構成処理系402へデータを転送し画像再構成処理を順次実施する。これによりデータ転送にかかる時間も分割される。
そのため、主プロセッサ(CPU)8で信号処理を実施している間に処理単位毎に付加プロセッサ(GPU)24でCS再構成処理を開始したり、付加プロセッサ(GPU)24でCS再構成処理を実施中に主プロセッサ(CPU)8で処理単位毎に画像再構成処理を開始したりすることが可能である。よって撮像終了から再構成終了までの時間を短縮することができる。
[第6の実施の形態]
次に、本発明の第6の実施の形態について説明する。
第6の実施の形態では、第1から第5の実施の形態のMRI装置1(信号処理系7A,7B,7C,7D)が実行するCS再構成処理の好適な演算手法について、図14〜図16を参照して説明する。
本発明のMRI装置1において、CS再構成処理部53は、対象画像を転置処理または回転処理することにより横方向のメモリアクセスで畳み込み処理を実施することが望ましい。
CS再構成処理では、Wavelet変換が用いられることがある(例えば、特開2015−205037号公報等)。図14はWavelet変換の一般的なアルゴリズムの概要を説明する図である。また図15及び図16は、本実施形態におけるWavelet変換のアルゴリズムの概要を示す図である。図15及び図16に示すアルゴリズムは、付加プロセッサ(GPU)24で処理することに最適化したものである。
図14に示すように、一般にWavelet変換は対象となる画像に対して、x方向及びy方向に基底関数(マザーウェーブレット)を畳み込むことにより、Wavelet係数と呼ばれる係数に分解する。この処理の順序は、x方向Wavelet変換を実施後に、y方向Wavelet変換を実施するものでもよいし、y方向Wavelet変換を実施後にx方向Wavelet変換を実施するものでもよい。
上述の畳込み処理をプログラム上で動作させる場合、対象となる画像は一次元の配列として記憶装置内に保存される。このため、y方向の畳込み処理を実施するときのメモリアクセスに時間を要してしまい、処理時間を短縮することが困難となる。付加プロセッサ(GPU)24を用いても同様に、畳込み処理におけるy方向のメモリアクセス時間が問題となる。
そこで本実施形態では、以下に記載する2つの手法のいずれかを適用することで、上述の問題を解決する。1つ目の手法は、対象となる画像を転置または回転することで、メモリアクセスを効率化するものである。この手法について図15を参照して説明する。
図15に示すように、CS再構成処理部53(主プロセッサ(CPU)8または付加プロセッサ(GPU)24)は、最初に、対象となる画像71に対して、横方向Wavelet変換(X方向Wavelet変換)を実施する。この結果として、対象画像71に対するx方向のみがWavelet変換された画像データ72を得ることができる。その後、対象画像71に対するx方向のみがWavelet変換された画像データ72に対して転置処理を実施する。この転置処理の代わりに、左回りに90°回転させる回転処理を用いてもよい。転置処理または90°回転処理を実施し、画像データ73を得る。この転置処理または回転処理により得られた画像データ73に対し、横方向Wavelet変換(X方向Wavelet変換)を実施する。この結果、対象画像71に対するx方向及びy方向がWavelet変換された画像データ74を得ることができる。最後に転置処理または右回り90°回転処理を実施することで、従来のWavelet変換と同等のWavelet係数75を得ることができる。更に、Wavelet変換を繰り返し実施する場合は、最後の転置処理または回転処理を省くことも可能である。この場合は、2回目、4回目等の偶数回目の入力画像は、対象画像に対して転置された向きとなり、1回目、3回目等の奇数回目の入力画像は、対象画像と同じ向きとなる。
この手法により、縦方向のメモリアクセスを実施することなく、Wavelet変換を実施できるため、処理時間を短縮することが可能となる。
本実施形態の2つ目の手法は、高速アクセス可能なメモリを使用する手法である。GPU等の付加プロセッサ24は、高速メモリアクセス可能なメモリ領域を持っていることが多い。しかしながら、高速アクセス可能なメモリ領域は、使用できるサイズが小さい。そのため、対象画像全てを高速アクセス可能なメモリ領域に配置できない場合がある。この手法では、対象画像を複数の処理エリアに分割することで、処理エリア毎に高速アクセス可能なメモリ領域を使用できるようにする。この手法を、図16を用いて説明する。
図16に示すように、最初に対象画像81を複数のエリアに分割する。各処理エリア83のサイズは、高速アクセス可能なメモリのメモリサイズに依存する。次に、一つの処理エリア83に対してWavelet変換を実施する。ここで実施するWavelet変換は、x方向Wavelet変換とy方向Wavelet変換の両方である。その後、Wavelet変換を実施した処理エリア83について、対象画像のサイズでWavelet変換を実施した場合の座標を計算し、Wavelet係数を前述の座標が示すメモリ領域84に対して出力する。出力先のメモリ領域84は、高速アクセス可能なメモリではない。これらの処理を、全エリアに対して実施し、対象画像全体のWavelet変換を行う。これにより、従来のWavelet変換と同等のWavelet係数86を得ることができる。この手法により、高速アクセス可能なメモリを有効に使用してWavelet変換を実施できるため、処理時間を短縮することが可能となる。
なお、高負荷な演算処理の一例としてWavelet変換を例として挙げたが、本発明はWavelet変換に限定されず、基底関数を用いて畳み込みを実施する各種の演算処理に適用することも可能である。
[第7の実施の形態]
上述の第1から第6の実施の形態のMRI装置1において、CS(圧縮センシング処理)を実施するか否かを選択可能とすることが望ましい。第7の実施の形態のMRI装置1は、圧縮センシング処理(CS再構成処理)を実施するか否かの選択を受け付けるユーザインターフェース(GUI;Graphical User Interface)を備える。また、当該ユーザインターフェースにおいて、CS再構成処理を実施すると選択された場合に、圧縮率または倍速率の指定を受け付けることが望ましい。
図17は、CSの圧縮率を操作者に入力させるためのGUI61の例である。圧縮率が100%のときはCS再構成処理を実施しないものとし、圧縮率が100%未満のときは、指定された圧縮率でCS再構成処理を実施する。また、図18は、「圧縮率」を「倍速率」と言い換えた場合のGUI62の例である。倍速率が1.0倍のときは、CS再構成処理を実施しないものとし、倍速率が1.0倍より大きいときは、指定された倍速率でCS再構成処理を実施する。
また図19に示すようなGUI63を用いてもよい。図19のGUI63は、CS再構成処理を実施するか否か(ON/OFF)を操作者に選択入力させるものである。実施(ON)が選択された場合は、主プロセッサ(CPU)8及びGPU(付加プロセッサ24)は予め設定されている圧縮率(倍速率)でCS再構成処理を用いた画像再構成処理を実施するものとする。この場合も圧縮率や倍速率はユーザが設定可能とすることが望ましい。
以上、添付図面を参照しながら、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1・・・・・・・・・MRI装置(磁気共鳴イメージング装置)
2・・・・・・・・・静磁場発生系
3・・・・・・・・・傾斜磁場発生系
4・・・・・・・・・シーケンサ
5・・・・・・・・・送信系
6・・・・・・・・・受信系
7、7A〜7D・・・信号処理系
8・・・・・・・・・主プロセッサ(CPU)
9・・・・・・・・・傾斜磁場コイル
10・・・・・・・・傾斜磁場電源
11・・・・・・・・高周波発振器
12・・・・・・・・変調器
13・・・・・・・・高周波増幅器
14a・・・・・・・送信コイル(送信側高周波コイル)
14b・・・・・・・受信コイル(受信側高周波コイル)
15・・・・・・・・信号増幅器
16・・・・・・・・直交位相検波器
17・・・・・・・・A/D変換器
18・・・・・・・・記憶装置
19・・・・・・・・外部記憶装置
20・・・・・・・・表示装置
21・・・・・・・・ポインティングデバイス(トラックボール、マウス)
22・・・・・・・・キーボード
23・・・・・・・・操作部
24・・・・・・・・付加プロセッサ
30・・・・・・・・被検体
51・・・・・・・・計測データ受取処理部
52・・・・・・・・信号処理部
53・・・・・・・・CS再構成処理部
54・・・・・・・・画像再構成処理部
55・・・・・・・・画像補正処理部
56・・・・・・・・画像表示処理部
57・・・・・・・・画像解析処理部
61、62、63・・GUI
71・・・・・・・・対象画像
72・・・・・・・・横方向Wavelet変換後画像データ
73・・・・・・・・転置処理(回転処理)後画像データ
74・・・・・・・・画像データ73を横方向Wavelet変換した画像データ
75・・・・・・・・画像データ74を転置処理(回転処理)した画像データ
81・・・・・・・・対象画像
83・・・・・・・・分割された処理エリア
84・・・・・・・・処理エリア83のWavelet変換後データ
86・・・・・・・・Wavelet変換後データ
101、201、301、402・・・画像再構成処理系
102、・・・・・・画像補正処理系
103、202、302、403・・・画像表示処理系
303、404・・・高負荷処理系
401・・・・・・・信号処理系

Claims (9)

  1. 静磁場の中に置かれた被検体に高周波磁場及び傾斜磁場を印加して前記被検体から発生する核磁気共鳴信号を検出する撮像部と、
    前記撮像部の動作制御を行う主プロセッサと、
    前記主プロセッサとは異なる演算器である付加プロセッサと、を備え、
    前記撮像部により検出された核磁気共鳴信号を受取り、前記核磁気共鳴信号に基づき画像を生成し、生成した画像を表示する処理を前記主プロセッサ及び前記付加プロセッサが分担して行い、
    前記核磁気共鳴信号に基づき画像を生成する処理には、前記撮像部により間引いて収集された核磁気共鳴信号から画像生成に必要なデータを復元する圧縮センシング処理と、復元されたデータに基づいて画像を再構成する画像再構成処理とを含み、
    前記圧縮センシング処理において、画像を転置処理または回転処理することにより横方向のメモリアクセスで畳み込み処理を実施することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記付加プロセッサが前記圧縮センシング処理を実行することを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 静磁場の中に置かれた被検体に高周波磁場及び傾斜磁場を印加して前記被検体から発生する核磁気共鳴信号を検出する撮像部と、
    前記撮像部の動作を制御する制御部と、
    前記撮像部により検出された核磁気共鳴信号を受取り、前記核磁気共鳴信号に基づき画像を生成し、生成した画像を表示する処理を行う画像処理部と、
    前記撮像部の動作制御を行う主プロセッサと、
    前記主プロセッサとは異なる演算器である付加プロセッサと、を備え、
    前記主プロセッサ及び前記付加プロセッサが、前記画像処理部が実行する処理を分担して行い、
    前記撮像部は前記核磁気共鳴信号を間引いて収集し、
    前記画像処理部は、前記撮像部により間引いて収集された核磁気共鳴信号から画像生成に必要なデータを復元する圧縮センシング処理及び復元されたデータに基づいて画像を再構成する画像再構成処理を含む処理を実行し、
    前記圧縮センシング処理において、画像を転置処理または回転処理することにより横方向のメモリアクセスで畳み込み処理を実施することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  4. 前記付加プロセッサが前記圧縮センシング処理を実行することを特徴とする請求項3に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  5. 前記画像再構成処理に用いるデータであって、前記圧縮センシング処理が行われている必要がないデータについては、その他のデータについての前記付加プロセッサによる前記圧縮センシング処理と平行して前記主プロセッサにより画像再構成処理を実施することを特徴とする請求項2または4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  6. 処理を複数の処理単位に分割し、分割された処理単位毎に前記付加プロセッサにより前記圧縮センシング処理を実施し、前記圧縮センシング処理が完了した処理単位のデータから順に、前記主プロセッサで画像再構成処理を実施することを特徴とする請求項2または4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  7. 前記付加プロセッサは高速アクセス可能なメモリ領域を備え、
    前記高速アクセス可能なメモリ領域に応じたサイズに前記画像を分割し、分割した領域毎に前記高速アクセス可能なメモリ領域を使用して演算を実施することを特徴とする請求項2または4に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  8. 前記圧縮センシング処理を実施するか否かの選択を受け付けるとともに、実施すると選択された場合に圧縮率または倍速率の指定を受け付けるユーザインターフェースを備えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の磁気共鳴イメージング装置。
  9. 静磁場の中に置かれた被検体に高周波磁場及び傾斜磁場を印加して前記被検体から発生する核磁気共鳴信号を検出する撮像部と、前記撮像部の動作を制御する制御部と、を備えた磁気共鳴イメージング装置における信号処理方法であって、
    前記撮像部が前記核磁気共鳴信号を間引いて収集し、
    前記撮像部の動作制御を行う主プロセッサと、前記主プロセッサとは異なる演算器である付加プロセッサとが、前記撮像部により収集された核磁気共鳴信号を受け取る処理、受け取った核磁気共鳴信号から画像生成に必要なデータを復元する圧縮センシング処理、復元されたデータに基づいて画像を生成する画像再構成処理、及び生成した画像を表示する画像表示処理を分担して行い、
    前記圧縮センシング処理において、画像を転置処理または回転処理することにより横方向のメモリアクセスで畳み込み処理を実施することを特徴とする信号処理方法。
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