JP4875243B2 - ナビゲータエコーによる情報を用いた磁気共鳴画像アーティファクトの修正 - Google Patents

ナビゲータエコーによる情報を用いた磁気共鳴画像アーティファクトの修正 Download PDF

Info

Publication number
JP4875243B2
JP4875243B2 JP2001036671A JP2001036671A JP4875243B2 JP 4875243 B2 JP4875243 B2 JP 4875243B2 JP 2001036671 A JP2001036671 A JP 2001036671A JP 2001036671 A JP2001036671 A JP 2001036671A JP 4875243 B2 JP4875243 B2 JP 4875243B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
navigator
gradient
fourier transform
data
pulse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001036671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001276017A (ja
Inventor
ジンフェイ・マ
リチャード・スコット・ヒンクス
ケヴィン・フランクリン・キング
グラエム・コリン・マッキノン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Original Assignee
GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by GE Medical Systems Global Technology Co LLC filed Critical GE Medical Systems Global Technology Co LLC
Publication of JP2001276017A publication Critical patent/JP2001276017A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4875243B2 publication Critical patent/JP4875243B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/565Correction of image distortions, e.g. due to magnetic field inhomogeneities
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R33/00Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/44Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance using nuclear magnetic resonance [NMR]
    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/565Correction of image distortions, e.g. due to magnetic field inhomogeneities
    • G01R33/56563Correction of image distortions, e.g. due to magnetic field inhomogeneities caused by a distortion of the main magnetic field B0, e.g. temporal variation of the magnitude or spatial inhomogeneity of B0

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、広義には医用画像診断システムで使用されるような磁気共鳴画像診断装置の技術に関するものである。より詳しくは、本発明は、マグネットシステムの不安定性に起因する画像アーティファクトを、画像診断のパルスシーケンス記述(pulse sequence description)に組み込まれたナビゲータエコーから得られる位相、位置及び振幅情報を用いることにより修正するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
磁気共鳴画像診断装置は、これによって一連の解剖学的構造及び組織の非侵襲性診断が可能になり、医療のための非常に有用な手段になっている。一般に、MRIシステムは、選択された患者の身体スライス内で磁気回転物質の励振状態を作り出し、磁気回転物質からの放射を検出して有用な画像を再生する。また一般に、主要磁場あるいは主磁場は、撮像される解剖学的構造が位置する患者ボアあるいは患者の他の部位を取り囲む強力な磁石によって形成される。傾斜磁場コイルは傾斜磁場を発生させ、この傾斜磁場は撮像される組織のスライスを選択し、組織内の特定の位置あるいはボリューム・エレメント(ボクセル)を位相コード化し、かつボクセルを周波数コード化するための正しい方向に向けられている。高周波パルスによって磁気回転物質が励振され、その結果生じる放射がレシーバコイルによって検出される。その結果得られた信号を調整してから、2次元高速フーリエ変換を行うと、個々の画素あるいはピクセルが選択されたスライスのボクセルに対応する有用な画像が再生される。
【0003】
MRIシステムにおいては、マグネットシステム内の不安定性が主磁場の時間依存性変動を生じさせるということが知られている。やはり、主磁場はかなり強力な磁石によって作り出される。その磁場は水平方向に(従来の多くのスキャナの場合のように)あるいは垂直方向に(「開放型」スキャナの場合のように)向けられる。主磁場の変動に加えて、このような不安定性は、さらに、傾斜磁場コイルによって作り出される空間的に線形な磁場の時間依存性変動を生じさせることもある。このような変動は、撮像される磁気回転物質が、コイルを駆動し磁場を作り出すために用いられるパルスシーケンス記述を形成する際に予測されたのと異なる形で励振され、あるいはコード化されるという結果をもたらす。その結果、再生された画像でアーティファクトが目につくようになり、これが画像の明瞭性にマイナスの効果を及ぼし、画像の有用性を損ねることがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従って、MRIマグネットシステムの不安定性を補正あるいは補償して画質を改善することができる改善された技術が必要な状況が存在する。特に、広範多用なシステムに実装して、マグネットシステムの不安定性を検出し補償することにより撮像アーティファクトの発生をなくすか、あるいは大幅に低減することができる簡単なシステムに対する当面の必要が存在する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、これらの必要に答えるよう構成されたMRIシステムのための補正あるいは補償技術にある。本発明の技術は新しいシステムにも現行システムにも適用することが可能であり、勾配パルス及び高周波パルスを作り出すパルスシーケンス記述を定義するために用いられるソフトウェアを通じて実施することができる。この技術は、その種々の変形態様を用いてマグネットシステム内の空間的により高次の項の偏差を補正することができる一方、傾斜磁場コイルによって作り出される0次の空間的に線形な磁場の変動及び支持構造、床等のような環境要因によるマグネットシステム動作中の摂動の検出及び補正に特に好適である。この技術では、様々なマグネットシステムの不安定性がもたらす影響の特徴抽出、及びこれらの特徴抽出に基づく画像データの補正が行われる。
【0006】
この本発明の技術のいくつかの実施態様によれば、撮像シーケンスで画像データと共に取り込まれるナビゲータエコーから位相、位置及び振幅情報が収集される。ナビゲータエコーは、時間依存性磁場変動の撮像に対する影響の特徴を抽出する。一般に、ナビゲータエコーは、位相コード化勾配を適用することなく、あるいはデータ収集以前にリセットされた位相コード化勾配の影響と共に収集されるエコー信号である。ナビゲータエコーを入れるパルスシーケンス中の位置は、特徴抽出が正確かつ完全に行われて、得られた画像データ中でマグネットシステム動作の変動を正確に補正することができるように、エコーが正規の画像エコーと時間的に非常に近接するような位置にすることが可能である。その結果、振幅、0次位相偏移及び1次位相偏移のような収集されたデータのパラメータに対する不安定性の影響が考慮された補正が達成される。さらに、特徴抽出は、位置偏移、及び得られた画像データにおけるこれらの影響が組み合わされた影響についても補正することが可能である。
【0007】
【発明の実施の形態】
図面、特にまず図1を参照すると、これは、図示の磁気共鳴撮像法(MRI)システム10は、スキャナ12、スキャナ制御回路14及びシステム制御回路16を有する模式的な図解である。MRIシステム10は、任意の適切なMRIスキャナまたは検出器を用いることができるが、図示の実施形態のシステムは患者ボア18を有する全身スキャナを含んでいる。患者ボア18の中には、患者22を走査のための所望の位置に置くようにテーブル20が配置されている。スキャナ12としては、0.5テスラ定格から1.5テスラ定格以上の種々のスキャナを含め、任意の適切な定格形態のスキャナを用いることが可能である。
【0008】
スキャナ12は、制御磁場を作り出すため、高周波励振パルスを発生するため、そしてこのようなパルスに応じて患者の体内の磁気回転物質から発する放射を検出するための一連の付属コイルを有する。図1の概略ブロック図で、主マグネットコイル24は総じて患者ボア18と整列する主磁場を作り出すように設けられている。一連の傾斜磁場コイル26、28及び30は、以下により詳しく説明するように、検査シーケンス時に制御傾斜磁場を作り出すためにコイルアセンブリ内にまとめられている。高周波(RF)コイル32は磁気回転物質を励振するための高周波パルスを発生させるために設けられている。図1に示す実施形態で、RFコイル32は受信コイルとしての機能も有する。従って、RFコイル32は、高周波励振パルスを出力するための能動モード及び磁気回転物質からの放射を受け取るための受動モードにおいてそれぞれの駆動及び受信回路に接続されている。もう一つの方法として、RFコイル32とは別に様々な構成の受信コイルを設けることも可能である。このようなコイルは、頭部コイルアセンブリ等のようなターゲットの解剖学的構造に特別に合わせて作られた構造とすることが可能である。さらに、受信コイルは、フェーズドアレイ・コイル等を含め、任意の適切な物理構成として設けることができる。
【0009】
これらのスキャナ12のコイルは、制御された形で所望の磁場及びパルスを発生しかつ磁気回転物質からの放射を読み取るように外部回路によって制御される。当業者には十分に理解されるように、通常患者の組織内に拘束されている磁気回転物質は、主磁場がかけられると、組織中の常磁性核の個々の磁気モーメントがその磁場と整列しようとするが、その際核の特性周波数またはラーモア周波数でランダムに歳差運動する。最終的な有効磁気モーメントは分極磁場の方向に生じるが、垂直面内のランダムな方向のモーメント成分は全体として互いに打ち消し合う。検査シーケンス時には、RFパルスは当該対象の磁気回転物質のラーモア周波数あるいはそのラーモア周波数の近くで発生し、有効整列モーメントを回転させて結局は横磁気モーメントを生じさせる。放射信号は励振信号の終了に続いて放射される。この磁気共鳴信号はスキャナで検出され、処理されて所望の画像が再生される。
【0010】
傾斜磁場コイル26、28及び30は、強度があらかじめ設定された視野にわたって通常正負の極性をもって変化する正確に制御された磁場を発生させる機能を果たす。各コイルが既知の電流で励磁されると、その結果生じる磁場勾配が主磁場に重畳され、その視野にわたって全磁場強度の線形変化が生じる。互いに関して直交状に配置されたこのような磁場を組み合わせることによって、個々の傾斜磁場のベクトル加法により任意の方向に線形勾配を作り出すことが可能になる。
【0011】
傾斜磁場は、物理平面内で配向されると考えることも、また論理軸別に配向されると考えることもできる。物理的な意味では、磁場は、個々の磁場コイルに印加されるパルス電流を適切に操作することによって回転することができる座標系を形成するよう互いに直角に配向される。論理的な意味では、この座標系は、通常スライス選択勾配、周波数コード化勾配、及び位相コード化勾配と呼ばれる勾配を設定する。
【0012】
スライス選択勾配は、撮像しようとする患者体内の組織または解剖学的構造のスラブを決定する。従って、スライス選択勾配磁場を選択的なRFパルスと同時影響させることによって、所望のスライス内において同じ周波数で歳差運動する既知量のスピンを励振することができる。スライスの厚さは、RFパルスの帯域幅及び視野全体にわたる強度勾配によって決まる。
【0013】
第2の論理的勾配軸、すなわち周波数コード化勾配軸は、読出し勾配軸としても知られており、スライス選択勾配に垂直な方向に適用される。一般に、周波数コード化勾配は、RF励振より生じるMRエコー信号の形成前及び形成中に適用される。この勾配の作用下における磁気回転物質のスピンが、傾斜磁場全体にわるそれらの空間位置に基づいて周波数コード化される。フーリエ変換によって、収集された信号を周波数コード化法に基づき分析して、選択されたスライス中におけるそれらのスピンの位置を割り出すことができる。
【0014】
最後に、位相コード化勾配は、一般に読み出した勾配の前、スライス選択勾配の後にシーケンスに加えられる。位相コード化方向の磁気回転物質におけるスピンのローカラリゼーションは、データ収集シーケンス時に使用される傾斜振幅を逐次わずかに変えて印加することにより磁気回転物質の歳差運動陽子の位相を逐次変化させることによって行われる。このように、位相変化が視野にわたって直線的にかけられ、スライス内の空間位置がゼロ位置を基準として蓄積された位相差の極性及び大小によってコード化される。この位相コード化勾配によれば、位相コード化方向における位置に従って磁気回転物質のスピン間に位相差が作り出される。
【0015】
当業者には十分に理解されるように、上記の論理軸を用いたパルスシーケンスについては多くの変形態様を考えることが可能である。さらに、パルスシーケンスに種々適応することによって、選択されたスライス及び周波数/位相コード化の両方を適切に配向することにより所望の磁気回転物質を励振させ、その結果得られるMR信号を収集して処理するようにすることも可能である。
【0016】
スキャナ12のコイルは、所望の磁場及び高周波パルスを発生するようにスキャナ制御回路14によって制御される。従って、図1の概略ブロック図においては、制御回路14は、検査時に使用されたパルスシーケンスに指示を発するため、及び受け取った信号を処理するための制御回路36を有する。制御回路36は、汎用または特定用途向けコンピュータのCPUあるいはデジタル信号プロセッサのような任意の適切なプログラム可能論理デバイスを用いることが可能である。制御回路36は、さらに、スキャナによって行われる検査シーケンス時に使用される物理軸及び論理軸構成パラメータ、検査パルスシーケンス記述、収集された画像データ、プログラミング・ルーチン等を記憶するための揮発性及び不揮発性メモリデバイスのようなメモリ回路38を有する。
【0017】
制御回路36とスキャナ12のコイルとの間のインターフェースは、増幅・制御回路40及び送受インタフェース回路42によって管理される。増幅・制御回路40は、制御回路36からの制御信号に応答して磁場コイルに駆動電流を供給するための各傾斜磁場コイル用の増幅器を有する。インタフェース回路42はRFコイル32を駆動するためのもう一つの増幅回路を有する。さらに、RFコイルが高周波励振パルスを放射し、MR(磁気共鳴)信号を受信するという両方の機能のため用いられる場合は、インタフェース回路42は、通常、能動または送信モードと受動または受信モードとの間でRFコイルを切り換えるための切換装置を有する。主マグネット24を励磁するために、図1に全体的に参照符号34で示す電源装置が設けられる。最後に、スキャナ制御回路14は、システム制御回路16とコンフィギュレーションデータ及び画像データを交換するためのインターフェース要素44を有する。本願説明においては、超伝導主磁場マグネット・アセンブリを使用した円筒ボア型撮像システムに基づいて説明を行うが、本発明の技術は、永久磁石及び電磁石による垂直磁場を用いたスキャナのような他の様々な構成にも適用可能であることに留意するべきである。
【0018】
システム制御回路16は、オペレータあるいは放射線技師とスキャナ12との間のスキャナ制御回路14を介したインターフェースを容易にするための広範な装置・機器を具備することができる。図示実施形態においては、例えば、オペレータ・コントローラ46が、汎用または特定用途向けコンピュータを用いたコンピュータ・ワークステーションの形で設けられる。また、このワークステーションは、通常、検査パルスシーケンス記述、検査プロトコル、ユーザデータ及び患者データ、生及び処理済みの両方の画像データ等を記憶するためのメモリ回路を有する。ワークステーションは、さらに、ローカル機器及びリモート機器との間でデータを受信し、交換するための種々のインターフェース及び周辺機器ドライバを有することができる。図示実施形態においては、このような周辺機器として通常のコンピュータキーボード50、及びマウス52のような代替入力装置が具備されている。また、文書及び収集されたデータから再生された画像のハードコピー出力を生成するためにプリンタ54が設けられる。オペレータ・インターフェースを使いやすくするためにコンピュータモニタ48が設けられる。さらに、システム10は、図1にまとめて参照符号56で表してあるように、種々のローカル及びリモートの画像アクセス・検査制御装置を具備することができる。このような装置としては、画像アーカイブ・通信システム、テレラジオロジー・システム等がある。
【0019】
一般に、MRIシステムに実装されるパルスシーケンスは、制御回路14内に記憶された論理及び物理の両構成セット及びパラメータ・セッティングによって定義される。図2は、制御回路36の機能構成要素とメモリ回路38に記憶されたコンフィギュレーション要素との関係を模式的に表したものである。これらの機能構成要素は、システムの論理軸及び物理軸の両方についてあらかじめ設定されたセッティングに対応させるためのパルスシーケンスの調整を容易にする。一般に、全体として参照符号58によって表されている軸制御モジュールは、制御回路36によって実行されるソフトウェア・ルーチンにより通常実施される論理−物理変換モジュール60を有する。特に、この変換モジュールは、あらかじめ設定された撮像プロトコルに基づいて特定のパルスシーケンスを定義する制御ルーチンによって実施される。
【0020】
これらの変換モジュールを定義するコードは、呼び出されると、論理構成セット62及び物理構成セット64を参照する。論理構成セットは、上に説明した種々の論理軸についてのパルス振幅、開始時点、時間遅延等のようなパラメータを含む。他方、物理構成セットには、通常、最大及び最小許容電流、切換え時間、増幅度、拡大縮小率等を含め、スキャナ自身の物理的制約条件に関するパラメータが含まれる。変換モジュール60は、これらの構成セットに定義された制約条件に従ってスキャナ12のコイルを駆動するためのパルスシーケンスを作り出すために用いられる。また、この変換モジュールは、スライスを正しく配向する(例えば回転させる)よう各物理軸に適応したパルスを定義すると共に、画像の物理軸の所望の回転あるいは再配向ないしは方向再設定に基づいて磁気回転物質をコード化する役割を有する。
【0021】
一例として、図3には、図1に示すようなシステム及び図2に示すような要求コンフィギュレーション及び変換構成要素に実装することが可能な典型的なパルスシーケンスが図解されている。図3に全体として参照符号66で示されているパルスシーケンス記述は、MRIスキャナのマグネットシステムにおける変動あるいは不安定性について特徴を抽出し、補正するために用いられるエコーを検出するためのナビゲータ勾配パルスを有する。図3のパルスシーケンス記述は一般に傾斜エコーシーケンスと呼ぶことができる。しかしながら、スピン・エコーシーケンスのような他のパルスシーケンスについても同様の特徴抽出及び補正技術を使用することが可能であるということに留意すべきである。本発明の技術は、いずれかの特定形態のパルスシーケンスに限定されるものではない。
【0022】
図3の典型的なパルスシーケンスにおいては、高周波及び傾斜パルスは、RF軸68、スライス選択軸70、読出し軸72及び位相コード化軸74を含む論理軸に沿って表すことができる。当業者には十分に理解されるように、検査のパルスシーケンス記述中には、様々な勾配が、構成セット62及び64に基づき物理軸に変換されて、論理軸上に展開される(図2を参照)。図3の例では、パルスシーケンス記述66は、持続時間Δ1を有するRF励振パルス76で始まる。この励振パルスの間に、スライス選択勾配パルス78が論理スライス選択軸70上に発生し、続いて位相再調整勾配80が生じる。その後、前位相調整勾配(prechasinggradient)82が論理読出し軸72上に生じる。図3に示す例では、この前位相調整勾配に読出し勾配84が続く。読出し勾配84の中央部分は、励振パルス76の終了後のパルスシーケンスのエコー時間に対応する時間TEの点に調整される。さらに、読出し勾配84の始めは、励振パルスの終了後の図3にΔ2と名付けられた時点に対応しているということに留意するべきである。
【0023】
上記のパルスに加えて、パルスシーケンス記述66は、論理位相コード化軸74上に生じる位相コード化勾配86を有し、この勾配はほぼスライス位相再調整勾配80に対応する期間に印加される。図3に示す勾配を合成することによって、磁気回転物質からの放射がコード化され、それが読出し勾配期間84でRFコイルにより検出される。図3に示す命名の仕方では、読出し勾配84の持続時間は全体として時間Δ3として表されている。
【0024】
MRIスキャナのマグネットシステムにおける変動あるいは不安定性は、収集データの偏移の原因になり得、延いてはこのような偏移がデータに基づいて再生された画像におけるアーティファクトや偏差の原因になることが知られている。図3に、このような変動が参照符号88、90及び92によって一般的に表されている。特に、変動88は主マグネットコイル24(図1参照)及び支持構造、床等のような外部要因によって主磁場に生じると考えることができる。さらに、他の変動90は、論理読出し軸に沿って生じ、その影響は読出し期間に収集されるデータに作用することが考えられる。最後に、変動92は、論理スライス選択軸に沿って、また論理位相コード化軸に沿って作り出される傾斜磁場に生じることが考えられる。以下に要約するように、このような変動は全て画像データに偏移を生じさせ、これが再生画像に望ましくないアーティファクトとして表示される可能性がある。
【0025】
上記のようなアーティファクトに関して特徴を抽出し補償するために、本発明の技術は、磁場変動及び不安定性の特徴的影響を求めるために使用される別途のデータ(ナビゲータデータ)を収集するため読出し軸上に展開されるナビゲータ勾配パルスをパルスシーケンス記述66内に設ける。図3に示す実施形態においては、本発明の技術は、論理位相コード化軸74に沿ってリフォーカス・パルス94を印加するステップを有する。リフォーカス・パルスは、特徴抽出ナビゲータデータの収集前に位相コード化勾配を効果的にリセットする。リフォーカス・パルス94の後にはナビゲータ勾配96が続き、図示実施形態では、このナビゲータ勾配は元の読出し勾配84と逆の極性を有する。しかしながら、読出し勾配とナビゲータ勾配との間において読出し軸上で平衡化勾配を用いる等によって、ナビゲータ勾配に読出し勾配と同じ極性を持たせることもできるということに留意するべきである。また、図示実施形態においては、ナビゲータ勾配が読出し勾配と同様にして読出し勾配のすぐ後にデータを収集するために使用されるということに留意するべきである。従って、磁場での偏移に関して特徴を抽出するために収集されるナビゲータデータは、パルスシーケンス記述の画像データ収集部に生じ得る磁場変動について高い近似性をもって特徴を表す。さらに、ナビゲータ勾配の読出し時間及び勾配振幅は、読出し勾配と等しくすることもできるし、タイミング的制約条件または自己誘導による付加的磁場摂動を最小限にするというような目的のために、時間及び振幅共低減することもできる。
【0026】
主磁場及び傾斜磁場における変動の画像データに対する典型的な特徴的影響が図4の表にまとめて示してある。図4では、(k−空間における)時間信号の特徴的変化あるいは影響と共に(フーリエ変換後における)空間信号の特徴的変化あるいは影響についても表記されている。図4には、さらに、時間信号及び空間信号の両方について、磁場変化の特徴的影響が、主磁場、読出し軸磁場、スライス選択軸磁場、及び位相コード化軸磁場毎に別々に示されている。
【0027】
上記のような磁場摂動がない状態では、パルスシーケンス記述の間の励振及びコード化より生じるエコー信号は次式によって表すことが可能である:
【数1】
Figure 0004875243
ただし、
【数2】
Figure 0004875243
ρはスピン密度パラメータであり、xは空間パラメータを表し、tは時間を表し、Sは信号を表す。k(t)の方程式中、定数γは磁気回転比(コード化された種についての定数)を表し、Gは勾配振幅であり、τは時間パラメータである。しかしながら、磁場摂動が存在する場合、上記の関係によって表されるような理想信号へのそれらの摂動の影響は下記のようにして検査することができる。
【0028】
磁場摂動がRF励振期間Δ1(図3のパルスシーケンス記述及び図4の表参照)がかなり一定であると仮定すると、理想的物理スライスの位置、厚さ及び配向はそれぞれ主磁場、スライス選択勾配磁場における変動、及び読出し軸磁場及び位相コード化勾配磁場によって変化する。RF帯域幅と比較して主磁場の摂動が小さく、傾斜磁場の変動が小さい(スライス選択勾配と比較して)場合、信号への主要な影響は、図4に示すように、信号の振幅に生じると考えられる。RF励振パルス後でデータ収集または読出しパルスの前の期間(図3のΔ2参照)においては、主磁場の変動によって次式に比例した一定の位相変調が導入される:
【数3】
Figure 0004875243
読出し軸勾配における変動は、エコー信号に次式に比例する(時間)位置偏移を導入する:
【数4】
Figure 0004875243
【0029】
最後に、スライス選択軸勾配及び位相コード化軸勾配における変動は他方でボクセル内位相ずれをもたらし、従って信号に振幅変調を導入することになる。また、これらの特徴的影響は、図4の表のΔ2欄の下に主磁場及び傾斜磁場の各々についてまとめて示されている。
【0030】
磁場摂動が図3にΔ3で示すデータ収集期間においてかなり一定であると仮定すると、主磁場の変動は線形位相変調を引き起こす。読出し軸傾斜磁場の変動はエコー位置を変化させると共に、視野(FOV)も変化させる。最後に、スライス選択軸及び位相コード化軸の傾斜磁場における変化は読出し角を傾斜させ、その結果(主として)信号に振幅変調を課す。これらの影響は、さらに図4で各変動磁場毎にまとめられている。
【0031】
図4に要約されている特徴的影響あるいは偏移は図5にグラフで表示され、全体として参照符号100で表されている。これらの偏移は、画像データ及びナビゲータデータが収集される想像上の球体102についてグラフ表示されている。図5に示すように、ある一定の偏移は、参照符号102で示すように画像データの振幅プロットに生じると見なすことが可能である。また、プロット106に示すように、0次位相偏移も生じ得る。さらに、プロット108に沿って示されているように、線形の1次位相偏移も生じ得る。
【0032】
信号振幅に対する影響は、プロット104に示されているように、いくつかの形で現れ得る。例えば、参照符号120で示すように、振幅変動(振幅の増加あるいは減少)が生じ得る。同様に、位置偏移122も生じ得る。また、これらの振幅変動及び位置偏移が同時に様々に異なる大きさで生じることもある。0次位相偏移については、プロット106に示すように、磁場の何らかの変動が所望の軸(これ沿いには位相偏移が実質的にゼロである)からの画像データの偏移を生じさせることが起こり得る。同様に、1次位相偏移108に関しては、磁場の変動が画像データに画像について予測された傾斜、あるいは所望の傾斜とは異なる傾斜126が現れるかもしれない。
【0033】
ナビゲータ勾配を用いて上記のようなマグネットシステムに関して不安定性を検出し、特徴を抽出しかつ補償する本発明の技術は、図6にグラフで示し図7に一連の論理ステップを通して要約されているプロセスを実現したものである。概して言うと、本発明の技術は、上に簡単に説明したように、位相コード化勾配なしで、その影響を打ち消してナビゲータ勾配パルスを読出し軸に沿って展開するような構成を有する。図6にk−空間データ128で示すように、画像データは、読出し勾配84に対応する画像データ収集期間に収集される(図3参照)。次に、図6にk−空間データ130で示されているように、ナビゲータ勾配96の期間にナビゲータデータが収集される。しかしながら、位相再調整の故に、全てのナビゲータデータはゼロky線に沿って収集されるということに留意すべきである。図6のk−空間に表されているように、各データセット毎にデータ行132及び134がそれぞれ収集される。実際には、データはky方向に沿って中心位置の上下で様々なシーケンスで収集することが可能であるということに留意するべきである。ナビゲータ・データセット130の各行134は、磁場の変動に対する特徴を抽出し、かつ画像データセット128の対応する行132を補正するために使用される。図7は、この特徴抽出及び補正プロセスを実行するための典型的な制御論理のステップを示したものである。
【0034】
次に図7を参照して説明すると、全体的に参照符号136で示す制御論理は、プログラムされて、メモリ回路38あるいは他のメモリデバイスに記憶され(またインターネットによる等、リモート位置からロードすることも可能である)、制御回路36あるいは他の処理装置によって実行される。この制御論理はステップ138の画像データの収集で開始される。上に述べたように、様々なパルスシーケンス記述を用いて画像データを収集することが可能である。しかしながら、一般には、画像データ、k−空間の行を埋めるように収集され、得られた信号は以後の処理に備えて記憶されてる。ステップ140では、上に説明したようにしてナビゲータデータが収集される。やはり、一実施形態においては、ナビゲータデータは、位相コード化勾配を印加することなく、あるいはデータ収集の前に位相コード化勾配をリセットした状態で、論理読出し軸上にナビゲータ勾配を印加することにより収集される。また、ナビゲータデータは経時的に逐次、ただしky=0沿いにかつk−空間画像データに対応させて収集される
【0035】
次に図7のステップ142で、本発明の技術のプロセスはステップ138及び140で収集された両方のデータセットの1次元高速フーリエ変換を行う。この場合も、ステップ142で得られる値が以後の処理に備えて記憶される。ステップ144では、変換されたナビゲータデータから0次位相偏移の特徴が抽出される。一実施形態においては、0次位相偏移は、図4に要約されているように、通常励振パルスと読出しとの間の期間及び読出し期間の両方におけるマグネットシステムの変動に起因するものと思われ、最小2乗近似法のような特徴抽出アルゴリズムを適用することによって特徴が抽出される。このようなアルゴリズムは当業者には周知である。本発明との関連では、これらのアルゴリズムを用いて図5に示すような位相軸からの近似線あるいは近似曲線の偏差として0次位相偏移が特徴抽出される。
【0036】
ステップ146では、変換されたナビゲータデータから1次位相偏移が特徴抽出される。図4に要約して示されているように、このような位相偏移は、読出し期間における時間信号については主磁場変動から生じ、また空間信号については励振パルスと読出し期間との間の期間における読出し軸傾斜磁場の変動からも生じるものと考えられる。0次位相偏移に関しては、1次位相偏移は、好ましくは、ステップ146で最小2乗近似法のような特徴抽出アルゴリズムを用いることによって特徴抽出される。その後、1次位相偏移の特徴抽出結果は以後の使用のために保存される。
【0037】
ステップ148では、変換されたナビゲータデータからバルク位置偏移が特徴抽出される。図4に示すように、このようなバルク位置偏移は、それぞれ特に読出し期間及び励振パルスと読出しシーケンスとの間の期間における主磁場及び読出し勾配磁場の変動に起因するものと考えられる。一実施形態においては、バルク位置偏移は当業者には周知の技術である相互相関によって求められる。その結果生じる位置偏移データは以後の使用のために保存される。
【0038】
ステップ150では、変換されたナビゲータデータから振幅への影響が特徴抽出される。図4に要約されているように、このような振幅への影響は、特に空間信号の場合、読出し期間における全ての傾斜磁場の変動に起因するものと考えられる。図5のグラフで示されているように、このような振幅への影響は、信号の実効振幅を増減させ、フーリエ変換後の積分ナビゲータ・エコー信号を変化させるように作用する。本発明の一実施形態の技術においては、このステップで振幅曲線の下方の面積が求められ、これによってナビゲータデータ中の上記のような何らかの振幅変動が検出され、特徴抽出される。
【0039】
ステップ152では、変換された画像データがステップ144〜150で特徴抽出された磁場不安定性あるいは変化の影響を用いて補正される。一実施形態では、この補正下記のようにして行われる。
【0040】
収集された生のデータラスタ(図6に示すようなk−空間のkx方向及びky方向沿いの)が信号またはデータセットのS(kx,ky)によって表されると仮定すると、所与のky線についてのナビゲータエコー・データはZ(kx)と表すことが可能である。上に説明したようなマグネットシステム不安定性を考慮しなければ、S(kx,ky)の2次元フーリエ変換によって次式で与えられる撮像対象の真の表現が得られる:
【数5】
Figure 0004875243
【0041】
しかしながら、マグネットシステムの不安定性が存在する場合は、データセットS(kx,ky)が破損するのでゴーストのようなアーティファクトが現出する。この場合、画像データを補正するために、ナビゲータエコー・データ(Z(kx)と表すことができる)が用いられる。具体的には、上に述べたように、各ナビゲータエコーから抽出される情報は、1)相対振幅変化、2)0次位相偏移または偏差、3)線形位相偏移または偏差、及び4)位置偏移を含み得る。
【0042】
補正手順には、ナビゲータエコー・データ(ステップ144−150との関連で上に説明したような)からこれらの4つのパラメータを求め、各ky線に対応する画像セットデータS(kx,ky)を次式で補正する操作が含まれる:
【数6】
Figure 0004875243
ただし、δAは各ナビゲータエコーの相対振幅変化(すなわち、変換されたデータの積分面積によって表される)、lxは線形位相偏移、Δは位置偏移、Φ0は0次位相偏移である。
【0043】
この補正されたデータセットS’(kx,ky)に基づいて、ステップ154に示すように、さらに1次元高速フーリエ変換を実行することによって、上記の関係式[4]に適合する補正データセットあるいはアーティファクトのない画像データセットが得られる。そして、この補正データセットは保存され、有用な画像を再生するために通常の方法で使用される。
【0044】
上記のプロセスは、例えば個別の影響あるいは上に述べた全ての影響より少数の影響について特徴抽出を行う等、一定の変更あるいは修正を行うことが可能なことは理解されよう。さらに、同様のプロセスを用いて磁気システム不安定性の空間的により高次の影響について特徴を抽出することも可能である。同様に、上に述べたように、本発明の技術は個々のパルスシーケンス記述に適合させることが可能であり、上に説明したパルスシーケンスあるいは何らかの特定のパルスシーケンス記述に限定されるものではない。
【0045】
本発明は種々の修正態様や代替態様が可能であるが、本願では添付図面に示す特定の実施形態に基づき詳細に説明した。しかしながら、本発明は本願で開示した特定の形態に限定されるものではないと考えるべきである。もっと正確に言うならば、本発明は、特許請求の範囲の記載によって規定される発明の精神及び範囲内に含まれる全ての修正態様、等価態様、及び代替態様を包括するものである。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、磁気共鳴画像診断装置等における再生画像のアーティファクトが著しく低減し、画像の明瞭性が向上するため、画像検査、診断の正確さ及び能率が少なからず改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の技術のいくつかの態様を実施する画像診断用MRIシステムの概略ブロック図である。
【図2】図1に示す形態のシステム用のパルスシーケンス記述モジュール及びコントローラの機能構成要素を示すブロック図である。
【図3】本発明のいくつかの態様による特徴抽出ナビゲータ・エコー技術を実施するMRI検査用の典型的なパルスシーケンス記述を図解したグラフである。
【図4】MRIシステムのマグネットシステムにおける何らかの変動あるいは不安定より時間ドメイン及び空間ドメインに生じる典型的な特徴的摂動あるいは偏差を示す表である。
【図5】図4の表にまとめられているようなシステムの典型的な特徴的影響を表すグラフである。
【図6】図3に示すようなナビゲータエコー技術を組み込んだ撮像シーケンスによって収集されたk−空間データを表すグラフである。
【図7】図3に示すようなナビゲータエコー技術を組み込んだ画像取込みシーケンスを実施するための典型的な制御論理を図解したフローチャートである。
【符号の説明】
10 MRIシステム
12 スキャナ
14 スキャナ制御回路
16 システム制御回路
18 患者ボア
22 患者
24 主マグネットコイル
26、28、30 傾斜磁場コイル
32 RFコイル
36 制御回路
38 メモリ回路
40 増幅・制御回路
42 送受インタフェース
44 インタフェース要素
58 軸制御モジュール
60 論理−物理変換モジュール
62 論理構成セット
64 物理構成セット
66 パルスシーケンス記述
68 RF軸
70 スライス選択軸
72 読出し軸
74 位相コード化軸
76 RF励振パルス
78 スライス選択勾配パルス
80 位相再調整勾配
82 前位相調整勾配
84 読出し勾配
86 位相コード化勾配
88、90、92 磁場変動
94 リフォーカス・パルス
96 ナビゲータ勾配

Claims (33)

  1. 磁気共鳴撮像システムのマグネットシステム不安定性に関する特徴を抽出する方法において:
    撮像対象の磁気回転物質に磁場勾配及び高周波励振パルスを印加するステップと;
    位相コード化勾配とともに、第1の極性を有する画像エコー読出し勾配を印加し、その後に前記撮像対象からの第1の磁気共鳴信号を検出するステップと;
    画像エコー読出し勾配の前に印加された位相コード化勾配の影響を除去するための位相コード化リセットパルスの後に、前記第1の極性を有する画像エコー読出し勾配とは逆の第2の極性を有するナビゲータエコー勾配を印加して、マグネットシステムの構造に起因するマグネットシステムの磁場の不安定性を表す第2の磁気共鳴信号を検出するステップと;
    前記第2の磁気共鳴信号を分析してマグネットシステム不安定性の複数の影響に関して特徴を抽出するステップと;
    を有することを特徴とする方法。
  2. 前記ナビゲータエコー勾配を前記リセットパルスの直後に印加することを特徴とする請求項記載の方法。
  3. 前記複数の影響に関する特徴抽出が、前記第2の磁気共鳴信号を表すデータについて読出し方向沿いに1次元フーリエ変換を実行し、その結果のデータを分析することによって行われることを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記複数の影響が、前記フーリエ変換後におけるナビゲータエコー信号の0次の位相偏移を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  5. 前記複数の影響が、前記フーリエ変換後におけるナビゲータエコー信号の1次の位相偏移を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  6. 前記複数の影響が、前記フーリエ変換後におけるナビゲータエコー信号のバルク位置偏移を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  7. 前記複数の影響が、前記フーリエ変換後における積分ナビゲータ・エコー信号の振幅を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  8. 撮像対象に位相コード化勾配とともに、第1の極性を有する読出し勾配パルス及び高周波パルスを印加して、前記撮像対象内の磁気回転物質から放射を生じさせるステップと;
    前記放射を検出し、前記放射を表す画像データを生成するステップと;
    位相コード化論理軸に印加されるリフォーカス勾配の後に、前記撮像対象にナビゲータ勾配パルスを印加するステップであって、前記ナビゲータ勾配パルスは、前記放射を検出するために使用された前記画像の読出し勾配パルスが有する前記第1の極性とは逆の第2の極性を有する、ステップと;
    ナビゲータエコー・パルスより生じるナビゲータエコー信号を検出し、前記ナビゲータエコー信号を表すナビゲータエコー・データを生成するステップと;
    前記ナビゲータエコー・データを分析して、前記マグネットシステムの構造に起因するスキャナのマグネットシステムにおける偏移の複数の影響に関して特徴抽出するステップと;
    前記分析に基づいて前記画像データを補正し補正画像データを生成するステップと;
    を有することを特徴とする磁気共鳴スキャナから磁気共鳴画像データを生成する方法。
  9. 前記影響が前記ナビゲータエコー・データの1次元フーリエ変換後におけるナビゲータエコー信号の0次の位相偏移を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  10. 前記影響が前記ナビゲータエコー・データの1次元フーリエ変換後におけるナビゲータエコー信号の1次の位相偏移を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  11. 前記影響がナビゲータエコー・データの1次元フーリエ変換後におけるナビゲータエコー信号のバルク位置偏移を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  12. 前記影響が前記ナビゲータエコー・データの1次元フーリエ変換後における積分ナビゲータ・エコー信号の振幅変化を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  13. 前記補正ステップが読出し方向沿いの前記画像データの1次元フーリエ変換の後に行われること、及び位相コード化方向に沿って前記補正画像データの1次元フーリエ変換を行うステップをさらに有することを特徴とする請求項記載の方法。
  14. 前記影響がスキャナの少なくとも主磁場の変動の影響を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  15. 前記影響がスキャナの少なくとも1つの論理軸磁場の変動の影響を含むことを特徴とする請求項記載の方法。
  16. 主磁場の存在下で、傾斜磁場コイルに第1の極性を有する読出し勾配と位相コード化勾配を含むパルスシーケンスを印加し傾斜磁場を形成すると共に、高周波コイルに前記パルスシーケンスを印加して撮像対象から放射を生じさせるステップと;
    前記放射を検出し、前記放射を表す画像データを生成するステップと;
    前記位相コード化勾配の影響を除去するための位相コード化リセットパルスの後に、前記撮像対象にナビゲータ読出しパルスを印加するステップであって、前記ナビゲータ読出しパルスは、前記放射を検出するために使用された画像の読出しパルスが有する前記第1の極性とは逆の第2の極性を有するステップと;
    ナビゲータエコー信号を検出し、前記ナビゲータエコー信号を表すナビゲータデータを生成するステップと;
    前記画像データ及びナビゲータデータについて読出し方向沿いに1次元フーリエ変換を行うステップと;
    変換されたナビゲータデータを分析して、前記マグネットシステムの構造に起因する主磁場あるいは傾斜磁場の変動の影響に関して特徴を抽出するステップと;
    特徴抽出された影響に基づいて前記変換された画像データを補正するステップと;
    補正された画像データに対して位相コード化方向に1次元フーリエ変換を行うステップと;
    を有することを特徴とする、磁気共鳴撮像システムの画像データを補正する方法。
  17. 前記影響がナビゲータデータの1次元フーリエ変換後におけるナビゲータエコー信号の0次の位相偏移を含むことを特徴とする請求項16記載の方法。
  18. 前記影響がナビゲータデータの1次元フーリエ変換後におけるナビゲータエコー信号の1次の位相偏移を含むことを特徴とする請求項16記載の方法。
  19. 前記影響がナビゲータデータの1次元フーリエ変換後におけるナビゲータエコー信号のバルク位置偏移を含むことを特徴とする請求項16記載の方法。
  20. 前記影響がナビゲータデータの1次元フーリエ変換後における積分ナビゲータエコー信号の振幅変化を含むことを特徴とする請求項16記載の方法。
  21. 主磁場を生成するよう構成されたマグネットと;
    主磁場の存在下で傾斜磁場を発生するよう構成された一組の傾斜磁場コイルと;
    高周波パルスを発生し、かつ前記高周波パルスに応答して撮像対象から発する高周波放射を検出するよう構成された高周波トランスミッタ/レシーバ・セットと;
    前記傾斜磁場コイル及び高周波トランスミッタ/レシーバ・セットに接続され、かつ、前記傾斜磁場コイル及び高周波トランスミッタ/レシーバ・セットに第1の極性を有する読出し勾配と位相コード化勾配を含むパルスシーケンスを印加して画像エコー信号及びナビゲータエコー信号を撮像対象内に発生させ、前記ナビゲータエコー信号は、前記放射を検出するために用いられる画像の読出しパルスが有する第1の極性とは逆の第2の極性を有し、前記位相コード化勾配の影響を除去するための位相コード化リセットパルスの後に印加されるナビゲータエコーパルスから生じ、前記画像エコー信号及びナビゲータエコー信号を検出してそれらの信号を表す画像及びナビゲータデータを生成し、前記ナビゲータデータを分析してパルスシーケンス中における主磁場及び傾斜磁場の変動の影響に関して特徴抽出するよう構成された制御システムと;
    を有することを特徴とする磁気共鳴撮像システム。
  22. 前記制御システムが、前記ナビゲータデータの分析を行うよう構成されたコンピュータ、及び画像とナビゲータデータを記憶するよう構成されたメモリ回路を有することを特徴とする請求項21記載のシステム。
  23. 前記コンピュータが、さらに、前記画像データから得られる中間画像データを補正し、前記メモリ回路にその補正された画像データを記憶するよう構成されていることを特徴とする請求項22記載のシステム。
  24. 前記ナビゲータデータの分析が読出し方向沿いの前記ナビゲータデータの1次元フーリエ変換後に行われることを特徴とする請求項23記載のシステム。
  25. 前記中間画像データが前記画像データより読出し方向沿いの前記画像データの1次元フーリエ変換によって得られることを特徴とする請求項23記載のシステム。
  26. 前記影響が1次元フーリエ変換後におけるエコー信号の0次の位相偏移、1次元フーリエ変換後におけるエコー信号の1次の位相偏移、1次元フーリエ変換後におけるエコー信号のバルク位置偏移、及び1次元フーリエ変換後における積分エコー信号の振幅変化を含むことを特徴とする請求項21記載のシステム。
  27. 主磁場を発生するよう構成されたマグネット、主磁場の存在下で傾斜磁場を発生するよう構成された一組の傾斜磁場コイル、高周波パルスを発生し、かつ前記高周波パルスに応答して撮像対象から発する高周波放射を検出するするよう構成された高周波トランスミッタ/レシーバ・セット、前記傾斜磁場コイル及び外高周波トランスミッタ/レシーバ・セットに接続された制御システムを有する磁気共鳴撮像システムの動作を制御するためのコンピュータプログラムであって:
    前記コンピュータプログラムは機械可読媒体上に記憶されていて、制御ルーチンをコード化するよう構成され
    前記制御ルーチンは、前記傾斜磁場コイル及び高周波トランスミッタ/レシーバ・セットに第1の極性を有する読出し勾配と位相コード化勾配を含むパルスシーケンスを印加し画像エコー信号及びナビゲータエコー信号を撮像対象内に発生させ、前記ナビゲータエコー信号は、前記放射を検出するために用いられる前記画像の読出しパルスの第1の極性とは逆の第2の極性を有し、前記位相コード化勾配の影響を除去するための位相コード化リセットパルスの後に印加されるナビゲータ勾配パルスから生じ、前記画像エコー信号及びナビゲータエコー信号を検出してそれらの信号を表す画像及びナビゲータデータを生成し、前記ナビゲータデータを分析してパルスシーケンス中における主磁場及び傾斜磁場の変動の影響に関して特徴抽出するよう前記制御システムに指示するための命令を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。
  28. 前記機械可読媒体が撮像システムに対してリモート位置に設けられることを特徴とする請求項27記載のコンピュータプログラム。
  29. 前記機械可読媒体が撮像システムのローカル側に設けられ、前記制御ルーチンがリモート位置からネットワークリンクを介して前記機械可読媒体に記憶されることを特徴とする請求項27記載のコンピュータプログラム。
  30. 前記制御ルーチンが、前記画像データより得られる中間画像データを補正するため、及びその補正された画像データをメモリ回路に記憶するための命令を含むことを特徴とする請求項27記載のコンピュータプログラム。
  31. 前記制御ルーチンが、分析の前に読出し方向沿いにナビゲータデータの1次元フーリエ変換を行うための命令を含むことを特徴とする請求項30記載のコンピュータプログラム.
  32. 前記制御ルーチンが、読出し方向沿いに画像データの1次元フーリエ変換を行うことによって前記画像データから前記中間画像データを導出するための命令を含むことを特徴とする請求項31記載のコンピュータプログラム。
  33. 前記影響が1次元フーリエ変換後におけるエコー信号の0次の位相偏移、1次元フーリエ変換後におけるエコー信号の1次の位相偏移、1次元フーリエ変換後におけるエコー信号のバルク位置偏移、及び1次元フーリエ変換後における積分エコー信号の振幅変化を含むことを特徴とする請求項27記載のコンピュータプログラム。
JP2001036671A 2000-03-31 2001-02-14 ナビゲータエコーによる情報を用いた磁気共鳴画像アーティファクトの修正 Expired - Lifetime JP4875243B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US09/540,820 US6586935B1 (en) 2000-03-31 2000-03-31 Magnetic resonance image artifact correction using navigator echo information
US09/540820 2000-03-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001276017A JP2001276017A (ja) 2001-10-09
JP4875243B2 true JP4875243B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=24157065

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001036671A Expired - Lifetime JP4875243B2 (ja) 2000-03-31 2001-02-14 ナビゲータエコーによる情報を用いた磁気共鳴画像アーティファクトの修正

Country Status (3)

Country Link
US (1) US6586935B1 (ja)
JP (1) JP4875243B2 (ja)
DE (1) DE10114318B4 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20030135105A1 (en) * 2000-04-26 2003-07-17 Jack Clifford R. Alignment of multiple MR images using navigator signals
DE10031705C2 (de) * 2000-06-29 2002-06-13 Siemens Ag Verfahren zum Betrieb eines Magnetresonanzgeräts sowie Magnetresonanzgerät
US6933720B2 (en) * 2001-12-11 2005-08-23 Toshiba America Mri, Inc. Sequence preconditioning for ultra-fast magnetic resonance imaging
JP4141147B2 (ja) * 2002-02-01 2008-08-27 株式会社日立メディコ 磁気共鳴イメージング装置
DE602004032242D1 (de) * 2003-07-09 2011-05-26 David O Walsh Mehrspulen-nmr-datenerfassungs- und -bearbeitungsverfahren
US7075299B1 (en) * 2003-12-12 2006-07-11 General Electric Company Method and apparatus to correct amplitude modulation in multi-echo magnetic resonance imaging
DE102004021771B4 (de) * 2004-04-30 2009-02-05 Siemens Ag Verfahren zur dynamischen Detektion der Resonanzfrequenz in Magnetresonanz-Spektroskopie-Experimenten
US8264466B2 (en) * 2006-03-31 2012-09-11 3M Innovative Properties Company Touch screen having reduced visibility transparent conductor pattern
US8811694B2 (en) 2010-09-30 2014-08-19 University Of Utah Research Foundation Intrinsic detection of motion in segmented sequences
DE102011006230B4 (de) * 2011-03-28 2013-01-24 Siemens Aktiengesellschaft Pixelweise Korrektur einer Phaseninformation in MR-Bildern unter Verwendung eines Navigatorsignals
US9041396B2 (en) 2012-01-23 2015-05-26 Siemens Aktiengesellschaft Dynamic B0 field detection by magnetic resonance navigators, and correction for multichannel reception and/or transmission RF coil configurations
KR101811720B1 (ko) * 2016-03-02 2017-12-22 삼성전자주식회사 자기 공명 영상 장치 및 그에 따른 자기 공명 영상 생성 방법

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4937526A (en) * 1988-11-23 1990-06-26 Mayo Foundation For Medical Education And Research Adaptive method for reducing motion and flow artifacts in NMR images
US5800354A (en) * 1994-11-23 1998-09-01 U.S. Phillips Corporation Method of and device for magnetic resonance imaging
DE4445782C1 (de) * 1994-12-21 1996-07-25 Siemens Ag Verfahren zur Phasenkorrektur von Kernresonanzsignalen
US5539312A (en) * 1995-02-02 1996-07-23 Mayo Foundation For Medical Education And Research Detection and measurement of motion during NMR imaging using orbital navigator echo signals
US5652514A (en) * 1996-03-25 1997-07-29 Toshiba America Mri, Inc. Correction for field variation in steady-state MRI by repeated acquisition of zero k-space line
CA2187964C (en) * 1996-10-16 2005-02-01 Kecheng Liu Sliding interleaved motsa for magnetic resonance imaging
EP0944841A1 (en) * 1997-10-16 1999-09-29 Koninklijke Philips Electronics N.V. Method of and device for determining a temperature distribution in an object by means of magnetic resonance
US6728568B1 (en) * 1999-05-31 2004-04-27 Hitachi Medical Corporation Magnetic resonance imaging method and device

Also Published As

Publication number Publication date
US6586935B1 (en) 2003-07-01
DE10114318B4 (de) 2012-11-08
JP2001276017A (ja) 2001-10-09
DE10114318A1 (de) 2001-10-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4693209B2 (ja) 磁気共鳴イメージング・システムのための高速スピン・エコーの位相補正法
US5378985A (en) Fast spin echo prescan for MRI system
US6160397A (en) Fast spin echo prescan for magnetic resonance imaging systems
US8030923B2 (en) Method and system to perform phase correction for species separation in magnetic resonance imaging
US5759152A (en) Phase-aligned NMR surface coil image reconstruction
JP6018401B2 (ja) 拡散強調エコープラナー撮像法において高次渦電流に誘発された歪みを予測補正するためのシステムおよび方法
US7027853B2 (en) Data acquisition method and apparatus for MR imaging
JP4875243B2 (ja) ナビゲータエコーによる情報を用いた磁気共鳴画像アーティファクトの修正
US9841483B2 (en) Magnetic resonance imaging method and magnetic resonance imaging apparatus
JP4481648B2 (ja) 画像中の物体の動きの影響を補償する方法
US6288545B1 (en) Method and apparatus for calibration of RF and gradient field time delays
US8583213B2 (en) Combined MR imaging and tracking
US7358731B2 (en) Determination of spatial sensitivity profiles of RF coils in magnetic resonance imaging
JP2006507071A (ja) 磁気共鳴方法
US20150177354A1 (en) Magnetic resonance method and apparatus for obtaining a scout scan of a patient containing a metallic implant
JP4481649B2 (ja) Mri中の物体の動きの影響を補償する方法
JP4447104B2 (ja) 磁気共鳴装置
JP3802891B2 (ja) ゲイン調節方法および磁気共鳴撮影装置
US10495716B2 (en) Method and magnetic resonance apparatus for distortion correction of acquired scan data of an examination object from an enlarged field of view and returning to a desired field of view thereafter
US6919722B2 (en) Image quality improvement for SENSE with low signal regions
US10132903B2 (en) Magnetic resonance imaging method, magnetic resonance imaging apparatus and magnetic resonance imaging system
US11169236B2 (en) Phase correction for echo-planar imaging
US20160124065A1 (en) Method and apparatus for correction of magnetic resonance image recordings with the use of a converted field map
US11275142B1 (en) System and method for performing motion-insensitive and quiet three-dimensional magnetic resonance imaging
CN116520226A (zh) 磁共振成像系统和方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080214

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110509

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110512

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110608

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110613

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20111024

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111125

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4875243

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term