JP4481649B2 - Mri中の物体の動きの影響を補償する方法 - Google Patents

Mri中の物体の動きの影響を補償する方法 Download PDF

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Description

本発明は、画像中の物体の動きの影響を減少させる方法、特に、磁気共鳴映像法で被写体の動きの影響を減少させる方法に関する。本発明は特に、焦点の合った画像を作り出すために患者の動きを補償する方法に関する。
磁気共鳴映像法もしくはMRIは、よく知られている医学的映像技術である。本質的にこの技術は、印加される磁場に対する或る核の磁気モーメントの反応に頼る。核の基本的な構成要素である陽子と中性子は、磁気双極子モーメントを有する。偶数の陽子と偶数の中性子を備えた核では、正味量の影響で残留磁気モーメントは存在しない。しかしながら偶数ではない原子番号(偶数ではない原子量)を備えた核は、正味量の磁気双極子を有し、それゆえに磁気モーメントを有する。室温で外部磁場が存在しない場合、媒質中では磁気モーメントの無秩序の配向を見出すことが予期される。
MRI映像システムでは、強い磁場が画像化される領域に印加される。この磁場は習慣的にz方向と称される1つの方向に印加される。印加磁場の影響は画像化される物体内の磁気双極子を整列させることである。しかしながら、双極子が全部正確に同じ方向に整列するわけではない。双極子は平行性と称される磁場と同じ方向に整列した配向、または双極子が磁場方向と反対に整列する逆行性の配向のいずれかを取り入れる傾向がある。室温では、平行の状態がエネルギーの点でわずかに有利であるせいで、核は逆行性の配位よりもわずかに平行性の配位を取り入れる傾向がある。これは結果として印加磁場と平行な媒質の全体的正味量の磁気モーメントにつながる。
核の磁気モーメントと印加磁場の結合効果が、核のモーメントと印加磁場の確実な整列を引き起こすわけではない。その代わりに、磁気モーメントが印加磁場の周りで歳差運動する。ラーモア周波数と呼ばれる歳差運動の周波数は印加磁場の強さに比例する。印加磁場が強くなるにつれて歳差運動の速度も速くなる。
事実上、核の双極子モーメントはそのように整列しており、モーメントの或る成分はz方向にあり、或る成分はラーモア周波数でx−y平面で回転していると考えることが可能である。述べたように、画像化される物体全体を通してz方向に対して逆行性よりも平行性の多くの成分が存在し、それゆえに物体に関する正味量のモーメントが存在する。しかしながら、単一磁場の存在下ではx−y平面の成分はまだ無秩序に配列し、それゆえにx−y平面で正味量のモーメントは存在しない。
印加磁場に直交してラーモア周波数でRF磁場を印加することが双極子を横切る、もしくはx−y平面に傾ける原因となる。それはまた、双極子の整列も生じさせる。したがって、最終的な結果はラーモア周波数で回転するx−y平面内の正味量の磁気モーメントとなる。
RF磁場が取り除かれるとき、受信コイル内に生じるインダクタンスのせいでこの正味量の磁気モーメントが測定されることが可能である。もちろん、いったんRF磁場が取り除かれると核の磁気モーメントが再びz方向に整列し始めるので、画像化される物体の正味量の磁化はそれがかつてあった状態に戻り始めるであろう。
生じる2つの別の減衰過程が存在する。第1は全体的磁気モーメントのz方向成分の増加である。これは、ときには縦もしくはスピン軸の緩和と称され、励起された核と格子、もしくは近接マクロ分子の間のエネルギーの転移に起因する。第1とは無関係の第2の過程は、直交rf磁場によって同相に至っていた核のモーメントの歳差運動が位相分散を生じ始めてx−y成分を減少させることである。横緩和もしくはスピン−スピン相互作用として知られている位相分散の過程は、異なる状態の核の間のエネルギー転移に起因し、磁場の不均質性からもまた由来する。両方の減衰過程で、物体に存在する異なるタイプの物質、すなわち患者の中の異なるタイプの組織が、緩和過程に影響を与えるであろう。それゆえに、異なるタイプの組織が受ける信号の強度を違えて測定することが画像のコントラストを明瞭にするであろう。
画像を形成するために、磁化の後に核によって発射され、それら核の空間位置に関する情報を有するように信号の双極子を符号化することが必要である。画像化処理は、普通、以下の項目で説明されることが可能である。先ず最初は、画像スライス、すなわち画像化されるべき小さい体積を選択し、その後、そのスライスから発散される磁気共鳴信号を空間的に符号化する工程である。これに関する根拠は、核が共鳴する周波数であるラーモア周波数が、それが所在する静磁場の強度の関数であるということである。したがって、位置の関数として磁場の強度を変化させる、すなわち磁場の勾配を導入することによって、ラーモア周波数もまた位置の関数として変わるであろう。
したがって、通常、位置と共に直線的に変化する弱い磁場が主静磁場に重畳されることでz方向に沿った磁場勾配が作り出される。その後、周波数範囲の狭いRFパルスが横断方向で印加される。そのラーモア周波数が印加RFパルスと一致する核だけが、実際にRFエネルギーを吸収し、上述した傾きと整列を受けるであろう。したがって、RF周波数を慎重に選択することによって、画像化される物体の狭いバンドもしくはスライスだけが励起されるであろう。
画像化される物体のスライスを選択的に励起するために、スライス内で空間的分解能を確立することが必要である。1次元、すなわちx方向の空間的分解能は、周波数エンコード磁場勾配の使用を通じて確立されることが可能である。RF励起パルスの直後に、選択されたスライス内の関心対象の核のすべてのスピンは同じ周波数で歳差運動するであろう。z方向に直交する追加的な勾配の適用が、1次元の空間的分解能を与える。周波数エンコード磁場勾配として知られるこの追加的な勾配は、スライスを横切ってスピンの歳差運動のラーモア周波数を変化させ、空間的分解能を可能にするであろう。
医学的なMRIに関すると、関心対象の核が殆ど排他的に水素の核であることに留意すべきである。しかしながら或る種の応用では他の核の種が関心対象である可能性がある。スライスを横切って二次元の解像度を得るために、位相符号化工程を同様に使用することが必要である。ここでは、RF励起パルスに続いて、位相エンコード磁場勾配が短時間についてy方向に加えられる。RF励起パルスの直後に、選択されたスライスのすべてのスピンが同相であり、同じ周波数で歳差運動することを想起されたい。位相エンコード磁場勾配がy方向に加えられた場合には、スピンはそれらの共鳴周波数を有し、それゆえに歳差運動の速度は、y方向に沿ったそれらの位置に従って変化するであろう。位相エンコード磁場勾配が取り除かれると、スライス内のすべての核は再び同じ静磁場強度に晒され、それゆえにスピンは再び同じ周波数で歳差運動を始めるであろう。位相エンコード磁場勾配の影響は、スピンの位相をy軸に沿ったそれらの位置に従って知られている方式で変えているであろう。その後、周波数エンコード磁場勾配が再び加えられることが可能である。
特定の周波数(およびそれゆえにx軸に沿った位置)で測定された信号は、y方向のスピンの行からの全ベクトルの寄与の合計である。もちろん測定された実際の信号はx軸に沿った全周波数成分の合成である。
周波数エンコード磁場勾配が加えられている時間に画像を作り出すために、信号がN回サンプリングされ、N個の点を有するデータのベクトルもしくは線である「peライン」を生じる。その測定をy磁場勾配の値を違えてN回測定を繰り返し、N×Nの振幅の点のマトリックスを生じる。概して、N×N画素の最終画像を作り出すために、位相エンコード工程は位相エンコード磁場勾配の異なる値でN回繰り返されねばならない。
スライスもしくは体積の画像化のための他の収集の仕組みが存在し、それは異なる方式でデータを収集するが、しかしながら基本原理は同じままである。応用可能ないくつかの異なる画像化シーケンスもやはり存在する。しかしながら、すべてのケースで、収集される生データはk空間と呼ばれるものの中にある。
画像を得るために、xおよびy軸の両方に沿ってフーリエ変換が実施され、それによってその強度が画像化スライス内の信号分布を表わすデータポイントの2Dスペクトルを作り出す。
MRI画像の収集時の患者の動きは、結果的に画像の劣化につながり、それは診断関連の情報を不明瞭にする可能性がある。各々の読み出し時間、すなわち(位相エンコードラインとして知られている)一連のN個のデータポイントの読み出しは、数ミリ秒を要するだけであるが、それに対して読み出し間の時間間隔、すなわち位相エンコード磁場勾配の次の値、は100と4000msの間である可能性がある。患者の動きによって引き起こされる大部分のぼやけとゴーストアーチファクトは、単一の読み出しの間の動きではなく、k空間内のライン間での動きに起因する。
動きはk空間のライン間でのエラーにつながり、それは、結果的に得られる画像内で、ぼやけおよびゴーストとして現れ、それは位相エンコード(pe)および周波数エンコード(fe)の方向である可能性がある。これらのエラーはpeおよびfe方向の並進の動き、および回転の動きからもやはり結果的に生じる可能性がある。読み出し方向で患者が並進することは、k空間の各ラインで、周波数依存性の位相シフトの結果となる。空間領域での回転は、やはりk空間での回転でもあり、k空間内の位置のさらに複雑な関数である、k空間の変化の結果的となる。
動きを通じて画像内に導入される画像のアーチファクトを補正する試みのために様々な技術が使用されてきた。しかしながら、患者の動きを補正するための知られている技術の大部分は追加的な走査あるいは追加的な機器すら含む可能性のある改造された信号収集技術を含む。
国際特許出願WO98/01828号は、純粋にデータ収集後の信号処理の効果を使用して画像内に導入される動きのアーチファクトの影響を低減させるための技術を開示している。そこに述べられている技術では、データは、アーチファクトを誘導する可能な動きの影響を打ち消すように操作され、操作されたデータが、画像品質が改善されるかどうかを調べるために焦点条件を使用して比較される。この技術は、動きのパラメータの空間内の高次元の探査を実施する必要性に起因して多量の処理を含む可能性がある。さらに、この方法は動きのパラメータをさらに正確に決定するためにk空間のラインのグループ化を含むが、しかしながらこのグループ化は見受けられた動きのその時間の解像度を低下させる可能性がある。
動きで誘導される画像のアーチファクトを補正する別の方法はHedley M、Hong YとRosenfeld DのProjection onto Complex Sets(POCS)法、「Motion Artifact Correction in MRI using generalized Projections」、IEEE Trans.Med.Imag.,10巻、40〜46頁、1991年である。これはバイナリマスクを形成するために良質の画像が使用される方法である。このマスクは、組織と大気の境界を規定する、すなわちマスクの外側で信号は存在しないはずである。得られる画像内で動きにより誘導されるアーチファクトは、大気中に明らかな信号を生じさせる。POCS法は、得られる画像内でマスクの外側すべてを暗黒に設定する。その後、画像データはk空間へとフーリエ変換される。測定されたデータのモジュラスおよび前段から得られる推定値の位相から新たな複素k空間が形成される。この新たなk空間が画像領域へとフーリエ変換され、そしてこの処理が反復する。しかしながら、この方法は、処理が反復するので、多量のフーリエ変換を含み、それゆえに多量の計算労力および時間を含む。さらに、この方法は、処理の前にバイナリマスクと得られる画像の空間的位置合わせを必要とし、それは常に達成することが可能であるわけではない。
本発明は、画像内で動きにより誘導されるアーチファクトを補正するための別の選択肢の方法を提供することを探求する。
本発明に従って、走査中の物体の望ましくない動きによって導入されるアーチファクトを補正された、走査された前記物体の画像を作成する方法であって、物体の走査から得られるいくつかのデータポイントを含むk空間の画像データセットをとるステップ、k空間の画像データポイントのいくつかから第1のデータセットを形成するステップ、第1のデータセットに少なくとも1つの追加データポイントを加えて第2のデータセットを形成するステップ、第1のデータセットから作成された第1の画像を第2のデータセットから作成された第2の画像と比較し、物体のいかなる動きもあったかどうかを決定するステップ、および第2の画像を補正して物体の動きを補償するステップを含む方法が提供される。
上記で検討したMRI画像は、一般的に、k空間内のデータポイントのアレーとして収集される。各々のk空間データポイントが全体的画像に寄与する。したがって、アンダーサンプリングされず、かつゼロの空間周波数を含むk空間データポイントのいかなるセットも画像を形成するために使用される可能性がある。画像の解像度は、画像を形成するのに使用されるk空間データポイントの数が増加するにつれて増大する。
したがって本発明は、同じデータセットからの低い解像度の画像とわずかに高い解像度の画像を比較して物体の何らかの動きがあったかどうかを決定することにある。
都合の良いことに、第2の(高い方の解像度の)画像は、第1の(わずかに低い方の解像度の)画像の位相を使用して補正される。もしも動きがある場合には、位相補正された画像は、概して、動きのないときよりも大きな虚部を有し、この事実が検出され、動きを判定するのに使用されることが可能である。ここでは画像という用語は、k空間からフーリエ変換(FT)を受けた後のデータセットを表わすように使用される。実際の可視画像は、k空間からFT後に得られる画像空間データの振幅を表わすものであり、すなわち位相情報ではない。
本発明は、それらデータポイントが第1のデータセットに追加されて第2のデータセットを形成する中でのみ考えられる動きをサーチする。全体画像に焦点集束させることを試みる他の焦点集束方法と比べると、必要とされる計算は本方法を使用してかなり削減される。
第1のデータセットは、いくつかの位相エンコードラインを含む可能性がある。位相エンコードラインは、特定の位相エンコード磁場勾配が印加された後にとられる一連のN個のデータポイントを表わす。都合の良いことに、第1のデータセットの位相エンコードラインは、対称的にDCにまたがる。DCは、位相エンコード磁場勾配の印加がなく、かつ周波数エンコード磁場勾配の印加がないことに対応する点、すなわちk空間のゼロもしくは中心点である。第2のデータセットを形成するように第1のデータセットに加えられるデータポイントは、都合の良いことにいくつかの位相エンコードラインから成る。DCのいずれの側に一つに2つの位相エンコードラインが加えられることが好ましい。位相エンコードラインを作っているデータポイントは、典型的には、一瞬にしてとられるので、通常では物体の動きに起因してライン内に有意の歪みが存在することはないであろう。しかしながら、画像内のすべての空間周波数を網羅する位相エンコードラインの完全なセットは、収集するのに数十秒かかる可能性があり、それは物体の動きを補償するのに必要となる結果となる可能性がある。しかしながら、位相エンコードラインが必ずしも時間的に順序に従って得られているわけではないことにもちろん留意すべきである。都合の良いことに、画像は、DCから始まって或る時間でDCについて対称的に2つのラインを加えて構築される。画像はDCに対称的にまたがるpeラインのブロックによって最良に形成される。したがって、考えられるアーチファクトを避けるために、画像を構築するときに2つの対称的なラインを加えることが一般的に好ましい。
ここでは位相エンコードラインという用語は限定として見られるべきではない。極タイプの収集で生じるような他の非デカルトデータセットが本発明の方法に使用される可能性があることは当業者にとって明らかであろう。位相エンコードラインという用語は或る特定の位相エンコード磁場勾配の値でとられるデータポイントのセットを単純に意味する。
本方法が反復的に使用される可能性があることは理解され得る。低い解像度の画像を形成する或る数のラインが、第1のデータセットとして使用される。DCのいずれかの側に位相エンコードラインが追加され、わずかに高い解像度の画像データセットが構築される。その後、このわずかに高い解像度の画像である第2の画像の位相が、何らかの動きがあったかどうかを決定するために低い解像度の第1の画像と比較され、もしもそうであればそれについて補正する。補正の後、補正されたわずかに高い解像度の画像データセットを出発点として使用して、2つのさらなるラインを加え、処理が繰り返されることが可能性がある。
都合の良いことに、補正はk空間内の追加のデータポイント上で実行される。
本発明による方法は、第1のデータセットとして単一の位相エンコードライン、通常はDCをとることによって開始されることが可能である。その後、ラインは画像を構築するときに2つ追加される可能性がある。もちろん、所望であれば、初期の第1のデータセットとしてDCについて対称のいかなる数のラインもとられることが可能である。
都合の良いことに、第1の画像を第2の画像と比較するステップは、第1の画像の位相を使用して第2の画像の位相を補正するステップおよび位相補正された第2の画像を分析していかなる動きの程度も決定するステップを含む。第1と第2の画像は、振幅と位相を備えた複素画像である。第1の画像の生のまたはk空間は、2つが(複素)画像空間へと二次元フーリエ変換される前に、第2の画像のk空間と同じサイズになるようにゼロでパッドされされる。効果的に第2の画像の各々の点で、第1の画像の対応する点の位相が差し引かれる。これは第2の画像の点ごとに第1の画像で除算することと同じである(後者が単位大きさを有するように正規化されていると仮定する)。これは、小さい虚成分を伴なう本質的に実である画像の結果となる。その虚成分の大きさが判定され、物体の動きの程度の決定に関する根拠として使用されることが可能である。位相補正された第2の画像は、それ自体で使用されることが可能であり、あるいは第1の画像もやはり位相補正されて、位相補正された第2の画像から位相補正された第1の画像が差し引かれることでハイパス画像を形成することが可能であり、その特徴が動きの程度を決定するのに使用される。第1の画像の位相補正もやはり第1の画像セットを第1の画像セットの位相で除算することで、まさに第1の画像のモジュラスである本質的に実の位相抜きの画像を与えることを含む。位相補正された第2の画像からこの位相抜きの第1の画像を差し引くことが、ハイパス画像と称されるものの結果となり、それは、本質的に、第2のデータセットを形成するように加えられるデータポイント内に含まれる新たな情報を与える。都合の良いことにハイパス画像の虚成分が使用されることが可能である。
代わりに、ハイパス画像は未補正の複素第2の画像から未補正の複素第1の画像を差し引くことによって形成されることも可能であり、このハイパス画像の特徴がいかなる動きの程度も決定するのに使用される。
都合の良いことに、物体の動きの決定は、考えられる物体の動きを推定し、考えられる物体の動きに関して追加されるデータポイントを補正しおよび、補正されたデータポイントがさらに焦点の合った画像を作り出すかどうかを決定することによって実行される。画像がさらに焦点の合ったものであるかどうかを決定するために焦点の判定基準が有効に使用される可能性がある。摂動もしくは複数の摂動が見つかるまで、2つの追加ラインにいくつかの異なる動きの摂動が試され、それが焦点判定基準を最小にする。小さい有限の個別のセットを試すのに充分な、考えられる患者の動きが、2つの新たなラインに試される。その摂動を補償するときに形成される画像への焦点判定基準を最小にするその摂動は、発生する患者の動きの増分であるはずである。
事実上、本発明の方法は、MRI走査のエルミート特性に物理的に基づいた焦点判定基準のタイプを提示し、すなわちMRI走査は、純粋に実で位相抜きであるはずである。実際のところ、様々な理由のためにそれらの位相は、画像にわたってしばしばゆっくりと変化する定常状態と摂動の和に等しい、それよりも少し複雑である。本発明の方法を為すものは、この位相補正の手順によって可能な限り実に近く戻して(高まる解像度の)画像を調節することである。
異なるタイプの並進が別々に補償されることが可能であり、例えば並進の影響が補償され、それに続いていかなる回転移動も補償される可能性がある。
使用される焦点判定基準は、多様なタイプの動き、それらがDCについて対称性であるかまたは非対称であるかで変わる可能性がある。
第1のデータセットに2つの位相エンコードラインを対称的に加えることによって第2のデータセットが形成されるとき、考えられる並進の動きは、対称性または非対称性のいずれかである可能性がある。非対称性の並進については、考えられる焦点判定基準は位相補正された第2の画像から位相補正された第1の画像を差し引くことによって形成される画像の虚部のエネルギーである。そのエネルギーは都合の良いことに、二乗の大きさの合計をとることによって見出される。代わりに、および等価的にスペクトルの虚部の位相エンコード方向に沿ってフーリエ変換を実施し、および周波数エンコード方向に沿って投影を決定することが、焦点判定基準として使用されることが可能である。
対称性の並進については、k空間内の焦点判定基準は、未補正の複素第2画像と未補正の複素第1画像の間の差の二乗の和、すなわち第2の画像のモジュラスと第1の画像のモジュラスの間の二乗平均誤差である可能性がある。しかしながら、他の焦点判定基準も可能であり、特定の仕組みについて最適化される他の判定基準が使用される可能性のあることを当業者は気付くであろう。
したがって、本発明による方法は、最初に非対称性の並進、および一般的に回転にもわたって調査を実行することにより、非対称性の焦点判定基準を最小にする移動を見出し、その後、対称性の移動にわたって調査を実行することにより対象性の焦点判定基準を最小にする移動を見出すことによって、画像を焦点合わせするために使用されることが可能である。
物体の走査は、磁気共鳴映像装置で実施されることが好ましい。
ここで添付の図面を参照しながら単なる範例に過ぎない方式で本発明が述べられるであろう。
図1を参照すると、磁気共鳴映像システム10の概略図が示されている。システム10は従来のタイプの磁気共鳴映像スキャナ12を組み入れている。スキャナ12は超伝導または抵抗型の主マグネット20を有し、これが患者の内部で原子核の磁場方向に沿った正味の整列を生じさせるのに充分な強さの磁場を発生する。スキャナ12はまた、主マグネット20の磁場の望ましくない不均質性を補正するためにシムコイル22も含む。シムコイル22によって発生される磁場は、シムコイル電力供給ユニット24によって制御される。
特定の原子核の共鳴周波数は、原子核と印加磁場の強度の特性である。空間情報を供給するために、磁場勾配はコイル26のような傾斜磁場コイルによって発生される。傾斜磁場コイルは、しばしば3つの直交方向で傾斜磁場を作り出すように配置される。傾斜磁場コイルによって作り出される磁場は、傾斜磁場コイル電力供給ユニット28によって制御される。患者の原子核から信号を生じさせるために、送信コイル30によって無線周波数の磁気パルスが作り出される。このパルスが、患者の或るスライスの体積の中の核スピンの角度を「切り換える」。そして、これらの励起されたスピンまたは磁化が、送信コイル30と同じコイルであることも可能な受信コイル内に電流を誘導する。コイル30は送信ユニット32と受信ユニット34に接続され、それらの各々がやはり周波数源36から信号を受信する。
システム10は、制御用コンピュータ38を含み、それがシステム10の構成要素の動作を制御する。コンピュータ38は勾配タイミング、磁場強度および配向の制御の形で傾斜磁場コイル電力供給ユニット28を制御する。更に、コンピュータは送信器のタイミングと共に受信ユニット34から信号を受信する。
患者の組織の画像を形成するために、患者がシステム10内に入れられ、静的および/または変化する傾斜磁場の多様な組み合わせで一連の測定値が取られる。患者の組織から得られる信号は、組織の特性、磁場勾配強度、勾配の配向および、印加される無線周波数パルスに関係するタイミング具によって決まる。変化する勾配は、受信信号の位相、周波数および強度を符号化する。時間の関数として受信された信号は順序化されたセットを形成し、それがその後の処理のためにコンピュータ38のメモリ内に記憶される。
引き続く信号処理ステージでは、受信された信号の順序化セットにフーリエ変換が実施され、画像を形成するために信号を階調へと割り当てるのに変換のモジュラスが使用される。受信された信号のセットは、k空間に存在すると言われる。
従来式のMRIでは、データ収集の間に患者が動く場合には、受信される信号が影響を受け、k空間の信号の一部が崩される。画像が再構成される方式が理由で、この動きは全体の画像に影響を及ぼし、最終画像内のぼやけおよび/またはゴースト映像の原因となる。
図3は画像に与える動きの影響を示している。図3aは最大解像度のMRI画像を示している。図3bは同じ画像であるが処理された変移を伴なった画像を示している。その変移は、DC+18のラインで導入されたものであって、1画素の周波数エンコード変移および−2画素の位相エンコード変移で構成される。形成された画像に与える影響は極めて明らかであって、移動を伴なった画像は明らかに、焦点集束および明確さで劣る。したがってそのような画像の診断的価値は、それ相応に下がる。
ここで図2を参照すると、システム10の動作の機能ブロック図が示されている。コンピュータ38は、スキャナ12を制御してそこから情報を受け取り、ディスプレイ50上で画像を作成するためにこの情報を使用する。この画像は初期に再構成される画像である。初期画像が崩れているとシステム10の操作者が考える場合には、追加的な信号処理ルーチンが選択される。代わりに、さらなる信号処理が自動的に生じる可能性がある。いずれのケースでも、記憶された画像データは患者の動きの影響を削減するように処理される。
本発明では、焦点合わせは、低い解像度の画像を焦点集束させ、その後、わずかに高い解像度へと進み、追加されるまさに新たなデータポイントに集中するという増加の手順によって実施される。本発明の一実施形態では、わずかに高い解像度の画像は、低い解像度の画像に2つの追加の位相エンコードラインを加えることによって形成される。言い換えると、DCに対称的にまたがる2m+1の位相エンコードラインが考えられ、ここでmは小さい正の整数である。これらは位相エンコード空間周波数、またはk空間、ラインkであり、ここで−m≦k≦mであり、k=0でDCである。各々の位相エンコード(PE)ラインはnfe個のデータポイントで構成され、すなわちそれらデータポイントは周波数エンコード方向で取られる。位相エンコードライン内のnfe個のデータポイントは1秒の数分の1で取得され、それゆえに普通では位相エンコードライン内部で有意の画像歪みが動きの影響から生じることはないであろう。
fe個の点によるこの(2m+1)の第1のデータセットから、低い解像度の複素MRI画像I2m+1が普通の方式で二次元フーリエ変換(FT)によって形成されることが可能である。図4はこの方式で得られる低い解像度の画面の例を示している。図4aでは画像の焦点は合っており、図4bでは画像の焦点は合っていない。本発明に従った方法は帰納的であるので、低い解像度の画像は処理の早いステージで焦点合わせされる。
本処理法は、言わばDCにある単一のラインを焦点集束していると見なし、一度に2つのラインをDCについて対称的に構築して画像を形成することによって開始されることが可能である。
焦点集束されたI2m+1画像から、I2m+1よりもわずかに高い解像度であってやはりDCにまたがる(2m+3)×nFE画像I2m+3が形成される。この画像はPEラインkで構成される生のK空間データに2−DのFTを行なうことによって得られ、ここで−m−1≦k≦m+1である。一般的には、ラインk=m+1またはk=−m−1で患者の未補償の動きが生じている可能性があることが特に原因となって、この画像は焦点が合っていないであろう。前の画像が焦点集束されていたので、追加された2つの新たなPEラインに集中することのみが必要とされる。言い換えると、PEおよびFE方向の変移、およびそれらのラインで生じる回転が決定される。ラインm+1上のa画素量およびライン−m−1上のb画素量の患者の移動は(a+b)/2の対称性の移動と(a−b)/2の非対称性の移動の和として分解されることが可能である。「対称性」のケースでは、患者の動きはラインk=m+1とk=−m−1上の同じ量によるものである。非対称性のケースでは、PEラインk=−m−1上の動きはラインk=m+1のPMを負にしたものである。一般則を損なうことなく、これらの移動はk空間内のDCライン上の何らかの「基準」位置との関係であると考えることが可能である。
目的は、最後の2つの追加ラインについて、対称性のFE移動δxsym、PE移動δysym、および患者の角回転移動δθsymを推定し、かつ非対称性の移動δxasym、δyasym、およびδθasymもやはり推定することである。2つの新たなラインが一般的に時間的に順序に従って加えられる必要はないこと、いかなる普通のデカルトタイプのPEライン収集順序も起こるであろうことに留意すべきである。しかしながら、当業者によって理解されるであろうが、「ハーフフーリエ」タイプの収集法または極タイプの螺旋型収集法といった他のタイプの収集法が本発明の方法に提供される可能性がある。
いったんわずかに高い解像度のMRI画像I2m+3が形成されると、この画像の位相がさらに低い解像度の画像I2m+1の位相によって補正され、これらの画像は概してモジュラスと反対の複素画像である。画像ディスプレイ手段上に表示される画像はモジュラスイメージである。
位相画像は、複素画像を各点でそれに対応するモジュラス画像で除算して規定されることが可能である。したがって、低い解像度の画像I2m+1の位相画像は低い解像度の複素画像を各点でそれに対応するモジュラスイメージで除算することによって形成されることが可能である。DC0=I2m+1とすると、I2m+1の位相画像はDC0n=DC0./D0であり、ここで./は点毎の除算を示し、D0はDC0のモジュラスイメージであり、すなわちD0=|DC0|である。
高い方の解像度の、焦点ずれが考えられる画像DC2=I2m+3は、したがって点毎に低い方の解像度の位相画像で除算されることで位相補正された画像DC2_correctedを与える。DCについて対称的にPEラインを追加することによって画像の解像度は増加的にて増大するので、通常では画像の位相が極めて目に見えて変化することはない。したがって、位相補正された高い方の解像度の画像DC2_correctedは、大部分は実画像であり、虚部は実部と比較すると概して小さい。
低い方の解像度の画像I2m+1をそれ自体の位相画像で除算することで位相補正された画像DC2_correctedを与えることもやはり可能である。事実上、これは位相抜きの実在の画像であって低い方の解像度のモジュラス画像と同じモジュラスを備えている。
その後、位相補正された低い方の解像度の画像DC0_correctedが位相補正された高い方の解像度の画像から差し引かれることで、ハイパス画像と称されるものを形成することが可能である。事実上、このハイパス画像は余分のPEラインのデータの追加に起因して画像内に新たな情報、または新たに分解された「刷新」を与える。
2つの新たな「焦点から外れた」ラインが、患者の非ゼロの非対称性の動きに起因して非対称の移動で追加されると、ある程度の画像エネルギーが、位相補正された高い方の解像度の画像または2つの位相補正された画像間の差から形成されたハイパス画像のいずれかの仮想部分へと移動する。
図5は位相補正された高い方の解像度の画像の虚部を示している。図5aは患者の動きがなく、かつ画像の焦点が合っているケースを示し、それに対して図5bは患者の未補償の動きが存在するケースを示している。患者の動きのせいで焦点から外れているとき、増大したレベルのリップルが見受けられ、その強度は焦点外れの量と共に増大している。リップルは主に画像内の追加されたPEラインの空間周波数で生じ、位相エンコードの方向に認められる。
これは、周波数エンコードの値119で取られる図5の画像を通る断面を示す図6を参照するとさらに明瞭に見ることが可能である。ここでは、焦点の合っていないケースでリップルの量が増えていることを明らかに見ることが可能である。したがって、位相補正された高い方の解像度の画像の虚部内のエネルギーは、患者のいかなる動きの程度も決定するための焦点判定基準として使用されることが可能である。虚部内に存在するエネルギーはその二乗の大きさの和を形成することによって決定されることが可能である。
代わりに、殆ど等価の焦点判定基準は、位相補正された高い方の解像度の虚部のモジュラスのスペクトルに注目することによって見出されることが可能である。画像は位相エンコード方向に沿ってフーリエ変換され、点毎にモジュラスがとられる。結果的に得られるスペクトルは図7に示されており、焦点から外れたケースについては図5bに例示されている。これは、k空間の119であった新たなラインの周波数に大きく集中したリップルの影響を示している。図8は垂直方向のPE軸上に投影される図7のスペクトルを示している。ここでもやはり、焦点の合っていない曲線がさらに多くのエネルギーを有することを見受けることが可能である。この曲線よりも下のエネルギーもまた、非対称性の動きに関する焦点判定基準として使用されることが可能である。
患者の対称性の動きについては、上記の焦点判定基準は概して最適ではなく、別のものが使用されるべきである。これは、(2m+3)ラインの焦点のずれた画像内のリップルエネルギーがここで一層多く実部に現れ、それにより、その主な寄与が実画像から由来して、虚部の画像からの第2次の貢献をのみ有する、モジュラスイメージ上に現れることが示され得るという理由による。2乗平均に基づいて低い解像度の焦点の合ったモジュラスイメージを高い方の解像度のモジュラスイメージ|Im+3|と比較する場合には、焦点ずれが存在するときに、これはリップルの増大に起因する2つの画像間のさらに高い二乗平均距離として現れるはずである。したがって、2つの複素画像Im+1とIm+3の間の差の二乗和は、患者の対称性の動きを検出するための焦点判定基準として使用されることが可能である。
したがって、本発明の一実施形態では、典型的には手順は以下のように進行する可能性がある。
i)焦点の合った第1の画像に対応するいくつかの位相エンコードラインの第1のデータセット取り、
ii)第1のデータセットのいずれかの側に2つのラインを追加することで第2のデータセットを形成し、
iii)2つの新たなラインに患者の非対称性の動きの(個別の)増分δxasym、δyasym、およびδθasymを適用することで考えられる第2のデータセットを形成し、
iv)考えられる第2のデータセットの2DのFTによって第2の画像を形成し、
v)第1の画像の位相によって第2の画像の位相を補正し、かつ位相補正された第1と第2の画像の差からハイパス画像を形成し、
vi)非対称性焦点判定基準値を決定し、
vii)(ゼロを含む)すべての個別の非対称性の移動についてステップ(iii)から(vi)を繰り返し、
viii)非対称性の焦点判定基準の最小値を生じさせる非対称性の個別の移動を識別し、
ix)患者の対称性の動きの移動の(個別の)増分δxsym、δysym、およびδθsymを2つの新たなラインに適用し、それにより、考えられる第2のデータセットを形成し、
x)考えられる第2のデータセットの2DのFTによって第2の画像を形成し、
xi)複素第2の画像から複素第1の画像を差し引いた差を決定し、
xii)対称性の焦点判定基準値を決定し、
xiii)すべての個別の対称性移動(ゼロを含む)についてステップ(ix)から(xii)を繰り返し、
xiv)対称性の焦点判定基準の最小値を生じさせる個別の対称性の移動を識別し、
xv)識別した対称性および非対称性の移動について第2のデータセットを補正し、
xvi)最大の解像度に到達するまでステップ(i)から(xv)を繰り返して補正された第2のデータセットを新たな第1のデータセットとしてとる。
個別の対称性または非対称性の移動にわたるサーチは、2次元で3Dサーチすることであって、この動き移動について画像またはその生データを補正することに関して適切な焦点判定基準を最小にする移動を見出すことを目的とする。
上記で示唆した焦点判定基準は、説明した虚部及びモジュラス画像の観点で公式化されるが、しかし例えばその他の判定基準もやはり関連のある位相画像の観点から公式化されることが可能である。当業者は気付くであろうが、位相補正されたハイパス画像に基づいた焦点判定基準の多くの変形例が存在する。
いかなる焦点判定基準とものように、DCライン付近のPE移動のある程度の推定の失敗はあり得るが、しかしながらこれは、極めて小さいPE位相が含まれるときにそのような移動が実際では画像の主観の焦点に殆ど無視することが可能な影響を有することが理由である。同様に、DCからはっきりと離れているさらに高い周波数のPEラインに関するPE移動の推定の失敗があると思われる可能性がある。これは、移動によって引き起こされるPE位相誤差がモジュロ2πに包まれることが理由であるが、この影響もやはりそれ自体で焦点外れを引き起こすことはないが、状態の物理学から生じる。
選択された焦点判定基準の正当化は以下の通りである。yが(画像内の)pe位置を表わし、xがfe位置を表わす場合に、複素MRI画像がまさに多数の個別の点A(x,y)の総和であると仮定する。このときそのような画像Iに対応するk空間は
Figure 0004481649
であり、ここで−nfe/2≦j≦nfe/2、−npe/2≦k≦npe/2であり、各peラインにnfe+1個の点、合計でnpe+1のpeラインがあると仮定している。
k空間ラインを−m≦k≦mでまとめることから得られる(2m+1)×nfe生データのマトリックスR2m+1を形成する。このマトリックスはnpe×nfeマトリックスへと対象にゼロで引き伸ばされ、その後に2Dフーリエ変換されてI2m+1に至る。上述したように、I2m+1が位相補正されると、複素画像の振幅A(x,y)は事実上それらの位相を取り除くことによって実となり、それゆえにそれらはこれ以降実数であると考えられる。
ここでk=m+1およびk=−m−1で2つの新たなPEラインを、FEでδxおよびPEでδyの非対称性の移動を伴なって追加すると考える。新たな(焦点の合っていない)ラインは
Figure 0004481649
であり、ここで−nfe/2≦j≦nfe/2である。また、
Figure 0004481649
であり、ここで画像の位相補正の後ではA(x,y)は実であると考えることが可能である。以上を
Figure 0004481649
と書くことが可能である。患者の動きが生のk空間データ上で位相誤差として現れることに留意すべきである。
第1の近似に対しては、δxとδyは小さく、普通では1もしくは2画素程度であるので、第1の近似を
Figure 0004481649
と書くことが可能である。それらの焦点が合わされると、2つの新たなラインはエルミート対、すなわち
Figure 0004481649
を形成し、ここで*は対のFT(すなわちハイパス画像)が実であることを意味する複素共役である。患者の非ゼロの動きが存在すると、式(1)と(2)から
Figure 0004481649
であり、ここで実数定数c=2π{j.δx/nfe+(m+1)δy/npe}である。
ここで、(位相補正された)複素画像I2m+3
Figure 0004481649
である。
最後の項は、患者の動き(すなわち焦点外れ)が存在するときに、位相補正された2m+3ライン画像に対する虚部の出現を起こす。この虚部は、ハイパス画像であって、追加された新たなラインの周波数、すなわちm+1でその大部分のエネルギーを含み、これは新たなラインによって寄与されるフーリエ成分である。
実際では、途中で為される様々な近似が存在するがそれらは上記の分析を部分的に有効にするだけである。焦点の合った2m+3ラインの位相補正された画像が虚部を有しても、上記の分析は点A(x,y)から生じる影響を考慮に入れておらず、それは低解像度の画像内で殆ど解決されない。しかしながら、それは、新たなライン上に患者の非ゼロの動き移動が存在するときに新たなラインの対でエルミートミスマッチから生じる虚部画像への余分の寄与があるであろうことを示すのに役立ち、非対称性の焦点判定基準の選択を支持する。
同様に、2つのライン上で患者の対称性の動きが存在するとき、その影響が実画像上で振動を設定することであると示すことが可能であり、それはモジュラス画像|I2m+3|の振幅の振動に対する第1次の影響として寄与する。(対照的に、虚部上の摂動は第2次の影響である。)|I2m+3|と|I2m+1|を比較すると振動は最もよく検出され、それは対称性の焦点判定基準の選択を促進する。
本発明は、或る特定の収集仕組みと或る焦点判定基準に関連させて以上に説明されてきた。しかしながら、本発明の本質から逸脱することなく他の仕組みおよび判定基準が使用される可能性があることに当業者は気付くであろう。
磁気共鳴映像システムを示す概略図である。 図1のシステムの動作を示す機能図である。 最大解像度のMRI画像上の物体の動きの影響を示す図である。 最大解像度のMRI画像上の物体の動きの影響を示す図である。 図3に示されたそれよりも低い解像度の画像を示す図である。 図3に示されたそれよりも低い解像度の画像を示す図である。 本発明の一実施形態に従って位相補正された画像の虚部を示す図である。 本発明の一実施形態に従って位相補正された画像の虚部を示す図である。 位相エンコード方向で図5を通る典型的な断面を示す図である。 位相補正された画像の虚部のモジュラスのスペクトルを示す図である。 図7の位相エンコード軸への投影を示す図である。

Claims (36)

  1. 磁気共鳴映像法(MRI)の走査中の物体の望ましくない動きによって導入されるアーチファクトを補正された、走査された前記物体の画像を作成するために磁気共鳴映像(MRI)システムの作動方法であって、
    a)物体の走査から得られるいくつかのデータポイントを含むk空間の画像データセットをとるステップ、
    b)k空間の画像データポイントのいくつかから第1のデータセットを形成するステップ、
    c)第1のデータセットに少なくとも1つの追加データポイントを加えて第2のデータセットを形成するステップ、
    d)物体のいかなる動きもあったかどうかを決定するために第1のデータセットから作成された第1の画像を第2のデータセットから作成された第2の画像と比較するステップ、および
    e)物体の動きがあったことが決定された場合に物体の動きを補償するために前記少なくとも1つの追加データポイント補正するステップを含む方法。
  2. 物体のいかなる動きもあったかどうかを決定するために、第1の画像の位相が前記第2の画像の位相と比較される請求項1に記載の方法。
  3. 第1のデータセットがいくつかの位相エンコードラインを含む請求項1または請求項2に記載の方法。
  4. 第1のデータセットの位相エンコードラインが対称的にDCにまたがる請求項3に記載の方法。
  5. 第2のデータセットを形成するために第1のデータセットに追加されるデータポイントは、いくつかの位相エンコードラインを含む請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 追加される位相エンコードラインの数は、2である請求項5に記載の方法。
  7. DCの各々の側に1つの位相エンコードラインが追加される請求項6に記載の方法。
  8. ステップe)から生じる補正された第2のデータセットを第1のデータセットとして指定すること、およびステップc)からステップe)を繰り返すことを含むステップを含む請求項1から7のいずれか一項に記載の方法。
  9. ステップb)の第1のデータセットは最初、単一の位相エンコードラインである請求項8に記載の方法。
  10. 単一の位相エンコードラインがDCにある請求項9に記載の方法。
  11. 第1の画像と前記第2の画像とを比較するステップが、第1の画像の位相を使用して第2の画像の位相を補正しおよびいかなる動きの程度も決定するために位相補正された第2の画像を分析するステップを含む請求項1から10のいずれか一項に記載の方法。
  12. 第2の画像の位相が、それを第1の画像の位相で除算することによって補正される請求項11に記載の方法。
  13. 位相補正された第2の画像の分析が、その虚成分の程度を決定することを含む請求項11または請求項12に記載の方法。
  14. 位相補正された第1の画像が位相補正された第2の画像から差し引かれてハイパス画像を形成し、ハイパス画像の特徴が動きの程度を決定するために使用される請求項12または請求項13に記載の方法。
  15. ハイパス画像の特徴が、その特徴の虚成分の程度である請求項14に記載の方法。
  16. ハイパス画像が第2の画像から第1の画像を差し引くことによって形成され、ハイパス画像の特徴がいかなる動きの程度も決定するために使用される請求項1から11のいずれかに記載の方法。
  17. 物体の動きの判定が、考えられる物体の動きを推定し、考えられる物体の動きについて追加データポイントを補正し、かつ補正されたデータポイントがさらに焦点の合った画像を与えるかどうかを決定することによって実行される請求項1から16のいずれか一項に記載の方法。
  18. 焦点判定基準が、補正されたデータポイントがさらに焦点の合った画像を与えるかどうかを決定するために使用される請求項17に記載の方法。
  19. 磁気共鳴映像法(MRI)の走査中の物体の望ましくない動きによって導入されるアーチファクトを補正された、走査された前記物体の画像を作成する磁気共鳴映像(MRI)システムであって、
    a)データポイントを生成するために物体の走査を行うMRI画像手段と、
    b)i)物体の走査から得られるいくつかのデータポイントを含むk空間の画像データセットをとり、
    ii)k空間の画像データポイントのいくつかから第1のデータセットを形成し、
    iii)第1のデータセットに少なくとも1つの追加データポイントを加えて第2のデータセットを形成し、
    iv)物体のいかなる動きもあったかどうかを決定するために第1のデータセットから作成された第1の画像を第2のデータセットから作成された第2の画像と比較し、
    v)物体の動きがあったことが決定された場合に物体の動きを補償するために前記少なくとも1つの追加データポイントを補正するようにプログラムされたコンピュータ手段とを含む磁気共鳴映像(MRI)システム。
  20. 第1の画像および第2の画像は、それぞれ、位相を有し、物体のいかなる動きもあったかどうかを決定するために、一方の位相が他方の位相と比較される請求項19に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  21. 第1のデータセットがいくつかの位相エンコードラインを含む請求項19または請求項20に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  22. 第1のデータセットの位相エンコードラインが対称的にDCにまたがる請求項21に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  23. 第2のデータセットを形成するために第1のデータセットに追加されるデータポイントは、いくつかの位相エンコードラインを含む請求項19から22のいずれか一項に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  24. 追加される位相エンコードラインの数は、2である請求項23に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  25. DCの各々の側に1つの位相エンコードラインが追加される請求項24に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  26. コンピュータ手段は、vi)前記b)の前記v)から生じる補正された第2のデータセットを第1のデータセットとして指定することと、前記b)の前記iii)から前記b)の前記v)を繰り返すこととを含む追加の処理を実行することによって繰り返して動作するようにプログラムされる請求項19から25のいずれか一項に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  27. 前記bの前記ii)の第1のデータセットは最初、単一の位相エンコードラインである請求項26に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  28. 単一の位相エンコードラインがDCにある請求項27に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  29. コンピュータ手段は、第1の画像の位相を使用して第2の画像の位相を補正すること、およびいかなる動きの程度も決定するために位相補正された第2の画像を分析することによって、第1の画像と第2の画像とを比較するようにプログラムされる請求項19から28のいずれか一項に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  30. コンピュータ手段は、第2の画像の位相を第1の画像の位相で除算することによって第2の画像を補正するようにプログラムされる請求項29に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  31. コンピュータ手段は、位相補正された第2の画像をその虚成分の程度を決定することによって分析するようにプログラムされる請求項29または請求項30に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  32. コンピュータ手段は、ハイパス画像を形成するために、位相補正された第1の画像を位相補正された第2の画像から差し引くようにプログラムされ、ハイパス画像の特徴が動きの程度を決定するために使用される請求項29から31のいずれか一項に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  33. ハイパス画像の特徴が、その特徴の虚成分の程度である請求項32に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  34. コンピュータ手段は、第2の画像から第1の画像を差し引くことによってハイパス画像を形成するようにプログラムされ、またいかなる動きの程度も決定するためにハイパス画像の特徴を使用するようにプログラムされる請求項19から28のいずれかに記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  35. コンピュータ手段は、考えられる物体の動きを推定し、考えられる物体の動きについて追加データポイントを補正し、かつ補正されたデータポイントがさらに焦点の合った画像を与えるかどうかを決定することによって、物体の動きを判定するようにプログラムされる請求項19から34のいずれか一項に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
  36. 焦点判定基準が、補正されたデータポイントがさらに焦点の合った画像を与えるかどうかを決定するために使用される請求項35に記載の磁気共鳴映像(MRI)システム。
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