JP4693209B2 - 磁気共鳴イメージング・システムのための高速スピン・エコーの位相補正法 - Google Patents

磁気共鳴イメージング・システムのための高速スピン・エコーの位相補正法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明の分野は、核磁気共鳴イメージング(MRI)方法及びシステムである。より具体的には、本発明は、画像アーティファクトを減少させるための高速(ファスト)スピン・エコーのパルス・シーケンスの補償に関する。
【0002】
【従来の技術】
人体組織のような物質が一様の磁場(分極磁場B0 )にさらされると、組織内のスピンの個々の磁気モーメントは、この分極磁場に沿って整列しようとするが、各スピン固有のラーモア周波数でランダムな秩序で分極磁場の周りを歳差運動する。物質すなわち組織が、xy平面内に存在すると共にラーモア周波数に近い周波数を持つ磁場(励起磁場B1 )にさらされると、整列した正味の磁気モーメントMzがxy平面に向かって回転すなわち「傾斜」して、正味の横磁気モーメントMtを生成し得る。励起信号B1 を停止させた後に、このように励起されたスピンによって信号が放出され、この「MR(磁気共鳴)」信号を受信して処理することにより画像を形成することができる。
【0003】
これらの信号を用いて画像を形成するときに、磁場勾配(Gx 、Gy 及びGz )が用いられる。典型的には、撮像領域は、採用されている特定の局在化方法に応じてこれらの勾配が変化する一連の測定サイクルによって走査される。結果として得られたMR受信信号の組をディジタル化すると共に処理して、多くの周知の再構成手法のうち1つを用いて画像を再構成する。医用画像を作成するために現在用いられている殆どのMR走査は、必要なデータを取得するのに何分間もの時間を必要とする。走査時間を短縮させると、患者のスループットが増大し、患者の快適さが増すと共に、モーション・アーティファクトを減少させることにより画質が改善されるので、この走査時間の短縮は重要な課題である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
分単位でなく秒単位で走査を完了し得るパルス・シーケンスも存在している。その1つは、高速取得緩和強調(RARE)シーケンスであり、Magnetic Resonance in Medicine誌、第3巻、第823頁〜第833頁(1986年)のJ. Hennig等の論文「RAREイメージング:臨床MR用の高速撮像方法(RARE Imaging: A Fast Imaging Method for Clinical MR)」に記載されている。RAREシーケンスは、Carr-Purcell-Meiboom-Gillシーケンスから発生されるRF再集束エコーを利用した高速スピン・エコー・シーケンスである。これらの高速スピン・エコー(「FSE」)走査では、渦電流、B0 の不安定性、勾配増幅器の忠実度の低さ、磁気ヒステリシス及び高次のマクスウェル項等に起因する画像アーティファクトが非常に生じ易い。1995年1月3日にR.S. Hinksに付与された米国特許第5,378,985号「MRIシステム用の高速スピン・エコー・プレスキャン(Fast Spin Echo Prescan For MRI Systems)」において、各々の患者の走査に先立って、位相誤差の一部を測定すると共に、これらの誤差を補償するように高速スピン・エコー・パルス・シーケンスを変更する方法が開示されている。この方法は、ゴースト画像アーティファクトを実質的に減少させるが、位相誤差の根本的な原因が多数同時に存在していたり互いに相互作用を及ぼし合ったりするような状況では、アーティファクトを含まないFSE画像を作成するのは困難である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、FSEパルス・シーケンスを調節し、これにより、MRIスキャナによって生ずる位相誤差を減少させるためにFSE走査に先立って実行される処理である。より明確に述べると、この処理は、k空間の中央からエコー信号を取得するようにFSEパルス・シーケンスを実行する工程と、読み出し勾配軸に沿った1次の位相シフトについてFSEパルス・シーケンスを補償するために、取得されたエコーから位相シフト及び読み出し勾配補償パルスを算出する工程と、k空間の中央から更なるエコー信号を取得するようにFSEパルス・シーケンスを実行する工程と、位相エンコード勾配軸に沿ったゼロ次及び1次の位相シフトについてFSEパルス・シーケンスを補償するために、前述の更なるエコーから位相シフト及び位相エンコード勾配補償パルスを算出する工程と、k空間の中央からもう1つのエコー信号を取得するようにFSEパルス・シーケンスを実行する工程と、スライス選択勾配軸に沿った位相シフトについてFSEパルス・シーケンスを補償するために、前述のもう1つのエコーからスライス選択勾配補償パルスを算出する工程とを含んでいる。各々の勾配軸が補償されるのに伴い、更なる中央k空間エコーを取得するのに用いられるFSEパルス・シーケンスは、位相誤差を補償するように修正されたものとなる。
【0006】
【発明の実施の形態】
先ず、図1には、本発明を組み込んだ好ましいMRIシステムの主要な構成要素が示されている。システムの動作は、キーボード及び制御パネル102と表示装置104とを含んでいる操作者コンソール100によって制御される。コンソール100はリンク116を介して独立したコンピュータ・システム107と連絡しており、コンピュータ・システム107により、操作者はスクリーン104上での画像の形成及び表示を制御することが可能になる。コンピュータ・システム107は、画像プロセッサ・モジュール106と、CPUモジュール108と、メモリ・モジュール113とを含んでいる。コンピュータ・システム107は、画像データ及びプログラムを記憶するためのディスク記憶装置111及びテープ・ドライブ112に結合されており、また、高速シリアル・リンク115を介して別個のシステム制御部122と連絡している。
【0007】
システム制御部122は、CPUモジュール119と、シリアル・リンク125を介して操作者コンソール100に接続されているパルス発生器モジュール121とを含んでいる。リンク125を介して、システム制御部122は実行されるべき走査シーケンスを指示する命令(コマンド)を操作者から受け取る。これらの命令に応答して、パルス発生器モジュール121は、RF励起パルスのタイミング、大きさ及び形状、並びにデータ取得ウィンドウのタイミング及び長さを指示するデータを発生し、また、パルス発生器モジュール121は一組の勾配増幅器127に接続されており、走査中に発生される勾配パルスのタイミング及び形状を制御する。パルス発生器モジュール121はまた、患者に接続されているいくつかの異なるセンサから信号を受け取る生理学的取得制御器129から患者データを受け取り、また、患者及び磁石系の状態に関連した様々なセンサから信号を受け取る走査室インタフェイス回路133に接続されている。走査室インタフェイス回路133を介して、患者位置決めシステム134もまた、走査に望ましい位置へ患者を移動させるための命令を受け取る。
【0008】
パルス発生器モジュール121によって発生される勾配波形は、Gx 増幅器とGy 増幅器とGz 増幅器とで構成されている勾配増幅器システム127に印加される。各々の勾配増幅器は、全体的に参照番号139で示されているアセンブリ内の対応する勾配コイルを励起して、取得されたMR信号を空間的にエンコードするのに用いられる磁場勾配を発生する。勾配コイル・アセンブリ139は、磁石アセンブリ141の一部を形成しており、磁石アセンブリ141はまた、分極用磁石140と全身型RFコイル152とを含んでいる。
【0009】
システム制御部122内に設けられている送受信器モジュール150がパルスを発生し、これらのパルスは、RF増幅器151によって増幅され、送信/受信(T/R)スイッチ154によってRFコイル152に結合されて、RF励起磁場B1を発生する。患者の体内の励起された核によって発生されるMR信号は、同じRFコイル152によって検知されて、送信/受信スイッチ154を介して前置増幅器153に結合される。送信/受信スイッチ154は、パルス発生器モジュール121からの信号によって制御されて、送信モード時にはRF増幅器151をコイル152に電気的に接続し、受信モード時には前置増幅器153を接続する。
【0010】
RFコイル152によって検知されたMR信号は、基準信号を用いてフィルタ処理され、復調され、送受信器モジュール150によってディジタル化されて、システム制御部122のバックプレーン118を介してメモリ・モジュール160へ転送される。走査が完了してデータ・アレイの全体がメモリ・モジュール160内に取得されたときに、アレイ・プロセッサ161が、このデータを画像データ・アレイへフーリエ変換する。この画像データは、シリアル・リンク115を介してコンピュータ・システム107へ伝送されて、ここで、ディスク・メモリ111に記憶される。
【0011】
図2を詳細に参照すると、補償されるべき高速スピン・エコーMRパルス・シーケンスは2DFT RAREシーケンスであり、ここでは16個のMRエコー信号が取得されている。明瞭にするために図2には4つのエコー信号301〜304のみを示しているが、更に12個のエコー信号が発生されて取得されることが理解されよう。これらのMRエコー信号は、患者を通過するスライスに横磁化を形成するようにGzスライス選択勾配パルス306を存在させた状態で発生される90°RF励起パルス305によって発生される。この横磁化は、16個の選択的180°RF再集束(リフォーカシング)パルス307及び同時に印加されるスライス選択勾配パルス300の各々によって再集束されて、MRスピン・エコー信号301〜304を発生し、これらの信号301〜304はGx 読み出し勾配パルス308を存在させた状態で取得される。各々のMRスピン・エコー信号301〜304は、それぞれのGy 位相エンコード・パルス309〜313によって別個に位相エンコードされる。各々の位相エンコード・パルスの大きさは異なっており、256個の値を通じて段階的に変化して、1回の完全な走査中に256個の別個のビューを取得する。各々のMRスピン・エコー信号は、各々の信号の256個のサンプルをディジタル化することにより取得され、結果として、1つの画像のための走査の完了時には、取得されたデータに対して2次元フーリエ変換(2DFT)を施すことにより256×256ピクセルの画像が形成される。
【0012】
図2のFSEパルス・シーケンスは、CPMG(Carr-Purcell-Meiboom-Gill)エコー・トレインを用いて単一のエコー・トレイン(又は「ショット」)の範囲内で多数のビューをエンコードしている。これらのエコー信号は、空間情報を正確にエンコードすべきである場合には位相が揃っていなければならない。エコー信号に望ましくない位相シフトが存在していると、再構成画像にゴースト、ボケ及び信号損失が生ずる。これらの位相シフトは、空間的に独立なものである(すなわちゼロ次)可能性もあるし、又はシステム・イソセンタからの位置の関数として変動するものである(すなわち空間的に1次及びより高次)可能性もある。本発明の一側面は、3つの勾配軸の各々に沿ってこれらゼロ次及び1次の位相誤差を予備走査(プレスキャン)処理中に測定することができ、これらの望ましくない位相シフトに起因する画像アーティファクトを実質的に解消するようにFSEパルス・シーケンスを修正すなわち補償することができるというものである。
【0013】
本発明の好適実施例のFSE走査は、図1のMRシステムによって実行されるプログラムの指令の下で実行される。以下で述べるように、好適実施例では、所要の補正用情報を収集するように修正された一連のFSEパルス・シーケンスの実行を含むプレスキャンをFSE走査の直前に実行する。次いで、補正用情報を用いてFSEパルス・シーケンスを変更し、このFSEパルス・シーケンスをMRデータを取得する走査時に用いて、MRデータから正確な画像を再構成することができる。この手順はまた、MRIシステムの較正処理として用いることもでき、この場合には、各々の患者毎に別個のプレスキャンを行う必要がなく、すなわち、手順を大幅に単純化することができる。
【0014】
図3A及び図4を詳細に参照すると、プレスキャン処理の第1段階は、処理ブロック401に示すように、図4のFSEパルス・シーケンスを実行するものである。読み出し勾配308並びにスライス選択勾配306及び300は、図2の実際のFSEパルス・シーケンスと正確に同じ方法で発生される。位相エンコード勾配パルス(例えば、309及び310)は、通常の態様で発生されるが、k空間の最も中央に位置するビューをサンプリングするのに用いられる2つのエコー320及び322の際に発生されない点が異なる。これら中央ビュー用の位相エンコード勾配はオフになっている。換言すれば、最も中央の2つのk空間ビューを取得するFSEパルス・シーケンスのショットが発生され、位相エンコード勾配は、エコー信号320及び322の各々が取得される前にオフになる。この修正されたFSEパルス・シーケンスを走査の各々のスライス毎に繰り返し、処理ブロック402に示すように、結果として取得されたエコー信号320及び322の全てを読み出し軸(好適実施例ではx)に沿ってフーリエ変換する。各々のスライス位置において得られた「投影」は、読み出し軸(x)に沿った各位置でのI及びQの大きさの値のアレイであり、これらの値を用いて、次の式のようにして各々の位置でのエコー信号の位相を算出する。
【0015】
φ=tan-1(I/Q) (1)
第1のエコー信号320についてのこれらの位相値のプロットを、例として図7の破線403によって示し、第2のエコー信号322についての位相値を点線404によって示す。走査の各々のスライスについて同様な「位相プロファイル」が算出される。
【0016】
図3A及び図7を詳細に参照すると、処理ブロック405に示す次の段階は、読み出しのイソセンタにおける2つのエコー信号321及び302の間の位相差(Δφ0)を算出するものである。この位相差Δφ0 が所定の値(例えば、0.5°又は1.0°)よりも小さいならば、ゼロ次補正は必要でなく、処理は先に進む。他の場合には、処理は判定ブロック406においてループして戻り、処理ブロック407において位相補正計算が行われる。ゼロ次位相誤差を補正するためには、測定された位相差Δφ0 の約2分の1に等しい補正値を算出し、180°RF再集束パルス307の各々の位相にこの角度を加算して、180°RF再集束パルス307の位相を90°RF励起パルス305に対して変更する。FSEパルス・シーケンスのこの変更は、処理ブロック408において、走査の各々のスライスについて行われる。
【0017】
次いで、変更後のFSEパルス・シーケンスに対して、各々のスライスについてこの手順を繰り返す。この処理は、各々のスライスについての位相差が、判定ブロック406において試験される際に所定の値の範囲内に納まるまで繰り返される。
【0018】
図3A及び図7を詳細に参照すると、この処理は、処理ブロック410へ続き、読み出し軸に沿った1次の位相シフトについて各々のスライス毎にFSEパルス・シーケンスを補正する。より明確に述べると、第1のエコー信号320の位相プロファイル403の傾き(dφ1 /dx)及び第2のエコー信号322の位相プロファイル404の傾き(dφ2 /dx)が算出され、これらの傾きの間の差(Δdφ/dx)が測定される。判定ブロック411に示すように、この差が所定の限度を上回っている場合には、プレスキャンはループして戻り、当該スライスについてFSEパルス・シーケンスを更に補償する。処理ブロック412において、傾きの差Δdφ/dxを磁気回転定数γ(すなわち、4257Hz/ガウス)で除算することにより、読み出し勾配面積に対する補正値が算出される。処理ブロック413に示すように、この算出された勾配面積の調節は、図4のFSEパルス・シーケンスの読み出し勾配位相分散用(ディフェーザ)パルス414(図2)に加算されて、読み出し勾配補償パルス324を形成する。次いで、各々のスライスについての傾きの差Δdφ/dxが判定ブロック411で試験される際に所定のレベルを下回るまで、プレスキャンが繰り返されて読み出し勾配パルス324が調節される。
【0019】
プレスキャン手順の次の部分では、FSEパルス・シーケンスの位相エンコード軸に沿った位相誤差が測定されて補償される。図3Bを詳細に参照すると、処理ブロック420に示すように、この部分は、図5のFSEパルス・シーケンスを用いて達成される。このパルス・シーケンスは、RFパルス305及び307、並びにスライス選択勾配パルス306及び300等のように、多くの点で図2のパルス・シーケンスと同じであるが、読み出し勾配パルス308及び位相分散用パルス324がオフになっている点が異なる。このことは図5において、読み出し勾配パルス308が存在しない状態で最も中央の2つのk空間エコー信号320及び322を取得していることによって示されている。位相エンコード方向では、FSEショットの全体を通じて正規の位相エンコード勾配パルス(例えば、309及び310)が通常の態様で発生されているが、中央のk空間ビューをサンプリングするのに用いられる2つのエコー信号320及び322の取得中に発生されない点が異なる。これら2つのエコー信号のためには、位相エンコード勾配軸に沿って「読み出し様(readout-like)」勾配パルス328及び330が発生される。読み出し様勾配パルス328及び330の両側では負の勾配ローブが発生されており、ゼロ次の勾配モーメントを無化している。加えて、勾配パルス328及び330、並びにこれらの勾配パルスに関連する負のローブの大きさをエコー間隔の限度に応じて最小限にして、これらの勾配パルス及び勾配ローブが生じさせる可能性のあるあらゆる付加的な位相誤差を減少させる。この振幅の最小化は、相対的に低い読み出し帯域幅を選択するか、又はこの手順のこの部分の間では視野を増大させるかのいずれかにより達成することができる。両方のアプローチとも、別個に用いることも、組み合わせて用いることもでき、SNRの向上という付加的な利点を有する。
【0020】
図3B及び図7を詳細に参照すると、上で行ったように、取得された両エコー信号320及び322は、処理ブロック421において位相エンコード軸に沿ってフーリエ変換されて、位相プロファイル403及び404が算出される。y軸のイソセンタにおける位相差(Δφ0 )はここでも、処理ブロック422において2つの位相プロファイル403及び404から決定され、判定ブロック423で決定される際に位相差が所定の量を上回っている場合には、補正が行われる。調節が必要な場合には、処理ブロック424において、測定された位相差の実質的に2分の1(Δφ0 /2)である位相補正を算出して、処理ブロック425において適用し、90°RF励起パルス305の位相をRF再集束パルス307に対してシフトさせる。この位相調節は、走査の各々のスライスについて16個のショットの各々に対して、判定ブロック423において試験される際に対応する全てのFSEパルス・シーケンスが所定の限度内に納まる位相差を発生するようになるまで行われる。
【0021】
更に図3B及び図7を参照すると、次の段階は、位相エンコード勾配軸(好適実施例ではy)に沿った1次の位相シフトについて各々のスライス毎にFSEパルス・シーケンスを補償するものである。処理ブロック430に示すように、第1のエコー信号320の位相プロファイル403の傾き(dφ1 /dy)及び第2のエコー信号322の位相プロファイル404の傾き(dφ2 /dy)が算出され、これらの傾きの間の差(Δdφ/dy)が測定される。判定ブロック432に示すように、この差が所定の限度を上回っている場合には、処理はループして戻り、当該スライスについてFSEパルス・シーケンスを更に補償する。処理ブロック434において、傾きの差Δdφ/dyを磁気回転定数γで除算することにより、位相エンコード勾配に対する補正値が算出されて、位相エンコード勾配面積補正値が形成される。処理ブロック436に示すように、この算出された勾配面積の調節は、RF励起パルス305の後で且つ第1のRF再集束パルス307の前に印加されるFSEパルス・シーケンスの位相エンコード勾配パルス340に加算される。各々のスライスについての傾きの差Δdφ/dyが判定ブロック432で試験される際に所定のレベルを下回るまで、この補正処理が繰り返されて位相エンコード補償パルス340が調節される。
【0022】
この手順の第3段階では、3つ全ての勾配軸に沿った勾配に起因するスライス選択軸に沿った位相誤差が補償される。図3Cを詳細に参照すると、この段階は、処理ブロック440によって示すように、図6のパルス・シーケンスを用いて達成される。このパルス・シーケンスは、図2のFSEパルス・シーケンスと同じRFパルス305及び307を用いるが、前段階からの位相補正が盛り込まれている。同様に、読み出し勾配パルス308は、このFSEパルス・シーケンスと同じであるが、位相分散用勾配パルス414は、読み出し勾配補償パルス324によって置き換えられている。ショットにおける各々のエコー信号取得に先立って、通常の位相エンコード・パルス(例えば、309及び310)が印加されるが、位相エンコードは2つのエコー信号320及び322の取得中にはゼロに設定される。この手順の前段階と同様に、エコー信号320及び322は、k空間の最も中央のビューをサンプリングする。前段階で算出された位相エンコード補償用勾配パルス340が印加されて位相エンコード軸に沿った位相誤差を最小化し、通常のスライス選択勾配パルス306及び300が印加される。
【0023】
処理ブロック422に示すように、取得されたエコー信号320及び322はフーリエ変換されて、処理ブロック444において、変換後の各信号の積分値が算出されて、その面積を測定する。判定ブロック446において、この積分値がその可能な最大値に達しているか否かを決定する試験を行って、達していなければ、処理ブロック448に示すように、スライス選択補償パルス350の値がインクリメントされる。次いで、修正後の図6のパルス・シーケンスを用いて、2つのエコー信号320及び322を再取得し、フーリエ変換の積分値を再び算出する。この積分の値は、補償用勾配パルス350の面積が最適となるまで増大し、その後、積分の値は下降し始める。判定ブロック446において最大積分値が検出されたときに、較正は完了し、システムはブロック450において処理から出る。中央k空間エコーの積分値をこの態様で最大化することにより、スライス選択勾配軸に沿った1次の位相差が補償される。
【0024】
これでFSE補償処理が完了する。この補償処理によって決定された位相シフト及び補償用勾配パルス324、340及び350が図2のFSEパルス・シーケンスに付加されて、通常の態様で患者からの画像データを取得するのに用いられる。幾つかの原因によって生ずる位相誤差が、FSEパルス・シーケンスに対するこれらの変更によって相殺されて、画像アーティファクトが実質的に減少する。
【0025】
以上に述べた好ましい方法の1つの論理的な変形では、位相エンコード軸及びスライス選択軸に沿った位相補正を先ず行い、最終段階として読み出し軸に沿った位相補正を行う。この変形は、実際の撮像シーケンスによく似たパルス・シーケンスを用いてゼロ次の位相誤差が決定される点で有利である。
【0026】
また、好適実施例では、ゼロ次の位相誤差は2回測定され、うち1回は、位相エンコード勾配軸に沿った位相誤差の測定時であり、もう1回は、読み出し勾配軸に沿った位相誤差の測定時である。ゼロ次の位相シフト補正は、両方の測定から算出することもできるし、又は一方の測定のみから算出することもできる。選択の仕方によって全走査時間が変化することはないので、両方の測定を用いるのが好ましい。
【0027】
中央k空間の2つのエコーの間のゼロ次及び1次の位相差を算出する際に多くの変形が存在していることに留意されたい。ここでは、位相差を算出する1つの単純なアプローチ(すなわち、個々のエコーについてゼロ次及び1次の位相を先ず求め、次いで差を取る)を記載したが、複素エコー信号から先ず位相差を取り、次いで、位相差からゼロ次及び1次の位相を得るという代替的な方法も存在する。この後者のアプローチは、位相折り返しの問題を相対的に免れ易い。言うまでもなく、位相差は、IEEE Transactions on Medical Imaging誌、第MI−6巻、第1号、1987年3月のAhn及びChoの「自己補正及びヒストグラム分析に基づくNMRイメージングにおける新たな位相補正方法(A New Phase Correction Method in NMR Imaging Based on Autocorrection and Histogram Analysis)」によって提案されたアルゴリズムを用いて得ることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を採用しているMRIシステムのブロック図である。
【図2】従来のFSEパルス・シーケンスのグラフである。
【図3A】本発明のプレスキャン処理の好適実施例の流れ図である。
【図3B】本発明のプレスキャン処理の好適実施例の流れ図である。
【図3C】本発明のプレスキャン処理の好適実施例の流れ図である。
【図4】読み出し勾配軸に沿った位相誤差を補償するのに用いられる修正されたFSEパルス・シーケンスのグラフである。
【図5】位相エンコード勾配軸に沿った位相誤差を補償するのに用いられるもう1つの修正されたFSEパルス・シーケンスのグラフである。
【図6】スライス選択勾配軸に沿った位相誤差を補償するのに用いられる更にもう1つの修正されたFSEパルス・シーケンスのグラフである。
【図7】図4〜図6のパルス・シーケンスによって行われる位相誤差測定のグラフである。
【符号の説明】
100 操作者コンソール
102 キーボード及び制御パネル
104 表示装置
111 ディスク記憶装置
112 テープ・ドライブ
115 高速シリアル・リンク
116 リンク
118 バックプレーン
125 シリアル・リンク
139 勾配コイル・アセンブリ
140 分極用磁石
141 磁石アセンブリ
152 全身型RFコイル
300 スライス選択勾配パルス
301、302、303、304、320、322 エコー信号
305 90°RF励起パルス
306 Gz スライス選択勾配パルス
307 選択的180°RF再集束パルス
308 Gx 読み出し勾配パルス
309、310、311、313 Gy 位相エンコード・パルス
324 読み出し勾配補償パルス
328、330 「読み出し様」勾配パルス
340 位相エンコード補償用勾配パルス
350 スライス選択補償パルス
403、404 エコー信号の位相値
414 読み出し勾配位相分散用パルス

Claims (10)

  1. RF磁場をRF励起パルスにより発生させ、続いて一連のRF再集束パルスと、読み出し磁場勾配、位相エンコード磁場勾配及びスライス選択磁場勾配の各磁場勾配を印加して、取得しようとするエコー信号を空間的にエンコードする形式の高速スピン・エコー(FSE)パルス・シーケンスを用いることにより、磁気共鳴データを取得する走査を実行する磁気共鳴イメージング・システムにおいて、前記走査を行うに先立ち、位相差を補償するために、前記FSEパルス・シーケンスを少なくとも一回調節するプレスキャン方法において
    (a)第1の調節されたFSEパルス・シーケンスを用いて磁気共鳴データを取得する工程と、
    (b)前記工程(a)において取得された前記磁気共鳴データから、前記読み出し勾配磁場による補正に対応する1次の位相誤差を算出する工程と、
    (c)第2の調節されたFSEパルス・シーケンスを用いて磁気共鳴データを取得する工程と、
    (d)前記工程(c)において取得された前記磁気共鳴データから、前記位相エンコード磁場勾配による補正に対応する1次の位相誤差を算出する工程と、
    (e)前記工程(a)又は前記工程(c)において取得された前記磁気共鳴データから空間的に不変な磁場補正に対応するゼロ次の位相誤差を算出する工程と、
    (f)第3の調節されたFSEパルス・シーケンスを用いて磁気共鳴データを取得する工程と、
    (g)前記工程(f)において取得された前記磁気共鳴データから前記スライス選択磁場勾配による補正に対応する1次の位相誤差を算出する工程と、
    (h)前記工程(b)、(d)、(e)及び(g)において算出された前記位相シフト補正により前記FSEパルス・シーケンスを、前記読み出し磁場勾配パルス、位相エンコード磁場勾配パルス、スライス選択磁場勾配パルスを補正して調節する工程と、
    有することを特徴とするプレスキャン方法。
  2. 前記工程(c)において用いられる前記第2の調節されたFSEパルス・シーケンスは、前記工程(b)において算出された位相シフト補正を含んでいる請求項1に記載のプレスキャン方法。
  3. 前記工程(f)において用いられる前記第3の調節されたFSEパルス・シーケンスは、前記工程(d)において算出された位相シフト補正を含んでいる請求項2に記載のプレスキャン方法。
  4. 前記工程(h)において前記FSEパルス・シーケンスに施される前記調節は、前記RF励起パルスの後で且つ前記一連のRF再集束パルスの前に読み出し勾配補償パルスを付加する工程を含んでいる請求項1に記載のプレスキャン方法。
  5. 前記工程(h)において前記FSEパルス・シーケンスに施される前記調節は、前記RF励起パルスの後で且つ前記一連のRF再集束パルスの前に位相エンコード勾配補償パルスを付加する工程を含んでいる請求項4に記載のプレスキャン方法。
  6. 前記工程(h)において前記FSEパルス・シーケンスに施される前記調節は、前記RF励起パルスの後で且つ前記一連のRF再集束パルスの前にスライス選択勾配補償パルスを付加する工程を含んでいる請求項5に記載のプレスキャン方法。
  7. RF磁場をRF励起パルスにより発生させ、続いて一連のRF再集束パルスと、読み出し磁場勾配、位相エンコード磁場勾配及びスライス選択磁場勾配の各磁場勾配を印加して、取得しようとするエコー信号を空間的にエンコードする形式の高速スピン・エコー(FSE)パルス・シーケンスを用いることにより、磁気共鳴データを取得する走査を実行する磁気共鳴イメージング・システムであって、前記走査を行うに先立ち、位相差を補償するために、前記FSEパルス・シーケンスを少なくとも3回以上調節するプレスキャンを実行する磁気共鳴イメージング・システムにおいて、
    読み出し勾配軸に沿った1次の位相誤差を測定するように第1の調節されたFSEパルス・シーケンスを実行する第1の手段と、
    位相エンコード勾配軸に沿った1次の位相誤差を測定するように第2の調節されたFSEパルス・シーケンスを実行する第2の手段と、
    スライス選択勾配軸に沿った1次の位相誤差を測定するように第3の調節されたFSEパルス・シーケンスを実行する第3の手段と、
    前記第1、第2及び第3の手段により測定された前記1次の位相誤差を用いて、撮像走査を実行するのに用いられるFSEパルス・シーケンスを、前記読み出し磁場勾配パルス、位相エンコード磁場勾配パルス、スライス選択磁場勾配パルスを補正して調節する第4の手段と、を備えている磁気共鳴システム。
  8. 前記第4の手段は、前記FSEパルス・シーケンスを実行するときに前記磁気共鳴システムにより発生されるRFパルスの相対的な位相を変更する手段と、
    前記FSEパルス・シーケンスを実行するときに前記磁気共鳴システムにより発生される補償用勾配パルスを付加する手段と、を含んでいる請求項7に記載の磁気共鳴システム。
  9. 前記第1、第2及び第3の手段は、RF励起パルス及び一連のRF再集束パルスを発生する手段と、
    位相エンコード勾配パルスを発生する手段と、
    前記RF励起パルス、及び前記RF再集束パルスの各々が発生されるときにスライス選択勾配パルスを発生する手段と、
    読み出し勾配パルスを発生する手段と、
    各々のRF再集束パルスの後に生ずる核磁気共鳴信号を取得する手段と、を含んでいる請求項7に記載の磁気共鳴システム。
  10. 前記第1、第2及び第3の手段はそれぞれ、k空間の中央領域をサンプリングする核磁気共鳴信号を取得する手段を含んでいる請求項7に記載の磁気共鳴システム。
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