JP2008284058A - 使い捨て着用物品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1,第2シート及び弾性部材から形成された外包体を備えた使い捨て着用物品を効率的に製造できる方法を提供する。
【解決手段】第1シート21(21S),第2シート22(22T)及び両シート間に配設された弾性部材23,24から形成された外包体2を備え,第1シートは外包体2全域に亘って配され,第2シートは外包体2の一部領域に配され,外包体2に複合伸縮部から形成されたギャザーが設けられ,複合伸縮部は,両シートが複合伸縮部の伸縮方向に間欠的で且つ直交する方向において連続的な線状接着剤41Aからなる接合部により互いに接合され,両シートが弾性部材23,24に亘って延びる襞を形成して構成された使い捨て着用物品1の製造方法であって,線状接着剤41Aを第2シートの素材22Sにその流れ方向に沿って塗工し,第2シートの素材22Sを切断し,第2シートを90度反転し,第2シートを,弾性部材23,24が配された第1シートに線状接着剤41Aにより接合して前記複合伸縮部を形成する。
【選択図】図11

Description

本発明は、使い捨ておむつ等の使い捨て着用物品の製造方法に関する。
従来より、吸収性コアを含む吸収性本体と該吸収性本体の非肌当接面側に接合された外包体とを備えた使い捨ておむつにおいて、外包体に弾性部材を外包体の幅方向に沿って配設してギャザーを形成したものが知られている(例えば下記特許文献1参照)。このような構成の使い捨ておむつを連続的に製造する場合、いわゆる横流れ方式(おむつがその幅方向に連続したおむつ連続体を経て、おむつを製造する方式)により製造するのが一般的である。
横流れ方式でおむつを製造する場合、ギャザーを形成する弾性部材は、流れ方向(MD方向)に沿って配されることになる。一方、弾性部材を挟持固定するシートは、長尺状で供給され、弾性部材固定用の接着剤が塗工されるが、この接着剤は、スプレーやコーターを用いて該シートに全面的に又は間欠的に塗工されるか、あるいはコームガン、スプレーを用いて弾性部材に直接塗工されている。
また、幅方向に沿って配設された弾性部材によってギャザーが形成されたおむつにおいて、おむつの長手方向に沿って延びる線状接着剤を、おむつの幅方向に間欠的に塗工して、ギャザーを形成する弾性部材を、おむつを形成するシートに接合したものが知られている(例えば下記特許文献2参照)。このような構成のおむつにおいては、複数本の弾性部材に亘って連続して延びる襞を容易に形成することができる。
しかし、横流れ方式でおむつを高速で製造する場合、おむつの流れ方向と直交する方向(CD方向)に延びるように線状接着剤を塗工することは極めて困難であるので、特許文献2記載のおむつは、いわゆる縦流れ方式(おむつがその長手方向に連続したおむつ連続体を経て、おむつを製造する方式)によって製造される。このとき、弾性部材は、おむつの流れ方向と直交する方向に伸長した状態で加工しなくてはならない。
特開2000−126229号公報 実用新案登録第2518953号公報
しかしながら、外包体を備えたおむつ(特にパンツ型おむつ)は、通常、外包体の長手方向全域(特に腰周り部分一帯)に亘って弾性部材が配設されるため、連続生産の効率上、弾性部材の伸長方向とおむつの流れ方向とが一致する横流れ方式が圧倒的有利であり、縦流れ方式を採用することは生産効率の面から現実的ではない。また、前述した通り、おむつの流れ方向と直交する方向に延びる接着剤を塗工することは、極めて困難である。
以上の点は、外包体を備えた、使い捨ておむつ以外の使い捨て着用物品においても同様である。
従って、本発明の目的は、第1シート、第2シート及び両シート間に配設された複数本の弾性部材から形成された外包体を備えた使い捨て着用物品の製造方法において、襞が容易に形成されるギャザーを有する使い捨て着用物品を効率的に製造することができる使い捨て着用物品の製造方法を提供することにある。
本発明は、第1シート、第2シート及び両シート間に配設された複数本の弾性部材から形成された外包体を備え、第1シートは外包体の全域に亘って配され、第2シートは外包体の一部領域のみに配されており、外包体には、複合伸縮部から形成されたギャザーが設けられており、複合伸縮部は、第1シート及び第2シートが複合伸縮部の伸縮方向に間欠的で且つそれに直交する方向において連続的な複数本の線状接着剤からなる接合部により互いに接合され、第1シート及び第2シートそれぞれが各々複数本の前記弾性部材に亘って連続して延びる複数本の襞を形成することにより構成されている使い捨て着用物品の製造方法であって、複数本の線状接着剤を、長尺状の第2シートの素材にその流れ方向に沿って塗工し、線状接着剤が塗工された第2シートの素材を所定形状に切断して第2シートを得、得られた第2シートをその流れ方向に対して90度反転し、90度反転させた第2シートを、前記弾性部材が所定位置に配された第1シートに線状接着剤により接合して前記複合伸縮部を形成する使い捨て着用物品の製造方法を提供することにより前記目的を達成したものである。
本発明の使い捨て着用物品の製造方法によれば、第1シート、第2シート及び両シート間に配設された複数本の弾性部材から形成された外包体を備えた使い捨て着用物品の製造方法において、襞が容易に形成されるギャザーを有する使い捨て着用物品を効率的に製造することができる。
以下、本発明の使い捨て着用物品の製造方法について、その好ましい一実施態様に基づき図面を参照しながら説明する。本実施態様は、本発明をパンツ型使い捨ておむつの製造方法に適用したものである。
本実施態様の製造方法の説明に先立ち、該製造方法によって製造される使い捨て着用物品としての第1形態のパンツ型使い捨ておむつについて説明する。第1形態のパンツ型使い捨ておむつは、図1〜図4に示すように、吸収性コア34を含む吸収性本体3と吸収性本体3の非肌当接面側に接合された外包材2とを備え、長手方向に腹側部A、股下部C及び背側部Bに区分されており、腹側部A及び背側部Bの両側縁部同士が接合されて一対のサイドシール部11、ウエスト開口部12及び一対のレッグ開口部13が形成されているパンツ型使い捨ておむつである。
また、外包材2は、外層シート21、内層シート22及び両シート21,22間に配設された複数本の弾性部材23,24,26から形成されており、吸収性本体3は、外包材2の腹側部Aから背側部Bに跨って配設されている。外包材2の腹側部A及び背側部Bにおける胴回り部D及びウエスト部Fには、それぞれ複合伸縮部4(図9参照)から形成された胴回りギャザーG1及びウエストギャザーG2が設けられている。
ここで、外層シート21、内層シート22及び外包材2は、それぞれ本発明における「第1シート」、「第2シート」及び「外包体」に該当する。弾性部材23,24,26は、外包材2の幅方向(図2における左右方向)に沿って配されている。
詳述すると、第1形態のパンツ型使い捨ておむつ1は、図1〜図4に示すように、液透過性の表面シート32、液不透過性又は撥水性の裏面シート33及び両シート32、33間に介在配置された液保持性の吸収性コア34を有する実質的に縦長の吸収性本体3と、吸収性本体3の裏面シート33側(非肌当接面側)に接合された外包材2とを備えている。吸収性本体3は、外包材2の腹側部Aから背側部Bに跨って配設されているが、吸収性本体3の長手方向端部は、外包材2の長手方向端部よりも長手方向内方に後退している。吸収性本体3は、接着剤、ヒートシール、超音波シール等による本体接合部15によって外包材2に接合されている。
尚、使い捨ておむつ(吸収性物品)全体の長手方向、外包材2の長手方向及び吸収性本体3の長手方向は一致しており(これら長手方向は、図2における上下方向である)、従って、使い捨ておむつ(吸収性物品)全体の幅方向、外包材2の幅方向及び吸収性本体3の幅方向も一致している(これら幅方向は、図2における左右方向である)。また、「長手方向端部」とは、長手方向に延びる方向の端部であり、「側縁部」とは、幅方向に延びる方向の端部である。
外包材2は、図2に示すように、その両側縁部が、長手方向中央部において内方に括れた砂時計形の形状を有しており、おむつの輪郭を画成している。外包材2は、その長手方向に、着用者の腹側に配される腹側部A、背側に配される背側部B及びその間に位置する股下部Cに区分される。腹側部A及び背側部Bは、それぞれ外包材2の長手方向前後部に相当し、股下部Cは外包材2の長手方向中央部に相当する。外包材2は、その腹側部Aの両側縁部と背側部Bの両側縁部とが互いに接合され、使い捨ておむつ1にはウエスト開口部12及び一対のレッグ開口部13が形成されている。この接合によって、使い捨ておむつ1の左右両側縁部には一対のサイドシール部11,11が形成され、パンツ型を形成している。この接合には、ヒートシール、高周波シール、超音波シール等が用いられる。
第1形態においては、表面シート32及び裏面シート33は、図3に示すように、それぞれ矩形状である。吸収性コア34は、図5に示すように、平面視で砂時計型である。表面シート32、裏面シート33及び吸収性コア34は、一体化されて、縦長の吸収性本体3を形成している。表面シート32、裏面シート33及び吸収性コア34としては、それぞれ、従来からこの種のおむつに用いられているものと同様のものを用いることができる。例えば、吸収性コア34としては、高吸収性ポリマーの粒子及び繊維材料から構成され、ティッシュペーパ(図示せず)によって被覆されているものを用いることができる。
尚、吸収性コア34の平面視形状は、図5に示す形状に制限されない。
また、外包材2が液不透過性の場合には、吸収性本体3において裏面シート33は必ずしも必須ではない
吸収性本体3の長手方向両側部には、図2〜図4に示すように、液抵抗性又は撥水性で且つ通気性の素材から構成された側方カフス35、35が設けられている。各側方カフス35の自由端部近傍には、側方カフス弾性部材36が伸長状態で配されている。これにより、使い捨ておむつ1を着用させる際に、側方カフス弾性部材36が収縮することによって側方カフス35が起立して、吸収性本体3の幅方向への液の流出が阻止される。側方カフス35の形成用の側方カフス形成シート37は、図3及び図4に示すように、おむつの状態において、吸収性本体3の幅方向外側の所定幅の部分37Aが、裏面シート33の肌当接面側に巻き下げられ、吸収性コア34と裏面シート33との間に固定されている。
外包材2は、図2、図3及び図6に示すように、外層シート21、内層シート22及び両シート21,22間に配設された複数本の弾性部材23,24,26から形成されている。尚、図6は、外包材2を、仮想的に内層シート22を除去した状態で外層シート21の内面側から視た展開平面図である。内層シート22は2点鎖線で示されている。外層シート21はおむつの外面をなし、内層シート22は外層シート21の内面側に配されている。
外層シート21は、外包材2の全域に亘って配されている。詳細には、外層シート21は、その非延出領域21A(後述)が外包材2の全体形状と略一致している。
内層シート22は、外包材2の一部領域のみに配されている。詳細には、内層シート22は、外層シート21の非延出領域21Aにおける4隅に、長手方向及び幅方向それぞれに離間して計4個配されている。内層シート22は、図6に示すように、ウエスト弾性部材24、胴回り弾性部材23及び前股間弾性部材26が配される領域に設けられているが、吸収性本体3よりも長手方向外方の領域には実質的に設けられていない。内層シート22の(おむつの長手方向の)外端部は、外層シート21の非延出領域21Aの(おむつの長手方向の)外端部と略一致しており、内層シート22の(おむつの幅方向の)外側部は、外層シート21の非延出領域21Aの(おむつの幅方向の)外側部と略一致しており、内層シート22の(おむつの幅方向の)内側部は、吸収性本体3の側縁部近傍に位置している。
第1形態の使い捨ておむつ1においては、図2、図3及び図6に示すように、外層シート21は、その非延出領域21Aと内層シート22とによってウエスト弾性部材24,24を挟持固定する部位よりも更に延出する長さを有し、外層シート21における内層シート22よりも延出した延出領域21B,21Bが吸収性本体3側に折り返されている。尚、外層シート21における延出領域21B以外の領域を非延出領域21Aという。
吸収性本体3の長手方向両端部における肌当接面側は、折り返された外層シート21の延出領域21Bによって覆われている。外層シート21の延出領域21Bは、吸収性本体3の長手方向両端部と重なる部分が、吸収性本体3の略全幅に亘って接着剤(図示せず)を介して接着されており、これにより、吸収性本体3の長手方向両端部が外包材2に固定されている。
吸収性本体3の長手方向両端部における肌当接面側が、折り返された外層シート21の延出領域21Bによって覆われていることで、吸収性本体3の長手方向両端部が着用者に直接接触することを防止し、吸収性本体3の長手方向両端部からの吸収性コア34の尿漏れを防止できると共に、吸収性ポリマーの漏れを防止することができる。
尚、この外層シート21の延出領域21Bは、必要不可欠というわけではなく、尿漏れの対策や吸収性ポリマーの漏れ対策が十分であったり、吸収性本体3の長手方向両端部の見栄えや装着感がある程度良好であれば、省略することもできる。その場合には、見栄えや装着感が低下するという若干のデメリットがあるが、その反面、コストが安くなるという大きなメリットがある。
延出領域21Bと内層シート22との貼り合わせ面に用いるホットメルト型接着剤の塗工量は、複合伸縮部4の襞43(後述)の成形性や、完成後の使い捨ておむつの柔らかさ、通気性の観点から、少ないことが好ましい。同様に、塗工方法も襞の成形性に影響する。
貼り合わせ用のホットメルト型接着剤の塗工量は、好ましくは0.5〜10g/m2、特に好ましくは0.5〜5g/m2、最も好ましくは0.5〜3g/m2である。塗工量が少なすぎると、接着強度を確保することが難しい。
塗工方法としては、従来から公知の塗工方法を用いることができるが、好適には、スパイラルノズルを用いた塗工方法が挙げられる。また、別の塗工方法としては、オメガノズル(ITW−DYNATEC社)、シュアラップノズル(NORDSON社)を用いた塗工方法も挙げられる。塗工パターンは、通気性を阻害せず、素材が硬くならないように、粗い方が好ましい。
さらに、必要な部分だけにホットメルト型接着剤の塗工量を多くするような方法を採ることもできる。例えば、外層シート21の延出領域21Bの両側縁部に、ホットメルト型接着剤の塗工量を多くする方法がある。この方法は、スパイラルノズル、オメガノズル、シュアラップノズルや、カーテンスプレー、スロットコーター等を用いることにより、実施することができる。
また、外層シート21の延出領域21Bに代わるものとして、外層シート21及び内層シート22とは別体の押さえ付けシートを用い、該押さえ付けシートによって、吸収性本体3の長手方向両端部における肌当接面側を覆う構成とすることができる。この押さえ付けシートは、吸収性本体3の長手方向両端部と重なる部分が、吸収性本体3の略全幅に亘って接着剤を介して接着され、これにより、吸収性本体3の長手方向両端部が外包材2に固定されるようにすることが好ましい。
外層シート21の内面(内層シート22との対向面)には、図7に示す塗工形状で、ホットメルト型接着剤等の接着剤Qが塗工されている。尚、図7においては、内層シート22が2点鎖線にて示されている。接着剤Qは、図7に示すように、ウエスト弾性部材24の両端部に対応する領域のほぼ全域、及び胴回り弾性部材23の両端部に対応する領域に塗工されている。尚、外層シート21の内面に塗工された接着剤Qは、内層シート22に塗工された線状接着剤41A(詳細は後述)による接合力を補強するために設けられるものであり、必ずしも必要はない。
一方、接着剤Qは、複合伸縮部4に対応する領域のほぼ全域及び股下部Cに対応する領域の全域には、塗工されていない。
内層シート22における外層シート21との対向面には、図8に示す塗工形状で、ホットメルト型接着剤等からなる線状接着剤41Aが塗工されている。尚、図8においては、外層シート21が2点鎖線で示されている。線状接着剤41Aは、おむつの長手方向に沿って連続的に、おむつの幅方向に間欠的に複数本設けられている。線状接着剤41Aの間隔や幅の好ましい範囲については後述する。
第1形態の使い捨ておむつ1においては、腹側部A及び背側部Bのそれぞれにおける外層シート21と内層シート22との間は、図1に示すように、サイドシール部11において、ヒートシール、高周波シール、超音波シール等により互いに接合されている。
また、図1及び図2に示すように、外包材2の腹側部A及び背側部Bにおけるウエスト部Fには、それぞれウエストギャザーG2が設けられている。ウエスト部Fとは、ウエスト開口部12の周縁端から下方に30mm離間した位置までの領域をいい、例えば、腹側のウエスト開口部12の周縁端の位置と、背側のウエスト開口部12の周縁端の位置とがずれている場合(図示せず)においては、ずれて延出している領域がないものと仮定した上で、ウエスト部Fの範囲を定める。
ウエスト部Fについて詳述すると、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおけるウエスト開口部12には、その周縁部に沿って、複数本のウエスト弾性部材24が配されている。そして、外層シート21、内層シート22及びウエスト弾性部材24を主体として複合伸縮部4(詳細は後述)が形成されており、この複合伸縮部4により、一対のサイドシール部11の間に亘って(ウエスト部Fの全周に亘って)ウエストギャザーG2が形成されている。
外包材2の腹側部A及び背側部Bにおける胴回り部Dには、複合伸縮部4(詳細は後述)から形成された胴回りギャザーG1が設けられている。胴回り部Dとは、ウエスト部Fの下方からレッグ開口部13の上端までの領域をいう。胴回り部Dについて詳述すると、胴回り部Dには、幅方向に沿って複数本の胴回り弾性部材23が配されている。胴回り弾性部材23は、吸収性本体3の側縁部近傍とサイドシール部11との間に亘っており、吸収性本体3の側縁部近傍同士の間には配されていない。
そして、外層シート21、内層シート22及び胴回り弾性部材23を主体として複合伸縮部4が形成されており、この複合伸縮部4により、吸収性本体3の側縁部近傍とサイドシール部11との間に亘って幅方向に配された胴回りギャザーG1が、幅方向に一対形成されている。胴回りギャザーG1は、吸収性本体3の側縁部近傍同士の間には配されていない。
尚、「吸収性本体3の側縁部近傍」とは、ベビー用のパンツ型おむつを例にとると、吸収性本体3の側縁部から幅方向内方に60mm以内、幅方向外方に50mm以内の領域をいう。
前股間部Eには、複合伸縮部4(詳細は後述)から形成された前股間ギャザーG4が設けられている。前股間部Eとは、股下部Cを長手方向に3〜4分したときにおける最も腹側の領域をいう。前股間部Eには、複数本の前股間弾性部材26が幅方向全域に亘って配されている。
そして、外層シート21、内層シート22及び前股間弾性部材26を主体として複合伸縮部4が形成されており、この複合伸縮部4により、吸収性本体3の側縁部近傍とサイドシール部11との間に亘って幅方向に配された前股間ギャザーG4が、幅方向に一対形成されている。前股間ギャザーG4は、吸収性本体3の側縁部近傍同士の間には配されていない。
外包材2における吸収性本体3との対向領域には、弾性部材の収縮力を発現させなくしてなる非機能化領域51が形成されている。第1形態における非機能化領域51は、胴回り弾性部材23及び前股間弾性部材26の収縮力を発現させなくして形成されている。非機能化領域51は、後述の製造方法の説明において詳述するように、素材状態では外包材2の幅方向全域に亘って配設されている胴回り弾性部材23の連続体23S及び前股間弾性部材26の連続体26Sについて、部分的に収縮力を発現させなくして形成される領域である。収縮力を発現させなくするには、例えば、弾性部材を2つに又は多数に分断する凸部やカッター刃、弾性部材を熱シールによって硬化させるエンボスピン等が用いられる。分断等により、弾性部材は、伸長状態が緩和され、収縮した状態で外包材2に介在するため、非機能化される。
非機能化領域51が形成されることにより、外包材2の幅方向全域に亘って配設されている胴回り弾性部材連続体23S及び前股間弾性部材連続体26Sから、幅方向に分離した一対の胴回りギャザーG1及び前股間ギャザーG4が形成される。
幅方向に一対の胴回りギャザーG1の間に位置する非機能化領域51は、外層シート21及び内層シート22に挟持されていない胴回り弾性部材連続体23Sについて、収縮力を発現させなくして形成されるものであり、これに対し、幅方向に一対の前股間ギャザーG4の間に位置する非機能化領域51は、外層シート21及び内層シート22に挟持されていない前股間弾性部材連続体26Sについて、収縮力を発現させなくして形成されるものである。
第1形態においては、外包材2の股下部Cにおける前股間部E以外の領域には、複合伸縮部4が設けられていない。
次に、第1形態において胴回りギャザーG1、ウエストギャザーG2及び前股間ギャザーG4を形成する複合伸縮部4について詳述する。複合伸縮部4は、図9及び図10に示すように、下記(1)及び(2)の構成を具備している。
(1)外層シート21及び内層シート22は、複合伸縮部4の伸縮方向(X方向)に間欠的で、且つそれに直交する方向(Y方向)に連続的な複数本の線状接着剤からなる接合部41により互いに接合されている。
(2)外層シート21及び内層シート22それぞれは、各々複数本の弾性部材42に亘って連続して延びる複数本の襞43を形成している。
第1形態においては、複合伸縮部4から形成された胴回りギャザーG1は、外層シート21、内層シート22及び胴回り弾性部材23を主体として構成されており、複合伸縮部4から形成されたウエストギャザーG2は、外層シート21、内層シート22及びウエスト弾性部材24を主体として構成されており、複合伸縮部4から形成された前股間ギャザーG4は、外層シート21、内層シート22及び前股間弾性部材26を主体として構成されている。このように、ギャザーによってそれを構成する弾性部材が異なるが、以下の複合伸縮部4の説明においては、複合伸縮部4を構成する弾性部材を「弾性部材42」として説明する。
尚、図1、図2等においては、接合部41及び襞43の図示を省略している。
複数本の弾性部材42は、互いに平行に配されており、外層シート21及び内層シート22を弾性部材42の配列方向に均一に収縮させ、成形性を確保する観点から、等間隔で配列されていることが好ましい。
第1形態のように複数本の弾性部材42が互いに平行に配されている場合においては、複合伸縮部4の伸縮方向(X方向)は、弾性部材42が延びる方向と同じ方向である。複数本の弾性部材42が互いに平行に配されていない場合においては、複合伸縮部4の伸縮方向は、複数本の弾性部材42に亘って延びる襞43(後述)における襞43が延びる方向に直交する方向とする。
図10は、接合部41の配列パターンを示す図である。接合部41は、複合伸縮部4の伸縮方向(X方向)に列をなすように形成されている。そして、図9に示すように、自然状態(外力を加えない状態)において、弾性部材42が収縮して、外層シート21及び内層シート22のそれぞれが、各々複数本の弾性部材42に亘って連続して延びる複数本の襞(ギャザー)43を形成している。第1形態においては、複合伸縮部4の伸縮方向(X方向)において相隣接する接合部41,41間に、それぞれ一本の襞43が形成されている。
複数本の弾性部材42に亘って連続して延びる襞43を確実に形成させる観点から、複合伸縮部4の伸長時において、複合伸縮部4の伸縮方向(X方向)における接合部41(線状接着剤41A)の間隔(ピッチ)P2(図10参照)は、2〜20mm、特に3〜10mmであることが好ましく、各接合部41の幅L2(図10参照)は、0.1〜5mm、特に0.2〜2.0mmであることが好ましい。前記ピッチP2と前記幅L2の比(P2/L2)は、1.1〜200、特に2〜50であることが好ましい。そうすることによって、ピッチP2だけ離間する隣り合う接合部41の間に、前記弾性部材42の収縮力が働き、襞43の成形性を高めることができる。
線状接着剤41Aの塗工量は、0.0001〜0.1g/mであることが好ましく、特に0.005〜0.05g/mであることが好ましい。
複合伸縮部4において、外層シート21及び内層シート22は、接合部41以外の部位においては互いに接合されていないことが好ましい。各弾性部材42は、外層シート21及び内層シート22同士の接合部41を通るように複合伸縮部4に配されており、弾性部材42の両端部においても外層シート21及び内層シート22に固定されている。
弾性部材42の両端部は、複合伸縮部4の両端部44(一方のみ図示)において、外層シート21及び内層シート22に挟まれた状態で外層シート21と内層シート22との間に固定されている。複合伸縮部4の両端部44は、それによって形成されるギャザーによって異なる。第1形態においては、胴回りギャザーG1及び前股間ギャザーG4を形成する複合伸縮部4の両端部44は、内層シート22の内側部(吸収性本体3の側縁部近傍)及びサイドシール部11であり、ウエストギャザーG2を形成する複合伸縮部4の両端部44は、両サイドシール部11,11である。
尚、複合伸縮部4の両端部44は伸縮可能に形成してもよい。
外層シート21及び内層シート22における各襞43は、複合伸縮部4の両面それぞれに突出するように形成されており、各襞43の突出方向の先端部には、断面円弧状の凸曲面が形成されている。この凸曲面は、複合伸縮部4の伸縮方向に直交する方向(Y方向)に連続的に延びている。第1形態においては、複合伸縮部4の伸縮方向(X方向)において相隣接する接合部41,41間に、それぞれ1本の襞43が形成されており、それらの襞43は、弾性部材42と重なる箇所において分断されることなく、複合伸縮部4の伸縮方向に直交する方向(Y方向)に連続的に延びている。
複合伸縮部4の襞43は、見た目の美しさ、襞43の柔らかさ、クッション性、素材本来の柔らかさを発現する点から、規則正しく形成されていることが好ましい。第1形態における複合伸縮部4は、弾性部材42の収縮により形成された多数の襞43,43のそれぞれが、複合伸縮部4の伸縮方向に直交する方向(Y方向)に連続的に延びているため、見た目に非常に美しい。
第1形態における複合伸縮部4の形成材料について説明する。
外層シート21及び内層シート22としては、見た目に美しく、感触の良い柔軟な襞43を形成させる観点から、エアースルー不織布、ヒートロール不織布、スパンレース不織布、スパンボンド不織布、メルトブローン不織布、又はこれらの製法を組み合わせた多層からなる不織布等であることが好ましい。特に、感触及びコストの面からはエアスルー不織布が好ましく、その他の不織布を2次加工して柔らかくして使用することも可能である。また、不織布に制限されず、織布、紙、フィルムと不織布とのラミネートシート等を用いることもできる。外層シート21及び内層シート22は、実質的に伸長性を有していないものが好ましく用いられる。
複合伸縮部4においては、外層シート21及び内層シート22が弾性部材42の収縮に対して変形することにより襞43を形成する。つまり、外層シート21及び内層シート22の剛性が複合伸縮部4の襞43の成形性及びクッション性を決める要素の一つとなる。各シートの剛性はその座屈強度によって表すことができる。複合伸縮部4に用いられるシートの座屈強度は、100cN以下、特に70cN以下とすることが好ましい。ここで、座屈強度は、下記に示すように、テンシロン万能試験装置(株式会社オリエンテック製)の圧縮試験モードにより測定される。
座屈強度試験法(CD):
機械流れ方向(MD)の長さが150mm、機械流れ方向と直交する方向(CD)の長さが30mmの長方形状の試験片を丸めて、直径が45mmの円筒を作成し、重なり合った部分の上端と下端とをホッチキス等で止め、測定サンプルとする。これを、テンシロン万能試験装置の圧縮試験モードにより、20℃、65%RHの測定環境において、圧縮速度:10mm/min、測定距離:20mmの測定条件で測定を行う。測定サンプルを20mm圧縮したときの最大強度を各測定サンプル毎に測定し、その平均値を求め、これを座屈強度とする。
前述したように、外層シート21及び内層シート22としては不繊布が好ましく用いられる。不織布の坪量は、好ましくは5〜50g/m2、特に好ましくは18〜30g/m2である。このような坪量を有する不織布の座屈強度は、CD方向において、好ましくは50cN以下、特に好ましくは30cN以下であり、また、MD方向において、好ましくは70cN以下、特に好ましくは50cN以下である。
外層シート21と内層シート22とは、形成材料が同一であってもよく、異なっていてもよい。
複合伸縮部4における弾性部材42の形成材料としては、使い捨ておむつや生理用ナプキン等の吸収性物品に用いられる各種公知の弾性材料を特に制限なく用いることができる。弾性材料としては、例えば、スチレン−ブタジエン、ブタジエン、イソプレン、ネオプレン等の合成ゴム、天然ゴム、EVA、伸縮性ポリオレフィン、ポリウレタン等を挙げることができる。弾性部材42の形態としては、断面が矩形、正方形、円形、多角形状等の糸状のもの、断面が平状(リボン状、テープ状、シート状、網状等を含む)のもの又はマルチフィラメントタイプの糸状のもの等を用いることができる。
複合伸縮部4の襞43の良好な成形性は、線状接着剤41A(接合部41)による弾性部材42と外層シート21及び内層シート22との接着力に大きく依存している。つまり、線状接着剤41Aによって弾性部材42と外層シート21及び内層シート22とがしっかりと接合され、隣り合う線状接着剤41A間を、弾性部材42の収縮力により収縮させることで、均一な襞43を形成することができる。弾性部材42は、好ましくは5〜1000%、特に好ましくは15〜400%の伸長状態にて外層シート21及び内層シート22に接合される。
弾性部材42が収縮し、収縮した部分の外層シート21及び内層シート22が余り、余った外層シート21及び内層シート22が、接合部41の貼り合わせ面とは反対側の方向に(外側に)断面凸形状に変形することによって襞43が形成される。線状接着剤41A間に弾性部材42の均等な収縮応力が働くことで、均一な襞43が形成される。
以上のように、襞43の高さは、成形性及びクッション性に関連する重要な要素であり、接合部41の間隔、外層シート21及び内層シート22の材料並びに弾性部材等の選択により、任意に設計することができる。この襞43の高さは,好ましくは片側1〜15mm程度である。襞43を高くするためには、相隣接する接合部41の間隔が詰まる程度に弾性部材42を収縮させて、凸形状の襞43を形成させることで、ボリューム感のある柔らかい複合伸縮部4を形成することができる。片側の高さがhの襞43を形成するときには、接合部41の間隔は最低でも2×hとすることが必要であり、接合部41の間隔が2×hの場合には、弾性部材42は、相隣接する接合部41が隣接する程度に収縮することが必要である。
好ましい弾性部材42の一つに、天然ゴム(又は合成ゴム)がある。天然ゴム(合成ゴム)としては、厚みが0.05〜1.5mm、幅が0.2〜5mmの低モジュラスの弾性部材が挙げられる。この弾性部材においては、単糸での100%伸長時の応力は、好ましくは1〜70gfであり、更に好ましくは1〜40gfであり、特に好ましくは1〜30gfである。上記低モジュラスの弾性部材の単糸を、好ましくは100%以上、特に好ましくは200%以上の高伸長倍率で複数本配することにより、柔らかく伸縮し、立体感のある美しい襞43を有する複合伸縮部4を得ることができる。
他の好ましい弾性部材としては、ポリウレタンのスパンデックス弾性繊維が挙げられる。この弾性繊維としては、単糸のサイズが10〜3360デニールのもの、特に好ましくは70〜1120デニールのものが用いられる。デニールは糸の太さを表す単位であり、9000mで1gある糸を1デニールと呼ぶ。このスパンデックス弾性繊維を30〜500%に伸長させて用いることが好ましい。
以上の構成を有する第1形態のパンツ型使い捨ておむつによれば、胴回りギャザーG1及びウエストギャザーG2が複合伸縮部4から形成されているため、着用時にクッション性が高く、優しくフィットし、着用者の肌へのダメージが少ない。また、襞43は外包材2の外面(着用時の外面)にも配されるため、外面の触感にも優れる。
次に、本発明の使い捨て着用物品の製造方法について、その好ましい一実施態様に基づき説明する。本実施態様の製造方法は、前記第1形態のパンツ型使い捨ておむつ1を連続的に生産する方法である。図11は、本実施態様のパンツ型使い捨ておむつの製造方法の全容を示す斜視図である。
本実施態様のパンツ型使い捨ておむつの製造方法は、図11に示すように、複数本の線状接着剤41Aを、長尺状の第2シートの素材(内層シート連続体22S)にその流れ方向に沿って塗工し、線状接着剤41Aが塗工された第2シートの素材(内層シート連続体22S)を所定形状に切断して第2シート(内層シート22T)を得、得られた第2シート(内層シート22T)をその流れ方向に対して90度反転し、90度反転させた第2シート(内層シート22T)を、弾性部材23,24が所定位置に配された第1シート(外層シート21)に線状接着剤41Aにより接合して複合伸縮部4を形成する点に特徴がある。
ここで、第2シートの切断形状に係る前記「所定形状」とは、流れ方向に沿って線状接着剤41Aが塗工された第2シートの素材を、その流れ方向に対して90度反転させるための形状のことである。つまり、第2シートの素材は、所定形状に切断しないと、90度反転させることができない。本実施態様においては、反転工程直前の第2シート(内層シート22T)の切断端の形状は、直線状であるが、切断端の形状は、曲線状でもよい。曲線状の切断端は、例えば、ロータリーダイカッター、ウォータージェットカッター、超音波カッター等を用いて形成することができる。
また、前記「所定形状」は、前述した90度反転させるための切断形状に限られない。90度反転させるための切断と同時に又は前記切断に先立って連続的に、第2シートを、製品状態における外包体の具体的な形状に対応した形状に切断してもよい。尚、本実施態様においては、第2シートについて、90度反転させるための切断のみを行っている。
例えば、おむつにおいては、外包体の長手方向中央部(股下部)の側縁部は、一般的に、内側に湾曲している(括れている)が、本発明においては、90度反転させるための切断と同時に又は前記切断に先立って連続的に、第2シートを、この湾曲した側縁部に対応した形状に切断してもよい。
本実施態様の製造方法は、図11に示すように、外層シート21の連続体21Sと内層シート22Tの間に各弾性部材23,24,26の各連続体23S,24S,26Sを挟持接合して、外包材2の連続体2Sを形成し、次に、外包材連続体2Sにおける内層シート22側に吸収性本体3を本体接合部15(図4参照)によって接合して、おむつ連続体1Sを形成し、次いで、おむつ連続体1Sを分断して個々のおむつ1を形成するパンツ型使い捨ておむつの製造方法である。つまり、本実施態様の製造方法は、いわゆる横流れ方式(おむつがその幅方向に連続したおむつ連続体1Sを経て、おむつ1を製造する方式)によりおむつを製造する方法である。
本実施態様の製造方法について詳述する。外層シート21の原反として外層シート連続体21Sを使用し、内層シート22の原反として内層シート連続体22Sを使用する。
外層シート連続体21Sの内面側(内層シート22側)には、塗工装置(図示せず)により、図7に示す塗工形態で接着剤Qが塗工される。
次に、外層シート連続体21Sの内面側(内層シート22側)の所定位置には、弾性部材23,24,26の連続体23S,24S,26Sが配される。
弾性部材連続体23S,24S,26Sが配された外層シート連続体21Sは、内層シート反転装置62Aと重合ロール62Cとの間に導入される。
一方、内層シート連続体22Sにおける外層シート21側には、塗工装置61により複数本の線状接着剤41Aが塗工される。線状接着剤41Aは、内層シート連続体22Sの長手方向(流れ方向)に沿って連続的に、内層シート連続体22Sの幅方向(流れ方向と直交する方向)に間欠的に塗工される。塗工装置61は、複数本の線状接着剤41Aを所望の間隔で塗工できるものであれば特に制限はなく、例えばビード、コーター、スクリーン等の塗工装置を用いることができる。
線状接着剤41Aが塗工された内層シート連続体22Sは、内層シート反転装置62Aに導入され、内層シート反転装置62Aの支持ヘッド(図示せず)に支持され、内層シート切断装置62Bによってその幅方向(流れ方向と直交する方向)に沿って所定形状に切断され、隣接するおむつに亘る内層シート22T(2個の内層シート22が連結されたもの)が形成される。ここで、所定形状とは、長尺状の内層シート連続体22Sを、その幅方向に直線状に切断した形状である。尚、内層シート22Tは、2分されると個々の内層シート22となる。
内層シート22Tは、内層シート反転装置62Aの反転ヘッドに支持されたまま、内層シート反転装置62A上で、その対となる重合ロール62Cに到達するまで約90度回転される。
内層シート反転装置62Aは、軸心周りに放射状に延びるアーム(図示せず)と、各アームの先に支持ヘッド(図示せず)とを備え、支持ヘッドには内層シート切断装置62Bに対応するアンビルと、吸気方式、ピンホールド、メカチャック等の内層シート22Tの支持手段がそれぞれ設けられている。また、支持ヘッドは、内層シート切断装置62Bを経て重合ロール62Cに到達するまでに、内層シート22Tを90度反転させながら移送する機構を備えている。尚、切り離された内層シート22Tは、支持ヘッドに支持され、流れ方向に対して90度反転されて、重合ロール62Cへと送られることになる。
内層シート22Tは、内層シート反転装置62Aと重合ロール62Cとの間において、外層シート連続体21Sに、外包材連続体2Sの長手方向に離間して間欠的に配置される。そして、内層シート22Tに塗工された線状接着剤41Aにより、両シートは一体的に接合される。尚、この連続体を「外包材連続体2S」という。このとき、弾性部材連続体23S,24S,26Sは、外層シート連続体21S及び内層シート22にそれらの間で線状接着剤41A及び接着剤Qにより接合され、これにより複合伸縮部4が形成されることになる。
本実施態様の製造方法においては、もう1組の内層シート22Tが外層シート連続体21Sに接合される。つまり、腹側部A及び背側部Bそれぞれに対応する2組の内層シート22Tが外層シート連続体21Sに接合される。
外包材連続体2Sにおける長手方向に隣接する内層シート22T,22T間には、弾性部材連続体23S,24S,26Sが露出しているが、これらのうち胴回り弾性部材23及び前股間弾性部材26を分断装置63(図11においては符号のみ示す)によって分断する。つまり、複合伸縮部4の形成後に、外包材2の所定領域に、弾性部材23,26の収縮力を発現させなくしてなる非機能化領域51(図6参照)を形成する。一方、ウエスト弾性部材24については分断せず、連続状態が保たれている。
また、吸収性本体連続体3Sには、塗工装置64によって本体接合部15(図4参照)を形成する接着剤が塗工される。該接着剤が塗工された吸収性本体連続体3Sは、吸収性本体反転装置65Aに導入される。
接着剤が塗工された吸収性本体連続体3Sは、吸収性本体反転装置65Aの支持ヘッド(図示せず)に支持された後、吸収性本体切断装置65Bによりその幅方向(流れ方向と直交する方向)に沿って切断され、個々の吸収性本体3が形成される。個々の吸収性本体3は、吸収性本体反転装置65Aの反転ヘッドに支持されたまま、吸収性本体反転装置65A上で、その対となる重合ロール65Cに到達するまで約90度回転される。
吸収性本体反転装置65Aは、軸心周りに放射状に延びるアーム(図示せず)と、各アームの先に支持ヘッド(図示せず)とを備え、支持ヘッドには吸収性本体切断装置65Bに対応するアンビルと、吸気方式、ピンホールド、メカチャック等の吸収性本体3の支持手段がそれぞれ設けられている。また、支持ヘッドは、吸収性本体切断装置65Bを経て重合ロール65Cに到達するまでに、吸収性本体3を90度反転させながら移送する機構を備えている。尚、切り離された個々の吸収性本体3は、支持ヘッドに支持され、流れ方向に対して90度反転されて、重合ロール65Cへと送られることになる。
次に、吸収性本体反転装置65Aにおいて約90度反転した個々の吸収性本体3を、重合ロール65Cによって外包材連続体2Sの所定位置に配置し、本体接合部15にて外包材連続体2Sに一体的に接合する。ここで、吸収性本体3の外包材連続体2Sへの接合は、外包材連続体2Sの伸長状態を維持したままで行う。換言すれば、外包材連続体2Sが複合伸縮部4等の収縮力により縮まないように維持しながら、吸収性本体3を接合する。
次に、外包材連続体2Sの両側部(つまり、外層シート21の長手方向端部近傍)を、吸収性本体3の長手方向両端部の肌当接面側を覆うように折り返して、吸収性本体3の長手方向端部の肌当接面側及び外包材連続体2Sにおける肌当接面側に接合する。外包材連続体2Sにおける延出領域21Bとなる領域の内面側、それに対向する内層シート22、吸収性本体3等の所定位置には、予め接着剤を塗工しておく。
ここで、図12及び図13に示すように、弾性部材42を収縮させて外層シート21,内層シート22それぞれに複数本の襞43を形成させることにより、外包材2の所定領域には、胴回りギャザーG1、ウエストギャザーG2及び前股間ギャザーG4を形成する複合伸縮部4が得られる。外層シート21の延出領域21Bが存在する領域においては、図13に示すように、延出領域21Bも襞形状となる。尚、図12は、延出領域21Bが存在しない領域における複合伸縮部4を示す断面図であり、図13は、延出領域21Bが存在する領域における複合伸縮部4を示す断面図である。
次いで、ロータリーカッター、レーザーカッター等の切断装置66により、外包材連続体2Sからレッグ開口部形成用のトリム13Sを除去して、おむつ連続体1Sを得る。ここで、外層シート21及び腹側部A側の内層シート22は、レッグ開口部13に対応した形状にくり抜かれる。
その後、おむつ連続体1Sをその幅方向(使い捨ておむつ1の長手方向)に折り返して2つ折りする。次いで、サイドシール部11,11を、ヒートシール、超音波シール、高周波シール等により形成した後、又はサイドシール部11,11を形成すると同時に、個々のおむつに分断することにより、前記第1形態のパンツ型使い捨ておむつ1を得ることができる。
吸収性本体3を90度回転して外包材連続体2S上に間欠固定する方法としては、例えば、特開平6−296638号公報に記載の方法を用いることができる。また、吸収性本体3を外包材連続体2Sに固定する本体接合部15(図4参照)は、吸収性本体3及び外包材連続体2Sの何れか一方又は両方に塗工しておくことができる。また、レッグ開口部形成用のトリム13Sの除去は、外包材連続体2Sに吸収性本体3を固定する前に行うこともできる。
本実施態様の製造方法によれば、以下の効果が奏される。
複合伸縮部4を形成する弾性部材42(本実施態様では胴回り弾性部材23、ウエスト弾性部材24が該当する)の伸長倍率が低くても、襞43の谷と谷との間の弾性部材42を確実に収縮させることができるため、複合伸縮部4の成形性に優れる。
また、流れ方向に沿って線状接着剤41Aが塗工された内層シート22Tを、内層シート反転装置62Aで反転させて外層シート連続体21Sに接合させているため、高速生産をしたとしても線状接着剤41Aを安定したパターンで塗工することができる。そのため、複合伸縮部4の襞43の成形性を効率的に向上することができる。
次に、本発明の使い捨て着用物品の製造方法によって製造される他の形態について説明する。他の形態については、上述した第1形態と異なる点を主として説明し、同様の点は同一の符号を付して説明を省略する。特に説明しない点は、第1形態についての説明が適宜適用される。
第2形態の使い捨て着用物品は、展開型使い捨ておむつであり、図14〜図17に示すように、吸収性本体3及び該吸収性本体3の両側部に幅方向外方に延出するサイドフラップ部71を有している。吸収性本体3は、図15〜図17に示すように、液透過性の表面シート32、液不透過性又は撥水性の裏面シート33及び両シート32,33間に介在された液保持性の吸収性コア34を具備し、実質的に縦長に形成されている。
また、展開型使い捨ておむつ1は、図14に示すように、その長手方向に、着用時に着用者の腹側に配される腹側部A、着用者の股間部に配される股下部C及び着用者の背側に配される背側部Bに区分される。
第2形態の展開型使い捨ておむつ1は、図14に示すように、全体として長手方向中央部が幅方向内方に括れた砂時計状の形状を有している。表面シート32及び裏面シート33は、図15〜図17に示すように、それぞれ吸収性コア34の肌当接面側の全面及び非肌当接面側の全面を覆っており、吸収性コア34の周縁から延出している。また、表面シート32は、図16及び図17に示すように、その幅が裏面シート33よりも狭くなっている。吸収性コア34は、図14に示すように、縦長の形状を有し、その長手方向の中央部が幅方向内方に括れている。吸収性コア34は、図15に示すように、コア本体34Dとサブレイヤー34Eとの積層体からなる。
吸収性本体3の長手方向両側部には、表面シート32を介して一対のサイドシート82,82が配されている。一対の該サイドシート82,82は、吸収性本体3の肌当接面側の両側部を長手方向全域に亘って覆っている。一対のサイドシート82,82は、図16及び図17に示すように、吸収性本体3の両側部の幅方向外方において表面シート32と接合され、固定部83を形成している。固定部83は、長手方向に直線状に延びて形成されている。一対のサイドシート82,82の内端は、図16に示すように、自由端となっている。股下部Cにおける自由端近傍には立体ギャザー形成用の弾性部材81が伸長状態で固定されており、着用時には、一対の立体ギャザーが形成される。
固定部83の幅方向外方においては、幅方向外方に延出したサイドシート82と裏面シート33とが接合され、一対のレッグフラップ75,75が形成されている。一対のレッグフラップ75,75における股下部Cの幅方向外端近傍には、レッグギャザー弾性部材76が伸長状態で固定されており、着用時にはレッグギャザーが形成される。レッグギャザー弾性部材76の両端部は、図18に示すように、接着剤Qにより裏面シート33及びサイドシート82に接合されている。
腹側部Aの長手方向の両側部には、一対の腹側サイドフラップ部71A,71Aが形成されている。背側部Bの長手方向の両側部には、一対の背側サイドフラップ部71B,71Bが形成されている。腹側サイドフラップ部71A及び背側サイドフラップ部71Bの肌当接面側及び非肌当接面側は、それぞれ、サイドシート82及び裏面シート33から形成されている。
ここで、腹側サイドフラップ部71Aとは、腹側部Aにおいて吸収性本体3の両側縁よりも幅方向外方に延出している部分をいい、背側サイドフラップ部71Bとは、背側部Bにおいて吸収性本体3の両側縁よりも幅方向外方に延出している部分をいい、レッグフラップ75とは、股下部Cにおいて吸収性本体3の両側縁よりも幅方向外方に延出している部分をいう。
腹側サイドフラップ部71A、レッグフラップ75及び背側サイドフラップ部71Bにおいては、図15に示すように、サイドシート82における裏面シート33との対向面に、おむつの幅方向に沿って連続的な複数本の線状接着剤41Aが、おむつの長手方向に間欠的に塗工されている。従って、裏面シート33、サイドシート82、レッグ弾性部材76及び線状接着剤41Aを主体として、複合伸縮部4から形成されたレッグギャザーが構成されている。
つまり、第2形態の展開型使い捨ておむつ1においては、裏面シート3が本発明における「第1シート」に該当し、サイドシート82が本発明における「第2シート」に該当し、レッグギャザーが本発明における「複合伸縮部から形成されたギャザー」に該当し、レッグ弾性部材76が本発明における「複合伸縮部を形成する弾性部材」に該当し、これらから本発明における「外包体」が構成されている。
一対の背側サイドフラップ部71B,71Bの両側縁部には、図14に示すように、それぞれ止着手段72が設けられている。第2形態においては、止着手段72としてファスニングテープが用いられている。ファスニングテープ72は、基材シート73の内面に面状の止着材74が接合されて構成されている。ファスニングテープ72は、図16に示すように、その一方の端部が、サイドシート82と裏面シート33との間に挟持され、固定されている。
腹側部Aにおける裏面シート33の外面には、止着手段72を止着自在なランディングテープ77(図15参照)が設けられている。
第2形態の展開型使い捨ておむつは、第1形態のパンツ型使い捨ておむつに比して、複合伸縮部における弾性部材がおむつの長手方向に沿って延びており、また、線状接着剤がおむつ幅方向に沿って延びており、これらの延びる方向が90度ずれている。従って、第2形態の展開型使い捨ておむつは、第1形態のパンツ型使い捨ておむつとは異なり、いわゆる縦流れ方式(おむつがその長手方向に連続したおむつ連続体を経て、おむつを製造する方式)により製造される。
例えば、長尺状の第2シートであるサイドシート82の素材には、その流れ方向に沿って線状接着剤41Aが塗工される。線状接着剤41Aが塗工されたサイドシート82の素材は所定形状に切断される。ここで、所定形状とは、長尺状のサイドシート82の素材を、その幅方向に直線状に切断した形状である。得られたサイドシート82は、その流れ方向に対して90度反転され、レッグ弾性部材76が配された、第1シートである裏面シート33に線状接着剤41Aにより接合される。その後、サイドシート82は、股下部Cにおける外側縁部の一部が湾曲形状にくり抜かれる。
以上、本発明の使い捨て着用物品の製造方法をその好ましい実施態様に基づき説明したが、本発明は前記実施態様に制限されるものではない。
例えば、外包体において「複合伸縮部から形成されたギャザー」の個数や位置等は、適宜設定することができる。
線状接着剤は、シートと弾性部材とを確実に接合する観点から、前述の実施態様のように、連続線状に塗工することが好ましいが、シートと弾性部材とを確実に接合することができれば、非連続線状(例えば、破線状、鎖線状)に塗工してもよい。
本発明の製造方法によって製造される使い捨て着用物品は、パンツ型使い捨ておむつ及び展開型使い捨ておむつに制限されず、例えば、使い捨て下着(男性用パンツ、女性用ショーツ、手術用下着等)、パンツ型の生理用ナプキンに適用することができる。
図1は、本発明の使い捨て着用物品の一製造方法によって製造される第1形態のパンツ型使い捨ておむつを示す斜視図である。 図2は、図1に示す使い捨ておむつを展開し、伸長した状態を示す平面図である。 図3は、図2に示す使い捨ておむつの分解斜視図である。 図4は、図2に示すIV−IV線断面図である。 図5は、図1に示す使い捨ておむつにおける吸収性コアを示す平面図である。 図6は、外包材を、仮想的に内層シートを除去した状態で外層シートの内面側から視た展開平面図である。 図7は、外層シートにおける接着剤の塗工位置を示す展開平面図である。 図8は、内層シートにおける接着剤の塗工位置を示す展開平面図である。 図9は、複合伸縮部を一部破断して示す斜視図である。 図10は、複合伸縮部を伸長状態で示す平面図である。 図11は、本発明の使い捨て着用物品の製造方法の一実施態様の全容を示す斜視図である。 図12は、複合伸縮部の縦断面の部分拡大図で、(a)は伸長状態を示す図、(b)は収縮し、襞が形成された状態を示す図である。 図13は、複合伸縮部の別の縦断面の部分拡大図で、(a)は伸長状態を示す図、(b)は収縮し、襞が形成された状態を示す図である。 図14は、本発明の使い捨て着用物品の製造方法によって製造される第2形態の展開型使い捨ておむつを示す展開平面図である。 図15は、図14に示す使い捨ておむつの分解斜視図である。 図16は、図14に示すX−X線断面図である。 図17は、図14に示すY−Y線断面図である。 図18は、図14に示す使い捨ておむつを、仮想的に表面シート、サイドシート等を除去した状態で裏面シートの内面側から視た展開平面図である。
符号の説明
1 使い捨ておむつ(使い捨て着用物品)
11 サイドシール部
12 ウエスト開口部
13 レッグ開口部
2 外包材(外包体)
21 外層シート(第1シート)
22,22T 内層シート(第2シート)
23 胴回り弾性部材
24 ウエスト弾性部材
26 前股間弾性部材
3 吸収性本体
32 表面シート
33 裏面シート
34 吸収性コア
35 側方カフス
4 複合伸縮部
41 接合部
42 弾性部材
43 襞
51 非機能化領域
61,64 塗工装置
62A 内層シート反転装置
62B 内層シート切断装置
65A 吸収性本体反転装置
65B 吸収性本体切断装置
76 レッグギャザー弾性部材
82 サイドシート(第2シート)
G1 胴回りギャザー
G2 ウエストギャザー
G3 レッグギャザー
G4 前股間ギャザー
1S おむつ連続体
13S トリム
2S 外包材連続体
21S 外層シート連続体
22S 内層シート連続体
3S 吸収性本体連続体

Claims (6)

  1. 第1シート、第2シート及び両シート間に配設された複数本の弾性部材から形成された外包体を備え、第1シートは外包体の全域に亘って配され、第2シートは外包体の一部領域のみに配されており、外包体には、複合伸縮部から形成されたギャザーが設けられており、複合伸縮部は、第1シート及び第2シートが複合伸縮部の伸縮方向に間欠的で且つそれに直交する方向において連続的な複数本の線状接着剤からなる接合部により互いに接合され、第1シート及び第2シートそれぞれが各々複数本の前記弾性部材に亘って連続して延びる複数本の襞を形成することにより構成されている使い捨て着用物品の製造方法であって、
    複数本の線状接着剤を、長尺状の第2シートの素材にその流れ方向に沿って塗工し、線状接着剤が塗工された第2シートの素材を所定形状に切断して第2シートを得、得られた第2シートをその流れ方向に対して90度反転し、90度反転させた第2シートを、前記弾性部材が所定位置に配された第1シートに線状接着剤により接合して前記複合伸縮部を形成する使い捨て着用物品の製造方法。
  2. 複数の前記第2シートを、前記第1シートに、前記外包体の長手方向に離間して接合する請求項1記載の使い捨て着用物品の製造方法。
  3. 前記複合伸縮部の形成後に、前記外包体の所定領域に、前記弾性部材の収縮力を発現させなくしてなる非機能化領域を形成する請求項1又は2に記載の使い捨て着用物品の製造方法。
  4. 前記使い捨て着用物品は、長手方向に腹側部、股下部及び背側部に区分されており、腹側部及び背側部の両側縁部同士が接合されて一対のサイドシール部、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部が形成され、パンツ型になされたパンツ型使い捨て着用物品である請求項1〜3の何れかに記載の使い捨て着用物品の製造方法。
  5. 前記使い捨て着用物品は、前記外包体の肌当接面側に、吸収性コアを含む吸収性本体が接合されてなる使い捨て吸収性物品である請求項1〜4の何れかに記載の使い捨て着用物品の製造方法。
  6. 前記第1シートの長手方向端部近傍を、前記吸収性本体の長手方向端部の肌当接面側を覆うように折り返し、前記吸収性本体の長手方向端部の肌当接面側及び前記外包体における肌当接面側に接合する請求項1〜5の何れかに記載の使い捨て着用物品の製造方法。
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