JP2008283775A - シンクロナスリラクタンスモータ - Google Patents

シンクロナスリラクタンスモータ Download PDF

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Abstract

【課題】回転子側におけるフラックスバリア帯の配置関係を工夫するだけでトルクリップルを低減させることができるシンクロナスリラクタンスモータを提供する。
【解決手段】図はシンクロナスリラクタンスモータの回転子の磁路形状である。Y方向のd軸に対して左側の象現にある第4フラックスバリア帯44dはd軸にフラックスバリア42が接している。Y方向のd軸に対して右側の象現にある第1フラックスバリア帯44aはd軸に鋼板リブ43が接している。これにより第1フラックスバリア帯44aと第4フラックスバリア帯44dはd軸に対して非線対称となる。同様にして、各d軸に対して隣接するフラックスバリア帯同士は全て非線対称である。また、各フラックスバリア42と鋼板リブ43の幅は同じであり、d軸近傍においてはフラックスバリア42と鋼板リブ43はd軸と略平行である。これにより、回転子40のトルクリップルは低減される。
【選択図】図3

Description

本発明は、回転子の磁路に複数のフラックスバリア帯を有するシンクロナスリラクタンスモータに関し、特に、電動パワーステアリング装置に用いて好適なシンクロナスリラクタンスモータに関する。
電動パワーステアリング装置は、車両の操舵トルクの大きさに応じた補助トルクを電動機(モータ)によって発生させ、この補助トルクをステアリング系に伝達して、運転者が操舵する操舵力を軽減させるための操舵力支援装置である。このような電動パワーステアリング装置に用いられる電動機としては、シンクロナスリラクタンスモータがあげられる。シンクロナスリラクタンスモータは、回転子(ロータ)にマグネットを用いないで、回転子側の鋼板層に発生するリラクタンストルクによって回転動作を行うブラシレスモータであり、一般的には、固定子(ステータ)側には3相巻線が施され、回転子側にはフラックスバリアと称する空気の溝(空気層)が鋼板層の内部に施された構造となっている。このような構造によって、高価な希土類磁石を使わないために低コスト化が可能であってリサイクル性にも優れている。
ところが、従来のシンクロナスリラクタンスモータにおける回転子の構造では、回転子の内部に設けられた空気層のスリットからなるフラックスバリアが3〜15本程度と有限であるために、回転によって回転子のリブ(鋼板リブ)が固定子のスロット開口部に対向する場合と対向しない場合とによる磁気抵抗(リラクタンス)の変動によって高調波成分が発生する。この高調波成分が正常なトルク波形に重畳してトルクリップルを誘発させる原因となる。このようなトルクリップルは、電動パワーステアリング装置に与える補助トルクにむらを生じさせるために、車両の操舵フィーリングに振動などの違和感を発生させる要因となる。
そこで、シンクロナスリラクタンスモータにおいてトルクリップルを低減させるための技術が種々提案されている(例えば、特許文献1参照)。この文献の技術によれば、回転子における一つのフラックスバリア(空気層)の両縁側のリブを第1リブと第2リブとしたとき、第1リブが固定子のスロットの中心位置に対向するとき、第2リブは固定子の歯(ティース)に対向するようにして、回転子の一回転中におけるトルクリップルを均等化させている。
また、特許文献2には、フラックスバリアを曲線溝にして、7つのフラックスバリアを備えたフラックスバリア帯と、6つのフラックスバリアを備えたフラックスバリア帯とを隣接させたものが開示されている。
特開2001−103719号公報(段落番号0014、0015、0032及び図1参照) 特開2006−121821号公報(段落番号0032、図5)
しかしながら、特許文献1のように、第1リブが固定子のスロットの中心位置に対向するときに第2リブが固定子のティースに対向するようにしても、回転子の1回転中における各トルクリップルの大きさが均等になるだけであって、トルクリップルそのものは低減されない。そのため、電動パワーステアリング装置における車両の操舵フィーリングに違和感を生じさせる要因は依然として解決されない。すなわち、シンクロナスリラクタンスモータにおいては、回転子と固定子との対向位置を工夫するだけではトルクリップルを均等化することはできても、トルクリップルそのものを低減させることは難しい。また、この技術では、回転子側のリブと固定子側のスロット及び歯(ティース)との対応関係が制約されるため、シンクロナスリラクタンスモータの極数やスロット数を任意に可変することができない。
また、特許文献2に記載の技術であっても、d軸に隣接するフラックスバリアの数が不一致であるため、トルクリップルの低減に限界がある。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、トルクリップルをさらに低減させることができるシンクロナスリラクタンスモータを提供することを課題とする。
前記課題を解決するために、請求項1に係る発明のシンクロナスリラクタンスモータは、フラックスバリアとリブとによって形成されるフラックスバリア帯を偶数個有する回転子を備え、各フラックスバリア帯におけるフラックスバリアとリブの組が同数であって、隣接するフラックスバリア帯は、前記回転子のd軸に対して非線対称となるように配置された構成を採っている。
このような構成のシンクロナスリラクタンスモータによれば、d軸(磁束軸)に対して隣接する2つのフラックスバリア帯で発生するトルクリップルの位相をずらすことができるので、トルクリップルの和を低減することが可能となる。例えば、d軸に対して隣接するフラックスバリア帯のトルクリップルが逆位相となるように各フラックスバリア帯の磁路形状を形成すれば、相互のトルクリップル形同士を打ち消すことができるので、回転子から出力されるトルクにはリップル成分は含まれなくなる。また、各フラックスバリア帯におけるフラックスバリアとリブの組が同数であるので、さらにトルクリップルが低減する。
好適な形態としては、請求項2で実現される発明のように、隣接するフラックスバリア帯は、d軸の直線に対して線対称となる位置に対応してフラックスバリアとリブとが存在するような幾何学的形状を呈して非線対称を実現している。
ここで、請求項3に係る発明は、前記フラックスバリアと前記リブとの両端部は前記回転子の外周部に設けられ、前記d軸は、前記回転子の回転軸と直交し、前記フラックスバリアと前記リブとの何れか一方の軸方向又はこれらの境界線の方向と前記両端部において一致することを特徴とする。
また、請求項4で実現される発明のように、フラックスバリアの幅とリブの幅を1対1の関係にしている(つまり、両者を同じ幅にしている)。これによって、第1フラックスバリア帯のトルクリップルと第2フラックスバリア帯のトルクリップルをほぼ同じ値にし、かつ180°位相をずらすことができるので、回転子から出力されるトルクリップルを最も小さくすることができる。
また、請求項4に係る発明においては、操舵補助力を発生させ、車両の転舵を行う電動パワーステアリング装置の補助電動機として、前記各発明で実現されるシンクロナスリラクタンスモータを適用している。
請求項1乃至請求項4に係る発明によれば、回転子から出力されるトルクリップルを低減することができる。
また、請求項5に係る発明によれば、トルクリップルの小さいシンクロナスリラクタンスモータを補助電動機として用いることにより、電動パワーステアリング装置において滑らかな操舵フィーリングと低騒音を実現することができる。
《実施形態》
以下、図面を参照しながら、本発明におけるシンクロナスリラクタンスモータの実施形態について説明するが、まず、本発明のシンクロナスリラクタンスモータが好んで用いられる電動パワーステアリング装置について概略的に説明する。
(電動パワーステアリング装置)
図1は、本発明に係るシンクロナスリラクタンスモータを備える電動パワーステアリング装置の全体構成図である。図1に示すように、電動パワーステアリング装置1はステアリングホイール2を有しており、ステアリングホイール2はステアリング軸3を介してピニオン軸4に連結されている。運転者がステアリングホイール2を操作して生じる操舵トルクは、ステアリング軸3を介してピニオン軸4に伝達される。ピニオン軸4にはステアリング系に作用する操舵トルクを検出する磁歪式のトルクセンサ5及びトルク伝達手段6が取り付けられており、トルク伝達手段6は、ステアリング系に補助トルクを加えるための、電動機7に接続されている。なお、電動機7はシンクロナスリラクタンスモータが用いられている。
電動パワーステアリング装置1は、いわゆるラック・アンド・ピニオン式の構成となっていて、ピニオン軸4の下端に設けられたピニオン4Aは、ラック軸8に形成されたラック歯8Aと噛み合わされており、ピニオン軸4の回転がラック軸8の軸方向の変位に変換されて駆動輪9,9を転舵させる。また、トルクセンサ5から制御装置10へ操舵トルク信号Tを出力している。制御装置10は、トルクセンサ5から出力された操舵トルク信号Tと速度センサ11から出力された車両の速度信号vとに基づいて補助トルクを算出し、3相の電動機駆動電圧VOを電動機7に出力して電動機7を制御している。
また、トルク伝達手段6は、詳細は図示されていないが、電動機7の回転トルクによってウォームギア(図示せず)を介してピニオン軸4を回転させるように構成されている。このようにして、電動機7の補助トルクは、トルク伝達手段6を介してピニオン軸4に伝達され、さらにピニオン4Aとラック歯8Aを介して、ラック軸8からステアリング系に伝達されて駆動輪9を転舵させるように構成されている。なお、ステアリング系全体の構成は図示されていない。
このような構成によって、運転者がステアリングホイール2を操作して車両の走行運転中に走行方向の操舵を行うとき、ステアリング軸3に加えられた操舵トルクに基づく回転力は、ピニオン4Aからラック歯8Aを介してラック軸8の軸方向の直線運動に変換されて駆動輪9,9の走行方向を変化させるように作用する。このとき、同時に、ステアリング軸3に付設されたトルクセンサ5は、ステアリングホイール2による運転者の操舵に応じた操舵トルクを検出して電気的な操舵トルク信号Tに変換し、この操舵トルク信号Tを制御装置10へ出力している。また、速度センサ11が車両の速度信号vを検出して制御装置10へ出力している。
制御装置10は、操舵トルク信号T及び速度信号vに基づいた目標信号と、電動機7の回転角を示す角度信号θとに基づいて電動機7を駆動させるための電動機駆動電圧Vを発生する。このとき、制御装置10は、電動機電流I、及び角度信号θを用いて、電動機駆動電圧Vをd軸(磁束軸)とこれに電気的に直交するq軸(トルク軸)とに分解して制御するdqベクトル変換を行う。電動機7は、U,V,W相の3相の電動機駆動電圧Vに基づいて回転駆動し、3相交流電流I(Iu,Iv,Iw)が流れる。
これによって、電動機7の回転トルクに基づく補助操舵力は、トルク伝達手段6を介して、ステアリング軸3に連結されたピニオン軸4に作用し、ラック・アンド・ピニオン機構によってラック軸8に伝達される。以上のようにして、電動機7を駆動させることによって、ステアリングホイール2に加えられる運転者による操舵力が軽減される。
(シンクロナスリラクタンスモータの動作)
ここで、本発明の理解を容易にするために、図1に示す電動パワーステアリング装置1の電動機7として用いられるシンクロナスリラクタンスモータの一般的な動作について説明する。図2は、一般的なシンクロナスリラクタンスモータの断面図である。この図では、回転子が4個の磁極(2極対)を有し、固定子が24個の固定子のスロットを有するシンクロナスリラクタンスモータ35の断面を示している。
シンクロナスリラクタンスモータ35の固定子20には、固定子本体21と、その内周面22に形成された複数個のスロット23、及びT字状の歯(ティース)24が設けられている。また、回転子30には、回転子本体31に対して、所定の幅及び長さを有する線状の複数のフラックスバリア(空気層)32が設けられて、複数の鋼板リブ(リブ)33が形成されている。この鋼板リブ(リブ)33の両端部は、回転子30の外周部に設けられている。回転子本体31は電磁鋼板などの磁性体物質で構成されているが、複数のフラックスバリア32は空気層でなく樹脂性の非磁性物質であってもよい。複数のフラックスバリア32は、d軸(磁束軸)を境界にし、機械的に45度傾斜したq軸(トルク軸)を中心にして放射状に配置されている。したがって、q軸を中心とした複数のフラックスバリア32及び鋼板リブ33の組が、放射状に4組設けられている。また、d軸は、回転子軸と直交しており、鋼板リブ33の両端部において鋼板リブ33の軸と一致している
このように構成されたシンクロナスリラクタンスモータ35の動作について説明する。まず、固定子20のスロット23に巻回された巻線コイル(図示せず)に三相交流電流を流すと歯24に磁界が発生し、回転子30を介して磁束が他の歯24に戻る。回転子本体31の内部には複数のフラックスバリア32が設けられているため、磁束の通りやすい方向(d軸方向)と磁束の通りにくい方向(q軸方向)が生じる。このd軸磁束とq軸磁束との差(磁気抵抗差)によってリラクタンストルクが発生し、回転子30が所定の方向に回転する。
このとき、歯(ティース)24に対向するフラックスバリア32及び鋼板リブ33は、回転子30が回転しても、磁束量の変化は少ないのでトルクリップルの発生要因とはなり難い。しかしながら、隣接する歯24の間に形成された微小なスロット開口部23aとフラックスバリア32(あるいは、鋼板リブ33)との相対的な位置関係によって、回転子30の回転時にトルクリップルが発生する。すなわち、固定子20のスロット開口部23aと回転子30の鋼板リブ33が対向したときと、固定子20のスロット開口部23aと回転子30のフラックスバリア32が対向したときとで磁束が変化するため、固定子20と回転子30の相対的な位置の変化によって(つまり、回転子30が回転することによって)、回転子30の回転トルクにトルクリップルが発生する。
(本実施形態のシンクロナスリラクタンスモータ)
そこで、本実施形態のシンクロナスリラクタンスモータでは、フラックスバリアの形状を変更してトルクリップルの発生を抑えている。図3は、本発明の実施形態で実現されるシンクロナスリラクタンスモータの回転子の断面図である。なお、固定子側の構成については図2と同じであるので、図3では図面を省略し、その説明も省略する。
回転子40は、鋼板の回転子本体41に対して、所定の幅及び長さを有する複数のフラックスバリア(空気層)42が設けられて、複数の鋼板リブ(リブ)43が形成されている。複数のフラックスバリア42は、d軸(磁束軸)を境界にし、d軸から機械的に45度傾斜したq軸(トルク軸)を中心にして放射状に配置されている。したがって、q軸を中心とした複数のフラックスバリア42及び鋼板リブ43の組が、放射状に4組設けられている。すなわち、d軸を境界にし、q軸を中心にして放射状に配置された複数のフラックスバリア42及び鋼板リブ43の組が、X方向のd軸とY方向のd軸とで挟まれた領域で4つに分割されている。すなわち、回転子断面は第1フラックスバリア帯44a、第2フラックスバリア帯44b、第3フラックスバリア帯44c、及び第4フラックスバリア帯44dを形成している。これによって、回転子本体41には4極が構成される。
このとき、回転子40の磁路形状として、フラックスバリア42と鋼板リブ43の組を各フラックスバリア帯44a,44b,44c,44dごとに同数設け、回転子40の中心を通るd軸の直線に対して各フラックスバリア帯44a,44b,44c,44dが非線対称となるようにフラックスバリア42と鋼板リブ43を配置する。すなわち、各フラックスバリア帯44a,44b,44c,44dごとに、d軸に対応して非線対称にフラックスバリア42と鋼板リブ43を配置した回転子の構造を有するシンクロナスリラクタンスモータとする。
図3に示す回転子40にしたがってさらに詳しく説明すると、Y方向のd軸に対して左側の象現にある第4フラックスバリア帯44dは、空気層であるフラックスバリア42がd軸に接しているが、Y方向のd軸に対して右側の象現にある第1フラックスバリア帯44aは、鋼板リブ43がd軸に接している。これによって、第1フラックスバリア帯44aと第4フラックスバリア帯44dはd軸に対して非線対称となる。同様にして、第1フラックスバリア帯44aと第2フラックスバリア帯44b、第2フラックスバリア帯44bと第3フラックスバリア帯44c、及び第3フラックスバリア帯44cと第4フラックスバリア帯44dは、それぞれd軸に対して非線対称となる。なお、各フラックスバリア(空気層)42と鋼板リブ(鋼板層)43の幅は同じである。
このようにして、回転子40の磁路形状としてフラックスバリア(空気層)42の幅と鋼板リブ(鋼板層)43の幅の比率を1対1とし、かつd軸に平行な部分を備えるフラックスバリア42と鋼板リブ43との組を設ける。d軸に平行な部分を備えるフラックスバリア42を設けたので、特許文献2の技術(図2)よりも、d軸に隣接する空気層を確保することができる。また、フラックスバリア帯44a,44b,44c,44dをそれぞれd軸に対して非線対称に配置する。このとき、各フラックスバリア帯44a,44b,44c,44dの配置の仕方は、d軸を基準にしてその両側でフラックスバリア42と鋼板リブ43を入れ替えた幾何学的形状に配置する。ここで、d軸は、回転子軸と直交し、フラックスバリア42と鋼板リブ43との境界線と、フラックスバリア42及び鋼板リブ43の組の両端部において一致する。
これによって、回転子にスキューを施さなくてもシンクロナスリラクタンスモータのトルクリップルを低減することができる。その結果、低振動かつ低騒音なシンクロナスリラクタンスモータを低コストで実現することができる。また、このようなシンクロナスリラクタンスモータを電動パワーステアリング装置1(図1)に適用すれば操舵フィーリングを一段と向上させることができる。
次に、本実施形態のシンクロナスリラクタンスモータを実現するためのフラックスバリア帯の形成方法について説明する。図4は、本実施形態のシンクロナスリラクタンスモータを実現するためのフラックスバリア帯の形成方法を示す概念図である。また、図5は、図4の形成方法によって実現されるd軸に非線対称な2つのフラックスバリア帯の概念図である。
図4(a)、(b)に示すように、あらかじめ、パターンA及びパターンBの2種類のパターンのフラックスバリア帯を用意する。パターンAは、4つの領域45a1,45a2,45a3,45a4のそれぞれにおいて、d軸に平行なフラックスバリア42と鋼板リブ43が1対1の幅の比率で形成されている。また、パターンBも、4つの領域45b1,45b2,45b3,45b4のそれぞれにおいて、d軸に平行な鋼板リブ43とフラックスバリア42が1対1の幅の比率で形成されている。このとき、パターンAとパターンBは、フラックスバリア42と鋼板リブ43を入れ替えた配置になっている。すなわち、パターンAでフラックスバリア42が存在する領域はパターンBでは鋼板リブ43が存在し、パターンAで鋼板リブ43が存在する領域はパターンBではフラックスバリア42が存在している。
そして、図4(c)のように、d軸を境にして隣接するフラックスバリア帯にパターンAとパターンBを交互に配置して回転子40を形成する。すなわち、第1フラックスバリア帯44aにはパターンBを配置し、第2フラックスバリア帯44bにはパターンAを配置し、第3フラックスバリア帯44cにはパターンBを配置し、かつ第4フラックスバリア帯44dにはパターンAを配置して、幾何学的形状の回転子40を形成する。
図5に示すように、d軸に平行な部分を備えるフラックスバリア42と鋼板リブ43とを1対1の幅の比率で持ち、d軸に対して隣り合うフラックスバリア帯ごとにフラックスバリア42と鋼板リブ43を互いに入れ替えたパターンAとパターンBの磁路を配置している。例えば、パターンAでフラックスバリア42−1が存在する位置のd軸に線対称な位置には鋼板リブ43−1が存在し、パターンAで鋼板リブ43−2が存在する位置のd軸に線対称な位置にはフラックスバリア42−2が存在するというように、隣接するフラックスバリア帯の磁路形状はd軸に対して非線対称となっている。
なお、図3において、d軸と平行でない箇所(例えば、トルク軸であるq軸の近傍)におけるフラックスバリア42と鋼板リブ43の幅の比率が1対1でなくてもよい。また、d軸と平行でない箇所(例えば、q軸の近傍)のフラックスバリア42と鋼板リブ43は図では円弧形状となっているが、この領域のフラックスバリア42と鋼板リブ43は円弧形状でなく、どのような形状であってもよい。なお、外周部近傍においては、磁束を通りやすくすること、及びフラックスバリア42を確保するために、フラックスバリア42と鋼板リブ43を直線にする必要がある。
すなわち、図3のように回転子40に形成されたフラックスバリア(空気層)42と鋼板リブ43の幅の比率を1対1とし、d軸に平行なフラックスバリア42と鋼板リブ43を設け、さらに、隣接するフラックスバリア帯の磁路形状をd軸に対して非線対称にする。このときの磁路形状の非線対称な配置方法は、d軸を基準にして両側のフラックスバリア帯でフラックスバリア42と鋼板リブ43とを入れ替えるように配置する。そのためには、各フラックスバリア帯44a,44b,44c,44dにおけるフラックスバリア42と鋼板リブ43の個数を同数にする必要がある
図3のように、回転子40におけるフラックスバリア帯の磁路形状をd軸に対して非線対称にすることにより、例えば、第1フラックスバリア帯44aによるトルクリップル波形と隣接する第2フラックスバリア帯44bによるトルクリップル波形との位相をずらすことができるので、相互のトルクリップル波形同士を打ち消し合うようにすることができる。例えば、第1フラックスバリア帯44aのトルクリップル波形と第2フラックスバリア帯44bのトルクリップル波形が逆位相となるようにフラックスバリア帯の磁路形状を形成すれば、相互のトルクリップル波形同士を完全に打ち消すことができる。
図6は、図3に示す磁路形状の回転子を用いたシンクロナスリラクタンスモータのトルク波形を示す特性図であり、横軸に回転角度、縦軸にトルクを示している。曲線C10は第1フラックスバリア帯44aによって発生したトルクリップルを示し、曲線C11は第2フラックスバリア帯44bによって発生したトルクリップルを示している。また、曲線C12は、曲線C10と曲線C11との合成トルクを示している。図6から分かるように、第1フラックスバリア帯44aによって発生したトルクリップルの曲線C10と、第2フラックスバリア帯44bによって発生したトルクリップルの曲線C11は位相がほぼ180°ずれているので、合成トルクの曲線C12はトルクリップルが極めて少なくなっている。
すなわち、図3に示すような磁路形状の回転子を用いたシンクロナスリラクタンスモータを用いれば、あるフラックスバリア帯(例えば、フラックスバリア帯44a)でトルクリップルが発生しても、別のフラックスバリア帯(例えば、フラックスバリア帯44b)で発生した位相の異なるトルクリップルによって打ち消すことができるので、回転子40が発生するトルクのトルクリップル(つまり、トルク変動)を減少させることが可能となる。これによって、フラックスバリア42にスキューを施さなくても、回転子40のトルクに発生するトルクリップルを低減することができ、その結果、シンクロナスリラクタンスモータの低振動化と低騒音化を低コストで実現することが可能となる。さらには、このシンクロナスリラクタンスモータを用いた電動パワーステアリング装置の操舵フィーリングを向上させることができる。
《測定例》
本実施形態で実現されたフラックスバリア帯の磁路形状を有する回転子を備えたシンクロナスリラクタンスモータについて種々の特性実験を行った。ここでは、特許文献2に記載のフラックスバリア帯の磁路形状を有する回転子を備えたシンクロナスリラクタンスモータと比較しながらその実験結果について考察する。
図7は、図3に示すフラックスバリア帯を備えた回転子において、フラックスバリア帯と鋼板リブとの幅の比率を変えたときのトルクリップルの比較データであり、(a)は実測データ、(b)は比較グラフを示している。なお、図7において、『リブ』は図3に示す鋼板リブ43であり、『空気』は図3に示すフラックスバリア(空気層)42である。
図7(a)、(b)に示すように、鋼板リブとフラックスバリア帯の幅の比率において、リブ:空気=1:1のとき(つまり、鋼板リブとフラックスバリア帯の幅が同じとき)が最もトルクリップル率が小さくて2.9%であり、トルクリップルの絶対値も0.07Nmとかなり小さい。ところが、リブ:空気=4:1のようにリブの幅の比率が多くなると、トルクリップル率は26.2%、トルクリップルの絶対値は0.57Nmとかなり大きくなり、空気の幅に対してリブの幅の比率が大きくなるほどトルクリップル率及びトルクリップルの値は大きくなる。また、リブ:空気=1:2のように、空気の幅に対してリブの幅の比率が小さくなってもトルクリップル率及びトルクリップルの値は大きくなる。
このように、空気の幅とリブの幅の比率が1対1で、両者の幅が等しいときはトルクリップル率(トルクリップル)は小さいが、空気の幅とリブの幅の比率バランスが崩れると、回転子40の回転中においてリブ(鋼板リブ43)がスロット開口部23a(図2)に一致したときと空気(フラックスバリア42)がスロット開口部に一致したときとのトルクリップルの波形が異なってくるので、隣り合う2つのフラックスバリア帯のトルクリップルの位相差を180°にずらすことが難しくなる。その結果、2つのフラックスバリア帯のトルクリップルをキャンセルすることができなくなるために、空気の幅とリブの幅の比率が1対1のバランスから崩れると、回転子40から出力されるトルクリップルが大きくなる。
図8は、特許文献2に記載のシンクロナスリラクタンスモータを比較例として測定したトルク特性と機械角次数の解析結果を示す図である。すなわち、この図は、d軸対称のフラックスバリア帯ごとに6本と7本の曲線溝(空気層)を有するフラックスバリア帯を非線対称に配置したロータ(回転子)を用いた場合における、シンクロナスリラクタンスモータのトルクリップル波形、及びトルクリップル波形を機械角でフーリエ解析した機械角次数ごとのトルクリップルを示している。
図8のトルクリップル波形は、横軸に機械角(deg)を示し、縦軸にトルク(Nm)を示している。特許文献2に記載のシンクロナスリラクタンスモータの回転子は4極であり、固定子は24個のスロットを有しているので、回転子の1回転を意味する機械角360degの間に24個のトルクリップルが表われている。このときのトルクリップルの大きさは0.3NmPPとかなり大きい。また、トルクリップル波形を機械角でフーリエ解析したときの各機械角次数ごとのトルクリップルの値は、機械角次数が24次の成分において0.179NmPP(9.0%)、48次の成分において0.144NmPP(7.2%)であり、かなり大きなトルクリップルの値となっている。
図9は、図3に示す本実施形態のシンクロナスリラクタンスモータによって測定したトルク特性と機械角次数の解析結果を示す図である。すなわち、この図は、d軸対称のフラックスバリア帯ごとに8本の直線溝(空気層)を有するフラックスバリア帯を非線対称に配置したロータ(回転子)を用いた場合における、シンクロナスリラクタンスモータのトルクリップル波形、及びトルクリップル波形を機械角でフーリエ解析した機械角次数ごとのトルクリップルを示している。
図9のトルクリップル波形は、横軸に機械角(deg)を示し、縦軸にトルク(Nm)を示している。機械角360degは回転子の1回転であり、回転子は4極であり、固定子は24個のスロット開口部を有しているので、機械角360degの間に24個のトルクリップルが表われている。このときのトルクリップルの大きさは0.07NmPPとかなり小さい。また、トルクリップル波形を機械角でフーリエ解析したときの各機械角次数ごとのトルクリップルの値は、機械角次数が24次の成分において0.058NmPP(2.9%)、48次の成分において0.007NmPP(0.4%)であり、小さいトルクリップルの値になっている。なお、図3の回転子の構成では、d軸に平行なフラックスバリア42は8本存在しているので、その3倍の機械角次数24次のトルクリップル成分が顕著に表われている。
以上説明したように、実験結果を見ても、回転子における各磁極のフラックスバリア帯の磁路形状をd軸に対して非線対称にし、かつ、フラックスバリアの幅と鋼板リブの幅を等しくして、d軸近傍でフラックスバリアと鋼板リブをd軸に平行に配置することによって、回転子が発生するトルクリップルを大幅に低減できることが裏付けられた。
本発明に係るシンクロナスリラクタンスモータを備える電動パワーステアリング装置の全体構成図である。 一般的なシンクロナスリラクタンスモータの断面図である。 本発明の実施形態で実現されるシンクロナスリラクタンスモータの回転子の断面図である。 本実施形態のシンクロナスリラクタンスモータを実現するためのフラックスバリア帯の形成方法を示す概念図である。 図4の形成方法によって実現されるd軸に非線対称な2つのフラックスバリア帯の概念図である。 図3に示す磁路形状の回転子を用いたシンクロナスリラクタンスモータのトルク波形を示す特性図である。 図3に示すフラックスバリア帯を備えた回転子において、フラックスバリア帯と鋼板リブの幅の比率を変えたときのトルクリップルの比較データであり、(a)は実測データ、(b)は比較グラフを示す。 図2に示す一般的なシンクロナスリラクタンスモータによって測定したトルク特性と機械角次数の解析結果を示す図である。 図3に示す本実施形態のシンクロナスリラクタンスモータによって測定したトルク特性と機械角次数の解析結果を示す図である。
符号の説明
1 電動パワーステアリング装置
2 ステアリングホイール
3 ステアリング軸
4 ピニオン軸
4A ピニオン
5 トルクセンサ
6 トルク伝達手段
7 電動機
8 ラック軸
8A ラック歯
9 駆動輪
10 制御装置
11 速度センサ
T 操舵トルク信号
v 速度信号
電動機駆動電圧
20 固定子
21 固定子本体
22 内周面
23 スロット
23a スロット開口部
24 歯(ティース)
30、40 回転子
31、41 回転子本体
32、42、42−1、42−2 フラックスバリア(空気層)
33、43、43−1、43−2 鋼板リブ
35 シンクロナスリラクタンスモータ
44a 第1フラックスバリア帯
44b 第2フラックスバリア帯
44c 第3フラックスバリア帯
44d 第4フラックスバリア帯
45a1、45a2、45a3、45a4 領域
45b1、45b2、45b3、45b4 領域

Claims (5)

  1. フラックスバリアとリブとによって形成されるフラックスバリア帯を偶数個有する回転子を備え、前記各フラックスバリア帯における前記フラックスバリアと前記リブの組が同数であるシンクロナスリラクタンスモータにおいて、
    隣接する前記フラックスバリア帯は、前記回転子のd軸に対して非線対称となるように配置されていることを特徴とするシンクロナスリラクタンスモータ。
  2. 隣接する前記フラックスバリア帯は、前記d軸に対して線対称となる位置に対応して前記フラックスバリアと前記リブとが存在するような幾何学的形状を呈し、前記非線対称を実現していることを特徴とする請求項1に記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
  3. 前記フラックスバリアと前記リブとの両端部は前記回転子の外周部に設けられ、
    前記d軸は、前記回転子の回転軸と直交し、前記フラックスバリアと前記リブとの何れか一方の軸方向又はこれらの境界線の方向と前記両端部において一致することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
  4. 前記フラックスバリアの幅と前記リブの幅は1対1の関係にあることを特徴とする請求項1乃至請求項3の何れかに記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
  5. 操舵補助力を発生させ、車両の転舵を行う電動パワーステアリング装置の補助電動機に使用されることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のシンクロナスリラクタンスモータ。
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