JP2008283622A - 高周波伝送線路 - Google Patents

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Abstract

【課題】不連続性に起因する伝送特性劣化を改善すると共に不要放射を低減する高周波伝送線路を得る。
【解決手段】誘電体基板110、第1のくり貫き部を有する第1の接地導体117、第2のくり貫き部を有する第2の接地導体111、第2のくり貫き部内部にあって、第2の接地導体と電気的接続を持たない第1の信号線用導体パターン112、第1及び第2のくり貫き部周回付近に並べられ、第1と第2の接地導体を接続する複数の接地用柱状導体116a、第1のくり貫き部付近に端部を有し、一方向に延伸するストリップ導体115、ストリップ導体と第1の信号線用導体パターンを接続する第1の信号線用柱状導体113aを備え、第1の信号線用柱状導体から第1のくり貫き部周回部までのストリップ導体115の延伸方向と同一方向への距離が、第1の信号線用柱状導体から第1のくり貫き部周回部までのストリップ導体の延伸方向と反対方向への距離に比べて短い。
【選択図】図1

Description

この発明は、誘電体基板内部に形成した垂直給電回路においてより高い周波数で適用可能な構造を得ると共に不要な放射の低減を実現するための高周波伝送線路に関するものである。
従来のBall Grid Array(BGA)接続を用いた高周波信号伝送路の構造は、一つのはんだボールを信号線導体とし、このはんだボールを中心に同心円状に並べられた複数のはんだボールを接地導体とすることにより、擬似的な同軸線路モードを伝搬させている。また、上記はんだボールによって接合される誘電体基板内部においては、一つのVIAホールと呼ばれる柱状の金属導体を信号線導体とし、このVIAホールを中心に同心円状に並べられた複数のVIAホールを接地導体とすることにより、擬似的な同軸線路モードを伝搬させ、基板の厚み方向への高周波信号の伝送を可能としている。また、基板厚み方向へ伝送した高周波信号を、基板の表層または内層に形成したマイクロストリップ線路、コプレーナ線路、ストリップ線路等に接続することにより、他の回路への高周波信号伝送を可能としている。
また、上記の信号線導体用はんだボールと信号線導体用VIAホールを電気的に接続し、さらに、接地導体用はんだボールと接地導体用VIAホールを電気的に接続することにより、一方の基板を伝送する高周波信号を他方の基板へと伝送させることが可能となる(例えば、非特許文献1参照)。
K. Varian, et al, "A 2-Bit RF MEMS Phase Shifter in a Thick-Film BGA Ceramic Package", IEEE MICROWAVE AND WIRELESS COMPONENTS LETTERS, VOL. 12, NO. 9, SEPTEMBER 2002 pp. 321-323
しかしながら、従来のBGA接続部においては、はんだボールの直径と、VIAホールの直径が同等でない場合が多く、例えば、はんだボールの直径がVIAホールの直径に比べて大きい場合、はんだボールとVIAホールの電気的接続を仲介するためのパッドと呼ばれる円形状導体パターンの直径は、はんだボールの直径に準ずる寸法を採用する必要がある。この場合、VIAホールの直径とパッドの直径が大きく異なり、はんだボールとVIAホールの接続部において大きな不連続性が生じるため、周波数が高くなるにつれて伝送特性の劣化が顕著となる問題点があった。
また、基板内部のVIAホールにより形成した擬似同軸線路と、基板の表層または内層に形成したマイクロストリップ線路、コプレーナ線路、ストリップ線路等との変換部においては、構造の不連続性から不要な放射が起こる。上記の不要放射により、他の回路端子との間で不要な電磁界結合が起こると、回路特性の劣化につながることがあり、不要放射量を低減できる変換部が望まれている。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、BGA接続部における不連続性に起因する伝送特性劣化を改善し、さらに基板内部に形成した擬似同軸線路とマイクロストリップ線路、コプレーナ線路、ストリップ線路等との変換部における不要放射を低減する高周波伝送線路を得ることを目的とする。
この発明に係る高周波伝送線路は、第1の誘電体基板と、前記第1の誘電体基板内層に設けられ、第1のくり貫き部を有する第1の接地導体と、前記第1の誘電体基板内層または表層に設けられ、第2のくり貫き部を有する第2の接地導体と、前記第2のくり貫き部内部にあって、前記第2の接地導体と電気的接続を持たない第1の信号線用導体パターンと、前記第1の誘電体基板内部にあって、前記第1のくり貫き部および前記第2のくり貫き部周回付近に並べられ、前記第1の接地導体と前記第2の接地導体とを電気的に接続する複数の接地用柱状導体と、前記第2の接地導体から前記第1の接地導体を挟んで反対側の前記第1の誘電体基板内層または表層に設けられ、前記第1のくり貫き部付近に端部を有し、一方向に延伸するストリップ導体と、前記第1の誘電体基板内部にあって、前記ストリップ導体と前記第1の信号線用導体パターンとを電気的に接続する第1の信号線用柱状導体とを備え、前記第1の信号線用柱状導体から前記第1のくり貫き部周回部までの前記ストリップ導体の延伸方向と同一方向への距離が、前記第1の信号線用柱状導体から前記第1のくり貫き部周回部までの前記ストリップ導体の延伸方向と反対方向への距離に比べて短いことを特徴とする。
この発明によれば、周波数が高くなるにつれて生じる伝送特性の劣化を低減させる効果があるとともに、伝送線路外部への不要な放射を低減できる効果が得られる。
実施の形態1.
図1〜図4は、この発明の実施の形態1に係る高周波伝送線路の構造を示す図であり、図2は、図1におけるA−A'線についての断面図、図3は、図1におけるB−B'線についての断面図、図4は、図1におけるC−C'線についての断面図である。
図1及び図4に示すように、誘電体基板101の表面に、はんだボール搭載用パッド102およびパッド102と電気的に接続された信号線用導体パターンとしてのストリップ導体103が設けられ、パッド102およびストリップ導体103と電気的に隔離された接地導体パターン105が設けられている。パッド102の上に信号線用はんだボール104aが、接地導体105の上に接地導体用はんだボール104bがそれぞれ搭載されている。
また、図1〜図3に示すように、多層誘電体基板110の下側面には、信号線用はんだボール搭載用パッド112及びくり貫き部118を有する接地導体パターン111が設けられている。また、多層誘電体基板110の上側面には、信号線用ストリップ導体115が、多層誘電体基板110の内層には、くり貫き部119を有する接地導体117がそれぞれ設けられ、ストリップ導体115と接地導体117によりマイクロストリップ線路が形成されている。
接地導体117と接地導体111は、くり貫き部118、119を取り囲むように配置されたVIAホールと呼ばれる接地用柱状導体116aにより電気的に接続されている。図1に示す例のように、接地用柱状導体116a同士の電気的接続のため、ランドと呼ばれる導体パターン116bが仲介する場合もある。ストリップ導体115とパッド112は、信号線用柱状導体113a(113a1〜113a3を総称する)により電気的に接続されており、図1に示す例のように、信号線用柱状導体113a同士の電気的接続のため、ランドと呼ばれる導体パターン113bが仲介する場合もある。
図1〜図4に示すように、誘電体基板101に設けられたパッド102と、多層誘電体基板110に設けられたパッド112がはんだボール104aにより電気的に接続され、誘電体基板101に設けられた接地導体105と、多層誘電体基板110に設けられた接地導体111がはんだボール104bにより電気的に接続されることにより、誘電体基板101を伝送する高周波信号を多層誘電体基板110に設けられたマイクロストリップ線路へ伝送させることが可能となる。
本例では、多層誘電体基板110にマイクロストリップ線路を形成した例について説明しているが、ストリップ線路、コプレーナ線路、埋め込み形マイクロストリップ線路等のストリップ導体を用いる他の伝送線路構造を用いても良く、104a、104bがはんだボールである例を示したが、はんだに限るものではなく、導電性接着材など導電性を有するものであれば他のものでも良い。また、くり貫き部119、118は円形のものについて説明しているが、これに限らず任意の形状を用いても良い。また、本例では、誘電体基板101の上面にコプレーナ線路を形成した例を示しているが、上面に限らず、下面、内層に形成しても良く、他のストリップ導体を用いた伝送線路構造を用いても良い。
図1に示すように、信号線用柱状導体113aからくり貫き部119の周回部までの距離について、ストリップ導体115の延伸方向と同一方向への距離がストリップ導体115の延伸方向と反対方向への距離に比べて短くなっている。これにより、パッド112と信号線用柱状導体113aとの接続部周辺の不連続性を緩和でき、さらに、ストリップ導体115と信号線用柱状導体113aとの接続部における直列のインダクタンス成分を低減できるため、周波数が高くなるにつれて生じる伝送特性の劣化を低減できる効果が得られる。また、接地用柱状導体が、信号線用柱状導体から等距離に並べられた従来の擬似同軸線路において、ほぼ均等に分布していた電磁界分布を、信号線用柱状導体113aとストリップ導体115の延伸方向に位置するくり貫き部119の周回部の間隔周辺に集中させることができ、結果として、外部への不要な放射を低減する効果も得られる。
図5に、接地用柱状導体が信号線用柱状導体から等距離に並べられた従来の擬似同軸線路を用いた高周波伝送線路と、図1〜図4に示したこの発明の実施の形態1に係る高周波伝送線路における放射量の比較図を示す。放射量(Radiation)は、有限要素法を用いた電磁界シミュレーションにより求めた。また、周波数(Freq)範囲は、5〜50GHzとした。ここで、はんだボール104a、104bの直径および高さはそれぞれ、0.95mm、0.5mmであり、信号線用柱状導体113a、接地用柱状導体116aの直径は、0.132mmである。
誘電体基板101の比誘電率は4.4、多層誘電体基板110の比誘電率は7.1であり、図1に示した基板の厚み寸法は、h1=0.14mm、h2=0.49mmである。パッド112、くり貫き部118の直径はそれぞれ、0.75mm、1.05mmである。図5において、点線で示すグラフが、信号線用柱状導体113aがパッド112の中心に配置された構造による放射量を示すのに対し、実線で示すグラフが、図1〜図4に示したこの発明の実施の形態1に係る高周波伝送線路による放射量を示し、信号線用柱状導体113aがパッド112の中心から、ストリップ導体115の延伸方向へ0.18mmシフトさせた構造による放射量を示す。図5に示す周波数帯全帯域において、図1〜図4に示したこの発明の実施の形態1に係る高周波伝送線路は、従来構造に比べ放射量が約1dB〜2dB程度低減効果があることがわかる。
以上のように、実施の形態1に係る高周波伝送線路構造では、信号線用柱状導体113aからくり貫き部119周回部までのストリップ導体115の延伸方向と同一方向への距離が、信号線用柱状導体113aからくり貫き部119周回部までのストリップ導体115の延伸方向と反対方向への距離に比べて短くしたので、周波数が高くなるにつれて生じる伝送特性の劣化を低減させる効果があるとともに、伝送線路外部への不要な放射を低減できる効果が得られる。
実施の形態2.
図6〜図9は、この発明の実施の形態2に係る高周波伝送線路の構造を示す図であり、図7は図6におけるD−D'線についての断面図、図8は図6におけるE−E'線についての断面図、図9は図6におけるF−F'線についての断面図である。
この実施の形態2においては、実施の形態1における各構成と同一部分は同一符号を付して示す。この実施の形態2は、多層誘電体基板110の内部にあって、ストリップ導体115と信号線用導体パターンとしてのパッド112とを電気的に接続する信号線用柱状導体113aが3つ備えられ、3つの第1の信号線用柱状導体113aのうち、第1のくり貫き部119の周回部に最も近接した信号線用柱状導体113aから第1のくり貫き部119の周回部までの距離について、ストリップ導体115の延伸方向と同一方向への距離が、ストリップ導体115の延伸方向と反対方向への距離に比べて短いことが特徴となる。
図6及び図9に示すように、誘電体基板101の表面に、はんだボール搭載用パッド102およびパッド102と電気的に接続されたストリップ導体103が設けられ、パッド102およびストリップ導体103と電気的に隔離された接地導体パターン105が設けられている。パッド102の上に信号線用はんだボール104aが、接地導体105の上に接地導体用はんだボール104bがそれぞれ搭載されている。
また、図6〜図8に示すように、多層誘電体基板110の下側面には信号線用はんだボール搭載用パッド112および、くり貫き部118を有する接地導体パターン111が設けられている。また、多層誘電体基板110の上側面には信号線用ストリップ導体115が、多層誘電体基板110の内層にはくり貫き部119を有する接地導体117がそれぞれ設けられ、ストリップ導体115と接地導体117によりマイクロストリップ線路が形成されている。
接地導体117と接地導体111は、くり貫き部118、119を取り囲むように配置されたVIAホールと呼ばれる接地用柱状導体116aにより電気的に接続されている。図6に示す例のように、接地用柱状導体116a同士の電気的接続のため、ランドと呼ばれる導体パターン116bが仲介する場合もある。ストリップ導体115とパッド112は、信号線用柱状導体113aにより電気的に接続されており、図6に示す例のように、信号線用柱状導体113a同士の電気的接続のため、ランドと呼ばれる導体パターン113bが仲介する場合もある。また、本例では、同一層に3本の信号線用柱状導体113aを配置している。
図6〜図9に示すように、誘電体基板101に設けられたパッド102と、多層誘電体基板110に設けられたパッド112がはんだボール104aにより電気的に接続され、誘電体基板101に設けられた接地導体105と、多層誘電体基板110に設けられた接地導体111がはんだボール104bにより電気的に接続されることにより、誘電体基板101を伝送する高周波信号を多層誘電体基板110に設けられたマイクロストリップ線路へ伝送させることが可能となる。
本例では、多層誘電体基板110にマイクロストリップ線路を形成した例について説明しているが、ストリップ線路、コプレーナ線路、埋め込み形マイクロストリップ線路等のストリップ導体を用いる他の伝送線路構造を用いても良く、104a、104bがはんだボールである例を示したが、はんだに限るものではなく、導電性接着材など導電性を有するものであれば他のものでも良い。くり貫き部119、118は円形のものについて説明しているが、これに限らず任意の形状を用いても良い。また、本例では、誘電体基板101の上面にコプレーナ線路を形成した例を示しているが、上面に限らず、下面、内層に形成しても良く、他のストリップ導体を用いた伝送線路構造を用いても良い。
さらに、本例では、各層に3本の信号線用柱状導体113aを配置しているが、少なくとも1層に複数本の信号線用柱状導体113aを配置しても良く、層により異なる本数の信号線用柱状導体113aを用いても良い。
図6に示すように、信号線用柱状導体113aのうち、くり貫き部119の周回部に最も近接した信号線用柱状導体からくり貫き部119の周回部までの距離について、ストリップ導体115の延伸方向と同一方向への距離がストリップ導体115の延伸方向と反対方向への距離に比べて短くなっている。また、各層に配置した信号線用柱状導体113aを複数本にすることにより、パッド112との不連続性を緩和できる構造となる。これにより、パッド112と信号線用柱状導体113aとの接続部周辺の不連続性を緩和でき、さらに、ストリップ導体115と信号線用柱状導体113aとの接続部における直列のインダクタンス成分を低減できるため、周波数が高くなるにつれて生じる伝送特性の劣化を低減できる効果が得られる。また、実施の形態1と同様に、伝送する高周波信号の電磁界分布を信号線用柱状導体113aとストリップ導体115の延伸方向に位置するくり貫き部119の周回部の間隔周辺に集中させることができ、結果として、外部への不要な放射を低減する効果も得られる。
以上のように、実施の形態2に係る高周波伝送線路構造では、複数の信号線用柱状導体113aのうち、くり貫き部119の周回部に最も近接した信号線用柱状導体113aからくり貫き部119の周回部までの距離について、ストリップ導体115の延伸方向と同一方向への距離が、ストリップ導体115の延伸方向と反対方向への距離に比べて短くしたので、周波数が高くなるにつれて生じる伝送特性の劣化を低減させる効果があるとともに、伝送線路外部への不要な放射を低減できる効果が得られる。
実施の形態3.
図10〜図13は、この発明の実施の形態3に係る高周波伝送線路の構造を示す図であり、図11は、図10におけるG−G'線についての断面図、図12は、図10におけるH−H'線についての断面図、図13は、図10におけるI−I'線についての断面図である。
この実施の形態3においては、実施の形態1及び2における各構成と同一部分は同一符号を付して示す。この実施の形態3は、ストリップ導体115の一部に並列容量素子を得るためのスタブ121を設けたことを特徴となる。
図10及び図13に示すように、誘電体基板101の表面に、はんだボール搭載用パッド102およびパッド102と電気的に接続されたストリップ導体103が設けられ、パッド102およびストリップ導体103と電気的に隔離された接地導体パターン105が設けられている。パッド102の上に信号線用はんだボール104aが、接地導体105の上に接地導体用はんだボール104bがそれぞれ搭載されている。
図10〜図12に示すように、多層誘電体基板110の下側面には信号線用はんだボール搭載用パッド112および、くり貫き部118を有する接地導体パターン111が設けられている。また、多層誘電体基板110の上側面には信号線用ストリップ導体115が、多層誘電体基板110の内層にはくり貫き部119を有する接地導体117がそれぞれ設けられ、ストリップ導体115と接地導体117によりマイクロストリップ線路が形成されている。また、ストリップ導体115の一部に、並列容量素子を得るためのスタブ121が設けられている。
接地導体117と接地導体111は、くり貫き部118、119を取り囲むように配置されたVIAホールと呼ばれる接地用柱状導体116aにより電気的に接続されている。図10に示す例のように、接地用柱状導体116a同士の電気的接続のため、ランドと呼ばれる導体パターン116bが仲介する場合もある。ストリップ導体115とパッド112は、信号線用柱状導体113aにより電気的に接続されており、図10に示す例のように、信号線用柱状導体113a同士の電気的接続のため、ランドと呼ばれる導体パターン113bが仲介する場合もある。
図10〜図13に示すように、誘電体基板101に設けられたパッド102と、多層誘電体基板110に設けられたパッド112がはんだボール104aにより電気的に接続され、誘電体基板101に設けられた接地導体105と、多層誘電体基板110に設けられた接地導体111がはんだボール104bにより電気的に接続されることにより、誘電体基板101を伝送する高周波信号を多層誘電体基板110に設けられたマイクロストリップ線路へ伝送させることが可能となる。
本例では、多層誘電体基板110にマイクロストリップ線路を形成した例について説明しているが、ストリップ線路、コプレーナ線路、埋め込み形マイクロストリップ線路等のストリップ導体を用いる他の伝送線路構造を用いても良く、104a、104bがはんだボールである例を示したが、はんだに限るものではなく、導電性接着材など導電性を有するものであれば他のものでも良い。くり貫き部119、118は円形のものについて説明しているが、これに限らず任意の形状を用いても良い。また、本例では、誘電体基板101の上面にコプレーナ線路を形成した例を示しているが、上面に限らず、下面、内層に形成しても良く、他のストリップ導体を用いた伝送線路構造を用いても良い。さらに、本例では、各層に1本の信号線用柱状導体113aを配置しているが、少なくとも1層に複数本の信号線用柱状導体113aを配置しても良く、層により異なる本数の信号線用柱状導体113aを用いても良い。
図10に示すように、信号線用柱状導体113aからくり貫き部119の周回部までの距離について、ストリップ導体115の延伸方向と同一方向への距離がストリップ導体115の延伸方向と反対方向への距離に比べて短くなっている。これにより、パッド112と信号線用柱状導体113aとの接続部周辺の不連続性を緩和でき、さらに、ストリップ導体115と信号線用柱状導体113aとの接続部における直列のインダクタンス成分を低減できるため、周波数が高くなるにつれて生じる伝送特性の劣化を低減できる効果が得られる。
また、実施の形態1と同様に、伝送する高周波信号の電磁界分布を信号線用柱状導体113aとストリップ導体115の延伸方向に位置するくり貫き部119の周回部の間隔周辺に集中させることができ、結果として、外部への不要な放射を低減する効果も得られる。さらに、ストリップ導体115の一部に、並列容量素子を得るためのスタブ121が設けられているため、スタブ121の形状や配置位置を調整することにより、特定の周波数帯において良好な伝送特性を得ることができる。
以上のように、実施の形態3に係る高周波伝送線路構造では、周波数が高くなるにつれて生じる伝送特性の劣化を低減させる効果があるとともに、伝送線路外部への不要な放射を低減できる効果が得られ、さらに、ストリップ導体115の一部に、並列容量素子を得るためのスタブ121を設けることで、特定の周波数帯において良好な伝送特性を得ることができる。
なお、上述した実施の形態1〜3において、図1、図6及び図10に示すように、ストリップ導体115と信号線用導体パターンとしてのパッド112とを電気的に接続する信号線用柱状導体113aとして、信号線用柱状導体113a1,113a2,113a3を備え、それらの間に2つの導体パターン113bを位置させて3層の構成を示しているが、1、2または3以上の多層であっても良く、実施の形態1〜3と同様な効果を得ることができる。
この発明の実施の形態1に係る高周波伝送線路の構造を示す図である。 図1におけるA−A'線についての断面図である。 図1におけるB−B'線についての断面図である。 図1におけるC−C'線についての断面図である。 従来の高周波伝送線路とこの発明の実施の形態1に係る高周波伝送線路とにおける放射量の比較図である。 この発明の実施の形態2に係る高周波伝送線路の構造を示す図である。 図6におけるD−D'線についての断面図である。 図6におけるE−E'線についての断面図である。 図6におけるF−F'線についての断面図である。 この発明の実施の形態3に係る高周波伝送線路の構造を示す図である。 図10におけるG−G'線についての断面図である。 図10におけるH−H'線についての断面図である。 図10におけるI−I'線についての断面図である。
符号の説明
101 誘電体基板(第2の誘電体基板)、103 ストリップ導体(第3の信号線用導体パターン)、105 接地導体パターン(第3の接地導体)、110 多層誘電体基板(第1の誘電体基板)、111 接地導体パターン(第2の接地導体)、112 信号線用はんだボール搭載用パッド(第1の信号線用導体パターン)、113a 信号線用柱状導体(第1の信号線用柱状導体)、113a1 信号線用柱状導体(第1の信号線用柱状導体)、113a2 信号線用柱状導体(第3の信号線用柱状導体)、113a3 信号線用柱状導体(第2の信号線用柱状導体)、113b 導体パターン、115 信号線用ストリップ導体、116a 接地用柱状導体、116b 導体パターン、117 接地導体(第1の接地導体)、118 くり貫き部(第2のくり貫き部)、119 くり貫き部(第1のくり貫き部)、121 スタブ(並列容量素子)。

Claims (6)

  1. 第1の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板内層に設けられ、第1のくり貫き部を有する第1の接地導体と、
    前記第1の誘電体基板内層または表層に設けられ、第2のくり貫き部を有する第2の接地導体と、
    前記第2のくり貫き部内部にあって、前記第2の接地導体と電気的接続を持たない第1の信号線用導体パターンと、
    前記第1の誘電体基板内部にあって、前記第1のくり貫き部および前記第2のくり貫き部周回付近に並べられ、前記第1の接地導体と前記第2の接地導体とを電気的に接続する複数の接地用柱状導体と、
    前記第2の接地導体から前記第1の接地導体を挟んで反対側の前記第1の誘電体基板内層または表層に設けられ、前記第1のくり貫き部付近に端部を有し、一方向に延伸するストリップ導体と、
    前記第1の誘電体基板内部にあって、前記ストリップ導体と前記第1の信号線用導体パターンとを電気的に接続する第1の信号線用柱状導体と
    を備え、
    前記第1の信号線用柱状導体から前記第1のくり貫き部周回部までの前記ストリップ導体の延伸方向と同一方向への距離が、前記第1の信号線用柱状導体から前記第1のくり貫き部周回部までの前記ストリップ導体の延伸方向と反対方向への距離に比べて短い
    ことを特徴とする高周波伝送線路。
  2. 第1の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板内層に設けられ、第1のくり貫き部を有する第1の接地導体と、
    前記第1の誘電体基板内層または表層に設けられ、第2のくり貫き部を有する第2の接地導体と、
    前記第2のくり貫き部内部にあって、前記第2の接地導体と電気的接続を持たない第1の信号線用導体パターンと、
    前記第1の誘電体基板内部にあって、前記第1のくり貫き部および前記第2のくり貫き部周回付近に並べられ、前記第1の接地導体と前記第2の接地導体とを電気的に接続する複数の接地用柱状導体と、
    前記第2の接地導体から前記第1の接地導体を挟んで反対側の前記第1の誘電体基板内層または表層に設けられ、前記第1のくり貫き部付近に端部を有し、一方向に延伸するストリップ導体と、
    前記第1の誘電体基板内部にあって、前記ストリップ導体と前記第1の信号線用導体パターンとを電気的に接続する複数の第1の信号線用柱状導体と
    を備え、
    前記複数の第1の信号線用柱状導体のうち、前記第1のくり貫き部周回部に最も近接した信号線用柱状導体から前記第1のくり貫き部周回部までの距離について、前記ストリップ導体の延伸方向と同一方向への距離が、前記ストリップ導体の延伸方向と反対方向への距離に比べて短い
    ことを特徴とする高周波伝送線路。
  3. 第1の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板内層に設けられ、第1のくり貫き部を有する第1の接地導体と、
    前記第1の誘電体基板内層または表層に設けられ、第2のくり貫き部を有する第2の接地導体と、
    前記第2のくり貫き部内部にあって、前記第2の接地導体と電気的接続を持たない第1の信号線用導体パターンと、
    前記第1の誘電体基板内部にあって、前記第1のくり貫き部および前記第2のくり貫き部周回付近に並べられ、前記第1の接地導体と前記第2の接地導体とを電気的に接続する複数の接地用柱状導体と、
    前記第2の接地導体から前記第1の接地導体を挟んで反対側の前記第1の誘電体基板内層または表層に設けられ、前記第1のくり貫き部付近に端部を有し、一方向に延伸するストリップ導体と、
    前記第1の誘電体基板内部にあって、前記ストリップ導体と前記第1の信号線用導体パターンとの間に位置する第2の信号線用導体パターンと、
    前記第1の誘電体基板内部にあって、前記ストリップ導体と前記第2の信号線用導体パターンとを電気的に接続する少なくとも1個以上の第1の信号線用柱状導体と、
    前記第1の誘電体基板内部にあって、前記第2の信号線用導体パターンと前記第1の信号線用導体パターンとを電気的に接続する少なくとも1個以上の第2の信号線用柱状導体と
    を備え、
    前記少なくとも1個以上の第1の信号線用柱状導体または前記少なくとも1個以上の第2の信号線用柱状導体のうち、前記第1のくり貫き部周回部に最も近接した信号線用柱状導体から、前記第1のくり貫き部周回部までの距離について、前記ストリップ導体の延伸方向と同一方向への距離が、前記ストリップ導体の延伸方向と反対方向への距離に比べて短い
    ことを特徴とする高周波伝送線路。
  4. 第1の誘電体基板と、
    前記第1の誘電体基板内層に設けられ、第1のくり貫き部を有する第1の接地導体と、
    前記第1の誘電体基板内層または表層に設けられ、第2のくり貫き部を有する第2の接地導体と、
    前記第2のくり貫き部内部にあって、前記第2の接地導体と電気的接続を持たない第1の信号線用導体パターンと、
    前記第1の誘電体基板内部にあって、前記第1のくり貫き部および前記第2のくり貫き部周回付近に並べられ、前記第1の接地導体と前記第2の接地導体とを電気的に接続する複数の接地用柱状導体と、
    前記第2の接地導体から前記第1の接地導体を挟んで反対側の前記第1の誘電体基板内層または表層に設けられ、前記第1のくり貫き部付近に端部を有し、一方向に延伸するストリップ導体と、
    前記第1の誘電体基板内部にあって、前記ストリップ導体と前記第1の信号線用導体パターンとの間に位置する少なくとも2個以上の第2の信号線用導体パターンと、
    前記第1の誘電体基板内部にあって、前記ストリップ導体と前記第2の信号線用導体パターンとを電気的に接続する少なくとも1個以上の第1の信号線用柱状導体と、
    前記第1の誘電体基板内部にあって、前記第2の信号線用導体パターンと前記第1の信号線用導体パターンとを電気的に接続する少なくとも1個以上の第2の信号線用柱状導体と、
    前記第1の誘電体基板内部にあって、前記少なくとも2個以上の第2の信号線用導体パターン同士を電気的に接続する少なくとも1個以上の第3の信号線用柱状導体と
    を備え、
    前記少なくとも1個以上の第1の信号線用柱状導体または前記少なくとも1個以上の第2の信号線用柱状導体または前記少なくとも1個以上の第3の信号線用柱状導体のいずれかにおいて、前記第1のくり貫き部周回部に最も近接した信号線用柱状導体から、前記第1のくり貫き部周回部までの距離について、前記ストリップ導体の延伸方向と同一方向への距離が、前記ストリップ導体の延伸方向と反対方向への距離に比べて短い
    ことを特徴とする高周波伝送線路。
  5. 請求項1から4までのいずれか1項に記載の高周波伝送線路において、
    前記ストリップ導体の一部に並列容量素子を設けた
    ことを特徴とする高周波伝送線路。
  6. 請求項1から5までのいずれか1項に記載の高周波伝送線路において、
    前記第1の誘電体基板と異なる第2の誘電体基板と、
    前記第2の誘電体基板表面または内層に形成した第3の信号線用導体パターンと、
    前記第2の誘電体基板表面または内層に形成した第3の接地導体と
    をさらに備え、
    前記第1の信号線用導体パターンと前記第3の信号線用導体パターンとが電気的に接続され、
    前記第2の接地導体と前記第3の接地導体とが電気的に接続された
    ことを特徴とする高周波伝送線路。
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