JP2008282505A - 磁気ディスク装置の緩衝部材、衝撃緩衝方法、および電子機器 - Google Patents

磁気ディスク装置の緩衝部材、衝撃緩衝方法、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気ディスク装置の耐衝撃特性に対応する緩衝部材を提供する。
【解決手段】緩衝部材13は、それぞれに支持面が形成され第1の弾力特性を備える複数の第1の弾性体101と、それぞれに支持面が形成され第2の弾力特性を備える複数の第2の弾性体103とを有する。磁気ディスク装置本体に装着されたカバーの表面に隆起部21を形成して、支持する弾性体の種類を選択できる。第1の弾性体はたとえばゴムばねで、第2の弾性体が空気室を備えた空気ばねであり、2つの弾性体の弾力特性は異なる。緩衝部材13は隆起部の位置およびサイズを適宜選択することにより磁気ディスク装置に適した緩衝機能を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、電子機器に搭載される磁気ディスク装置に対する衝撃を軽減する緩衝部材に関し、さらに詳細にはさまざまな耐緩衝特性の磁気ディスク装置に対応できる緩衝部材に関する。
磁気ディスク装置は、小型軽量化および大容量化が急速に進んでおり、最近はノートブック形パーソナル・コンピュータ(以下、ノートPCという。)、音楽プレーヤー、カメラ一体型ビデオ・レコーダー、カー・ナビゲーションなどのような、携帯式電子機器もしくは車載式電子機器に搭載されることが多い。磁気ディスク装置は回転する磁気ディスク上を、ヘッドを搭載したスライダが極わずかの間隔で浮上しながらデータの書き込みを行うため、記録動作モードにおいて外部から衝撃が加えられるとヘッドと磁気ディスクの間隔が変化したり、目標トラックからの位置ずれが発生したりして書き込みエラーが発生する可能性がある。
磁気ディスクに記録されたデータの読み取り時に磁気ディスク装置に衝撃があった場合は、さまざまなエラー回復ステップを実行して正しいデータを読み取ることができる。しかし、書き込み時に衝撃があった場合は、通常の磁気ディスク装置は動作速度を優先させるために書き込んだデータの検証をしない場合が多いので、エラー訂正コードの能力以上のビット・エラーが発生したデータが書き込まれると読み取りができなくなってしまう。磁気ディスク装置はそれ自体にさまざまな耐衝撃機能を備えているが、磁気ディスク装置を搭載する電子機器においても、磁気ディスク装置に対する衝撃を軽減する対策が必要である。
対象物を複数の弾性体で緩衝する防振構造については、たとえば以下のような技術がある。特許文献1は、突起先端部の凹凸を対象物に密着させることにより、受圧面積拡張作用、形状即応作用、および凹所内の空気を排除しての密着作用を同時に生成するという構造の防振部材について開示している。特許文献2は、空気を封入した凹部と弾性材を充填した凹部とを有する緩衝シートについて開示している。特許文献3は、表面に中空の突起が多数形成されたゴム状弾性材料で製作された防振パッドについて開示している。特許文献4は、衝撃吸収材とケースとの接触面積を2〜50%の範囲で調整する磁気ディスク装置について開示している。
特開平10−169712号公報 特開昭62−274129号公報 実開平3−105737号公報 特開2003−272367号公報
ノートPCに搭載される磁気ディスク装置は、従来から緩衝部材で支持されて振動や衝撃の影響が軽減されていた。緩衝部材は、個々の磁気ディスク装置のピーク値で規定される耐衝撃特性に注意を払いながら、形状および寸法が同一の筐体を備える磁気ディスク装置に対しては1種類だけ用意されていた。しかし、ヘッドの浮上高さが低くなり記録密度が向上した近年の磁気ディスク装置においては、筐体の形状および寸法が同一でも耐衝撃特性が異なることがわかってきた。磁気ディスク装置が搭載されたノートPCを同一の高さから落下させた場合に磁気ディスク装置にはさまざまな波形の衝撃が加えられる。たとえば、ノートPCを堅い素材の上に落下させた場合はピーク値が大きく持続時間の短い衝撃波形になり、柔らかい素材の上に落下させた場合はピーク値は小さいが持続時間の長い衝撃波形となる。以下、前者をピーク型衝撃といい、後者を持続型衝撃ということにする。
磁気ディスク装置に持続時間の異なるさまざまな衝撃を与えて書き込み時のエラー・レートを検証すると、形状および寸法が同一の磁気ディスク装置であっても、メーカや記憶容量などが異なるとピーク型衝撃と持続型衝撃に対するエラー・レートが異なる場合があることがわかってきた。また、一つの磁気ディスク装置においてもピーク型衝撃と持続型衝撃を与える筐体の部位によりエラー・レートが異なる場合があることがわかってきた。この結果から、磁気ディスク装置には、筐体の形状および寸法が同一でも、ピーク型衝撃に対する耐性が低いものと持続型衝撃に対する耐性が低いものがあることになる。また同一の磁気ディスク装置でも、衝撃が加えられる筐体の位置によりピーク型衝撃に対する耐性が低いものと、持続型衝撃に対する耐性が低いものがあることになる。
このようなピーク型衝撃を受けた場合と持続型衝撃を受けた場合で耐衝撃特性が異なるのは、磁気ディスク装置自体およびそれを搭載するノートPCを含めた複合体が複雑な機械振動系で構成されているためであるが、ノートPCに搭載された磁気ディスク装置がノートPCに対する衝撃に対してどのような耐衝撃特性を示すかを予測することは困難である。ただ、磁気ディスク装置が緩衝部材で保護された状態で取り付けられたノートPCにさまざまな衝撃モードの衝撃を与えてエラー・レートを測定する実験を繰り返すことにより、各々の磁気ディスク装置に対してどのような緩衝部材が適しているかを把握することはできる。
そして個々の磁気ディスク装置の耐衝撃特性に適合する緩衝機能を備える緩衝部材を設計して実装することが考えられる。しかし、磁気ディスク装置ごとに緩衝部材を用意することは、部品の保有点数が増加して管理が煩雑になるとともにコストが上昇するので望ましいことではない。また、磁気ディスク装置がユーザにより交換される場合には、不適合な緩衝機能の緩衝部材が取り付けられることが考えられる。
そこで本発明の目的は、磁気ディスク装置の耐衝撃特性に適合した性能を選択できる緩衝部材を提供することにある。さらに本発明の目的は、そのような緩衝部材を使用して磁気ディスク装置に対する衝撃を軽減することができる電子機器を提供することにある。さらに本発明の目的は、電子機器において磁気ディスク装置の衝撃を緩衝する方法を提供することにある。
本発明は、電子機器に搭載される磁気ディスク装置に対する衝撃を軽減する衝撃緩衝部材に関する。本発明の原理は、複数の緩衝機能を備える緩衝部材を1つだけ用意しておき、いずれの緩衝機能を利用するかを磁気ディスク装置の筐体の表面形状または筐体を多くカバーの表面形状で決定できるようにすることにある。本発明にかかる緩衝部材は、それぞれに支持面が形成され第1の弾力特性を備える複数の第1の弾性体と、それぞれに支持面が形成され第2の弾力特性を備える複数の第2の弾性体とを有するものである。そして、複数の第1の弾性体の支持面および複数の第2の弾性体の支持面の中から筐体の表面形状または筐体を覆うカバーの表面形状により選択された特定の複数の支持面で磁気ディスク装置を支持する。ここで、磁気ディスク装置を支持することの意味は、筐体がカバーで覆われている場合はカバーを通じて磁気ディスク装置が支持されることに相当する。
第1の弾力特性と第2の弾力特性は異なっているため、緩衝部材は複数の支持面の中から選択された支持面の数および支持面の位置により、同一の緩衝部材であっても磁気ディスク装置の耐衝撃特性に応じた緩衝機能を提供することができるようになる。支持面を選択する磁気ディスク装置の表面形状は、メーカから出荷される状態での磁気ディスク装置の筐体の表面で構成してもよいが、さらにその筐体の一部または全体を覆う着脱式のカバーを利用して構成してもよい。カバーを使用すると、磁気ディスク装置を使用する電子機器の製造メーカが、当該電子機器に搭載される磁気ディスク装置に対する適切な緩衝機能を判断し、カバーの形状をその緩衝機能が発揮できるものに成型することができる。
特定の複数の支持面は、筐体の表面およびカバーまたはそのいずれか一方に形成された隆起部だけが接触する支持面として選択することができる。第1の弾性体の弾力特性と第2の弾性体の弾力特性は、弾性体の材料やサイズを選択して相互に異なるようにすることができるが、第2の弾性体に空気室を形成して空気ばねの構造にすると容易に第1の弾性体とは差の大きい弾性特性にすることができる。この弾性特性は、ピーク型衝撃に対して有効に緩衝作用をする弾性特性と、持続型衝撃に対して有効に緩衝作用をする弾性特性として選択することができる。
この場合、空気室を支持面に開口する通気孔に連絡させておくと、開口が磁気ディスク装置の表面によって塞がれたときにだけ空気室が密封されて空気ばねの弾力特性を発揮し、塞がれないときは第2の弾性体の材料に固有の弾力特性を発揮するようにすることができる。衝撃緩衝部材は、さらに第1の弾力特性および第2の弾力特性とは異なる第3の弾力特性を備える弾性体を含んでいてもよい。第1の弾性体と第2の弾性体を交互に並ぶように一列に配置すると磁気ディスク装置を端部で支持し、かつ支持面の選択をきめ細かく行うことができるようになる。
第1の弾性体の支持面および第2の弾性体の支持面がほぼ同一の平面上に存在するようにしておけば、磁気ディスク装置の表面の形状を変更することで比較的容易に所定の緩衝機能を得ることができるようになる。緩衝部材は磁気ディスク装置の表面を全体に渡って覆うようにしてもよいが、磁気ディスク装置は筐体の中央部が強度的に弱いので磁気ディスク装置の両端部に対して嵌め込み構造で取り付けるようにすると、磁気ディスク装置に対する負担を軽減することができる。なお、磁気ディスク装置の両端部とは、磁気ディスク装置にカバーが装着された場合には、磁気ディスク装置の両端部に対応するカバーの両端部の意味になる。
本発明により、磁気ディスク装置の耐衝撃特性に適合した性能を選択できる緩衝部材を提供することができた。さらに本発明により、そのような緩衝部材を使用して磁気ディスク装置に対する衝撃を軽減することができる電子機器を提供することができた。さらに本発明により、電子機器において磁気ディスク装置の衝撃を軽減する方法を提供することができた。
図1は、本発明の実施の形態にかかる緩衝部材13、15を用いて磁気ディスク装置10をノートPC50に取り付ける状態を説明する斜視図である。メーカから出荷される磁気ディスク装置10は、筐体12の内部は空気が清浄に保たれた密閉空間になっており、筐体12の外部の下面に回路基板(図示せず。)が取り付けられている。以後、この回路基板も含めて磁気ディスク装置10の筐体12ということにする。図1では、磁気ディスク装置10と筐体12を同じ参照位置で示している。筐体12は、上面、下面および長手方向の2つの側面がカバー11で覆われている。筐体12のコネクタ17が取り付けられている短手方向の側面とそれに対向する側面はカバー11で覆われていない。カバー11が筐体12を覆う範囲は、コネクタ17がカバーの外に突き出ることと、後に述べる隆起部21を適切に配置することができることの条件に基づいて決定することができるので、図1とは異なる態様で筐体12を部分的に覆ったり、全体を覆ったりすることができる。
ノートPC50のベイまたはスロット(ともに図示せず。)には、レール51、53とコネクタ55が取り付けられている。そして緩衝部材13、15がカバー11の上から磁気ディスク装置10の両側部に相当する位置に嵌め込まれている。緩衝部材13、15は、ニトリル・ゴム(NBR)、シリコン・ゴムなどのようなゴム材料で形成されている。磁気ディスク装置10は、カバー11と緩衝部材13、15が取り付けられた状態でレール51、53に挿入されて矢印Aの方向に磁気ディスク装置10側のコネクタ17と、ノートPC50側のコネクタ55とが接続されるまで押し込まれる。カバー11、緩衝部材13、15はユーザが取り付けおよび取り外しをすることが可能である。
筐体12の上面および下面の中央部に対応する位置における筐体内部は、回転する磁気ディスクにより占有されているので、筐体12の上面と下面を相互に支持するための支柱を内部に設けることができないため筐体12の上面と下面の中央部は外部からの押圧に弱い。そのため、緩衝部材13、15は、磁気ディスク装置10が押圧に強いカバー11の両端部に嵌め込まれる。緩衝部材13、15をカバー11に対して嵌め込み構造にすることで、ユーザは磁気ディスク装置10を交換する際に、古い磁気ディスク装置から取り外した緩衝部材13、15を新しい磁気ディスク装置に容易に取り付けることができる。
なお、緩衝部材13、15のゴム材料は滑りが良くないので、レール51、53と緩衝部材13、15との間には、1〜2mm程度の遊びを持たせてある。緩衝部材13、15の内側はカバー11の外形と同じ寸法か、あるいはゴム材料を伸ばして取り付けが可能な程度にそれより少し小さい寸法である。ノートPC50側のコネクタ55は、特開2004−71356号公報に記載されているように、ピンがプリント基板(図示せず)に対して弾力的に接続されており、プリント基板を経由して伝わってきた矢印B方向に対する振動および衝撃の磁気ディスク装置10に対する伝達を緩和する構造になっている。
図2は、図1において緩衝部材13を磁気ディスク装置10から取り外した状態でのX1−X1矢視における断面を示す斜視図である。図3は、図2における緩衝部材13のX2−X2矢視における断面を示す断面図である。図2ではカバー11および緩衝部材13は構造の説明に必要な一部分のみを表示している。また、図2以降の各図ではカバー11と緩衝部材13の関係についてのみ示しているが、緩衝部材15は緩衝部材13とほぼ同様の構成になっておりカバー11との関係も同様に構成されている。したがって、以後の具体的な説明は緩衝部材13についてのみ行う。
磁気ディスク装置10に取り付けられたカバー11には、緩衝部材13に嵌め込まれたときに緩衝部材13に接する複数の隆起部21が表面に形成されている。この隆起部21は、カバー11の材料となる平板にプレス加工して形成する。緩衝部材13の内側には、ゴム突起101と中空突起103とが交互に隣接して複数形成されている。ゴム突起101と中空突起103の先端部分はほぼ点線102、104で示す平面上にあり、それぞれの先端面は磁気ディスク装置10の筐体12またはカバー11に対する支持面を構成する。ゴム突起101は全体がゴム材料で形成され圧縮に対して弾力を示す弾性体となっている。
中空突起103の内部には空気室107が形成されており、空気室107は支持面に開口を備える通気口105に連絡している。緩衝部材13は、鋳型にゴム材料を流し込んで一体成型するため、製造上の都合で空気室107は緩衝部材13の外側表面においても開口している。外側表面の開口は緩衝部材13の外側表面にテープ109を貼り付けて塞いでいる。したがって、中空突起103は、支持面に形成された開口が塞がれると空気室107が密閉され、その状態で支持面側から圧力が加えられると空気室107は空気ばねとしての弾力を示す。よって、中空突起103は、ゴム材料単独による弾力と、支持面側の開口を塞ぐことで作用する空気ばねの弾力とゴム材料の弾力が合成された弾力の2種類の弾力を示す弾性体となっている。
図4は緩衝部材13の製造方法を説明する断面図である。緩衝部材13は、型を使用したゴムの圧縮成型によって形成される。図4(A)はゴム突起101の部分についての製造方法を示し、図4(B)は中空突起103の部分についての製造方法を示している。上型201と下型203との間に塊状またはシート状のゴムを挟み込み、これを加圧および加熱しながら融解して型に流し込んだ後に冷却して硬化させる。適当な硬化時間をおいた後、金型を開けばゴムが成形されてできた緩衝部材13を取り出すことができる。この際、上型201の側に成型品である緩衝部材13に対して食い込む形の突起207が存在するが、緩衝部材13の素材が伸縮可能なゴムであるので、破損させないでも上型201から引き剥がすようにして取り出すことができる。突起207によって、緩衝部材13の外壁111とゴム突起101または中空突起103との間に間隙が形成されるため、ゴム突起101および中空突起103は外壁111から分離して独自に延び縮みして、カバー11の隆起部21を支持するときに振動を吸収する弾性体として機能するようになる。中空突起103の通気口105および空気室107は、下型203に突起209を設けることにより形成できる。
図5は、隆起部21が支持されるゴム突起101および中空突起103またはそのいずれか一方の位置を選択する方法を説明する断面図である。ゴム突起101はゴム材料のみで構成されているので、磁気ディスク装置10の防振に対してはゴムばねとして機能する。一方、中空突起103は空気室107の機能を利用する場合にはゴムばねと空気ばねとして機能し、空気室107の機能を利用しない場合はゴムばねとして機能する。空気室107の機能を利用しない場合とは、隆起部21が支持面の開口を塞がないで、開口の周りに接する状態をいう。
ゴムばねは、材料自体に減衰作用があるので、持続型衝撃を緩衝するのに適している。一方空気ばねは、振動の伝達を遮断する特性に優れるので、ピーク型衝撃を緩衝するのに適している。緩衝部材13がカバー11の隆起部21と接触しうる支持面は、交互に配列されたゴム突起101と中空突起103との先端部で構成されている。
カバー11の表面に隆起部21を設けると、緩衝部材13がカバー11の端部に嵌め込まれたときに、隆起部21に対応する位置に配置されたゴム突起101および中空突起103またはそのいずれか一方の支持面だけが磁気ディスク装置10を支持して衝撃緩衝作用を発揮することになる。現実には、カバー11の隆起部21以外の部分がゴム突起101および中空突起103またはそのいずれか一方の支持面に接触することがあるが、その場合でも隆起部21に接触する部分のゴム突起101および中空突起103またはそのいずれか一方が主体的に磁気ディスク装置10を支持して衝撃緩衝作用を発揮する。本発明においては、このような場合でも、隆起部21に対応する位置にあるゴム突起101および中空突起103またはそのいずれか一方が磁気ディスク装置10を支持するものとして扱う。
したがって、図5(A)で示すように、隆起部21がゴム突起101のみと接触するように、隆起部21の位置(個数も含む。以下同じ)および寸法を決定すれば、緩衝部材13は磁気ディスク装置10に対する持続型衝撃を緩衝するのに適した緩衝機能を発揮するようになる。逆に図5(B)で示すように、隆起部21が中空突起103のみと接触してかつ支持面の開口を塞ぐように隆起部21の位置および寸法を決定すれば、緩衝部材13は磁気ディスク装置10に対するピーク型衝撃を緩衝するのに適した緩衝機能を発揮するようになる。
隆起部21の表面が支持面の開口を塞がないで接触するようにすると、中空突起103はゴムばねとしての機能を発揮し、しかも体積が相違するのでその弾力特性はゴム突起101の弾力特性とは異なったものとすることができる。このように、緩衝部材13は、カバー11に形成した隆起部21の位置および寸法を選択することで、3つの弾力特性を利用することができるようになる。
さらに図5(C)で示すように、隆起部21がゴム突起101および中空突起103の両方に接触するようにしてもよいし、接触するゴム突起101および中空突起103の個数および位置も隆起部21によって任意に調節できる。たとえばディスク周辺とヘッド周辺などのように、一つの磁気ディスク装置10の中でも装置の部位に応じて提供する緩衝機能を異なるようにすることが望ましい場合には、部位ごとに隆起部21がゴム突起101または中空突起103に接触するようにすれば、部位ごとに異なる緩衝機能を提供することができる。
緩衝部材13とカバー11に形成された隆起部21で構成された衝撃緩衝機構をノートPCに採用すれば、さまざまな位置および個数の隆起部21が形成されたカバーを順番に装着して緩衝部材とともに磁気ディスク装置をノートPCに搭載し、ノートPCにさまざまな波形の衝撃を与えてエラー・レートを測定することにより、耐衝撃特性に適合したカバー11を選択して最適な緩衝機能を磁気ディスク装置に提供することができる。ここで耐衝撃特性とは、ピーク値および持続時間で特定されるさまざまな波形の衝撃に対してエラーを発生させないかあるいは所定の範囲内のエラーで動作することができる磁気ディスク装置の能力を意味する。いいかえると、1つの緩衝部材13を使用することで、ピーク型衝撃に弱い磁気ディスク装置に対してはピーク型衝撃を効果的に緩衝するような隆起部21を備えるカバー11を選択し、持続型衝撃に弱い磁気ディスク装置に対しては持続型衝撃を効果的に緩衝するような隆起部21を備えるカバー11を選択するだけで最適な緩衝機能を提供することができる。
磁気ディスク装置10は、カバー11が装着された状態で、緩衝部材13、15が取り付けられる両端部の形状が同一になっている。また、緩衝部材13と緩衝部材15は、カバー11の左右のいずれの端部にも取り付けることができるようになっている。カバー11の両端部のそれぞれに対する緩衝部材13、15の取り付け位置が決まっている場合には、取り付け位置が逆になると適切な緩衝機能を発揮させることができない。
本実施の形態にかかる緩衝部材13、15の内側は、緩衝部材13と緩衝部材15の磁気ディスク装置10に対する取り付け位置を取り替えたとしても、また緩衝部材13、15の上下を反転させたとしても、ゴム突起101および中空突起103は隆起部21に対して同じ位置となるように配置されている。したがって、緩衝部材13と緩衝部材15のカバー11に対する取り付け位置を限定する必要がないため取り付け位置を誤ることがなく、カバー11に形成された隆起部21の位置および寸法だけで所定の緩衝特性を得ることができる。
なお、ゴム突起101と中空突起103との先端部で構成する支持面をほぼ同一の平面上に存在するようにしたのは、磁気ディスク装置10に適した緩衝機能を得るための緩衝部材の設計やカバー11に形成する隆起部21の選定をしやすくする目的であり、本発明の範囲にはそれらが異なる平面上に存在する場合も含んでいる。また、カバー11を省略して磁気ディスク装置10の筐体に直接隆起部21を形成してゴム突起101および中空突起103に接するようにすることもできる。
図6は、緩衝部材をあらかじめノートPC50側に取り付けた場合の例を示す斜視図である。ノートPC50に設けられたベイまたはスロットにはレール351、353が取り付けられ、さらにそれらの内側にそれぞれ緩衝部材313、315が取り付けられている。図6では、緩衝部材315は、レール353の陰に隠れてみえないが、緩衝部材313と同様にレール353の内側に収まっている。緩衝部材313、315は磁気ディスク装置10をA方向に挿入するための挿入口323、325が設けられている点で緩衝部材13、15と構造が異なるが、その他の構造は同様である。緩衝部材313、315の内側には、ゴム突起401と中空突起403とが交互に隣接して複数形成されており、それらの先端面がほぼ同一平面上でカバー11に対する支持面を構成している。
カバー11で覆われた磁気ディスク装置10は、レール351、353の内側に取り付けられた緩衝部材313、315の挿入口323、325から矢印A方向に挿入されて磁気ディスク装置50側のコネクタ17とノートPC50側のコネクタ55とが接続される。図7は、図6のX3−X3矢視の断面から見た、緩衝部材313とレール351の部分的な断面図である。緩衝部材313の内側には、ゴム突起401と中空突起403とが交互に複数形成されている。そして、緩衝部材313は磁気ディスク装置10のカバー11の表面に設けられた隆起部21の位置および寸法を磁気ディスク装置10の耐衝撃特性に応じて選択することにより、磁気ディスク装置10に対して耐衝撃特性に適した緩衝機能を与えることができる。
緩衝部材313では、図7に示すように中空突起403の支持面には通気口を設けず、緩衝部材313の外側表面にテープ409を貼り付けることで密封される空気室407が形成されている。緩衝部材313の支持面間の間隔は、磁気ディスク装置310を挿入しやすくするため、磁気ディスク装置10にカバー11を含めた厚さに対してある程度の遊びを持たせる必要がある。このとき、図3で説明したような空気室では支持面の開口が確実に塞がれない場合も予想されるが、中空突起403には密閉された空気ばねがあらかじめ形成されているので、中空突起403はゴム突起401とは異なる弾力特性を安定して与えることができる。なお、密閉された空気室を備える中空突起を緩衝部材13に適用してもよいし、また、支持面に開口が形成された空気室を備える中空突起を緩衝部材313に適用してもよい。
これまで本発明について図面に示した特定の実施の形態をもって説明してきたが、本発明は図面に示した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の効果を奏する限り、これまで知られたいかなる構成であっても採用することができることは言うまでもないことである。
コンピュータに取り付けられて使用される磁気ディスク装置において利用可能である。
本発明の実施の形態にかかる緩衝部材を用いて磁気ディスク装置をコンピュータ装置に対する取り付ける状態を説明する斜視図である。 緩衝部材を磁気ディスク装置から取り外した状態での図1におけるX1−X1断面を示す斜視図である。 図2のX2−X2矢視における緩衝部材の断面図である。 緩衝部材の製造方法を説明する断面図である。 磁気ディスク装置のカバーが緩衝部材に接する位置を選択する方法を説明する断面図である。 緩衝部材をあらかじめノートPC側に取り付けた場合の例を示す斜視図である。 図6のX3−X3矢視における緩衝部材の断面図である。
符号の説明
10…磁気ディスク装置
11…カバー
12…筐体
13、15、313、315…緩衝部材
17…コネクタ(磁気ディスク装置側)
21…隆起部
50…ノートPC
51、53、351、353…レール
55…コネクタ(ノートPC側)
101、401…ゴム突起
103、403…中空突起
105…通気口
107、407…空気室
109、409…テープ
323、325…挿入口

Claims (12)

  1. 電子機器に搭載される磁気ディスク装置に対する衝撃を軽減する緩衝部材であって、
    それぞれに支持面が形成され第1の弾力特性を備える複数の第1の弾性体と、
    それぞれに支持面が形成され第2の弾力特性を備える複数の第2の弾性体とを有し、
    前記複数の第1の弾性体の支持面および前記複数の第2の弾性体の支持面の中から前記磁気ディスク装置の筐体の表面形状または該筐体を覆うカバーの表面形状により選択した複数の支持面で前記磁気ディスク装置を支持する緩衝部材。
  2. 前記第1の弾性体と前記第2の弾性体とがそれぞれ同一の弾性材料で形成され、前記第2の弾性体が空気室を含む請求項1記載の緩衝部材。
  3. 前記空気室が前記支持面に開口する通気孔に連絡し、前記開口が前記筐体の表面または前記カバーの表面によって塞がれたときに前記空気室が密封される請求項2記載の緩衝部材。
  4. 前記第1の弾性体および前記第2の弾性体が交互に並んで一列に配置されている請求項1記載の緩衝部材。
  5. 前記第1の弾性体の支持面および前記第2の弾性体の支持面がほぼ同一の平面上に存在する請求項1記載の緩衝部材。
  6. 磁気ディスク装置の衝撃を軽減する緩衝部材を備える電子機器であって、
    前記緩衝部材が、
    それぞれに支持面が形成され第1の弾力特性を備える複数の第1の弾性体と、
    それぞれに支持面が形成され第2の弾力特性を備える複数の第2の弾性体とを有し、
    前記複数の第1の弾性体の支持面および前記複数の第2の弾性体の支持面の中から前記磁気ディスク装置の筐体の表面形状または該筐体を覆うカバーの表面形状により選択した複数の支持面で前記磁気ディスク装置を支持する電子機器。
  7. 前記カバーは、前記筐体に対して着脱可能に取り付けられている請求項6記載の電子機器。
  8. 前記筐体を部分的に覆うカバーを備え、前記筐体の表面形状と前記部分的に覆うカバーの表面形状とで前記複数の支持面を選択する請求項6記載の電子機器。
  9. 前記複数の支持面が前記筐体および前記カバーまたはそのいずれかに形成された隆起部で選択される請求項6記載の電子機器。
  10. 前記緩衝部材が前記電子機器に固定されている請求項6記載の電子機器。
  11. 電子機器に搭載される磁気ディスク装置の衝撃を緩衝する方法であって、
    それぞれに支持面が形成され第1の弾力特性を備える複数の第1の弾性体とそれぞれに支持面が形成され第2の弾力特性を備える複数の第2の弾性体とを含む緩衝部材を提供するステップと、
    前記複数の第1の弾性体の支持面と前記複数の第2の弾性体の支持面中から複数の支持面を選択するステップと、
    表面に隆起部を備えるカバーを前記磁気ディスク装置に装着するステップと、
    前記選択された複数の支持面と前記カバーの隆起部の位置を整合させて前記緩衝部材で前記磁気ディスク装置を支持するステップと、
    前記磁気ディスク装置のコネクタと前記電子機器のコネクタを接続するステップと
    を有する衝撃緩衝方法。
  12. 前記第2の弾性体がそれぞれ支持面に開口する通気口と該通気口に連絡する空気室とを備え、前記隆起部によって前記通気口の開閉状態を調整して前記第2の弾力特性を設定する請求項11記載の衝撃緩衝方法。
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