JP2008281803A - 電子楽器および楽曲データの記憶装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記憶するデータ量をあまり増大させることなく、同一の楽曲において、実際に歌われる言語に応じ、その言語の歌詞に再生される楽曲の符割りを一致させることができる電子楽器、およびそれに適した楽曲データを記憶する楽曲データの記憶装置を提供する。
【解決手段】楽曲のイントロに関する単一のイントロデータDIを記憶するイントロデータ記憶手段7と、楽曲のイントロを除くメロディに関するメロディデータDMを、複数種類の言語に対応する、符割りが互いに異なる複数のメロディデータとして記憶するメロディデータ記憶手段7と、イントロデータ記憶手段からイントロデータDIを読み出し、メロディデータ記憶手段から選択された言語に対応するメロディデータDMを読み出すデータ読出し手段6と、読み出されたイントロデータDIおよびメロディデータDMを用いて楽曲を再生する再生手段13と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、記憶されたイントロデータおよびメロディデータを用いて楽曲を再生する電子楽器、ならびにイントロデータおよびメロディデータを含む楽曲データの記憶装置に関する。
従来の電子楽器として、例えば特許文献1に開示されたものが知られている。この電子楽器は、自動演奏機能を備えた電子鍵盤楽器であり、自動演奏データメモリを備えている。この自動演奏データメモリには、複数の楽曲に関する複数の自動演奏データが記憶されている。これらの自動演奏データの各々は、1つの楽曲を構成するものであり、楽曲に対応するソング番号を含んでいる。この電子楽器では、選曲スイッチの操作によって、選曲した1つの楽曲に対応するソング番号を入力した後、自動演奏スイッチをON操作すると、入力したソング番号を有する自動演奏データが自動演奏データメモリから読み出され、再生されることによって、選曲した楽曲が自動演奏される。
以上のように、従来の電子楽器では、複数の楽曲に対してそれぞれ単一の自動演奏データが記憶されている。しかし、この楽曲を伴奏として歌う場合、同一の楽曲であっても、歌おうとする歌詞の言語が異なると、その言語に適した符割り(歌詞に対する音符の割り振り)が異なることがある。これに対して、従来の電子楽器では、1つの楽曲に対して単一の自動演奏データが記憶されているだけなので、言語によっては、実際の歌詞に電子楽器から再生される楽曲の符割りが一致しなくなる。この場合、楽曲に合わせて歌いずらかったり、違和感を覚えたりするなどの不具合が生じる。
このような不具合を回避するために、複数種類の言語ごとに自動演奏データを記憶した場合には、その分、記憶すべきデータ量が増大してしまう。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、記憶するデータ量をあまり増大させることなく、同一の楽曲において、実際に歌われる言語に応じ、その言語の歌詞に再生される楽曲の符割りを一致させることができる電子楽器、およびそれに適した楽曲データを記憶する楽曲データの記憶装置を提供することを目的とする。
特開2000−148142号公報
この目的を達成するため、請求項1に係る電子楽器は、楽曲のイントロに関する単一のイントロデータを記憶するイントロデータ記憶手段と、楽曲のイントロを除くメロディに関するメロディデータを、複数種類の言語に対応する、符割りが互いに異なる複数のメロディデータとして記憶するメロディデータ記憶手段と、複数種類の言語の中から1つの言語を選択する言語選択手段と、イントロデータ記憶手段からイントロデータを読み出すとともに、メロディデータ記憶手段から選択された言語に対応するメロディデータを読み出すデータ読出し手段と、読み出されたイントロデータおよびメロディデータを用いて楽曲を再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
この電子楽器によれば、楽曲のイントロに関する単一のイントロデータがイントロデータ記憶手段に記憶されている。また、楽曲のイントロを除くメロディに関するメロディデータは、複数種類の言語に対応する、符割りが互いに異なる複数のメロディデータで構成され、メロディデータ記憶手段に記憶されている。そして、イントロデータ記憶手段からイントロデータが読み出され、楽曲のイントロとして再生される。また、選択された言語に対応するメロディデータがメロディデータ記憶手段から読み出され、楽曲のメロディとして再生される。このように、メロディを再生する場合には、選択された言語に対応する符割りを有するメロディデータを用いるので、再生されるメロディの符割りを実際に歌われる言語の歌詞に一致させることができ、楽曲に合わせて違和感なく歌うことができる。
一方、楽曲のイントロには通常、歌詞が付されていないので、使用する言語にかかわらずイントロは共通である。このような観点から、本発明によれば、イントロデータとメロディデータを互いに別個に設定し、記憶するとともに、前者については単一のイントロデータを用いているので、すべての言語に対してイントロデータを共用でき、その分、記憶されるデータ量を削減することができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の電子楽器において、データ読出し手段は、イントロデータの読出しに連続して、メロディデータを読み出すことを特徴とする。
この構成によれば、互いに別個に記憶されているイントロデータおよびメロディデータを、順に連続して読み出すことができ、それにより、イントロからメロディまでを連続してなめらかに再生することができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の電子楽器において、メロディデータ記憶手段は、複数種類の言語のうち、少なくとも2つの言語に対応するメロディデータの符割りが同一のときに、少なくとも2つの言語に対して同一のメロディデータを共通して記憶することを特徴とする。
この構成によれば、複数の言語のうち、少なくとも2つの言語に対応するメロディデータの符割りが同一のときに、それらの言語に対して同一のメロディデータが共通して記憶されるので、その分、メロディデータについても、記憶されるデータ量を削減することができる。
請求項4に係る楽曲データの記憶装置は、楽曲データのうちのイントロに関する単一のイントロデータを記憶するイントロデータ記憶手段と、楽曲データのうちのイントロを除くメロディに関するメロディデータを、複数種類の言語に対応する、符割りが互いに異なる複数のメロディデータとして記憶するメロディデータ記憶手段と、を備えることを特徴とする。
この楽曲データの記憶装置によれば、楽曲データのうちのイントロに関するイントロデータとして、単一のイントロデータが記憶され、楽曲データのうちのイントロを除くメロディに関するメロディデータについては、イントロデータとは別個に、複数種類の言語に対応する、符割りが互いに異なる複数のメロディデータとして記憶されている。したがって、例えば、イントロデータと、複数種類の言語から選択された1つの言語に対応するメロディデータを読み出し、再生することによって、請求項1と同様の効果、再生されるメロディの符割りを実際に歌われる言語の歌詞に一致させることができるとともに、記憶されるデータ量を削減することができるという効果を得ることができる。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の楽曲データの記憶装置において、メロディデータ記憶手段は、複数種類の言語のうち、少なくとも2つの言語に対応するメロディデータの符割りが同一のときに、少なくとも2つの言語に対して同一のメロディデータを共通して記憶することを特徴とする。
この構成によれば、請求項3の電子楽器と同様、メロディデータについても記憶されるデータ量を削減することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態による電子楽器1のブロック図を示している。この電子楽器1は、例えば電子オルガン、電子ピアノやキーボードなどの電子鍵盤楽器である。同図に示すように、電子楽器1は、鍵盤装置2、センサスキャン回路3、操作パネル4(言語選択手段)、パネルスキャン回路5、CPU6(データ読出し手段)、ROM7(イントロデータ記憶手段、メロディデータ記憶手段および記憶装置)、RAM8、音源回路9、波形メモリ10、D/A変換器11、パワーアンプ12およびスピーカ13(再生手段)などを備えている。この電子楽器1では、演奏モードが、演奏者の演奏により電子音を発生させる通常演奏モードと、記憶された楽曲データを用いて楽曲を再生することによって電子音を発生させる自動演奏モードに、切り替えられる。
鍵盤装置2は、複数(例えば88個)の鍵(いずれも図示せず)と、鍵ごとに設けられた押鍵センサ(図示せず)などで構成されている。この押鍵センサは、例えば光センサで構成されており、通常演奏モード時に、対応する鍵の押鍵情報を検出し、その検出信号をセンサスキャン回路3に出力する。
センサスキャン回路3は、押鍵センサの検出信号に基づいて、鍵のオン/オフ情報、およびオンまたはオフされた鍵を特定するキーナンバ情報を検出するとともに、これらの鍵のオン/オフ情報およびキーナンバ情報を、鍵の押鍵情報としてCPU6に出力する。
図2に示すように、操作パネル4は、4つの言語選択スイッチ4a〜4d、表示切替スイッチ、選曲スイッチ、自動演奏スイッチ(いずれも図示せず)および表示部4eなどで構成されている。表示部4eは、例えばLCDで構成されており、自動演奏可能な複数の楽曲のタイトルを、それらに対応する曲番号(例えば0〜n)とともに表示するとともに、選択可能な4種類の言語などを表示する。表示部4eでのタイトルまたは言語に関する情報の表示は、表示切替スイッチを操作することによって、切り替えられる。
選曲スイッチは、表示部4eに表示された複数の楽曲の中から、1つの楽曲をその曲番号によって選曲するためのものであり、その操作によって選曲された曲番号を表す選曲信号をパネルスキャン回路5に出力する。自動演奏スイッチは、自動演奏を行うときにON操作されるものであり、そのON/OFF状態を表す信号をパネルスキャン回路5に出力する。
言語選択スイッチ4a〜4dは、表示部4eに表示された4つの言語、例えば英語、スペイン語、ポルトガル語およびフランス語の中から、1つの言語を選択するためのものである。例えば英語を選択するときには、言語選択スイッチ4aをON操作すると、英語が選択されたことを表す言語選択信号がパネルスキャン回路5に出力される。
パネルスキャン回路5は、前述した各種のスイッチの信号をCPU6に出力するとともに、CPU6からの指令信号に応じて、楽曲のタイトル情報や言語情報などを表す信号を表示部4eに出力する。
ROM7は、CPU6で実行される制御プログラムの他、曲番号0〜nの楽曲に関する楽曲データなどを記憶している。各楽曲データは、楽曲のイントロに関するイントロデータDIと、楽曲のイントロを除くメロディに関するメロディデータDMで構成されている。イントロデータDIは、1音ごとにその高さおよび長さを表す音符情報、または音を出さない長さを表す休符情報を有する連続した複数の音符データで構成されている。これらの音符データのうち、最後の音符データには、イントロの終了を表すためのイントロ終了データが含まれている。
メロディデータDMもまた、イントロデータDIと同様、音符情報または休符情報を有する、連続した複数の音符データで構成されており、最後の音符データには、メロディの終了を表すためのメロディ終了データが含まれている。
これらのイントロデータDIおよびメロディデータDMは、ROM7に割り当てられた、例えば00〜D4のアドレスによって指定されるアドレス空間に記憶されている。
図3は、アドレス00〜D4と、それらに対応するアドレス空間に記憶されたイントロデータDIおよびメロディデータDMとの関係を示している。アドレス00〜0nに対応するアドレス空間には、曲番号0〜nに関するイントロデータDIが記憶され、アドレスA0〜D4に対応するアドレス空間には、曲番号0〜nに関するメロディデータDMが記憶されている。
具体的には、アドレス00のアドレス空間には、曲番号0のイントロデータDI0が、アドレス01のアドレス空間には、曲番号1のイントロデータDI1が、アドレス0nのアドレス空間には、曲番号nのイントロデータDInが、それぞれ記憶されている。このように、イントロデータDIは、1つの楽曲のイントロについて、単一のもので構成されている。これは、楽曲のイントロには歌詞が付されていないので、使用する言語にかかわらずイントロの符割りが共通であるからである。
これに対して、メロディデータDMは、英語、スペイン語、ポルトガル語およびフランス語の歌詞の符割りに対応する音符データで構成されており、アドレスA0〜Anのアドレス空間には、英語用の符割りを設定したメロディデータDMEが、アドレスB0〜B9のアドレス空間には、スペイン語用の符割りを設定したメロディデータDMESが、アドレスC0〜C6のアドレス空間には、ポルトガル語用の符割りを設定したメロディデータDMPが、アドレスD0〜D4のアドレス空間には、フランス語用の符割りを設定したメロディデータDMFが、それぞれ記憶されている。
具体的には、アドレスA0〜Anのアドレス空間には、すべての曲番号0〜nの英語用のメロディデータDME0〜DMEnがそれぞれ記憶されている。
一方、スペイン語用のメロディデータについては、曲番号0〜nのすべてのメロディデータが記憶されているのではなく、曲番号0〜nの英語用のメロディデータDMEに対して、符割りの異なるもののみが、アドレスB0〜B9のアドレス空間に記憶されている。
この例では、例えば曲番号0のスペイン語用のメロディデータについては、同じ曲番号0の英語用のメロディデータDME0と符割りが同一であるため、アドレスB0〜B9のアドレス空間には記憶されておらず、アドレスA0のアドレス空間に記憶された英語用のメロディデータDME0が共通して用いられる。また、曲番号1のスペイン語用のメロディデータDMES1は、同じ曲番号1の英語用のメロディデータDME1と符割りが異なるため、アドレスB0のアドレス空間に記憶されている。
同様に、ポルトガル語用のメロディデータについては、曲番号0〜nのすべてのメロディデータは記憶されておらず、同じ曲番号の英語用のメロディデータDMEおよびスペイン語用のメロディデータDMESのいずれに対しても、符割りの異なるもののみが、アドレスC0〜C6のアドレス空間に記憶されている。
この例では、曲番号0のポルトガル語用のメロディデータDMP0については、同じ曲番号0の英語用およびスペイン語用のメロディデータDME0,DMES0のいずれとも符割りが異なるため、アドレスC0のアドレス空間に記憶されている。一方、曲番号1および2のポルトガル語用のメロディデータについては、同じ曲番号の英語用のメロディデータDME1,DME2と符割りが同一であるため、アドレスC0〜C6のアドレス空間には記憶されておらず、英語用のものが共通して用いられる。
さらに、フランス語用のメロディデータについても、同じ曲番号の英語用、スペイン語用またはポルトガル語用のメロディデータDME,DMES,DMPのいずれに対しても、符割りの異なるもののみが、アドレスD1〜D4のアドレス空間に記憶されている。
この例では、曲番号0のフランス語用のメロディデータについては、ポルトガル語用のメロディデータDMP0と符割りが同一であるため、ポルトガル語用のものが共通して用いられ、曲番号2のフランス語用のメロディデータDMF2については、英語用、スペイン語用およびポルトガル語用のメロディデータDME2,DMES2,DMP2のいずれとも符割りが異なるため、フランス語用のアドレスD0のアドレス空間に記憶されている。
RAM8は、通常演奏モード時の動作状態を表すステータス情報や、選曲信号および言語選択信号などを一時的に記憶するとともに、CPU6の作業領域としても使用される。
音源回路9は、通常演奏モード時には、CPU6からの制御信号に従って、音源波形データおよびエンベロープデータを波形メモリ10から読み出し、この読み出した音源波形データにエンベロープデータを付加することによって、原音となる楽音信号MSを生成する。また、自動演奏モード時には、出力されたイントロデータDIまたはメロディデータDMを構成する音符データに応じた音源波形データおよびエンベロープデータを波形メモリ10から読み出し、音源波形データにエンベロープデータを付加することによって、原音となる楽音信号MSを生成する。
D/A変換器11は、楽音信号MSをデジタル信号からアナログ信号に変換する。パワーアンプ12は、変換されたアナログ信号を所定の利得で増幅し、スピーカ13は、増幅されたアナログ信号を再生し、楽音として放音する。
CPU6は、通常演奏モード時に、押鍵センサの検出信号に応じて、発音タイミングおよび止音タイミングなどを設定する発音制御処理を行う。
また、CPU6は、自動演奏モード時に、選曲された楽曲のイントロデータDIをROM7から読み出すとともに、その楽曲に対して選択された言語に対応するメロディデータDMをROM7から読み出し、読み出したイントロデータDIまたはメロディデータDMを音源回路9に出力する。
図4は、このイントロデータDIの決定処理を示すフローチャートである。本処理は、所定時間ごとに実行される。本処理では、まず、ステップ1(「S1」と図示。以下同じ)において、自動演奏スイッチ(自動演奏S.W.と図示)がOFFからONに切り替えられたか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、そのまま本処理を終了する。
一方、ステップ1の判別結果がYESのときには、自動演奏を開始するために、RAM8に記憶された選曲信号、すなわち選曲スイッチによって選曲された曲番号に基づいて、図6に示すイントロデータ用のマップを検索することにより、読み出すべきイントロデータDIが記憶されているアドレス空間に対応するアドレスを決定する(ステップ2)。例えば、曲番号が0のときには、アドレス00に決定される。
次いで、自動演奏中であることを表すために、自動演奏フラグF_MSTRを「1」にセットする(ステップ3)とともに、イントロ演奏フラグF_MISTRを「1」にセットした(ステップ4)後、本処理を終了する。
図5は、自動演奏時に実行される楽曲の再生処理を示すフローチャートである。本処理は、楽曲の1拍分に相当する時間ごとに実行される。本処理では、まず、ステップ11において、自動演奏フラグF_MSTRが「1」であるか否かを判別する。この判別結果がNOのときには、そのまま本処理を終了する一方、YESのときには、カウンタの値をインクリメントする(ステップ12)。
次に、イントロ演奏フラグF_MISTRが「1」であるか否かを判別する(ステップ13)。この判別結果がYESのときには、前述した図4のステップ2において決定されたアドレスのアドレス空間から、選曲された楽曲のイントロデータDIを読み出す(ステップ14)。具体的には、イントロデータDIのうち、上記カウンタの現在のカウンタ値に対応する拍数の音符データを読み出す。そして、読み出した音符データを音源回路9に出力する。
次いで、イントロの再生の終了時であるか否かを判別する(ステップ15)。具体的には、前記ステップ14で読み出したイントロデータDI中に前述したイントロ終了データが含まれているときに、イントロの再生終了時であると判別される。この判別結果がNOのときには、本処理を終了する。これにより、前記ステップ12,14が繰り返し実行されることによって、イントロデータDIが順次、読み出され、イントロデータDIに基づき、スピーカ13によってイントロが再生される。
一方、前記ステップ15の判別結果がYESで、イントロデータDIの最後の音符データが読み出され、イントロの再生終了時に相当するときには、RAM8に記憶された選曲信号および言語選択信号、すなわち、選曲された楽曲および選択された言語に基づいて、図7に示すメロディデータ用のマップを検索することにより、読み出すべきメロディデータDMが記憶されているアドレス空間に対応するアドレスを決定する(ステップ16)。例えば、曲番号が0で、かつ選択された言語がスペイン語のときには、アドレスA0に決定される。
そして、カウンタ値をリセットする(ステップ17)とともに、イントロ演奏フラグF_MISTRを「0」にリセットした(ステップ18)後、本処理を終了する。
このステップ18の実行により、前記ステップ13の判別結果がNOになり、その場合には、前記ステップ16で決定したアドレスのアドレス空間から、選曲された楽曲のメロディデータDMを読み出す(ステップ19)。このメロディデータDMもまた、前述したイントロデータDIの場合と同様、メロディデータDMのうち、カウンタ値に対応する拍数の音符データが読み出される。これにより、イントロデータDIの読出しに連続して、メロディデータDMが読み出される。そして、読み出した音符データを音源回路9に出力する。
次に、メロディの再生の終了時であるか否かを判別する(ステップ20)。具体的には、前記ステップ19で読み出したメロディデータDM中に前述したメロディ終了データが含まれているときに、メロディの再生終了時であると判別される。この判別結果がNOのときには、本処理を終了する。これにより、前記ステップ12,19が繰り返し実行されることによって、メロディデータDMが順次、読み出され、メロディデータDMに基づき、スピーカ13によってメロディが再生される。
一方、前記ステップ20の判別結果がYESで、メロディの再生終了時に相当するときには、カウンタ値をリセットする(ステップ21)とともに、自動演奏フラグF_MSTRを「0」にリセットした(ステップ22)後、本処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、楽曲ごとにイントロに関する単一のイントロデータDIをROM7のアドレス00〜0nのアドレス空間に記憶する。また、楽曲のイントロを除くメロディに関するメロディデータDMは、4種類の言語に対応する符割りのメロディデータで構成し、ROM7のアドレスA0〜D4のアドレス空間に記憶する。自動演奏モード時には、ROM7からイントロデータDIを読み出し、楽曲のイントロとして再生する。また、選択された言語に対応するメロディデータDMをROM7から読み出し、楽曲のメロディとして再生する。このように、メロディを再生する場合には、選択された言語に対応する符割りのメロディデータDMを用いるので、再生されるメロディの符割りを実際に歌われる言語の歌詞に一致させることができ、楽曲に合わせて違和感なく歌うことができる。
また、1つの楽曲に対して、イントロデータDIとメロディデータDMを互いに別個に設定し、記憶するとともに、前者については単一のイントロデータDIを用いるので、すべての言語に対してイントロデータDIを共用できる分、ROM7に記憶されるデータ量を削減することができる。
さらに、メロディデータDMについても、同一の符割りを有するメロディデータを共通化する分、ROM7に記憶されるデータ量を削減することができる。
また、イントロデータDIの読出しに連続して、メロディデータDMを読み出すので、イントロからメロディまでを連続してなめらかに再生することができる。
なお、本発明は、説明した実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。例えば、実施形態では、メロディデータを4種類の言語に対して記憶しているが、これに限らず、2種類以上の任意の種類の言語に対して記憶してもよい。また、実施形態では、複数種類の言語として、英語、スペイン語、ポルトガル語およびフランス語を用いているが、これらはあくまで例示であり、他の言語を用いてもよい。
さらに、実施形態は、記憶したイントロデータおよびメロディデータを、電子楽器における自動演奏に用いた例であるが、イントロデータおよびメロディデータを同様に記憶した記憶装置を、他の用途に用いてもよく、例えば、両データを操作パネルに譜面として表示するようにしてもよい。
また、実施形態では、ROMに記憶されたイントロデータおよびメロディデータを、直接、音源回路に出力しているが、これに限らず、音源回路以外の他のデバイス、たとえばRAMに一旦、記憶し、この記憶したデータを音源回路に出力してもよい。また、実施形態では、音源回路へのイントロデータおよびメロディデータの出力を、1拍ごとに行っているが、これに限らず、他の任意の拍数で行ってもよい。
さらに、実施形態は、電子楽器が電子鍵盤楽器の例であるが、これに限らず、本発明は、他のタイプの電子楽器にも適用することが可能である。その他、本発明の趣旨の範囲内で、細部を適宜変更することができる。
本発明の実施形態による電子楽器のブロック図である。 操作パネルの一部を示す図である。 アドレスに対応するアドレス空間に記憶されているイントロデータおよびメロディデータの一例を示す図である。 イントロデータの決定処理を示すフローチャートである。 楽曲の再生処理を示すフローチャートである。 曲番号とアドレスの関係を示すイントロデータ用のマップである。 曲番号と4種類の言語に対するアドレスの関係を示すメロディデータ用のマップである。
符号の説明
1 電子楽器
4 操作パネル(言語選択手段)
6 CPU(データ読出し手段)
7 ROM(イントロデータ記憶手段、メロディデータ記憶手段
および記憶装置)
13 スピーカ(再生手段)
DI イントロデータ
DM メロディデータ

Claims (5)

  1. 楽曲のイントロに関する単一のイントロデータを記憶するイントロデータ記憶手段と、
    前記楽曲のイントロを除くメロディに関するメロディデータを、複数種類の言語に対応する、符割りが互いに異なる複数のメロディデータとして記憶するメロディデータ記憶手段と、
    前記複数種類の言語の中から1つの言語を選択する言語選択手段と、
    前記イントロデータ記憶手段から前記イントロデータを読み出すとともに、前記メロディデータ記憶手段から前記選択された言語に対応するメロディデータを読み出すデータ読出し手段と、
    当該読み出されたイントロデータおよびメロディデータを用いて前記楽曲を再生する再生手段と、
    を備えることを特徴とする電子楽器。
  2. 前記データ読出し手段は、前記イントロデータの読出しに連続して、前記メロディデータを読み出すことを特徴とする、請求項1に記載の電子楽器。
  3. 前記メロディデータ記憶手段は、前記複数種類の言語のうち、少なくとも2つの言語に対応するメロディデータの前記符割りが同一のときに、前記少なくとも2つの言語に対して同一のメロディデータを共通して記憶することを特徴とする、請求項1または2に記載の電子楽器。
  4. 楽曲データのうちのイントロに関する単一のイントロデータを記憶するイントロデータ記憶手段と、
    前記楽曲データのうちのイントロを除くメロディに関するメロディデータを、複数種類の言語に対応する、符割りが互いに異なる複数のメロディデータとして記憶するメロディデータ記憶手段と、
    を備えることを特徴とする楽曲データの記憶装置。
  5. 前記メロディデータ記憶手段は、前記複数種類の言語のうち、少なくとも2つの言語に対応するメロディデータの前記符割りが同一のときに、前記少なくとも2つの言語に対して同一のメロディデータを共通して記憶することを特徴とする、請求項4に記載の楽曲データの記憶装置。
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