JP2008280764A - 自動扉装置 - Google Patents

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晃 川端
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Abstract

【課題】移動扉装置の所謂学習機能によって徐行開動距離及び徐行閉動距離が自動的に設定徐行開動距離及び設定徐行閉動距離に合致される自動扉装置を提供する。
【解決手段】扉開動時における扉の実際の徐行開動距離と設定徐行開動距離とを比較して両者間の差に応じて設定開動減速位置を較正すると共に、扉閉動時における扉の実際の徐行閉動距離と設定徐行閉動距離とを比較して両者間の差に応じて設定開動減速位置を較正する。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動扉装置、更に詳しくは扉開動時の最終段階においては開動速度が通常開動速度から徐行開動速度に減速され、扉閉動時の最終段階においては閉動速度が通常閉動速度から徐行閉動速度に減速される自動扉装置に関する。
下記特許文献1乃至4に開示されている如く、自動扉装置は閉位置と開位置との間を移動自在に装着された扉と共に、扉を開閉動するための開閉動手段を備えている。開閉動手段は、可変速モータと、扉の移動速度、移動方向及び位置を検出する検出手段と、起動信号発生手段と、扉の移動制御に関する種々の値を設定する設定手段と、設定手段によって設定された種々の設定値を記憶する記憶手段と、可変速モータの駆動を制御する制御手段を含んでいる。扉の移動制御に関する種々の値としては、通常開動速度、徐行開動速度、通常閉動速度、徐行閉動速度、徐行開動距離、徐行閉動距離、開動加速率、開動減速率、閉動加速率、閉動減速率、開動減速開始位置及び閉動減速開始位置を挙げることができる。
制御手段によって可変速モータの駆動を適宜に制御することによって、扉の開動及び閉動は、一般に、次のとおりに遂行される。扉が閉位置にある時に起動信号発生手段が起動信号を発生すると、扉の開動が開始され扉の開動速度が設定通常開動速度に到達するまで設定開動加速率で加速され、設定通常開動速度に到達すると設定開動減速開始位置に到達するまで設定通常開動速度で開動され、設定開動減速開始位置に到達すると、設定開動減速率で設定徐行開動速度に到達するまで設定開動減速率で減速され、開位置に到達すると扉の開動が停止され、そして開位置にある扉の閉動が開始されると、扉の閉動速度が設定通常閉動速度に到達するまで設定閉動加速率で加速され、設定通常閉動速度に到達すると設定閉動減速開始位置に到達するまで設定通常閉動速度で閉動され、設定閉動減速開始位置に到達すると、設定閉動減速率で設定徐行閉動速度に到達するまで設定閉動減速率で減速され、扉が閉位置に到達すると扉の閉動が停止される。
特公平2−28669号公報 特公平2−4750号公報 特公昭63−66991号公報 特公昭62−43030号公報
上述したとおりの扉の開閉動様式においては、人体に対する安全性及び信頼性並びに装置自体の耐久性等の点から、徐行開動距離及び徐行閉動距離が設定値に充分正確に合致することが重要である。そして、徐行開動距離及び徐行閉動距離を充分正確に設定値に合致させるには、開動減速開始位置及び閉動減速開始位置を適切に設定して所要位置で設定徐行開動速度及び設定徐行閉動速度にすることが必要である。しかしながら、本発明者の経験によれば、扉の装着状態、例えば扉の懸架レールと床敷設案内レールとの平行度及び扉と扉懸架用戸車との平行度等、によって、扉の減速を開始した時点から設定徐行開動又は設定徐行閉動速度になるまでの扉の開動又は閉動距離が変動する。それ故に、自動扉装置の配設現場にて現場作業者が開動減速開始位置及び閉動減速開始位置を適切に設定することは極めて困難である。更に、自動扉装置配設後における、建造物の温調機器の運転状況の変化に起因する扉に対する負圧の変動、自動扉装置の構成要素の経時変化等によっても、徐行開動距離及び徐行閉動距離が変動してしまう。
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、自動扉装置の所謂学習機能によって徐行開動距離及び徐行閉動距離が自動的に設定徐行開動距離及び設定徐行閉動距離に合致される、新規且つ改良された自動扉装置を提供することである。
本発明によれば、扉開動時における扉の実際の徐行開動距離と設定徐行開動距離とを比較して両者間の差に応じて設定開動減速位置を較正すると共に、扉閉動時における扉の実際の徐行閉動距離と設定徐行閉動距離とを比較して両者間の差に応じて設定開動減速位置を較正することによって上記主たる技術的課題が達成される。
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する自動扉装置として、閉位置と開位置との間を移動自在に装着された扉、及び該扉を開閉動するための開閉動手段とを具備し、
該開閉動手段は扉を開閉駆動するための可変速モータと、該扉の移動速度、移動方向及び位置を検出する検出手段と、起動信号発生手段と、通常開動速度、徐行開動速度、通常閉動速度、徐行閉動速度、徐行開動距離、徐行閉動距離、開動加速率、開動減速率、閉動加速率、閉動減速率、開動減速開始位置及び閉動減速開始位置を設定する設定手段と、該設定手段によって設定された設定通常開動速度、設定徐行開動速度、設定通常閉動速度、設定徐行閉動速度、設定徐行開動距離、設定徐行閉動距離、設定開動加速率、設定開動減速率、設定閉動加速率、設定閉動減速率、設定開動減速開始位置及び設定閉動減速開始位置を記憶する記憶手段と、該可変速モータの駆動を制御する制御手段とを含み、
該制御手段は該モータの作動を、該扉が該閉位置にある時に該起動信号発生手段が起動信号を発生すると、該扉の開動が開始され該扉の開動速度が該設定通常開動速度に到達するまで該設定開動加速率で加速され、該設定通常開動速度に到達すると該設定開動減速開始位置に到達するまで該設定通常開動速度で開動され、該設定開動減速開始位置に到達すると、該設定開動減速率で該設定徐行開動速度に到達するまで該設定開動減速率で減速され、該開位置に到達すると該扉の開動が停止され、そして該開位置にある該扉の閉動が開始されると、該扉の閉動速度が該設定通常閉動速度に到達するまで該設定閉動加速率で加速され、該設定通常閉動速度に到達すると該設定閉動減速開始位置に到達するまで該設定通常閉動速度で閉動され、該設定閉動減速開始位置に到達すると、該設定閉動減速率で該設定徐行閉動速度に到達するまで該設定閉動減速率で減速され、該扉が該閉位置に到達すると該扉の閉動が停止されるように制御する、自動扉装置において、
該制御手段は、扉開動時における該扉の実際の徐行開動距離と該設定徐行開動距離とを比較して両者間の差に応じて該設定開動減速位置を較正し、扉閉動時における該扉の実際の徐行閉動距離と該設定徐行閉動距離とを比較して両者間の差に応じて該設定開動減速位置を較正する、ことを特徴とする自動扉装置が提供される。
好適には、該設定手段は最終開動速度及び最終閉動速度も設定し、該制御手段は該モータの作動を、扉開動時において該扉の開動速度が該設定徐行開動速度に到達すると該扉の開動速度を漸次に減速して該開位置で該最終開動速度に到達するように制御し、扉閉動時において該扉の閉動速度が該設定徐行閉動速度に到達すると該扉の閉動速度を漸次に減速して該閉位置で該最終閉動速度に到達するように制御する。
本発明の自動扉装置においては、扉開動時における扉の実際の徐行開動距離と設定徐行開動距離とが比較されて両者間の差に応じて設定開動減速位置が較正されると共に、扉閉動時における扉の実際の徐行閉動距離と設定徐行閉動距離とが比較されて両者間の差に応じて設定開動減速位置が較正され、かくして徐行開動距離及び徐行閉動距離が自動的に設定徐行回動距離及び設定徐行開動距離に合致される。
以下、添付図面を参照して、本発明に従って構成された自動扉装置の好適実施形態について更に詳述する。
本発明に従って構成された自動扉装置の好適実施形態における主要構成要素を簡略に図示している図1を参照して説明すると、図示の自動扉装置は、建造物の所定位置に固定された支持枠体2を具備している。この支持枠体2には実質上水平に延在する懸架レール4が配設されており、懸架レール4には扉6が開閉動自在に懸架されている。図示の実施形態においては、扉6の上端面には懸架レール4の延在方向即ち扉6の開閉動方向に間隔をおいて一対の連結ブラケット8a及び8bが固定されており、これらの連結ブラケット8a及び8bには戸車10a及び10bが回転自在に装着されている。戸車10a及び10bは懸架レール4上に装着され、かくして扉6が懸架レール4に沿って移動自在に懸架レール4に懸架されている。扉6の下端面には開閉動方向に間隔をおいて一対の被案内片12a及び12bが固定されており、これらの被案内片12a及び12bは建造物の床14に敷設され懸架レール4と平行に延在する案内レール(図示していない)に形成されている案内溝に係合されている。扉6は以下に詳述する開閉動手段によって二点鎖線6aで示す閉位置と二点鎖線6bで示す開位置との間を開閉動される。
図1を参照して開閉動手段について説明すると、上記支持枠体2には開閉動方向に間隔をおいて駆動回転体16と従動回転体18とが回転自在に装着され、かかる駆動回転体16と従動回転体18とに無端巻き掛け伝動手段20が巻き掛けられている。巻き掛け伝動手段20はタイミングベルト或いはチェーンであるのが好適であり、これに対応して駆動回転体16は歯付きプ−リ或いはスプロケットから構成され、従動回転体18も歯付きプ−リ或いはスプロケットから構成されているのが好適である。扉6の上端に固定された上記連結ブラケット8bは上方に延出されて巻き掛け伝動手段20に連結されている。支持枠体2の片端部には可変速モータ22も装着されており、このモータ22の出力軸は伝動機構(図示していない)を介して駆動回転体16に駆動連結されている。モータ22を正転及び逆転することによって巻き掛け伝動手段20が正転及び逆転され、これによって扉6が開動及び閉動される。
図1を参照して説明を続けると、モータ22にはその回転を検出する検出器24が付設されている。エンコーダから構成することができる検出器24の出力は演算手段26に送信され、演算手段26は検出器24から送信される信号に基いて扉6の移動速度、移動方向及び位置を算出する。従って、検出器24及び演算手段26は、扉の移動速度、移動方向及び位置を検出する検出手段を構成する。扉6の全開閉動距離、検出器24が送信する信号と扉6の位置との関係等は、当業者には周知の如く、自動扉装置の設置時に扉6を低速で開位置から閉位置に、そしてまた必要に応じて閉位置から開位置に試験走行させて、認識することができる。演算手段26が算出した扉6の移動速度、移動方向及び位置を示す信号は、マイクロプロセッサから構成することができる制御手段28に送信される。
自動扉装置には、マットスイッチ或いは光電式スイッチの如き適宜の検出器から構成することができる人体検出器30a及び30bも装備されている。人体検出器30a及び30bは起動信号発生手段31を介して上記制御手段28に接続されている。人体検出器30a又は30bが人体を検出して発生する人体検出信号は起動信号発生手段31に送信される。起動信号発生手段31は、扉6の開動が許容される状態であるか否かを判別して、扉6の開動が許容される状態であるときには起動信号を発生して制御手段28に送信する。制御手段28には設定手段32が生成する信号も送信される。自動扉装置の設置作業者は、設定手段32を操作して通常開動速度、徐行開動速度、通常閉動速度、徐行閉動速度、徐行開動距離、徐行閉動距離、開動加速率、開動減速率、閉動加速率、閉動減速率、開動減速開始位置及び閉動減速開始位置等の設定事項を設定することができる。これらの設定事項については後に更に言及する。設定手段32を操作して設定された設定事項は制御手段28に送信され、制御手段28に内臓されている記憶手段34に記憶される。制御手段28には、停電時に自動扉装置の状態を適切に監視するためのそれ自体は周知のバッテリーバックアップ監視手段36も接続されている。設定手段32には表示手段38が内臓されており、設定事項は必要に応じて表示手段38に表示される。制御手段28は送信される種々の信号に基いてモータ22の回転駆動を制御し、扉6の開閉動を制御する。
図1と共に図2及び図3を参照して説明を続けると、自動扉装置を所要とおりに設置し、必要に応じて上述した扉の試験開動及び試験閉動を遂行し、そして上記事項を設定した後に、現場作業者は人体検出器30a或いは30bによって自身を検出させる。かくすると、起動信号発生手段31が起動信号を生成し、これに応じて制御手段28はモータ22の正転を開始し、扉6は閉位置(図1においては二点鎖線6aで示し、図2においては符号P1で示す)から開動を開始する。図3に示すステップn−1においては設定開動加速率で開動速度が加速される。ステップn−2においては開動速度COVが設定された通常開動速度NOVに達したか否かが判別される。図2においてP2に達し開動速度COVが通常開動速度NOVに達すると、ステップn−3に進行し、開動速度の加速が停止され、扉6は通常開動速度NOVで開動され続ける。
ステップn−4においては、扉6が開動を続けて初期設定された開動減速開始位置ISP3に到達したか否かが判別される。初期設定開動減速開始位置ISP3は、所要開動減速開始位置よりも充分手前(閉位置側)、例えば閉位置から全開動距離の45%程度開動した位置、に設定することができる。扉6が初期設定開動減速開始位置ISP3に到達すると、ステップn−5に進行し、開動速度COVが設定減速率で減速され始める。次いで、ステップn−6において開動速度COVが設定徐行開動速度SOVまで減速されたか否かが判別される。図2においてISP4に達し、開動速度COVが設定徐行開動速度SOVまで減速されると、ステップn−7に進行し、扉6は設定徐行開動速度SOVから設定最終開動速度FOVまで漸次減速されながら閉位置(図1においては二点鎖線6bで示し、図2においては符号P5で示す)まで開動される。図2における位置ISP4から位置P5までの扉6の開動速度制御について更に詳述すると、この間においては、開動速度COVは、下記式に基いて制御される。
COV=(SOV−FOV)×(SPC−PC)/(SPC−ISP4D)
ここで、SOVは上記設定徐行開動速度、FOVは上記設定最終開動速度、
SPCは全開動距離、PCは扉現在位置から閉位置までの距離、P4Dは
図2における位置ISP4から閉位置までの距離である。
所望ならば、図2における位置ISP4から位置P5までの扉6の開動を上記式に従って制御して開動速度を漸次減速することに代えて、図2に二点鎖線で示す如く、設定徐行開動速度SOVを最終開動速度FOVに合致せしめ、徐行開動においては扉6を常に一定速度即ち最終開動速度で開動することもできる。しかしながら、かような開動様式を採用すると、扉6の開動が減速モードから定速モードに急変する故に扉6の開動に不自然さが感じられる傾向がある。
ステップn−8においては、扉6が開位置(図1においては二点鎖線6bで示し図2においては符号P5で示す)に到達したか否かが判別される。そして、扉6が開位置P5に到達するとステップn−9に進行し、モータ22を停止して扉6の開動を終了する。本発明においては、次いでステップn−10に進行し、初期設定開動減速開始位置ISP3の設定を較正することが重要である。即ち、設定された徐行開動距離はSOLであったにも拘らず実際の徐行開動距離はASOLであったので、較正距離CL=ASOL−SOLだけ設定開動減速位置を開位置側に移動して位置P3に設定する。較正された開動減速開始位置は制御手段28の内蔵記憶手段34に記憶される。
ステップn−10において開動減速開始位置がP3に較正されたので、扉6の次回の開動においては、扉6が図2における位置P3に到達した時点で開動速度の減速が開始される。そして、位置P4において扉6の開動速度が設定徐行開動速度SOVまで減速され、位置P4から位置P5までの徐行においては扉6の開動速度が上記式に基いて漸次減速される。かくして、実際の徐行開動距離が設定されている所要徐行開動距離に充分精密に合致される。徐行開動を漸次減速ではなくて最終開動速度FOVで遂行する場合には開動減速開始位置を図2にP3′に設定すればよい。開動減速開始位置の較正は、必要に応じて、所定期間を経過した後の扉開動時に、或いは扉の開動が所定回数繰り返し遂行された後の扉開動時に遂行することもできるし、扉開動毎に遂行することもできる。
扉6が開位置に到達して扉6の開動が停止した後、例えば所定時間が経過すると、制御手段28はモータ22の逆転を開始し扉6の閉動が開始される。図1及び図2と共に図4を参照して説明を続けると、図4に示すステップm−1においては設定閉動加速率で閉動速度が加速される。ステップm−2においては閉動速度CCVが設定された通常開動速度NCVに達したか否かが判別される。図2においてP6に達し閉動速度CCVが通常閉動速度NCVに達すると、ステップm−3に進行し、閉動速度の加速が停止され、扉6は通常閉動速度NCVで開動され続ける。
ステップm−4においては、扉6が閉動を続けて初期設定された閉動減速開始位置ISP7に到達したか否かが判別される。初期設定開動減速開始位置ISP7は、所要閉動減速開始位置よりも充分手前(開位置側)、例えば全閉動距離の45%程度の位置、に設定することができる。扉6が初期設定閉動減速開始位置ISP7に到達すると、ステップm−5に進行し、閉動速度CCVが設定減速率で減速され始める。次いで、ステップm−6において閉動速度CCVが設定徐行閉動速度SCVまで減速されたか否かが判別される。図2においてISP8に達し、閉動速度CCVが設定徐行開動速度SCVまで減速されると、ステップm−7に進行し、扉6は設定徐行閉動速度SCVから設定最終開動速度FCVまで漸次減速されながら開位置(図1においては二点鎖線6aで示し、図2においては符号P1で示す)まで閉動される。図2における位置ISP8から位置P1までの扉6の閉動速度CCVは、下記式に基いて制御される。
CCV=FCVO+(SCV−FCV)×PC/ISP8D
ここで、SCVは上記設定徐行開動速度、FCVは上記設定最終開動速度、
SPCは全開動距離、PCは扉現在位置から閉位置までの距離、ISP84Dは
図2における位置ISP8から開位置までの距離である。
扉開動の場合と同様に、所望ならば、図2における位置ISP8から位置P1までの扉6の閉動を上記式に従って制御して開動速度を漸次減速することに代えて、図2に二点鎖線で示す如く、設定徐行閉動速度SCVを最終閉動速度FCVに合致せしめ、徐行閉動においては扉6を常に一定速度即ち最終閉動速度で開動することもできる。しかしながら、かような閉動様式を採用すると、扉6の閉動が減速モードから定速モードに急変する故に扉6の閉動に不自然さが感じられる傾向がある。
ステップm−8においては、扉6が閉位置P1に到達したか否かが判別される。そして、扉6が閉位置P1に到達するとステップm−9に進行し、モータ22を停止して扉6の閉動を終了する。本発明においては、次いでステップm−10に進行し、初期設定閉動減速開始位置ISP7の設定を較正することが重要である。即ち、設定された徐行閉動距離はSCLであったにも拘らず実際の徐行開動距離はASCLであったので、較正距離CL=ASCL−SCLだけ設定閉動減速位置を閉位置側に移動して位置P7に設定する。較正された閉動減速開始位置は制御手段28の内蔵記憶手段34に記憶される。
ステップm−10において閉動減速開始位置がP7に較正されたので、扉6の次回の閉動においては、扉6が図2における位置P7に到達した時点で閉動速度の減速が開始される。そして、位置P8において扉6の閉動速度が設定徐行開動速度SCVまで減速され、位置P8から位置P1までの徐行においては扉6の閉動速度が上記式に基いて漸次減速される。かくして、実際の徐行閉動距離が設定されている所要徐行閉動距離に充分精密に合致される。徐行閉動を漸次減速ではなくて最終閉動速度FCVで遂行する場合には閉動減速開始位置を図2にP7′に設定すればよい。閉動減速開始位置の較正も、必要に応じて、所定期間を経過した後の扉閉動時に、或いは扉の閉動が所定回数繰り返し遂行された後の扉閉動時に遂行することもできるし、扉閉動毎に遂行することもできる。
以上添付図面を参照して、本発明に従って構成された自動扉装置の好適実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能であることが理解されるべきである。例えば、図示の実施形態は往復直線動することによって開閉される自動扉装置であるが、本発明は往復旋回動することによって開閉される自動扉装置、或いは往復直線動と往復旋回動との組み合わせによって開閉動される所謂折戸式自動扉装置にも適用し得るものである。また、夏季等において扉の全開動距離を通常の場合よりも半分程度に低減させる場合にも、単に扉の開位置の設定変更に応じて初期開動減速開始位置及び初期閉動減速開始位置の設定を変更することによって所要徐行開動距離及び徐行閉動距離を実現することができる。
本発明に従って構成された自動扉装置の好適実施形態における主要構成要素を図式的に示す簡略図。 図1に示す自動扉装置における扉の移動様式を示す線図。 図1に示す自動扉装置における扉開動の際の制御様式を示すフローチャート。 図1に示す自動扉装置における扉閉動の際の制御様式を示すフローチャート。
符号の説明
6:扉
22:可変速モータ
24:検出器(検出手段)
26:演算手段
28:制御手段
31:起動信号発生手段
32:設定手段
34:記憶手段

Claims (2)

  1. 閉位置と開位置との間を移動自在に装着された扉、及び該扉を開閉動するための開閉動手段とを具備し、
    該開閉動手段は扉を開閉駆動するための可変速モータと、該扉の移動速度、移動方向及び位置を検出する検出手段と、起動信号発生手段と、通常開動速度、徐行開動速度、通常閉動速度、徐行閉動速度、徐行開動距離、徐行閉動距離、開動加速率、開動減速率、閉動加速率、閉動減速率、開動減速開始位置及び閉動減速開始位置を設定する設定手段と、該設定手段によって設定された設定通常開動速度、設定徐行開動速度、設定通常閉動速度、設定徐行閉動速度、設定徐行開動距離、設定徐行閉動距離、設定開動加速率、設定開動減速率、設定閉動加速率、設定閉動減速率、設定開動減速開始位置及び設定閉動減速開始位置を記憶する記憶手段と、該可変速モータの駆動を制御する制御手段とを含み、
    該制御手段は該モータの作動を、該扉が該閉位置にある時に該起動信号発生手段が起動信号を発生すると、該扉の開動が開始され該扉の開動速度が該設定通常開動速度に到達するまで該設定開動加速率で加速され、該設定通常開動速度に到達すると該設定開動減速開始位置に到達するまで該設定通常開動速度で開動され、該設定開動減速開始位置に到達すると、該設定開動減速率で該設定徐行開動速度に到達するまで該設定開動減速率で減速され、該開位置に到達すると該扉の開動が停止され、そして該開位置にある該扉の閉動が開始されると、該扉の閉動速度が該設定通常閉動速度に到達するまで該設定閉動加速率で加速され、該設定通常閉動速度に到達すると該設定閉動減速開始位置に到達するまで該設定通常閉動速度で閉動され、該設定閉動減速開始位置に到達すると、該設定閉動減速率で該設定徐行閉動速度に到達するまで該設定閉動減速率で減速され、該扉が該閉位置に到達すると該扉の閉動が停止されるように制御する、自動扉装置において、
    該制御手段は、扉開動時における該扉の実際の徐行開動距離と該設定徐行開動距離とを比較して両者間の差に応じて該設定開動減速位置を較正し、扉閉動時における該扉の実際の徐行閉動距離と該設定徐行閉動距離とを比較して両者間の差に応じて該設定開動減速位置を較正する、ことを特徴とする自動扉装置。
  2. 該設定手段は最終開動速度及び最終閉動速度も設定し、該制御手段は該モータの作動を、扉開動時において該扉の開動速度が該設定徐行開動速度に到達すると該扉の開動速度を漸次に減速して該開位置で該最終開動速度に到達するように制御し、扉閉動時において該扉の閉動速度が該設定徐行閉動速度に到達すると該扉の閉動速度を漸次に減速して該閉位置で該最終閉動速度に到達するように制御する、請求項1記載の自動扉装置。
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