JP2008277794A - 高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法 - Google Patents
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Abstract
【解決方法】 BまたはMnを含むSi基合金を使用するか、接合面に浸炭層または浸硼層を形成するかによって、喰われの発生を防止する。
【選択図】 なし
Description
A群の元素:Fe,Ni,Co,Zr,Ti,Cr
B群の元素:Hf,Nb,Ta,V, Mn,Cu,Al,Ge
C群の元素:B
A群元素の成分範囲 :3〜28重量%
B群元素の成分範囲 :0〜10重量%
C群元素の成分範囲 :B≧0.1重量%
A群元素の成分範囲 :10〜45重量%
(試料の作成)
20×40×厚さ1mmのMoおよびWの板表面に、成分組成の異なるSi基合金の粉末ロー材を10×10×厚さ1mm塗布し、真空中で加熱、溶着させた後、溶着層を切断して、Mo、W板の喰われの深さを測定した。
喰われ深さのテスト結果を表1に示す。
以下は、本発明によって形成したSi合金による被覆部分の耐熱クラック性のテスト結果を示す。
表1の番号5(Si−20Cr−0.65B)、番号13(Si−40Co−2.9Mn)の成分および、この成分にSiC粉末を10重量%を添加した成分のSi基合金を、直径10mm×200mm長さのMo棒全面に、50μmの厚さ溶着させた。
(テスト方法)
上記Si基合金を被覆したMo棒の両端を直接電気的に接続して、800℃まで5分で加熱した後、電流を切って、窒素の高圧ガスを吹き付けて常温まで強制空冷して、割れの発生するまでの加熱回数を調べた。
4 孔(ヒーター線) 5 孔(RF電極) 6 電極端子
7 ろー付層 8 窒化アルミ製の充填材
9 Si基合金と炭化珪素の複合材料
Claims (19)
- 高融点金属からなる通電部材にSi基合金を溶着させるに際して、
Si基合金としてBを含むSi基合金を使用して、通電部材とSi基合金の界面にBの濃縮層またはBの化合物層を形成する高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - 高融点金属からなる通電部材にSi基合金を溶着させるに際して、
Si基合金としてMnを含むSi基合金を使用する高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - 高融点金属からなる通電部材にSi基合金を溶着させるに際して、
通電部材表面に、浸炭層または浸硼層を形成する高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - 高融点金属からなる通電部材にSi基合金を溶着させるに際して、
Si基合金の溶着層に、前記通電部材を構成する高融点金属よりも線膨張係数の小さい炭化物、窒化物、硼化物の中の何れかの粒子を融合分散させる高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - 高融点金属からなる通電部材を、前記通電部材と線膨張係数が近似したセラミックスパイプの中に差し込んで、前記通電部材とセラミックスパイプの内面をSi基合金でろー付するに際して、
ろー付合金として、Bを含むSi基合金を使用して、前記通電部材とSi基合金のろー付界面にBの濃縮層あるいはBの化合物層を形成する高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - 高融点金属からなる通電部材を、前記通電部材と線膨張係数が近似したセラミックスパイプの中に差し込んで、前記通電部材とセラミックスパイプの内面をSi基合金でろー付するに際して、
ろー付合金として、2重量%以上のMnを含むSi基合金を使用する高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - 高融点金属からなる通電部材を、前記通電部材と線膨張係数が近似したセラミックスパイプの中に差し込んで、前記通電部材とセラミックスパイプの内面をSi基合金でろー付するに際して、
前記部材表面に、浸炭または浸硼の中から少なくとも一つの層を形成する高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - 高融点金属からなる通電部材を、前記通電部材と線膨張係数が近似したセラミックスパイプの中に差し込んで、前記通電部材とセラミックスパイプの内面をSi基合金でろー付するに際して、
形成されたろー付層に、前記通電部材よりも線膨張係数の小さい炭化物、窒化物、または硼化物の粉末粒子を融合分散させる高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - セラミックス基材とともに同時焼成された高融点金属からなる通電部材を内蔵するセラミックサセプターにおいて、前記内蔵通電部材を電極端子にろー付するに際して、
ろー付合金として、Bを含むSi基合金を使用して、前記内蔵通電部材とSi基合金のろー付界面にBの濃縮層またはBの化合物層を形成する高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - セラミックス基材とともに同時焼成された高融点金属からなる通電部材を内蔵するセラミックサセプターにおいて、前記内蔵通電部材を電極端子にろー付するに際して、
ろー付合金として、2重量%以上のMnを含むSi基合金を使用する高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - セラミックス基材とともに同時焼成された高融点金属からなる通電部材を内蔵するセラミックサセプターにおいて、
前記内蔵通電部材を電極端子にろー付するに際して、少なくとも前記内蔵通電部材表面に、浸炭および浸硼の何れかの層を形成した後、Si基合金を使用してろー付する高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - セラミックス基材とともに同時焼成された高融点金属からなる通電部材を内蔵するセラミックサセプターにおいて、前記内蔵通電部材を電極端子にろー付するに際して、
Si基合金を使用して形成されたろー付層に、前記内蔵通電部材よりも線膨張係数の小さい炭化物、窒化物、または、硼化物の粉末粒子を融合分散させる高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - セラミックス基材の中に高融点金属からなる通電部材を内蔵するセラミックサセプターにおける内蔵通電部材の欠損部空所の修復に際して、
欠損部空所を充填材で埋め込み、前記内蔵通電部材の欠損部空所露出面と前記充填材とを、Bを含むSi基合金でろー付して、前記内蔵通電部材の欠損部空所露出面とSi基合金のろー付界面にBの濃縮層あるいはBの化合物層を形成する高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - セラミックス基材の中に高融点金属からなる通電部材を内蔵するセラミックサセプターにおける内蔵通電部材の欠損部空所の修復に際して、
欠損部空所を充填材で埋め込み、前記内蔵通電部材の欠損部空所露出面と前記充填材とを、2重量%以上のMnを含んでなるSi基合金でろー付する給電部材の喰われ防止方法。 - セラミックス基材の中に高融点金属からなる通電部材を内蔵するセラミックサセプターにおける内蔵通電部材の欠損部空所の修復に際して、
欠損部空所の内蔵通電部材露出面に浸炭または浸硼層を形成したのち、欠損部空所を充填材で埋め込み、前記内蔵通電部材の欠損部空所露出面と前記充填材とをSi基合金でろー付する給電部材の喰われ防止方法。 - セラミックス基材の中に高融点金属からなる通電部材を内蔵するセラミックサセプターにおける内蔵通電部材の欠損部空所の修復に際して、
欠損部空所を充填材で埋め込み、前記内蔵通電部材の欠損部空所露出面と前記充填材とを、Si基合金を使用してろー付けしたろー付け層に、前記内蔵通電部材よりも線膨張係数の小さい炭化物、窒化物、または、硼化物の粉末粒子を融合分散させる高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - セラミックス基材の中に高融点金属からなる通電部材を内蔵するセラミックサセプターにおける内蔵通電部材の欠損部空所の修復に際して、
欠損部空所をBを含む溶融したSi基合金で埋め込んで、前記内蔵通電部材の欠損部空所露出面とろー付して、前記内蔵通電部材の欠損部空所露出面とSi基合金のろー付界面にBの濃縮層あるいはBの化合物層を形成する高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - セラミックス基材の中に高融点金属からなる通電部材を内蔵するセラミックサセプターにおける内蔵通電部材の欠損部空所の修復に際して、
欠損部空所を2重量%以上のMnを含んでなる溶融したSi基合金で埋め込んで前記内蔵通電部材の欠損部空所露出面とろー付する高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。 - セラミックス基材の中に高融点金属からなる通電部材を内蔵するセラミックサセプターにおける内蔵通電部材の欠損部空所の修復に際して、
欠損部空所の内蔵通電部材露出面に浸炭または浸硼層を形成したのち、欠損部空所を溶融したSi基合金で埋め込んで前記内蔵通電部材の露出面とろー付する高融点金属からなる通電部材の喰われ防止方法。
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