JP2008277427A - マルチメディアポート - Google Patents

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Abstract

【課題】電話線端子台に対する配線作業の作業性を向上させる。
【解決手段】電話端子台2は、他の内器(U/V・BS・CSブースタBやスイッチングハブSH)と同様にして本体20をボックス1のボディ3に取り付けられる。その後、本体20からカバー30を取り外せば、加入者線接続端子部41や電話線接続端子部42に対する電話線の接続(配線)作業を手元で行うことができる。したがって、従来と同様にカバー30を本体20に取り付けた状態で配線作業を行う場合、つまり、天井に近い高所で作業する場合と比較して配線作業の作業性が向上する。
【選択図】図1

Description

本発明は、少なくとも通信用機器を内器としてボックスに収納し、宅内に設置された情報用コンセントへの配線を集線するマルチメディアポートに関するものである。
従来より、壁面に取り付けられる合成樹脂製のボディと、ボディの前面開口部に被着される合成樹脂製のボックスカバーとで構成されるボックスを備え、このボックス内に映像用機器や通信用機器などの内器を収納し、宅内に設置された情報用コンセントへの配線を集線するマルチメディアポートが提供されている(例えば、特許文献1参照)。ここで、従来のマルチメディアポートの内器として、UHF及びVHFの地上波放送やBS又はCSの衛星放送を受信するアンテナと接続されそれぞれのアンテナで受信した信号の増幅や分配を行うU/V・BS・CSブースタ、保安器から導出された電話線(加入者線)を宅内配線用の複数の電話線に分岐接続するための電話線端子台、宅内にLANを構築する際に用いられるスイッチングハブ、あるいはU/V・BS・CSブースタやスイッチングハブのように電源を必要とする内器に対して商用交流電源を供給するための電源線並びに給電線が接続される電源端子台などがあった。
特開2000−133960号公報
ところで、上述のようなマルチメディアポートは住宅用分電盤(住宅盤)と同様に宅内の壁面における天井に近い位置に配設されることが多いため、内器に対する配線作業の作業性が悪いという問題があった。特に、電話線端子台においては電話線の線径が細く且つ接続しなければならない電話線の本数も多いために配線作業に多大な時間と労力が必要であった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、電話線端子台に対する配線作業の作業性を向上したマルチメディアポートを提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、少なくとも通信用機器を内器としてボックスに収納し、宅内に設置された情報用コンセントへの配線を集線するマルチメディアポートにおいて、ボックスは、底部が壁面に固定され且つ前面が開放された扁平な箱形のボディと、ボディの前面側に被着されてボディ前面を覆うボックスカバーとで構成され、内器を取り付けるための複数の取付手段がボディの内底面に設けられてなり、通信用機器の一種であって保安器から導出された電話線が接続される加入者線接続端子部、それぞれ加入者線接続端子部を介して前記電話線に分岐接続されるとともに宅内配線用の電話線が接続される複数の電話線接続端子部を有する電話線端子台を内器として備え、電話線端子台は、取付手段によってボディ内底面に取り付けられる箱形の本体と、本体前面に着脱自在に装着されるカバーとを有し、前記加入者線接続端子部並びに複数の電話線接続端子部がカバーに設けられてなることを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記カバーは、本体前面を覆う前板部と、前板部の両端縁より後方へ突出する側板部とを有し、カバーの側板部における下端縁と、本体側面に設けられて前記側板部の下端縁に突き合わされる段部とを前方に向かって下方へ傾斜させてなることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、本体とカバーの一方に係止部が設けられ、当該係止部が係脱自在に係止する被係止部が本体とカバーの他方に設けられたことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れか1項の発明において、屋内に配線された電源線が接続される電源線接続端子部と、電源線接続端子部を介して電源線に接続されるとともに電源を必要とする内器に対する給電用の給電線が接続される1乃至複数の給電線接続端子部とが本体内に収納され、LANケーブルに付設されたモジュラプラグを挿抜自在に接続するためのモジュラジャックがカバーに設けられたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、電話線端子台が、取付手段によってボディ内底面に取り付けられる箱形の本体と、本体前面に着脱自在に装着されるカバーとを有し、前記加入者線接続端子部並びに複数の電話線接続端子部がカバーに設けられてなるので、加入者線接続端子部及び複数の電話線接続端子部にそれぞれ電話線を接続する際、ボディからカバーを外して手元で作業することができ、従来のように天井に近い高所で作業する場合と比較して電話端子台に対する配線作業の作業性が向上する。
請求項2の発明によれば、カバーの側板部における下端縁と、本体側面に設けられて前記側板部の下端縁に突き合わされる段部とを前方に向かって下方へ傾斜させているので、電話端子台の本体に対して下からカバーを取り外す際の作業性が向上する。
請求項3の発明によれば、本体とカバーの一方に係止部が設けられ、当該係止部が係脱自在に係止する被係止部が本体とカバーの他方に設けられたので、工具を使わずにカバーを本体に装着し且つ取り外すことができるために作業性がさらに向上する。
請求項4の発明によれば、屋内に配線された電源線が接続される電源線接続端子部と、電源線接続端子部を介して電源線に接続されるとともに電源を必要とする内器に対する給電用の給電線が接続される1乃至複数の給電線接続端子部とが本体内に収納され、LANケーブルに付設されたモジュラプラグを挿抜自在に接続するためのモジュラジャックがカバーに設けられたので、強電系の電源線接続端子部並びに給電線接続端子部と、弱電系の加入者線接続端子部、電話線接続端子部、モジュラジャックとを容易に分離することができて作業性がさらに向上する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(実施形態1)
本実施形態のマルチメディアポートは、図2及び図3に示すように横長の略直方体形状をしたボックス1内に、通信用機器たる電話端子台2と、同じく通信用機器たるスイッチングハブSHと、映像用機器たるU/V・BS・CSブースタBとを内器として収納して構成されている。但し、ボックス1内に収納される内器はこれらに限定されるものではなく、使用者宅の設備に応じて適宜追加又は変更可能である。
ボックス1は、前面が開放された扁平な箱形の合成樹脂成形品からなるボディ3と、ボディ3の前面側に被着されてボディ3前面を覆うボックスカバー4とで構成される。ボディ3の底壁における四隅にねじ挿通孔3aが設けられており、これらのねじ挿通孔3aに挿通したねじ3bを壁材に螺合させることでボディ3が壁面に固定される。ボディ3の底壁における上端部並びに下端部にはノックアウト方式の複数(図示例では4つずつ)の通線口3cがそれぞれ横方向一列に列設されており、ボックス1内に収納する内器の数や配置に合わせて適宜の通線口3cを開口させ、開口させた通線口3cを通して保安器から導出された電話線(加入者線)や住宅盤から配線されている電源線がボックス1内に導入されるとともに、後述するように電話端子台2に接続された宅内配線用の電話線やスイッチングハブSHに接続されたLANケーブルが通線口3cを通してボックス1外へ導出される。また、ボディ3の底壁には、内器を取り付けるための取付手段が設けてある。取付手段は、底壁から前方へ突設された鈎形の係止爪3dと、取付ねじ3eが螺合するねじ孔を有した円筒形のボス3fとを有し、複数の係止爪3dが底壁の下部に等間隔で横方向一列に列設されるとともに、複数のボス3fが底壁の上部に同じく等間隔で横方向一列に列設されている。なお、ボディ3の上側壁と下側壁には、ボックスカバー4の開口縁に設けられた係止段部(図示せず)を弾性係止してボックスカバー4をボディ3の前面に取り外し自在に被着するための爪3gがそれぞれ各一対ずつ設けられている。
ボックスカバー4は、後面が開放された扁平な箱形の合成樹脂成形品からなり、前壁における左右方向の片側(図2(a)における左側)寄りに矩形の窓孔4aが設けられている。そして、上側壁と下側壁の開口縁に設けられている係止段部(図示せず)にボディ3の爪3gを弾性係止することでボックスカバー4がボディ3の前面に被着される。
次に、各内器の機能及び構造について説明する。
U/V・BS・CSブースタBは、箱形の合成樹脂成形品からなる本体100内にブースタ回路、混合器、分配器を内蔵しており、アンテナからのUHF信号、VHF信号、BS信号、CS信号を混合し且つ増幅して住戸内の各部屋に設置されている情報コンセント(テレビコンセント)に出力するものである。本体100の下部に段部が形成されるとともに、かかる段部の一部に更に段部が形成され、上側の段部によって形成された下向き面にU/V用のアンテナからの同軸ケーブルが接続される入力端子101と、BS及びCS用のアンテナからの同軸ケーブルが接続される入力端子102とが横方向に並設されている。また、本体100の上部にも段部が形成されて2つの上向き面が設けられており、それぞれの上向き面に情報コンセント(テレビコンセント)に一端が接続される同軸ケーブルをそれぞれ接続する各4つずつの出力端子103が横方向に並設されている。なお、本体100の下部に形成されている下側の段部によって形成された下向き面にはブースタ回路等の動作電源を得るための給電線200が挿入される電線挿入孔(図示せず)が設けられ、電線挿入孔に挿入された給電線が本体100内に収納されている速結端子(図示せず)に接続される。
スイッチングハブSHは、箱形の合成樹脂成形品からなる本体110前面に8個のポート(RJ45のモジュラジャック)111が縦方向2列に並設され、本体110内に収納されている速結端子(図示せず)に給電線201を接続するための電線挿入孔(図示せず)が下端面に設けられている。
これらの機器の本体100,110の上下端にはそれぞれ薄い平板状の取付片104,114が一体に突設され、各取付片104,114にはボディ3のボス3fと等しい又は整数倍の間隔で取付孔105,115が貫設されている。ここで上側の取付片104,114の取付孔105,115はだるま孔にて形成され、下側の取付片104,114の取付孔105,115は丸孔にて形成される。
而して、下側の取付片104,114をボディ3の底壁下側に設けられている係止爪3dに係止させるとともに上側の取付片104,114に穿孔されている取付孔105,115を通してボディ3の底壁上側に設けられているボス3fのねじ孔に取付ねじ3eを螺合することで本体100,110がボディ3に取り付けられる(図3参照)。
次に、本発明の要旨である電話端子台2の構成について説明する。
電話端子台2は、図1並びに図4〜図6に示すようにボディ3に設けられている取付手段(ボス3f並びに係止爪3d)によってボディ3の内底面(底壁前面)に取り付けられる箱形の本体20と、本体20前面に着脱自在に装着されるカバー30とを有している。本体20は、矩形板状の合成樹脂成形品からなるベース21と、後面が開放された略矩形箱形の合成樹脂成形品からなりベース21の前面に結合される端子台ボディ22とで構成される。ベース21には合計5つのボス21aが前方へ突設されており、ボス21aに設けられているねじ挿通孔に後方から挿通したねじ21bを端子台ボディ22の後面側に設けられているねじ孔(図示せず)に螺合することで両者がねじ止めされる。また、ベース21前面には平面視略矩形の周壁21cが前方へ突設されており、かかる周壁21cの下側部分にはボディ3の係止爪3dがそれぞれに挿入係止する複数(図示例では3つ)の被係止部21dが横方向に等間隔で並設されている。なお、ベース21と端子台ボディ22を結合したときにベース21の周壁21c先端に端子台ボディ22の後端縁が突き合わされる。
また、屋内に配線された電源線が接続される2つの電源線接続端子部23と、電源線接続端子部23を介して電源線に接続されるとともに電源を必要とする内器(本実施形態においてはU/V・BS・CSブースタBとスイッチングハブSH)に対する給電用の給電線200,201が接続される複数(図示例では3つ)の給電線接続端子部24とが本体20内に収納されている。但し、2つの電源線接続端子部23のうちの一方は接地線が接続されるものである。電源線接続端子部23並びに給電線接続端子部24は何れも同一構造の速結端子からなり、それぞれ矩形平板状の絶縁基板に実装されて本体20内に収納される。
端子台ボディ22の前面には下方に向かって後方へ下がる2段の段部が設けられており、上側の段部によって形成された下向き面には2つの電源線接続端子部23の下面(電線挿入孔23aが開口する面)を露出するための孔が設けられ、同じく、下側の段部によって形成された下向き面には3つの給電線接続端子部24の下面(電線挿入孔24aが開口する面)を露出するための孔が設けられ、各孔を通して露出する電線挿入孔23a,24aに電源線200並びに給電線201が挿入されて各端子部23,24と接続される(図3及び図4参照)。また、端子台ボディ22における各段部の前面には、電源線接続端子部23や給電線接続端子部24を構成する速結端子の解除孔23b,24bに連通する複数の孔22dが横方向に並設されており、各孔22dを通して解除孔23b,24bに挿入した工具(例えば、マイナスドライバ)の先端で速結端子の解除釦(図示せず)を操作すれば各端子部23,24に接続されている電源線200や給電線201を取り外すことができる。なお、この種の速結端子の構造については従来周知であるから詳細な説明は省略する。
また、端子台ボディ22の前面にはコンセント90が取り付けられる。このコンセント90は、大角形連用配線器具の取付枠(JIS C 8375参照)に取付可能な取付爪91を有するアースターミナル付きのものであって、それぞれに電源プラグが挿抜自在に接続される2極の差込口92が上下方向に並設されるとともに、下側の差込口92の下側に扉付きのアースターミナル93が設けられている。一方、端子台ボディ22の前面上部における左寄半分の部分には、コンセント90の後端部を嵌め込むための矩形孔22aが設けられ、さらに端子台ボディ22前面における矩形孔22a周縁にはコンセント90の取付爪91がそれぞれ挿入係止される係止孔22cを設けた4つの取付片22bが前方へ突設されている。そして、図6に示すように後端部を矩形孔22aに嵌め込むようにして合計4つの取付爪91をそれぞれ取付片22bの係止孔22cに挿入係止することで端子台ボディ22の前面にコンセント90が取り付けられる。なお、コンセント90は複数の速結端子を内蔵しており、本体20内部において電源線接続端子部23と接続されるとともに給電線接続端子部24が送り配線で接続されている(図2参照)。
さらに、端子台ボディ22の前面に設けられた取付孔22eにRJ45のLAN用のモジュラジャック80が埋込配設される。モジュラジャック80に接続されているLANケーブル81は、電源線接続端子部23の電線挿入孔が露出している下向き面に設けられている挿通孔22fを通して本体20の外に引き出され(図1参照)、その先端に付設されているRJ45のモジュラプラグ82がスイッチングハブSHのポート111に接続される(図3参照)。
カバー30は、後面並びに下面が開放した略箱形であって上部に段部が形成された合成樹脂成形品からなり、電話線接続端子ブロック40と露出端子ブロック50を内側に収納している。電話線接続端子ブロック40は、保安器から導出された電話線(加入者線)が接続される加入者線接続端子部41と、それぞれ宅内配線用の電話線が接続される複数の電話線接続端子部42とがプリント配線板44に実装されて構成されている。但し、上段の電話線接続端子部42は一つで2回線の電話線が接続可能である。
露出端子ブロック50は、RJ15タイプの2つのモジュラジャック51,52とスライドスイッチ53がプリント配線板54に実装されて構成されている。ここで、電話線接続端子ブロック40の加入者線接続端子部41は、プリント配線板44に形成されている配線パターン(図示せず)、リード線55、並びに露出端子ブロック50のプリント配線板54に形成されている配線パターン(図示せず)を介してスライドスイッチ53の共通端子と接続されている。また、スライドスイッチ53の一方の切換端子がプリント配線板54の配線パターンを介して第1のモジュラジャック51に接続されるとともに、スライドスイッチ53の他方の切換端子がプリント配線板44,54の配線パターン並びにリード線55を介して電話線接続端子部42と第2のモジュラジャック52に分岐接続されている。つまり、スライドスイッチ53の操作摘み53aを操作することで共通端子が一対の切換端子に択一的に切換接続され、一方の切換端子に切換接続されている状態では第1のモジュラジャック51が加入者線接続端子部41を介して加入者線に接続されるとともに電話線接続端子部42と第2のモジュラジャック52が加入者線から切り離され、他方の切換端子に切換接続されている状態では電話線接続端子部42と第2のモジュラジャック52が加入者線接続端子部41を介して加入者線に接続されるとともに第1のモジュラジャック51が加入者線から切り離されるようになっている。
電話線接続端子ブロック40は、カバー30における段部上側の部分に収納される。段部によって一段後方へ下がったカバー30上部の前板部には、電話線接続端子ブロック40の加入者線接続端子部41並びに電話線接続端子部42の前面を露出させるための窓孔30aが設けられ、この窓孔30aを通して各端子部41,42の前面に設けられている電線挿入孔41a,42aが外部に露出することになる。また、カバー30の上部を除く前板部には、コンセント90前面を露出させるための窓孔30bと、露出端子ブロック50の第1及び第2のモジュラジャック51,52の差込口を露出させるための一対の窓孔30cと、本体20に収納されているLAN用のモジュラジャック80の差込口を露出させるための窓孔30dと、スライドスイッチ53の操作摘み53aを操作するための窓孔30eとが貫設されている。なお、これら3つの窓孔30c,30c,30dには上下方向にスライド移動する扉が配設されており、モジュラプラグが接続されていない状態においては各扉が自重で下に降りて窓孔30c,30dを閉じるようになっている。また、これらの窓孔30a〜30eが貫設されている前板部前面には、各窓孔30a〜30eから露出する端子部41,42やモジュラジャック51,52等を識別するための文字や記号を印刷した銘板31が貼着される。
カバー30上側の側板部には、ベース21の上部に設けられている一対の嵌合凹部21eと各別に嵌合する一対の嵌合突起(図示せず)が突設され、カバー30下側の側板部には、固定ねじ32を回動自在に保持するための保持孔33aを貫通させた突起33が下方へ突設されている。すなわち、上側側板部の嵌合突起をベース21の嵌合凹部21eにそれぞれ嵌合するとともに、嵌合凹部21eに嵌合させた嵌合突起を支点として後方へ回動させるようにしてカバー30を本体20の前面に被せ(図7参照)、突起33の保持孔33aに保持されている固定ねじ32を、本体20(端子台ボディ22)の前板部に設けられているねじ孔22gに螺合させて締め付けることでカバー30が本体20に固定される。また、固定ねじ32を緩め、嵌合凹部21eに嵌合させた嵌合突起を支点として前方へ回動させるようにしてカバー30を本体20の前面から離し、嵌合突起と嵌合凹部21eの嵌合を外せば、本体20からカバー30を容易に取り外すことができる。ここで、本体20(端子台ボディ22)の左右両側面にはカバー30の左右両側板部と嵌合して互いに面一になるようにするための凹部22hが形成され、カバー30の左右両側板部における下端縁と、凹部22hと本体20(端子台ボディ22)の側面との境界に形成されている段部22iとが前方に向けて下方へ傾斜させてあるので、上述のように嵌合突起を支点としてカバー30を回動させる際にカバー30の左右両側の側板部が本体20の段部22iと干渉することがなく、カバー30をスムーズに本体20に装着し且つ取り外すことができる。
上述のように構成される電話端子台2は、他の内器(U/V・BS・CSブースタBやスイッチングハブSH)と同様に、ベース21の下端部に設けられている被係止部21dにボディ3の底壁下側に設けられている係止爪3dを係止させるとともにベース21の上端部に設けられている取付孔21fを通してボディ3の底壁上側に設けられているボス3fのねじ孔に取付ねじ3eを螺合することでボディ3に取り付けられる。そして、ボディ3に取り付けた後、本体20からカバー30を取り外せば、加入者線接続端子部41や電話線接続端子部42に対する電話線の接続(配線)作業を手元で行うことができる。したがって、従来と同様にカバー30を本体20に取り付けた状態で配線作業を行う場合、つまり、天井に近い高所で作業する場合と比較して配線作業の作業性が向上するものである。
ところで、ボックスカバー4には窓孔4aが設けられているので、ボディ3にボックスカバー4を取り付けた状態でも電話端子台2に設けられているコンセント90や露出端子ブロック50、LAN用のモジュラジャック80の前面が窓孔4aを通してボックス1の外に露出することになる。
例えば、ADSLのように公衆電話回線を利用したインターネット接続サービスの提供を受ける場合、スライドスイッチ53の操作摘み53aを操作して第1のモジュラジャック51が加入者線接続端子部41を介して加入者線に接続されるとともに電話線接続端子部42と第2のモジュラジャック52が加入者線から切り離された状態とし、マルチメディアポートの近くに設置したADSLモデムの電源プラグをコンセント90に接続し、第1のモジュラジャック51とスプリッタのLINE端子をモジュラケーブルで接続し、スプリッタのPHONE端子と第2のモジュラジャック52をモジュラケーブルで接続するとともに、スプリッタのMODEM端子とADSLモデムをモジュラケーブルで接続し、さらに、ADSLモデムとLAN用のモジュラジャック80をLANケーブルで接続すれば、各部屋に設置されている情報コンセントに接続したパーソナル・コンピュータ等を使用してインターネット接続サービスを利用することができる。ここで、上記接続状態では第2のモジュラジャック52及び電話線接続端子部42が加入者線から切り離されており、情報コンセントを介して電話線接続端子部42に接続される電話機やファクシミリ等の通信機器はスプリッタを介して加入者線に接続されるため、ADSLの高周波信号がスプリッタでカットされて第2のモジュラジャック52及び電話線接続端子部42には漏れ出ないから、通信機器の通話やファックス通信などに悪影響を及ぼすことがない。
ここで、図8に示すように固定ねじ32を回動自在に保持するための保持孔33aを貫通させた突起33をカバー30上側の側壁から上方へ突設し、カバー30と本体20(端子台ボディ22)を上下2箇所で固定ねじ32によりねじ止めするようにしても構わない。このように2箇所でねじ止めすれば本体20とカバー30の結合強度が増し、例えば、配線作業後に電話線が過度の力で引っ張られた場合でもカバー30が本体20から外れたりすることを確実に防ぐことができる。
また、本体20には強電系の電源線接続端子部23及び給電線接続端子部24とともに弱電系のモジュラジャック80が収納されているが、図9に示すようにモジュラジャック80をカバー30に収納する構成とすれば、強電系の電源線接続端子部23並びに給電線接続端子部24と、弱電系の加入者線接続端子部41、電話線接続端子部42、モジュラジャック80とを容易に分離することができる。その結果、強電系と弱電系とで施工作業を行う作業者が異なる場合の作業性を向上することができる。
(実施形態2)
本実施形態は、電話端子台2における本体20とカバー30の取付構造に特徴があり、その他の構成については実施形態1と共通である。よって、実施形態1と共通の構成要件については同一の符号を付して図示並びに説明を適宜省略する。
図10に示すように、端子台ボディ22の前面にはねじ孔22gの代わりに一対の係止部22jが突設され、各係止部22jが係脱自在に係止する一対の被係止部34が固定ねじ32及び突起33の代わりにカバー30に設けられている。なお、被係止部34はカバー30前板部の下端より後方へ突出した下側側壁に貫設された孔からなる。
而して、実施形態1と同様に、カバー30の上側側板部の嵌合突起をベース21の嵌合凹部21eにそれぞれ嵌合するとともに、嵌合凹部21eに嵌合させた嵌合突起を支点として後方へ回動させるようにしてカバー30を本体20の前面に被せれば、カバー30の下側側壁の端縁に押されて係止部22jが撓み、やがて係止部22jが下側側壁を乗り越えて被係止部34に挿入係止されることでカバー30が本体20に固定される。また、嵌合凹部21eに嵌合させた嵌合突起を支点として前方へ回動させるようにしてカバー30を手前に引けば、係止部22jと被係止部34との係止状態が解除されるので、嵌合突起と嵌合凹部21eの嵌合を外せば、本体20からカバー30を容易に取り外すことができる。
このように本実施形態によれば、実施形態1のように工具(固定ねじ32を締め付けたり緩めるためのドライバ)を使わなくてもカバー30を本体20に取り付けたり、カバー30を本体20から取り外すことができるため、実施形態1に比較して電話端子台2に対する配線作業の作業性が更に向上するという利点がある。なお、本実施形態とは逆にカバー30に係止部を設けるとともに本体20に被係止部を設けるようにしても構わない。
実施形態1における電話端子台を示し、(a)は本体にカバーを取り付けた状態の斜視図、(b)は本体からカバーを取り外す途中の状態の斜視図、(c)はカバーを取り外した状態(本体)の斜視図である。 同上を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は左側面図、(d)は右側面断面図、(e)は下面図である。 同上のボックスカバーを外した状態の正面図である。 同上における電話端子台の分解斜視図である。 同上における電話端子台を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は右側面図、(d)は下面図である。 同上における電話端子台を示し、(a)はカバーを外した正面図、(b)はカバーを外した上面図、(c)はカバーを外した右側面図、(d)はカバーを外した下面図である。 同上における電話端子台を示し、(a)は本体にカバーを取り付けた状態の右側面図、(b)(c)は本体からカバーを取り外す途中の状態の右側面図である。 同上における電話端子台の他の構成を示し、(a)は本体にカバーを取り付けた状態の斜視図、(b)は本体からカバーを取り外す途中の状態の斜視図、(c)はカバーを取り外した状態(本体)の斜視図である。 同上における電話端子台の更に他の構成を示し、(a)は本体にカバーを取り付けた状態の斜視図、(b)は本体からカバーを取り外す途中の状態の斜視図、(c)はカバーを取り外した状態(本体)の斜視図である。 実施形態2における電話端子台を示し、(a)は本体にカバーを取り付けた状態の斜視図、(b)は本体からカバーを取り外す途中の状態の斜視図、(c)はカバーを取り外した状態(本体)の斜視図である。
符号の説明
1 ボックス
2 電話端子台
3 ボディ
4 ボックスカバー
20 本体
23 電源線接続端子部
24 給電線接続端子部
30 カバー
40 電話線接続端子ブロック
41 加入者線接続端子部
42 電話線接続端子部

Claims (4)

  1. 少なくとも通信用機器を内器としてボックスに収納し、宅内に設置された情報用コンセントへの配線を集線するマルチメディアポートにおいて、
    ボックスは、底部が壁面に固定され且つ前面が開放された扁平な箱形のボディと、ボディの前面側に被着されてボディ前面を覆うボックスカバーとで構成され、内器を取り付けるための複数の取付手段がボディの内底面に設けられてなり、
    通信用機器の一種であって保安器から導出された電話線が接続される加入者線接続端子部、それぞれ加入者線接続端子部を介して前記電話線に分岐接続されるとともに宅内配線用の電話線が接続される複数の電話線接続端子部を有する電話線端子台を内器として備え、
    電話線端子台は、取付手段によってボディ内底面に取り付けられる箱形の本体と、本体前面に着脱自在に装着されるカバーとを有し、前記加入者線接続端子部並びに複数の電話線接続端子部がカバーに設けられてなることを特徴とするマルチメディアポート。
  2. 前記カバーは、本体前面を覆う前板部と、前板部の両端縁より後方へ突出する側板部とを有し、
    カバーの側板部における下端縁と、本体側面に設けられて前記側板部の下端縁に突き合わされる段部とを前方に向かって下方へ傾斜させてなることを特徴とする請求項1記載のマルチメディアポート。
  3. 本体とカバーの一方に係止部が設けられ、当該係止部が係脱自在に係止する被係止部が本体とカバーの他方に設けられたことを特徴とする請求項1又は2記載のマルチメディアポート。
  4. 屋内に配線された電源線が接続される電源線接続端子部と、電源線接続端子部を介して電源線に接続されるとともに電源を必要とする内器に対する給電用の給電線が接続される1乃至複数の給電線接続端子部とが本体内に収納され、
    LANケーブルに付設されたモジュラプラグを挿抜自在に接続するためのモジュラジャックがカバーに設けられたことを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のマルチメディアポート。
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KR102022806B1 (ko) * 2018-08-06 2019-09-18 (주)신승티엘 통신 및 tv 복합형 콘센트

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