JP2011036021A - 配線装置用アダプタおよび配線装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】配線装置用アダプタの取り付け作業を簡単かつ確実に行うことができる配線装置用アダプタおよび配線装置を提供する。
【解決手段】サポート12に保持された配線器具11の表面を臨ませる開口部13aを形成した枠体13bと;枠体に形成され、枠体の表面側の一部とサポートの裏面側の一部とを対向させて係合することにより枠体とサポートを一体化させる係合部13cと;枠体に形成され、前記係合部を覆うと共に配線器具の表面を臨ませる窓孔15aを形成した化粧板15を着脱可能に係止する係止部13dと;を具備する配線装置用アダプタ13を構成する。
【選択図】 図1
【解決手段】サポート12に保持された配線器具11の表面を臨ませる開口部13aを形成した枠体13bと;枠体に形成され、枠体の表面側の一部とサポートの裏面側の一部とを対向させて係合することにより枠体とサポートを一体化させる係合部13cと;枠体に形成され、前記係合部を覆うと共に配線器具の表面を臨ませる窓孔15aを形成した化粧板15を着脱可能に係止する係止部13dと;を具備する配線装置用アダプタ13を構成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、建物の壁面等にコンセントやスイッチなどの配線器具を設置するための配線装置用アダプタおよび配線装置に関する。
この種、配線装置は、例えば、特許文献1に示されるように、配線器具を壁面に固定するためのサポートと、プレートユニットとが組み合わせて施工される。プレートユニットは配線装置用アダプタと化粧板の2部品からなり、配線装置用アダプタはサポートにねじで取り付けられ、化粧板はサポートに取り付けられた配線装置用アダプタに着脱自在に係止させて取り付けられている。
上記のように構成された配線装置は、その施工に際して壁面の取付部にサポートをねじ止めし、さらにこのサポートに対して配線装置用アダプタを取り付ける作業が必要となる。この作業はサポートおよび配線装置用アダプタの上下2箇所に対して小さなねじを用いて行うため、ねじ込み作業の回数が多くなり施工が面倒となる。このため、この種の配線装置において、配線装置用アダプタのサポートへの取付作業を如何に簡単かつ確実に行えるようにするかが課題となっている。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたもので、配線装置用アダプタの取り付け作業を簡単かつ確実に行うことができる配線装置用アダプタおよび配線装置を提供しようとするものである。
請求項1に記載の配線装置用アダプタの発明は、サポートに保持された配線器具の表面を臨ませる開口部を形成した枠体と;枠体に形成され、枠体の表面側の一部とサポートの裏面側の一部とを対向させて係合することにより枠体とサポートを一体化させる係合部と;枠体に形成され、前記係合部を覆うと共に配線器具の表面を臨ませる窓孔を形成した化粧板を着脱可能に係止する係止部と;を具備していることを特徴とする。本発明によれば、枠体の表面側の一部とサポートの裏面側の一部とを対向させて係合することにより枠体とサポートを一体化させる係合部により、配線装置用アダプタの取り付け作業を簡単かつ確実に行うことが可能となる。
本発明において、配線器具は、各種電気機器を商用電源に接続するためのコンセント、電気機器と商用電源との接続をON/OFFするためのスイッチ等が許容されるが、例えば、TVアンテナとTV受像機とを接続するためのアンテナ端子、電話機の接続端子、マルチメディア端子などの配線器具であってもよい。本発明において、配線器具の表面とは、コンセントであれば、一対の差込口がある面、スイッチであれば操作ボタンがある面であり、設置状態で操作ができるように壁面から露出される面である。
配線装置用アダプタは、サポートに保持された配線器具の表面を臨ませるための縦長矩形状の開口部を形成した縦長矩形状の枠体で構成することが許容されるが、例えば、複数の配線器具を横方向に集中して設置する多連式で設置する場合には、横長矩形状であってもよく、枠体の形状、開口部の形状および開口面積等は、各種の形状・寸法・設置個数等によって異なるもので、これら多様な配線器具の表面を臨ませることが可能で、かつ枠体としての強度を保持することが可能なものであればよく、特定の形状には限定されない。材質は、枠体として撓ませることができ、かつ電気絶縁性を有し、弾性を有するように形成できる合成樹脂で構成することが好適であるが、他の材質、例えば、パルプ材や金属板をプレス加工したもので構成されたもの、さらには、これら材質を組み合わせたものであってもよい。本発明において、枠体の表面側とは、配線器具の表面が臨む側の面であり、サポートの裏面側とは、壁面等の被取付部材に対向される側の面である。
枠体の表面側の一部とサポートの裏面側の一部とを対向させて係合することにより枠体とサポートを一体化させる係合部は、例えば、配線装置用アダプタに係合凹部をサポートに係合凸部を形成し、この凹部と凸部を係合させて枠体とサポートを一体化させることが好ましいが、サポート側の係合凸部は、専用の凸部を形成することなく既存の凸部を利用するものであてもよい。また、上記とは逆に、配線装置用アダプタに係合凸部をサポートに係合凹部を形成してもよい。
係合部によって一体化される配線装置用アダプタとサポートは、着脱が可能になるように、一体化されることが好ましいが、それぞれを、例えば、接着剤等で固着して着脱ができないように一体化されたものであってもよい。
また、係合部は、サポートの配線器具を保持する取付孔の長手方向に直交する枠体の対向する辺にそれぞれ形成することが、枠体の撓みを利用して係合部をサポートに係合させるためには好ましいが、取付孔の長手方向に平行する枠体の対向する辺にそれぞれ形成したものであってもよい。係合部は、各辺に2個程度形成することが好ましいが、1個であっても、または、1辺は2個、他の辺は1個など、各種個数を組み合わせてもよい。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の配線装置用アダプタにおいて、前記係合部は、サポートの配線器具を保持する取付孔の長手方向に直交する枠体の対向する辺にそれぞれ形成したことを特徴とする。本発明によれば、枠体の撓みを利用して配線装置用アダプタの係合部をサポートに係合させることができ、施工性を一層向上させることが可能となる。
本発明において、サポートの取付孔の長手方向に直交する枠体の対向する辺は、サポートの取付孔の長手方向に対して、幾何学的に完全に直交して位置していることが条件ではなく、完全に直交して位置していても略直交して位置していてもよく、要は枠体の撓みを利用して配線装置用アダプタの係合部をサポートに係合させることが容易になるようにした辺に係合部が形成されていればよい。
請求項3に記載の配線装置の発明は、配線器具と;請求項1または2記載の配線装置用アダプタと一体化されて被取付部材の設置孔に支持されるサポートからなるサポートユニットと;配線装置用アダプタに着脱可能に係止され配線器具の表面を臨ませる窓孔を形成した化粧板と;を具備していることを特徴とする。本発明によれば、請求項1または2記載の配線装置用アダプタと一体化されて被取付部材の設置孔に支持されるサポートからなるサポートユニットにより、配線装置用アダプタの取り付け作業を簡単かつ確実に行うことが可能となる。
本発明において、被取付部材は、一般的には建物の壁面が許容されるが、天井面や床面等他の部材であってもよく、配線器具を設置するための全ての部材が許容される。また、被取付部材の設置孔に支持されるサポートは、一般的には設置孔の内方に設けられる配線ボックスに支持されるが、例えば、ボックスレス工事の場合に使用されるU字形状をなすパネル押さえ金具等、他の部材に支持されるものであってもよい。
請求項1記載の発明によれば、枠体の表面側の一部とサポートの裏面側の一部とを対向させて係合することにより枠体とサポートを一体化させる係合部により、配線装置用アダプタの取り付け作業を簡単かつ確実に行うことが可能な配線装置用アダプタを提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、枠体の撓みを利用して配線装置用アダプタの係合部をサポートに係合させることができ、施工性を一層向上させることが可能な配線装置用アダプタを提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の配線装置用アダプタと一体化されて被取付部材の設置孔に支持されるサポートからなるサポートユニットにより、配線装置用アダプタの取り付け作業を簡単かつ確実に行うことが可能な配線装置を提供することができる。
以下、本発明の配線装置用アダプタおよび配線装置の実施形態について説明する。
図1および図2に示すように、本実施例の配線装置10は、配線器具11、サポート12および配線装置用アダプタ13からなるサポートユニット14、化粧板15で構成される。本実施例におけるサポートユニット14は、配線装置用アダプタ(以下単に「アダプタ13」と称す)と一体化されて壁面の設置孔に支持されるサポート12からなる。配線器具11は、本実施例では各種の電気機器を商用電源に接続するための既存の一口のコンセントで構成する。
サポートユニット14を構成する一方の部材であるサポート12は、亜鉛クロマイトメッキを施した鉄(SPCC)などの金属製の枠部12aを有し、枠部の内側に各種の配線器具、本実施例ではコンセント11を、縦に最大3個、取付可能な縦長矩形状の取付孔12bおよび取付孔の長辺に対向して、公知の一対の器具支持部(図示せず)を、最大3個のコンセントに対応して3箇所に形成する。
また枠部12aの縦長矩形状の取付孔12bの長手方向に沿う中心線x−xに直交する線y−yに位置する各辺(図中上下の辺)の先端部に一対の係合凸部12cを、上下2個づつ、合計で4個一体に形成する。図中12dは、上下の辺に貫通して形成された壁面取り付け用のねじ22を挿通するための長孔である。
サポートユニット14を構成する他方の部材であるアダプタ13は、サポート12に保持されたコンセント11の表面を臨ませる縦長矩形状の開口部13aを形成した合成樹脂製の縦長矩形状の枠体13bで構成する。この枠体13bには、サポート12の枠部12aの縦長矩形状の取付孔12bの長手方向に沿う中心線x−xに直交するy−y線側に位置する各辺(図中上下の辺)に一対の係合部13c、本実施例では係合凹部13cを、上下2個づつ、合計で4個一体に形成する。この4個の係合凹部13cはそれぞれが同一の形状をなしており、図1(b)(c)に詳細に示すように、枠体13bの裏面側から表面側に貫通する孔部13c1と、孔部に連接して表面側に開口する凹所13c2が形成されている。
この凹所13c2の面積および深さ寸法aは、サポート12の係合凸部12cの面積および厚さ寸法と略等しい寸法となるように構成する。この4個の係合凹部13cは、サポート12の係合凸部12cと対向する位置に形成され、それぞれの係合凸部12cを係合凹部13cの孔部13c1に対して、図1(c)中矢印で示すように挿入し、係合凸部12cを係合凹部13cの凹所13c2に嵌めこみ、係合凸部12cの両方の肩部12c1を係合凹部13cの孔部13c1と凹所13c2の境目に形成される段部13c3に係合させる(図2(a))。これにより、アダプタ13の枠体13bの表面側の一部(凹所13c2の表面)をサポート12の裏面側の一部(係合凸部12cの裏面)に対向させて係合することができ、アダプタ13とサポート12を一体化させ、サポートユニット14が構成される(図2(a))。
図中13dは、サポート12の枠部12aの縦長の取付孔12bの長手方向に沿う中心線x−xと平行する枠体13bの辺(図中左右の辺)に3個づつ形成された係止孔で、化粧板15を着脱可能に係止するための係止部である。
化粧板15は、アダプタ13の全外周縁と一致する形状の浅い皿状をなす合成樹脂で構成され、アダプタ13の係合凹部13c等を覆うと共に、サポート12に保持されたコンセント11の表面を臨ませる窓孔15aを形成する。また、化粧板15の裏面側には、アダプタ13の係止孔13dに対向して、係止孔13dと同数の係止爪15bを一体に形成する。
次に、上記に構成された配線装置の施工手順につき説明する。本発明における被取付部材を構成する建物の壁面Xには、設置孔20が形成され、設置孔の内方には合成樹脂からなる配線ボックス21が設置され電線Wが引き出されている(図2)。
まず、配線ボックス21に引き出された電線wをコンセント11に接続し、この1個のコンセント11をサポート12の取付孔12bに対し、上下の中間部分に位置させて公知の係止手段により保持させる。
次に、コンセント11を保持したサポート12に対してアダプタ13を係合して一体化する。これは、先ず、サポート12の上方の2個の係合凸部12cに対して、アダプタ13の上方の辺の2個の係合凹部13cを図1(c)に矢印で示すように挿入して係合する。
次にアダプタ13の枠体13bを合成樹脂の弾性を利用し、縦長矩形状をなす枠体13bの長手方向に沿って中間部分が外方に湾曲するように撓ませ、サポート12の下方の2個の係合凸部12cに対して、アダプタ13の下方の辺の2個の係合凹部13cを挿入して係合し、サポート12とアダプタ13を一体化させてサポートユニット14を構成する(図2(a))。この際、アダプタ13の係合凹部13cは、サポート12の配線器具11を保持する取付孔12bの長手方向に沿う中心線x−xに直交する線y−y側の枠体13bの対向する辺にそれぞれ形成してあるので、縦長矩形状をなすアダプタ13は枠体13bの長手方向に沿って合成樹脂の弾性を利用し容易に外方に湾曲するように撓ませることができる。
次に、アダプタ13と一体化されたサポート12の上下の端部を設置孔20の上下に位置する壁面Xに当接しながらサポート12の長孔12dと配線ボックス21のネジ孔21aを合致させ、長ねじ22をねじ込んでサポート12を壁面Xに支持する。この長ねじ22のねじ込みによりサポート12に一体化されたアダプタ13も同時に壁面Xに当接されて支持される。詳細には、図2(b)および図3(a)に示すように、長ねじ22をねじ込むことによりサポート12の係合凸部12cの裏面が、アダプタ13における係合凹部13cの表面側に開口する凹所13c2を、表面側から壁面方向(図中右方)に向けて押圧する。
これによって、アダプタ13の外周縁部の裏面側が壁面Xに隙間なく密着し、一体化されたサポート12と共に確実に支持される。この際、従来のように、壁面に支持されたサポートに対してアダプタを小さなねじにより取り付ける面倒な作業がなくなる。
次に、壁面Xに支持されたアダプタ13を覆うようにして、化粧板15を被せ、その係止爪15bをアダプタ13の係合孔13dに嵌めこみ係止させる。これにより、配線装置10の壁面Xへの設置作業が終了する。
また、コンセント11を交換する場合には、上記手順と逆の手順で取り外せばよい。すなわち、まず、マイナスドライバの薄い先端を化粧板15とアダプタ13との接合面に挿入してこじ開け、係止爪15bと係止孔13dの係止状態を解除して化粧板15をアダプタ13から取り外す。
次に、露出した長ねじ22を外してサポート12を配線ボックス21から取り外す。この場合、サポート12とアダプタ13は一体化されているので、アダプタ13はサポート12を取り外すことにより同時に外される。この際、従来のように、壁面に支持されたサポートに対して、小さなねじを外してアダプタを取り外す面倒な作業がなくなる。また、一体化されたサポート12とアダプタ13は、その係合凸部12cと係合凹部13cの係合を、わざわざ取り外すことなく、それぞれを一体化したサポートユニット14の状態で、そのまま再度の設置作業を行うことができる(図2(a))。
次に、外されたサポートユニット14のサポート12からコンセント11を取り外し、新しいコンセントと交換して上述した施工手順に従って再度設置すればよい。
以上、本実施例によれば、アダプタ13の枠体13bに係合凹部13cを、サポート12に係合凸部12cを形成し、これら係合凹部13cと係合凸部12cを係合させ、サポート12とアダプタ13を一体化してサポートユニット14を構成することができる。これにより、施工に際しては、サポート12の取り付けと同時にアダプタ13も取り付けることができる。同時に、従来のように、壁面に支持されたサポートに対してアダプタを小さなねじにより取り付ける面倒な作業がなくなり施工性を向上させることができる。また、小さなねじを使用することなく施工できるので部品点数を削減することができ、施工性を向上させつつ、かつコスト的にも有利な配線装置用アダプタおよび配線装置を提供することができる。
また、サポート12とアダプタ13を一体化させるための構成は、単に合成樹脂製のアダプタ13に係合凹部13cを一体に成形して形成し、金属製のサポート12に係合凸部12cをプレス加工等で一体に形成するなど、簡単な手段で構成することができ、コスト的にも一層有利な配線装置を提供することができる。
さらに、サポート12とアダプタ13を一体化させる作業は、面倒なねじ締めを行わずに、単に係合凹部13cを係合凸部12cに係合させる簡単な操作で行うことができ、配線装置における施工性を一層向上させることができる。また、アダプタ13の係合凹部13cは、サポート12の配線器具11を保持する取付孔12bの長手方向に沿う中心線x−xに直交する線y−y側の枠体13bの対向する辺にそれぞれ形成してあるので、縦長矩形状のアダプタ13は枠体13bの長手方向に沿って合成樹脂の弾性を利用し容易に外方に湾曲するように撓ませることができ、サポート12とアダプタ13を簡単に一体化させることができるので一層施工性が向上する。
さらに、係合凹部13cは枠体13bの裏面側から表面側に貫通する孔部13c1と、孔部に連接して表面側に開口する凹所13c2が形成される構成としたので、設置に際しては、サポート12の係合凸部12cの裏面が、アダプタ13における係合凹部13cの表面側に開口する凹所13c2を、表面側から壁面方向に向けて押圧し、アダプタ13の外周縁部の裏面側が壁面Xに隙間なく密着し、一体化されたサポート12と共に確実に支持することができる。
さらに、アダプタ13の枠体13bの表面側の一部(凹所13c2の表面)をサポート12の裏面側の一部(係合凸部12cの裏面)に対向させて係合し、アダプタ13とサポート12を一体化させるようにしたので、サポート12がアダプタ13の裏面側に突出することなくアダプタ13の厚さ寸法内に収容することができ、これらを覆うための皿状をなす化粧板15の深さ寸法を小さくすることが可能となり、全体として薄型の配線装置を提供することができる。因みに、逆に、枠体13bの裏面側の一部をサポート12の表面側の一部に対向させて係合した場合には、サポート12がアダプタ13の裏面側に突出して、サポート12の厚さ寸法分、全体として厚くなってしまう。
また、係合凹部13cにおける凹所13c2の面積および深さ寸法aは、図1(b)および図3(a)に示すように、サポート12の係合凸部12cの面積および厚さ寸法と略等しい寸法となるように構成し、サポート12の係合凸部12cを係合凹部13cの孔部13c1に挿入し、係合凸部12cを係合凹部13cの凹所13c2に嵌めこみ、係合凸部12cの両方の肩部12c1を係合凹部13cの孔部13c1と凹所13c2の境目に形成される段部13c3に係合させる構成としたので、サポート12がアダプタ13の表面側に突出することなくアダプタ13の厚さ寸法内に収容することができる。
これにより、図3(b)に示すように、アダプタ13を単にサポート12と壁面Xとの間に挟みこむ方式に比較して、サポート12がその厚さ寸法分、アダプタ13の表面側に突出することがなくなり、これらを覆うための皿状をなす化粧板15の深さ寸法を小さくすることが可能となり、さらに、全体として薄型の配線装置を提供することができる。図3(a)における壁面Xからサポート12表面までの寸法bは、図3(b)における壁面Xからサポート12表面までの寸法cより小さくすることができる(b<c)。
また、配線装置を取り外す際にも、従来のように、壁面に支持されたサポートに対して、小さなねじを外してアダプタを取り外す面倒な作業がなくなる。また、一体化されたサポート12とアダプタ13は、その係合凸部12cと係合凹部13cの係合を、わざわざ取り外すことなく、それぞれを一体化したサポートユニット14の状態で、そのまま再度の設置作業を行うことができ、配線器具の交換等の作業性も向上させることができる。
以上、本実施例において、サポート12の係合凸部12cを枠部12bの辺に形成したが、図4(a)に示すように、係合凸部を形成することなく、既存の凸部12c´を利用して構成してもよい。この場合、アダプタ13の係合凹部13cの大きさは、サポート12の既存の係合凸部12c´が係合できる大きさの寸法に構成する。これによれば、サポート12として既存のものを利用することができコスト的に一層有利となる。
また、係合凹部13cをアダプタ13に、係合凸部12cをサポート12に形成したが、図4(b)(c) に示すように、逆に係合凹部13cをサポート12に鍵形の係合凸部12cをアダプタ13に形成してもよい。これにより、アダプタ13の枠体13bの表面側の一部(鍵形の係合凸部12の表面側)をサポート12の裏面側の一部(係合凹部13cの裏面側)に対向させて係合し、アダプタ13とサポート12を一体化させることができる。この場合、サポート12には凸部が形成されずに突出しないので、外径寸法を既存のサポートと同一の寸法となすことができ、従来の小さなねじが取り付けられるアダプタ支持用の孔12eを形成しておけば、従来のねじ止め式のアダプタを取り付けることも可能となる。
さらに、サポート12の係合凸部12cを枠部12aの縦長矩形状の取付孔12bの長手方向に沿う中心線x−xに直交する線y−yに位置する辺に形成し、アダプタ13の係合凹部13cをサポート12の枠部12aの縦長矩形状の取付孔12bの長手方向に沿う中心線x−xに直交する線y−y側に位置する辺に形成したが、サポート12の係合凸部12cを枠部12aの縦長矩形状の取付孔12bの長手方向に沿う中心線x−xと平行な辺(図1(a)の左右の辺)に形成し、アダプタ13の係合凹部13cをサポート12の枠部12aの縦長矩形状の取付孔12bの長手方向に沿う中心線x−xと平行な辺(図1(a)の左右の辺)に形成してもよい。
また、図5に示すように、配線器具を横3連等、多連式に設置するように構成してもよい。この場合、アダプタ13の係合凹部13cは、サポート12の枠部12aの縦長矩形状の取付孔12bの長手方向に沿う中心線x−xに直交する線y−y側に位置する辺(図中上下の辺)に、各サポート12の2個の係合凸部12cに対応させて、上下6個づつ、合計12個形成する。これにより、3個のサポート12を大きな枠体13bからなるアダプタ13に一体化させた状態で、3個のサポートの取り付けと同時に大きなアダプタ13を壁面Xに設置することが可能となり、多連式における施工性をより一層向上させることもがきる。
なお、変形例を示す図4、図5には、図1〜図3と同一部分に同一符号を付し、詳細な説明は省略した。以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。
10 配線装置
11 配線器具
12 サポート
13 配線装置用アダプタ
13a 開口部
13b 枠体
13c 係合部
13d 係止部
14 サポートユニット
15 化粧板
15a 窓孔
X 被取付部材
20 設置孔
11 配線器具
12 サポート
13 配線装置用アダプタ
13a 開口部
13b 枠体
13c 係合部
13d 係止部
14 サポートユニット
15 化粧板
15a 窓孔
X 被取付部材
20 設置孔
Claims (3)
- サポートに保持された配線器具の表面を臨ませる開口部を形成した枠体と;
枠体に形成され、枠体の表面側の一部とサポートの裏面側の一部とを対向させて係合することにより枠体とサポートを一体化させる係合部と;
枠体に形成され、前記係合部を覆うと共に配線器具の表面を臨ませる窓孔を形成した化粧板を着脱可能に係止する係止部と;
を具備していることを特徴とする配線装置用アダプタ。 - 前記係合部は、サポートの配線器具を保持する取付孔の長手方向に直交する枠体の対向する辺にそれぞれ形成したことを特徴とする請求項1記載の配線装置用アダプタ。
- 配線器具と;
請求項1または2記載の配線装置用アダプタと一体化されて被取付部材の設置孔に支持されるサポートからなるサポートユニットと;
配線装置用アダプタに着脱可能に係止され配線器具の表面を臨ませる窓孔を形成した化粧板と;
を具備していることを特徴とする配線装置。
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- 2009-07-31 JP JP2009179044A patent/JP2011036021A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110832723A (zh) * | 2017-07-05 | 2020-02-21 | 西莱斯解决方案公司 | 凹进壁安装设备和方法 |
CN110832723B (zh) * | 2017-07-05 | 2021-10-29 | 西莱斯解决方案公司 | 凹进壁安装设备 |
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