JP2007028544A - インターホン装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】取付ねじを締め付けた際に、モニタとカバーとの間に不要な隙間が生じることのないインターホン装置を提供する。
【解決手段】器体1は、壁内に設置された埋込型の配線器具用のスイッチボックスSB内に後部を収める形で、当該スイッチボックスSBに設けたねじ孔に螺合する取付ねじを用いて当該スイッチボックスSBに固定される。器体1は、前面に開口部を有する箱状に形成されたボディ2と、ボディ2の前面に覆着されるカバー3とで構成される。ボディ2は、開口部の周縁から互いに離れる向きに延出された取付板10を有する。取付板10には、取付ねじを挿通するボックス用孔11が形成される。子機のカメラで撮像された画像を表示するモニタとしてのLCD6はカバー3に固定される。
【選択図】図1

Description

本発明は、壁面に取り付けられ、子機との間で通話が可能なインターホン装置に関するものである。
従来から、この種のインターホン装置として、壁面からの器体の突出量を小さく抑えるために、壁面に対して器体の後部が埋め込まれた形で取り付けられるものが知られている(たとえば特許文献1参照)。このインターホン装置の器体1は、図13に示すように、前面に開口部を有する箱状に形成されたボディ2と、ボディ2の前面に覆着されるカバー3とで構成され、壁面に当接する保持枠54をボディ2の開口部の周囲に有している。
さらに、埋込型のインターホン装置においては、他の埋込型の配線器具との外観上の統一感を出すとともに、取り付けに用いる部材の低コスト化を図るために、一般に普及している埋込型の配線器具用のスイッチボックスを用いて壁面に取付可能とすることが考えられている。すなわち、インターホン装置の器体の後部をスイッチボックス内に収める形で、スイッチボックスに設けたねじ孔に螺合する取付ねじを用いてインターホン装置をスイッチボックスに固定する。ここで、特許文献2のインターホン装置において、取付ねじ用のボックス用孔を保持枠54に設ければ、器体1をスイッチボックスに直接固定できるから、埋込型の配線器具をスイッチボックスに固定するために用いられる取付枠が不要となる。
また、特許文献1に記載されたインターホン装置はモニタとしてのLCD6を備えており、来訪者を撮像するカメラが設けられた子機に接続されることにより、子機のカメラで撮像された画像を表示することができる。LCD6は、カバー3の前壁に設けた表示窓15を通して視認可能なように器体1内に配置されるとともに、前面をカバー3に当接させる形でボディ2に固定されている。
特開2003−69681号公報(第3頁、図1)
ところで、住宅等において板状の壁材により壁の内外を仕切っている場合には、スイッチボックスは壁材の後方に位置するのに対して、ボディ2の取付枠54は壁材の前方に位置するから、取付枠54とスイッチボックスとは少なくとも壁材の厚み寸法分だけ離れることになる。これにより、取付ねじを締め付けた際に、取付枠54がスイッチボックスとの間隔を縮めるように撓むことによってボディ2が変形する可能性がある。ここで、ボディ2にはLCD6が固定されているから、ボディ2が変形するとカバー3に対してLCD6が傾くことによりLCD6とカバー3との間に不要な隙間が生じ、結果的に、親機の見映えが悪くなったり、当該隙間に塵埃が入り込んだりする不具合が発生する。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであって、取付ねじを締め付けた際に、モニタとカバーとの間に不要な隙間が生じることのないインターホン装置を提供することを目的とする。
請求項1の発明は、壁面に取り付けられ、子機との間で通話が可能なインターホン装置であって、壁内に設置された埋込型の配線器具用のスイッチボックス内に後部を収める形で、当該スイッチボックスに設けたねじ孔に螺合する取付ねじを用いて当該スイッチボックスに固定される器体と、子機に設けられたカメラで撮像された画像を表示するモニタとを備え、器体が、前面に開口部を有する箱状に形成されたボディとボディの前面に覆着されるカバーとで構成され、ボディが、開口部の周縁から互いに離れる向きに延出された取付板を有し、取付板には取付ねじを挿通するボックス用孔が形成されており、モニタが、カバーに固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、モニタはカバーに固定されているので、取付ねじを締め付けた際に仮にボディが変形したとしても、カバーに対してモニタが傾くことはない。つまり、モニタとカバーとの間に不要な隙間が生じることはなく、当該隙間によって親機の見映えが悪くなったり、当該隙間に塵埃が入り込んだりする不具合の発生を防止することができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、前記モニタが、前記カバーの前壁に設けた表示窓を通して視認可能となるように前記器体内に配置されるとともに、カバーの後面側に取り付けられていることを特徴とする。
この構成によれば、モニタが器体内に配置されているから、モニタに傷がつき難いという利点がある。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記器体内に収納したプリント基板に実装され押操作されるスイッチと、前記カバーに設けられ前記スイッチを押操作するハンドルとを備え、前記プリント基板が、カバーに固定されていることを特徴とする。
この構成によれば、取付ねじを締め付けた際に仮にボディが変形したとしても、カバーに設けたハンドルとプリント基板に実装されたスイッチとの相対位置が変化することはないから、ハンドルとスイッチとの相対位置がずれてスイッチの操作に支障をきたすことはなく、スイッチの操作を確実に行えるという利点がある。
本発明は、モニタがカバーに固定されているので、取付ねじを締め付けた際に仮にボディが変形したとしても、モニタとカバーとの間に不要な隙間が生じることはないという利点がある。
本実施形態では、宅内の壁面に取り付けられ、図2に示すように、宅外に設置された子機Bに対して信号線Lsを用いて接続されることにより、子機Bとの間で通話可能なインターホンシステムを構築するインターホン装置を親機Aとし、主として親機Aの構成について説明する。この親機Aはモニタを備えており、来訪者を撮像するカメラ(図示せず)が設けられた子機Bに接続されることにより、子機Bのカメラで撮像された画像を表示することができる。また、本実施形態のインターホンシステムでは、親機Aとは別の室内に設置されたインターホン装置を副親機Cとし、信号線Lsを用いて副親機Cと親機Aとを接続することにより、親機Aと副親機Cとの間で内線通話を行うことや、親機Aを介して副親機Cと子機Bとの間で通話を行うことを可能としている。
以下では、親機Aを壁面Wsに取り付けた状態を示す図7(a)の上下左右を上下左右とし、図1を参照して親機Aの構成を説明する。
親機Aは、前面に開口部を有する箱状に形成されたボディ2と、ボディ2の前面に覆着されるカバー3とで構成される器体1を備え、子機Bまたは副親機Cからの呼出音の出力や子機Bまたは副親機Cとの通話に用いるスピーカ4と、子機Bまたは副親機Cとの通話に用いるマイクロフォン5と、モニタとしてのLCD6と、プリント基板に種々の電気部品が実装されて成る回路ブロック7とが器体1内に収納された構成を有する。さらに、回路ブロック7に設けた複数個のスイッチSW1〜SW5を操作するための複数個のハンドルH1〜H5がカバー3に設けられる。
ところで、本実施形態の親機Aは、壁内に設置された埋込型の配線器具用のスイッチボックスSBを用いて壁面Wsに取り付けられるものである。スイッチボックスSBは、前面に取付窓が開口した箱状に形成されており、図3に示すように、上下方向に対向する一対の内側面には、それぞれ器体1をスイッチボックスSBに固定する取付ねじ(図示せず)用のねじ孔8を有した器具固定突起9が複数個ずつ突設されている。ここで、器具取付突起9はスイッチボックスSBの取付窓からねじ孔8が前方に露出するように、スイッチボックスSBの取付窓内に設けられる。壁材WにおいてスイッチボックスSBに対応する部分には矩形状の施工孔Whが開設される。施工孔Whは、スイッチボックスSBの取付窓より小さく、かつ器具固定突起9に設けたねじ孔8を全て前方に露出させる大きさに形成される。
親機Aは、この施工孔Whを通して前方からスイッチボックスSBに取り付けられるのであって、器体1の後部を前記スイッチボックスSB内に収納可能な形状および寸法に設定されている。また、本実施形態では、器体1は1連用の取付枠(図示せず)を3個まで取付可能なスイッチボックスSBに対応する大きさに形成されている。ここでいう1連用の取付枠とは、「JIS C8375」で規格化されている3個用の取付枠を意味しており、以下では、1連用の取付枠が左右方向に2個連接された寸法を「2連用」、3個連接された寸法を「3連用」と呼ぶ。すなわち、本実施形態の親機Aは、上下方向に対向する一対の内側面にそれぞれ器具固定突起9が3個ずつ設けられた3連用のスイッチボックスSBを用いて壁面Wsに取り付けられる。
具体的に説明すると、ボディ2は、図4に示すように、開口部の上下各端縁のそれぞれから互いに離れる向きに延設された一対の取付板10を連続一体に有する。一対の取付板10は、ボディ2の左右両端間の全長にわたって形成される。各取付板10には、埋込型の配線器具をスイッチボックスSBに固定する際に用いられる取付枠(図示せず)と同様に、取付ねじを挿通するボックス用孔11がそれぞれ複数個(ここでは2個)ずつ形成され、かつ上下方向においてボックス用孔11より外側(つまり上側の取付板10においては上方、下側の取付板10においては下方)の部位には、後述する化粧プレートPを器体1に固定する固定ねじ(図示せず)用のプレート用孔13が複数個(ここでは3個)ずつ形成されている。さらに、各取付板10の前面側には、左右方向の両端間にわたってリブ12がそれぞれ立設される。リブ12は、各ボックス用孔11の周囲を上下方向における外側の一端部を除いてそれぞれ包囲するとともに、左右方向に並ぶボックス用孔11の周囲に形成されたもの同士が連結された形に形成されている。プレート用孔13は、上下方向においてリブ12よりも外側に配置されている。
そして、ボディ2は、スイッチボックスSBを用いて壁面Wsに取り付けられる埋込型の配線器具と同様に、壁内に設置されたスイッチボックスSB内に後部を収める形で取付ねじを用いて当該スイッチボックスSBに固定されることにより壁面Wsに取り付けられる。ここにおいて、ボックス用孔11の周囲に形成されたリブ12は、取付ねじを締め付けた際のボディ2の変形を抑制するようにボックス用孔11の周囲を補強している。ここでは、スイッチボックスSBの取付窓の上下各端部にそれぞれ設けられた各3個の器具固定突起9のうち、左右両端の器具固定突起9におけるねじ孔8を使用する。
一方、カバー3は、LCD6の表示面(前面)を前方に露出させる表示窓15が貫設された枠体16と、枠体16の表示窓15を覆う形で枠体16の前面側に取着される保護板17とを備える。保護板17は、ポリカーボネート樹脂からなり表示窓15に対応する部分が透明に形成されている。枠体16は、図6(a)に示すように、左寄りの位置に表示窓15を有しており、表示窓15の右方にはスピーカ用小孔19が多数形成されたスピーカ取付部20と、後述する操作窓21およびハンドル保持部22とが形成されている。さらに、枠体16において、表示窓15の左下方にはマイク用小孔23が形成され、マイク用小孔23の右方つまり表示窓15の下方には左右方向に長い矩形状に開口した操作窓24が形成されている。保護板17においてマイク用小孔23と操作窓24とのそれぞれに対応する部位は切り欠かれている。枠体16において保護板17が覆着される部位の上方および下方にはそれぞれ重ね合せ片14が設けられている。各重ね合せ片14は、枠体16の左右両端間の全長にわたって形成され、重ね合せ片14を覆う形で枠体16の前面側に取着される一対の化粧板18に設けた係合爪(図示せず)と係合する係合穴25がそれぞれ複数個(ここでは3個)ずつ形成されている。
ボディ2とカバー3とは、枠体16の左右両端部から後方に突出した結合爪26を、ボディ2の左右両側壁における前端部であって互いに対向する位置に設けた結合穴27に係合させることにより結合される。ここにおいて、枠体16は、各取付板10のリブ12に対して上下各端縁が前後方向にそれぞれ突き合わされるように寸法が設定されており、各ボックス用孔11に対応する位置には、各ボックス用孔11の周囲に形成されたリブ12の形状に合わせて切欠部28がそれぞれ形成される。つまり、ボディ2において枠体16により覆われる部分は両リブ12の間に限定されることになり、枠体16は、上下各端部に設けた重ね合せ片14を各取付板10の基部側の一部に重ねて覆着されることになる。ボックス用孔11やプレート用孔13については、ボディ2に枠体16を取り付けた状態でも前方に露出する。ただし、枠体16に化粧板18が取着された状態では、ボックス用孔11は化粧板18に覆われることになる。
カバー3に設けられるハンドルH1〜H5としては、表示窓15の下方に開口した操作窓24内に配置される一対のハンドルH1,H2と、スピーカ取付部の下方に開口した操作窓21内に配置される一対のハンドルH3,H4と、操作窓21の下方に形成されたハンドル保持部22に保持されるハンドルH5とがある。
操作窓24内に配置される一対のハンドルH1,H2は、左右方向に並設されており、それぞれ回路ブロック7に設けられた明るさ調整用および音量調整用の各スイッチSW1,SW2に対応する。各ハンドルH1,H2は器体1に固定される板ばね29によってそれぞれ弾性保持される。したがって、板ばね29を撓ませながら各ハンドルH1,H2をそれぞれ後方に押し込むことにより、明るさ調整用および音量調整用の各スイッチSW1,SW2をそれぞれ操作することができる。明るさ調整用のスイッチSW1はLCD6に表示する画像の明るさを調整するためのものであって、音量調整用のスイッチSW2は通話時の音量を調整するためのものである。このように、明るさ調整用のスイッチSW1がLCD6の周囲に設けられていると、使用者においては、明るさ調整用のスイッチSW1がLCD6に関する設定を行うものであるということが容易に理解できるという利点がある。
ただ、このようにLCD6の周囲にスイッチSW1を配置する場合には、器体1内におけるLCD6の周囲にスイッチSW1を配置するための空間を確保する必要がある。そこで、本実施形態では、図4に示すように、各取付板10においてカバー3に対向する部位に収納凹所30を凹設することにより、ボディ2とカバー3との間に形成される空間を収納凹所30の分だけ広げ、この収納凹所30内にスイッチSW1を配置する(図7(b)参照)構成を採用している。つまり、プリント基板においてスイッチSW1を実装した部分が収納凹所30内に配置されることになる。ここで、収納凹所30は、スイッチボックスSBの左右方向に隣り合った一対の器具固定突起9の間に相当する位置にそれぞれ形成されている。これにより、ボディ2とスイッチボックスSBとの間において左右方向に隣り合った一対の器具固定突起9の間に生じる隙間を有効利用することができる。要するに、本実施形態の構成によれば、スイッチボックスSBに取付可能な器体1のサイズを維持しながらも、LCD6を小さくすることなくLCD6の周囲に空間を確保することができるから、LCD6を小さくすることなくLCD6の周囲にスイッチSW1を設けることが可能となる。
また、他の操作窓21内に配置される一対のハンドルH3,H4は、左右方向に並設されており、それぞれ回路ブロック7に設けられたお引取り機能(詳しくは後述する)用および内線通話用の各スイッチSW3,SW4に対応する。一対のハンドルH3,H4は、上端部が連結されることにより一体に形成されているが、個別に後方に撓むことにより各スイッチSW3,SW4の個別操作を可能としている。さらに、ハンドル保持部22に保持されるハンドルH5は、回路ブロック7に設けられた通話用のスイッチSW5に対応する。このハンドルH5は所謂ピアノハンドルであって、後面の上端部に設けられた軸受(図示せず)に対して、図5(a)に示すようにハンドル保持部22の前面側に突設された一対の保持突起31を嵌め込むことにより、ハンドル保持部22に枢着される。そして、ハンドル保持部22に設けられた一対の抜止穴32に対して、ハンドルH5の後面の下端部に設けられた抜止爪(図示せず)を挿入し係合させることにより、ハンドルH5の抜け止めが為される。ハンドルH5と通話用のスイッチSW5との間には枠体16が介在するが、枠体16において通話用のスイッチSW5に対応する位置は可撓性を有する可撓片33とされており、ハンドルH5を後方に押し込むことにより可撓片33を介して通話用のスイッチSW5を操作することができる。
ところで、親機AをスイッチボックスSBに取り付けただけの状態では、図6に示すように、施工孔Wh内において親機Aと壁材Wとの間に隙間が生じることになる。そこで、図7(a)に示すように、取付板10の前面を覆う埋込型の配線器具用の化粧プレートPが親機Aに取り付けられる。化粧プレートPは、カバー3の前面の周囲を包囲する枠状のプレート枠P1、およびカバー3とプレート枠P1との隙間を覆う化粧カバーP2とで構成される。プレート枠P1は取付板10に設けたプレート用孔13に固定ねじを螺合させることにより固定され、化粧カバーP2は後面に突設された係止爪(図示せず)をプレート枠P1に設けられた係止穴(図示せず)に係合させることによりプレート枠P1に取り付けられる。これにより、施工孔Whは親機Aおよび化粧プレートPによって塞がれることになる。なお、ここで用いる化粧プレートPは3連用であって、図8(a)に示すように平面視において角部が直角に形成されたスクエア形と、図8(b)に示すように角部が弧状に形成されたラウンド形とから選択される。化粧プレートPには矩形状の窓孔Phが開口しており、化粧プレートPの上下寸法L1は120mm、左右寸法L2は162mmに設定されている。
ここで、本実施形態では、カバー3は化粧プレートPの窓孔Ph内に収まるように覆着される。すなわち、取付板10において、カバー3を取り付ける部分と、化粧プレートPを取り付ける部分とがリブ12を境に分かれており、前後方向においてカバー3と化粧プレートPとが重なることはない。そして、本実施形態では、図9に示すように、壁面Wsからのカバー3の前端縁の高さを壁面Wsからの化粧プレートPの窓孔Phの周縁の高さに揃えるように、壁面Wsからの器体1の突出量を設定している。具体的には、カバー3の前端面と化粧カバーP2の前面における窓孔Phの周縁との前後方向のずれが2mm以内に収められる。さらに、枠体16は、スピーカ取付部20以外の部分がスピーカ取付部20よりも後退した形状に形成されており、保護板17と化粧板18とハンドルH3〜H5とを取り付けた状態でカバー3全体と化粧板18とハンドルH3〜H5との前端面が略面一になるようにしてある。ただし、明るさ調整用、音量調整用のハンドルH1,H2においては、操作面(前端面)の面積が他のハンドルH3〜H5よりも小さいので、操作し易くするためにカバー3の前端面から突出する寸法に形成してある。
次に、器体1内の構成について説明する。器体1内には、上述したようにスピーカ4およびマイクロフォン5、さらにLCD6と回路ブロック7とが収納される。回路ブロック7は、3枚のプリント基板(検出系基板34、電源系基板35、処理系基板36)を備えており、3枚のプリント基板は、ボディ2の後壁側から、検出系基板34、電源系基板35、処理系基板36の順に配置される。
検出系基板34には、子機Bからの呼出を検出する子機呼出検出回路54(図12参照)等が設けられており、図9(d)に示すように、ボディ2の後壁に貫設された信号端子配置孔37(図4参照)から後方に露出する信号端子部38が実装されている。信号端子部38には子機Bおよび副親機Cにそれぞれ接続された各信号線Lsが接続される。ただし、子機Bや副親機Cとの通信以外の機能(たとえば電気錠の施錠・解錠)を親機Aに付加した場合には、信号端子部38はこれらの機能を実現するために必要な入出力部として用いられる。つまり、信号端子部38には、子機Bや副親機Cに接続された信号線Ls以外の信号線も接続することができる。本実施形態においては、信号端子部38は最大10本の信号線Lsを接続可能であって、各信号線Lsが挿入される電線挿入孔39の近傍にそれぞれ各信号線Lsの保持を解除する解除釦40が設けられている。
電源系基板35には、電源回路56(図12参照)等が設けられており、ボディ2の後壁に貫設された電源端子配置孔41(図4参照)から後方に露出する電源端子部42が実装されている。電源端子部42には親機Aに電源を供給するための電源線Lp(図12参照)が接続される。図示する電源端子部42は所謂速結端子であって、電源線Lpを挿入するだけで電気的接続と機械的保持とが同時に完了する。
また、処理系基板36には、上述した各スイッチSW1〜SW5を有した操作回路64(図12参照)等が設けられており、さらにLCD6も実装される。具体的に説明すると、LCD6は、LCD6を保護するシールド板43に保持された状態で、シールド板43を処理系基板36に固定することによって処理系基板36に保持されることになる。シールド板43は、外周縁からそれぞれ側方に突出するとともに先端部が前方に延設された複数個のばね片44と、それぞれ板面の一部が切り起こされて成る複数個の弾接片45とを有し、各ばね片44の先端部をLCD6の外周面に当接させ、かつ各弾接片45をLCD6の後面に当接させることによりLCD6を弾性保持する。これによりLCD6は、前面の周部を枠体16の後面における表示窓15の周囲に当接させる形で保持される。LCD6の前面の周部と枠体16の後面における表示窓15の周囲との間には、たとえばゴム弾性を有する部材などを介在させてもよい。各スイッチSW1〜SW5は、上述した各ハンドルH1〜H5に対応する位置にそれぞれ実装される。
ここで、検出系基板34および電源系基板35は、ねじ(図示せず)を用いてボディ2に固定される。そのため、ボディ2の後壁前面には、それぞれ検出系基板34および電源系基板35固定用のねじ孔が形成された複数個のボディ側ボス46(図4参照)が突設されている。これに対して、処理系基板36はねじ(図示せず)を用いてカバー3に固定される。そのため、枠体16の後面において操作窓15の下方には、それぞれ処理系基板36固定用のねじ孔が形成された複数個(ここでは2個)のカバー側ボス47(図5(b)参照)が設けられている。さらに、枠体16の後面において表示窓15の左方には後方に突出する保持爪48(図7(c)参照)が設けられ、保持爪48が処理系基板36の左端縁に係合することにより処理系基板36の左端部も枠体16に保持されることになる。
ところで、ボディ2の取付板10とスイッチボックスSBとは少なくとも壁材Wの厚み寸法分だけ離れているから、取付ねじを締め付けた際に、取付板10がスイッチボックスSBとの間隔を縮めるように撓むことによってボディ2が変形することがある。ただし、本実施形態では処理系基板36がカバー3に固定される構成を採用しているので、仮にボディ2が変形したとしても、カバー3に設けた各ハンドルH1〜H5と処理系基板36に設けた各スイッチSW1〜SW5との相対位置が変化することはない。つまり、ハンドルH1〜H5とスイッチSW1〜SW5との相対位置がずれることによりスイッチSW1〜SW5の操作に支障をきたすことはない。また、本実施形態では、処理系基板36に保持されているLCD6もカバー3に固定されることになるから、仮にボディ2が変形したとしても、カバー3に対してLCD6が傾くことはない。つまり、カバー3の後面とLCD6の前面との間に不要な隙間が生じることはなく、当該隙間によって親機Aの見映えが悪くなったり、当該隙間に塵埃が入り込んだりする不具合の発生を防止することができる。
さらに、枠体16におけるスピーカ取付部20の後面には、それぞれスピーカ固定用のねじ孔34が形成された複数個(ここでは4個)のスピーカ固定用ボス49(図5(b)参照)が突設されており、スピーカ4はねじ(図示せず)を用いてカバー3に固定される。枠体16の後面においてマイク用小孔23の周囲には、マイクロフォン5の外周形状に合わせて突片50(図5(b)参照)が立設されており、マイクロフォン5はこの突片50に囲まれた位置に配置される。
また、親機Aを設置する際には信号線Lsおよび電源線Lpを親機Aに接続する必要がある。親機Aに接続される信号線Lsおよび電源線Lpは、壁内を通してスイッチボックスSB内に引き込まれ、スイッチボックスSB内において上述した信号端子部38および電源端子部42にそれぞれ接続されることになる。ここで、強電である電源線Lpと弱電である信号線Lsとが混触しないように、スイッチボックスSB内において電源線Lpを収納する空間と信号線Lsを収納する空間とを隔離することが義務付けられている。そのため、図10に示すように、スイッチボックスSBに取り付けられることによりスイッチボックスSB内の空間を2分割する板状の絶縁セパレータFを用いる。
本実施形態では、図11に示すように、親機Aにおけるボディ2の後面であって電源端子部42と信号端子部38との間の位置に、この絶縁セパレータFの前端部が嵌合する位置決め溝53が形成されている。絶縁セパレータFは上下方向に沿って配置されるので、位置決め溝53はボディ2の後面における上下両端間の全長にわたって形成される。これにより、親機AをスイッチボックスSBに固定した状態では、絶縁セパレータFの前端部が器体1の後面に設けた位置決め溝53に嵌合することになり(図7(c)参照)、器体1の後面と絶縁セパレータFの前端縁との間に隙間が生じることはない。したがって、電源線Lpを収納する空間と信号線Lsを収納する空間とが確実に隔離されることになる。また、親機Aを設置する際に、絶縁セパレータFがスイッチボックスSBにおいて位置決め溝53に対応する位置以外の誤った位置に取り付けられていると、絶縁セパレータFの前端縁が器体1の後面に当接し親機AをスイッチボックスSBに固定することはできないので、絶縁セパレータFが誤った位置に取り付けられた状態で親機Aを設置してしまう施工ミスがなくなるという利点もある。
次に、上述した回路ブロック7の概略構成について図12を参照して説明する。検出系基板34においては、信号線Lsの回線電圧に基づいて子機Bからの呼出を検出する子機呼出検出回路54と、信号線Lsの回線電圧に基づいて子機Bからの再呼出を検出する子機再呼出検出回路55とが設けられている。一方、電源系基板35においては、電源線Lpに接続され各回路への電力供給を行う電源回路56と、子機Bに電力供給する子機給電回路57とが設けられている。処理系基板36においては、スピーカ4への出力信号を増幅するスピーカアンプ58と、マイクロフォン5からの入力信号を増幅するマイクアンプ59と、マイクロフォン5で集音された送話信号と子機Bからの受話信号とを比較し信号レベルが高いほうの信号を通過させることにより送話状態と受話状態とを切り換える通話切換回路60とが設けられ、半二重の拡声通話(ハンズフリー通話)を実現している。さらに、処理系基板36には、子機Bからの映像信号を復調する復調回路61と、当該映像信号によりLCD6に画像を表示するLCD回路62と、当該映像信号を記録する録画回路63と、上述した各スイッチSW1〜SW5を有した操作回路64と、操作回路64からの操作入力を受けるマイコン65とが設けられている。
上述した構成の親機Aを副親機Cおよび子機Bと共に用いることにより構築されるインターホンシステムの動作について、以下に簡単に説明する。
親機Aは、来訪者により子機Bからの呼び出しがあった場合に、子機Bからの呼出音をスピーカ4から出力するとともに子機Bのカメラで撮像された映像をLCD6に表示する。そして、通話用のハンドルH5を押操作すると親機Aにおいて子機Bとの通話が可能な状態になる。通話用のハンドルH5を再度押操作すれば子機Bとの通話を終了する。さらに、本実施形態の親機Aは、所定の音(電話の着信音など)を子機Bから発生させるお引取り機能を備えており、子機Bとの通話を早急に終了したい場合などには、通話中にお引取り機能用のハンドルH3を押操作することによりお引取り機能を作動させることができる。また、内線通話用のハンドルH4を押操作すれば、親機Aから副親機Cを呼び出し、その後、親機Aと副親機Bとの間で通話可能な状態になる。
ところで、このインターホンシステムに用いる副親機Cは、器体1の大きさが親機Aの器体1とは異なり、2連用のスイッチボックスSBに取付可能な寸法に形成されている。これにより、3連用のスイッチボックスSBを用いて副親機Cを設置する場合には、1連用の取付枠を用いて取付可能な他の埋込型の配線器具を副親機Cと共に当該スイッチボックスSBに取り付けることができる。副親機Cは室内における出入口付近に設置されることが多いので、たとえば、同じく室内の出入口付近に設置される照明用スイッチGを副親機Cと共に設置することが考えられる(図2参照)。この場合には、照明用スイッチGおよび副親機Cの設置時に壁面Wsに設ける施工孔Whが1箇所ですむから施工が容易になり、かつ照明用スイッチGと副親機Cとが別々に設置されている場合に比べて見映えがよくなるという利点がある。さらに、使用者においては、副親機Cによって子機Bとの通話中に、副親機Cの画面(LCD6)から視線をほとんど動かさずに照明用スイッチGを操作して室内の照明を点けることができる。
また、親機Aを設置するために4連用のスイッチボックスSBを用いれば、1連用の取付枠を用いて取付可能な他の埋込型の配線器具を親機Aと共に当該スイッチボックスSBに取り付けることができるから、1個のスイッチボックスSBを用いて親機Aと照明用スイッチGとを共に設置することも可能である。なお、副親機Cの基本構成は親機Aと共通であるから副親機Cについて詳しい説明は省略する。
本発明の実施形態の構成を示す分解斜視図である。 同上の親機を用いたインターホンシステムの概略構成図である。 同上に用いるスイッチボックスを示す斜視図である。 同上のボディを示す斜視図である。 同上の枠体を示し、(a)は前方から見た斜視図、(b)は後方から見た斜視図である。 同上の親機を示す斜視図である。 同上の親機を示し、(a)は正面図、(b)は(a)のX−X断面図、(c)は(a)のY−Y断面図である。 同上に用いる化粧プレートを示す正面図である。 同上の親機を示し、(a)は上面図、(b)は下面図、(c)は側面図、(d)は背面図である。 同上の親機を示す斜視図である。 同上の親機を背面から見た斜視図である。 同上の構成を示すブロック図である。 従来例を示す分解斜視図である。
符号の説明
1 器体
2 ボディ
3 カバー
6 LCD(モニタ)
8 ねじ孔
10 取付板
11 ボックス用孔
15 表示窓
36 処理系基板(プリント基板)
A 親機(インターホン装置)
B 子機
C 副親機(インターホン装置)
H1〜H5 ハンドル
SB スイッチボックス
SW1〜SW5 スイッチ
Ws 壁面

Claims (3)

  1. 壁面に取り付けられ、子機との間で通話が可能なインターホン装置であって、壁内に設置された埋込型の配線器具用のスイッチボックス内に後部を収める形で、当該スイッチボックスに設けたねじ孔に螺合する取付ねじを用いて当該スイッチボックスに固定される器体と、子機に設けられたカメラで撮像された画像を表示するモニタとを備え、器体は、前面に開口部を有する箱状に形成されたボディとボディの前面に覆着されるカバーとで構成され、ボディは、開口部の周縁から互いに離れる向きに延出された取付板を有し、取付板には取付ねじを挿通するボックス用孔が形成されており、モニタは、カバーに固定されていることを特徴とするインターホン装置。
  2. 前記モニタは、前記カバーの前壁に設けた表示窓を通して視認可能となるように前記器体内に配置されるとともに、カバーの後面側に取り付けられていることを特徴とする請求項1記載のインターホン装置。
  3. 前記器体内に収納したプリント基板に実装され押操作されるスイッチと、前記カバーに設けられ前記スイッチを押操作するハンドルとを備え、前記プリント基板は、カバーに固定されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインターホン装置。
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