JP2008277379A - ケーブルクランプ - Google Patents

ケーブルクランプ Download PDF

Info

Publication number
JP2008277379A
JP2008277379A JP2007116544A JP2007116544A JP2008277379A JP 2008277379 A JP2008277379 A JP 2008277379A JP 2007116544 A JP2007116544 A JP 2007116544A JP 2007116544 A JP2007116544 A JP 2007116544A JP 2008277379 A JP2008277379 A JP 2008277379A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
hole
cover
housing
cables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007116544A
Other languages
English (en)
Inventor
Naoki Numata
直樹 沼田
Makoto Kasugai
誠 春日井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2007116544A priority Critical patent/JP2008277379A/ja
Publication of JP2008277379A publication Critical patent/JP2008277379A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

【課題】ケーブルを固定するとともに、虫などの侵入を防止することが可能なケーブルクランプを提供する。
【解決手段】装置100に接続するケーブル10〜12を装置の筐体20に形成されている穴21を介して装置100外から装置100内へ導入する箇所にケーブル10〜12を固定するケーブルクランプ1において、穴21を覆うとともにケーブル10〜12を内部に介在できる覆い部3と、覆い部3の外方に延在して形成され筐体20に覆い部3を固定するための固定部9とを備え、覆い部3は、穴21の開放方向Aと異なる開放方向Bに開放され覆い部3の外部の装置100内にケーブル10〜12を引き出すため断面形状がケーブル10〜12の外形と略同一形状にて成る開放部4と、開放部4の近傍に覆い部3と筐体20とにてケーブル10〜12を挟持するための覆い部3内方に突出する挟持部2とを有するものである。
【選択図】図1

Description

この発明は、ケーブルを固定するとともに、虫などの侵入を防止することが可能なケーブルクランプに関するものである。
従来のケーブルクランプは、ケーブル保持部材と、軸止固定部材と、挿入固定部材と、ケーブルが固定される装置とにより構成されている。ケーブルが固定される装置には、ケーブルを装置内に導入するための穴が形成されている。そして、挿入固定部材に片側を挿入したケーブル保持部材とケーブルが固定される装置の穴とでケーブルを挟み、軸止固定部材で締め付けることにより、その圧力によってケーブルを固定することが可能と成る。また装置設置時に、ケーブルが導入される穴をゴムなどの弾性部材や粘土状の部材を用いて埋めることにより、装置内への虫などの侵入を防止する(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−291763号公報(図1、および、段落0005〜0009参照)
従来のケーブルクランプは、ケーブルを装置内へ導入する穴がケーブルクランプに比べて大きく、装置内への虫などの侵入を防ぐことができないため、虫などによる装置内部のケーブルの破損や電気回路の短絡・漏電などが起こりえることに成り、機能面および安全面上に問題点があった。また、虫などの侵入を防止するために、装置設置時にゴムなどの弾性部材や粘土状の部材を用いて穴を埋めることは、作業工数が増えてしまい、また、設置作業者の取り付け忘れなどの作業ミスや不完全な作業などにより、虫などの侵入が起こりえることと成り機能面および安全面上の問題点があった。
この発明は上記のような課題を解決するために成されたものであり、ケーブルを固定するとともに、虫などの侵入を防止することが可能なケーブルクランプを提供することを目的とする。
この発明は、装置に接続するケーブルを装置の筐体に形成されている穴を介して装置外から装置内へ導入する箇所にケーブルを固定するケーブルクランプにおいて、穴を覆うとともにケーブルを内部に介在できる覆い部と、覆い部の外方に延在して形成され筐体に覆い部を固定するための固定部とを備え、
覆い部は、穴の開放方向と異なる方向に開放され覆い部の外部の装置内にケーブルを引き出すため断面形状がケーブルの外形と略同一形状にて成る開放部と、開放部の近傍に覆い部と筐体とにてケーブルを挟持するための覆い部内方に突出する挟持部とを有するものである。
また、この発明は、装置に接続するケーブルを装置の筐体に形成されている穴を介して装置外から装置内へ導入する箇所にケーブルを固定するケーブルクランプにおいて、穴を覆うとともにケーブルを内部に介在できる覆い部と、覆い部の外方に延在して形成され筐体に覆い部を固定するための固定部とを備え、
覆い部は、穴の開放方向と異なる方向に開放され覆い部の外部の装置内にケーブルを引き出しかつ筐体とにてケーブルを挟持させるため断面形状がケーブルの外形より小さい形状にて成る開放部とを有するものである。
また、この発明は、装置に接続するケーブルを装置の筐体に形成されている穴を介して装置外から装置内へ導入する箇所にケーブルを固定するケーブルクランプにおいて、穴を覆うとともにケーブルを内部に介在できる覆い部と、覆い部の外方に延在して形成され筐体に覆い部を固定するための固定部とを備え、
覆い部は、穴の開放方向と異なる方向に開放され覆い部の外部の装置内にケーブルを引き出す開放部と、開放部の近傍に覆い部と筐体とにてケーブルを挟持するための覆い部内方に突出する挟持部と、覆い部の内面側に筐体と覆い部とケーブルとの隙間を満たす弾性部とを有するものである。
この発明のケーブルクランプは、装置に接続するケーブルを装置の筐体に形成されている穴を介して装置外から装置内へ導入する箇所にケーブルを固定するケーブルクランプにおいて、穴を覆うとともにケーブルを内部に介在できる覆い部と、覆い部の外方に延在して形成され筐体に覆い部を固定するための固定部とを備え、
覆い部は、穴の開放方向と異なる方向に開放され覆い部の外部の装置内にケーブルを引き出すため断面形状がケーブルの外形と略同一形状にて成る開放部と、開放部の近傍に覆い部と筐体とにてケーブルを挟持するための覆い部内方に突出する挟持部とを有するので、ケーブルを接続するための穴において装置外から装置内への虫などの侵入を防止することができる。
また、この発明のケーブルクランプは、装置に接続するケーブルを装置の筐体に形成されている穴を介して装置外から装置内へ導入する箇所にケーブルを固定するケーブルクランプにおいて、穴を覆うとともにケーブルを内部に介在できる覆い部と、覆い部の外方に延在して形成され筐体に覆い部を固定するための固定部とを備え、
覆い部は、穴の開放方向と異なる方向に開放され覆い部の外部の装置内にケーブルを引き出しかつ筐体とにてケーブルを挟持させるために断面形状がケーブルの外形より小さい形状にて成る開放部とを有するので、ケーブルを接続するための穴において装置外から装置内への虫などの侵入を防止することができる。
また、この発明のケーブルクランプは、装置に接続するケーブルを装置の筐体に形成されている穴を介して装置外から装置内へ導入する箇所にケーブルを固定するケーブルクランプにおいて、穴を覆うとともにケーブルを内部に介在できる覆い部と、覆い部の外方に延在して形成され筐体に覆い部を固定するための固定部とを備え、
覆い部は、穴の開放方向と異なる方向に開放され覆い部の外部の装置内にケーブルを引き出す開放部と、開放部の近傍に覆い部と筐体とにてケーブルを挟持するための覆い部内方に突出する挟持部と、覆い部の内面側に筐体と覆い部とケーブルとの隙間を満たす弾性部とを有するので、ケーブルを接続するための穴において装置外から装置内への虫などの侵入を防止することができる。
実施の形態1.
以下、本願発明の実施の形態について説明する。図1はこの発明の実施の形態1によるケーブルクランプの構成を上方から見た斜視図および下方から見た斜視図、図2は図1に示したケーブルクランプの設置状態を示す正面図、図3は図2に示したケーブルクランプの設置状態のX−X線断面を示す断面図、図4は図1に示したケーブルクランプの設置状態を示す裏面図、図5は図1に示したケーブルクランプの設置状態を示す斜視図である。図において、本願発明のケーブルクランプ1は例えば壁面30から導出されている電源などのケーブル10、11、12を装置100外から装置100内に、装置100に形成されている穴21から導入する際に、装置100内において例えば柔軟性を有する外皮で覆われたケーブル10、11、12を固定するためのものである。但し、本実施の形態1においては各ケーブル10、11、12は略同一径のケーブルにて成るものである。そしてケーブルクランプ1は、穴21を覆うとともにケーブル10、11、12を内部に介在できる覆い部3と、この覆い部3の外方に延在して形成され筐体20に覆い部3を固定するための固定部9とを備えている。この覆い部3は穴21を覆ってはいるものの、覆い部3の大きさは穴21の大きさと同一の場合、大きい場合、または、小さい場合などが考えられる。そして、覆い部3にて覆われていない穴21の箇所は、覆い部3に延在して形成されている固定部9により閉塞されることと成る。
そして、覆い部3には、穴21の開放方向Aと異なる開放方向B、ここでは、開放方向Bが穴21の開放方向Aと直交した方向に開放され、覆い部3の外部の装置100内にケーブル10、11、12を引き出すため、具体的にはコの字状の断面形状がケーブル10、11、12の外形、すなわちここではこの3本のケーブル10、11、12を合わせた外形と略同一形状にて成る開放部4と、開放部4の近傍に覆い部3と筐体20とにてケーブル10、11、12を挟持するための覆い部3内方に突出する挟持部2とが形成されている。また、固定部9には、装置100に固定部9を固定するためにねじ5を貫通させるねじ貫通穴7が形成されている。尚、ねじ貫通穴7はケーブルクランプ1を穴21に設置した際に、固定部9の穴21と連通することがない箇所に形成されていることは言うまでもない。そして、このねじ貫通穴7に対応する箇所の筐体20には、ねじ穴6が形成されており、その箇所にねじ5にてねじ止めされ固定部9が筐体20に固定される。尚、図示されてはいないものの、ケーブル10、11、12は端子台などに固定され、電気機器の装置と電気的に接続されることは言うまでもない。
次に、上記のように構成された実施の形態1のケーブルクランプ1を用いて、ケーブル10、11、12を固定する方法について説明する。まず、壁30から導出されているケーブル10、11、12を装置100の筐体20の穴21に通し、ケーブル10、11、12を装置100外から装置100内に導入する。そして、各ケーブル10、11、12を筐体20とほぼ並行に成るように曲げる。そして、ケーブル10、11、12を開放部4に入るよう上からケーブルクランプ1を被せる。この際、穴21は覆い部3にて覆われるとともに、覆われていない箇所が存在する場合には固定部9にて閉塞されることと成る。そして、固定部9に形成されたねじ貫通穴7に固定用のねじ5を貫通させて、筐体20に形成されたねじ穴6にねじ5をねじ留めする。
すると、挟持部2と筐体20との高さ方向の隙間は、覆い部3と筐体20とにてケーブル10、11、12を挟持するため、ケーブル10、11、12の直径よりも小さくなるように挟持部2を覆い部3内方に突出して形成されており、挟持部2すなわち覆い部3と筐体20とによりケーブル10、11、12が挟持される。よって、覆い部3で穴21の上面を覆い、挟持部2にて各ケーブル10、11、12を押さえて変形させることで、開放部4の隙間を埋めることができる。このため、穴21を介して装置100内への隙間は、このケーブルクランプ1を穴21に対して設置して各ケーブル10、11、12を挟持することにより、ほぼ無くなる。
上記のように構成された実施の形態1のケーブルクランプによれば、穴を介する装置外から装置内への隙間は、ケーブルクランプによりほぼ無くなり、装置内への虫などの侵入を防ぐことができる。また、開放部の開放方向が穴の開放方向と直交して形成されているため、ケーブルが穴の開放方向と90度曲げられた状態にて挟持部と筐体とにて挟持されるため強固な挟持が可能と成る。尚、挟持部は、図1では覆い部の上面の平面上に設置したが、これに限られることはなく、例えば開放部の近傍で覆い部の内方に突出して形成することにより開放部の大きさを小さくすることが可能と成る箇所であればよく、開放部の端部に形成しても同様の効果を奏することは言うまでもない。また、本実施の形態1においては、ケーブルの径が略同一の径を有するものの例を示したが、これに限られることはなく、挟持部と筐体とにより挟持可能な範囲であればケーブルの径が若干異なっていても対応可能であることは言うまでもない。
また、覆い部を装置に固定するため、固定部をねじ穴にてねじ止めする例を示したが、これに限られることはなく、固定部をリベット等にて筐体に固定することも考えられることは言うまでもない。また、本実施の形態1においては、ケーブルを3本の例を示ししているが、これに限られることはなく、ケーブルの本数、すなわち大きさに応じて開放部の大きさを設定することで、同様の効果を得ることができることは言うまでもない。また、装置の筐体にケーブルを導入するために形成されている穴は、図において矩形の例を示しているが、これに限られることはなく、丸形状や他の形状であっても同様に本願ケーブルクランプを用いることができることは言うまでもなく、同様の効果を奏することが可能と成る。
実施の形態2.
図6はこの発明の実施の形態2によるケーブルクランプの構成を上方から見た斜視図および下方から見た斜視図である。図において、上記実施の形態1と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。本願発明のケーブルクランプ132は上記実施の形態1と同様に例えば壁面30から導出されている電源などのケーブル102、112、122を装置100外から装置100内に、装置100に形成されている穴21から導入する際に、装置100内において例えば柔軟性を有する外皮で覆われたケーブル102、112、122を固定するためのものである。但し、本実施の形態2においては各ケーブル102、112、122はそれぞれ異なる径のケーブルにて成るものである。そしてケーブルクランプ132は、穴21を覆うとともにケーブル102、112、122を内部に介在できる覆い部32と、この覆い部32の外方に延在して形成され筐体20に覆い部32を固定するための固定部92とを備えている。この覆い部32は上記実施の形態1と同様に穴21を覆ってはいるものの、覆い部32の大きさは穴21の大きさと同一の場合、大きい場合、または、小さい場合などが考えられる。そして、覆い部32にて覆われていない穴21の箇所は、覆い部32に延在して形成されている固定部92により閉塞されることと成る。
そして、覆い部32には、穴21の開放方向Aと異なる開放方向B、ここでは、開放方向Bが穴21の開放方向Aと直交した方向にそれぞれ開放され、覆い部32の外部の装置100内にケーブル102、112、122をそれぞれ引き出し、かつ、筐体20とにて各ケーブル102、112、122をそれぞれ挟持するため、具体的には切り欠き円弧状の断面形状がケーブル102、112、122の各外形(直径)より小さい形状(小さい直径の形状)にて成る開放部42、43、44がそれぞれ形成されている。また、固定部92には、装置100に固定部92を固定するためにねじ5を貫通させるねじ貫通穴72が形成されている。尚、ねじ貫通穴72はケーブルクランプ132を穴21に設置した際に、固定部92の穴21と連通することがない箇所に形成されていることは言うまでもない。そして、このねじ貫通穴72に対応する箇所の筐体20には、ねじ穴6が形成されており、その箇所にねじ5にてねじ止めされ固定部92が筐体20に固定される。尚、図示されてはいないものの、ケーブル102、112、122は端子台などに固定され、電気機器の装置と電気的に接続されることは言うまでもない。
次に、上記のように構成された実施の形態2のケーブルクランプ132を用いて、ケーブル102、112、122を固定する方法について説明する。まず、上記実施の形態1と同様に壁30から導出されているケーブル102、112、122を装置100の筐体20の穴21に通し、ケーブル102、112、122を装置100外から装置100内に導入する。そして、各ケーブル102、112、122を筐体20とほぼ並行に成るように曲げる。そして、ケーブル102、112、122を各開放部42、43、44にそれぞれ入るよう上からケーブルクランプ132を被せる。この際、穴21は覆い部32にて覆われるとともに、覆われていない箇所が存在する場合には固定部92にて閉塞されることと成る。そして、固定部92に形成されたねじ貫通穴72に固定用のねじ5を貫通させて、筐体20に形成されたねじ穴6にねじ5をねじ留めする。
すると、各開放部42、43、44と筐体20との高さ方向の隙間は、各開放部42、43、44と筐体20とにてケーブル102、112、122をそれぞれ挟持するため、ケーブル102、112、122の形状(直径)よりも小さい形状(小さい直径)に形成されており、各開放部42、43、44すなわち覆い部32と筐体20とによりケーブル102、112、122が挟持される。よって、覆い部32で穴21の上面を覆い、各開放部42、43、44にて各ケーブル102、112、122を押さえて変形させることで、各開放部42、43、44は隙間なく埋めることができたため、穴21を介して装置100内への隙間は、このケーブルクランプ103を穴21に対して設置して各ケーブル102、112、122を挟持することにより、ほぼ無くなる。
上記のように構成された実施の形態2のケーブルクランプによれば、上記実施の形態1と同様に、穴を介する装置外から装置内への隙間は、ケーブルクランプによりほぼ無くなり、装置内への虫などの侵入を防ぐことができる。また、ケーブルの太さが複数種類ある場合でも、各々のケーブルの形状に合わせた開放部を形成することにより対応することが可能と成る。また、開放部の開放方向が穴の開放方向と直交して形成されているため、ケーブルが穴の開放方向と90度曲げられた状態にて覆い部(各開放部)と筐体とにて挟持されるため強固な挟持が可能と成る。また、覆い部を装置に固定するため、固定部をねじ穴にてねじ止めする例を示したが、これに限られることはなく、固定部をリベット等にて筐体に固定することも考えられることは言うまでもない。また、本実施の形態2においては、ケーブルを3本の例を示ししているが、これに限られることはなく、ケーブルの本数、すなわち本数に応じて開放部の個数を設定することで、同様の効果を得ることができることは言うまでもない。
実施の形態3.
図7はこの発明の実施の形態3によるケーブルクランプの構成を上方から見た斜視図および下方から見た斜視図である。図において、上記各実施の形態と同様の部分は同一符号を付して説明を省略する。本願発明のケーブルクランプ133は上記各実施の形態と同様に例えば壁面30から導出されている電源などのケーブル10、11、12を装置100外から装置100内に装置100に形成されている穴21から導入する際に、装置100内において例えば柔軟性を有する外皮で覆われたケーブル10、11、12を固定するためのものである。そしてケーブルクランプ133は、穴21を覆うとともにケーブル10、11、12を内部に介在できる覆い部33と、この覆い部33の外方に延在して形成され筐体20に覆い部33を固定するための固定部93とを備えている。この覆い部33は穴21を覆ってはいるものの、覆い部33の大きさは穴21の大きさと同一の場合、大きい場合、または、小さい場合などが考えられる。そして、覆い部33にて覆われていない穴21の箇所は、覆い部33に延在して形成されている固定部93により閉塞されることと成る。
そして、覆い部33には、穴21の開放方向Aと異なる開放方向B、ここでは、開放方向Bが穴21の開放方向Aと直交した方向に開放され、覆い部33の外部の装置100内にケーブル10、11、12を引き出すため形成された開放部45と、開放部45の近傍に覆い部33と筐体20とにてケーブル10、11、12を挟持するための覆い部33内方に突出する挟持部23と、覆い部33の内面側に筐体20と覆い部33とケーブル10、11、12との隙間を満たす例えばスポンジなどにて成る弾性部8とが形成されている。また、固定部93には、装置100に固定部93を固定するためにねじ5を貫通させるねじ貫通穴73が形成されている。尚、ねじ貫通穴73はケーブルクランプ133を穴21に設置した際に、固定部93の穴21と連通することがない箇所に形成されていることは言うまでもない。そして、このねじ貫通穴73に対応する箇所の筐体20には、ねじ穴6が形成されており、その箇所にねじ5にてねじ止めされ固定部93が筐体20に固定される。
次に、上記のように構成された実施の形態3のケーブルクランプ133を用いて、ケーブル10、11、12を固定する方法について説明する。まず、上記各実施の形態と同様に壁30から導出されているケーブル10、11、12を装置100の筐体20の穴21に通し、ケーブル10、11、12を装置100外から装置100内に導入する。そして、各ケーブル10、11、12を筐体20とほぼ並行に成るように曲げる。そして、ケーブル10、11、12を開放部45に入るよう上からケーブルクランプ133を被せる。この際、穴21は覆い部33にて覆われるとともに、覆われていない箇所が存在する場合には固定部93にて閉塞されることと成る。そして、固定部93に形成されたねじ貫通穴73に固定用のねじ5を貫通させて、筐体20に形成されたねじ穴6にねじ5をねじ留めする。
すると、覆い部33の内面側では、筐体と覆い部33とケーブル10、11、12との隙間は弾性部8が変形し、この弾性部8により満たされる。そして、穴21を介して装置100内への隙間は、このケーブルクランプ133を穴21に対して設置して各ケーブル10、11、12を挟持することにより、ほぼ無くなる。
上記のように構成された実施の形態3のケーブルクランプによれば、上記各実施の形態と同様に、穴を介する装置外から装置内への隙間は、ケーブルクランプによりほぼ無くなり、装置内への虫などの侵入を防ぐことができる。また、ここではケーブルの径を略同一の径にて成る例を示したが、これに限られることはなく、弾性部にて覆い部とケーブルとの隙間を満たすことができる程度であればよく、ケーブルの太さが複数種類あっても対応可能である。また、開放部の大きさが厳密に限定されないため、簡便に作成することが可能と成る。また、開放部の開放方向が穴の開放方向と直交して形成されているため、ケーブルが穴の開放方向と90度曲げられた状態にて挟持部と筐体とにて挟持されるため強固な挟持が可能と成る。尚、挟持部は、図7では覆い部の上面の平面上に設置したが、これに限られることはなく、例えば開放部の近傍で覆い部の内方に突出して形成することにより開放部の大きさを小さくすることが可能と成る箇所であればよく、開放部の端部に形成しても同様の効果を奏することは言うまでもない。
また、覆い部を装置に固定するため、固定部をねじ穴にてねじ止めする例を示したが、これに限られることはなく、固定部をリベット等にて筐体に固定することも考えられることは言うまでもない。また、本実施の形態3においては、ケーブルを3本の例を示ししているが、これに限られることはなく、ケーブルの本数、すなわち大きさに応じて開放部の大きさを設定することで、同様の効果を得ることができることは言うまでもない。また、装置の筐体にケーブルを導入するために形成されている穴は、図において矩形の例を示しているが、これに限られることはなく、丸形状や他の形状であっても同様に本願ケーブルクランプを用いることができることは言うまでもなく、同様の効果を奏することが可能と成る。
この発明の実施の形態1によるケーブルクランプの構成を上方から見た斜視図および下方から見た斜視図である。 図1に示したケーブルクランプの設置状態を示す正面図である。 図2に示したケーブルクランプの設置状態のX−X線断面を示す断面図である。 図1に示したケーブルクランプの設置状態を示す裏面図である。 図1に示したケーブルクランプの設置状態を示す斜視図である。 この発明の実施の形態2によるケーブルクランプの構成を上方から見た斜視図および下方から見た斜視図である。 この発明の実施の形態3によるケーブルクランプの構成を上方から見た斜視図および下方から見た斜視図である。
符号の説明
1,132,133 ケーブルクランプ、2,23 挟持部、
3,32,33 覆い部、4,42,43,44,45 開放部、
7,72,73 ねじ貫通穴、8 弾性部、
10,11,12,102,103,104 ケーブル、20 筐体、21 穴、
100 装置。

Claims (6)

  1. 装置に接続するケーブルを上記装置の筐体に形成されている穴を介して上記装置外から上記装置内へ導入する箇所に上記ケーブルを固定するケーブルクランプにおいて、上記穴を覆うとともに上記ケーブルを内部に介在できる覆い部と、上記覆い部の外方に延在して形成され上記筐体に上記覆い部を固定するための固定部とを備え、
    上記覆い部は、上記穴の開放方向と異なる方向に開放され上記覆い部の外部の上記装置内に上記ケーブルを引き出すため断面形状が上記ケーブルの外形と略同一形状にて成る開放部と、上記開放部の近傍に上記覆い部と上記筐体とにて上記ケーブルを挟持するための上記覆い部内方に突出する挟持部とを有することを特徴とするケーブルクランプ。
  2. 装置に接続するケーブルを上記装置の筐体に形成されている穴を介して上記装置外から上記装置内へ導入する箇所に上記ケーブルを固定するケーブルクランプにおいて、上記穴を覆うとともに上記ケーブルを内部に介在できる覆い部と、上記覆い部の外方に延在して形成され上記筐体に上記覆い部を固定するための固定部とを備え、
    上記覆い部は、上記穴の開放方向と異なる方向に開放され上記覆い部の外部の上記装置内に上記ケーブルを引き出しかつ上記筐体とにて上記ケーブルを挟持させるため断面形状が上記ケーブルの外形より小さい形状にて成る開放部とを有することを特徴とするケーブルクランプ。
  3. 複数の上記ケーブルを固定するケーブルクランプにおいて、上記開放部を複数形成することを特徴とする請求項2に記載のケーブルクランプ。
  4. 装置に接続するケーブルを上記装置の筐体に形成されている穴を介して上記装置外から上記装置内へ導入する箇所に上記ケーブルを固定するケーブルクランプにおいて、上記穴を覆うとともに上記ケーブルを内部に介在できる覆い部と、上記覆い部の外方に延在して形成され上記筐体に上記覆い部を固定するための固定部とを備え、
    上記覆い部は、上記穴の開放方向と異なる方向に開放され上記覆い部の外部の上記装置内に上記ケーブルを引き出す開放部と、上記開放部の近傍に上記覆い部と上記筐体とにて上記ケーブルを挟持するための上記覆い部内方に突出する挟持部と、上記覆い部の内面側に上記筐体と上記覆い部と上記ケーブルとの隙間を満たす弾性部とを有することを特徴とするケーブルクランプ。
  5. 上記開放部は、当該開放部の開方方向が上記穴の開方方向と直交して構成していることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のケーブルクランプ。
  6. 上記固定部は、上記装置に固定するためのねじ穴を備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のケーブルクランプ。
JP2007116544A 2007-04-26 2007-04-26 ケーブルクランプ Pending JP2008277379A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007116544A JP2008277379A (ja) 2007-04-26 2007-04-26 ケーブルクランプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007116544A JP2008277379A (ja) 2007-04-26 2007-04-26 ケーブルクランプ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008277379A true JP2008277379A (ja) 2008-11-13

Family

ID=40055024

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007116544A Pending JP2008277379A (ja) 2007-04-26 2007-04-26 ケーブルクランプ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008277379A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017134015A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 株式会社鷺宮製作所 冷媒回路構成部品

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5171441A (ja) * 1974-12-18 1976-06-21 Hitachi Ltd Fukugosaikurupurantonontenhoshiki
JPS52127297A (en) * 1976-04-14 1977-10-25 Labofina Sa Measuring method of organic carbon contents in crude mineral and the like
JPS5996882A (ja) * 1982-11-25 1984-06-04 Canon Inc 振動波モ−タ
JPS63202076A (ja) * 1987-02-18 1988-08-22 Sanyo Electric Co Ltd 半導体圧力センサの製造方法
JP2002095141A (ja) * 2000-09-11 2002-03-29 Yazaki Corp 防水ボックス
JP2003163473A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Denso Corp ハウジングのシール構造

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5171441A (ja) * 1974-12-18 1976-06-21 Hitachi Ltd Fukugosaikurupurantonontenhoshiki
JPS52127297A (en) * 1976-04-14 1977-10-25 Labofina Sa Measuring method of organic carbon contents in crude mineral and the like
JPS5996882A (ja) * 1982-11-25 1984-06-04 Canon Inc 振動波モ−タ
JPS63202076A (ja) * 1987-02-18 1988-08-22 Sanyo Electric Co Ltd 半導体圧力センサの製造方法
JP2002095141A (ja) * 2000-09-11 2002-03-29 Yazaki Corp 防水ボックス
JP2003163473A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Denso Corp ハウジングのシール構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017134015A (ja) * 2016-01-29 2017-08-03 株式会社鷺宮製作所 冷媒回路構成部品
CN107024315A (zh) * 2016-01-29 2017-08-08 株式会社鹭宫制作所 制冷剂回路构成部件

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6727951B2 (ja) 電動圧縮機の電線導入部構造、これを備えたシールド電線、および電動圧縮機
JP2010102973A (ja) ケーブル固定構造
WO2009153898A1 (ja) 防水構造付き携帯端末装置
JP2018513535A (ja) 電気差込コネクタ部品
US20120060425A1 (en) Lid structure for flat-cable insertion opening
JP2016081984A (ja) シールドケース
US9203225B2 (en) Wire fixing member
JP2002023890A (ja) 防水ふたを有する情報処理装置
JP2010086766A (ja) モジュラージャックの防塵構造
US10490993B2 (en) Wind-protection casing and plug-connector device comprising same
JP2007037364A (ja) ケーブルグランド
JP2008277379A (ja) ケーブルクランプ
JP5331082B2 (ja) コネクタ
JP6121276B2 (ja) グロメット
JP6641128B2 (ja) 配線保持構造
JPH08222011A (ja) 電気装置用防水ケース
JP6446525B1 (ja) 配線用グロメット
JPH10326635A (ja) 同軸ケーブル接続器
JP4278556B2 (ja) コネクタの嵌合構造
JP2016536756A (ja) 電気機器又は電子機器とコネクタ接続ユニットとの間のコネクタ装置及び該コネクタ装置の使用
KR200453852Y1 (ko) 클램프 커버
KR101792705B1 (ko) 케이블 그랜드 어댑터 및 그를 도입한 전기 장비
JP2018160316A (ja) コネクタ
JP2009266474A (ja) コネクタ
KR101717940B1 (ko) 프로텍터의 조립장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20100105

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20110311

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110315

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20110510

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110614