JP2008276343A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008276343A
JP2008276343A JP2007116400A JP2007116400A JP2008276343A JP 2008276343 A JP2008276343 A JP 2008276343A JP 2007116400 A JP2007116400 A JP 2007116400A JP 2007116400 A JP2007116400 A JP 2007116400A JP 2008276343 A JP2008276343 A JP 2008276343A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
memory
sdram
conversion module
data
controller
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2007116400A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Ito
雅洋 伊藤
Takashi Uonami
隆志 魚波
Kenji Yoneshiro
健二 米城
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Electronics Corp
Original Assignee
NEC Electronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Electronics Corp filed Critical NEC Electronics Corp
Priority to JP2007116400A priority Critical patent/JP2008276343A/ja
Publication of JP2008276343A publication Critical patent/JP2008276343A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】専有SDRAMへの直接接続を想定して設計されている既存のプロセッサチップをSiP化するに際してSDRAMの共用化を併せて行おうとする場合に、既存のプロセッサチップが有するSDRAMコントローラの設計変更量を小さくする。
【解決手段】情報処理装置1の主プロセッサチップ10と副プロセッサチップ11の間に設けられた変換モジュール104Aは、副プロセッサチップ11のSDRAMコントローラ113を専用SDRAM(不図示)に接続する場合と同一の信号線群の全部又は一部によってSDRAMコントローラ113と接続され、SDRAMコントローラ113と共有SDRAMコントローラ102との間でインタフェース変換を行い、副CPUコア110による共有SDRAM3へのアクセスを可能とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、SiC(System in Package)技術により複数のマイクロプロセッサチップが1つのパッケージに封止されたマルチチップモジュール構成の情報処理装置に関する。より具体的に述べると、本発明は、SiP技術によって複数のマイクロプロセッサチップを1つのパッケージに混載する際にメモリの共有化を行う技術に関する。
従来、複数のマイクロプロセッサに共通の情報処理に関する処理を分担させることで、共通の情報処理を効率よく実行することが可能なマルチプロセッサ構成が知られている。このようなマルチプロセッサ構成において、複数のプロセッサの各々に対応する複数の動作プログラムの格納場所を1つの不揮発性メモリに共通化し、複数の動作プログラムを複数のプロセッサがアクセス可能な共有RAM(Random Access Memory)にロードすることで、所定の情報処理を実現する構成が知られている(例えば特許文献1及び2を参照)。
また、特に組み込みシステムの分野においては、複数のベアチップをSiP技術によって1つのパッケージ内に高密度実装した、いわゆるマルチチップモジュールが利用されている。マルチチップモジュールは、開発済みのプロセッサチップの流用が容易であるため、開発期間の短縮、開発費の低減が図れる利点がある。SiP技術によれば、上述したマルチプロセッサ構成にかかる複数のプロセッサチップを1パッケージに集約することも可能である。
例えば、DVDレコーダ用のマルチチップモジュールの場合、システム制御用のマイコン、MPEGコーデックを行うDSP(Digital Signal Processor)チップ及びアナログフロントエンドを集約したプロセッサチップ等が1つのパッケージに混載される。
特開平3−208158号公報 特開平2−28720号公報
上述したDVDレコーダ用のマルチチップモジュールのような情報処理装置においては、動作プログラムのロード領域や複数のプロセッサのワーク領域として使用されるSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のメモリを複数のプロセッサ間で共有化できることが望ましい。
しかしながら、専有メモリと接続されていた既存のプロセッサチップをSiP化する際に他のプロセッサとの間でメモリの共用化を行おうとする場合、既存のプロセッサチップが有するメモリコントローラの設計変更、修正が必要となる。つまり、既存のチップの流用が妨げられ、既存のプロセッサチップの流用によりもたらされるマルチチップモジュールの利点が十分に得られないという問題がある。
本発明の第1の態様にかかる情報処理装置は、第1及び第2のプロセッサチップを有するマルチチップモジュール構成の情報処理装置である。前記第1のプロセッサチップは、第1のCPUコア及び前記第1のCPUコアを含む複数のCPUコアによる共有メモリへのアクセスを制御する第1のメモリコントローラを有する。また、前記第2のプロセッサチップは、第2のCPUコアと、専有メモリに接続可能であって前記第2のCPUコアによる前記専有メモリへのアクセスを制御可能な第2のメモリコントローラを有する。さらに、第1のプロセッサチップと第2のプロセッサチップの間には、インタフェース変換を行う変換モジュールが配置されている。前記変換モジュールは、前記第2のメモリコントローラを前記専有メモリに接続する場合に使用される信号線群の全部又は一部によって前記第2のメモリコントローラと接続されている。前記変換モジュールは、前記第2のメモリコントローラと前記第1のメモリコントローラとの間のインタフェース変換を行うことで前記第2のCPUコアによる前記共有メモリへのアクセスを可能とする。
このような構成により、専有メモリへの直接接続を想定して設計されている第2のプロセッサチップをSiP化する際に、他のプロセッサチップとの間でメモリの共有化を図りたいという要望に対して、第2のプロセッサチップの設計変更、修正量を小さくすることができる。
本発明により、専有メモリへの直接接続を想定して設計されている既存のプロセッサチップをSiP化するに際してメモリの共用化を併せて行おうとする場合に、既存のプロセッサチップが有するメモリコントローラの設計変更量を小さくできるため、既存のプロセッサチップの流用が容易となる。
以下では、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。各図面において、同一要素には同一の符号が付されており、説明の明確化のため、必要に応じて重複説明は省略される。
実施の形態1.
本実施の形態にかかる情報処理装置1は、3つのマイクロプロセッサチップが1つのパッケージに混載されたマルチチップモジュールである。情報処理装置1のブロック図を図1に示す。情報処理装置1は、外部のフラッシュメモリ2及びSDRAM3と接続されている。フラッシュメモリ2には、3つのプロセッサチップ10乃至12のそれぞれに対応した動作プログラムが格納される。また、SDRAM3は、3つのプロセッサチップ10乃至12によって共用されるメモリである。SDRAM3は、3つの動作プログラムのロード先とされるほか、プロセッサチップ10乃至12のワーク領域として使用される。つまり、情報処理装置1が有する3つのプロセッサチップ10乃至12は、フラッシュメモリ2からSDRAM3へロードされた各々の動作プログラムを読み出して実行することによって、ハードウェア制御やMPEGコーデック等の予め定められた情報処理を実行する。以下では、3つのプロセッサチップ10乃至12の構成要素について順に説明する。
主プロセッサチップ10が有する主CPUコア100は、SDRAM3にロードされた主CPUコア100用の動作プログラムを読み出し、動作プログラムに記述された命令に応じた処理を実行する。
フラッシュメモリコントローラ101は、主CPUコア100によるフラッシュメモリ2へのアクセス要求(リードアクセス要求及びライトアクセス要求)を入力し、アクセス要求によって指定されたアドレスに対応するフラッシュメモリ2の記憶領域にアクセスする。フラッシュメモリコントローラ101は、リードアクセス要求であれば、フラッシュメモリ2から読み出したデータを主CPUコア100に転送する。また、フラッシュメモリコントローラ101は、ライトアクセス要求であれば、主CPUコア100から受信したライトデータのフラッシュメモリ2に対する書き込みを行う。
共有SDRAMコントローラ102は、3つのプロセッサチップ10乃至12によるSDRAM3へのアクセス要求を調停するコントローラである。共有SDRAMコントローラ102は、主CPUコア100によるメモリアクセス要求を入力するとともに、後述する変換モジュール104A又はBを介して後述する副CPUコア120及び130によるメモリアクセス要求を入力し、アクセス要求によって指定されたアドレスに対応するSDRAM3の記憶領域にアクセスする。
汎用バスマスタコントローラ103Aは、汎用バス13Aに接続されており、対向する汎用バススレーブコントローラ112との間でデータ転送を行う。同様に、汎用バスマスタコントローラ103Bは、汎用バス13Bに接続されており、対向する汎用バススレーブコントローラ122との間でデータ転送を行う。
変換モジュール104Aは、副プロセッサチップ11が有するSDRAMコントローラ113と接続されている。変換モジュール104Aは、SDRAMコントローラ113と共有SDRAMコントローラ102との間でインタフェース変換を行い、副プロセッサチップ11が有する副CPUコア110による共有メモリ、つまりSDRAM3へのアクセスを可能とする。
なお、変換モジュール104AとSDRAMコントローラ113との間を接続する信号線群14Aは、SDRAMコントローラ113を専有SDRAM(不図示)に直接接続する際に使用される信号線群の一部と共通である。なお、SDRAMコントローラ113を専有SDRAMに直接接続する際に使用される信号線群とは、チップセレクト線、アドレス線、データ線、ロウアドレスストローブ(RAS)線、カラムアドレスストローブ(CAS)線、ライトイネーブル線、上位データマスク(UDQM)線及び下位データマスク(LDQM)線等を含む。変換モジュール104Bは上述した変換モジュール104Aと同一の構成要素であり、副プロセッサチップ12が有するSDRAMコントローラ123と信号線群14Bにより接続されている。
次に、副プロセッサチップ11が有する構成要素について説明する。副CPUコア110は、SDRAM3にロードされた副CPUコア110用の動作プログラムを読み出し、動作プログラムに記述された命令に応じた処理を実行する。
内蔵ROM111は、副プロセッサチップ11のブート処理を記述したブートプログラムが格納されている。つまり、電源投入直後の副CPUコア110は、内蔵ROM111に格納されたブートプログラムを実行することで起動する。初期化処理を完了した副CPUコア110は、主プロセッサチップ10によりSDRAM3にロードされた副CPUコア110用の動作プログラムを実行可能となる。
SDRAMコントローラ113は、上述した信号線群14Aにより変換モジュール104Aと接続されている。なお、本実施の形態の情報処理装置1とは異なり、副プロセッサチップ11がマルチチップモジュールに搭載されない場合などには、SDRAMコントローラ113を専有SDRAM(不図示)に直接接続することが可能である。つまり、SDRAMコントローラ113は、専有SDRAMに直接接続されて専有SDRAMとの間で信号入出力を行う専有動作モードと、変換モジュール104Aと接続されて変換モジュール104Aとの間で信号入出力を行う共有動作モードとの間で動作モードを切り替え可能である。なお、動作モードの切り替えは接続相手先の変更を伴うが、上述したように、接続相手先が専有SDRAM(不図示)から変換モジュール104Aとされる場合でも、SDRAMコントローラ113と変換モジュール104Aとの接続には、専有SDRAMとの接続に使用される信号線群の用途を変更して用いている。
副プロセッサチップ12の構成は、上述した副プロセッサチップ11と同様であるから、重複説明を省略する。
続いて、SDRAM3が共有されている情報処理装置1の起動時の動作を図2のフローチャートに従って説明する。始めに、主プロセッサチップ10及び副プロセッサチップ11及び12の電源が投入される(ステップS11及びS21)。その後、主CPUコア100は、フラッシュメモリ2から共有のSDRAM3に主CPUコア100用の動作プログラムをロードし、主CPUコア100が起動する(ステップS12及びS13)。次に、主CPUコア100が主プロセッサチップ10の各回路を初期化する。
一方、副CPUコア110は、内蔵ROM111に格納されたブートプログラムにより起動し、汎用バススレーブコントローラ112を経由して初期化処理が完了したことを主CPUコア100に通知する(ステップS22乃至S24)。なお、副CPUコア120の起動処理も副CPUコア110と同様である。
主CPUコア100は、汎用バスマスタコントローラを経由して、副CPUコア110及び120が動作プログラムを実行可能であることを通知されると、副CPUコア110及び120の動作プログラムをフラッシュメモリ2からSDRAM3へロードする(ステップS15)。主CPUコア100は、副CPUコア110用及び120用の動作プログラムのロードが完了すると、ロードが完了したことを副CPUコア110及び120に通知する(ステップS16)。
次に、主CPUコア100から通知を受けた副CPUコア110及び120が、各々のSDRAMコントローラ113及び123並びに変換モジュール104A及びBを経由して、SDRAM3から動作プログラムを読み出して実行する(ステップS25)。このような起動シーケンスによって、マルチチップモジュールである情報処理装置1を起動して、動作プログラムに基づく所定の動作を実行可能な状態とすることができる。
上述したように、マルチチップモジュール構成とされた情報処理装置1は、変換モジュール104A及びBによってSDRAM3の共有化を行っている。これにより、フラッシュメモリ2に集約して配置されている副プロセッサチップ11及び12の動作プログラムをSDRAM3にロードすることで、副プロセッサチップ11及び12へ動作プログラムを供給することができる。つまり、フラッシュメモリ等の動作プログラム格納用ROMをプロセッサチップ毎に設ける必要がないため、これらの動作プログラム格納用ROMの数量を削減できる。
続いて以下では、SDRAMコントローラ113及び123、並びに変換モジュール104A及びBの構成例と、これらの間のインタフェースについて説明する。図3は、SDRAMコントローラ113の一構成例を示すブロック図である。なお、SDRAMコントローラ123の構成もSDRAMコントローラ113と同様である。
図3において、アドレス生成部1131は、副CPUコア110からアドレスと制御信号を入力する。ここで、副CPUコア110から入力されるアドレスは、副CPUコア110がアクセスを要求するメモリアドレスである。また、副CPUコア110から入力される制御信号は、メモリリード又はメモリライト等のコマンドのほか、副CPUコア110とSDRAMコントローラ113との間を接続するバスによるデータ転送を制御するための信号を含む。アドレス生成部1131は、入力されたアドレスに対応するロウアドレス及びカラムアドレスを生成し、生成したロウアドレス及びカラムアドレスアドレスをアドレス制御回路1133に出力する。
リード/ライト/リフレッシュ制御回路1132は、アドレス生成部1131から制御信号及びパラメータを入力する。ここで、アドレス生成部1131から入力される制御信号及びパラメータには、リード/ライト種別、バースト長の指定等が含まれる。また、リード/ライト/リフレッシュ制御回路1132は、入力されるモード選択信号に応じて、専有動作モードと共有動作モードとの間で動作モードの切り替えを行う。なお、モード選択信号は、例えば、情報処理装置1に設けられた図示しない端子を介してSDRAMコントローラ113に入力すればよい。
専有動作モードである場合、リード/ライト/リフレッシュ制御回路1132は、専有SDRAM(不図示)に対するリードアクセス、ライトアクセスのほか、専有SDRAMのリフレッシュを制御するため、リードコマンド、ライトコマンド、プリチャージコマンド等のコマンド生成の指示を含むアドレス制御回路1133に対する制御を実行する。
一方、共有動作モードである場合、SDRAMコントローラ113の接続相手は、専有SDRAMではなく変換モジュール104Aとなる。共有動作モードでは、アドレス生成部1131により出力される制御信号及びパラメータは、後述するカラムアドレス/パラメータ重畳部1134によってデータ線に多重されて出力される。また、SDRAMコントローラ113の接続相手は、専有SDRAMではないからリフレッシュ制御等も必要ではない。ただし、SDRAMコントローラ113の接続相手が変換モジュール104Aである場合、SDRAMコントローラ113は、専有SDRAMに直接接続される場合と同等の遅延時間によってリードデータを得ることは困難であり、また、その遅延時間が不定となる可能性がある。ライトアクセスである場合も、変換モジュール104Aのデータバッファ状況によっては、変換モジュール104Aが連続したアクセス要求を受信することが不可能である場合がある。このため、本実施の形態では、アクセス要求を受けた変換モジュール104Aが、次のアクセスを受け付け可能となるまでの間、SDRAMコントローラ113に対してビジー信号を出力することとしている。このため、リード/ライト/リフレッシュ制御回路1132は、アドレス制御回路1133がビジー信号を受信した場合に、これをアドレス生成部1131に出力することによって、新たなリードアクセス及びライトアクセスの生成を停止させる。
アドレス制御回路1133は、アドレス生成部1131からロウアドレス及びカラムアドレスを入力する。専有動作モードである場合、アドレス制御回路1133は、入力されたロウアドレス及びカラムアドレスを、順次、対向する専有SDRAM(不図示)に出力する。また、アドレス制御回路1133は、RAS(Row Address Strobe)CAS(Column Address Strobe)、WE(Write Enable)等の複数の制御信号線の論理レベルの組合せによって、制御コマンドを専有SDRAM(不図示)に出力する。
一方、本実施の形態の情報処理装置1のように、変換モジュール104Aを介して共有SDRAM3へのアクセスが行われる共有動作モードの場合、カラムアドレス及びアクセス種別等の制御コマンド及びバースト長の指定を含むパラメータは、データ線を用いて出力される。このため、アドレス制御回路1133は、ロウアドレスの出力のみを実行する。
カラムアドレス/パラメータ重畳部1134は、共有動作モードである場合に、カラムアドレス及びパラメータをデータ線に重畳する。
データ入出力制御回路1135は、ライトデータの出力、リードデータの入力を行う。なお、上述したように、共有動作モードであるときのデータ入出力制御回路1135の出力データには、カラムアドレス及びパラメータが含まれる。なお、本実施の形態では、データ入出力制御回路1135は、アドレス制御回路1133によるロウアドレスの出力と並行してカラムアドレスを出力する。これにより、いわゆるRAS−to−CAS遅延の発生を抑制できる。
続いて、図4のブロック図を用いて、変換モジュール104Aの構成例を説明する。なお、変換モジュール104Bの構成も変換モジュール104Aと同様である。
図4において、SDRAMインタフェース1041は、SDRAMコントローラ113との接続インタフェースである。状態制御部1042は、SDRAMインタフェース1041によって受信されるパラメータを解釈し、変換モジュール104Aに含まれる各構成要素の制御状態を遷移させる。SDRAMインタフェース1041によって受信されるパラメータは、カラムアドレス及びアクセス種別等の制御コマンド及びバースト長の指定を含む。
ライトバッファ1043は、SDRAMインタフェース1041によって受信されるパラメータ、ロウアドレス及びカラムアドレス並びにライトデータを一時的に格納するバッファメモリである。
なお、図4には示していないが、SDRAMインタフェース1041とライトバッファ1043の間でアドレス変換を行うことにより、SDRAMコントローラ113から入力されたロウアドレス及びカラムアドレスを、SDRAM3に応じたビット幅、アドレス体系に変換してもよい。
SDRAMコントローラ・インタフェース1044は、共有SDRAMコントローラ102との接続インタフェースである。SDRAMコントローラ・インタフェース1044は、ライトバッファ1043に格納されたパラメータ、ロウアドレス及びカラムアドレス、ライトデータを読み出して、共有SDRAMコントローラ102にライトアクセス要求又はリードアクセス要求を行う。
リードデータバッファ1045は、SDRAMコントローラ・インタフェース1044によって受信されるSDRAM3から読み出されたデータを一時的に格納するデータバッファである。リードデータバッファ1045に保存されたデータは、前述のSDRAMインタフェース1041によって、対向するSDRAMコントローラ113に転送される。
バッファ管理部1046は、ライトバッファ1043に格納されるデータ量を管理しており、SDRAMコントローラ1044によるライトデータの転送完了に応じて、当該ライトデータが保持されていたライトバッファ1043の領域を解放する。また、バッファ管理部1046は、ライトバッファ1043が一杯になった場合は、これを状態制御部1042に通知する。状態制御部1042は、バッファ管理部1046からの通知に応じて、新たなアクセス要求の受付が不可能であることを示すビジー信号をSDRAMインタフェース1041に出力させる。
上述したSDRAMコントローラ113と変換モジュール104Aの間で送受信される信号につき、図5及び6を用いて説明する。図5は、ライトアクセス時の信号波形図であり、より詳しく述べると、図5は、16ワード単位のバーストライトが行われる際に対応する図である。図5に示すように、SDRAMコントローラ113と変換モジュール104Aの間は、11ビット幅のアドレス線(図5の波形(c))及び16ビット幅のデータ線(図5の波形(e))のほか、RAS信号線(図5の波形(a))、複数バンク構成とされたSDRAM3の1のメモリバンクを選択するためのバンクセレクト信号線(図5の波形(d))、上位データマスク信号線(図5の波形(f))及び下位データマスク信号線(図5の波形(g))によって接続されている。
図5の時刻T1では、SDRAMコントローラ113から、RASとともに、アドレス線を用いてロウアドレスが出力され、同時にバンクセレクト信号も出力される。さらに、本実施の形態では、カラムアドレス及びパラメータが、アドレス線によるロウアドレスの出力と並行して、SDRAMコントローラ113によってデータ線に出力される。ここでデータ線に出力されるパラメータには、ライトコマンド、バースト長を示すデータが含まれる。図5の時刻T4からT19では、16バイトのライトデータがSDRAMコントローラ113によってデータ線に出力される。上位データマスク信号(UDQM)は、変換モジュール104Aによるビジー信号の出力に使用される。変換モジュール104Aは、次のアクセス要求を受信可能となるまでビジー信号を出する。ビジー信号がなくなると、SDRAMコントローラ113による新たなライトアクセスが行われる(図5の時刻T23)。
一方、図6は、リードアクセス時の信号波形図であり、より詳しく述べると、8ワード単位のバーストリードが行われる際に対応する図である。なお、図6は、変換モジュールを介して共有のSDRAM3にアクセスすることによる遅延時間の増大を考慮して、リードアクセス時のバースト長を8バイトに制限した例としているが、このような例は一例にすぎないことはもちろんである。つまり、リードアクセス時のバースト長は、許容される遅延時間に応じて設計者が適宜決定すればよい。
図6の時刻T1では、SDRAMコントローラ113から、RASとともに、アドレス線を用いてロウアドレスが出力され、同時にバンクセレクト信号も出力される。さらに、本実施の形態では、カラムアドレス及びパラメータが、アドレス線によるロウアドレスの出力と並行して、SDRAMコントローラ113によってデータ線に出力される。ここでデータ線に出力されるパラメータには、リードコマンド、バースト長を示すデータが含まれる。図6の時刻T11からT19では、8バイトのリードデータが変換モジュール104Aによってデータ線に出力される。上位データマスク信号(UDQM)は、変換モジュール104Aによるビジー信号の出力に使用される。また、下位データマスク信号(LDQM)は、変換モジュール104Aによるリードデータ出力タイミングを示すバリッド信号として使用される。つまり、変換モジュール104Aは、リードデータの出力に併せて、時刻T11からT19の間、バリッド信号を出力している。SDRAMコントローラ113は、ビジー信号及びバリッド信号の出力が停止されると新たなアクセスを実行する(図6の時刻T21)。
上述したように、本実施の形態にかかる情報処理装置1は、副プロセッサチップ11のSDRAMコントローラ113を専有SDRAM(不図示)に接続する場合と同一の信号線群の一部を用いて、SDRAMコントローラ113と主プロセッサチップ10の変換モジュール104Aとの間を接続することとした。また、変換モジュール104AにてSDRAMコントローラ113と共有SDRAMコントローラ1102との間のインタフェース変換を行うこととした。副プロセッサチップ12のSDRAMコントローラ113と主プロセッサチップ10の変換モジュール104Bの間も同様である。このため、メモリ共有を行うに際して、副プロセッサチップ11及び12に新たな入出力端子を設ける必要がなく、既存の入出力端子をそのまま使用できる。また、変換モジュール104A及びBが、SDRAMコントローラ113及び123と専用SDRAMとの接続インタフェースを共有SDRAMコントローラ113向けのインタフェースに変換するため、データ転送プロトコルの変更量も削減できる。したがって、副プロセッサチップ11をSiP化する際に、主プロセッサチップ10との間でSDRAM3の共有化を図りたいという要望に対して、副プロセッサチップ11の設計変更を小さくして効率よく対応することができる。
また、本実施の形態の特徴の1つは、SDRAMコントローラ113及び123と変換モジュール104A及び104Bの間の信号転送にある。具体的に述べると、SDRAMコントローラ113及び123は、ロウアドレスとカラムアドレスが順番に出力される通常のSDRAMインタフェースでの出力手順に代えて、アドレス線とデータ線をともに用いることで、ロウアドレスとカラムアドレスとを並行して出力する。これにより、いわゆるRAS−to−CAS遅延の発生を抑制できるため、共有メモリであるSDRAM3にアクセスする際のレイテンシを縮小できる。
また、本実施の形態にかかる副プロセッサチップ11及び12は、SDRAMコントローラ113及び123の動作モードを、専有SDRAM(不図示)に接続するための専有動作モードと変換モジュール104A又はBに接続するための共有動作モードとの間で切り替えることができる。このため、副プロセッサチップ11及び12は、専有SDRAMを使用する構成と、情報処理装置1のように共有SDRAMを使用する構成の双方に柔軟に対応することができる。
その他の実施の形態.
上述した実施の形態1では、変換モジュール104A及びBを、主プロセッサチップ10内に設けたが、変換モジュール104A及びBは、独立したチップとして構成されてもよい。
上述した実施の形態1は、1つの主プロセッサチップ10と2つの副プロセッサチップ11及び12とを有する構成であるが、このような3つのプロセッサチップによる構成は一例に過ぎない。つまり、情報処理装置1は、2つのプロセッサチップを有するマルチチップモジュールであってもよいし、4つ以上のプロセッサチップを有するマルチチップモジュールであってもよい。
また、上述した実施の形態1では、SDRAMコントローラ113及び123が、アドレス線を用いてロウアドレスを出力し、データ線を用いてカラムアドレスを出力することとしたが、アドレス線を用いてカラムアドレスを出力し、データ線を用いてロウアドレスを出力してもよい。
また、上述した実施の形態1において、フラッシュメモリ2及びSDRAM3の少なくとも一方は、情報処理装置1と同一パッケージ内に集約されていても良い。
さらに、本発明は上述した実施の形態のみに限定されるものではなく、既に述べた本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは勿論である。
発明の実施の形態1にかかる情報処理装置のブロック図である。 発明の実施の形態1にかかる情報処理装置の電源投入時の動作を示すフローチャートである。 発明の実施の形態1にかかる情報処理装置が有するSDRAMコントローラのブロック図である。 発明の実施の形態1にかかる情報処理装置が有する変換モジュールのブロック図である。 発明の実施の形態1にかかる情報処理装置が有するSDRAMコントローラと変換モジュールの間で転送される信号を示す波形図である。 発明の実施の形態1にかかる情報処理装置が有するSDRAMコントローラと変換モジュールの間で転送される信号を示す波形図である。
符号の説明
1 情報処理装置
2 フラッシュメモリ
3 SDRAM
10 主プロセッサチップ
11、12 副プロセッサチップ
31 メモリバス
100 主CPUコア
101 フラッシュメモリコントローラ
102 共有SDRAMコントローラ
103A、103B 汎用バスマスタコントローラ
104A、104B 変換モジュール
110、120 副CPUコア
111、121 内蔵ROM
112、122 汎用バススレーブコントローラ
113、123 SDRAMコントローラ
1041 SDRAMインタフェース
1042 状態制御部
1043 ライトバッファ
1044 SDRAMコントローラ・インタフェース
1045 リードデータバッファ
1131 アドレス生成部
1132 リード/ライト/リフレッシュ制御回路
1133 アドレス制御回路
1134 カラムアドレス/パラメータ重畳部
1135 データ入出力制御回路

Claims (5)

  1. マルチチップモジュール構成の情報処理装置であって、
    第1のCPUコア及び前記第1のCPUコアを含む複数のCPUコアによる共有メモリへのアクセスを制御する第1のメモリコントローラを有する第1のプロセッサチップと、
    第2のCPUコア、及び専有メモリに接続可能であって前記第2のCPUコアによる前記専有メモリへのアクセスを制御可能な第2のメモリコントローラを有する第2のプロセッサチップと、
    前記第2のメモリコントローラを前記専有メモリに接続する場合に使用される信号線群の全部又は一部によって前記第2のメモリコントローラと接続され、前記第2のメモリコントローラと前記第1のメモリコントローラとの間のインタフェース変換を行うことで前記第2のCPUコアによる前記共有メモリへのアクセスを可能とする変換モジュールと、
    を備える情報処理装置。
  2. 前記第2のメモリコントローラと前記変換モジュールの間は、少なくとも、前記専有メモリとの接続時にはロウアドレス及びカラムアドレスを順次出力するために使用されるアドレス線と、前記専有メモリとの接続時には前記専有メモリに対する書き込みデータ及び前記専有メモリからの読み出しデータを転送するために使用されるデータ線とによって接続されており、
    前記第2のメモリコントローラは、前記アドレス線による前記ロウアドレス及び前記カラムアドレスのいずれか一方の出力に並行して、前記データ線を用いて前記ロウアドレス及び前記カラムアドレスの他の一方を出力する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記第2のメモリコントローラと前記変換モジュールの間は、前記専有メモリとの接続時には前記専有メモリが有する出力バッファを停止させる第1のデータマスク信号を転送するためのデータマスク信号線によって接続されており、
    前記変換モジュールは、前記データマスク信号線を用いて、前記第2のメモリコントローラによるアクセス要求の受付可否を示すステータス信号を出力する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記第2のメモリコントローラと前記変換モジュールの間は、前記専有メモリとの接続時には前記専有メモリが有する第1の出力バッファを停止させる第1のデータマスク信号を転送するための第1のデータマスク信号線と、前記専有メモリとの接続時には前記専有メモリが有する第2の出力バッファを停止させる第2のデータマスク信号を転送するための第2のデータマスク信号線とによって接続されており、
    前記変換モジュールは、前記第1のデータマスク信号線を用いて、前記第2のメモリコントローラによるアクセス要求の受付可否を示す信号を出力し、
    前記変換モジュールは、前記第2のデータマスク信号線を用いて、前記データ線によるデータ出力タイミングを示す信号を出力する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  5. 前記第2のメモリコントローラは、前記専有メモリに直接接続されて前記専有メモリとの間で信号入出力を行う専有動作モードと、前記変換モジュールと接続されて前記変換モジュールとの間で信号入出力を行う共有動作モードとを変更可能であり、動作モードの変更に応じて前記信号線群の用途を変更する、請求項1乃至4のいずれかに記載の情報処理装置。
JP2007116400A 2007-04-26 2007-04-26 情報処理装置 Pending JP2008276343A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007116400A JP2008276343A (ja) 2007-04-26 2007-04-26 情報処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007116400A JP2008276343A (ja) 2007-04-26 2007-04-26 情報処理装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008276343A true JP2008276343A (ja) 2008-11-13

Family

ID=40054248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007116400A Pending JP2008276343A (ja) 2007-04-26 2007-04-26 情報処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008276343A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013516010A (ja) * 2009-12-29 2013-05-09 ゼットティーイー コーポレイション マルチプロセッサの完全な相互アクセス方法及びシステム
DE102018204341A1 (de) 2017-03-23 2018-09-27 Fanuc Corporation Multi-rank-sdram-steuerverfahren und sdram-controller

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61128347A (ja) * 1984-11-28 1986-06-16 Ricoh Co Ltd メモリアドレス設定方式
JP2004310700A (ja) * 2003-04-01 2004-11-04 Ati Technologies Inc メモリデバイスにおいてデータを反転させるための方法および装置
JP2006293591A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Hitachi Ltd 半導体システム及び半導体装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61128347A (ja) * 1984-11-28 1986-06-16 Ricoh Co Ltd メモリアドレス設定方式
JP2004310700A (ja) * 2003-04-01 2004-11-04 Ati Technologies Inc メモリデバイスにおいてデータを反転させるための方法および装置
JP2006293591A (ja) * 2005-04-08 2006-10-26 Hitachi Ltd 半導体システム及び半導体装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013516010A (ja) * 2009-12-29 2013-05-09 ゼットティーイー コーポレイション マルチプロセッサの完全な相互アクセス方法及びシステム
KR101472644B1 (ko) * 2009-12-29 2014-12-15 지티이 코포레이션 멀티프로세서 완전 상호접속 방법 및 시스템
DE102018204341A1 (de) 2017-03-23 2018-09-27 Fanuc Corporation Multi-rank-sdram-steuerverfahren und sdram-controller
US10474393B2 (en) 2017-03-23 2019-11-12 Fanuc Corporation Multi-rank SDRAM control method and SDRAM controller

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4825993B2 (ja) 複数のメモリハブモジュールを含むマルチプロセッサシステムおよびその方法
US7907469B2 (en) Multi-port memory device for buffering between hosts and non-volatile memory devices
KR102030946B1 (ko) 메모리 프리페치 시스템들 및 방법들
JP5578450B2 (ja) マルチシリアルインターフェース積層ダイメモリアーキテクチャ
JP6321807B2 (ja) 車両のための制御装置
US8086767B2 (en) Pin multiplexing
KR20210092467A (ko) 로컬 프로세서와 글로벌 프로세서를 포함하는 메모리 다이, 메모리 장치, 및 전자 장치
JP2008009817A (ja) 半導体装置及びデータ転送方法
US20060095637A1 (en) Bus control device, arbitration device, integrated circuit device, bus control method, and arbitration method
JP2009301415A (ja) メモリモジュール制御方法及びメモリモジュール並びにデータ転送装置
US7913013B2 (en) Semiconductor integrated circuit
JP5856434B2 (ja) バス接続回路、半導体装置及びバス接続回路の動作方法
JP2008276343A (ja) 情報処理装置
JP2023537109A (ja) データ処理システム間のメモリ共有をサポートする多機能通信インターフェイス
TWI471731B (zh) 記憶體存取方法、記憶體存取控制方法、spi快閃記憶體裝置以及spi控制器
US20090013144A1 (en) Integrated circuit, and integrated circuit system
JP2001282704A (ja) データ処理装置及びデータ処理方法とデータ処理システム
JP2010003151A (ja) データ処理装置
JP5130754B2 (ja) 半導体集積回路及びメモリシステム
JP2008176518A (ja) マイクロコンピュータ
US20120254530A1 (en) Microprocessor and memory access method
WO2018055768A1 (ja) 半導体記憶装置
JP4249741B2 (ja) バスシステム及びバスシステムを含む情報処理システム
JP2008287557A (ja) バスシステム及びマイクロコンピュータ
JP2005276104A (ja) マイクロコンピュータ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120528

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120605

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20121009