JP2008275796A - 携帯電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻き戻しや早送り、曲飛ばし等の際に、ユーザにストレスを与えることなく、且つ、長時間再生(バッテリの長寿命化)が可能な携帯電子機器を提供すること。
【解決手段】操作部を頻繁に操作する状況(通常モード)では、ユーザ操作に対するレスポンスが早くなるようにバッファ部304のバッファ使用上限値を小さく設定し、操作部をあまり操作しない状況(省電力モード)では、再生時の電力消費が小さくなるようにバッファ部304のバッファ使用上限値を大きく設定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、外部補助メモリを具備する携帯電子機器に係り、特に外部補助メモリからのデータを効率的にバッファメモリにバッファリング可能な携帯電子機器に関する。
携帯電子機器の1つである携帯電話機は、一般に基地局と無線で通信する装置であり、電話機能が主になる。しかし、現在の携帯電話機は電話機能以外に徐々にマルチメディア情報を処理する付加機能が加えられてきている。すなわち、携帯電話機にカメラを搭載して映像データを処理し、また音楽ファイル及び電子辞典などのような付加機能を処理することができる。したがって、前記のようなマルチメディア機能を処理するためには大きい容量のメモリを要する。すなわち、音楽及び写真映像(動画及び停止映像)データ等を保存するために、携帯電話機は大きいメモリが必要になる。
また、前述のようにマルチメディア機能を処理する携帯電話機はマルチメディアデータを保存するために容量が大きいメモリを必要とする。このため、近年の携帯電話機では、マルチメディアデータ等を保存するために外部補助メモリ(大容量メモリ)を装備している。
このように携帯電話機の補助メモリに大容量のものを使用する場合、該補助メモリの情報をアクセスする方法が必要になる。また、該補助メモリに保存されたデータをアクセスするために該補助メモリを駆動しなければならないが、該補助メモリの駆動に必要な電力の消耗を最小化することが望ましい。
近年、音楽プレーヤ機能を有する携帯電話機が増加している。この場合、オーディオを再生するときには、バッファ制御部は大容量のオーディオデータの格納エリアである外部補助メモリ(大容量のメモリカードやROMなどの不揮発性メモリ等)から再生データの一部を読み出してバッファにコピーし、再生制御部がそのバッファのデータを再生し、再生データ出力部に出力すると言う流れでオーディオの再生を行っている(図9(A)参照)。また、この際、長時間再生を行うため(バッテリの長寿命化のため)に、消費電力の大きいバッファリング動作を行う部分を各ブロック毎に電源を落とす制御を行っている。これに伴い、再生のバッファの容量を大きくし、なるべく多くのデータをバッファに入れておくことで、再生制御部分のみでの動作をより長く可能とし(図9(B)参照)、再生時間を長くする手法が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−196781号公報
しかしながら、バッファを大きくすることにより再生時間は延びるが、巻き戻しや早送り、曲送り等でのバッファに入れたデータを最後まで使用しない状況下で使用する場合、小回りが利かず、バッファのデータを入れ替えるのに時間がかかってしまい、結果として巻き戻しや早送り、曲飛ばし等のユーザ操作に対するレスポンスが遅くなり、この結果、ユーザにストレスを与えてしまうという問題が発生する。
本発明は、上記問題に鑑みて成されたものであり、巻き戻しや早送り、曲飛ばし等の際に、ユーザにストレスを与えることなく、且つ、長時間再生(バッテリの長寿命化)が可能な携帯電子機器を提供することを目的とする。
本発明に係る携帯電子機器は、上記課題を解決するために、操作部と、再生データ出力部と、バッファ部と、メモリ部と、前記メモリ部に記憶されたデータを読み出して前記バッファ部にバッファリングするバッファ制御部と、前記バッファ部よりデータを随時読み出して再生し前記再生データ出力部に出力する再生制御部とを備える携帯電子機器において、前記バッファ制御部は、第1のイベントが発生すると、前記バッファ部に蓄積するデータのバッファ使用上限値を大きくし、第2のイベントが発生すると、前記バッファ部に蓄積するデータのバッファ使用上限値を小さくするよう制御することを特徴とする。
また、携帯電子機器では、前記第1のイベントは、前記操作部の無操作状態が所定時間継続したこと、前記携帯電子機器の開閉可能に構成される筐体が開状態から閉状態へと遷移したこと、前記携帯電子機器の備える表示部が省電力モードへ移行したこと、前記操作部のバックライトが省電力モードへ移行したことの少なくとも一つであり、前記第2のイベントは、前記操作部の操作の発生、前記筐体が閉状態から開状態へと遷移したこと、前記表示部の省電力モードの解除、前記操作部のバックライトの省電力モードの解除の少なくとも一つであることが好ましい。
また、携帯電子機器では、前記再生データ出力部からの出力に基づいて音声出力可能であり、かつ前記メモリ部のデータの読み出しに関する指示可能なリモコン操作部を有するイヤホンをさらに備え、前記第1のイベントは、前記リモコン操作部の無操作状態が所定時間継続したことであり、前記第2のイベントは、前記リモコン操作部の操作の発生であることが好ましい。
また、携帯電子機器では、前記バッファ制御部は、前記バッファ部におけるバッファ追加闘値を超えて蓄積されたデータの量が減少すると、前記メモリ部に記憶されたデータを読み出して前記バッファ部の前記バッファ使用上限値まで新たに前記データを補充するようバッファ制御することが好ましい。
また、携帯電子機器では、前記再生データは、オーディオデータ又は映像データであることが好ましい。
本発明によれば、省電力化が測れると共に、早送り、巻き戻し、曲飛ばし等のユーザ操作時におけるレスポンスの向上が図れ、ストレスが軽減される。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。なお、以下、携帯電子機器として携帯電話機について説明するが、本発明はこれに限定されるものではなく、PHS(Personal Handy phone System)、PDA(Personal Digital Assistant)、ポータブルナビゲーション装置、ノートパソコン等であっても良い。
図1から図3により、携帯電話機1における基本構造を説明する。図1は、携帯電話機1を開いた状態(第1開状態)における正面図を示す。また、図2(A)は、携帯電話機1を開いた状態における左側面図を示し、図2(B)は、携帯電話機1を開いた状態における右側面図を示す。また、図3は、携帯電話機1を開いた状態における背面図を示す。
携帯電話機1は、操作部側筐体2と、表示部側筐体3とを備える。操作部側筐体2と表示部側筐体3とは2軸ヒンジ機構を備える連結部4を介して連結され、該携帯電話機1を開状態及び閉状態に変形可能とすると共に、開状態及び閉状態それぞれにおいて表示部側筐体3を表状態と裏状態とに切り替えることができる。
ここで、閉状態とは、両筐体が互いに重なるように配置された状態であり、開状態とは、両筐体が互いに重ならないように配置された状態をいう。そして、開状態における表状態とは、後述する表示部側筐体3における表面3Aに配置されるディスプレイ(表示部とも称する)30と、操作部側筐体2におけるフロントケース2aに配置される操作キー群11とが同じ側を向くように配置された状態であり、裏状態とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30と操作部側筐体2における操作キー群11とが反対側を向くように配置された状態をいう。また、閉状態における表状態とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が操作部側筐体2における操作キー群11に対向するように配置された状態であり、閉状態における裏状態とは、表示部側筐体3におけるディスプレイ30が操作部側筐体2における操作キー群11と対向せずに表出した状態である。
操作部側筐体2は、外面がフロントケース2aとリアケース2bにより構成される。この操作部側筐体2は、フロントケース2a側に、操作キー群11と、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声が入力される音声入力部(マイク)12とがそれぞれ露出するように構成される。ここで、操作キー群11は、各種設定や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作キー13と、電話番号の数字やメール等の文字等を入力するための入力操作キー14と、各種操作における決定や上下左右方向のスクロール等を行う決定操作キー(操作部とも称する)15と、から構成されている。また、マイク12は、操作部側筐体2の長手方向における連結部4側とは反対の外端部側に配置される。つまり、マイク12は、携帯電話機1が開状態において一方の外端部側に配置される。
操作キー群11を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1において、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
操作部側筐体2における一方の側面には、図2(A)に示すように、外部機器(例えば、ホスト装置)とデータの送受信を行うためのインターフェース16と、ヘッドホン/マイク端子17と、着脱可能な外部メモリのインターフェース18と、バッテリを充電するための充電端子19とが設けられている。なお、インターフェース16、ヘッドホン端子/マイク端子17及びインターフェース18は、不使用時において着脱可能な防塵対策用のキャップで覆われている。
操作部側筐体2における他方の側面には、図2(B)に示すように、一対のサイドキー20と、撮像時に使用される操作キー21と、電波の受信角度を調整可能な放送波受信用のアンテナ22とが配置される。このサイドキー20には、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。ここで、上述と同様に、サイドキー(操作部とも称する)20が使用者により押圧されることで、携帯電話機1においてサイドキー20に割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
操作部側筐体2のリアケース2bには、図3に示すように、被写体を撮像するカメラ部23と、被写体に光を照射するライト部24とが露出して配置される。このカメラ部23とライト部24とは、操作部側筐体2における連結部4側に配置される。また、操作部側筐体2におけるリアケース2bには、詳細は後述するバッテリの収容部にバッテリを装着するための開口部が形成されると共に、該開口部を塞ぐようにバッテリーリッド25が配置される。
また、操作部側筐体2の上端部と表示部側筐体3の下端部とは、図1から図3に示すように、2軸ヒンジ機構を備える連結部4を介して連結される。連結部4における一方の面(裏面)には、図3に示すように、副操作キー群33が該携帯電話機1の幅方向(短手方向)において一列に並んで配置される。この副操作キー群33を構成する各キーそれぞれには、操作部側筐体2と表示部側筐体3との開閉状態や表裏状態等の変形状態や、起動されているアプリケーションの種類に応じて所定の機能が割り当てられる(キー・アサイン)。携帯電話機1において、操作キー群11を構成する各キーが使用者により押圧されることで、各キーに割り当てられている機能に応じた動作が実行される。
また、表示部側筐体3は、外面がフロントケース3aとリアケース3bにより構成される。表示部側筐体3におけるフロントケース3aには、図1に示すように、各種情報を表示するための所定形状のディスプレイ30と、通話の相手側における音声を出力する音声出力部31とが露出するように配置される。ここで、音声出力部31は、表示部側筐体3の長手方向における連結部4とは反対の外端部側に配置される。つまり、音声出力部31は、携帯電話機1が開状態において他方の端部側に配置される。
また、表示部側筐体3のリアケース3bには、図3に示すように、各種情報を表示するためのサブディスプレイ32が露出して配置される。ディスプレイ30及びサブディスプレイ32それぞれは、液晶パネルと、この液晶パネルを駆動する駆動回路と、この液晶パネルの背面側から光を照射するバックライト等の光源部とから構成される。
なお、本実施形態においては、連結部4により折り畳み可能な携帯電話機1の説明をしているが、折り畳み式ではなく、操作部側筐体2と表示部側筐体3とを重ね合わせた状態から一方の筐体を一方向にスライドさせるようにしたスライド式や、操作部側筐体2と表示部側筐体3との重ね合せ方向に沿う軸線を中心に一方の筐体を回転させるようにした回転式(ターンタイプ)や、操作部側筐体2と表示部側筐体3とが1つの筐体に配置され連結部を有さない型式(ストレートタイプ)でも良い。
次に、図4の機能ブロック図を参照して、携帯電話機1の各機能について説明する。尚、一般に、メモリーからデータを読み出して、バッファへ蓄積するという処理(バッファリング処理)には大きな消費電力を要する。そして、この消費電力は読み出すデータのサイズよりもむしろ処理時間や処理回数に基づくところが大きい。特に大容量の外部メモリからのバッファリングの場合には、内部メモリに比べて元々アクセス速度が遅い上、容量が大きいために所望のデータへのアクセスも必然的に遅くなり、処理時間も延びる。
本発明によれば、省電力モード時には、例えば音楽データにして数分の再生に必要なサイズを一度にバッファリングすることにより、以降数分間アクセスすることがなくなるため、再生時間の延長につなげることが出来る。その一方で、頻繁に操作の生じる可能性のある非省電力モード時には例えば数秒単位でバッファリングすることにより、バッファリングに要する時間は大幅に短縮されるため、ユーザ操作への追従性を高めることが出来る。つまり、ユーザの使用状態に応じて、省電力と高追従という、相反するバッファリング状態を使い分けることにより、より効率の良いデータ再生が可能となる。
本発明は、このような携帯電子機器(携帯電話機)を提供するものである。以下、詳細に説明する。
携帯電話機1は、図4に示すように、第1の通信規格に準拠する通信網である無線LAN通信網と通信可能な第1の通信部(第1の通信手段)100と、第2の通信規格に準拠する通信網である移動体通信網と通信可能な第2の通信部(第2の通信手段)200と、所定の処理を行う処理部201とを備えている。また、バッテリ90は、第1の通信部100と、第2の通信部200と、処理部201に対して電源を供給している。また、CPU202及びバッファ容量切り替え処理用制御マイコン300は、連携(協働)して、処理部201に対して所定の制御を行う。
第1の通信部100は、所定の通信方式(移動体通信網、例えば、CDMA(Code Division Mulitiple Access)2000_1x等に準拠)に基づいて、基地局を介して他の通信端末装置との間で電話による通信やメールによる通信や、インターネット上から所定のURLを有するWebページのダウンロード等を行うアンテナ部81と、送信回路と受信回路(図示せず)とにより構成される通信処理部101と、を備える。
また、第2の通信部200は、所定の通信方式(無線LAN、例えば、IEEE802.11等)に基づいて、基地局を介して他の通信端末装置との間で電話による通信やメールによる通信や、インターネット上から所定のURLを有するWebページのダウンロード等を行うアンテナ部80(メインアンテナ)と、送信回路と受信回路(図示せず)とにより構成される通信処理部203と、を備える。
また、処理部201は、操作キー群(操作部を含む)11と、マイク12と、ディスプレイ30と、音声出力部31と、所定のデータが格納されているメモリ204と、所定の音処理を行う音処理部205と、所定の画像処理を行う画像処理部206と、被写体を撮像するカメラ部23と、着信音等やオーディオ再生音が出力されるスピーカ207と、を備え、さらにその外部に、オーディオ再生音が出力されるリモコン操作部を有するイヤホン401と、オーディオデータ等を記憶する外部補助メモリ303等を備えている。
次に、本発明の音楽等の再生が可能な携帯電話機1におけるバッファ容量の切り替え制御を行うバッファ容量切り替え処理用制御マイコン300の構成について説明する。
図5に示すように、バッファ容量切り替え処理用制御マイコン300は、少なくとも制御部301と、演算部302と、メモリ部(バッファ部304、ROM305及びワーク用RAM306)と、入出力手段(図示せず)とを有し、演算部302が前述又は後述の各種機能手段として機能する。
演算部302は、機能手段として、第1のイベント発生検出手段307、第2のイベント発生検出手段308、リモコン操作検出部309、バッファ制御部310、及び再生制御部311を備える。
制御部301は、ROM304に記憶されたプログラムに従って、バッファ容量切り替え処理用制御マイコン300全体を制御する。バッファ部304は、外部補助メモリ303(図4参照)より読み出されたデータを一時的に記憶する。ROM305は、バッファ容量の切り替え処理を行う(後述)ためのプログラム等を記憶している。ワーク用RAM306は、制御部301や演算部302がプログラム実行時に一時的に使用する記憶領域である。
第1のイベント発生検出手段307は、例えば、所定時間操作部(決定操作キー15やサイドキー20)の無操作状態が継続した状態又は筐体(フォルダ/フリップ等)が閉じられること、さらにはこれらに基づいて表示部30や操作部のバックライト等が暗くなったり消灯した状態(音楽再生時における携帯電話機1の省電力モードへの移行:第1のイベント)への移行を検出する。
第2のイベント発生検出手段308は、例えば、操作部(決定操作キー15やサイドキー20)の操作が発生した状態又は筐体(フォルダ/フリップ等)が開かれること等により表示部30や操作部のバックライト等が点灯した状態(音楽再生時における携帯電話機1の通常モードへの移行:第2のイベント)を検出する。
リモコン操作検出部309は、図1〜図3におけるヘッドホン/マイク端子17へのリモコン付イヤホンの接続の検出、リモコン操作部401からの操作信号をCPU202へ伝達する。さらに、リモコン操作検出部309は、所定時間イヤホンのリモコン操作部の無操作状態の継続がした状態(第1のイベントの発生)、及びイヤホンのリモコン操作部の操作が検出された状態(第2のイベント発生)を検出する。
バッファ制御部310は、第1のイベント発生検出手段307により第1のイベントの発生が検出されるとバッファ部304に蓄積されるデータのバッファ使用上限値を大きく(例えば最大に)し、第2のイベント発生検出手段308により第2のイベントの発生が検出されるとバッファ部304に蓄積されるデータのバッファ使用上限値を小さくするよう制御する。
再生制御部311は、バッファ部304よりデータを随時読み出して再生し再生データ出力部(スピーカ207又はイヤホン401)に出力する。
次に、図6を参照し、本発明におけるバッファ部304の使用例について説明する。
図6(A)は、操作部を頻繁に操作する状況(通常モード:巻き戻しや早送り、曲送り等を頻繁に行う場合)におけるバッファ部304の使用例を示したものである。同図に示すように、通常モードにおける再生状態では、巻き戻しや早送り、曲送り等が頻繁に行われる可能性があると判断し、小回りが利くよう(ユーザ操作に対するレスポンスが早くなるよう)に、バッファ使用上限値を小さく(例えば、512byte程度)設定している。
図6(B)は、操作部をあまり操作しない状況(省電力モード:巻き戻しや早送り、曲送り等をあまり行わない場合)におけるバッファ部304の使用例を示したものである。同図に示すように、省電力モードにおける再生状態では、巻き戻しや早送り、曲送り等が行われる可能性が少ないと判断し、再生時の電力消費が小さくなるように、バッファ使用上限値を大きく(例えば、最大値(16Kbyte程度))設定している。
尚、バッファ追加閾値とは、バッファの中のデータが残り少なくなったときの、次のデータを投入する際の基準となる値であり、バッファ使用上限値とは、新たにデータを投入するときに何処まで投入するかの上限値を示すものである。
次に、図7を参照し、本発明のバッファ容量切り替え処理制御について説明する。
図7(A)は、再生開始(通常モード)から省電力モードに移行した場合におけるバッファ容量の切り替え処理制御を示している。同図に示すように、(1)再生開始時は、少ないバッファ使用上限値でスタートし、(2)フォルダ/フリップが閉じられたり、LCD(Liquid Crystal Display:液晶ディスプレイ)のバックライトが暗く又は消えた状況になった場合(省電力モードに移行した場合)等は、バッファ使用上限値を移動する。これにより、次にデータが投入される場合には、フルにバッファを使うこととなり、バッファリングを一度行うと、スリープ時間を長くとることができる。
図7(B)は、省電力モードでの再生状態から通常モードに移行した場合におけるバッファ容量の切り替え処理制御を示している。同図に示すように、(1)あまり操作をしない状況での再生中はフルでバッファを使用(バッファ使用上限値フル)し、(2)フォルダ/フリップが開けられたりLCDバックライトが点灯した場合(通常モードに移行した場合)等には、頻繁に操作(巻き戻しや早送り、曲送り等)が行われると考え、バッファ使用上限値を下げる。(3)その後、再生自体は、現在有るバッファの内容(データ)を使用し、バッファ投入の閾値(バッファ追加閾値)になった場合、(4)下げられたバッファ使用上限値までデータを投入することで、バッファの蓄積可能データ量を減らす。
次に、図8のバッファ容量切り替え処理フローチャートを参照して、本発明のバッファ容量切り替え処理の1例について説明する。
先ず、ステップS1において、CPU202及びバッファ容量切り替え処理用制御マイコン300は、現在携帯電話機1が音楽再生モードであるか否かを判断する。音楽再生モードで無いと判断された場合には処理をステップS1に移し、音楽再生モードで有ると判断された場合には処理をステップS2に移す。
ステップS2に移行すると、CPU202及びバッファ容量切り替え処理用制御マイコン300は、現在携帯電話機1が省電力モードであるか否かが判定される。省電力モードであると判定された場合、処理をステップS3に移し、バッファ使用上限値を大きく(例えばフルに)設定し、処理をステップS5に移す。一方、通常モード(省電力モードでない)であると判定された場合、処理をステップS4に移し、バッファ使用上限値を小さく設定し、処理をステップS5に移す。
ステップS5に移行すると、CPU202及びバッファ容量切り替え処理用制御マイコン300は、バッファ使用上限値まで外部補助メモリ303からバッファ部304にデータを補充し、処理をステップS6に移す。
ステップS6に移行すると、CPU202及びバッファ容量切り替え処理用制御マイコン300は、携帯電話機1の状態が変化(省電力モードから通常モードへ又はその逆)したか否かを判定する。変化有りと判定された場合には、処理をステップS2に移し、変化無しと判定された場合には、処理をステップS7に移す。
ステップS7に移行すると、CPU202及びバッファ容量切り替え処理用制御マイコン300は、現在バッファ部304へのバッファ蓄積データがバッファ追加閾値以下で有るか否かが判定される。バッファ追加閾値以下で無いと判定された場合には、処理をステップS6に移し、バッファ追加閾値以下であると判定された場合には、処理をステップS8に移す。
ステップS8に移行すると、CPU202及びバッファ容量切り替え処理用制御マイコン300は、現在のバッファ使用上限値まで、外部補助メモリ303からバッファ部304にデータを補充し、処理をステップS2に移す。
以上、本発明によれば、以下の効果を有する。
フォルダ/フリップの開閉(筐体の開閉)やLCDのバックライト点灯/消灯等をトリガに、オーディオの再生バッファの使い方を切り替えることにより、長時間再生を可能としつつも、早送り、巻き戻し、曲飛ばし等のユーザ操作におけるモタツキが少なく、ユーザのストレスが軽減される省電力な携帯電子機器を提供することができる。
以上、実施例について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。
例えば、実施例では、オーディオ再生(オーディオデータ)の場合を例に説明したが、本発明は、動画の再生(映像データ)時にも適用することができる。
また、再生データ出力部として、イヤホン(リモコン操作部)が使用されている場合には、例えば、所定時間イヤホンのリモコン操作部の無操作状態の継続がリモコン操作検出部309により検出された場合に省電力モード(第1のイベント)であると判断され、イヤホンのリモコン操作部の操作がリモコン操作検出部309により検出された場合に通常モードであると判断される。
携帯電話機を開いた状態(第1開状態)における正面図を示す。 (A)携帯電話機を開いた状態における左側面図を示し、(B)携帯電話機を開いた状態における右側面図を示す。 携帯電話機を開いた状態における背面図を示す。 本発明に係る携帯電話機の機能を示すブロック図である。 バッファ容量の切り替え制御を行うバッファ容量切り替え処理用制御マイコンの構成について説明するための図である。 本発明におけるバッファ部の使用例について説明するための図である。 本発明のバッファ容量切り替え処理制御について説明するための図である。 本発明のバッファ容量切り替え処理の1例を示すフローチャートである。 従来のバッファ部の使用例について説明するための図である。
符号の説明
1 携帯電話機
2 操作部側筐体
2a、3a フロントケース
2b、3b リアケース
3 表示部側筐体
4 連結部
11 操作キー群
12 マイク
23 カメラ部
30 ディスプレイ
31 音声出力部
80,81 アンテナ
100 第1の通信部
101,203 通信処理部
200 第2の通信部
201 処理部
202 CPU
204 メモリ
205 音処理部
206 画像処理部
207 スピーカ(再生データ出力部)
300 バッファ容量切り替え処理用制御マイコン
301 制御部
302 演算部
303 外部補助メモリ(メモリ部)
304 バッファ部
305 プログラムROM
306 ワークRAM
307 第1のイベント発生検出手段
308 第2のイベント発生検出手段
309 リモコン操作検出部
310 バッファ制御部
311 再生制御部
401 イヤホン(リモコン操作部:再生データ出力部)

Claims (5)

  1. 操作部と、再生データ出力部と、バッファ部と、メモリ部と、前記メモリ部に記憶されたデータを読み出して前記バッファ部にバッファリングするバッファ制御部と、前記バッファ部よりデータを随時読み出して再生し前記再生データ出力部に出力する再生制御部とを備える携帯電子機器において、
    前記バッファ制御部は、第1のイベントが発生すると、前記バッファ部に蓄積するデータのバッファ使用上限値を大きくし、第2のイベントが発生すると、前記バッファ部に蓄積するデータのバッファ使用上限値を小さくするよう制御する
    ことを特徴とする携帯電子機器。
  2. 前記第1のイベントは、前記操作部の無操作状態が所定時間継続したこと、前記携帯電子機器の開閉可能に構成される筐体が開状態から閉状態へと遷移したこと、前記携帯電子機器の備える表示部が省電力モードへ移行したこと、前記操作部のバックライトが省電力モードへ移行したことの少なくとも一つであり、
    前記第2のイベントは、前記操作部の操作の発生、前記筐体が閉状態から開状態へと遷移したこと、前記表示部の省電力モードの解除、前記操作部のバックライトの省電力モードの解除の少なくとも一つである
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  3. 前記再生データ出力部からの出力に基づいて音声出力可能であり、かつ前記メモリ部のデータの読み出しに関する指示可能なリモコン操作部を有するイヤホンをさらに備え、
    前記第1のイベントは、前記リモコン操作部の無操作状態が所定時間継続したことであり、
    前記第2のイベントは、前記リモコン操作部の操作の発生である
    ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電子機器。
  4. 前記バッファ制御部は、前記バッファ部におけるバッファ追加闘値を超えて蓄積されたデータの量が減少すると、前記メモリ部に記憶されたデータを読み出して前記バッファ部の前記バッファ使用上限値まで新たに前記データを補充するようバッファ制御することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の携帯電子機器。
  5. 前記再生データは、オーディオデータ又は映像データであることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の携帯電子機器。
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