JP2008275078A - 配管部材接続装置 - Google Patents

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Makoto Yoshino
誠 吉野
Tatsuki Nakano
立貴 中野
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Gomuno Inaki Co Ltd
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Abstract

【課題】配管の接続が適切に行われたことを作業者に知らせることができる配管部材接続装置を提供する。
【解決手段】配管部材接続装置は、雄側配管部材10、雌側配管部材1、および両配管部材1、10を接続する継手部材20を備えている。継手部材20は弾性変形する腕部24と、腕部24の弾性変形に伴って雌側配管部材1の半径方向に縮径および拡径するように弾性変位する継手側突部28とを有している。雌側配管部材1は継手側突部28に係合する雌側突部6と、弾性変位することにより継手側突部の外側面25が変位する軌道上に位置する内壁面7とを有している。両配管部材1、10を接続するときの継手側突部28が雌側突部6に係合する過程において、継手側突部28は縮径した弾性変位から拡径方向に弾性変位して継手側突部の外側面25が内壁面7を叩くものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、雄側の配管部材と雌側の配管部材とを接続する継手部材を備えた配管部材接続装置に関するものである。
従来、この種の配管部材接続装置としては、例えば特許文献1に記載の装置が知られている。特許文献1に記載の配管部材接続装置は、雄側継手部を有する第1配管部材を雌側継手部を有する第2配管部材に挿入し、第1配管部材に装着した係止部材で第2配管部材を第1配管部材側に係止して接続する装置である。
第1配管部材は雄側継手部と筒部との間に両者よりも拡径された膨拡部を有している。係止部材は弾性を備えたリング状本体部と、リング状本体部の両端における薄肉部とを有している。薄肉部の軸方向一端側には軸心に向かって突出する第1係止部が対称位置に対向するように1組配置されている。薄肉部の軸方向他端側には同様に軸心に向かって突出する第2係止部が対称位置に対向するように1組配置されている。
そして、両配管部材を接続する場合には、まず、係止部材を装着した第1配管部材を第2配管部材に進入させ、第2配管部材の雌側継手部における先端膨拡部が係止部材の第1係止部に当接することによって、第1係止部を第2係止部の薄肉端部を中心にして拡径する方向に撓ませる。さらに、第2配管部材の先端膨拡部が係止部材内を進入すると、先端膨拡部は係止部材の薄肉部を押圧しながら移動する。そして、先端膨拡部の内周面に形成されたテーパ内面が第1配管部材の膨拡部に形成されたテーパ外面に当接すると、第1係止部は弾性復帰して第1係止部の内壁面が雌側継手部の係合面に係合して両配管部材が係合接続されることになる。
特開2004−183703号公報
しかしながら、上記特許文献1の配管部材接続装置においては、係止部材と第2配管部材との係合接続が完全に行われたか否かを、目視で判断したり両配管を互いに逆方向に引っ張ったりして確認する必要がある。また、両配管の接続場所によっては他の部品や装置が存在することにより目視で確認することが困難な場合があり、手に伝わる感触を頼りに適切に接続されたことを判断しなければならないこともある。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は配管の接続が適切に行われたことを作業者に知らせることができる配管部材接続装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、以下の技術的手段を採用する。すなわち、配管部材接続装置に係る第1の発明は、筒状の雄側接続部(11、13)を有する雄側配管部材(10)、雄側接続部(11、13)に外嵌される筒状の雌側接続部(3、4)を有する雌側配管部材(1)、および雌側配管部材(1)と雄側配管部材(10)の間に介在されて両配管部材(1、10)を接続する継手部材(20)を備えており、
継手部材(20)は弾性変形する腕部(24)と、腕部(24)の弾性変形に伴って雌側配管部材(1)の半径方向に縮径および拡径するように弾性変位する継手側係合部(28)とを有しており、
雌側配管部材(1)は雌側接続部(3、4)から軸方向に延設されて継手側係合部(28)に係合する雌側係合部(6)と、継手側係合部(28)が当該弾性変位することにより継手側係合部の外側面(25)が変位し得る軌道に交差するように配置されている内壁面(7)とを有しており、
両配管部材(1、10)を接続するときの継手側係合部(28)が雌側係合部(6)に係合する過程において、継手側係合部(28)は縮径した弾性変位から拡径する方向に弾性変位して、継手側係合部の外側面(25)が雌側配管部材(1)の内壁面(7)を叩くことを特徴としている。
この発明によれば、両管部材の接続作業時の係合動作において継手側係合部の外側面が雌側配管部材の内壁面を叩くことにより打撃音が発生するので、作業者は接続作業が適切に行われたことを容易かつ確実に知ることができ、作業の正確性および効率が向上する。
また、継手側係合部(28)は、自然状態よりも拡径した状態に弾性変位して継手側係合部の外側面(25)が雌側配管部材(1)の内壁面(7)を叩いた後、当該内壁面(7)との間に所定間隔を形成するように弾性復帰して雌側係合部(6)に係合することが好ましい。
この発明によれば、係合動作の過程で継手側係合部の外側面が雌側配管部材の内壁面を一旦叩いた後に当該内壁面との間に所定間隔を形成する位置に弾性復帰するので、打撃音がより反響することになり、作業者は打撃音をさらに認識しやすくなる。
また、継手側係合部(28)は腕部(24)よりも雌側配管部材(1)の反軸心側に突出する継手側突部(28)で構成され、雌側係合部(6)は雌側配管部材(1)の軸心側に突出し、継手側突部(28)が係合する雌側突部(6)で構成されており、
当該継手側突部(28)と当該雌側突部(6)は係合したときに互いに対向する係合面(28a、6a)をそれぞれ有し、当該係合面(28a、6a)の少なくともいずれか一方は、係合する相手側の部材(1、20)に近い側の係合面端部の軸方向位置が相手側の部材(1、20)に遠い側の係合面端部の軸方向位置よりも対向する相手側の係合部(28、6)寄りになるように形成されていることが好ましい。
この発明によれば、係合動作の過程で継手側係合部が腕部の弾性変形に伴って雌側配管部材の軸心側に縮径した位置から拡径する方向に弾性変位するときに、互いの係合面の接触度合が低減されるので腕部の弾性力を損失せず、継手側係合部の外側面は雌側配管部材の内壁面を強く叩くことができ、より確実な打撃音を発生させることができる。
さらに、上記係合面(28a、6a)のいずれもが、係合する相手側の部材(1、20)に近い側の係合面端部の軸方向位置が前記相手側の部材(1、20)に遠い側の係合面端部の軸方向位置よりも前記対向する相手側の係合部(28、6)寄りになるように形成されていることが好ましい。
この発明によれば、係合動作の過程で、互いの係合面の接触度合が低減されて腕部の弾性力が損失されず、継手側係合部の外側面は雌側配管部材の内壁面を強く叩くことができるとともに、配管内の内部圧力が高くなったときに両配管部材を互いに反対方向に引っ張り合う力が働くが、本構成では互いの係合面が面接触により係合しあうことになり係合部分が安定して引っ張り方向の力に対抗する強い結合力を提供することができる。
また、継手側突部(28)の上記係合面(28a)が上記軸心に垂直な平面に対して傾斜する角度は、継手側突部(28)が雌側突部(6)に係合する過程において、継手側突部(28)が最も縮径したときの腕部(24)の自然状態からの撓み角以上であることが好ましい。
この発明によれば、係合動作の過程で、継手側係合部が雌側係合部の係合面の軸心側端部に接触してから反軸心側(拡径方向)に跳ね上がるときに互いの係合面の接触度合がより確実に低減されて腕部の弾性力が損失されず、継手側係合部の外側面は雌側配管部材の内壁面を強く叩くことができる。
また、雌側配管部材(1)の内壁面(7)を叩く継手側係合部の外側面(25)を、継手部材(40)よりも硬質の材質(41)で構成することが好ましい。この発明によれば、継手側係合部の外側面と雌側配管部材の内壁面との衝突により発生する打撃音をより大きく、また高い音にすることができるので、作業者がさらに認識しやすくなる。
また、雌側配管部材(1)の内壁面(7)を叩く継手側係合部の外側面(25)に、雌側配管部材(1)の反軸心側に突出する突起(51)を設けることが好ましい。この発明によれば、継手側係合部の外側面と雌側配管部材の内壁面との衝突がより狭い面積の接触により行われるので、発生する打撃音を作業者に聞こえやすく響くような音にすることができるとともに、突起によって叩くので確実な衝突を提供できる。
上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
(第1実施形態)
第1実施形態の配管部材接続装置は、それぞれ配管と一体となっている2つの配管部材を接続する装置であり、雄側配管部材と継手部材とを係合させることにより雌側配管部材と雄側配管部材を接続するものである。配管部材接続装置は、内部に冷媒等の流体が流れる配管同士を接続する装置であり、例えば車両用等の空調用冷凍サイクルや給湯用冷凍サイクルを構成する配管の接続に用いられる。配管内を流れる冷媒は、例えばアンモニア、イソブタン、二酸化炭素、水、フロン類等である。
本実施形態について図1〜図8を用いて説明する。図1は本実施形態の配管部材接続装置における雄側配管部材10と雌側配管部材1の分解斜視図である。図2は配管部材接続装置の継手部材20の構成を示す斜視図である。図3は配管部材接続装置の接続作業において、雄側筒部11を雌側筒部3内に挿入した状態を示した破断図である。
本実施形態の配管部材接続装置は、図1および図3に示すように、雄配管部材10と、雄側配管部材10の外周面に外嵌された継手部材20と、継手部材20と係合することにより内挿された雄側配管部材10と接続される雌側配管部材1とから主に構成されている。
雄側配管部材10は、冷媒配管である配管部15と、配管部15よりも径大に形成されている雄側大径筒部13と、雄側大径筒部13よりも径が小さく雌側配管部材1に内嵌される程度の外径寸法を有する雄側筒部11と、から構成されており、これらが一体となって全体的に筒状に形成されている。
雄側筒部11は、雌側配管部材1への挿入側端部であり、雌側配管部材1の雌側接続部と嵌まり合って接続される雄側接続部である。雄側筒部11には環状溝部が軸方向に2列並んで形成されており、この環状溝部のそれぞれには弾性変形するゴム材で形成されているOリング12が外嵌するように設けられている。
雄側大径筒部13の外周には軸心側に凹んだ凹部が複数箇所形成されている。これらの凹部は、雄側配管部材10と雌側配管部材1が接続状態になったとき、雌側配管部材1の回り止め手段と嵌まり合うことにより、雌側配管部材1に対する雄側配管部材10の回り止めとして機能する。
配管部15の雄側大径筒部13寄りの外周には、軸心側に凹んだ環状溝部14が設けられている。環状溝部14は、継手部材20を雄側配管部材10の外周部に装着するときに、その位置決めを行うための構成部品であり、さらに雄側配管部材10に対する継手部材20の軸方向の変位量を制限するストッパー機能を果たしている。
なお、環状溝部14の代わりに、配管部15の外周に環状突部を形成し、継手部材20側に当該環状突部と嵌め合う環状溝部を形成してもよい。また、雄側配管部材10は、パイプ部材に拡管、絞り等の塑性変形加工を施すことにより形成してもよいし、樹脂材料を金型に流した樹脂材料を冷却して一体成形することにより形成してもよい。
継手部材20は、図2に示すように、雄側配管部材10の軸心(図2の一点鎖線)と同じ軸心の周りに円弧状に配された各部を有するリング状部材であり、雌側配管部材1と雄側配管部材10の間に介在されて両配管部材1、10を接続することができる。継手部材20は当該軸心の周りにそれぞれ円弧状の摺接部22および腕部24を2組備え、この2組の摺接部22および腕部24を連結する円弧状の連結部29を備えている。また、継手部材20は、金属材料にプレス加工を施すことにより形成してもよいし、樹脂材料を金型に流して一体成形することにより形成してもよい。
2組の摺接部22および腕部24は当該軸心周りの周方向に点対称の位置に間隔をあけて配置されている。2つの摺接部22間および2つの腕部24間は、当該軸心周りの一方側において連結部29により連結されているが、他方側は連結されていない。また、継手部材20は当該軸心周りに摺接部22および腕部24を三組以上備えるように構成してもよい。
図3に示すように、1組の摺接部22および腕部24は、当該軸心を含む平面における切断面が略U字状を呈している。当該軸心に平行に伸長する摺接部22は、配管部15の外周面に接して軸方向に摺動可能に設けられている。腕部24は摺接部22に平行となるように屈曲部23を介して摺接部22の径方向外側に設けられている。連結部29は、向かい合う摺接部22間の径方向距離である径方向寸法を一定に保つように2つの摺接部22を支持するとともに、摺接部22を配管部15に押し付ける押圧力を提供している。
腕部24は屈曲部23を起点として軸方向に伸長する長さが摺接部22よりも長くなるように構成されている。屈曲部23は摺接部22から反軸心側に立ち上がった円弧状の連結部でもあり、腕部24は屈曲部23を介して摺接部22に対して傾くように弾性変形可能に構成されている。
腕部24の反屈曲部側には、腕部24よりも反軸心側(雄側配管部材10の半径方向外向き)に突出する継手側突部28が設けられている。継手側突部28は、腕部24の弾性変形に伴って雌側配管部材1の半径方向に縮径および拡径するように弾性変位し、雌側配管部材1側と嵌め合い、引っかかり合い等により係合する継手側係合部である。腕部24は、継手側突部28に対して軸心側に外力が働くと屈曲部23の腕部側を支点として縮径するように軸心側に弾性変位してたわみ、外力が解除されると今度は反軸心側に拡径するようにたわんで弾性変形し、最終的には自然状態に戻る。
雌側配管部材1は、冷媒配管である配管部2と、配管部2よりも径大に形成されている雌側筒部3と、雌側筒部3よりも径大に形成されている雌側大径筒部4と、雌側大径筒部4から軸方向端部に延設されている雌側係合端部5と、から構成されており、これらが一体となって全体的に筒状に形成されている。
雌側筒部3は、雄側配管部材10の雄側接続部である雄側筒部11が内嵌される程度の内径寸法を有している。雌側筒部3の内周面は、雌側配管部材1と雄側配管部材10とが接続されたときに雄側筒部11とのシール面として機能する。
雌側大径筒部4は、雌側筒部3と雌側係合端部5をつなぐ筒部であり、その内径寸法は雄側大径部13の外径寸法と同等に形成されている。雌側大径筒部4は雌側係合端部5が反軸心側に弾性変形するに伴って反軸心側に弾性変位して拡径するように構成されている。
雌側係合端部5は、雌側大径筒部4よりも軸方向端部側に径大となるように形成されている。雌側係合端部5よりも軸方向端部(雄側配管部材10が挿入される側)寄りには、雌側配管部材1の軸心側に突出し、継手側突部28が係合する雌側突部6が設けられている。雌側突部6は、継手側突部28と嵌め合い、引っかかり合い等により係合する雌側係合部である。
この雌側係合端部の内壁面7は、両配管部材1、10を接続するときに継手側突部28と雌側突部6の係合が完了するまでの一連の過程において継手側突部28が弾性変位することにより、継手側突部の外側面25が変位することができる軌道上に交差するように配置されている。この構成により、継手側突部28が雌側突部6に係合する過程において、継手側突部28は縮径した弾性変位から拡径する方向に弾性変位することにより、継手側突部の外側面25は雌側係合端部の内壁面7を叩くことになる。
雌側係合端部5および雌側突部6は、雌側配管部材1の全周に渡って形成してもよいし、少なくとも継手部材20の継手側突部起28と対応する位置に周方向に部分的に形成してもよい。また、雌側配管部材1は、パイプ部材に拡管等の塑性変形加工を施すことにより形成してもよいし、金型に流した樹脂材料を冷却して一体成形することにより形成してもよい。
次に、作業者が上記構成に基づく配管部材接続装置の雌側配管部材1と雄側配管部材10を接続するときの作業工程を図3〜図8にしたがって説明する。あらかじめ雄側配管部材10の配管部15に継手部材20の摺接部22を外嵌させ、雄側配管部材10に継手部材20を取り付けておく。このとき、摺接部22の反屈曲部側で軸心側に突出するように形成された第1摺動制止部21を環状溝部14に収納して継手部材20を配置させる。そして、作業者は、図3に示すように、雄側配管部材10の雄側筒部11を雌側配管部材1の開口端部から挿入し、雄側筒部11の外周面を雌側筒部3の内周面に当接させる。
さらに雄側配管部材10の挿入を進めると、雄側筒部11に設置したOリング12が雌側筒部3の内周面に圧接されて弾性変形するとともに、継手側突部28の反屈曲部側先端に形成された継手側当接部26が雌側係合端部5の軸方向先端に位置する雌側当接部8に当接する(図4参照)。図4は、両配管部材の接続作業において雌側当接部8が継手側当接部26に当接した状態を示した破断図である。
引き続いて雄側配管部材10の挿入を進めると、軸方向に並んだOリング12の両方が雌側筒部3の内周面に圧接されて弾性変形してシール部が形成され、雄側大径筒部13の外周面が雌側大径筒部の内周面に当接するとともに、雌側突部6によって継手側突部の外側面25が軸心側に押されて継手側突部28が軸心側に弾性変位する。
継手側突部の外側面25の屈曲部側端部が雌側突部6によって押されている状態の最終段階では、継手側突部28の弾性変位は軸心側に最大となり、腕部24のたわみ量や、摺接部22あるいは腕部24の自然状態に対する腕部24の傾斜角度θも最大となる(以上、図5および図6参照)。図5は、両配管部材の接続作業において雌側突部6によって腕部28が軸心側に最大限弾性変形した状態を示した破断図である。図6は、図5に示す雌側突部6と継手部材20の各部との関係を示した拡大図である。
図6に示すように、継手側突部28は、雌側突部6と係合したときに雌側突部6の係合面と対向する係合面28aを有している。この係合面28aは、継手側突部の外側面25の屈曲部側端部から腕部24にかけて形成されている壁面である。
係合面28aは、雄側配管部材10の軸心(図2の一点鎖線と同じ)に垂直な平面に対して反軸心側が屈曲部寄りに位置するように傾斜している。つまり、係合面28aは、係合する相手側である雌側配管部材1に近い側(反軸心側)の係合面端部の軸方向位置が雌側配管部材1に遠い側(軸心側)の係合面端部の軸方向位置よりも対向する雌側突部6寄りになるように形成されている。
また、係合面28aを傾斜させる代わりに、雌側突部6の係合面を雄側配管部材10の軸心(図2の一点鎖線と同じ)に垂直な平面に対して軸心側が配管部2寄りに位置するように傾斜する構成としてもよく、同様の作用効果を奏するものである。つまり、雌側突部6の係合面は、係合する相手側である継手側部材20に近い側(軸心側)の係合面端部の軸方向位置が継手側部材20に遠い側(反軸心側)の係合面端部の軸方向位置よりも対向する継手側突部28寄りになるように形成されている。
図6に示す状態において係合面28aが当該軸心に垂直な平面に対して傾斜する角度θ1は、継手側突部28が雌側突部6に係合する過程において継手側突部28が最も縮径したとき(軸心側に変位したとき)の腕部24の自然状態に対する撓み角θ以上であることが好ましい。
次に、図5および図6に示す継手側突部28が雌側突部6によって押されている状態の最終段階から、継手側部材20が雌側配管部材1の配管部15側にわずかに移動すると、雌側突部6による押さえ力が解除されて雌側突部6には全く外力が及ばなくフリーの状態になり、腕部24が自然状態に向けて拡径する方向に弾性変形する。
この弾性変形に伴って、継手側突部28は反軸心側に弾性変位し、自然状態を通り越してさらに反軸心側に拡径した状態に弾性変位しようとする。この一連の弾性変位の過程において継手側突部の外側面25は雌側係合端部の内壁面7を叩き、この衝突により打撃音が発生する(図6の二点鎖線で示した状態)。そして、継手側突部の外側面25は雌側係合端部の内壁面7を叩いた後、元の自然状態に復帰する。
そして、図7に示すように、継手側部材20は、継手側突部の外側面25と雌側係合端部の内壁面7との間に所定間隔を形成するように弾性復帰して雌側突部6に係合する。この状態では、雌側突部6の係合面と継手側突部の係合面28aとが互いに対向した状態で引っかかりあうことにより、雄側配管部材10と雌側配管部材1とが離れる方向に抜けることを確実に防止できるので、両係合部による係合が完了することになる。
作業者は、上記打撃音を聞くことにより、接続作業が完了したと判断することができる。作業者は、この打撃音によって作業完了を判断することにより、両配管部材を引っ張る抜け防止の確認や、係合部分の目視確認や、手に伝わる感触を頼りにした確認などが不要になり、安定した接続作業の品質を提供することができる。
さらに、作業完了後、両配管部材の内部の圧力が内部を流れる流体によって上昇した場合には、両配管部材が互いに離れる方向に移動して、第2摺動制止部27が雄側大径筒部13の配管部側の側壁に当接することになる。この当接により、雌側突部6、継手側突部28および雄側大径筒部13が互いに拘束し合うので、両配管部材は軸方向のいずれの方向にもロックされ、さらに強固な結合力を提供することができる。第2摺動制止部27は継手側当接部26よりも軸心側において半径方向に延設される円弧状の壁面である。
以上のように本実施形態の配管部材接続装置において、継手部材20は弾性変形する腕部24と、腕部24の弾性変形に伴って雌側配管部材1の半径方向に縮径および拡径するように弾性変位する継手側突部28とを有しており、雌側配管部材1は雌側筒部3から軸方向に延設されて継手側突部28に係合する雌側突部6と、継手側突部28が当該弾性変位することにより継手側突部の外側面25が変位し得る軌道に交差するように配置されている雌側係合端部の内壁面7とを有しており、両配管部材1、10を接続するときの継手側突部28が雌側突部6に係合する過程において、継手側突部28は縮径した弾性変位から拡径する方向に弾性変位して、継手側突部の外側面25が雌側係合端部の内壁面7を叩く構成である。
この構成によれば、両管部材の接続作業時の係合動作において継手側突部の外側面25が雌側係合端部の内壁面7を叩くことにより打撃音が発生するので、作業者は接続作業が適切に行われたことを容易かつ確実に知ることができ、作業の正確性および効率が向上する。
また、継手側突部28は、自然状態よりも拡径した状態に弾性変位して継手側突部の外側面25が雌側係合端部の内壁面7を叩いた後、当該内壁面7との間に所定間隔を形成するように弾性復帰して雌側突部6に係合するものである。
この構成を採用した場合には、係合動作の過程で継手側突部の外側面25が雌側係合端部の内壁面7を一旦叩いた後に当該内壁面7との間に所定間隔を形成する位置に弾性復帰するので、打撃音がより反響することになり、作業者は打撃音をさらに認識しやすくなる。
また、継手側突部28と雌側突部6は係合したときに互いに対向する係合面28a、6aをそれぞれ有し、係合面28a、6aの少なくともいずれか一方は、係合する相手側の部材1、20に近い側の係合面端部の軸方向位置が相手側の部材1、20に遠い側の係合面端部の軸方向位置よりも対向する相手側の係合部28、6寄りになるように形成されている。
この構成を採用した場合には、係合動作の過程で継手側突部28が腕部24の弾性変形に伴って雌側配管部材1の軸心側に縮径した位置から拡径する方向に弾性変位するときに、互いの係合面の接触度合が低減されるので腕部24の弾性力が損失されず、継手側突部の外側面25は雌側係合端部の内壁面7を強く叩くことができ、より確実な打撃音を発生させることができる。
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態の配管部材接続装置に対して、雌側突部の係合面6aの形状を以下のように構成した点が異なる。本実施形態の構成について図9を用いて説明する。本実施形態の配管部材接続装置は、その他の構成部品は第1実施形態と同様であり、構成、作用効果においても同様である。図9は配管部材接続装置の接続作業において雌側突部6と継手側突部28との係合が完了した状態を示した拡大図である。
雌側突部の係合面6aは、雌側配管部材1の軸心(図2の一点鎖線と同じ)に垂直な平面に対して軸心側が配管部2寄り(屈曲部寄り)に位置するように傾斜している。つまり、係合面6aは、係合する相手側である継手側配管部材20に近い側(反軸心側)の係合面端部の軸方向位置が雌側配管部材1に遠い側(軸心側)の係合面端部の軸方向位置よりも対向する継手側突部28寄りになるように形成されている。
以上のように本実施形態の配管部材接続装置によれば、係合動作の過程で継手側突部28に対する雌側突部6による押さえ力が解除されたときに、互いの係合面の接触度合がさらに低減されて腕部の弾性力が損失されないので、継手側突部の外側面25は雌側係合端部の内壁面7をより確実に強く叩くことができる。また、配管内の内部圧力が高くなったときに互いの係合面が面接触により係合しあうことになり係合部分が安定し、引っ張り方向の力に対抗する強い結合力を提供することができる。
(第3実施形態)
第3実施形態は、第1実施形態または第2実施形態の配管部材接続装置に対して、他の形態の継手側部材40を適用したものである。この構成について図10を用いて説明する。その他の構成部品は第1実施形態と同様であり、構成、作用効果においても同様である。図10は本実施形態の継手部材40の構成を示した拡大図である。
継手部材40は、雌側係合端部の内壁面7を叩く継手側突部の外側面25に金属プレート41を備えたものである。このように継手側突部の外側面25は、継手部材40の他の部分よりも硬質の材質で構成したものである。さらに、腕部24の外周面に金属プレート42を設けてもよい。この構成によれば、継手側突部の外側面25と雌側係合端部の内壁面7との衝突により発生する打撃音をより大きく、また高い音にすることができ、作業者の認識が容易になる。
(第4実施形態)
第4実施形態は、第1実施形態または第2実施形態の配管部材接続装置に対して、他の形態の継手側部材50を適用したものである。この構成について図11を用いて説明する。その他の構成部品は第1実施形態と同様であり、構成、作用効果においても同様である。図11は本実施形態の継手部材50の構成を示した拡大図である。
継手部材50は雌側係合端部の内壁面7を叩く継手側突部の外側面25を備え、継手側突部の外側面25には雌側配管部材1の反軸心(図2の一点鎖線と同じ)側に突出する突起51が設けられている。さらに、腕部24の外周面に突起52を設けてもよい。この構成によれば、継手側突部の外側面25と雌側係合端部の内壁面7との衝突がより狭い面積の接触により行われるので、発生する打撃音を作業者に聞こえやすく響くような音にすることができ、作業者の認識が容易になる。
第1実施形態の配管部材接続装置における雄側配管部材10と雌側配管部材1の分解斜視図である。 同配管部材接続装置の継手部材20の構成を示す斜視図である。 同配管部材接続装置の接続作業において、雄側筒部11を雌側筒部3内に挿入した状態を示した破断図である。 同接続作業において、雌側配管部材1の雌側当接部8が継手部材20の継手側当接部26に当接した状態を示した破断図である。 同接続作業において、雌側配管部材1の雌側突部6によって継手部材20の腕部28が軸心側に弾性変形した状態を示した破断図である。 図5における雌側突部6と継手部材20の各部との関係を示した拡大図である。 同接続作業において、雌側突部6と継手部材20の継手側突部28との係合が完了した状態を示した破断図である。 同配管部材接続装置の雄側配管部材10と雌側配管部材1が両配管内部の内圧上昇によりロックされた状態を示した破断図である。 第2実施形態の配管部材接続装置の接続作業において、雌側突部と継手側突部28との係合が完了した状態を示した拡大図である。 第3実施形態の配管部材接続装置における継手部材40の構成を示した拡大図である。 第4実施形態の配管部材接続装置における継手部材50の構成を示した拡大図である。
符号の説明
1…雌側配管部材
3…雌側筒部(雌側接続部)
4…雌側大径筒部
5…雌側係合端部(雌側係合部)
6…雌側突部
6a…雌側突部の係合面(係合面)
7…雌側係合端部の内壁面(内壁面)
10…雄側配管部材
11…雄側筒部(雄側接続部)
13…雄側大径筒部(雄側接続部)
20…継手部材
24…腕部
25…継手側突部の外側面(継手側係合部の外側面)
28…継手側突部(継手側係合部)
28a…継手側突部の係合面(係合面)
41、42…金属プレート(外側面)
51、52…突起

Claims (7)

  1. 筒状の雄側接続部(11、13)を有する雄側配管部材(10)、前記雄側接続部(11、13)に外嵌される筒状の雌側接続部(3、4)を有する雌側配管部材(1)、および前記雌側配管部材(1)と前記雄側配管部材(10)の間に介在されて両配管部材(1、10)を接続する継手部材(20)を備える配管部材接続装置であって、
    前記継手部材(20)は弾性変形する腕部(24)と、前記腕部(24)の弾性変形に伴って前記雌側配管部材(1)の半径方向に縮径および拡径するように弾性変位する継手側係合部(28)とを有しており、
    前記雌側配管部材(1)は前記雌側接続部(3、4)から軸方向に延設されて前記継手側係合部(28)に係合する雌側係合部(6)と、前記継手側係合部(28)が前記弾性変位することにより前記継手側係合部の外側面(25)が変位し得る軌道に交差するように配置されている内壁面(7)とを有しており、
    前記両配管部材(1、10)を接続するときに前記継手側係合部(28)が前記雌側係合部(6)に係合する過程において、前記継手側係合部(28)は前記縮径した弾性変位から拡径する方向に弾性変位して、前記継手側係合部の外側面(25)が前記雌側配管部材(1)の前記内壁面(7)を叩くことを特徴とする配管部材接続装置。
  2. 前記継手側係合部(28)は、自然状態よりも拡径した状態に弾性変位して前記外側面(25)が前記雌側配管部材(1)の前記内壁面(7)を叩いた後、前記内壁面(7)との間に所定間隔を形成するように弾性復帰して前記雌側係合部(6)に係合することを特徴とする請求項1に記載の配管部材接続装置。
  3. 前記継手側係合部(28)は前記腕部(24)よりも前記雌側配管部材(1)の反軸心側に突出する継手側突部(28)で構成され、
    前記雌側係合部(6)は前記雌側配管部材(1)の軸心側に突出し、前記継手側突部(28)が係合する雌側突部(6)で構成されており、
    前記継手側突部(28)と前記雌側突部(6)は係合したときに互いに対向する係合面(28a、6a)をそれぞれ有し、
    前記係合面(28a、6a)の少なくともいずれか一方は、係合する相手側の部材(1、20)に近い側の係合面端部の軸方向位置が前記相手側の部材(1、20)に遠い側の係合面端部の軸方向位置よりも前記対向する相手側の係合部(28、6)寄りになるように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の配管部材接続装置。
  4. 前記継手側係合部(28)は前記腕部(24)よりも前記雌側配管部材(1)の反軸心側に突出する継手側突部(28)で構成され、
    前記雌側係合部(6)は前記雌側配管部材(1)の軸心側に突出し、前記継手側突部(28)が係合する雌側突部(6)で構成されており、
    前記継手側突部(28)と前記雌側突部(6)は係合したときに互いに対向する係合面(28a、6a)をそれぞれ有し、
    前記係合面(28a、6a)のいずれもが、係合する相手側の部材(1、20)に近い側の係合面端部の軸方向位置が前記相手側の部材(1、20)に遠い側の係合面端部の軸方向位置よりも前記対向する相手側の係合部(28、6)寄りになるように形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の配管部材接続装置。
  5. 前記継手側係合部(28)は前記腕部(24)よりも前記雌側配管部材(1)の反軸心側に突出する継手側突部(28)で構成され、
    前記雌側係合部(6)は前記雌側配管部材(1)の軸心側に突出し、前記継手側突部(28)が係合する雌側突部(6)で構成されており、
    前記継手側突部(28)と前記雌側突部(6)は係合したときに互いに対向する係合面(28a、6a)をそれぞれ有し、
    前記継手側突部(28)の係合面(28a)が前記軸心に垂直な平面に対して傾斜する角度は、前記継手側突部(28)が前記雌側突部(6)に係合する過程において前記継手側突部(28)が最も縮径したときの前記腕部(24)の自然状態に対する撓み角以上であることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の配管部材接続装置。
  6. 前記雌側配管部材(1)の前記内壁面(7)を叩く前記継手側係合部の外側面(25)を、前記継手部材(40)よりも硬質の材質(41)で構成したことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の配管部材接続装置。
  7. 前記雌側配管部材(1)の前記内壁面(7)を叩く前記継手側係合部の外側面(25)に、前記雌側配管部材(1)の反軸心側に突出する突起(51)を設けたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の配管部材接続装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017020542A (ja) * 2015-07-08 2017-01-26 アロン化成株式会社 配管の補修方法

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