JP2008273273A - 負圧発生装置の制御装置 - Google Patents

負圧発生装置の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008273273A
JP2008273273A JP2007116259A JP2007116259A JP2008273273A JP 2008273273 A JP2008273273 A JP 2008273273A JP 2007116259 A JP2007116259 A JP 2007116259A JP 2007116259 A JP2007116259 A JP 2007116259A JP 2008273273 A JP2008273273 A JP 2008273273A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative pressure
ejector
function
intake
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007116259A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4345841B2 (ja
Inventor
Shigemasa Hirooka
重正 広岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2007116259A priority Critical patent/JP4345841B2/ja
Priority to PCT/IB2008/001013 priority patent/WO2008132582A1/en
Priority to KR1020097019927A priority patent/KR101163283B1/ko
Priority to EP08737528A priority patent/EP2054283B1/en
Priority to CN200880000440XA priority patent/CN101541605B/zh
Priority to US12/308,703 priority patent/US8360739B2/en
Publication of JP2008273273A publication Critical patent/JP2008273273A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4345841B2 publication Critical patent/JP4345841B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/24Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being gaseous
    • B60T13/46Vacuum systems
    • B60T13/52Vacuum systems indirect, i.e. vacuum booster units
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T17/00Component parts, details, or accessories of power brake systems not covered by groups B60T8/00, B60T13/00 or B60T15/00, or presenting other characteristic features
    • B60T17/02Arrangements of pumps or compressors, or control devices therefor

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

【課題】 負圧発生装置で凍結による詰まりが発生することを防止或いは抑制できる負圧発生装置の制御装置を提供する。
【解決手段】 車両が備える内燃機関50のインテークマニホールド14から取り出そうとする負圧よりも大きな負圧を発生させるエゼクタ30と、エゼクタ30を機能、或いは機能停止させるVSV1とを有して構成される負圧発生装置100を制御するためのECU40Aであって、吸気温に応じて吸気温が所定値β以下のときに、VSV1がエゼクタ30を機能させるように制御されることを禁止する特定禁止制御手段を備える。このVSV1は、水温が所定温度T1よりも大きく、且つ所定温度T2よりも小さいときに、さらにスロットル開度が所定値αよりも小さいときに、エゼクタ30を利用してブレーキブースタ22に負圧を確保すべく、エゼクタ30を機能させるように制御される。
【選択図】 図3

Description

本発明は負圧発生装置の制御装置に関し、特に負圧発生装置で凍結による詰まりが発生することを防止或いは抑制するための負圧発生装置の制御装置に関する。
従来、車両において内燃機関の吸気系の吸気通路(例えばインテークマニホールドやサージタンク)から取り出そうとする負圧(以下、単に吸気管負圧とも称す)よりも、さらに大きな負圧をブレーキブースタなどの負圧作動装置に供給するためにエゼクタが利用されている。このエゼクタに関し、本発明と関連性があると考えられる技術が例えば特許文献1から3までで提案されている。
特開2005−69175号公報 特開2005−297654号公報 特開2006−131003号公報
例えば上記特許文献1ではエンジン始動後所定時間経過するまでの間、エゼクタの作動を禁止する技術が提案されている。この点、エンジン始動後所定時間が経過すればエンジンの水温が高まることから、特許文献1が提案する技術によれば、負圧発生装置で凍結による詰まりが発生することを防止或いは抑制するにあたっても一定の効果を奏するとも考えられる。しかしながら、エゼクタを流通する吸気は外部から吸入されることから、エンジン始動後、例えば冷間時(例えば水温75℃未満)から温間時に移行したとき(換言すれば暖機が完了したとき)であっても、エゼクタを流通する吸気の温度はほとんど変わらない。したがって上記特許文献1が提案する技術では、例えば外気温が0℃以下である場合などには、凍結による詰まりの発生を防止或いは抑制する効果を十分に得ることはできないと考えられる。
さらに、エゼクタはベンチュリー効果で吸気管負圧よりも大きな負圧を発生させる構造を有するが故に、この負圧を発生させる部分に当たる内部流路は小さく絞られており、吸気がこの内部流路を流通する際には温度が低下する。このため、吸気の温度が低い場合には暖機が完了したときであっても、未だエンジンルーム内の温度が低いことにも起因して、吸気に含まれる水分などが上記温度低下に伴い、凍結による詰まりを発生させてしまう虞があった。すなわち、凍結による詰まりには、外気温が0℃以下であることに起因して負圧発生装置全般で発生するものだけでなく、外気温が0℃より高くとも上記温度低下に伴いエゼクタ及びエゼクタを有して構成される負圧発生装置で発生するものも含まれ、係る凍結による詰まりが発生すると、凍結による詰まりが解消されるまでの間、長時間に亘ってエゼクタを利用できなくなる虞があった。
そこで本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、負圧発生装置で凍結による詰まりが発生することを防止或いは抑制できる負圧発生装置の制御装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は車両が備える内燃機関の吸気系の吸気通路から取り出そうとする負圧よりも大きな負圧を発生させるエゼクタと、該エゼクタを機能、或いは機能停止させる状態変更手段とを有して構成される負圧発生装置を制御するための負圧発生装置の制御装置であって、吸気の温度に応じて、前記状態変更手段が前記エゼクタを機能させるように制御されることを禁止する特定禁止制御手段を備えることを特徴とする。本発明によれば、例えば吸気の温度が所定値以下であるときに、エゼクタに吸気が流通しないようにできることから、負圧発生装置で凍結が発生することを防止或いは抑制できる。なお、吸気の温度はエゼクタよりも上流側の吸気系で検知した吸気の温度であることが好ましいが、例えば吸気系に吸入される前の車両周囲の外気の温度であってもよく、吸気の温度を外気温とした場合も本発明に含まれるものである。
また本発明は前記特定禁止制御手段が、さらに前記吸気通路から取り出そうとする負圧が負の値で所定値以下のときに、前記状態変更手段が前記エゼクタを機能させるように制御されることを禁止してもよい。ここで、吸気の温度が低い場合であっても、凍結による詰まりは必ずしも発生するわけではない。この点、吸気管負圧が大きく低下している場合にもエゼクタが機能しないと、ブレーキブースタなどの負圧作動装置に十分な大きさの負圧が供給されなくなることから、負圧作動装置が所定の機能を発揮できなくなってしまう。これに対して本発明によれば、吸気管負圧が低下している場合には、エゼクタを利用して負圧作動装置へ負圧を供給することを優先できるため、負圧作動装置の機能も確保できる。
また本発明は前記特定禁止制御手段が、冷間時に前記状態変更手段が前記エゼクタを機能させるように制御されるときに、前記状態変更手段が前記エゼクタを機能させるように制御されることを禁止してもよい。具体的には例えば本発明のように、少なくとも冷間時に状態変更手段がエゼクタを機能させるように制御されるときに、これを禁止することが好ましい。これは、基本的に冷間時にエゼクタを機能させるように状態変更手段を制御する一方、温間時にはエゼクタを機能停止させるように状態変更手段を制御する場合があることと、暖機完了後、さらにエンジンルーム内の温度が高まれば凍結による詰まりも発生し難くなることから、特に冷間時に負圧発生装置で凍結による詰まりが発生することを防止或いは抑制する必要性が高い点に鑑みたものである。
本発明によれば、負圧発生装置で凍結による詰まりが発生することを防止或いは抑制できる負圧発生装置の制御装置を提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
図1はECU(Electronic Control Unit:電子制御装置)40Aで実現されている本実施例に係る負圧発生装置の制御装置を、負圧発生装置100とともに模式的に示す図である。内燃機関50を始めとした図1に示す各構成は車両(図示省略)に搭載されている。内燃機関50の吸気系10は、エアクリーナ11と、エアフロメータ12と、電動スロットル13と、インテークマニホールド14と、内燃機関50の各気筒(図示省略)に連通する図示しない吸気ポートと、これらの構成の間に適宜配設される例えば吸気管15a、15bなどを有して構成されている。エアクリーナ11は内燃機関50の各気筒に供給される吸気を濾過するための構成であり、図示しないエアダクトを介して大気に連通している。エアフロメータ12は吸入空気量を計測するための構成であり吸入空気量に応じた信号を出力する。またエアフロメータ12は図示しない吸気温センサを内蔵しており、吸気の温度(以下、単に吸気温と称す)はこの吸気温センサの出力に基づきECU40Aで検出される。
電動スロットル13は、スロットル弁13aと、スロットルボディ13bと、弁軸13cと、電動モータ13dとを有して構成されている。スロットル弁13aは、内燃機関50に供給する吸入空気量を開度変化により調整するための構成である。スロットルボディ13bは、吸気通路が形成された筒状部材からなる構成であり、この吸気通路に配設されたスロットル弁13aの弁軸13cを支持する。電動モータ13dは、ECU40Aの制御の基、スロットル弁13aの開度を変更するための構成であり、この電動モータ13dにはステップモータが採用されている。電動モータ13dはスロットルボディ13bに固定されており、その出力軸(図示省略)は弁軸13cに連結されている。スロットル弁13aの開度は、電動スロットル13に内蔵された図示しないスロットル開度センサからの出力信号に基づき、ECU40Aで検出される。
なお、スロットル機構には電動スロットル13のようなスロットル弁13aをアクチュエータで駆動するスロットルバイワイヤ方式のほか、例えば電動スロットル13の代わりにワイヤなどを介してアクセルペダル(図示省略)と連動し、スロットル弁13aの開度が変更されるような機械式スロットル機構が適用されてもよい。インテークマニホールド14は、上流側で一つの吸気通路を下流側で内燃機関50の各気筒に対応させて分岐するための構成であり、吸気を内燃機関50の各気筒に分配する。
ブレーキ装置20はブレーキペダル21と、ブレーキブースタ(負圧作動装置)22と、マスターシリンダ23と、ホイルシリンダ(図示省略)とを有して構成されている。運転者が車輪の回転を制動するために操作するブレーキペダル21は、ブレーキブースタ22の入力ロッド(図示省略)と連結されている。ブレーキブースタ22は、ペダル踏力に対して所定の倍力比でアシスト力を発生させるための構成であり、内部でマスターリシンダ23側に区画された負圧室(図示省略)が、エゼクタ30を介してインテークマニホールド14の吸気通路に接続されている。ブレーキブースタ22は、さらにその出力ロッド(図示省略)がマスターシリンダ23の入力軸(図示省略)と連結されており、マスターシリンダ23は、ペダル踏力に加えてアシスト力を得たブレーキブースタ22からの作用力に応じて油圧を発生させる。マスターシリンダ23は、油圧回路を介して各車輪のディスクブレーキ機構(図示省略)に設けられたホイルシリンダ夫々に接続されており、ホイルシリンダはマスターシリンダ23から供給された油圧で制動力を発生させる。なお、ブレーキブースタ22は気圧式のものであれば特に限定されるものではなく、一般的なものであってよい。
エゼクタ30は、吸気系10、より具体的にはスロットル弁13aよりも下流側にあるインテークマニホールド14から取り出そうとする負圧(吸気管負圧)よりもさらに大きな負圧を発生させてブレーキブースタ22の負圧室に供給するための構成である。エゼクタ30は、流入ポート31aと流出ポート31bと負圧供給ポート31cとを有している。これらのうち、負圧供給ポート31cがエアホース5cでブレーキブースタ22の負圧室に接続されている。また、流入ポート31aは吸気管15aの吸気通路にエアホース5aで、流出ポート31bはインテークマニホールド14の吸気通路にエアホース5bで、電動スロットル13、より具体的にはスロットル弁13aを挟むようにして夫々接続されている。これによって、電動スロットル13を迂回するバイパス路Bが、エゼクタ30を含んでエアホース5aと5bとで形成される。なお、エゼクタ30が機能していない場合、ブレーキブースタ22の負圧室には、インテークマニホールド14の吸気通路から、エアホース5b、エゼクタ30の流出ポート31b及び負圧供給ポート31c、エアホース5c夫々を介して負圧が供給される。
エアホース5aには、VSV(バキュームスイッチングバルブ)1を介在させている。VSV1は、ECU40Aの制御の基、バイパス路Bを連通、遮断するための構成であり、本実施例では2ポジション2ポートのノーマルクローズドソレノイドバルブを採用している。但し、これに限られず、VSV1は他の適宜の電磁弁などであってよく、さらに例えば流路の遮蔽度合いを制御可能な流量調整弁などであってもよい。また、このVSV1はバイパス路Bを連通、遮断することで、エゼクタ30を機能、或いは機能停止させるための構成となっている。本実施例ではVSV1で状態変更手段を実現している。
図2はエゼクタ30の内部構成を模式的に示す図である。エゼクタ30は内部にディフューザ32を備えている。ディフューザ32は、先細テーパ部32aと、末広テーパ部32bと、これらを連通する通路にあたる負圧取出部32cとで構成されている。先細テーパ部32aは、流入ポート31aに対向するようにして開口しており、末広テーパ部32bは、流出ポート31bに対向するようにして開口している。また、負圧取出部32cは、負圧供給ポート31cに連通している。流入ポート31aには、流入してきた吸気を先細テーパ部32aに向けて噴射するノズル33が配設されており、ノズル33から噴射された吸気はディフューザ32を流通し、さらに流出ポート31bからエアホース5bに流出する。この際、ディフューザ32で高速噴流が生起されることにより、ベンチュリー効果で負圧取出部32cに大きな負圧が発生し、さらにこの負圧は負圧供給ポート31cからエアホース5cを介して負圧室に供給される。このようなエゼクタ30の機能により、ブレーキブースタ22は、インテークマニホールド14から取り出す場合よりも大きな負圧を得ることができる。
なお、負圧取出部32cと負圧供給ポート31cとの間の内部流路と、流出ポート31bと負圧供給ポート31cとの間の内部流路と、ブレーキブースタ22のエアホース5c接続部とに設けられた逆止弁34は、夫々逆流を防止するためのものである。また、エゼクタ30は図2に示す内部構造を備えるものに限られず、その他の異なる内部構造を備えるエゼクタをエゼクタ30の代わりに適用してよい。本実施例では負圧発生装置100はVSV1とエゼクタ30とを有して実現されており、この負圧発生装置100はさらに具体的にはエアホース5a、5b及び5cと逆止弁34とを有して構成されている。
ECU40Aは、図示しないCPU(Central Processing Unit:中央演算処理装置)と、ROM(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)とを有して構成されるマイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと称す)や入出力回路などを有して構成されている。ECU40Aは主として内燃機関50を制御するための構成であり、本実施例ではVSV1や電動スロットル13なども制御している。ECU40AにはVSV1や電動スロットル13のほか、各種の制御対象が接続されている。また、ECU40Aにはスロットル開度センサや、内燃機関50の水温を検出するための水温センサ71や、内燃機関50の回転数NEを検出するためのクランク角センサ72などの各種のセンサが接続されている。
ROMはCPUが実行する種々の処理が記述されたプログラムを格納するための構成であり、本実施例では内燃機関50制御用のプログラムのほかに、種々の条件のもと、エゼクタ30を機能、或いは機能停止させるようにVSV1を制御する(以下、単にVSV1を開く、或いは閉じるとも称す)ためのVSV1制御用のプログラムなども格納している。なお、これらのプログラムは一体として組み合わされていてもよい。
VSV1制御用プログラムは、水温が所定温度T1よりも大きく、且つ所定温度T2よりも小さいときに、エゼクタ30を利用してブレーキブースタ22に負圧を確保すべく、VSV1を開くように制御するための負圧確保用プログラムを有して構成されている。所定温度T1は内燃機関50始動直後、エゼクタ30を機能させた結果、アイドル回転数が不安定になる虞がある状態でVSV1を閉じるために設定されている。一方、所定温度T2は温間時にVSV1を閉じるために設定されている。したがってVSV1は水温が所定温度T1に達した後、基本的にこの負圧確保用プログラムに基づき、冷間時には開かれるとともに温間時には閉じられる。負圧確保用プログラムは、さらにスロットル弁13aが所定開度αよりも閉じられているときに、VSV1を開くように制御するよう作成されている。なお、この所定開度αはスロットル開度が所定開度αよりも閉じられていることを以って、アイドル時であることを規定できる適宜の開度に設定されてよい。したがってVSV1は、負圧確保用プログラムに基づき基本的に冷間時、さらにアイドル時である場合に開かれることになる。
またVSV1制御用のプログラムは吸気温に応じて、吸気温が所定値β以下のときに、VSV1が開かれることを禁止する特定禁止制御用プログラムを有して構成されている。このため、VSV1制御用プログラムは吸気温が所定値βよりも大きいか否かを判定するための吸気温判定用プログラムも有して構成されている。特定禁止制御用プログラムは、本実施例では具体的には吸気温が所定値β以下のときに、負圧確保用プログラムに基づいてVSV1が開かれることを禁止するように作成されている。但しこれに限られず、特定禁止制御用プログラムは吸気温が所定値β以下のときに、その他の条件に基づいてVSV1が開かれることを禁止するように作成されてよい。本実施例ではマイコンと上述の各種のプログラムとで各種の制御手段や検出手段や判定手段などが実現されており、特にマイコンと特定禁止制御用プログラムとで特定禁止制御手段が実現されている。
次にECU40Aで行われる処理を図3に示すフローチャートを用いて詳述する。ECU40Aは、ROMに格納された前述の各種のプログラムに基づき、CPUがフローチャートに示す処理を極短い時間で繰り返し実行することで、吸気温が所定値β以下のときにVSV1が開かれることを禁止する。CPUは水温が所定温度T1よりも大きく、且つ所定温度T2よりも小さいか否かを判定する処理を実行する(ステップS11)。否定判定であれば、CPUはVSV1を閉じるための処理を実行する(ステップS15)。一方、ステップS11で肯定判定であれば、CPUはスロットル開度が所定値αよりも小さいか否かを判定する処理を実行する(ステップS12)。否定判定であればステップS15に進む。
ステップS12で肯定判定であれば、CPUは吸気温が所定値βよりも大きいか否かを判定する処理を実行する(ステップS13)。本実施例ではこの所定値βは0℃に設定されている。なお、所定値βはエゼクタを流通する吸気がベンチュリー効果で0℃以下に低下するような適宜の温度に設定されてよい。肯定判定であれば、凍結による詰まりは発生しないと判断され、CPUはVSV1を開くための処理を実行する(ステップS14)。これにより、エゼクタ30を利用してブレーキブースタ22に負圧を供給できる。一方、ステップS13で否定判定であれば、CPUはVSV1を閉じるための処理を実行する(ステップS15)。これにより、負圧発生装置100で凍結による詰まりが発生することを防止或いは抑制できる。
なお、外気温を検知する外気温センサをさらに備えるとともに、図3に示すフローチャートで、この外気温センサで検出した外気温が所定値β以下であるか否かをステップS13で代わりに判定してもよい。これは、吸気温判定用プログラムを吸気温の代わりに外気温が所定値βよりも大きいか否かを判定するように作成するとともに、特定禁止制御用プログラムを吸気温の代わりに外気温が所定値β以下のときに、VSV1が開かれることを禁止するように作成することで実現できる。以上により、負圧発生装置100で凍結による詰まりが発生することを防止或いは抑制できるECU40Aを実現できる。
本実施例に係るECU40Bは、ROMに格納された特定禁止制御用プログラムがさらに以下に示すように作成されている点以外、実施例1に係るECU40Aと同一のものとなっている。なお、ECU40Bが適用されている車両が備える各構成は、ECU40AがECU40Bに変更される点以外、図1に示す各構成と同一のものとなっている。本実施例では、特定禁止制御用プログラムがさらに吸気管負圧が負の値で所定値P以下のときに、VSV1が開かれることを禁止するように作成されている。このため、VSV1制御用プログラムは吸気管負圧が所定値Pよりも負の値で大きいか否かを判定するための吸気管負圧判定用プログラムも有して構成されている。なお、さらにインマニ負圧が負の値で所定値Pよりも大きいときには、特定禁止制御用プログラムが禁止を行わない結果、VSV1は負圧確保用プログラムに基づき開かれることになる。本実施例では、マイコンと上記の特定禁止制御用プログラムとで特定禁止制御手段が実現されており、ECU40Bで負圧発生装置の制御装置が実現されている。
次にECU40Bで行われる処理を図4に示すフローチャートを用いて詳述する。なお、図4に示すフローチャートはステップS13の否定判定に続いてステップS20が追加されている点以外、実施例1で前述した図3に示すフローチャートと同一のものとなっている。このため本実施例では特にステップS20について詳述する。ステップS13で否定判定であれば、CPUは吸気管負圧が負の値で所定値Pよりも大きいか否かを判定する処理を実行する(ステップS20)。この所定値Pは吸気管負圧が低下した場合に、ブレーキブースタ22の機能を確保できるように設定されている。ここで吸気管負圧は、具体的には例えば冷間時、特に低温であることに起因して電動スロットル13や、内燃機関50がVVT(Variable Valve Timing)機構を備えている場合にはこのVVT機構の作動が不調になった場合に大きく低下することがある。このため、本実施例では所定値Pは係る場合に低下した吸気管負圧をステップS20で肯定判定できるよう設定されている。
このためステップS20で否定判定であれば、凍結による詰まりの発生をも考慮して、エゼクタ30を利用してブレーキブースタ22に負圧を供給する特段の必要性がないことからステップS15に進む。これにより、負圧発生装置100で凍結による詰まりが発生することを防止或いは抑制できる。一方、ステップS20で肯定判定であれば、エゼクタ30を利用してブレーキブースタ22に負圧を確保すべくステップS14に進む。これにより、エゼクタ30を利用してブレーキブースタ22へ負圧を供給することを優先できるため、ブレーキブースタ22の機能を確保することもできる。以上により、負圧発生装置100で凍結による詰まりが発生することを防止或いは抑制できるとともに、さらにブレーキブースタ22の機能を確保することもできるECU40Bを実現できる。
上述した実施例は本発明の好適な実施の例である。但し、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
ECU40Aを負圧発生装置100と共に模式的に示す図である。 エゼクタ30の内部構成を模式的に示す図である。 ECU40Aで行われる処理をフローチャートで示す図である。 ECU40Bで行われる処理をフローチャートで示す図である。
符号の説明
1 VSV
10 吸気系
20 ブレーキ装置
30 エゼクタ
40 ECU
50 内燃機関
100 負圧発生装置

Claims (3)

  1. 車両が備える内燃機関の吸気系の吸気通路から取り出そうとする負圧よりも大きな負圧を発生させるエゼクタと、該エゼクタを機能、或いは機能停止させる状態変更手段とを有して構成される負圧発生装置を制御するための負圧発生装置の制御装置であって、
    吸気の温度に応じて、前記状態変更手段が前記エゼクタを機能させるように制御されることを禁止する特定禁止制御手段を備えることを特徴とする負圧発生装置の制御装置。
  2. 前記特定禁止制御手段が、さらに前記吸気通路から取り出そうとする負圧が負の値で所定値以下である場合に、前記状態変更手段が前記エゼクタを機能させるように制御されることを禁止することを特徴とする請求項1記載の負圧発生装置の制御装置。
  3. 前記特定禁止制御手段が、冷間時に前記状態変更手段が前記エゼクタを機能させるように制御されるときに、前記状態変更手段が前記エゼクタを機能させるように制御されることを禁止することを特徴とする請求項1または2記載の負圧発生装置の制御装置。

JP2007116259A 2007-04-25 2007-04-25 負圧発生装置の制御装置 Expired - Fee Related JP4345841B2 (ja)

Priority Applications (6)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007116259A JP4345841B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 負圧発生装置の制御装置
PCT/IB2008/001013 WO2008132582A1 (en) 2007-04-25 2008-04-24 Control apparatus and control method for negative pressure generating apparatus
KR1020097019927A KR101163283B1 (ko) 2007-04-25 2008-04-24 음압 생성 장치용 제어 장치 및 제어 방법
EP08737528A EP2054283B1 (en) 2007-04-25 2008-04-24 Control apparatus and control method for negative pressure generating apparatus
CN200880000440XA CN101541605B (zh) 2007-04-25 2008-04-24 负压发生装置的控制装置及控制方法
US12/308,703 US8360739B2 (en) 2007-04-25 2008-04-24 Control apparatus and control method for negative pressure generating apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007116259A JP4345841B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 負圧発生装置の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008273273A true JP2008273273A (ja) 2008-11-13
JP4345841B2 JP4345841B2 (ja) 2009-10-14

Family

ID=39708921

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007116259A Expired - Fee Related JP4345841B2 (ja) 2007-04-25 2007-04-25 負圧発生装置の制御装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US8360739B2 (ja)
EP (1) EP2054283B1 (ja)
JP (1) JP4345841B2 (ja)
KR (1) KR101163283B1 (ja)
CN (1) CN101541605B (ja)
WO (1) WO2008132582A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015121147A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 トヨタ自動車株式会社 エンジン停止制御装置

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9227610B2 (en) 2013-11-25 2016-01-05 Ford Global Technologies, Llc Vacuum brake booster vacuum enhancer
US10166961B2 (en) * 2013-12-05 2019-01-01 Ford Global Technologies, Llc Vacuum scavenging in hybrid vehicles
US9714614B2 (en) * 2015-02-02 2017-07-25 Ford Global Technologies, Llc Method of controlling aspirator motive flow
US10288021B2 (en) * 2015-02-02 2019-05-14 Ford Global Technologies, Llc Method of controlling aspirator motive flow
US9371074B1 (en) 2015-02-02 2016-06-21 Ford Global Technologies, Llc Method of controlling aspirator motive flow
GB2552976B (en) * 2016-08-17 2018-09-05 Ford Global Tech Llc A method of controlling an aspirator valve
JP6678611B2 (ja) * 2017-03-06 2020-04-08 日立オートモティブシステムズ株式会社 倍力装置の異常診断装置及び異常診断方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0240068A (ja) 1988-07-28 1990-02-08 Keihin Seiki Mfg Co Ltd 内燃機関における吸気管
US6976645B2 (en) * 2003-07-30 2005-12-20 Kabushiki Kaisha Hitachi Seisakusho Ejector for use with pneumatic booster
JP2005069175A (ja) 2003-08-27 2005-03-17 Toyota Motor Corp 車両制御装置
JP2005188332A (ja) 2003-12-24 2005-07-14 Toyota Motor Corp エゼクタ装置
JP2005297654A (ja) 2004-04-08 2005-10-27 Toyota Motor Corp 気圧式倍力装置
US20060016477A1 (en) * 2004-07-23 2006-01-26 Algis Zaparackas Vacuum enhancing check valve
JP2006118495A (ja) * 2004-09-22 2006-05-11 Toyota Motor Corp 内燃機関の吸気負圧増力装置
JP4472488B2 (ja) * 2004-10-20 2010-06-02 ダイハツ工業株式会社 内燃機関のアイドル運転制御方法
JP2006131003A (ja) * 2004-11-04 2006-05-25 Toyota Motor Corp 車両制御装置及び車両制御方法
JP2007276682A (ja) * 2006-04-10 2007-10-25 Aisan Ind Co Ltd ブレーキブースタ用負圧供給装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015121147A (ja) * 2013-12-24 2015-07-02 トヨタ自動車株式会社 エンジン停止制御装置

Also Published As

Publication number Publication date
US8360739B2 (en) 2013-01-29
CN101541605A (zh) 2009-09-23
KR20090115221A (ko) 2009-11-04
WO2008132582A1 (en) 2008-11-06
CN101541605B (zh) 2013-01-23
US20100047081A1 (en) 2010-02-25
JP4345841B2 (ja) 2009-10-14
EP2054283A1 (en) 2009-05-06
KR101163283B1 (ko) 2012-07-05
EP2054283B1 (en) 2011-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4321621B2 (ja) 負圧発生装置の制御装置
JP4238882B2 (ja) 車両用エゼクタシステム
JP4345841B2 (ja) 負圧発生装置の制御装置
JP2007218124A (ja) 車両用エゼクタシステム及び制御装置
JP4187000B2 (ja) 車両用エゼクタシステム及び制御装置
JP2008273274A (ja) 負圧発生装置の制御装置
JP2008019795A (ja) 負圧発生装置の故障判定装置
JP2008163753A (ja) ブースタ負圧確保用の制御装置
JP2008267270A (ja) 負圧発生装置の制御装置
JP2007303346A (ja) 車両用エゼクタシステム及び制御装置
JP2009250072A (ja) 負圧発生装置の制御装置
JP4650442B2 (ja) 負圧発生装置の制御装置
JP2010001879A (ja) 負圧発生装置の制御装置
JP4229137B2 (ja) 負圧発生装置の制御装置
JP3835989B2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JP5070892B2 (ja) 負圧発生装置の制御装置
JP2008267245A (ja) 負圧発生装置の制御装置
JP2007302101A (ja) 車両用エゼクタシステム
JP6989459B2 (ja) 蒸発燃料処理装置
JP2008115801A (ja) 負圧供給装置及び負圧供給装置の制御装置
JP2007309230A (ja) 制御量算出装置
JP2007327445A (ja) 負圧発生装置の制御装置
JP2008008254A (ja) 負圧発生装置の制御装置
JP4636047B2 (ja) 車両の制御装置
JP2008008256A (ja) 負圧発生装置の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081202

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090202

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090623

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090706

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120724

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130724

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees