JP2008272131A - X線診断装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 X線撮影に際して、視覚や聴覚に障害をもつ被検者に、音声によらず確実に指
示を伝達すること。
【解決手段】 X線診断装置の寝台装置3の両側に設けられている把手32L、32Rに
それぞれ振動モータ6を備えておき、押ボタンスイッチ71L、71Rによって この振
動モータを選択的にオン/オフを制御するようにしたもの。
これにより、寝台装置の両側の把手の一方または両方に振動を伝えることにより、把手
を握っている被検者に対して、文字や音声によらずに各種のメッセージを伝えることがで
きる。よって、健常者のみならず、視角や聴覚に障害をもった被検者に対しても、X線撮
影に際しての適切な指示を与えることができるので、被検者の負担を軽減し、診断スルー
プットも向上することができる。
【選択図】 図3
示を伝達すること。
【解決手段】 X線診断装置の寝台装置3の両側に設けられている把手32L、32Rに
それぞれ振動モータ6を備えておき、押ボタンスイッチ71L、71Rによって この振
動モータを選択的にオン/オフを制御するようにしたもの。
これにより、寝台装置の両側の把手の一方または両方に振動を伝えることにより、把手
を握っている被検者に対して、文字や音声によらずに各種のメッセージを伝えることがで
きる。よって、健常者のみならず、視角や聴覚に障害をもった被検者に対しても、X線撮
影に際しての適切な指示を与えることができるので、被検者の負担を軽減し、診断スルー
プットも向上することができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、X線診断装置に係り、特に消化器系のX線診断用として好適なX線診断装置
に関する。
に関する。
一般に、胃などの消化器系のX線撮影を行うためのX線診断装置では、被検者に飲ませ
た造影剤(バリウム)を所定の部位に流動させるために、被検者を載置した寝台装置を、
被検者の頭を上向きにしたり下向きにしたりするように、長手方向に傾斜可能に構成され
ている。そして、このような傾動する寝台装置から被検者が落下することがないように、
寝台装置の両側に握り棒が設けられており、X線撮影中は被検者にその握り棒をしっかり
握ってもらうようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
た造影剤(バリウム)を所定の部位に流動させるために、被検者を載置した寝台装置を、
被検者の頭を上向きにしたり下向きにしたりするように、長手方向に傾斜可能に構成され
ている。そして、このような傾動する寝台装置から被検者が落下することがないように、
寝台装置の両側に握り棒が設けられており、X線撮影中は被検者にその握り棒をしっかり
握ってもらうようにしている(例えば、特許文献1参照。)。
また、寝台装置の長手方向へ傾動させるだけでは、造影剤が所望の位置へ流動しないこ
ともあり、さらに、病変部など撮影対象に対して最適な方向からX線撮影を行うために、
被検者自身に身体を左右に回転してもらうこともある。
特開平7−299063号公報
ともあり、さらに、病変部など撮影対象に対して最適な方向からX線撮影を行うために、
被検者自身に身体を左右に回転してもらうこともある。
ところで、被検者への身体の回転指示は、X線撮影を実施する医師や技師などの操作者
によってなされるが、その指示を受けた被検者にとって、左右の回転方向をとっさに判断
できなくなってまごまごすることが良くある。そのために、X線撮影室の天井や壁に、「
左」と「右」を文字や矢印などで表示して、被検者がまごつかないようにする工夫を施し
ている施設もある。
によってなされるが、その指示を受けた被検者にとって、左右の回転方向をとっさに判断
できなくなってまごまごすることが良くある。そのために、X線撮影室の天井や壁に、「
左」と「右」を文字や矢印などで表示して、被検者がまごつかないようにする工夫を施し
ている施設もある。
しかしながら、このような表示があったとしても、視覚に障害をもつ被検者や聴覚に障
害をもつ被検者にとっては、まだ十分なものではなかった。すなわち、視覚に障害をもつ
被検者の場合は、操作者の指示が聞こえても、天井や壁の表示を視認しにくいので、身体
の回転方向を感覚的に認識する上で、表示による効果は期待できるものではなかった。ま
た、聴覚に障害をもつ被検者の場合は、音声による指示そのものが聞き取れないことがあ
るので、天井や壁の表示はあまり有効とは言えなかった。従ってX線撮影に時間がかかり
、被検者の負担を増すとともに、診断スループットも低下させるという問題があった。
害をもつ被検者にとっては、まだ十分なものではなかった。すなわち、視覚に障害をもつ
被検者の場合は、操作者の指示が聞こえても、天井や壁の表示を視認しにくいので、身体
の回転方向を感覚的に認識する上で、表示による効果は期待できるものではなかった。ま
た、聴覚に障害をもつ被検者の場合は、音声による指示そのものが聞き取れないことがあ
るので、天井や壁の表示はあまり有効とは言えなかった。従ってX線撮影に時間がかかり
、被検者の負担を増すとともに、診断スループットも低下させるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものである。
上述の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、被検者を載置する寝台装置と、
この寝台装置に載置されている被検者へX線を照射しその透過像を検出するX線撮影装置
と、このX線撮影装置および前記寝台装置を制御する制御装置とを有するX線診断装置に
おいて、前記寝台装置の両側に設けられ、当該寝台装置に載置された被検者が手で握るた
めの一対の把手と、この一対の把手を振動させるための加振手段と、この加振手段のオン
/オフを制御する加振制御手段とを具備することを特徴とする。
この寝台装置に載置されている被検者へX線を照射しその透過像を検出するX線撮影装置
と、このX線撮影装置および前記寝台装置を制御する制御装置とを有するX線診断装置に
おいて、前記寝台装置の両側に設けられ、当該寝台装置に載置された被検者が手で握るた
めの一対の把手と、この一対の把手を振動させるための加振手段と、この加振手段のオン
/オフを制御する加振制御手段とを具備することを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のX線診断装置において、前記加振手
段は、前記把手に収納された振動モータであることを特徴とする。
段は、前記把手に収納された振動モータであることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1ないし請求項2のいずれか1項に記載のX線
診断装置において、前記加振制御手段は、前記一対の把手を各別にまたは同時に加振する
ように前記加振手段を制御するものであることを特徴とする。
診断装置において、前記加振制御手段は、前記一対の把手を各別にまたは同時に加振する
ように前記加振手段を制御するものであることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項3のいずれか1項に記載のX
線診断装置において、前記加振制御手段は、前記加振手段の振動振幅または振動周波数を
制御するものであることを特徴とする。
線診断装置において、前記加振制御手段は、前記加振手段の振動振幅または振動周波数を
制御するものであることを特徴とする。
上記課題を解決するための手段の項にも示したとおり、本発明の特許請求の範囲に記載
する各請求項の発明によれば、次のような効果を奏する。
する各請求項の発明によれば、次のような効果を奏する。
請求項1に記載の発明によれば、寝台装置の両側の把手の一方または両方を、必要に応
じて振動させることにより、把手を握っている被検者に対して、文字や音声によらずに各
種のメッセージを伝えることができる。よって、健常者のみならず、視角や聴覚に障害を
もった被検者に対しても、X線撮影に際しての適切な指示を与えることができるので、被
検者の負担を軽減し、診断スループットも向上させることができる。
じて振動させることにより、把手を握っている被検者に対して、文字や音声によらずに各
種のメッセージを伝えることができる。よって、健常者のみならず、視角や聴覚に障害を
もった被検者に対しても、X線撮影に際しての適切な指示を与えることができるので、被
検者の負担を軽減し、診断スループットも向上させることができる。
請求項2に記載の発明によれば、振動モータとして市販されているものが適宜採用する
ことができるので、容易に製品化することができる。
ことができるので、容易に製品化することができる。
請求項3に記載の発明によれば、単純な操作で限定された指示を確実に伝達することが
できる。
できる。
請求項4に記載の発明によれば、伝達すべき指示の種類を適宜増加することができる。
以下、本発明に係るX線診断装置の一実施例について、図1ないし図4を参照して詳細
に説明する。
に説明する。
図1は、本発明の一実施例を説明するために示した、主に消化器系の診断に適用される
X線診断装置の概略的な外観斜視図である。
X線診断装置の概略的な外観斜視図である。
このX線診断装置は、床面に固定された基台1に立設された支持体2と、この支持体2
に起倒可能に支持された寝台装置3と、同じく支持体2に傾動可能に支持された撮影装置
4とを備えている。また、これら支持体2、寝台装置3および撮影装置4の駆動を制御し
たり、X線の照射条件を制御したりするための制御装置5が別に設けられている。なお図
1には、支持体2によって寝台装置3が水平状態に保持されているとともに、撮影装置4
が寝台3に対して垂直方向に保持されている様子が示されている。
に起倒可能に支持された寝台装置3と、同じく支持体2に傾動可能に支持された撮影装置
4とを備えている。また、これら支持体2、寝台装置3および撮影装置4の駆動を制御し
たり、X線の照射条件を制御したりするための制御装置5が別に設けられている。なお図
1には、支持体2によって寝台装置3が水平状態に保持されているとともに、撮影装置4
が寝台3に対して垂直方向に保持されている様子が示されている。
寝台装置3の上面には、被検者を載置する天板31が設けられている。この天板31は
寝台装置3本体に対して左右方向(幅方向)に所定範囲にわたってスライド可能に駆動さ
れるようになっている。また天板31の両側部には、載置された被検者が左右の手でそれ
ぞれ握るための一対の把手32が設けられており、天板31の長手方向の下部には、寝台
装置3が立位状態になった際に被検者の足を支えるフットレスト33が、さらに天板31
の長手方向の上部には、寝台装置3が逆傾斜状態になった際に被検者の肩を支えるショル
ダーレスト34が夫々備えられている。そして、天板31の右端部(すなわち、支持体2
側)には、上方に突出するように保護板35が天板31の長さ方向にわたって設けられて
いる。
寝台装置3本体に対して左右方向(幅方向)に所定範囲にわたってスライド可能に駆動さ
れるようになっている。また天板31の両側部には、載置された被検者が左右の手でそれ
ぞれ握るための一対の把手32が設けられており、天板31の長手方向の下部には、寝台
装置3が立位状態になった際に被検者の足を支えるフットレスト33が、さらに天板31
の長手方向の上部には、寝台装置3が逆傾斜状態になった際に被検者の肩を支えるショル
ダーレスト34が夫々備えられている。そして、天板31の右端部(すなわち、支持体2
側)には、上方に突出するように保護板35が天板31の長さ方向にわたって設けられて
いる。
一方、撮影装置4は、支柱41の一端側にX線を照射するX線管42と、支柱41の他
端側にX線を受けて可視像に変換するイメージインテンシファイア(I.I.)43とを
、寝台装置3を挟んで対向するように備えており、イメージインテンシファイア43で変
換された可視像を、光学系を介して撮影してテレビ映像にするテレビカメラ44も備えて
いる。なお、撮影装置4に備えられているイメージインテンシファイア43やテレビカメ
ラ44は、周知のX線フィルムを始めとして、例えばガラス基板上に形成されるスイッチ
ング素子や容量を、X線を電荷などに変換する光導電膜などで覆うようにした半導体アレ
イで形成されるX線平面検出器に置換えられることもある。
端側にX線を受けて可視像に変換するイメージインテンシファイア(I.I.)43とを
、寝台装置3を挟んで対向するように備えており、イメージインテンシファイア43で変
換された可視像を、光学系を介して撮影してテレビ映像にするテレビカメラ44も備えて
いる。なお、撮影装置4に備えられているイメージインテンシファイア43やテレビカメ
ラ44は、周知のX線フィルムを始めとして、例えばガラス基板上に形成されるスイッチ
ング素子や容量を、X線を電荷などに変換する光導電膜などで覆うようにした半導体アレ
イで形成されるX線平面検出器に置換えられることもある。
次に、本発明のX線診断装置で使用される把手32の一例について説明する。
把手32は寝台装置3の両側、具体的には天板31の両側部に設けられているもので、
一般的には、X線撮影を受ける天板31に載置された被検者が、寝台装置3から落下しな
いように両手でしっかり握るために備えられているものである。本発明においてこの把手
32は、図2に示すように例えば中空の棒状体で形成され、その中空部32aに振動モー
タ6を挿入したものとして構成されている。この振動モータ6は、先端に振動子61を備
えており、通電によって振動子61が回転することによって、振動を把手32に伝達する
ものである。
一般的には、X線撮影を受ける天板31に載置された被検者が、寝台装置3から落下しな
いように両手でしっかり握るために備えられているものである。本発明においてこの把手
32は、図2に示すように例えば中空の棒状体で形成され、その中空部32aに振動モー
タ6を挿入したものとして構成されている。この振動モータ6は、先端に振動子61を備
えており、通電によって振動子61が回転することによって、振動を把手32に伝達する
ものである。
図3は、この把手32に組み込まれた振動モータ6の操作系統を説明した系統図である
。すなわち、制御装置5に対して操作者からの各種指示を入力するための操作卓7に、振
動モータ6をオン/オフするための押ボタンスイッチ71が設けられている。この押ボタ
ンスイッチ71は、天板31上に仰向けに寝ている被検者Pの左側の把手32Lに挿入さ
れている振動モータ6を駆動するための左用ボタン71Lと、被検者Pの右側の把手32
Rに挿入されている振動モータ6を駆動するための右用ボタン71Rとを備えている。こ
れらボタン71L、71Rは、操作者の指などにより押されている間は、スイッチオンの
状態を維持し、指を離して押すのを止めるとスイッチオフとなるものである。
。すなわち、制御装置5に対して操作者からの各種指示を入力するための操作卓7に、振
動モータ6をオン/オフするための押ボタンスイッチ71が設けられている。この押ボタ
ンスイッチ71は、天板31上に仰向けに寝ている被検者Pの左側の把手32Lに挿入さ
れている振動モータ6を駆動するための左用ボタン71Lと、被検者Pの右側の把手32
Rに挿入されている振動モータ6を駆動するための右用ボタン71Rとを備えている。こ
れらボタン71L、71Rは、操作者の指などにより押されている間は、スイッチオンの
状態を維持し、指を離して押すのを止めるとスイッチオフとなるものである。
従って、例えば左用ボタン71Lを押している間は、左側の把手32Lに挿入されてい
る振動モータ6が駆動され、押すのを止めると振動は停止する。同様に、右用ボタン71
Rを押している間は、右側の把手32Rに挿入されている振動モータ6が駆動され、押す
のを止めると振動は停止する。さらに、両方のボタン71L、71Rを押すと、両方の把
手32L、32Rに挿入されている振動モータ6が共に駆動されることになる。
る振動モータ6が駆動され、押すのを止めると振動は停止する。同様に、右用ボタン71
Rを押している間は、右側の把手32Rに挿入されている振動モータ6が駆動され、押す
のを止めると振動は停止する。さらに、両方のボタン71L、71Rを押すと、両方の把
手32L、32Rに挿入されている振動モータ6が共に駆動されることになる。
このように、把手32L、32Rに挿入されている振動モータ6を選択的に駆動するこ
とによって、把手32L、32Rの一方または両方に振動を伝えることができるので、把
手32を握っている被検者Pに対して、文字や音声によらずに各種のメッセージを伝える
ことができる。
とによって、把手32L、32Rの一方または両方に振動を伝えることができるので、把
手32を握っている被検者Pに対して、文字や音声によらずに各種のメッセージを伝える
ことができる。
すなわち、X線検査を始める前に操作者は、被検者に対して次のような約束事を説明し
ておく。
ておく。
1) 寝台装置に載っている間、両手で把手をしっかり握る。
2) 把手の一方に振動を感じたら、振動している把手側へ身体を回転させる。
3) その振動が続いている間、同じ方向へ身体を回転させ続ける。
4) 振動が止まったら、身体の回転をその位置で止める。
5) 両方の把手が振動したら、大きく息を吸って止める。
6) 両方の把手の振動が止まったら、息止めをやめて楽にする。
このような約束のもとで、操作者は、寝台装置を起倒したり、逆傾斜にしたりし、さら
に必要に応じて被検者に身体を横に向けさせたり、息止めさせたりしながら、X線撮影を
実施することになるが、その流れを示すと図4のようになる。
に必要に応じて被検者に身体を横に向けさせたり、息止めさせたりしながら、X線撮影を
実施することになるが、その流れを示すと図4のようになる。
最初に上述の1)〜6)の約束事を被検者に説明し理解してもらう(ST1)。次に、
被検者を寝台装置3に載せて、撮影装置4との位置合わせを行ない(ST2)、被検者に
造影剤を飲んでもらう(ST3)。その後操作者は、X線を照射して透視像を観察しなが
ら、被検者に右回転してもらう必要があると感じたとすれば、操作卓7の右用ボタン71
Rを押す(ST4)。これにより、右側の把手32Rに挿入されている振動モータ6が駆
動され、右側の把手32Rが振動する(ST5)ので、これを感じた被検者は少しずつ身
体を右側に回転する(ST6)。回転量が十分になれば操作者はボタン71Rを押すのを
止める(ST7)。従って、右側の把手32Rの振動も止まり、これを感じて被検者は回
転を止める(ST8)。
被検者を寝台装置3に載せて、撮影装置4との位置合わせを行ない(ST2)、被検者に
造影剤を飲んでもらう(ST3)。その後操作者は、X線を照射して透視像を観察しなが
ら、被検者に右回転してもらう必要があると感じたとすれば、操作卓7の右用ボタン71
Rを押す(ST4)。これにより、右側の把手32Rに挿入されている振動モータ6が駆
動され、右側の把手32Rが振動する(ST5)ので、これを感じた被検者は少しずつ身
体を右側に回転する(ST6)。回転量が十分になれば操作者はボタン71Rを押すのを
止める(ST7)。従って、右側の把手32Rの振動も止まり、これを感じて被検者は回
転を止める(ST8)。
この状態で操作者は、撮影装置4を操作しながら透視像を観察して撮影部位や撮影方向
などを定め、定まった時点で被検者に息を止めてもらうために、操作卓7のボタン71L
、71Rを短時間だけ同時に押す(ST9)。これによって、左右の把手32L、32R
に挿入されている振動モータ6が駆動され、左右の把手32L、32Rが同時に振動する
ので、これを感じた被検者は息を止める(ST10)ことになり、ここで操作者はX線撮
影を実行する(ST11)。そして、X線撮影が終われば、被検者に楽にしてもらうため
、操作者は再度ボタン71L、71Rを同時に押す(ST12)。よって左右の把手32
L、32Rが再度振動するので、被検者は呼吸の停止を止め(呼吸を始める)、楽な姿勢
をとることができる(ST13)。
などを定め、定まった時点で被検者に息を止めてもらうために、操作卓7のボタン71L
、71Rを短時間だけ同時に押す(ST9)。これによって、左右の把手32L、32R
に挿入されている振動モータ6が駆動され、左右の把手32L、32Rが同時に振動する
ので、これを感じた被検者は息を止める(ST10)ことになり、ここで操作者はX線撮
影を実行する(ST11)。そして、X線撮影が終われば、被検者に楽にしてもらうため
、操作者は再度ボタン71L、71Rを同時に押す(ST12)。よって左右の把手32
L、32Rが再度振動するので、被検者は呼吸の停止を止め(呼吸を始める)、楽な姿勢
をとることができる(ST13)。
次に、撮影方向を変えようとして、被検者に左側に回転してほしくなったような場合に
は、操作者は操作卓7の左用ボタン71Lを押す(ST14)。これにより、左側の把手
32Lに挿入されている振動モータ6が駆動され、左側の把手32Lが振動する(ST1
5)ので、これを感じた被検者は少しずつ身体を左側に回転する(ST16)。回転量が
十分になれば操作者はボタン71Lを押すのを止めるので(ST17)、左側の把手32
Lの振動も止まり、被検者は回転を止める(ST18)。
は、操作者は操作卓7の左用ボタン71Lを押す(ST14)。これにより、左側の把手
32Lに挿入されている振動モータ6が駆動され、左側の把手32Lが振動する(ST1
5)ので、これを感じた被検者は少しずつ身体を左側に回転する(ST16)。回転量が
十分になれば操作者はボタン71Lを押すのを止めるので(ST17)、左側の把手32
Lの振動も止まり、被検者は回転を止める(ST18)。
このようにして撮影部位や撮影方向などが定まれば、操作者は被検者に息を止めてもら
うために、操作卓7のボタン71L、71Rを短時間だけ同時に押し(ST19)、左右
の把手32L、32Rに挿入されている振動モータ6を駆動して、左右の把手32L、3
2Rを同時に振動する。これを感じた被検者は息を止める(ST20)ことになり、ここ
でX線撮影を実行する(ST21)。そして、X線撮影が終われば、被検者に楽にしても
らうため、操作者は再度ボタン71L、71Rを同時に押す(ST22)。よって左右の
把手32L、32Rが再度振動するので、被検者は呼吸の停止を止め(呼吸を始める)(
ST23)、楽な姿勢をとることができ、これでX線撮影を終了する(ST24)。
うために、操作卓7のボタン71L、71Rを短時間だけ同時に押し(ST19)、左右
の把手32L、32Rに挿入されている振動モータ6を駆動して、左右の把手32L、3
2Rを同時に振動する。これを感じた被検者は息を止める(ST20)ことになり、ここ
でX線撮影を実行する(ST21)。そして、X線撮影が終われば、被検者に楽にしても
らうため、操作者は再度ボタン71L、71Rを同時に押す(ST22)。よって左右の
把手32L、32Rが再度振動するので、被検者は呼吸の停止を止め(呼吸を始める)(
ST23)、楽な姿勢をとることができ、これでX線撮影を終了する(ST24)。
なお、被検体に天板31上で何回転かしてもらう場合には、回転してもらう方向の把手
32Lまたは32Rの振動を続けるようにボタン71Lまたは71Rを押し続ければよい
。また、例えば右方向に回転し過ぎたような場合は、左側の把手32Lを振動させて回転
量を戻してもらうようにすることもできる。
32Lまたは32Rの振動を続けるようにボタン71Lまたは71Rを押し続ければよい
。また、例えば右方向に回転し過ぎたような場合は、左側の把手32Lを振動させて回転
量を戻してもらうようにすることもできる。
本発明は上述の一実施例に限ることなく、要旨の範囲内で種々の形態で実施することが
可能である。例えば、振動モータ6は必ずしも把手32の中空部32aに組込む必要はな
く、要は把手32を振動させるように振動モータ6を組合わされればよい。また、振動モ
ータ6を一定の強さや周波数で振動させるだけでなく、振動に強弱をつけたり周波数を変
えたりすることによって、さらに多くのメッセージを伝えることが可能となる。さらに、
把手に振動モータを組合わせることに代えて、把手自体を振動する部材で構成してもよい
し、気体や液体を把手に流して、把手を握っている被検者にメッセージを伝えるようにし
てもよい。
可能である。例えば、振動モータ6は必ずしも把手32の中空部32aに組込む必要はな
く、要は把手32を振動させるように振動モータ6を組合わされればよい。また、振動モ
ータ6を一定の強さや周波数で振動させるだけでなく、振動に強弱をつけたり周波数を変
えたりすることによって、さらに多くのメッセージを伝えることが可能となる。さらに、
把手に振動モータを組合わせることに代えて、把手自体を振動する部材で構成してもよい
し、気体や液体を把手に流して、把手を握っている被検者にメッセージを伝えるようにし
てもよい。
3 寝台装置
4 撮影装置
5 制御装置
6 振動モータ
7 操作卓
31 天板
32 把手
32L 左側の把手
32R 右側の把手
71 押ボタンスイッチ
71L 左用ボタン
71R 右用ボタン
4 撮影装置
5 制御装置
6 振動モータ
7 操作卓
31 天板
32 把手
32L 左側の把手
32R 右側の把手
71 押ボタンスイッチ
71L 左用ボタン
71R 右用ボタン
Claims (4)
- 被検者を載置する寝台装置と、この寝台装置に載置されている被検者へX線を照射しその
透過像を検出するX線撮影装置と、このX線撮影装置および前記寝台装置を制御する制御
装置とを有するX線診断装置において、
前記寝台装置の両側に設けられ、当該寝台装置に載置された被検者が手で握るための一対
の把手と、
この一対の把手を振動させるための加振手段と、
この加振手段のオン/オフを制御する加振制御手段と、
を具備することを特徴とするX線診断装置。 - 前記加振手段は、前記把手に収納された振動モータであることを特徴とする請求項1に記
載のX線診断装置。 - 前記加振制御手段は、前記一対の把手を各別にまたは同時に加振するように前記加振手段
を制御するものであることを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載の
X線診断装置。 - 前記加振制御手段は、前記加振手段の振動振幅または振動周波数を制御するものであるこ
とを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のX線診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007117857A JP2008272131A (ja) | 2007-04-27 | 2007-04-27 | X線診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007117857A JP2008272131A (ja) | 2007-04-27 | 2007-04-27 | X線診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008272131A true JP2008272131A (ja) | 2008-11-13 |
Family
ID=40050873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007117857A Withdrawn JP2008272131A (ja) | 2007-04-27 | 2007-04-27 | X線診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2008272131A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011067478A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
JP2014012230A (ja) * | 2013-10-21 | 2014-01-23 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
JP2014012228A (ja) * | 2013-10-21 | 2014-01-23 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
JP2014012229A (ja) * | 2013-10-21 | 2014-01-23 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
-
2007
- 2007-04-27 JP JP2007117857A patent/JP2008272131A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011067478A (ja) * | 2009-09-28 | 2011-04-07 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
JP2014012230A (ja) * | 2013-10-21 | 2014-01-23 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
JP2014012228A (ja) * | 2013-10-21 | 2014-01-23 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
JP2014012229A (ja) * | 2013-10-21 | 2014-01-23 | Toshiba Corp | X線診断装置 |
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