JP2008271664A - 降圧型のdc−dcコンバータ - Google Patents

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Abstract

【課題】オフ時間制御方式のDC−DCコンバータにおいて、入出力電圧差が小さい場合、出力電圧を目標値に保つことが可能であり、且つ出力電流が急峻に増加する場合、出力電圧に発生するアンダーシュートを抑制した降圧型のDC−DCコンバータの提供を目的とする。
【解決手段】スイッチとインダクタと整流器と平滑手段とを有する降圧型のDC−DCコンバータであって、少なくともスイッチをオン・オフ動作させ、平滑手段からの出力を検出して誤差信号を生成し、誤差信号に基づいてスイッチのオフ時間を調整するとともに、誤差信号がオフ時間の調整範囲を超えた場合にはスイッチのオン時間を調整する制御部、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、スイッチング動作により各種電子機器に安定した直流電圧を供給するDC−DCコンバータに関し、特にそのスイッチング動作におけるオフ時間を調整することにより出力を制御する降圧型のDC−DCコンバータに関する。
一般的にDC−DCコンバータは、インダクタと、電源電圧と接地電圧との間に直列に接続されたハイサイドスイッチとローサイドスイッチとを有して構成されている。このハイサイドスイッチとローサイドスイッチが交互にオン・オフ動作を繰り返すことにより、インダクタは磁気エネルギーの蓄積と放出を繰り返し、その際に発生する交流電圧が整流されて、直流電圧が出力電圧として負荷に供給される。負荷に供給される出力電圧は、ハイサイドスイッチの一周期におけるオン時間の割合(デューティ比)によって調整される。インダクタに流れるインダクタ電流は、スイッチのオン・オフ動作により増加・低減を繰り返す三角波状の波形を有する。カレントモード制御方式においては、通常、その波形のピーク値若しくは谷値を制御することにより、ハイサイドスイッチのオン時間若しくはオフ時間を制御する。
ハイサイドスイッチのオン時間を制御するオン時間制御方式では、ハイサイドスイッチに流れる電流を検出する必要があり、検出回路とその周辺回路が電源電圧側に設けられている。このため、変動が想定される電源電圧に対し、正確な電流検出を行うためには回路構成が複雑にならざるを得なかった。これに対して、ローサイドスイッチに流れる電流を検出するオフ時間制御方式は、検出回路とその周辺回路が接地側に設定でき、回路構成の簡素化が可能である。
更に、最近の出力電圧の低下傾向に伴い、ハイサイドスイッチのオン時間は短くなる傾向にある。例えば、スイッチング周波数が2MHzで5Vの電源電圧から1Vの電圧を形成して出力するDC−DCコンバータの場合、ローサイドスイッチのオン時間は400nsec程度であるのに対し、ハイサイドスイッチのオン時間は100nsec程度である。オン時間制御方式では、ハイサイドスイッチがオンしている短時間の間に電流検出および回路制御を行わなければならない。一方、オフ時間制御方式では、ハイサイドスイッチがオフしている間に電流検出および回路制御を行えば良いため、制御時間を長く設定することが可能である。
以上の理由から最近ではオフ時間制御方式が一般的に広く用いられている。例えば、特許文献1にはオフ時間制御方式で構成されたDC−DCコンバータが提案されている。
以下、ハイサイドスイッチのオフ時間を制御するオフ時間制御方式の一例として、特許文献1に開示されたDC−DCコンバータについて、図3を参照しつつ説明する。図3は従来のDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。なお、特許文献1のDC−DCコンバータでは、MOSFETからなるローサイドスイッチのオン抵抗を利用して電流を検出する方式が開示されているが、図3のDC−DCコンバータにおいては特許文献1の図1に開示された電流検出部を説明簡略化のため一般的な電流検出器にて示す。
図3において、111はハイサイドスイッチ、112はローサイドスイッチ、113はインダクタ、114はコンデンサ、121はエラーアンプ、122は比較器、123は電流検出器、124はRSラッチ、125はタイマー回路である。図3のDC−DCコンバータにおいて、入力端子115には入力電圧Viが入力され、基準電圧入力端子116には基準電圧Vrが入力され、出力端子117から出力電圧Voが出力される。
入力電圧Viと接地電位との間に、ハイサイドスイッチ111とローサイドスイッチ112の直列回路が接続されており、これらのスイッチ111,112の結合部と出力端子117との間にインダクタ113とコンデンサ114により構成されたフィルタが接続されている。ハイサイドスイッチ111とローサイドスイッチ112は、それぞれが相補的にオン・オフ動作するように、RSラッチ24に接続されて制御されている。エラーアンプ21は、非反転入力端子(+)に基準電圧Vrが入力され、反転入力端子(−)には出力電圧Voが接続され、誤差信号Veを出力する。比較器122は非反転入力端子(+)にエラーアンプ121からの誤差信号Veが入力され、RSラッチ124をセットするセット信号STを出力する。電流検出器123は、ローサイドスイッチ112がオン状態のときにローサイドスイッチ112を介してインダクタ113に流れる電流を検出し、電圧変換された電流検出信号Vc1を生成して、比較器122の反転入力端子(−)に入力する。タイマー回路125は、RSラッチ124のリセット入力端子に接続され、ハイサイドスイッチ111がオン状態になってから、所定の時間経過後にリセット信号CKを出力する。
図3に示された従来のDC−DCコンバータの動作は以下の通りである。
ハイサイドスイッチ111がオン状態のとき、インダクタ113には入力電圧Viと出力電圧Voとの電圧差(Vi−Vo)が印加される。このとき、インダクタ113に流れるインダクタ電流ILは直線的に増加し、インダクタ113に磁気エネルギーが蓄えられる。ハイサイドスイッチ111がオフ状態であるとき、インダクタ113には出力電圧Voが逆方向に印加される。このとき、インダクタ電流ILは直線的に減少し、インダクタ113は磁気エネルギーを放出する。インダクタ電流ILはコンデンサ114によって平滑化され、出力には平均化された直流電流が供給される。出力電圧Voはエラーアンプ121の反転入力端子(−)にフィードバックされる。一方、エラーアンプ121の非反転入力端子(+)には基準電圧Vrが入力される。エラーアンプ121からの出力信号である誤差信号Veは、比較器122の非反転入力端子(+)に入力される。ローサイドスイッチ112を流れる電流を、電流−電圧変換された電流検出信号Vc1は、比較器122の反転入力端子(−)に入力される。
インダクタ電流ILが減少し、電流検出信号Vc1がエラーアンプ121の出力する誤差信号Veまで低下すると、比較器122は出力を反転する。即ち、RSラッチ124のセット信号STをHレベルにし、ハイサイドスイッチ111をオン状態とする。
ハイサイドスイッチ111のオン状態において、インダクタ113の充電が開始される。RSラッチ124のリセット入力端子には、ハイサイドスイッチ111のオン時間を設定するタイマー回路125が接続され、比較器122の出力であるセット信号STがHレベルになり、ハイサイドスイッチ111がオン状態になってから、所定の時間経過後にリセット信号CKを出力し、ハイサイドスイッチ111をオフ状態にする。
上記のよう構成された従来のDC−DCコンバータにおいては、エラーアンプ121、比較器122、およびRSラッチ124の信号によってハイサイドスイッチ111とローサイドスイッチ112を相補的にオン・オフ動作させることにより、直流の出力電圧Voを出力する。
以上が、従来のDC−DCコンバータにおける各構成要素の基本機能である。このような従来のDC−DCコンバータにおいて、出力端子117からの出力電流の増加により、出力電圧Voが目標値から低下した場合には以下のように動作する。
低下した出力電圧Voが入力されたエラーアンプ121は、誤差信号Veを上昇させる。このため、低下していくローサイドスイッチ112の電流検出信号Vc1が誤差信号Veに達するまでの時間、即ち、ハイサイドスイッチ111のオフ時間が短くなる。タイマー回路125によって設定されているハイサイドスイッチ111のオン時間は一定であるため、インダクタ電流ILは全体的に増加する。この結果、コンデンサ114への供給電力が増加し、低下した出力電圧Voは上昇する。
逆に、出力電流の減少により、出力電圧Voが上昇した場合には以下のように動作する。
上昇した出力電圧Voが入力されたエラーアンプ121は、誤差信号Veを低下させる。このため、ローサイドスイッチ112の電流検出信号Vc1が誤差信号Veに達するまでの時間、即ち、ハイサイドスイッチ111のオフ時間は長くなる。タイマー回路125によって設定されているハイサイドスイッチ111のオン時間は一定であるため、インダクタ電流ILは全体的に減少する。この結果、コンデンサ114へ供給される電力が減少し、増加した出力電圧Voは低下する。以上のように、図3の従来のDC−DCコンバータは所定の出力電圧Voを保持するように動作する。
特開2001−136737号公報
しかしながら、出力安定化のためにハイサイドスイッチ111のオフ時間を調整する上記のように構成された従来のDC−DCコンバータでは、ハイサイドスイッチ111のオフ状態からセット信号STがRSラッチ124に入力されてセットされ、再びハイサイドスイッチ111がオン状態となるまでに、最小のオフ時間(最小オフ時間)が存在する。入出力電圧差(Vi−Vo)が小さい場合、出力電圧Voを目標値に保つにはハイサイドスイッチ111のオフ時間をゼロに近づけなければならないが、上記最小オフ時間が存在するため、出力電圧Voが低下し、目標値に調整できないという問題点がある。また、出力電流が急峻に増加する場合、やはり最小オフ時間の存在がインダクタ電流ILの増加を遅らせるため、出力電圧Voの低下量、即ち出力電圧Voに発生するアンダーシュートが大きくなってしまう。
本発明では、ハイサイドスイッチのオフ時間を制御するオフ時間制御方式であり、入出力電圧差が小さい場合においても、出力電圧を目標値に保つことが可能であり、更に出力電流が急峻に増加する場合においても出力電圧に発生するアンダーシュートを抑制した高性能なDC−DCコンバータの提供を目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の第1の観点の降圧型のDC−DCコンバータは、スイッチとインダクタと整流器と平滑手段とを有する降圧型のDC−DCコンバータであって、
少なくとも前記スイッチをオン・オフ動作させ、前記平滑手段からの出力を検出して誤差信号を生成し、前記誤差信号に基づいて前記スイッチのオフ時間を調整するとともに、前記誤差信号が前記オフ時間の調整範囲を超えた場合には前記スイッチのオン時間を調整する制御部、を有する。このように構成された本発明の降圧型のDC−DCコンバータにおいては、入出力電圧差が小さい場合においても、出力電圧を目標値に保つことが可能である。
本発明の第2の観点の降圧型のDC−DCコンバータにおいては、前記第1の観点における前記制御部が、前記整流器に流れる電流に応じた電流検出信号を出力する電流検出部と、
前記平滑手段からの出力と目標値との誤差に応じた誤差信号を出力する出力検出部と、
前記電流検出信号と前記誤差信号とを比較してオン信号を出力する比較部と、
前記スイッチのターンオンから所定時間経過後にアクティブとなる第1のオフ信号を出力するタイマー部と、
前記出力検出部の電源電圧に基づく第1の信号と、前記誤差信号に基づく第2の信号とを比較し、前記第2の信号が前記第1の信号以下である場合、前記第1のオフ信号を第2のオフ信号として出力し、前記第2の信号が前記第1の信号を越えた場合、前記第1のオフ信号を非アクティブとするオン時間延長回路と、
前記オン信号に基づいて前記スイッチをオン状態とし、前記第2のオフ信号に基づいて前記スイッチをオフ状態とする駆動部と、を具備する。このように構成された本発明の降圧型のDC−DCコンバータにおいては、オフ時間制御方式において、入出力間の電圧差が小さい場合においても出力電圧の制御が可能であり、出力電流が急増した場合においてもアンダーシュートを最小限に抑制し、出力電圧を高速に目標値へと復帰させることができる。
本発明の第3の観点の降圧型のDC−DCコンバータでは、前記第2の観点における前記出力検出部において、前記第1の信号が前記出力検出部の電源電圧に比例し、前記第2の信号が前記誤差信号に比例するよう構成されている。このように構成された本発明の降圧型のDC−DCコンバータにおいては、オフ時間制御方式において、入出力間の電圧差が小さい場合においても出力電圧の正確な制御が可能となる。
本発明の第4の観点の降圧型のDC−DCコンバータにおいては、前記第1の観点における前記制御部が、前記整流器に流れる電流に応じた電流検出信号を出力する電流検出部と、
前記平滑手段からの出力と目標値との誤差に応じた誤差信号を出力する出力検出部と、
前記電流検出信号と前記誤差信号とを比較し、当該比較結果に基づきオン信号を出力する比較部と、
前記スイッチのターンオン時から所定時間経過後に第1のオフ信号を出力するタイマー部と、
前記オン信号に基づいて前記スイッチをオン状態とし、前記第1のオフ信号に基づいて前記スイッチをオフ状態とする駆動部と、を具備し、
前記タイマー部は、前記スイッチのターンオフ時に前記比較部から前記オン信号が入力されたとき前記所定時間を延長するよう構成されている。このように構成された本発明の降圧型のDC−DCコンバータにおいては、オフ時間制御方式において、出力電圧を高速に目標値へと復帰させることができる。
本発明の第5の観点の降圧型のDC−DCコンバータにおいては、前記第4の観点における前記タイマー部が、前記整流器のオン・オフ動作と連動するスイッチング素子と、定電流により充電する充電回路と、充電電圧と基準電圧とを比較する比較回路とを有し、
前記整流器のオン動作時に前記スイッチング素子により前記充電回路を放電し、前記整流器のオフ動作時に前記充電回路を充電して、前記比較回路において前記充電回路の充電電圧が基準電圧以上となったとき、前記スイッチをターンオフするよう構成されている。このように構成された本発明の降圧型のDC−DCコンバータにおいては、オフ時間制御方式において、出力電流が急増した場合においてもアンダーシュートを最小限に抑制し、出力電圧を高速に目標値へと復帰させることができる。
本発明の第6の観点の降圧型のDC−DCコンバータにおいては、前記第5の観点における前記タイマー部が、前記誤差信号と前記電流検出信号と前記スイッチのオン・オフ動作に応じた信号が入力されて、前記電流検出信号が前記誤差信号以下であり、前記スイッチがオン状態のとき、前記充電回路における充電電流を変化させて前記所定時間を調整するよう構成されている。このように構成された本発明の降圧型のDC−DCコンバータにおいては、オフ時間制御方式において、出力電流が急増した場合においてもアンダーシュートを最小限に抑制し、出力電圧を高速に目標値へと復帰させることができる。
本発明の第7の観点の降圧型のDC−DCコンバータにおいては、前記第4の観点における前記タイマー部が、一定電流を出力する定電流源と、
前記整流器のオフ動作時に前記定電流源により充電されるコンデンサと、
前記整流器のオン動作時に前記コンデンサを短絡放電するスイッチング素子と、
前記電流検出信号が前記誤差信号以下であり、前記スイッチがオン状態のとき、前記誤差信号と前記電流検出信号との差電圧に比例した電流を前記定電流源の出力から分流する電流源回路と、
前記コンデンサの充電電圧を所定の基準電圧と比較して前記駆動部への信号を出力する比較回路と、を具備する。このように構成された本発明の降圧型のDC−DCコンバータにおいては、オフ時間制御方式において、入出力間の電圧差が小さい場合においても出力電圧の制御が可能であり、また出力電流が急峻した場合においてもアンダーシュートを最小限に抑制し、出力電圧を高速に目標値へと復帰させることができる。
上記のように構成された本発明によれば、出力制御のためにスイッチのオフ時間を調整する降圧型のDC−DCコンバータにおいて、入出力電圧差が小さい場合、スイッチのオフ時間が最小値に至っても、スイッチのオン時間が延長される構成であるため、出力電圧を目標値に保持するように動作させることが可能である。また、出力電流が急峻に増加する場合においても、スイッチのオン時間が延長される構成であるため、出力への供給電力を高速に増加することにより、出力電圧の変動を抑制することができる。
本発明によれば、オフ時間制御方式の構成において、入出力電圧差が小さい場合でも、出力電圧を目標値に保持することが可能であり、出力電流が急峻に増加する場合でも出力電圧に発生するアンダーシュートを抑制した高性能な降圧型のDC−DCコンバータを提供することができる。
以下、本発明に係る好適な実施の形態の降圧型のDC−DCコンバータについて添付の図面を参照しつつ説明する。
第1の実施形態
図1は本発明に係る第1の実施形態の降圧型のDC−DCコンバータ構成を示す回路図である。図1において、11はハイサイドスイッチ、12はローサイドスイッチであり整流器、特に同期整流器として動作する、13はインダクタ、14は平滑手段であるコンデンサ、20は制御部である。制御部20は、出力検出部としてのエラーアンプ21、比較器22、電流検出部である電流検出器23、駆動部としてのRSラッチ24、タイマー回路25、比較器26、ANDゲート27を有する。入力端子15には入力電圧Viが入力され、基準電圧入力端子16には基準電圧Vrが入力され、出力端子17からは出力電圧Voが出力される。また、図1において、Veはエラーアンプ21が出力する誤差信号であり、Vccはエラーアンプ21の電源電圧である。電源電圧Vccは入力電圧Viから直接又は間接的に生成されているものとする。
比較器26の反転入力端子(−)には誤差信号Veを抵抗分割した信号Vimが入力され、非反転入力端子(+)には電源電圧Vccを抵抗分割した基準信号Vipが入力される。基準信号Vipは通常動作時における誤差信号Veの最大レベルと同等、若しくはそれに準じた電圧に設定されている。
図1において、入力電圧Viと接地電位との間に、ハイサイドスイッチ11とローサイドスイッチ12の直列体が接続されており、これらのスイッチ11,12の結合部18と出力端子Voとの間にインダクタ13とコンデンサ14により構成されたフィルタが接続されている。ハイサイドスイッチ11とローサイドスイッチ12は、それぞれが相補的にオン・オフ動作するように、RSラッチ24に接続されて制御されている。エラーアンプ21は非反転入力端子(+)に基準電圧Vrが入力され、反転入力端子(−)に出力電圧Voが接続され、誤差信号Veを出力する。比較器22はその非反転入力端子(+)にエラーアンプ21からの誤差信号Veが入力され、RSラッチ24をセットするセット信号STを出力する。電流検出器23は、ローサイドスイッチ12がオン状態のときにローサイドスイッチ12を介してインダクタ13に流れるインダクタ電流を検出する。また、電流検出器23は、電圧変換された電流検出信号Vc1を生成して、比較器22の反転入力端子(−)に入力する。タイマー部であるタイマー回路25は、RSラッチ24のリセット入力に接続されており、ハイサイドスイッチ11がオン状態になってから、所定の時間経過後にリセット信号CKを出力する。
前述のように、比較器26は、反転入力端子(−)に誤差信号Veを抵抗分割した信号Vimが入力され、非反転入力端子(+)に電源電圧Vccを抵抗分割した基準信号Vipが入力される。ANDゲート27には、比較器26の出力Aとタイマー回路25の出力CKが入力され、RSラッチ24をリセットするリセット信号RSTを出力する。第1の実施形態のDC−DCコンバータにおいては、比較器26とANDゲート27とがオン時間延長回路を構成する。
上記のように構成された第1の実施形態のDC−DCコンバータにおける降圧動作について説明する。
まず、図1に示した第1の実施形態のDC−DCコンバータにおいて、入出力電圧差(Vi−Vo)が充分大きいときの通常動作について説明する。
ハイサイドスイッチ11がオン状態であるとき、インダクタ13には入力電圧Viと出力電圧Voとの電圧差(Vi−Vo)が印加される。このとき、インダクタ13を流れるインダクタ電流ILは直線的に増加し、インダクタ13には磁気エネルギーが蓄えられる。ハイサイドスイッチ11がオフ状態であるとき、インダクタ13には出力電圧Voが逆方向に印加される。このとき、インダクタ電流ILは直線的に減少し、インダクタ13は磁気エネルギーを放出する。インダクタ電流ILはコンデンサ14によって平滑化され、出力には平均化された直流電流が供給される。出力電圧Voはエラーアンプ21の反転入力端子(−)にフィードバックされる。
一方、エラーアンプ21の非反転入力端子(+)には基準電圧Vrが入力される。エラーアンプ21から出力された誤差信号Veは、比較器22の非反転入力端子(+)に入力される。ローサイドスイッチ12を流れる電流を、電流−電圧変換された電流検出信号Vc1は、比較器22の反転入力端子(−)に入力される。インダクタ電流ILが減少し、電流検出信号Vc1がエラーアンプ21の出力する誤差信号Veまで低下すると、比較器22は出力を反転する。即ち、比較器22はRSラッチ24のセット信号STをHレベルにして、ハイサイドスイッチ11をオン状態とする。その後、インダクタ13の充電が開始される。
通常動作においては、誤差信号Veを抵抗分割した信号Vimが、電源電圧Vccを抵抗分割した基準信号Vip以下であるため、比較器26の出力AはHレベルとなる。したがって、RSラッチ24のリセット入力であるANDゲート27の出力RSTは、ハイサイドスイッチ11のオン時間を設定するタイマー回路25の出力CKによってのみ決定される。タイマー回路25は、ハイサイドスイッチ11がオン状態になってから、所定の時間経過後にリセット信号CKを出力し、ハイサイドスイッチ11をオフ状態とする。
以下、第1の実施形態の降圧型のDC−DCコンバータにおける通常動作においては、エラーアンプ21、比較器22、RSラッチ24の信号によってハイサイドスイッチ11とローサイドスイッチ12を相補的にオン・オフ動作させることにより、直流の出力電圧Voを出力する。
上記の通常動作において、出力端子Voからの出力電流の増加により、出力電圧Voが目標値より低下した場合、出力電圧Voの低下を検出したエラーアンプ21は、誤差信号Veを上昇させる。このため、低下していくローサイドスイッチ12の電流検出信号Vc1が誤差信号Veに達するまでの時間、即ち、ハイサイドスイッチ11のオフ時間が、短くなる。タイマー回路25によって設定されているハイサイドスイッチ11のオン時間は、一定であるため、インダクタ電流ILは全体的に増加する。この結果、コンデンサ14への供給電力が増加し、低下した出力電圧Voは上昇する。
逆に、出力端子Voからの出力電流の減少によって、出力電圧Voが上昇した場合、エラーアンプ21は誤差信号Veを低下させる。このため、ローサイドスイッチ12の電流検出信号Vc1が誤差信号Veに達するまでの時間、即ち、ハイサイドスイッチ11のオフ時間が長くなる。タイマー回路25によって設定されているハイサイドスイッチ11のオン時間は一定であるため、インダクタ電流ILは全体的に減少する。この結果、コンデンサ14へ供給される電力が減少し、増加した出力電圧Voは低下する。以上のように、図1に示した第1の実施形態のDC−DCコンバータは出力電圧Voを目標値(基準電圧Vr)に保持するよう動作する。
次に、入出力電圧差(Vi−Vo)が低い場合の動作について説明する。前述のように従来のDC−DCコンバータでは、ハイサイドスイッチのオン状態から再びハイサイドスイッチがオン状態となるまでに回路的に最小のオフ時間(最小オフ時間)が存在する。このように、ハイサイドスイッチのオフ時間に最小値(最小オフ時間)が存在するため、ハイサイドスイッチのオン時間がタイマー回路で予め設定された一定時間であると、出力電圧Voを目標値(Vr)に調整することはできない。このことは、前述の発明が解決しようとする課題の欄で説明した。
本発明に係る第1の実施形態の降圧型のDC−DCコンバータの構成であれば、以下に説明するように、ハイサイドスイッチ11のオン時間を延長することが可能であり、理論上はハイサイドスイッチ11の常時オン動作ができるため、出力電圧Voを目標値(基準電圧Vr)にすることが可能である。
入出力電圧差(Vi−Vo)が低く、出力電圧Voが目標値(基準電圧Vr)に達しない場合、エラーアンプ21の出力である誤差信号Veは上昇し、信号Vimのレベルは基準信号Vipを越える。このため比較器26の出力AはLレベルとなる。したがって、タイマー回路25の出力CKがHレベルになっても、ANDゲート27の出力RSTはLレベルである。そのため、RSラッチ24はセット状態が保持され、RSラッチの出力QはLレベル、即ちハイサイドスイッチ11のオン状態が維持される。このように、実施形態のDC−DCコンバータの構成によれば、ハイサイドスイッチ11のオン状態がタイマー回路25によって設定されているオン時間以上に延長されるため、低い入出力電圧差(Vi−Vo)であっても、インダクタ電流ILは増加し、出力電圧Voは目標値Vrに達する。このことにより、やがてエラーアンプ21からの誤差信号Veが低下して、信号Vimが、基準信号Vipのレベル以下になり、比較器26の出力AはHレベルとなる。この結果、ANDゲート27の出力RSTがHレベルとなり、RSラッチ24はリセットされ、ハイサイドスイッチ11はオフ状態となる。
ハイサイドスイッチ11がオフ状態となった後、インダクタ13のインダクタ電流ILは減少に転じるが、電流検出信号Vc1は瞬時にエラーアンプ21からの誤差信号Veを下回る。この結果、比較器22は反転して出力(セット信号ST)をHレベルとする。このため、RSラッチ24はセットされ、出力QがHレベルとなって、ハイサイドスイッチ11は再びオン状態となる。この間のハイサイドスイッチ11のオフ時間が最小オフ時間となる。即ち、入出力電圧差(Vi−Vo)が小さい時には、ハイサイドスイッチ11を流れる電流が制御に必要な所定値に達するまで、オン時間が延長され、且つ最小オフ時間でハイサイドスイッチ11はオン・オフ動作される。このように動作することにより、出力電圧Voは目標値(基準電圧Vr)に保持される。
なお、タイマー回路25は、ハイサイドスイッチ11のターンオンからの所定時間経過後にHレベルを出力すると、セット信号STがHレベルになるまでは、出力をHレベルに維持するものとする。
また、出力電流が急峻に増加した場合、出力電圧Voが目標値から低下すると、出力電圧Voの低下を検出したエラーアンプ21が誤差信号Veを上昇させる。エラーアンプ21からの誤差信号Veに準じた信号Vimが、エラーアンプ21の電源電圧Vccに準じた基準信号Vipより大きい間は、前述の通りハイサイドスイッチ11のオン時間が延長される。したがって、インダクタ電流ILは出力電流を越えるまで増加し、低下した出力電圧Voを上昇へと転じる。この結果、出力電圧Voのアンダーシュートは最小限に抑制され、低下した出力電圧Voは瞬時に目標値へと復帰する。
以上のように、本発明に係る第1の実施形態のDC−DCコンバータによれば、ハイサイドスイッチのオフ時間を制御するオフ時間制御方式において、入出力間の電圧差が小さい場合においても出力電圧の制御が可能であり、出力電流が急増した場合においてもアンダーシュートを最小限に抑制し、出力電圧Voを高速に目標値へと復帰させる高性能なDC−DCコンバータを実現させることができる。
第2の実施形態
以下、本発明に係る第2の実施形態の降圧型のDC−DCコンバータについて図2を参照しつつ説明する。
前述の第1の実施形態のDC−DCコンバータにおいては、エラーアンプ21の出力である誤差信号Veのレベルによって出力電圧Voの低下を検出し、ハイサイドスイッチ11のオン時間を延長した構成であるが、比較器22の出力によっても出力電圧Voの低下を検出することが可能である。ハイサイドスイッチ11のオフ状態において、ローサイドスイッチ12を流れる電流を検出した電流検出信号Vc1の値が、誤差信号Ve以下であれば、比較器22の出力(ST)はHレベルのままである。この場合、タイマー回路25の出力(CK)は即座にLレベルとなって、RSラッチ24はセットされ、最小オフ時間でハイサイドスイッチ11をターンオンさせる動作となる。このような構成の具体例として、第2の実施形態のDC−DCコンバータを説明する。
図2は本発明に係る第2の実施形態の降圧型のDC−DCコンバータの構成を示す回路図である。第2の実施形態のDC−DCコンバータにおいては、前述したように比較器(22)の出力を利用してハイサイドスイッチ(11)のオン時間延長を可能としたものである。図2の第2の実施形態のDC−DCコンバータにおいて、図1に示した第1の実施形態のDC−DCコンバータと同様の機能、構成を有するものについては同じ番号を付与し、その説明は省略する。
第2の実施形態のDC−DCコンバータにおいて、図1に示した第1の実施形態のDC−DCコンバータと異なる点は、比較器26を廃止し、ハイサイドスイッチ11の駆動信号とインバータ29を介して比較器22の出力が入力されるNORゲート28と、ハイサイドスイッチ11の駆動信号と比較器22の出力が入力されるNORゲート30と、NORゲート28の出力でセットされ、NORゲート30の出力でリセットされる第2のRSラッチ31を設けた点と、図1のタイマー回路25を第2のRSラッチ31の出力を受けてオン時間の設定値を延長する機能を付加したタイマー回路25aを設けた点である。
第2の実施形態におけるタイマー回路25aは、定電流源250と、定電流源250で充電されるコンデンサ251と、コンデンサ251を短絡放電するスイッチング素子であるトランジスタ252と、第2のRSラッチ31の出力によって活性化されて誤差信号Veと電流検出信号Vc1との差電圧(Ve−Vc1)に比例した電流Isを定電流源250から分流する電流源回路253と、コンデンサ251の電圧を所定の基準電圧Vrrと比較して第1のRSラッチ24へのリセット信号RSTを出力する比較回路である比較器254とを備えている。タイマー回路25aにおけるトランジスタ252は、ローサイドスイッチ12と同期して駆動されるよう構成されている。なお、第2の実施形態においては、定電流源250とコンデンサ251により充電回路が構成されている。
上記のように構成された図2に示した第2の実施形態の降圧型のDC−DCコンバータの動作について説明する。
まず、通常動作について説明する。通常動作においては、ハイサイドスイッチ11がオフ状態、ローサイドスイッチ12がオン状態の場合、減少する電流検出信号Vc1は誤差信号Veより高いため、比較器22の出力はLレベルであり、第2のRSラッチ31はリセットされてLレベルを出力している。
タイマー回路25aにおいては、トランジスタ252がローサイドスイッチ12とともにオン状態となり、コンデンサ251を短絡放電している。電流検出信号Vc1が誤差信号Veを下回って比較器22の出力がHレベルとなると、第1のRSラッチ24はセットされて、ローサイドスイッチ12はターンオフし、ハイサイドスイッチ11はオン状態となる。第2のRSラッチ31はセット信号がLレベルであるため、リセット状態、即ち、出力がLレベルを維持する。タイマー回路25aにおいては、トランジスタ252がローサイドスイッチ12とともにオフ状態となり、コンデンサ251は定電流源250によって定電流充電される。この時、電流源回路253は不活性となっている。充電されたコンデンサ251の電圧が基準電圧Vrrに達すると、比較器254の出力がLレベルからHレベルに反転し、第1のRSラッチ24をリセットし、ハイサイドスイッチ11はターンオフし、ローサイドスイッチ12はオン状態となる。
以上の動作を繰り返して、ハイサイドスイッチ11とローサイドスイッチ12が相補的にオン・オフ動作することにより、目標の直流の出力電圧Voを出力する。
次に、入出力電圧差(Vi−Vo)が低い場合の動作について説明する。
入出力電圧差(Vi−Vo)が低く、出力電圧Voが目標値(基準電圧Vr)に達しない場合、エラーアンプ21の出力である誤差信号Veは上昇して、ハイサイドスイッチ11がオフ状態、ローサイドスイッチ12がオン状態の場合にも電流検出信号Vc1のレベルは誤差信号Veに達しなくなる。このため、比較器22の出力はLレベルとなり、第2のRSラッチ31はセットされ、タイマー回路25aでは電流源回路253が活性化され、コンデンサ251の充電電流は定電流源250の定電流から電流源回路253の電流を差し引いたものとなる。したがって、前述の通常動作に比べてコンデンサ251が基準電圧Vrrに達するまでの充電時間が長くなり、ハイサイドスイッチ11のオン時間が延長される。このオン時間は誤差信号Veと電流検出信号Vc1との差電圧(Ve−Vc1)が大きいほど長くなる。
ハイサイドスイッチ11のオン状態がタイマー回路25aによって設定されていたオン時間以上に延長されることにより、低い入出力電圧差(Vi−Vo)であっても、インダクタ電流ILは増加し、出力電圧Voは増加する。タイマー回路25aによって延長設定されたオン時間後に第1のRSラッチ24がリセットされると、ハイサイドスイッチ11がターンオフし、ローサイドスイッチ12はオン状態となる。この時、電流検出信号Vc1がまだ誤差信号Ve以下のレベルであれば、比較器22はHレベルであり、RSラッチ24は瞬時にセットされて、最小オフ時間でローサイドスイッチ12はターンオフし、ハイサイドスイッチ11はオン状態となり、第2のRSラッチ31はセットを維持し、タイマー回路25aは延長オン時間動作となる。
逆に、ハイサイドスイッチ11がターンオフし、ローサイドスイッチ12がオン状態となった時、電流検出信号Vc1が誤差信号Ve以上のレベルであれば、前述の通常動作に戻る。
また、出力電流が急峻に増加した場合、出力電圧Voが目標値から低下すると、出力電圧Voの低下を検出したエラーアンプ21は誤差信号Veを上昇させる。電流検出信号Vc1のレベル以上に誤差信号Veが上昇すると、前述の通り、ハイサイドスイッチ11のオン時間が延長される。したがって、インダクタ電流ILは出力電流を越えるまで増加し、低下した出力電圧Voが上昇へと転じる。この結果、出力電圧Voのアンダーシュートは最小限に抑制され、低下した出力電圧Voは高速に所望値へと復帰する。
以上のように本発明の降圧型のDC−DCコンバータによれば、ハイサイドスイッチのオフ時間を制御するオフ時間制御方式において、入出力間の電圧差が小さい場合においても出力電圧の制御が可能であり、また出力電流が急峻した場合においてもアンダーシュートを最小限に抑制し、出力電圧Voを高速に目標値へと復帰させることができる高性能なDC−DCコンバータを実現できる。
本発明は、出力制御のためにスイッチのオフ時間を調整する降圧型のDC−DCコンバータにおいて有用であり、例えば、パーソナルコンピュータや携帯電話等の電子機器の電源回路として利用することができる。
本発明に係る第1の実施形態の降圧型のDC−DCコンバータの構成を示す回路図。 本発明に係る第2の実施形態の降圧型のDC−DCコンバータの構成を示す回路図。 従来のDC−DCコンバータの構成を示す回路図。
符号の説明
11 ハイサイドスイッチ
12 ローサイドスイッチ
13 インダクタ
14 コンデンサ
15 入力端子
16 基準電圧入力端子
17 出力端子
18 結合点
20 制御部
21 エラーアンプ
22 比較器
23 電流検出器
24 RSラッチ
25 タイマー回路
25a タイマー回路
26 比較器
27 ANDゲート
28 NORゲート
29 インバータ
30 NORゲート
31 第2のRSラッチ
250 定電流源
251 コンデンサ
252 トランジスタ
253 電流源回路
254 比較器

Claims (7)

  1. スイッチとインダクタと整流器と平滑手段とを有する降圧型のDC−DCコンバータであって、
    少なくとも前記スイッチをオン・オフ動作させ、前記平滑手段からの出力を検出して誤差信号を生成し、前記誤差信号に基づいて前記スイッチのオフ時間を調整するとともに、前記誤差信号が前記オフ時間の調整範囲を超えた場合には前記スイッチのオン時間を調整する制御部、を有する降圧型のDC−DCコンバータ。
  2. 前記制御部は、前記整流器に流れる電流に応じた電流検出信号を出力する電流検出部と、
    前記平滑手段からの出力と目標値との誤差に応じた誤差信号を出力する出力検出部と、
    前記電流検出信号と前記誤差信号とを比較してオン信号を出力する比較部と、
    前記スイッチのターンオンから所定時間経過後にアクティブとなる第1のオフ信号を出力するタイマー部と、
    前記出力検出部の電源電圧に基づく第1の信号と、前記誤差信号に基づく第2の信号とを比較し、前記第2の信号が前記第1の信号以下である場合、前記第1のオフ信号を第2のオフ信号として出力し、前記第2の信号が前記第1の信号を越えた場合、前記第1のオフ信号を非アクティブとするオン時間延長回路と、
    前記オン信号に基づいて前記スイッチをオン状態とし、前記第2のオフ信号に基づいて前記スイッチをオフ状態とする駆動部と、
    を具備する請求項1記載の降圧型のDC−DCコンバータ。
  3. 前記出力検出部において、前記第1の信号は前記出力検出部の電源電圧に比例し、前記第2の信号は前記誤差信号に比例するよう構成された請求項2記載の降圧型のDC−DCコンバータ。
  4. 前記制御部は、前記整流器に流れる電流に応じた電流検出信号を出力する電流検出部と、
    前記平滑手段からの出力と目標値との誤差に応じた誤差信号を出力する出力検出部と、
    前記電流検出信号と前記誤差信号とを比較し、当該比較結果に基づきオン信号を出力する比較部と、
    前記スイッチのターンオン時から所定時間経過後に第1のオフ信号を出力するタイマー部と、
    前記オン信号に基づいて前記スイッチをオン状態とし、前記第1のオフ信号に基づいて前記スイッチをオフ状態とする駆動部と、を具備し、
    前記タイマー部は、前記スイッチのターンオフ時に前記比較部から前記オン信号が入力されたとき前記所定時間を延長するよう構成された請求項1記載の降圧型のDC−DCコンバータ。
  5. 前記タイマー部は、前記整流器のオン・オフ動作と連動するスイッチング素子と、定電流により充電する充電回路と、充電電圧と基準電圧とを比較する比較回路とを有し、
    前記整流器のオン動作時に前記スイッチング素子により前記充電回路を放電し、前記整流器のオフ動作時に前記充電回路を充電して、前記比較回路において前記充電回路の充電電圧が基準電圧以上となったとき、前記スイッチをターンオフするよう構成された請求項4に記載の降圧型のDC−DCコンバータ。
  6. 前記タイマー部は、前記誤差信号と前記電流検出信号と前記スイッチのオン・オフ動作に応じた信号が入力されて、前記電流検出信号が前記誤差信号以下であり、前記スイッチがオン状態のとき、前記充電回路における充電電流を変化させて前記所定時間を調整するよう構成された請求項5に記載の降圧型のDC−DCコンバータ。
  7. 前記タイマー部は、一定電流を出力する定電流源と、
    前記整流器のオフ動作時に前記定電流源により充電されるコンデンサと、
    前記整流器のオン動作時に前記コンデンサを短絡放電するスイッチング素子と、
    前記電流検出信号が前記誤差信号以下であり、前記スイッチがオン状態のとき、前記誤差信号と前記電流検出信号との差電圧に比例した電流を前記定電流源の出力から分流する電流源回路と、
    前記コンデンサの充電電圧を所定の基準電圧と比較して前記駆動部への信号を出力する比較回路と、を具備する請求項4に記載の降圧型のDC−DCコンバータ。
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