JP2008271418A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】紙指紋情報を用いて不正コピーを防止するための装置において、2回目以降の原本のコピー時には、原稿画像の読み取り動作が不要な画像形成装置等を提供する。
【解決手段】紙指紋登録時には、原稿から原稿画像データを読み取る。さらに、原稿から紙指紋情報を読み取る。そして、原稿画像データと、紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録する。コピー時には、原稿から読み取った紙指紋情報を当該装置に送信し、紙指紋情報が登録済みか否かの判定を当該装置に要求する。登録済みの判定結果を受け取った場合、紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データを当該装置から読み出す。
【選択図】図13

Description

本発明は、書類の原本保証を行うために、用紙の紙繊維パターン(「紙指紋情報」と称す。)を用紙の識別情報として利用して用紙の識別を行う画像形成装置に関する。
従来、契約書や証明書等の重要書類の原本をコピーする際に、原本に埋め込まれている識別情報に基づいて、原本の不正コピーを防止する方法が提案されている。この方法によれば、例えば、識別情報に基づいて、原本のコピー回数が所定回数以上かどうかを判定し、コピーが所定回数以上されている場合には、ユーザに対して警告メッセージを発し、コピーを強行するか又は中止するかをユーザに選択させる。しかし、この手法では、電子透かし、ICチップ、バーコード等を用いて識別情報を原本に予め付加(埋め込み、装着、印刷等)しておかなければならない。したがって、識別情報が予め付加されていない原本に対しては、当然、この方法を適用することはできない。
一方、用紙の紙指紋情報を紙の個体識別情報として利用して不正コピーを防止する方法も提案されている。用紙は、細い天然繊維が絡まってできており、この天然繊維の絡み具合はランダムであり、全く同じ紙繊維のパターンを持つ用紙が存在する可能性は極めて低いと考えられている。したがって、この紙繊維のパターンを紙指紋情報として扱うことができる。この紙指紋情報は、人間の指の指紋と同じように、一枚一枚の紙毎に異なる特性をもつ。したがって、紙指紋情報を個体識別情報として利用すれば、電子透かし等の手段を用いて原本に識別情報を付加する必要はなくなる。さらに、紙繊維のパターンは多少の曲げでも崩れることが無く耐久性が強く、時間の経過による経年変化も少ないため、紙指紋情報は長期にわたって個体識別情報として利用可能である。
特開2005―98177号公報
上述した紙指紋情報による不正コピー防止方法において、用紙の紙指紋情報をスキャナで読み取る場合、用紙上の画像を読み取るときに用いるスキャナ光量よりも少ないスキャナ光量で用紙を読み取る必要がある。つまり、用紙の紙指紋情報をスキャナで読み取る場合、光源の明るさを通常よりも落とす必要がある。したがって、紙指紋情報による不正コピー防止方法においては、原稿のコピー時に、画像の読み取り動作と、紙指紋情報の読み取り動作を別々に行わなければならず、そのため、コピーの効率が低下するという課題がある。
本発明の画像形成装置は、原稿から原稿画像データを読み取る手段と、前記原稿から紙指紋情報を読み取る手段と、前記原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録する手段と、原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求する手段と、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行う手段と、前記画像処理された原稿画像データを印刷出力する手段を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、原稿から原稿画像データを読み取る手段と、前記原稿から紙指紋情報を読み取る手段と、前記原稿画像と前記紙指紋情報を記憶する手段と、前記原稿画像データと前記紙指紋情報とを関連付けて、前記記憶する手段に登録する手段と、原稿から読み取った紙指紋情報が登録済みか未登録かを判定する手段と、前記判定する手段が登録済みの判定結果を出力した場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データに画像処理を行い、未登録の判定結果を出力した場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行う手段と、前記画像処理された原稿画像データを印刷出力する手段を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、複数頁の原稿から複数の原稿画像データを読み取る手段と、前記複数の原稿画像データを1枚の出力用紙に形成する手段と、前記出力用紙から紙指紋情報を読み取る手段と、前記複数の原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録する手段と、原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求する手段と、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている複数の原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行う手段と、前記画像処理された原稿画像データを印刷出力する手段を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、WebページのURLが印刷された原稿から当該URLを読み取る手段と、前記原稿から紙指紋情報を読み取る手段と、前記URLと、前記紙指紋情報とを関連付けて第一の情報処理装置に登録する手段と、原稿から読み取った紙指紋情報を前記第一の情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該第一の情報処理装置に要求する手段と、前記第一の情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているURLを前記第一の情報処理装置から読み出し、当該URLが示すWebページを第二の情報処理装置からダウンロードして、画像処理を行い、前記第一の情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行う手段と、前記画像処理された原稿画像データを印刷出力する手段を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、原稿から原稿画像データを読み取る手段と、前記原稿画像データと複数のバリアブルデータとを合成した画像データを複数枚の出力用紙に形成する手段と、前記複数枚の出力用紙から各々の紙指紋情報を読み取り、複数の紙指紋情報を得る手段と、前記複数のバリアブルデータと、前記複数の紙指紋情報とを各々関連付けて情報処理装置に登録する手段と、原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求する手段と、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているバリアブルデータを前記情報処理装置から読み出して印刷出力する手段を備えることを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、原稿から原稿画像データを読み取るステップと、前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、前記原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録するステップと、原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップを含むことを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、原稿から原稿画像データを読み取るステップと、前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、前記原稿画像と前記紙指紋情報を記憶するステップと、前記原稿画像データと前記紙指紋情報とを関連付けて、前記記憶する手段に登録するステップと、原稿から読み取った紙指紋情報が登録済みか未登録かを判定するステップと、前記判定する手段が登録済みの判定結果を出力した場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データに画像処理を行い、未登録の判定結果を出力した場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、
前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップを含むことを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、複数頁の原稿から複数の原稿画像データを読み取るステップと、前記複数の原稿画像データを1枚の出力用紙に形成するステップと、前記出力用紙から紙指紋情報を読み取るステップと、前記複数の原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録するステップと、原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている複数の原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップを含むことを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、WebページのURLが印刷された原稿から当該URLを読み取るステップと、前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、前記URLと、前記紙指紋情報とを関連付けて第一の情報処理装置に登録するステップと、原稿から読み取った紙指紋情報を前記第一の情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該第一の情報処理装置に要求するステップと、前記第一の情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているURLを前記第一の情報処理装置から読み出し、当該URLが示すWebページを第二の情報処理装置からダウンロードして、画像処理を行い、前記第一の情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップを含むことを特徴とする。
本発明の画像形成方法は、原稿から原稿画像データを読み取るステップと、前記原稿画像データと複数のバリアブルデータとを合成した画像データを複数枚の出力用紙に形成するステップと、前記複数枚の出力用紙から各々の紙指紋情報を読み取り、複数の紙指紋情報を得るステップと、前記複数のバリアブルデータと、前記複数の紙指紋情報とを各々関連付けて情報処理装置に登録するステップと、原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているバリアブルデータを前記情報処理装置から読み出して印刷出力するステップを含むことを特徴とする。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに、
原稿から原稿画像データを読み取るステップと、前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、前記原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録するステップと、原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップを実行させる。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに、
複数頁の原稿から複数の原稿画像データを読み取るステップと、前記複数の原稿画像データを1枚の出力用紙に形成するステップと、前記出力用紙から紙指紋情報を読み取るステップと、前記複数の原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録するステップと、原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている複数の原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップを実行させる。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに、
WebページのURLが印刷された原稿から当該URLを読み取るステップと、
前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、前記URLと、前記紙指紋情報とを関連付けて第一の情報処理装置に登録するステップと、原稿から読み取った紙指紋情報を前記第一の情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該第一の情報処理装置に要求するステップと、前記第一の情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているURLを前記第一の情報処理装置から読み出し、当該URLが示すWebページを第二の情報処理装置からダウンロードして、画像処理を行い、前記第一の情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップを実行させる。
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、コンピュータに、
原稿から原稿画像データを読み取るステップと、前記原稿画像データと複数のバリアブルデータとを合成した画像データを複数枚の出力用紙に形成するステップと、前記複数枚の出力用紙から各々の紙指紋情報を読み取り、複数の紙指紋情報を得るステップと、前記複数のバリアブルデータと、前記複数の紙指紋情報とを各々関連付けて情報処理装置に登録するステップと、原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているバリアブルデータを前記情報処理装置から読み出して印刷出力するステップを実行させる。
本発明のプログラムは、コンピュータに、
原稿から原稿画像データを読み取るステップと、前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、前記原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録するステップと、原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップを実行させる。
本発明のプログラムは、コンピュータに、
複数頁の原稿から複数の原稿画像データを読み取るステップと、前記複数の原稿画像データを1枚の出力用紙に形成するステップと、前記出力用紙から紙指紋情報を読み取るステップと、前記複数の原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録するステップと、原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている複数の原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップを実行させる。
本発明のプログラムは、コンピュータに、
WebページのURLが印刷された原稿から当該URLを読み取るステップと、前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、前記URLと、前記紙指紋情報とを関連付けて第一の情報処理装置に登録するステップと、原稿から読み取った紙指紋情報を前記第一の情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該第一の情報処理装置に要求するステップと、前記第一の情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているURLを前記第一の情報処理装置から読み出し、当該URLが示すWebページを第二の情報処理装置からダウンロードして、画像処理を行い、前記第一の情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップを実行させる。
本発明のプログラムは、コンピュータに、
原稿から原稿画像データを読み取るステップと、前記原稿画像データと複数のバリアブルデータとを合成した画像データを複数枚の出力用紙に形成するステップと、前記複数枚の出力用紙から各々の紙指紋情報を読み取り、複数の紙指紋情報を得るステップと、前記複数のバリアブルデータと、前記複数の紙指紋情報とを各々関連付けて情報処理装置に登録するステップと、原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているバリアブルデータを前記情報処理装置から読み出して印刷出力するステップを実行させる。
本発明によれば、紙指紋情報による不正コピー防止方法において、2回目以降の原本のコピー時には、原稿画像の読み取り動作が不要であるため、コピーの生産性を従来手法よりも向上させることができる。
本発明を適用可能なシステムの構成例及び動作例を、図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用可能なシステムの構成例を示すブロック図である。
本システムは、1台のホストコンピュータ(以下、「PC」と称す。)40と、3台の画像形成装置10、20、30と、情報処理装置であるサーバ50を備える。各装置は、LAN60を介して相互に通信を行う。
尚、LAN60に接続される装置の種類や台数は、本例に限定されるものではない。また、各装置間の通信方式もLANに限定されるものではなく、WAN(公衆回線)等の通信方式や、USB等のシリアル伝送方式や、セントロニクスやSCSI等のパラレル伝送方式であっても構わない。
PC40は、LAN60やWANを介して、FTPやSMBプロトコルを用いたファイル転送や電子メールの送受信を他の装置との間で行う。また、PC40は、装置にインストールされているプリンタドライバを用いて、画像形成装置10、20、30に対して印字命令を発行する。
画像形成装置10は、操作部12と、スキャナ13と、プリンタ14と、コントローラ11を備える。画像形成装置20は、操作部22と、スキャナ23と、プリンタ24と、コントローラ21を備える。画像形成装置30は、操作部32と、コントローラ31と、プリンタ33を備える。画像形成装置30は、スキャナを備えていない点で他の画像形成装置とは異なる。
操作部12、23、32は、ユーザからの印刷指示等を入力し、かつ、ユーザに印刷ステータス等を提示するためのユーザ・インタフェース画面を備える。スキャナ13、23は、原稿に印刷された画像を読み取り画像データに変換する。プリンタ14、24、33は、画像データを用紙上に形成する。コントローラ11、21、31は、画像形成装置全体の動作を制御する。
サーバ50は、画像形成装置10、20から送られた紙指紋情報と、当該紙指紋情報に対応する画像データを登録する共に、新たに送られた紙指紋情報と登録済みの紙指紋情報とを照合を行う。これにより、サーバ50は、新たに送られた紙指紋情報が既にサーバ50に登録されているかどうかを判定する。新たに送られた紙指紋情報が既にサーバ50に登録されている場合には、当該紙指紋情報に対応する画像データを画像形成装置10、20に送信する。その処理内容の詳細については、後述する。
尚、紙指紋情報及びそれに対応する画像データを登録する装置は、画像形成装置に内蔵された記憶装置であってもよい。その場合、画像形成装置自体が紙指紋情報の照合等を行う。
次に、画像形成装置10を例に挙げて、画像形成装置の構成例及び動作例を、図面を参照して説明する。
図2は、画像形成装置10の外観図である。
画像形成装置10は、操作部12、スキャナ13、プリンタ14、原稿フィーダ201、トレイ202、用紙カセット203、204、205を備える。
スキャナ13は、複数のCCDを有する。各CCDの感度が夫々異なっていると、原稿上の各画素の濃度が同じでも各画素が夫々違う濃度であると認識される。そこで、スキャナ13は、最初に、白板(一様に白い板)を露光走査し、露光走査して得られた反射光の量を電気信号に変換してコントローラ11に出力する。コントローラ11内のシェーディング補正部(後述する)は、各CCDから得られた電気信号を元に、各CCDの感度の違いを認識する。そして、認識されたCCDの感度の違いを利用して、原稿上の画像をスキャンして得た電気信号の値を補正する。さらに、シェーディング補正部は、コントローラ11内のCPUからゲイン調整の情報を受取ると、当該情報に基づいてゲイン調整を行う。ゲイン調整は、原稿を露光走査して得られた電気信号の値をどのように0〜255の輝度信号値に割り付けるかを調整するために用いられる。シェーディング補正部は、ゲイン調整を行うことにより、原稿を露光走査して得られた電気信号の値を、高い輝度信号値又は低い輝度信号値に変換する。
次に、スキャナ13が原稿上の画像を読み取る方法について説明する。
スキャナ13は、原稿上の画像を露光走査して得られた反射光をCCDに入力して、光信号を電気信号に変換し、次いで、電気信号をRGBからなる輝度信号に変換し、さらに、当該輝度信号を画像データとしてコントローラ11に対して出力する装置である。
ユーザが原稿を原稿フィーダ201のトレイ202にセットし、操作部12から読み取り開始を指示すると、コントローラ11は、スキャナ13に対して原稿読み取り指示を送る。
スキャナ13は、原稿読み取り指示を受けると、原稿フィーダ201がトレイ202から原稿を1枚ずつフィードして、原稿を読み取る。尚、原稿の読み取り方式は、原稿フィーダ201による自動送り方式ではなく、原稿をガラス面(不図示)上に載置し、露光部を移動させて原稿の走査を行う方式であってもよい。
プリンタ14は、コントローラ11から受取った画像データを用紙上に形成する。なお、本実施例における画像形成方式は、感光体ドラムや感光体ベルトを用いた電子写真方式であるが、これに限定されない。例えば、微少ノズルアレイからインクを吐出して用紙上に印字するインクジェット方式などでもよい。
用紙カセット203、204、205は、異なる用紙サイズ(A4、B4等)又は異なる用紙方向(縦方向、横方向)に対応可能である。排紙トレイ206は、印字後の用紙を排出する。
次に、画像形成装置10内部のコントローラ11の構成例を、図面を参照して説明する。
図3は、コントローラ11の構成例を示すブロック図である。
CPU301は、ROM303に記憶された制御プログラム等に基づいて接続中の各種デバイスとの間の入出力を統括的に制御すると共に、コントローラ内部で行われる各種処理についても統括的に制御する。
RAM302は、CPU301が使用するシステムワークメモリであり、かつ、画像データを一時記憶するメモリである。
ROM303は、画像形成装置のブートプログラム等を格納する。
HDD304は、ハードディスクドライブであり、システムソフトウェアや画像データを格納する。
操作部I/F305は、システムバス310と操作部12とを接続するためのインタフェース部である。操作部I/F305は、操作部12に表示する画像データをシステムバス310から受取り操作部12に出力し、操作部12から入力された情報をシステムバス310へ出力する。
NetworkI/F306は、LAN60とシステムバス310とを接続するためのインタフェース部である。
Modem307は、WAN331とシステムバス310とを接続するためのインタフェース部である。
2値画像回転部308は、送信前の画像データの方向を変換する。
2値多値画像圧縮・伸張部309は、送信前の画像データの解像度を所定の解像度や相手装置の処理能力に合わせた解像度に変換するために圧縮・伸張を行う。圧縮及び伸張には、JBIG、MMR、MR、MHなどの方式が用いられる。
画像バス330は、画像データを転送するための伝送路であり、PCIバス又はIEEE1394で構成されている。
スキャナ画像処理部312は、スキャナ13からスキャナI/F311を介して受取った画像データに対して、補正、加工、及び編集を行う。なお、スキャナ画像処理部312は、受取った画像データがカラー原稿か白黒原稿か、文字原稿か写真原稿かなどを判定する。そして、その判定結果を画像データに付随させる。こうした付随情報は属性データと称する。スキャナ画像処理部312が実行する処理の詳細については後述する。
圧縮部313は、画像バス330から画像データを受取り、それを32画素×32画素のブロック単位に分割する。なお、32×32画素からなる1ブロックの画像データをタイル画像データと称する。図4は、タイル画像データを概念的に表す図である。一つのタイル画像は、32×32画素からなるタイル画像データを含む。尚、タイル画像データには、1ブロックの平均輝度情報や、原稿内におけるタイル画像の位置がヘッダ情報として付加される。さらに、圧縮部313は、複数のタイル画像データから構成される画像データを圧縮処理する。
伸張部316は、画像バス330から、複数のタイル画像データから構成される圧縮された画像データを受け取り、それを伸張し、さらに、ラスタ展開してプリンタ画像処理部315に送る。
プリンタ画像処理部315は、受け取った画像データに付随する属性データを参照して、画像データに対して画像処理を行い、プリンタI/F314に送る。プリンタ画像処理部315が行う処理の詳細については後述する。
プリンタI/F314は、受け取った画像処理後の画像データをプリンタ14に送る。
画像変換部317は、画像データに対して所定の変換処理を行う。画像変換部317は、伸張部318、圧縮部319、回転部320、変倍部321、色空間変換部322、2値多値変換部323、合成部327、間引き部326、移動部325、多値2値変換部324を備える。
伸張部318は、画像バス330から受取った画像データを伸張する。
圧縮部319は、画像バス330から受取った画像データを圧縮する。
回転部320は、伸張部318又は圧縮部319から受取った画像データを回転する。
変倍部321は、伸張部318又は圧縮部319から受取った画像データに対し解像度変換処理(例えば600dpiから200dpiへの変換)を行う。
色空間変換部322は、伸張部318又は圧縮部319から受取った画像データの色空間を変換する。色空間変換部322は、マトリクス又はテーブルを用いて公知の下地飛ばし処理を行い、又は、公知のLOG変換処理(RGB→CMY)を行い、又は、公知の出力色補正処理(CMY→CMYK)を行う。
2値多値変換部323は、伸張部318又は圧縮部319から受取った2階調の画像データを256階調の画像データに変換する。
多値2値変換部324は、伸張部318又は圧縮部319から受取った256階調の画像データを誤差拡散処理などの手法を用いて2階調の画像データに変換する。
合成部327は、伸張部318又は圧縮部319から受取った2つの画像データを合成して1枚の画像データを生成する。なお、2つの画像データを合成する際には、合成対象の画素同士が持つ輝度値の平均値を合成輝度値とする方法や、輝度レベルで明るい方の画素の輝度値を合成後の画素の輝度値とする方法が適用される。また、暗い方を合成後の画素とする方法の利用も可能である。さらに合成対象の画素同士の論理和演算、論理積演算、排他的論理和演算などで合成後の輝度値を決定する方法なども適用可能である。これらの合成方法はいずれも周知の手法である。
間引き部326は、伸張部318又は圧縮部319から受取った画像データの画素を間引くことで解像度変換を行い、1/2、1/4、1/8などの画像データを生成する。
移動部325は、伸張部318又は圧縮部319から受取った画像データに余白部分をつけたり余白部分を削除したりする。
RIP328は、PC40などから送信されたPDLコードデータを元に生成された中間データを受取り、ビットマップデータ(多値)を生成する。
次に、スキャナ画像処理部312の構成例を、図面を参照して説明する。
図5は、スキャナ画像処理部312の構成例を示すブロック図である。
スキャナ画像処理部312は、シェーディング補正部500、マスキング処理部501、フィルタ処理部502、カラーモノクロ判定部505、文字写真判定部506、紙指紋情報取得部507、ヒストグラム生成部503、入力側ガンマ補正部504を備える。
スキャナ画像処理部312は、スキャナI/F311からRGBからなる輝度信号から構成される画像データを受取る。
シェーディング補正部500は、輝度信号に対してシェーディング補正する。シェーディング補正とは、CCDの感度のばらつきに起因する原稿の明るさの誤認識を防止するための処理である。さらに、シェーディング補正部500は、CPU301からの指示に従いゲイン調整を行う。
マスキング処理部501は、補正後の輝度信号をCCDのフィルタ色に依存しない標準的な輝度信号に変換する。
フィルタ処理部502は、受取った画像データの空間周波数を任意に補正する。例えば、フィルタ処理部502は、受取った画像データに対して、7×7のマトリクスを用いた演算処理を行う。一方、複合機では、ユーザは、コピーモードとして、文字モード、写真モード、文字/写真モードのいずれかを選択することができる。文字モードが選択された場合、フィルタ処理部502は、文字用のフィルタを用いて画像データ全体をフィルタリングする。また、写真モードが選択された場合、フィルタ処理部502は、写真用のフィルタを用いて画像データ全体をフィルタリングする。また、文字/写真モードが選択された場合には、フィルタ処理部502は、文字写真判定信号(属性データの一部)にしたがって画素ごとに適応的にフィルタを切り替える。つまり、画素ごとに写真用のフィルタをかけるか又は文字用のフィルタをかけるかを決定する。なお、写真用のフィルタには高周波成分のみを平滑化する係数が設定されている。その理由は、画像のざらつきを目立たせないためである。また、文字用のフィルタには強めのエッジ強調を行う係数が設定されている。その理由は、文字のシャープさを出すためである。
ヒストグラム生成部503は、フィルタ処理部502から受取った画像データから画素の輝度データをサンプリングする。具体的には、ヒストグラム生成部503は、主走査方向、副走査方向にそれぞれ指定した開始点から終了点で囲まれた矩形領域内の輝度データを、主走査方向、副走査方向に一定のピッチでサンプリングする。次いで、ヒストグラム生成部503は、サンプリング結果に基づいてヒストグラムデータを生成する。生成されたヒストグラムデータは、下地飛ばし処理を行う際に下地レベルを推測するために用いられる。
入力側ガンマ補正部504は、ヒストグラム生成部503から受け取ったヒストグラムデータを、テーブル等を用いて、非線形特性を持つ輝度データに変換する。
カラーモノクロ判定部505は、画像データを構成する各画素が有彩色か無彩色かを判定し、判定結果をカラーモノクロ判定信号(属性データの一部)として画像データに付随させる。
文字写真判定部506は、画像データを構成する各画素が文字を構成する画素か、網点を構成する画素か、網点中の文字を構成する画素か、ベタ画像を構成する画素かを各画素の画素値と当該各画素の周辺画素の画素値とに基づいて判定する。また、文字写真判定部506は、上記のどれにもあてはまらない画素は、白領域を構成する画素であると判定し、判定結果を文字写真判定信号(属性データの一部)として画像データに付随させる。
紙指紋情報取得部507は、次に述べる動作を行う。
図8は、紙指紋情報取得部507が行う紙指紋情報取得処理の一例を示すフローチャートである。
ステップ801において、紙指紋情報取得部507は、画像データをグレイスケールの画像データに変換する。
ステップ802において、紙指紋情報取得部507は、印刷文字や手書き文字等の誤判定の要因となりうるものを画像から取り除くためのマスクデータを作成する。マスクデータは、“0”又は“1”の2値データである。紙指紋情報取得部507は、グレイスケールの画像データにおいて、輝度信号値が第1の閾値以上である画素に対しては、マスクデータとして“1”を作成する。また、輝度信号値が第1の閾値未満である画素に対してはマスクデータとして“0”を作成する。つまり、紙指紋情報取得部507は、明るい画素に対しては、マスクデータとして“1”を作成し、暗い画素(印字文字等を構成する画素)に対しては、“0”を作成する。紙指紋情報取得部507は、マスクデータの作成処理を各画素に対して行う。
ステップ803において、紙指紋情報取得部507は、ステップ801においてグレイスケールに変換された画像データと、ステップ802において作成されたマスクデータを、紙指紋情報として、RAM302に格納する。
CPU301は、紙指紋情報取得部507がRAM302に格納した所定領域の紙指紋情報を読出し、当該紙指紋情報を符号化して符号画像データを生成する。符号画像とは、二次元コード画像やバーコード画像のことである。次いで、CPU301は、生成した符号画像データを、データバスを介して、プリンタ画像処理部315内の符号画像合成部に出力する。
一方、図6は、プリンタ画像処理315が行う処理の流れを示す図である。
下地飛ばし処理部601は、スキャナ画像処理部312が生成したヒストグラムを用いて画像データの下地色を除去する(下地飛ばし)。
モノクロ生成部602は、カラーデータをモノクロデータに変換する。
Log変換部603は、輝度濃度変換を行う。Log変換部603は、例えば、RGBの画像データを、CMYの画像データに変換する。
出力色補正部604は出力色補正を行う。例えば、CMYの画像データを、テーブルやマトリックスを用いて、CMYKの画像データに変換する。
出力側ガンマ補正部605は、出力側ガンマ補正部605に入力される信号値と、複写出力後の反射濃度値とが比例するように補正を行う。
符合画像合成部606は、出力側ガンマ補正部605で補正された画像データと、前述の紙指紋情報を符号化して生成した符号画像データとを合成する。
次に、サーバ40が実行する紙指紋情報の照合処理を、図面を参照して説明する。
画像形成装置10内のCPU301は、紙指紋情報取得部507がRAM302に格納した紙指紋情報(今回新たに得られた紙指紋情報)を読出し、サーバ40に送信する。サーバ40は、受け取った「紙指紋情報」と「他の紙指紋情報」とを照合する。ここで、「他の紙指紋情報」とは、サーバ40に登録されている紙指紋情報のことである。以下の説明では、今回新たに得られた紙指紋情報を「紙指紋情報」と称し、サーバ40に登録されている紙指紋情報を「他の紙指紋情報」と称す。
図9は、サーバ40が実行する紙指紋情報の照合処理を示すフローチャートである。
ステップ901において、サーバ40は、画像形成装置10から「紙指紋情報」が送られると、「他の紙指紋情報」を記憶装置から読み出す。
ステップ902において、サーバ40は、2つの紙指紋情報を照合し、両者のマッチング度合いを算出する。照合するにあたっては、まず、「紙指紋情報」と、「他の紙指紋情報」とが夫々異なった位置から取得された可能性があるため、位置ずれ補正を行う。紙指紋情報の照合処理のアルゴリズムについては後述する。
ステップ903において、2つの紙指紋情報のマッチング度合いと所定の閾値とを比較し、ステップ904において、両者が一致するか否かの判定結果を出力する。
次に、画像形成装置10が、紙指紋情報及びそれに対応する画像データをサーバ40に登録する処理を説明する。また、紙指紋情報を受け取ったサーバ40が紙指紋情報の照合処理を行い、紙指紋情報が一致する場合には、その紙指紋情報に対して登録している画像データを画像形成装置10に送信する処理を参照して説明する。
図7は、画像形成装置10の操作部12がユーザに提示する操作画面である
701は、画像形成装置10がコピーできる状態にあるか否かと、コピー部数を示す。
704は、コピーする原稿のタイプを選択するためのタブである。このタブを操作することによって、文字モード、写真モード、文字/写真モードの中からいずれかのモードが選択される。
706は、各種フィニッシングに関わる設定を行うためのタブである。
707は、両面読込み及び両面印刷の設定を行うためのタブである。
702は、原稿の読み取りモードを選択するためのタブである。このタブを操作することによって、カラーモード、ブラックモード、自動(ACS)モードの中からモードが選択される。なお、カラーモードが選択された場合にはカラーコピーが行われ、ブラックモードが選択された場合にはモノクロコピーが行われる。また、自動モードが選択された場合には、モノクロカラー判定信号によりコピーモードが決定される。
708は、サーバ40に紙指紋情報を登録する処理を実行するためのタブである。
709は、サーバ40に登録された紙指紋情報(「他の紙指紋情報」)と、コピー対象の原稿の紙指紋情報(「紙指紋情報」)とを照合する処理を実行するためのタブである。
<紙指紋情報登録処理>
708がユーザにより押下されることにより起動される紙指紋情報登録処理を、図面を参照して説明する。
図10は、紙指紋情報登録処理の一例を示すフローチャートである。
ステップ1001において、画像形成装置10のCPU301は、スキャナ13が読み取った原稿を画像データとしてスキャナ画像処理部312に送る。
ステップ1002において、スキャナ画像処理部312は、一般的なゲイン調整値をシェーディング補正部500に設定した上で、新たな画像データと共に属性データを生成する。さらに、スキャナ画像処理部312は、上記一般的なゲイン調整値よりも小さいゲイン調整値を、シェーディング補正部500に設定する。そして、画像データに対して上記小さいゲイン調整値を適用することで得られた各輝度信号値を紙指紋情報取得部507に出力する。次いで、紙指紋情報取得部507は、輝度信号値に基づいて、紙指紋情報を取得する。
ステップ1003において、画像形成装置10は、サーバ40に紙指紋情報とそれに対応する画像データを送り、登録を要求する。
尚、紙指紋情報を登録する装置は、画像形成装置に内蔵された装置であってもよい。
<紙指紋情報照合処理>
709がユーザにより押下されることにより起動される紙指紋情報照合処理を、図面を参照して説明する。
図11は、紙指紋情報照合処理の一例を示すフローチャートである。
ステップ1101において、CPU301は、スキャナ13が読み取った原稿を画像データとしてスキャナ画像処理部312に送る。
ステップ1102において、スキャナ画像処理部312は、一般的なゲイン調整値をシェーディング補正部500に設定した上で、この画像データに対して、新たな画像データと共に属性データを生成し、属性データを画像データに付随させる。さらに、ステップ1702において、上記一般的なゲイン調整値よりも小さいゲイン調整値を、シェーディング補正部500に設定する。そして、画像データに対して上記小さいゲイン調整値を適用することで得られた各輝度信号値を紙指紋情報取得部507に出力する。その後、紙指紋情報取得部507は、輝度信号値に基づいて、紙指紋情報を取得する。そして、取得された紙指紋情報をRAM302に格納する。
ステップ1103において、画像形成装置10は、取得した紙指紋情報をサーバ40に送信し、照合処理を要求する。サーバ40は、紙指紋情報の照合処理を行い、判定結果を画像形成装置10に送信する。また、サーバ40は、照合した結果、紙指紋情報が一致すると判断した場合には、その紙指紋情報に対して登録している画像データを画像形成装置10に送信する。
ステップ1104において、画像形成装置10は、受け取った判定結果を操作部12の操作画面に表示する。
次に、操作部において紙指紋登録を選択した場合の基本的な処理の流れを、図12を参照して説明する。
S1202において、複写機は、原稿の紙指紋情報を読み取る。
S1203において、複写機は、原稿の原稿画像データを読み取る。
S1204において、複写機は、読み取った紙指紋情報と原稿画像データとを関連付けてサーバ内に登録する。
次に、操作部において紙指紋情報照合を選択した場合の基本的な処理の流れを、図13を参照して説明する。
S1302において、複写機は、原稿の紙指紋情報を読み取る。
S1303において、複写機は、読み取った紙指紋情報をサーバに送り、サーバに紙指紋情報の照合を行わせる。つまり、複写機は、読み取った紙指紋情報がサーバに既に登録されているかどうかの確認要求をサーバに送る。
S1304において、サーバは、複写機から送られた紙指紋情報がサーバに登録されているかどうかを判定する。判定した結果、紙指紋情報が既に登録されていると判定した場合には、S1305の処理に進み、登録されていないと判定した場合には、S1308の処理に進む。
S1305において、サーバは、登録されている紙指紋情報と関連付けられている原稿画像データを読み出し、複写機に送る。
S1306において、複写機は、受け取った原稿画像データに所定の画像処理を施す。
S1307において、複写機は、画像処理後の原稿画像データを印刷出力する。
S1308において、原稿画像データの読み込みを行う。
S1309において、複写機は、読み込んだ紙指紋情報と原稿画像をサーバに送り、サーバは、それらを関連付けて登録する。
S1310において、複写機は、S1308にて読み込んだ原稿画像データに所定の画像処理を施す。
次に、本実施例を用いたデータハンドリングの第1の例を、図面を参照して説明する。
図14において、1402、1404は、複合機であり、1403は、サーバであり、1401は、複写対象の原稿であり、1405は、1401を複写して得られた出力原稿(コピー出力)である。複合機1402、1404は、各々、1台でプリンタ、ファクス、コピー、スキャナなどの機能を有する複合機である。複合機1402、1404は、紙指紋情報の登録時及び紙指紋情報の照合時に原稿の紙指紋情報や原稿画像データを読み取るためのスキャナ機能と、読み取った原稿画像データをプリントアウトするプリンタ機能を備える。
原稿1401は、サーバ1401へ紙指紋情報を登録する時、及び、サーバ1401に対して紙指紋情報の照合を要求する時に用いられる。原稿1401の所定位置には紙指紋情報読み取り領域があり、複合機1402、複合機1404は、この紙指紋情報読み取り領域から紙指紋情報を読み取る。
サーバ1403は、LAN等のネットワーク(図示せず)を介して複合機1402、1404と通信を行う。
尚、本図においては、1402は複合機であるが、スキャナ単体であってもよい。また、本図において、複合機1402と複合機1404とを別な装置として表しているが、同じ装置であってもかまわない。
紙指紋情報登録時に、複合機1402のスキャナは、原稿1401の紙指紋情報を読み取る(S1411)。紙指紋情報を読み取るには、スキャナの原稿照射光源の光量を通常の画像データの読み取り時の光量よりも下げる必要がある。したがって、複合機1402のスキャナは、原稿照射光源光量を下げて原稿1401を走査する。
紙指紋情報登録時に、複合機1402のスキャナは、原稿1401の原稿画像を読み取る(S1412)。複合機1402は、原稿照射光源の光量を通常に戻して、原稿画像の読み取りを行う。
複合機1402は、S1411とS1412の動作によって読み取られた紙指紋情報と原稿画像データをサーバ1403に登録する(S1413)。サーバ1403は、複合機1402から送られた紙指紋情報と原稿画像データを関連付けて登録する。紙指紋情報と原稿画像データとを関連付けて登録する理由は、後述する紙指紋情報照合時に、複合機1402から新たに送られてきた紙指紋情報に対応する原稿画像データを読み出して、複合機1404に送るためである。
紙指紋情報照合処理時に、複合機1402のスキャナは、原稿1401の紙指紋情報を読み取る(S1414)。紙指紋情報を読み出すには、スキャナの原稿照射光源の光量を通常の画像データの読み取り時の光量よりも下げる必要がある。したがって、複合機1404のスキャナは、原稿照射光源光量を下げて原稿1401を走査する。
複合機1404は、S1414の動作によって読み取られた紙指紋情報をサーバ1403に送り、サーバ1403に紙指紋情報の照合を行わせる(S1415)。複合機1404は、読み取った紙指紋情報をサーバ1403に送る。サーバ1403は、送られた紙指紋情報が、サーバ1403に既に登録されているかどうかの照合を行う。
照合した結果、送られた紙指紋情報と一致する紙指紋情報が既に登録されているとサーバ1403が判定した場合に、サーバ1403は、その登録されている紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データを複合機1404に送る(S1416)。
複合機1404は、サーバ1403から受け取った原稿画像データを印刷する(S1417)。
本例は、S1415の動作の結果、複合機1404が送った紙指紋情報がサーバ1403に登録済みの紙指紋情報と一致した場合のデータハンドリングである。これに対して、両者が一致しなかった場合、S1415の動作でサーバ1403に送られた紙指紋情報はサーバ1404に未登録の紙指紋情報である。つまり、S1414で読み取った原稿は、今回初めて読み込まれた原稿であるということになる。この場合、複合機1404は、S1414で紙指紋情報を読み取った後に自動的に原稿画像データを別走査で読み取り、S1415にてその原稿画像データをサーバ1403に送る。サーバ1403は、複合機1404から受け取った紙指紋情報と原稿画像データを関連付けて登録する。受け取った紙指紋情報と関連する原稿画像データは登録されていないため、当然、S1416では、原稿画像データの送信はない。
複合機1404は、S1414にて走査した原稿画像データを用いて印刷を行う(S1417)。
本例によれば、S1411、S1414のいずれの場合も、初めて原稿が読み込まれた時にはサーバ1403内に紙指紋情報と原稿画像データとを関連付けて登録するため、当該原稿を再び読み込むときには、紙指紋情報のみを走査すればよいことになる。すなわち、原稿を2回目以降にコピーする場合、複合機は、原稿画像データを読み取る必要はなく、コピー作業の効率性が向上する。
尚、本例では、サーバ1403が複合機1404からの照合要求を受けて紙指紋情報の照合処理を行う構成であるが、複合機1402が複合機1404からの照合要求を受けて、サーバ1403の代わりに紙指紋情報の照合処理を行う構成であってもよい。また、また、本例では、複合機1402と複合機1404とを別な装置として表しているが、同じ装置であってもかまわない。この場合、複合機が単独で紙指紋情報の登録処理及び照合処理を行う。
次に、本実施例を用いたデータハンドリングの第2の例を、図面を参照して説明する。
図15において、1503、1506は、複合機であり、1505は、サーバであり、1501、1502は、複写対象の原稿であり、1504、1507は、出力用紙(コピー出力)である。複合機1503、1506は、各々、1台でプリンタ、ファクス、コピー、スキャナなどの機能を有する複合機である。複合機1502、1506は、紙指紋情報の登録時及び紙指紋情報の照合時に原稿の紙指紋情報や原稿画像データを読み取るためのスキャナ機能と、読み取った原稿画像データをプリントアウトするプリンタ機能を備える。
本例では、N頁(複数頁)の原稿を1枚の出力用紙にまとめて出力する処理(「Nin1処理」と称す。)の場合について説明する。説明の便宜上、2頁の原稿を1枚の出力用紙内に並べて出力する処理(「2in1処理」と称す。)を例にあげて説明する。
1501は、第1の原稿であり、1502は、第2の原稿である。第1の原稿1501と第2の原稿1502を複合機1503のスキャナにセットして2in1処理の設定をし、コピーを行うとする。
サーバ1503は、LAN等のネットワーク(図示せず)を介して複合機1503、1506と通信を行う。
複合機1503のスキャナが、原稿1501の原稿画像データを読み取る(S1511)。
複合機1503のスキャナが、原稿1502と原稿画像データを読み取る(S1512)。
複合機1503は、複合機1503が読み取った2つの原稿画像データに2in1処理を行い、印刷する。1504は、2in1処理が施された後に印刷された出力用紙である。このように、出力用紙1504には、第1の原稿1501の第1の原稿画像データと第2の原稿1502の第2の原稿画像データとが並べて印刷される。出力用紙1504は、当然、1501と1502とは異なる用紙である。
複合機1503が印刷時に出力用紙1504の紙指紋情報を読み取る(S1513)。
出力用紙1504の紙指紋情報を読み取るためには、原稿1501、1502の紙指紋情報を読み取る手段とは別の手段が必要である。その理由は、原稿1501、1502が搬送される経路と、出力用紙が搬送される経路は全く異なるため、同一の紙指紋情報読み取り手段で両者を読み取ることはできないからである。本例では、原稿1501、1502は、スキャナ、原稿から紙指紋情報を読み取る手段、原稿排紙手段の順で搬送される一方、出力用紙は、出力用紙積載部、出力用紙から紙指紋情報を読み取る手段、画像形成手段、出力用紙排紙手段の順で搬送される。すなわち、本例では、出力用紙から紙指紋情報を読み取る手段を、出力用紙積載部と画像形成手段の間に設置し、出力用紙が上記の経路を搬送される途中で、紙指紋情報が読み取られるものとする。
尚、原稿から紙指紋情報を読み取る手段と、出力用紙から紙指紋情報を読み取る手段は、同じ読み取り精度を持つ。したがって、これらの読み取り手段が同じ用紙の同一領域から紙指紋情報を読み取った場合、読み取られた紙指紋情報は同一である。よって、出力用紙から読み取った紙指紋情報と、原稿から読み取った紙指紋情報とが一致した場合、同一の用紙から紙指紋情報を読み取ったことになる。
サーバ1505が、S1511の動作で読み取られた原稿画像データと、S1512で読み取られた原稿画像データと、S1513で読み取られた紙指紋情報とを受けて、これらを関連付けて登録する(S1514)。このとき、サーバ1505は、S1501が1頁目の原稿であり、S1502が2頁目の原稿であることを示す頁情報も同時に関連付けて登録する。
複合機1503は、S1511とS1512の動作によって読み取った原稿画像データに2in1処理を行い、出力用紙1504に印刷を行う(S1515)。
紙指紋情報照合処理時に、複合機1506のスキャナは、出力用紙1504の紙指紋情報を読み取る(S1516)。
複合機1506は、S1516の動作によって読み取られた紙指紋情報をサーバ1505に送り、サーバ1505に紙指紋情報の照合を行わせる(S1517)。
複合機1506は、読み取った紙指紋情報をサーバ1505に送る。
サーバ1505は、読み取った紙指紋情報が、サーバ1505に既に登録されているかどうかの照合を行う。
照合した結果、送られた紙指紋情報と一致する紙指紋情報が既に登録されていると判定した場合、サーバ1505は、その登録されている紙指紋情報と関連づけられて登録されている第一及び第二の原稿画像データを複合機1506に送る(S1518)。また、サーバ1505は、第一の原稿画像データが1頁目であり、第二の原稿画像データが2頁目であることを示す頁情報も同時に複合機1506に送る。
複合機1506は、サーバ1505から受け取った原稿画像データの内、どの頁を印刷するかを選択し、選択された頁を出力用紙1507に印刷する(S1519)。複合機1506は、操作部に1頁目を印刷するのか、2頁目を印刷するのか、あるいは両方とも印刷するのか等の選択画面を示し、ユーザにいずれかを選択させる。本例では、1頁目(第一の原稿画像データ)が選択されている。
本例によれば、2in1処理で出力された出力用紙1504の紙指紋情報と、2in1処理に用いられた原稿1501と原稿1502の原稿画像データを関連付けてサーバ1505に登録する。次いで、出力用紙1504の複写時には、複合機1506は、サーバ1505に登録済みの当該紙指紋情報と関連付けられた第1の原稿画像データ及び/又は第2の原稿画像データを読み出して印刷出力する。
また、本例では、複合機1503と複合機1506とを別な装置として表しているが、同じ装置であってもかまわない。その場合、複合機が単独で紙指紋情報の登録処理及び照合処理を行う。
次に、本実施例を用いたデータハンドリングの第3の例を、図面を参照して説明する。
図16において、1602、1604は、複合機であり、1603は、前述したサーバと同じサーバである。1605は、Webサーバであり、URLが入力されるWebページを出力する。サーバ1603、1605は、LAN等のネットワーク(図示せず)を介して複合機1602、1604と通信を行う。1601は、複合機1602、1604以外の複合機(図示せず)が印刷出力した原稿である。原稿1601には、Webページが印刷されているとともに、そのWebページのURLが印刷され又は電子透かし等によって埋め込まれているものとする。1606は、印刷出力である。本例では、Webページが印刷された原稿を読み込み、次いで、そのWebページの更新版が印刷された原稿1606を印刷出力する。複合機1602、1604は、各々、1台でプリンタ、ファクス、コピー、スキャナなどの機能を有する複合機である。複合機1602、1604は、紙指紋情報の登録時及び紙指紋情報の照合時に原稿の紙指紋情報や原稿画像データを読み取るためのスキャナ機能と、読み取った原稿画像データをプリントアウトするプリンタ機能を備える。本図において、複合機1602と複合機1604とを別の装置として表しているが、同じ装置であってもよい。
紙指紋情報登録時に、複合機1602のスキャナは、原稿1601の紙指紋情報を読み取る(S1611)。紙指紋情報を読み取るには、スキャナの原稿照射光源の光量を通常の画像データの読み取り時の光量よりも下げる必要がある。したがって、複合機1602のスキャナは、原稿照射光源光量を下げて原稿1601を走査する。
紙指紋情報登録時に、複合機1602のスキャナは、原稿1601の原稿画像を読み取る(S1612)。複合機1602は、原稿照射光源の光量を通常に戻して、原稿画像の読み取りを行う。複合機1602は、原稿画像を読み取るときには、原稿内に印刷され又は埋め込まれたURLも併せて読み取る。
複合機1602は、S1611とS1612の動作によって読み取られた紙指紋情報と原稿画像データとURLをサーバ1603に登録する(S1613)。この動作により、サーバ1603は、複合機1602から送られた紙指紋情報とURLを関連付けて登録する。紙指紋情報とURLとを関連付けて登録する理由は、後述する紙指紋情報照合時に、複合機3002から新たに送られてきた紙指紋情報に対応するURLを読み出して、複合機1604に送るためである。
紙指紋情報照合処理時に、複合機1604のスキャナは、原稿1601の紙指紋情報を読み取る(S1614)。紙指紋情報を読み出すには、スキャナの原稿照射光源の光量を通常の画像データの読み取り時の光量よりも下げる必要がある。したがって、複合機1604のスキャナは、原稿照射光源光量を下げて原稿1601を走査する。
複合機1604は、S1614の動作によって読み取られた紙指紋情報をサーバ1603に送り、サーバ1603に紙指紋情報の照合を行わせる(S1615)。複合機1604は、読み取った紙指紋情報をサーバ1603に送る。サーバ1603は、送られた紙指紋情報が、サーバ1603に既に登録されているかどうかの照合を行う。
照合した結果、送られた紙指紋情報と一致する紙指紋情報が既に登録されているとサーバ1603が判定した場合に、サーバ1603は、その登録されている紙指紋情報と関連付けられて登録されているURLを複合機1604に送る(S1616)。
複合機1604は、受け取ったURLのWebページをWebサーバ1605からダウンロードする(S1617)。
複合機1604は、ダウンロードしたWebページが原稿1601を印刷出力した時以降に更新されているかどうかを判定し、更新されていると判定した場合には、更新後のWebページを原稿1606に印刷出力する(S1618)。
原稿1606の紙指紋情報とURLは、S1611〜S1613と同じ手順でサーバ1603に登録される(S1619)。これにより、URLと関連付けられる紙指紋情報は、原稿1601の紙指紋情報と、原稿1606の紙指紋情報の2つとなるため、以後、原稿1601又は原稿1606のいずれかをコピーしても、最新のWebページが印刷出力される。
本例によれば、原稿に印刷されたWebページのURLと、原稿の紙指紋情報とを関連付けてサーバ1603に登録しておくことによって最新のWebページを印刷することができる。
本例は、複合機1604がサーバ1603から送られたURLを元に、常に、Webサーバ1605からWebページのダウンロードを行う構成である。この他の例として、原稿1601にURLとWebページ更新日時情報とを電子透かし等で埋め込むと、紙指紋情報とURLとWebページ更新日時情報をサーバ1603に登録する構成がある。例えば、紙指紋情報を照合して一致した場合に、紙指紋情報と関連付けられてサーバ1603に登録されている更新日時情報と、Webサーバ1605のWebページの最終更新日時情報とを比較する。比較した結果、Webサーバ1605のWebページの最終更新日時情報が、サーバ1603に登録されていた更新日時情報より新しいときだけ、複合機1604がWebサーバ1605からWebページをダウンロードする。
次に、本実施例を用いたデータハンドリングの第4の例を、図面を参照して説明する。
図17において、1702、1709は、複合機であり、1703、1705は、サーバである。サーバ1703、1705は、LAN等のネットワーク(図示せず)を介して、複合機1702、1709と通信を行う。本図では、複合機1709と複合機1702とは別の複合機であるとしているが、両者は同一の複合機であってもよい。
1701は、例えば、アンケート用紙のような予め決められたフォーマットの原稿である。1706〜1707は、アンケート用紙の名前記入欄にアンケート対象者の氏名情報をバリアブル印刷した複数枚の出力用紙である。ここで、氏名情報は、バリアブルデータである。バリアブルデータとは、バリアブル印刷時に、1枚ずつ、異なる情報を用い異なる印刷を実行する際に用いられるデータである。通常印刷の場合、大量の用紙に同じ内容を印刷するが、バリアブル印刷の場合、用紙毎に異なる内容を印刷する。日本において最も多いバリアブルデータは、公共料金、携帯電話、クレジットカードなどの利用請求額や、ダイレクトメール等の宛名や、ビジネスフォーム、書籍、学習塾の問題集など、1枚ごと異なる可変情報がバリアブルデータである。1710は、出力用紙である。
原稿1701には、名前記入欄以外は予め決められた内容が印刷されている。複合機1702は、原稿画像データをテンプレート、バリアブルデータを氏名として、アンケートを実施する人数分だけ印刷出力する。本例では、アンケート実施人数は3名とし、それぞれバリアブルデータの中から選択して合計3枚の印刷(1706〜1708)を行うものとする。
1703は氏名サーバである。氏名サーバ1703には、アンケート対象者の氏名(例えば、部門内の社員の氏名等)が予め登録されている。ユーザは、氏名サーバ1703内に登録された氏名の中のどの氏名を用いるかなどを、複合機1702の操作部を介して選択する。
1704は、ユーザにより選択されたバリアブルデータである。本例は、name1、name2、name3の3名分の氏名を使用するものとする。
サーバ1705は、紙指紋情報とバリアブルデータを関連付けて登録する。
出力用紙1706は、氏名がname1である者に対するアンケート用紙であり、出力用紙1707は、氏名がname2である者に対するアンケート用紙であり、出力用紙1708は、氏名がname3である者に対するアンケート用紙である。
出力用紙1710には、回収されたアンケート用紙のバリアブルデータを集計し、リストにされたものが印刷される。
複合機1702のスキャナは、原稿1701の原稿画像データを読み取る(S1711)。
複合機1702は、操作部からのユーザ入力に基づいて、どの氏名を使用するのかを選択し、選択されたバリアブルデータ(氏名データ)を氏名サーバ1703から受け取る(S1712)。
複合機1702は、コピー出力が行われる出力用紙1706〜1708の紙指紋情報を読み取る(S1713)。S1712において印刷出力する用紙枚数は分かっているため、複合機1702は、その枚数分の出力用紙の紙指紋情報を読み取る。
出力用紙1706〜1708の紙指紋情報を読み取るためには、原稿1701の紙指紋情報を読み取る手段とは別の手段が必要である。その理由は、前述した通りである。
複合機1702は、S1712で得られた氏名データのバリアブルデータと、S1713にて読み取られた出力用紙1706〜1708の紙指紋情報とを関連付けてサーバ1705に登録する(S1714)。
本例では、出力用紙1706の紙指紋情報とバリアブルデータ1704のname1を、出力用紙1707の紙指紋情報とバリアブルデータ1704のname2を、出力用紙1708の紙指紋情報とバリアブルデータ1704のname3を各々関連付ける。
複合機1702は、S1711にて読み取られた原稿画像データとバリアブルデータname1とで合成処理を行い、アンケート用紙1706を印刷出力する(S1715)。同様にアンケート用紙1707とアンケート用紙1708も印刷出力する。これにより、3枚のアンケート用紙が得られる。
次いで、アンケートの運営者は、出力された3枚のアンケート用紙1706〜171708をアンケート対象者に配布し、そのうち、アンケート用紙1706、1707の2通のアンケート用紙が回収されたものとする。
紙指紋情報照合時に、複合機1709のスキャナは、アンケート用紙1706、1707の紙指紋情報を読み出す(S1716)。
複写機1709は、読み取った紙指紋情報をサーバ1705に送り、サーバ1705に紙指紋情報の照合を行わせる(S1717)。
照合した結果、送られた紙指紋情報と一致する紙指紋情報が既に登録されているとサーバ1705が判定したとする。その場合、サーバ1705は、その登録されている紙指紋情報と関連づけられて登録されているname1とname2のバリアブルデータを複合機1709に送る(S1718)。
複合機1709は、S1718にて得られた氏名データをリスト化して印刷出力する(S1719)。複合機1709は、name1とname2の2人分の氏名データを得たため、本例では2名分の氏名データをリスト化処理し、出力用紙1710上に印刷出力する。本例によれば、バリアブルデータを含む印刷用紙を作成する際に、各印刷用紙上の紙指紋情報とバリアブルデータを関連付けてサーバに登録しておく。これにより上記バリアブル印刷された印刷用紙を原稿としてスキャナで走査した際に、対応するバリアブルデータのみを抽出し出力することができる。
以上が、本実施例を用いたデータハンドリングの例である。
最後に、紙指紋情報の照合処理のアルゴリズムを説明する。
<紙指紋情報の位置ずれ補正>
まず、式1を用いて2つの紙指紋情報の位置を(i,j)ずらしたときの誤差値E(i,j)を(2n−1)×(2m−1)個求める。
Figure 2008271418
式1において、α1は「他の紙指紋情報」中のマスクデータである。f1は、「他の紙指紋情報」中のグレイスケール画像データである。α2は、「紙指紋情報」中のマスクデータである。f2は、「紙指紋情報」中のグレイスケール画像データである。
図18は、紙指紋情報を示す図である。図18(a)は、「他の紙指紋情報」を示し、図18(b)は、「紙指紋情報」を示す。紙指紋情報は、横n画素、縦m画素から構成される。
式1において、i,jをそれぞれ−n+1〜n−1、−m+1〜m−1の範囲でそれぞれ1画素毎にずらし、「他の紙指紋情報」と「紙指紋情報」の誤差値E(i,j)を(2n−1)×(2m−1)個求める。即ち、E(−n+1,−m+1)〜E(n−1,m−1)を求める。
図19は、「他の紙指紋情報」の左上1画素と、「紙指紋情報」の右下1画素とが重なっている様子を示す図である。この状態において、式1により求まる値をE(−n+1,−m+1)とする。
図20は、図19と比べて、「紙指紋情報」を右に1画素分移動した様子を示す図である。この状態において、式1により求まる値をE(−n+2,−m+1)とする。
図21は、「紙指紋情報」を右に移動させて、「紙指紋情報」の下の一行の画素群と、「他の紙指紋情報」の上の1行の画素群とが重なった様子を示す図である。この状態において、式1により求まる値をE(0,−(m−1))とする。
図22は、「紙指紋情報」を右端まで移動させて、「紙指紋情報」の左下の画素と、「他の紙指紋情報」の右上の画素とが重なった様子を示す図である。この状態において、式1により求まる値をE(n−1,−m+1)とする。このように、「紙指紋情報」を右方向にずらすと、E(i,j)のうちのiが1ずつ増加することがわかる。
図23は、図19と比べて、「紙指紋情報」を下に1画素分移動した様子を示す図である。この状態において、式1により求まる値をE(−n+1,−m+2)とする。
図24は、「紙指紋情報」を右端まで移動した様子を示す図である。この状態において、式1により求まる値をE(n−1,−m+2)とする。
図25は、「他の紙指紋情報」と「紙指紋情報」とが同じ位置にあり、両者が完全に重なっている様子を示す図である。この状態において、式1により求まる値をE(0,0)とする。
図26は、「他の紙指紋情報」の右下の画素と「紙指紋情報」の左上の画素が重なった様子を示す図である。この状態において、式1により求まる値をE(n−1,m−1)とする。
上記のように「紙指紋情報」を移動させることによって、(2n−1)×(2m−1)個の誤差値E(i,j)の集合を求める。
ここで、この式1の意味を考えるために、i=0,j=0であり、かつ、α1(x,y)=1(ただし、x=0〜n,y=0〜m)であり、かつ、α2(x−i,y−j)=1(ただし、x=0〜n,y=0〜m)の場合を考えてみる。つまり、α1(x,y)=1(ただし、x=0〜n,y=0〜m)であり、かつ、α2(x−i,y−j)=1(ただし、x=0〜n,y=0〜m)の場合のE(0,0)を求める。
なお、i=0、j=0とは、図25が示すように、「他の紙指紋情報」と「紙指紋情報」が同じ位置であることを示す。
ここで、α1(x,y)=1(ただし、x=0〜n,y=0〜m)は、「他の紙指紋情報」の全ての画素が明るいことを示す。言い換えると、「他の紙指紋情報」が取得された際には、紙指紋情報取得領域上にはトナーやインクなどの色材やゴミが全くのっていなかったことを示す。また、α2(x−i,y−j)=1(ただし、x=0〜n,y=0〜m)は、「紙指紋情報」の全ての画素が明るいことを示す。言い換えると、「紙指紋情報」が取得された際には、紙指紋情報取得領域上にはトナーやインクなどの色材やゴミが全くのっていなかったことを示す。
α1(x,y)=1と、α2(x−i,y−j)=1とが全ての画素において成り立つ時、式1は、
Figure 2008271418
と表される。
{f1(x,y)−f2(x,y)}2は、「他の紙指紋情報」中のグレイスケール画像データと、「紙指紋情報」中のグレイスケール画像データとの差の二乗値を示す。従って、式1は、二つの紙指紋情報同士の各画素における差の二乗を合計したものになる。つまり、f1(x,y)とf2(x,y)とが似ている画素が多ければ多いほど、E(0,0)は、小さな値になる。
以上説明したのは、E(0,0)の求め方であるが、同じようにして他のE(i,j)を求めていく。f1(x,y)とf2(x,y)とが似ている画素が多いほどE(i,j)は、小さな値になる。したがって、E(k,l)=min{E(i,j)}である場合、「他の紙指紋情報」を取得した際の位置と、「紙指紋情報」を取得した際の位置とは、互いにk,lずれていることになる。
<αの意義>
式1の分子は、{f1(x,y)−f2(x−i,y−j)}2に対してα1とα2とがかけられた結果を意味する(正確には、さらにΣ記号により合計値が求められている)。このα1とα2は、濃い色の画素の場合は0、薄い色の画素の場合は1を示す。従って、α1とα2とのうちどちらか一方(又は両方)が0の場合には、α1α2{f1(x,y)−f2(x−i,y−j)}2は0になる。即ち、どちらか一方(または両方)の紙指紋情報において対象とする画素が濃い色であった場合には、その画素における濃度差は考慮しない。これは、ゴミや色材がのってしまった画素を無視するためである。
この処理によりΣ記号により合計する数が増減するため、Σα1(x,y)α2(x−i,y−j)で割ることで正規化を行う。なお、式1の分母にあるΣα1(x,y)α2(x−i,y−j)が0になる誤差値E(i,j)は、後述の誤差値の集合(E(−(n−1),−(m−1))〜E(n−1,m−1))には含めないものとする。
<マッチング度合いの決定方法>
上述したように、E(k,l)=min{E(i,j)}である場合、「他の紙指紋情報」を取得した際の位置と、「紙指紋情報」を取得した際の位置とは互いにk,lずれていたことがわかる。
続いて、二つの紙指紋情報がどれだけ似ているのかを示す値(マッチング度合い)を、そのE(k,l)及び他のE(i,j)を使って求める。
まず、式1により求めた誤差値の集合(例えば、E(0,0)=10※,E(0,1)=50,E(1,0)=50,E(1,1)=50)から平均値(40)を求める(処理A)。なお、※には、数学的意味はなく、単に、値への注目を促すために使用しただけである。その理由は後述する。
次に、平均値(40)から各誤差値(10※,50,50,50)を引いて、新たな集合(30※,−10,−10,−10)を求める(処理B)
そして、この新たな集合から標準偏差(30×30+10×10+10×10+10×10=1200,1200/4=300,√300=10√3=約17)を求める。そして、上記新たな集合を17で割り、商(1※,−1,−1,−1)を求める(処理C)。
そして、求められた値のうちの最大値をマッチング度合い(1※)とする。
なお、この1※という値は、E(0,0)=10※という値と対応した値である。E(0,0)というのは、今回の場合、E(0,0)=min{E(i,j)}を満たす値である。
<マッチング度合いの決定方法の概念的な説明>
マッチング度合いの決定方法を行う処理は、複数の誤差値集合の中で最も小さな誤差値が、平均的な誤差値とどれだけ離れているかを計算する処理である(処理A及び処理B)。そして、その離れ具合を標準偏差で割ることでマッチング度合いを求める(処理C)。最後に、マッチング度合いを閾値と比較することで、照合結果を得る(処理D)。
なお、標準偏差は、「各誤差値と平均値との差」の平均的な値を意味する。言い換えると、標準偏差は、集合の中でどれくらいのばらつきが全体的に生じているかを示す値である。
全体的なばらつき値で離れ具合を割ると、min{E(i,j)}が集合E(i,j)の中でどれだけ小さいか(突出して小さいか、ちょっと小さいか)がわかる。
そして、min{E(i,j)}が集合E(i,j)の中で非常に突出して小さい場合に有効と判断し、それ以外の場合に無効と判断する(処理D)。
<min{E(i,j)}が集合E(i,j)の中で非常に突出して小さい場合のみ有効と判断する理由>
「他の紙指紋情報」と「紙指紋情報」とが、同じ紙から取得されたと仮定すると、「他の紙指紋情報」と、「紙指紋情報」とが極めて一致する場所(ずれ位置)があるはずである。ずれ位置では、「他の紙指紋情報」と「紙指紋情報」とが極めて一致するため、E(i,j)は非常に小さくなるはずである。
一方、ずれ位置から少しでもずらすと、「他の紙指紋情報」と「紙指紋情報」には何ら関連性がなくなる。従って、E(i,j)は通常の大きな値になるはずである。そのため、「二つの紙指紋情報が同じ紙から取得された」という条件は、「最も小さなE(i,j)が集合E(i,j)の中で突出して小さい」という条件と一致する。
以上が、紙指紋情報の照合処理のアルゴリズムである。
前述した実施形態の機能を実現するプログラムを記録媒体に記憶させ、該記録媒体に記憶されたプログラムをコードとして読み出し、コンピュータにおいて実行する処理方法も上述の実施形態の範疇に含まれる。また、前述のプログラムが記憶されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体はもちろんそのプログラム自体も上述の実施形態に含まれる。かかる記録媒体としては、例えばフロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD―ROM、磁気テープ、不揮発性メモリカード、ROMがある。また前述の記録媒体に記憶されたプログラム単体で処理を実行しているものに限らず、他のソフトウエア、拡張ボードの機能と共同して、OS上で動作し前述の実施形態の動作を実行するものも前述した実施形態の範疇に含まれる。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページからプログラム又は圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードする方法がある。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、前述のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記録媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し暗号化を解く鍵情報をインターネットからダウンロードさせる。次いで、その鍵情報を用いて暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせることもできる。
本発明を適用可能なシステムの構成例を示すブロック図である。 画像形成装置10の外観図である。 画像形成装置内のコントローラ11の構成例を示すブロック図である。 タイル画像データを概念的に表す図である。 画像形成装置内のスキャナ画像処理部312の構成例を示すブロック図である。 画像形成装置内のプリンタ画像処理315が行う処理の流れを示す図である。 画像形成装置内の操作部12がユーザに提示する操作画面を示す図である 画像形成装置内の紙指紋情報取得部507が行う紙指紋情報取得処理のフローチャートを示す図である。 サーバ40が実行する紙指紋情報の照合処理のフローチャートを示す図である。 紙指紋情報登録処理のフローチャートを示す図である。 紙指紋情報照合処理のフローチャートを示す図である。 操作部において紙指紋情報登録を選択した場合の基本的な処理の流れを示す図である。 操作部において紙指紋情報照合を選択した場合の基本的な処理の流れを示す図である。 本実施例を用いたデータハンドリングの第1の例を説明するための図である。 本実施例を用いたデータハンドリングの第2の例を説明するための図である。 本実施例を用いたデータハンドリングの第3の例を説明するための図である。 本実施例を用いたデータハンドリングの第4の例を説明するための図である。 紙指紋情報を示す図である。 「他の紙指紋情報」の左上1画素と、「紙指紋情報」の右下1画素とが重なっている様子を示す図である。 「紙指紋情報」を右に1画素分移動した様子を示す図である。 「紙指紋情報」を右に移動させて、「紙指紋情報」の下の一行の画素群と、「他の紙指紋情報」の上の1行の画素群とが重なった様子を示す図である。 「紙指紋情報」を右端まで移動させて、「紙指紋情報」の左下の画素と、「他の紙指紋情報」の右上の画素とが重なった様子を示す図である。 「紙指紋情報」を下に1画素分移動した様子を示す図である。 「紙指紋情報」を右端まで移動した様子を示す図である。 「他の紙指紋情報」と「紙指紋情報」とが同じ位置にあり、両者が完全に重なっている様子を示す図である。 「他の紙指紋情報」の右下の画素と「紙指紋情報」の左上の画素が重なった様子を示す図である。
符号の説明
40 ホストコンピュータ
10、20、30 画像形成装置
11 コントローラ
12 操作部
13 スキャナ
14 プリンタ
50 サーバ
60 LAN
1402、1404 複合機
1403 サーバ

Claims (31)

  1. 原稿から原稿画像データを読み取る手段と、
    前記原稿から紙指紋情報を読み取る手段と、
    前記原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録する手段と、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求する手段と、
    前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行う手段と、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力する手段
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記登録する手段は、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データと、未登録の紙指紋情報とを関連付けて前記情報処理装置に更に登録することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記印刷出力される用紙から紙指紋情報を読み取る手段を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 原稿から原稿画像データを読み取る手段と、
    前記原稿から紙指紋情報を読み取る手段と、
    前記原稿画像と前記紙指紋情報を記憶する手段と、
    前記原稿画像データと前記紙指紋情報とを関連付けて、前記記憶する手段に登録する手段と、
    原稿から読み取った紙指紋情報が登録済みか未登録かを判定する手段と、
    前記判定する手段が登録済みの判定結果を出力した場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データに画像処理を行い、未登録の判定結果を出力した場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行う手段と、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力する手段
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記登録する手段は、前記判定する手段が未登録の判定結果を出力した場合は、原稿から読み取った原稿画像データと、未登録の紙指紋情報とを関連付けて更に登録することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記印刷出力される用紙から紙指紋情報を読み取る手段を更に備えることを特徴とする請求項4又は5に記載の画像形成装置。
  7. 複数頁の原稿から複数の原稿画像データを読み取る手段と、
    前記複数の原稿画像データを1枚の出力用紙に形成する手段と、
    前記出力用紙から紙指紋情報を読み取る手段と、
    前記複数の原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録する手段と、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求する手段と、
    前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている複数の原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行う手段と、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力する手段
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記画像処理を行う手段は、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている複数の原稿画像データの中から一部の原稿画像データを選択し、当該一部の原稿画像データを画像処理することを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記登録する手段は、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データと、未登録の紙指紋情報とを関連付けて前記情報処理装置に更に登録することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. WebページのURLが印刷された原稿から当該URLを読み取る手段と、
    前記原稿から紙指紋情報を読み取る手段と、
    前記URLと、前記紙指紋情報とを関連付けて第一の情報処理装置に登録する手段と、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記第一の情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該第一の情報処理装置に要求する手段と、
    前記第一の情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているURLを前記第一の情報処理装置から読み出し、当該URLが示すWebページを第二の情報処理装置からダウンロードして、画像処理を行い、前記第一の情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行う手段と、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力する手段
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記登録する手段は、前記第一の情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取ったURLと、未登録の紙指紋情報とを関連付けて更に登録することを特徴とする請求項10記載の画像形成装置。
  12. 前記URLを読み取る手段は、原稿に電子透かしで埋め込まれたURLを読み取る手段であることを特徴とする請求項10又は11に記載の画像形成装置。
  13. 原稿から原稿画像データを読み取る手段と、
    前記原稿画像データと複数のバリアブルデータとを合成した画像データを複数枚の出力用紙に形成する手段と、
    前記複数枚の出力用紙から各々の紙指紋情報を読み取り、複数の紙指紋情報を得る手段と、
    前記複数のバリアブルデータと、前記複数の紙指紋情報とを各々関連付けて情報処理装置に登録する手段と、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求する手段と、
    前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているバリアブルデータを前記情報処理装置から読み出して印刷出力する手段
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  14. 原稿から原稿画像データを読み取るステップと、
    前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、
    前記原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録するステップと、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、
    前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップ
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  15. 前記登録するステップは、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データと、未登録の紙指紋情報とを関連付けて前記情報処理装置に登録すること更に含むことを特徴とする請求項14記載の画像形成方法。
  16. 原稿から原稿画像データを読み取るステップと、
    前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、
    前記原稿画像と前記紙指紋情報を記憶するステップと、
    前記原稿画像データと前記紙指紋情報とを関連付けて、前記記憶する手段に登録するステップと、
    原稿から読み取った紙指紋情報が登録済みか未登録かを判定するステップと、
    前記判定する手段が登録済みの判定結果を出力した場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データに画像処理を行い、未登録の判定結果を出力した場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップ
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  17. 前記登録するステップは、前記判定する手段が未登録の判定結果を出力した場合は、原稿から読み取った原稿画像データと、未登録の紙指紋情報とを関連付けて登録することを更に含むことを特徴とする請求項16記載の画像形成方法。
  18. 複数頁の原稿から複数の原稿画像データを読み取るステップと、
    前記複数の原稿画像データを1枚の出力用紙に形成するステップと、
    前記出力用紙から紙指紋情報を読み取るステップと、
    前記複数の原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録するステップと、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、
    前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている複数の原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップ
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  19. 前記画像処理を行うステップは、前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている複数の原稿画像データの中から一部の原稿画像データを選択し、当該一部の原稿画像データを画像処理することを特徴とする請求項18記載の画像形成方法。
  20. 前記登録するステップは、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データと、未登録の紙指紋情報とを関連付けて前記情報処理装置に登録することを更に含むことを特徴とする請求項19記載の画像形成方法。
  21. WebページのURLが印刷された原稿から当該URLを読み取るステップと、
    前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、
    前記URLと、前記紙指紋情報とを関連付けて第一の情報処理装置に登録するステップと、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記第一の情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該第一の情報処理装置に要求するステップと、
    前記第一の情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているURLを前記第一の情報処理装置から読み出し、当該URLが示すWebページを第二の情報処理装置からダウンロードして、画像処理を行い、前記第一の情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップ
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  22. 前記登録するステップは、前記第一の情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取ったURLと、未登録の紙指紋情報とを関連付けて前記第一の情報処理装置に登録することを更に含むことを特徴とする請求項21記載の画像形成方法。
  23. 原稿から原稿画像データを読み取るステップと、
    前記原稿画像データと複数のバリアブルデータとを合成した画像データを複数枚の出力用紙に形成するステップと、
    前記複数枚の出力用紙から各々の紙指紋情報を読み取り、複数の紙指紋情報を得るステップと、
    前記複数のバリアブルデータと、前記複数の紙指紋情報とを各々関連付けて情報処理装置に登録するステップと、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、
    前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているバリアブルデータを前記情報処理装置から読み出して印刷出力するステップ
    を含むことを特徴とする画像形成方法。
  24. コンピュータに、
    原稿から原稿画像データを読み取るステップと、
    前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、
    前記原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録するステップと、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、
    前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップ
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  25. コンピュータに、
    複数頁の原稿から複数の原稿画像データを読み取るステップと、
    前記複数の原稿画像データを1枚の出力用紙に形成するステップと、
    前記出力用紙から紙指紋情報を読み取るステップと、
    前記複数の原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録するステップと、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、
    前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている複数の原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップ
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  26. コンピュータに、
    WebページのURLが印刷された原稿から当該URLを読み取るステップと、
    前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、
    前記URLと、前記紙指紋情報とを関連付けて第一の情報処理装置に登録するステップと、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記第一の情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該第一の情報処理装置に要求するステップと、
    前記第一の情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているURLを前記第一の情報処理装置から読み出し、当該URLが示すWebページを第二の情報処理装置からダウンロードして、画像処理を行い、前記第一の情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップ
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  27. コンピュータに、
    原稿から原稿画像データを読み取るステップと、
    前記原稿画像データと複数のバリアブルデータとを合成した画像データを複数枚の出力用紙に形成するステップと、
    前記複数枚の出力用紙から各々の紙指紋情報を読み取り、複数の紙指紋情報を得るステップと、
    前記複数のバリアブルデータと、前記複数の紙指紋情報とを各々関連付けて情報処理装置に登録するステップと、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、
    前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているバリアブルデータを前記情報処理装置から読み出して印刷出力するステップ
    を実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  28. コンピュータに、
    原稿から原稿画像データを読み取るステップと、
    前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、
    前記原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録するステップと、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、
    前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップ
    を実行させるためのプログラム。
  29. コンピュータに、
    複数頁の原稿から複数の原稿画像データを読み取るステップと、
    前記複数の原稿画像データを1枚の出力用紙に形成するステップと、
    前記出力用紙から紙指紋情報を読み取るステップと、
    前記複数の原稿画像データと、前記紙指紋情報とを関連付けて情報処理装置に登録するステップと、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、
    前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されている複数の原稿画像データを前記情報処理装置から読み出し、画像処理を行い、前記情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップ
    を実行させるためのプログラム。
  30. コンピュータに、
    WebページのURLが印刷された原稿から当該URLを読み取るステップと、
    前記原稿から紙指紋情報を読み取るステップと、
    前記URLと、前記紙指紋情報とを関連付けて第一の情報処理装置に登録するステップと、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記第一の情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該第一の情報処理装置に要求するステップと、
    前記第一の情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているURLを前記第一の情報処理装置から読み出し、当該URLが示すWebページを第二の情報処理装置からダウンロードして、画像処理を行い、前記第一の情報処理装置から未登録の判定結果を受け取った場合は、原稿から読み取った原稿画像データに画像処理を行うステップと、
    前記画像処理された原稿画像データを印刷出力するステップ
    を実行させるためのプログラム。
  31. コンピュータに、
    原稿から原稿画像データを読み取るステップと、
    前記原稿画像データと複数のバリアブルデータとを合成した画像データを複数枚の出力用紙に形成するステップと、
    前記複数枚の出力用紙から各々の紙指紋情報を読み取り、複数の紙指紋情報を得るステップと、
    前記複数のバリアブルデータと、前記複数の紙指紋情報とを各々関連付けて情報処理装置に登録するステップと、
    原稿から読み取った紙指紋情報を前記情報処理装置に送信し、当該紙指紋情報が登録済みか未登録かの判定を当該情報処理装置に要求するステップと、
    前記情報処理装置から登録済みの判定結果を受け取った場合は、前記紙指紋情報と関連付けられて登録されているバリアブルデータを前記情報処理装置から読み出して印刷出力するステップ
    を実行させるためのプログラム。
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