JP2008270152A - コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】タブ部が変形するのを回避する。
【解決手段】ハウジング本体11はサブハウジング40を挿入して組み付け可能とされる。サブハウジング40には複数のリブ49が設けられ、ハウジング本体11には複数の受け溝22が設けられている。サブハウジング40が正規の挿入姿勢をとる場合には、リブ49が受け溝22に適合してサブハウジング40のハウジング本体11への挿入動作が許容される。サブハウジング40が正逆反転した挿入姿勢をとる場合には、リブ49が受け溝22から外れてハウジング本体11の後面と干渉することでサブハウジング40のハウジング本体11への挿入動作が規制されるとともに、サブハウジング40に収容されたタブ状端子90のタブ部91の先端がムービングプレート60の後面よりも後方に離間して配置される。
【選択図】図4

Description

本発明は、コネクタに関する。
従来より、コネクタハウジングの本体部分にサブハウジングを組み付けたコネクタが知られている。例えば、特許文献1に記載のものは、サブハウジングにタブ状端子が収容されており、サブハウジングが単体状態である場合にはタブ状端子のタブ部がサブハウジングの前面から前方へ突出状態で露出され、サブハウジングがコネクタハウジングの本体部分に組み付けられた状態ではタブ部がコネクタハウジングのフード部内に保護状態で覆われるようになっている。
一方、上記とは別にムービングプレートを備えたコネクタが知られている。例えば、特許文献2に記載のものは、コネクタハウジングのフード部内にムービングプレートが組み込まれており、フード部内に突出するタブ部の先端を貫通させることで、タブ部を位置決めして整列させるようになっている。
特開2003−151684公報 特開2002−15811公報
特許文献1に記載のコネクタにおいて、タブ部の位置決め及び保護の必要性が重要視されると、このコネクタハウジングのフード部内に特許文献2に記載のようなムービングプレートを組み込むことが求められる。かかるムービングプレートを特許文献1に記載のコネクタに適用する場合に、サブハウジングが正規の組み付け姿勢をとっていれば、タブ部の先端がムービングプレートに貫通可能となるため問題は少ないが、サブハウジングが正逆反転した組み付け姿勢をとっていると、露出するタブ部の先端がムービングプレートの後面に突き当って屈曲することが懸念される。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、タブ部が変形するのを回避することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、前後方向に貫通するサブハウジング収容室を備えたハウジング本体と、前記ハウジング本体の前記サブハウジング収容室に対して後方から挿入して組み付けられ、タブ状端子を収容可能でかつ単体状態にあってはこのタブ状端子のタブ部を前方へ突出状態で露出させたサブハウジングと、前記ハウジング本体の前面に連なって前方へ筒状に突出するとともに内部に前記タブ状端子のタブ部を配するフード部と、前記フード部内に組み込まれ、前記タブ状端子のタブ部を貫通状態で整列させるムービングプレートとを備え、前記サブハウジングと前記ハウジング本体のいずれか一方にはリブが設けられ、他方には受け溝が設けられており、前記サブハウジングが正規の挿入姿勢をとる場合には、前記リブが前記受け溝に適合して前記サブハウジングの前記ハウジング本体への挿入動作が許容され、前記サブハウジングが正逆反転した挿入姿勢をとる場合には、前記リブが前記受け溝から外れて前記他方側の壁面と干渉することで前記サブハウジングの前記ハウジング本体への挿入動作が規制されるとともに、このリブと他方側との干渉状態では前記サブハウジングに収容された前記タブ状端子のタブ部の先端が前記ムービングプレートの後面よりも後方に離間して配置される構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記受け溝は前記ハウジング本体における前記サブハウジング収容室の内面に設けられ、前記リブは前記サブハウジングの外周面に設けられ、かつこのリブの前端は前記サブハウジングの前面よりも後方へ控えた位置に設定され、前記サブハウジングが正逆反転した挿入姿勢をとる場合に前記リブが前記ハウジング本体の後面に干渉したときに、前記サブハウジングにおける前記リブの前端よりも前方の領域が前記サブハウジング収容室内に嵌入するようになっているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記受け溝の前端は、前記サブハウジングが正規の組み付け位置に達した場合に前記リブと当接して前記サブハウジングの前止まりをなす前止まり部となっているところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記フード部には、前記タブ部よりも一回りサイズの大きい他のタブ部が突出して配置されており、前記ムービングプレートは、前記フード部のうち前記サブハウジングと対応した一部に組み付けられ、前記サブハウジングに装着された前記タブ部のみを貫通させるところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
サブハウジングが正逆反転した挿入姿勢をとる場合にはリブが受け溝から外れて他方側と干渉することでサブハウジングのハウジング本体への挿入動作が規制されるから、サブハウジングの誤組み付けが防止される。そして、このリブと他方側との干渉状態では、サブハウジングに収容されたタブ状端子のタブ部の先端がムービングプレートの後面よりも後方に離間して配置されるから、単体時に露出状態にあるタブ部の先端がムービングプレートとの干渉に起因して屈曲等して変形するのを回避できる。
<請求項2の発明>
サブハウジングが正逆反転した挿入姿勢をとる場合にリブがハウジング本体の後面に干渉すると、サブハウジングにおけるリブの前端よりも前方の領域がサブハウジング収容室内に嵌入するから、サブハウジングのリブがサブハウジング収容室内に無理入れされるのを防止でき、誤組み付け防止の信頼性を高めることができる。
<請求項3の発明>
受け溝の前端がサブハウジングの前止まりをなす前止まり部となっているから、前止まり部を別に設ける場合に比べて、ハウジング本体の構成を簡素化できる。
<請求項4の発明>
タブ部は、他のタブ部よりサイズが小さいため、衝撃によって破損され易いという事情があるが、ムービングプレートによって保護されることで破損されるのを防止できる。この場合、サイズの大きい他のタブ部のほうはムービングプレートによって保護する必要性が低いので、これに対応するムービングプレートは設けられていない。したがって、ムービングプレートを小型にでき、低コストに抑えることができる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図7によって説明する。本実施形態のコネクタは雄コネクタであって、ハウジング10、サブハウジング40、ムービングプレート60、レバー80、タブ状端子90(いわゆる雄端子金具)を備えて構成され、タブ状端子90は金属製で残りは合成樹脂製とされる。
ハウジング10は、縦長ブロック状のハウジング本体11と、ハウジング本体11の前面に一体に連なってその周縁部から前方へ突出する縦長角筒状のフード部12とからなる。フード部12における幅方向の両側壁には、このフード部12の前端から後方へスリット状に切り込んだ逃がし溝13が形成されている。
フード部12のうち、最上位置と最下位置にはサイズの大きいタブ部90Aが配置され、上下方向の略中央部にはサブハウジング40と対応するサイズの小さいタブ部91が配置されている。さらに、中間サイズのタブ部90Bが前記両タブ部90A,91の間に配置されている。ハウジング本体11の前面からのタブ部90A,90B,91の突出寸法については、サイズの大きいタブ部90Aと中間サイズのタブ部90Bが略同じ寸法であり、タブ部91がそれより小さい寸法となっている。
レバー80は、図2に示すように、フード部12の両側壁の外面に沿って板状をなす一対のアーム部81と、両アーム部81の上端同士を連結する操作部82とを一体に形成したものであり、両アーム部81にはカム溝83が形成されるとともに軸受孔84が形成され、この軸受孔84にフード部12の外面に突成された支軸14が嵌合されている。支軸14と軸受孔84との係合によってハウジング10に取り付けられたレバー80は、カム溝83の入り口をフード部12の逃がし溝13と対応させる初期位置と、操作部82を図2に示す矢線方向に回動させることで相手側の雌コネクタ(図示せず)を正規深さで嵌合させる嵌合位置とに移動可能となっている。
ムービングプレート60は、図4に示すように、ハウジング本体11の前面と平行に対向する板状のプレート本体61と、プレート本体61の周縁部から前方へ突出する横長角筒状の筒状部62とからなる。このムービングプレート60は、フード部12内に部分的に挿入されるものであってフード部12の高さ方向略中央部に配置され、その上面からフード部12の上壁下面との間及びその下面からフード部12の下壁上面との間に距離をあけている。プレート本体61には複数の位置決め孔63が整列状態で貫通して形成されている。また、筒状部62における幅方向の両側壁には、左右一対のカムフォロア64が突出して形成されている。両カムフォロア64は、フード部12の逃がし溝13を厚み方向(幅方向)に貫通してレバー80のカム溝83内に嵌合されるとともに、その内部に相手側の雌コネクタのカムピン(図示せず)が嵌入されるようになっている。レバー80の回動操作によって両カムフォロア64とカム溝83との係合によるカム作用が発揮されると、ムービングプレート60はレバー80と連動してフード部12内を前後方向に移動可能となっている。詳しくはレバー80が初期位置にあるときには、ムービングプレート60はフード部12の開口側に近い進出位置にあり、レバー80が嵌合位置へ回動されるのに伴ってムービングプレート60はフード部12の奥側(ハウジング本体11側)へ移動し、レバー80が嵌合位置に達した状態では、プレート本体61がその前面側で相手側の雌ハウジングと当接するとともにその後面側でサブハウジング40と当接する後退位置にある。そして、進出位置ではプレート本体61の位置決め孔63にサブハウジング40に収容されたタブ状端子90のタブ部91(後述する)の先端が貫通して筒状部62内に臨み、後退位置に行くに従ってタブ部91の筒状部62内への進入量が大きくなるようになっている。
ハウジング本体11のうち上方の領域及び下方の領域にはタブ状端子90を収容可能なキャビティ15が並列に形成されている。キャビティ15には後方からタブ状端子90が挿入され、キャビティ15の内壁にはタブ状端子90の後方への抜け止めをなす撓み可能なランス16が形成され、かつキャビティ15の前壁にはタブ状端子90のタブ部91の挿通孔17とその周りを包囲してタブ状端子90のそれ以上の前進を規制するテーパ状の前止まり面18とが形成されている。キャビティ15内に挿入された各タブ状端子90のタブ部91はフード部12内にその先端位置を揃えた状態で突出させている。
ハウジング本体11のうちの高さ方向略中央部には、図3及び図5に示すように、サブハウジング40を組み付けるためのサブハウジング収容室19が一つだけ形成されている。サブハウジング収容室19は、サブハウジング40と対応する断面形状をなし、ムービングプレート60の組付位置の直後方に位置してハウジング本体11を前後方向に貫通する形状とされる。サブハウジング収容室19の幅方向の両側内面には、正規に組み付けられたサブハウジング40の抜け止めをなす一対の抜け止め部21が形成されている。また、サブハウジング収容室19の内面には、複数の受け溝22が凹み形成されている。詳しくは受け溝22は、角に丸みのついた方形の断面形状をなし、サブハウジング収容室19の内上面に2つ、サブハウジング収容室19の内下面に1つ設けられ、内上面における2つの受け溝22は幅方向中央部を挟んだ両側に対をなして配置され、内下面における1つの受け溝22は幅方向中央部に1つ配置されている。そして、受け溝22の後端はハウジング本体11(ハウジング10)の後面に開口し、受け溝22の前端はハウジング本体11の前面より少し後方にあってハウジング本体11の前面との間に縦壁状の閉止壁23を介在させており、受け溝22の前端から後端にかけて真直ぐ延出して形成されている。受け溝22の前端(閉止壁23の後面)は、ハウジング本体11の前面に平行して略垂直に切り立っており、ここが正規の組み付け位置に至ったサブハウジング40が当て止めされる前止まり部24となっている。
サブハウジング40は、図6及び図7に示すように、略角ブロック状をなし、ハウジング本体11のサブハウジング収容室19内に後方から挿入される。サブハウジング40の内部には、電線99の端末に接続されたタブ状端子90を収容可能な複数のキャビティ41が前後方向に貫通して形成され、キャビティ41の内壁には、タブ状端子90を抜け止めする撓み可能なランス42が形成され、かつキャビティ41の前壁にはタブ状端子90のタブ部91の挿通孔43とその周りを包囲してタブ状端子90のそれ以上の前進を規制するテーパ状の前止まり面44とが形成されている。そして、サブハウジング40のうちランス42よりも後方には、各キャビティ41と連通するリテーナ装着孔45が下面に開口して形成されている。リテーナ装着孔45には下方からサイドタイプのリテーナ30が挿入され、タブ状端子90はリテーナ装着孔45内に正規深さで挿入されたリテーナ30によってランス42とともに二重係止されるようになっている。そして、サブハウジング40の幅方向の両側面には、高さ方向中央より少し上方でかつ前端寄りの位置に、ハウジング本体11の抜け止め部21と係止可能な突部46が設けられている。
サブハウジング40の両側面の下半部には上半部よりも幅方向両側に膨出する膨出部47が形成されており、この膨出部47に形成された開口部48にリテーナの両側面の一部が臨んでいる。サブハウジング40の前面は、正規嵌合時に相手側の雌ハウジングが当接可能な嵌合面とされ、タブ部91の挿通孔43の開口が略方形をなして高さ方向及び幅方向に整列して複数配置されている。ハウジング本体11への組み付け前は(単体状態では)、キャビティ41内に正規挿入されたタブ状端子90はそのタブ部91をサブハウジング40の前面から前方へ突出状態で露出させるようになっている。一方、ハウジング本体11への組み付け後は、サブハウジング40に収容されたタブ状端子90のタブ部91はフード部12内に保護状態で覆われるようになっている。また、ハウジング本体11への組み付け直後、タブ状端子90のタブ部91の先端は、サブハウジング40がハウジング本体11に組み付けられた状態で進出位置にあるムービングプレート60の位置決め孔63を貫通して筒状部62内に少し突出する位置にある。
サブハウジング40の外周面には、前後方向に延びる複数のリブ49が形成されている。サブハウジング40がサブハウジング収容室19への正規の挿入姿勢をとっている場合には、リブ49が受け溝22と対応する位置に配されてサブハウジング40のサブハウジング収容室19への組み付け動作が許容され、サブハウジング40が正逆反転した姿勢(上下逆さまの姿勢)をとっている場合には、リブ49が受け溝22との対応位置から外れてハウジング本体11の後面と干渉し、サブハウジング40のサブハウジング収容室19への組み付け動作が規制されるようになっている。詳しくはリブ49は、受け溝22に適合する形態であって角に丸みのついた方形の断面形状をなし、サブハウジング40の前面より少し後退した位置にその前端が設定されてそこから後方へ真直ぐ延出するとともに、その後端が前後方向についてサブハウジング40の後面と同じ位置に達している。より詳しくはリブ49の前端は、前後方向についてタブ部91が箱部92に連なる付け根の位置とほぼ同じ位置であって、膨出部47の前端よりやや前方に設定されている。さらに詳しくはリブ49は、サブハウジング40の上面の幅方向中央を挟んだ両側に対をなして配置されるとともに、サブハウジング40の下面の幅方向中央に1つ配置され、かつ、このサブハウジング40の下面に配されたリブ49はリテーナ装着孔45の開口と対応する位置で途切れこのリテーナ装着孔45を挟んで前後に分断されている。
次に本実施形態の作用効果を説明する。
ハウジング本体11のサブハウジング収容室19に対して後方からサブハウジング40を挿入する。サブハウジング40が正規の挿入姿勢をとっていれば、サブハウジング40の各リブ49とハウジング本体11の各受け溝22が適合し、サブハウジング40がサブハウジング収容室19にスムーズに挿入される。挿入の過程では、リブ49が受け溝22の溝面に摺接することでサブハウジング40の挿入動作が案内され、挿入の完了に伴いリブ49の前端が受け溝22の前止まり部24に当接してそれ以上の前進が規制される。また挿入の完了に伴い抜け止め部21と突部46がサブハウジング40の抜け方向で係止し合い、サブハウジング40の後退が規制される(図1を参照)。こうしてサブハウジング40が正規の組み付け位置に達すると、サブハウジング40の前面はハウジング本体11の前面(フード部12の奥面)と前後方向についてほぼ同じ位置に揃うこととなる。
レバー80を初期位置にセットするとともに、ムービングプレート60を進出位置にセットした状態で、カプピンを逃がし溝13に沿って押入れつつ雌コネクタをフード部12内に浅く嵌合し、カム溝83の入り口で待機しているカムフォロア64内にカムピンを嵌入する。すると、カムピンがカムフォロア64と合体してカム溝83に係合した状態となる。また、雌コネクタの雌ハウジングがムービングプレート60内に嵌合する。この状態からレバー80を嵌合位置まで回動させると、カムピン及びカムフォロア64とカム溝83との係合によるカム作用によってムービングプレート60と雌コネクタが一体となってフード部12の奥側へ引き込まれ、両コネクタが正規の嵌合状態に至る。この嵌合過程では、サブハウジング40の各タブ部91は、プレート本体61の位置決め孔63に拘束されて整列状態に保たれ、これにより雌コネクタ側の雌端子金具と確実な導通状態が得られる。なお、両コネクタを離脱させる場合には、レバー80を嵌合位置から初期位置へ戻し方向に回動させれば、上記とは逆の動作を経て両コネクタを互いに引き離すことができる。
ところで、サブハウジング40が正逆反転した姿勢をとっていると、リブ49と受け溝22が不適合となり、サブハウジング40のサブハウジング収容室19への挿入動作が規制される。このとき、リブ49がハウジング本体11の後面に当接するとともに、ハウジング本体11のうちリブ49の前端より前方の領域(以下、前方領域51という)がサブハウジング収容室19内に後方から遊動規制状態で嵌合し、かつタブ部91がサブハウジング収容室19内に臨むこととなる(図4を参照)。この状態でタブ部91の先端はサブハウジング収容室19内にあって進出位置にあるムービングプレート60(プレート本体61)の後面より後方に離間して配置される。よって、タブ部91の先端がムービングプレート60(プレート本体61)の後面に突き当たることはない。また、仮にムービングプレート60が後退位置にあっても正逆反転した姿勢をとるサブハウジング40に収容されたタブ状端子90のタブ部91の先端とプレート本体61の後面との間には距離が確保されるから、ここでもタブ部91がプレート本体61の後面に突き当たることはない。
したがって、本実施形態のコネクタによれば、リブ49と受け溝22によってサブハウジング40のハウジング本体11への誤組み付け(誤挿入)が防止されるのに加え、この誤組み付け時にリブ49とハウジング本体11とが干渉した状態で、サブハウジング40に収容されたタブ状端子90のタブ部91の先端がムービングプレート60の後面よりも後方に離間して配置されるから、単体時に露出状態にあるタブ部91の先端がムービングプレート60との干渉に起因して屈曲等して変形するのを回避できる。
また、サブハウジング40が正逆反転した挿入姿勢をとる場合にリブ49がハウジング本体11の後面に干渉すると、サブハウジング40の前方領域51がサブハウジング収容室19内に嵌入してその位置決めがなされるから、サブハウジング40のリブ49がサブハウジング収容室19内に無理やりこじ入れられるのを防止でき、サブハウジング40の誤組み付け防止の信頼性を高めることができる。
さらに、受け溝22の前端がサブハウジング40の前止まりをなす前止まり部24となっているから、かかる前止まり部24を別に設ける場合に比べて、ハウジング本体11の構成を簡素化できる。
さらにまた、タブ部91は、他のタブ部90A,90Bよりサイズが小さいため、衝撃によって破損され易いという事情があるが、ムービングプレート60によって保護されることで破損されるのを防止できる。この場合、他のタブ部90A,90Bのほうはムービングプレート60によって保護する必要性が低いので、これらに対応するムービングプレート60は設けられていない。したがって、ムービングプレート60を小型にでき、低コストに抑えることができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態とは逆にサブハウジング側に受け溝を設け、ハウジング本体側にリブを設けてもよい。
(2)ハウジング本体に複数のサブハウジング収容室を設け、ハウジングが複数のサブハウジングを受け入れ可能となっていてもよい。この場合、ハウジング本体にキャビティは無くても構わない。
(3)レバーは無くても構わない。
(4)サブハウジングの誤組み付けを防止できれば、リブと受け溝の形状、個数、配置は任意である。
本実施形態のコネクタの側断面図 コネクタの側面図 サブハウジングを挿入する前の状態におけるコネクタの側断面図 サブハウジングが正逆反転した姿勢をとってリブがハウジング本体と干渉した状態におけるコネクタの側断面図 ハウジングの背面図 タブ状端子を収容したサブハウジングの側断面図 サブハウジングの正面図
符号の説明
10…ハウジング
11…ハウジング本体
12…フード部
22…受け溝
24…前止まり部
40…サブハウジング
49…リブ
60…ムービングプレート
61…プレート本体
90…タブ状端子
91…タブ部

Claims (4)

  1. 前後方向に貫通するサブハウジング収容室を備えたハウジング本体と、
    前記ハウジング本体の前記サブハウジング収容室に対して後方から挿入して組み付けられ、タブ状端子を収容可能でかつ単体状態にあってはこのタブ状端子のタブ部を前方へ突出状態で露出させたサブハウジングと、
    前記ハウジング本体の前面に連なって前方へ筒状に突出するとともに内部に前記タブ状端子のタブ部を配するフード部と、
    前記フード部内に組み込まれ、前記タブ状端子のタブ部を貫通状態で整列させるムービングプレートとを備え、
    前記サブハウジングと前記ハウジング本体のいずれか一方にはリブが設けられ、他方には受け溝が設けられており、
    前記サブハウジングが正規の挿入姿勢をとる場合には、前記リブが前記受け溝に適合して前記サブハウジングの前記ハウジング本体への挿入動作が許容され、
    前記サブハウジングが正逆反転した挿入姿勢をとる場合には、前記リブが前記受け溝から外れて前記他方側の壁面と干渉することで前記サブハウジングの前記ハウジング本体への挿入動作が規制されるとともに、このリブと他方側との干渉状態では前記サブハウジングに収容された前記タブ状端子のタブ部の先端が前記ムービングプレートの後面よりも後方に離間して配置されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記受け溝は前記ハウジング本体における前記サブハウジング収容室の内面に設けられ、
    前記リブは前記サブハウジングの外周面に設けられ、かつこのリブの前端は前記サブハウジングの前面よりも後方へ控えた位置に設定され、前記サブハウジングが正逆反転した挿入姿勢をとる場合に前記リブが前記ハウジング本体の後面に干渉したときに、前記サブハウジングにおける前記リブの前端よりも前方の領域が前記サブハウジング収容室内に嵌入するようになっていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記受け溝の前端は、前記サブハウジングが正規の組み付け位置に達した場合に前記リブと当接して前記サブハウジングの前止まりをなす前止まり部となっていることを特徴とする請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記フード部には、前記タブ部よりも一回りサイズの大きい他のタブ部が突出して配置されており、
    前記ムービングプレートは、前記フード部のうち前記サブハウジングと対応した一部に組み付けられ、前記サブハウジングに装着された前記タブ部のみを貫通させることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のコネクタ。
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