JP2007026706A - コネクタ - Google Patents

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哲也 篠崎
Koji Sakakura
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Abstract


【課題】 コネクタが大型化するのを回避する。
【解決手段】 各サブコネクタ10を係止凸部21と係止凹部22との係止により相互に合体させ、その状態から、フレーム50の一側面にて開口する差込口56を通して各サブコネクタ10をその並び方向に順次挿入する。差込口56に対し最初に挿入されるサブコネクタ10がフレーム50の端壁に当て止めされ、差込口56に対し最後に挿入されるサブコネクタ10に設けられたロック部17がフレーム50のロック受け部51に弾性係止することで、各サブコネクタ10がフレーム50に対し並び方向に抜け止め状態に保持される。このとき、差込口56に対し最後に挿入されるサブコネクタ10の一端面が、差込口56に臨んで露出状態で配置される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コネクタに関する。
コネクタとして特許文献1に記載のものが知られている。このものは、端子金具を収容可能なキャビティを有する複数のサブコネクタを備え、各サブコネクタが枠状のフレーム内にて区画されたコネクタ収容室に対し前方から個別に挿入され、もって一つのコネクタとしてまとめられている。
特開2003−36917公報
ところで、かかる分割タイプのコネクタは、コネクタ収容室が横並びで設けられていることに起因して、横幅方向に大型化するのを余儀なくされるという事情がある。この場合に、各サブコネクタの並び方向の両側がフレームの両側壁によって閉止され、これによりサブコネクタの抜け出しを防止しているわけであるが、両側壁のうちのいずれか一方の側壁の壁厚分だけでも横幅寸法を小さくできれば、コネクタ適用の選択幅が広がるとの見込みがある。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、コネクタが大型化するのを回避することを目的とする。
上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明は、複数のサブコネクタと、一側面に開口する差込口から前記各サブコネクタをその並び方向に順次挿入して装着可能なフレームと、このフレーム内にて前記各サブコネクタの相互の相対位置を位置決めするための位置決め手段とを備え、前記各サブコネクタのうち、少なくとも前記差込口に対し最後に挿入されるサブコネクタには、ロック部が設けられ、前記フレームには、前記ロック部と対応する位置に、ロック受け部が設けられ、前記各サブコネクタは、前記位置決め手段によって位置決めされるとともに前記ロック受け部と前記ロック部との係止によってロックされることで、前記フレームに対し並び方向に抜け止め状態に保持される構成としたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記差込口に対し最後に挿入される前記サブコネクタの一端面は、前記フレームに対し前記各サブコネクタが正規装着された場合に、前記各サブコネクタの並び方向に関して前記差込口と同じ位置にあるいは前記差込口よりも前記フレームの内側へ引っ込んだ位置に、露出状態で配置されているところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載のものにおいて、前記各サブコネクタは、前記位置決め手段を介して並び方向に相互に合体され、かつ、この合体された状態から前記フレーム内に挿入されるところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記フレームと前記各サブコネクタのいずれか一方には、前記各サブコネクタの並び方向に沿ったレール部が設けられ、他方には、前記レール部と摺接可能なレール溝部が設けられ、前記レール部と前記レール溝部とが摺接し合うことにより、前記合体状態にある前記各サブコネクタの挿入動作が案内されるところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおいて、前記各サブコネクタは、その並び方向で相対向する側縁部に、それぞれ凹部と凸部とを有し、並び方向で隣接するサブコネクタ同士が正規の組み合せである場合には、両者の有する前記凹部と凸部とが係合状態となることでその組み付け動作を許容し、並び方向で隣接するサブコネクタ同士が誤った組合せである場合には、両者の有する前記凹部と凸部とが非係合状態となることでその組み付け動作を規制する構成としたところに特徴を有する。
<請求項1の発明>
フレームの一側面に開口する差込口から各サブコネクタをその並び方向に順次挿入すると、各サブコネクタが位置決め手段によって相互の相対位置を位置決めされるとともに、少なくとも差込口に最後に挿入されるサブコネクタがそのロック部をフレームのロック受け部に係止させることによってフレームにロックされ、もって各サブコネクタがフレームに対し並び方向に抜け止め保持される。フレームの一側面が差込口として開口されているので、従来においてこの一側面に対応する位置にあった側壁が無くなり、この側壁の壁厚分、フレームの幅寸法(各サブコネクタの並び方向に関する寸法)を小さく抑えることができる。そして、このように側壁を廃止しても、ロック部とロック受け部との係止によって各サブコネクタが差込口から抜け出ることはない。
<請求項2の発明>
フレームに対し各サブコネクタが正規状態で装着されると、差込口に対し最後に挿入されるサブコネクタの一端面が、各サブコネクタの並び方向に関して差込口と同じ位置にあるいは差込口よりもフレームの内側へ引っ込んだ位置に露出状態で配置されるので、この状態を視認することによって各サブコネクタが正規装着されていることがわかる。一方、各サブコネクタが正規状態で装着されていないと、差込口に対し最後に挿入されるサブコネクタの一端面が、差込口から突き出るので、その状態を視認することによって各サブコネクタが正規装着されていないことがわかる。
<請求項3の発明>
各サブコネクタを位置決め手段を介して並び方向に合体させ、その状態でフレームに対する組み付け現場へ移送する。そうすると、組み付け現場では、合体状態にある各サブコネクタを一括してフレーム内に挿入すればよいので、各サブコネクタを個別に挿入するよりも、作業負担が少なくて済む。
<請求項4の発明>
フレーム内に各サブコネクタを挿入するに際し、合体状態にある各サブコネクタをレール部とレール溝部との摺動により装着位置へ案内するようにしたから、作業の円滑性が確保される。
<請求項5の発明>
フレーム内にて並び方向で隣接するサブコネクタ同士が正規の組み合せである場合には、両者の有する凹部と凸部とが係合状態となることでその組み付け動作を許容する一方、並び方向で隣接するサブコネクタ同士が誤った組み合わせである場合には、両者の有する凹部と凸部とが非係合状態になることでその組み付け動作を規制するようにしたから、サブコネクタ同士が誤った組み合わせで連結されるのを回避できる。
<実施形態1>
本発明の実施形態1を図1ないし図6によって説明する。本実施形態のコネクタは、相手の雄コネクタと嵌合可能な雌コネクタであって分割タイプのコネクタとして構成され、複数(図示する場合は4つ)のサブコネクタ10がフレーム50内に収容可能とされている。なお、以下の説明において、前後方向については両コネクタの嵌合面側を前方とし、上下方向については各図を基準とする。
相手の雄コネクタは基板(プリント配線基板)用のコネクタであって合成樹脂材により形成され、図6に示すように、雄型のサブコネクタ90を幅方向に複数並べて構成され、これらが後面に配された連結板91によって一体的に連結されている。各サブコネクタ90は、前面に開口する角筒状のフード部92を備え、幅方向(並び方向)で隣り合う両フード部92間が区画壁93によって仕切られている。フード部92の奥壁には、雄端子金具94が貫通して装着され、雄端子金具94の前半部がフード部92の内側に突出して配される一方、雄端子金具94の後半部が連結板91の後面から後方へ突出して途中で直角曲げされて基板(図示しないプリント配線基板)の導電路に接続可能とされる。そして、各サブコネクタ90の中にはフード部92の上面にカムフォロア95を突設させたものが含まれ、カムフォロア95がフレーム50に装着されたレバー70のカム溝71に進入し、レバー70の回動操作に伴って両コネクタ(両サブコネクタ10,90)が互いに嵌合される。
一方、本実施形態のサブコネクタ10は、相手のサブコネクタ90に対応して複数設けられ、角ブロック状をなす合成樹脂製のサブハウジング11を備えている。各サブハウジング11は、後述する位置決め手段によって並び方向に相互に合体された状態でフレーム50内に収容可能とされる。サブハウジング11には、図4に示すように、電線の端末に接続された雌端子金具(図示せず)を挿入可能なキャビティ12が高さ方向に複数段で幅方向に複数列となって整列配置され、キャビティ12の内壁には前方へ突出する撓み変形可能なランス13が形成されている。雌端子金具は、キャビティ12内に正規深さで挿入されると、ランス13により弾性的に一次係止されるとともに、サブハウジング11の下面に差し入れられるサイドタイプのリテーナ(図示せず)により二次係止され、これによりサブハウジング11からの確実な抜け止めがなされる。
サブハウジング11の上面には、図2に示すように、幅方向の両側端部に一対のこじり防止リブ14が突設されている。こじり防止リブ14は、サブハウジング11の前端縁より後退した位置から後方へ延びる突条をなし、相手のフード部92に対し不正規に押し付けられたときに、そのフード部92の先端と当接することで、雌雄の両端子金具の先端同士が当接してこじられるのを阻止する役割を担っている。
サブハウジング11の後端部には、周方向に沿って外向きに張り出すフランジ部15が形成されている。フランジ部15の上下両端部には、左右の両側面及び後面に開口して幅方向に延出する一対のレール溝部16が凹設されている。各サブハウジング11が並び方向に合体されると、各レール溝部16が幅方向に一直線状に連通するようになっている。
また、各サブコネクタ10のうち、図1に示す右端に位置するサブコネクタ10には、上下一対のロック部17が突設されている。ロック部17は、フランジ部15の上下両端面の右端寄りの位置に設定され、その左側面がフレーム50への差込方向に沿ってテーパ状をなす案内面とされ、その右側面が略鉛直に切り立つ係止面とされる。そして、ロック部17は、レール溝部16を被覆する覆い壁18の上面に突設され、覆い壁18がレール溝部16の内側へ弾性撓みしつつフレーム50のロック受け部51(後述する)と係止可能とされる。この場合に、フレーム50のロック受け部51の前縁にロック部17の案内面が摺動することによってロック部17の撓み変形動作が円滑となり、ロック受け部51の口縁にロック部17の係止面が抜け方向で対峙することによってロック部17による係止が確実となるようにしてある。
さらに、各サブコネクタ10には、図4に示すように、並び方向に相互の合体状態を保持するための位置決め手段としての係止凸部21と係止凹部22が形成されている。係止凸部21と係止凹部22は、並び方向で隣接するフランジ部15の両対向面(両側端面)に、相互に嵌合可能に形成されている。つまり、各サブハウジング11の両側端面のうち、一方の側端面に係止凸部21が形成され、他方の側端面に係止凹部22が形成され、これら係止凸部21と係止凹部22が同じ高さで上下二位置に配置されている。各サブハウジング11のうち、並び方向の両端に位置するサブコネクタ10には、並び方向の外側に隣接するサブコネクタ10が存在しないことから、その外側の端面に係止凸部21と係止凹部22のいずれも形成されていない。
詳しくは、係止凸部21は断面あり状(鳩尾状)であって係止凹部22は断面あり溝状であり、いずれも前後方向に延びる形態をなしている。そして、並び方向で隣接するサブコネクタ10が相互の側端面同士を突き合わせつつ前後方向にスライドされることにより、係止凸部21と係止凹部22とがありつぎ状態で嵌合して、両サブハウジング11の組み付け動作が案内されるとともに、両サブハウジング11が幅方向(並び方向)に離脱規制状態で組み付けられるようになっている。また、各サブハウジング11のフランジ部15の後端一側縁部には、係止凸部21の後端と一体に連なって高さ方向に延びる当て部23が側方へ張り出して形成されている。当て部23は、係止凸部21と係止凹部22との係合により並び方向で隣接する両サブハウジング11が正規嵌合されたときに、前方からスライドされるサブハウジング11の後端側縁部に当接することで、両サブハウジング11の前後方向の位置ずれを規制している。
フレーム50は、同じく合成樹脂製であって平面視して山型の上下両壁52,53を備えて枠状をなし、図5に示すように、その内側前半部に、各サブコネクタ10を横並びで一括して収容可能なコネクタ収容空間54が保有されているとともに、その内側後半部に、各サブコネクタ10の後面から導出される電線群80を収容しつつ右側方へ屈曲案内する電線収容空間55が保有されている。コネクタ収容空間54と電線収容空間55とは、互いに連通状態にあって区画壁によって仕切られることなく開放されている。
そして、フレーム50は、コネクタ収容空間54の前面が開口されており、フレーム50内に正規状態で装着された各サブコネクタ10の前半部がこの前面から前方へ突出して相手のサブコネクタ10との嵌合領域が露出している。また、フレーム50は、コネクタ収容空間54及び電線収容空間55の各右側面が開口されている。コネクタ収容空間54の右側面は、ここに各サブコネクタ10が並び方向に順次挿入される差込口56とされ、電線収容空間55の右側面は、ここから電線群が引き出される電線導出口57とされている。電線導出口57は、後方に向かって左側に傾斜する口縁に沿って抉られ、これにより電線を引き出すための間口が広がって電線の取り回しが容易となるようにしてある。
フレーム50の上下両壁52,53の外側面には、一対の支持軸58が突設されており、両支持軸58にレバー70が回動可能に支持されている。レバー70は、操作部72とその両端から突出するアーム部73とで全体として門型をなし、両アーム部73が支持軸58に支持された状態でフレーム50に跨るように組み付けられる。そして、レバー70は、回動初期位置と回動終端位置との間を回動可能とされている。レバー70が回動初期位置にあるときには操作部72が最後端位置にあってフレーム50の後壁(山の頂上部分)を覆うように配置され(図1に示す状態を参照)、レバー70が回動終端位置にあるときには操作部72に形成されたレバーロック部74がフレーム50の左側後壁の斜面上に形成されたレバーロック受け部59と回動規制状態にロックされるようになっている。レバー70のアーム部73には相手のサブコネクタ90のカムフォロア95と係合可能なカム溝71が形成されている。
レバー70を回動初期位置においてフレーム50内に各サブコネクタ10を装着させた後、相手のサブコネクタ90を浅く嵌合すると、レバー70のカム溝71の入り口にカムフォロア95が進入する。その状態でレバー70が回動終端位置に向かって回動されると、カムフォロア95がカム溝71に沿って移動して両者間でカム作用が発揮され、もって両コネクタ(両サブコネクタ10,90)が相互に引き寄せられるようになっている。なお、フレーム50の上下両壁52,53には、一対の開き防止壁61がアーム部73の外側を覆うように配設され、両コネクタの嵌合時におけるアーム部73の拡開変形を防止している。また、フレーム50の上下両壁52,53の前縁には、カムフォロア95を進入させてカム溝71に通すための案内溝62が切り欠き形成されている。
フレーム50の上下両壁52,53の内側面には、一対のレール部63が形成されている。レール部63は、相対向しつつ幅方向に延びる垂直板状の前部63A及び後部63Bと、後部63Bの高さ方向略中央に一体に連なって幅方向に延びる水平板状のレール本体部63Eとからなり、前部63A及び後部63Bの両対向面間に、フランジ部15の挿入空間63Fが保有されている。合体状態にある各サブコネクタ10は、フランジ部15を挿入空間63Fに進入させつつレール溝部16にレール本体部63Eを嵌め込むことにより、フレーム50に対する挿入動作が案内されるようになっている。レール部63の挿入空間63Fには、図5に示すように、各サブコネクタ10のフランジ部15が横並び状態で緊密に嵌合して配されるようになっている。
さらに、フレーム50の上下両壁52,53の内側面には、差込口56の近傍であってレール部63の右端位置に、略方形状に開口するロック受け部51が貫設されている。各サブコネクタ10が差込口56からフレーム50内に順次挿入され、最初に挿入されたサブコネクタ10がフレーム50の左側端壁64に当て止めされると、それに伴って最後に挿入されたサブコネクタ10に設けられたロック部17がロック受け部51に弾性的に嵌入され、もって各サブコネクタ10が幅方向に位置決めされかつ抜け止めされた状態でフレーム50内に保持されるようになっている。この正規装着状態では、最後に挿入されたサブコネクタ10のフランジ部15の右端面が差込口56とほぼ面一状となって露出状態で配されるようになっている。また、両コネクタの嵌合時には後部63Bがその嵌合力を受け止めるとともに、両コネクタの離脱時には前部63Aがその離反力を受け止めるようになっている。
次に、本実施形態の組み付け手順を説明する。まず、図示しないリテーナをサブハウジング11に差し込んで仮係止位置に留め置き、その状態で後方から電線に接続された雌端子金具をサブハウジング11のキャビティ12内に挿入し、キャビティ12の内壁にて撓み変形可能に形成されたランス13により一次係止する。その後、リテーナを深く差し込んで本係止位置に至らしめ、雌端子金具を二次係止する。
全てのサブコネクタ10について雌端子金具の装着作業が完了したら、続いて、対応するサブコネクタ10同士を係止凸部21と係止凹部22との係合に基づいて並び方向に離脱規制状態で連結させる。こうして一対のサブコネクタ10同士を合体させたら、このうちの一方のサブコネクタ10に上記同様の手順で別のサブコネクタ10を合体させ、各サブコネクタ10を並び方向に順次合体させる。本実施形態の場合、図2に示すように、4つのサブコネクタ10が合体化(アッセンブリ化)され、このうち最後に挿入されるサブコネクタ10が右端に位置する構成とされる。かかる合体状態では、各サブコネクタ10のレール溝部16が幅方向の一直線上に切れ目なく連なるようになる。
次に、この合体状態にある各サブコネクタ10をフレーム50に対する組み付け現場へ移送する。そして組み付け現場にて、合体状態にある各サブコネクタ10を差込口56からフレーム50のコネクタ収容空間54に挿入する。その挿入開始時に、左端に位置するサブコネクタ10のフランジ部15をレール部63の挿入空間63Fに浅く嵌め込み、つまりレール溝部16をフレーム50のレール部63に適合させ、その状態から各サブコネクタ10をコネクタ収容空間54の奥方へ押し込むようにする。すると、各サブコネクタ10がレール部63に案内されつつフレーム50内に挿入され、さらに各サブコネクタ10が正規の装着位置に至るのに伴い、最後に挿入されたサブコネクタ10に設けられたロック部17がフレーム50のロック受け部51に弾性係止する。
各サブコネクタ10がフレーム50に対し正規装着状態にあるときには、図3及び図5に示すように、差込口56に最初に挿入されるサブコネクタ10のフランジ部15がフレーム50の左側端壁64に当て止めされるとともに、差込口56に最後に挿入されるサブコネクタ10のフランジ部15の右端面がフレーム50の差込口56に面一状に臨む位置に露出状態で配される。そして、各サブコネクタ10は、係止凸部21と係止凹部22との係止に基づいて隣接する者同士の間隔が一定間隔に保たれ、相互の相対位置が決せられる。また、各サブコネクタ10から導出された電線がまとめられて電線群80として電線収容空間55に収められ、所定方向に引き出される。
一方、各サブコネクタ10がフレーム50に対し正規装着位置に至る前にその挿入動作を停止すると、差込口56に最後に挿入されるサブコネクタ10の右端面がフレーム50の差込口56から飛び出すことになる。その場合には、この最後に挿入されるサブコネクタ10の右端面を押し込んで正規装着位置に至らしめるようにする。
こうして各サブコネクタ10の組み付けが完了したら、前方から相手のサブコネクタ90を対応するサブコネクタ10に緩く嵌合させ、その状態でレバー70を回動することで、両サブコネクタ10,90を正規嵌合させる。嵌合途上においては、相手のサブコネクタ90の区画壁93が隣接するサブハウジング11の両対向面間に摺動可能に進入し、両対向面間に案内されつつ両サブコネクタ10,90の嵌合動作が進み、そして嵌合完了時には、フード部92の奥壁の前面にサブハウジング11の前面が当接して、両端子金具が正規深さで接続される。
以上説明したように本実施形態によれば、各サブコネクタ10がフレーム50の右側面にて開口する差込口56を通してフレーム50内に挿入されると、係止凸部21と係止凹部22との係止により各サブコネクタ10がフレーム50内にて並び方向に位置決めされ、かつ、差込口56に対し最後に挿入されるサブコネクタ10に設けられたロック部17がフレーム50のロック受け部51に係止することにより、各サブコネクタ10が並び方向に抜け止め状態に保持される。この場合に、フレーム50の右側面が差込口56として開口されているので、従来においてこの右側面を閉止していた右側端壁が無くなり、その壁厚分、フレーム50の横幅寸法(各サブコネクタ10の並び方向に関する寸法)を小さく抑えることができる。しかも、従来において各サブコネクタ10の両側に配されていたコネクタ収容室の区画壁も廃止されるので、これら壁厚の総数分、フレーム50の横幅を小さく抑えることができ、ひいてはコネクタ全体を小型化することができる。そして、このように右側端壁等を廃止しても、ロック部17とロック受け部51との係止によって各サブコネクタ10が差込口56から抜け出ることはなく合体状態が保たれる。
また、フレーム50に対し各サブコネクタ10が正規状態で装着されると、差込口56に対し最後に挿入されるサブコネクタ10のフランジ部15の右端面がフレーム50の差込口56と面一状につまり各サブコネクタ10の並び方向に関して差込口56と同じ位置に露出状態で配されるので、この状態を視認することによって各サブコネクタ10が正規装着されていることを知ることができる。一方、各サブコネクタ10が正規状態で装着されていないと、差込口56に対し最後に挿入されるサブコネクタ10のフランジ部15の右端面が差込口56から飛び出るので、その状態を視認することによって各サブコネクタ10が正規装着されていないことを知ることができる。
また、組み付け現場においては、係止凸部21と係止凹部22との係止によって合体状態にある各サブコネクタ10を、一括してフレーム50内に挿入すればよいので、各サブコネクタ10を個別に挿入する必要がなく、作業負担が軽減される。さらに、合体状態にある各サブコネクタ10がレール部63とレール溝部16との摺接動作に伴ってフレーム50内に挿入案内されるから、作業の円滑性が確保される。
<実施形態2>
次に、本発明の実施形態2を図7ないし図9によって説明する。実施形態2のコネクタは、各サブコネクタ10を個別にフレーム50内に順次挿入し、フレーム50内にて位置決めしつつ合体させる点で、フレーム50内に挿入する前に各サブコネクタ10を合体状態とする実施形態1とは異なる。しかし、実施形態2は、実施形態1と共通する部分が多いので、実施形態1と同じ構造部位には同一符号を付し、重複する説明は省略する。
サブコネクタ10は、並び方向で隣接する者同士のフランジ部15の両対向面(両側端面)に、係止凸部21と係止凹部22を有しておらず、その代わりに嵌合凸部25(本発明の凸部に相当)と嵌合凹部26(本発明の凹部に相当)が設けられている。実施形態2では、2つのサブコネクタ10が用意されるが、このうち、図7に示す左側のサブコネクタ10(以下、第1サブコネクタ10Aという)のフランジ部15の右側端面上部には嵌合凸部25が突設され、右側のサブコネクタ10(以下、第2サブコネクタ10Bという)のフランジ部15の左側端面上部には嵌合凹部26が形成され、これらが同じ高さ位置にあって相互に嵌合可能とされている。さらに、フレーム50は、その左側面が差込口56として開口されるとともに、その右側端壁68の内側面下部に、嵌合凹部26が貫通して形成され、この嵌合凹部26が、第2サブコネクタ10Bの左側端面下部に突設された嵌合凸部25と同じ高さ位置にあって相互に嵌合可能とされている。なお、実施形態2の場合、レバー70は、図7において時計回りに回動され、その回動方向が実施形態1とは逆向きに設定されている。
ここで、図9の(A)から(B)にかけて示すように、フレーム50の差込口56に対し最初に挿入されるサブコネクタ10つまり第2サブコネクタ10Bを差し入れると、この第2サブコネクタ10Bは、その嵌合凸部25をフレーム50の嵌合凹部26に凹凸嵌合させるとともに、そのフランジ部15の右側端面をフレーム50の右側端壁68の内側面に密着させ、その状態でフレーム50の右側端壁68に当て止め状態にロックされる。このとき、仮に、第1サブコネクタ10Aを差込口56に対し誤って最初に差し入れると、この第1サブコネクタ10Aは、その嵌合凸部25をフレーム50の右側端壁68の内側面に突き当てた状態で配置される。
続いて、差込口56に対し最後に挿入されるサブコネクタ10つまり第1サブコネクタ10Aを差し入れる。すると、図9の(C)に示すように、第1サブコネクタ10Aは、その嵌合凸部25を第2サブコネクタ10Bの嵌合凹部26に凹凸嵌合させるとともに、そのフランジ部15の右側端面を第2サブコネクタ10Bのフランジ部15の左側端面に密着させ、かつ、ロック部17をフレーム50のロック受け部51に弾性係止させることにより、フレーム50に正規状態でロックされる。このとき、第2サブコネクタ10Bがフレーム50の右側端壁68に当て止めされ、第1サブコネクタ10Aのフランジ部15が第2サブコネクタ10Bのフランジ部15に当て止めされることで、各サブコネクタ10が並び方向で位置決めされることになる。一方、差込口56に対し第1サブコネクタ10Aを誤って最初に差し入れた場合には、第1サブコネクタ10Aのフランジ部15の左側端面に第2サブコネクタ10Bの嵌合凸部25が当接して、第1サブコネクタ10Aの挿入方向後半部が差込口56から突き出た状態となり、さらにロック部17とロック受け部51との係止が成立しない。よってこの状態を確認すれば、両サブコネクタ10A,10Bが誤った順序でフレーム50内に挿入されたことがわかるので、両サブコネクタ10A,10Bをフレーム50から取り出して改めて正規順序で挿入し直すようにする。
実施形態2によれば、フレーム50内にて並び方向で隣接するサブコネクタ10同士が正規の組み合せである場合には、両者の有する嵌合凸部25と嵌合凹部26とが係合状態となることでその組み付け動作が許容される。これに対して、並び方向で隣接するサブコネクタ10同士が誤った組み合わせである場合には、両者の有する嵌合凸部25と嵌合凹部26とが非係合状態になることでその組み付け動作が規制される。これにより、各サブコネクタ10が並び方向で誤った組み合わせで連結されるのを回避できる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、差込口に対し最後に挿入されるサブコネクタにのみロック部を設けていたが、本発明によれば、この最後に挿入されるサブコネクタを含めた他のサブコネクタにもロック部を設けてもよい。この場合、フレームには、ロック部と対応する位置に複数のロック受け部が設けられる。
(2)上記実施形態では、フレーム側にレール溝部を、サブコネクタ側にレール部を設けていたが、本発明によれば、フレーム側にレール部を、サブコネクタ側にレール溝部を設けても構わない。
(3)上記実施形態2では、フレームに嵌合凹部を、これと対向するサブコネクタに嵌合凹部を設けていたが、本発明によれば、フレームに嵌合凸部を、これを対向するサブコネクタに嵌合凹部を設けても構わない。
(4)上記実施形態1では、係止凸部と係止凹部とがありつぎ状態で係合する構成とされたが、本発明によれば、係止凸部と係止凹部とが例えば弾性的に凹凸嵌合することにより、並び方向で隣接するサブコネクタ同士を合体する構成とされてもよい。
(5)本発明は、雄端子金具を収容する雄コネクタに適用することが可能である。
実施形態1のコネクタの分解斜視図 合体状態にある各サブコネクタをフレームに装着する前の状態を示す斜視図 合体状態にある各サブコネクタをフレームに正規装着した状態を示す斜視図 並び方向で隣接する各サブコネクタの正面図 フレームの横断面図 相手の雄コネクタの斜視図 実施形態2のコネクタの、各サブコネクタのうちの一方をフレームに装着した状態を示す斜視図 各サブコネクタをフレームに正規装着した状態を示す斜視図 (A)各サブコネクタのうちの一方をフレームに装着する前の状態を示す背面図 (B)各サブコネクタのうちの一方をフレームに装着した状態を示す背面図 (C)各サブコネクタをフレームに正規装着した状態を示す背面図
符号の説明
10…サブコネクタ
11…サブハウジング
15…フランジ部
16…レール溝部
17…ロック部
50…フレーム
51…ロック受け部
58…支持軸
63…レール部
70…レバー
73…アーム部

Claims (5)

  1. 複数のサブコネクタと、一側面に開口する差込口から前記各サブコネクタをその並び方向に順次挿入して装着可能なフレームと、このフレーム内にて前記各サブコネクタの相互の相対位置を位置決めするための位置決め手段とを備え、
    前記各サブコネクタのうち、少なくとも前記差込口に対し最後に挿入されるサブコネクタには、ロック部が設けられ、前記フレームには、前記ロック部と対応する位置に、ロック受け部が設けられ、
    前記各サブコネクタは、前記位置決め手段によって位置決めされるとともに前記ロック受け部と前記ロック部との係止によってロックされることで、前記フレームに対し並び方向に抜け止め状態に保持されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記差込口に対し最後に挿入される前記サブコネクタの一端面は、前記フレームに対し前記各サブコネクタが正規装着された場合に、前記各サブコネクタの並び方向に関して前記差込口と同じ位置にあるいは前記差込口よりも前記フレームの内側へ引っ込んだ位置に、露出状態で配置されていることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記各サブコネクタは、前記位置決め手段を介して並び方向に相互に合体され、かつ、この合体された状態から前記フレーム内に挿入されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記フレームと前記各サブコネクタのいずれか一方には、前記各サブコネクタの並び方向に沿ったレール部が設けられ、他方には、前記レール部と摺接可能なレール溝部が設けられ、前記レール部と前記レール溝部とが摺接し合うことにより、前記合体状態にある前記各サブコネクタの挿入動作が案内されることを特徴とする請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記各サブコネクタは、その並び方向で相対向する側縁部に、それぞれ凹部と凸部とを有し、
    並び方向で隣接するサブコネクタ同士が正規の組み合せである場合には、両者の有する前記凹部と凸部とが係合状態となることでその組み付け動作を許容し、
    並び方向で隣接するサブコネクタ同士が誤った組合せである場合には、両者の有する前記凹部と凸部とが非係合状態となることでその組み付け動作を規制する構成としたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN105244672A (zh) * 2015-09-08 2016-01-13 福州六方机电有限公司 电源分配器模块化结构
WO2021145187A1 (ja) * 2020-01-13 2021-07-22 住友電装株式会社 コネクタ

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