JP2003203711A - 保護キャップ、インナコネクタユニット及び雄型コネクタの組み付け方法 - Google Patents

保護キャップ、インナコネクタユニット及び雄型コネクタの組み付け方法

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JP2003203711A
JP2003203711A JP2002002642A JP2002002642A JP2003203711A JP 2003203711 A JP2003203711 A JP 2003203711A JP 2002002642 A JP2002002642 A JP 2002002642A JP 2002002642 A JP2002002642 A JP 2002002642A JP 2003203711 A JP2003203711 A JP 2003203711A
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male
housing
protective cap
inner connector
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Takao Maekawa
孝夫 前川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 雄インナコネクタを雄アウタハウジングに装
着する際にもタブ部の変形を防止すること。 【解決手段】 保護キャップ60はキャップ片61A,
61Bにより開閉可能で、内部の収容空間62は雄イン
ナコネクタ50を取り囲むようにこれを収容可能であ
る。雄インナコネクタ50は収容空間62の後側の開口
の周縁により後方への抜け止めがなされ、係止部68
A,68Bにより前方に対する係止がなされると共に、
この係止部68A,68Bの係止は雄インナコネクタ5
0の前方への押し込み操作に伴い解除可能である。保護
キャップ60の前端には位置決め部74A,74Bが突
設され、インナコネクタユニット59を構成した状態
で、位置決め部を74A,74B位置決め孔31に差し
こみ雄インナコネクタ50を前方へ押し込むと、雄イン
ナコネクタ50は収容空間62の前側の開口から抜け出
てコネクタ収容室30内に収容される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保護キャップ、イ
ンナコネクタユニット及び雄型コネクタの組み付け方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の雄側コネクタの中には、アウタハ
ウジングとインナハウジングとから2体で構成された形
態のものがある。このような雄側コネクタでは、インナ
ハウジングに装着された雄端子金具のタブ部がインナハ
ウジングの嵌合面から露出した状態で突出し、インナハ
ウジングがアウタハウジングに収容されると、アウタ側
に設けられたフード部にタブ部が包囲されるようになっ
ている。
【0003】しかし、雄端子金具のタブ部は、インナハ
ウジングの嵌合面から露出した状態で突出しているた
め、インナハウジングがアウタハウジングに収容されて
いない単体の状態では、露出したタブ部の変形や破損が
生じる虞があった。そこで、このような変形を防止する
ために、特開2000−58190公報に開示されてい
るようなキャップを使用してタブ部を保護するものが知
られている。
【0004】このキャップは、図11に示すように、雄
インナコネクタ1の前端部分の外面側に覆いつくように
着脱可能に装着されている。このキャップ5の前部は、
雄インナコネクタ1の嵌合面から突出する雄端子金具3
のタブ部4の長さよりも長く形成されたキャップ本体6
が設けられ、このキャップ本体6がタブ部4が突出する
突出空間を包囲することで、雄インナコネクタ1がアウ
タハウジングに組み付けられていないような単独状態で
存在していてもタブ部4の保護が可能となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなキャップ5
は、単体の状態で存在する雄インナコネクタ1を組付け
現場などに搬送するまでの間、露出するタブ部4を保護
することを目的としているため、この雄インナコネクタ
1をアウタハウジングに装着する際には、キャップ5は
その役目を終え、雄インナコネクタ1から取外されるよ
うになっていた。
【0006】しかし、キャップ5を取外してから雄イン
ナコネクタ1をアウタハウジングに合体するまでの間
は、結局、雄端子金具3のタブ部4は雄インナコネクタ
1から露出してしまう。したがって、雄インナコネクタ
1をアウタハウジングに装着する際に、タブ部4をアウ
タハウジングの側面などに接触させ、破損や変形を生じ
させるという問題があった。
【0007】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、フードレスタイプのインナコネク
タと、アウタハウジングとからなる雄型コネクタにおい
て、インナコネクタをアウタハウジングに装着する際
に、インナコネクタに装着されている雄端子金具のタブ
部の変形を防止可能な保護キャップとこの保護キャップ
付きインナコネクタを提供すること、及び保護キャップ
を用いたインナコネクタのアウタハウジングへの装着方
法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、インナハウジング
を有し、このインナハウジング内には雄端子金具が収容
されその先端にはタブ部が前記インナハウジングの前面
から突出して形成され、後部にはインナハウジングの後
面から引き出される電線が接続されてなるインナコネク
タと、このインナコネクタを組み込み可能なコネクタ収
容室が前後に貫通して形成され、かつ前部にはインナコ
ネクタが組み込まれたときに前記タブ部を取り囲みつつ
前方へ開放するフード部が形成されたアウタハウジング
とからなる雄型コネクタにおいて、前記インナコネクタ
を前記コネクタ収容室へ組み込むのに先立ち、前記タブ
部を包囲した状態でインナコネクタに取り付けられる保
護キャップであって、前面には前記コネクタ収容室に対
し前記インナコネクタを押し込んで収容させるための開
口が形成されている構成としたところに特徴を有する。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載のもの
において、前記アウタハウジング側に係止することで、
前記開口と前記コネクタ収容室とを整合させた状態で位
置決めするための位置決め部が設けられているところに
特徴を有する。請求項3の発明は、請求項1または請求
項2に記載のものにおいて、前記インナコネクタに解離
可能に係止して同インナコネクタの脱落を規制するため
の保持手段が設けられているところに特徴を有する。
【0010】請求項4の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれかに記載のものにおいて、軸線を含む平面を
境目にして分離可能な一対のキャップ片によって構成さ
れているところに特徴を有する。請求項5の発明は、請
求項1ないし請求項4のいずれかに記載のものにおい
て、前記インナハウジングには前記雄端子金具を抜け止
め状態に係止するためのリテーナが、雄端子金具の挿入
方向とは交差する方向に組み付けられる一方、前記リテ
ーナと対向する位置にはリテーナを組み付け操作するた
めの操作孔が開口しているところに特徴を有する。
【0011】請求項6の発明は、請求項5に記載のもの
において、前記リテーナは、前記インナハウジングの外
面から突出し前記雄端子金具の挿抜を許容する仮係止位
置と、前記雄端子金具と係止して抜け止め状態に保持す
る本係止位置との間を変位可能となっており、かつ前記
操作孔の前縁には前記リテーナが仮係止位置のまま前記
コネクタ収容室へ挿入されないよう、仮係止位置にある
リテーナと干渉可能な規制部が形成されているところに
特徴を有する。
【0012】請求項7の発明は、インナハウジングを有
し、このインナハウジング内には雄端子金具が収容され
その先端にはタブ部が前記インナハウジングの前面から
突出して形成され、後部にはインナハウジングの後面か
ら引き出される電線が接続されてなるインナコネクタ
と、このインナコネクタを組み込み可能なコネクタ収容
室が前後に貫通して形成され、かつ前部にはインナコネ
クタが組み込まれたときに前記タブ部を取り囲みつつ前
方へ開放するフード部が形成されたアウタハウジングと
からなる雄型コネクタにおいて、前記インナコネクタを
前記コネクタ収容室へ組み込むのに先立って組み上げら
れ、前記インナコネクタと、前記タブ部を包囲した状態
でインナコネクタに取り付けられ、前面には前記コネク
タ収容室に対し前記インナコネクタを押し込んで収容さ
せるための開口が形成された保護キャップとから構成さ
れるところに特徴を有する。
【0013】請求項8の発明は、インナハウジングを有
し、このインナハウジング内には雄端子金具が収容され
その先端にはタブ部が前記インナハウジングの前面から
突出して形成され、後部にはインナハウジングの後面か
ら引き出される電線が接続されてなるインナコネクタに
対し、前記タブ部を包囲した状態で保護キャップを取付
けた後、この保護キャップの前面開口をアウタハウジン
グに形成されたコネクタ収容室の後端開口に整合させ
て、内部に収容されているインナコネクタを前記コネク
タ収容室へと押し込んで収容するところに特徴を有す
る。
【0014】
【発明の作用及び効果】<請求項1、7、8の発明>イ
ンナコネクタに保護キャップを取りつけると、タブ部が
保護キャップに包囲されたインナコネクタユニットを構
成するため、インナコネクタがアウタハウジングに装着
されていない状態でもタブ部を保護して変形を防止でき
る。
【0015】さらに、インナコネクタユニットを構成し
た状態で、保護キャップの前面開口とコネクタ収容室の
後側開口とを整合させ、インナコネクタを前方へ押し込
む。するとインナコネクタは保護キャップ内から押し出
され、そのままコネクタ収容室の内部へと押し込まれる
ことによりコネクタ収容室に収容される。つまり、保護
キャップを取り外さなくてもインナコネクタをアウタハ
ウジング内に装着することができる。よってインナコネ
クタをアウタハウジングに装着する際にもタブ部の変形
を防止できる。
【0016】<請求項2の発明>位置決め部により保護
キャップがアウタハウジングに係止されると、保護キャ
ップの前面開口とコネクタ収容室とが整合する位置に自
動的に位置決め可能となるため、インナコネクタをコネ
クタ収容室内にスムーズに押し込むことができる。
【0017】<請求項3の発明>保持手段により、イン
ナコネクタは保護キャップから脱落しないように保持さ
れる。したがって、インナコネクタをコネクタ収容室内
に収容する時には、保持手段による係止を解除してイン
ナコネクタの押し込み操作がなされる。 <請求項4の発明>一対のキャップ片が軸線を含む平面
を境目にして分離可能となっているため、インナコネク
タに対する保護キャップの脱着作業が行いやすい。
【0018】<請求項5の発明>インナコネクタを保護
キャップに装着した後でも操作孔によりリテーナの操作
を行うことができる。
【0019】<請求項6の発明>リテーナが仮係止位置
に装着されたままインナコネクタを保護キャップの開口
から押し出しコネクタ収容室に挿入しようとしても、規
制部にリテーナが干渉して押し出せないため、インナコ
ネクタが仮係止位置の状態のままコネクタ収容室に収容
されることを規制できる。さらに、リテーナが仮係止位
置に組付けられたインナハウジングを保護キャップに装
着した後、雄端子金具をインナハウジング内に挿入する
ような作業手順の場合、雄端子金具の挿入操作に伴い、
インナハウジングも保護キャップに対して前方に押され
る可能性がある。しかし、規制部とリテーナとが干渉す
ることでインナハウジングの前方への移動が規制される
ため、インナハウジングが前方へ移動せず雄端子金具を
挿入しやすい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図1な
いし図10に基づいて説明する。この実施形態はレバー
式コネクタであり、図1に示すように互いに嵌合される
雌コネクタ10と雄コネクタ20(雄型コネクタ)とか
らなり、この雄コネクタ20の内部には端子整列用のム
ービングプレート45が備えられている。
【0021】雄コネクタ20は、雄アウタハウジング2
6(アウタハウジング)と、この雄アウタハウジング2
6内部に収容される雄インナコネクタ50(インナコネ
クタ)と、前記したムービングプレート45と、嵌合操
作用のレバー36とから構成されている。
【0022】雄アウタハウジング26は、端子収容部2
8と、この前方(以下、雌雄コネクタ10,20の嵌合
面側を前側とする)に設けられ雄アウタハウジング26
の前面に開口したフード部32とからなっている。端子
収容部28における高さ方向の中央部分には、基部27
が設けられており、この基部27に前後に貫通する複数
のキャビティ29が形成され、大型の雄端子金具21A
をそれぞれ後方から収容可能としている。これらのキャ
ビティ29は、雄端子金具21Aを縦向き並びに横向き
に収容可能としている。雄端子金具21Aを横向きで挿
入可能なキャビティ29は基部27の中央部分に複数室
配され、雄端子金具21Aを縦向きに挿入するものは基
部27の左右の部分に複数室配されている。
【0023】また、端子収容部28において前記した基
部27を上下(以下、図2における上方を上側とする)
に挟む部分は、一対のコネクタ収容室30として前後に
開口しており、それぞれには対応する前記雄インナコネ
クタ50を収容可能となっている。コネクタ収容室30
の両側面には、後述する雄インナコネクタ50の抜け止
めのための係止爪35がそれぞれ一対ずつ設けられてい
る。
【0024】雄アウタハウジング26内に納められる前
記した雄端子金具21A,21Bは、本実施形態では基
部27に収容される大型の雄端子金具21Aと、雄イン
ナハウジング50に収容される通常の大きさの雄端子金
具21Bの2種類となっている。これらの雄端子金具2
1A,21Bは、いずれも本体部23A,23Bと、こ
の後端に設けられ電線25A,25Bを圧着するバレル
部24A,24Bと、本体部23A,23Bの前端から
細長く延出したタブ部22A,22Bとからなってい
る。
【0025】雄インナコネクタ50は、前記コネクタ収
容室30に収容可能なブロック状に形成された雄インナ
ハウジング51(インナハウジング)と、前記した雄端
子金具21B、及びリテーナ55とからなっている。
【0026】雄インナハウジング51の両側面の前端寄
りの位置には、ロック突起56が上下に一対ずつ設けら
れている。雄インナコネクタ50がコネクタ収容室30
に正規に収容された時には、前記した係止爪35に一対
のロック突起56が共に係止して雄インナコネクタ50
を抜け止めするようになっている。また、雄インナハウ
ジング51の両側面でロック突起56及び前記した係止
爪35を上下に挟む位置には、一対のガイドリブ57が
それぞれ設けられている。ガイドリブ57は、コネクタ
収容室30側に対応して設けられたガイドリブ57の受
け溝部40に沿って挿入案内される。なお、図示はしな
いが、コネクタ収容室30には、雄インナコネクタ50
がコネクタ収容室30の正規の位置まで挿入された時
に、ガイドリブ57の前端と当接して雄インナコネクタ
50を前止まりにする前止まり部が設けられている。
【0027】雄インナハウジング51内には、キャビテ
ィ52が高さ方向に2段で且つ幅方向に複数室並んで設
けられている。このキャビティ52は、雄インナハウジ
ング51の前後に貫通して形成され、雄端子金具21B
を後方から収容可能としている。各キャビティ52の天
井面には、弾性的に撓み可能なランス53が設けられ雄
端子金具21Bに引っ掛かりこれを抜け止めしている。
また、雄端子金具21Bをキャビティ52に収容した状
態では、雄インナハウジング51の前端面からタブ部2
2Bが露出した状態でそれぞれ突出している。この雄イ
ンナコネクタ50がコネクタ収容室30に組み付けられ
た状態では、雄端子金具21Bのタブ部22Bは、フー
ド部32内に突出し、フード部32により包囲されるよ
うになっている。
【0028】雄インナハウジング51の上面には、リテ
ーナ挿入孔54が上下のキャビティ52に連通して開口
し、ランス53と共に雄端子金具21Bを抜け止めする
リテーナ55を上側から各雄端子金具21Bの軸方向と
直交する方向に沿って挿入可能としている。このリテー
ナ55は、雄端子金具21Bの挿抜を許容する仮係止位
置と、雄端子金具21Bと係止する本係止位置とでそれ
ぞれ保持され、且つこれらの間を移動可能となってい
る。図6に示すように、仮係止位置では、リテーナ55
の上端部が雄インナハウジング51の上面から突出した
位置に保持されるようになっている。この位置からリテ
ーナ55の上面が雄インナハウジング51の上面とほぼ
面一となる位置までリテーナ55を押し込むと、雄端子
金具21Bの本体部23Bと係止する本係止位置に保持
されるようになっている。
【0029】雄アウタハウジング26のフード部32内
には、ムービングプレート45が装着されている。ムー
ビングプレート45は奥壁46と周壁48とからカップ
状に形成されており、奥壁46には前記した雄端子金具
21A,21Bのタブ部22A,22Bをそれぞれほぼ
緊密に貫通可能な保持孔47が形成されている。ムービ
ングプレート45は、まず初期位置、つまりタブ部22
A,22Bの先端が保持孔47から若干飛び出ており、
フード部32の前端面とムービングプレート45の前端
面とがほぼ面一になる位置に配置される。この位置から
雌コネクタ10との嵌合に伴い周壁48の外面をフード
部32の内面に摺接させつつムービングプレート45を
フード部32の内部に押し込むと、保持孔47からのタ
ブ部22A,22Bの突出量が増すと共にタブ部22A,
22Bが真直姿勢に保持され、雌端子金具と接続される
ようになっている。
【0030】雌コネクタ10は、雌アウタハウジング1
1と雌インナコネクタ16及び雌端子金具(図示せず)
とからなっている。雌アウタハウジング11は、ムービ
ングプレート45の内側に嵌合可能に形成されている。
雌アウタハウジング11も雄コネクタ20と同様に、一
部に大型の雌端子金具が収容される基部12と、通常の
大きさの雌端子金具が装着されている雌インナコネクタ
16を収容可能なコネクタ収容室13とが形成されてい
る。雌雄コネクタ10,20嵌合時に前記した雄端子金
具21A,21Bとそれぞれ対応する雌端子金具とが接
続されるようになっている。
【0031】また、前記した雄アウタハウジング26に
は、雌雄コネクタ10,20の嵌合・離脱のためのレバ
ー36が支持軸33を中心に回動可能に装着されてい
る。レバー36は、幅広の一対のアーム部39の先端同
士の間に操作部37が連結され、雄アウタハウジング2
6の両側面を跨ぐようにして設けられている。操作部3
7の幅方向中央部分にはロック部38が設けられ、雌コ
ネクタ10の上面に形成されたロック受け部15と係合
して雌雄コネクタ10,20の嵌合状態をロック可能と
している。
【0032】また、両アーム部39の内面側には、図示
しないカム溝が嵌合面側に入口を開口した状態で曲線状
に凹設されている。一方、雌アウタハウジング11の両
側面には、カムピン14が突設され、このカム溝に嵌合
可能となっている。詳しくは図示しないがフード部32
の両側面、並びにムービングプレート45の周壁48に
おける両側面には、このカムピン14が進入可能な進入
溝34,49がそれぞれの前端縁から切り欠かれてい
る。雌雄コネクタ10,20を嵌合するには、まず、レ
バー36が図1に示される位置にある状態でムービング
プレート45を雄アウタハウジング26のフード部32
内の前端側に軽く嵌める。そして、雌コネクタ10のカ
ムピン14をムービングプレート45とフード部32の
進入溝49,34、及びカム溝の入口に嵌め合わせる。
その後、レバー36を雌コネクタ10側(反時計回り)
に回動させると、カムピン14がカム溝に案内され、雌
コネクタ10はムービングプレート45と共にフード3
2部内に引き込まれる。雌雄コネクタ10,20が正規
嵌合位置に至り、かつレバー36のロック部38が雌コ
ネクタ10のロック受け部15に係止されると、雌雄コ
ネクタ10,20は正規嵌合状態に保持されるようにな
っている。
【0033】次に、図3から図10に示されている保護
キャップ60について説明する。この保護キャップ60
は、前記した雄インナコネクタ50を内部に収容するこ
とで、雄インナコネクタ50が雄アウタハウジング26
に装着されていない状態でもタブ部22Bを保護するこ
とを可能とし、さらに、雄インナコネクタ50を雄アウ
タハウジング26に装着する際にもこのタブ部22Bの
保護ができるようにすることを目的としたものとなって
いる。また、保護キャップ60は雄インナコネクタ50
と共にインナコネクタユニット59を構成する。
【0034】詳しい構造を説明すると、保護キャップ6
0は、図3に示すように、開閉可能な一対のキャップ片
61A,61Bから形成されている。両キャップ片61
A,61Bを閉じた時には、内部に雄インナコネクタ5
0を収容可能な収容空間62が前後に開口した状態で形
成されるようになっている。両キャップ片61A,61
Bには、幅方向における両端部分をそれぞれ内側に屈曲
させた形態の側縁部67A,67Bが形成されており、
両キャップ片61A,61Bはこれらの側縁部67A,6
7Bの端面63A,63Bが互いに当接するように組み
付けられている。
【0035】図4及び図5に示すように、両キャップ片
61A,61Bの一方側の側縁部67A,67B同士はヒ
ンジ片73によって連結され、これによって保護キャッ
プ60を開閉することが可能となっている。
【0036】また、これらの側縁部67A,67Bの端
面63A,63Bには、互いに嵌合可能な係合孔64A,
64B及び係合突部65A,65Bが設けられ、これら
が嵌まり合うことで両キャップ片61A,61Bを閉じ
た状態に保持している。詳細には、一方のキャップ片6
1A(図5における下側)の両端面63Aには、長さ方
向の両端側に係合突部65Aが突設され、これらの間に
係合孔64Aが凹設されている。他方のキャップ片61
Bの端面63Bには、キャップ片61Aの係合突部65
A及び係合孔64Aとそれぞれ対応する位置に、係合孔
64B及び係合突部65Bが形成されている。
【0037】さらに、両キャップ片61A,61Bの開
閉作業を行いやすくするための操作部66A,66B
が、キャップ片61Aの端面63Aの長さ方向における
両端部分に2箇所、並びにキャップ片61Bの端面63
Bのほぼ中央部分に1箇所、側方に張り出して設けられ
ている。また、キャップ片61Bの操作部66Bが、キ
ャップ片61Aに2箇所に設けられた操作部61Aの間
に嵌め込まれることにより両キャップ片61A,61B
を閉じる時の前後方向への位置決めが確実に行えるよう
になっている。
【0038】雄インナコネクタ50を収容するための収
容空間62は、上述したように、両キャップ片61A,
61Bの側縁部67A,67B同士が当接するように上
下に組み付けられることで、雄インナハウジング51及
びタブ部22Bを上下及び左右から取り囲むような空間
となっている。収容空間62の前後の開口のうち、前側
の開口は前記した雄アウタハウジング26のコネクタ収
容室30の後端の開口と整合するようになっており、収
容空間62内部の雄インナコネクタ50を押し出してコ
ネクタ収容室30内に収容できるように形成されてい
る。一方、後側の開口はこの前側開口より一回り小さく
形成されている。このため、収容空間62に雄インナコ
ネクタ50を収容すると、雄インナコネクタ50が後側
開口の周縁に引っ掛かり、後方へ抜けないようになって
いる。また、雄インナコネクタ50の電線25Bは、こ
の後側の開口から後方へ引き出されている。
【0039】両キャップ片61A,61Bの対向する内
面には係止部68A,68B(保持手段)が収容空間6
2に向けて突設されている。係止部68A,68Bは、
収容空間62に雄インナコネクタ50を収容した状態で
は、雄インナコネクタ50の前端縁と係止部68A,6
8Bの後端とがほぼ対向するように形成されているた
め、これらの面が当接し合うことで雄インナコネクタ5
0の前方への移動が規制される。よって、雄インナコネ
クタ50は係止部68A,68Bと収容空間62の後側
開口の周縁により収容空間62から脱落しないように保
持されている。
【0040】しかし、この係止部68A,68Bの後端
はテーパ面69A,69Bとなっており、雄インナコネ
クタ50を前方へ押し込むような力を加えることにより
前方への係止が解除されるようになっている。即ち、収
容空間62内の雄インナコネクタ50を前方へ押し込む
と、両キャップ片61A,61Bを上下方向へ押し撓ま
せつつ雄インナコネクタ50の前端縁がテーパ面69
A,69Bを摺動し係止部68A,68Bを乗り越える。
すると、係止部68A,68Bによる雄インナコネクタ
50の前方への係止が解除され、雄インナコネクタ50
は前側開口から抜け出ることが可能となっている。
【0041】したがって、この保護キャップ60は、収
容空間62に収容した雄インナコネクタ50を前側開口
から押し出しつつ、雄インナコネクタ50をコネクタ収
容室30に挿入することができるものとなっている。
【0042】加えて、雄インナコネクタ50をコネクタ
収容室30に挿入する作業を行いやすくするために、保
護キャップ60を雄アウタハウジング26に位置決めで
きるようになっている。即ち、両キャップ片61A,6
1B側には、両キャップ片61A,61Bの両側縁部6
7A,67Bにおける前端面から、それぞれ一対の位置
決め部74A,74Bが突出している。一方、雄アウタ
ハウジング26の後面におけるコネクタ収容室30の両
側には、この位置決め部74A,74Bと対応する位置
決め口31が設けられ、位置決め部74A,74Bが位
置決め口31に差し込まれると、コネクタ収容室30の
後端の開口に収容空間62の前側開口が整合するように
なっている。
【0043】また、両キャップ片61A,61Bの対向
する面には、収容空間62に収容された雄インナコネク
タ50のリテーナ55と対応する位置に操作孔70A,
70Bが貫通して設けられ、この前端縁の幅方向中央位
置には後方へ向けて若干飛び出た規制部71A,71B
が設けられている。リテーナ55が仮係止位置にある状
態では、リテーナ55は雄インナハウジング51の上面
から浮き上がっているため、雄インナコネクタ50を保
護キャップ60内から押し出そうとしても両規制部71
A,71Bのうち、リテーナ55と対応するいずれか一
方の規制部とリテーナ55の前端縁とが干渉して押し出
せないようになっている。しかし、リテーナ55が本係
止位置にある状態では、リテーナ55の上端と対応する
いずれか一方の規制部とが非干渉の位置にあるため、雄
インナコネクタ50の押し出し操作に支障はない。
【0044】なお、両キャップ片61A,61Bの対向
する面には、この幅方向における係止部68A,68B
の両側に、肉抜き孔72A,72Bが開口している。
【0045】また、両キャップ片61A,61Bが閉じ
て保護キャップ60を形成した状態では、前記した係止
部68A,68Bと、操作孔70A,70Bと、規制部7
1A,71B及び肉抜き孔72A,72Bは上下対称に位
置するようになっている。これにより保護キャップ60
内に雄インナコネクタ50を上下反転しても収容可能と
なっている。
【0046】次に、本発明の実施形態における作用効果
を以下に説明する。保護キャップ60に雄インナコネク
タ50を収容したインナコネクタユニット59を構成す
る組付け方法としては、まず、雄インナハウジング51
の前端面からタブ部22Bを突出させた状態で雄端子金
具21Bを内部に装着し、リテーナ55を本係止位置に
装着した雄インナコネクタ50を構成する。次に、保護
キャップ60をヒンジ片73を介して開いた状態にし
て、この雄インナコネクタ50を、一方側のキャップ片
61Aの内面で且つ係止部68Aと後側開口との間に、
タブ部22Bを収容空間62の前側開口に向けて配置す
る。(なお、雄インナコネクタ50を最初に配置するの
は他方側のキャップ片61Bでもよい。)その後、他方
側のキャップ片61Bを閉じ、両操作部66A,66B
とを嵌合すると、各係止孔64A,64Bと係止突部6
5A,65Bも嵌まり合うため、両キャップ片61A,6
1Bが閉じた状態にロックされ、内部の雄インナコネク
タ50も、雄インナコネクタ50の前端面が係止部68
A,68Bと当接し、雄インナコネクタ50の後端面が
収容空間62の後側開口の周縁に引っ掛かることで保護
キャップ60内から脱落しないように保持される。こう
してインナコネクタユニット59を構成することが出来
る。
【0047】このインナコネクタユニット59の状態で
は、雄インナハウジング51の前端面から突出している
タブ部22Bは、保護キャップ60により包囲されてい
るため、雄インナコネクタ50が雄アウタハウジング2
6のコネクタ収容室30に収容されていない状態でもタ
ブ部22Bの保護がなされる。また、雄インナコネクタ
50から引き出されている電線25B群は、収容空間6
2の後側開口を通して引き出されている。
【0048】次に、雄インナコネクタ50をコネクタ収
容室30に収容する方法について説明する。図7から図
10に示すように、まず、前記したインナコネクタユニ
ット59を構成したまま、保護キャップ60の位置決め
部74A,74Bを雄アウタハウジング26の位置決め
口31に差し込むと、収容空間62の前側開口とコネク
タ収容室30の後端の開口とが整合する。電線25B群
を摘んで雄インナコネクタ50を保護キャップ60の前
方へ押し込むと、この押し込み操作に伴って雄インナコ
ネクタ50の前方への係止が解除され、雄インナコネク
タ50の前端面が両キャップ片61A,61Bを撓ませ
つつ、係止部68A,68Bを乗り越えるため、雄イン
ナコネクタ50は保護キャップ60内から押し出され
る。すると、前記したように収容空間62の前側開口と
コネクタ収容室30の後端の開口とが整合しているた
め、そのままコネクタ収容室30内の正規位置まで雄イ
ンナコネクタ50を押し入れることが出来る。
【0049】雄インナコネクタ50がコネクタ収容室3
0に挿入されると、ガイドリブ57が受け溝部40に沿
って案内され、正規位置まで挿入されると係止爪35と
ロック突起56とが係止し、かつガイドリブ57の前端
が前止まり部に当接することで、雄インナコネクタ50
はコネクタ収容室30内に保持される。こうして雄イン
ナコネクタ50のコネクタ収容室30への装着が完了す
る。
【0050】ここで、雄インナコネクタ50を保護キャ
ップ60の前方へ押し込む際に、雄ハウジング26のリ
テーナ55が本係止位置への押し込み忘れにより仮係止
位置に留められていたとしても、リテーナ55の前端面
と保護キャップ60の規制部71A,71Bとが干渉し
合うため、雄インナコネクタ50を前方へ押しこめな
い。よって、リテーナ55が仮係止位置に装着されたま
ま雄インナコネクタ50をコネクタ収容室30に収容し
てしまうことを防止できる。さらに、この仮係止位置に
装着されたリテーナ55に対しては、保護キャップ60
の操作孔70A,70Bを通して本係止位置に移動させ
る操作を行うことが出来る。なお、規制部71A,71
Bを設けたことについての効果として、以下のような効
果もあげることが出来る。リテーナ55を仮係止位置に
装着した状態での雄インナハウジング51単体を保護キ
ャップ60に収容し、この後で雄端子金具21Bをキャ
ビティ29に装着するような作業手順の場合、雄端子金
具21Bをキャビティ52に収容するために前方へ押し
込むのだが、この雄端子金具21Bの押し込み操作に伴
い雄インナハウジング51まで保護キャップ60に対し
て前方へ押され移動してしまう可能性がある。しかし、
仮係止位置にあるリテーナ55が規制部71A,71B
と干渉することによりこの移動を規制することが出来る
ため、雄端子金具21Bの挿入が行いやすい。
【0051】雄インナコネクタ50をコネクタ収容室3
0に収容した後、位置決め部74A,74Bを位置決め
孔31から抜き、保護キャップ60を開けば、電線25
Bから保護キャップ60を取外すことが出来る。
【0052】このように本実施形態によれば、保護キャ
ップ60を雄インナコネクタ50に装着したまま雄イン
ナコネクタ50をコネクタ収容室30に収容可能となっ
たため、雄インナコネクタ50をコネクタ収容室30に
収容する際にも雄端子金具21Bのタブ部22Bを保護
することができ、タブ部22Bの変形を防止することが
可能となる。また、保護キャップ60を開閉可能とした
ことで、雄インナコネクタ50への脱着を簡単に行うこ
とができる。
【0053】<他の実施形態>本発明は上記記述及び図
面によって説明した実施形態に限定されるものではな
く、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に
含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内
で種々変更して実施することができる。
【0054】(1)前記した実施形態では、雄インナコ
ネクタ50の全体を包囲可能な形態の保護キャップ60
を示したが、雄インナコネクタの全体を包囲しなくて
も、少なくともタブ部を包囲可能であればよい。 (2)前記した実施形態では、収容空間62の前側開口
とコネクタ収容室30の後端の開口とを整合させるため
に、保護キャップ60側に凸状の位置決め部74A,7
4Bを設け、雄アウタハウジング26側に孔状の位置決
め孔31を設けたが、保護キャップ60側に孔状のも
の、雄アウタハウジング26側に凸状のものを設けても
良い。
【0055】(3)前記した実施形態では、収容空間6
2での雄インナコネクタ50の前方に対する保持手段
を、雄インナコネクタ50を前方へ押し込む操作に伴い
自動的に解除可能なセミロック式の係止部68A,68
Bを示したが、この解除操作を押し込み操作とは別に行
う形式の保持手段であっても良い。 (4)前記した実施形態では、保護キャップ60のキャ
ップ片61A,61Bがヒンジ片73により一体となっ
ているものを示したが、別体であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態における雄コネクタと雌コネ
クタの斜視図
【図2】雄インナコネクタが収容されていない雄コネク
タの背面図
【図3】保護キャップに雄インナコネクタが収容された
状態の背面図
【図4】雄インナコネクタが収容された保護キャップを
開いた状態を示す図
【図5】保護キャップが開いた状態の内面を表す図
【図6】リテーナが仮係止位置にある状態で雄インナコ
ネクタが保護キャップに収容された状態を示す側断面図
【図7】雄アウタハウジングに雄インナコネクタが装着
される前の側断面図
【図8】雄アウタハウジングに保護キャップが組み付け
られた状態を示す側断面図
【図9】雄アウタハウジングに雄インナコネクタが装着
された状態を示す側断面図
【図10】雄アウタハウジングから保護キャップを取外
した状態を示す側断面図
【図11】従来例におけるキャップの側断面図
【符号の説明】
20…雄コネクタ(雄型コネクタ) 21B…雄端子金具 22B…タブ部 25B…電線 26…雄アウタハウジング(アウタハウジング) 30…コネクタ収容室 32…フード部 50…雄インナコネクタ(インナコネクタ) 51…雄インナハウジング(インナハウジング) 55…リテーナ 59…インナコネクタユニット 60…保護キャップ 61A,61B…キャップ片 68A,68B…係止部(保持手段) 70A,70B…操作孔 71A,71B…規制部 74A,74B…位置決め部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インナハウジングを有し、このインナハ
    ウジング内には雄端子金具が収容されその先端にはタブ
    部が前記インナハウジングの前面から突出して形成さ
    れ、後部にはインナハウジングの後面から引き出される
    電線が接続されてなるインナコネクタと、 このインナコネクタを組み込み可能なコネクタ収容室が
    前後に貫通して形成され、かつ前部にはインナコネクタ
    が組み込まれたときに前記タブ部を取り囲みつつ前方へ
    開放するフード部が形成されたアウタハウジングとから
    なる雄型コネクタにおいて、 前記インナコネクタを前記コネクタ収容室へ組み込むの
    に先立ち、前記タブ部を包囲した状態でインナコネクタ
    に取り付けられる保護キャップであって、 前面には前記コネクタ収容室に対し前記インナコネクタ
    を押し込んで収容させるための開口が形成されているこ
    とを特徴とする保護キャップ。
  2. 【請求項2】 前記アウタハウジング側に係止すること
    で、前記開口と前記コネクタ収容室とを整合させた状態
    で位置決めするための位置決め部が設けられていること
    を特徴とする請求項1記載の保護キャップ。
  3. 【請求項3】 前記インナコネクタに解離可能に係止し
    て同インナコネクタの脱落を規制するための保持手段が
    設けられていることを特徴とする請求項1又は2記載の
    保護キャップ。
  4. 【請求項4】 軸線を含む平面を境目にして分離可能な
    一対のキャップ片によって構成されていることを特徴と
    する請求項1乃至3いずれかに記載の保護キャップ。
  5. 【請求項5】 前記インナハウジングには前記雄端子金
    具を抜け止め状態に係止するためのリテーナが、雄端子
    金具の挿入方向とは交差する方向に組み付けられる一
    方、前記リテーナと対向する位置にはリテーナを組み付
    け操作するための操作孔が開口していることを特徴とす
    る請求項1乃至4いずれかに記載の保護キャップ。
  6. 【請求項6】 前記リテーナは、前記インナハウジング
    の外面から突出し前記雄端子金具の挿抜を許容する仮係
    止位置と、前記雄端子金具と係止して抜け止め状態に保
    持する本係止位置との間を変位可能となっており、 かつ前記操作孔の前縁には前記リテーナが仮係止位置の
    まま前記コネクタ収容室へ挿入されないよう、仮係止位
    置にあるリテーナと干渉可能な規制部が形成されている
    ことを特徴とする請求項5記載の保護キャップ。
  7. 【請求項7】 インナハウジングを有し、このインナハ
    ウジング内には雄端子金具が収容されその先端にはタブ
    部が前記インナハウジングの前面から突出して形成さ
    れ、後部にはインナハウジングの後面から引き出される
    電線が接続されてなるインナコネクタと、 このインナコネクタを組み込み可能なコネクタ収容室が
    前後に貫通して形成され、かつ前部にはインナコネクタ
    が組み込まれたときに前記タブ部を取り囲みつつ前方へ
    開放するフード部が形成されたアウタハウジングとから
    なる雄型コネクタにおいて、 前記インナコネクタを前記コネクタ収容室へ組み込むの
    に先立って組み上げられ、前記インナコネクタと、前記
    タブ部を包囲した状態でインナコネクタに取り付けら
    れ、前面には前記コネクタ収容室に対し前記インナコネ
    クタを押し込んで収容させるための開口が形成された保
    護キャップとから構成されることを特徴とするインナコ
    ネクタユニット。
  8. 【請求項8】 インナハウジングを有し、このインナハ
    ウジング内には雄端子金具が収容されその先端にはタブ
    部が前記インナハウジングの前面から突出して形成さ
    れ、後部にはインナハウジングの後面から引き出される
    電線が接続されてなるインナコネクタに対し、前記タブ
    部を包囲した状態で保護キャップを取付けた後、 この保護キャップの前面開口をアウタハウジングに形成
    されたコネクタ収容室の後端開口に整合させて、内部に
    収容されているインナコネクタを前記コネクタ収容室へ
    と押し込んで収容することを特徴とする雄型コネクタの
    組み付け方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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