JP2008269109A - コンテンツ表示装置、コンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法、プログラム、および、記録媒体 - Google Patents

コンテンツ表示装置、コンテンツ表示システム、コンテンツ表示方法、プログラム、および、記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが既に確認した情報と未だ確認していない情報とを一目で把握することができるよう、コンテンツデータに含まれるコンテンツを表示する。
【解決手段】コンテンツ表示装置100は、コンテンツの表示対象ページの一部を表示部105に拡大表示する第1表示制御部121と、その表示対象ページ略全体を表示部105に表示する第2表示制御部122とを備えている。第2表示制御部122は、表示対象ページのうちで第1表示制御部121により既に表示された既表示領域を、他の領域と識別可能に表示するので、ユーザは既に表示して確認した既表示領域を一目で把握することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンテンツを表示するコンテンツ表示装置に関する。また、そのようなコンテンツ表示装置を含むコンテンツ表示システム、そのようなコンテンツ表示装置におけるコンテンツ表示方法に関する。また、コンピュータをそのようなコンテンツ表示装置として動作させるためのプログラム、および、そのプログラムを記録した記録媒体に関する。
近年、パーソナルコンピュータにて表示されることを前提に作成されたコンテンツを表示することができる携帯可能なコンテンツ表示装置が普及している。
例えば、現在各社から発売されているスマートフォンと呼ばれる携帯電話端末は、ワードプロセッサ機能や表計算機能を実現するアプリケーションを搭載し、音声通話機能の他に、従来パーソナルコンピュータにて処理されていたコンテンツを、作成、編集、閲覧する機能を有している。また、PDF(Portable Document Format)データを表示する機能を供えた携帯電話端末も実用化されている。
携帯電話端末や携帯情報端末など、上記従来の携帯型コンテンツ表示装置においては、当該コンテンツ表示装置に搭載された小型の表示部に情報が表示される。ユーザは、これらのコンテンツ表示装置を用いて、いわゆる電子書籍などの電子文書を閲覧することをも、日常的に良く行っている。これらのコンテンツ表示装置では、表示部が小型であるため、文書をページ単位で表示することを強いられる。したがって、どのページを読み終えて、どのページを読み終えていないのか、読み進めるにつれて良くわからなくなってくる。
そこで、このような問題に対処するための技術として、画面に表示した電子文書のページをユーザが読んだか否かを判定し、既読のページを表示するときには既読であることを示すマークを同時に表示する、特許文献1に記載の電子読書システムがある。
また、類似の問題に対処する技術として、表示中のテキストデータにおいて任意のマーキング箇所を指定し、指定されたマーキング箇所を他と識別表示する、特許文献2に記載のビューア装置や、表示済みのテキストデータの始端位置と終端位置とを示すしおりデータを用いて、表示済みのテキストデータを他と識別表示する、特許文献3に記載の情報閲覧装置などが知られている。
特開2001−109769号公報(公開日:平成13年4月20日) 特開2000− 89880号公報(公開日:平成12年3月31日) 特開2006− 65580号公報(公開日:平成18年3月 9日)
上述したように、携帯電話端末などの携帯型コンテンツ表示装置は、小型の表示部を有している。したがって、コンテンツ略全体を同時に表示しようとすると、コンテンツが過度に縮小され、ユーザは、そのコンテンツの内容を確認することが困難になる。そこで、ユーザは、通常、コンテンツの一部を拡大表示して、その内容を確認している。
しかしながら、特許文献1に記載の電子文書システムは、電子文書のページ毎にそのページが既読であるのか未読であるのかを示すマークを表示するものなので、例えば10ページの電子文書のうち何ページ目が既読であるかを知りたい場合には、9回以上ページをめくって(各ページに対応する画面を切り替えて)、各ページについて既読であるか未読であるのかを確認する必要がある。すなわち、一度に表示されるある1つのページの中で、どの箇所が既読でどの箇所が未読なのかを、ユーザが一目で確認できるものではない。
また、特許文献2に記載のビューア装置は、表示中のテキストデータにおいて現在注目している箇所がどこであるのかを見失わないようにするためにユーザがマーキング箇所を連続的に移動させるものである。したがって、一度に表示されるデータの中で、既に表示した情報がどれで、未だ表示していない情報がどれかということを、ユーザに提示できるものではない。
また、特許文献3の情報閲覧装置によれば、現在表示中のテキストデータのうちで、どのテキストデータが既に表示したもので、どのテキストデータが未だ表示していないものかを識別可能に表示することができるが、当該情報閲覧装置は、既に表示したテキストデータの始端位置と終端位置とを示すしおりデータを用いて、既に表示したテキストデータを特定している。したがって、テーブル型のデータのように、画面内に2次元的な広がりをもって表示されるデータについて、既に表示した領域がどこで、未だ表示していない領域がどこなのかということを、ユーザに提示することができないという問題がある。
すなわち、特許文献1〜3の技術では、コンテンツの一部を表示して当該コンテンツの内容を確認する場合、2次元的な広がりをもって画面に表示されるコンテンツ略全体のなかで、既に表示して内容を確認した情報がどれで、未だ表示して内容を確認していない情報がどれなのかということを、ユーザが的確に把握することができないという問題を生じる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、ユーザが、既に確認した情報と未だ確認していない情報とを一目で識別することができるよう、2次元的な広がりをもってコンテンツを表示するコンテンツ表示装置を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明に係るコンテンツ表示装置は、コンテンツを表示する表示手段であって、当該コンテンツの一部を画面に表示する第1の表示モードと、当該コンテンツの全部または一部を画面に表示する第2の表示モードとが切替可能な表示手段と、上記第1の表示モードにて画面に表示された2次元領域を指定する既表示領域指定情報を記憶する記憶手段と、を備え、上記表示手段は、上記第2の表示モードにて上記コンテンツを表示する際、上記記憶手段に記憶された既表示領域指定情報に基づいて、上記第1の表示モードにて既に表示された2次元領域を、他の領域と識別可能に表示する、ことを特徴としている。
また、上記課題を解決するために、本発明に係るコンテンツ表示方法は、コンテンツ表示装置がコンテンツを表示する方法であって、上記コンテンツの一部を画面に表示する第1の表示ステップと、上記第1の表示ステップにて画面に表示された2次元領域を指定する既表示領域指定情報を記憶する記憶ステップと、上記コンテンツの全部または一部を画面に表示する表示ステップであって、上記記憶ステップにて記憶された既表示領域指定情報に基づいて、上記第1の表示ステップにて既に表示された領域を、他の領域と識別可能に表示する第2の表示ステップとを含んでいる、ことを特徴としている。
上記構成によれば、上記第2の表示モード(または上記第2の表示ステップ)において表示されるコンテンツのなかで、上記第1の表示モード(または上記第1の表示ステップ)にて既に画面に表示された2次元領域が、同時に画面に表示される他の領域と識別可能に表示される。このため、ユーザは、上記第2の表示モード(または上記第2の表示ステップ)において表示される画面により、上記コンテンツのうちでどの情報が既に画面に表示された確認済みの情報であって、どの情報が未だ確認してない情報であるのかを、一目で把握することができるという効果を奏する。
しかも、上記構成によれば、以上のような識別表示を実現するために、上記第1の表示モード(上記第1の表示ステップ)にて画面に表示された2次元領域を指定する既表示領域指定情報が記憶され、上記識別表示は、当該既表示領域指定情報に基づいて行われる。従って、テーブル型のデータなど、2次元的な広がりをもって表示されるコンテンツに対しても、上記第1の表示モード(上記第1の表示ステップ)にて画面に表示された確認済みの情報がどれで、まだ表示されていない未確認の情報がどれかということを、正確に識別表示することが可能になる。
なお、上記表示手段が、上記第2の表示モードにて上記コンテンツを表示する際、上記第1の表示モードにて既に表示された2次元領域を、他の領域と識別可能に表示する方法は任意のものであってよい。
例えば、上記表示手段は、上記第1の表示モードにて既に画面に表示された2次元領域の画質を、他の領域の画質と異ならせて表示するものであってもよいし、上記第1の表示モードにて既に画面に表示された2次元領域の背景色を、他の領域の背景色と異ならせて表示するものであってもよいし、あるいは、上記第1の表示モードにて既に画面に表示された2次元領域に表示される文字の表示形式を、他の領域に表示される文字の表示形式と異ならせて表示するものであってもよい。
本発明に係るコンテンツ表示装置において、上記記憶手段は、上記第1の表示モードにて画面に表示された2次元領域を指定する既表示領域指定情報を、当該2次元領域が表示された日時を特定する日時特定情報と関連付けて記憶する、ものであることが好ましい。
上記構成によれば、上記第2の表示モードにて上記コンテンツを表示する際、上記日時特定情報に基づいて、上記第1の表示モードにて異なる日時に表示された2次元領域を互いに識別可能に表示したり、あるいは、上記第2の表示モードにて上記コンテンツを表示する際、上記日時特定情報に基づいて、上記第1の表示モードにて既に画面に表示された2次元領域と関連付けて当該2次元領域が表示された日時を表示したり、上記第2の表示モードにて上記コンテンツを表示する際、上記日時特定情報に基づいて、上記第1の表示モードにて既に表示された2次元領域のうち、ユーザにより選択された期間に表示された2次元領域を他の領域と識別可能に表示するなど、上記第2の表示モードにて上記コンテンツを表示する際、既表示領域が第1の表示モードにて表示された日時に応じた表示を実現することが可能になる。
本発明に係るコンテンツ表示装置において、上記表示手段は、上記第2の表示モードにて上記コンテンツを表示する際、上記日時特定情報に基づいて、上記第1の表示モードにて異なる日時に表示された2次元領域を、互いに識別可能に表示する、ものであることが好ましい。
上記構成によれば、ユーザは、上記第2の表示モードにて上記コンテンツを閲覧する際、上記第1の表示モードにて異なる日時に表示された2次元領域を、互いに識別することができる。
また、本発明に係るコンテンツ表示装置において、上記表示手段は、上記第2の表示モードにて上記コンテンツを表示する際、上記日時特定情報に基づいて、上記第1の表示モードにて既に画面に表示された2次元領域と関連付けて、当該2次元領域が表示された日時を表示する、ものであることが好ましい。
上記構成によれば、ユーザは、上記第2の表示モードにて上記コンテンツを閲覧する際、上記第1の表示モードにて既に画面に表示された2次元領域が何時表示されたのかを、当該2次元領域に関連付けて表示される日時により確認することができる。
また、本発明に係るコンテンツ表示装置において、上記表示手段は、上記第2の表示モードにて上記コンテンツを表示する際、上記日時特定情報に基づいて、上記第1の表示モードにて既に表示された2次元領域のうち、ユーザにより選択された日時または期間に表示された2次元領域を、他の領域と識別可能に表示する、ものであることが好ましい。
上記構成によれば、ユーザは、上記第2の表示モードにて上記コンテンツを閲覧する際、自らが選択した日時または期間に表示された2次元領域を、他の領域と識別することができる。
本発明に係るコンテンツ表示装置は、上記記憶手段に蓄積的に記憶された既表示領域指定情報のうちで、第2の表示モードにて他の領域と識別可能に表示された2次元領域に対応する既表示領域指定情報を削除する削除手段を更に備えている、ことが好ましい。
上記構成によれば、1度第2の表示モードにて他の領域と識別可能に表示された2次元領域に対応する既表示領域指定情報が、上記記憶手段から削除される。したがって、上記第2のモードにおいて、上記既表示領域指定情報に基づいて他の領域と識別可能に表示される2次元領域は、未だ第2の表示モードにて他の領域と識別可能に表示されていない2次元領域に限定される。すなわち、第2の表示モードにて確認が完了し、識別表示が不要になった2次元領域については、以後、識別表示の対象から除外される。したがって、ユーザは、未だ第2の表示モードにて他の領域と識別可能に表示されていない2次元領域がどこで、そうでない領域がどこかということを容易に確認することができる。
上記課題を解決するために、本発明に係るコンテンツ表示装置は、コンテンツを表示するコンテンツ表示装置であって、他の装置が表示した上記コンテンツの一部である2次元領域を指定する既表示領域指定情報を取得する取得手段と、上記コンテンツを表示する表示手段であって、上記既表示領域指定情報に基づいて、上記他の装置が既に画面に表示した2次元領域を、他の領域と識別可能に表示する表示手段と、を備えている、ことを特徴としている。
上記構成によれば、当該コンテンツ表示装置が表示するコンテンツのうちで、上記上記他の装置にて既に画面に表示された2次元領域が、同時に画面に表示される他の領域と識別可能に表示される。このため、ユーザは、当該コンテンツ表示装置において表示される画面により、上記コンテンツのうちでどの情報が上記他の装置において表示された確認済みの情報であって、どの情報が未だ確認してない情報であるのかを、一目で把握することができるという効果を奏する。
しかも、上記構成によれば、以上のような識別表示を実現するために、上記他の装置にて画面に表示された2次元領域を指定する既表示領域指定情報が当該コンテンツ表示装置により取得され、当該コンテンツ表示装置における上記識別表示は、取得された既表示領域指定情報に基づいて行われる。従って、テーブル型のデータなど、2次元的な広がりをもって表示されるコンテンツに対しても、上記他の装置にて画面に表示された確認済みの情報がどれで、まだ表示されていない未確認の情報がどれかということを、正確に識別表示することが可能になる。
上記コンテンツ表示装置と上記他の装置とを含んで構成されるコンテンツ表示システムも本発明の範疇に含まれる。
すなわち、本発明に係るコンテンツ表示システムは、第1のコンテンツ表示装置と第2のコンテンツ表示装置とを含むコンテンツ表示システムであって、上記第1のコンテンツ表示装置は、コンテンツの一部を画面に表示する第1の表示手段と、上記第1の表示手段により画面に表示された2次元領域を指定する既表示領域指定情報を、上記第2のコンテンツ表示装置に提供する提供手段と、を備えており、上記第2のコンテンツ表示装置は、上記既表示領域指定情報を、上記第1のコンテンツ表示装置から取得する取得手段と、上記コンテンツを表示する表示手段であって、上記既表示領域指定情報に基づいて、上記第1のコンテンツ表示装置が既に画面に表示した2次元領域を、他の領域と識別可能に表示する第2の表示手段と、を備えている、ことを特徴としている。
また、上記コンテンツ表示装置は、コンピュータによって実現してもよい。この場合、コンピュータを上記各手段として動作させることにより、上記コンテンツ表示装置をコンピュータにおいて実現するプログラム、および、そのプログラムが記録されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明によれば、以上のように、コンテンツの一部を画面に表示する第1の表示モードにおいて既に画面に表示した2次元領域、あるいは、コンテンツの一部を画面に表示する他の装置が既に表示した2次元領域を、他の領域、つまり、まだ表示していない領域と識別可能に表示することができる。従って、2次元的な広がりをもって表示されるコンテンツに対しても、ユーザは、どの情報が既に画面に表示された確認済みの情報であって、どの情報が未だ確認してない情報であるのかを、一目で把握することができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態について、図1から図9に基づいて説明すれば以下のとおりである。
(コンテンツ表示装置の構成)
本実施形態に係るコンテンツ表示装置100は、携帯電話端末装置として実現される。はじめに、図2〜3に基づいて、携帯電話端末装置として実現されたコンテンツ表示装置100の構成を説明する。
図2は、コンテンツ表示装置100の外観を示した外観図である。図2に示したように、コンテンツ表示装置100は、プッシュボタン101や十字ボタン102などからなる操作部150、マイク103、スピーカ104、および、表示部105を備えている。
図3は、コンテンツ表示装置100の内部構成を示す機能ブロック図である。図3に示したように、コンテンツ表示装置100は、上記した操作部150、マイク103、スピーカ104、および、表示部105の他に、アンテナ111、無線部112、通信制御部113、主制御部114、および、記憶部115を備えている。
コンテンツ表示装置100は、携帯電話端末装置の基本機能として、音声通話機能を有している。この音声通話機能は、操作部150、マイク103、スピーカ104、通信制御部113、無線部112、および、アンテナ111との協働により実現される。
コンテンツ表示装置100は、通話機能の他に、コンテンツ表示機能を有している。このコンテンツ表示機能は、操作部150、表示部105、主制御部114、および、記憶部115の協働により実現される。
記憶部115は、コンテンツを格納するための手段であり、例えば、メモリなどの記憶装置により構成される。なお、記憶部115には、コンテンツの他に、主制御部114が実行するプログラムも格納されている。主制御部114は、記憶部115に格納された上記プログラムを実行することにより、記憶部115に格納されたコンテンツを表示部105に表示させるための手段であり、CPU(central processing unit)などの演算装置により構成される。表示部105は、コンテンツを可視的に出力するための手段であり、例えば、LCD(液晶ディスプレイ)などの表示装置により構成される。
コンテンツ表示装置100の主たる特徴は、主制御部114により実現されるこのコンテンツ表示機能にある。そこで、このコンテンツ表示機能について、以下に詳しく説明する。
なお、以上では、コンテンツ表示装置100が携帯電話端末装置として実現されている場合についてその構成を説明したが、本発明のコンテンツ表示装置は、スマートフォンとして実現されたものであっても、ポータブルPC(Personal Computer)として実現されたものであってもよく、以下に説明するコンテンツ表示機能を有した装置であれば、何でもよい。
(コンテンツ表示機能)
以下では、説明の便宜上、主制御部114は表計算機能を実現するためのプログラムに基づいて動作するものと仮定する。ただし、表計算機能に含まれる諸機能のうち、テーブル型データを表示するコンテンツ表示機能以外は、周知の技術を転用することにより実現可能であるので、その説明を省略する。
また、以下では、コンテンツは、複数のページから構成されるものと仮定する。また、コンテンツを構成する各ページは、テーブル型に配列された複数のセルから構成され、各セルはセル番号により指定されるものと仮定する。セル番号は、列を特定するアルファベットと行を特定する数字から構成されるものとする。例えば、セル番号A3は、第1列第3行に配置されたセルを指定し、セル番号C2は、第3列第2行に配置されたセルを指定する。
1.主制御部の構成
コンテンツ表示装置100のコンテンツ表示機能は、主制御部114により実現される。そこで、まず、主制御部114の構成について、図1および図4に基づいて説明する。
図1は、主制御部114の要部構成を示した機能ブロック図である。図1に示したように、主制御部114は、表示選択部120、第1表示制御部121、第2表示制御部122、および、コンテンツ読み出し部123を含んで構成されている。以下、上記各部の機能について説明する。
<表示選択部>
表示選択部120は、表示モード、表示対象コンテンツ、表示対象ページ、および、表示対象領域を操作部150から入力されたユーザ操作に基づいて選択し、選択結果をコンテンツ読み出し部123に通知するための手段である。
ここで、表示対象コンテンツは、記憶部115に記憶されている複数のコンテンツの中から選択された、1つのコンテンツであり、表示対象ページは表示対象コンテンツを構成する複数のページから選択された1つのページであり、表示対象領域は、表示対象ページから選択された互いに隣接する複数のセルからなる2次元領域である。また、表示モードは、第1の表示モードおよび第2の表示モードから選択された、何れか一方の表示モードである。
上記第1の表示モードは、表示対象コンテンツの詳細を確認するための表示モードであり、例えば、表示対象コンテンツの一部の領域を視認可能な大きさに拡大して表示する拡大表示モードである。また、第2の表示モードは、表示対象コンテンツを広域表示するモードであり、第2の表示モードにおいて広域表示される領域には、第1の表示モードにおいて拡大表示された領域の少なくとも一部が含まれる。第2の表示モードは、例えば、記憶部から通常の読み出し手順にて読み出された状態(「ファイルを開く」というコマンドによりファイルを開いたときに表示される状態)で表示対象コンテンツを表示する表示モードであってもよいし、表示対象コンテンツの全体、あるいは略全体を表示する表示モードであってもよい。
なお、コンテンツの一部分(そのコンテンツのタイトルや概要など)が表示される第1の画面と、そのコンテンツの全体あるいは略全体が表示される第2の画面とがリンクなどにより遷移可能になっている場合(例えば、検索にヒットしたコンテンツのタイトルのみが第1画面に一覧表示され、第1画面に一覧表示されたタイトルから選択されたコンテンが、第2画面に詳細表示される場合など)、上記第1の画面を表示するモードを第1の表示モードとし、上記第2の画面を表示するモードを第2の表示モードとしてもよい。
なお、以下の説明では、第1の表示モードを拡大表示モードとして、また、第2の表示モードを略全体表示モードとして説明する。
第1の表示モードが選択された場合、表示選択部120は、選択された表示対象コンテンツを指定する表示対象コンテンツ指定情報(例えば、表示対象コンテンツが格納されているファイルのファイル名)と、選択された表示対象ページを指定する表示対象ページ指定情報(例えば、ページ番号)と、選択された表示対象領域を指定する表示対象領域指定情報と、拡大倍率情報とを、コンテンツ読出し部123に通知する。また、第2の表示モードが選択された場合、表示選択部120は、選択された表示対象コンテンツを指定する表示対象コンテンツ指定情報と、選択された表示対象ページを指定する表示対象ページ指定情報とを、コンテンツ読出し部123に通知する。
なお、表示選択部120からコンテンツ読出し部123に通知される上記表示対象領域指定情報は、例えば、選択された表示対象領域(矩形領域)の四隅に位置する4つのセルのセル番号により構成される。例えば、4つのセル番号(B3、E3、B6、E6)により構成される表示対象領域指定情報は、16個のセル(B3〜B6、C3〜C6、・・・、E3〜F6)からなる4行4列の矩形領域を指定する。
なお、上記のように、表示対象領域指定情報のみにより表示対象領域を一意に特定することができる場合、拡大倍率情報は、必ずしもコンテンツ読出し部123に通知される必要はない。ただし、表示対象領域指定情報が、例えば、表示対象領域の中心点の座標を指定する情報である場合など、表示対象領域指定情報と拡大倍率情報とにより表示対象領域が特定される場合には、拡大倍率情報をコンテンツ読出し部123に通知するようにすると良い。
<コンテンツ読み出し部>
コンテンツ読出し部123は、表示選択部120からの通知に基づいて、記憶部115からコンテンツを読み出すための手段である。
第1の表示モードが選択されている場合、コンテンツ読出し部123は、上記の通知に基づいて、表示対象コンテンツの、表示対象ページを表示するために必要なデータを記憶部115から読出し、読み出したデータを第1表示制御部121に渡す。また、表示対象領域を指定する表示対象領域指定情報および拡大倍率情報を、第1表示制御部121に通知する。
一方、第2のモードが選択された場合、コンテンツ読出し部123は、上記の通知に基づいて、表示対象コンテンツの、表示対象ページを表示するために必要なデータを記憶部115から読出し、読み出したデータを第2表示制御部122に渡す。
<第1表示制御部>
第1表示制御部121は、表示対象コンテンツの一部を表示部105に拡大表示させるための手段である。すなわち、第1表示制御部121は、コンテンツ読出し部123から渡されたデータ(表示対象コンテンツの表示対象ページを表示するためのデータ)を用い、コンテンツ読み出し部123から通知された表示対象領域指定情報および拡大倍率情報により指定されている表示対象領域を拡大して画面全体に表示する。
図4(a)は、第1表示制御部121により表示部105に表示される画面201の構成を示す画面構成図である。画面201は、上に例示したセル番号(B3、E3、B6、E6)からなる表示対象領域指定情報に基づいて表示される画面である。図4(a)に示したように、画面201には、表示対象領域指定情報により指定されている矩形領域、すなわち、16個のセルB3〜B6、C3〜C6、・・・、E3〜F6からなる4行4列の矩形領域が拡大表示されている。これにより、画面201を表示する表示部105が小型のディスプレイにより構成されている場合でも、ユーザは、画面201に表示されているコンテンツの内容を、容易に確認することができる。
<第2表示制御部>
第2表示制御部122は、記憶部から通常の読み出し手順にて読み出される状態で表示対象コンテンツを表示部105に表示されるための手段、または、表示対象コンテンツの略全を表示部105に表示させるための手段である。すなわち、第2表示制御部122は、コンテンツ読出し部123から渡された上記のデータに基づいて、表示対象コンテンツの、表示対象ページの略全体を画面に表示する。
なお、選択された表示対象コンテンツが1ページからなる場合、第2表示制御部122は、表示対象コンテンツの全部を同時に画面に表示させることになるし、選択されたコンテンツが複数のページからなる場合、第2表示制御部122は、表示対象コンテンツの一部を画面に表示させることになる
図4(b)は、第2表示制御部122により表示部105に表示される画面202の構成を示す画面構成図である。画面202には、画面201として第1表示制御部121により既に表示された既表示領域を含むページの略全体が表示されている。
ここで注目すべきは、第1表示制御部121により既に表示されたセルB3〜B6、C3〜C6、・・・、E3〜F6からなる既表示領域が、それ以外の領域と識別可能に表示されている点である。具体的に言えば、既表示領域が背景色を黒、文字色を白として表示されているのに対し、他の領域は背景色を白、文字色を黒として表示されている。これにより、ユーザは、ページの略全体が表示される画面202において、既に確認した領域はどこで、未だ確認していない領域はどこかを、容易に確認することができる。
なお、図4(b)では、既表示領域と未表示領域とを背景色および文字色を異ならせることにより識別可能に表示する例を示したが、既表示領域と未表示領域とを識別可能に表示する方法は何でもよく、以上の例に限定されるものではない。例えば、既表示領域の画質を他の領域の画質と異ならせることにより、既表示領域を識別可能に表示するものであってもよいし、あるいは、既表示領域に表示される文字の表示形式を他の領域に表示される文字の表示形式と異ならせることにより、既表示領域を識別可能に表示するものであってもよい。また、既表示領域を枠線で囲んで表示することにより、既表示領域を識別可能に表示するようにしてもよいし、既表示領域に表示される文字を点滅させて表示することにより、既表示領域を識別可能に表示するようにしてもよい。
なお、既表示領域の画質を他の領域の画質と異ならせる具体的な方法としては、例えば、既表示領域と未表示領域とで、ぼかす、色をつける、塗りつぶす、透明色をつけるなどの画質的変化をつけるといった方法が挙げられる。また、既表示領域に表示される文字の表示形式を他の領域に表示される文字の表示形式と異ならせる具体例としては、例えば、既表示領域に表示される文字の書体、フォント、サイズなどを、他の領域に表示される文字のそれと異ならせることなどが挙げられる。
2.既表示領域管理テーブル
図4(b)に示したような既表示領域と未表示領域との識別表示を実現するために、既表示領域管理テーブル300が記憶部115に格納されている。
図5は、記憶部115に格納されている既表示領域管理テーブル300のデータ構造を示すデータ構造図である。既表示領域管理テーブル300には、以下に説明するように、コンテンツデータに含まれるコンテンツのうちで、第1表示制御部121が画面に表示させた2次元領域(具体的には矩形領域)を指定するための既表示領域指定情報が、表示履歴として、蓄積的に記録される。
図5に示したように、既表示領域管理テーブル300には、既表示コンテンツ指定情報301(例えば、既表示コンテンツのファイル名)、既表示ページ指定情報302(例えば、既表示ページのページ番号)、既表示領域指定情報303(例えば、表示対象領域指定情報と同じ4つのセル番号)、表示開始時刻304、表示終了時刻305、表示時間306、および、拡大フラグ307の各項目が含まれる。これらの項目は、表示選択部120により、既表示領域管理テーブル300に記録される。
表示選択部120は、第1の表示モードにて表示する場合、コンテンツ読み出し部123に表示対象コンテンツ指定情報、表示対象ページ指定情報、表示対象領域指定情報、および、拡大倍率情報を通知する際、上記各指定情報を、それぞれ、既表示コンテンツ指定情報301、既表示ページ指定情報302、および、既表示領域指定情報303として、既表示領域管理テーブル300に記録する。また、コンテンツ読み出し部123に上記各指定情報を通知した時刻を表示開始時刻304に記録し、拡大フラグ307を立てる。また、表示選択部120は、第1表示制御部121に表示終了指示を与える際、当該表示終了指示を与えた時刻を表示終了時刻306に記録し、表示終了時刻306と表示開始時刻305との差を表示時間306に記録する。ここで、拡大フラグ307は拡大倍率情報を元に立てられてもよいし、既表示領域管理テーブル300に拡大倍率情報を記憶するような構成としてもよい。
また、表示選択部120は、第2の表示モードにて表示する場合、コンテンツ読み出し部123に表示対象コンテンツ指定情報、および、表示対象ページ指定情報を通知する際、上記各指定情報を、既表示コンテンツ指定情報301、および、既表示ページ指定情報302として既表示領域管理テーブル300に記録する。また、コンテンツ読み出し部123に上記各指定情報を通知した時刻を表示開始時刻304に記録する。また、表示選択部120は、第2表示制御部122に表示終了指示を与える際、当該表示終了指示を与えた時刻を表示終了時刻306に記録し、表示終了時刻306と表示開始時刻305との差を表示時間306に記録する。なお、第2表示制御部122に表示開始指示を与える際には拡大フラグは立てられないので、表示モードの違いは、拡大フラグ307の有無により区別できる。
なお、第2表示制御部122による表示を行う際に、既表示領域管理テーブル300に表示対象コンテンツ指定情報と表示対象ページ指定情報とを記録する処理は、省略してもよい。この場合、既表示領域管理テーブル300は、第1表示制御部121にて拡大表示が行われる際に記録される情報のみから構成されることになる。したがって、既表示領域管理300における拡大フラグ307は不用になる。
既表示領域と未表示領域との識別表示を実現するために、表示対象コンテンツ指定情報と表示対象ページ指定情報とが通知されると、コンテンツ読み出し部123は、記憶部115に格納されている既表示領域管理テーブル300を参照することにより、第1表示制御部121が画面に既に表示した表示対象ページ内の既表示領域を第2表示制御部122に通知する。具体的には、既表示領域管理テーブル300において、拡大フラグ307が立てられていて、かつ、既表示コンテンツ指定情報301と既表示ページ指定情報302とが表示対象コンテンツ指定情報と表示対象ページ指定情報とに一致する行を検索し、その行の既表示領域指定情報303を、第2表示制御部122に通知する。これにより、第2表示制御部122は、コンテンツ読み出し部123から通知された既表示領域指定情報に基づいて、表示部105に表示する表示対象ページのうちで、第1表示制御部121により既に表示された既表示領域を、該既表示領域と同時に表示する未表示領域と識別可能に表示させることが可能になる。
なお、以上の例は、単に既表示領域管理テーブル300に既表示領域として登録されている全ての2次元領域を、その他の領域と識別して表示するものであるが、本発明はこれに限定されるものではない。具体的には、既表示領域管理テーブル300に既表示領域として登録されている2次元領域のうちで、表示時間が予め定められた所定の範囲にある領域だけを既表示領域と見做し、それらの既表示領域のみを、その他の領域と識別可能に表示するようにしてもよい。例えば、表示時間が予め定められた閾値(例えば5秒)以上の場合に限って既表示領域と見做すことにより、誤って一瞬表示してしまった領域を識別表示の対象から排除することができる。また、表示時間が予め定められた閾値(例えば1時間)以下の場合に限って既表示領域と見做すことにより、表示されたままで放置されユーザが内容を確認していない可能性の高い領域を識別表示の対象から排除することができる。
また、既表示領域管理テーブル300に既表示領域として登録されている2次元領域のうちで、所定の拡大倍率以上で表示された領域だけを既表示領域と見做し、それらの既表示領域のみを、その他のセルと識別可能に表示するようにしてもよい。これにより、不十分な拡大倍率で表示され、ユーザが内容を確認できなかった可能性の高い領域を識別表示の対象から排除することができる。なお、拡大倍率が所定の閾値以上であったかの判定は、拡大倍率情報に基づいて行ってもよいし、あるいは、既表示領域指定情報303から特定される既表示領域に含まれるセル数が上記拡大倍率の閾値に対応した値を下回るか否かにに基づいて行ってもよい。
また、表示選択部120は、記憶部115に格納されている既表示領域管理テーブル300に蓄積的に記録された既表示領域指定情報のうち、第2表示制御部122による識別表示が完了した既表示領域に対応する既表示領域特定情報を削除するように構成されていてもよい。この場合、第2表示制御部122により識別表示される2次元領域は、削除されずに既表示領域管理テーブル300に残っている既表示領域指定情報により指定された領域、すなわち、第2表示制御部122により未だ一度も識別表示されていない既表示領域のみに制限される。
また、第2表示122は、常に既表示領域を他の領域と識別可能に表示するものでなくてもよく、識別表示が細かくなりすぎて表示が煩わしくなるような場合や、識別表示により元のコンテンツにおける色表現が不明になる場合などには、識別表示を行わないように構成されていてもよい。
3.コンテンツ表示処理の流れ
主制御部114によるコンテンツ表示処理は、第1表示制御部にて実行される表示対象領域の拡大表示処理と、第2表示制御部にて実行される表示対象ページの略全体表示処理とを、ユーザ操作に応じた順序で組み合わせることにより構成される。拡大表示処理と略全体表示処理とが組み合わせられる順序はユーザ操作に応じて可変であるが、典型的なユースケースとしては以下のような流れが想定される。
まず、ユーザが表示対象コンテンツを選択する操作を操作部150に対して行うと、表示選択部120により第2の表示モードが選択され、表示対象コンテンツの略全体表示処理が実行される。この状態で、ユーザは、表示対象ページを切り替えたり、表示対象ページ内の所望の領域を選択する操作を、操作部150に対して行うことができる。
ユーザが表示対象ページ内の領域を選択し、拡大する操作を操作部150に対して行うと、表示選択部120により第1の表示モードが選択され、選択された表示対象領域の拡大表示処理が実行される。この際、拡大表示された表示対象領域が既表示領域指定情報として、拡大倍率情報と共に既表示領域管理テーブル300に記録される。
その後、ユーザが略全体表示を再開することを指示する操作を操作部150に対して行うと、表示選択部120により第2の表示モードが再び選択され、表示対象ページの略全体表示処理が再度実行される。この際、前に実行された拡大表示処理にて拡大表示された表示対象領域が、既表示領域として他の表示領域と識別可能に表示される。
ユーザは、以上のような操作を繰り返し、略全体表示と拡大表示とを適宜切り替えながら、表示対象コンテンツの内容を確認していくことができる。拡大表示処理が実行されるたびに、拡大表示された表示対象領域を指定する表示対象領域指定情報が、既表示領域指定情報として既表示領域管理テーブル300に蓄積されていく。また、略全体表示が行われる際には、蓄積された既表示領域指定情報により指定される領域、すなわち、これまでに拡大表示した領域が識別表示されるので、ユーザは拡大表示して確認した既に領域がどこかを、容易に確認することができる。
以下、第1の表示モードにおいて実行される拡大表示処理と、第2の表示モードにおいて実行される略全体表示処理とについて、それぞれ、もう少し詳しく説明する。
<拡大表示処理>
まず、図6に基づいて、拡大表示処理について説明する。
図6は、拡大表示処理の流れを示したフローチャートである。
表示選択部120は、まず、拡大表示を開始することを指示する所定のユーザ操作(例えば、略全体表示された表示対象コンテンツにおいて、特定の表示対象領域および拡大倍率を選択する操作)を待ち受ける(S101)。そして、当該所定のユーザ操作を検出すると(S101:Yes)、表示選択部120は、検出したユーザ操作に基づいて、表示対象コンテンツ、表示対象ページ、表示対象領域、および、拡大倍率を選択し、表示対象コンテンツ指定情報、表示対象ページ指定情報、表示対象領域指定情報、拡大倍率情報、および、現在時刻を示す表示開始時刻を既表示領域管理テーブル300に記録する(S102)。ここで、当該拡大表示処理が行われる前に略全体表示処理が行われていた場合、略全体表示処理にて表示対象となっていた表示対象コンテンツと表示対象ページとが表示選択部120により自動的に選択される。
既表示領域管理テーブル300への記録が完了すると、表示選択部120は、表示対象コンテンツ指定情報、表示対象ページ指定情報、表示対象領域指定情報、および、拡大倍率情報を、コンテンツ読み出し部123に通知する。コンテンツ読み出し部123は、この通知に基づいて、表示対象コンテンツの、表示対象ページを読み出して、第1表示制御部121に渡すと共に、表示対象領域指定情報および拡大倍率を第1表示制御部121に通知する。第1表示制御部121は、これらに基づいて、表示対象コンテンツの、表示対象ページの、表示対象領域の拡大表示を開始する(S103)。
表示対象領域のみが画面に拡大表示されている状態で、表示選択部120は、拡大表示を終了することを指示する所定のユーザ操作を待ち受ける(S104)。そして、該所定のユーザ操作を検出すると(S104:Yes)、表示選択部120は、現在時刻を示す表示終了時刻、および、表示終了時刻と表示開始時刻との差を示す表示時間を、既表示領域管理テーブル300に記録する(S105)。
既表示領域管理テーブル300への記録が完了すると、第1表示制御部121に表示終了指示を与える。第1表示制御部121は、この表示終了指示に基づいて、拡大表示を終了する。
なお、図6のフローチャートにおいて、表示対象コンテンツ指定情報、表示対象ページ指定情報、表示対象領域指定情報、および、拡大倍率情報を既表示領域管理テーブル300に記録するステップS102は、拡大表示を開始するステップS103より前に実行するものとしたが、当該ステップS102は、拡大表示を終了するステップS105の後に実行してもよい。この場合、拡大表示終了時に、当該ステップS102を実行するか否かをユーザに確認するようにしてもよい。拡大表示して確認した情報を未確認であることにしておきたい場合などには便利である。
<略全体表示処理>
次に、図7に基づいて、略全体表示処理について説明する。
図7は、コンテンツの特定のページの略全体を表示することを指示する操作がユーザにより行われた場合に実行される略全体表示処理の流れを示したフローチャートである。
表示選択部120は、まず、略全体表示を開始することを指示する所定のユーザ操作(例えば、表示対象コンテンツが格納されたファイルを「開く」操作、あるいは、拡大表示から略全体表示への移行を指示する操作)を待ち受ける(S201)。そして、該所定のユーザ操作を検出すると(S201:Yes)、表示選択部120は、検出したユーザ操作に基づいて、表示対象コンテンツ、および、表示対象ページを選択し、コンテンツ読み出し部123に通知する。コンテンツ読み出し部123は、通知された表示対象コンテンツ指定情報、および、表示対象ページ指定情報に基づいて、表示対象コンテンツの表示対象ページを表示するために必要なデータを読み出し、第2表示制御部122に渡す。
表示対象コンテンツ、および、表示対象ページが通知されると、コンテンツ読み出し部123は、既表示領域管理テーブル300を読み出して、表示対象コンテンツの表示対象ページ領域に含まれる既表示領域を検索する(S202)。
表示対象コンテンツの表示対象ページに含まれる既表示領域がある場合(S203:Yes)、コンテンツ読み出し部123は、上記データと共に、既表示領域指定情報を第2表示制御部122に通知する。第2表示制御部122は、コンテンツ読み出し部123から通知された既表示領域指定情報に基づいて、該既表示領域と未表示領域とが識別可能になるよう、表示対象ページ略全体を表示部105に表示する、略全体表示を開始する(S204)。逆に、表示対象コンテンツの表示対象ページに含まれる既表示領域がない場合(S203:No)、第2表示制御部122は、未表示領域のみから構成される表示対象ページ略全体を表示部105に表示する、略全体表示を開始する(S205)。
表示対象ページの略全体が表示部105に表示されている状態で、表示選択部120は、略全体表示を終了することを指示する所定のユーザ操作を待ち受ける(S206)。そして、該所定のユーザ操作を検出すると(S206:Yes)、表示選択部120は、第2表示制御部122に表示終了指示を与える。第2表示制御部122は、この表示終了指示に基づいて、選択されたページの略全体表示を終了する(S207)。
4.付記事項
なお、記憶部115は、第1表示制御部121が表示した2次元領域を指定する既表示領域指定情報を、図5に示した既表示領域管理テーブル300によって、当該2次元領域が表示された日時を特定する日時特定情報(具体的には、表示開始時刻および表示終了時刻)と関連付けて蓄積的に記憶している。このため、第2表示制御部122は、コンテンツの選択されたページ略全体を画面に表示する際、上記日時特定情報に基づいて、第1表示制御部121が異なる日時に表示した2次元領域を、互いに識別可能に表示することが可能である。
図8(a)は、第2表示制御部122が表示部105に表示する画面202であって、第1の表示モードにて異なる日時に表示された(具体的には、例えば、異なる表示開始時刻に表示が開始された)2次元領域を互いに識別可能に表示した画面の構成を示す画面構成図である。
図8(a)に示したように、画面202には、第1表示制御部121により表示された第1の既表示領域202aと、この既表示領域202aとは異なる日時に第1表示制御部121により表示された既表示領域202bと、これら既表示領域202a〜202bとは異なる日時に第1表示制御部121により表示された既表示領域202cとが含まれており、これらの既表示領域202a〜cが、互いに異なるパターンの背景により、識別可能に表示されている。
なお、図8(a)では、異なる日時に表示された既表示領域を、異なるパターンの背景により識別可能に表示する例を示しているが、異なる日時に表示された既表示領域領域を識別可能に表示する方法は何でもよく、上記の例に限定されるものではない。例えば、各既表示領域の画質を、当該既表示領域が表示された日時に応じて異ならせるものであってもよいし、あるいは、各既表示領域表示される文字の表示形式を、当該既表示領域が表示された日時に応じて異ならせるものであってもよい。
さらに、第2表示制御部122は、コンテンツの選択されたページ略全体を画面に表示する際、第1表示制御部121が既に画面に表示した2次元領域と関連付けて、第1表示制御部121が当該2次元領域を表示した日時(具体的には、例えば、当該2次元領域の表示を開始した表示開始時刻)を画面に表示するように構成してもよい。
図8(b)は、図8(a)に示した画面202に、さらに、既表示領域202aに関連付けて、当該既表示領域202aが第1表示制御部121により表示された日時202dを、また、既表示領域202bに関連付けて、当該既表示領域202bが第1表示制御部121により表示された日時202eを、また、既表示領域202cに関連付けて、当該既表示領域202cが第1表示制御部121により表示された日時202fを、表示した際の画面構成例を示す画面構成図である。
なお、図8(b)では、全ての既表示領域202a〜202cに対して、各既表示領域が表示された日時を表示するものとしているが、これに限定されるものではない。すなわち、例えば、画面202に表示されているセルのうち、現在選択されているセルを含む既表示領域に対してのみ、当該既表示領域が表示された日時を表示するように構成してもよい。
さらに、第2表示制御部122は、コンテンツの選択されたページ略全体を画面に表示する際、上記日時特定情報に基づいて、第1表示制御部121が異なる日時に表示した2次元領域のうち、ユーザにより選択された特定の期間に表示された2次元領域のみを、他の領域と識別可能に表示するように構成してもよい。これにより、ユーザは、○月○日に確認した箇所、●○月○日から●○月○日までの間に確認した箇所、または、最も最近確認した箇所など、特定の期間を指定した上で、当該期間に第1表示制御部121により表示された領域を確認することができる。
なお、以上では、説明の便宜上、主制御部114は表計算機能を実現するためのプログラムに基づいて動作するものと仮定したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、主制御部114が他のプログラム、例えば、ワードプロセッサ機能を実現するためのプログラムに基づいて動作する場合にも適用することができる。
同様に、上記主制御部114にて処理されるコンテンツは、上述したようなテーブル型に配列されたセルからなるページを含んで構成されるものに限定される訳ではない。例えば、ワードプロセッサ機能を実現するためのプログラムに基づいて動作する場合、主制御部114は、複数の行からなるページを含んで構成されたコンテンツを処理することができる。
図9は、主制御部114がワードプロセッサ機能を実現するためのプログラムに基づいて動作する場合に好適な既表示領域管理テーブル400の構成例を示す。既表示領域管理テーブル300との相違点は、既表示領域を指定するための既表示領域指定情報が、既表示行を特定するための2つの行番号に変更されているだけである。この2つの行番号は、第1表示制御部121により同時に表示されている複数の行のうち、最上部に表示されている行の行番号と最下部に表示されている行の行番号とである。既表示領域管理テーブル400をこのように構成することにより、第2表示制御部122は、表示対象ページのうちで第1表示制御部121により表示部105に既に表示された既表示行を、該既表示行と同時表示させる未表示行と識別可能に表示させることができる。
(変形例)
コンテンツ表示装置100の第2表示制御部122は、記憶部115に格納されている既表示領域管理テーブルに基づいて、第1表示制御部121により表示部105に既に表示された既表示領域を、他の領域と識別可能に表示させるものであった。したがって、同じコンテンツを表示した他のコンテンツ表示装置からこの既表示領域管理テーブルを取得すれば、当該他のコンテンツ表示装置にて既に表示された既表示領域を、他の領域と識別可能に表示することができる。
図10は、以上の観点に基づいて構成されたコンテンツ表示システム500の構成を示す、機能ブロック図である。図10に示したように、コンテンツ表示システム500は、第1のコンテンツ表示装置510と、第2のコンテンツ表示装置520とを含んで構成されている。
第1のコンテンツ表示装置510は、少なくとも、表示部105(図1)に相当する表示部511と、表示選択部120(図1)に相当する表示選択部512と、第1表示制御部121(図1)に相当する表示制御部513と、記憶部115(図1)に相当する記憶部514と、コンテンツ読み出し部123(図1)に相当するコンテンツ読み出し部516と、記憶部514に格納されている既表示領域管理テーブルを第2のコンテンツ表示装置520に提供する既表示領域管理テーブル提供部515とを含んで構成されており、少なくとも、コンテンツ表示装置100の第1の表示モードに相当する表示モードで、表示対象コンテンツを表示する機能を有する。
一方、第2のコンテンツ表示装置520は、少なくとも、表示部105(図1)に相当する表示部521と、表示選択部120(図1)に相当する表示選択部522と、第2表示制御部122(図1)に相当する表示制御部523と、記憶部115(図1)に相当する記憶部524と、コンテンツ読み出し部123(図1)に相当するコンテンツ読み出し部526と、第1のコンテンツ表示装置510から提供された既表示領域管理テーブルを取得し、記憶部524に格納する既表示領域管理テーブル取得部525とを含んで構成されており、少なくとも、コンテンツ表示装置100の第2の表示モードに相当する表示モードで、表示対象コンテンツを表示する機能を有する。
なお、コンテンツ表示装置510の既表示領域管理テーブル提供部515と、コンテンツ表示装置520の既表示領域管理テーブル取得部525とは、前者から後者へ既表示領域管理テーブルを受け渡しできるものなら何でもよい。
例えば、既表示領域管理テーブルを記憶媒体に格納して受け渡す場合なら、既表示領域管理テーブル提供部515と、既表示領域管理テーブル取得部525とを、それぞれ、当該記録媒体に情報を記録する記録装置と、当該記録媒体に記録された情報を再生する再生装置とにより構成することができる。
また、既表示領域管理テーブルを赤外線搬送波に乗せて受け渡す場合なら、既表示領域管理テーブル提供部515と、既表示領域管理テーブル取得部525とを、それぞれ、赤外線搬送波に情報を乗せて情報を送信する赤外線送信装置と、赤外線搬送波に乗せられた情報を受信する赤外線受信装置とにより構成することができる。その他、携帯電話等の無線通信、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信、USB等の有線通信装置によっても構成しても良い。あるいは、RFIDを用いた非接触型送受信装置等を利用しても良い。
なお、コンテンツ表示装置510とコンテンツ表示装置520とにおいて共通に表示されるコンテンツは、既表示領域管理テーブルと同時にコンテンツ表示装置510からコンテンツ表示装置520に提供されるものであってもよいし、あるいは、コンテンツ表示装置510とコンテンツ表示装置520とが共通のサーバから取得するものであってもよい。また、コンテンツ表示装置520からコンテンツ表示装置510にコンテンツが提供され、コンテンツ表示装置510にて該コンテンツが表示された後で、コンテンツ表示装置510からコンテンツ表示装置520へ既表示領域管理テーブルが提供されてもよい。
何れの場合であっても、コンテンツ表示装置520は、コンテンツ表示装置520にて表示されたコンテンツを表示する際、コンテンツ表示装置510にて既に表示された既表示領域を、該既表示領域と同時に表示される他の領域と識別可能に表示することができる。
なお、既表示領域管理テーブルに、更に拡大表示を行った装置やユーザを特定するための項目を設け、コンテンツ表示装置510は、自装置を特定するための装置特定情報を既表示領域管理テーブルに記録するように構成してもよい。こうすることにより、コンテンツ表示装置520の側で、特定のコンテンツ表示装置にて表示された既表示領域だけを識別可能に表示することなどが可能になる。
コンテンツ表示システム500のユースケースとしては、以下のようなものが想定される。
(1)コンテンツ表示装置510を携帯電話端末として構成し、コンテンツ表示装置520をデスクトップコンピュータとして構成する。ユーザは、会社に設置されたデスクトップコンピュータ520にて作成したコンテンツを、IrDAなどを介して携帯電話端末510に取り込んで外出する。外出先では、携帯電話端末510にコンテンツデータを表示させ、会社に戻ってから既表示領域管理テーブルをデスクトップコンピュータ520に転送する。そうすると、デスクトップコンピュータ520で、外出中に、コンテンツのどの部分を確認したのかを一目で確認することができる。
(2)会社で行う通信教育の教材となるコンテンツを、学習者のコンテンツ表示装置510に配信する。学習者は、所定の学習期間が終了した時点で、コンテンツ表示装置510に格納されている既表示領域管理テーブルを、ホストコンピュータであるコンテンツ表示装置520に送信する。そうすると、学習者の上司あるいは通信教育主催部門の担当者は、コンテンツ表示装置520に教材となるコンテンツを表示することにより、各学習者がコンテンツの各部分を読んだか否かを判定することができる。この場合、コンテンツ表示装置520において既表示領域の表示時間を反映する表示形態を採用すると、学習者の学習時間の確認もできるようになる。
(付記事項)
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
例えば、本発明に係るコンテンツ表示装置は、コンテンツデータに含まれるコンテンツを表示部に表示させるコンテンツ表示装置において、上記コンテンツの一部を上記表示部に表示させる第1の表示制御手段と、上記コンテンツの全部または一部を上記表示部に表示させる第2の表示制御手段であって、上記コンテンツのうちで上記第1の表示制御手段により上記表示部に既に表示された既表示領域を、該既表示領域と同時に表示させる、該既表示領域以外の領域と識別可能に表示させる第2の表示制御手段と、を備えて構成されていてもよい。
また、本発明に係るコンテンツ表示方法は、コンテンツ表示装置においてコンテンツデータに含まれるコンテンツを表示部に表示させるコンテンツ表示方法であって、上記コンテンツデータに含まれるコンテンツの一部を表示部に表示させる第1のステップと、上記コンテンツデータに含まれる上記コンテンツの全部または一部を上記表示部に表示させるステップであって、上記コンテンツのうちで上記第1のステップにて上記表示部に既に表示された既表示領域を、該既表示領域と同時に表示させる該既表示領域以外の領域と識別可能に表示させる第2のステップと、を含んで構成されていてもよい。
上記構成によれば、上記コンテンツデータに含まれるコンテンツの全部または一部が上記表示部に表示される際、同時に表示されるコンテンツのなかで、既に上記表示部に表示された既表示領域と該既表示領域以外の領域とが識別可能に表示される。このため、ユーザは、上記表示部に同時に表示されたコンテンツのなかで、どの情報が上記表示部に既に表示された確認済みの情報であって、どの情報が未だ確認してない情報であるのかを、一目で把握することができるという効果を奏する。
本発明に係るコンテンツ表示装置は、コンテンツデータに含まれるコンテンツを表示部に表示させるコンテンツ表示装置において、上記コンテンツデータに含まれるコンテンツの一部を表示した他のコンテンツ表示装置から、上記コンテンツのうちで該他のコンテンツ表示装置により既に表示された既表示領域を指定する既表示領域指定情報を、上記コンテンツデータと関連付けて取得する既表示領域指定情報取得手段と、上記コンテンツの全部または一部を上記表示部に表示させる表示制御手段であって、上記他のコンテンツ表示装置から取得した上記既表示領域指定情報により指定される既表示領域を、該既表示領域と同時に表示させる該既表示領域以外の領域と識別可能に表示させる表示制御手段と、を備えて構成されていてもよい。
また、本発明に係るコンテンツ表示方法は、コンテンツ表示装置においてコンテンツデータに含まれるコンテンツを表示部に表示させるコンテンツ表示方法であって、上記コンテンツデータに含まれるコンテンツの一部を表示した他のコンテンツ表示装置から、上記コンテンツのうちで該他のコンテンツ表示装置により既に表示された既表示領域を指定する既表示領域指定情報を、上記コンテンツデータと関連付けて取得する第1のステップと、上記コンテンツデータに含まれる上記コンテンツの全部または一部を上記表示部に表示させるステップであって、上記他のコンテンツ表示装置から取得した上記既表示領域指定情報により指定される既表示領域を、該既表示領域と同時に表示させる該既表示領域以外の領域と識別可能に表示させる第2のステップと、を含んで構成されていてもよい。
上記構成によれば、上記コンテンツデータに含まれるコンテンツの全部または一部が上記表示部に表示される際、同時に表示されるコンテンツのなかで、既に上記他のコンテンツ表示装置にて表示された既表示領域と該既表示領域以外の領域とが識別可能に表示される。このため、ユーザは、上記表示部に同時に表示されたコンテンツのなかで、どの情報が上記他のコンテンツ表示装置にて既に表示された確認済みの情報であって、どの情報が未だ確認していない情報であるのかを、一目で把握することができるという効果を奏する。
また、本発明に係るコンテンツ表示システムは、上記課題を解決するために、第1のコンテンツ表示装置と第2のコンテンツ表示装置とを含むコンテンツ表示システムであって、上記第1のコンテンツ表示装置は、コンテンツデータに含まれるコンテンツの一部を第1の表示部に表示させる第1の表示制御手段と、上記コンテンツのうちで上記第1の表示制御手段により上記第1の表示部に表示された既表示領域を指定する既表示領域指定情報を、上記コンテンツデータと関連付けて上記第2のコンテンツ表示装置に提供する、既表示領域指定情報提供手段と、を備えており、上記第2のコンテンツ表示装置は、上記既表示領域指定情報を、上記コンテンツデータと関連付けて上記第1のコンテンツ表示装置から取得する既表示領域指定情報取得手段と、上記コンテンツデータに含まれる上記コンテンツの全部または一部を第2の表示部に表示させる第2の表示制御手段であって、上記第1のコンテンツ表示装置から取得した上記既表示領域指定情報により指定される既表示領域を、該既表示領域と同時に表示させる該既表示領域以外の領域と識別可能に表示させる第2の表示制御手段と、を備えて構成されていてもよい。
上記構成によれば、上記第2のコンテンツ表示装置において、上記コンテンツデータに含まれるコンテンツの全部または一部が上記第2の表示部に表示させる際、同時に表示されるコンテンツのなかで、既に上記第1のコンテンツ表示装置にて表示された既表示領域と該既表示領域以外の領域とが識別可能に表示される。このため、ユーザは、上記第2の表示部に同時に表示されたコンテンツのなかで、どの情報が上記第1のコンテンツ表示装置にて既に表示された確認済みの情報であって、どの情報が未だ確認していない情報であるのかを、一目で把握することができる効果を奏する。
最後に、コンテンツ表示装置100、コンテンツ表示装置510、および、コンテンツ表示装置520の各ブロックは、ハードウェアロジックによって構成してもよいし、次のようにCPUを用いてソフトウェアによって実現してもよい。
すなわち、上記各コンテンツ表示装置は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU(central processing unit)、上記プログラムを格納したROM(read only memory)、上記プログラムを展開するRAM(random access memory)、上記プログラムおよび各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである上記コンテンツ表示装置の制御プログラムのプログラムコード(実行形式プログラム、中間コードプログラム、ソースプログラム)をコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、当該コンテンツ表示装置に供給し、そのコンピュータ(またはCPUやMPU)が記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。
上記記録媒体としては、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ系、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク系、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード系、あるいはマスクROM/EPROM/EEPROM/フラッシュROM等の半導体メモリ系などを用いることができる。
また、上記コンテンツ表示装置を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN、VAN、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1394、USB、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、802.11無線、HDR、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。なお、本発明は、上記プログラムコードが電子的な伝送で具現化された、搬送波に埋め込まれたコンピュータデータ信号の形態でも実現され得る。
本発明は、コンテンツを表示するコンテンツ表示装置に適用することが可能であり、特に、小型の表示部を備えた携帯型のコンテンツ表示装置、例えば、スマートフォンなどに対して好適に利用することができる。
本発明の実施形態を示すものであり、コンテンツ表示装置に含まれる主制御部の要部構成を示した機能ブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、携帯電話端末装置として実現されたコンテンツ表示装置の外観を示す外観図である。 本発明の実施形態を示すものであり、コンテンツ表示装置の要部構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施形態を示すものであり、コンテンツ表示装置の表示部に表示される画面の構成例を示す画面構成図である。図4(a)は、コンテンツの一部を拡大する際に表示される画面を示し、図4(b)は、コンテンツのページ略全体を表示する際に表示される画面を示している。 本発明の実施形態を示すものであり、既表示領域を特定するために用いられる既表示領域管理テーブルの構造を示すデータ構造図である。 本発明の実施形態を示すものであり、コンテンツの一部を拡大表示することを指示する操作がユーザにより行われた場合に実行される処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、コンテンツのページ略全体を同時に表示することを指示する操作がユーザにより行われた場合に実行される処理の流れを示したフローチャートである。 本発明の実施形態を示すものであり、コンテンツのページ略全体を表示する際に表示される画面の変形例を示す画面構成図である。 本発明の実施形態を示すものであり、既表示領域を特定するために用いられる既表示領域管理テーブルの一変形例を示すデータ構造図である。 本発明の実施形態を示すものであり、2つのコンテンツ表示装置を含むコンテンツ表示システムの構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
100 コンテンツ表示装置
101 プッシュボタン
102 十字キー
103 マイク
104 スピーカ
105 表示部
111 アンテナ
112 無線部
113 通信制御部
114 主制御部(表示手段)
115 記憶部(記憶手段)
120 表示選択部
121 第1表示制御部
122 第2表示制御部
123 コンテンツ読み出し部
150 操作部
500 コンテンツ表示システム
510 コンテンツ表示装置(他の装置、第1のコンテンツ表示装置)
511 表示部
512 表示選択部
513 表示制御部(第1の表示手段)
514 記憶部
515 既表示領域管理テーブル提供部(提供手段)
520 コンテンツ表示装置(第2のコンテンツ表示装置)
521 表示部
522 表示選択部
523 表示制御部(表示手段、第2の表示手段)
524 記憶部
525 既表示領域管理テーブル取得部(取得手段)

Claims (14)

  1. コンテンツを表示する表示手段であって、当該コンテンツの一部を画面に表示する第1の表示モードと、当該コンテンツの全部または一部を画面に表示する第2の表示モードとが切替可能な表示手段と、
    上記第1の表示モードにて画面に表示された2次元領域を指定する既表示領域指定情報を記憶する記憶手段と、を備え、
    上記表示手段は、
    上記第2の表示モードにて上記コンテンツを表示する際、上記記憶手段に記憶された既表示領域指定情報に基づいて、上記第1の表示モードにて既に表示された2次元領域を、他の領域と識別可能に表示する、
    ことを特徴とするコンテンツ表示装置。
  2. 上記表示手段は、
    上記第1の表示モードにて既に画面に表示された2次元領域の画質を、他の領域の画質と異ならせて表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ表示装置。
  3. 上記表示手段は、
    上記第1の表示モードにて既に画面に表示された2次元領域の背景色を、他の領域の背景色と異ならせて表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ表示装置。
  4. 上記表示手段は、
    上記第1の表示モードにて既に画面に表示された2次元領域に表示される文字の表示形式を、他の領域に表示される文字の表示形式と異ならせて表示する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のコンテンツ表示装置。
  5. 上記記憶手段は、
    上記第1の表示モードにて画面に表示された2次元領域を指定する既表示領域指定情報を、当該2次元領域が表示された日時を特定する日時特定情報と関連付けて記憶する、
    ことを特徴とする請求項1から4のうち何れか1項に記載のコンテンツ表示装置。
  6. 上記表示手段は、
    上記第2の表示モードにて上記コンテンツを表示する際、上記日時特定情報に基づいて、上記第1の表示モードにて異なる日時に表示された2次元領域を、互いに識別可能に表示する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ表示装置。
  7. 上記表示手段は、
    上記第2の表示モードにて上記コンテンツを表示する際、上記日時特定情報に基づいて、上記第1の表示モードにて既に画面に表示された2次元領域と関連付けて、当該2次元領域が表示された日時を表示する、
    ことを特徴とする請求項5または6に記載のコンテンツ表示装置
  8. 上記表示手段は、
    上記第2の表示モードにて上記コンテンツを表示する際、上記日時特定情報に基づいて、上記第1の表示モードにて既に表示された2次元領域のうち、ユーザにより選択された日時または期間に表示された2次元領域を、他の領域と識別可能に表示する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のコンテンツ表示装置。
  9. 上記記憶手段に蓄積的に記憶された既表示領域指定情報のうち、第2の表示モードにて他の領域と識別可能に表示された2次元領域に対応する既表示領域指定情報を削除する削除手段を更に備えている、
    ことを特徴とする請求項1から8のうち何れか1項に記載のコンテンツ表示装置。
  10. コンテンツを表示するコンテンツ表示装置において、
    他の装置が表示した上記コンテンツの一部である2次元領域を指定する既表示領域指定情報を取得する取得手段と、
    上記コンテンツを表示する表示手段であって、上記既表示領域指定情報に基づいて、上記他の装置が既に画面に表示した2次元領域を、他の領域と識別可能に表示する表示手段と、を備えている、
    ことを特徴とするコンテンツ表示装置。
  11. 第1のコンテンツ表示装置と第2のコンテンツ表示装置とを含むコンテンツ表示システムであって、
    上記第1のコンテンツ表示装置は、
    コンテンツの一部を画面に表示する第1の表示手段と、
    上記第1の表示手段により画面に表示された2次元領域を指定する既表示領域指定情報を、上記第2のコンテンツ表示装置に提供する提供手段と、を備えており、
    上記第2のコンテンツ表示装置は、
    上記既表示領域指定情報を、上記第1のコンテンツ表示装置から取得する取得手段と、
    上記コンテンツを表示する表示手段であって、上記既表示領域指定情報に基づいて、上記第1のコンテンツ表示装置が既に画面に表示した2次元領域を、他の領域と識別可能に表示する第2の表示手段と、を備えている、
    ことを特徴とするコンテンツ表示システム。
  12. コンテンツ表示装置がコンテンツを表示する方法であって、
    上記コンテンツの一部を画面に表示する第1の表示ステップと、
    上記第1の表示ステップにて画面に表示された2次元領域を指定する既表示領域指定情報を記憶する記憶ステップと、
    上記コンテンツの全部または一部を画面に表示する表示ステップであって、上記記憶ステップにて記憶された既表示領域指定情報に基づいて、上記第1の表示ステップにて既に表示された領域を、他の領域と識別可能に表示する第2の表示ステップと、を含んでいる、
    ことを特徴とするコンテンツ表示方法。
  13. コンピュータを請求項1から10のうち何れか1項に記載のコンテンツ表示装置として動作させるためのプログラムであって、
    上記コンピュータを、上記コンテンツ表示装置に備えられている上記各手段として機能させるためのプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムを記録しているコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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