JP2008268459A - コリメータレンズ及び光通信用モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】高NAでありながら、画角特性に優れ、かつ製造容易なコリメータレンズ及び光通信用モジュールを提供すること。
【解決手段】本発明にかかるコリメータレンズ2は、光源1から出射される光束を略平行光束に変換するレンズである。かかるコリメータレンズ2の有効開口数NAは、0.5≦NA≦0.9の範囲にある。また、コリメータレンズ2は、入射面が略平面で、出射面が非球面の、いわゆる平凸レンズ形状を有している。このコリメータレンズ2の屈折率nと、焦点距離fを所定の組み合わせとすることによって画角特性に優れ、かつ製造容易にすることができる。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明にかかるコリメータレンズ2は、光源1から出射される光束を略平行光束に変換するレンズである。かかるコリメータレンズ2の有効開口数NAは、0.5≦NA≦0.9の範囲にある。また、コリメータレンズ2は、入射面が略平面で、出射面が非球面の、いわゆる平凸レンズ形状を有している。このコリメータレンズ2の屈折率nと、焦点距離fを所定の組み合わせとすることによって画角特性に優れ、かつ製造容易にすることができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、光源より出射された光束を略平行光束に変換するコリメータレンズ及び、そのコリメータレンズを備えた光通信用モジュールに関する。
近年、インターネットの普及に伴い、光ファイバ通信網の容量の増大が求められている。その手段として、WDM(波長分割多重)通信技術の開発が進められている。WDM通信は、波長の違う複数の光信号を同時に利用することによって光ファイバーを多重利用する通信方式であり、波長の異なる光ビームは互いに干渉しないという性質を利用している。WDM通信においては、わずかな波長差の光が個別の情報を伝達することから、特性の良い光学機能素子が必要となる。
特に、WDM通信を実現するために必要とされる結合光学系は、レーザダイオード等の光源から出射した光をコリメータレンズにより平行光にし、フィルタやアイソレータの機能を有する平板状の光学機能素子を透過させた後に、再び集光レンズによって光ファイバの入力端に集光させる構成をとることが多い。一般に、コリメータレンズや集光レンズには、光損失の少ないガラス製の球面レンズや非球面レンズが用いられている。その一方で、インターネットの急速な普及に対応するために、安価で製造が容易な結合光学系が求められている。
特許文献1には、光通信システムにおいて用いられる結合光学系が開示されている。この文献に開示された結合光学系では、2個のレンズを用いてコリメータ平行対を構成している。そして、かかるレンズとして、平凸レンズが用いられている。しかしながら、特許文献1に開示された結合光学系は、光ファイバと光ファイバとをつなぐためのものであるため、開口数NAは0.2〜0.1と小さい。
特開2002−243991号公報
レーザダイオード等の光源から出射された光束を平行光に変換するためには、例えば、0.5以上の高いNAを有するコリメータレンズを用いる必要があるが、一般的にNAを高くするためには、レンズの入射面と出射面双方の曲率を大きくすることが行われる。しかしながら、レンズの両面の曲率を大きくすると、温度変化等に伴って波面収差性能が劣化しやすくなる。また、レンズをモールド成形により製造する場合には、入射面を形成するための金型と、出射面を形成するための金型の双方における光軸を精度良く合致させなければならないが、これは容易なことではないため、歩留まりの低下を招いている。
本発明は、かかる問題を解消するためになされたものであり、高NAでありながら、画角特性に優れ、かつ製造容易なコリメータレンズ及び光通信用モジュールを提供することにある。
本発明にかかるコリメータレンズは、光源から出射される光束を略平行光束に変換する、有効開口数NAが0.5≦NA≦0.9の範囲のコリメータレンズであって、入射面は略平面であり、出射面は非球面であり、かつ前記コリメータレンズの屈折率をn、焦点距離fとし、横軸を屈折率n、縦軸を焦点距離f(mm)としたとき、座標(n,f)が(1.5,0.3)、(1.55,0.7)、(1.575,1.1)、(1.59,1.4)、(1.6,1.7)、(1.65,2.4)、(1.7,1.8)、(1.725,1.5)、(1.75,0.9)、(1.8,0.8)、(1.9,0.5)、(1.9,0)、(1.65,0)、(1.5,0)の範囲内(但し、f=0を除く)であることを特徴とするものである。
このように、本発明にかかるコリメータレンズは、いわゆる平凸レンズ形状を有するため、入射面と出射面の両面が非球面形状のレンズに比べて、モールド成形時における両側の金型同士の公差を厳密にすることなく、有効NAが0.5〜0.9と大きいにもかかわらず、特に画角の波面収差性能が良好である。また、金型のコストも1/2になり、両側非球面レンズに比べて低コストに特化したレンズとなる。
特に、座標(n,f)を上記の範囲にすることによって、斜入射特性の波面収差値に問題がないコリメータレンズを得ることができる。
さらにf≧0.5mmの範囲内であることが好ましい。さらに、焦点距離f≧0.5mmの範囲内の場合には、斜入射特性の波面収差値に問題がなく、製造が容易なコリメータレンズとなる。焦点距離fが小さいとレンズの中心厚が小さくなり薄いレンズとなってしまい、製造が難しくなることがあるが、焦点距離f≧0.5mmの範囲であれば、ある程度の中心厚が確保でき、製造することができる。
さらに1.575≦n≦1.725の範囲内であるとよい。この場合には、斜入射特性の波面収差値に問題がなく、製造が容易であり、平凸コリメータレンズと同様の屈折率nと焦点距離fで設計した両側非球面のコリメータレンズに近い斜入射特性を持つコリメータレンズとなる。
また、座標(n,f)が(1.59,0.5)、(1.59,1)、(1.6,1.3)、(1.65,1.9)、(1.7,1.4)、(1.725,1.1)、(1.725,0.5)の範囲内であるとなおよい。この場合には、斜入射特性の波面収差値が良く、製造が容易であり、平凸コリメータレンズと同様の屈折率nと焦点距離fで設計した両側非球面のコリメータレンズに近い斜入射特性を持つコリメータレンズとなる。
好適な実施の形態において、前記コリメータレンズに入射される光束の波長は、λ=1310nm〜1550nm、λ=300nm〜550nm、λ=600nm〜700nm、λ=700nm〜850nmのいずれかであればよい。
また、前記コリメータレンズはガラス材料又はプラスチック材料より形成されていることが望ましい。特にガラス転移点Tgが400度以下のガラス材料から形成されているとよい。
本発明にかかる光通信用モジュールは、光源から出射される光束を略平行光束に変換するコリメータレンズと、前記コリメータレンズより出射された略平行光束を受光ファイバーの入射端に集光する集光レンズを備えた光通信用モジュールであって、前記コリメータレンズは、有効開口数NAが0.5≦NA≦0.9の範囲で、入射面は略平面、出射面は非球面であり、かつ前記コリメータレンズの屈折率をn、焦点距離fとし、横軸を屈折率n、縦軸を焦点距離f(mm)としたとき、座標(n,f)が(1.5,0.3)、(1.55,0.7)、(1.575,1.1)、(1.59,1.4)、(1.6,1.7)、(1.65,2.4)、(1.7,1.8)、(1.725,1.5)、(1.75,0.9)、(1.8,0.8)、(1.9,0.5)、(1.9,0)、(1.65,0)、(1.5,0)の範囲内である。
さらにf≧0.5mmの範囲内であることが望ましい。
また、1.575≦n≦1.725の範囲内であることが好ましい。
さらに、座標(n,f)が(1.59,0.5)、(1.59,1)、(1.6,1.3)、(1.65,1.9)、(1.7,1.4)、(1.725,1.1)、(1.725,0.5)の範囲内であることが望ましい。
本発明によれば、高NAでありながら、画角特性に優れ、かつ製造容易なコリメータレンズ及び光通信用モジュールを提供することができる。
図1を用いて本発明の実施の形態にかかる光通信用モジュールの構成について説明する。この光通信用モジュール10は、レーザダイオード(LD)1と、平凸コリメータレンズ2、集光レンズ3と、受光ファイバ4を備えている。
レーザダイオード1は、ガウシアンビーム状の発散光である光束を出射する、光通信用の光源である。レーザダイオード1から出射される光束の波長は、例えば、λ=1310nm〜1550nmであるが、λ=300nm〜550nm、λ=600nm〜700nm、λ=700nm〜850nmのいずれであってもよい。
平凸コリメータレンズ2は、レーザダイオード1から出射された光束を略平行光束に変換する正の屈折率を有する通信用レンズである。平凸コリメータレンズ2はガラス材料又はプラスチック材料より形成されている。特にガラス転移点Tgが400度以下のガラス材料から形成されていることが望ましい。この平凸コリメータレンズ2は、本発明の特徴的な構成要素であり、後にその構成について詳述する。
集光レンズ3は、平凸コリメータレンズ2によって略平行光束に変換された光束を受光ファイバ4の入力端に集光させる正の屈折率を有する通信用レンズである。
受光ファイバ4は、集光レンズ3によって集光した光束を入射し、伝達する光学部材である。
図1において、レーザダイオード1の出射面と平凸コリメータレンズ2の入射面間の距離をL1、平凸コリメータレンズ2の出射面と集光レンズ3の入射面間の距離をL2、集光レンズ3の出射面と受光ファイバ4の入射面間の距離をL3とし、さらに、平凸コリメータレンズ2のレンズ厚みをt1、集光レンズ3のレンズ厚みをt2としている。
続いて、光通信用モジュール10の平凸コリメータレンズ2について詳細に説明する。平凸コリメータレンズ2は、レーザダイオード1から出射された光束が入射するR1面の曲率半径は∞、即ち略平面であり、出射面であるR2面が非球面である。このように、R1面は略平面であるが、その曲率半径は、∞または∞に近い値であり、平凸コリメータレンズ2の曲率半径Rは、20≦RまたはR≦−20を含むものとする。また、平凸コリメータレンズ2は、有効開口数NAが0.5≦NA≦0.9である。本発明にかかる平凸コリメータレンズ2は、このように高いNAのレンズにおいて平凸構造を採用している。
このように、本発明の実施の形態にかかる平凸コリメータレンズ2は、いわゆる平凸レンズ形状を有するため、入射面と出射面の両面が非球面形状のレンズに比べて、モールド成形時における両側の金型同士の公差を厳密にすることなく、有効NAが0.5〜0.9と大きいにもかかわらず、特に画角の波面収差性能が良好である。また、金型の加工コストも1/2になり、両側非球面レンズに比べて低コストに特化したレンズとなる。
R2面の非球面形状は、光軸からの高さがh(光線高さ)となる非球面上での曲率半径(1/曲率)をC、コーニック係数をK、4次から10次までの非球面係数をそれぞれA4,A6,A8,A10ととすると、次の式で表すことができる。
図2は、後に説明する実施例にかかる平凸コリメータレンズにおける屈折率nと焦点距離f(mm)をプロットしたものである。図2において、P1は実施例1、P2は実施例2、P3は実施例3、P4は実施例4、P5は実施例5、P6は実施例6における屈折率nと焦点距離fを示す。また、E1〜E14は、性能上問題のないことが確認された平凸コリメータレンズにおける屈折率nと焦点距離fである。
これらの各点の(n,f)については、P1が(1.64,0.50)、P2が(1.66,1.00)、P3が(1.69,0.50)、P4が(1.56,0.40)、P5が(1.67,2.20)、P6が(1.80,0.50)である。また、E1が(1.5,0)、E2が(1.5,0.3)、E3が(1.55,0.7)、E4が(1.575,1.1)、E5が(1.59,1.4)、E6が(1.6,1.7)、E7が(1.65,2.4)、E8が(1.7,1.8)、E9が(1.725,1.5)、E10が(1.75,0.9)、E11が(1.8,0.8)、E12が(1.9,0.5)、E13が(1.9,0)、E14が(1.65,0)である。なお、各点のレンズデータにおけるNAはいずれも0.6である。
図2に示される座標(n,f)が、E1〜E14を順に結ぶ線分によって囲まれる領域内(但し、f=0を除く)であれば、斜入射特性の波面収差値に問題が無いコリメータレンズを得ることができる。これは、平凸コリメータレンズの画角1.5度のtotal波面収差値XaがXa≦0.04λrmsの範囲に入っていることを示す。ここで、平凸コリメータレンズ2の画角1.5度のtotal波面収差値をXa、両側非球面コリメータレンズの画角1.5度のtotal波面収差値をXbとしている。また、NAは0.6である。
さらにf≧0.5mmの範囲内であることが好ましい。さらに、焦点距離f≧0.5mmの範囲内の場合には、斜入射特性の波面収差値に問題がなく、製造が容易である。焦点距離fが小さいとレンズの中心厚及び曲率半径が小さくなり、製造が難しくなることがあるが、焦点距離f≧0.5mmの範囲であれば、ある程度の中心厚が確保でき、製造することができる。
さらに1.575≦n≦1.725の範囲内であるとよい。この場合には、斜入射特性の波面収差値に問題がなく、製造が容易であり、平凸コリメータレンズ2と同様の屈折率nと焦点距離fで設計した両側非球面のコリメータレンズに近い斜入射特性を持つコリメータレンズとなる。平凸コリメータレンズ2の画角1.5度のtotal波面収差値をXa、両側非球面コリメータレンズの画角1.5度のtotal波面収差値をXbとすると(Xa/Xb)<2の式が成り立つ。この式の範囲において、平凸コリメータレンズ2と同様の屈折率nと焦点距離fで設計した両側非球面のコリメータレンズに対して遜色のない斜入射特性を持つ。さらに範囲を限定した(Xa/Xb)<1.5に関しては、平凸コリメータレンズ2は両側非球面コリメータレンズから考慮して、斜入射特性について略同等の性能を有するコリメータレンズとなる。
また、座標(n,f)が(1.59,0.5)、(1.59,1)、(1.6,1.3)、(1.65,1.9)、(1.7,1.4)、(1.725,1.1)、(1.725,0.5)の範囲内であると、斜入射特性の波面収差値が良く、製造が容易であり、平凸コリメータレンズ2と同様の屈折率nと焦点距離fで設計した両側非球面のコリメータレンズに近い斜入射特性を持つコリメータレンズとなる。斜入射特性の波面収差値が良いとは、平凸コリメータレンズ2の画角1.5度のtotal波面収差値XaがX a≦0.03λrmsの範囲に入っていることを示す。
続いて、各実施例について具体的に説明する。
実施例1.
図3及び図4に実施例1にかかる平凸コリメータレンズの設計データを示す。図4は、数1に示す各非球面係数の値である。図3に示されるように、この実施例及び他の実施例における平凸コリメータレンズに対しては、1550nmのレーザ光が入射することを前提条件として設計を行った。また、図3において、平凸コリメータレンズaとして説明したデータが、この実施例1にかかる平凸コリメータレンズに相当するものであり、両側非球面コリメータレンズbは、比較のためにそのレンズデータを掲載したものである。他の実施例においても同様である。
図3及び図4に実施例1にかかる平凸コリメータレンズの設計データを示す。図4は、数1に示す各非球面係数の値である。図3に示されるように、この実施例及び他の実施例における平凸コリメータレンズに対しては、1550nmのレーザ光が入射することを前提条件として設計を行った。また、図3において、平凸コリメータレンズaとして説明したデータが、この実施例1にかかる平凸コリメータレンズに相当するものであり、両側非球面コリメータレンズbは、比較のためにそのレンズデータを掲載したものである。他の実施例においても同様である。
図3に示されるように、屈折率n=1.64、焦点距離f=0.5の実施例1の場合、(Xa/Xb)<2、Xa≦0.03λrmsを満たしているため、両側非球面コリメータレンズの値から考慮して、斜入射特性に十分問題がないとされる範囲であり、画角特性の良い平凸コリメータレンズとなっていることが判る。
実施例2.
図5及び図6に実施例2にかかる平凸コリメータレンズの設計データを示す。図6は、数1に示す各非球面係数の値である。図5に示されるように、屈折率n=1.66、焦点距離f=1の実施例2の場合、(Xa/Xb)<2、Xa≦0.03λrmsを満たしているため、両側非球面コリメータレンズの値から考慮して、斜入射特性に十分問題がないとされる範囲であり、画角特性の良い平凸コリメータレンズとなっていることが判る。
図5及び図6に実施例2にかかる平凸コリメータレンズの設計データを示す。図6は、数1に示す各非球面係数の値である。図5に示されるように、屈折率n=1.66、焦点距離f=1の実施例2の場合、(Xa/Xb)<2、Xa≦0.03λrmsを満たしているため、両側非球面コリメータレンズの値から考慮して、斜入射特性に十分問題がないとされる範囲であり、画角特性の良い平凸コリメータレンズとなっていることが判る。
実施例3.
図7及び図8に実施例3にかかる平凸コリメータレンズの設計データを示す。図8は、数1に示す各非球面係数の値である。図7に示されるように、屈折率n=1.69、焦点距離f=0.5の実施例3の場合、(Xa/Xb)<2、Xa≦0.03λrmsを満たしているため、両側非球面コリメータレンズの値から考慮して、斜入射特性に十分問題がないとされる範囲であり、画角特性の良い平凸コリメータレンズとなっていることが判る。
図7及び図8に実施例3にかかる平凸コリメータレンズの設計データを示す。図8は、数1に示す各非球面係数の値である。図7に示されるように、屈折率n=1.69、焦点距離f=0.5の実施例3の場合、(Xa/Xb)<2、Xa≦0.03λrmsを満たしているため、両側非球面コリメータレンズの値から考慮して、斜入射特性に十分問題がないとされる範囲であり、画角特性の良い平凸コリメータレンズとなっていることが判る。
実施例4.
図9及び図10に実施例4にかかる平凸コリメータレンズの設計データを示す。図10は、数1に示す各非球面係数の値である。図9に示されるように、屈折率n=1.56、焦点距離f=0.4の実施例4の場合、(Xa/Xb)>2ではあるが、Xa≦0.04λrmsを満たしているため、斜入射特性に十分問題がないとされる範囲であることが判る。
図9及び図10に実施例4にかかる平凸コリメータレンズの設計データを示す。図10は、数1に示す各非球面係数の値である。図9に示されるように、屈折率n=1.56、焦点距離f=0.4の実施例4の場合、(Xa/Xb)>2ではあるが、Xa≦0.04λrmsを満たしているため、斜入射特性に十分問題がないとされる範囲であることが判る。
実施例5.
図11及び図12に実施例5にかかる平凸コリメータレンズの設計データを示す。図12は、数1に示す各非球面係数の値である。図11に示されるように、屈折率n=1.67、焦点距離f=2.2の実施例5の場合、(Xa/Xb)>2ではあるが、Xa≦0.04λrmsを満たしているため、斜入射特性に十分問題がないとされる範囲であることが判る。
図11及び図12に実施例5にかかる平凸コリメータレンズの設計データを示す。図12は、数1に示す各非球面係数の値である。図11に示されるように、屈折率n=1.67、焦点距離f=2.2の実施例5の場合、(Xa/Xb)>2ではあるが、Xa≦0.04λrmsを満たしているため、斜入射特性に十分問題がないとされる範囲であることが判る。
実施例6.
図13及び図14に実施例6にかかる平凸コリメータレンズの設計データを示す。図14は、数1に示す各非球面係数の値である。図13に示されるように、屈折率n=1.80、焦点距離f=0.5の実施例6の場合、(Xa/Xb)>2ではあるが、Xa≦0.04λrmsを満たしているため、斜入射特性に十分問題がないとされる範囲であることが判る。
図13及び図14に実施例6にかかる平凸コリメータレンズの設計データを示す。図14は、数1に示す各非球面係数の値である。図13に示されるように、屈折率n=1.80、焦点距離f=0.5の実施例6の場合、(Xa/Xb)>2ではあるが、Xa≦0.04λrmsを満たしているため、斜入射特性に十分問題がないとされる範囲であることが判る。
1 レーザダイオード(LD)
2 平凸コリメータレンズ
3 集光レンズ
4 受光ファイバ
2 平凸コリメータレンズ
3 集光レンズ
4 受光ファイバ
Claims (15)
- 光源から出射される光束を略平行光束に変換する、有効開口数NAが0.5≦NA≦0.9の範囲のコリメータレンズであって、
入射面は略平面であり、出射面は非球面であり、
かつ前記コリメータレンズの屈折率をn、焦点距離fとし、横軸を屈折率n、縦軸を焦点距離f(mm)としたとき、座標(n,f)が(1.5,0.3)、(1.55,0.7)、(1.575,1.1)、(1.59,1.4)、(1.6,1.7)、(1.65,2.4)、(1.7,1.8)、(1.725,1.5)、(1.75,0.9)、(1.8,0.8)、(1.9,0.5)、(1.9,0)、(1.65,0)、(1.5,0)の範囲内(但し、f=0を除く)であるコリメータレンズ。 - さらにf≧0.5mmの範囲内であることを特徴とする請求項1記載のコリメータレンズ。
- さらに1.575≦n≦1.725の範囲内であることを特徴とする請求項1又は2記載のコリメータレンズ。
- さらに、座標(n,f)が(1.59,0.5)、(1.59,1)、(1.6,1.3)、(1.65,1.9)、(1.7,1.4)、(1.725,1.1)、(1.725,0.5)の範囲内であることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載のコリメータレンズ。
- 前記コリメータレンズに入射される光束の波長は、λ=1310nm〜1550nmであることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のコリメータレンズ。
- 前記コリメータレンズに入射される光束の波長は、λ=300nm〜550nmであることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のコリメータレンズ。
- 前記コリメータレンズに入射される光束の波長は、λ=600nm〜700nmであることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のコリメータレンズ。
- 前記コリメータレンズに入射される光束の波長は、λ=700nm〜850nmであることを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載のコリメータレンズ。
- 前記コリメータレンズはガラス材料より形成されていることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載のコリメータレンズ。
- 前記コリメータレンズはプラスチック材料より形成されていることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載のコリメータレンズ。
- 前記コリメータレンズはガラス転移点Tgが400度以下のガラス材料から形成されていることを特徴とする請求項9記載のコリメータレンズ。
- 光源から出射される光束を略平行光束に変換するコリメータレンズと、
前記コリメータレンズより出射された略平行光束を受光ファイバーの入射端に集光する集光レンズを備えた光通信用モジュールであって、
前記コリメータレンズは、有効開口数NAが0.5≦NA≦0.9の範囲で、入射面は略平面、出射面は非球面であり、
かつ前記コリメータレンズの屈折率をn、焦点距離fとし、横軸を屈折率n、縦軸を焦点距離f(mm)としたとき、座標(n,f)が(1.5,0.3)、(1.55,0.7)、(1.575,1.1)、(1.59,1.4)、(1.6,1.7)、(1.65,2.4)、(1.7,1.8)、(1.725,1.5)、(1.75,0.9)、(1.8,0.8)、(1.9,0.5)、(1.9,0)、(1.65,0)、(1.5,0)の範囲内(但し、f=0を除く)である光通信用モジュール。 - さらにf≧0.5mmの範囲内であることを特徴とする請求項12記載の光通信用モジュール。
- さらに1.575≦n≦1.725の範囲内であることを特徴とする請求項12又は13記載の光通信用モジュール。
- さらに、座標(n,f)が(1.59,0.5)、(1.59,1)、(1.6,1.3)、(1.65,1.9)、(1.7,1.4)、(1.725,1.1)、(1.725,0.5)の範囲内であることを特徴とする請求項12乃至14いずれかに記載の光通信用モジュール。
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JP (1) | JP2008268459A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011242771A (ja) * | 2010-05-19 | 2011-12-01 | Hon Hai Precision Industry Co Ltd | 光ファイバコネクタ |
KR101283678B1 (ko) * | 2011-07-26 | 2013-08-23 | (주)옵토위즈 | 파장분할소자와 양방향 광송수신 소자가 집적화된 광송수신 모듈 |
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2007
- 2007-04-19 JP JP2007110031A patent/JP2008268459A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011242771A (ja) * | 2010-05-19 | 2011-12-01 | Hon Hai Precision Industry Co Ltd | 光ファイバコネクタ |
KR101283678B1 (ko) * | 2011-07-26 | 2013-08-23 | (주)옵토위즈 | 파장분할소자와 양방향 광송수신 소자가 집적화된 광송수신 모듈 |
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