JP2005024617A - 光送信器 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】レンズ4は、発光素子3から出射された光5を光ファイバ2の光軸に対してほぼ平行な平行光に変換して、その平行光を光ファイバに結合する。上記平行光によって光ファイバ2の端面に生じる光スポットの面積は、光ファイバ2の端面におけるコア部の面積よりも大きくなるように、発光素子3、レンズ4および光ファイバ2の位置関係が設定されている。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ファイバを伝送媒体として光信号を送信することのできる光送信器に関し、より詳しくはプラスチック光ファイバ等のマルチモード光ファイバを伝送媒体として、家庭内通信や自動車内通信、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク)等に使用することのできる光送信器に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
光ファイバを伝送媒体とした通信は、長距離伝送、高速伝送が可能なことから従来より注目されている。光ファイバとしては、ガラスを母材としたシングルモードファイバやマルチモードファイバが主に使用されている。ガラス光ファイバ(以下、「GOF」と言う。)は、伝送損失が小さく、伝送帯域が大きいことから長距離・高速の通信に広く使用されている。
【0003】
一方、近年のプラスチック光ファイバ(以下、「POF」と言う。)の低損失化・広帯域化に伴い、家庭内・自動車内通信や電子機器間通信へのPOFを用いた光通信の採用が検討されている。POFは、GOFに比べて伝送損失や帯域が未だ不十分であるため、長距離・高速伝送には不向きであるが、コア径が約1mmと大きいので、GOFに比べて光送信器(光通信モジュール)との結合が容易である。また、POFは光送信器に対して簡易に抜き差しすることが可能である。したがって、POFは安価で使い勝手の良い光通信リンクを得ることができるという利点がある。
【0004】
上記光通信リンクは、発光素子から出射された送信光を光ファイバに結合する光送信器と、光ファイバから出射された受信光を受光素子で受ける光受信器とを備えている。上記光送信器に要求される能力の一つとしては、発光素子から出射された光を効率良く光ファイバに結合させることが挙げられる。
【0005】
従来、上記光送信器としては、特開昭61−80209号公報(特許文献1)、特開平7−294778号公報(特許文献2)、特開2001−154066号公報(特許文献3)および特開2002−40299号公報(特許文献4)に開示されている。これらの特許文献1〜4に開示された光送信器は、発光素子が出射した光をレンズにより集光して光ファイバに結合させる構造を有している。すなわち、上記光送信器は、図8に示すように、発光素子103が出射した送信光105をレンズ104により集光して光ファイバ102に結合する。上記レンズ104としては、特許文献1で複数のレンズが、特許文献2では非球面のレンズが、特許文献4ではレンズ側面の反射を利用するレンズがそれぞれ開示されている。このように、上記レンズ104の形状や配置を工夫することにより発光素子103から出射された送信光105を光ファイバ102へ高効率で結合させている。
【0006】
ところで、POFのようにコア径の大きい光ファイバを伝送媒体として用いた光送信器では、発光素子と光ファイバとの光学的な結合は比較的容易であり、安価で簡易に(低精度で)作製できる光学系が要求される。
【0007】
また、上記光送信器が使用される光通信リンクでは、用途や敷設状況により伝送距離が1mから100m程度に変動する場合があるが、POFでは伝送損失がGOFに比べて大きい(約0.2dB/m)ことから、伝送距離の違いにより伝送損失の差が大きくなり、光ファイバから出射される光の光量(受信光量)の変動が大きくなる。このように受信光量の変動が大きい光通信リンクは、ダイナミックレンジを大きくする必要が生じるため、設計が煩雑になると共に、製造コストが高くなるという問題があった。
【0008】
更に、上記光ファイバの伝送損失外に、発光素子と光ファイバとの光学的な結合効率の変動が大きくなると、送信効率の変動も大きくなる。したがって、上記発光素子と光ファイバとの光学的な結合効率の変動を低減することが重要となる。
【0009】
当然、高精度で光学系を作製することで結合効率の変動を低減することも可能であるが、高コスト化を招き、POFの利点である安価で簡易に利用できる光通信リンクを構築することが困難となってしまう。従来提案されている光通信器は、送信効率の改善(高効率化)に重点をおいたものであり、送信効率の変動を簡易な光学構成により低減できるものではない。
【0010】
一方、光学構成以外で受信光量の変動を低減する方法としては、光送信器を組立て後に、光送信器と光ファイバとの結合光量を測定し、回路定数を変更することにより発光素子の出射光量を変化させるものや、伝送距離や送信光量に応じて発光素子の出射光量を変化させるもの、例えば特開2000−307520号公報(特許文献5)等があるが、どちらも作業が煩雑となり、高コスト化を招くという問題があった。
【0011】
そこで、本発明の課題は、送信効率の変動が少なく、安価で簡易な構成である光送信器を提供することにある。
【0012】
【特許文献1】
特開昭61−80209号公報
【特許文献2】
特開平7−294778号公報
【特許文献3】
特開2001−154066号公報
【特許文献4】
特開2002−40299号公報
【特許文献5】
特開2000−307520号公報
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の光送信器は、コア部を有するマルチモード光ファイバに、発光素子から出射された光を結合する光送信器であって、上記発光素子から出射された光を上記光ファイバの光軸に対してほぼ平行な平行光に変換して、その平行光を上記光ファイバに結合するレンズを備え、上記平行光によって上記光ファイバの端面に生じる光スポットの面積が、上記光ファイバの端面における上記コア部の面積よりも大きくなるように、上記発光素子、上記レンズおよび上記光ファイバの位置関係が設定されていることを特徴としている。
【0014】
上記構成の光送信器によれば、上記発光素子から出射された光は、レンズによって光ファイバの光軸に対してほぼ平行な平行光に変換された後、光ファイバに結合する。このとき、上記平行光によって光ファイバの端面に生じた光スポットの面積は、その端面におけるコア部の面積より大きくなる。これにより、上記発光素子、レンズおよび光ファイバの位置が設定位置からずれても、発光素子と光ファイバとの光学的な結合効率が変動しない。したがって、送信効率の変動を少なくできる。
【0015】
また、上記発光素子、レンズおよび光ファイバを高精度に配置しなくてもよいので、簡単に製造することができて、製造コストを下げることができる。すなわち、簡易な構成で安価な光送信器を得ることができる。
【0016】
また、上記送信効率の変動が少ないから、送信効率の最悪値を向上できて、実質的に送信効率を向上させることができる。
【0017】
更に、上記光送信器と光通信する光受信器を設計する場合、励振NA(開口数)が小さいので、光リンクの伝送帯域が増加し、光受信器の設計も容易となるという効果を奏する。
【0018】
一実施形態の光送信器は、上記レンズの周縁部を覆って、上記発光素子から出射された光の一部が上記光ファイバに結合することを防止するアパチャ部材を備え、上記アパチャ部材が有する開口部の直径は上記光スポットの直径とほぼ同一に設定されている。
【0019】
上記実施形態の光送信器によれば、上記アパチャ部材でレンズの周縁部(エッジ部)を覆うことにより、その周縁部で反射した光が光ファイバに向うのを阻止することができる。その結果、上記発光素子が出射した光をレンズで光ファイバの光軸に対してほぼ平行な平行光に変換し易くなる。
【0020】
また、上記光送信器は送信光量を最適化できることから、設計が容易である。
【0021】
一実施形態の光送信器は、上記レンズの直径と上記光スポットの直径とはほぼ同一に設定されている。
【0022】
上記実施形態の光送信器によれば、上記レンズの直径と光スポットの直径とはほぼ同一に設定されているから、例えば光束の径を拡大する光学部品をレンズと光ファイバとの間に配置しなくてもよく、製造コストの増加を抑制できる。
【0023】
一実施形態の光送信器は、上記光スポットの直径をDT、上記コア部の直径をDCとしたとき、上記DTおよびDCがDT>1.2DCを満足する。
【0024】
上記実施形態の光送信器によれば、上記DTおよびDCがDT>1.2DCを満足するので、光ファイバの位置が設定位置からずれても、送信効率の変動を確実に低減することができる。
【0025】
一実施形態の光送信器は、上記レンズと上記光ファイバの端面との間の距離は上記コア部の直径以下に設定されている。
【0026】
上記実施形態の光送信器によれば、上記レンズと光ファイバの端面との間の距離をコア部の直径以下にすることにより、発光素子とレンズとの相対位置がずれても、送信効率の変動を確実に低減することができる。
【0027】
一実施形態の光送信器は、上記発光素子は上記発光素子の発光波長に対して透明な樹脂で覆われ、上記レンズは上記樹脂で形成されている。
【0028】
上記実施形態の光送信器によれば、上記発光素子を覆う樹脂でレンズを形成するので、発光素子から出射された光を効率良く利用できると共に、発光素子が経時劣化しにくくなる。
【0029】
また、上記発光素子を覆う樹脂でレンズを形成するので、部品点数を少なくなる。したがって、製造コストを低減することができる。
【0030】
一実施形態の光送信器は、上記レンズの周辺に上記レンズと一体に形成された光ファイバ位置決め部を備え、上記光ファイバ位置決め部は、上記光ファイバの一部、もしくは、上記光ファイバを収容するプラグの一部と接触することで上記光ファイバの端面の位置を決める。
【0031】
上記実施形態の光送信器によれば、上記光ファイバの一部もしくは上記プラグの一部を光ファイバ位置決め部に接触させるだけで、光ファイバの端面の位置が決まるから、レンズと光ファイバとの位置合わせ簡単かつ高精度に行うことができる。
【0032】
一実施形態の光送信器は、上記光ファイバはPOFである。
【0033】
上記実施形態の光送信器によれば、上記光ファイバがPOFであるので、光送信器との結合調整が容易であるから、例えば、安価な光通信リンクを得ることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の光送信器を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0035】
図1は本発明の実施の一形態の光送信器の概略構成図である。
【0036】
上記光送信器は、発光素子3、レンズ4およびリードフレーム6を備えている。上記リードフレーム6は発光素子を搭載している。また、上記レンズ4は、発光素子3の光出射端面に対向すると共に、光ファイバ2の端面に対向している。
【0037】
上記構成の光送信器では、発光素子3から放射されたの光5の一部はレンズ4に結合し、方向を変えてマルチモード光ファイバ2の光軸に対してほぼ平行な平行光(送信光15)となって、光ファイバ2の端面に結合する。上記発光素子3は、発光素子3の発光波長に対して透明なモールド樹脂7により覆われており、このモールド樹脂7によりレンズ4が形成されている。また、上記レンズ4の周囲には同じくモールド樹脂7により光ファイバ位置決め部8が形成されている。上記ファイバ位置決め部8は、モールド樹脂7で形成された凹部であって、光ファイバ2が挿入されたプラグ(フェルール)9の端部と嵌合する。より詳しくは、上記光ファイバ位置決め部8はレンズ4を中心として同心円状に形成されており、光ファイバ位置決め部8の一部にプラグ9の端面,側面の一部が接触する。このような光ファイバ位置決め部8とプラグ9とを接触させると、レンズ4と光ファイバ2との位置が合う。また、図示しないが、リードフレーム6には発光素子3を駆動するための駆動ICや回路を搭載している。
【0038】
本発明は、発光素子3、レンズ4および光ファイバ2の配置条件や、光ファイバ2のコア面積(径)と、レンズ4を通過した送信光15の光ファイバ2の端面位置での集光面積(スポット径)とを最適化した点に特長があり、これにより、発光素子3、レンズ4および光ファイバ2の組立て位置が基準位置からずれた場合に生じる送信効率の変動を低減することができる。つまり、上記発光素子3、レンズ4および光ファイバ2の組立て位置が基準位置からずれても、所定の送信効率を確実に得ることができる。
【0039】
以下、図2(a)〜(c)を用いて上記発光素子3、レンズ4および光ファイバ2の光学配置について説明する。
【0040】
図2(a)は上記発光素子3、レンズ4および光ファイバ2の位置関係を示す概略図である。
【0041】
上記発光素子3から放射される光5の一部を光ファイバ2の光軸に対してほぼ平行な平行光(送信光15)に変換するように、レンズ4の配置、形状および屈折率が決められている。すなわち、上記レンズ4(レンズ4の入射側の主点)は発光素子3の発光点から距離L1離れた位置に配置され、レンズ4の焦点距離(有効焦点距離)をfとしたとき、fとL1とがほぼ同等(f≒L1)となるように距離L1が設定されている。厳密には、上記レンズ4を通過した光が収差等により平行光とはならない場合があるが、この場合の詳細な説明は省略する。また、厳密にf=L1とすることは困難であり、f≒L1という表現方法をとっている。上記レンズ4を通過した光、つまり送信光15は、レンズ4に対向するように配置された光ファイバ2に結合する。この時、上記送信光15は光ファイバ2の端面のコア部全てに照射されると共に、コア部の外側にも照射される。すなわち、上記光ファイバ2の端面位置において、送信光15の照射面積(光スポットの面積)は光ファイバ2のコア部の面積より大きくなるように設定されている。別の表現では、上記光ファイバ2のコア部の直径(以下、「コア径」と言う。)をDC、光ファイバ2の端面における送信光15の光スポットの直径(以下、「スポット径」と言う。)をDTとすると、DT>DCとなるように設定されている。ここで、上記光ファイバ2がPOFの場合、クッラッドの厚さは10μm程度なのに対して、コア径DCは1mm程度とクラッドより十分大きいため、図2(a)〜(c)で図示した光ファイバ2の大半はコア部を示すものである。また、上記レンズ4の有効レンズ径(送信光15が通過する領域の直径)をDLとすると、発光素子3とレンズ4との位置関係よりDL≒DTとなる。このような配置とすることにより、光送信器の製造時の公差(基準位置からのずれ)により、発光素子3、レンズ4および光ファイバ2の位置が変化しても、発光素子3から光ファイバ2への光学的結合効率の変動を低減することができる。その結果、送信効率の変動を少なくすることができる。
【0042】
上記発光素子3から光ファイバ2への光学的結合効率の変動を低減する原理については後述し、まず送信効率について説明する。
【0043】
上記送信効率は、発光素子3からレンズ4への結合効率(η1)と、レンズ4から光ファイバ2への結合効率(η2)とに分離される。厳密には、上記レンズ4や光ファイバ2での反射損失、レンズ4での透過損失等も考慮する必要があるが、これらは送信効率の変動にはほとんど影響しないので省略する。上記発光素子3からレンズ4への結合効率η1は、発光素子3から出射される光の放射角および強度分布と、レンズ4の直径DLと、発光素子3からレンズ4の入射側面までの距離dとにより決まる。上記レンズ4に結合する最大放射角θは下記の式1で与えられる。
θ=Tan−1(DL/2d) ………式1
【0044】
例えば、上記発光素子3として発光ダイオード素子(以下、「LED」と言う。)を用いた場合、一般に発光素子3の放射分布は半値半幅が60°のランバート分布で表される。そして、上記ランバート分布において放射角が−θ〜+θまでに含まれる光量の割合が、発光素子3からレンズ4への結合効率η1となる。また、上記光量の割合は、発光素子3の放射分布を−θ〜+θの間で積分することにより、全光量のうちSin2(θ)で表される。したがって、η1=Sin2(θ)が得られる。一方、上記レンズ4から光ファイバ2への結合効率η2は、レンズ4を通過した光の中で、光ファイバ2の開口数(以下、「NA」と言う。)以下の入射角度で光ファイバ2のコア部に入射する光量で決まる。この結合効率η2は数式で簡易に表せないが、光線追跡法等のシミュレーションにより計算することができる。そして、全結合効率である送信効率は両者の結合効率の積η1×η2により算出される。
【0045】
次に、各部の位置変動と送信効率との関係について説明する。
【0046】
図2(b),(c)は発光素子3とレンズ4との距離L1が変化した場合を示す図である。図2(b)は上記距離L1が図2(a)よりも狭くなった場合を示す図である。この場合、上記式1よりレンズ4に結合する最大放射角度θが大きくなることからη1は大きくなる。一方、上記レンズ4の焦点距離fと距離L1との関係はL1<fとなることから、設定した基準位置(L1≒f)ではほぼ平行光であった送信光15はレンズ4により発散され、スポット径DTは大きくなる。つまり、上記光ファイバ2の端面において、発光素子3による照射面積が大きくなる。このため、本来は光ファイバ2のコア部に結合していた光線の一部が光ファイバ2のコア部に結合しなくなり、η2が小さくなる。すなわち、本発明の配置を用いることにより、距離L1が狭くなった場合、発光素子3とレンズ4との結合効率η1は大きくなるが、レンズ4から光ファイバ2への結合効率η2が小さくなり、η2の変化がη1の変化を相殺して送信効率の変動を小さくすることができる。
【0047】
一方、図2(c)は上記距離L1が図2(a)よりも広くなった場合を示す図である。この場合、η1は小さくなるが、送信光15はレンズ4により集光されるようになり、スポット径DTが小さくなる。つまり、上記光ファイバ2の端面において、発光素子3による照射面積が小さくなる。このため、本来は光ファイバ2のコア部に結合していなかった光線が光ファイバ2のコア部に結合するようになるためη2は大きくなり、η2の変化がη1の変化を相殺して送信効率の変動を小さくすることができる。
【0048】
比較のため、従来のようにレンズ4により光ファイバ2のコア径以下に送信光15を集光した場合を考えると、距離L1の変動によりη2はほとんど変動しない(十分集光されていれば発散、集光してもコアに結合するため)のに対し、η1は変動するため、送信効率の変動が本発明より大きくなる。
【0049】
また、図3に示したように、レンズ4を収容する鏡筒12を用いた光学系の場合、レンズ4と発光素子3との距離L1が狭くなり、送信光15が発散すると、鏡筒12内で送信光15が反射し、光ファイバ2に結合する場合があり、送信効率の変動が小さくなる効果が得られなくなる。このため、上記鏡筒12を用いた構成は好ましくはない。あるいは、上記鏡筒12を用いる場合は、鏡筒12の内面の光吸収率を高くして、送信光15の反射率を低減させるか、鏡筒12の長さを短くして反射した送信光15が光ファイバ2に結合しないように配置する必要がある。
【0050】
次に、上記光ファイバ2の位置変動の影響について図4を基に説明する。この光ファイバ2の位置変動が生じる場合、送信光15のスポット径DTを光ファイバ2のコア径DCより大きく設定していることにより、送信光量の変動を低減することができる。具体的に説明すると、上記光ファイバ2の位置が設定位置に対してX方向(図4紙面の上下方向)またはY方向(図4紙面に垂直方向)に変化したとする(図4では光ファイバ2の位置が設定位置に対してX方向に移動している)と、設定基準位置では光ファイバ2のコア部に入射していた送信光15の一部が入射されなくなるが、位置が変化したことにより設定基準位置で入射していなかった送信光15の一部が新たに入射することになるので、η2の変動を低減することができる。その結果、送信効率の変動を低減することができる。また、上記光ファイバ2の位置がZ方向(図4紙面の左右方向)に変化した場合、送信光15は光ファイバ2の光軸に対してほぼ平行な平行光であるから、η2の変動は少なくなる。本発明の光送信器の光学配置では、発光素子3やレンズ4の位置変動についても同様の原理により送信効率の変動を少なくできる。
【0051】
次に、光線追跡によるシミュレーションで送信効率と、各部の位置変化(公差)による送信効率変動を計算した結果を示す。計算に用いた条件は以下の通りである。上記発光素子3として、発光点がφ70μmで放射分布が半値半幅60°でランバート分布のLEDを、レンズ4として屈折率1.56、曲率0.6mm、レンズ径DL1.15mmのモールドレンズを、光ファイバ2としてコア径DC0.98mm、NA0.35のPOFを考えた。上記レンズ4は図1に示したのと同様の凸レンズで、LEDを覆うモールド樹脂により作製されたとする。上記レンズ4と光ファイバ2の端面との距離L2は0.1mm、レンズ4の頂点(光ファイバ2に最も近い点)と発光素子2との距離L1は1.3mmとした。各部の位置変動量(公差)は、発光素子3に対して、レンズ4がXYZ方向にそれぞれ±50μm、光ファイバ2がXYZ方向にそれぞれ±100μmとした。上記光ファイバ2としてPOFを用いる場合、POF自体の軸ずれ公差はJISC−6837では±60μmと規定されており、コネクタの公差とあわせると±100μm程度が妥当と考えられる(より高精度にするには特別なPOFを使用することになって高コストとなる)。上記レンズ4の公差もトランスファーモールドや発光素子3の配置精度を考慮すると妥当な値と考えられる。計算結果は、標準位置での送信効率が−4.1dB、公差による送信効率の最大変動量が1.0dBであった。
【0052】
比較のため、従来のように送信光15のスポット径DTを光ファイバ2のコア径DC以下にし、本実施の形態の光送信器と送信効率が同等の値となる配置でのシミュレーションも実施した。この比較のためのシミュレーションは、レンズ4の曲率が0.5mm、レンズ径DL1.0mm、レンズ4の頂点と発光素子2との距離L1を1.25mmとした点が、本実施の形態の光送信器に対して行ったシミュレーションと異なる。本実施の形態の光送信器のシミュレーションでは光ファイバ2の端面でのスポット径DTが約1.15mmであったのに対して、比較のためのシミュレーションでは光ファイバ2の端面でのスポット径DTが約0.8mmとなっている。この比較例のシミュレーションでは、送信効率の変動が2.0dBとなり、本実施の形態の光送信器のシミュレーションより送信効率の変動が1.0dB大きくなった。更に、本実施の形態の光送信器のシミュレーションでは送信効率の最小値が−4.7dBであったのに対して、比較のためのシミュレーションでは送信効率の最小値が−5.3dBとなってしまった。
【0053】
光通信リンクの設計には、送信効率の最小値を考慮する必要がある。これは、上記送信効率の最小値を向上することにより、送信効率を実質的に向上することができるからである。したがって、本実施の形態の光送信器は、送信効率の最小値が向上しているので、送信効率を実質的に向上することになる。
【0054】
また、送信光量の変動に関しては、一般に各通信規格により定められている。送信光量の変動要因としては上記の製造公差による送信効率の変動以外に、発光素子3自体の特性(発光光量のばらつきや、温度変化や経時劣化による変動等)がある。送信効率の変動を低減することにより、他の変動要因にマージンを持たせることができ、例えば、発光素子3の選定の自由度を大きくできると共に、組立て公差を緩和できる等の効果がある。
【0055】
次に、最適な配置についての条件を説明する。まず、上記光ファイバ2の端面における送信光15のスポット径DTは、各公差により光ファイバ2の位置が変化した時に、常にコア部全てに送信光15が照射される配置とすることが好ましい。上述したように光ファイバ2としてPOFを用いる場合、コア径約1mmに対し公差は約0.1mmとなる。その他の光ファイバ2についてもコア径に対して約1割りの公差を見込む必要がある。このことから、DT>1.2DCとなるように配置することが好ましい。しかし、DTが大きくなると結合効率η2が小さくなるため、効率が良い光の利用が行えなくなる。このため、1.2DC<DT<1.3DCとすることがより好ましい。また、レンズ4の有効径DLはDTと同等であることからDLについても同様のことが言える。つまり、DLは、DL>1.2DCを満たすのが好ましく、1.2DC<DL<1.3DCを満たすのがより好ましい。
【0056】
発光素子3とレンズ4との位置関係(X,Y方向)がずれた場合、送信光15は光ファイバ2の光軸に平行ではなくなり、若干の角度(傾斜)を有して光ファイバ2に入射する。この場合、上記光ファイバ2とレンズ4との距離L2が大きいと、傾斜による光線位置のずれが大きくなるため、光ファイバ2のコア部の全体に送信光15が照射されなくなる場合がある。特に、上記光ファイバ2のコア径DCが小さい場合、スポット径DTも小さく設定されるため、送信光15の傾斜による影響を受けやすくなる。したがって、上記距離L2は、そのような送信光15の傾斜によるずれと、光ファイバ2のコア径DCとを考慮して決定する必要がある。上記送信光15の傾斜角度は、公差の大小等により異なるが、上述したような通常の公差での場合は5°程度になる。この場合、上記距離L2を光ファイバ2のコア径DC以下に設定することで送信光15がコア全てを照射させることができる。例えば、上記光ファイバ2としてコア径1mmのPOFを使用する場合、L2は1mm未満に設定することが好ましい。
【0057】
次に、図1で示した光送信器とは異なる構成の光送信器について説明する。図5から図7は本発明の異なる構成を表す概略図である。ただし、図1で示した構成部と同様の機能を有する構成部は、図1の構成部と同一参照番号を付して説明を省略する。
【0058】
図5で示した構成では、レンズ4の外周部(エッジ部)をアパチャ部材13で覆っている。このアパチャ部材13は、送信光15の一部を遮光して、その送信光15の一部が光ファイバ2に結合することを防止する。上記レンズ4のエッジ部に入射した送信光15はレンズ4への入射角度が大きく、光ファイバ2の光軸に対して平行な平行光とはならない場合がある。また、上記送信光15は、レンズ4への入射角度が大きいと、レンズ4により反射される割合が大きくなる。このため、上記レンズ4のエッジ部に入射する送信光15を利用する場合(アパチャ部材13を用いない場合)、光ファイバ2の光軸に対して平行な平行光とならない光線が送信光15に多く含まれることとなり、上述したような送信効率の変動を低減させる効果に影響を与えることがある。したがって、上記アパチャ部材13によりレンズ4のエッジ部に入射した光を遮光することが好ましい。また、図2の例では、上記レンズ4の直径DLと光ファイバ2のコア径DCを同等に設定したが、図5に示した例ではアパチャ部材13の開口部の直径を光ファイバ2のコア径DCと同等に設定することが好ましい。上記アパチャ部材13は、図5に示すように、光吸収率や光反射率が高い樹脂や塗料等によりレンズ4のエッジ部上に直接形成してもよいし、樹脂や金属等により別途形成したものを、レンズ4と光ファイバ2との間、あるいは、発光素子3とレンズ4との間に配置してもよい。
【0059】
図1や図2で示した構成では、レンズ4の直径DLと光ファイバ2のコア径DCとを同等にしているが、レンズ4の外側のモールド樹脂7がアパチャ部材の役割を有していると考えることができる。すなわち、上記レンズ4の凸部の外側でモールド樹脂7が平坦である部分は、発光素子3から出射された光を光ファイバ2に結合しない方向に屈折(もしくは反射)するものであり、この部分が図5のアパチャ部材13と同様の働きを有している。
【0060】
図6の光送信器では、モールド樹脂7により発光素子3を覆っておらず、発光素子3は空気中にあり、光ファイバ2と発光素子3との光学的結合には上述した光学配置を用いている。また、上記光送信器では、レンズ4が光ファイバ位置決め部8と共に光学部材10で一体で形成されている。つまり、上記レンズ4および光ファイバ位置決め部8は光学部材10の一部から成っている。上記光ファイバ位置決め部8は一部が光ファイバ2を収容するプラグ9に接することで、光ファイバ2とレンズ4との相対位置を決定している。このように、上記レンズ4が形成された光学部材10の一部に光ファイバ位置決め部8を形成することにより、簡易な構成で高精度に光ファイバ2とレンズ4の位置合わせを行える。また、上記光学部材10の一部には、発光素子3を位置決めするための発光素子位置決め部11も形成されている。この発光素子位置決め部11で発光素子3を位置決めすることにより、発光素子3とレンズ4との位置合わせを簡易な構成で高精度に行うことが可能となる。また、上記光送信器では、発光素子3はモールド樹脂7により覆われていないが、発光素子3としてLEDのように比較的放射角度の大きいものを使用する場合、図1に示したように、発光素子3をモールド樹脂7で覆う方が好ましい。上記発光素子3から放射される光5は、発光素子3の表面と発光素子3の外部(空気やモールド樹脂7)との屈折率差により屈折されて放射される。このため、上記発光素子3の外部は、空気のように小さい屈折率のものである場合より、樹脂のように屈折率の大きい材料である方が好ましい。上記発光素子3を樹脂で覆うことにより、発光素子3の表面と外部との界面における全反射角度が大きくなり、発光素子3からより多くの光量を取り出すことができる。例えば、上記発光素子3がLEDの場合、発光素子3の外部の屈折率を1から1.56にすると、発光素子3から出射される光量を約2.5倍に増加させることができる。したがって、上記モールド樹脂7により発光素子3や駆動回路を覆うことにより、発光素子3が出射する光の利用効率を向上させることができる。また、上記モールド樹脂7等によって発光素子3を外気に触れさせないようにすると、経時劣化を低減できるという効果もある。なお、図6において、参照番号16はリードフレームを指し示している。
【0061】
図7の光送信器は、複数の発光素子3と、複数のレンズ4とを備えている。これにより、上記光送信器は、複数の光ファイバ2に送信光を供給することができる。上記光ファイバ2と発光素子3との光学的結合には上述した光学配置を用いている。また、上記複数の光ファイバ2は等間隔に配置され、光ファイバ2に光学的に接続する複数の光送信部も同間隔で配置されている。上記光ファイバ2は、図示しない一つのプラグにまとめらて収容されており、このプラグを光送信器に抜差しすることより、光送信器と光ファイバ2との分離・結合が行われる。このような光送信器では、複数の光ファイバ2を同時に位置合わせする必要があることから、公差が大きくなりやすいが、本発明の光学配置を利用することにより、送信効率の変動を低減することができる。
【0062】
以下、各構成部品について説明する。
【0063】
上記光ファイバ2としては、例えばPOF等のマルチモード光ファイバを用いることが好ましい。POFはコア部がPMMA(PolymethylMethaAcrylate)やポリカーボネート等の光透過性に優れたプラスチックからなり、クラッドは上記コア部より屈折率の低いプラスチックで構成されている。このような光ファイバ2では、石英光ファイバに比べてコア径を約200μmから約1mmと大きくすることが容易であることから、光送信器1との結合調整が容易であり、安価な光通信リンクを得ることができる。また、上記コア部が石英ガラスよりなり、クラッドがポリマーで構成されたPCF(Polymer Clad Fiber)を光ファイバ2として用いても良い。上記PCFはPOFに比べると価格が高いが、伝送損失が小さく、伝送帯域が広いという特徴がある。このため、上記PCFを伝送媒体とすることで、より長距離での通信やより高速での通信を行うことができる光通信リンクを得ることができる。
【0064】
上記発光素子3としては、半導体レーザ素子や、LED、面発光レーザ素子(VCSEL)等が用いられる。また、上記発光素子3としては、使用する光ファイバ2の伝送損失が少ない発光波長を有し、かつ、安価であることが好ましい。例えば、上記光ファイバ2としてPOFを用いる場合、DVD(デジタル万能ディスク)等で量産効果のある、発光波長650nmの半導体レーザ素子等を用いることができる。また、上記発光素子3の光量を測定するモニター用フォトダイオードを配置して、発光素子3の光量を一定に保つようにしてもよい。
【0065】
上記レンズ4としては、凸レンズ以外に、もちろん球レンズや非球面レンズ等の他の形状のレンズを使用してもよい。上記レンズ4は、使用する発光素子3の発光波長領域において透明な材料で形成する。例えば、上記レンズ4は、各種のガラスやPMMA、ポリカーボネート等で形成することができる。更に、上記発光素子3を覆うトランスファーモールドによりレンズ4を作製することで、部品点数の低減や、光利用効率の向上を行うことができる。
【0066】
以上のように、本実施の形態で示した光送信器は、発光素子3とレンズ4および光ファイバ2との配置や光学設定を最適化することにより製造公差により各部の位置が変動した場合でも送信効率の変動を少なくすることができる。また、簡易な光学系のみにより対応できることから安価であり、複雑なシステムを必要とせずに、高性能な光送信器1を得ることが可能となる。更に、本発明では送信光15を光ファイバ2の光軸にほぼ平行として光ファイバ2に入射させているため、励振NAが非常に小さくなっている。励振NAが小さいと、光ファイバ2を伝搬する光線のモード分散を少なくすることができるため、伝送帯域を増加することができ、また、光ファイバ2から出射する光線の広がりを狭くすることができ受信器の光学系の設計が容易となるという副次的な効果も有している。
【0067】
上記実施の形態で示した光送信器は一例であり、本発明の光送信器は本実施の形態に限定されるものではなく、もちろんその一部を変更した構成としてもよい。
【0068】
また、上記レンズ4と光ファイバ2の端面との間の距離は、光ファイバ2のコア径以下に設定するのが好ましい。
【0069】
また、上記光ファイバ位置決め部は、光ファイバ2の一部に接触してもよいし、もしくは、光ファイバを収容するプラグの一部と接触してもよい。
【0070】
また、上記光ファイバ2は、プラスチック以外に、ガラスなどの材料で形成してもよい。
【0071】
【発明の効果】
以上より明らかなように、本発明の光送信器は、発光素子、レンズ、光ファイバの位置が設定位置からずれた場合にも、送信効率の変動を小さくすることができ、簡易な構成にできる。
【0072】
また、送信効率の最悪値を向上できることから、実質的に送信効率を向上させることができる。
【0073】
更に、励振NAが小さいため、光リンクの伝送帯域が増加し、受信器の設計も容易となるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施の一形態の光送信器の概略構成図である。
【図2】図2(a)〜(c)は上記光送信器の構成を説明するための図である。
【図3】図3は上記光送信器の変形例の概略構成図である。
【図4】図4は上記光送信器に用いる光ファイバの位置変動による影響を説明するための図である。
【図5】図5は上記光送信器の変形例の概略構成図である。
【図6】図6は上記光送信器の変形例の概略構成図である。
【図7】図7は上記光送信器の変形例の概略構成図である。
【図8】図8は従来の光送信器の概略構成図である。
【符号の説明】
2 光ファイバ
3 発光素子
4 レンズ
15 送信光
Claims (8)
- コア部を有するマルチモード光ファイバに、発光素子から出射された光を結合する光送信器であって、
上記発光素子から出射された光を上記光ファイバの光軸に対してほぼ平行な平行光に変換して、その平行光を上記光ファイバに結合するレンズを備え、
上記平行光によって上記光ファイバの端面に生じる光スポットの面積が、上記光ファイバの端面における上記コア部の面積よりも大きくなるように、上記発光素子、上記レンズおよび上記光ファイバの位置関係が設定されていることを特徴とする光送信器。 - 請求項1に記載の光送信器において、
上記レンズの周縁部を覆って、上記発光素子から出射された光の一部が上記光ファイバに結合することを防止するアパチャ部材を備え、
上記アパチャ部材が有する開口部の直径は上記光スポットの直径とほぼ同一に設定されていることを特徴とする光送信器。 - 請求項1に記載の光送信器において、
上記レンズの直径と上記光スポットの直径とはほぼ同一に設定されていることを特徴とする光送信器。 - 請求項1に記載の光送信器において、
上記光スポットの直径をDT、上記コア部の直径をDCとしたとき、上記DTおよびDCがDT>1.2DCを満足することを特徴とする光送信器。 - 請求項1に記載の光送信器において、
上記レンズと上記光ファイバの端面との間の距離は上記コア部の直径以下に設定されていることを特徴とする光送信器。 - 請求項1に記載の光送信器において、
上記発光素子は上記発光素子の発光波長に対して透明な樹脂で覆われ、上記レンズは上記樹脂で形成されていることを特徴とする光送信器。 - 請求項1に記載の光送信器において、
上記レンズの周辺に上記レンズと一体に形成された光ファイバ位置決め部を備え、
上記光ファイバ位置決め部は、上記光ファイバの一部、もしくは、上記光ファイバを収容するプラグの一部と接触することで上記光ファイバの端面の位置を決めることを特徴とする光送信器。 - 請求項1に記載の光送信器において、
上記光ファイバはプラスチック光ファイバであることを特徴とする光送信器。
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