JP2008267012A - 天井落下防止クリップ - Google Patents
天井落下防止クリップ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2008267012A JP2008267012A JP2007112234A JP2007112234A JP2008267012A JP 2008267012 A JP2008267012 A JP 2008267012A JP 2007112234 A JP2007112234 A JP 2007112234A JP 2007112234 A JP2007112234 A JP 2007112234A JP 2008267012 A JP2008267012 A JP 2008267012A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- field edge
- ceiling
- thin plate
- plate material
- fall prevention
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Clamps And Clips (AREA)
Abstract
【解決手段】両端部7にビス孔8などの固定手段を有する薄板材2であり、中間部3は、野縁9の下側に廻して、それより両端側の吊り部5によって、野縁9を下側から支え上る。薄板材2には折り目4・6が付加されており、その折り目4・6にて折ることにより、両端部を野縁受け10の表面上に重ね合わせる。ビス11などの固定手段によって両端部7を固定する。野縁9を吊り上げるように支え上げるため、野縁9と野縁受け10の離脱を防ぐ。
【選択図】図3
Description
前者のクリップも後者のクリップも、下端部に形成した爪を、溝状の野縁の溝の中に引っ掛け、上端部を屈曲して野縁受けの上部水平面に引っ掛けて、野縁と野縁受けとの交点にて固定するものであった。
天井の落下防止には、この野縁と野縁受けの交点の固定が重要であって、この野縁と野縁受けの交点を、詳しくは交点の一定割合を機械的に固定することによって、天井の落下をかなりな程度防止することが出来ることが判ってきた。
図12に示すのは、野縁dと野縁受けaの固定を補強するための補強金物eであって、この補強金物eを複数本のビスfによって野縁dと野縁受けaにそれぞれ固定するものである。このような補強金物eであると、多数本のビスfを止める作業が必要で、天井裏の狭い空間でのビス止め作業が多いのは、非常に面倒な作業であった。
地震時の揺れによって吊りボルトの揺れが防止されても、その下のハンガーより下に大きなせん断力が働き、ハンガーや、それに近接するクリップに損傷が生じたり、クリップが外れたりすることがあった。
野縁と野縁受けが交差した交点において、
その野縁と野縁受けを固定して天井落下を防止するクリップであって、
両端部に固定手段を有する薄板材よりなり、
薄板材の中間部は野縁の下側に廻して、それより両端側の吊り部によって野縁を下から支え上げ、
両端部を野縁受けの表面上に重ね合わせられるよう、薄板材に折り目が付加するものである。
また、上記天井落下防止クリップでおいて、
天井落下防止クリップの全体形状は略クランク形状の薄板材であり、
その薄板材の両端部側の吊り部を、野縁受けの左右両側に振り分けて左右から挟むようにし、
薄板材の両端部は野縁受けの上部水平面に固定することも可能である。
更に、上記天井落下防止クリップにおいて、
薄板材の両端部側の吊り部を、折り目から折り曲げて、両端部を近接させて重ね合わせ、
野縁受けの垂直面に両端部を固定することも可能である。
更には、上記天井落下防止クリップでおいて、
薄板材の両端部に、ビス孔を開設することも可能である。
<a>薄板材の中間部を野縁の下側に回して、野縁を下から支え上げ、両端を野縁受けに固定するため、振動によって多少変形しても野縁と野縁受けとが離脱することなく、天井の落下を防ぐことが可能となる。
<b>薄板材にはその表面に折り目が付加されているため、薄板材を容易に屈曲して所定の形態に折曲げ形成でき、取付け作業を行える。
<c>薄板材の両端を重ねて固定するため、その固定作業は容易で、ビスなどの固定であれば、一本のビス止めでよい。
<d>薄板材の両端部側を、野縁受けの左右両側に振り分けて、左右から挟むようにすることにより、野縁と野縁受けの交点を、結束線で縛りつけるような形となり、両者の交点をより柔軟に拘束することで離脱を防止することができる。
<e>従来の野縁と野縁受けとの交点を固定する固定金具を使用して、従来の作業性の良さを確保し、且つ、適宜箇所の交点のみ本発明のクリップを使用することにより、天井の落下を防止することが可能となる。
<f>取付け時に、両端部を一旦開いてから交差部に巻きつけて閉じるように薄板材の両端部を重ねて固定するため、下側の端部にバネ状の反発が生じ、そこをビス止め等することによって、下側の端部がスプリングワッシャーのような機能を果たす。従って、ワッシャー効果によってビスが外れにくく、離脱し難くなる。
以下、図に示す実施例に基づき、本発明を詳細に説明する。
図1に示す、クリップ1は、短冊状の薄板材2を、その中間部3の中心Oを中心として、点対称に形成してクランク形状としたものである。
中心Oから両端側へ少し離れて、それぞれ折り目4が付加され、その折り目4から先端側に、吊り部5がそれぞれ伸びている。
吊り部5より先端近くにも、折り目6がそれぞれ付けられており、薄板材2のそれより先端側は、方形状の固定部7となっており、中心にビス孔8が開けられている。
薄板材2は、鋼製の板材であってもよいし、合成樹脂製、複合材料製、アラミド繊維や炭素繊維などの膜状材によって形成したものでもよい。
上記薄板材2による野縁9と野縁受け10の交点の固定方法について説明する。
野縁9も野縁受け10も、溝型鋼であって、野縁受け10と交差する方向に伸びるとともに、野縁受け10の下面に沿って野縁9が配されている。
薄板材2の中間部3を、野縁9の下側に廻し掛ける。
折り目4にて薄板材2を屈曲して、左右の吊り部5を野縁受け10の左右両側に振り分け、野縁受け10を、左右の吊り部5によって左右から挟むようにする。
このようにして、薄板材2によって、野縁8を支え上げるようにする。
折り目6にて薄板材2を屈曲して、両端の固定部7を野縁受け10のフランジである上部水平面10a上にて上下に重ねる。
重ね合わせた固定部7のビス孔8にビス11を通し、上部水平面10aにねじ込んで、固定する。
ねじ込むビス11は、一本であるため、固定作業は容易である。
両端部7を重ね合わせると、折り曲げたことにより薄板材2に元の平面状の状態に戻ろうとする復元力が働くことで、下側の端部7にバネ状の反発力が生じ、そこをビス11止めすることにより、下側の端部がスプリングワッシャーのような機能を果たし、ビス11の離脱がし難くなる。
固定部7の固定は、ビス以外にも、接着剤や溶接を使うことも可能であり、或いは、固定部7に互いに引掛けることが可能なように鉤状の突片を形成しておき、この突片を引掛けてカシメるなどして固定してもよい。
本願発明にかかる天井落下防止クリップ1は、全ての野縁9と野縁受け10の交点の固定に使用せずとも、交点のうち一部に採用し、他の交点は、従来から採用されている公知の固定クリップを採用して固定することも可能である。
従来のクリップが地震時の振動によって外れても、本願発明のクリップ1は野縁9の下側に廻して、支えあげるため、野縁9が野縁受け10から離脱することがなく、天井の落下を防止できる。
図6に示すのは、本発明にかかる他の天井落下防止クリップであって、短冊形状の薄板材2の中間線pに対して両側が線対称になっている。
中間部3の左右には折り目4が野縁幅の間隔を置いてそれぞれ付けられ、それより両端側の吊り部5には、一側から二本の折り目12と13が付けられている。
端部7には、それぞれビス孔8が形成されている。
上記実施例1と同様に、実施例2の天井落下防止クリップ1も、中間部3を野縁9の下側に廻しかけ、その両側の吊り部5によって支え上げる。
吊り部5には、折り目12・13が形成されており、この折り目12を境に山折りにし、折り目13を境に谷折りにして、両端部7が互いに斜めに近接するようにし、野縁受け10のウェッブである垂直面10bにて重ね合わせる。
重ね合った両端部7のビス孔8にビス11を通し、垂直面10bにねじ込んで固定する。
2:薄板材
3:中間部
4:折り目
5:吊り部
6:折り目
7:端部
8:ビス孔
9:野縁
10:野縁受け
11:ビス
12:折り目
13:折り目
Claims (4)
- 野縁と野縁受けが交差する交点において、
その野縁と野縁受けを固定して天井落下を防止するクリップであって、
両端部に固定手段を有する薄板材よりなり、
薄板材の中間部は野縁の下側に廻して、それより両端側の吊り部によって野縁を下から支え上げ、
両端部を野縁受けの表面上にて重ね合わせられるよう、薄板材に折り目が付加されている
ことを特徴とする天井落下防止クリップ。 - 請求項1にかかる天井落下防止クリップであって、
天井落下防止クリップの全体形状は略クランク形状の薄板材であり、
その薄板材の両端部側の吊り部を、野縁受けの左右両側に振り分けて左右から挟むようにし、
薄板材の両端部は野縁受けの上部水平面に固定するようにした
ことを特徴とする天井落下防止クリップ。 - 請求項1にかかる天井落下防止クリップであって、
薄板材の両端部側の吊り部を、折り目から折り曲げて、両端部を互いに近接させて重ね合わせ、
野縁受けの垂直面に両端部を固定するようにした
ことを特徴とする天井落下防止クリップ。 - 請求項1、2又は3にかかる天井落下防止クリップであって、
薄板材の両端部には、ビス孔が開設されている
ことを特徴とする天井落下防止クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007112234A JP4954780B2 (ja) | 2007-04-20 | 2007-04-20 | 天井落下防止クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007112234A JP4954780B2 (ja) | 2007-04-20 | 2007-04-20 | 天井落下防止クリップ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008267012A true JP2008267012A (ja) | 2008-11-06 |
JP4954780B2 JP4954780B2 (ja) | 2012-06-20 |
Family
ID=40046861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007112234A Active JP4954780B2 (ja) | 2007-04-20 | 2007-04-20 | 天井落下防止クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4954780B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007005A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Institute Of National Colleges Of Technology Japan | 天井落下防止バンドと天井構造 |
JP2016008479A (ja) * | 2014-06-26 | 2016-01-18 | 三洋工業株式会社 | 天井板材の取付装置並びにこれを使用した天井構造及びその施工方法 |
KR20220022277A (ko) * | 2020-08-18 | 2022-02-25 | 정민시 | 경량철골천장시스템의 크로스바용 클립 |
CN114412052A (zh) * | 2021-12-01 | 2022-04-29 | 中国建筑装饰集团有限公司 | 一种水平轻钢骨架快速连接系统及其施工方法 |
KR20220088249A (ko) * | 2020-12-18 | 2022-06-27 | 정민시 | 교차하는 구조바를 결합하는 클립 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4829610A (ja) * | 1971-08-21 | 1973-04-19 | ||
JPS61197113A (ja) * | 1985-02-26 | 1986-09-01 | Nissan Motor Co Ltd | シリンダヘツドのカムシヤフト孔加工方法 |
JPH10102671A (ja) * | 1996-09-24 | 1998-04-21 | M N Eng Kk | 下地材吊り用ハンガー |
JP2005282295A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Daiwa House Ind Co Ltd | 野縁の保治具 |
-
2007
- 2007-04-20 JP JP2007112234A patent/JP4954780B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4829610A (ja) * | 1971-08-21 | 1973-04-19 | ||
JPS61197113A (ja) * | 1985-02-26 | 1986-09-01 | Nissan Motor Co Ltd | シリンダヘツドのカムシヤフト孔加工方法 |
JPH10102671A (ja) * | 1996-09-24 | 1998-04-21 | M N Eng Kk | 下地材吊り用ハンガー |
JP2005282295A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-10-13 | Daiwa House Ind Co Ltd | 野縁の保治具 |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011007005A (ja) * | 2009-06-29 | 2011-01-13 | Institute Of National Colleges Of Technology Japan | 天井落下防止バンドと天井構造 |
JP2016008479A (ja) * | 2014-06-26 | 2016-01-18 | 三洋工業株式会社 | 天井板材の取付装置並びにこれを使用した天井構造及びその施工方法 |
KR20220022277A (ko) * | 2020-08-18 | 2022-02-25 | 정민시 | 경량철골천장시스템의 크로스바용 클립 |
KR102470247B1 (ko) * | 2020-08-18 | 2022-11-23 | 정민시 | 경량철골천장시스템의 크로스바용 클립 |
KR20220088249A (ko) * | 2020-12-18 | 2022-06-27 | 정민시 | 교차하는 구조바를 결합하는 클립 |
KR102628120B1 (ko) | 2020-12-18 | 2024-01-23 | 정민시 | 교차하는 구조바를 결합하는 클립 |
CN114412052A (zh) * | 2021-12-01 | 2022-04-29 | 中国建筑装饰集团有限公司 | 一种水平轻钢骨架快速连接系统及其施工方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4954780B2 (ja) | 2012-06-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4954780B2 (ja) | 天井落下防止クリップ | |
US8341913B2 (en) | Ceiling suspension system | |
TW531623B (en) | Seismic bracing connector | |
JP4806239B2 (ja) | 吊天井の補強金具 | |
JP2008121371A (ja) | 天井振動低減構造 | |
JP2007239441A (ja) | 吊り天井の耐震構造 | |
AU2015346135B2 (en) | Ceiling system | |
US9347220B1 (en) | Ceiling system | |
JP2011140749A (ja) | 天井ブレース取付金具 | |
KR102173314B1 (ko) | 경량 천장틀용 연결클립을 이용한 천장마감장치 | |
KR101386278B1 (ko) | 그레이팅 스토퍼 | |
JP4815180B2 (ja) | 吊天井の補強金具 | |
JP2017025513A (ja) | 野縁受け懸架装置 | |
KR20200074494A (ko) | 천장연결철물 | |
JP5792680B2 (ja) | 天井下地構造 | |
JP2013181342A (ja) | 天井下地構造 | |
JP5866261B2 (ja) | 天井落下防止構造 | |
KR20210013450A (ko) | 족장 피스 | |
JP5967433B2 (ja) | 吊り天井構造 | |
JP6264604B2 (ja) | 吊り天井構造及び吊り部材接続用金具 | |
JP6000867B2 (ja) | 吊りボルト連結金具 | |
KR101803309B1 (ko) | 방음판용 지지대의 상면커버 | |
JP6890367B1 (ja) | 吊り天井の補強構造 | |
WO2021229903A1 (ja) | 吊り天井の補強構造 | |
JP7419684B2 (ja) | 吊り構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100129 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120126 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20120221 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20120314 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4954780 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150323 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |