JP2008266178A - 経粘膜吸収用組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】安全性が高く、粒子径が小さいことにより透明性が高く、且つ、経粘膜吸収性が良いタンパク質ナノ粒子を含む経粘膜吸収用組成物を提供すること。
【解決手段】平均粒子サイズが10〜300nmである、活性成分を内包したタンパク質ナノ粒子を含む、経粘膜吸収用組成物。
【選択図】なし

Description

本発明は、活性成分を内包したタンパク質ナノ粒子を含む経粘膜吸収用組成物に関する。
従来より広く使用されている医薬品用薬物の中には、ペプチドホルモンやβ−ラクタム系抗生物質等のように、経粘膜からの吸収性が極めて低い難吸収性薬物もかなり多い。このような薬物の代表的な例として、ペプチドホルモンではインスリンが、またβ−ラクタム系抗生物質ではアンピシリンが挙げられる。
インスリンは、糖尿病の治療薬として有効な薬物であるが、上記の様な理由からこれまで、患者に対しては注射による投与のみが行われてきた。しかし、インスリンの注射投与は、投与時に患者に疼通を与えるばかりでなく、長期間連続して投与すると、注射部位の組織に肥厚が生じる等の問題があった。
そこで、これらの問題を回避すると共に、在宅投与を可能にするために、薬剤の投与経路の研究が盛んであり、経皮、経肺等、皮膚や粘膜を投与経路に利用する製剤が研究されている。これらの投与方法は、バイオアベイラビリティーが高い、患者のコンプライアンスが高い、過剰投与の際の投与中止が容易である、また身体の不自由な患者への投与が容易であるといった利点が挙げられる。これらの利点を活かし、分子量が大きいため本質的には難吸収性であるインスリンを、直腸粘膜、鼻粘膜等の粘膜面からのインスリン吸収を促進させる物質と共に用いて、坐剤や点鼻剤等として製剤化するという研究がなされている。しかし、いずれも経粘膜吸収促進効果及び安全性の両面から十分なものではなかった。
特許文献1は、経粘膜吸収用薬物封入した乳酸−グリコール酸共重合体(PLGA)、乳酸重合体(PLA)などの生分解性ポリマーからなるナノ粒子を提案しているが、これらのポリマーは加水分解されやすく保存安定性に問題がある。また、体内で加水分解された場合、乳酸が産生し、悪影響を及ぼす懸念がある。
特開2006−28031公報
本発明は、上記した従来技術の問題点を解消することを解決すべき課題とした。即ち、本発明は、安全性が高く、粒子径が小さいことにより透明性が高く、且つ、経粘膜吸収性が良いタンパク質ナノ粒子を含む経粘膜吸収用組成物を提供することを解決すべき課題とした。
本発明者らは上記の課題を解決すべく鋭意研究を行った結果、活性成分を内包したタンパク質ナノ粒子を調製した結果、安全性、透明性が高く、且つ、良好な粘膜浸透性が示されることを実証した。本発明はこれらの知見に基づいて完成したものである。
即ち、本発明によれば、平均粒子サイズが10〜300nmである、活性成分を内包したタンパク質ナノ粒子を含む、経粘膜吸収用組成物が提供される。
好ましくは、本発明の経粘膜吸収用組成物は、0.01〜50重量%のタンパク質ナノ粒子を含有する。
好ましくは、本発明の経粘膜吸収用組成物は、タンパク質の重量に対して、0.1〜100重量%の活性成分を含有する。
好ましくは、活性成分は、機能性食品用成分又は医薬品成分からなる群より選ばれる少なくとも一種である。
好ましくは、活性成分は、イオン性物質または脂溶性物質である。
好ましくは、タンパク質はコラーゲン、ゼラチン、酸処理ゼラチン、アルブミン、オバルブミン、オバルブミン、カゼイン、トランスフェリン、グロブリン、フィブロイン、フィブリン、ラミニン、フィブロネクチン、又はビトロネクチンからなる群より選ばれる少なくとも一種である。
好ましくは、ナノ粒子の形成中および/又は形成後にタンパク質が架橋処理されている。
好ましくは、架橋剤は酵素を用いることができる。
酵素としては、タンパク質の架橋作用を有するものであれば特に限定されないが、好ましくはトランスグルタミナーゼを用いることができる。
好ましくは、本発明の経粘膜吸収用組成物は、下記の工程(a)から(c)によって作製されるカゼインナノ粒子を含む。
(a)カゼインをpH8以上11未満の塩基性水性媒体に混合する工程;
(b)工程(a)で得た溶液に少なくとも1種の活性成分を添加する工程;及び
(c)工程(b)で得た溶液をpH3.5〜7.5の水性媒体に注入する工程;
好ましくは、本発明の経粘膜吸収用組成物は、下記の工程(a)から(c)によって作製されるカゼインナノ粒子を含む。
(a)カゼインをpH8以上11未満の塩基性水性媒体に混合する工程;
(b)工程(a)で得た溶液に少なくとも1種の活性成分を添加する工程;及び
(c)工程(b)で得た溶液のpH を等電点からpH1以上離れたpHまで下降させる工程;
本発明の経粘膜吸収用組成物における活性成分を内包した粒子はナノ粒子であるため、吸収性が高い。また、本発明においては、タンパク質ナノ粒子を用いるため、化学架橋剤や合成界面活性剤を用いることなく製造でき、安全性が高い。
以下、本発明の実施の形態についてさらに具体的に説明する。
本発明の経粘膜吸収用組成物は、平均粒子サイズが10〜300nmであり、活性成分を内包したタンパク質ナノ粒子を含むことを特徴とする。
本発明で用いる活性成分の種類は、粘膜から吸収されて活性を示す成分であれば特に限定されないが、例えば、機能性食品用成分又は医薬品成分から選ぶことができる。機能性食品用成分としては、例えば、ミネラル、抗酸化剤、抗ストレス剤、ビタミン剤、活性酸素除去剤、栄養補助剤、アミノ酸類、カロテノイド、果実および植物の抽出物、美白剤、育毛剤、養毛剤、発毛剤、抗白髪剤、アンチエイジング剤、コラーゲン合成促進剤、抗しわ剤、抗にきび剤、メラニン生成抑制剤、メラノサイト活性化剤、痩身剤などを挙げることができる。また、医薬品成分としては、ステロイド、抗生物質、制癌剤、抗炎症剤、抗アレルギー剤、抗菌剤、ホルモン剤、抗血栓剤、免疫抑制剤、皮膚疾患治療薬、抗真菌薬、核酸医薬、麻酔薬、解熱剤、鎮痛剤、鎮痒剤、抗浮腫剤、鎮咳去痰剤、抗てんかん剤、抗パーキンソン剤、催眠鎮静剤、抗不安剤、興奮剤、精神神経用剤、筋弛緩剤、抗鬱剤、育毛剤、養毛剤、発毛剤、総合感冒薬剤、自律神経系剤、鎮けい剤、発汗剤、止汗剤、強心剤、不整脈用剤、抗不整脈剤、血管収縮剤、血管拡張剤、抗不整脈剤、血圧降下剤、糖尿治療剤、高脂血漿剤、呼吸促進剤、鎮咳剤、β遮断薬、α遮断薬、αβ遮断薬、縮瞳薬、散瞳薬、プロスタグランジン、ビタミン剤、寄生性皮膚疾患用剤、恒常性剤、ワクチン、生理活性を有するペプチドおよびタンパク質、抗体、ワクチン、抗原などを挙げることができる。上記した活性成分は、単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
本発明に用いられる抗酸化剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。カロテン類、レチノイン酸、レチノール、ビタミンC及びその誘導体、、カイネチン、アスタキサンチン、トレチノイン、ビタミンEおよびその誘導体、セサミン、α−リポ酸、コエンザイムQ10、フラボノイド類、エリソルビン酸、没食子酸プロピル、BHT(ジ-n-ブチルヒドロキシトルエン)、BHA(ブチルヒドロキシアニソール)、コウキエキス、大豆エキス、紅茶エキス、茶エキス、エイジツエキスなどが挙げられる。
本発明に用いられるビタミン剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。ビタミンAおよびその誘導体、レチノイン酸、ビタミンB群(例えば、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミン12、葉酸など)、ビタミンCおよびその誘導体、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンF、パントテン酸、ビタミンHなどが挙げられる。
本発明に用いられる活性酸素除去剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)、マンニトール、ベータカロチン等のカロテノイド類、アスタキサンチン、ルチン及びその誘導体、ビリルビン、コレステロール、トリプトファン、ヒスチジン、クエルセチン、クエルシトリン、カテキン、カテキン誘導体、没食子酸、没食子酸誘導体、オウゴン抽出物、イチョウ抽出物、ユキノシタ抽出物、メリッサ抽出物、ゲンノショウコ抽出物、ボタンピ抽出物、パセリ抽出物、トルメンチラ抽出物、羅漢果抽出物、海藻抽出物、ヤシャジツ抽出物、ジコッピ抽出物等。
本発明に用いられる育毛剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。フィナステリド、ミノキシジル又はその類縁体、アデノシン、セファランチン、グリチルレチン酸又はその誘導体、グリチルリチン酸又はその誘導体、イソプロピルメチルフェノール、パントテン酸、パンテノール、t-フラバノン、トコフェノール類又はその誘導体、ヒノキチオール、ペンタデカン酸又はその誘導体、カンゾウ抽出物、キンセイソウ抽出物、クジン抽出物、センブリ抽出物、トウガラシ抽出物、トウチャ抽出物、ニンジン抽出物、ホウコウエイ抽出物、ボタン抽出物、ミカン抽出物などが挙げられる。
本発明に用いられるアンチエイジング剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。レチノイン酸、レチノール、ビタミンCおよびその誘導体、カイネチン、β-カロテン、アスタキサンチン、トレチノインなどが挙げられる。
本発明に用いられる抗生物質として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。ペニシリンG、ペニシリンV、メチシリン、オキサシリン、クロキサシリン、アンピシリン、ヘタシリン、シクラシリン、アモキシシリン、カルベニシリン、スルベニシリン等のペニシリン系抗生物質。セファロリジン、セファロチン、セファゾリン、セファログリシン、セファレキシン等のセファロスポリン系抗生物質。ストレプトマイシン、カナマイシン、ジベカシン、ゲンタマイシン、フラジオマイシン等のアミノグルコシド系抗生物質。オキシテトラサイクリン、テトラサイクリン、ジメチルクロルテトラサイクリン、ドキシサイクリン、ミノサイクリン等のテトラサイクリン系抗生物質。エリスロマイシン、ロイコマイシン、ジョサマイシン等のマクロライド系抗生物質。リンコマイシン、クリンダマイシン等のリンコマイシン系抗生物質。クロラムフェニコール、ミカマイシン、グラミシジン、グラミシジンS、カプレオマイシン、サイクロセリン、エンビオマイシン、リファンピシン、ナイスタチン、トリコマイシン、アムホテリシンB、グリセオフルビン、バリオチン、ピロールニトリン、シッカニン、ニトロフラントイン、5−ヨード−2−デオキシウリジン、セファメジン、フォスフォノマイシン、N−ホルムイミドイルチェナマイシン1水和物などが挙げられる。
本発明に用いられる制癌剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。フッ化ピリミジン系代謝拮抗薬(5-フルオロウラシル(5FU)やテガフール、ドキシフルリジン、カペシタビンなど);抗生物質(マイトマイシン(MMC)やアドリアシン(DXR)など);プリン代謝拮抗薬(メソトレキサートなどの葉酸代謝拮抗薬、メルカプトプリンなど);ビタミンAの活性代謝物(ヒドロキシカルバミドなどの代謝拮抗薬、トレチノインやタミバロテンなど);分子標的薬(ハーセプチンやメシル酸イマチニブなど);白金製剤(ブリプラチンやランダ(CDDP)、パラプラチン(CBDC)、エルプラット(Oxa)、アクプラなど);植物アルカロイド薬(トポテシンやカンプト(CPT)、タキソール(PTX)、タキソテール(DTX)、エトポシドなど);アルキル化剤(ブスルファンやシクロホスファミド、イホマイドなど);抗男性ホルモン薬(ビカルタミドやフルタミドなど);女性ホルモン薬(ホスフェストロールや酢酸クロルマジノン、リン酸エストラムスチンなど);LH-RH薬(リュープリンやゾラデックスなど);抗エストロゲン薬(クエン酸タモキシフェンやクエン酸トレミフェンなど);アロマターゼ阻害薬(塩酸ファドロゾールやアナストロゾール、エキセメスタンなど);黄体ホルモン薬(酢酸メドロキシプロゲステロンなど);BCGなどが挙げられるが、これに限定されない。
本発明に用いられる抗炎症剤としては、非ステロイド系抗炎症剤、ステロイド系抗炎症剤であってもよく、具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。ヒドロコルチゾン、プレドニゾロン、フルオシノロンアセトニド、フルドロキシコルチド、メチルプレドニゾロン、酢酸ヒドロコルチゾン、トリアムシノロンアセトニド、デキサメタゾン、酢酸ベタメサゾン、吉草酸ジフルコルトロン、プロピオン酸クロベタゾール、フルオシノニド、アズレン、グアイアズレン、塩酸ジフェンヒドラミン、グリチルリチン酸、グリチルレチン酸、メフェナム酸、フェニルブタゾン、インドメタシン、イブプロフェン及びケトプロフェンから選ばれる化合物並びにそれらの誘導体並びにそれらの塩、オウゴンエキス、カワラヨモギエキス、キキョウエキス、キョウニンエキス、クチナシエキス、クマザサ抽出液、ゲンチアナエキス、コンフリーエキス、シラカバエキス、ゼニアオイエキス、トウニンエキス、桃葉エキス並びにビワ葉エキスから選ばれる植物抽出物などが挙げられる。
本発明に用いられる抗アレルギー剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。クロモグリク酸ナトリウムやトラニラストなどのメディエーター遊離抑制薬、フマル酸ケトチフェンや塩酸アゼラスチンなどのヒスタミンH1-措抗薬、塩酸オザグレルなどのトロンボキサン阻害薬、プランルカストなどのロイコトリエン拮抗薬、トシル酸スプラタストなどが挙げられる。
本発明に用いられる抗菌剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。オフロキサシン、レボフロキサシン、ノルフロキサシン、塩酸ロメフロキサシン、スルベニシリンナトリウム、硫酸ゲンタマイシン、硫酸ミクロノマイシン、ピロクトンオラミン、イソプロピルメチルエーテル、ヒノキチオール、ジンクピリチオン、クリンバゾール、塩化ベンザルコニウム、感光色素101、感光色素201、クロルヘキシジン、サリチル酸、フェノール、ケトコナゾール及びミコナゾールなどが挙げられる。
本発明に用いられるホルモン剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。エストラジオール、エチニルエストラジオール、エストロン、コルチゾン、ヒドロコルチゾン、プレドニゾン、プレドニゾロンなどが挙げられる。
本発明に用いられる抗血栓剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。アスピリン、塩酸チクロピジン、シロスタゾール、ワルファリンカリウムなどが挙げられる。
本発明に用いられる免疫抑制剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。ラパマイシン、タクロリムス、シクロスポリン、プレドニゾロン、メチルプレドニゾロン、ミコフェノール酸モフェチル、アザチオプリン、ミゾリビンなどが挙げられる。
本発明に用いられる抗真菌剤とは、真菌の生育を阻止又は致死させる物質のことであり、として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。ウンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛、サリチル酸、アンチトール、モクタール、シッカニン、トリコマイシン、ナイスタチン、ピロールニトリン、バリオチン、イオウ、塩酸クロコナゾール、クロトリマゾール、硝酸イコナゾール、硝酸エコナゾール、硝酸オキシコナゾール、硝酸スルコナゾール、硝酸ミコナゾール、チオコナゾール、エキサラミド、ビフォナゾール、フェニルヨウドウンデシノエート等が挙げられる。
本発明に用いられる核酸医薬として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。アンチセンス、リボザイム、siRNA、アプタマー、デコイ核酸などが挙げられる。
本発明に用いられる麻酔剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。ベンゾカイン、プロカイン、リドカイン、テトラカインなどが例示される。
本発明に用いられる解熱剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。
本発明に用いられる鎮痛剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。
本発明に用いられる鎮咳去痰剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。塩酸プロカテロール、硫酸テルブタリン、臭化水素酸フェノテロール、塩酸ツロブテロール、塩酸アンブロキソール、塩酸ピルブテロール、塩酸マブテロール、塩酸クレンブテロール、塩酸トリメトキノール、フマル酸フォルモテロールなどが挙げられる。
本発明に用いられる血管拡張剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。エフロキサート、エタフェノン、オキシフェドリン、カルボクロメン、ジラゼプ、ジルチアゼム、トリメタジジン、四硝酸ペンタエリスリトール、ジピリダモール、硝酸イソソルビド、トラピジル、ニトログリセリン、ニフェジピン、プレニラミン、モルシドミン、リン酸トロールニトラート、イノシトールヘキサニコチネート、イソクスプリン、ナイリドリン、クエン酸ニカメタート、シクランデレート、シンナリジン、ニコチニックアルコール、ヘプロニカートなどが挙げられる。
本発明に用いられる血圧降下剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。レセルピン、レシナミンなどのラウロルフィアアルカロイド類。クロニジン、プラゾシン、ナシル酸ジヒドロエルゴトキシン、メチクラン、メチルドーパ、グアネチジン、ベタニジン等が挙げられる。
本発明に用いられる生理活性を有するペプチドおよびタンパク質、抗体、ワクチン、抗原として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。カルシトニン、インシュリン、プロインシュリン、バソプレッシン、デスモプレシン、黄体形成ホルモン、黄体形成ホルモン放出ホルモン、ソマトスタチン、プロラクチン、グルカゴン、ガストリン、セクレチン、カリクレイン、ウロキナーゼ、ニューロテンシン、エンケファリン、キョートルフィン、エンドルフィン、エンドセリン、アンギオテンシン、トランスフェリン、心房性ナトリウム利尿ペプチド、上皮細胞増殖因子、成長ホルモン、副甲状腺ホルモン、インターフェロン、インターロイキン、腫瘍壊死因子、白血病細胞阻止因子、血液幹細胞増殖因子、エリスロポエチン、顆粒球コロニー刺激因子、顆粒球マクロファージ刺激因子、マクロファージコロニー刺激因子、トロンボポエチン、スーパーオキサイドディスムターゼ、ティシュープラスミノーゲンアクチベーター、アンチトロンビン、血液凝固因子、抗IgE抗体、抗IgA抗体、抗腫瘍抗体、腫瘍壊死因子抗体、抗インターロイキン抗体、HIV中和抗体、抗血小板抗体、抗肝炎ウィルス抗体、肝炎ワクチン、インフルエンザワクチン(インフルエンザ抗原)、百日咳ワクチン、ジフテリアワクチン、破傷風ワクチン、杉花粉あるいはぶたくさ花粉などの、抗原として作用しうるペプチドあるいはタンパク質およびそれらのハプテン結合物、さらにはそれらとアジュバントとの混合物などが挙げられる。
本発明においては、脂溶性の活性成分とカゼイン疎水性部分の相互作用を利用して、カゼインナノ粒子内に活性成分を内包できることが見出された。さらに、これらの粒子は水溶液中で安定に存在することが見出された。
また、カゼインとイオン性多糖または別種のイオン性タンパク質との混合粒子により、イオン性活性成分を内包することも見出された。
本発明の経粘膜吸収用組成物は、0.01〜50重量%のタンパク質ナノ粒子を含有することが好ましく、0.1〜10重量%のタンパク質ナノ粒子を含有することがさらに好ましい。
本発明の経粘膜吸収用組成物は、タンパク質の重量に対して、0.1〜100重量%の活性成分を含有することが好ましく、タンパク質の重量に対して、0.1〜50重量%の活性成分を含有することがさらに好ましい。
本発明において、活性成分は、タンパク質ナノ粒子の形成時に添加してもよいし、ナノ粒子の作成後に添加してもよい。
本発明で用いるタンパク質ナノ粒子の平均粒子サイズは、10〜300nmであり、好ましくは10〜200nmであり、さらに好ましくは10〜100nmであり、特に好ましくは20〜50nmである。
本発明で用いるタンパク質の種類は特に限定されないが、リジン残基およびグルタミン残基を有するタンパクが好ましく、分子量1万から100万程度のタンパク質を用いることが好ましい。タンパク質の由来は特に限定されないが、ヒト由来のタンパク質を用いることが好ましい。タンパク質として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。コラーゲン、ゼラチン、酸処理ゼラチン、アルブミン、オバルブミン、カゼイン、トランスフェリン、グロブリン、フィブロイン、フィブリン、ラミニン、フィブロネクチン、又はビトロネクチンからなる群より選ばれる少なくとも一種を使用することができる。また、タンパク質の由来は特に限定するものではなく、牛、豚、魚、植物および遺伝子組み換え体のいずれも用いることができる。遺伝子組み換えゼラチンとしては、例えばEU1014176A2号、米国特許6,992,172号に記載のものを用いることができるがこれらに限定されるものではない。その中で好ましいものは、カゼイン、酸処理ゼラチン、コラーゲン、又はアルブミンであり、最も好ましいものはカゼイン、又は酸処理ゼラチンである。本発明でカゼインを用いる場合、カゼインの由来は特に限定されず、乳由来であっても、豆由来であってもよく、α−カゼイン、β−カゼイン、γ−カゼイン、κ−カゼインおよびそれらの混合物を使用することができる。カゼインは、単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明に用いられるタンパク質は、単独で使用してもよいし、2種以上を組み合わせて用いることもできる。
本発明では、ナノ粒子の形成中および/又は形成後にタンパク質を架橋処理することができる。上記した架橋処理は、酵素を用いることができる。酵素としては、タンパクの架橋作用が知られているものであれば特に制限されず、その中で好ましいものはトランスグルタミナーゼである。
トランスグルタミナーゼは、哺乳類由来のものであっても、微生物由来のものであってもよく、遺伝子組み換え体を用いることができる。具体的には、味の素(株)製アクティバシリーズ、試薬として発売されている哺乳類由来のトランスグルタミナーゼ、例えば、オリエンタル酵母工業(株)製、Upstate USA Inc.製、Biodesign International製などのモルモット肝臓由来トランスグルタミナーゼ、ヤギ由来トランスグルタミナーゼ、ウサギ由来トランスグルタミナーゼ、ヒト由来リコンビナントトランスグルタミナーゼなどが挙げられる。
本発明において架橋処理のために用いられる酵素の量は、タンパク質の種類に応じて適宜設定することが出来るが、標準的には、タンパク質の重量に対して、0.1〜100重量%程度を添加することができ、好ましくは、1〜50重量%程度を添加することができる。
酵素による架橋反応の時間は、タンパク質の種類、ナノ粒子サイズに応じて適宜設定することができるが、標準的には、1時間から72時間反応することができ、好ましくは、2時間から24時間反応することができる。
酵素による架橋反応の温度は、タンパク質の種類、ナノ粒子サイズに応じて適宜設定することができるが、標準的には、0℃から80℃で反応することができ、好ましくは、25℃から60℃で反応することができる。
本発明に用いられる酵素を単独で、または2種以上を組み合わせて用いることができる。
本発明のナノ粒子は、特開平6−79168号公報、又はC.Coester著、ジャーナル・ミクロカプスレーション、2000年、17巻、p.187−193に記載の方法に準じて作製することができるが、架橋方法としてグルタルアルデヒドの代わりに酵素を用いることが好ましい。
また、本発明においては、酵素架橋処理を有機溶媒中で行うことが好ましい。ここで用いる有機溶媒としては、エタノール、イソプロパノール、アセトン、THFなどの水溶性有機溶媒が好ましい。
さらに、本発明においては、架橋処理後に有機溶媒を留去し、水分散することが好ましい。有機溶媒を留去前に水を加えてもよく、留去後に水を加えても良い。
本発明の経粘膜吸収用組成物には、脂質(リン脂質など)、アニオン性多糖、カチオン性多糖、アニオン性タンパク質、カチオンタンパク質、又はシクロデキストリンから選択される1種以上の成分を添加することもできる。脂質(リン脂質など)、アニオン性多糖、カチオン性多糖、アニオン性タンパク質、カチオンタンパク質、及びシクロデキストリンの添加量は特に限定されないが、一般的にはタンパク質の重量に対して0.1〜100重量%の量で添加することができる。本発明の経粘膜吸収用組成物においては、上記成分とタンパク質の比を変えることよって、徐放速度を調整することができる。
本発明に用いることができるリン脂質として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。ホスファチジルコリン(レシチン)、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルグリセロール、ジホスファチジルグリセロール、スフィンゴミエリンなどが挙げられる。
本発明に用いることができるアニオン性多糖とはカルボキシル基、硫酸基又はリン酸基等の酸性極性基を有する多糖類である。以下に具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。コンドロイチン硫酸、デキストラン硫酸、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメチルデキストラン、アルギン酸、ペクチン、カラギーナン、フコイダン、アガロペクチン、ポルフィラン、カラヤガム、ジェランガム、キサンタンガム、ヒアルロン酸類等が挙げられる。
本発明に用いることができるカチオン性多糖とは、アミノ基等の塩基性極性基を有する多糖類である。以下に具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。キチン、キトサンなどのグルコサミンやガラクトサミンを構成単糖として含むものなどが挙げられる。
本発明に用いることができるアニオン性タンパク質とは等電点が生理的pHよりも塩基性側にあるタンパク質およびリポタンパク質である。具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。ポリグルタミン酸、ポリアスパラギン酸、リゾチーム、チトクロムC、リボヌクレアーゼ、トリプシノーゲン、キモトリプシノーゲン、α−キモトリプシンなどが挙げられる。
本発明に用いられるカチオンタンパク質とは等電点が生理的pHよりも酸性側にあるタンパク質およびリポタンパク質である。具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。ポリリジン、ポリアルギニン、ヒストン、プロタミン、オバルブミンなどが挙げられる。
本発明においては、下記の工程(a)から(c)によって作製されるカゼインナノ粒子を用いることができる。
(a)カゼインをpH8以上11未満の塩基性水性媒体に混合する工程;
(b)工程(a)で得た溶液に少なくとも1種の活性成分を添加する工程;及び
(c)工程(b)で得た溶液をpH3.5〜7.5の水性媒体に注入する工程;
さらに本発明においては、下記の工程(a)から(c)によって作製されるカゼインナノ粒子を用いることができる。
(a)カゼインをpH8以上11未満の塩基性水性媒体に混合する工程;
(b)工程(a)で得た溶液に少なくとも1種の活性成分を添加する工程;及び
(c)工程(b)で得た溶液のpH を等電点からpH1以上離れたpHまで下降させる工程;
本発明においては、所望のサイズのカゼインナノ粒子を作製できる。また、疎水性の活性成分とカゼイン疎水性部分の相互作用を利用して、カゼインナノ粒子内に活性成分を内包できる。さらに、これらの粒子は水溶液中で安定に存在することが見出された。
また、カゼインとイオン性多糖または別種のイオン性タンパク質との混合粒子により、イオン性活性成分を内包することも見出された。
本発明のカゼインナノ粒子の作製方法は、カゼインを塩基性水性媒体液に混合し、塩基性水性媒体中に注入する方法と、カゼインを塩基性水性媒体液に混合し、攪拌しながら、pHを下降させる方法が挙げられる。
カゼインを塩基性水性媒体液に混合し、塩基性水性媒体中に注入する方法としては、シリンジによるのが簡便で好ましいが、注入速度、溶解性、温度、撹拌状態を満足する方法であれば特に限定しない。一般的には、注入速度は、1mL/minから100mL/minで注入することができる。塩基性水性媒体の温度は、適宜設定することができるが、標準的には、0℃から80℃にすることができ、好ましくは、25℃から70℃にすることができる。水性媒体の温度は、適宜設定することができるが、標準的には、0℃から80℃にすることができ、好ましくは、25℃から60℃ですることができる。攪拌速度は、適宜設定することができるが、標準的には、100rpmから3000rpmにすることができ、好ましくは、200rpmから2000rpmである。
カゼインを塩基性水性媒体液に混合し、攪拌しながら、pHを下降させる方法としては、酸を滴下するのが簡便で好ましいが、溶解性、温度、撹拌状態を満足する方法であれば特に限定しない。塩基性水性媒体の温度は、適宜設定することができるが、標準的には、0℃から80℃にすることができ、好ましくは、25℃から70℃にすることができる。攪拌速度は、適宜設定することができるが、標準的には、100rpmから3000rpmにすることができ、好ましくは、200rpmから2000rpmである。
本発明に用いる水性媒体は、有機酸または塩基、無機酸または無機塩基の水溶液、又は緩衝液を用いることができる。
具体的には、クエン酸、アスコルビン酸、グルコン酸、カルボン酸、酒石酸、コハク酸、酢酸またはフタル酸、トリフルオロ酢酸、モルホリノエタンスルホン酸、2-〔4-(2-ヒドロキシエチル)-1-ピペラジニル〕エタンスルホン酸のような有機酸;トリス(ヒドロキシメチル)、アミノメタン、アンモニアのような有機塩基;塩酸、過塩素酸、炭酸のような無機酸;燐酸ナトリウム、燐酸カリウム、水酸化カルシウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化マグネシウムのような無機塩基を用いた水溶液が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
本発明に用いる水性媒体の濃度は、約10mMから約1Mが好ましい。より好ましくは、約20mMから約200mMである。
本発明に用いる塩基性水性媒体のpHは、8以上が好ましく、8から12が好ましい。より好ましくはpH9から11である。pHが高すぎると加水分解の懸念や取り扱い上の危険性があるため、上述の範囲が好ましい。
本発明において、カゼインをpH8以上の塩基性水性媒体に混合させる温度は、0〜80℃が好ましく、10〜60℃が好ましい。より好ましくは、20〜40℃である。
本発明に用いる酸性水性媒体のpHは、好ましいpHは3.5〜7.5である。より好ましくはpHは5から6である。
本発明の経粘膜吸収製剤はさらに、添加物を含むことができる。添加物としては特に限定することはないが、無痛化剤、防腐剤、酸化防止剤、色素剤、増粘剤、香料、又はpH調整剤などが挙げられる。
本発明で用いることができる無痛化剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。ベンジルアルコール、塩酸プロカイン、塩酸キシロカイン、 クロロブタノールなどが挙げられる。
本発明で用いることができる防腐剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。安息香酸、安息香酸ナトリウム、パラベン、エチルパラベン、メチルパラベン、プロピルパラベン、ブチルパラベン、ソルビン酸カリウム、ソルビン酸ナトリウム、ソルビン酸、デヒドロ酢酸ナトリウム、過酸化水素、ギ酸、ギ酸エチル、ジ亜塩素酸ナトリウム、プロピオン酸、プロピオン酸ナトリウム、プロピオン酸カルシウム、ペクチン分解物、ポリリジン、フェノール、イソプロピルメチルフェノール、オルトフェニルフェノール、フェノキシエタノール、レゾルシン、チモール、チラム、ティートリー油が挙げられる。
本発明で用いることができる酸化防止剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。ビタミンCおよびその誘導体、ビタミンE、カイネチン、ポリフェノール、SOD、フィチン酸、BHT、BHA、没食子酸プロピル、フラーレン、クエン酸などが挙げられる。
本発明で用いることができる色素剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。オキアミ色素、オレンジ色素、カカオ色素、カオリン、カルミン類、グンジョウ、コチニール色素、酸化クロム、酸化鉄、二酸化チタン、タール色素、クロロフィルなどが挙げられる。
本発明で用いることができる増粘剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。クインスシード、カラギーナン、アラビアガム、カラヤガム、キサンタンガム、ジェランガム、タマリンドガム、ローカストビーンガム、トラガントガム、ペクチン、デンプン、シクロデキストリン、メチルセルロース、エチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、カルボキシビニルポリマー、ポリアクリル酸ナトリウムなどが挙げられる。
本発明で用いることができる香料として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。ジャコウ、アカシア油、アニス油、イランイラン油、シナモン油、ジャスミン油、スウィートオレンジ油、スペアミント油、ゼラニウム油、タイム油、ネロリ油、ハッカ油、ヒノキ油、フェンネル油、ペパーミント油、ベルガモット油、ライム油、ラベンダー油、レモン油、レモングラス油、ローズ油、ローズウッド油、アニスアルデヒド、ゲラニオール、シトラール、シベトン、ムスコン、リモネン、バニリンなどが挙げられる。
本発明で用いることができるpH調整剤として具体例を列挙するが、本発明においてはこれらの化合物に限定されるものではない。クエン酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、リン酸、コハク酸が挙げられる。
経粘膜投与の具体例としては、鼻粘膜、眼粘膜、口腔粘膜、肺粘膜、膣粘膜、また胃粘膜、小腸粘膜、大腸粘膜、直腸粘膜などの消化管粘膜からの投与を挙げることができる。
本発明の経粘膜吸収製剤の投与量は、活性成分の種類及び使用量、患者の体重、疾患の状態などに応じて適宜設定することができるが、一般的には、1回の投与につき、1μg〜50mg/cm2程度を投与することができ、好ましくは2.5μg〜10mg/cm2程度を投与することができる。
以下の実施例により本発明を更に具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例1:
酸処理ゼラチンを10mg、コンドロイチン硫酸−Cを1mg、トランスグルタミナーゼ製剤(味の素(株)製アクティバTG-S)を5mg、アドリアマイシン(和光純薬工業(株)製ドキソルビシン塩酸塩)を0.4mg、イオン交換水を1mL混合する。前記溶液1mLを、外設40℃、800rpmの攪拌条件で、マイクロシリンジを用いて、エタノール10mL中に注入した。得られた分散液を外設55℃で5時間静置することで、架橋されたゼラチンナノ粒子が得られた。上記粒子の平均粒経は、光散乱光度計(大塚電子(株)製DLS−7000)を用い測定したところ、70nmであった。
このナノ粒子分散液を遠心分離し、上澄のエタノールを捨て、生理食塩水を加えてアドリアマイシン濃度が200μg/mLになるように再分散させた。アドリアマイシン量は吸収スペクトル(Abs.480nm)から算出した。再分散後の平均粒径を、光散乱光度計(大塚電子(株)製DLS−7000)を用い測定したところ、174nmであった。水溶媒中でも前記光散乱光度計による粒子サイズ測定が可能であることから、粒子中での酵素架橋反応が進行し、架橋により水不溶化したゼラチンナノ粒子を作製できたことが裏付けられる。
実施例2:
カゼインNa(乳由来・和光純薬製)100mgを、pH10、50mMリン酸バッファー10mLに混合させる。酢酸トコフェロール(和光純薬製)4.2mgをエタノール0.06mLに溶解させる。この2種の溶液を混合し、塩酸を加えpHを7.5に調整したところ、カゼインナノ粒子が得られた。
上記粒子の平均粒経は、光散乱光度計、ニッキソー(株)製ナノトラックを用い測定したところ、36nmであった。
実施例3:
カゼイン(乳由来・和光純薬製)10mgをpH9、50mMリン酸バッファー1mLに混合させる。酢酸トコフェロール1.7mgをエタノール0.25mLに溶解させる。カゼイン溶液に攪拌下、酢酸トコフェロール溶液を滴下し、この混合液を、外設40℃、800rpmの攪拌条件で、カゼイン溶液1mLをマイクロシリンジを用いて、200mMのリン酸バッファー水10mL中に注入したところ、酢酸トコフェロールを内包したカゼインナノ粒子の水分散液が得られた。上記粒子の平均粒経は、光散乱光度計、ニッキソー(株)製マイクロトラックを用い測定したところ、124nmであった。
実施例4:
アルブミンを20mg、コンドロイチン硫酸−Cを2mg、トランスグルタミナーゼ製剤(味の素(株)製アクティバTG-S)を10mg、アドリアマイシンを0.4mg、イオン交換水を1.79mL混合する。前記溶液1mLを、外設40℃、800rpmの攪拌条件で、マイクロシリンジを用いて、エタノール10mL中に注入した。得られた分散液を外設55℃で5時間静置することで、架橋されたアルブミンナノ粒子が得られた。上記粒子の平均粒経は、光散乱光度計(大塚電子(株)製DLS−7000)を用い測定したところ、30nmであった。
実施例5:
アルブミン20mgを5mLの7Mグアニジン塩酸塩および10mM EDTAを含む0.5Mトリス−塩酸緩衝液(pH8.5)に溶解し、ジチオトレイトール20mgを加えて混合、室温で2時間還元する。ゲルろ過精製し、得られたアルブミン溶液に、コンドロイチン硫酸−Cを2mg、アドリアマイシンを0.4mgを混合する。前記溶液1mLを、外設40℃、800rpmの攪拌条件で、マイクロシリンジを用いて、エタノール10mL中に注入した。得られた分散液を空気中で40℃、3時間攪拌することで、架橋されたアルブミンナノ粒子が得られた。
上記粒子の平均粒経は、光散乱光度計(大塚電子(株)製DLS−7000)を用い測定したところ、200nmであった。
(架橋度の評価方法)
ゲルろ過性精製後、タンパク質呈色試薬Protein Assay Dye Reagent Concentrate(Bio Rad製)を用いて、アルブミン濃度を検量し、SHの理論量を計算した。SH基呈色試薬DTNB(同仁化学研究所製)を用いて、グルタチオンを標品として検量線を引き、エタノール分散直後のアルブミンナノ粒子中のSH基を定量したところ、上記アルブミン量から算出した理論量とほぼ一致し、ジスルフィド結合が定量的に還元されたことがわかった。空気中、3時間攪拌した後、再びアルブミンナノ粒子中のSH基を定量し、攪拌前後のSH基の量を比較したところ、空気酸化によって70%以上のジスルフィド架橋が生成したことが確認された。
実施例6:
酸処理ゼラチン10mg、TG-S(味の素製)5mgを水1mLに溶解させる。外設40℃、800rpmの攪拌条件で、ゼラチン溶液1mLをマイクロシリンジを用いて、グリチルレチン酸1.7mgを溶解したエタノール10mL中に注入したところ、ゼラチンナノ粒子が得られた。外設55℃で5時間静置し、ゼラチンナノ粒子を酵素架橋する。
上記粒子の平均粒経は、光散乱光度計、ニッキソー(株)製マイクロトラックを用い測定したところ、80nmであった。
得られたゼラチンナノ粒子分散液に水5mLを加え、ロータリーエバポレーターにて、エタノールを除去し、グリチルレチン酸を内包したゼラチンナノ粒子の水分散液が得られた。
上記粒子の平均粒経は、光散乱光度計、ニッキソー(株)製マイクロトラックを用い測定したところ、201nmであった。
実施例7:
酸処理ゼラチン10mg、TG-S(味の素製)5mgを水1mLに溶解させる。外設40℃、800rpmの攪拌条件で、ゼラチン溶液1mLをマイクロシリンジを用いて、トコフェロール1.7mgを溶解したエタノール10mL中に注入したところ、ゼラチンナノ粒子が得られた。外設55℃で5時間静置し、ゼラチンナノ粒子を酵素架橋する。
上記粒子の平均粒経は、光散乱光度計、ニッキソー(株)製マイクロトラックを用い測定したところ、95nmであった。
得られたゼラチンナノ粒子分散液に水5mLを加え、ロータリーエバポレーターにて、エタノールを除去し、トコフェロールを内包したゼラチンナノ粒子の水分散液が得られた。
上記粒子の平均粒経は、光散乱光度計、ニッキソー(株)製マイクロトラックを用い測定したところ、240nmであった。
実施例8:
カゼイン(乳由来・和光純薬製)15mgをpH9リン酸バッファー1.5mLに溶解させる。アスタキサンチン(和光純薬製)9mgをエタノール1mLに溶解させる。この2種の溶液を混合し、エタノールを蒸発させた後、外設40℃、800rpmの攪拌条件で、1mLをマイクロシリンジを用いて、pH5のリン酸バッファー水10mL中に注入したところ、カゼインナノ粒子が得られた。
上記粒子の平均粒経は、光散乱光度計、ニッキソー(株)製マイクロトラックを用い測定したところ、274nmであった。
実施例9:
カゼイン(乳由来・和光純薬製)15mgをpH9リン酸バッファー1.5mLに溶解させる。アスタキサンチン(和光純薬製)9mgおよびトコフェノール2.75mgをエタノール1mLに溶解させる。この2種の溶液を混合し、エタノールを蒸発させた後、外設40℃、800rpmの攪拌条件で、1mLをマイクロシリンジを用いて、pH5のリン酸バッファー水10mL中に注入したところ、カゼインナノ粒子が得られた。
上記粒子の平均粒経は、光散乱光度計、ニッキソー(株)製マイクロトラックを用い測定したところ、293nmであった。
実施例10:
カゼイン(乳由来・和光純薬製)15mgをpH9リン酸バッファー1.5mLに溶解させる。アスタキサンチン(和光純薬製)9mgおよびトコフェノール2.75mgをエタノール1mLに溶解させる。この2種の溶液を混合し、エタノールを蒸発させた後、外設40℃、800rpmの攪拌条件で、1mLをマイクロシリンジを用いて、pH5のリン酸バッファー水10mL中に注入したところ、カゼインナノ粒子が得られた。
上記粒子の平均粒経は、光散乱光度計、ニッキソー(株)製マイクロトラックを用い測定したところ、293nmであった。この分散液にアスコルビン酸100mgを添加した。
試験例1:
実施例1から3に記載のナノ粒子分散液を室温にて1ヶ月保存後、ニッキソー(株)製マイクロトラックを用い平均粒経を測定した。
比較例1として、合成ポリマー(PLGA)のナノ粒子分散液であるナノインパクト(ホソカワミクロン製)。
試験例1の測定結果を表1に示す。
上記の実施例より、本発明の経粘膜吸収剤は粒子の安定性が高いことが分かる。
試験例2:
実施例8、9、10で作製したカゼインナノ粒子を50℃の高温槽中に静置し、10日間の経時安定性試験を行った。比較例1としてアスタキサンチンオリーブオイル乳化物を用いた。アスタキサンチン量は吸収スペクトル(Abs.500nm)から算出した(図1)。
オリーブオイル乳化物との比較から、カゼインナノ粒子の方が安定性が高いことが分かる。さらに、酸化防止剤(抗酸化化合物の安定化剤)との組み合わせにより、市販の乳化物よりも高い安定性を示した。
安定性の低いアスタキサンチンをナノ粒子に封入することにより、アスタキサンチンの安定性を向上させることが出来た。さらに、添加剤の添加によりその効果を増強できたと言える。
また、天然高分子を用いることによって、安全性が高い。更に粒子径が小さいことにより透明性が高い。
図1は、試験例2の熱安定性試験の結果を示す。

Claims (9)

  1. 平均粒子サイズが10〜300nmである、活性成分を内包したタンパク質ナノ粒子を含む、経粘膜吸収用組成物。
  2. タンパク質の重量に対して、0.1〜100重量%の活性成分を含有する、請求項1に記載の経粘膜吸収用組成物。
  3. 活性成分が、機能性食品用成分又は医薬品成分からなる群より選ばれる少なくとも一種である、請求項1又は2に記載の経粘膜吸収用組成物。
  4. 活性成分が、イオン性物質または脂溶性物質である、請求項1から3の何れかに記載の経粘膜吸収用組成物。
  5. タンパク質がコラーゲン、ゼラチン、酸処理ゼラチン、アルブミン、オバルブミン、オバルブミン、カゼイン、トランスフェリン、グロブリン、フィブロイン、フィブリン、ラミニン、フィブロネクチン、又はビトロネクチンからなる群より選ばれる少なくとも一種である、請求項1から4の何れかに記載の経粘膜吸収用組成物。
  6. ナノ粒子の形成中および/又は形成後にタンパク質が架橋処理されている、請求項1から5の何れかに記載の経粘膜吸収用組成物。
  7. 酵素を用いて架橋処理を行う、請求項6に記載の経粘膜吸収用組成物。
  8. 下記の工程(a)から(c)によって作製されるカゼインナノ粒子を含む、請求項1から7の何れかに記載の経粘膜吸収用組成物。
    (a)カゼインをpH8以上11未満の塩基性水性媒体に混合する工程;
    (b)工程(a)で得た溶液に少なくとも1種の活性成分を添加する工程;及び
    (c)工程(b)で得た溶液をpH3.5〜7.5の水性媒体に注入する工程;
  9. 下記の工程(a)から(c)によって作製されるカゼインナノ粒子を含む、請求項1から7の何れかに記載の経粘膜吸収用組成物。
    (a)カゼインをpH8以上11未満の塩基性水性媒体に混合する工程;
    (b)工程(a)で得た溶液に少なくとも1種の活性成分を添加する工程;及び
    (c)工程(b)で得た溶液のpH を等電点からpH1以上離れたpHまで下降させる工程;
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