JP2008265712A

JP2008265712A - スライド型開閉ステップ

Info

Publication number: JP2008265712A
Application number: JP2007131049A
Authority: JP
Inventors: Kiyonobu Enomoto; 清宣榎本
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2007-04-16
Filing date: 2007-04-16
Publication date: 2008-11-06

Abstract

【課題】積載物の上げ下ろしが安全で効率よく行え、且つ、走行時に於いては、荷台後方へはみ出すことなく収納できる、スライド型開閉ステップを提供する。
【解決手段】左右対称のマグネット入りクッション７を設けた支持金具１をシャシー３０に取り付け、その具内周面に僅かな隙間を持つ架台腕部１４に踏み板１５と個々の部品を設け、且つ、個々の部品を設けた架台２９上部背面に熔接により取り付ける。また、組立てた架台へ個々の部品を設けた可動段板２６のヒンジ２５と、シャフト止め２２を用いて固定をし、架台腕部を支持金具内部に装入して、脱落防止を兼ね備えた固定板１１を取り付ける。収納された架台２９は、走行時に於いては支持金具内部のマグネット入りクッションにより架台腕部が固定され、使用時は、固定バネが固定板に把持する位置まで引き出し架台の収納錠２７を解錠し、可動段板を倒すことにより階段を形成する。
【選択図】図７

Description

本発明は、トラック荷台への積載物の手作業による上げ下ろし作業時に、安全で効率の良い作業を目的とした、荷台後部に取り付けられたスライド型開閉ステップに関するものである。

従来のトラック荷台後部に取り付けられたステップは、荷物の積み込み、或は、積み下ろし作業専用のものでなくバンパーを兼用したものであり、比較的高さのある荷台からの該作業は踏み面も狭く、且つ、一段のため危険で非効率的な問題点を有していた。上記背景技術は一般的になされている事項であり、本出願人は出願時に於いて、この背景技術が記載された文献を特に知見していない。

従来のバンパー兼用ステップは、作業の効率化を考慮したものではなく、走行時後続車による追突事故が発生した場合等、車輌の損傷を軽減するためのものであり、応急的にバンパー上面に縞鋼鈑等の鉄板を取り付けステップとして利用されている。そのため、高さのある荷台からの上下降作業時は踏み面も狭く、非効率的な作業に限らず危険性も含んでいた。また、シャシーに取り付けられステップとして利用されるため、車体後部よりはみ出た状態になり法定基準外となるため、車検検査前に取外し、検査終了時に取り付ける等の悪循環を繰り返していた。本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものである。

本発明は、上記事情により鑑みてなされたもので次のような構成としている。車輌取り付け金具を備え、クッション取付け板、マグネット入りクッション及び、固定板取り付け部を設けた左右対称の支持金具をトラック後部のシャシー下面にボルト、ナットを用いて取り付ける。また、支持金具内周面に僅かな隙間を持つ左右対称の架台腕部に踏み板、固定バネ取り付け板及び、固定バネ等を設けて、且つ、ヒンジ、下がり止、シャフト止め螺子穴及び、収納錠などの各部品を設けた架台に熔接により組立てる。また、ヒンジ、下がり止、フックを設けた可動段板のヒンジを架台のヒンジと交互に合致させシャフトにより連接し、架台に設けたシャフト止螺子穴を介しシャフト止めをシャフト止め取り付け螺子により固定をし、架台腕部を支持金具内部に装入して、後方への脱落防止を兼ね備えた固定板を支持金具に設けた固定板取り付け部の螺子穴を介し固定板取り付け螺子で固定する。以上のように組立て支持金具に収納された架台は、トラック走行時に於いては、支持金具内部に設けたマグネット入りクッションの磁力により、架台腕部の固定バネ取り付け板の鋼板が固定される。また、使用時は、架台に設けた固定バネが支持金具の固定板に把持する位置まで後方へ引き出し、架台に取り付けた収納錠を解錠して、架台正面に収納されている可動段板を下方に倒すことにより、架台と可動段板に設けた下がり止が合致して、水平状態を維持し階段として使用することが可能となり、安全で効率の良い作業に限らず荷台後方へはみ出すことなく収納できることを特徴とする、スライド型開閉ステップである。

本発明は、トラック荷台への積載物の手作業による上げ下ろし作業時に、シャシーに取り付けられた支持金具に収納されているスライド型開閉ステップを後方へ引き出し、架台に収納されている可動段板を下方に倒し、階段として使用することが可能となり、効率的で安全面に危惧することなく作業ができると共に、収納時に於いては、荷台後方へはみ出すことなく収納ができ、該目的を達成できるものである。

（イ）みぞ形鋼からなり、先端部にクッション取り付け板（６）を設けた左右対称の支持金具（１）背面二箇所に取り付け穴（３）を有する車輌取り付け金具（２）を熔接により強固に取り付ける。
（ロ）左右対称の支持金具（１）中間部に固定板取り付け螺子穴（１３）を設けた固定板取り付け部（１０）を架台（２９）の収納時或は、使用時を考慮して取り付ける。
（ハ）支持金具（１）に設けたクッション取り付け板（６）にマグネット入りクッション（７）のクッション取り付け螺子穴（９）を設け、クッション取り付け螺子（８）を用いてクッション取り付け螺子穴（９）を介しマグネット入りクッション（７）を取り付ける。
（二）架台（２９）は、等辺山形鋼及びみぞ形鋼からなり、支持金具（１）装入部分の架台腕部（１４）は、支持金具内周面に僅かな隙間を持つみぞ形鋼とし、等辺山形鋼で組立てた架台（２９）上部背面に熔接により強固に取り付ける。
（ホ）組立てた架台腕部（１４）個々先端部に、固定バネ取り付け螺子穴（２０）を設けた固定バネ取り付け板（１７）を熔接により取り付け、固定バネ（１８）は、固定バネ取り付け螺子穴（２０）を介し固定バネ取り付け螺子（１９）を用いて固定バネ取り付け板（１７）に取り付ける。
（ヘ）架台（２９）に取り付けられた架台腕部（１４）の内側に、体重に耐えうる縞鋼板或は、アンチスリップ鋼板等の踏み板（１５）を熔接により取り付ける。また、取り付けに於いては、支持金具（１）内部に架台腕部（１４）を装入することを考慮して取り付ける。
（ト）架台（２９）表面下部にヒンジ（２１）を交互に配列熔接により取り付けるとともに、ヒンジ（２１）下部に下がり止め（１６）を設ける。また、架台（２９）両側面上方に、可動段板（２６）の収納時に固定する収納錠（２７）を取り付ける。
（チ）等辺山形鋼により組立てられた架台（２９）内側へ、収納可能な寸法により可動段板（２６）を等辺山形鋼により組立てる。また、組立てられた可動段板（２６）のヒンジ取り付け所定位置へ、ヒンジ（２１）を配列し、熔接により取り付け、可動段板（２６）表面へ体重に耐えうる縞鋼板、或は、アンチスリップ鋼板等の踏み板（１５）を熔接により取り付ける。
（リ）組立てた可動段板（２６）のヒンジ（２１）と、架台（２９）のヒンジ（２１）を合致させ、ヒンジ（２１）内周面に僅かな隙間を持つシャフト（２５）を用いて連接し、架台（２９）側面に設けたシャフト止め螺子穴（２４）を介し、シャフト止め取り付け螺子（２３）を用いてシャフト止め（２２）を取り付ける。
（ヌ）取り付けた可動段板（２６）の使用時による固定保持位置は、架台（２９）のヒンジ（２１）下部に設けた下がり止め（１６）と合致させ、水平状態を維持する位置へ可動段板（２６）のヒンジ（２１）に下がり止め（１６）を熔接により取り付ける。また、収納時の固定用として、架台（２９）に設けた収納錠（２７）が確実に掛かる位置にフック（２８）を取り付ける。
（ル）組立てた架台（２９）の架台腕部（１４）を支持金具（１）へ装入して、支持金具（１）に設けた固定板取り付け部（１０）へ固定板取り付け螺子穴（１３）を介し固定板取り付け螺子（１２）を用いて固定板（１１）を取り付ける。
本発明は以上のような構造で、これを使用するときは、支持金具（１）に設けた車輌取り付け金具（２）の取り付け穴（３）を介しボルト（４）ナット（５）を用いて車輌シシャシー（３０）に取り付ける。また、走行時に於いては、収納された架台（２９）の架台腕部（１４）先端に設けた固定バネ取り付け板（１７）の鋼板が、支持金具（１）に取り付けられたマグネット入りクッション（７）の磁力により固定されるとともに、可動段板（２６）は、架台（２９）枠内へ収納して、収納錠（２７）の止め金を可動段板（２６）に設けたフック（２８）に掛けて固定をする。また、作業による使用時は、架台（２９）を後方へ引き出すことにより、架台腕部（１４）先端に設けた固定バネ取り付け板（１７）の固定バネ（１８）が支持金具（１）に設けた固定板取り付け部（１０）の固定板（１１）に把持して固定される。また、架台（２９）に収納されている可動段板（２６）は、架台（２９）の収納錠（２７）を解錠して下方へ倒すことにより、架台（２９）のヒンジ（２１）下部に設けた下がり止（１６）と、可動段板（２６）の下がり止め（１６）が合致して、階段を形成するものである。

本発明の車輌取り付け斜視図である。本発明の使用状態を示す斜視図である。本発明の部品構成斜視図である。本発明の分解斜視図である。本発明の分解図である。（ａ）は、左支持金具の左側面図、平面図、右側面図、正面図、及び右支持金具の左側面図、平面図、右側面図、正面図である。（ｂ）は、架台の左側面図、平面図、右側面図、正面図である。（ｃ）は、シャフト左側面図、平面図、右側面図である。（ｄ）は、可動段板の左側面図、平面図、右側面図、正面図である。本発明の車輌取り付け収納状態を示す拡大斜視図である。本発明の車輌取り付け使用状態を示す拡大斜視図である。

符号の説明

１支持金具
２車輌取り付け金具
３取り付け穴
４ボルト
５ナット
６クッション取り付け板
７マグネットいりクッション
８クッション取り付け螺子
９クッション取り付け螺子穴
１０固定板取り付け部
１１固定板
１２固定板取り付け螺子
１３固定板取り付け螺子穴
１４架台腕部
１５踏み板
１６下がり止め
１７固定バネ取り付け板
１８固定バネ
１９固定バネ取り付け螺子
２０固定バネ取り付け螺子穴
２１ヒンジ
２２シャフト止め
２３シャフト止め取り付け螺子
２４シャフト止め螺子穴
２５シャフト
２６可動段板
２７収納錠
２８フック
２９架台
３０車輌シャシー

Claims

車輌取り付け金具を備え、クッション取り付け板、マグネット入りクッション及び、固定板取り付け部を設けた左右対称の支持金具をトラックシャシーに取り付け、支持金具内周面に僅かな隙間を持つ左右対称の架台腕部に踏み板、固定バネ取付け板及び、固定バネ等を設けて、且つ、ヒンジ、下がり止め、シャフト止め螺子穴及び、収納錠等の各部品を設けた架台に熔接により組立て、踏み板、ヒンジ、下がり止め及び、フックを設けた可動段板のヒンジと架台のヒンジを交互に合致させ、シャフトを用いて連接し、架台に設けたシャフト止め螺子穴を介し、シャフト止めをシャフト止め取り付け螺子により取り付け固定をし、架台腕部を支持金具内部に装入して、脱落防止を兼ね備えた固定板を、支持金具に設けた固定板取り付け部に固定板取り付け螺子穴を介し、固定板取り付け螺子を用いて取り付け、該支持金具内部に収納した架台は、走行時に於いては支持金具内部に設けたマグネット入りクッションの磁力により、架台腕部の固定バネ取り付け板の鋼板が固定され、また、使用時は、架台に設けた固定バネが支持金具の固定板に把持する位置まで後方へ引き出し、架台に取り付けた収納錠を解錠し、架台正面に収納されている可動段板を下方に倒すことにより、架台と可動段板に設けた下がり止めが合致して、水平状態を維持し、階段として使用することを特徴とするスライド型開閉ステップ。
上記ステップは、荷台後方へはみ出すことなく収納できることを特徴とする請求項１に記載のスライド型開閉ステップ。